JP5143524B2 - 食品製造排水の処理方法および処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、排水、特に窒素分を含む排水、例えば食品系産業(食品製造工場、調味料製造工場等)からの排水の処理方法および処理装置に関する。好ましい一例では、そのような本発明は、食品(調味料を含む)を製造するに際して発生する排水(即ち、食品製造排水)、例えばビール製造工場において生成する排水の処理に適当である。
例えば図2のフローシートに示すように、食品系産業、例えばビール製造工場から排出される排水100は処理されている。即ち、貯槽としての調整槽1に貯められた排水101は、初沈槽(または初期沈殿槽)2に送られ、そこで沈降作用を利用して、比較的高濃度に固形分(いわゆるSS)を含む、初沈汚泥としての高固形分濃度フラクション102と、固形分を低濃度で含む低固形分濃度フラクション104とに分離される。
低固形分濃度フラクション104は、メタン発酵処理装置3に送られ、そこでメタン発酵処理に付され、含まれている有機分が分解される。メタン発酵処理装置3からの流出液(メタン発酵流出液)106は、脱窒槽4に送られて、硝酸脱窒菌によって、そこに含まれている窒素分の一部分が窒素ガスとして除去される。尚、硝酸脱窒菌用の有機物源108として、調整槽の排水の一部分が直接脱窒槽4に供給される。
脱窒槽4からの流出液(脱窒流出液)110は、曝気槽5および沈澱槽6から成る活性汚泥処理装置7に送られる。曝気槽5と脱窒槽4との間では曝気された液の一部分が循環流112としてリサイクルされ、曝気された液の残り114が沈澱槽6に送られ、そこで活性汚泥を沈降させる。沈降した活性汚泥116を返送汚泥118として脱窒槽4にリサイクルすると共に、活性汚泥の成長によって生じる余剰汚泥120を汚泥貯槽8に送る。
他方、初沈汚泥としての高固形分濃度フラクション102は、メタン発酵を阻害する固形分を多量に含むため、脱窒槽4に直接送られ、メタン発酵流出液106と一緒に、上述のように、脱窒処理および活性汚泥処理に付される。
活性汚泥処理では、脱窒流出液110を曝気しながら活性汚泥によって含まれている有機分を分解処理し、沈澱槽6にて汚泥分116と液体フラクション122とに分離され、液体フラクション122は、その状態に応じて、そのままの状態で、あるいは更に追加の処理を施した後に、例えば図示するように河川に放流される。
汚泥貯槽8に貯めた余剰汚泥124は、脱水機9によって脱水処理に付して、脱水汚泥126と液体フラクション128とに分離する。脱水汚泥126は、例えばコンポスト化する。また、液体フラクション128は、調整槽1にリサイクルされ、排水100と共に、上述のように再び処理される。
特開平6−142685号公報
上述のような排水処理方法において、高固形分濃度フラクション102は、メタン発酵処理を阻害するため、メタン発酵処理に付すことができない。従って、脱窒槽4に直接供給して脱窒処理する必要がある。従って、脱窒槽4および活性処理装置7の負荷が大きくなり、これらの装置の規模が大きくなってしまう。その結果、曝気槽5から脱窒槽4への循環流112の量が多くなり、そのために必要な動力も大きくなる。また、脱窒菌や活性汚泥の発生量も多くなり、それらを多量に処分する必要がある。
これに加えて、高固形分濃度フラクション102に含まれる分解除去すべき窒素成分や炭素成分は高濃度であるため、活性汚泥処理に与える影響が大きい。高固形分濃度フラクション102を活性汚泥処理に投入することは、活性汚泥処理でバルキングを起こして処理が悪化するリスクが高くなってしまう。
また、ビール製造工場の排水については、高濃度でホップ成分を含む場合がある。ホップ成分は抗菌性を有するため、そのような排水を上述のような排水処理に付すに際しては、活性汚泥処理に付す排水の量は少ないほど好ましい。
従って、これらの種々の問題点を少しでも緩和できる新たな排水の処理方法を提供することが望まれている。
