JP5151614B2 - Ofdmaを利用する信号伝送装置 - Google Patents

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本出願は、OFDMA(直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access))を伝送方式とする信号伝送装置に関する。
本願に関する技術は、例えば、データが割り当てられていないサブキャリア以外のサブキャリアに対してフーリエ変換を行うOFDMA信号伝送装置に適用することもできる。
無線通信においては、伝送路は様々な障害物等からの反射波により多重伝送路となる。そして、各伝送路の伝搬遅延の違いにより、伝送帯域内の周波数特性が歪む周波数選択性フェージングが発生するという問題がある。この問題は、時間軸上では隣り合うシンボル(1回の変調で送信する1ビットあるいは複数ビットのデータ)が互いに干渉を起こす符号間干渉となり、通信品質の著しい劣化を招く。近年、このような周波数選択性フェージングへの対策として、高速・高信頼性が実現でき、周波数選択性フェージングに強いOFDMAが注目されている。
このOFDMAは、シンボルを並列送信するために、中心周波数が互いに直交した複数の搬送波(以下、この搬送波を「サブキャリア」と言う)を利用する通信方式である。
OFDMAでは、複数の搬送波の周波数を互いに直交させるため、搬送波を近接させても干渉することがない。そのため、周波数利用効率を高めることができる。また、OFDMAでは、送信するデータを複数の搬送波に分割し、1つの搬送波当たりのシンボルレート(データレート/シンボル当たりのビット数)を抑えている。さらに、シンボルレートが遅くすることで、ガードインターバル(GI)の利用が可能になり、本来の信号より遅れて到着する反射波によるマルチパス干渉が生じにくい。
さらに、OFDMAは、1つ又は複数のサブキャリアを、ユーザごとに割り当てることによって、複数ユーザによる多元接続を可能にする。したがって、ODFMAは、移動局毎に1つ以上のサブキャリアを割り当てることにより、複数移動局からの上り回線通信でOFDMA信号を共有することができる。そして、移動局が少ない場合は、1つの移動局が利用できるサブキャリアの数が増え、移動局当たりの伝送速度を上げることもできる。
図11を用いて、従来の移動局の送信部500の機能構成を示す。送信部500は、S/P(シリアル/パラレル)変換部501と、マッピング部502、変調処理部503、IFFT(逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform))演算部504、P/S(パラレル/シリアル)変換部505、GI付加部506、D/A(デジタル/アナログ)変換部507、RF(無線周波数)部508、及び送信アンテナ509を有する。
S/P変換器501は、移動局のユーザから入力されたシリアルデータを複数のサブキャリア毎のパラレルデータ(データ数Nused)に変換する。マッピング部502は、基地局から送信されるスケジューリングテーブル512にしたがって、自移動局「ユーザA」に指定される「サブキャリアA」にパラレルデータの一部を割り当てる。変調処理部503は、パラレルデータが割り当てられた周波数スペクトルのサブキャルリアAを生成するために、パラレルデータをデジタル変調処理する。IFFT演算部504は、デジタル変調した周波数データ(データ数Nused)を、IFFT演算を実施して、時間波形のパラレルデータに変換する。
IFFT演算部504は、所定のデータ点数Nに対してIFFT演算を行うように構成されている。したがって、例えば、他移動局の利用によるサブキャリア等の自移動局が割り当てを行わないサブキャリア(データ数N−Nused)は、零点とみなしてIFFT演算を行う。
IFFT演算部504は、IFFT演算により算出される時間波形情報をN点のパラレルデータとして生成する。P/S部505は、パラレルデータをシリアルデータに合成し、GI付加部でGIが付加されたシリアル信号を、DA変換部507がアナログ信号に変換する。RF部509は、アナログ信号を無線信号(OFDMA信号)に変換して基地局に送信する。
図12を用いて、従来の移動局の受信部520の機能構成を示す。受信部520は、アンテナ529、RF部521、A/D(アナログ/デジタル)変換部522、GI除去部523、S/P変換部524と、FFT(高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform))演算部525、デマッピング部526、復調処理部527、P/S変換部528を有する。
S/P変換部524は、GI除去された時間波形をパラレルデータ(データ数N)に変換する。そして、FFT演算部524は、全サブキャリア数(N点)のFFT演算を行う。すなわち、従来の移動局受信部520では、ユーザデータが未割り当てのサブキャリアであっても全てのデータ点数に対してFFT演算を行っている。そのため、FFT演算部524は、未割り当てサブキャリア数が多いほど変調時に不要な演算を行っている。デマッピング部526は、基地局から送信されたスケジューリングテーブル532を参照して、自基地局宛のデータのみをデマッピングする。デマッピングされた自移動局宛のデータを、復調処理部527で復調処理し、P/S部528でシリアル化してデータを取得する。
