JP5154462B2 - 偏芯ワークの偏芯部の高速自動芯出し方法、及びその装置 - Google Patents

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本発明は、2つの偏芯部を有する偏芯ワークにおいて、当該2つの偏芯部の周方向に沿った研削代が同一となるように各偏芯部の加工中心を高速で芯出しする(割り出す)ことのできる偏芯ワークの偏芯部の高速自動芯出し方法、及びその装置に関するものである。
ワークを外周研削して製品にする場合、偏芯部を有するワークでは、研削盤にワークをセットした状態で、加工中心であるスピンドルの軸芯とワークの偏芯部の中心とがずれている場合には、研削量が無駄に多くなると共に、研削初期において断続研削が発生するので、スピンドルの軸芯とワークの偏芯部の中心とを一致させるべく芯出しを行っており、このような芯出し方法として、特許文献1に記載のものが知られている。
しかし、図15に示されるように、1つの偏芯部Bを備えた偏芯ワークW1 において、当該偏芯部Bの中心C2 と研削盤の加工中心C0 とを一致させるには、偏芯ワークW1 の軸部Aを、研削盤の偏芯クランプ装置Jを構成するVブロック部4で支持して、当該軸部Aの上側をクランプ具により仮固定した状態で、測定装置Dを構成する上下一対の測定子1a,1bを偏芯部Bの上側と下側に当てて、マスターワークW10(図3参照)に当該上下一対の測定子1a,1bを当てて得られた基準データと比較して、偏芯部Bの中心C2 の位置を読み取ることにより、偏芯部Bの中心C2 を加工中心C0 に一致させるべく、軸部Aを所定方向に位相回転角度θ10だけ回転させている。
偏芯ワークW1 の軸部Aの軸芯上には、エンコーダ付きのサーボモータMの部分を除いて、図1に示される本発明に係るワーク回転装置Fとほぼ同一構成の従来のワーク回転装置を構成するクランプ具18が進退可能に配置され、当該クランプ具18の一対のクランプ爪17により偏芯ワークW1 の軸部Aを掴んだ状態で、前記ワーク回転装置Fを構成するモータ(図示せず)により前記クランプ具18を回転させて、偏芯部Bの全体を軸部Aの中心C1 を中心に回転させて、偏芯部Bの中心C2 を研削盤の加工中心C0 に一致させる。なお、軸部Aの中心C1 は、加工中心C0 と結ぶ線分が水平となるような位置に予め配置されている。
従来、軸部Aを回転させる際には、回転開始位置から、偏芯部Bの中心C2 と研削盤の加工中心C0 とが一致する回転停止位置までの間において、複数の中間信号点を設けて、一対の測定子1a,1bがいずれかの中間信号点に達したことを検出して、前記モータの回転速度を切り替えて順次遅くすることにより、偏芯部Bの中心C2 が加工中心C0 に一致し易いように制御していた。これは、回転開始位置から最初の速度のままで軸部Aを回転停止位置まで回すと、回転に要する時間は短くなるが、偏芯部Bの中心C2 が回転停止位置である加工中心C0 を超えて停止してしまうことがあって、停止精度を高めるために、各中間信号点において、モータの速度を順次遅くすることにより、偏芯部Bの停止精度を高めて、当該偏芯部Bの中心C2 と加工中心C0 の一致精度を高めていた。しかし、このようにして、偏芯部Bの停止精度を高めると、軸部A、或いは偏芯部Bが回転を開始してから停止するまでの時間が長くなって、研削に直接に係わらない偏芯部Bのセット時間が長くなり、ひいては偏芯ワークW1 の偏芯部Bの加工能率(単位時間内に加工可能な偏芯ワークW1 の数)が低下することになる。
