JP5145418B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶表示装置の広視野角化に関するものである。
液晶表示装置は、TV装置や、コンピュータ、携帯端末用のディスプレイのみならず、カーナビゲーションや後部座席エンターテイメントなどの車載用ディスプレイとしても広く普及するに至っている。これらの液晶表示装置は特定の直線偏光を装置内から取り出して視認者に提供するため、偏光サングラスを装着して画面を視認する場合には、視認者の姿勢によっては液晶画面からの偏光が偏光サングラスで遮られて画面を正しく認識することができない。前記の車載用ディスプレイについては特に乗り物の搭乗者が偏光サングラスを装着する機会が比較的多いことから、この偏光サングラスによる画面不可視の問題は重要視されている。
そこで、従来は、例えば特許文献1〜3に開示されているように、液晶表示装置のフロント偏光板のパネル前面側にλ/4板を配置し、直線偏光を円偏光に変換してから偏光サングラスに届くようにする技術が適用されている。
図5に、液晶画面からの光が偏光サングラスによって遮られる原理を示す。
バックライト光L0はリア偏光板101によって直線偏光に変換されて液晶パネル102に入射する。液晶パネル102には典型的にTN(Twisted Nematic:ツイストネマティック)液晶セルが用いられ、その旋光後の偏光方向が画面の水平線に対して時計回りに45度の角度をなすように、液晶分子の互いに直交する両配向軸102a・102bの方向が決定されている。従って、リア偏光板101の透過軸101aは上記旋光後の偏光方向に対して直交している。液晶パネル102から出射された表示光はフロント偏光板103を透過する。フロント偏光板103の透過軸103aは上記旋光後の偏光方向に対して平行である。フロント偏光板103を透過した光は、低反射層などで構成される表面処理膜104を通過する。こうして液晶画面からの出射光は偏光サングラス105に到達する。偏光サングラス105の透過軸105aは通常の装着姿勢において垂直方向となるように配置されており、液晶画面からの到達光L101のうち透過軸105aに平行な成分が、透過光L101aとして視認者に認識される。
しかし、もし偏光サングラス105を装着している視認者が顔を傾けて液晶画面を視認しようとする結果、偏光サングラス105への到達光L102の偏光方向が透過軸105aと直交したりそれに近い方向になったりした場合には、到達光L102は偏光サングラス105によって遮られ、視認者に届かない。例えば、上記のTN液晶セルを用いた液晶表示装置では、視認者が顔を右側に45度傾けて画面を見ようとする場合に、偏光サングラス105の透過軸105aが到達光L102の偏光方向に対して直交する。
これに対して、図6に示すように、フロント偏光板103のパネル前面側にλ/4板107を配置すると、リア偏光板103を透過した直線偏光はλ/4板107によって円偏光に変換される。この場合には、偏光サングラス105への到達光L103は、視認者が顔を傾けているか否かに関わらず、偏光サングラス105の透過軸105aに平行な成分を常に等しく有するので、偏光サングラス105を透過し、透過光L103aとして視認者に認識される。
日本国公開特許公報「特公昭56−36406号公報(1981年8月24日公告、特開昭50−81167号公報:1975年7月1日公開)」 日本国公開特許公報「特許第2940031号公報(1999年6月18日登録、特開平3−174512号公報:1991年7月29日公開)」 日本国公開特許公報「特許第3105374号公報(2000年9月1日登録、特開平6−258634号公報:1994年9月16日公開)」
しかしながら、液晶表示装置を前述の車載機種として使用する場合には、図7に示すように、液晶表示装置201の画面垂直方向から斜め上や水平方向へ約30度傾けたところが、実使用の視覚方向として設定されている。図7では、左座席にドライバD、右座席に同乗者Pがそれぞれ搭乗しているとする。このとき、ドライバDにとっては画面垂直方向から左斜め方向あるいは左水平方向となる−20度〜−50度の方位角の範囲のうちの−30度に実使用の視覚方向が設定されるとともに当該視覚方向上にビューポイントQ1が設定され、同乗者Pにとっては画面垂直方向から右斜め方向あるいは右水平方向となる+20度〜+50度の方位角の範囲のうちの+30度に実使用の視覚方向が設定されるとともに当該視覚方向上にビューポイントQ2が設定されている。画面からドライバDおよび同乗者Pのそれぞれの視点までの距離dは700mm程度である。