上述の課題について鋭意検討した結果、発明者らは、高固形分濃度フラクションを上述のように脱窒処理せずに、低固形分濃度フラクションのみを活性汚泥処理して生じる余剰汚泥を得、余剰汚泥に高固形分濃度フラクションを加えたものに含まれる液体の総和は、元の排水の量と比べて非常に少なくなる(元の排水の量の通常10%以下、好ましくは5%以下、例えば3%またはそれ以下)。また、そのような液体中に存在する窒素の量が、元の排水に含まれる窒素の量の相当大きい割合である(元の排水に含まれる窒素の量の通常少なくとも50%、好ましくは少なくとも60%である)ことを見出した。従って、そのような少量の液体について脱窒処理することが非常に効率的であることを見出し、本発明を完成するに到った。
従って、本発明は、食品製造排水の処理方法であって、
(1)食品製造排水を固液分離処理に付し、低固形分濃度フラクションと高固形分濃度フラクションとに分離する第1固液分離工程、
(2)低固形分濃度フラクションをメタン発酵処理に付し、それによってメタン発酵処理したメタン発酵流出液を得るメタン発酵処理工程、
(3)メタン発酵流出液を活性汚泥処理に付し、それによって余剰汚泥を得る活性汚泥処理工程、
(4)余剰汚泥と高固形分濃度フラクションとを混合して混合汚泥を得る汚泥混合工程、
(5)混合汚泥を固液分離して窒素含有液と脱水汚泥とに分離する第2固液分離工程、および
(6)窒素含有液を脱窒処理する脱窒処理工程
を含んで成る処理方法を提供する。この処理方法は、その一部または全部を連続的に実施しても、あるいは回分式に実施してもよい。
更に、本発明は、食品製造排水の処理装置であって、
(a)食品製造排水を低固形分濃度フラクションと高固形分濃度フラクションとに分離する第1固液分離装置、
(b)低固形分濃度フラクションをメタン発酵処理し、それによってメタン発酵処理したメタン発酵流出液を生成する、メタン発酵処理装置、
(c)メタン発酵流出液を活性汚泥処理し、それによって余剰汚泥を生成する活性汚泥処理装置、
(d)余剰汚泥と初沈汚泥とを混合して混合汚泥を生成する汚泥混合装置、
(e)混合汚泥を固液分離して窒素含有液と脱水汚泥とに分離する第2固液分離装置、および
(f)窒素含有液を脱窒処理する脱窒処理装置
を含んで成る処理装置を提供する。
本発明の処理方法では、高固形分濃度フラクションおよび余剰汚泥に含まれる液体、即ち、窒素含有液を脱窒処理するため、脱窒処理に際して処理すべき液体の量が非常に少なくなる。その結果、脱窒処理工程が非常にコンパクトになる。また、従来技術で用いていた脱窒槽は不要となるため、曝気槽から脱窒槽への曝気した液の循環流も不要となり、そのための動力も不要となる。更に、有機物源として、調整槽の排水を脱窒槽へ直接供給することも不要となる。加えて、初沈汚泥は、活性汚泥処理に付されないので、活性汚泥処理の負荷が軽減される。尚、本発明の処理装置を用いてそのような本発明の処理方法を実施できる。
本発明の処理方法および処理装置において、食品製造排水とは、食品を製造するに際して生成する排水を意味する。例えば、ビール製造工場、調味料工場等において生成する排水であって、窒素分の除去を行う必要がある排水である。
本発明を適用するのに好適な排水、例えばビール製造工場において生成する排水は、含まれている全窒素の量(T−N)が、例えば10mg/l〜200mg/l、好ましくは20mg/l〜100mg/lの排水である。また、食品製造排水は、通常、炭素分をも含むが、本発明の処理方法が好適な排水は、通常、10mg/l〜1000mg/l、好ましくは10mg/l〜600mg/lで全炭素(TOC)を含む排水である。