また、図15においては、説明を簡単にするために、中間信号点は一つであって、軸部Aの回転速度(モータの回転速度)は、二段階になっているが、現実の芯出しでは、偏芯部Bの停止精度を高めるために三段階以上となっており、これが原因で偏芯部Bの芯出し時間が一層長くなっていた。図15において、実線から一点鎖線が示される間の回転角度θ11の間は、一点鎖線から二点鎖線で示される回転角度θ12の間よりも、軸部Aの回転速度を速く設定してある。なお、偏芯部Bの加工時には、偏芯クランプ装置Jは、加工中心C0 を中心にして回転(公転)する。
一方、図16は、偏芯部B1 の中心C21を加工中心C0 に一致させて、当該加工中心C0 を中心として偏芯部B1 を外周研削した後に、軸部Aを中心にして180°回転させて、他方の偏芯部B2 を外周研削した状態を示す図であって、二つの偏芯部B1,B2 を有する偏芯ワークW2 では、図示のように各偏芯部B1,B2 の中心C21,C22の位相のずれが大きい場合には、各偏芯部B1,B2 の加工中心をうまく選択しないと、二つの偏芯部B1,B2 の周方向に沿った研削代が異なるのが原因となって、一方の偏芯部B1 は全周に亘って研削できて外周の黒皮部が全て除去できるが、他方の偏芯部B2 は、周方向の一部に未研削部31が発生して、外周の一部にそのまま黒皮が残存する不具合が発生し、加工不良となる問題があった。なお、図16において、C22’は外周研削後における各偏芯部B2 の中心を示す。
特開平5−245741号公報
本発明の課題は、2つの偏芯部を有する偏芯ワークにおいて、当該2つの偏芯部の未研削部の発生を無くすために、周方向に沿った研削代が同一となるように各偏芯部の加工中心を割り出して加工可能にすることである。
上記課題を解決するための請求項の発明は、加工中心であるスピンドル軸の軸芯に対して偏芯ワークの偏芯量だけ偏芯した位置で当該偏芯ワークの軸部を把持可能な偏芯クランプ装置と、当該偏芯クランプ装置で把持される軸部と同一軸芯上に進退可能に配置されて、前記軸部の自由端部を把持して偏芯ワークを回転させるためのワーク回転装置と、前記偏芯ワークに位相をほぼ180°異にして設けられた第1及び第2の各偏芯部の上側及び下側の各位置に一対の測定子を接触させて、各偏芯部の中心位置を測定する第1及び第2の各測定装置とを備えた芯出し装置を用いて、偏芯ワークの軸部に対して偏芯している2つの偏芯部の芯出しを自動的に行う方法であって、前記第1及び第2の各測定装置により第1及び第2の各偏芯部の中心の位置を測定して、前記軸部の中心と各偏芯部の中心とを結ぶ各線分と水平線とで形成される各角度を算出して、当該各角度が等しくなるように、前記ワーク回転装置により前記軸部を必要角度だけ回転させ、上記の状態で、加工中心側に配置された第1又は第2のいずれかの偏芯部を外周研削した後に、前記軸部を180°回転させて他方の偏芯部を外周研削することを特徴としている。
請求項の発明によれば、偏芯ワークの2つの偏芯部が同一の状態で、即ち、偏芯部の周方向に沿った研削代を同一にして研削できるので、各偏芯部の中心と軸部の中心を結ぶ2本の線分で形成される角度が180°に対して大きくずれていて、即ち2つの偏芯部の位相差が180°に対して大きくずれていて、そのまま研削した場合には、いずれか一方の外周面に未研削部が残ったままになること、即ち、ワークの黒皮が残ったままになる研削不良を防止できる。
請求項は、請求項の発明において、前記ワーク回転装置は、偏芯ワークの軸部を把持するクランプ具がエンコーダ付のサーボモータで回転される構成であることを特徴としている。