FFT演算量を少なくする方式が提案されている。サブキャリア割り当てのスケジューリング時に各ユーザのサブキャリア割り当てを2のべき乗間隔にする。そして、ユーザ数に応じて(全サブキャリア数点)/(2のべき乗点)にサブキャリア数点を変更し、未割り当てサブキャリアに対してFFT演算を行わないことでFFT演算量の削減を行う方式が提案されている(以下、特許文献1)。また、FFT演算のバタフライ演算に注目し、バタフライ演算ブロックの数が少なくなるようにユーザデータをサブキャリアに割り当てる方式も提案されている(以下、特許文献2)。
特許第3515690号公報 特開2007−150687号公報
OFDMAでは複数の移動局に異なるサブキャリアを割り当てることによりアクセス制御を行っており、各移動局が上り回線および下り回線で使用するサブキャリア数は全サブキャリア数の一部である。ところが、従来のOFDMA変復調では、下り回線の場合、図11のように移動局がユーザデータ未割り当てのサブキャリア点に零点を割り振り、全サブキャリア数点に対してIFFT演算を行っている。また、上り回線の場合、図12のように移動局が全サブキャリア数点のFFT演算を行っており、FFT演算後デマッピング部で未割り当てサブキャリア点の除去を行う。
すなわち、従来方式では移動局に割り当てられるサブキャリア数が少なければ少ないほど変調時に不必要なFFT演算又はIFFT演算を行っており、ビットレート辺りの消費電力の拡大に繋がるという問題が生じていた。
また、データが割り当てられていないサブキャリアに対してFFT演算しないために、ユーザ数に応じてサブキャリアの総数を変更する場合、他の移動局と基地局とに当該変更を共有化する必要が生じる。同様に、未割り当てのサブキャリアがある場合、その未割り当てのサブキャリアに新たにユーザ情報を割り当てていく場合、当該変更を他の移動局と基地局と共有化する必要が生じる。そのため、移動局が自由にユーザデータと、サブキャリアとの割り当てを変更する場合、その変更を共有化する対策が必須となり、既存の移動局、基地局に大きな仕様変更が発生する。
上述のような問題点に鑑み、割り当てられるサブキャリア数が少ない場合の不要なIFFT/FFT演算を失くすとともに、当該処理を簡略な方法で提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、複数のサブキャリアを変調して送信する信号伝送装置であって、入力されたシリアル信号のユーザデータをパラレル信号に変換するシリアル/パラレル変換部と、パラレル信号に変換されたユーザデータを周波数成分が互いに直交するサブキャリアのいずれかに割り当てて、割り当てられたサブキャリアを変調するサブキャリア変調処理部と、ユーザデータ未割り当てのサブキャリアに対応するIFFT演算ブロックを探索する演算ブロック探索部と、探索したIFFT演算ブロックを除いたIFFT演算ブロックをバタフライ演算することにより、サブキャリアの時間波形を生成するIFFT演算部と、を有する信号伝送装置が提供される。
さらに、上記課題を解決するために、変調された複数のサブキャリアを受信する信号伝送装置であって、受信したシリアル信号をパラレル信号に変換するシリアル/パラレル変換部と、パラレル信号からユーザデータ未割り当てのサブキャリアに対応するFFT演算ブロックを探索する演算ブロック探索部と、探索したFFT演算ブロックを除いたFFT演算ブロックをバタフライ演算することにより、ユーザデータが割り当てられ且つ周波数成分が互いに直交する複数のサブキャリアを生成するFFT演算部と、複数のサブキャリアからOFDMA信号伝送装置宛のユーザデータが割り当てられたサブキャリアを選択するデマッピング部と、選択されたサブキャリアを復調処理して割り当てられたユーザデータを生成する復調処理部と、を有する信号伝送装置が提供される。
このOFDMA信号伝送装置は、ユーザデータ未割り当てのサブキャリアのIFFT演算ブロック又はFFT演算ブロックについてフーリエ変換を行わないようにしたので、フーリエ変換演算に消費する電力を削減することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施形態]
図1を用いて、上り回線送信部110の機能構成を説明する。送信部110は、S/P変換部111と、マッピング部112、変調処理部113、IFFT演算部114、P/S変換部115、GI付加部116、D/A変換部117、RF部118、送信アンテナ119、記憶部121、及び演算ブロック削減部122を有する。送信部110のこれらの機能構成部は、少なくとも1つの集積回路によって実装できる。例えば、全ての機能構成を1つの電子回路としても良く、送信アンテナ119、RF部118、DA変換部117を除く全ての機能構成を1つの回路としても良い。また、各機能構成部が1つの電子回路によって実装されても良い。
なお、図示しないが送信部110は、無線信号であるOFDMA信号の送信及び/又は受信処理を行うOFDMA伝送装置に備えられる。OFDMA信号装置は、移動局又は基地局であっても良い。
S/P変換部111は、少なくとも1つのユーザデータを含むシリアルデータを、複数のサブキャリア毎のパラレルデータに変換する。
マッピング部112は、記憶部121に格納されるスケジューリングテーブル123(ユーザデータをサブキャリアに割り当てるための情報)にしたがって、そのパラレルデータをサブキャリアに割り当てる。サブキャリアに割り当てられたパラレルデータは、変調処理部113により、ユーザデータが信号点配置されたサブキャリアとしてデジタル変調処理される。なお、マッピング部112及び変調処理部113は、サブキャリア変調処理部として同じ構成としても良い。