本発明の排水の処理装置は、上述の本発明の排水の処理方法を好適に実施できる装置であり、第1固液分離装置(a)は、上述の第1固液分離工程(1)を実施する装置であり、メタン発酵処理装置(b)は、上述のメタン発酵処理工程(2)を実施する装置であり、活性汚泥処理装置(c)は、上述の活性汚泥処理工程(3)を実施する装置であり、汚泥混合装置(d)は、上述の汚泥混合工程(4)を実施する装置であり、第2固液分離装置(e)は、上述の第2固液分離工程(5)を実施する装置であり、脱窒処理装置(f)は、上述の脱窒処理を実施する装置である。これらの各装置自体については、常套的に用いられているものであってもよく、本発明の排水の処理方法の各工程に関連する後述の説明が当て嵌まる。
本発明の処理方法において、食品製造排水を固液分離処理する、第1固液分離工程(1)により、排水に含まれる固形分を分離して低固形分濃度フラクションおよびその残りである、高濃度で固形分を含む高固形分濃度フラクションを得る。通常、排水に含まれている固形分は、メタン発酵処理に対して悪影響を与えることがあるので、第1固液分離工程(1)において固形分を高固形分濃度フラクション側に可及的に除去するのが好ましい。高固形分濃度フラクションの固形分は、例えば3,000mg/l〜100,000mg/l、好ましくは5,000mg/l〜80,000mg/lである。
第1固液分離工程は、固液分離操作を実施できるいずれの適当な装置を用いて実施してよい。例えば重力沈降装置、遠心分離機、液体サイクロン、ろ過装置等を第1固液分離装置として使用できる。
本発明の処理方法において、メタン発酵処理工程(2)では、第1固液分離工程(1)により得られた低固形分濃度フラクションをメタン発酵処理に付す。このメタン発酵処理は、メタン菌によって低固形分濃度フラクションに含まれる有機物を分解する処理であり、一般的な排水処理において用いられている常套のメタン発酵処理であってよく、常套的に使用されているものをメタン発酵処理装置(b)として使用できる。この工程(2)によって低固形分濃度フラクションがメタン発酵処理された液、即ち、メタン発酵流出液を得る。
本発明の処理方法において、活性汚泥処理工程(3)では、メタン発酵処理工程(2)によって得られるメタン発酵流出液を活性汚泥によって処理する。この活性汚泥処理は、活性汚泥によってメタン発酵流出液に含まれる有機物を分解する処理であり、一般的な排水処理において用いられている常套の活性汚泥処理であってよく、常套的に使用されているものを活性汚泥装置(c)として使用できる。この活性汚泥処理は、曝気槽および沈澱槽によって構成される活性汚泥処理装置によって実施するのが好ましい。
メタン発酵流出液は、沈澱槽からリサイクルされる返送汚泥と共に曝気槽にて曝気された後に沈澱槽に送られ、活性汚泥処理される。活性汚泥処理によって沈澱槽に溜まる汚泥の内、一部分を余剰汚泥として、好ましくは実質的に成長した分に相当する量またはそれに近い量の汚泥を余剰汚泥として、活性汚泥処理の系から外に排出して得ると共に、残りの汚泥を返送汚泥として曝気槽にリサイクルする。
本発明の処理方法において、汚泥混合工程(4)では、第1固液分離工程において得られる高固形分濃度フラクションと、活性処理工程(3)において得られる余剰汚泥とを汚泥混合装置(d)によって混合して混合汚泥を得る。この混合工程は、いずれの適当な方法で実施してもよく、例えば貯槽にこれらの汚泥を供給し、好ましくは供給した汚泥を撹拌によって混合することによって実施する。従って、汚泥混合装置は、例えば単なる槽であっても、あるいは撹拌機を設けた槽であってもよい。
本発明の処理方法において、第2固液分離工程(5)では、汚泥混合工程(4)によって得られた混合汚泥を固液分離処理に付し、液体分としての窒素含有液と固形分としての脱水汚泥とに分離する。この固液分離は、いずれの適当な方法で実施してもよく、脱水汚泥は可及的に水分を含まないのが望ましい。例えば機械的な固液分離方法が第2固液分離工程において好ましく用いられる。具体的には、遠心分離機、濾過器、スクリュープレス・ベルトプレス等を第2固液分離装置(e)として用いて実施できる。尚、固形分としての脱水汚泥は、いずれの適当な方法で処理してよく、例えば、コンポスト化しても、あるいは焼却してもよい。