請求項の発明によれば、ワーク回転装置のクランプ具により偏芯ワークの軸部を把持して、当該偏芯ワークを算出角度だけ正確に回転させる際に、当該回転を短時間に行える。
請求項の発明は、請求項の発明を実施するために、偏芯ワークの2つの偏芯部の芯出しを自動的に行う装置であって、加工中心であるスピンドル軸の軸芯に対して偏芯細溝の偏芯量だけ偏芯した位置で当該偏芯ワークの軸部を把持可能な偏芯クランプ装置と、当該偏芯クランプ装置で把持される軸部と同一軸芯上に進退可能に配置されて、前記軸部の自由端部を把持して偏芯ワークを回転させるためのワーク回転装置と、前記偏芯ワークに位相をほぼ180°異にして設けられた第1及び第2の各偏芯部の上側及び下側の各位置に一対の測定子を接触させて、各偏芯部の中心位置を測定する第1及び第2の各測定装置とを備え、前記第1及び第2の各測定装置により第1及び第2の各偏芯部の中心の位置を測定して、前記軸部の中心と各偏芯部の中心とを結ぶ各線分と水平線とで形成される各角度を算出して、当該各角度が等しくなるように、前記ワーク回転装置により前記軸部を必要角度だけ回転させて、各偏芯部の加工中心を割り出すことを特徴としている。
請求項の発明によれば、請求項の偏芯ワークの芯出し方法を的確に実施できる。
請求項の発明は、偏芯ワークに設けられた第1及び第2の各偏芯部の芯出しを行うのに、第1及び第2の各測定装置により第1及び第2の各偏芯部の中心の位置を測定して、前記軸部の中心と各偏芯部の中心とを結ぶ各線分と水平線とで形成される各角度を算出して、当該各角度が等しくなるように、前記ワーク回転装置により前記軸部を必要角度だけ回転させ、上記の状態で、加工中心側に配置された第1又は第2のいずれかの偏芯部を外周研削した後に、前記軸部を180°回転させて他方の偏芯部を外周研削する構成である。従って、偏芯ワークの2つの偏芯部が同一の状態で、即ち、偏芯部の周方向に沿った研削代を同一にして研削できるので、各偏芯部の中心と軸部の中心を結ぶ2本の線分で形成される角度が180°に対して大きくずれていて、即ち2つの偏芯部の位相差が180°に対して大きくずれていて、そのまま研削した場合には、いずれか一方の外周面に未研削部が残ったままになること、即ち、ワークの黒皮が残ったままになる研削不良を防止できる。
偏芯ワークW1 の芯出し装置K1 の正面図である。 偏芯ワークW1 の正面図である。 マスターワークW10の芯出しの原理図である。 偏芯ワークW1 の芯出しの原理図である。 偏芯ワークW1 の芯出しのためのシーケンス制御のブロック線図である。 偏芯ワークW2 の正面図である。 第1及び第2の各測定装置D1 ,D2 を用いて、偏芯ワークW2 の第1及び第2の各偏芯部B1 ,B2 の中心C21,C22の位置を検出する状態を示す図である。 偏芯ワークW2 の軸部Aを回転させて、偏芯ワークW2 の第1及び第2の各偏芯部B1 ,B2 の中心C21,C22と加工中心C0 を結ぶ各線分と水平線とのなす角度が等しくなるように芯出しされた状態を示す図である。 第1偏芯部B1 が外周研削された状態を示す図である。 第1偏芯部B1 が外周研削された偏芯ワークW2 の軸部Aを中心に180°回転させて、第2偏芯部B2 が芯出しされた状態を示す図である。 第2偏芯部B2 が外周研削された状態を示す図である。 第1及び第2の各偏芯部B1 ,B2 の位相差が180°となるように外周研削された状態を示す図である。 偏芯ワークW1'の第1及び第2の偏芯部B1 ,B2 の各中心C21,C22がいずれも軸部Aの中心C1 を通る水平線に対して異なる側にセットされた例である。 第1及び第2の偏芯部B1 ,B2 の各中心C21,C22の位相が180°の偏芯ワークW1"において、各中心C21,C22が軸部Aの中心C1 を通る水平線に対して異なる側にセットされた例である。 一つの偏芯部Bを有する偏芯ワークW1 の従来の芯出し方法の説明図である。 2つの偏芯部B1 ,B2 を有する偏芯ワークW2 において、一方の偏芯部に未研削部が発生することを示す図である。