図2を参照して、スケジューリングテーブル123を用いたマッピング部112及び変調処理部113が行う処理の一例を説明する。スケジューリングテーブル123は、ユーザデータとサブキャリアとの割り当てを定義する。この定義は、図示してないがシンボル時間毎に定義しても良い。例えば、ユーザAのデータ31がパラレルデータとして、マッピング部112に伝送された場合、マッピング部112は、スケジューリングテーブル123を参照することで、サブキャリアAにユーザAを割り当てる。
サブキャリアAに割り当てられたユーザAのデータは、ユーザAのデータをシグナルとするサブキャリアAを生成するために変調処理部13でデジタル変調され、周波数成分のサブキャリア32が生成される。さらに、周波数成分のサブキャリア32は、後述するIFFT演算部115により、時間波形のパラレルデータに変換されてOFDMA信号33として送信される。OFDMA信号33では、送信部120が移動局に備えられる場合、ユーザA移動局のほかに、他の移動局のユーザB、Cがエアインタフェース上を送信される場合を示す。また、送信部120は、複数のユーザデータ(ユーザA、B、C)を入力することも可能であるため、複数のユーザデータを含むOFDMA信号33として送信しても良い。
図1に戻ると、IFFT演算部114は、後述する演算ブロック削減部122の指示に従い、変調処理部113により算出されたNused(ユーザデータが割り当てられるサブキャリア数)個のサブキャリアである入力値x(n)に対してIFFT演算を行い、出力値X(n)を算出する。なお、IFFT演算部114は、周波数間引きアルゴリズムを用いて、入力数がNused点のIFFT演算ブロックに変換することでバタフライ演算を実行する。
図3(a)を参照して、周波数間引きアルゴリズムを用いたIFFT演算ブロックの分割を説明する。図3(a)は、IFFT演算の演算ブロック分割を示す。Nは、IFFTの総点数である。
式41〜44に示すように、IFFT演算式41は、分割ステップで、2の3乗分のIFFT演算ブロック44に分割できる。そこで、分割ステップ数をjとすると、分割ステップjにおけるIFFT演算を構成する点数は、N/2j点ある。
なお、IFFT演算ブロックCj,kの入力サブキャリア郡を、以下のように表す。
IFFT演算ブロックCj,kの入力サブキャリア郡:x(2jn+k)、[0≦n<N/2j]・・・(式1)
式1で示すように、IFFT演算ブロックCj,kは、2のj乗間隔の入力値x(n)に依存している。
図1に戻ると、演算ブロック削減部122は、後述する未使用(「ユーザデータが未割り当ての状態を言う」、以下同じ)サブキャリアの演算ブロック削減処理フローを実行した後、IFFT部114に、未使用サブキャリア群に対応するIFFT演算ブロックCj,kを通知する。
IFFT演算部114は、演算ブロック削減部122から受信したIFFT演算ブロックCj,kを除いたIFFT演算ブロックに対してバタフライ演算を実行して、サブキャリアの時間波形データを生成する。
IFFT演算部114は、IFFT演算により算出した時間波形データを、パラレルデータとしてN点区間の時間波形のパラレルデータに分割する。P/S部515は、パラレルデータをシリアルデータに合成し、GI付加部116でGIが付加されたシリアル信号を、DA変換部117がアナログ信号に変換する。RF部118は、アンテナ119を介してアナログ信号を無線信号(OFDMA信号)に変換して他のOFDMA信号伝送装置に送信する。
次に、図4を用いて、演算ブロック削減部122の行う未使用サブキャリアの演算ブロック削減処理フローを説明する。最初に、演算ブロック削減部122は、スケジューリングテーブルを受信することで、Nused個のサブキャリアに相当する入力値x(n)が入力される。さらに、送信部110が処理可能なサブキャリアの総数をN(つまり、IFFT部114のIFFT演算ポイントの総数)とし、上記したIFFT演算ブロックの分割ステップ数をjとすると、j=log2(N)が設定される(ステップS101)。
入力値x(n)が未使用のサブキャリア(NULL)であるかどうかの判定を、0≦n<Nの整数について全て行う(ステップS102)。そして、x(n)が未使用のサブキャリア(NULL)ならば、演算子cj,k=1(k=n)と設定(ステップS103)し、そうでなければ演算子cj,k=0(k=n)と設定する(ステップS104)。なお、図4で用いるcj,kは、IFFT演算ブロックCj,kを示すための演算子である。
次に、べき乗数jを1つ減算し、演算子cj,kの積集合を計算する(ステップS106)。そして、べき乗数jが0になるまで、べき乗数jを減算しながら演算子cj,kの積集合計算を繰り返す(ステップS105〜S107)。
べき乗数jが0になった場合、演算子cj,kの積集合が1となる演算子cj,kを判別し(ステップS108)、積集合が1となる演算子cj,kに対応するIFFT演算ブロックCj,kを演算しないこととする(ステップS109)。また、演算子cj,kの積集合が0となる場合、当該演算子cj,kに対応するIFFT演算ブロックCj,kに関しては、ブロック演算を行う(ステップS110)。
このように、演算子cj,kが0の場合、演算ブロックを演算しないのは、IFFT演算ブロックCj,kの入力サブキャリア郡が全て0となる場合、そのIFFT演算ブロックの出力値は必ず0なるため、そのようなIFFT演算ブロックを実行しても、IFFT演算部514の電力を消費するだけだからである。
以上で、未使用サブキャリアの演算ブロック削減処理を終了する。
