JP5156914B2 - ジンバルにおける冗長系モータ構造 - Google Patents

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本発明は、ジンバルにおける冗長系モータ構造に関し、特に、直交二軸の第1軸及び第2軸を各々一対のモータで駆動し、各々冗長系を構成して信頼性を高めると共に、回転トルクアップを計るための新規な改良に関する。
従来、用いられていたこの種の直交二軸のジンバル機構としては、例えば、特許文献1及び特許文献2に開示された構成を挙げることができるが、何れの構成においても、各軸を回転させるモータは各々1個のみで構成されていた。
特開平10−213438号公報 特開2002−98783号公報
従来の直交二軸のジンバル機構は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、前述の直交二軸のジンバル機構においては、各軸共、1個のモータのみで駆動されていたため、モータ又はモータ駆動回路が故障するとジンバル機構の作動は停止状態となり、装置の動作の継続が不可能となっていた。
本発明によるジンバルにおける冗長系モータ構造は、全体形状が長手筒形状をなす本の互いに離間した第1、第2軸受体に回転自在に支持された第1軸と、前記本体側に設けられ前記第1軸を回転させるため互いに軸方向に沿って直列状に配設された一対の第1、第2モータと、前記第1軸の端部に接続され前記第1軸により前記第2軸受体を介して第1軸回り方向へ回転すると共に断面凹状をなす回転部材と、前記回転部材内に設けられ一対の第3、第4軸受体を介して回転自在で、かつ、前記第1軸とは90度軸方向が異なる第2軸と、前記回転部材に設けられ前記第2軸を第2軸回り方向へ回転させるため互いに離間して配設された一対の第3、第4モータと、前記第2軸の両端部の第1、第2フランジに設けられた一対の被回転部材と、前記本体側に設けられ前記第1軸の回転を検出する第1マルチスピードシンクロと、前記本体側に設けられ前記第1軸の制動を行うための第1ブレーキと、前記回転部材側に設けられ前記第2軸の回転を検出する第2マルチスピードシンクロと、前記回転部材側に設けられ前記第2軸の制動を行うための第2ブレーキと、前記本体の前記回転部材が設けられている端部とは反対側の端部に設けられ基板を有する制御体部と、を備え、前記第1、第2軸により、直交二軸のジンバル機構を構成し、前記各モータは、中空軸モータからなり、前記第1軸は同時駆動する前記第1、第2モータで駆動し、前記第2軸は同時駆動する前記第3、第4モータで駆動するようにしたジンバルにおける冗長系モータ構造において、前記第1軸及び第2軸は、互いに直交二軸のジンバル機構を構成しているため、前記第2軸の各フランジに設けられた各被回転部材は、外部から送られてくる慣性信号により、前記制御体部を介して前記第1、第2モータを用いて第1軸を回転させ、さらに、前記第3、第4モータを用いて第2軸を回転することによって、直交二軸ジンバルによる前記各被回転部材の軸方向は、前記直交二軸ジンバルが搭載されている部材の姿勢が変化した場合でも、常に、一方向を向くように制御され、前記制御体部は、前記各モータを駆動するための4個のドライバを有しており、各々モータの何れかが故障した場合、又は、何れかのドライバが故障した場合でもジンバルの駆動を行うことができるようにした構成である。
本発明によるジンバルにおける冗長系モータ構造は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、直交二軸のジンバルの各軸に対して、各々2個のモータが設けられているため、一方のモータに故障が発生した場合でも、他方のモータで軸の回転が可能となり、信頼性を向上させることができる。
また、各軸の2個のモータを同時駆動することにより、1個使用のモータに対して2個のモータによる2倍のトルクを用いることができ、被回転部材の質量が大きい場合でも、迅速な回転駆動を行うことができる。
本発明は、直交二軸の第1軸及び第2軸を各々一対のモータで駆動し、各々冗長系を構成して信頼性を高めると共に、回転トルクアップを計るようにしたジンバルにおける冗長系モータ構造を提供することを目的とする。
以下、図面と共に本発明によるジンバルにおける冗長系モータ構造の好適な実施の形態について説明する。
図1から図3において符号1で示されるものは、全体形状が長手筒形状をなす本体であり、この本体1の下部には制御系の基板2を有する制御体部3が設けられている。前記制御体部3は、本体1の後述の回転部材10が設けられている端部とは反対側の端部に設けられている。
前記本体1の上部に互いに間隔をあけて設けられた第1、第2軸受体4、5には長手形状の第1軸6が第1軸回り方向Rへ回転自在に設けられており、この第1軸6の下部にはこの第1軸1の回転を検出するための第1マルチスピードシンクロ7が設けられている。
前記第1軸6のマルチスピードシンクロ7の近傍位置には、前記本体1に取付けられたブレーキ8が設けられ、このブレーキ8によって前記第1軸6の制動を行うことができるように構成されている。また、前記第1軸6は、前記本体1に設けられた中空軸型の第1、第2モータ20、21を貫通し、各モータ20、21の同時駆動によって第1軸6が駆動されるように構成されている。
前記本体1の上部には、前記第2軸受体5を介して前記第1軸6の上部に設けられ前記第1軸6と共に回転すると共に断面凹状をなす回転部材10が回転自在に配設され、この回転部材10に設けられ互いに離間する第3、第4軸受体11、12には第2軸13が回転自在に設けられ、前記第2軸13は前記第1軸6に対して直交し、直交二軸のジンバルを形成することができるように構成されている。
前記回転部材10には、前記第2軸13を回転駆動するための一対の中空軸型の第3、第4モータ14、15が互いに離間して設けられ、前記第3モータ14の近傍に設けられた周知の第2マルチスピードシンクロ16により、前記第2軸13の第2軸回り方向Rへの回転が検出されるように構成されている。
前記回転部材10の一端には、図3に示されるように、周知構造の第2ブレーキ17が設けられ、この第2ブレーキ17によって前記第2軸13の回転の制動ができるように構成されている。
前記第1、第2モータ20、21は、前記第1軸6上で互いに軸方向に沿って直列状に配設され、前記第1、第2モータ20、21を同時駆動することにより、1個のモータの2倍の回転トルクで前記第1軸6を回転駆動することができる。
また、前記第3、第4モータ14、15は、前記第2軸13上で互いに軸方向に沿って配設され、前記第3、第4モータ14、15を同時駆動することにより、1個のモータの2倍の回転トルクで前記第2軸13を回転駆動することができる。
前記第2軸13の両端部には、第1フランジ30及び第2フランジ31が一体状に接続して設けられており、前記第1フランジ30には検出器等の第1被回転部材40が設けられていると共に、前記第2フランジ31には検出器等の第2被回転部材41が設けられている。
前記第1軸6及び第2軸13は、互いに直交二軸のジンバルを構成しているため、第2軸13の各フランジ30、31に設けられた各被回転部材40、41は、図示しない外部の慣性航法装置から送られてくる慣性信号により、前記制御体部3を介して前記第1、第2モータ20、21を用いて第1軸6を回転させ、さらに、前記第3、第4モータ14、15を用いて第2軸13を回転することによって、直交二軸ジンバルによる前記各被回転部材40、41の軸方向は、前記直交二軸ジンバルが搭載されている部材の姿勢が変化した場合でも、常に、一方向を向くように制御される。尚、前記制御体部3は、前記各モータ20、21、14、15を駆動するための4個のドライバを有しており、各々モータ20、21、14、15の何れかが故障した場合、又は、何れかのドライバが故障した場合でもジンバルの駆動を行うことができるように構成されている。
本発明によるジンバルにおける冗長系モータ構造を示す断面図である。 図1の左側断面図である。 図1の平面断面図である。
1 本体
2 基板
3 制御体部
4 第1軸受体
5 第2軸受体
6 第1軸
7 第1マルチスピードシンクロ
R1 第1軸回り方向
R2 第2軸回り方向
第1ブレーキ
16 第2マルチスピードシンクロ
17 第2ブレーキ
10 回転部材
11 第3軸受体
12 第4軸受体
13 第2軸
14 第3モータ
15 第4モータ
20 第1モータ
21 第2モータ
30 第1フランジ
31 第2フランジ
40 第1被回転部材
41 第2被回転部材

