JP5151614B2 - Ofdmaを利用する信号伝送装置 - Google Patents
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本願に関する技術は、例えば、データが割り当てられていないサブキャリア以外のサブキャリアに対してフーリエ変換を行うOFDMA信号伝送装置に適用することもできる。
OFDMAでは、複数の搬送波の周波数を互いに直交させるため、搬送波を近接させても干渉することがない。そのため、周波数利用効率を高めることができる。また、OFDMAでは、送信するデータを複数の搬送波に分割し、1つの搬送波当たりのシンボルレート(データレート/シンボル当たりのビット数)を抑えている。さらに、シンボルレートが遅くすることで、ガードインターバル(GI)の利用が可能になり、本来の信号より遅れて到着する反射波によるマルチパス干渉が生じにくい。
IFFT演算部504は、所定のデータ点数Nに対してIFFT演算を行うように構成されている。したがって、例えば、他移動局の利用によるサブキャリア等の自移動局が割り当てを行わないサブキャリア(データ数N−Nused)は、零点とみなしてIFFT演算を行う。
すなわち、従来方式では移動局に割り当てられるサブキャリア数が少なければ少ないほど変調時に不必要なFFT演算又はIFFT演算を行っており、ビットレート辺りの消費電力の拡大に繋がるという問題が生じていた。
上述のような問題点に鑑み、割り当てられるサブキャリア数が少ない場合の不要なIFFT/FFT演算を失くすとともに、当該処理を簡略な方法で提供することを目的とする。
[第1の実施形態]
図1を用いて、上り回線送信部110の機能構成を説明する。送信部110は、S/P変換部111と、マッピング部112、変調処理部113、IFFT演算部114、P/S変換部115、GI付加部116、D/A変換部117、RF部118、送信アンテナ119、記憶部121、及び演算ブロック削減部122を有する。送信部110のこれらの機能構成部は、少なくとも1つの集積回路によって実装できる。例えば、全ての機能構成を1つの電子回路としても良く、送信アンテナ119、RF部118、DA変換部117を除く全ての機能構成を1つの回路としても良い。また、各機能構成部が1つの電子回路によって実装されても良い。
なお、図示しないが送信部110は、無線信号であるOFDMA信号の送信及び/又は受信処理を行うOFDMA伝送装置に備えられる。OFDMA信号装置は、移動局又は基地局であっても良い。
マッピング部112は、記憶部121に格納されるスケジューリングテーブル123(ユーザデータをサブキャリアに割り当てるための情報)にしたがって、そのパラレルデータをサブキャリアに割り当てる。サブキャリアに割り当てられたパラレルデータは、変調処理部113により、ユーザデータが信号点配置されたサブキャリアとしてデジタル変調処理される。なお、マッピング部112及び変調処理部113は、サブキャリア変調処理部として同じ構成としても良い。
サブキャリアAに割り当てられたユーザAのデータは、ユーザAのデータをシグナルとするサブキャリアAを生成するために変調処理部13でデジタル変調され、周波数成分のサブキャリア32が生成される。さらに、周波数成分のサブキャリア32は、後述するIFFT演算部115により、時間波形のパラレルデータに変換されてOFDMA信号33として送信される。OFDMA信号33では、送信部120が移動局に備えられる場合、ユーザA移動局のほかに、他の移動局のユーザB、Cがエアインタフェース上を送信される場合を示す。また、送信部120は、複数のユーザデータ(ユーザA、B、C)を入力することも可能であるため、複数のユーザデータを含むOFDMA信号33として送信しても良い。
式41〜44に示すように、IFFT演算式41は、分割ステップで、2の3乗分のIFFT演算ブロック44に分割できる。そこで、分割ステップ数をjとすると、分割ステップjにおけるIFFT演算を構成する点数は、N/2j点ある。