以下、請求項1〜の各発明について、更に詳細に説明する。
参考例1
最初に、図1〜図5を参照して、参考例1について説明する。図1は、偏芯ワークW1 の芯出し装置K1 の正面図であり、図2は、偏芯ワークW1 の正面図であり、図3は、マスターワークW10の芯出しの原理図であり、図4は、偏芯ワークW1 の芯出しの原理図であり、図5は、偏芯ワークW1 の芯出しのためのシーケンス制御のブロック線図である。図2及び図3に示されるように、偏芯ワークW1 は、軸部Aに対して1つの偏芯部Bが設けられた形状であって、軸部Aの中心C1 と偏芯部Bの中心C2 の偏芯量は(e)であって、研削盤Gに付設された芯出し装置K1 により、偏芯ワークW1 の偏芯部Bの芯出しを行って、当該偏芯部Bの外周研削を行う。
芯出し装置K1 は、図1及び図3に示されるように、偏芯ワークW1 の偏芯部Bの中心C2 の位置を測定(検出)するための測定装置Dと、当該測定装置Dにより測定された偏芯部Bの中心C2 が、加工中心( 研削盤Gのスピンドル軸11の軸芯の位置と同一)C0 を通る水平線上に配置されるように、偏芯ワークW1 の軸部Aを回転させるためのワーク回転装置Fとで構成される。測定装置Dは、研削盤Gのスピンドル軸11の軸芯C0 に対して直交する面内に配置されて、支点を中心に円弧運動を行う各アーム2a,2bの内側に対向して取付けられた一対の測定子1a,1bを備え、研削盤Gの偏芯クランプ装置Jで軸部Aを把持された偏芯ワークW1 の偏芯部Bの上側及び下側に、それぞれ当該一対の測定子1a,1bを接触させて得られるデータにより、偏芯部Bの中心C2 の位置を測定(検出)している。具体的には、図3に示されるように、加工中心C0 を通る水平線L0 と各測定子1a,1bとの間の距離a1 ,a2 を測定して、偏芯部Bの中心C2 を検出する。図3に示されるように、(a1 =a2 )ならば、偏芯部Bの中心C2 は、加工中心C0 と一致しており、a1 とa2 が等しくないならば、偏芯部Bの中心C2 は、値が大きな側に偏在していることになり、その偏在量が分かる。参考例1の測定装置Dの一対のアーム2a,2bは、支点を中心にして円弧運動を行うために、各アーム2a,2bの先端部に対向して設けられた各測定子1a、1bは円弧上を移動する構成であるが、各測定子1a、1bが上下移動を行う構成のものもある。
研削盤Gのスピンドル軸11の先端部には、当該スピンドル軸11と一体となって回転する面板体12が取付けられ、当該面板体12の内部に、偏芯ワークW1 の軸部Aを把持する偏芯クランプ装置Jが設けられている。スピンドル軸11は、軸受9を介してケーシング10に回転可能に支持されている。偏芯クランプ装置Jは、偏芯ワークW1 の軸部AをV面3で支持するVブロック部4と、Vブロック部4で支持された軸部Aを上方から押し付けるためのクランプシリンダ5とで構成される。参考例1の偏芯クランプ装置Jは、軸部Aを軸芯方向に沿った異なる部分で押し付け可能なように一対のクランプシリンダ5を備えているため、偏芯ワークW1 の軸部Aを安定して支持できる。なお、図3において、5aは、クランプシリンダ5のロッドを示す。
