JP5154251B2 - 液体噴出容器 - Google Patents

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Description

本発明は、容器本体の下皿が上昇することで内容物の効率的な取り出しが可能な液体噴出容器に関する技術のうち、特に、容器本体からの目視が不可能な場合にも、内容物の残量確認を可能とするための技術である。
例えば内容物の品質維持を目的に、容器本体に遮光性を持たせると、容器本体が不透明となることから、目視による内容物の残量確認が不可能となってしまう。
そこで、本願出願人は既に、容器本体の胴部内側に摺動可能に配置され内容物の取り出しに伴い上昇する下皿に、変形可能な線状部材を介して錘を連結したものを提案済みである(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−62785号公報
かかる技術によれば、内容物の取り出しに伴い下皿が所定の高さまで上昇すると、錘が下皿に吊り下がって振り子のように振れるので、錘が容器本体と衝突することで生じる音や衝撃によって、内容物の残量を確認することができる。
しかしながら、音や衝撃に対する知覚範囲は人それぞれ異なるため、音や衝撃を極力抑制したものが好まれる場合がある一方、更に大きな音や衝撃が好まれる場合があることも事実である。
本発明の目的とするところは、音や衝撃に対する知覚を確実なものとすることにより、容器本体からの目視が不可能な場合であっても、内容物の残量を確認することができる使い勝手のよい新規な液体噴出容器を提供することにある。
本発明である液体噴出容器は、内容物を充填する口部を有し胴部の下端を底部で閉じた容器本体と、この容器本体の口部に装着されるポンプと、このポンプの動作を生起させて内容物が取り出されるノズルヘッドと、容器本体の胴部内側に摺動可能に配置され内容物の取り出しに伴い上昇する下皿とを備える液体噴出容器において、容器本体の底部に、当該容器本体内を移動可能な自由部材を収容する収容部を形成する一方、この収容部に着脱可能な蓋体を取り付けると共に、この蓋体を変形可能な線状部材を介して前記収容部の上側に配置された下皿に連結し、この下皿の上昇に伴い蓋体を引っ張って収容部から取り外すことにより、当該下皿から吊下げられた蓋体を容器本体又は下皿と衝突する衝突部材とすると共に、蓋体の取り外しに伴い収容部から取り出された自由部材を容器本体又は下皿と衝突する衝突部材とすることを特徴とするものである。
本発明に係る自由部材には、立方体に代表される多面体等の様々なものを利用することができるが、球体のものが好ましい。
また、本発明によれば、蓋体は、その裏面に凹部を有し、この凹部の縁が蓋体を閉じた状態で、前記自由部材を容器本体と共に移動不能に保持固定するものであることが好ましい。
本発明によれば、線状部材を、その両端部にそれぞれ、蓋体に形成された筒状壁に嵌合保持される可撓性部位と、下皿に形成された筒状壁に嵌合される可撓性部位とを備えるものとすることができる。
なお、可撓性部位としては、例えば、当該部位を筒状壁とし、その嵌合側に突起又は凹部を形成したものが挙げられる。
また、本発明によれば、線状部材を、蓋体に形成された貫通孔と、下皿に形成された貫通孔とを通って連結される環状体とすることもできる。
更に、線状部材は、糸や紐等が挙げられるが、合成樹脂製のものが好ましい。
また、本発明に係る収容部としては、容器本体の底部に形成した凹部等が挙げられるが、底部から起立する周壁の内側に形成された空間であることが好ましい。
なお、本発明の基本的な機能を考慮すれば、容器本体が透明か不透明かは問わないが、内容物の品質維持等を目的に、容器本体に不透明な遮光性領域を形成する場合には、例えば、遮光性フィルム、マスク塗装、又は、蒸着を行った後のレーザー加工等が挙げられる。
本発明によれば、容器本体の胴部内側に、内容物の充填空間を形成する下皿を備え、この充填空間内に発生する負圧を利用して内容物を下皿の上昇により押し上げることで、内容物が外気に触れることなく、効率的に取り出すことができるが、この下皿の上昇に伴い蓋体に連結される線状部材には張力が発生する。
そして、下皿の上昇が更に進行して所定の高さ以上になると、下皿が線状部材を介して蓋体を引っ張って収容部から取り外す。これにより、蓋体は下皿に対して吊り下がった状態となるので、この蓋体が振り子のように振れると、容器本体や下皿との衝突によって音や衝撃が発生する。
また、蓋体の取り外しに伴い収容部から自由部材が取り出されると、この自由部材が下皿と容器本体との間を自由に動くことができるので、自由部材が容器本体や下皿と衝突することでも音や衝撃が発生する。