なお、IFFT演算ブロックCj,kの入力サブキャリア郡を、以下のように表す。
IFFT演算ブロックCj,kの入力サブキャリア郡:x(2jn+k)、[0≦n<N/2j]・・・(式1)
式1で示すように、IFFT演算ブロックCj,kは、2のj乗間隔の入力値x(n)に依存している。
IFFT演算部114は、演算ブロック削減部122から受信したIFFT演算ブロックCj,kを除いたIFFT演算ブロックに対してバタフライ演算を実行して、サブキャリアの時間波形データを生成する。
IFFT演算部114は、IFFT演算により算出した時間波形データを、パラレルデータとしてN点区間の時間波形のパラレルデータに分割する。P/S部515は、パラレルデータをシリアルデータに合成し、GI付加部116でGIが付加されたシリアル信号を、DA変換部117がアナログ信号に変換する。RF部118は、アンテナ119を介してアナログ信号を無線信号(OFDMA信号)に変換して他のOFDMA信号伝送装置に送信する。
べき乗数jが0になった場合、演算子cj,kの積集合が1となる演算子cj,kを判別し(ステップS108)、積集合が1となる演算子cj,kに対応するIFFT演算ブロックCj,kを演算しないこととする(ステップS109)。また、演算子cj,kの積集合が0となる場合、当該演算子cj,kに対応するIFFT演算ブロックCj,kに関しては、ブロック演算を行う(ステップS110)。
このように、演算子cj,kが0の場合、演算ブロックを演算しないのは、IFFT演算ブロックCj,kの入力サブキャリア郡が全て0となる場合、そのIFFT演算ブロックの出力値は必ず0なるため、そのようなIFFT演算ブロックを実行しても、IFFT演算部514の電力を消費するだけだからである。
以上で、未使用サブキャリアの演算ブロック削減処理を終了する。
図5(b)は、IFFT部114の行うバタフライ演算を示す。演算ブロック削減部122から送信されたIFFT演算ブロックC2,0、C2,3の情報にしたがって、IFFT演算ブロックC2,0、C2,3を除いたIFFT演算ブロックを用いてバタフライ演算が行われる。
IFFT演算ポイント数は16であり、未使用のサブキャリアの入力値(入力値は全て0)は、x(2)、x(3)、x(4)、x(7)、x(11)、x(12)、x(13)、x(15)である。演算ブロック削減部122は、図4に示す処理フローを実施して、上記未使用サブキャリアに対応するIFFT演算ブロックを探索する。このようにして、未使用サブキャリアに対応するIFFT演算ブロックC2,3、C3,4が探索される。
さらに、サブキャリアの入力値に対応するステップ(j=4)のIFFT演算ブロックのみならず、IFFT演算ブロックCj,kの入力サブキャリア郡が全て0とステップ(j=2、又は、3)のIFFT演算ブロックに対しても、IFFT演算部114は、演算を行わない。そのため、IFFT演算部114は、理論的に削減可能な演算ブロックの全てについて演算を行うことは無い。
図7を用いて、OFDMA信号伝送装置の受信部120の機能構成を示す。受信部120は、RF部131、A/D変換部132、GI除去部133、S/P変換部134、FFT演算部135、デマッピング部136、変調処理部137、P/S変換部138、少なくともスケジューリングテーブル143を格納する記憶部141、及び演算ブロック削減部142を有する。なお、受信部120が送信部110と同じOFDMA信号伝送装置に備えられる場合、記憶部141及び演算ブロック削減部142は、記憶部121及び演算ブロック削減部122であっても良い。
FFT演算部135は、時間間引きアルゴリズムを用いて得られるFFT演算ブロックを用いることができる。
式51〜54に示すように、FFT演算式51は、分割ステップで、2の3乗分のFFT演算ブロック54に分割できる。
なお、FFT演算ブロックC'j,kの出力サブキャリア郡を、以下のように表す。
