JP5145303B2 - 線香運搬具 - Google Patents

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Description

本発明は、着火した線香を運搬するのに用いることができる線香運搬具に関する。
従来、墓前の香炉に線香を供える際には、墓所で線香に火をつける手法や、予め火をつけた線香を墓所まで運搬する手法がとられている。
墓所で線香に火をつける場合には、線香にうまく火がつかなかったり、線香束の全体に火が回らなかったりするという問題や、火の扱いに長けていない者にとっては作業が困難という問題がある。なお、着火前の線香を運搬するのに用いる線香運搬具としては、着火前の線香及び発火装置を収容すると共に水槽を備える墓参用具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、予め火をつけた線香を墓所まで運搬する場合、販売所、お茶屋、管理事務所等で線香に火をつけてもらうことによって、火をつける負担は解消される。
実開平1−164882号公報
しかしながら、予め火をつけた線香を墓所まで運搬する場合、手桶やお花などと共に着火した線香を運搬する必要があるため、線香の運搬に負担を強いられることになる。また、着火した線香が大気乾燥時や強風時において勢いよく燃えてしまうこともある。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、線香を運搬する際の負担を軽減することができると共に、線香の良好な燃焼状態を確保することができる線香運搬具を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の線香運搬具は、着火した線香の少なくとも一部を収容する線香収容部と、この線香収容部の下方に位置する空気取込み部と、上記線香収容部と上記空気取込み部とを仕切る仕切り壁と、を備え、上記線香収容部の側壁、上記空気取込み部の側壁、及び、上記仕切り壁には、通気孔が形成されている構成とする。
好ましくは、上記線香収容部と上記空気取込み部とは、互いに着脱自在である構成とする。
好ましくは、上記線香収容部と上記仕切り壁とは、一体に形成されている構成とする。
好ましくは、上記空気取込み部の通気孔を塞ぐ位置とそこから退避した位置とをとる空気量調整部を更に備える構成とする。
好ましくは、上記空気量調整部は、上記空気取込み部の外周面に沿って回転可能に配置され、側壁に通気孔が形成されている構成とする。
好ましくは、上記空気量調整部は、この空気量調整部の通気孔と上記空気取込み部の通気孔とが連通する連通面積が上記空気量調整部の回転した位置によって可変するように、上記通気孔が形成されている構成とする。
好ましくは、上記空気量調整部と上記空気取込み部とは、互いに着脱自在である構成とする。
好ましくは、上記空気量調整部の側壁に形成された通気孔は、上記空気取込み部の側壁に形成された通気孔よりも直径が大きい構成とする。
好ましくは、上記空気取込み部は、上記線香収容部に対し回転可能に配置され、上記空気量調整部は、上記仕切り壁又は上記線香収容部から下方に延びるように配置され、上記線香収容部の回転によって、上記空気取込み部の通気孔を塞ぐ位置とそこから退避した位置とをとる構成とする。
好ましくは、線状部材から形成され両端が上記線香収容部に取り付けられた持ち手部を更に備える構成とする。
好ましくは、上記線香収容部及び上記空気取込み部は、水平断面形状が円形状である構成とする。
本発明では、着火した線香の少なくとも一部が線香収容部に収容されるため、着火した線香を運搬する際の負担を軽減することができる。また、空気取込み部が線香収容部の下方に位置することによって墓石、地面等への熱伝導が抑えられるため、線香運搬具を墓石、地面等に置くことができる。これによっても、着火した線香を運搬する際の負担を軽減することができる。
また、本発明では、線香収容部の側壁、空気取込み部の側壁、及び、仕切り壁に、通気孔が形成されている。そのため、線香の燃え上がりを防ぎつつ空気を有効に取込むことができる上に、線香運搬具を墓石、地面等においた状態でも空気を有効に取込むことができる。したがって、線香の良好な燃焼状態を確保することができる。
よって、本発明によれば、線香を運搬する際の負担を軽減することができると共に、線香の良好な燃焼状態を確保することができる。