偏芯クランプ装置Jで支持される偏芯ワークW1 の軸部Aの延長線上に、当該軸部Aを把持して回転させるためのワーク回転装置Fが配設されている。ワーク回転装置Fは、スピンドル軸11の軸芯方向に沿ってガイドレール13が配設されて、当該ガイドレール13には、エンコーダ付きのサーボモータMを支持している支持体14が嵌め込まれていて、クランプ具進退用シリンダ15の作用により、前記サーボモータMは、スピンドル軸11の軸芯方向に進退する。当該サーボモータMの回転軸16には、拡開可能な一対のクランプ爪17から成るクランプ具18が取付けられている。サーボモータMの回転軸16の軸芯は、前記偏芯クランプ装置Jでクランプされた偏芯ワークW1 の軸部Aの中心(軸芯)C1 と一致していて、図1で二点鎖線で示される位置までクランプ具18が前進して、一対のクランプ爪17により偏芯ワークW1 の軸部Aの外周をクランプした状態で、サーボモータMが指令角度だけ指令方向に回転することにより、偏芯クランプ装置Jで仮固定されている偏芯ワークW1 は、前記指令角度だけ指令方向に回転させられて、偏芯ワークW1 の偏芯部Bの芯出しが行われる。
次に、図1、図4及び図5を参照して、上記した芯出し装置K1 により偏芯ワークW1 の偏芯部Bの芯出しについて説明する。図4に示されるように、偏芯ワークW1 の軸部Aを偏芯クランプ装置JのVブロック部4で支持して、当該軸部Aの上側をクランプシリンダ5のロッド5aで軽く押し付けることにより仮固定した状態で、偏芯部Bの上側及び下側に測定装置Dの上下一対の測定子1a,1bを当てて、マスターワークW10の測定位置との差b1 ,b2 をそれぞれ算出する。この結果、偏芯部Bの中心C2 と加工中心C0 との上下方向のずれ量を(d)とすると、〔d=(b1 +b2 )/2〕の関係が成立する。そして、偏芯部Bの中心C2 を加工中心C0 に一致させるために、偏芯ワークW1 の軸部Aを回転させる角度である位相回転角度を(θ)とすると、(sinθ=d/e)の関係が成立し、演算装置Tにより位相回転角度θが演算される。
次に、ワーク回転装置Fのクランプ具進退用シリンダ15のロッドが突出して、クランプ具18が前進して、一対のクランプ爪17により偏芯ワークW1 の軸部Aをクランプする。演算装置Tにより演算された位相回転角度θに係るデータがサーボモータMのエンコーダに入力されて、当該エンコーダからサーボモータMに位相回転角度θに対応する回転指令信号が発せられて、偏芯ワークW1 の軸部Aは、1回の連続回転により前記位相回転角度θだけ指令方向に回転されて、設定された位相回転角度θだけ正確に回転して停止する。このため、偏芯ワークW1 の偏芯部Bの中心C2 を加工中心C0 と一致させる操作である芯出しを高精度で、しかも高速で行える。なお、芯出し後に、回転砥石19(図1参照)が偏芯ワークW1 の軸直角方向から偏芯部Bの外周に押し当てられて、必要量だけ研削される。
次に、図6〜図12を参照して、請求項1〜3の各発明の実施例について説明する。図6は、偏芯ワークW2 の正面図であり、図7は、第1及び第2の各測定装置D1 ,D2 を用いて、偏芯ワークW2 の第1及び第2の各偏芯部B1 ,B2 の中心C21,C22の位置を検出する状態を示す図であり、図8は、偏芯ワークW2 の軸部Aを回転させて、偏芯ワークW2 の第1及び第2の各偏芯部B1 ,B2 の中心C21,C22と加工中心C0 を結ぶ各線分と水平線とのなす角度が等しくなるように芯出しされた状態を示す図であり、図9は、第1偏芯部B1 が外周研削された状態を示す図であり、図10は、第1偏芯部B1 が外周研削された偏芯ワークW2 の軸部Aを中心に180°回転させて、第2偏芯部B2 が芯出しされた状態を示す図であり、図11は、第2偏芯部B2 が外周研削された状態を示す図であり、図12は、第1及び第2の各偏芯部B1 ,B2 の位相差が180°となるように外周研削された状態を示す図である。
