JP5157150B2 - 排気浄化装置 - Google Patents

排気浄化装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5157150B2
JP5157150B2 JP2006335651A JP2006335651A JP5157150B2 JP 5157150 B2 JP5157150 B2 JP 5157150B2 JP 2006335651 A JP2006335651 A JP 2006335651A JP 2006335651 A JP2006335651 A JP 2006335651A JP 5157150 B2 JP5157150 B2 JP 5157150B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust
oxidation rate
pressure
throttle valve
particulate matter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006335651A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008144727A (ja
Inventor
真伸 片山
康彦 大坪
辰久 横井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2006335651A priority Critical patent/JP5157150B2/ja
Publication of JP2008144727A publication Critical patent/JP2008144727A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5157150B2 publication Critical patent/JP5157150B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

本発明は、内燃機関の排気を浄化する排気浄化装置に関する。
従来、自動車用ディーゼルエンジン等の内燃機関の排気浄化装置には、その排気通路に配置されてPM(粒子状物質)を捕集するフィルタを備えたものがある。フィルタに捕集されたPMの堆積量が増加すると、これに伴って排気通路の圧力が上昇するため、燃費の悪化などを招くといった問題が生じる。そこで、例えば特許文献1の排気浄化装置では、フィルタが目詰まりをしていると推定される時期に、ポスト噴射などの追加的な燃料噴射を行ってフィルタに流入する排気の温度を上昇させることによりフィルタに捕集されたPMを酸化(燃焼)させて除去する、いわゆるフィルタの再生を行うようにしている。
また、特許文献1に記載の排気浄化装置では、フィルタの再生中に運転状態の変化によって再生を中断した場合、次回の再生時期の推定誤差を補正するために、再生の中断によって処理しきれずに残ったPMの量、すなわちPM残量を算出するようにしている。このPM残量は、PMの酸化速度(フィルタの再生速度)と再生時間とから算出される累積PM処理量を再生開始時のPM堆積量から減算することにより求められる。そして、PMの酸化速度は、再生中のフィルタの温度と排気流量とのマップから導出される。具体的に、PMの酸化速度は、フィルタの温度が高いほどPMが酸化されやすくなるため高く設定され、排気流量が小さいほど排気によるフィルタの冷却が低減されるため高くなるように設定されている。
特開2005−90391号公報
ところで、フィルタの温度をPMの酸化可能な温度に早期に上昇させるために、フィルタの下流に排気絞り弁を設けることがある。この排気絞り弁を閉じると排気抵抗が大きくなり内燃機関の負荷が増大するため、その負荷増加分だけ燃料噴射量が増加される。その結果、排気温度が上昇することとなるため、フィルタの温度上昇を促進させることができる。また、排気絞り弁が閉じられた場合には排気圧力が上昇し、PMの酸化速度は排気圧力の影響を受ける。しかしながら、特許文献1に記載の排気浄化装置は、こうした排気圧力の上昇がPMの酸化速度に与える影響が考慮されておらず、このPMの酸化速度の導出おいては、未だ改善の余地を残すものとなっている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、排気通路に排気絞り弁が設けられた構成においても、フィルタに捕集されたPMの酸化速度を正確に導出することのできる排気浄化装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、排気浄化装置であって、内燃機関の排気通路に配置されて前記内燃機関から排出される粒子状物質を捕集するフィルタと、前記排気通路における前記フィルタよりも下流側に配置されて前記排気通路の流路断面積を可変とする排気絞り弁と、前記排気通路における前記排気絞り弁の上流側の排気圧力を検出する圧力検出手段と、予め導出された前記排気絞り弁の全開時及び全閉時それぞれの排気圧力の値に対する粒子状物質の酸化速度の値に基づいて求められる排気圧力と酸化速度との線形関係に前記圧力検出手段によって検出される排気圧力の値を適用することにより前記フィルタに捕集された粒子状物質の酸化速度を導出する酸化速度導出手段とを備えていることを要旨としている。
