JP5157734B2 - 液滴吐出装置及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、液滴吐出装置及び画像形成装置に関する。
プリンタ、複写機、ファクシミリ装置、プロッタ、及びこれらの複合機など、各種の画像形成装置には、インクジェット方式と呼ばれる画像形成方法を用いたものがある。インクジェット方式の画像形成装置は、液滴(インクともいう。)吐出ヘッドを含む液滴吐出装置を備えている。液滴吐出ヘッドは、ノズルからの液滴の吐出性能の維持、回復が重要な課題であり、各種のしくみが提案されている。液滴吐出ヘッドの性能維持回復を行なうための代表的な維持装置として、吐出液であるインク中の溶剤の蒸発によるノズル付近の記録液の粘度上昇や固着を防止するために、稼働休止中のノズル面を密閉して覆う保湿用キャップ、ノズルから粘度上昇したインクを吸引して排出するための吸引用キャップ(保湿用キャップと兼用されることもある。)、ノズル面に付着したインクを拭き取って除去するためのワイパーブレード、画像形成に寄与しない液滴を空吐出するめの空吐出受けなどが知られている。
これらの維持装置は、いろいろな構造のものが提案されている。例えば、図9に示す従来の空吐出受け装置1は、図9(a)の横断面図(液滴吐出ヘッドの移動方向に垂直な断面の断面図)に示すように、吐出受け容器8内にインクを付着させる円筒状の回転可能な付着部材2を設けている。そして、空吐出受け装置1の上部の開口部上に移動してきた液滴吐出ヘッド4のノズルから空吐出されたインクは、円筒形の付着部材2の上部に付着する。付着部材2は、回転体9を介して軸5を中心に回転することができ、インクが付着した付着部材2の表面は回転にともなって下部に移動し、付着部材2に付着したインクは、除去部材3によって表面から掻き取って除去される。
図9(b)は、図9(a)と同じ状態の空吐出受け装置1の縦断面図(液滴吐出ヘッドの移動方向に平行な断面の断面図)であり、図9(a)と同様に液滴吐出ヘッド4からインクが空吐出されているところを表している。図9(a)、(b)においては、液滴吐出ヘッド4のノズル面と、空吐出受け装置1の空吐出受け容器8の開口部との隙間は、見やすく描いているが、実際には液滴吐出ヘッド4が図9(b)の左右に移動可能な範囲で狭くなっている。そして、液滴吐出ヘッド4からインクが空吐出されているときに発生するインクミストの空吐出受け容器8外への漏出を防いでいる。ところが、図9(c)に示すように、空吐出が終わり液滴吐出ヘッド4が空吐出受け容器8の開口部上から移動してしまうと、空吐出受け容器8中に残っていたインクミストは、空吐出受け容器8の開口部から拡散して漏出してしまう。特に、図9(c)に示すように、液滴吐出ヘッド4が空吐出受け容器8の開口部から、例えば矢印A方向へ移動するときに、気流を発生させ、空吐出受け容器8内のインクミストを矢印B方向へ巻き込んで漏出させてしまう。この為、空吐出受け容器8の外部にインクの汚れが拡散してしまう。
空吐出によって発生するインクミストの飛散を抑える為に、ファンなどを用いて気流によってインクミストを所定箇所に集めたり機外に放出したりする方法や、空吐出受に蓋をする方法などがとられてきた。しかし、気流を利用するものではファンやダクトなどが必要になるため、コスト高になり易く、装置も小型化しにくかった。蓋をする方法では、蓋を構成する部品や、蓋を開閉させる手段等が必要になり、コスト高になってしまう。
例えば、特許文献1には、蓋を備えた空吐出受け装置が提案されている。特許文献1に記載の空吐出受け装置には、付着部材は設けられていないが、直接インクが空吐出される廃液収容部(空吐出受け容器)の開口部には、シャッターが設けられており、このシャッターは、液滴吐出ヘッドの動きに対応して駆動手段により開閉される構造となっている。これにより、廃液収容部からインクミストが漏出したり、廃液収容部の開口部に付着したインクにオペレータ等が触れたりする恐れもなくなるとしている。