Claims (1)

  1. 全体形状が長手筒形状をなす本体(1)の互いに離間した第1、第2軸受体(4,5)に回転自在に支持された第1軸(6)と、前記本体(1)側に設けられ前記第1軸(6)を回転させるため互いに軸方向に沿って直列状に配設された一対の第1、第2モータ(20,21)と、前記第1軸(6)の端部に接続され前記第1軸(6)により前記第2軸受体(5)を介して第1軸回り方向(R1)へ回転すると共に断面凹状をなす回転部材(10)と、前記回転部材(10)内に設けられ一対の第3、第4軸受体(11,12)を介して回転自在で、かつ、前記第1軸(6)とは90度軸方向が異なる第2軸(13)と、前記回転部材(10)に設けられ前記第2軸(13)を第2軸回り方向(R2)へ回転させるため互いに離間して配設された一対の第3、第4モータ(14,15)と、前記第2軸(13)の両端部の第1、第2フランジ(30,31)に設けられた一対の被回転部材(40.41)と、前記本体(1)側に設けられ前記第1軸(6)の回転を検出する第1マルチスピードシンクロ(7)と、前記本体(1)側に設けられ前記第1軸(6)の制動を行うための第1ブレーキ(8)と、
    前記回転部材(10)側に設けられ前記第2軸(13)の回転を検出する第2マルチスピードシンクロ(16)と、前記回転部材(10)側に設けられ前記第2軸(13)の制動を行うための第2ブレーキ(17)と、
    前記本体(1)の前記回転部材(10)が設けられている端部とは反対側の端部に設けられ基板(2)を有する制御体部(3)と、を備え、
    前記第1、第2軸(6,13)により、直交二軸のジンバル機構を構成し、前記各モータ(20,21,14,15)は、中空軸モータからなり、前記第1軸(6)は同時駆動する前記第1、第2モータ(20,21)で駆動し、前記第2軸(13)は同時駆動する前記第3、第4モータ(14,15)で駆動するようにしたジンバルにおける冗長系モータ構造において、
    前記第1軸(6)及び第2軸(13)は、互いに直交二軸のジンバル機構を構成しているため、前記第2軸(13)の各フランジ(30,31)に設けられた各被回転部材(40.41)は、外部から送られてくる慣性信号により、前記制御体部(3)を介して前記第1、第2モータ(20,21)を用いて第1軸(6)を回転させ、さらに、前記第3、第4モータ(14,15)を用いて第2軸(13)を回転することによって、直交二軸ジンバルによる前記各被回転部材(4,41)の軸方向は、前記直交二軸ジンバルが搭載されている部材の姿勢が変化した場合でも、常に、一方向を向くように制御され、前記制御体部(3)は、前記各モータ(20,21,14,15)を駆動するための4個のドライバを有しており、各々モータ(20,21,14,15)の何れかが故障した場合、又は、何れかのドライバが故障した場合でもジンバルの駆動を行うことができるように構成されていることを特徴とするジンバルにおける冗長系モータ構造。
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