JP5151658B2 - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラム Download PDF

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Description

この発明は画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラムに関し、特に、用紙に像を形成する位置を補正することができる画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラムに関する。
電子写真式の画像形成装置(スキャナ機能、ファクシミリ機能、複写機能、プリンタとしての機能、データ通信機能、およびサーバ機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)、ファクシミリ装置、複写機、プリンタなど)では、用紙への印字位置を調整するためのレジスト制御が行なわれている。これは、画像形成装置において、トナー像と用紙との位置関係を良好に保つためのものである。レジスト制御を行なうために、用紙の先端を検出するセンサと、トナー像が転写ポイントに到達するタイミングを検出する機構とを備える画像形成装置が知られている。
下記特許文献1には、感光体駆動部材の負荷変動に基づいて、用紙が感光体に突入したタイミングを検出する画像形成装置が開示されている。当該タイミングに基づいて、下流にある感光体に対する画像形成タイミングが決定される。これにより色ずれのない画像を得ようとするものである。
下記特許文献2には、転写電流の変動を元に、用紙が複数の転写ローラーに突入したタイミングをそれぞれ検出する画像形成装置が開示されている。当該タイミングに基づいて、用紙の搬送速度が算出される。搬送速度に応じて画像形成タイミングを補正することにより、用紙に対する画像位置ずれのない画像を得ることが可能となる。
特開2001−209224号公報 特開2005−221622号公報
上述の従来のレジスト制御方法には、以下の問題点があった。
特許文献1の技術を採用するためには、感光体間の距離が、感光体への画像書込み位置(感光体の露光位置)から転写ポイントに到るまでの距離(すなわち、画像書込み位置の画像が転写ポイントまで移動するまでの距離)より長いことが必要である。これは、装置を小型化する上での制約となる。
特許文献2の技術によると、搬送速度を算出することにより、後続のプリントや次のジョブの画像形成のタイミングを補正することができる。すなわち、算出された速度を以降のプリントへフィードバックすることで、画像位置ずれや色ずれを防止することが可能となる。しかしながら、補正できるのは次のプリントからであって、1枚のプリントの実行中に、そのプリントに関する補正ができないという問題点がある。
この発明はそのような問題点を解決するためになされたものであり、用紙に形成される像の位置合わせを適切に行なうことができる画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、画像形成装置は、用紙に転写する像を担持する像担持体と、像担持体に対向して設けられる転写部と、用紙搬送経路において、像担持体および転写部のニップ部の上流における用紙の搬送状態を検出する検出部と、像担持体上に像の書込みを行なう書込部であって、検出部による検出が行なわれる前に像の書込みを開始する書込部と、検出部の検出結果に基づいて、像担持体上に書き込まれた像と用紙との位置関係を補正する補正部とを備え、書込部は、用紙先端が検出部に最も早く到達するタイミングを基準に、像担持体上に像の書込みを行なう
好ましくは検出部は、用紙の先端が到達したことを検出する。
好ましくは像担持体は感光体であり、転写部は転写ローラーである。
好ましくは像担持体は、複数色のそれぞれに対応するものが複数設けられ、転写部は、複数の像担持体のそれぞれに対応するものが複数設けられ、検出部は、複数の像担持体、およびそれらに対応する複数の転写部の少なくとも1つの組におけるニップ部の上流における用紙の搬送状態を検出し、補正部は、少なくとも1つの組における像担持体上の像と用紙との位置関係を補正する。
好ましくは補正部は、像担持体上の像がニップ部に到る時間を遅くする、または用紙の搬送速度を早くすることで補正を行なう。
好ましくは書込部は、用紙種類および温湿度の少なくとも1つに基づいて、像担持体上に像の書込みを行なうタイミングを演算する。
好ましくは書込部は、すでに実行されたプリントにおける検出部による検出結果に基づいて、像担持体上に像の書込みを行なうタイミングを演算する。
好ましくは書込部は、すでに実行された直近の1枚または複数枚のプリント、またはすでに実行された直近の1または複数のジョブにおける検出部による検出結果に基づいて、像担持体上に像の書込みを行なうタイミングを演算する。
好ましくは書込部は、像担持体上に潜像を形成する。
この発明の他の局面に従うと、用紙に転写する像を担持する像担持体と、像担持体に対向して設けられる転写部と、用紙搬送経路において、像担持体および転写部のニップ部の上流における用紙の搬送状態を検出する検出部とを備えた画像形成装置の制御方法は、像担持体上に像の書込みを行なう書込ステップであって、検出部による検出が行なわれる前に像の書込みを開始する書込ステップと、検出部の検出結果に基づいて、像担持体上に書き込まれた像と用紙との位置関係を補正する補正ステップとを備え、書込ステップは、用紙先端が検出部に最も早く到達するタイミングを基準に、像担持体上に像の書込みを行なう