特許文献2には、上記の空吐出受け装置とは異なった構造の付着部材を備えた空吐出受け装置が提案されている。この空吐出受け装置は、空吐出したインクを受ける平板状の堆積部(付着部材)を備え、この平板状の堆積部に空吐出したインクが溜まってきたら、堆積部を除去部にスライドさせて除去部材により堆積したインクを掻き落とし、清浄になった堆積部を液滴吐出ヘッドの空吐出部の下に戻して、再度空吐出したインクを受けることが出来る構造になっている。
特許文献3には、ラインプリンタのような大型液滴吐出ヘッドに好適な維持装置が提案されている。この維持装置においては、複数の保湿用キャップ、吸引用キャップ、ワイパーを駆動するカム機構を、タイミングをずらして負荷が掛かるような構造としており、複数の保湿用キャップや吸引用キャップとワイパーを備えていても、低トルクの駆動源で小型、低コストの維持装置とすることが出来るとしている。
特開平10−058703号公報 特開2005−199598号公報 特開2005−144911号公報
上述のように、各種の液滴吐出ヘッドの維持装置が知られているが、簡単な構造で、安価で、故障の起こりにくい維持装置としては問題点が残っている。例えば、特許文献1に記載の廃液収容部(空吐出受け容器)は、シャッターが設けられているが、これをタイミングよく開閉するための駆動機構が複雑で、駆動源や駆動伝達部品等が必要であり、部品点数が多く、コストやメンテナンスの点で改良の余地がある。
特許文献2に記載の空吐出受け装置は、堆積部に堆積させられなかったインクミストの漏洩の問題に加えて、特許文献1に記載の廃液収容部同様、駆動機構が複雑で、駆動源や駆動伝達部品等が必要であり、部品点数が多く、コストやメンテナンスの点で改良の余地がある。
特許文献3に記載の維持装置は、装置の小型化や低電力消費化には寄与するが、部品点数の削減やメンテナンスの点で改良の余地がある。また、空吐出受け装置については従来のものと変わらない。
本発明の目的は、上記問題点を踏まえ、簡単な構造で、インクミストの漏洩を防げ、小型で、故障の少ない空吐出受け装置、並びにこれを備えた維持装置、液滴吐出装置、及び画像形成装置を提供することである。
本発明は、液滴をノズルから吐出する液滴吐出ヘッドと、液滴吐出ヘッドのノズル面に設けられたノズル列から空吐出された液滴を直接受ける開口部を有する空吐出受け容器と、前記空吐出受け容器内に空吐出された液滴を付着させる付着部材と、前記開口部を開閉する蓋部材とを備え、前記付着部材と蓋部材とは、それぞれ前記空吐出受け容器内に設けられた回転体の円形の外周部に、前記回転体の回転軸を中心として略反対側に配置され、前記付着部材の外側表面は、前記回転体の円弧の一部に沿った形の液滴付着部となっており、前記蓋部材は、前記付着部材の外側表面よりも大きな直径の前記回転体の円弧の一部に沿った形であり、前記回転体が前記回転軸を中心に回転することで前記開口部を開閉し、前記回転軸は、前記ノズル面が前記開口部と対向する位置にあるときに、前記ノズル面と平行になるように配置されたことを特徴とする液滴吐出装置である。
好ましい本発明は、前記付着部材の回転に伴って、前記付着部材の液滴付着部と摺動し、前記付着部材に付着した液滴を除去する除去部材を備えることを特徴とする前記液滴吐出装置である。
好ましい本発明は、前記蓋部材は、前記回転体の回転軸と同じ中心軸を有する円筒の一部であることを特徴とする前記液滴吐出装置である。
好ましい本発明は、前記付着部材は、前記回転体の回転軸と同じ中心軸を有する円柱又は円筒の一部であり、前記空吐出受け容器の内部に配置されていることを特徴とする前記液滴吐出装置である。