このように、演算ブロック削減処理は、計算ステップがステップ106だけであり、その計算は1ビットの論理積演算にすぎない。そのため、未使用サブキャリアの演算ブロック削減処理の演算量は極めて小さく且つ高速演算が可能である。さらに、未使用サブキャリアの演算ブロック削減処理を実現するための回路規模も極めて小さい。そのため、当該演算ブロック削減機能を既存の基地局又は移動局等に適用するのは容易となる。
図5を用いて、演算ブロック削減処理並びにIFFT演算処理をツリー構造で説明する。図5(a)は、N=8、べき乗数j=3の場合のツリー構造を示す図である。演算子cj,k(j=3)には、図4のステップS102〜S104の処理にしたがって、演算子cj,k(j=0〜2)0又は1の値が入力される。そして、図4のステップS109〜S110の処理にしたがって、IFFT演算ブロックC2,0、C2,3の入力サブキャリア群が未使用の入力サブキャリア郡となる。そのため、演算ブロック削減部122は、未使用の入力サブキャリア郡に対応するIFFT演算ブロックC2,0、C2,3を、IFFT部114に報告する。
図5(b)は、IFFT部114の行うバタフライ演算を示す。演算ブロック削減部122から送信されたIFFT演算ブロックC2,0、C2,3の情報にしたがって、IFFT演算ブロックC2,0、C2,3を除いたIFFT演算ブロックを用いてバタフライ演算が行われる。
このように、演算ブロック削減部122と、IFFT演算部114は、未使用サブキャリアのための演算ブロックに対するIFFT演算を行わないことで、送受信ビットレートあたりの消費電力を削減することができる。
さらに、演算ブロック削減部122並びにIFFT演算部114は、パイロットサブキャリアなどシステム設計上、サブキャリア位置が決まっているシステムに適用することができる。また、演算ブロック削減部122は、FFT演算の削減に既存のスケジューリングテーブルを用いることができる。そのため、既存の基地局又は移動局に、演算ブロック削減部122並びにIFFT演算部114の機能を追加するときは、演算ブロック削減部122を設けると共に、既存のIFFT演算部に対してIFFT演算ブロックの削除処理を実行させるだけで良い。
図6を用いて、演算ブロック削減前のIFFT演算ブロック、及び、演算ブロック削減後のIFFT演算ブロックのバタフライ演算を説明する。
IFFT演算ポイント数は16であり、未使用のサブキャリアの入力値(入力値は全て0)は、x(2)、x(3)、x(4)、x(7)、x(11)、x(12)、x(13)、x(15)である。演算ブロック削減部122は、図4に示す処理フローを実施して、上記未使用サブキャリアに対応するIFFT演算ブロックを探索する。このようにして、未使用サブキャリアに対応するIFFT演算ブロックC2,3、C3,4が探索される。
124aに示すように、未使用演算ブロック削減前のIFFT演算ブロックに対して行うバタフライ演算は、IFFT演算ブロックC2,3、C3,4に対しても演算を実行する。一方、演算ブロック削減部122は、スケジューリングテーブル123aから、図4で説明したフロー処理により、IFFT演算ブロックC3,4、C2,3を探索することができる。そのため、124bに示すように、IFFT部114は、IFFT演算ブロックC3,4、C2,3を除いたIFFT演算ブロックに対してバタフライ演算を行う。
さらに、サブキャリアの入力値に対応するステップ(j=4)のIFFT演算ブロックのみならず、IFFT演算ブロックCj,kの入力サブキャリア郡が全て0とステップ(j=2、又は、3)のIFFT演算ブロックに対しても、IFFT演算部114は、演算を行わない。そのため、IFFT演算部114は、理論的に削減可能な演算ブロックの全てについて演算を行うことは無い。
[第2の実施形態]
図7を用いて、OFDMA信号伝送装置の受信部120の機能構成を示す。受信部120は、RF部131、A/D変換部132、GI除去部133、S/P変換部134、FFT演算部135、デマッピング部136、変調処理部137、P/S変換部138、少なくともスケジューリングテーブル143を格納する記憶部141、及び演算ブロック削減部142を有する。なお、受信部120が送信部110と同じOFDMA信号伝送装置に備えられる場合、記憶部141及び演算ブロック削減部142は、記憶部121及び演算ブロック削減部122であっても良い。
RF部131は、無線周波数であるOFDMA信号をアナログ信号に変換する。A/D変換部132は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。GI除去部133は、変換されたデジタル信号からガードインターバルを除去する。S/P変換器134は、GIが除去されたシリアルデータであるデジタル信号を、複数のサブキャリア毎のパラレルデータ(データ数N)に変換する。
FFT演算部135は、時間間引きアルゴリズムを用いて得られるFFT演算ブロックを用いることができる。
図3(b)を参照して、時間間引きアルゴリズムを用いたFFT演算ブロックの分割を説明する。図3(b)は、FFT演算の演算ブロック分割を示す。Nは、FFTの総点数である。
式51〜54に示すように、FFT演算式51は、分割ステップで、2の3乗分のFFT演算ブロック54に分割できる。
なお、FFT演算ブロックC'j,kの出力サブキャリア郡を、以下のように表す。
C'j,kの出力サブキャリア郡:x(2jm+k)、[0≦m<N/2j]・・・(式2)
式2で示すように、FFT演算ブロックC'j,kの出力サブキャリア郡は、2のj乗間隔の出力値x(m)に依存している。