この発明のさらに他の局面に従うと、用紙に転写する像を担持する像担持体と、像担持体に対向して設けられる転写部と、用紙搬送経路において、像担持体および転写部のニップ部の上流における用紙の搬送状態を検出する検出部とを備えた画像形成装置の制御プログラムは、像担持体上に像の書込みを行なう書込ステップであって、検出部による検出が行なわれる前に像の書込みを開始する書込ステップと、検出部の検出結果に基づいて、像担持体上に書き込まれた像と用紙との位置関係を補正する補正ステップとをコンピュータに実行させ、書込ステップは、用紙先端が検出部に最も早く到達するタイミングを基準に、像担持体上に像の書込みを行なう
これらの発明に従うと、像担持体および転写部のニップ部の上流における用紙の搬送状態を検出する検出部による検出が行なわれる前に、像の書込みが開始される。検出部の検出結果に基づいて、像担持体上に書き込まれた像と用紙との位置関係が補正される。これにより、用紙に形成される像の位置合わせを適切に行なうことができる画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラムを提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態における画像形成装置について説明する。
画像形成装置は、YMCK(イエロー・マゼンタ・シアン・ブラック)のすべての色を1サイクルで印刷する、タンデム方式のカラープリンタである。タンデム方式のカラープリンタでは、複数色の感光体が直列に配置される。用紙を通紙および搬送させながら、各色のトナー画像を感光体から用紙に順次転写することで、カラー画像が形成される。
すなわち画像形成装置は、中間転写ベルトや直接転写ベルトを用いない、ベルトレスタンデム方式を採用している。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態における画像形成装置のハードウェア構成を示す図である。
図を参照して画像形成装置1は、給紙カセット2と、給紙部3と、Y色感光体4Aと、M色感光体4Bと、C色感光体4Cと、K色感光体4Dと、Y色転写ローラー(転写部)5Aと、M色転写ローラー(転写部)5Bと、C色転写ローラー(転写部)5Cと、K色転写ローラー(転写部)5Dと、定着部6と、排紙部7とを備える。
給紙カセット2には、画像を形成するための用紙が収容されている。用紙の有無は、センサにより検出される。用紙がセットされていない場合、または印字中に用紙が無くなった場合には、センサが状況を検出し、表示パネル等でユーザに知らせる。給紙カセット2の前方(図において右側)には、給紙カセット2内の用紙を画像形成部(画像書込部)へ送り出すための給紙部3が備えられている。画像形成装置1には、装置の制御を行なうCPU等を含むコントローラー(画像データ処理部)51が備えられている。
画像形成装置1は、直接にまたはネットワークを介し、コンピューターに接続して使用される。コンピューターからは、用紙に印字する画像データが、画像形成装置内のコントローラー51に転送される。画像形成部は、転送された画像データに基づいて、Y色感光体4A上に潜像を形成する。現像部は、その潜像に従い、現像材によりY色感光体4A上に像を形成する。Y色感光体4A上に形成された現像材による像は、Y色転写ローラー5Aによって用紙へ転写される。この用紙は、給紙カセット2内の用紙が、給紙部3から送り出されたものである。用紙は、給紙部3より、用紙に対する画像の位置が適切となるように制御され、Y色転写ローラー5Aに搬送される。同様に、M色感光体4BとM色転写ローラー5Bとによる転写処理、C色感光体4CとC色転写ローラー5Cとによる転写処理、およびK色感光体4DとK色転写ローラー5Dとによる転写処理が各色連続して行われる。各色転写ローラー5A〜5Dで現像材が転写された用紙は、定着部6に送られ、熱と圧力が加えられる。用紙上の現像材は、定着部6を通過することにより、用紙に定着すると同時に発色する。その後、用紙は排紙部7に排出される。これにより、画像形成が完了する。
感光体4A〜4D、および転写ローラー5A〜5Dが設置される位置は、画像形成部9を構成する。
図2は、画像形成部9の構成例を示す側面図である。
図2では、画像形成部9の構成を簡略化して示しており、4個の感光体4A〜4Dが水平に一列に並んだ状態にあるものとしている。画像形成部9は、像担持体である感光体4A〜4Dと、感光体4A〜4D上に潜像の書込みを行なう画像書込部16A〜16Dと、感光体4A〜4D上の潜像を現像してトナー像を形成する不図示の現像器と、感光体4A〜4Dと対になり感光体4A〜4D上に形成されたトナー像を用紙10上に転写するための転写ローラー5A〜5Dと、搬送されてくる用紙10の先端がそれぞれの位置に到達したことを検出するためのタイミングセンサ13、および先端検出センサ14A〜14Dと、用紙を搬送するための搬送ローラー15とを備えている。
給紙部3から送り出された用紙10は、タイミングセンサ13でその先端を検出された後、一定時間経過後に停止する。この際に、用紙10の先端は搬送ローラー15に突き当てられる。これにより用紙のスキューが補正される。
画像書込部16A〜16Dは、タイミングセンサ13の検出タイミングを元に画像の書込みのタイミングを決定する。画像書込部16A→画像書込部16Dの順に書込み開始のタイミングは遅くなる。
用紙の搬送速度は用紙種類や環境により変化する。このため、用紙10がタイミングセンサ13で検出されてから、感光体4Aと転写ローラー5Aとの接触部分であるニップ部(転写ポイント)に到達するまでの時間にはばらつきが存在する。同様に、感光体4B〜4Dのそれぞれと転写ローラー5B〜5Dとのそれぞれとのニップ部に到達するまでの時間においても、ばらつきが存在する。
