JP5149440B2 - 制御装置、ネットワークシステム、送信装置、受信装置、制御方法及び制御プログラム - Google Patents

制御装置、ネットワークシステム、送信装置、受信装置、制御方法及び制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、バスリセット後のコネクションの回復を行う方法に関する。
映像、音声などのリアルタイムデータをアイソクロナス転送し、制御データなどをアシンクロナス(非同期)転送する高速シリアルデジタルインタフェースとしてIEEE1394が知られている。IEEE1394関連規格概要を図1に示す。IEEE1394でアイソクロナス転送を行うためには、論理的な接続(コネクション)を、映像や音声などの送信装置及び受信装置間で確立する必要があり、図2に示すような、IEC61883−1にあるCMP(Connection Management Procedure)として知られている。
コネクション確立は、それを実行する装置が、IEEE1394のトランザクションを用いて、IEEE1394バス上に唯一存在するIRM(isochronous resource manager)からアイソクロナスリソースであるチャンネルと必要な帯域を確保し、送信装置の持つ論理的な出力プラグと受信装置の持つ論理的な入力プラグとの間をチャンネル情報で関連付けすることで実現される。バスリセットが発生した際には、そのコネクションを確立した装置がバスリセットから1秒以内にバスリセット前のコネクションを回復することが定義されている。
また、IEEE1394の伝送プロトコルは、ビデオ(映像)としてMPEG2−TS、BT.601が定義され、オーディオ(音声)としてA&Mが定義されている。
IEEE1394上の制御コマンド仕様としては、1394TA(Trade Association)にて規格化されており、「AV/C Digital Interface Command Set General Specification Version 4.2」としてAV/Cコマンドのフレームワーク及びAV/Cユニット/サブユニットモデルが定義されている。AV/Cサブユニットとは、AV/Cユニットの内部に存在する機能ユニットであり、1つのAV/Cユニット内に複数のAV/Cサブユニットが存在することもある。
AV/Cユニットの有するシリアルバスアイソクロナスアウトプットプラグ(serial bus isochronous output plug)及びシリアルバスアイソクロナスインプットプラグ(serial bus isochronous input plug)が上記の出力プラグ及び入力プラグに相当する。また、AV/Cサブユニットの有するソースプラグ(source plug)及びデスティネーションプラグ(destination plug)がAV/Cサブユニットの論理的な出力プラグ及び論理的な入力プラグに相当する。
また、IEC61883−1のコネクションをAV/Cコマンドを用いて受信装置側でコネクションを確立するためCCM(AV/C Connection and Compatibility Management Specification 1.0)が定義されている。
上記のような映像、音声の伝送を行う際には、送信装置と受信装置との間にコネクションを確立する必要がある。例えば、ここで、カーAVシステムの一例として、フロントモニター(Fモニター)、DVDプレイヤー、アンプ、テレビ受信装置、リアモニター(Rモニター)の各装置を有し、これらの装置がバスを介して数珠繋ぎにデイジーチェーン接続されているものを想定する。このようなカーAVシステムにおいて、FモニターでDVDを見る場合には、DVDプレイヤーからFモニターへと映像信号を伝送するためのコネクションが確立され、DVDプレイヤーからアンプへと音声信号を伝送するためのコネクションが確立される。ここで、更に、例えば、Rモニターでテレビ放送を見る場合には、テレビ受信装置からRモニターへと映像信号及び音声信号を伝送するためのコネクションが確立される。このとき、DVDプレイヤーからFモニターへと伝送される映像信号、DVDプレイヤーからアンプへと伝送される音声信号、テレビ受信装置からRモニターへと伝送される映像信号及び音声信号には、それぞれ互いに異なったチャンネルが割り当てられる。
このような状態で、車両のアクセサリー(ACC)電源が一旦オフとなった後、ACC電源が再度オンとなった場合には、カーAVシステムの各装置の電源がオンとなって起動するのに要する時間にばらつきがあるため、一時的にバスが分断された状態となり、上述した映像信号や音声信号に対し重複したチャンネルが割り当てられる可能性がある。このような場合には、カーAVシステムの全ての装置の電源がオンとなったときに、バスリセット後の一秒間は複数の送信装置から同じチャンネルを使用して異なる映像又は音声信号が伝送される状態となり、バスリセット後一秒経過後においてもFモニター、Rモニターなどの受信装置において、映像又は音声を正常に再生できなくなる不具合が発生する。
なお、予約情報(予約IDと予約時間)と通信資源(チャンネルや帯域)を対応付けて記憶し、その情報に基づきコネクションの予約管理を行う方法が知られている(特許文献1)。しかし、特許文献1は、バスが分断された状態を想定しているものではなく、本発明とは課題が異なる。
特開平10−327173号公報
本発明が解決しようとする課題としては、上記のようなものが例として挙げられる。本発明は、複数の装置間にまたがる複数のコネクション確立処理において、チャンネルの競合を防止可能な制御装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、送信装置の論理的な出力プラグと、前記送信装置とバスを介して接続された受信装置の論理的な入力プラグとの間を、帯域と対応づけたチャンネルで結んでコネクションを確立するネットワークシステムにおける制御装置であって、前記バスにバスリセットが発生した場合、バスリセット後に、前記バスに接続された全ての前記送信装置の出力プラグを認識する出力プラグ認識手段と、前記出力プラグ認識手段により認識された全ての出力プラグに対して、重複しないチャンネルを割り当てたチャンネル割当情報を生成するチャンネル割当情報生成手段と、を備えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、送信装置の論理的な出力プラグと、前記送信装置とバスを介して接続された受信装置の論理的な入力プラグとの間を、帯域と対応づけたチャンネルで結んでコネクションを確立するネットワークシステムであって、前記バスにバスリセットが発生した場合、バスリセット後に、前記バスに接続された全ての前記送信装置の出力プラグを認識する出力プラグ認識手段と、前記出力プラグ認識手段により認識された全ての出力プラグに対して、重複しないチャンネルを割り当てたチャンネル割当情報を生成するチャンネル割当情報生成手段と、を備えることを特徴とするネットワークシステム。
請求項10に記載の発明は、送信装置の論理的な出力プラグと、前記送信装置とバスを介して接続された受信装置の論理的な入力プラグとの間を、帯域と対応づけたチャンネルで結んでコネクションを確立するネットワークシステムにおける制御装置により実行される制御方法であって、前記バスにバスリセットが発生した場合、バスリセット後に、前記バスに接続された全ての前記送信装置の出力プラグを認識する出力プラグ認識工程と、前記出力プラグ認識工程により認識された全ての出力プラグに対して、重複しないチャンネルを割り当てたチャンネル割当情報を生成するチャンネル割当情報生成工程と、備えることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、送信装置の論理的な出力プラグと、前記送信装置とバスを介して接続された受信装置の論理的な入力プラグとの間を、帯域と対応づけたチャンネルで結んでコネクションを確立するネットワークシステムにおけるコンピュータにより実行される制御プログラムであって、前記バスにバスリセットが発生した場合、バスリセット後に、前記バスに接続された全ての前記送信装置の出力プラグを認識する出力プラグ認識手段、前記出力プラグ認識手段により認識された全ての出力プラグに対して、重複しないチャンネルを割り当てたチャンネル割当情報を生成するチャンネル割当情報生成手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とする。
IEEE1394関連規格の概要を示す図である。 IEC61883−1のCMPの構成を示す図である。 実施例に係るカーAVシステムの構成例を示す図である。 実施例に係るカーAVシステム1の動作例を示す図である。 実施例に係るカーAVシステム1の動作例を示す図である。 機器認識情報の一例を示す図である。 チャンネル割当情報の一例を示す図である。 実施例に係るカーAVシステムの構成例を示す図である。 チャンネル割当情報生成処理のフローチャートである。 チャンネル割当情報生成処理のフローチャートである。 チャンネル割当情報設定コマンドフォーマットを示す図である。 IEC61883−1の出力プラグのフォーマットを示す図である。 送信装置の構成の一例を示す図である。 コネクション確立処理のフローチャートである。 システムコントローラ、送信装置、受信装置の間の関係を示す図である。 システムコントローラ、送信装置、受信装置の間の関係を示す図である。 受信装置の構成の一例を示す図である。 コネクション確立処理のフローチャートである。 システムコントローラの構成の一例を示す図である。 拡張されたINPUT SELECT commandのフォーマットを示す図である。 コネクション確立処理のフローチャートである。
1 カーAVシステム
10 バス
11 フロントモニター
12 DVDプレイヤー(システムコントローラ)
13 アンプ
14 カーナビゲーション装置
15、16 リアモニター(システムコントローラ)
本発明の1つの観点では、送信装置の論理的な出力プラグと、前記送信装置とバスを介して接続された受信装置の論理的な入力プラグとの間を、帯域と対応づけたチャンネルで結んでコネクションを確立するネットワークシステムにおける制御装置であって、前記ネットワークシステム内における全ての前記送信装置の出力プラグに対し重複しない前記チャンネルを設定するチャンネル設定手段を備える。