好ましい本発明は、前記回転軸は、軸方向が前記液滴吐出ヘッドのノズル面に設けられたノズル列に略直交する方向に沿うように配置されたことを特徴とする前記液滴吐出装置である。
本発明は、前記液滴吐出ヘッドのノズルを密閉する保湿キャップ、前記液滴吐出ヘッドのノズルから吐出液を吸引する吸引キャップ、及び前記液滴吐出ヘッドのノズル面に付着した液滴を除去するワイパーブレードのうち少なくともいずれか一つを備えたことを特徴とする前記液滴吐出装置である。
好ましい本発明は、前記保湿キャップ、吸引キャップ、及びワイパーブレードはカム機構によって作動し、前記カム機構と前記回転体とは同一の回転軸を有することを特徴とする前記液滴吐出装置である。
本発明は、前記液滴吐出装置を備え、前記液滴吐出ヘッドから記録媒体に液滴を吐出することによって画像を形成することを特徴とする画像形成装置である
好ましい本発明は、前記付着部材は、前記回転軸に結合されている前記回転体の半円形の外周部に設置された円筒又は円柱を半割にした形の部材であり、前記蓋部材は、前記付着部材よりも大きな直径の円筒を半割にした形の部材であることを特徴とする前記液滴吐出装置である。
本発明によれば、簡単な構造で、インクミストの漏洩を防げ、小型で、故障の少ない空吐出受け装置、並びにこれを備えた維持装置、液滴吐出装置、及び画像形成装置を提供することができる。
本発明の空吐出受け装置は、液滴吐出ヘッドのノズル面に設けられたノズル列から空吐出された液滴を受ける開口部を有する空吐出受け容器と、空吐出受け容器内に空吐出された液滴を付着させる付着部材と、開口部を開閉する蓋部材とを備えている。そして、付着部材と蓋部材とは、空吐出受け容器内にあり、液滴吐出ヘッドのノズル面が開口部と対向する位置にあるときに、ノズル面と平行になるように配置された回転軸を有する回転体に設置されている。すなわち、付着部材と蓋部材とは、回転体の回転軸を中心とする回転に伴って、開口部の開口面を臨んでいる液滴吐出ヘッドのノズルのノズル面に対向する位置に配置することができる。さらに、回転軸の配置方向は、ノズル面のノズル列と略直交する方向とすることが好ましい。このようにすることで、付着部材の全面を有効に利用しやすくなる。
空吐出受け容器の中には、液滴吐出ヘッドから空吐出された液滴を付着させる付着部材が備えられている。付着部材は、液滴付着部が液滴を空吐出する液滴吐出ヘッドのノズルに対向するように設けることが好ましく、付着部材表面の液滴付着部と液滴を空吐出する液滴吐出ヘッドのノズルとの距離は、吐出された液滴がミスト状に拡がらないよう近いことが好ましい。しかし、液滴付着部とノズルとの距離が近すぎると、ノズルから吐出された液滴が、液滴付着部との衝突の勢いで飛散し、かえってミストを発生させることがある。この為、液滴付着部と液滴を空吐出する液滴吐出ヘッドのノズルとの距離は、液滴の吐出速度や粘度と液滴付着部の材質や表面状態を勘案して、ノズルから吐出された液滴が、ミストとなって空吐出受け容器中に拡散する量が少ないような距離に設計することが好ましい。付着部材は、回転体に設置されており、空吐出受け容器内の回転体と共に回転可能である。付着部材の液滴付着部である外表面のノズルに対向する位置を、回転体を回転して変更することにより、液滴付着部を無駄なく使用することが出来る。
空吐出受け容器内には付着部材の液滴付着部に付着した液滴を除去する除去部材を備えることが好ましい。この除去部材は、付着部材の液滴付着部に除去部材の液滴除去部が当接するように配置し、付着部材と除去部材の相対移動により、付着部材の液滴付着部に付着した液滴を除去することが出来る。通常、除去部材は付着部材の下部に設けて付着していた液滴の固まりが空吐出受け容器の下部に落下しやすいようにしておくことが好ましい。また、除去部材は複数個設けてもよいし、固定式のものでも、移動式のものでも、回転式のものでもよい。。