偏芯ワークW2 は、図6及び図7に示されるように、軸部Aの軸方向の異なる位置に位相がほぼ180°異なった第1及び第2の各偏芯部B1 ,B2 が設けられた形状であるが、第1及び第2の各偏芯部B1 ,B2 の位相差は正確に180°になっていない。即ち、軸部Aの中心C1 と第1偏芯部B1 の中心C21とを結ぶ線分L1 と、軸部Aの中心C1 と第2偏芯部B2 の中心C22とを結ぶ線分L2 とで形成される角度は、(180°−θ1 −θ2)となっている。但し、θ1 ,θ2 は、図7に示されるように、偏芯ワークW2 の軸部Aを偏芯クランプ装置JのVブロック部4に支持した状態において、前記各線分L1 ,L2 と水平線とのなす鋭角側の角度を示す。なお、線分L1 ,L2 の長さは、第1及び第2の各偏芯部B1 ,B2 と軸部Aとの偏芯量(e)に等しい。
偏芯ワークW2 の各偏芯部B1 ,B2 の芯出し装置K2 は、第1偏芯部B1 の中心C21の位置を測定(検出)する第1測定装置D1 と、第2偏芯部B2 の中心C22の位置を測定(検出)する第2測定装置D2 と、前記ワーク回転装置Fとで構成される。第1及び第2の各測定装置D1 ,D2 は、前記測定装置Dと同一構成であって、研削盤Gのスピンドル軸11の軸芯方向に沿って異なる位置にそれぞれ配置される。
偏芯ワークW2 の各偏芯部B1 ,B2 の芯出しを行う前に、2つの偏芯部の位相差が正確に180°であるマスターワークW20の一方の偏芯部の中心が加工中心C0 と一致するようにして、当該マスターワークW20を偏芯クランプ装置JのVブロック部4にセットして仮固定した状態で、各偏芯部の上側及び下側に第1及び第2の各測定装置D1 ,D2 の上下一対の測定子1a,1bを当てて、各測定装置D1 ,D2 に基準位置(基準データ)を記憶させる。次に、図7に示されるように、偏芯ワークW2 を偏芯クランプ装置JのVブロック部4にセットして仮固定した状態で、第1及び第2の各偏芯部B1 ,B2 の上側及び下側に、第1及び第2の各測定装置D1 ,D2 の上下一対の測定子1a,1bを当てて、各偏芯部B1 ,B2 の中心C21,C22の位置を検出する。これにより、前記線分L1 ,L2 と水平線とで形成される角度θ1 ,θ2 が測定される。実施例では、(θ1 >θ2 )の関係にある。このように、第1及び第2の各偏芯部B1 ,B2 の位相差が180°に対して大きくずれている場合には、第1偏芯部B1 を外周加工した後に、軸部Aを180°回転させて、第2偏芯部B2 を外周加工すると、いずれかの偏芯部B1 (B2 )の外周面の一部が研削されずに残ったままの未研削部(図14で31で示される部分)が発生することがある。そこで、請求項の発明では、第1及び第2の各偏芯部B1 ,B2 が同一の状態、即ち、各偏芯部B1 ,B2 の周方向に沿った研削代を同一にして研削することにより、上記した未研削部の発生をなくすことが可能となる。