上記の制御装置は、送信装置の論理的な出力プラグと、前記送信装置とバスを介して接続された受信装置の論理的な入力プラグとの間を、帯域と対応づけたチャンネルで結んでコネクションを確立するネットワークシステムにおいて、コネクションを制御するシステムコントローラである。制御装置はチャンネル設定手段を備える。チャンネル設定手段は、前記ネットワークシステム内における全ての送信装置の出力プラグに対し重複しないチャンネルを設定する。このようにすることで、コネクション確立時における競合の発生を防止することができる。
上記の制御装置の他の一態様では、バスリセット後において、前記バスに接続された全ての前記送信装置の出力プラグを認識する出力プラグ認識手段と、前記出力プラグ検出手段により検出された全ての出力プラグに対し重複しないチャンネルが割り当てられたチャンネル割当情報を生成するチャンネル割当情報生成手段と、を備える。これによれば、システム構成が変化した場合であっても柔軟に対応できる。
上記の制御装置の他の一態様は、前記チャンネル割当情報生成手段により生成された前記チャンネル割当情報を記憶する不揮発性の記憶手段を備える。これにより、前記制御装置の電源が一旦オフになり、再度オンになった場合であっても、チャンネルが競合することなくコネクションを確立することが可能となる。
上記の制御装置の他の一態様は、前記ネットワークシステムにおける他の制御装置に前記チャンネル割当情報を送信するチャンネル割当情報通知手段を備える。これにより、チャンネル割当情報を共有することができ、当該他の制御装置によっても既存のチャンネル割当情報を用いて新たなチャンネル割当情報を生成することができる。
上記の制御装置の他の一態様は、前記チャンネル割当情報に基づいて、前記送信装置の出力プラグのチャンネル情報を取得するチャンネル情報取得手段と、前記チャンネル情報取得手段により取得された前記チャンネル情報を前記送信装置に送信するチャンネル情報通知手段と、を備える。これにより、送信装置は、他の送信装置と重複しない出力プラグのチャンネルを保持することが可能となる。
上記の制御装置の他の一態様は、前記チャンネル割当情報を前記受信装置に送信するチャンネル割当情報通知手段を備える。これにより、受信装置は、チャンネル割当情報を保持することが可能となり、チャンネルを重複させることなく、送信装置とコネクションを確立することが可能となる。
上記の制御装置の他の一態様は、前記チャンネル割当情報のチャンネル情報の数が保持可能な上限を超えた場合、又は、バスリセット後に所定の時間が経過した場合には、前記バスに未接続の送信装置の出力プラグのチャンネル情報を前記チャンネル割当情報より削除するチャンネル情報削除手段を備える。これにより、バスに接続されている送信装置のチャンネル情報をより多くチャンネル割当情報に含めることができる。
本発明の他の観点では、送信装置の論理的な出力プラグと、前記送信装置とバスを介して接続された受信装置の論理的な入力プラグとの間を、帯域と対応づけたチャンネルで結んでコネクションを確立するネットワークシステムにおける送信装置は、前記ネットワークシステム内において重複しない前記チャンネルを示すチャンネル情報を記憶する不揮発性の記憶手段と、起動時において、前記記憶手段に記憶された前記チャンネル情報を基に、前記チャンネルを出力プラグに設定するチャンネル設定手段と、を備える。この送信装置によれば、コネクション処理を実行する装置は、ACC電源がオンとなったときにコネクションの相手が同一バス上に存在していれば、ネットワークシステム内における全ての装置の起動を待つことなく、ネットワークシステム内で重複しないチャンネルを用いて、コネクションを確立することが可能となる。
本発明の更なる他の観点では、送信装置の論理的な出力プラグと、前記送信装置とバスを介して接続された受信装置の論理的な入力プラグとの間を、帯域と対応づけたチャンネルで結んでコネクションを確立するネットワークシステムにおける受信装置は、前記ネットワークシステム内において重複しない前記チャンネルが出力プラグに設定された送信装置と通信を行う通信手段と、前記出力プラグに設定された前記チャンネルを用いて、前記送信装置とコネクションを確立するコネクション確立手段と、を備える。この受信装置によれば、ACC電源がオンとなったときにコネクションの相手が同一バス上に存在していれば、ネットワークシステム内における全ての装置の起動を待つことなく、ネットワークシステム内で重複しないチャンネルを用いてコネクションを確立することが可能となる。
本発明の更なる他の観点では、送信装置の論理的な出力プラグと、前記送信装置とバスを介して接続された受信装置の論理的な入力プラグとの間を、帯域と対応づけたチャンネルで結んでコネクションを確立するネットワークシステムにおける受信装置は、前記ネットワークシステム内における全ての出力プラグに対し重複しないチャンネルが割り当てられたチャンネル割当情報を記憶する不揮発性の記憶手段を備える。この受信装置によっても、ACC電源がオンとなったときにコネクションの相手が同一バス上に存在していれば、ネットワークシステム内における全ての装置の起動を待つことなく、ネットワークシステム内で重複しないチャンネルを用いてコネクションを確立することが可能となる。
上記の受信装置の好適な実施例は、前記チャンネル割当情報に基づいて、前記コネクションの対象となる前記送信装置の出力プラグのチャンネルを求め、当該チャンネルを用いて、前記送信装置とコネクションを確立するコネクション確立手段を備える。
本発明の更なる他の観点では、送信装置の論理的な出力プラグと、前記送信装置とバスを介して接続された受信装置の論理的な入力プラグとの間を、帯域と対応づけたチャンネルで結んでコネクションを確立するネットワークシステムにおける受信装置は、前記ネットワークシステム内において重複しない前記チャンネルを示すチャンネル情報が付加されたコネクション確立実行要求コマンドを受信するコマンド受信手段と、前記コネクション確立実行要求コマンドに付加された前記チャンネル情報を基に、前記送信装置とコネクションを確立するコネクション確立手段と、を備える。この受信装置によっても、ACC電源がオンとなったときにコネクションの相手が同一バス上に存在していれば、ネットワークシステム内における全ての装置の起動を待つことなく、ネットワークシステム内で重複しないチャンネルを用いてコネクションを確立することが可能となる。
本発明の更なる他の観点では、送信装置の論理的な出力プラグと、前記送信装置とバスを介して接続された受信装置の論理的な入力プラグとの間を、帯域と対応づけたチャンネルで結んでコネクションを確立するネットワークシステムであって、前記バスに接続された全ての前記送信装置の出力プラグに対し重複しない前記チャンネルを設定するチャンネル設定手段を備える。このネットワークシステムによっても、コネクション確立時において、チャンネルの競合の発生を防止することができる。
本発明の更なる他の観点では、送信装置の論理的な出力プラグと、前記送信装置とバスを介して接続された受信装置の論理的な入力プラグとの間を、帯域と対応づけたチャンネルで結んでコネクションを確立するネットワークシステムにおける制御装置により実行される制御方法であって、前記ネットワークシステム内における全ての前記送信装置の出力プラグに対し重複しない前記チャンネルを設定するチャンネル設定工程を備える。この制御方法によっても、コネクション確立時において、チャンネルの競合の発生を防止することができる。
本発明の更なる他の観点では、送信装置の論理的な出力プラグと、前記送信装置とバスを介して接続された受信装置の論理的な入力プラグとの間を、帯域と対応づけたチャンネルで結んでコネクションを確立するネットワークシステムにおけるコンピュータにより実行される制御プログラムであって、前記ネットワークシステム内における全ての前記送信装置の出力プラグに対し重複しない前記チャンネルを設定するチャンネル設定手段、として前記コンピュータを機能させる。このプログラムによっても、コネクション確立時において、チャンネルの競合の発生を防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。
[カーAVシステム]
まず、カーAV(Audio Video)システム1の構成及び前提条件について、図3を用いて説明する。図3は、本発明の実施例に係るカーAVシステム1の構成例を示す図である。
図3に示すように、カーAVシステム1は、フロントモニター(Fモニター)11、DVDプレイヤー12、アンプ13、カーナビゲーション装置14、DTV(Digital Television)15、リアモニター(Rモニター)16、17を備え、IEEE1394バス用のケーブル10a〜10fでデイジーチェーン接続されている。なお、以下では、ケーブル10a〜10fをまとめて述べる場合には、単に「バス10」と称することとする。
Fモニター11は、映像送信装置から受信した各種映像信号に基づいて、ディスプレイに映像を表示する映像受信装置である。Fモニター11は、バス10を介してシステムコントローラ(制御装置)や送信装置から送られる制御信号に基づいてFモニター11の制御を行うグラフィックシステムコントローラと、VRAM(Video RAM)等のメモリを有する。また、Fモニター11は、即時表示可能な映像信号を一時的に記憶するバッファメモリと、グラフィックシステムコントローラから出力される映像信号に基づいて、液晶、CRT(Cathode Ray Tube)等のディスプレイを表示制御する表示制御部と、ディスプレイとを備える。ディスプレイは、例えば対角5〜10インチ程度の液晶表示装置等からなり、車内のフロントパネル付近に装着される。
DVDプレイヤー12は、DVDなどのディスクから、音声信号、映像信号などのコンテンツデータを読み出し、映像受信装置へ送信する映像送信装置である。また、音声受信装置へ送信する音声送信装置でもある。
アンプ13は、車載スピーカに接続されており、音声送信装置から受信した各種音声信号に基づいて、車載スピーカを通じて音声を出力する音声受信装置である。アンプ13は、バス10を介して受信する音声信号のD/A(Digital to Analog)変換を行うD/Aコンバータと、D/Aコンバータから出力される音声アナログ信号を増幅する増幅器とを備える。