ばらつき量は、用紙種類や画像形成装置が設置された環境により変化する。ばらつきの範囲は予め実験により知ることができる。
本実施の形態では、想定されるばらつきにおいて、用紙の速度が早い方の最大値を基準にして画像書込みのタイミングを決定している。すなわち、用紙10が最も早く感光体と転写ローラーとのニップ部に到達した場合に、用紙10と画像との位置が所望の位置となるように、画像書込みのタイミングは決定される。
画像書込部16A〜16Dは、用紙10上の所定の位置にトナー像が転写されるように、タイミングを演算してそれぞれの感光体4A〜4Dへの書込み処理を行う。
搬送ローラー15は、用紙10と感光体4A上の画像との用紙搬送方向の位置関係が合致するタイミングで、用紙10を感光体4Aと転写ローラー5Aとのニップ部へ送り込む。
用紙10は、感光体4Aと転写ローラー5Aとのニップ部で1色目の画像が転写された後、順次、感光体4Bと転写ローラー5B、感光体4Cと転写ローラー5C、感光体4Dと転写ローラー5Dのニップ部に搬送され、それぞれ2、3、4色目の画像が転写されてカラー画像が形成される。一般的には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)の4色でカラー画像が形成される。カラー画像が形成された用紙10は、定着部6に送られてトナー像が定着された後、排紙部7に排出される。
各ニップ部の上流に設けた先端検出センサ14A〜14Dは、用紙10の先端がニップ部の近傍に到達したことを検出する。この検出結果に基づく一連の制御に関しては、後述する。
なお、先端検出センサ14A〜14Dからそれぞれのニップ部までの距離は、画像書込部16A〜16Dによる感光体4A〜4Dへの画像書込みポイントから画像がニップ部に移動するまでの距離よりも短く設定されている。これは、装置をコンパクトに構成することを目的としたものである。
図3は、先端検出センサと画像書込みポイントとの位置関係を示す図である。
ここでは先端検出センサ14Aと感光体4Aの画像書込みポイント“A”との位置関係が記載されているが、先端検出センサ14B〜14Dと感光体4B〜4Dの画像書込みポイントとの位置関係も同様である。
先端検出センサ14Aの検出ポイント“C”と、ニップ部(転写ポイント)“B”との間の距離がYで示されている。画像書込みポイント“A”から画像がニップ部“B”に移動するまでの距離がXで示されている。
本実施の形態では、Y<Xの関係が成立する。用紙10の移動速度と感光体4Aの表面部分の移動速度とは通常は同じである。このために、用紙10の先端が先端検出センサ14Aの検出ポイント“C”に達しているときには、すでに画像書込部16Aは画像の書込みを開始していなければならない。このため、画像書込部16Aによる画像の書込み開始のタイミングは、タイミングセンサ13が用紙先端を検知したタイミングを基に決定される。
図4は、画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図を参照して、タイミングセンサ13および先端検出センサ14A〜14Dの検出情報が画像形成装置の備えるCPU31に入力される。搬送ローラー15は、搬送ローラー駆動モーター34により駆動される。感光体4A〜4Dのそれぞれは、感光体駆動モーター37A〜37Dにより駆動される。CPU31がモーターの駆動速度を調節することで、搬送ローラー15や感光体4A〜4Dの駆動速度を変化させることが可能である。
画像書込部16A〜16Dは、レーザダイオード(またはLED)やポリゴンミラーなどの走査系により構成され、CPU31によりその駆動タイミングが制御される。
CPU31には、外部機器(外部PC(パーソナルコンピュータ))と通信を行なうための入出力I/F41と、画像書込部16A〜16Dのそれぞれで書き込まれた潜像の現像を行なうトナー現像器43A〜43Dと、定着器6とが接続される。
CPU31は、タイミングセンサ13の検出信号に従って、搬送ローラー駆動モーター34を制御して搬送ローラー35により用紙を搬送させる。それと共にCPU31は、感光体駆動モーター37A〜37Dを制御して感光体4A〜4Dを回転させる。また、画像書込部16A〜16Dを制御して感光体4A〜4D上に潜像を形成する。このとき、画像(潜像)は、用紙が最も早く転写ポイントに到達した場合に位置が合致するように形成される。
CPU31は、先端検出センサ14A〜14Dの検出信号を得ると、その出力タイミングが規定のタイミングであるかどうかチェックする。規定のタイミングであれば、その状態を継続する。
規定のタイミングでない場合(用紙が最も早く到達する場合を基準に潜像を形成しているため、規定のタイミングでない場合は用紙が画像に対して遅れていることになる)、CPU31は、画像の位置を用紙に合わせるように調整する。
なお、感光体が1つの場合においても本発明を実施することは可能であり、その場合、先端検出センサ、画像書込部、現像器、感光体駆動モーターは、それぞれ1つでよい。
なお、搬送ローラー駆動モーター34は独立したモーターである必要はなく、感光体駆動モーターが兼用していても構わない。
さらに、CPU31には用紙種類検出部45および温湿度検出部47が接続される。これは、センサにより用紙の種類や温湿度を検出するものである(またはユーザによる用紙の種類や温湿度の設定を検出するものであってもよい)。
図5は、複数の感光体のそれぞれの制御のために実行される処理を示すフローチャートである。