付着部材は、平板状その他の形状でもよいが、回転体の回転軸を中心軸とする円柱若しくは円筒、又は円柱若しくは円筒の一部であることが好ましい。付着部材が円柱若しくは円筒、又は円柱若しくは円筒の一部である場合は、その円柱状(又は円筒状)の外周部を液滴付着部とすることが好ましく、除去部材は液滴付着部に当接しているだけで、回転体の回転に伴って液滴付着部に付着した液滴を除去することが出来る。
本発明の空吐出受け装置は、空吐出受け容器の開口部を閉止する蓋部材を備えている。空吐出受け容器中には、付着部材に付着出来なかったミストが浮遊していることがあるので、液滴吐出ヘッドから液滴を空吐出していないときは、浮遊しているミストが空吐出受け容器から漏出しないように、蓋をしておくことが好ましい。本発明の空吐出受け装置における蓋部材は、空吐出受け容器中に備えた回転軸を持つ回転体に設置する。通常は、蓋部材は、回転体の外周に沿って設けられており、回転体の回転軸と同じ中心軸を持つ円筒の一部であることが好ましい。そして、回転体の回転とともに回転し、蓋部材が開口部と当接するように配置されたときに開口部が閉止され、開口部から離間している状態に回転体が回転したときは、開口部は開口している。
本発明の空吐出受け装置における付着部材と蓋部材とは同じ回転体に設置されており、その位置関係は、付着部材と蓋部材とが回転体の回転軸を中心として略反対側に配置されていることが好ましい。このようにしておけば、液滴吐出ヘッドから液滴を空吐出していないときは、蓋部材を空吐出受け容器の開口部に当接させて、空吐出受け容器の開口部を閉止しておき、液滴吐出ヘッドから液滴を空吐出する際には、回転体を回転させて付着部材の液滴付着部を、空吐出受け容器の開口部、すなわち開口部の上部に位置している液滴吐出ヘッドのノズル面と対向させ、ノズルから吐出された液滴を付着部材の液滴付着部に付着させることができる。
本発明の維持装置は、稼働停止状態における液滴吐出ヘッドのノズルを密閉する保湿キャップ、液滴吐出ヘッドのノズルから液体を吸引する吸引キャップ、及び液滴吐出ヘッドのノズル面に付着した液滴を除去するワイパーブレードのうち少なくともいずれか一つと、上述の本発明の空吐出受け装置とを備えている。本発明の好ましい維持装置においては、保湿キャップ、吸引キャップ、及びワイパーブレードがカム機構によって作動し、カム機構と空吐出受け装置の回転体とが同一の回転軸を有する。
この維持装置は、プリンタなどの画像形成装置の記録ヘッド等の液滴吐出ヘッドの維持装置であり、従来から知られている保湿キャップ、吸引キャップ、及びワイパーブレードが利用できる。通常、保湿キャップ、吸引キャップ、及びワイパーブレードは、それぞれ又は連動してカム機構により上下動し、必要なときに液滴吐出ヘッドに対して当接するようになっている。本発明の維持装置においては、これらのカム機構同士が連動し、さらに、空吐出受け装置の回転体の回転が連動するように、一つの回転軸でつながっている。そして、液滴吐出ヘッドの必要に応じて、この共通の回転軸から動力が伝達され、保湿キャップ、吸引キャップを上下動させたり、ワイパーブレードを作動させたり、空吐出受け装置の回転体を回転させて吐出受け容器の開口を開閉したり、付着部材を移動させて液滴を付着させたり溜まった液滴を剥離させたりしている。
本発明の液滴吐出装置は、液滴吐出ヘッドと上述の本発明の維持装置とを備えている。また、本発明の画像形成装置は、この本発明の液滴吐出装置を備えている。この為、本発明の液滴吐出装置や本発明の画像形成装置は、上述の本発明の維持装置の特徴を備えており、部品点数が少なく、構造が簡単で、小型化し易く、製造コスト面からも、安定稼働の面からも好適である。