カーナビゲーション装置14は、GPS(Global Positioning System)や、車速パルス、ジャイロなどの自立測位装置を利用し、車両の運転時にユーザに対して、現在位置の提示や目的地への誘導をはじめとする案内を行う。カーナビゲーション装置14は、案内に必要なガイド音声などを保有しており、対応する音声信号などを読み出し、音声受信装置へ送信する音声送信装置である。また、カーナビゲーション装置14は、案内に必要な地図データなどを保有しており、対応する映像信号などを読み出し、映像受信装置へ送信する映像送信装置である。
DTV15は、デジタル変調とデジタル圧縮を使用したテレビ放送(例えば、日本における地上デジタル放送など)を受信する装置である。カーAVシステム1において、DTV15は、受信したテレビ放送の音声信号を、音声受信装置へ送信する音声送信装置である。また、DTV15は、受信したテレビ放送の映像信号を、映像受信装置へ送信する映像送信装置である。
Rモニター16、17は、Fモニター11と同様の映像受信装置であるが、車内の後方に装着される。また、Rモニター16、17は、アンプ13と同様に音声受信装置としても機能する。
なお、本実施例では、Fモニター11、DVDプレイヤー12、Rモニター16、17は、タッチパネル、ボタンなどのHMI(Human Machine Interface)を有しており、カーAVシステム1を制御するシステムコントローラとしても機能する。システムコントローラは、基本的にモニターやH/U(Head Unit)に存在する。本実施例において、システムコントローラは、DVDプレイヤー12、Rモニター16としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、システムコントローラとして機能する装置は任意に設定することができる。
各システムコントローラは、それぞれ独立に動作可能であって、ネットワーク(バス10)上の装置認識、自身が操作対象とした装置のコネクション管理などを行うものである。各装置間のコネクションを確立するシステムコントローラは、ネットワーク上に複数存在する。
ここで、各システムコントローラが管理対象とする受信装置は決まっている。例えば、DVDプレイヤー12のシステムコントローラの管理対象となる受信装置は、Fモニター11とアンプ13である。また、Rモニター16のシステムコントローラの管理対象となる受信装置はRモニター16である。各システムコントローラは、機器認識処理を行い、自身の管理対象となる受信装置と送信装置との間のコネクション制御及び管理、選択ソース情報を管理する。ここで、選択ソース情報とは、現在選択されている映像及び音声のソース種別情報(地上デジタル放送、DVD、AM/FMチューナーなど)であり、次のシステムのアクセサリー(ACC)電源投入時には選択ソース種別情報に基づいた視聴環境が復帰される。また、各システムコントローラは、モニター、H/Uなどの持つUI(ユーザインターフェース)などのアプリケーションからの指示に応じて各装置間のコネクションを制御する。
なお、本実施例で述べるシステムコントローラ、送信装置、受信装置による各処理は、システムコントローラ、送信装置、受信装置の各CPUが予め用意されたプログラムを実行することにより実現される。
[カーAVシステムの動作例]
次に、図4、5を用いて、カーAVシステム1の動作例について具体的に説明する。図4、5は、車両のACC電源がオンから一旦オフとなった後、再度オンとなるときのカーAVシステム1の動作状態の一例を示す模式図である。
具体的には、図4(a)は、アクセサリー(ACC)電源がオンとなっているときの動作状態を示し、図4(b)は、ACC電源がオンから一旦オフとなった後、再度オンとなった直後の動作状態を示している。図5(a)は、バス10に接続された全ての装置が起動してバスリセットが発生した直後の動作状態を示し、図5(b)は、バスリセットが発生してから1秒後の動作状態を示している。また、図4及び図5において、oPCR(output Plug Control Register)は、論理的な出力プラグを示し、iPCR(input Plug Control Register)は論理的な入力プラグを示す。ここで、1つの装置が複数のプラグを有する場合には、当該装置内で各プラグを区別するためにプラグIDが付加されて示される。例えば、1つの送信装置が2つの出力プラグを有する場合には、それぞれの出力プラグはoPCR[0]、oPCR[1]として示される。ここで、かっこ内の「0」、「1」がプラグIDに相当する。
Fモニター11でDVDを見るときには、DVDプレイヤー12のシステムコントローラは、映像送信装置としてDVDプレイヤー12、映像受信装置としてFモニター11を選択し、音声送信装置としてDVDプレイヤー12、音声受信装置としてアンプ13を選択する。DVDプレイヤー12のシステムコントローラは、コネクション処理を実行する装置(例えば各受信装置)に対してコネクション確立要求を送信して、映像送信装置から映像受信装置へと映像信号を伝送するためのコネクションを確立させるとともに、音声送信装置から音声受信装置へと音声信号を伝送するためのコネクションを確立させる。
ここで、さらに、Rモニター16でテレビを見るときには、Rモニター16のシステムコントローラは、映像送信装置及び音声送信装置としてDTV15を選択し、映像受信装置及び音声受信装置としてRモニター16を選択する。DVDプレイヤー12と同様、Rモニター16のシステムコントローラも、コネクション処理を実行する装置(例えば各受信装置)に対してコネクション確立要求を送信して、映像送信装置から映像受信装置へと映像信号を伝送するためのコネクションを確立させるとともに、音声送信装置から音声受信装置へと音声信号を伝送するためのコネクションを確立させる。
このとき、コネクション処理を実行する装置は、バス10上に唯一存在するIRMからアイソクロナスリソースであるチャンネル(0〜63ch)と必要な帯域を確保し、送信装置の出力プラグと受信装置の入力プラグとの間を、確保したチャンネルを用いてコネクションを確立する。ここで、チャンネルは帯域と対応付けられており、帯域は送信装置が出力する映像または音声信号のデータレートに依存する。
例えば、図4(a)に示すように、Fモニター11は、映像送信装置たるDVDプレイヤー12の出力プラグoPCR[0]と映像受信装置たるFモニター11の入力プラグiPCR[0]との間を、チャンネル32chを用いてコネクションを確立する。また、アンプ13は、音声送信装置たるDVDプレイヤー12の出力プラグoPCR[1]と音声受信装置たるアンプ13の入力プラグiPCR[0]との間を、チャンネル33chを用いてコネクションを確立する。
また、Rモニター16は、映像送信装置たるDTV15の出力プラグoPCR[0]と映像受信装置たるRモニター16の入力プラグiPCR[0]との間を、チャンネル34chを用いてコネクションを確立する。また、Rモニター16は、音声送信装置たるDTV15の出力プラグoPCR[1]と音声受信装置たるRモニターの入力プラグiPCR[1]との間を、チャンネル35chを用いてコネクションを確立する。
つまり、図4(a)に示す動作状態では、コネクション処理を実行する装置は、バス10上に唯一存在するIRMからチャンネルと必要な帯域を確保するため、各装置間のコネクションは、重複しない、互いに異なるチャンネルを用いて確立される。
ここで、カーAVシステム1では、車両のACC電源の状態が検知されており、ACC電源がオフにされて、カーAVシステム1の電源供給が絶たれた状態になっても、各受信装置は、選択ソース情報を保持する。これは、先にも述べたように、次に、ACC電源がオンにされて、カーAVシステム1の電源供給が再開されたときに、ACC電源がオフにされる前に視聴されていた映像、音声を可能な限り早く復帰させる必要があるからである。
しかしながら、ACC電源がオンとなり、カーAVシステム1の電源供給が再開された場合であっても、各装置が起動するのに要する時間にはばらつきがある。例えば、図4(b)に示す動作状態では、ACC電源がオンとなった直後において、カーナビゲーション装置14の起動が遅れ、それ以外の装置が起動した状態となっている。カーAVシステム1では、各装置はデイジーチェーン接続されているため、カーナビゲーション装置14の起動が遅れると、カーナビゲーション装置14を介して信号が伝送されなくなるため、図4(b)に示すように、バス10は、バス10AU、10BUに一時的に分断された状態となる。
このときに、コネクションの確立を復帰させようとしたり、新たなコネクションを確立させようとしたりすると、バス10AU、10BUのそれぞれにおいて、それぞれのバスに接続されたIRMからチャンネルと帯域とが確保されるため、カーAVシステム1全体で見ると重複したチャンネルが用いられる恐れがある。
例えば、図4(b)に示す例では、バス10AU上に存在するIRMからチャンネルと帯域とが確保され、映像送信装置(DVDプレイヤー12)と映像受信装置(Fモニター11)との間のコネクションの確立がチャンネル32chで行われ、音声送信装置(DVDプレイヤー12)と音声受信装置(アンプ13)との間のコネクションの確立がチャンネル33chで行われている。一方で、バス10BU上に存在するIRMからチャンネルと帯域とが確保され、映像送信装置(DTV15)と映像受信装置(Rモニター16)との間のコネクションの確立がチャンネル32chで行われ、音声送信装置(DTV15)と音声受信装置(Rモニター16)との間のコネクションの確立がチャンネル33chで行われている。つまり、図4(b)に示す例では、カーAVシステム1全体で見ると、映像信号及び音声信号を伝送するチャンネルがそれぞれ重複している。
この後、図5(a)に示すように、カーナビゲーション装置14が起動すると、バス10AU、10BUは統合して1つのバス10となる。このとき、カーナビゲーション装置14が起動することによりバスリセットが発生する。バスリセット後の1秒間では、IEC61883−1に従い、各コネクションが確立された装置においてバスリセット前のコネクションを回復する処理が行われる。このコネクション回復処理の間、バスリセット前に使用していたチャンネルを用いて映像信号及び音声信号が伝送される。そのため、映像信号及び音声信号は、チャンネルが重複して競合した状態で伝送される。この場合には、複数のソースから同じチャンネルを用いて異なる映像信号又は音声信号が伝送され、映像又は音声が破綻し、各受信装置にて正常に再生できなくなる恐れがある。