これは、画像形成部9のタイミングセンサ13および先端検出センサ14A〜14Dの検出結果に基づいて、画像形成装置のCPUが感光体の動作制御を行なうものである。なお、以下では感光体4Aにおける制御を説明するが、感光体4B〜4Dにおける制御も同様のフローチャートの処理により行われる。
まず、CPU31はタイミングセンサ13を用いて、用紙10の先端がその位置に到達したかどうかをチェックする(S101)。タイミングセンサ13がONとなると(S101でYES)、CPU31は、画像書込部16Aにおいて画像書込みを開始するタイミングを演算する(S102)。
CPU31は、搬送ローラー15を用いて、画像書込みタイミングに合わせて用紙10が感光体4Aと転写ローラー5Aとのニップ部に到達できるようにタイミングを見計らって用紙10を搬送する。CPU31は、画像書込みタイミングが到達したかどうかをチェックし(S103)、画像書込みのタイミングが到達すれば(S103でYES)、感光体4Aへの画像の書込みを開始する(S104)。
これにより、コンピューターより転送された画像データに基づく第1色目の潜像が感光体4A上に形成される。感光体4A上に形成された潜像は、ニップ部に到達するまでの間に現像器によりトナー像となる。
CPU31は、先端検出センサ14Aを用いて、用紙10の先端がその位置に到達したかどうかをチェックする(S105)。先端検出センサ14AがONとなると(S105でYES)、CPU31は、そのONとなったタイミングが規定範囲内であるかどうかをチェックする(S106)。上述の通り、タイミングセンサ13の検出結果を元に、用紙10に対する画像の位置が所定の位置(用紙の搬送ばらつきを考慮して、最も早く用紙が感光体と転写ローラーとのニップ部に到達する場合を基準に設定した位置)となるように演算が行なわれている。このような演算に基づいて画像の書込みと用紙10の搬送とを制御したことに対し、ステップS105およびS106では、実際の用紙10の到達タイミングがどの程度であるかをチェックするものである。
先端検出センサ14Aの検出タイミングが規定範囲内であった場合(S106でYES)には、CPU31によりそのまま用紙10はニップ部へ搬送され、トナー像が転写される。その後用紙は、CPU31により感光体4Bと転写ローラー5Bとのニップ部に向かって搬送されていく。その間には、図5と同じフローチャートでの処理により、画像書込部16Bの書込みタイミングや先端検出センサ14Bの検出タイミング等をチェックしていく。これは、既に説明した内容と重複するため説明を繰り返さない。この場合には、1色目の画像と用紙10との位置関係は所定の関係になっている。このため、2色目の画像の位置関係を考える際には、1色目の画像の位置を考慮しなくても良い。
先端検出センサ14Aの検出タイミングが規定範囲内でなかった場合(S106でNO)には、CPU31は用紙10と画像とのずれ量を演算し(S107)、そのずれ量を補正する処理を行なう(S108)。
ずれ量の補正において、用紙と感光体上の画像との位置関係を瞬間的に変更する方法が実行される。たとえば、感光体の駆動速度や用紙搬送速度を変更する方法が実行される。感光体や用紙の搬送速度は、CPU31によって感光体駆動モーターや搬送ローラー駆動モーターの回転速度を調整することで変更される。
これにより、用紙10と画像との位置関係を補正した第1色目のトナー像を得ることができる。その後、用紙10は感光体4Bと転写ローラー5Bとのニップ部に向かって搬送されていく。その間には、画像書込部16Bの書込みタイミングや先端検出センサ14Bの検出タイミング等をチェックしていく。すなわち、既に説明した内容とほぼ同様の制御を繰り返すことになる。ただし、第2色目の画像と用紙10との位置関係、または第2色目の画像と第1色目の画像との位置関係を考慮した補正が必要となる場合がある。
なお、画像書込部16Bの書込みタイミングは、タイミングセンサ13の検出結果を元に決定するものとしたが、演算時間や先端検出センサ14Aの配置の観点から可能であれば、先端検出センサ14Aの検出結果を元に決定してもよい。
画像書込部16Bに近い方のセンサの検出結果に基づいて決定した方が、ずれ量が小さくなるため好ましい。場合によっては、タイミングセンサ13の検出結果を元に画像書込部16Bの書込みタイミングを凡そ決定しておいて、先端検出センサ14Aの検出結果に基づいてそのタイミングを微調整してもよい。
画像書込部16C,16Dに対する処理も同様である。すなわち、上流のセンサの検出結果を使用して画像書込みタイミングを決定すればよい。
なお、1色目の画像と用紙10との位置関係が所定の関係になっていると判断して補正を行なわなかった場合においても、理想の画像位置とは若干の差があることが考えられる。この場合には、第1色目のずれ量を補正制御した場合と同様に、第2色目の画像と用紙10との位置関係、または第2色目の画像と第1色目の画像との位置関係を考慮した補正制御を行なうことで、より良好な画像を得ることが可能となる。
なお、単色プリントを行なう画像形成装置では、図5の処理で1色目のトナー像が得られれば画像形成は完了する。
次に図6〜11を参照して、図5のステップS108で実行される補正処理について説明する。
この図は横軸に時間が示されている。ニップ部に感光体上に形成された画像が到着するタイミングが「画像」と書かれたラインの立ち上がりで示されている。また、ニップ部に用紙の画像形成位置が到着するタイミングが「用紙」と書かれたラインの立ち上がりで示されている。これにより、画像のずれ量とその補正との関係が示されている。