本発明の具体的な実施形態を、図面を参照にして説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1の空吐出受け装置の説明図であり、図1(a)は、液滴吐出ヘッドの空吐出時の説明用横断面図(液滴吐出ヘッドの移動方向に垂直な断面の断面図)、図1(b)は、空吐出受け容器の開口部を閉止した状態の説明用横断面図、図1(c)は、(b)図の縦断面図(液滴吐出ヘッドの移動方向に平行な断面の断面図)である。図3には、図1に示した空吐出受け装置1における空吐出受け容器8の内部構造物である回転軸5、回転体9、付着部材6、蓋部材7、及び除去部材3のみを取り出した斜視図を示した。
図1(a)に示す状態おいては、空吐出受け装置1の上部に液滴吐出ヘッド4のノズルが配置され、液滴吐出ヘッド4から液滴が、空吐出受け容器8内の付着部材6の表面の液滴付着部に向かって空吐出されている。なお、液滴吐出ヘッド4のノズルは複数あり、ノズル列を形成しているものと想定している。そして、回転体9の回転軸5は、ノズル列とほぼ直交している。付着部材6は、回転軸5に結合されている回転体9の半円形の外周部に設置された円筒を半割にした形の部材であり、その外側表面が液滴付着部となっている。液滴付着部は、液滴吐出ヘッド4のノズルのほぼ真下に対向するように配置され、液滴吐出ヘッド4から空吐出された液滴がミスト状になって浮遊状態になる前で、液滴付着部に衝突しても飛散しない程度の距離を液滴吐出ヘッド4から離した位置に設置されている。
このとき、付着部材6よりも大きな直径の円筒を半割にした形の部材である蓋部材7は、回転体9の下側の外周部に設置されており、空吐出受け容器の開口部を閉止することはない。なお、蓋部材7の円筒の外径は、空吐出受け容器8の中で回転できる範囲で、開口部を閉止できる大きさとする。
図1(b)は、図1(a)に示した状態から回転体9が180度回転し、蓋部材7が空吐出受け容器8の開口部を閉止した状態を示している。このとき、液滴吐出ヘッド4は、空吐出受け装置1の上部から移動して、稼働状態などになっている。半円筒形の蓋部材7は、回転軸5を駆動することにより、回転体9を180度回転させると、空吐出受け容器8の開口部を閉止できる大きさになっている。このようになっていれば、空吐出によって発生した液滴のミストが空吐出受け容器8内に閉じ込められ、空吐出受け容器8外に漏出することがない。この状態を図1(c)の縦断面図で示すと、蓋部材7が空吐出受け容器8の内部と外部を遮断している状態がさらに明確にわかる。
空吐出受け装置1が、図1(a)に示した液滴空吐出状態から、図1(b)に示した開口部閉止状態に移行するときには、回転体9は、例えば図1(b)における矢印方向に180度回転する。回転体9が回転すれば、回転体9の外側に設置されている付着部材6も回転して、空吐出受け容器8の下部に移動する。その際、除去部材3は付着部材6表面の液滴付着部に当接する位置に配置されているので、除去部材3の液滴除去部と付着部材6の液滴付着部とが摺動する。これにより、除去部材3の液滴除去部上に過剰に付着した液滴は、除去部材3の液滴除去部により掻き落とされ、空吐出受け容器8の底部に落下する。
この開口部の閉止動作で掻き落とされなかった液滴付着部に過剰に付着している液滴(図1(b)では、除去部材3の左側の液滴付着部に付着している液滴)は、次の空吐出動作への移行の際に除去部材3によって掻き落とされる。液滴付着部に付着した液滴を空吐出が終了したらすぐ掻き落としたいときは、除去部材3を回転軸の真下から回転体の回転方向に対して上流側に移動させて設置すればよい。図1(b)に即して説明すれば、除去部材3を回転軸5を中心にして約90度左側へ移動すればよい。なお、図1(b)の状態から再度空吐出を行う際は、回転軸5をさらに180度反時計方向(図1(b)の矢印方向)に回転させて、図1(a)に示した液滴空吐出状態に戻せばよい。
(実施形態2)