さらに、このような状態が続いて、バスリセットから1秒経過すると、図5(b)に示すように、競合したチャンネルが用いられた一方のコネクションの回復は失敗してしまう。例えば、図5(b)に示す例では、チャンネル32chが用いられた2つのコネクションのうち、DTV15とRモニター16との間の映像信号を伝送するためのコネクションの回復は失敗している。また、チャンネル33chが用いられた2つのコネクションのうち、DVDプレイヤー12とアンプ13との間の音声信号を伝送するためのコネクションの回復は失敗している。このように、チャンネルが競合した状態で、コネクションの回復処理が行われると、以前のACC電源がオンとなっていたときのソースの状態を再現できなくなる可能性がある。また、バスリセット前のチャンネルを基にコネクション回復が行われた場合には、各受信装置で誤った送信装置とコネクションが確立されてしまう可能性もある。
そこで、本実施例では、カーAVシステム1内における全ての送信装置の出力プラグに対して重複しないチャンネルを割り当てることとする。具体的には、カーAVシステム1内におけるシステムコントローラのうち、代表となる1つのシステムコントローラ(代表システムコントローラ)が、カーAVシステム1内における全ての送信装置の出力プラグに重複しないチャンネルが割り当てられたチャンネル割当情報を生成する。そして、コネクション処理を実行する装置は、当該チャンネル割当情報を基に、コネクション処理の対象となる送信装置の出力プラグに割り当てられたチャンネルを求め、求められたチャンネルを用いてコネクションの確立を行う。以下で具体的に説明する。
[チャンネル割当情報の生成方法]
最初に、チャンネル割当情報の生成方法について説明する。
まず、バスリセット発生後、カーAVシステム1内における各システムコントローラは、バス10に接続された各装置の機器認識処理を行い、機器認識情報を生成する。機器認識情報の一例を図6に示す。機器認識情報は、各装置の機器固有ID、プラグ情報(プラグタイプ、プラグ数)を少なくとも含む。各システムコントローラは、機器認識情報を生成した後、不揮発性メモリなどに記憶する。
図6において、「GUID」は機器固有IDを示し、「oPCR」は出力プラグ数を示し、「iPCR」は入力プラグ数を示している。なお「GUID」とは、IEEE1394を有する機器(ノード)においてConfiguration ROMと呼ばれるレジスタ空間に保持され製品一台一台に割り振られる64ビットの識別子である。また機器固有IDとしては、常にシステム内で唯一となるIDで各機器を識別できれば「GUID」でなくてもよい。図6に示す機器認識情報によれば、DVDプレイヤー12、カーナビゲーション装置14はそれぞれ2つの出力プラグを有していることが分かる。また、アンプ13、Fモニター11はそれぞれ1つの入力プラグを有し、Rモニター16、17はそれぞれ2つの入力プラグを有していることが分かる。さらに、図6に示す機器認識情報によれば、メモリーオーディオが新たに外部入力よりバス10に接続され、当該外部入力は3つの出力プラグを有していることが分かる。なお、機器認識情報としては、これらに加えて、機能の詳細情報、映像又は音声のフォーマット情報や、バス10に対する物理的な接続状態の情報などを含んでいるとしても良い。
カーAVシステム1内におけるシステムコントローラのうち、代表となる1つの代表システムコントローラは、機器認識情報を生成した後、当該機器認識情報に基づいて、全ての送信装置の出力プラグに対するチャンネルの割当を示すチャンネル割当情報を生成する。ここで、代表システムコントローラとは、例えば、バス10上で最大又は最小のPhyID(装置を特定するID)を有するシステムコントローラである。または、例えば、H/Uに存在するシステムコントローラが常に代表システムコントローラとして機能するとしても良い。なお「PhyID」とは、IEEE1394ではバスリセット後に各ノードに割り振られバスリセット毎に変化する物理IDである。
代表システムコントローラは、機器認識情報を基に、バス10に接続された全ての送信装置の出力プラグに対して重複しないようにチャンネルが割り当てることによりチャンネル割当情報を生成する。チャンネル割当情報の一例を図7に示す。チャンネル割当情報は、システム全体の各送信装置の出力プラグに対し、コネクションを確立する際に用いるべきチャンネルを示すものであり、各装置の機器固有ID(GUID)、出力プラグのプラグID、当該出力プラグIDに割り当てられたチャンネル(ch)を少なくとも含む。なお、図7において、「接続状態」とは、バス10に対する物理的な接続状態を示している。
なお、ここで、チャンネル割当情報を生成するタイミングとしては、バスリセット後の機器認識の生成が終了する後、もしくは、代表システムコントローラが、システム上の全ての装置が認識されたことを自動で検出するとしても良いが、このようにする代わりに、UIを介して機器認識情報をユーザが参照し、ユーザがシステム上の全ての機器が認識されたタイミングでユーザ操作により開始するとしても良い。
図7に示すチャンネル割当情報によれば、DVDプレイヤー12の2つの出力プラグのうち、出力プラグoPCR[0]にはチャンネル32chが割り当てられ、出力プラグoPCR[1]にはチャンネル33chが割り当てられる。同様に、カーナビゲーション装置14の2つの出力プラグにはチャンネル34ch、35chが割り当てられ、DTV15の2つの出力プラグにはチャンネル36ch、37chが割り当てられる。
ここで、図7を見ると、新たに追加された外部入力の3つの出力プラグには、チャンネル41ch〜43chが割り当てられていることが分かる。これは、バス10に現在接続されていない未接続の送信装置にチャンネル38ch〜40chが既に割り当てられているからである。つまり、代表システムコントローラは、以前に作成された既存のチャンネル割当情報を保持している場合において、既存のチャンネル割当情報には登録されているのにもかかわらず、今回の機器認識処理で認識されなかった送信装置については、当該送信装置に割り当てたチャンネルを削除せずに、新規のチャンネル割当情報に含めることとする。このようにして、チャンネルが割り当てられたチャンネル割当情報に基づくカーAVシステム1の構成を図8に示す。
ここで、代表システムコントローラが既存のチャンネル割当情報を保持している場合における新規のチャンネル割当情報の生成方法について具体的に述べる。
まず、新規のチャンネル割当情報が物理的な接続状態を示す情報を含まない場合におけるチャンネル割当情報の生成方法について述べる。
この場合には、代表システムコントローラは、バスリセット後に、機器認識情報から送信装置の機器固有ID及び出力プラグのプラグ数を抽出するとともに、既存のチャンネル割当情報を新規のチャンネル割当情報にコピーする。代表システムコントローラは、機器認識情報から抽出された送信装置の機器固有IDを用いて、既存のチャンネル割当情報がコピーされた新規のチャンネル割当情報に対し送信装置の検索を行う。代表システムコントローラは、送信装置の検索の結果、送信装置が既に登録されている場合には、当該送信装置の出力プラグに既に割り当てられているチャンネルを保持し、送信装置が未登録の場合には、既に割り当てられているチャンネルと重複しないチャンネルを当該送信装置の出力プラグに設定する。機器認識情報にある全ての送信装置の出力プラグに対するチャンネル割当が終了すれば、新規のチャンネル割当情報の生成は完了する。
次に、新規のチャンネル割当情報において、物理的な接続情報が構造で表される場合におけるチャンネル割当情報の生成方法について述べる。ここでいう物理的な接続情報が構造で表される場合とは、図7に示すように、例えば、物理的な接続状態が「接続」となっているものが先に配置された後で、物理的な接続状態が「未接続」となっているものが配置されたチャンネル割当情報を示す。
この場合には、代表システムコントローラは、バスリセット後に、機器認識情報から送信装置の機器固有ID及び出力プラグのプラグ数を抽出する。代表システムコントローラは、機器認識情報にある(即ち、バス10に接続された)全ての送信装置について、新規のチャンネル割当情報のリストの先頭から順に追加する。このとき、代表システムコントローラは、既存のチャンネル割当情報に対し、追加される送信装置の検索を行う。この結果、代表システムコントローラは、追加される送信装置が既存のチャンネル割当情報に登録されている場合には、出力プラグに既に割り当てられているチャンネルを、当該送信装置の出力プラグのチャンネルとして新規のチャンネル割当情報に登録する。一方、代表システムコントローラは、追加される送信装置が既存のチャンネル割当情報に登録されていない場合には、既に割り当てられているチャンネルと重複しないチャンネルを、当該送信装置の出力プラグのチャンネルとして新規のチャンネル割当情報に登録する。代表システムコントローラは、機器認識情報にある全ての送信装置を新規のチャンネル割当情報に登録した後で、既存のチャンネル割当情報に存在するものの機器認識情報にない(即ち、バス10に未接続の)送信装置を、既存のチャンネル割当情報で割り当てられたチャンネルとともに、新規のチャンネル割当情報に続けてコピーする。これにより、新規のチャンネル割当情報の生成は完了する。
次に、新規のチャンネル割当情報において、物理的な接続状態を示す情報を含むものの、物理的な接続状態が構造で表されていない場合におけるチャンネル割当情報の生成方法について述べる。
この場合には、代表システムコントローラは、バスリセット後に、機器認識情報から送信装置の機器固有ID及び出力プラグのプラグ数を抽出するとともに、既存のチャンネル割当情報の「接続状態」を全て「未接続」とした情報を新規のチャンネル割当情報にコピーする。代表システムコントローラは、機器認識情報から抽出された機器固有IDを用いて、既存のチャンネル割当情報がコピーされた新規のチャンネル割当情報に対し送信装置の検索を行う。代表システムコントローラは、送信装置の検索の結果、既に登録されている装置であれば、出力プラグに既に割り当てられているチャンネルを保持するとともに「接続状態」を「接続」とする。一方、代表システムコントローラは、未登録の装置であれば、既に割り当てられているチャンネルと重複しないように出力プラグにチャンネルを設定して登録するとともに「接続状態」を「接続」とする。機器認識情報にある全ての送信装置の出力プラグに対するチャンネル割当が終了すれば、新規のチャンネル割当情報の生成は完了する。