上述したように、従来の排気浄化装置では、粒子状物質の酸化速度を導出するにあたり、排気絞り弁の動作による排気圧力の変化が酸化速度に及ぼす影響は何ら考慮されていなかった。そのため、排気通路に排気絞り弁が設けられている構成で従来のように酸化速度を導出すると、この酸化速度を実際よりも高く導出してフィルタが完全に再生されていないのにフィルタの再生制御を終了したり、この酸化速度を実際よりも低く導出してフィルタが完全に再生されているのにフィルタの再生制御をさらに継続して行ったりするおそれがある。
この点、上記構成によれば、前記排気絞り弁の動作によって排気圧力は変化するものの、この排気圧力を圧力検出手段により検出することができるため、酸化速度導出手段が、この検出された排気圧力に基づいて、粒子状物質の酸化速度を正確に導出することができる。すなわち、排気絞り弁の動作に伴う排気圧力の変化が酸化速度に及ぼす影響を考慮した上で粒子状物質の酸化速度を導出することができる。これにより、フィルタの再生時間が不必要に長くなったり、フィルタが完全に再生していないにも拘わらずフィルタの再生制御を終了したりすることを抑制することができる。
また、上記構成では、例えば、排気絞り弁の全開時及び全閉時それぞれの排気圧力に対する粒子状物質の酸化速度が予め理論的な計算式や実験などにより導出される。このように、排気絞り弁の全開時及び全閉時の2つのデータを用いて酸化速度を導出することにより、酸化速度を正確に導出することができる。
請求項2に記載の発明は、内燃機関の排気通路に配置されて前記内燃機関から排出される粒子状物質を捕集するフィルタと、前記排気通路における前記フィルタよりも下流側に配置されて前記排気通路の流路断面積を可変とする排気絞り弁と、前記排気通路における前記排気絞り弁の上流側の排気圧力を検出する圧力検出手段と、予め導出された前記排気絞り弁の全閉時の排気圧力の値を含む複数の排気圧力の値に対する粒子状物質の酸化速度の値に基づいて求められる排気圧力と酸化速度との線形関係に前記圧力検出手段によって検出される排気圧力の値を適用することにより前記フィルタに捕集された粒子状物質の酸化速度を導出する酸化速度導出手段とを備えていることを要旨とする
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記酸化速度導出手段は、前記排気圧力が高いほど前記粒子状物質の酸化速度が高いように同酸化速度を導出することを要旨としている。
排気絞り弁の開度を絞って排気圧力が上昇すると、フィルタにおける酸素の量が増加するため、粒子状物質の酸化速度が高くなる。そこで、前記酸化速度導出手段が、前記圧力検出手段で検出された排気圧力が高いほど前記粒子状物質の酸化速度が高いように同酸化速度を導出することにより、排気圧力に応じて適切に酸化速度を導出することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜の何れかに記載の発明において、前記酸化速度導出手段は、前記フィルタにおける粒子状物質の堆積量に基づいて粒子状物質の酸化速度を補正する酸化速度補正手段を備えていることを要旨としている。
フィルタにおける粒子状物質の堆積量が多いほど、粒子状物質の酸化による熱量が大きくなるため、酸化速度が高くなる。そこで、同構成によれば、前記酸化速度補正手段によって、この粒子状物質の堆積量が多いほど、酸化速度が高くなるように補正することにより、さらに正確に粒子状物質の酸化速度を導出することができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記圧力検出手段は検出値の誤差範囲が予め設定されており、前記酸化速度導出手段は、前記圧力検出手段によって検出された排気圧力に対応する前記誤差範囲の最小値に基づいて前記粒子状物質の酸化速
度を導出することを要旨としている。
同構成によれば、圧力検出手段の検出誤差が生じている場合であっても、粒子状物質の酸化速度の下限値を導出することができるため、このようにして導出された酸化速度の下限値に基づいてフィルタの再生を終了させるタイミングを決定すれば、フィルタが完全に再生していないにも拘わらずフィルタの再生を終了することがない。つまり、フィルタの再生を確実に行うことができる。
以下、図1〜5を参照して、本発明に係る内燃機関の排気浄化装置を具体化した実施形態について説明する。
図1は、本発明に係る排気浄化装置を搭載した車載内燃機関の模式図である。内燃機関10は、各気筒11に形成される燃焼室12と、燃焼室12に吸入空気を送り込む吸気通路13と、燃焼室12での燃焼により生じた排気が排出される排気通路14とを備えている。
吸気通路13には、その通路面積を可変とする吸気絞り弁15が設けられ、吸気絞り弁15はアクチュエータ17によって駆動される。そして、吸気絞り弁15の開度が制御されることにより燃焼室12に吸入される空気量が調整される。吸気通路13に吸入された空気は、燃焼室12に設けられた燃料噴射弁16より噴射された燃料と混合して混合気となり、燃焼室12で燃焼する。また、吸気通路13には、燃焼室12に吸入される空気量を検出するためのエアフローメータ31が設けられている。
排気通路14には、排気中に含まれる有害なHC(炭化水素)及びCO(一酸化炭素)を酸化して浄化するCCO(酸化触媒コンバータ)23とPM(粒子状物質)を捕集するDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)24とが順に配置され、燃焼室12での燃焼により生じた排気が送り込まれる。DPF24は、多孔質材料によって形成されており、これにより排気中のPMを捕集するようにしている。なお、本実施形態では、DPF24にも排気中のHCやCOを酸化する酸化触媒が担持されている。さらに、排気通路14におけるCCO23の上流側には、CCO23とは別の酸化触媒コンバータ(図示略)が設けられている。そして、これらの酸化触媒によって触発される反応により、DPF24に捕集されたPMを酸化(燃焼)させて除去する、いわゆるDPF24の再生が行われる。