本発明の処理方法において、脱窒処理工程(6)では、第2固液分離工程(5)によって得られる窒素含有液を脱窒処理装置(f)によって脱窒処理する。この脱窒処理は、いずれの適当な方法で実施してよい。例えば、硝化処理した後に脱窒する方法等の方法を用いることができる。特に好ましい脱窒処理は、アナモックス菌を用いる処理であり、従って、脱窒処理装置はアナモックス菌脱窒処理装置を有して成ってよい。
アナモックス菌を用いる脱窒処理に際して、窒素含有液に含まれる窒素分がアンモニア体窒素を多く含む場合、常套的に窒素含有液を部分的に亜硝酸化する処理に付すのが好ましい。この処理は、いずれの適当な亜硝酸化方法で実施してもよい。例えば、生物的に実施しても、あるいは化学的に実施してもよい。
本発明の排水の処理方法では、元の食品製造排水中に含まれる全窒素の大部分、通常少なくとも50%が、好ましくは少なくとも60%が、元の排水の量と比較すると遙かに少量である窒素含有液中に含まれることとなり、そのような少量の窒素含有液に含まれる窒素を脱窒処理工程(6)によって除去すればよいことになる。ビール製造工場において生成する排水に本発明の処理方法を適用する場合、窒素含有液の量は、元の排水(即ち、第1固液分離工程にて固液分離処理する前の排水)の量の約10%以下、好ましくは5%以下、例えば3%またはそれ以下である。このように脱窒処理すべき窒素含有液の量が少量であるため、脱窒処理工程が非常にコンパクトになる。特に、脱窒処理工程にアナモックス菌を用いると、即ち、いわゆるアナモックス処理すると、脱窒速度が大きくなり、栄養源の供給も不要となるため、脱窒処理工程を効率的に実施できる。
次に、添付図面を参照して、本発明の処理方法および処理装置を更に具体的に説明する。図1は、本発明の排水の処理方法の一具体例をフローシートにて示す。図2を参照して先に説明した排水の処理方法と実質的に同様の装置については、更に、そのような装置から出るストリームについても、図2と同じ番号を用いている。
排水100は、一旦調整槽1に貯められ、その後、排水101として初沈槽2に送られ、そこで第1固液分離装置(a)によって第1固液分離工程(1)を実施することによって、排水に含まれる固形分を分離して低固形分濃度フラクション104およびその残りである、高濃度で固形分を含む高固形分濃度フラクション102を得る。低固形分濃度フラクション104は、先と同様に、メタン発酵処理装置3(メタン発酵処理装置(b)に相当)に送られ、そこでメタン発酵処理工程(2)を実施する。
メタン発酵処理装置3からの流出液(メタン発酵流出液)106は、活性汚泥処理装置7(活性汚泥処理装置(c)に相当)に送られ、そこで活性汚泥処理工程(3)を実施する。活性汚泥処理装置7は、曝気槽5および沈澱槽6から構成され、曝気槽5で曝気されたメタン発酵流出液114が沈澱槽6に送られ、そこで活性汚泥を沈降させる。そして、沈降した活性汚泥116の内、その一部分を余剰汚泥120として、好ましくは活性汚泥の成長によって生じる汚泥の量に相当する量を余剰汚泥120として汚泥貯槽8に送ると共に、残りを返送汚泥118として曝気槽5にリサイクルする。尚、沈澱槽6では、固液分離処理が実施され、それによって生成する液体フラクション122は、その状態に応じて、そのままの状態で、あるいは更に追加の処理を施した後に、例えば図示するように河川に放流される。
他方、上述の第1固液分離工程(1)にて得られた高固形分濃度フラクション102も汚泥貯槽8に送り、汚泥混合装置(d)として機能する汚泥貯槽8にて余剰汚泥120と高固形分濃度フラクション102とを混合して汚泥混合工程(4)を実施することによって、混合汚泥124を得る。汚泥貯槽8に適当な混合手段、例えば撹拌機を設けてよく、別の態様では、そのような手段を設けなくてもよい。