具体的には、一方の偏芯部の中心を加工中心に一致させて外周研削すると、他方の偏芯部に未研削部が発生し易くなったり、或いは周方向の研削代が大きく変化してしまうので、加工中心C0 から各偏芯部B1 ,B2 の中心C21,C22までのずれ量が同一となるように芯出しすることにより、各偏芯部B1 ,B2 を同一の状態で研削する。請求項の発明では、上記のようにして加工中心C0 に対して偏芯部の位置を定めることも「芯出し」と称することにする。即ち、前記線分L1 ,L2 と水平線とで形成される角度θ1 ,θ2 (θ1 >θ2 )に差があるので、図8及び図9に示されるように、前記線分L1 ,L2 と水平線とで形成される角度を等しくすべく、軸部Aを中心にして偏芯ワークW2 を〔(θ1 −θ2 )/2〕だけ、角度θ1 が減ぜられる方向に回転させて、前記線分L1 ,L2 と水平線とで形成される角度をいずれも〔(θ1 +θ2 )/2〕にさせ、この状態で第1偏芯部B1 の外周研削を行う(図9参照)。ここで、前記線分L1 ,L2 と水平線とで形成される角度を等しくするとは、別の観点からは、2つの偏芯部の上側及び下側の各高さ方向の位置を等しくして、軸部の中心を通る垂直線に対して2つの偏芯部を対称に配置することを意味する。なお、図9〜図12において、B1',B2'は、それぞれ外周研削した後の第1及び第2の各偏芯部を示し、C21’, C22’は、外周研削後の第1及び第2の各偏芯部B1',B2'の中心を示す。
次に、偏芯ワークW1 を回転させる場合と全く同様にして、ワーク回転装置Fの一対のクランプ爪17により偏芯ワークW2 の自由端部をクランプし、軸部Aを中心にして、偏芯ワークW2 を180°回転させると、加工済の第1偏芯部B1'の中心C21’は、加工中心C0 と軸部Aの中心C1 を結ぶ線分の延長線上に配置される。ワーク回転装置Fのクランプ具18を回転させる手段が、実施例のようにエンコーダ付きのサーボモータMの場合には、偏芯ワークW2 を正確に180°回転させられるので、加工済の第1偏芯部B1'の中心C21’が、加工中心C0 と軸部Aの中心C1 を結ぶ線分の延長線上に配置されていることを第1測定装置D1 により確認する必要はないが、クランプ具18の回転手段が一般のモータ等の場合には、第1測定装置D1 により上記確認を行う必要がある。
上記のようにして、偏芯ワークW2 を180°回転させた後に第2偏芯部B2 の外周研削を行う(図11参照)と、図12に示されるように、第1及び第2の各偏芯部B1 ,B2 の外周研削の状態は同一となって、いずれか一方の偏芯部に未研削部が発生する不具合がなくなる。
また、図7に示される偏芯ワークW2 のセット例は、第1及び第2の各偏芯部B1 ,B2 の位相が180°に対してずれていて、しかも各偏芯部B1 ,B2 の中心C21,C22がいずれも軸部Aの中心C1 を通る水平線に対して同一側(セット例では上側)にセットされた例であるが、図13に示される偏芯ワークW2'のセット例は、各偏芯部B1 ,B2 の中心C21,C22が軸部Aの中心C1 を通る水平線に対して互いに反対側に配置されたセット例である。このセット例においても、軸部Aを中心にして、偏芯ワークW2'を〔(θ3 −(−θ4 )/2〕=〔(θ3 +θ4 )/2〕だけ回転させることにより、第1及び第2の各偏芯部B1 ,B2 は、軸部Aの中心を通る垂直線に対して対称に配置されて、各偏芯部B1 ,B2 の研削状態が同一となる。なお、θ3 ,θ4 は、いずれも正の値である。