本発明の一実施の形態に係る線香運搬具を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る線香運搬具を上方から示す分解斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る線香運搬具を下方から示す分解斜視図である。 本発明の他の実施の形態に係る線香運搬具を示す斜視図である。 本発明の他の実施の形態に係る線香運搬具を上方から示す分解斜視図である。 本発明の他の実施の形態に係る線香運搬具を下方から示す分解斜視図である。 本発明の他の実施の形態に係る線香運搬具の空気量調整部及び空気取込み部を示す水平断面図である。 本発明の他の実施の形態の変形例に係る線香運搬具を上方から示す分解斜視図である。 本発明の他の実施の形態の変形例に係る線香運搬具を下方から示す分解斜視図である。 本発明の他の実施の形態の変形例に係る線香運搬具の空気量調整部及び空気取込み部を示す水平断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る線香運搬具について、図面を参照しながら説明する。
<一実施の形態>
図1は、本発明の一実施の形態に係る線香運搬具11を示す斜視図である。
図2Aは、上記線香運搬具11を上方から示す分解斜視図であり、図2Bは、上記線香運搬具11を下方から示す分解斜視図である。
線香運搬具11は、線香収容部12と、空気取込み部13と、仕切り壁14と、持ち手部15と、を備える。
線香収容部12は、着火した2つの線香束Aの一部、本実施の形態では線香束Aの全長の半分以上、を収容する。2つの線香束Aは、例えば、それぞれ十数本〜数十本程度の線香を包装紙で包んでなる。
線香収容部12は、上部が開口し、図2Bに示すように下部に仕切り壁14が一体に形成された円筒形状を呈する。そのため、線香収容部12は、水平断面形状が円形状となっている。
線香収容部12の側壁12aには、複数の通気孔12bが形成されている。本実施の形態では、通気孔12bは、側壁12aの下部の2つの高さ位置において、それぞれ周方向に90°間隔で4つ形成されている。これら4つずつの通気孔12bは、互いに周方向に45°ずれて形成されている。
なお、線香収容部12は、例えば、線香収容部12を傾けることによって或いは線香収容部12に設けられた取り出し用の開閉部を開放することによって線香束Aを取り出すことができれば、着火した線香束Aの全体を収容するようにしてもよいが、線香束Aの取り出しやすさを考慮すると、線香束Aの一部を収容する構成とすることが望ましい。また、線香収容部12は、側壁12aに複数の通気孔12bが形成されていれば、多角筒形状等の他の形状としてもよい。
仕切り壁14は、線香収容部12と空気取込み部13とを仕切っている。仕切り壁14には、5つの通気孔14aが形成されている。1つの通気孔14aは、線香収容部12の鉛直方向中心軸と同一位置に形成され、残る4つの通気孔14aは、線香収容部12の鉛直中心軸から等距離で且つ互いに周方向に90°ずつずれた位置に形成されている。
なお、仕切り壁14は、線香収容部12と一体に形成されているため、線香運搬具11を簡素な構成とすることができるが、線香収容部12と別体としてもよい。
空気取込み部13は、図2Aに示すように上部が開口し、図2Bに示すように下部が、通気孔の形成されていない平面状の底部13cを構成する円筒形状を呈する。そのため、空気取込み部13は、水平断面形状が円形状となっている。
空気取込み部13は、線香収容部12の下方に位置し、線香収容部12の下端に対し、例えば嵌め込みにより着脱自在となっている。なお、空気取込み部13と線香収容部12とを互いに着脱自在とするためには、嵌め込み以外の手段を用いてもよい。
空気取込み部13の側壁13aには、複数の通気孔13bが形成されている。本実施の形態では、通気孔13bは、側壁13aの下部の同一の高さ位置において、周方向に90°間隔で4つ形成されている。
なお、線香収容部12、空気取込み部13及び仕切り壁14は、例えば、ブリキ等の金属製とすることができるが、その他の材料からなるようにしてもよい。
持ち手部15は、例えば金属性の線状部材から形成され、両端が線香収容部12に取り付けられている。具体的には、持ち手部15は、両端側のそれぞれで、線香収容部12の側壁12aの上部に形成された図示しない取付け孔に挿入され、この取付け孔に挿入された部分を挿入されていない部分に巻き付けることで、線香収容部12に取り付けられている。
なお、本実施の形態の線香運搬具11は、持ち手部15を除く部分の高さが12,3cm程度であるが、それ以上であってもそれ以下であってもよい。また、本実施の形態では、通気孔12b,13b,14aの直径は5mmとしているが、それ以上であってもそれ以下であってもよく、通気孔12b,13b,14aを形成する位置及び数も適宜変更可能である。