本発明の実施形態2の空吐出受け装置は、空吐出受け容器の開口部が内部の幅よりも狭くなっている。図2に、この実施形態の空吐出受け装置の横断面図(液滴吐出ヘッドの移動方向に垂直な断面の断面図)を示した。図2に示した空吐出受け装置1おいては、空吐出受け容器8の開口部が上部全体にあるのではなく、液滴吐出ヘッド4のノズル面に対向する部分のみが開口している。
蓋部材7は、空吐出受け容器8の開口部を覆う幅があればよいので、円筒の180度の円弧に対応する部分ではなく、例えば約120度の円弧に対応する部分のみで形成されている。一方、付着部材6は、蓋部材7より小さい外径の円筒の約280度の円弧に対応する部分で形成されている。そして、蓋部材7と付着部材6は、回転軸5を中心として反対側になるように回転板の外周部に設置されている。このような形状とすることで、付着部材6は、回転体9を120度回転させる範囲内で使用することが出来、付着部材6の寿命を延ばすことが出来る。なお、この角度は、蓋部材7の円弧に対応する円筒の形状により変化する。また、付着部材6は、円筒の一部とするのではなく、円筒又は円柱としてもよい。この場合、付着部材6の内側にミストが漏れ込む空間がなくなるので、浮遊ミストを含む空間を小さくでき、ミストの空吐出受け容器8外への漏洩を抑えることが出来る。
空吐出受け容器8の上部、すなわち開口部から回転軸5と平行な位置付近までは、蓋部材7が回転したときに空吐出受け容器8の内壁面と当接しながら回転できるように、空吐出受け容器8の内壁面を円筒状に形成してある。このようにすることで、空吐出受け容器8の上部にミストが浮遊する空間が減少し、蓋部材7で開口を開閉する際に、ミストが空吐出受け容器8の外部に漏洩することを防ぐことが出来る。
(実施形態3)
図4、及び図5には、本発明の実施形態3の維持装置の斜視図及び内部構成図を示した。この維持装置は、液滴吐出装置のノズルの機能を常に正常に保ち、液滴の粘度上昇や固着などによる不具合に対して機能を回復させるための維持装置である。この維持装置10は、実施形態1又は2として説明した空吐出受け装置1を備えており、さらに、ワイパーブレード11、吸引キャップ12、及び保湿キャップ13を備えている。そして、空吐出受け装置1の付着部材6及び蓋部材7を回転させる回転軸、ワイパーブレード11を作動させるカム17の回転軸、及び吸引キャップ12と保湿キャップ13を収容したホルダ14を上下に作動させるカム18の回転軸は、一本の回転軸16で共用している。図6には、回転軸16に結合した付着部材6及び蓋部材7を備えた回転体9、カム17及びカム18の斜視図を例示した。
この維持装置は、空吐出受け装置1と、ワイパーブレード11と、吸引キャップ12と、保湿キャップ13とを隣接して配置し、動力源となる回転軸を共用することにより、部品点数を大幅に減少させ、コスト低減や故障率の低減を図ることが出来る。また、後述のように、回転軸16に掛かる負荷を分散できるので、駆動のための大きなモータや大電力を必要としない。
この維持装置の空吐出受け装置1と、ワイパーブレード11と、吸引キャップ12と、保湿キャップ13の作動状態を、図5及び図7を参照にして説明する。図7は、維持装置の回転軸16の回転位置に対応して、付着部材6、蓋部材7、カム17、及びカム18が変化する様子を例示している。
図7(a)は、液滴吐出ヘッドが稼働(印刷動作など)している状態で、維持装置は稼働していない状態でを示している。このとき、蓋部材7が上部に位置し、空吐出装置1の開口を閉止している。カム17及びカム18の突出部は横方向に向き、ワイパーブレード11及び吸引キャップ12と保湿キャップ13を支持するホルダ14は、維持装置10の中に収まっている。すなわち、維持装置10は、図5に示す状態になっている。
図7(b)は、図7(a)に示した状態から回転軸16が180度回転した状態を示しており、付着部材6が上部に配置され、カム17及びカム18の突出部は、図7(a)同様横方向に向いている。この状態は、空吐出受け装置1が液滴吐出ヘッド4からの空吐出を受け入れる状態である。