C'j,kの出力サブキャリア郡:x(2jm+k)、[0≦m<N/2j]・・・(式2)
式2で示すように、FFT演算ブロックC'j,kの出力サブキャリア郡は、2のj乗間隔の出力値x(m)に依存している。
FFT演算ポイント数は16であり、未使用のサブキャリアの出力値(出力値は全て0)は、x(2)、x(3)、x(4)、x(7)、x(11)、x(12)、x(13)、x(15)である。演算ブロック削減部142は、図4の処理フローを実施することで、上記未使用出力サブキャリアに対応するFFT演算ブロックを探索する。探索されたFFT演算ブロックC'2,3、C'3,4となる。
サブキャリアの出力値に対応するステップ(j=4)のFFT演算ブロックのみならず、FFT演算ブロックCj,kの出力サブキャリア郡が全て0となるステップ(j=2、又は、3)のFFT演算ブロックに対しても、FFT演算部135は、演算を行わない。そのため、FFT演算部135は、理論的に削減可能な演算ブロックの全てについて演算を行うことは無い。
このように、演算ブロック削減部142から送信されるFFT演算ブロックC'j.kは、未使用のサブキャリアに対応するFFT演算ブロックとなる。したがって、FFT演算部135は、FFT演算ブロックC'j.kを除いた他のFFT演算ブロックを用いてバタフライ演算を行い、Nused個のサブキャリアを算出することで、未使用のサブキャリアに対応するFFT演算ブロックに対する無駄なFFT演算を行なわず、送受信ビットレートあたりの消費電力を削減することができる。
図9を用いて、送信部110a及び受信部130aを含む移動局100aと、送信部110b及び受信部130bを含む基地局200bとを有するOFDMA信号伝送システム10aを説明する。
移動局100aの送信部110aは、演算ブロック削減部122を除く送信部110の他の機能構成を有する。受信部130aは、演算ブロック削減部142を除く送信部110の他の機能構成を有する。
また、基地局200bの送信部110bは、演算ブロック削減部122を除く送信部110の他の機能構成を有することができる。受信部130bは、演算ブロック削減部142を除く送信部110の他の機能構成、並びに、スケジューリングテーブル作成部222b、演算ブロック削減部224bを有する。
そのため、移動局100aの送信部110a及び受信部130aは、演算ブロック削減部を有する必要は無く、マッピング112aが受信したスケジューリングテーブルStを用いてマッピングを行い、IFFT演算部114a受信したIFFT演算ブロックCj,kを除いた演算ブロックを演算すればよい。
さらに、移動局100aには、演算ブロック削減部122は不要となる。そのため、既存の移動局のIFFT演算部に対して未使用サブキャリアのIFFT演算ブロックの削除処理を実行させる仕様変更で、既存の移動局でも未使用サブキャリアのIFFT演算ブロックの演算を不要にすることができる。
図10を用いて、受信部130cを含む移動局100cと、送信部110dを含む基地局200dとを有するOFDMA信号伝送システム10bを説明する。OFDMA信号伝送システム10bでは、基地局200dが、移動局100cの受信部130cにおける未使用サブキャリア用のFFT演算ブロックC'j,kを探索し、そのFFT演算ブロックC'j,kを移動局100cに通知する処理を行う。
したがって、移動局100cには、演算ブロック削減部142を有する必要は無く、そのため、FFT演算部に対して未使用サブキャリアのFFT演算ブロックの削除処理を実行させる仕様変更で、既存の移動局でも未使用サブキャリアのFFT演算ブロックの演算を不要にすることができる。
以上述べた本発明の実施の態様は、以下の付記の通りである。
(付記1)
複数のサブキャリアを変調して送信する信号伝送装置であって、
入力されたシリアル信号のユーザデータをパラレル信号に変換するシリアル/パラレル変換部と、