再び図7に戻ると、演算ブロック削減部142ではスケジューリングテーブル143から受信部130が受信しない未使用のサブキャリアを確認し、2のべき乗間隔配置となる出力サブキャリア郡に対応するFFT演算ブロックC'j.kを導き出す。なお、このFFT演算ブロックC'j.kの導出方法は、図4に示すIFFT演算ブロックCj.kをFFT演算ブロックC'j.kに換え、入力値x(n)を出力値x(m)と換え、変数nを変数mに換えることで、図4で説明した未使用サブキャリアの演算ブロック削減処理により行われる。
演算ブロック削減部142は、このFFT演算ブロックC'j,kの情報をFFT演算部135に伝送する。FFT演算部135は、演算ブロック削減部142から送信されたFFT演算ブロックC'j.kを除いた他のFFT演算ブロックを用いてバタフライ演算を行い、Nused個のサブキャリアを算出する。
図8を用いて、未使用演算ブロック削減前のFFT演算ブロック、及び、未使用演算ブロック削減後のFFT演算ブロックのバタフライ演算を説明する。
FFT演算ポイント数は16であり、未使用のサブキャリアの出力値(出力値は全て0)は、x(2)、x(3)、x(4)、x(7)、x(11)、x(12)、x(13)、x(15)である。演算ブロック削減部142は、図4の処理フローを実施することで、上記未使用出力サブキャリアに対応するFFT演算ブロックを探索する。探索されたFFT演算ブロックC'2,3、C'3,4となる。
144aで示すように、未使用演算ブロック削減前のFFT演算ブロックに対して行うバタフライ演算は、FFT演算ブロックC'2,3、C'3,4に対しても演算を実行する。一方、演算ブロック削減部142は、スケジューリングテーブル143aから、図4で説明したフロー処理により、FFT演算ブロックC'3,4、C'2,3を探索することができる。そのため、FFT演算部135は、FFT演算ブロックC'3,4、C'2,3に対してバタフライ演算を行うことは無い。
サブキャリアの出力値に対応するステップ(j=4)のFFT演算ブロックのみならず、FFT演算ブロックCj,kの出力サブキャリア郡が全て0となるステップ(j=2、又は、3)のFFT演算ブロックに対しても、FFT演算部135は、演算を行わない。そのため、FFT演算部135は、理論的に削減可能な演算ブロックの全てについて演算を行うことは無い。
このように、演算ブロック削減部142から送信されるFFT演算ブロックC'j.kは、未使用のサブキャリアに対応するFFT演算ブロックとなる。したがって、FFT演算部135は、FFT演算ブロックC'j.kを除いた他のFFT演算ブロックを用いてバタフライ演算を行い、Nused個のサブキャリアを算出することで、未使用のサブキャリアに対応するFFT演算ブロックに対する無駄なFFT演算を行なわず、送受信ビットレートあたりの消費電力を削減することができる。
再び図7に戻ると、FFT演算部135でFFT演算後、デマッピング部136にて、スケジューリングテーブル143から受信したOFDMA信号伝送装置のユーザデータが配置されているサブキャリア情報を取得する。さらに、復調処理部137でサブキャリアごとに復調処理を行い、P/S部138で復調処理されたパラレルデータをシリアルデータに返還して、ユーザデータの取得を行う。なお、デマッピング部136は、スケジューリングテーブル143に受信したOFDMA信号伝送装置宛のサブキャリアしか記述されていない場合(つまり、他の移動局のデータがOFDMA信号に含まれていなかった場合)、デマッピング処理を行う必要はない。
[第3の実施形態]
図9を用いて、送信部110a及び受信部130aを含む移動局100aと、送信部110b及び受信部130bを含む基地局200bとを有するOFDMA信号伝送システム10aを説明する。
移動局100aの送信部110aは、演算ブロック削減部122を除く送信部110の他の機能構成を有する。受信部130aは、演算ブロック削減部142を除く送信部110の他の機能構成を有する。
また、基地局200bの送信部110bは、演算ブロック削減部122を除く送信部110の他の機能構成を有することができる。受信部130bは、演算ブロック削減部142を除く送信部110の他の機能構成、並びに、スケジューリングテーブル作成部222b、演算ブロック削減部224bを有する。
そして、基地局200bは、スケジューリングテーブル作成部222bによりスケジューリングテーブルStを作成する。また、基地局200bは、演算ブロック削減部224bにより、基地局200bで作成したスケジューリングテーブルStに基づき移動局送信部110aにおける未使用サブキャリアのIFFT演算ブロックCj,kを探索し(図4で説明した処理フローに基づく)、そのIFFT演算ブロックCj,kをスケジューリングテーブルStと共に移動局100aに通知する。
そのため、移動局100aの送信部110a及び受信部130aは、演算ブロック削減部を有する必要は無く、マッピング112aが受信したスケジューリングテーブルStを用いてマッピングを行い、IFFT演算部114a受信したIFFT演算ブロックCj,kを除いた演算ブロックを演算すればよい。
このように、基地局200bが、移動局100aのIFFT演算で削減すべき未使用サブキャリアの演算ブロックCj,kを算出し、演算ブロックCj,k及びスケジューリングテーブルStを移動局100aに送信することで、移動局100aは、未使用サブキャリアのIFFT演算を実行する必要は無い。
さらに、移動局100aには、演算ブロック削減部122は不要となる。そのため、既存の移動局のIFFT演算部に対して未使用サブキャリアのIFFT演算ブロックの削除処理を実行させる仕様変更で、既存の移動局でも未使用サブキャリアのIFFT演算ブロックの演算を不要にすることができる。