以上に述べたことから分かるように、新規のチャンネル割当情報の生成方法では、代表システムコントローラは、既存のチャンネル割当情報に存在する全ての送信装置の出力プラグのチャンネルと重複しないように、バス10に新たに接続された送信装置の出力プラグにチャンネルを割り当てる。なお、代表システムコントローラは、チャンネル割当情報が新たに生成された場合、または、既存のチャンネル割当情報と比較して新規のチャンネル割当情報に変化が生じた場合、または、チャンネル割当情報を通知すべき装置がバスリセット後に新規に現れた場合には、通知すべき装置(他のシステムコントローラや受信装置)にチャンネル割当情報を通知する。これは、チャンネル割当情報を共有するため、又は、コネクション処理を実行する装置がチャンネル割当情報を参照することを可能にするためである。
次に、チャンネル割当情報の生成処理について、図9、10のフローチャートを用いて説明する。
最初に、図9に示すフローチャートを用いて、システムコントローラが既存の機器認識情報を記憶していない場合におけるチャンネル割当情報生成処理について説明する。
まず、ステップS101において、システムコントローラは、バスリセット後、バス10に接続された装置の機器固有IDを取得する処理を行う。続くステップS102において、システムコントローラは、取得した機器固有IDに基づいて、機器認識情報を取得する。この後、システムコントローラは、ステップS103の処理へ進む。
ステップS103において、システムコントローラがチャンネル割当を行うシステムコントローラ、即ち代表システムコントローラである場合には(ステップS103:Yes)、ステップS104の処理へ進み、代表システムコントローラでない場合には(ステップS103:No)、取得した機器認識情報を不揮発性メモリなどに記憶して、本制御処理を終了する。
ステップS104において、システムコントローラは、チャンネル割当情報を既に保持しているか否か、即ち、既存のチャンネル割当情報を有しているか否かについて判定する。システムコントローラは、既存のチャンネル割当情報を有している場合には(ステップS104:Yes)、ステップS105の処理へ進む。一方、システムコントローラは、既存のチャンネル割当情報を有していない場合には(ステップS104:No)、ステップS109の処理へ進み、機器認識情報に存在する全ての送信装置の出力プラグに対して重複しないチャンネルを設定してチャンネル割当情報を生成して、ステップS110の処理へ進む。
ステップS105において、システムコントローラは、機器認識情報と既存のチャンネル割当情報とを比較し、機器認識情報に存在する送信装置のうち、既存のチャンネル割当情報にない未登録の送信装置を特定する。続くステップS106において、システムコントローラは、既存のチャンネル割当情報にない未登録の送信装置の出力プラグに対して重複しないチャンネルを設定して新規のチャンネル割当情報を生成する。この後、システムコントローラは、ステップS107の処理へ進む。
ステップS107において、システムコントローラは、機器認識情報に存在する全ての送信装置に対しチャンネルの割当を終えたか否かを判定し、チャンネルの割当を終えていない場合には(ステップS107:No)、ステップS105の処理へ戻り、チャンネルの割当を終えた場合には(ステップS107:Yes)、ステップS108の処理へ進む。
ステップS108において、システムコントローラは、既存のチャンネル割当情報と比較して、生成された新規のチャンネル割当情報が変化しているか否かを判定し、変化している場合には(ステップS108:Yes)、ステップS110の処理へ進み、変化していない場合には(ステップS108:No)、ステップS111の処理へ進む。
ステップS110において、システムコントローラは、新規のチャンネル割当情報を、通知すべき装置、例えば、カーAVシステム1における全てのシステムコントローラや受信装置に通知した後、本制御処理を終了する。
ステップS111において、システムコントローラは、機器認識情報を基に、チャンネル割当情報を通知すべき装置が新規追加されたか否かについて判定し、新規追加されたと判定した場合には(ステップS111:Yes)、ステップS110の処理へ進み、新規追加されていないと判定した場合には(ステップS111:No)、本制御処理を終了する。
図9に示すチャンネル割当情報生成処理によれば、カーAVシステム1内における全ての送信装置の出力プラグに重複しないチャンネルが割り当てられたチャンネル割当情報を生成することが可能となる。
次に、図10に示すフローチャートを用いて、システムコントローラが既存の機器認識情報を記憶している場合におけるチャンネル割当情報生成処理について説明する。
まず、ステップS201において、システムコントローラは、バスリセット後、バス10に接続された装置の機器固有IDを取得する処理を行う。続くステップS202において、システムコントローラは、不揮発性メモリなどに記憶された既存の機器認識情報と取得した機器固有IDとを比較する処理を行う。この後、システムコントローラは、ステップS203の処理へ進む。
ステップS203において、システムコントローラは、ステップS202の処理の結果を基に、既存の機器認識情報にない、新たに機器固有IDが認識された装置(つまり、バス10に新たに接続された未認識の装置)、又は、既存の機器認識情報にはあるものの、取得した機器固有IDにはない装置(つまり、バス10と未接続となった装置)が存在しているか否かについて判定する。システムコントローラは、このような装置が存在すると判定した場合には(ステップS203:Yes)、ステップS204の処理へ進み、このような装置が存在しないと判定した場合には(ステップS203:No)本制御処理を終了する。
ステップS204において、システムコントローラは、未認識の装置の機器情報(プラグタイプ、プラグ数を含む)を取得し、機器認識情報を更新した後、ステップS205の処理へ進む。続くステップS205において、システムコントローラがチャンネル割当を行うシステムコントローラ、即ち代表システムコントローラである場合には(ステップS205:Yes)、ステップS206の処理へ進み、代表システムコントローラでない場合には(ステップS205:No)、取得した機器認識情報を不揮発性メモリなどに記憶して、本制御処理を終了する。
ステップS206において、システムコントローラは、バス10に新たに接続された未認識の装置の中に送信装置が存在するか否か、又は、バス10と未接続となった装置の中に送信装置が存在するか否かについて判定する。システムコントローラは、バス10に新たに接続された未認識の装置の中に、又は、バス10と未接続となった装置の中に送信装置が存在すると判定した場合には(ステップS206:Yes)、ステップS207の処理へ進む。一方、システムコントローラは、バス10に新たに接続された未認識の装置の中、及び、バス10と未接続となった装置の中に送信装置が存在しないと判定した場合には(ステップS206:No)、ステップS213の処理へ進む。ステップS213において、システムコントローラは、機器認識情報を基に、チャンネル割当情報を通知すべき装置が新規追加されたか否かについて判定し、新規追加されたと判定した場合には(ステップS213:Yes)、ステップS212の処理へ進み、新規追加されていないと判定した場合には(ステップS213:No)、本制御処理を終了する。
ステップS207において、システムコントローラは、既存のチャンネル割当情報を有しているか否かについて判定する。システムコントローラは、既存のチャンネル割当情報を有している場合には(ステップS207:Yes)、ステップS208の処理へ進む。一方、システムコントローラは、既存のチャンネル割当情報を有していない場合には(ステップS207:No)、ステップS210の処理へ進み、機器認識情報に存在する全ての送信装置の出力プラグに対して重複しないチャンネルを設定してチャンネル割当情報を生成し、ステップS211の処理へ進む。
ステップS208において、システムコントローラは、既存のチャンネル割当情報を参照して、既存のチャンネル割当情報に登録されているチャンネルと重複しないように、バス10に新たに接続された未認識の送信装置の出力プラグに対しチャンネルを割り当てる。続くステップS209において、チャンネル割当情報中に物理的な接続状態を示す情報を含んでいる場合など、必要な場合には、システムコントローラは、ステップS208で生成されたチャンネル割当情報において、バス10と接続状態の変化した送信装置についての接続状態の情報を更新する。
ステップS211において、システムコントローラは、新規のチャンネル割当情報を生成する。続くステップS212において、システムコントローラは、新規のチャンネル割当情報を、通知すべき装置、例えば、カーAVシステム1における全てのシステムコントローラや受信装置に通知した後、本制御処理を終了する。
図10に示すチャンネル割当情報生成処理によれば、既存の機器認識情報を有している場合において、新たに認識された未認識の送信装置に対してのみチャンネルを割り当てることにより、カーAVシステム1内における全ての送信装置の出力プラグに重複しないチャンネルが割り当てられたチャンネル割当情報を生成することが可能となる。
なお、上述の実施例では、代表システムコントローラは、既存のチャンネル割当情報に登録されているバス10に未接続の送信装置に対しチャンネルを割り当てたままとしているが、これに限られない。代表システムコントローラは、チャンネル割当情報のチャンネル情報の数が保持可能な上限を超えた場合、又は、バスリセット後十分な時間が経過した場合には、チャンネル割当情報から、バス10に未接続の送信装置のチャンネル情報を削除するとしても良い。又は、代表システムコントローラは、チャンネル割当情報が図7に示すように構造で表されている場合には、即ち、バス10に未接続の送信装置が後方に配置されている場合には、チャンネル割当情報の最後の方から削除するとしても良い。なお、このようにする代わりに、ユーザが、機器認識情報をUIより確認して、バス10に未接続の送信装置のチャンネル情報をチャンネル割当情報より削除するとしても良い。これにより、バス10に接続されている送信装置のチャンネル情報をより多くチャンネル割当情報に含めることができる。なお、このように、チャンネル割当情報からチャンネル情報が削除された場合においても、代表システムコントローラは、通知すべき装置にチャンネル割当情報を通知する。