また、排気通路14におけるCCO23とDPF24との間には、温度センサ32と圧力センサ33とが順に設けられている。この圧力センサ33は、検出値としてゲージ圧、すなわち大気圧を「0」としたときの圧力を検出するように構成されている。
排気通路14におけるDPF24の下流側には、排気絞り弁18が設けられている。この排気絞り弁18は、アクチュエータ19によって全開状態と全閉状態との2つの状態の間で切換えられる切換弁である。
また、排気通路14には、排気絞り弁18の上流側と下流側とを連通するウエイストゲート20が設けられている。ウエイストゲート20には、ウエイストゲート弁21が設けられており、このウエイストゲート弁21の開度を調節することで、排気絞り弁18が閉弁状態となったときに排気絞り弁18の上流側の圧力を調整するようにしている。
こうした内燃機関10の各種制御は、電子制御装置40により実施されている。電子制御装置40は、機関制御に係る各種演算処理を実行するCPU、その制御に必要なプログラムやデータの記憶されたROM、CPUの演算結果等が一時的に記憶されるRAM、外部との間で信号を入・出力するための入・出力ポート等を備えて構成されている。そして、電子制御装置40は、その機能として、後述するDPF24の再生制御中に圧力センサ33によって検出される排気圧力に基づいてDPF24に捕集されたPMの酸化速度を導出する酸化速度導出手段を備えている。また、この酸化速度導出手段は、DPF24におけるPMの堆積量に基づいてPMの酸化速度を補正する酸化速度補正手段を備えている。すなわち、本実施形態の排気浄化装置は、DPF24と排気絞り弁18と圧力センサ33とこの電子制御装置40とを備えている。
電子制御装置40の入力ポートには、上述した各センサに加え、機関回転速度を検出するNEセンサ35、アクセル操作量を検出するアクセルセンサ36、吸気絞り弁15の開度を検出する吸気絞りセンサ37等が接続されている。また電子制御装置40の出力ポートには、吸気絞り弁15、燃料噴射弁16、排気絞り弁18、及びウエイストゲート弁21等の駆動回路が接続されている。
電子制御装置40は、上記各センサから入力される検出信号により把握される機関運転状態に応じて、上記出力ポートに接続された各機器類の駆動回路に指令信号を出力する。このようにして吸気絞り弁15の開度制御、燃料噴射弁16からの燃料噴射制御、排気絞り弁18の開閉制御、及びウエイストゲート弁21の開度制御等の各種制御が電子制御装置40により実施される。
このように構成された内燃機関10の排気浄化装置では、内燃機関10の運転によりDPF24で捕集されたPMを除去するために、DPF24に堆積したPMを酸化(燃焼)させて浄化するDPF24の再生制御が実施される。こうした再生制御は、排気絞り弁18の作動により排気温度及び排気圧力を上昇させるとともに、CCO23の酸化触媒やDPF24に担持された酸化触媒に未燃燃料成分を供給することにより行われ、これにより未燃燃料成分の排気中や触媒上での酸化に伴う発熱により触媒を活性化させるとともに触媒周りのPMを燃焼させる。なお、この再生制御における触媒への未燃燃料成分の供給は、内燃機関10の駆動に寄与する燃料噴射弁16からの燃料噴射の後、例えば排気行程中での燃料噴射であるポスト噴射等によって行われる。以下に、電子制御装置40が実施するDPF24の再生制御について説明する。
図2は内燃機関10の運転時間に対するPMの堆積量を示したものである。同図に示すように、時間T0から内燃機関10の運転が開始されると、運転時間の経過に伴ってDPF24で捕集されるPMの堆積量が増加する。電子制御装置40は、内燃機関10を搭載した車両の走行距離が所定距離に達した場合、又は圧力センサ33によって検出される排気圧力が所定値を超えた場合、又は圧力センサ33によって検出される排気圧力とDPF24の下流側の圧力との差圧が所定値を超えた場合などにPMの堆積量が過多であると判断し、DPF24の再生制御を開始する。そして、時間T1においてDPF24の再生制御が開始されると、PMの堆積量は減少し始め、時間T2において堆積量がほぼ0になる。電子制御装置40は、このような制御を繰り返し行うことで、外部へ排出されるPMの量を低減する。
なお、DPF24の再生制御が実行される期間Xでは、例えば以下のような制御が行われる。すなわち、車両が加速状態にあるときには、電子制御装置40が駆動信号「OFF」を出力し、アクチュエータ19によって排気絞り弁18が全開状態とされる。一方、車両が加速状態以外の定速走行状態、減速状態、アイドル状態等にあるときには、電子制御装置40が駆動信号「ON」を出力し、アクチュエータ19によって排気絞り弁18が全閉状態とされる。つまり、車両が加速状態にあるときは、燃焼室12に吸入される空気量が増加するため、排気絞り弁18を開くことで車両の加速性能が損なわれることを抑制している。このように、期間Xでは、排気絞り弁18が車両の運転状態に応じて適宜開閉制御されることによりDPF24の再生制御が行われる。