即ち、本発明によれば、蓋体と、これによって収容部に保持された自由部材との2つの衝突部材が存在することにより、従来に比べてより大きな音及び衝撃を得ることができる。
従って、本発明によれば、従来に比べて音や衝撃に対する知覚が確実なものとなり、容器本体からの目視が不可能な場合であっても、内容物の残量を更に確実に確認することができる使い勝手のよい新規な液体噴出容器を提供することができる。
また、本発明において、線状部材の両端部にそれぞれ、蓋体に形成された筒状壁に嵌合保持される可撓性部位と、下皿に形成された筒状壁に嵌合保持される可撓性部位とを設ければ、接着剤等を用いることなく、組み付けることができるので、コスト上昇の抑制が図られると共に、リサイクル性にも優れる。
また、線状部材を、蓋体に形成された貫通孔と、下皿に形成された貫通孔とを通って連結される環状体としても、1本の線状部材のみを夫々の貫通孔に通してこれを結ぶことで形成できるので、コスト上昇の抑制が図れられると共に、リサイクル性にも優れる。
更に、線状部材を合成樹脂製とすれば、上述の可撓性部位も一体に成形することができる。また、紐等を用いた場合に比べて製品ばらつきが小さいので、一定基準の動作が保証された品質の高い液体噴出容器を提供することができる。
加えて、本発明に係る収容部を、底部から起立する周壁の内側に形成された空間とすれば、容器本体の底部に収容部を形成すべく、当該底部を肉厚にする必要がないため、容器の軽量化を図ることができる。
更に、本発明において、蓋体の裏面に凹部を形成し、この凹部の縁が蓋体を閉じた状態で、前記自由部材を容器本体と共に移動不能に保持固定すれば、内容物を使い切る前の自由部材の移動に伴う音や衝撃の僅かな発生も排除するため、内容物の残量確認を更に確実なものとすることができる。
以下、図面を参照して、本発明の好適な形態を詳細に説明する。
図1〜3はそれぞれ、本発明の第一の形態である液体噴出容器100の未使用状態を一部断面で示す側面図、後述の下皿140が後述の蓋体150を引き上げた直後の状態を一部断面で示す要部側面図及び、蓋体150の引き上げ後に内容物の残量確認を行ったときの動作状態を一部断面で示す要部側面図である。
図面において、符号110は、内容物を充填する口部111を有し、肩部112を介して繋がる胴部113の下端を底蓋部114で閉じたボトル型の容器本体である。底蓋部114は、外気導入孔hを有して胴部113と別体に固定されている。なお、底蓋部114は、胴部113と共に一体に設けて底部としてもよい。
容器本体110は、基本的に遮光性を有する不透明な合成樹脂からなるが、遮光性領域の形成にあたっては、マスク塗装や蒸着を行った後のレーザー加工等も可能であり、また、容器本体110を透明な樹脂で構成し、肩部112や胴部113等に遮光フィルムを巻装してもよい。
符号120は、口部111に装着され、押下げ及び復帰の繰り返しにより内容物の吸引、圧縮及び排出を行うポンプである。
詳細には、ポンプ120は、カバー121を備え、このカバー121は、口部111外側で口部111に着脱可能にねじ止めされる装着筒部121aを有し、この装着筒部121aの内側には、天壁121bを介して口部111の内側を通って胴部113に垂下するシリンダ122が一体的に成形されている。
シリンダ122は、その内側に、複数の構成要素からなるポンプ機構Pを収納し、その先端部122aには吸引口Aが形成されている。なお、シリンダ122は、シールリングSを介して口部111内に取り付けられている。
ポンプ機構Pは、シリンダ122内に収納され吸引口Aの開閉を行うポンププランジャ123と、ポンププランジャ123の上端部に摺動可能に保持されると共にスプリング124を介してシリンダ122に弾支されるピストンガイド125と、このピストンガイド125とシリンダ122との間に摺動可能に保持されるピストン126と、このピストン126の上部でピストンガイド125に固定されるステム127とを有する。
符号130は、ポンプ120のステム127に繋がりその押下げ及び復帰の繰り返しにより当該ポンプ120を動作させて容器本体110の内容物が取り出されるノズルヘッドである。ノズルヘッド130の内部通路には、逆止弁(ボール弁)131が配置されている。
符号140は、底蓋部114に載置される下皿である。下皿140は、胴部113の内周面113fに摺動可能に保持される外周部141を有し、その内側に受圧部142が一体に形成されている。
これにより、容器本体110と下皿140との間には、内容物を充填する空間R1が形成される。充填空間R1は、下皿140の上昇により、ノズルヘッド130からの内容物の取り出し量に従って、その容積も減少する。