[チャンネル割当情報のシステムコントローラへの通知方法]
次に、チャンネル割当情報の通知方法について説明する。先にも述べたように、代表システムコントローラは、通知すべき装置に対し、生成したチャンネル割当情報を通知する。ここで、通知すべき装置とは、カーAVシステム1における全てのシステムコントローラや受信装置である。
まず、代表システムコントローラがチャンネル割当情報を全てのシステムコントローラに通知する方法について説明する。代表システムコントローラがチャンネル割当情報を全てのシステムコントローラに通知する理由は、カーAVシステム1における全てのシステムコントローラ間において、生成したチャンネル割当情報を共有するためである。
具体的な通知方法としては、代表システムコントローラは、チャンネル割当情報をチャンネル割当情報設定コマンドとして全てのシステムコントローラに送信する。
図11は、チャンネル割当情報設定コマンドフォーマットの一例を示している。図11に示すチャンネル割当情報設定コマンドフォーマットでは、X個の送信装置の出力プラグのチャンネル情報を有している。図11に示すように、oPCR[i].channelにチャンネルが設定される。チャンネル割当情報設定コマンドを受信したシステムコントローラは、受信したチャンネル割当情報を不揮発性メモリなどに記憶する。なお、ここで、全てのシステムコントローラとは代表システムコントローラ自身をも含む。ただし、代表システムコントローラ自身への通知は、内部処理となるため、代表システムコントローラへはコマンドとして通知せずに内部的にチャンネル割当情報を不揮発性メモリへ記憶させるとしても良いのは言うまでもない。
以上述べたようにすることで、カーAVシステム1における全てのシステムコントローラ間において、チャンネル割当情報を共有することが可能となる。これにより、代表システムコントローラとして機能するシステムコントローラが切り換わった場合であっても、既に作成されたチャンネル割当情報を用いて新規のチャンネル割当情報を作成することができ、チャンネル割当情報を始めから作成し直さずに済む。
[コネクション確立方法]
次に、コネクション確立方法について説明する。具体的には、コネクション確立方法としては、システムの仕様に応じて、3つの方法が考えられる。
1つ目のコネクション確立方法について説明する。1つ目のコネクション確立方法では、各送信装置の出力プラグに割り当てられたチャンネル情報を各送信装置自身が保持しておき、コネクション処理を実行する装置は、コネクションの対象となる送信装置に保持されたチャンネル情報を確認してコネクションを確立する。
まず、代表システムコントローラは、生成したチャンネル割当情報を参照して、各送信装置の出力プラグに割り当てたチャンネル情報を取得して各送信装置に通知する。具体的には、代表システムコントローラは、IEEE1394で規定されるロックトランザクション(lock transaction)を用いて、各送信装置の出力プラグoPCRのchannelフィールドにチャンネル情報を設定する。図12に、IEC61883−1に規定される出力プラグoPCRのフォーマットを示す。代表システムコントローラは、この操作を全ての送信装置の全ての出力プラグに対して繰り返す。このようにすることで、各送信装置は、他の送信装置と重複しない出力プラグのチャンネルを保持することが可能となる。
図13は、本コネクション確立方法を用いる場合における送信装置の構成を示している。送信装置は、データの送信制御を行う送信制御部101、他の装置とのコマンドの送受信処理を行うコマンド送受信処理部102、コネクション処理時におけるトランザクションを管理するトランザクション管理部103、チャンネル情報を記憶する不揮発性メモリなどのチャンネル記憶部104、チャンネルを出力プラグoPCRに設定するチャンネル設定部105、出力プラグの制御を行うプラグ制御部106より構成される。
チャンネル設定部105は、代表システムコントローラにより出力プラグoPCRのchannelフィールドに設定されたチャンネル情報をチャンネル記憶部に保存するとともに、送信装置の起動時には、チャンネル記憶部104に保存されたチャンネル情報を出力プラグoPCRのchannelフィールドに再設定する。
この場合において、コネクション処理を実行する装置(例えば受信装置)は、コネクション確立時に、送信装置の出力プラグoPCRのchannelフィールドに設定されたチャンネルを確認し、設定されたチャンネルをIRMから確保してコネクションを確立する。
このときのコネクション確立処理について図14のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS301において、コネクション処理を実行する装置は、コネクション確立実行要求を受信すると、送信装置の出力プラグoPCRのchannelフィールドを確認する。続くステップS302において、コネクション処理を実行する装置は、送信装置の出力フラグに既にコネクションが確立されているか否かについて判定する。コネクション処理を実行する装置は、送信装置の出力フラグに既にコネクションが確立されていると判定した場合には(ステップS302:Yes)、チャンネル、帯域を既に確保済みであるとして、ステップS307の処理へ進み、コネクションが確立されていないと判定した場合には(ステップS302:No)、ステップS303の処理へ進む。ステップS303において、コネクション処理を実行する装置は、channelフィールドに設定されたチャンネルをIRMより確保する処理を行う。
ステップS304において、コネクション処理を実行する装置は、IRMからのチャンネルの確保に成功したか否かについて判定し、チャンネル確保に成功した場合には(ステップS304:Yes)、ステップS305の処理へ進み、チャンネル確保に失敗した場合には(ステップS305:No)、ステップS313の処理へ進む。
ステップS305において、コネクション処理を実行する装置は、IRMより帯域を確保する処理を行う。続くステップS306において、コネクション処理を実行する装置は、IRMからの帯域の確保に成功したか否かについて判定し、帯域確保に成功した場合には(ステップS306:Yes)、ステップS307の処理へ進み、帯域確保に失敗した場合には(ステップS306:No)、ステップS312の処理へ進む。
ステップS307において、コネクション処理を実行する装置は、送信装置の出力プラグoPCR及び受信装置の入力プラグiPCRを更新する処理、即ち、送信装置の出力プラグoPCR及び受信装置の入力プラグiPCRにチャンネルを設定しコネクション状態とする処理を行う。続くステップS308において、コネクション処理を実行する装置は、更新が成功したか否かについて判定し、更新が成功した場合には(ステップS308:Yes)、ステップS309の処理へ進み、コネクション確立要求成功を応答して、本制御処理を終了する。一方、コネクション処理を実行する装置は、更新が失敗した場合には(ステップS308:No)、ステップS310の処理へ進み、チャンネル及び帯域を確保したか否かについて判定する。ステップS310において、コネクション処理を実行する装置は、チャンネル及び帯域を確保していると判定した場合には(ステップS310:Yes)、ステップS311の処理へ進み、チャンネル及び帯域を確保していないと判定した場合には(ステップS310:No)、ステップS313の処理へ進む。ステップS311において、コネクション処理を実行する装置は、帯域をIRMへ返却する。続くステップS312において、コネクション処理を実行する装置は、チャンネルをIRMへ返却する。この後、コネクション処理を実行する装置は、ステップS313の処理へ進む。ステップS313において、コネクション処理を実行する装置は、コネクション確立要求失敗を応答して、本制御処理を終了する。
図14のフローチャートに示すコネクション確立処理によれば、チャンネル情報を送信装置自身が保持した場合において、コネクションの確立を図ることが可能となる。先に述べたように、一般的なコネクション確立処理によれば、コネクション処理を実行する装置は、IRMより空きチャンネルを参照してコネクションを確立するため、カーAVシステム1内における全ての装置が起動する前にコネクションを確立しようとすると、コネクションに用いられるチャンネルがカーAVシステム1内で重複する恐れがある。それに対し、上述のコネクション確立処理によれば、コネクション処理を実行する装置は、送信装置の出力プラグに設定された、カーAVシステム1内で重複しないチャンネルを用いてコネクションを確立するので、カーAVシステム1内における全ての装置が起動する前にコネクションを確立してもチャンネルが重複することがない。言い換えると、コネクション処理を実行する装置は、ACC電源がオンとなったときにコネクションの相手が同一バス上に存在していれば、カーAVシステム1内における全ての装置の起動を待つことなく、カーAVシステム1内で重複しないチャンネルを用いて、コネクションを確立することが可能である。
2つ目のコネクション確立方法について説明する。2つ目のコネクション確立方法では、チャンネル割当情報を受信装置が保持しておき、受信装置は、自身が保持しているチャンネル割当情報を参照して、送信装置とのコネクションを確立する。
まず、代表システムコントローラは、予め、チャンネル割当情報を全ての受信装置に通知しておく。全ての受信装置にチャンネル割当情報を通知する方法について、図15、16を用いて説明する。図15、16は、システムコントローラ(SC)、送信装置、受信装置の間の関係を示す模式図である。図15、16において、一点鎖線矢印は、先に述べた、代表システムコントローラから全てのシステムコントローラへのチャンネル割当情報の通知を示している。