図7(c)は、図7(b)に示した状態から回転軸16が反時計方向に90度回転した状態を示しており、カム17の突出部が上部に位置している。このとき、カム機構によりワイパーブレード11が維持装置10の上部に上昇し、このワイパーブレード11により液滴吐出ヘッド4のノズル面を清掃することが出来る。
図7(d)は、図7(c)に示した状態から回転軸16が180度回転した状態を示しており、カム18の突出部が上部に位置している。このとき、カム機構によりホルダ14が上昇し、吸引キャップ12と保湿キャップ13が維持装置10の上部に上昇する。そして、この状態では、液滴吐出ヘッド4のノズル面に保湿キャップ13を被せて、液滴吐出ヘッド4の稼働停止中の吐出液の乾燥を防いだり、液滴吐出ヘッド4のノズル面に吸引キャップ12を被せて粘度上昇したノズル中の吐出液を吸引したりすることができる。
ここで、図7に示すように、カム17とカム18の突出部が互いに反対方向を向くように配置し、且つ、突出部が付着部材6と蓋部材7の境界方向を向いているように配置することで、回転軸に掛かる負荷を分散することが出来ることを説明する。カムの回転に必要な回転力は、カムの突出部が水平状態から上端に上昇するとき(カム機構がワイパーブレード11等を押し上げるとき)であるため、カム17とカム18の突出部が互いに反対方向を向いておれば、2つのカムが同時に大きな回転力を必要とすることはない。また、空吐出装置の回転体9が大きな回転力を必要とするのは、付着部材6が除去部材3と摺動しているときなので、除去部材3が回転軸の下部に配置されているものとすれば、図7においては、回転軸を反時計方向に回転させれば、回転体9とカム17とは同時に大きな回転力は必要としない。一方、回転軸を時計方向に回転させれば、回転体9とカム18とは同時に大きな回転力は必要としない。このように、回転体9とカム17、カム18との配置と回転方向を考慮することで、回転軸16に掛かる負荷を分散することが出来る。そうすれば、回転軸の駆動力となるモータを小型にしたり、供給電力を平準化したりすることが出来る。
(実施形態4)
本発明の液滴吐出装置、及び画像形成装置を実施形態4として説明する。図8には、本発明の画像形成装置を示した。この画像形成装置は、上述の実施形態3として説明した維持装置10を備えた画像形成装置24である。維持装置10以外の部分である液滴吐出ヘッド4、キャリッジ19、ガイドロッド20、廃液タンク21、搬送ベルト22、及び記録用紙収納部23などは、従来のインクジェット式の画像形成装置と同じである。また、この画像形成装置における液滴吐出ヘッド4と維持装置10を組み合わせたものが、本発明の液滴吐出装置に相当する。
これらの本発明の液滴吐出装置及び画像形成装置は、本発明の維持装置を備えており、すでに説明した本発明の維持装置の特徴を全て備えている。
本発明の空吐出受け装置の説明図;(a)は、液滴吐出ヘッドの空吐出時の説明用横断面図、(b)は、空吐出受け容器の開口部を閉止した状態の説明用横断面図、(c)は、(b)図の縦断面図 本発明の別の形態の空吐出受け装置の説明用横断面図 回転体に設置した付着部材と蓋部材の斜視図 本発明の維持装置の斜視図 本発明の維持装置の内部構造図 付着部材と蓋部材を設置した回転体とカムを備えた回転軸の斜視図 付着部材、蓋部材、回転体、及びカムの動作の説明図 本発明の画像形成装置の構成図 従来の空吐出受け装置の説明図;(a)は、液滴吐出ヘッドの空吐出時の説明用横断面図、(b)は、(a)図の縦断面図、(c)は、空吐出が終了して液滴吐出ヘッドが移動していく状態の説明用縦断面図
符号の説明
1 :空吐出受け装置
2 :付着部材
3 :除去部材
4 :液滴吐出ヘッド