従って、前述したλ/4板107を配置した従来の液晶表示装置では、液晶表示装置を正面から視認する場合には透過光の直交成分間のリタデーションが140nm(波長560nmに対する位相差として90度)となるので、出射光は円偏光として偏光サングラス105に到達するが、ビューポイントQ1・Q2に対してはλ/4板107の透過光は完全な円偏光とはならないので、偏光サングラス105の透過光量が透過軸105aの傾き具合によって変化してしまう。この結果、方位角および極角が正面視から左右にずれたビューポイントQ1・Q2では、視野角拡大フィルムなどにより液晶層の複屈折異方性が補償されていたとしても、λ/4板107による位相の適正な補正が得られず、表示品位の点で液晶表示装置の十分なパフォーマンスが得られないという問題がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、正面視のみならず、ビューポイントが設定される視覚方向の方位角および極角が正面視から左右にずれていても、偏光サングラスを通して高表示品位で画面を視認することのできる液晶表示装置を実現することにある。
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、2枚の直線偏光板の間に液晶パネルが配置された液晶表示装置において、上記2枚の直線偏光板のうちのフロント偏光板よりもパネル前面側に、面内のリタデーションが40nm〜100nmの範囲にある、二軸性の光学異方性を有するトリアセチルセルロースフィルムを備えていることを特徴としている。
上記の発明によれば、フロント偏光板よりもパネル前面側に、面内のリタデーションが40nm〜100nmの範囲にある、二軸性の光学異方性を有するトリアセチルセルロースフィルムを備えている。透過モードにある液晶パネルからフロント偏光板を抜けた光は、パネル正面方向には上記範囲内にあるリタデーションを与えられるが、30度程度の方位角およびこの方位角に伴う通常の視覚範囲として使用される極角範囲へ出射された光には、3次元の屈折率異方性により140nmに近いリタデーションを与えることができる。従って、車載用ディスプレイとして搭乗者により視認される場合のように左右方向のビューポイントから視認される場合に、視認者には略円偏光となった光が到達する。これにより、視認者が偏光サングラスを装着していても、顔の傾け角度に関わらず到達光が偏光サングラスを同じように透過することとなり、視認者は常に安定した品位の表示を認識することができる。
また、パネルの正面方向に対しては顔を傾けて視認することが稀であることから、上記トリアセチルセルロースフィルムの面内のリタデーションが上記の範囲内であっても、偏光サングラスの装着者が表示品位のばらつきを感じる不都合は発生しにくい。
以上により、正面視のみならず、ビューポイントが設定される視覚方向の方位角および極角が正面視から左右にずれていても、偏光サングラスを通して高表示品位で画面を視認することのできる液晶表示装置を実現することができるという効果を奏する。
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、上記二軸性の光学異方性を有するトリアセチルセルロースフィルムよりもパネル背面側に視野角拡大フィルムを備えていることを特徴としている。
上記の発明によれば、視野角拡大フィルムによってリタデーションや旋光性の補償を行って視野角拡大効果を得た光に対して、二軸性の光学異方性を有するトリアセチルセルロースフィルムにより左右方向へのリタデーションを適正化するので、パネルの視野角拡大効果を偏光サングラスの装着者にそのまま活かすことができるという効果を奏する。
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、上記フロント偏光板は、上記二軸性の光学異方性を有するトリアセチルセルロースフィルムと、保護膜との間に支持されていることを特徴としている。
上記の発明によれば、二軸性の光学異方性を有するトリアセチルセルロースフィルムと保護膜との間にフロント偏光板が支持されるので、二軸性の光学異方性を有するトリアセチルセルロースフィルムを用いてフロント偏光板が従来のように2枚の保護膜に支持された構成となる。これにより、フロント偏光板の強度および温度・湿度への耐性を向上させることができるので、フロント偏光板は安定した特性を発揮することができるという効果を奏する。また、保護膜を構成する部品点数を抑制することができるという効果を奏する。
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、上記保護膜はトリアセチルセルロースフィルムであることを特徴としている。
