JP5148263B2 - 発泡ゴム積層体の製造方法 - Google Patents
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Description
本発明の発泡ゴム積層体によれば、異なる配合のゴム材料を押出成形により共押出して形成した二層からなる発泡ゴム積層体において、その二層を相対的に高発泡の高発泡層と低発泡の低発泡層とからなるように形成した。そのため、押出機から共押出された積層体は、加硫槽において発泡すると同時に加硫され、その後に自然状態に置かれて冷却されるときに、いずれの発泡層においても独泡率が高いために、熱収縮により収縮する。その際、低発泡層に比べて高発泡層の方が熱収縮の度合いが大きいため、高発泡層の方が余分に収縮して、高発泡層を内側として曲がった状態の発泡ゴム積層体が形成される。
以下、本発明を具体化した発泡ゴム積層体の実施形態を図1〜3を用いて説明する。
図1に示すように、発泡ゴム積層体1はEPDM(エチレンプロピレンゴム)からなる高発泡層3と低発泡層2との積層体であり、高発泡層3と低発泡層2との境界4は共押出により形成され加硫接着されて一体化している。同図における高発泡層3の下面には断面が矩形の溝5が形成されており、この溝5の断面形状は図示しない被シール材の外周に嵌合し得る形状となっている。図2に示すように、押出機から共押出された後、加硫槽において加熱され、発泡と同時に加硫されて未だ高温状態の発泡ゴム積層体1は、真直状の積層体1aであるが、後述する製造工程における引張状態から開放されて冷却された発泡ゴム積層体1は、図3に示すように、高発泡層3が内側となる円弧状となっている。
次に発泡ゴム積層体1の製造方法について説明する。本実施形態の押出機は、公知の押出機において、共押出が可能なヘッドが備わっている押出機であればいずれのものでも採用し得る。
(1)上記実施形態では、低発泡層2と高発泡層3とからなる発泡ゴム積層体1が、高発泡層3を内側にして自然状態で曲がっている。そのため、少なくとも外周の一部に曲面形状を有する被シール材に沿わせて配置することが容易となり、被シール材の曲面部等で断面形状が変形することが少なく、安定したシール性能を発揮しうる曲がりシール材としての発泡ゴム積層体1を提供できる。
次に模式的に示した図4をもとに、発泡ゴム積層体1の製造方法に係る第2の実施形態について説明する。本実施形態は、第1の実施形態とは二体の発泡ゴム積層体1を押出成形する点が異なり、その他の部分は同様の構成であるのでその説明を省くものとする。
(3)上記実施形態では、口金6における二ヶ所の吐出口から二体の積層体1aを押出すようにして、それぞれの積層体1aの低発泡層2を形成するゴム材料2aが互いに当接されるようにしたので、その後に加硫槽に送り込まれたとき、積層体1bが蛇行することを防止できる。同時に、積層体1bの発泡及び加硫工程後に低発泡層2どうしの当接部8を切離すようにすれば、その切離し面はスキン層が除去され独泡率が低下するので、低発泡層2の熱収縮による収縮量をより小さくすることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、発泡ゴム積層体1の断面形状を左右対称としたが、高発泡層3と低発泡層2の両方又はいずれか一方の断面形状を非対称としてもよい。
・上記実施形態では、上下二層からなる積層体1aの二体を二ヶ所の吐出口から押出すようにしたが、左右二層からなる積層体1aの二体を二ヶ所の吐出口から押出すようにしてもよい。
・上記実施形態では、二ヶ所の吐出口から押出した二体の積層体1aのそれぞれの低発泡層2を形成するゴム材料2aを当接させたが、一ヶ所の吐出口において、高発泡層3、低発泡層2及び高発泡層3のそれぞれを形成するゴム材料をその順に積層されるように共押出するようにしてもよい。そして、発泡及び加硫が完了した後に、低発泡層2の中間で切離して二体の発泡ゴム積層体1を形成するようにしてもよい。
Claims (4)
- 異なる配合のゴム材料を押出成形により共押出して二層からなる発泡ゴム積層体を製造する方法において、配合が異なるゴム材料を二層の積層体として共押出した後、その積層体を、加硫槽中を引張状態で移送しながら、加熱装置から輻射される熱により発泡させると同時に加硫させ、その後に、積層体を引張状態から解放して冷却するようにして、発泡倍率の異なる積層体の各層が熱収縮する際、低発泡層に比較して収縮量が大きい高発泡層が内側となって曲がる現象を用いることを特徴とする発泡ゴム積層体の製造方法。
- 前記積層体は、二体が口金における二ヶ所の吐出口から押出され、それぞれの積層体の低発泡層を形成するゴム材料が互いに当接され、その後に加硫槽に送り込まれると共に、発泡及び加硫工程後に当接された部分が切離されることを特徴とする請求項1に記載の発泡ゴム積層体の製造方法。
- 前記積層体は、低発泡層を形成するゴム材料の下側に高発泡層を形成するゴム材料を積層した上下二層の積層体として共押出されることを特徴とする請求項1又は2に記載の発泡ゴム積層体の製造方法。
- 前記積層体は、二体が口金における二ヶ所の吐出口から上下二層の積層体として押出された後、それぞれの積層体は、それぞれの上側に位置する低発泡層を形成するゴム材料が互いに対向するように回動された後、当接されることを特徴とする請求項2又は3に記載の発泡ゴム積層体の製造方法。
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