線香束Aを運搬する際には、線香収容部12の側壁12aが風の大半を遮ると共に、通気孔12bから線香収容部12に入ってくる空気、及び、空気取込み部13の通気孔13bを通って仕切り壁14の通気孔14aから線香収容部12に入ってくる空気によって、線香束Aの良好な燃焼状態を確保することができる。
また、線香収容部12の下部に空気取込み部13が設けられているため、線香運搬具11を例えば墓石や地面などに置いても、線香束Aの火が墓石や地面などに触れることがない。また、空気の取込みが墓石や地面などに遮られることもなく、更には、墓石や地面などが濡れていた場合にも線香束Aの火が消えることはない。
また、空気取込み部13に、通気孔の形成されていない底部13cが設けられているため、線香の灰や包装紙の燃えカスを空気取込み部13にためることができる。
以上説明した本実施の形態では、着火した線香(線香束A)の少なくとも一部が線香収容部12に収容されるため、着火した線香を運搬する際の負担を軽減することができる。また、空気取込み部13が線香収容部12の下方に位置することによって墓石、地面等への熱伝導が抑えられるため、線香運搬具11を墓石、地面等に置くことができる。これによっても、着火した線香を運搬する際の負担を軽減することができる。
また、本実施の形態では、線香収容部12の側壁12a、空気取込み部13の側壁13a、及び、仕切り壁14に、通気孔12b,13b,14aが形成されている。そのため、線香の燃え上がりを防ぎつつ空気を有効に取込むことができる上に、線香運搬具11を墓石、地面等においた状態でも空気を有効に取込むことができる。したがって、線香の良好な燃焼状態を確保することができる。
よって、本実施の形態によれば、線香を運搬する際の負担を軽減することができると共に、線香の良好な燃焼状態を確保することができる。
なお、空気取込み部13を設けたことによって、線香運搬具11の重心が線香運搬具11の空気取込み部13を除いた部分の重心よりも下がる場合には、線香運搬具11の転倒を防止することもでき、この点からも、着火した線香を運搬する際の負担を軽減することができる。
また、本実施の形態では、線香収容部12と空気取込み部13とは、互いに着脱自在である。そのため、線香運搬具11が簡素な構成となり、線香運搬具11の製造を容易化することができると共にコストダウンを図ることができる。
また、空気取込み部13に底部13cを設けたことによって、線香の灰や包装紙の燃えカスが線香の運搬中に線香運搬具11から落下するのを防ぐこともできる。また、線香収容部12から空気取込み部13を取り外すことで、線香の灰や包装紙の燃えカスを簡単に取り除くことができる。
また、本実施の形態では、線香収容部12と仕切り壁14とは、一体に形成されている。そのため、線香運搬具11が簡素な構成となり、線香運搬具11の製造を容易化することができると共にコストダウンを図ることができる。
また、本実施の形態では、線香運搬具11は、線状部材から形成され両端が線香収容部12に取り付けられた持ち手部15を備える。そのため、線香収容部12から人の手への熱伝導を有効に防ぐことができると共に線香運搬具11を手桶等にかけることもできる。したがって、線香束の運搬を容易にすることができる。
また、本実施の形態では、線香収容部12及び空気取込み部13は、水平断面形状が円形状である。そのため、線香運搬具11を簡素な構成とすることができる。
<他の実施の形態>
図3は、本発明の他の実施の形態に係る線香運搬具21を示す斜視図である。
図4Aは上記線香運搬具21を上方から示す分解斜視図であり、図4Bは上記線香運搬具21を下方から示す分解斜視図である。
図5は、上記線香運搬具21の空気量調整部26及び空気取込み部23を示す水平断面図である。
本実施の形態の線香運搬具21は、上述の一実施の形態の線香運搬具11に空気量調整部26を着脱自在としている点を除いて同様であるため、空気量調整部26以外の構成については詳細な説明を省略する。
線香運搬具21は、線香収容部22と、空気取込み部23と、仕切り壁24と、持ち手部25と、空気量調整部26と、を備える。
空気量調整部26は、円筒形状を呈し、空気取込み部23の外周面(側壁23a)に沿って回転可能に配置されている。また、空気量調整部26は、空気取込み部23に対し、例えば嵌め込みにより着脱自在となっている。なお、空気取込み部23と空気量調整部26とを互いに着脱自在とするためには、嵌め込み以外の手段を用いてもよい。