尚、更に検討した結果、汚泥貯槽にて混合汚泥をある程度の時間(バッチ操作する場合は、汚泥貯槽内に溜めた後に貯留している時間、あるいは連続的に操作する場合は平均滞留時間)、例えば少なくとも10時間滞留させておくと、余剰汚泥および高固形分濃度フラクションに含まれている窒素分が相当減少することが見出された。発明者の検討では、ビール製造工場からの排水の場合、例えば3日間保持しておくと、窒素分が約25%減少するという結果が得られた。このように汚泥を混合すると、高固形分濃度フラクションの臭気が活性汚泥によって緩和され、また、貯留時間が経過すると、その臭気は更に緩和される。
上述のように得られた混合汚泥124を第2固液分離工程(5)に送り、第2固液分離装置(e)によって、窒素含有液としての液体フラクション128と固形分としての脱水汚泥126とに分離する。この第2固液分離工程はいずれの適当な装置(例えば脱水機、遠心分離機、濾過器等)9を用いて実施してもよい。固形分としての脱水汚泥126は、その後、適当な方法で処理してよく、例えば、コンポスト化しても、あるいは焼却してもよい。
第2固液分離工程(5)によって得られる窒素含有液を脱窒処理装置10に供給し、そこで脱窒処理装置(f)によって脱窒処理工程(6)を実施する。この脱窒処理装置10は、窒素分が除去される限り、いずれの適当な常套のものであってもよい。この脱窒処理工程は、例えば生物的脱窒処理(例えば、常套の脱窒菌による脱窒処理、アナモックス菌による脱窒処理、硫黄酸化菌による脱窒処理等)、アンモニアストリッピング処理等によって実施することができる。脱窒後の液134を、そのまま、あるいは追加の処理を施して調整槽1に戻してこの液を再び上述の排水処理に付してよい。す。尚、図示した態様では、アナモックス菌を用いる脱窒槽21を有する脱窒処理装置10を示している。
アナモックス菌を用いる脱窒処理を用いる場合、窒素含有液に含まれる窒素分の多くがアンモニア体窒素として存在する場合、窒素含有液を部分亜硝酸化処理に付してアンモニア体窒素の一部分を亜硝酸体窒素に変換した後に、アナモックス菌によって脱窒処理するのが特に好ましい。この部分亜硝酸化処理は、いずれの適当な亜硝酸化方法で実施してもよい。例えば、生物的に実施しても、あるいは化学的に実施してもよい。
生物的に実施する場合、窒素含有液128を部分亜硝酸化槽22に供給して、そこで亜硝酸菌によって亜硝酸化処理し、処理した液130から沈澱槽23にて部分亜硝酸化窒素含有排水132を得、これをアナモックス菌を用いる脱窒槽21に供給し、そこで、脱窒処理を実施する。尚、図示した態様では、沈澱槽23にて沈澱する亜硝酸菌134を部分亜硝酸化槽22にリサイクルしている。尚、上述のように脱窒処理することによって得られる脱窒液134を調整槽1にリサイクルしてよい。
ビール製造工場にて生成する排水について、図1に示すフローシートに従って、上述の本発明の排水の処理方法を汚泥混合処理まで実施した。即ち、工程(1)〜工程(4)まで連続操作条件で実施した。
尚、第1固液分離工程(1)は、Dorr thickenerタイプの沈降槽を初沈槽2として使用して、調整槽1に溜めた排水101を低固形分濃度フラクション104と高固形分濃度フラクション102とに分離した。初沈槽の平均滞留時間は、1.5時間であった。初沈槽における固液分離工程によって得られた高濃度固形分フラクション102を分析したところ、以下の表1に示す結果を得た:
Figure 0005143524
尚、上記表の結果は、重力沈降分離により高固形分濃度フラクションを更に固液分離処理して上澄液と沈降物とに分離した後の結果である。
得られた低固形分濃度フラクション104を粒状化メタン菌を充填したメタン発酵処理槽3に供給してメタン発酵処理に付してメタン発酵処理工程(2)を実施し、それによって得たメタン発酵流出液106を活性処理装置7に供給して活性汚泥処理工程(3)に付し、余剰汚泥120を得た。
メタン発酵処理槽3および活性処理装置7の仕様ならびにこれらの操作条件は、常套のものであり、その主たる内容は以下の通りであった:
・メタン発酵処理槽(仕様および操作条件)