そして、電子制御装置40が駆動信号「ON」を出力する際は、排気絞り弁18が閉じられることによって排気圧力が上昇するため、空気量の増量によりDPF24における酸素の量が増加し、これにより、PMの酸化速度が高くなる。また、排気絞り弁18の開度を絞ることによって排気抵抗が増大するため、燃料噴射量が増加して排気温度も上昇し、これにより、CCO23やDPF24の酸化触媒がより活性化されるため、PMの酸化速度が高くなる。このようにして、排気絞り弁18を絞ると、DPF24に堆積したPMの酸化が促進されるため、DPF24の再生制御が実行される期間Xを短縮し、燃料噴射弁16からの未燃燃料成分の供給量を抑制することにより燃費の悪化を抑制することができる。そして、電子制御装置40の酸化速度導出手段は、例えば同電子制御装置40が排気絞り弁18の駆動信号「ON」を出力している際にPMの酸化速度を導出する。これにより、電子制御装置40は、例えばこの導出された酸化速度とDPF24の再生時間とから算出されるPMの累積処理量が再生制御の開始時のPM堆積量とほぼ同量となるとDPF24の再生が完了したと判断してDPF24の再生制御を終了する。以下に、電子制御装置40の酸化速度導出手段が実行するPMの酸化速度の導出制御について説明する。
図3は、所定温度及び所定の吸入空気量における排気圧力に対するPMの酸化速度を示した酸化速度マップである。この図3において、排気圧力P1(例えば0〔kPa〕)及びP2(例えば150〔kPa〕)のそれぞれは、排気絞り弁18が全開時及び全閉時それぞれの排気圧力を示している。そして、排気圧力P1及びP2においては、PMの酸化速度は、それぞれ酸化速度S1及びS2となる。この酸化速度S1及びS2は、具体的には以下のように求めることができる。
図4は、所定の吸入空気量における排気温度とPMの酸化速度との関係を示したグラフである。この図4において、線P1は排気絞り弁18の全開時、すなわち排気圧力P1における排気温度とPMの酸化速度との関係を示し、線P2は排気絞り弁18の全閉時、すなわち排気圧力P2における排気温度とPMの酸化速度との関係を示している。なお、これら線P1,P2は、理論的な計算式や実験などから予め求めることができる。この図4に示すように、排気圧力が一定であると、排気温度が高いほど酸化触媒が活性化されるために、PMの酸化速度は高くなる。そして、図4に示すように、例えば排気温度が650〔℃〕においては、排気絞り弁18の全開時に対応する排気圧力P1では酸化速度A1(例えば38〔g/h〕)となり、排気絞り弁18の全閉時に対応する排気圧力P2では酸化速度A2(例えば89〔g/h〕)となる。また、例えば排気温度が600〔℃〕においては、排気圧力P1では酸化速度B1(例えば15〔g/h〕)となり、排気圧力P2では酸化速度B2(例えば37〔g/h〕)となる。
そして、図4のグラフに示すこれらの値に基づいて図3の酸化速度マップが作成される。つまり、排気温度650〔℃〕における酸化速度マップは、排気圧力とPMの酸化速度とを座標軸とするグラフに、排気圧力P1におけるPMの酸化速度S1が酸化速度A1となり、排気圧力P2におけるPMの酸化速度S2が酸化速度A2となるようにプロットされ、この2点を通る直線Aを引くことにより作成される。同様に、排気温度600〔℃〕における酸化速度マップは、排気圧力P1におけるPMの酸化速度S1が酸化速度B1となり、排気圧力P2におけるPMの酸化速度S2が酸化速度B2となるようにプロットされて直線Aを引くことにより作成される。なお、図示は省略するが、吸入空気量とPMの酸化速度との関係についても、排気圧力が一定である場合、吸入空気量が多いほどDPF24における酸素量が多くなるためにPMの酸化速度は高いという関係があり、排気絞り弁18の全開時及び全閉時における吸入空気量とPMの酸化速度との関係が予め理論的な計算式や実験などにより求められる。
このようにして、図3に示すような酸化速度マップが、任意の排気温度及び任意の吸入空気量に対応して作成される。すなわち、本実施形態では、吸入空気量及び排気温度がそれぞれエアフローメータ31及び温度センサ32で検出されるため、PMの酸化速度の導出においては、これらの検出値に対応した酸化速度マップが作成される。そして、この酸化速度マップは、図3に示すように、排気圧力が高いほどPMの酸化速度が高い態様で作成される。これは、上述したように、排気圧力が高くなるとDPF24における酸素の量が増加するとともに、燃料噴射量の増加により排気温度も上昇するためである。また、本実施形態の酸化速度マップは、排気絞り弁18の全開時及び全閉時の2つのデータを用いて作成しているため、原点(絶対圧0〔kPa〕に対してPMの酸化速度0〔g/h〕)と1つの排気圧力に対する酸化速度とが線形関係となるように作成する酸化速度マップよりも現状に即したものとなる。すなわち、このようにして作成された酸化速度マップを用いることにより、PMの酸化速度をより正確に導出することができる。そして、DPF24に堆積したPMの酸化速度は、この酸化速度マップに圧力センサ33で検出された排気圧力を適用することにより導出される。以下に、PMの酸化速度の導出手順について説明する。
図5は、電子制御装置40が実行するDPF24におけるPMの酸化速度の導出制御ルーチンを示すフローチャートであり、PMの酸化速度は、このフローチャートに示す手順に従って導出される。
図5に示すように、PMの酸化速度の導出制御ルーチンが開始されると、ステップST1において、圧力センサ33によって排気圧力が検出され、ステップST2に移る。ここで、例えば電子制御装置40が駆動信号「ON」を出力している状態では、理論的には排気絞り弁18が全閉状態となり圧力センサ33によって検出される検出値は排気圧力P2となるが、排気絞り弁18が全開状態から全閉状態に推移する途中の状態である場合や排気絞り弁18の経年変化によって完全に全閉状態とならない場合がある。そのような場合であっても、圧力センサ33によって排気圧力が検出されるため、実際の排気圧力に基づいたPMの酸化速度が導出される。