ここで、代表システムコントローラによるチャンネル割当情報の通知方法としては、2つの方法が考えられる。1つ目の方法としては、図15の実線矢印に示すように、代表システムコントローラが全ての受信装置に対して直接、チャンネル割当情報を通知する方法が考えられる。具体的には、代表システムコントローラは、図11に示したチャンネル割当情報設定コマンドを全ての受信装置に対して送信する。これにより、全ての受信装置に対しチャンネル割当情報を通知することができ、各受信装置はチャンネル割当情報を保持することが可能となる。チャンネル割当情報設定コマンドを受信した受信装置は、チャンネル割当情報を不揮発性メモリなどに記憶する。なお、代表システムコントローラは、一点鎖線矢印で示すように、システムコントローラとしても機能する受信装置に対しては、重複した通知となるため、チャンネル割当情報を通知しないとしても良い。
2つ目の方法としては、図16の実線矢印に示すように、各システムコントローラが、それぞれ管理している受信装置に対して、チャンネル割当情報を通知することとする。具体的には、代表システムコントローラから各システムコントローラへは既にチャンネル割当情報が通知されているので、各システムコントローラが、実線矢印で示すように、それぞれ管理している受信装置に対して、図11に示したチャンネル割当情報設定コマンドを送信する。これにより、全ての受信装置に対しチャンネル割当情報を通知することができ、各受信装置はチャンネル割当情報を保持することが可能となる。チャンネル割当情報設定コマンドを受信した受信装置は、チャンネル割当情報を不揮発性メモリなどに記憶する。
図17は、本コネクション確立方法を用いる場合における受信装置の構成を示している。受信装置は、データの受信制御を行う受信制御部201、他の装置とのコマンドの送受信処理を行うコマンド送受信処理部202、コネクション処理時におけるトランザクションを管理するトランザクション管理部203、チャンネル割当情報を記憶する不揮発性メモリなどのチャンネル割当情報記憶部204、コネクション処理を実行するコネクション処理実行部205、入力プラグの制御を行うプラグ制御部206より構成される。
チャンネル割当情報記憶部204は、代表システムコントローラ(又はシステムコントローラ)より受信したチャンネル割当情報を記憶している。受信装置は、コネクション確立時に、自身のチャンネル割当情報記憶部204に記憶されているチャンネル割当情報を参照し、コネクションの対象となる送信装置の出力プラグを確認して、当該送信装置の出力プラグのチャンネルをIRMから確保してコネクションを確立する。
このときのコネクション確立処理について図18のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS401において、受信装置は、コネクション確立実行要求を受信すると、チャンネル割当情報部に記憶されている指定された送信装置のチャンネル割当情報を参照する。ステップS402において、受信装置は、コネクションの対象となる送信装置の出力プラグを確認する。続くステップS403において、受信装置は、送信装置の出力フラグに既にコネクションが確立されているか否かについて判定する。受信装置は、送信装置の出力フラグに既にコネクションが確立されていると判定した場合には(ステップS403:Yes)、チャンネル、帯域を既に確保済みであるとして、ステップS408の処理へ進み、コネクションが確立されていないと判定した場合には(ステップS403:No)、ステップS404の処理へ進む。ステップS404において、受信装置は、チャンネル割当情報で確認した送信装置の出力プラグのチャンネルをIRMより確保する処理を行う。
ステップS405において、受信装置は、IRMからのチャンネルの確保に成功したか否かについて判定し、チャンネル確保に成功した場合には(ステップS405:Yes)、ステップS406の処理へ進み、チャンネル確保に失敗した場合には(ステップS405:No)、ステップS414の処理へ進む。
ステップS406において、受信装置は、IRMより帯域を確保する処理を行う。続くステップS407において、受信装置は、IRMからの帯域の確保に成功したか否かについて判定し、帯域確保に成功した場合には(ステップS407:Yes)、ステップS408の処理へ進み、帯域確保に失敗した場合には(ステップS407:No)、ステップS413の処理へ進む。
ステップS408において、受信装置は、送信装置の出力プラグoPCR及び受信装置の入力プラグiPCRを更新する処理を行う。続くステップS409において、受信装置は、更新が成功したか否かについて判定し、更新が成功した場合には(ステップS409:Yes)、ステップS410の処理へ進み、コネクション確立要求成功を応答して、本制御処理を終了する。一方、受信装置は、更新が失敗した場合には(ステップS409:No)、ステップS411の処理へ進み、チャンネル及び帯域を確保したか否かについて判定する。ステップS411において、受信装置は、チャンネル及び帯域を確保していると判定した場合には(ステップS411:Yes)、ステップS412の処理へ進み、チャンネル及び帯域を確保していないと判定した場合には(ステップS411:No)、ステップS414の処理へ進む。ステップS412において、受信装置は、帯域をIRMへ返却する。続くステップS413において、受信装置は、チャンネルをIRMへ返却する。この後、受信装置は、ステップS414の処理へ進む。ステップS414の処理において、受信装置は、コネクション確立要求失敗を応答して、本制御処理を終了する。
図18のフローチャートに示すコネクション確立処理によれば、チャンネル割当情報を全ての受信装置が保持した場合において、コネクションの確立を図ることが可能となる。また、このコネクション確立処理によっても、受信装置は、ACC電源がオンとなったときにコネクションの相手が同一バス上に存在していれば、カーAVシステム1内における全ての装置の起動を待つことなく、カーAVシステム1内で重複しないチャンネルを用いて、コネクションを確立することが可能である。
3つ目のコネクション確立方法について説明する。3つ目のコネクション確立方法では、チャンネル割当情報をシステムコントローラが保持し、送信装置や受信装置にチャンネル情報やチャンネル割当情報を通知しないこととする。この場合、システムコントローラ自身がコネクション処理を実行、または、システムコントローラが、コネクション確立実行要求コマンドにチャンネル情報を付加して受信装置に送信し、受信装置が当該チャンネル情報を基にコネクション処理を実行する。以下に具体的に説明する。
まず、システムコントローラ自身がコネクション処理を実行する場合におけるコネクション確立方法について説明する。
図19は、本コネクション確立方法を用いる場合におけるシステムコントローラの構成を示している。システムコントローラは、システムコントローラ全体の制御を行う制御部301、他の装置とのコマンドの送受信処理を行うコマンド送受信処理部302、コネクション処理時におけるトランザクションを管理するトランザクション管理部303、チャンネル割当情報を記憶する不揮発性メモリなどのチャンネル割当情報記憶部304、コネクション処理を実行するコネクション処理実行部305、入出力プラグの制御を行うプラグ制御部306より構成される。なおプラグ制御部は、入力または出力プラグをシステムコントローラ自身が持たない場合はなくてもよい。
システムコントローラは、チャンネル割当情報記憶部304に記憶されたチャンネル割当情報を参照して、自身の管理対象にある受信装置と任意の送信装置とのコネクション処理を行うことでコネクションを確立する。具体的には、システムコントローラは、図18で示した受信装置の行った処理と同様の処理を行う。
このようにすることで、システムコントローラがチャンネル割当情報を有している場合において、システムコントローラ自身によるコネクションの確立を図ることができる。
次に、コネクション確立実行要求コマンドにチャンネル情報を付加して受信装置に送信する場合のコネクション確立方法について説明する。
CCMでは、送信装置となるAV/Cユニット内に存在するAV/Cサブユニットの有する任意のソースプラグと当該AV/Cユニットの出力プラグとを関連付け内部コネクションを確立する制御コマンド(SIGNAL SOURCE command)が定義されている。また、CCMでは、送信装置のAV/Cユニットの出力プラグと、受信装置のAV/Cユニットの入力プラグ及び当該受信装置内のAV/Cサブユニットのデスティネーションプラグとを関連付けることで、送信装置の出力プラグと受信装置の入力プラグとの間のアイソクロナスコネクションと、受信装置の入力プラグと当該受信装置内のAV/Cサブユニットのデスティネーションプラグとの間の内部コネクションとを確立する制御コマンド(INPUT SELECT command)が定義されている。
現在の定義では、送信装置のノードID、出力プラグのID,受信装置のノードID、受信装置のAV/Cサブユニット、そのAV/Cサブユニットのデスティネーションプラグを指定することになっている。そこで、システムコントローラは、このコネクション確立実行要求コマンドを拡張して、コネクション確立実行要求時にチャンネル情報を付加して送信することとする。図20に、拡張されたINPUT SELECT commandのフォーマットを示す。図20に示すように、拡張されたINPUT SELECT commandでは、チャンネル情報が設定されるchannelフィールドが付加されている。
具体的には、システムコントローラは、コネクション確立実行要求時において、チャンネル割当情報を参照して、コネクションの対象となる送信装置の出力プラグのチャンネル情報を取得し、コネクション確立実行要求コマンドに当該チャンネル情報を付加して受信装置に送信する。コネクション確立実行要求コマンドを受信した受信装置は、付加されたチャンネル情報を確認して、確認したチャンネルをIRMから確保してコネクションを確立する。
このときのコネクション確立処理について図21のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS501において、受信装置は、コネクション確立実行要求コマンドを受信すると、送信装置の出力プラグを確認する。続くステップS502において、受信装置は、送信装置の出力フラグに既にコネクションが確立されているか否かについて判定する。受信装置は、送信装置の出力フラグに既にコネクションが確立されていると判定した場合には(ステップS502:Yes)、チャンネル、帯域を既に確保済みであるとして、ステップS507の処理へ進み、コネクションが確立されていないと判定した場合には(ステップS502:No)、ステップS503の処理へ進む。ステップS503において、受信装置は、コネクション確立実行要求コマンドを参照して、コネクションの対象となる送信装置の出力プラグのチャンネルを確認し、コネクション確立要求コマンドにおけるチャンネル情報で確認した送信装置の出力プラグのチャンネルをIRMより確保する処理を行う。