上記の発明によれば、フロント偏光板のパネル背面側の保護膜がトリアセチルセルロースフィルムとなるので、フロント偏光板に対して適切な組み合わせの保護膜になるという効果を奏する。また、このフロント偏光板のパネル背面側の保護膜としてのトリアセチルセルロースフィルムには、光学異方性を有さないものと有するものとのいずれでも選択可能であることから、リタデーションの補償の必要性の有無に応じて、フロント偏光板の保護膜を、積層構成の簡単さを損なうことなく構成し分けることができるという効果を奏する。
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、上記二軸性の光学異方性を有するトリアセチルセルロースフィルム上に表面処理膜が設けられていることを特徴としている。
上記の発明によれば、二軸性の光学異方性を有するトリアセチルセルロースフィルム上に表面処理膜が設けられているので、光の反射を抑制することができるという効果を奏する。
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、2枚の直線偏光板の間に液晶パネルが配置された液晶表示装置において、上記2枚の直線偏光板のうちのフロント偏光板よりもパネル前面側に、厚み方向のリタデーションが30nm〜90nmの範囲にある、一軸性の光学異方性を有する位相差板を備えていることを特徴としている。
上記の発明によれば、フロント偏光板よりもパネル前面側に、厚み方向のリタデーションが30nm〜90nmの範囲にある、一軸性の光学異方性を有する位相差板を備えている。透過モードにある液晶パネルからフロント偏光板を抜けた光は、パネル正面方向には上記範囲内にあるリタデーションの略倍量のリタデーションを与えられるが、30度程度の方位角およびこの方位角に伴う通常の視覚範囲として使用される極角範囲へ出射された光には、光路長の視覚方向依存性により140nmに近いリタデーションを与えることができる。従って、車載用ディスプレイとして搭乗者により視認される場合のように左右方向のビューポイントから視認される場合に、視認者には略円偏光となった光が到達する。これにより、視認者が偏光サングラスを装着していても、顔の傾け角度に関わらず到達光が偏光サングラスを同じように透過することとなり、視認者は常に安定した品位の表示を認識することができる。
また、パネルの正面方向に対しては顔を傾けて視認することが稀であることから、上記トリアセチルセルロースフィルムの厚み方向のリタデーションが上記の範囲内であっても、偏光サングラスの装着者が表示品位のばらつきを感じる不都合は発生しにくい。
以上により、正面視のみならず、ビューポイントが設定される視覚方向の方位角および極角が正面視から左右にずれていても、偏光サングラスを通して高表示品位で画面を視認することのできる液晶表示装置を実現することができるという効果を奏する。
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、上記位相差板よりもパネル背面側に視野角拡大フィルムを備えていることを特徴としている。
上記の発明によれば、視野角拡大フィルムによってリタデーションや旋光性の補償を行って視野角拡大効果を得た光に対して、一軸性の光学異方性を有する位相差板により左右方向へのリタデーションを適正化するので、パネルの視野角拡大効果を偏光サングラスの装着者にそのまま活かすことができるという効果を奏する。
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、上記位相差板は2枚の保護膜の間に支持されていることを特徴としている。
上記の発明によれば、位相差板が2枚の保護膜の間に支持された構成となる。これにより、位相差板の強度および温度・湿度への耐性が向上するので、位相差板は安定した特性を発揮することができるという効果を奏する。
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、上記2枚の保護膜のうちの少なくとも一方はトリアセチルセルロースフィルムであることを特徴としている。
上記の発明によれば、位相差板の保護膜がトリアセチルセルロースフィルムとなるので、位相差板に対して適切な組み合わせの保護膜になるという効果を奏する。また、このトリアセチルセルロースフィルムには、光学異方性を有さないものと有するものとのいずれでも選択可能であることから、リタデーションの補償の必要性の有無に応じて、フロント偏光板の保護膜を、積層構成の簡単さを損なうことなく構成し分けることができるという効果を奏する。