ステップST2以降は、電子制御装置40の酸化速度導出手段によって行われる。先ずステップST2においては、圧力センサ33によって検出された排気圧力の誤差補正が行われる。具体的に、図3に示すように、圧力センサ33は予めその検出値の誤差範囲±Δpが設定されており、ステップ1において圧力センサ33で検出された排気圧力がP3であるとすると、この排気圧力P3の誤算範囲の最小値(P3−Δp)、すなわち図3のP4がPMの酸化速度を導出するための排気圧力として用いられるように補正される。
そして、ステップST2からステップST3に移り、図3の酸化速度マップに排気圧力P4を適用することにより、この排気圧力P4に対応するPMの酸化速度S4が仮の酸化速度として導出される。なお、酸化速度S4を仮の酸化速度とするのは、PMの酸化速度は、最終的には、後述するようにPMの堆積量に基づいて補正されることにより導出されるからである。ここで、仮に圧力センサ33に検出誤差が生じて排気圧力が実際よりも高い値に検出される場合、圧力センサ33によって検出された排気圧力P3を酸化速度マップに適用してPMの仮の酸化速度S3を導出すると、実際の酸化速度より高い酸化速度を導出することとなる。そのため、このようにして導出された実際より高い酸化速度に基づいてDPF24の再生制御の終了タイミングを決定すると、DPF24の再生が完了していないにも拘わらず、DPF24の再生制御を終了するおそれがある。しかし、本実施形態では、ステップST2において上述した誤差補正が行われるため、PMの酸化速度の下限値が導出されてこの下限値に基づいてDPF24の再生制御の終了タイミングが決定されることから、圧力センサ33の検出誤差が生じている場合であっても、DPF24が完全に再生してからDPF24の再生制御を終了することができる。つまり、DPF24の再生を確実に行うことができる。
なお、本実施形態では、便宜上、図3の酸化速度マップを示して説明を行っているが、ステップST3においては、上述した概念に基づいて、図3のマップに代わり以下の式1及び式2によりPMの酸化速度S4を導出するようにしてもよい。
(P4−P1):(P2−P4)=M:1−M … 式1
S4=(1−M)×S1+M×S2 … 式2
すなわち、電子制御装置40の酸化速度導出手段は、先ず式1において、排気圧力P4が排気圧力P1と排気圧力P2とを結ぶ線分を分ける比Mを算出し、この式1で算出した比Mと予め導出された酸化速度S1及びS2とを式2に代入して排気圧力P4に対応するPMの仮の酸化速度S4を算出する。ここで、排気圧力P4が通常想定される排気圧力P1以上で排気圧力P2以下の範囲内にあれば、比Mは0以上1以下の範囲内で算出される。また、排気圧力P4が排気圧力P2より大きい場合、比Mは1より大きい値に算出され、排気圧力P4が排気圧力P1より小さい場合、比Mは0より小さい値に算出される。このように、排気圧力P4が通常想定される範囲内から外れて幅広く変化する場合であっても、比Mは式1により適宜算出されるため、PMの仮の酸化速度S4を確実に導出することができる。
そして、ステップST4において、酸化速度補正手段が、酸化速度マップ又は先の式1及び式2により導出されたPMの仮の酸化速度S4を以下の式3により補正してPMの酸化速度S5を算出する。
S5=K×S4 … 式3
この式3において、係数KはDPF24におけるPMの堆積量に基づいた補正係数であり、予めPMの堆積量が多いほど大きい値に設定されている。すなわち、DPF24におけるPMの堆積量が多いほどPMの酸化によって発生する熱量が大きくなるためにPMの酸化速度は高くなることから、ステップST4では、酸化速度補正手段が、この式3を用いてPMの堆積量が多いほどPMの酸化速度が高くなるように補正する。このような補正を行うことにより、PMの酸化速度S5をさらに正確に導出することができる。そして、ステップST4からENDに移り、酸化速度の導出制御ルーチンを終了する。
そして、電子制御装置40は、この導出されたPMの酸化速度S5とDPF24の再生時間とからPMの累積処理量を算出し、DPF24の再生制御開始時におけるPM堆積量とこの累積PM処理量とがほぼ同じとなったら、DPF24の再生が完了したと判断し、DPF24の再生制御を終了する。
上記実施形態の内燃機関の排気浄化装置によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態の排気浄化装置では、電子制御装置40の酸化速度導出手段により、圧力センサ33によって検出される排気圧力に基づいて、DPF24に捕集されたPMの酸化速度S5を導出すようにしている。これにより、排気絞り弁18の動作に伴う排気圧力の変化がPMの酸化速度に及ぼす影響を考慮した上でPMの酸化速度を導出することができる。したがって、PMの酸化速度を実際よりも高く導出してDPF24が完全に再生されていないのにDPF24の再生制御を終了したり、この酸化速度を実際よりも低く導出してDPF24が完全に再生されているのにDPF24の再生制御をさらに継続して行ったりすることを抑制することができる。すなわち、DPF24の再生制御を適切に行うことができる。
(2)本実施形態の排気浄化装置では、排気絞り弁18の全開時及び全閉時それぞれの排気圧力に対するPMの酸化速度が線形関係となるように作成された酸化速度マップに圧力センサ33によって検出された排気圧力を適用してPMの酸化速度S5を導出するようにしている。このように、排気絞り弁の全開時及び全閉時の2つのデータを用いて酸化速度を導出することにより、原点と1つの排気圧力に対する酸化速度とを用いて酸化速度を導出する場合と比較して、PMの酸化速度を正確に導出することができる。そして、酸化速度マップは、図3に示すように、排気圧力が高いほどPMの酸化速度が高い態様で作成される。これにより、排気絞り弁18の開度を絞って排気圧力が上昇するとDPF24における酸素の量が増加するためPMの酸化速度が高くなるという排気圧力とPMの酸化速度との関係に適合したマップに基づいてPMの酸化速度を適切に導出することができる。