図6は、用紙と画像の位置が合致した理想状態を示す図である。すなわち、ニップ部に感光体上に形成された画像が到着するタイミングと、ニップ部に用紙の画像形成位置が到着するタイミングとが等しい時刻となっている。
図7および8は、用紙と画像の位置がずれた状態を示している。図7は、画像に対し用紙が早く到達し、δ1だけずれた状態を示している。また、図8は画像に対し用紙が遅く到達し、δ2だけずれた状態を示している。
画像に対するずれ量の最大値が、図7および8に示した値であるものとする。本実施の形態では、感光体上に画像を予めδ1だけ先行させて形成することとしている。その様子を図9〜11に示す。
図9では、用紙が本来のタイミングで転写ポイントに到達した場合を示している。本実施の形態では感光体上に画像を予めδ1(最大ずれ量)だけ先行させて形成するため、画像形成位置がδ1だけずれることを示している。
図10は、用紙が最大ずれ量δ1だけ早く到達した場合を示している。この場合は、先行していた画像と用紙の位置とが合致し、ずれ量はゼロとなる。
図11は、用紙がδ2だけ遅く転写ポイントに到達した場合を示す。この場合、画像と用紙のずれ量はδ1+δ2となる。図9および11では、画像と用紙のずれ量をわかりやすく図示しているが、実際には、補正を行なうためずれ量は緩和されることとなる。
ずれ量の補正方向は、図9と図11において、ともに感光体上に形成された画像がニップ部に到着するタイミングを、用紙の画像形成位置がニップ部に到着するタイミングに対して相対的に遅らせる方向である。これは、簡単な制御で対応することができる。すなわち感光体の回転速度を遅くする、もしくは用紙搬送速度を早くする(または、感光体の回転速度を遅くし、かつ用紙搬送速度を早くする)ことで両タイミングを一致させることができる。
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態における画像形成装置のハードウェア構成は、第1の実施の形態におけるそれと同じであるためここでの説明を繰り返さない。ここでは、第2の実施の形態における画像形成装置が第1の実施の形態におけるそれと異なる点について説明する。
図12は、複数の感光体のそれぞれの制御のために実行される処理を示すフローチャートである。
これは、画像形成部9のタイミングセンサ13および先端検出センサ14A〜14Dの検出結果に基づいて、画像形成装置のCPUが感光体の動作制御を行なうものである。なお、以下では感光体4Aにおける制御を説明するが、感光体4B〜4Dにおける制御も同様のフローチャートの処理により行われる。
ここでは、画像形成装置のCPU31はレジスト制御のために、用紙種類検出部45および温湿度検出部47(図4参照)の少なくとも1つの検出値を用いる。
印字指示が出されると画像形成装置のCPU31は、用紙種類検出部45を用いて、印字に用いる用紙の種類を検出する(S201)。その結果に基づきCPU31は、演算により、または予め格納したデータを読み出すことにより、用紙種類に応じた補正値を算出する(S202)。
続いてCPU31は、温湿度検出部47により温湿度を検出する(S203)。その結果に基づきCPU31は、演算により、または予め格納したデータを読み出すことにより、温湿度に応じた補正値を算出する(S204)。
そしてCPU31は、タイミングセンサ13を用いて、用紙10の先端が到達したかどうかをチェックする(S205)。タイミングセンサ13がONとなると(S205でYES)、CPU31は、画像書込部16Aにおいて画像書込みを開始するタイミングを演算する(S206)。
この際にCPU31は、ステップS202およびステップS204で算出した補正値を加味して、画像書込みタイミング(最も用紙が早くニップ部に達するタイミングにあわせた書込みタイミング)を決定する。CPU31は、搬送ローラー15を用いて、画像書込みタイミングに合わせて用紙10が感光体4Aと転写ローラー5Aとのニップ部に到達できるようにタイミングを見計らって用紙10を搬送する。
CPU31は、画像書込みタイミングが到達したかどうかをチェックし(S207)、画像書込みのタイミングが到達すれば(S207でYES)、感光体4Aへの画像の書込みを開始する(S208)。
これにより、コンピューターより転送された画像データに基づく第1色目の潜像が感光体4A上に形成される。感光体4A上に形成された潜像はニップ部に到達するまでの間に現像器によりトナー像となる。
CPU31は、先端検出センサ14Aを用いて、用紙10の先端がその位置に到達したかどうかをチェックする(S209)。先端検出センサ14AがONとなると(S209でYES)、CPU31は、そのONとなったタイミングが規定範囲内であるかどうかをチェックする(S210)。上述の通り、タイミングセンサ13の検出結果を元に、用紙10に対する画像の位置が所定の位置(用紙の搬送ばらつきを考慮して、最も早く用紙が感光体と転写ローラーとのニップ部に到達する場合を基準に設定した位置)となるように演算が行なわれている。このような演算に基づいて画像の書込みと用紙10の搬送とを制御したことに対し、ステップS209およびS210では、実際の用紙10の到達タイミングがどの程度であるかをチェックするものである。
先端検出センサ14Aの検出タイミングが規定範囲内であった場合(S210でYES)には、CPU31によりそのまま用紙10はニップ部へ搬送され、トナー像が転写される。その後用紙は、CPU31により感光体4Bと転写ローラー5Bとのニップ部に向かって搬送されていく。その間には、図12と同じフローチャートでの処理により、画像書込部16Bの書込みタイミングや先端検出センサ14Bの検出タイミング等をチェックしていく。これは、既に説明した内容と重複するため説明を繰り返さない。この場合には、1色目の画像と用紙10との位置関係は所定の関係になっている。このため、2色目の画像の位置関係を考える際には、1色目の画像の位置を考慮しなくても良い。