更に、図14に示されるセット例は、第1及び第2の各偏芯部B1 ,B2 の位相が当初より正確に180°となっている偏芯ワークW2'の各偏芯部B1 ,B2 の中心C21,C22が軸部Aの中心C1 を通る水平線に対して互いに反対側に配置されたセット例である。このセット例においても、軸部Aを中心にして、偏芯ワークW2"を〔(θ5 −(−θ5)/2=θ5 〕だけ回転させることにより、第1及び第2の各偏芯部B1 ,B2 は、軸部Aの中心を通る垂直線に対して対称に配置されて、各偏芯部B1 ,B2 の研削状態が同一となる。なお、θ5 は、正の値である。
A:偏芯ワークの軸部
B:偏芯ワークの偏芯部
1 :偏芯ワークの第1偏芯部
2 :偏芯ワークの第2偏芯部
0 :加工中心(スピンドル軸の軸芯)
1 :軸部の中心
2 :偏芯部の中心
21:第1偏芯部の中心
22:第2偏芯部の中心
D:測定装置
1 :第1測定装置
2 :第2測定装置
e:偏芯部の偏芯量
F:ワーク回転装置
G:研削盤
J:偏芯クランプ装置
1,K2 :芯出し装置
M:エンコーダ付きサーボモータ
1,W2,W2', W" :偏芯ワーク
11:スピンドル軸

Claims (3)

  1. 加工中心であるスピンドル軸の軸芯に対して偏芯ワークの偏芯量だけ偏芯した位置で当該偏芯ワークの軸部を把持可能な偏芯クランプ装置と、当該偏芯クランプ装置で把持される軸部と同一軸芯上に進退可能に配置されて、前記軸部の自由端部を把持して偏芯ワークを回転させるためのワーク回転装置と、前記偏芯ワークに位相をほぼ180°異にして設けられた第1及び第2の各偏芯部の上側及び下側の各位置に一対の測定子を接触させて、各偏芯部の中心位置を測定する第1及び第2の各測定装置とを備えた芯出し装置を用いて、偏芯ワークの軸部に対して偏芯している2つの偏芯部の芯出しを自動的に行う方法であって、
    前記第1及び第2の各測定装置により第1及び第2の各偏芯部の中心の位置を測定して、前記軸部の中心と各偏芯部の中心とを結ぶ各線分と水平線とで形成される各角度を算出して、当該各角度が等しくなるように、前記ワーク回転装置により前記軸部を必要角度だけ回転させ、
    上記の状態で、加工中心側に配置された第1又は第2のいずれかの偏芯部を外周研削した後に、前記軸部を180°回転させて他方の偏芯部を外周研削することを特徴とする偏芯ワークの偏芯部の高速自動芯出し方法。
  2. 前記ワーク回転装置は、偏芯ワークの軸部を把持するクランプ具がエンコーダ付のサーボモータで回転される構成であることを特徴とする請求項に記載の偏芯ワークの偏芯部の高速自動芯出し方法。
  3. 請求項の発明を実施するために、偏芯ワークの2つの偏芯部の芯出しを自動的に行う装置であって、
    加工中心であるスピンドル軸の軸芯に対して偏芯細溝の偏芯量だけ偏芯した位置で当該偏芯ワークの軸部を把持可能な偏芯クランプ装置と、当該偏芯クランプ装置で把持される軸部と同一軸芯上に進退可能に配置されて、前記軸部の自由端部を把持して偏芯ワークを回転させるためのワーク回転装置と、前記偏芯ワークに位相をほぼ180°異にして設けられた第1及び第2の各偏芯部の上側及び下側の各位置に一対の測定子を接触させて、各偏芯部の中心位置を測定する第1及び第2の各測定装置とを備え、
    前記第1及び第2の各測定装置により第1及び第2の各偏芯部の中心の位置を測定して、前記軸部の中心と各偏芯部の中心とを結ぶ各線分と水平線とで形成される各角度を算出して、当該各角度が等しくなるように、前記ワーク回転装置により前記軸部を必要角度だけ回転させて、各偏芯部の加工中心を割り出すことを特徴とする偏芯ワークの2つの偏芯部の高速自動芯出し装置。
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