(3)本実施形態の排気浄化装置では、圧力センサ33の誤差範囲±Δpが予め設定されており、電子制御装置40の酸化速度導出手段は、圧力センサ33によって検出された排気圧力P3に対応する誤差範囲内の最小値P4に基づいてPMの酸化速度を導出するようにしている。これにより、圧力センサ33の検出において検出値の誤差が生じている場合であっても、PMの酸化速度の下限値に基づいてDPF24の再生を終了させるタイミングを決定することができるため、DPF24が完全に再生していないにも拘わらずDPF24の再生制御を終了することがない。つまり、DPF24の再生を確実に行うことができる。
なお、圧力センサ33による検出に誤差が生じていない場合や誤差が生じていても実際の排気圧力より低い値に検出される場合は、厳密にはDPF24の再生が不必要に行われる場合もある。しかしながら、このようなセンサの検出値の誤差は非常に小さい値であるため、この程度の再生時間の延長は無視することができる。すなわち、このようなセンサ誤差の補正を行っても、実質的には、(1)に記載したように、排気圧力の変化が酸化速度に及ぼす影響を考慮せずにPMの酸化速度を導出している従来の場合と比較してDPF24の再生時間が不必要に長くなることを確実に抑制することができるといえる。
(4)本実施形態の排気浄化装置では、(1)に記載したように、DPF24の再生時間が不必要に長くなることを抑制することができるため、DPF24の再生のためのポスト噴射が不必要に行われることを抑制することができる。これにより、従来と比較して排気の汚染度合いとエンジンオイルに燃料が混入することによって生じるオイル希釈とを抑制することができるとともに、燃費が向上するといった派生的な効果をも奏することができる。
(5)本実施形態の排気浄化装置では、酸化速度補正手段によって、排気圧力から導出されるPMの仮の酸化速度S4に、DPF24におけるPMの堆積量に基づく補正係数Kを乗算することにより、PMの酸化速度S5を導出するようにしている。これにより、DPF24におけるPMの堆積量が多いとPMの酸化による熱量が大きくなるため酸化速度が高いというPMの堆積量とPMの酸化速度との関係を考慮した上で、さらに正確にPMの酸化速度を導出することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、排気絞り弁18は、開弁状態と閉弁状態との切換えにより排気通路14の流路断面積を変更するようにしているが、排気絞り弁18を開度が任意に設定自在な弁で構成するようにしてもよい。そして、このような場合には、排気絞り弁18がどの程度閉弁しているかによって排気圧力が幅広く変動するが、圧力センサ33によって排気圧力を検出することができるため、PMの酸化速度を適切に導出することができる。また、このように排気絞り弁18の開度調整を自在とすることにより、ウエイストゲート20を省略してもよい。
・上記実施形態では、燃料噴射弁16からのポスト噴射等により、未燃燃料成分の供給を行うようにしているが、排気通路14におけるDPF24の上流に添加弁を設け、その添加弁から未燃燃料成分を供給するように構成してもよい。
・上記実施形態では、電子制御装置40の駆動信号に基づいて開閉を行う電磁式のウエイストゲート弁21を用いたが、排気絞り弁18の上流側と下流側との圧力が所定の圧力値を超えると自動的に開いて圧力調整を行う自己調圧式のウエイストゲート弁を用いるようにしてもよい。
・上記実施形態では、圧力検出手段が、大気圧を「0」としたときの圧力であるゲージ圧を検出する圧力センサ33であったが、真空を「0」としたときの圧力である絶対圧を検出する圧力センサを用いるようにしてもよい。さらに、圧力検出手段としてDPF24の上流側と下流側との差圧を測定する差圧センサを用いてもよい。すなわち、例えばDPF24に堆積したPMの堆積量を判定するためにDPF24の上流側と下流側との差圧を測定する差圧センサを用いる場合、排気圧力を検出するための圧力センサを別途設けることなく、この差圧センサの検出値、DPF24より下流側の排気圧力の低下及び大気圧などから排気圧力を検出するようにしてもよい。そして、このようにして検出された排気圧力に基づいてPMの酸化速度を導出するようにしてもよい。
・上記実施形態では、排気温度を検出する温度センサ32と排気圧力を検出する圧力センサ33とをCCO23とDPF24との間に順に設けるようにしたが、これらのセンサ32,33を設ける位置は特に限定されず、例えば、CCO23の上流側やDPF24の下流側に設けるようにしてもよい。
・上記実施形態では、圧力センサ33によって検出された排気圧力P3の誤差補正を行い、PMの酸化速度を導出する際に、この誤差補正によって求められた排気圧力P4を用いるようにしたが、PMの酸化速度を導出する際に、誤差補正をすることなく排気圧力P3を直接用いても良い。また、圧力センサ33で検出された排気圧力を誤差補正する場合は、その誤差範囲±Δpが一定値に設定されていてもよいし、圧力センサ33が、その検出値によって信頼性(誤差範囲)が異なるというセンサ特性を有する場合は、各検出値に対応して固有の誤差範囲が設定されるようにしてもよい。
・上記実施形態では、DPF24に酸化触媒を担持させるようにしたが、排気通路において、酸化触媒を担持せず単にPMを捕集するのみのフィルタの上流側にCCO23を設けてもいし、CCO23を設けることなく、酸化触媒を担持したDPF24のみを設けるようにしてもよい。また図示を省略したCCO23のさらに上流に設けられる触媒コンバータを省略するようにしてもよい。