前記パラレル信号に変換されたユーザデータを周波数成分が互いに直交するサブキャリアのいずれかに割り当てて、前記割り当てられたサブキャリアを変調するサブキャリア変調処理部と、
前記ユーザデータ未割り当てのサブキャリアに対応するIFFT演算ブロックを探索する演算ブロック探索部と、
前記探索したIFFT演算ブロックを除いたIFFT演算ブロックをバタフライ演算することにより、サブキャリアの時間波形を生成するIFFT演算部と、を有する信号伝送装置。(1、図1)
(付記2)
前記演算ブロック探索部は、前記サブキャリアと前記ユーザデータとの割り当て情報を含むスケジューリングテーブルを参照して、前記未割り当てのサブキャリアを確認する付記1に記載の信号伝送装置。(2、図1)
(付記3)
前記演算ブロック探索部は、2のべき乗間隔で構成される未割り当てサブキャリア郡が全入力となるIFFT演算ブロックを探索する付記1又は2に記載の信号伝送装置。(3、図4)
(付記4)
前記演算ブロック探索部は、前記割り当て又は未割り当てサブキャリアに対応するIFFT演算ブロックをビット演算子を用いて識別することで、前記全入力となるIFFT演算ブロックをビット論理積演算で判別する付記3に記載の信号伝送装置。(4、図4)
(付記5)
付記1〜4のいずれか一項に記載の信号伝送装置を含む移動局。(図1)
(付記6)
付記1〜4のいずれか一項に記載の信号伝送装置を含む基地局。(図1)
(付記7)
付記1〜4のいずれか一項に記載の信号伝送装置を含む電子回路。(図1)
(付記8)
変調された複数のサブキャリアを受信する信号伝送装置であって、
受信したシリアル信号をパラレル信号に変換するシリアル/パラレル変換部と、
前記パラレル信号からユーザデータ未割り当てのサブキャリアに対応するFFT演算ブロックを探索する演算ブロック探索部と、
前記探索したFFT演算ブロックを除いたFFT演算ブロックをバタフライ演算することにより、ユーザデータが割り当てられ且つ周波数成分が互いに直交する複数のサブキャリアを生成するFFT演算部と、
前記複数のサブキャリアから前記信号伝送装置宛のユーザデータが割り当てられたサブキャリアを選択するデマッピング部と、
前記選択されたサブキャリアを復調処理して割り当てられたユーザデータを生成する復調処理部と、を有する信号伝送装置。(5、図7)
(付記9)
前記演算ブロック探索部は、前記サブキャリアと前記ユーザデータとの割り当て情報を含むスケジューリングテーブルを参照して、前記未割り当てのサブキャリアを確認する付記8に記載の信号伝送装置。(6、図7)
(付記10)
前記演算ブロック探索部は、2のべき乗間隔で構成される未割り当てサブキャリア郡が全入力となるIFFT演算ブロックを探索する付記8又は9に記載の信号伝送装置。(7、図4)
(付記11)
前記演算ブロック探索部は、前記割り当て又は未割り当てサブキャリアに対応するFFT演算ブロックをビット演算子を用いて識別することで、前記全入力となるFFT演算ブロックをビット論理積演算で判別する付記10に記載の信号伝送装置。(8、図7)
(付記12)
付記8〜11のいずれか一項に記載の信号伝送装置を含む移動局。(図7)
(付記13)
付記8〜11のいずれか一項に記載の信号伝送装置を含む基地局。(図7)
(付記14)
付記8〜11のいずれか一項に記載の信号伝送装置を含む電子回路。(図7)
(付記15)
移動局から複数のサブキャリアを用いて基地局に対して無線信号を送信する信号伝送システムであって、
前記基地局は、サブキャリアとユーザデータとの割り当て情報を含むスケジューリングテーブルから、前記ユーザデータが未割り当てのサブキャリアに対応するIFFT演算ブロックを探索する演算ブロック探索部、及び、該探索したIFFT演算ブロックを前記移動局に通知する通信部を有し、
前記移動局は、入力されたシリアル信号のユーザデータをパラレル信号に変換するシリアル/パラレル変換部と、
前記パラレル信号に変換されたユーザデータを周波数成分が互いに直交するサブキャリアのいずれかに割り当てて、該割り当てられたサブキャリアを変調する変調処理部と、