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、上記2枚の保護膜のうちの上記位相差板よりもパネル前面側にある保護膜上に表面処理膜が設けられていることを特徴としている。
上記の発明によれば、位相差板よりもパネル前面側にある保護膜上に表面処理膜が設けられているので、光の反射を抑制することができるという効果を奏する。
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、上記液晶パネルはツイストネマティック液晶により表示を行うことを特徴としている。
上記の発明によれば、液晶パネルがツイストネマティック液晶により表示を行うので、フロント偏光板からの出射光の偏光方向が水平軸に対して通常反時計回りに135度傾くこととなる。従って、当該液晶表示装置を車載機種のディスプレイとして用いると、顔を傾けたときに偏光サングラスの透過軸が液晶画面から到達する直線偏光と直交しやすい左側座席の搭乗者にとって、とりわけ、安全運転のために偏光サングラスを装着する機会の多い左ハンドル車のドライバにとって有効であるという効果を奏する。
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、30度の方位角方向における正面からの極角範囲が−5度から+15度の範囲にあるビューポイントに対して、到達光の偏光の楕円率が40%以上であることを特徴としている。
上記の発明によれば、方位角30度付近における通常の視覚範囲において、140nmに近いリタデーションを与えることができるという効果を奏する。
本発明の他の目的、特徴、および優れた点は、以下に示す記載によって十分分かるであろう。また、本発明の利点は、添付図面を参照した次の説明によって明白になるであろう。
本発明の実施形態を示すものであり、液晶表示装置の積層構成を示す分解斜視図である。 図1の液晶表示装置の第1の実施例の構成を示す断面図である。 図1の液晶表示装置の第2の実施例の構成を示す断面図である。 図1の液晶表示装置が備える液晶パネルの回路構成を示す回路ブロック図である。 従来技術を示すものであり、出射光が偏光サングラスによって遮られる場合の液晶表示装置の積層構成を示す分解斜視図である。 従来技術を示すものであり、出射光がλ/4板を通して視認者に到達する場合の液晶表示装置の積層構成を示す分解斜視図である。 液晶表示装置のビューポイントを説明する図である。 第2の実施例における液晶表示装置の第1の変形例の構成を示す断面図である。 第2の実施例における液晶表示装置の第2の変形例の構成を示す断面図である。
符号の説明
1 リア偏光板(直線偏光板)
2 液晶パネル
3 フロント偏光板(直線偏光板)
4 光学異方性フィルム(二軸性の光学異方性を有するトリアセチルセルロースフィルム、位相差板)
5 表面処理膜
11 TACフィルム(保護膜、トリアセチルセルロースフィルム)
12 視野角拡大フィルム
16 視野角拡大フィルム
17 TACフィルム(保護膜、トリアセチルセルロースフィルム)
18 保護膜
41 TACフィルム(二軸性の光学異方性を有するトリアセチルセルロースフィルム)
42 位相差板
20 液晶表示装置
本発明の一実施形態について図1ないし図4、図8、および、図9に基づいて説明すると以下の通りである。
図1に、本実施形態に係る液晶表示装置の構成を示す。
液晶表示装置は、リア偏光板1、液晶パネル2、フロント偏光板3、光学異方性フィルム4、および、表面処理膜5を備えている。
リア偏光板1は直線偏光板であり、透過軸1aが液晶パネル2の水平軸に対して反時計回りに45度の角度をなすように配置されている。液晶パネル2は、ここではTN液晶セルが用いられたパネルである。液晶層に対するリア側の配向軸2aはリア偏光板1の透過軸に直交しており、フロント側の配向軸2bは配向軸2aに直交している。フロント偏光板3は直線偏光板であり、透過軸3aが液晶パネル2の水平軸に対して反時計回りに135度の角度をなすように配置されていて、リア偏光板1とクロスニコルの関係にある。
光学異方性フィルム4はその光学異方性すなわち屈折率異方性によって透過光にリタデーションを与えるフィルムであり、前出の図7で説明した液晶表示装置のビューポイントQ1・Q2の方向への出射光に対して140nmに近いリタデーション、すなわち波長560nmの光に対して偏光成分間に90度の位相差を与える。光学異方性フィルム4の面内遅相軸4aはフロント偏光板3の透過軸3aに対して45度の角度をなすように配置されている。表面処理膜5は低反射層などで構成されている。