さらに、基地局200bは、データ受信時には、未使用サブキャリア用FFTブロックC'j,kを算出し、当該ブロックを除いたFFT演算処理を実行できる。さらに、基地局200bは、データ送信時は、未使用サブキャリア用IFFTブロックCj,kを算出し、当該ブロックを除いたIFFT演算処理を実行できる。
[第4の実施形態]
図10を用いて、受信部130cを含む移動局100cと、送信部110dを含む基地局200dとを有するOFDMA信号伝送システム10bを説明する。OFDMA信号伝送システム10bでは、基地局200dが、移動局100cの受信部130cにおける未使用サブキャリア用のFFT演算ブロックC'j,kを探索し、そのFFT演算ブロックC'j,kを移動局100cに通知する処理を行う。
基地局200cは、送信部110d、スケジューリングテーブル作成部222d、及び演算ブロック削減部224dを有する。送信部110dは、演算ブロック削減部122を除く送信部110の他の機能構成を有する。スケジューリングテーブル作成部222dは、スケジューリングテーブルStを作成する。演算ブロック削減部224dは、スケジューリングテーブルStに基づいて未使用サブキャリアのFFT演算ブロック情報C'j,k(図4で説明した処理フローに基づく)を決定し、FFT演算ブロック情報C'j,kをスケジューリングテーブルStと共に送信部110dを介して移動局100cに通知する。
移動局100cは、受信部130c、及びスケジューリングテーブル解析部141cを有する。受信部130cは、演算ブロック削減部142を除く送信部110の他の機能構成を有する。スケジューリングテーブル解析部141cは、受信部130cが受信したスケジューリングテーブルSt及びFFT演算ブロック情報C'j,kを受領する。そのため、受信部130cは、演算ブロック削減部142を有する必要は無く、FFT演算部135cが、受信したFFT演算ブロックC'j,kを除いた演算ブロックを演算し、マッピング136cが、受信したスケジューリングテーブルStを用いてデマッピングを行えばよい。
このように、基地局200dが移動局100cで削減すべきFFT演算ブロックC'j,kを算出することで、移動局100cは、未使用サブキャリアのFFT演算を検索する必要は無い。
したがって、移動局100cには、演算ブロック削減部142を有する必要は無く、そのため、FFT演算部に対して未使用サブキャリアのFFT演算ブロックの削除処理を実行させる仕様変更で、既存の移動局でも未使用サブキャリアのFFT演算ブロックの演算を不要にすることができる。
以上説明した実施形態は典型例として挙げたに過ぎず、その各実施形態の構成要素を組合せること、その変形及びバリエーションは当業者にとって明らかであり、当業者であれば本発明の原理及び請求の範囲に記載した発明の範囲を逸脱することなく上述の実施形態の種々の変形を行えることは明らかである。
以上述べた本発明の実施の態様は、以下の付記の通りである。
(付記1)
複数のサブキャリアを変調して送信する信号伝送装置であって、
入力されたシリアル信号のユーザデータをパラレル信号に変換するシリアル/パラレル変換部と、
前記パラレル信号に変換されたユーザデータを周波数成分が互いに直交するサブキャリアのいずれかに割り当てて、前記割り当てられたサブキャリアを変調するサブキャリア変調処理部と、
前記ユーザデータ未割り当てのサブキャリアに対応するIFFT演算ブロックを探索する演算ブロック探索部と、
前記探索したIFFT演算ブロックを除いたIFFT演算ブロックをバタフライ演算することにより、サブキャリアの時間波形を生成するIFFT演算部と、を有する信号伝送装置。(1、図1)
(付記2)
前記演算ブロック探索部は、前記サブキャリアと前記ユーザデータとの割り当て情報を含むスケジューリングテーブルを参照して、前記未割り当てのサブキャリアを確認する付記1に記載の信号伝送装置。(2、図1)
(付記3)
前記演算ブロック探索部は、2のべき乗間隔で構成される未割り当てサブキャリア郡が全入力となるIFFT演算ブロックを探索する付記1又は2に記載の信号伝送装置。(3、図4)
(付記4)
前記演算ブロック探索部は、前記割り当て又は未割り当てサブキャリアに対応するIFFT演算ブロックをビット演算子を用いて識別することで、前記全入力となるIFFT演算ブロックをビット論理積演算で判別する付記3に記載の信号伝送装置。(4、図4)
(付記5)
付記1〜4のいずれか一項に記載の信号伝送装置を含む移動局。(図1)
(付記6)
付記1〜4のいずれか一項に記載の信号伝送装置を含む基地局。(図1)
(付記7)
付記1〜4のいずれか一項に記載の信号伝送装置を含む電子回路。(図1)
(付記8)
変調された複数のサブキャリアを受信する信号伝送装置であって、
受信したシリアル信号をパラレル信号に変換するシリアル/パラレル変換部と、
前記パラレル信号からユーザデータ未割り当てのサブキャリアに対応するFFT演算ブロックを探索する演算ブロック探索部と、
前記探索したFFT演算ブロックを除いたFFT演算ブロックをバタフライ演算することにより、ユーザデータが割り当てられ且つ周波数成分が互いに直交する複数のサブキャリアを生成するFFT演算部と、
前記複数のサブキャリアから前記信号伝送装置宛のユーザデータが割り当てられたサブキャリアを選択するデマッピング部と、
前記選択されたサブキャリアを復調処理して割り当てられたユーザデータを生成する復調処理部と、を有する信号伝送装置。(5、図7)
(付記9)