UASB方式 容積負荷:10kg-CODcr/m3.d 以下 容積:4,800 m3

・活性汚泥処理装置(仕様および操作条件)
コンクリート製曝気槽 (容積負荷:1.5kg-BOD/m3.d 以下 容積:4,500 m3 )及び
Dorr thickenerタイプの沈降槽
活性汚泥処理によって得られた余剰汚泥120を分析したところ、以下の表2に示す結果を得た:
Figure 0005143524
尚、上記表の結果は、高固形分濃度フラクションと同様に、重力沈降分離により余剰汚泥を更に固液分離処理して上澄液と沈降物とに分離した後の結果である。
次に、上述のようにして得た余剰汚泥120と初沈汚泥102とを汚泥貯槽8に供給してこれらを混合して汚泥混合工程(4)を実施し、汚泥貯槽から排出される混合汚泥124を得た。汚泥貯槽の仕様および操作条件は、以下の通りであった:
汚泥貯槽(仕様および操作条件)
コンクリート製 平均滞留時間:3日 容積:1,500 m3
得られた混合汚泥124を分析したところ、以下の表3に示す結果を得た:
Figure 0005143524
尚、上記表の結果は、多重円盤型脱水機(株式会社ヘリオス製)を用いて混合汚泥を濾過処理して窒素含有液128としての濾液と脱水汚泥126とに分離した後の結果である。
本発明の処理方法では、得られた混合汚泥を第2固液分離工程に付して、窒素含有液と脱水汚泥とに分離する。この第2固液分離工程は、上述の混合汚泥を分析するに際して実施した固液分離としての濾過と実質的に同様である。従って、第2固液分離工程を実施するまでもなく、上述の濾過処理によって得られる濾液および脱水汚泥は、それぞれ窒素含有液および脱水汚泥に相当するので、表3の濾液中のT−N量は、この実施例において混合汚泥を固液分離した場合に得られる窒素含有液に含まれる窒素量であると推定できる。
高固形分濃度フラクションと余剰汚泥に含まれていた全窒素の量(T−N)は、194kg/d(=126+68)である。しかるに、混合汚泥に含まれていた全窒素の量は144kg/dである。従って、汚泥貯槽8において汚泥を保持している間に混合時に存在していた全窒素の量の約26%(=50/144、50kg/d)分の窒素が窒素ガスとして除去されたことが分かる。即ち、汚泥貯槽において保持している間に脱窒が生じている。発明者の更なる検討の結果、少なくとも10時間程度汚泥貯槽にて保持することによって、有意な脱窒が生じることが分かった。
上述のように混合汚泥の濾液は、窒素含有液に相当し、その量は220m/d(=224×0.98)であり、それに含まれている全窒素の量は102kg/dである。この全窒素の量は、高固形分濃度フラクションと余剰汚泥に含まれていた全窒素の量194kg/d(=126+68)の約53%である。また、窒素含有液の量220m/dは、排水100の量(7300m/d)の約3%である。
従って、本発明の排水の処理方法では、元の排水の量を基準にして非常に小さい割合の量(3%)の窒素含有液中に元の排水に含まれていた窒素の半分以上(68%)が存在していることになる。換言すれば、本発明の排水の処理方法では、窒素含有液中に窒素を濃縮することができる。従って、本発明に基づいて混合汚泥を第2固液分離工程にて固液分離することによって得られる窒素含有液を脱窒処理する場合、脱窒装置の規模はより小さくて済むことは明らかである。
尚、上述の混合汚泥の濾液(窒素含有液に相当)に含まれる窒素の内、アンモニア体窒素が約76%(=352.9/463.7)である。このようにアンモニア体窒素の量が比較的多い場合、窒素含有液は、アナモックス処理によって脱窒処理するのが好適である。アナモッスク処理に際しては、含まれているアンモニア体窒素の一部分を予め亜硝酸化してから実施するので、アンモニア体窒素の量が多いと脱窒速度を大きくすることができる。