上記の構成の液晶表示装置における偏光の状態について、以下に説明する。
バックライト光L0はリア偏光板1によって直線偏光に変換されて液晶パネル2に入射する。液晶パネル2はノーマリホワイトであり、液晶層に電圧が印加されていない状態では、入射した直線偏光は旋光により偏光方向を90度回転させられるのでフロント偏光板3を透過し、表示光となる。また、液晶層に電圧が印加されている状態では入射した直線偏光は液晶層をそのまま通過するのでフロント偏光板3により吸収され、液晶パネル2は黒表示状態となる。フロント偏光板3を透過した光は光学異方性フィルム4に入射し、パネル正面方向にはそのz軸方向(厚み方向)のリタデーションが与えられる一方、その他の方位角および極角の方向へは、光学異方性および光路長の視覚方向依存性によって方向に応じたリタデーションが与えられる。特に、図7のビューポイントQ1・Q2の方向である方位角30度付近における、通常の視覚範囲となる正面からの極角範囲(例えば−5度〜+15度の範囲)の方向へは140nmに近いリタデーションが与えられるので、視認者への到達光は略円偏光となる。
従って、車載用ディスプレイとして搭乗者により視認される場合のように左右方向のビューポイントから視認される場合には、視認者が偏光サングラス6を装着していても、偏光サングラス6の透過軸6aの方向を決める顔の傾け角度に関わらず、図1にL1で示すように到達光が偏光サングラス6を同じように透過することとなり、視認者は常に安定した品位の表示を認識することができる。
また、パネルの正面方向に対しては顔を傾けて視認することが稀であることから、上記光学異方性フィルム4の厚み方向のリタデーションが上記の範囲内であっても、偏光サングラス6の装着者が表示品位のばらつきを感じる不都合は発生しにくい。
以上により、正面視のみならず、ビューポイントが設定される視覚方向の方位角および極角が正面視から左右にずれていても、偏光サングラスを通して高表示品位で画面を視認することのできる液晶表示装置を実現することができる。本実施形態に係るこのような液晶表示装置は、車載機種のディスプレイとして用いられる場合に、TN液晶セルを用いていることによりフロント偏光板からの出射光の偏光方向が水平軸に対して通常反時計回りに135度傾いているので、顔を傾けたときに偏光サングラスの透過軸が液晶画面から到達する直線偏光と直交しやすい左側座席の搭乗者にとって、とりわけ、安全運転のために偏光サングラスを装着する機会の多いドライバにとって有効である。従って、本発明の液晶表示装置は左ハンドル車のディスプレイとして非常に適している。
次に、上記光学異方性フィルム4の具体例を挙げながら液晶表示装置の実施例について説明する。
図2に、光学異方性フィルム4を二軸性の光学異方性を有するTAC(Triacetylcellulose:トリアセチルセルロース)フィルム41とした液晶表示装置の積層構成を示す。
この液晶表示装置では、リア偏光板1、液晶パネル2、TACフィルム11、視野角拡大フィルム12、フロント偏光板3、TACフィルム41、および、表面処理膜5がこの順に積層されている。
TACフィルム41はz軸方向(厚み方向)の主屈折率nzが、面内のx軸方向の主屈折率nxおよびy軸方向の主屈折率nyとは異なる屈折率となる屈折率異方性を有している。また、主屈折率nxと主屈折率nyとは互いに異なっており、主屈折率nxと主屈折率nyとのうち大きいほうに対応する軸が図1に示した面内遅相軸4aに相当している。そして、TACフィルム41の面内のリタデーションは70nm±30nmの範囲、すなわち40nm〜100nmに設定されている。これは、パネル正面方向に対しては90度の位相差を与えるリタデーションよりも小さい。このようにすると、透過モードにある液晶パネル2からフロント偏光板3を抜けた光は、パネル正面方向には上記範囲内にあるリタデーションを与えられるが、30度程度の方位角およびこの方位角に伴う通常の視覚範囲として使用される極角範囲へ出射された光には、3次元の屈折率異方性により140nmに近いリタデーションを与えることができる。この視覚方向における表示品位を確保するために、上記の±30nmの範囲は、30度の方位角方向における偏光の楕円率が40%以上の範囲内に設定されることで得られる。作成時には、ビューポイント方向のリタデーションが140nmに近くなるように、TACフィルム41の厚みを調整すればよい。