前記演算ブロック探索部は、前記サブキャリアと前記ユーザデータとの割り当て情報を含むスケジューリングテーブルを参照して、前記未割り当てのサブキャリアを確認する付記8に記載の信号伝送装置。(6、図7)
(付記10)
前記演算ブロック探索部は、2のべき乗間隔で構成される未割り当てサブキャリア郡が全入力となるIFFT演算ブロックを探索する付記8又は9に記載の信号伝送装置。(7、図4)
(付記11)
前記演算ブロック探索部は、前記割り当て又は未割り当てサブキャリアに対応するFFT演算ブロックをビット演算子を用いて識別することで、前記全入力となるFFT演算ブロックをビット論理積演算で判別する付記10に記載の信号伝送装置。(8、図7)
(付記12)
付記8〜11のいずれか一項に記載の信号伝送装置を含む移動局。(図7)
(付記13)
付記8〜11のいずれか一項に記載の信号伝送装置を含む基地局。(図7)
(付記14)
付記8〜11のいずれか一項に記載の信号伝送装置を含む電子回路。(図7)
(付記15)
移動局から複数のサブキャリアを用いて基地局に対して無線信号を送信する信号伝送システムであって、
前記基地局は、サブキャリアとユーザデータとの割り当て情報を含むスケジューリングテーブルから、前記ユーザデータが未割り当てのサブキャリアに対応するIFFT演算ブロックを探索する演算ブロック探索部、及び、該探索したIFFT演算ブロックを前記移動局に通知する通信部を有し、
前記移動局は、入力されたシリアル信号のユーザデータをパラレル信号に変換するシリアル/パラレル変換部と、
前記パラレル信号に変換されたユーザデータを周波数成分が互いに直交するサブキャリアのいずれかに割り当てて、該割り当てられたサブキャリアを変調する変調処理部と、
前記探索したIFFT演算ブロックを除いたIFFT演算ブロックをバタフライ演算することにより、サブキャリアの時間波形を生成するIFFT演算部と、を有する信号伝送システム。(9、図9)
(付記16)
複数のサブキャリアを用いて基地局から移動局へ無線信号を送信する信号伝送システムであって、
前記基地局は、サブキャリアとユーザデータとの割り当て情報を含むスケジューリングテーブルからユーザデータ未割り当てのサブキャリアに対応するFFT演算ブロックを探索する演算ブロック探索部、及び、ユーザデータ及び前記探索したFFT演算ブロックを前記移動局に通知する通信部を有し、
前記移動局は、前記通信部から受信したシリアル信号の前記ユーザデータをパラレル信号に変換するシリアル/パラレル変換部と、
前記探索したFFT演算ブロックを除いたFFT演算ブロックをバタフライ演算することにより、ユーザデータが割り当てられ且つ周波数成分が互いに直交する複数のサブキャリアを生成するFFT演算部と、
前記複数のサブキャリアから前記移動局宛のユーザデータが割り当てられたサブキャリアを選択するデマッピング部と、
前記選択されたサブキャリアを復調処理してユーザデータを生成する復調処理部と、を有する信号伝送システム。(10、図10)
(付記17)
複数のサブキャリアを変調して送信する信号伝送方法であって、
入力されたシリアル信号のユーザデータをパラレル信号に変換し、
前記パラレル信号に変換されたユーザデータを周波数成分が互いに直交するサブキャリアのいずれかに割り当てて、前記割り当てられたサブキャリアを変調し、
前記ユーザデータ未割り当てのサブキャリアに対応するIFFT演算ブロックを探索し、
前記探索したIFFT演算ブロックを除いたIFFT演算ブロックをバタフライ演算することにより、サブキャリアの時間波形を生成することを有する信号伝送方法。(図1)
(付記18)
変調された複数のサブキャリアを受信する信号伝送方法であって、
受信したシリアル信号をパラレル信号に変換し、
前記パラレル信号からユーザデータ未割り当てのサブキャリアに対応するFFT演算ブロックを探索し、
前記探索したFFT演算ブロックを除いたFFT演算ブロックをバタフライ演算することにより、ユーザデータが割り当てられ且つ周波数成分が互いに直交する複数のサブキャリアを生成し、
前記複数のサブキャリアから前記信号伝送装置宛のユーザデータが割り当てられたサブキャリアを選択し、
前記選択されたサブキャリアを復調処理して割り当てられたユーザデータを生成することを有する信号伝送装置。(図7)
図1は、上り回線送信部110の機能構成図である。 図2は、スケジューリングテーブル123を用いたマッピング部112及び変調処理部113が行う処理の一例を示す図である。 図3(a)は、IFFT演算の演算ブロック分割を示す図であり、図3(b)は、FFT演算の演算ブロック分割を示す図である。 図4は、演算ブロック削減部122の行う未使用サブキャリアの演算ブロック削減処理フローである。 図5は、演算ブロック削減処理並びにIFFT演算処理をツリー構造で説明する図である。 図6は、演算ブロック削減前のIFFT演算ブロック、及び、演算ブロック削減後のIFFT演算ブロックのバタフライ演算を説明する図である。 図7は、下り回線送信部130の機能構成図である。 図8は、未使用演算ブロック削減前のFFT演算ブロック、及び、未使用演算ブロック削減後のFFT演算ブロックのバタフライ演算を説明する図である。 図9は、移動局100aと基地局200bとを有するOFDMA信号伝送システム10aを説明する図である。 図10は、移動局100bと基地局200cとを有するOFDMA信号伝送システム10bを説明する図である。 図11は、既知の上り回線送信部の機能構成図である。 図12は、既知の上り回線送信部の機能構成図である。
符号の説明
10a、10b OFDMA信号伝送システム
100a、100c 移動局