・上記実施形態では、排気絞り弁18の全開時及び全閉時の2つの状態における排気圧力に対するPMの酸化速度を予め実験などから導出し、これに基づいて酸化速度マップを作成するようにしたが、酸化速度マップを作成するための2点は、排気絞り弁18の全開時と全閉時とは別の2点であってもよい。さらに、排気圧力に対するPMの酸化速度を予め1点だけ導出し、原点とこの1点を直線で結ぶことにより酸化速度マップを作成してもよいし、2点より多い複数点を予め導出し、これら複数の点に基づいて酸化速度マップを作成するようにしてもよい。また、酸化速度マップの作成において、このように予め導出された点を直線ではなく曲線で結ぶようにしてもよい。
・上記実施形態では、予め酸化速度マップで排気圧力P4に対応するPMの仮の酸化速度S4を導出した後に、この酸化速度S4にPMの堆積量に基づいた補正係数Kを乗算してPMの酸化速度S5を導出するようにしたが、この補正を予め行うようにしてもよい。すなわち、図4に示した排気温度とPMの酸化速度との関係のように、各排気圧力においてPMの堆積量とPMの酸化速度との関係を設定すれば、予めこのPMの堆積量とPMの酸化速度との関係をも考慮された酸化速度マップを作成することができるため、このようにして作成された酸化速度マップから直接PMの酸化速度S5を導出することができる。
・上記実施形態では、酸化速度導出手段がDPF24の再生制御における排気絞り弁18の駆動信号「ON」が出力されている際にPMの酸化速度を導出するようにしているが、駆動信号の出力状態に拘わらず実際に排気絞り弁18が閉じている際にPMの酸化速度を導出するようにしてもよい。また、DPF24の再生制御中は、排気絞り弁18が開いている際にもPMが酸化されることがあるため、その際にもPMの酸化速度を導出するようにしてもよい。さらに、DPF24の再生制御を行っていない状態においても、PMが酸化されることがあるため、PMの酸化速度を導出するようにしてもよい。
本発明に係る排気浄化装置を搭載した車載内燃機関の構成を示す模式図。 内燃機関の運転時間に対するPMの堆積量を示すタイムチャート。 排気圧力とPMの酸化速度との関係を示すグラフ。 排気温度とPMの酸化速度との関係を示すグラフ。 PMの酸化速度の導出制御ルーチンを示すフローチャート。
符号の説明
10…内燃機関、11…気筒、12…燃焼室、13…吸気通路、14…排気通路、15…吸気絞り弁、16…燃料噴射弁、17,19…アクチュエータ、18…排気絞り弁、20…ウエイストゲート、21…ウエイストゲート弁、23…CCO、24…DPF、31…エアフローメータ、32…温度センサ、33…圧力センサ、35…NEセンサ、36…アクセルセンサ、37…吸気絞りセンサ、40…電子制御装置。

Claims (5)

  1. 内燃機関の排気通路に配置されて前記内燃機関から排出される粒子状物質を捕集するフィルタと、
    前記排気通路における前記フィルタよりも下流側に配置されて前記排気通路の流路断面積を可変とする排気絞り弁と、
    前記排気通路における前記排気絞り弁の上流側の排気圧力を検出する圧力検出手段と、
    予め導出された前記排気絞り弁の全開時及び全閉時それぞれの排気圧力の値に対する粒子状物質の酸化速度の値に基づいて求められる排気圧力と酸化速度との線形関係に前記圧力検出手段によって検出される排気圧力の値を適用することにより前記フィルタに捕集された粒子状物質の酸化速度を導出する酸化速度導出手段とを備えている
    ことを特徴とする排気浄化装置。
  2. 内燃機関の排気通路に配置されて前記内燃機関から排出される粒子状物質を捕集するフィルタと、
    前記排気通路における前記フィルタよりも下流側に配置されて前記排気通路の流路断面積を可変とする排気絞り弁と、
    前記排気通路における前記排気絞り弁の上流側の排気圧力を検出する圧力検出手段と、
    予め導出された前記排気絞り弁の全閉時の排気圧力の値を含む複数の排気圧力の値に対する粒子状物質の酸化速度の値に基づいて求められる排気圧力と酸化速度との線形関係に前記圧力検出手段によって検出される排気圧力の値を適用することにより前記フィルタに捕集された粒子状物質の酸化速度を導出する酸化速度導出手段とを備えている
    ことを特徴とする排気浄化装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記酸化速度導出手段は、前記排気圧力が高いほど前記粒子状物質の酸化速度が高いように同酸化速度を導出する
    ことを特徴とする排気浄化装置。
  4. 請求項1〜の何れか1項において、
    前記酸化速度導出手段は、前記フィルタにおける粒子状物質の堆積量に基づいて粒子状物質の酸化速度を補正する酸化速度補正手段を備えている
    ことを特徴とする排気浄化装置。
  5. 請求項において、
    前記圧力検出手段は検出値の誤差範囲が予め設定されており、前記酸化速度導出手段は、前記圧力検出手段によって検出された排気圧力に対応する前記誤差範囲の最小値に基づいて前記粒子状物質の酸化速度を導出する
    ことを特徴とする排気浄化装置。
JP2006335651A 2006-12-13 2006-12-13 排気浄化装置 Expired - Fee Related JP5157150B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006335651A JP5157150B2 (ja) 2006-12-13 2006-12-13 排気浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006335651A JP5157150B2 (ja) 2006-12-13 2006-12-13 排気浄化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008144727A JP2008144727A (ja) 2008-06-26