また、本実施例の液晶表示装置は、TACフィルム41よりもパネル背面側に視野角拡大フィルム12を備えているので、視野角拡大フィルム12によってリタデーションや旋光性の補償を行って視野角拡大効果を得た光に対して、TACフィルム41により左右方向へのリタデーションが適正化される。液晶セルをTNモードで使用する場合には、黒表示状態において残留リタデーションにより斜め方向に光が漏れやすいが、この視野角拡大フィルム12によって複屈折異方性を補償することにより黒表示状態が理想状態に近づくので、斜め方向から見た場合のコントラストを向上させることができる。このような視野角拡大フィルム12としては、例えばWVフィルムと呼ばれる、TACフィルム上にディスコティック液晶層を設けた構成を有するフィルムを使用することができる。このWVフィルムでは複屈折の他に旋光性の補償も行うことが可能である。また、その他の視野角拡大フィルム12として、PC(Poly-Carbonate:ポリカーボネート)やPVA(Poly-Vinylalcohol:ポリビニルアルコール)のフィルムを一軸延伸したものも利用できる。視野角拡大フィルム12を使用することにより、パネルの視野角拡大効果を偏光サングラス6の装着者にそのまま活かすことができる。
また、TACフィルム11は、光学異方性を有していなくても有していてもいずれでもよい。フロント偏光板3はパネルフロント側のTACフィルム41とパネル背面側のTACフィルム11との間に支持され、TACフィルム41とTACフィルム11とはともにフロント偏光板3の保護膜として機能する。従って、リタデーションを補償する目的で使用されるTACフィルム41が同時にフロント偏光板3の保護膜として使用できることになるので、フロント偏光板3が従来のように2枚の保護膜の間に支持された構成となる。これにより、フロント偏光板3の強度および温度・湿度への耐性を向上させることができるので、フロント偏光板3は安定した特性を発揮することができる。また、TACフィルム41が保護膜を兼ねるので、保護膜を構成する部品点数を抑制することができる。
また、フロント偏光板3の両保護膜がTACフィルムであるので、フロント偏光板3に対して適切な組み合わせの保護膜となる。また、このフロント偏光板3のパネル背面側の保護膜としてのTACフィルム12には、光学異方性を有さないものと有するものとのいずれでも選択可能であることから、リタデーションの補正の必要性の有無に応じて、フロント偏光板3の保護膜を、積層構成の簡単さを損なうことなく構成し分けることができる。TACフィルム12に光学異方性を与える場合には、膜形成時に厚みを所望のリタデーションに合わせて調整する。また、フロント偏光板3のパネル背面側の保護膜に光学異方性を与えないときにはPET(Polyethylene Terephthalate:ポリエチレンテレフタレート)なども使用可能である。なお、TACフィルム11は無くてもよい。
また、本実施例の液晶表示装置では、TACフィルム41上に表面処理膜5が設けられているので、光の反射を抑制することができる。表面処理膜5としては例えば従来のアンチグレア膜やARフィルムと呼ばれる膜などを用いることができる。
また、リア偏光板1は上下にTACフィルムを備えている構成であるが、便宜上図示を省略している。
図3に、光学異方性フィルム4を一軸性の光学異方性を有する位相差板42とした液晶表示装置の積層構成を示す。
この液晶表示装置では、リア偏光板1、液晶パネル2、TACフィルム15、視野角拡大フィルム16、フロント偏光板3、TACフィルム17、位相差板42、保護膜18、および、表面処理膜5がこの順に積層されている。
位相差板42はz軸方向(厚み方向)の主屈折率nzが、面内のx軸方向の主屈折率nxおよびy軸方向の主屈折率nyのいずれか一方と等しい屈折率となる屈折率異方性を有している。また、主屈折率nxと主屈折率nyとは互いに異なっており、主屈折率nxと主屈折率nyとのうち大きいほうに対応する軸が図1に示した面内遅相軸4aに相当している。そして、位相差板42の厚み方向のリタデーションは60nm±30nmの範囲、すなわち30nm〜90nmに設定されている。これは、パネル正面方向に対しては90度の位相差を与えるリタデーションよりも小さい。このようにすると、透過モードにある液晶パネル2からフロント偏光板3を抜けた光は、パネル正面方向には上記範囲内にあるリタデーションの略倍量のリタデーションを与えられるが、30度程度の方位角およびこの方位角に伴う通常の視覚範囲として使用される極角範囲へ出射された光には、光路長の視覚方向依存性により140nmに近いリタデーションを与えることができる。この視覚方向における表示品位を確保するために、上記±30nmの範囲は、30度の方位角方向における偏光の楕円率が40%以上の範囲内に設定されることで得られる。作成時には、ビューポイント方向のリタデーションが140nmに近くなるように、位相差板42の厚みを調整すればよい。この位相差板42として、例えばPC(poly-carbonate:ポリカーボネート)やPVA(poly-vinylalcohol:ポリビニルアルコール)のフィルムを一軸延伸したものが利用できる。