先端検出センサ14Aの検出タイミングが規定範囲内でなかった場合(S210でNO)には、CPU31は用紙10と画像とのずれ量を演算し(S211)、そのずれ量を補正する処理を行なう(S212)。
ずれ量の補正に関しては、第1の実施の形態における方法と同様の方法が実行される。
これにより、用紙10と画像との位置関係の補正をした第1色目のトナー像を得ることができる。その後、用紙10は感光体4Bと転写ローラー5Bとのニップ部に向かって搬送されていく。その間には、画像書込部16Bの書込みタイミングや先端検出センサ14Bの検出タイミング等をチェックしていく。すなわち、既に説明した内容とほぼ同様の制御を繰り返すことになる。ただし、第2色目の画像と用紙10との位置関係、または第2色目の画像と第1色目の画像との位置関係を考慮した補正が必要となる場合がある。
このようにして本実施の形態においては、用紙の種類や温湿度に基づいて画像の書込みタイミングを決定することができる。これにより、例えば用紙が搬送されにくい場合(用紙の質量が大きい、湿度が高いなど)には、画像の書込みタイミングを遅らせるなどで対応することが可能となる。また逆に用紙が搬送されやすい場合には、画像の書込みタイミングを早めることで対応することが可能となる。
なお本実施の形態においては、用紙種類と装置が設置された環境(温湿度)とに基づいて補正値を算出する例を説明したが、補正値はこれら以外の要素に基づいて算出してもよいし、これら要素の一方のみを用いて算出してもよい。補正値の算出タイミングも実施の形態に限定されるものではなく、ステップS206での処理の前に算出されていればよい。装置ごとに補正値の機差がある場合には、機差を個々の装置ごとに記憶しておき、補正値の算出に用いることとしてもよい。
また、本実施の形態においては、用紙種類や温湿度に基づいて画像の最大ずれ量を設定するものであるが、設定を行なうために装置に、用紙種類と温湿度の少なくとも1つをパラメータとする補正係数またはテーブルを備えさせることが望ましい。
[第3の実施の形態]
本発明の第3の実施の形態における画像形成装置のハードウェア構成は、第1の実施の形態におけるそれと同じであるためここでの説明を繰り返さない。ここでは、第3の実施の形態における画像形成装置が第1の実施の形態におけるそれと異なる点について説明する。
図13は、複数の感光体のそれぞれの制御のために実行される処理を示すフローチャートである。
これは、画像形成部9のタイミングセンサ13および先端検出センサ14A〜14Dの検出結果に基づいて、画像形成装置のCPUが感光体の動作制御を行なうものである。なお、以下では感光体4Aにおける制御を説明するが、感光体4B〜4Dにおける制御も同様のフローチャートの処理により行われる。
ここでは、画像形成装置のCPU31はレジスト制御のために、以前のプリントにおける画像のずれ量を用いる。
印字指示が出されると画像形成装置のCPU31は、以前のプリントにおけるずれ量の検出結果を元に、最大ずれ量を設定する(S301)。
そしてCPU31は、タイミングセンサ13を用いて、用紙10の先端が到達したかどうかをチェックする(S302)。タイミングセンサ13がONとなると(S302でYES)、CPU31は、画像書込部16Aにおいて画像書込みを開始するタイミングを演算する(S303)。
この際にCPU31は、ステップS301で設定した値を基に、画像書込みタイミングを決定する。CPU31は、搬送ローラー15を用いて、画像書込みタイミングに合わせて用紙10が感光体4Aと転写ローラー5Aとのニップ部に到達できるようにタイミングを見計らって用紙10を搬送する。
CPU31は、画像書込みタイミングが到達したかどうかをチェックし(S304)、画像書込みのタイミングが到達すれば(S304でYES)、感光体4Aへの画像の書込みを開始する(S305)。
これにより、コンピューターより転送された画像データに基づく第1色目の潜像が感光体4A上に形成される。感光体4A上に形成された潜像はニップ部に到達するまでの間に現像器によりトナー像となる。
CPU31は、先端検出センサ14Aを用いて、用紙10の先端がその位置に到達したかどうかをチェックする(S306)。先端検出センサ14AがONとなる(S306でYES)と、CPU31は、そのONとなったタイミングが規定範囲内であるかどうかをチェックする(S307)。タイミングセンサ13の検出結果を元に、用紙10に対する画像の位置が所定の位置(用紙の搬送ばらつきを考慮して、最も早く用紙が感光体と転写ローラーとのニップ部に到達する場合を基準に設定した位置)となるように演算が行なわれている。このような演算に基づいて画像の書込みと用紙10の搬送とを制御したことに対し、ステップS306およびS307では、実際の用紙10の到達タイミングがどの程度であるかをチェックするものである。
先端検出センサ14Aの検出タイミングが規定範囲内であった場合(S307でYES)には、CPU31によりそのまま用紙10はニップ部へ搬送され、トナー像が転写される。その後用紙は、CPU31により感光体4Bと転写ローラー5Bとのニップ部に向かって搬送されていく。その間には、図13と同じフローチャートでの処理により、画像書込部16Bの書込みタイミングや先端検出センサ14Bの検出タイミング等をチェックしていく。これは、既に説明した内容と重複するため説明を繰り返さない。この場合には、1色目の画像と用紙10との位置関係は所定の関係になっている。このため、2色目の画像の位置関係を考える際には、1色目の画像の位置を考慮しなくても良い。