110、110a、110b、110c 送信部
111、134 S/P部
112、112a、112b、112d マッピング部
113 変調処理部
114、114b、114d IFFT部
115、138 P/S部
116 GI付加部
117 DA変換部
118、131 RF部
121、141 記憶部
122、142、224b、224d 演算ブロック削減部
123、143 スケジューリングテーブル
130、130a、130b、110c 送信部
132 AD変換部
133 GI除去部
135 FFT部
136、136a、136c デマッピング部
137 復調処理部
141a、141c スケジューリングテーブル解析部
200b、200d 基地局
222b、222d スケジューリングテーブル作成部

Claims (10)

  1. 複数のサブキャリアを変調して送信する信号伝送装置であって、
    入力されたシリアル信号のユーザデータをパラレル信号に変換するシリアル/パラレル変換部と、
    前記パラレル信号に変換されたユーザデータを周波数成分が互いに直交するサブキャリアのいずれかに割り当てて、前記割り当てられたサブキャリアを変調するサブキャリア変調処理部と、
    入力するすべての値がヌルとなるIFFT演算ブロックを探索する演算ブロック探索部と、
    前記探索したIFFT演算ブロックを除いたIFFT演算ブロックをバタフライ演算することにより、サブキャリアの時間波形を生成するIFFT演算部と、を有する信号伝送装置。
  2. 前記演算ブロック探索部は、前記サブキャリアと前記ユーザデータとの割り当て情報を含むスケジューリングテーブルを参照する請求項1に記載の信号伝送装置。
  3. 前記演算ブロック探索部は、2のべき乗間隔で構成されるIFFT演算ブロックを探索する請求項1又は2に記載の信号伝送装置。
  4. 前記演算ブロック探索部は、IFFT演算ブロックに入力する値に対応するビット演算子論理積演算を実行することにより、入力するすべての値がヌルとなるIFFT演算ブロックを探索する請求項に記載の信号伝送装置。
  5. 変調された複数のサブキャリアを受信する信号伝送装置であって、
    受信したシリアル信号をパラレル信号に変換するシリアル/パラレル変換部と、
    入力するすべての値がヌルとなるFFT演算ブロックを探索する演算ブロック探索部と、
    前記探索したFFT演算ブロックを除いたFFT演算ブロックをバタフライ演算することにより、ユーザデータが割り当てられ且つ周波数成分が互いに直交する複数のサブキャリアを生成するFFT演算部と、
    前記複数のサブキャリアから前記信号伝送装置宛のユーザデータが割り当てられたサブキャリアを選択するデマッピング部と、
    前記選択されたサブキャリアを復調処理して割り当てられたユーザデータを生成する復調処理部と、を有する信号伝送装置。
  6. 前記演算ブロック探索部は、前記サブキャリアと前記ユーザデータとの割り当て情報を含むスケジューリングテーブルを参照する請求項5に記載の信号伝送装置。
  7. 前記演算ブロック探索部は、2のべき乗間隔で構成されるFFT演算ブロックを探索する請求項5又は6に記載の信号伝送装置。
  8. 前記演算ブロック探索部は、IFFT演算ブロックに入力する値に対応するビット演算子論理積演算を実行することにより、入力するすべての値がヌルとなるIFFT演算ブロックを探索する請求項に記載の信号伝送装置。
  9. 移動局から複数のサブキャリアを用いて基地局に対して無線信号を送信する信号伝送システムであって、
    前記基地局は、サブキャリアとユーザデータとの割り当て情報を含むスケジューリングテーブルを参照して入力するすべての値がヌルとなるIFFT演算ブロックを探索する演算ブロック探索部、及び、該探索したIFFT演算ブロックを前記移動局に通知する通信部を有し、
    前記移動局は、入力されたシリアル信号のユーザデータをパラレル信号に変換するシリアル/パラレル変換部と、
    前記パラレル信号に変換されたユーザデータを周波数成分が互いに直交するサブキャリアのいずれかに割り当てて、該割り当てられたサブキャリアを変調する変調処理部と、
    前記通知されたIFFT演算ブロックを除いたIFFT演算ブロックをバタフライ演算することにより、サブキャリアの時間波形を生成するIFFT演算部と、を有する信号伝送システム。
  10. 複数のサブキャリアを用いて基地局から移動局へ無線信号を送信する信号伝送システムであって、
    前記基地局は、サブキャリアとユーザデータとの割り当て情報を含むスケジューリングテーブルを参照して、入力するすべての値がヌルとなるFFT演算ブロックを探索する演算ブロック探索部、及び、ユーザデータ及び前記探索したFFT演算ブロックを前記移動局に通知する通信部を有し、
    前記移動局は、前記通信部から受信したシリアル信号の前記ユーザデータをパラレル信号に変換するシリアル/パラレル変換部と、
    前記通知されたFFT演算ブロックを除いたFFT演算ブロックをバタフライ演算することにより、ユーザデータが割り当てられ且つ周波数成分が互いに直交する複数のサブキャリアを生成するFFT演算部と、
    前記複数のサブキャリアから前記移動局宛のユーザデータが割り当てられたサブキャリアを選択するデマッピング部と、
    前記選択されたサブキャリアを復調処理してユーザデータを生成する復調処理部と、を有する信号伝送システム。
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