また、本実施例の液晶表示装置は、位相差板42よりもパネル背面側に視野角拡大フィルム16を備えているので、視野角拡大フィルム16によってリタデーションや旋光性の補償を行って視野角拡大効果を得た光に対して、位相差板42により左右方向へのリタデーションが適正化される。液晶セルをTNモードで使用する場合には、黒表示状態において残留リタデーションにより斜め方向に光が漏れやすいが、この視野角拡大フィルム16によって複屈折異方性を補償することにより黒表示状態が理想状態に近づくので、斜め方向から見た場合のコントラストを向上させることができる。このような視野角拡大フィルム16としては、例えばWVフィルムと呼ばれる、TACフィルム上にディスコティック液晶層を設けた構成を有するフィルムを使用することができる。このWVフィルムでは複屈折の他に旋光性の補償も行うことが可能である。また、その他の視野角拡大フィルム16として、PCやPVAのフィルムを一軸延伸したものも利用できる。視野角拡大フィルム16を使用することにより、パネルの視野角拡大効果を偏光サングラス6の装着者にそのまま活かすことができる。
また、TACフィルム15・17は光学異方性を有していなくても有していてもいずれでもよい。フロント偏光板3はパネルフロント側のTACフィルム17とパネル背面側のTACフィルム15との間に支持され、TACフィルム15とTACフィルム17とはともにフロント偏光板3の保護膜として機能する。保護膜18は位相差板42の保護膜であり、TACフィルムやPETなどからなる。TACフィルム17は保護膜18とともに位相差板42を挟持するので、やはり位相差板42の保護膜として機能する。これにより、位相差板42は2枚の保護膜の間に支持された構成となる。これにより、位相差板42の強度および温度・湿度への耐性を向上させることができるので、位相差板42は安定した特性を発揮することができる。TAC15・17には光学異方性を有さないものと有するものとのいずれでも選択可能であることから、リタデーションの補償の必要性の有無に応じて、フロント偏光板3の保護膜を、積層構成の簡単さを損なうことなく構成し分けることができる。TACフィルム15・17に光学異方性を与える場合には、膜形成時に厚みを所望のリタデーションに合わせて調整する。また、TACフィルム15・17に光学異方性を与えないときにはPET(Polyethylene Terephthalate:ポリエチレンテレフタレート)なども使用可能である。なお、TACフィルム15は無くてもよい。
また、本実施例の液晶表示装置では、位相差板42上に表面処理膜5が設けられているので、光の反射を抑制することができる。表面処理膜5としては例えば従来のアンチグレア膜やARフィルムと呼ばれる膜などを用いることができる。
また、図8および図9に本実施例の変形例の構成を挙げる。
図8は、リア偏光板1、液晶パネル2、TACフィルム15、視野角拡大フィルム16、フロント偏光板3、TACフィルム43、および、表面処理膜5がこの順に積層された構成である。TACフィルム43は一軸性である。図9は、リア偏光板1、液晶パネル2、TACフィルム15、視野角拡大フィルム16、フロント偏光板3、TACフィルム17、3/4λ位相差板44、保護膜18、および、表面処理膜5がこの順に積層された構成である。図8の構成も図9の構成も、トータルの面内リタデーションが30nm〜90nmの範囲に入っていればよい。
以上、光学異方性フィルム4の各実施例について述べた。
上記例では液晶パネル2をTN液晶セルを用いて構成しているが、これに限らず、垂直配向(VA:Vertical Alighnment)モードの液晶セルを用いてもよい。この場合には、フロント偏光板3の透過軸3aはパネルの縦方向に平行となり、リア偏光板1の透過軸1aはパネルの水平方向に平行となるのが通常であるが、通常の装着姿勢において透過軸の方向が垂直方向となる偏光サングラス4の装着者にとって、顔の傾き角度に関わらず高い表示品位で視認することが可能であることはTNモードのときと同様である。
図4に、上記の液晶表示装置の一例である液晶表示装置20の回路構成を示す。
液晶表示装置20は、液晶パネル22、フレキシブルプリント基板23、および、コントロール基板24を備えている。