下皿140の受圧部142は、シリンダ122の先端形状に合わせて窪んで受圧部142の底部を形成する最底部142aと、この最底部142aを取り囲むように繋がり口部111に向かって環状に突出する膨出部142bとを有する。この最底部142aは、例えば、下皿140の上昇により、シリンダ122の先端部122aに接触して下皿140の上死点を決定する。
ところで、本形態において、底蓋部114には、この底蓋部114から起立する周壁115が一体に形成されている。この周壁115の内側に形成された空間R2には、球体の自由部材(以下、単に「ボール」という)Bがその上側の一部を露出させた状態で収容されており、ボールBの収容部を構成している。
次いで、符号150は、底蓋部114の筒状壁115に着脱可能な蓋体である。この蓋体150は、周壁115との内部嵌合により、底蓋部114に一体に形成された凸部114aと共に、空間R2内のボールBを移動不能に固定保持する。また、蓋体150の上部には、この蓋体150から起立する筒状壁151が一体に形成されている。
蓋体150は、その裏面に凹部153を有し、この凹部153の縁153eが蓋体150を閉じた状態で、ボールBを底蓋部114の凸部114aと共に移動不能に保持固定する。
符号160は、下皿140と蓋体150とを連結する合成樹脂製の線状部材である。図4(a),(b)はそれぞれ、線状部材160を上方から示す正面図及びそのX−X断面図である。
線状部材160は、変形可能な線状本体160aを有し、この線状本体160aの両端部160b,160cにそれぞれ、蓋体150の筒状壁151に固定される可撓性部位161と、下皿140の筒状壁115に固定される可撓性部位162とを備える。
可撓性部位161は、蓋体150の筒状壁151内側に嵌合する筒状壁161aを有し、この外側に環状突起161bが形成されている。一方、蓋体150の筒状壁151内側には、環状突起161bが引っ掛かる環状突起152が一体に形成されている。これにより、可撓性部位161は、蓋体150の筒状壁151に嵌合保持されると共に、環状突起161bが筒状壁151の内側に形成された環状突起152に引っ掛かって蓋体150に対して線状部材160を固定する。
可撓性部位162は、下皿140における筒状壁143の外側に嵌合する筒状外壁162aと、筒状壁143の内側に嵌合する筒状内壁162bとを有し、下皿140の筒状壁143は、筒状外壁162aと筒状内壁162bとの間に嵌合保持される。加えて、筒状外壁162aの内側には環状突起162cが形成されている。一方、下皿140の筒状壁143外側には、環状突起162cが引っ掛かる環状突起144が一体に形成されている。これにより、可撓性部位162は、下皿140の筒状壁143に嵌合保持されると共に、環状突起162cが筒状壁143の外側に形成された環状突起144に引っ掛かって下皿140に対して線状部材160を固定する。
これにより、蓋体150は、線状部材160を介して下皿140に連結され、下皿140が線状部材160の長さよりも高い位置まで上昇すると、線状部材160によって吊下げられた状態となる。即ち、かかる構成によれば、線状部材160の長さを、下皿140が上死点に達したときの高さよりも短く設定し、更に、好適には、下皿140が上死点に達する直前に蓋体150が取り外される長さに設定すれば、下皿140の上昇により蓋体150を周壁115から取り外して、ボールBを取り出すことができる。
本形態によれば、容器本体110の胴部113内側に、内容物の充填空間R1を形成する下皿140を備え、この充填空間R1内に発生する負圧を利用して内容物を下皿140の上昇により押し上げることで、内容物が外気に触れることなく、効率的に取り出すことができるが、この下皿140の上昇に伴い蓋体150に連結される線状部材160には張力が発生する。
そして、下皿140の上昇が更に進行して線状部材160の寸法よりも高くなると、図2に示すように、下皿140が線状部材160を介して蓋体150を引っ張って周壁115から取り外す。これにより、蓋体150は下皿140に対して吊り下がった状態となるので、この蓋体150が図3に示すように振り子のように振れると、容器本体110や下皿140との衝突によって音や衝撃が発生する。
また、蓋体150の取り外しに伴い周壁115からボールBが取り出されると、このボールBが下皿140と容器本体110との間を自由に動くことができるので、ボールBが図3に示すように容器本体110や下皿140と衝突することでも音や衝撃が発生する。