前記探索したIFFT演算ブロックを除いたIFFT演算ブロックをバタフライ演算することにより、サブキャリアの時間波形を生成するIFFT演算部と、を有する信号伝送システム。(9、図9)
(付記16)
複数のサブキャリアを用いて基地局から移動局へ無線信号を送信する信号伝送システムであって、
前記基地局は、サブキャリアとユーザデータとの割り当て情報を含むスケジューリングテーブルからユーザデータ未割り当てのサブキャリアに対応するFFT演算ブロックを探索する演算ブロック探索部、及び、ユーザデータ及び前記探索したFFT演算ブロックを前記移動局に通知する通信部を有し、
前記移動局は、前記通信部から受信したシリアル信号の前記ユーザデータをパラレル信号に変換するシリアル/パラレル変換部と、
前記探索したFFT演算ブロックを除いたFFT演算ブロックをバタフライ演算することにより、ユーザデータが割り当てられ且つ周波数成分が互いに直交する複数のサブキャリアを生成するFFT演算部と、
前記複数のサブキャリアから前記移動局宛のユーザデータが割り当てられたサブキャリアを選択するデマッピング部と、
前記選択されたサブキャリアを復調処理してユーザデータを生成する復調処理部と、を有する信号伝送システム。(10、図10)
(付記17)
複数のサブキャリアを変調して送信する信号伝送方法であって、
入力されたシリアル信号のユーザデータをパラレル信号に変換し、
前記パラレル信号に変換されたユーザデータを周波数成分が互いに直交するサブキャリアのいずれかに割り当てて、前記割り当てられたサブキャリアを変調し、
前記ユーザデータ未割り当てのサブキャリアに対応するIFFT演算ブロックを探索し、
前記探索したIFFT演算ブロックを除いたIFFT演算ブロックをバタフライ演算することにより、サブキャリアの時間波形を生成することを有する信号伝送方法。(図1)
(付記18)
変調された複数のサブキャリアを受信する信号伝送方法であって、
受信したシリアル信号をパラレル信号に変換し、
前記パラレル信号からユーザデータ未割り当てのサブキャリアに対応するFFT演算ブロックを探索し、
前記探索したFFT演算ブロックを除いたFFT演算ブロックをバタフライ演算することにより、ユーザデータが割り当てられ且つ周波数成分が互いに直交する複数のサブキャリアを生成し、
前記複数のサブキャリアから前記信号伝送装置宛のユーザデータが割り当てられたサブキャリアを選択し、
前記選択されたサブキャリアを復調処理して割り当てられたユーザデータを生成することを有する信号伝送装置。(図7)
100a、100c 移動局
110、110a、110b、110c 送信部
111、134 S/P部
112、112a、112b、112d マッピング部
113 変調処理部
114、114b、114d IFFT部
115、138 P/S部
116 GI付加部
117 DA変換部
118、131 RF部
121、141 記憶部
122、142、224b、224d 演算ブロック削減部
123、143 スケジューリングテーブル
130、130a、130b、110c 送信部
132 AD変換部
133 GI除去部
135 FFT部
136、136a、136c デマッピング部
137 復調処理部
141a、141c スケジューリングテーブル解析部
200b、200d 基地局
222b、222d スケジューリングテーブル作成部
Claims (10)
- 複数のサブキャリアを変調して送信する信号伝送装置であって、
入力されたシリアル信号のユーザデータをパラレル信号に変換するシリアル/パラレル変換部と、
前記パラレル信号に変換されたユーザデータを周波数成分が互いに直交するサブキャリアのいずれかに割り当てて、前記割り当てられたサブキャリアを変調するサブキャリア変調処理部と、
入力するすべての値がヌルとなるIFFT演算ブロックを探索する演算ブロック探索部と、