空気量調整部26の側壁26aには、複数の通気孔26bが形成されている。これら通気孔26bは、空気取込み部23の通気孔23bと同一の高さ位置(空気量調整部26を空気取込み部23に嵌め込んだ状態)において、通気孔23bと同様に周方向に90°間隔で4つ形成されている。
図5に示すように、空気量調整部26の側壁26aに形成された通気孔26bの直径D1は、空気取込み部23の通気孔23bの直径D2よりも大きくなっている。
また、空気量調整部26に通気孔26bが形成されていることで、空気量調整部26の通気孔26bと空気取込み部23の通気孔23bとが連通する連通面積が空気量調整部26の回転した位置によって可変する。このように、空気量調整部26は、空気取込み部23の通気孔23bを塞ぐ位置とそこから退避した位置とをとる。
なお、空気量調整部26も、線香収容部22、空気取込み部23及び仕切り壁24と同様に、例えば、ブリキ等の金属製とすることができるが、その他の材料からなるようにしてもよい。
線香束Aを運搬する際には、線香収容部22の側壁22aが風の大半を遮ると共に、通気孔22bから線香収容部22に入ってくる空気、及び、空気取込み部23の通気孔23bを通って仕切り壁24の通気孔24aから線香収容部22に入ってくる空気によって、線香束Aの良好な燃焼状態を確保することができる。
空気の取込みに際しては、空気量調整部26の位置を、空気量調整部26の通気孔26bと空気取込み部23の通気孔23bとが連通しない位置にすることで、線香収容部22に取込む空気量を減らすことができる。
また、空気量調整部26の位置を、空気量調整部26の通気孔26bと空気取込み部23の通気孔23bとが一部連通する位置にすることで、その連通面積に応じて線香収容部22に取込む空気量を調整することができる。
また、空気量調整部26の位置を、空気取込み部23の通気孔23bの全部が空気量調整部26の通気孔26bと連通する位置にすることで、線香収容部22に取込む空気量を増やすことができる。
以上説明した本実施の形態の線香運搬具21は、上述の一実施の形態の線香運搬具11の構成すべてを備えるため、上述の一実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、空気量調整部26は、空気取込み部23の通気孔23bを塞ぐ位置とそこから退避した位置とをとる。そのため、線香収容部22への空気の取込み量を調整することができる。
また、本実施の形態では、空気量調整部26は、空気取込み部23の外周面に沿って回転可能に配置され、側壁26aに通気孔26bが形成されている。また、空気量調整部26は、この空気量調整部26の通気孔26bと空気取込み部23の通気孔23bとが連通する連通面積が空気量調整部26の回転した位置によって可変するように、通気孔26bが形成されている。そのため、線香収容部22への空気の取込み量を調整することができる。
また、本実施の形態では、空気量調整部26と空気取込み部23とは、互いに着脱自在である。そのため、線香運搬具21が簡素な構成となり、線香運搬具21の製造を容易化することができると共にコストダウンを図ることができる。
また、本実施の形態では、図5に示すように、空気量調整部26の側壁26aに形成された通気孔26bは、空気取込み部23の側壁23aに形成された通気孔23bよりも直径が大きい(D1>D2)。そのため、空気取込み部23の通気孔23bの全部を空気量調整部26の通気孔26bに容易に連通させることができ、線香収容部22への空気の取込み量を容易かつ確実に調整することができる。
図6Aは本実施の形態の変形例に係る線香運搬具21´を上方から示す分解斜視図であり、図6Bは上記線香運搬具21´を下方から示す分解斜視図である。
図7は、上記線香運搬具の空気量調整部及び空気取込み部を示す水平断面図である。
本変形例では、空気量調整部28は、仕切り壁24から下方に延びるように配置されている。具体的には、空気量調整部28は、仕切り壁24の下面に例えば接着により取り付けられた2つの取付け部28a,28aと、これら取付け部28a,28aから下方に延びる曲面部28b,28bと、これら曲面部28b,28bを互いに連結する連結部28cとを有する。
曲面部28b,28bは、外周側の面全体が空気取込み部23の内周面に沿って摺動可能な幅方向に湾曲した曲面に形成されている。また、曲面部28b,28bは、空気取込み部23を線香収容部22に取り付けた状態において、空気取込み部23の通気孔23bと同一の高さ位置に設けられ、通気孔23bを塞ぐことが可能となっている。
本変形例の空気取込み部23は、線香収容部22に対し回転可能に配置されている。そのため、空気取込み部23を回転させると、曲面部28b,28bが空気取込み部23の通気孔23bを内側から塞ぐ位置(図7参照)と、そこから退避した位置とをとることになる。