先端検出センサ14Aの検出タイミングが規定範囲内でなかった場合(S307でNO)には、CPU31は用紙10と画像とのずれ量を演算し(S308)、そのずれ量を補正する処理を行なう(S309)。
ずれ量の補正に関しては、第1の実施の形態における方法と同様の方法が実行される。
これにより、用紙10と画像との位置関係の補正をした第1色目のトナー像を得ることができる。その後、用紙10は感光体4Bと転写ローラー5Bとのニップ部に向かって搬送されていく。その間には、画像書込部16Bの書込みタイミングや先端検出センサ14Bの検出タイミング等をチェックしていく。すなわち、既に説明した内容とほぼ同様の制御を繰り返すことになる。ただし、第2色目の画像と用紙10との位置関係、または第2色目の画像と第1色目の画像との位置関係を考慮した補正が必要となる場合がある。
このようにして本実施の形態においては、対象とするプリント以前のプリントにおけるずれ量を基に画像の書込みタイミングを決定することができる(すなわち、対象とするプリント以前のプリントにおけるずれ量を基に補正制御を行なう)。これにより、状況に応じて書込みタイミングを調整することが可能となる。
なお本実施の形態においては、対象とするプリント以前のプリントにおけるずれ量に基づいて画像書込みタイミングを制御する例を説明したが、「対象とするプリント以前のプリント」の範囲は、直前のジョブのプリントであってもよいし、直近の複数ジョブのプリントであってもよいし、直前の1枚のプリントであってもよいし、直近の複数枚のプリントであってもよい。また、「対象とするプリント以前のプリント」が複数ある場合には、その最大のずれ量に基づいて画像書込みタイミングを制御することが望ましい。
また、第2の実施の形態のように、用紙の種類や装置が設置された環境(温湿度)による補正値を用いた制御を行なう場合には、同一条件下での以前のプリントのずれ量を用いて補正を行なうことが望ましい。
また、少数のプリントのデータを基にする場合は、それらのデータに統計的な処理を施し、例えば標準偏差の数倍の範囲にあるデータを用いるようにしてもよいし、標準偏差に一定値を付加した範囲にあるデータを用いるようにしてもよい。
[実施の形態における効果]
以上のような構成により、装置の小型化が可能であり、各色のプリントに対し色ずれの補正が可能な画像形成装置を提供することが可能となる。
より詳しくは、画像形成装置は、感光体と転写ローラーとのニップ部の上流の位置に、用紙先端を検出するセンサを有し、その検出結果に応じて感光体と用紙とのずれ量を補正することができる。予めずれ量の最大値を設定しておき、用紙先端が最も早くセンサに到達した場合に用紙と画像との位置が合致するように、画像の書込みタイミングが制御される。
すなわち、感光体への画像書込みタイミングとしては、用紙が早く到達する方向の最大ずれ量に基づくタイミングが基準として設定される。用紙先端の到達タイミングがそれ以外のタイミングである場合には、感光体上の画像と用紙とのずれが小さくなるように制御が行なわれる。相対的に、感光体上の画像が転写ポイントに到達するタイミングを遅らせるものである。
一方向の調整のみという簡単な制御により、用紙と画像との位置ずれや画像間の色ずれを補正することが可能となる。また、ずれを検出した時点で補正が可能となるため、感光体間の距離を短くして装置の小型化を図ることができる。
[その他]
なお、画像の位置合わせは用紙の位置を基準に行なってもよいし、上流で用紙に形成された画像の位置を基準に行なってもよい。
また、実施の形態では用紙先端の到達を検出するセンサを用いることとしたが、用紙の搬送速度を検出するセンサを用いてもよい。すなわち、用紙の搬送速度に基づいてニップ部への用紙の到達タイミングを判定し、それにより感光体上の像と用紙との位置関係を補正するものでる。
また、画像形成装置としては、モノクロ/カラーの複写機、プリンタ、ファクシミリ装置やこれらの複合機(MFP)などいずれであってもよい。
また、上述の実施の形態における処理は、ソフトウエアによって行なっても、ハードウエア回路を用いて行なってもよい。
また、上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザに提供することにしてもよい。また、プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。
なお、上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
第1の実施の形態における画像形成装置のハードウェア構成を示す図である。 画像形成部9の構成例を示す側面図である。 先端検出センサと画像書込みポイントとの位置関係を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 複数の感光体のそれぞれの制御のために実行される処理を示すフローチャートである。 図5のステップS108で実行される補正処理について説明するための図である。 図5のステップS108で実行される補正処理について説明するための図である。 図5のステップS108で実行される補正処理について説明するための図である。 図5のステップS108で実行される補正処理について説明するための図である。 図5のステップS108で実行される補正処理について説明するための図である。 図5のステップS108で実行される補正処理について説明するための図である。 第2の実施の形態において、複数の感光体のそれぞれの制御のために実行される処理を示すフローチャートである。 第3の実施の形態において、複数の感光体のそれぞれの制御のために実行される処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