前記探索したIFFT演算ブロックを除いたIFFT演算ブロックをバタフライ演算することにより、サブキャリアの時間波形を生成するIFFT演算部と、を有する信号伝送装置。 - 前記演算ブロック探索部は、前記サブキャリアと前記ユーザデータとの割り当て情報を含むスケジューリングテーブルを参照する請求項1に記載の信号伝送装置。
- 前記演算ブロック探索部は、2のべき乗間隔で構成されるIFFT演算ブロックを探索する請求項1又は2に記載の信号伝送装置。
- 前記演算ブロック探索部は、IFFT演算ブロックに入力する値に対応する1ビット演算子の論理積演算を実行することにより、入力するすべての値がヌルとなるIFFT演算ブロックを探索する請求項1に記載の信号伝送装置。
- 変調された複数のサブキャリアを受信する信号伝送装置であって、
受信したシリアル信号をパラレル信号に変換するシリアル/パラレル変換部と、
入力するすべての値がヌルとなるFFT演算ブロックを探索する演算ブロック探索部と、
前記探索したFFT演算ブロックを除いたFFT演算ブロックをバタフライ演算することにより、ユーザデータが割り当てられ且つ周波数成分が互いに直交する複数のサブキャリアを生成するFFT演算部と、
前記複数のサブキャリアから前記信号伝送装置宛のユーザデータが割り当てられたサブキャリアを選択するデマッピング部と、
前記選択されたサブキャリアを復調処理して割り当てられたユーザデータを生成する復調処理部と、を有する信号伝送装置。 - 前記演算ブロック探索部は、前記サブキャリアと前記ユーザデータとの割り当て情報を含むスケジューリングテーブルを参照する請求項5に記載の信号伝送装置。
- 前記演算ブロック探索部は、2のべき乗間隔で構成されるFFT演算ブロックを探索する請求項5又は6に記載の信号伝送装置。
- 前記演算ブロック探索部は、IFFT演算ブロックに入力する値に対応する1ビット演算子の論理積演算を実行することにより、入力するすべての値がヌルとなるIFFT演算ブロックを探索する請求項5に記載の信号伝送装置。
- 移動局から複数のサブキャリアを用いて基地局に対して無線信号を送信する信号伝送システムであって、
前記基地局は、サブキャリアとユーザデータとの割り当て情報を含むスケジューリングテーブルを参照して、入力するすべての値がヌルとなるIFFT演算ブロックを探索する演算ブロック探索部、及び、該探索したIFFT演算ブロックを前記移動局に通知する通信部を有し、
前記移動局は、入力されたシリアル信号のユーザデータをパラレル信号に変換するシリアル/パラレル変換部と、
前記パラレル信号に変換されたユーザデータを周波数成分が互いに直交するサブキャリアのいずれかに割り当てて、該割り当てられたサブキャリアを変調する変調処理部と、
前記通知されたIFFT演算ブロックを除いたIFFT演算ブロックをバタフライ演算することにより、サブキャリアの時間波形を生成するIFFT演算部と、を有する信号伝送システム。 - 複数のサブキャリアを用いて基地局から移動局へ無線信号を送信する信号伝送システムであって、
前記基地局は、サブキャリアとユーザデータとの割り当て情報を含むスケジューリングテーブルを参照して、入力するすべての値がヌルとなるFFT演算ブロックを探索する演算ブロック探索部、及び、ユーザデータ及び前記探索したFFT演算ブロックを前記移動局に通知する通信部を有し、
前記移動局は、前記通信部から受信したシリアル信号の前記ユーザデータをパラレル信号に変換するシリアル/パラレル変換部と、
前記通知されたFFT演算ブロックを除いたFFT演算ブロックをバタフライ演算することにより、ユーザデータが割り当てられ且つ周波数成分が互いに直交する複数のサブキャリアを生成するFFT演算部と、
前記複数のサブキャリアから前記移動局宛のユーザデータが割り当てられたサブキャリアを選択するデマッピング部と、
前記選択されたサブキャリアを復調処理してユーザデータを生成する復調処理部と、を有する信号伝送システム。
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