空気取込み部23の通気孔23bは、直径5mmで周方向に90°間隔で4つ形成されているが、空気量調整部28が4つの通気孔23bのうち互いに対向する2つの通気孔23bを塞ぐ場合(図7参照)と1つも塞がない場合とで以下のように線香束Aの燃焼速度を調整できることがわかった。
着火した数十本の線香からなる長さ148mmの線香束Aを空気取込み部23に15分間収容する燃焼実験を、空気量調整部28によって通気孔23bを2つ塞いだ場合と1つも塞がなかった場合とのそれぞれにおいて行った。その結果、空気量調整部28によって通気孔23bを2つ塞いだ場合では線香束Aの長さが平均112.5mmとなったのに対し、空気量調整部28によって通気孔23bを1つも塞がなかった場合では線香束Aの長さが平均91mmとなった。
このように、空気量調整部28によって通気孔23bを2つ塞いだ場合、1つも塞がなかった場合に比べて、線香束Aの燃焼速度が約38%遅くなった。そのため、例えば大気乾燥時や強風時においては、空気量調整部28によって通気孔28bを2つ塞ぐことにより、空気の取込み量を減らし、線香束Aの燃焼速度を遅らせることができる。
なお、取付け部28a,28aは、仕切り壁24ではなく、線香収容部22の例えば側壁22a下端から下方に延びるように取り付けてもよい。その場合、曲面部28b,28bを、空気取込み部23の通気孔23bを外側から塞ぐように配置してもよい。
以上説明した本変形例においても、空気量調整部28は、空気取込み部23の通気孔23bを塞ぐ位置(図7参照)とそこから退避した位置とをとる。そのため、線香収容部22への空気の取込み量を調整することができる。
また、本変形例では、2つの曲面部28b,28bが連結部28cによって互いに連結されているため、空気取込み部23の側壁との間に間隙が生じるのを防ぐことができる。
なお、空気量調整部としては、上述の空気量調整部26,28に限らず、空気取込み部23の通気孔23bを塞ぐ位置とそこから退避した位置とをとるものであればよい。
11 線香運搬具
12 線香収容部
12a 側壁
12b 通気孔
13 空気取込み部
13a 側壁
13b 通気孔
13c 底部
14 仕切り壁
14a 通気孔
15 持ち手部
21 線香運搬具
22 線香収容部
22a 側壁
22b 通気孔
23 空気取込み部
23a 側壁
23b 通気孔
23c 底部
24 仕切り壁
24a 通気孔
25 持ち手部
26 空気量調整部
26a 側壁
26b 通気孔
28 空気量調整部
28a 取付け部
28b 曲面部
28c 連結部

Claims (5)

  1. 着火した線香の少なくとも一部を収容する線香収容部と、
    該線香収容部の下方に位置する空気取込み部と、
    前記線香収容部と前記空気取込み部とを仕切る仕切り壁と、
    前記空気取込み部の通気孔を塞ぐ位置とそこから退避した位置とをとる空気量調整部と、
    を備え、
    前記線香収容部の側壁、前記空気取込み部の側壁、及び、前記仕切り壁には、通気孔が形成され、
    前記空気取込み部は、前記線香収容部に対し回転可能に配置され、
    前記空気量調整部は、前記仕切り壁の下面に取り付けられた取付け部と、該取付け部から下方に延びる2つの曲面部と、該2つの曲面部を互いに連結する連結部と、を有し、
    前記曲面部は、外周側の面全体が前記空気取込み部の内周面に沿って摺動可能な幅方向に湾曲した曲面に形成され、前記線香収容部の回転によって、前記空気取込み部の前記通気孔を塞ぐ位置とそこから退避した位置とをとる、
    ことを特徴とする線香運搬具。
  2. 前記線香収容部と前記空気取込み部とは、互いに着脱自在であることを特徴とする請求項1記載の線香運搬具。
  3. 前記線香収容部と前記仕切り壁とは、一体に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の線香運搬具。
  4. 線状部材から形成され両端が前記線香収容部に取り付けられた持ち手部を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項記載の線香運搬具。
  5. 前記線香収容部及び前記空気取込み部は、水平断面形状が円形状であることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項記載の線香運搬具。
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