5 :回転軸
6 :付着部材
7 :蓋部材
8 :空吐出受け容器
9 :回転体
10 :維持装置
11 :ワイパーブレード
12 :吸引キャップ
13 :保湿キャップ
14 :ホルダ
15 :吸引チューブ
16 :回転軸
17 :カム
18 :カム
19 :キャリッジ
20 :ガイドロッド
21 :廃液タンク
22 :搬送ベルト
23 :記録用紙収納部
24 :画像形成装置

Claims (9)

  1. 液滴をノズルから吐出する液滴吐出ヘッドと、
    前記液滴吐出ヘッドのノズル面に設けられたノズル列から空吐出された液滴を直接受ける開口部を有する空吐出受け容器と、
    前記空吐出受け容器内に空吐出された液滴を付着させる付着部材と、
    前記開口部を開閉する蓋部材とを備え、
    前記付着部材と蓋部材とは、それぞれ前記空吐出受け容器内に設けられた回転体の外周部に、前記回転体の回転軸を中心として略反対側に配置され、
    前記付着部材の外側表面は、前記回転体の円弧の一部に沿った形の液滴付着部となっており、
    前記蓋部材は、前記付着部材の外側表面よりも大きな直径の前記回転体の円弧の一部に沿った形であり、前記回転体が前記回転軸を中心に回転することで前記開口部を開閉し、
    前記回転軸は、前記ノズル面が前記開口部と対向する位置にあるときに、前記ノズル面と平行になるように配置されたことを特徴とする液滴吐出装置
  2. 前記付着部材の回転に伴って、前記付着部材の液滴付着部と摺動し、前記付着部材に付着した液滴を除去する除去部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置
  3. 前記蓋部材は、前記回転体の回転軸と同じ中心軸を有する円筒の一部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の液滴吐出装置
  4. 前記付着部材は、前記回転体の回転軸と同じ中心軸を有する円柱又は円筒の一部であり、前記空吐出受け容器の内部に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の液滴吐出装置
  5. 前記回転軸は、軸方向が前記液滴吐出ヘッドのノズル面に設けられたノズル列に略直交する方向に沿うように配置されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の液滴吐出装置
  6. 前記液滴吐出ヘッドのノズルを密閉する保湿キャップ、前記液滴吐出ヘッドのノズルから吐出液を吸引する吸引キャップ、及び前記液滴吐出ヘッドのノズル面に付着した液滴を除去するワイパーブレードのうち少なくともいずれか一つを備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の液滴吐出装置
  7. 前記保湿キャップ、吸引キャップ、及びワイパーブレードはカム機構によって作動し、前記カム機構と前記回転体とは同一の回転軸を有することを特徴とする請求項6に記載の液滴吐出装置
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の液滴吐出装置を備え、前記液滴吐出ヘッドから記録媒体に液滴を吐出することによって画像を形成することを特徴とする画像形成装置
  9. 前記付着部材は、前記回転軸に結合されている前記回転体の半円形の外周部に設置された円筒又は円柱を半割にした形の部材であり、
    前記蓋部材は、前記付着部材よりも大きな直径の円筒を半割にした形の部材であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の液滴吐出装置。
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