液晶パネル22は図1の液晶パネル2に相当しており、ガラス基板上にアモルファスシリコンや多結晶シリコン、CGシリコン、微結晶シリコンなどを用いて表示領域22a、複数のゲートライン(走査信号線)GL…、複数のソースライン(データ信号線)SL…、および、ゲートドライバ(走査信号線駆動回路)25が作りこまれ、液晶層を挟んで対向基板と貼り合わされたアクティブマトリクス型の表示パネルである。表示領域22aは、複数の絵素PIX…がマトリクス状に配置された領域である。絵素PIXは、絵素の選択素子であるTFT21、液晶容量CL、および、補助容量Csを備えている。TFT21のゲートはゲートラインGLに接続されており、TFT21のソースはソースラインSLに接続されている。液晶容量CLおよび補助容量CsはTFT21のドレインに接続されている。
複数のゲートラインGL…はゲートラインGL1・GL2・GL3・…・GLnからなり、それぞれゲートドライバ(走査信号線駆動回路)25の出力に接続されている。複数のソースラインSL…はソースラインSL1・SL2・SL3・…・SLmからなり、それぞれ後述するソースドライバ26の出力に接続されている。また、図示しないが、絵素PIX…の各補助容量Csに補助容量電圧を与える補助容量配線が形成されている。
ゲ−トドライバ25は、表示パネル22上で表示領域22aに対してゲートラインGL…の延びる方向の一方側に隣接する領域に設けられており、ゲートラインGL…のそれぞれに順次ゲートパルス(走査パルス)を供給する。このゲートドライバ25は表示パネル12に、アモルファスシリコンや多結晶シリコンを用いて、表示領域22aとモノリシックに作りこまれており、ゲートモノリシック、ゲートドライバレス、パネル内蔵ゲートドライバ、ゲートインパネルなどと称される。
フレキシブルプリント基板23は、ソースドライバ26を備えている。ソースドライバ26はソースラインSL…のそれぞれにデータ信号を供給する。コントロール基板24はフレキシブルプリント基板23に接続されており、ゲートドライバ25およびソースドライバ26に必要な信号や電源を供給する。コントロール基板24から出力されたゲートドライバ25へ供給する信号および電源は、フレキシブルプリント基板23を介して液晶パネル22上からゲートドライバ25へ供給される。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、車載機種などの左右方向から視認することの多いディスプレイ、とりわけTNの液晶分子が光学左旋性を有する場合には左ハンドル車のディスプレイに好適に使用することができる。

Claims (7)

  1. 2枚の直線偏光板の間に液晶パネルが配置された液晶表示装置において、
    上記2枚の直線偏光板のうちのフロント偏光板よりもパネル前面側に、面内のリタデーションが40nm〜100nmの範囲にある、二軸性の光学異方性を有するトリアセチルセルロースフィルムを備えており、
    上記トリアセチルセルロースフィルムの面内遅相軸は、上記フロント偏光板の透過軸に対して、45°の角度をなしていることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 上記二軸性の光学異方性を有するトリアセチルセルロースフィルムよりもパネル背面側に視野角拡大フィルムを備えていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 上記フロント偏光板は、上記二軸性の光学異方性を有するトリアセチルセルロースフィルムと、保護膜との間に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 上記保護膜はトリアセチルセルロースフィルムであることを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。
  5. 上記二軸性の光学異方性を有するトリアセチルセルロースフィルム上に表面処理膜が設けられていることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  6. 上記液晶パネルはツイストネマティック液晶により表示を行うことを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  7. 30度の方位角方向における正面からの極角範囲が−5度から+15度の範囲にあるビューポイントに対して、到達光の偏光の楕円率が40%以上であることを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載の液晶表示装置。
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