2 給紙カセット
3 給紙部
4A Y色感光体
4B M色感光体
4C C色感光体
4D K色感光体
5A Y色転写ローラー(転写部)
5B M色転写ローラー(転写部)
5C C色転写ローラー(転写部)
5D K色転写ローラー(転写部)
6 定着部
7 排紙部
9 画像形成部
10 用紙
13 タイミングセンサ
14A〜14D 先端検出センサ
15 搬送ローラー
16A〜16D 画像書込部

Claims (11)

  1. 用紙に転写する像を担持する像担持体と、
    前記像担持体に対向して設けられる転写部と、
    用紙搬送経路において、前記像担持体および前記転写部のニップ部の上流における前記用紙の搬送状態を検出する検出部と、
    前記像担持体上に像の書込みを行なう書込部であって、前記検出部による検出が行なわれる前に像の書込みを開始する書込部と、
    前記検出部の検出結果に基づいて、前記像担持体上に書き込まれた像と前記用紙との位置関係を補正する補正部とを備え
    前記書込部は、用紙先端が前記検出部に最も早く到達するタイミングを基準に、前記像担持体上に像の書込みを行なう、画像形成装置。
  2. 前記検出部は、前記用紙の先端が到達したことを検出する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記像担持体は感光体であり、
    前記転写部は転写ローラーである、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記像担持体は、複数色のそれぞれに対応するものが複数設けられ、
    前記転写部は、前記複数の像担持体のそれぞれに対応するものが複数設けられ、
    前記検出部は、前記複数の像担持体、およびそれらに対応する前記複数の転写部の少なくとも1つの組におけるニップ部の上流における前記用紙の搬送状態を検出し、
    前記補正部は、前記少なくとも1つの組における像担持体上の像と前記用紙との位置関係を補正する、請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記補正部は、前記像担持体上の像が前記ニップ部に到る時間を遅くする、または前記用紙の搬送速度を早くすることで補正を行なう、請求項1からのいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記書込部は、用紙種類および温湿度の少なくとも1つに基づいて、前記像担持体上に像の書込みを行なうタイミングを演算する、請求項1からのいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記書込部は、すでに実行されたプリントにおける前記検出部による検出結果に基づいて、前記像担持体上に像の書込みを行なうタイミングを演算する、請求項1からのいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記書込部は、すでに実行された直近の1枚または複数枚のプリント、またはすでに実行された直近の1または複数のジョブにおける前記検出部による検出結果に基づいて、前記像担持体上に像の書込みを行なうタイミングを演算する、請求項に記載の画像形成装置。
  9. 前記書込部は、前記像担持体上に潜像を形成する、請求項1からのいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 用紙に転写する像を担持する像担持体と、
    前記像担持体に対向して設けられる転写部と、
    用紙搬送経路において、前記像担持体および前記転写部のニップ部の上流における前記用紙の搬送状態を検出する検出部とを備えた画像形成装置の制御方法であって、
    前記像担持体上に像の書込みを行なう書込ステップであって、前記検出部による検出が行なわれる前に像の書込みを開始する書込ステップと、
    前記検出部の検出結果に基づいて、前記像担持体上に書き込まれた像と前記用紙との位置関係を補正する補正ステップとを備え
    前記書込ステップは、用紙先端が前記検出部に最も早く到達するタイミングを基準に、前記像担持体上に像の書込みを行なう、画像形成装置の制御方法。
  11. 用紙に転写する像を担持する像担持体と、
    前記像担持体に対向して設けられる転写部と、
    用紙搬送経路において、前記像担持体および前記転写部のニップ部の上流における前記用紙の搬送状態を検出する検出部とを備えた画像形成装置の制御プログラムであって、
    前記像担持体上に像の書込みを行なう書込ステップであって、前記検出部による検出が行なわれる前に像の書込みを開始する書込ステップと、
    前記検出部の検出結果に基づいて、前記像担持体上に書き込まれた像と前記用紙との位置関係を補正する補正ステップとをコンピュータに実行させ
    前記書込ステップは、用紙先端が前記検出部に最も早く到達するタイミングを基準に、前記像担持体上に像の書込みを行なう、画像形成装置の制御プログラム。
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