即ち、本形態によれば、蓋体150と、これによって周壁115に保持されたボールBとの2つの衝突部材が存在することにより、従来に比べてより大きな音及び衝撃を得ることができる。
従って、本形態によれば、従来に比べて音や衝撃に対する知覚が確実なものとなり、容器本体110からの目視が不可能な場合であっても、内容物の残量を更に確実に確認することができる使い勝手のよい新規な液体噴出容器を提供することができる。
特に、本形態の如く、線状部材160の両端部160b,160cにそれぞれ、蓋体150に形成された筒状壁151に嵌合保持される可撓性部位161と、下皿140に形成された筒状壁143に嵌合保持される可撓性部位162とを設ければ、接着剤等を用いることなく、組み付けることができるので、コスト上昇の抑制が図られると共に、リサイクル性にも優れる。
特に、本形態の如く、可撓性部位161を筒状壁161aとして、その嵌合側に環状突起161bを形成し、又は、可撓性部位162を筒状外壁162a及び筒状内壁162bとして、その嵌合側の少なくともいずれか一方に環状突起162cを形成すれば、強固な嵌合が実現できることに加え、可撓性部位161,162を筒状壁161a,162a(162b)としたことで、当該引っ掛け時の変形を許容して比較的容易な組み付けも実現できる。
なお、可撓性部位161と蓋体150の筒状壁151との引っ掛かり、又は、可撓性部位162と下皿140の筒状壁143との引っ掛かりについては、突起同士の引っ掛かりに限ることなく、突起と凹部との引っ掛かりも可能である。
即ち、可撓性部位161及び162はいずれも、蓋体150に形成された筒状壁151に嵌合保持されると共に筒状壁151に引っ掛かって固定される可撓性部位、又は、下皿140に形成された筒状壁143に嵌合保持されると共に筒状壁143に引っ掛かって固定される可撓性部位であればよい。
図1〜3はそれぞれ、本発明の第二の形態である液体噴出容器200の未使用状態を一部断面で示す側面図、下皿140が蓋体150を引き上げた直後の状態を一部断面で示す要部側面図及び、蓋体150の引き上げ後に内容物の残量確認を行ったときの動作状態を一部断面で示す要部側面図である。
なお、本形態において、第一の形態と同一部分は、同一符号をもってその説明を省略する。
本形態の下皿140の筒状壁143には、線状部材160を通す貫通孔T1が形成されている。また、本形態の蓋体150には、その上部に突出部155が一体に設けられ、この突出部155にも、線状部材160を通す貫通孔T1が形成されている。
これにより、1本の線状部材160を夫々の貫通孔T1,T2に通してこれを結ぶことで、この線状部材160は、下皿140と蓋体150とを連結する環状体Cとなる。
この場合も、下皿140の上昇が環状体Cの最大変形寸法よりも高くなると、図6に示すように、下皿140が環状体Cを介して蓋体150を引っ張って周壁115から取り外す。これにより、蓋体150は下皿140に対して吊り下がった状態となるので、この蓋体150が図7に示すように振り子のように振れると、容器本体110や下皿140との衝突によって音や衝撃が発生する。
また、第一の形態と同様、蓋体150の取り外しに伴い周壁115からボールBが取り出されると、このボールBが下皿140と容器本体110との間を自由に動くことができるので、ボールBが図7に示すように容器本体110や下皿140と衝突することでも音や衝撃が発生する。
即ち、本形態によっても、蓋体150と、これによって周壁115に保持されたボールBとの2つの衝突部材が存在することにより、従来に比べてより大きな音及び衝撃を得ることができる。
また、本形態の如く、線状部材160を、下皿140に形成された貫通孔T1と、蓋体150に形成された貫通孔T2とを通って連結される環状体Cとしても、1本の線状部材160のみを夫々の貫通孔T1,T2に通してこれを結ぶことで形成できるので、コスト上昇の抑制が図れられると共に、リサイクル性にも優れる。
従って、本形態によっても、第一の形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、上述の各形態の如く、線状部材160を合成樹脂製とすれば、上述の可撓性部位161,162も線状本体160aと共に一体に成形することができる。また、紐等を用いた場合に比べて製品ばらつきが小さいので、一定基準の動作が保証された品質の高い液体噴出容器を提供することができる。
加えて、上述の各形態の如く、本発明に係る収容部を、底蓋部114から起立する周壁115の内側に形成された空間R2とすれば、底蓋部114に収容部を形成すべく、底蓋部114を肉厚にする必要がないため、容器の軽量化を図ることができる。