ステップS504〜S513の処理は、図18におけるステップS405〜S414の処理と同様であるので、説明を省略する。
このようにすることで、システムコントローラがチャンネル割当情報を有している場合において、コネクション確立実行要求コマンドを拡張することにより、受信装置によるコネクションの確立を図ることができる。また、このコネクション確立処理によっても、受信装置は、ACC電源がオンとなったときにコネクションの相手が同一バス上に存在していれば、カーAVシステム1内における全ての装置の起動を待つことなく、カーAVシステム1内で重複しないチャンネルを用いて、コネクションを確立することが可能である。
以上に述べたことから分かるように、本実施例では、代表システムコントローラにより、送信装置の出力プラグに重複しないチャンネルが割り当てられたチャンネル割当情報を生成し、生成されたチャンネル割当情報を基に、コネクション処理を実行する装置はコネクションを確立する。このようにすることで、コネクション確立時において、チャンネルが競合することがなくなる。また、チャンネル割当情報を不揮発性メモリなどに保存することにより、ACC電源オフからオンになったときにバス10が分断された場合であっても、コネクション確立時においてチャンネルが競合することがなくなる。また、本実施例によれば、ACC電源オン後に、全ての装置の起動を待つ必要がないので、ACC電源オフからオンになるタイミングでコネクションの相手が同一バス上に存在していれば、ACC電源オフ前の視聴ソースの復帰をすばやく実行することができる。また、本実施例で述べたチャンネル割当情報生成方法によれば、装置の追加や削除などシステム構成の変化に対しても柔軟に対応できる。
[変形例]
上述の実施例では、代表システムコントローラにて生成されたチャンネル割当情報を基に、送信装置の出力プラグに重複しないチャンネルが設定されるとしているが、これに限られない。このようにする代わりに、システムの構築段階で、予め、システム内で重複しないチャンネルを送信装置の不揮発性メモリなどに記憶させておき、当該送信装置は、起動後に、記憶されていたチャンネルを出力プラグに設定するとしても良い。または、当該送信装置をシステムに設置する際に、ユーザによりシステム内で重複しないチャンネルが割り当てられ、当該送信装置は、起動後に、ユーザにより割り当てられたチャンネルを出力プラグに設定するとしても良い。コネクション処理を実行する装置(例えば受信装置)は、図14に示したのと同様の処理を行うことでコネクションを確立する。
変形例にかかる方法によれば、上述の実施例で述べた方法と比較して、代表システムコントローラによるチャンネル割当情報の生成を行わずに済み、簡便な方法で同様な効果を得ることができる。即ち、コネクション確立時において、チャンネルが競合することがなくなる。また、チャンネル割当情報を不揮発性メモリなどに保存することにより、ACC電源オフからオンになったときにバス10が分断された場合であっても、コネクション確立時においてチャンネルが競合することがなくなる。また、本実施例によれば、ACC電源オン後に、全ての装置の起動を待つ必要がないので、ACC電源オフからオンになるタイミングでコネクションの相手が同一バス上に存在していれば、ACC電源オフ前の視聴ソースの復帰をすばやく実行することができる。
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う制御装置、送信装置および受信装置もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本発明は、IEEE1394バスを用いたカーAVシステムなどのネットワークシステムに利用することができる。

Claims (13)

  1. 送信装置の論理的な出力プラグと、前記送信装置とバスを介して接続された受信装置の論理的な入力プラグとの間を、帯域と対応づけたチャンネルで結んでコネクションを確立するネットワークシステムにおける制御装置であって、
    前記バスにバスリセットが発生した場合、バスリセット後に、前記バスに接続された全ての前記送信装置の出力プラグを認識する出力プラグ認識手段と、
    前記出力プラグ認識手段により認識された全ての出力プラグに対して、重複しないチャンネルを割り当てたチャンネル割当情報を生成するチャンネル割当情報生成手段と、を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 前記チャンネル割当情報生成手段により生成された前記チャンネル割当情報を記憶する不揮発性の記憶手段を備えることを特徴とする請求項に記載の制御装置。
  3. 前記ネットワークシステムにおける他の制御装置に前記チャンネル割当情報を送信するチャンネル割当情報通知手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記チャンネル割当情報に基づいて、前記送信装置の出力プラグのチャンネル情報を取得するチャンネル情報取得手段と、
    前記チャンネル情報取得手段により取得された前記チャンネル情報を前記送信装置に送信するチャンネル情報通知手段と、を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の制御装置。
  5. 前記チャンネル割当情報を前記受信装置に送信するチャンネル割当情報通知手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の制御装置。
  6. 前記チャンネル割当情報のチャンネル情報の数が保持可能な上限を超えた場合、又は、バスリセット後に所定の時間が経過した場合には、前記バスに未接続の送信装置の出力プラグのチャンネル情報を前記チャンネル割当情報より削除するチャンネル情報削除手段を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の制御装置。
  7. 前記チャンネル割当情報生成手段により生成された前記チャンネル割当情報を記憶する不揮発性の記憶手段をさらに備え、
    前記チャンネル割当情報生成手段は、過去のチャンネル割当情報に含まれているが、バスリセット後に前記出力プラグ認識手段により認識されなかった送信装置を、チャンネル割当の対象に含めてチャンネル割当情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  8. 送信装置の論理的な出力プラグと、前記送信装置とバスを介して接続された受信装置の論理的な入力プラグとの間を、帯域と対応づけたチャンネルで結んでコネクションを確立するネットワークシステムであって、
    前記バスにバスリセットが発生した場合、バスリセット後に、前記バスに接続された全ての前記送信装置の出力プラグを認識する出力プラグ認識手段と、
    前記出力プラグ認識手段により認識された全ての出力プラグに対して、重複しないチャンネルを割り当てたチャンネル割当情報を生成するチャンネル割当情報生成手段と、を備えることを特徴とするネットワークシステム。
  9. 前記チャンネル割当情報生成手段により生成された前記チャンネル割当情報を記憶する不揮発性の記憶手段、をさらに備え、
    前記チャンネル割当情報生成手段は、過去のチャンネル割当情報に含まれているが、バスリセット後に前記出力プラグ認識手段により認識されなかった送信装置を、チャンネル割当の対象に含めてチャンネル割当情報を生成することを特徴とする請求項8に記載のネットワークシステム。
  10. 送信装置の論理的な出力プラグと、前記送信装置とバスを介して接続された受信装置の論理的な入力プラグとの間を、帯域と対応づけたチャンネルで結んでコネクションを確立するネットワークシステムにおける制御装置により実行される制御方法であって、
    前記バスにバスリセットが発生した場合、バスリセット後に、前記バスに接続された全ての前記送信装置の出力プラグを認識する出力プラグ認識工程と、
    前記出力プラグ認識工程により認識された全ての出力プラグに対して、重複しないチャンネルを割り当てたチャンネル割当情報を生成するチャンネル割当情報生成工程と、備えることを特徴とする制御方法。
  11. 前記チャンネル割当情報生成工程により生成された前記チャンネル割当情報を不揮発性の記憶手段に記憶する記憶工程、をさらに備え、
    前記チャンネル割当情報生成工程は、過去のチャンネル割当情報に含まれているが、バスリセット後に前記出力プラグ認識工程により認識されなかった送信装置を、チャンネル割当の対象に含めてチャンネル割当情報を生成することを特徴とする請求項11に記載の制御方法。
  12. 送信装置の論理的な出力プラグと、前記送信装置とバスを介して接続された受信装置の論理的な入力プラグとの間を、帯域と対応づけたチャンネルで結んでコネクションを確立するネットワークシステムにおけるコンピュータにより実行される制御プログラムであって、
    前記バスにバスリセットが発生した場合、バスリセット後に、前記バスに接続された全ての前記送信装置の出力プラグを認識する出力プラグ認識手段、
    前記出力プラグ認識手段により認識された全ての出力プラグに対して、重複しないチャンネルを割り当てたチャンネル割当情報を生成するチャンネル割当情報生成手段、として前記コンピュータを機能させる制御プログラム。
  13. 前記チャンネル割当情報生成手段により生成された前記チャンネル割当情報を記憶する不揮発性の記憶手段として前記コンピュータをさらに機能させ、
    前記チャンネル割当情報生成手段は、過去のチャンネル割当情報に含まれているが、バスリセット後に前記出力プラグ認識手段により認識されなかった送信装置を、チャンネル割当の対象に含めてチャンネル割当情報を生成することを特徴とする請求項13に記載の制御プログラム。
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