本発明の排水の処理方法および処理装置は、ビール製造工場にて生成する排水を処理するのに特に好適であり、図1と図2とを比較すると明らかなように、従来の排水の処理方法において使用していた脱窒槽、曝気槽から脱窒槽への循環、調整槽から脱窒槽への排液の直接供給が不要となる。また、多量の窒素を含む初沈汚泥を活性処理する必要がないので、活性汚泥処理装置の規模を小さくできる。
本発明の排水の処理方法のフローシートを模式的に示す。 従来技術の排水の処理方法のフローシートを模式的に示す。
符号の説明
1…調整槽、2…第1固液分離装置(初沈槽)、3…メタン発酵処理装置、4…脱窒槽、
5…曝気槽、6…沈澱槽、7…活性汚泥処理装置、8…汚泥混合装置(汚泥貯槽)、
9…第2固液分離装置、10…脱窒装置、21…脱窒槽、22…部分亜硝酸化槽、
23…沈澱槽、100…排水、102…高固形分濃度フラクション、
104…低固形分濃度フラクション、106…メタン発酵流出液、
108…硝酸脱窒菌用の有機物源、110…脱窒流出液、112…循環流、
114…曝気されたメタン発酵流出液、116…沈降汚泥、118…返送汚泥、
120…余剰汚泥、122…液体フラクション、124…混合汚泥、126…脱水汚泥、
128…窒素含有液、130…部分亜硝酸化処理液、
132…部分亜硝酸化窒素含有排水、134…脱窒化液。

Claims (8)

  1. 食品製造排水の処理方法であって、
    (1)食品製造排水を固液分離処理に付し、低固形分濃度フラクションと高固形分濃度フラクションとに分離する第1固液分離工程、
    (2)低固形分濃度フラクションをメタン発酵処理に付し、それによってメタン発酵処理したメタン発酵流出液を得るメタン発酵処理工程、
    (3)メタン発酵流出液を活性汚泥処理に付し、それによって余剰汚泥を得る活性汚泥処理工程、
    (4)余剰汚泥と高固形分濃度フラクションとを混合して混合汚泥を得る汚泥混合工程、
    (5)汚泥混合工程(4)で得られる混合汚泥をそのまま固液分離して窒素含有液と脱水汚泥とに分離する第2固液分離工程、および
    (6)窒素含有液を脱窒処理する脱窒処理工程
    を含んで成る処理方法。
  2. 食品製造排水は、ビール製造工場にて生成する排水であることを特徴とする請求項1に記載の処理方法。
  3. 脱窒処理工程(6)は、アナモックス菌を用いることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の処理方法。
  4. 脱窒処理工程(6)は、窒素含有排水を部分亜硝酸化処理した後にアナモックス菌によって処理することを特徴とする請求項3に記載の処理方法。
  5. 食品製造排水の処理装置であって、
    (a)食品製造排水を低固形分濃度フラクションと高固形分濃度フラクションとに分離する第1固液分離装置、
    (b)低固形分濃度フラクションをメタン発酵処理し、それによってメタン発酵処理したメタン発酵流出液を生成する、メタン発酵処理装置、
    (c)メタン発酵流出液を活性汚泥処理し、それによって余剰汚泥を生成する活性汚泥処理装置、
    (d)余剰汚泥と高固形分濃度フラクションとを混合して混合汚泥を生成する汚泥混合装置、
    (e)汚泥混合装置(d)で得られる混合汚泥をそのまま固液分離して窒素含有液と脱水汚泥とに分離する第2固液分離装置、および
    (f)窒素含有液を脱窒処理する脱窒処理装置
    を含んで成る処理装置。
  6. 食品製造排水は、ビール製造工場にて生成する排水であることを特徴とする請求項5に記載の処理装置
  7. 脱窒処理装置(e)は、アナモックス菌脱窒処理装置を有して成ることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の処理装置
  8. 脱窒処理装置(e)は、窒素含有排水の部分亜硝酸化処理装置を更に有して成り、部分亜硝酸化処理装置からの流出液をアナモックス菌脱窒処理装置に供給することを特徴とする請求項7に記載の処理装置
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