更に、上述の各形態の如く、蓋体150の裏面に凹部153を形成し、この凹部153の縁153eが蓋体150を閉じた状態で、ボールBを容器本体110の凸部114aと共に移動不能に保持固定すれば、内容物を使い切る前のボールBの移動に伴う音や衝撃の僅かな発生も排除するため、内容物の残量確認を更に確実なものとすることができる。
上述したところは、本発明の好適な形態を説明するものであるが、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。例えば、上述した形態の各構成はそれぞれ、目的及び用途に応じて適宜組み合わせることができる。
本発明の第一の形態である液体噴出容器の未使用状態を一部断面で示す側面図である。 同形態において、下皿が蓋体を引き上げた直後の状態を一部断面で示す要部側面図である。 同形態において、蓋体の引き上げ後に内容物の残量確認を行ったときの動作状態を一部断面で示す要部側面図である。 (a),(b)はそれぞれ、同形態の線状部材を上方から示す正面図及びそのX−X断面図である。 本発明の第二の形態である液体噴出容器の未使用状態を一部断面で示す側面図である。 同形態において、下皿が蓋体を引き上げた直後の状態を一部断面で示す要部側面図である。 同形態において、蓋体の引き上げ後に内容物の残量確認を行ったときの動作状態を一部断面で示す要部側面図である。
符号の説明
100 液体噴出容器(第一の形態)
110 容器本体
111 口部
112 肩部
113 胴部
113f 胴部内周面
114 底蓋部(底部)
115 周壁
120 ポンプ
121 ポンプカバー
121a 装着筒部
121b 装着筒部
122 シリンダ
123 ポンププランジャ
124 スプリング
125 ピストンガイド
126 ピストン
127 ステム
130 ノズルヘッド
131 逆止弁
140 下皿
141 下皿外周部
142 受圧部
142a 最底部
142b 膨出部
143 筒状壁
144 環状突起
150 蓋体
151 筒状壁
153 蓋体凹部
153e 凹部縁
160 線状部材
161 可撓性部位
161a 筒状壁
161b 環状突起
162 可撓性部位
162a 筒状外壁
162b 筒状内壁
162c 環状突起
200 液体噴出容器(第二の形態)

Claims (6)

  1. 内容物を充填する口部を有し胴部の下端を底部で閉じた容器本体と、この容器本体の口部に装着されるポンプと、このポンプの動作を生起させて内容物が取り出されるノズルヘッドと、容器本体の胴部内側に摺動可能に配置され内容物の取り出しに伴い上昇する下皿とを備える液体噴出容器において、
    容器本体の底部に、当該容器本体内を移動可能な自由部材を収容する収容部を形成する一方、
    この収容部に着脱可能な蓋体を取り付けると共に、この蓋体を変形可能な線状部材を介して前記収容部の上側に配置された下皿に連結し、
    この下皿の上昇に伴い蓋体を引っ張って収容部から取り外すことにより、当該下皿から吊下げられた蓋体を容器本体又は下皿と衝突する衝突部材とすると共に、
    蓋体の取り外しに伴い収容部から取り出された自由部材を容器本体又は下皿と衝突する衝突部材とすることを特徴とする液体噴出容器。
  2. 請求項1において、蓋体は、その裏面に凹部を有し、この凹部の縁が蓋体を閉じた状態で、前記自由部材を容器本体と共に移動不能に保持固定することを特徴とする液体噴出容器。
  3. 請求項1又は2において、前記線状部材は、その両端部にそれぞれ、蓋体に形成された筒状壁に嵌合保持される可撓性部位と、下皿に形成された筒状壁に嵌合保持される可撓性部位とを備えることを特徴とする液体噴出容器。
  4. 請求項2において、前記線状部材は、蓋体に形成された貫通孔と、下皿に形成された貫通孔とを通って連結される環状体であることを特徴とする液体噴出容器。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項において、前記線状部材は、合成樹脂製であることを特徴とする液体噴出容器。
  6. 請求項1乃至4のいずれか一項において、前記収容部は、底部から起立する周壁の内側に形成された空間であることを特徴とする液体噴出容器。
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JP4584076B2 (ja) * 2005-08-30 2010-11-17 株式会社吉野工業所 液注出容器

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