JP5157150B2 true JP5157150B2 (ja) 2013-03-06

Family

ID=39605162

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006335651A Expired - Fee Related JP5157150B2 (ja) 2006-12-13 2006-12-13 排気浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5157150B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6035830B2 (ja) * 2012-04-13 2016-11-30 いすゞ自動車株式会社 Dpfの再生方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4103665B2 (ja) * 2003-04-02 2008-06-18 日産自動車株式会社 排気浄化装置
JP2005307746A (ja) * 2004-04-16 2005-11-04 Nissan Diesel Motor Co Ltd 排気浄化装置
JP2006242072A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp 内燃機関の排気浄化装置
JP4606965B2 (ja) * 2005-03-07 2011-01-05 本田技研工業株式会社 内燃機関の排気浄化装置
JP4453602B2 (ja) * 2005-05-18 2010-04-21 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の排気浄化システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008144727A (ja) 2008-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4706659B2 (ja) アンモニア酸化触媒におけるn2o生成量推定方法および内燃機関の排気浄化システム
JP5034536B2 (ja) 車載内燃機関の排気浄化装置
JP2011089454A (ja) ディーゼルエンジン
JP6018543B2 (ja) 内燃機関における触媒の酸素吸蔵量推定方法、内燃機関の空燃比制御方法、触媒の酸素吸蔵量推定装置、内燃機関の空燃比制御装置及び自動二輪車
JP4304527B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2015010470A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
WO2016140134A1 (ja) 排気浄化システム及び触媒再生方法
JP4710815B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP4114077B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP4232822B2 (ja) フィルタ上下流の差圧算出装置及び同フィルタにおける粒子状物質の堆積量推定装置
WO2016140211A1 (ja) 内燃機関の制御装置
KR20090027666A (ko) 내연 기관용 배기 정화 시스템
JP5157150B2 (ja) 排気浄化装置
JP2010249076A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP6515576B2 (ja) 排気浄化システム
WO2016133025A1 (ja) 排気浄化システム及びその制御方法
JP2008121519A (ja) 排気絞り弁及びウェイストゲート弁の異常判定装置
JP2007064055A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP3778016B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
WO2016152391A1 (ja) 排気浄化システム及び触媒制御方法
JP2011247212A (ja) 内燃機関の排気ガス浄化装置
JP2009030478A (ja) 内燃機関のpm排出量推定システム及び内燃機関の排気浄化システム
JP2016118135A (ja) 排気浄化システム
JP2012145115A (ja) ディーゼルエンジン
JP2014095303A (ja) エンジンの制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120730

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121126

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151221

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees