JP5142963B2 - 透過型スクリーン、投写型表示装置及び制御信号光の受光方法 - Google Patents

透過型スクリーン、投写型表示装置及び制御信号光の受光方法 Download PDF

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Description

この発明は、観測者から見てスクリーンの背面側から画像光を投影して画像を表示する透過型スクリーン及び投写型表示装置と、その透過型スクリーンがリモートコントローラから照射された制御信号光を受光器に集光させる制御信号光の受光方法とに関するものである。
投写型表示装置は、フレネルレンズスクリーンや拡散シート(拡散層)などから構成されている画像表示装置である。
この投写型表示装置は、CRT(Cathode Ray Tube)やPDP(Plasma Display Panel)と異なり、非発光型の表示装置である。
投写型表示装置は、プロジェクタとして、光源から照射された光を所定の方向に導く照明光学系と、その照明光学系によって導かれてきた光を照射するとともに、画像信号に応じて光量を調整して画像を形成するライトバルブと、そのライトバルブにより形成された画像をスクリーンに拡大投影する投写光学系とを備えている。
投写型表示装置には、観測者から見てスクリーンの背面から画像光を投影する背面投写型の表示装置と、観測者から見てスクリーンの手前から画像光を投影する前面投写型の表示装置とがある。
このうち、背面投射型の表示装置に用いられる透過型スクリーンは、プロジェクタから拡大投影された画像光を観測者側に曲げるフレネルレンズスクリーンと、フレネルレンズスクリーンからの画像光の像を結像させるとともに、その画像光に発散角度を与えて広げる像表示要素とを備えている。
投写型表示装置を遠隔操作する手段として、リモートコントローラがある。
リモートコントローラは、可視光を含む赤外線の波長帯のいずれかの光信号を用いるものである。
投写型表示装置のフレネルレンズスクリーンは、光源から拡大投影された画像光を観測者方向に曲げる機能を有することから、逆に、観測者方向から照射されたリモートコントローラの制御信号光をプロジェクタに集光する機能も有する。
換言すれば、フレネルレンズを集光レンズとして用いることで、リモートコントローラから照射された制御信号光を効率よく受光器に集めることが可能となる。
このようなリモートコントローラから照射される制御信号光の受光方法は、例えば、以下の特許文献1に開示されている。
特開昭63−2477号公報(図2)
従来の投写型表示装置は以上のように構成されているので、フレネルレンズスクリーンが光学系の光軸に光を集める集光レンズとして機能すれば、リモートコントローラから照射された制御信号光を効率よく受光器に集めることができる。しかし、近年の薄型投写型表示装置に用いられる偏心光学系のフレネルレンズスクリーンを使用する場合、フレネルレンズの多くの部分が、リモートコントローラから照射された制御信号光を受光器に導くことができず、リモートコントローラから照射された制御信号光を効率よく受光器に導くことができないなどの課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、偏心光学系のフレネルレンズスクリーンを使用する場合でも、リモートコントローラから照射された制御信号光を効率よく受光器に導くことができる透過型スクリーン、投写型表示装置及び制御信号光の受光方法を得ることを目的とする。
この発明に係る透過型スクリーンは、手前のフレネルプリズムに遮断されて、発光体から照射された光線が直接照射されないフレネル光学素子の非入射面に、そのフレネルプリズムより小さい略相似形状のフレネルプリズムが鋸歯状に複数配置されているようにしたものである。
この発明によれば、手前のフレネルプリズムに遮断されて、発光体から照射された光線が直接照射されないフレネル光学素子の非入射面に、そのフレネルプリズムより小さい略相似形状のフレネルプリズムが鋸歯状に複数配置されているように構成したので、偏心光学系のフレネルレンズスクリーンを使用する場合でも、リモートコントローラから照射された制御信号光を効率よく受光器に導くことができる効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による投写型表示装置を示す構成図である。
また、図2はこの発明の実施の形態1による投写型表示装置を示す斜視図であり、図3はこの発明の実施の形態1による投写型表示装置の内部を示す斜視図である。
図において、プロジェクタ1は投写型表示装置の筐体7内に設置され、画像光PBである光線を照射する発光体である。なお、プロジェクタ1は照明光学系2、ライトバルブ3及び投写光学系4から構成されている。
照明光学系2は光源(図示せず)から照射された光を所定の方向に導く光学系である。
ライトバルブ3は照明光学系2によって導かれてきた光を照射するとともに、画像信号に応じて光量を調整して画像を形成する処理を実施する。
投写光学系4はライトバルブ3により形成された画像をスクリーンに拡大投影する光学系である。
リモートコントローラ5はユーザが例えば画像の切り替えなどを操作する遠隔操作機器であり、その操作内容を示す制御信号光CBを照射する。
受光器6はプロジェクタ1の近傍に設置され、リモートコントローラ5から照射された制御信号光CBを受光する機器である。
透過型スクリーン10はフレネルレンズスクリーン11と像表示要素14から構成されており、プロジェクタ1から照射された画像光PBを入射して、その画像光PBを観測者に向けて出射する一方、リモートコントローラ5から照射された制御信号光CBを入射して、その制御信号光CBを受光器6に向けて出射する。
フレネルレンズスクリーン11は入光面側フレネルレンズ12と基盤13から構成されており、プロジェクタ1から照射された画像光PBを観測者の方向に曲げる機能を有している。
入光面側フレネルレンズ12はフレネルレンズスクリーン11において、観測者と反対の光源側(入光面側)に形成されているフレネル光学素子であり、プロジェクタ1から照射された画像光PBを屈折させる屈折面12bと、その屈折面12bにより屈折された画像光PBを反射させる反射面12cとを有するフレネルプリズム12aが鋸歯状に複数配置されている。
また、手前のフレネルプリズム12aに遮断されて、プロジェクタ1から照射された画像光PBが直接照射されない入光面側フレネルレンズ12の非入射面に、フレネルプリズム12aより小さい略相似形状のフレネルプリズム12dが鋸歯状に複数配置されている。
像表示要素14はレンズ要素15、光拡散部16、基盤17及び表面処理部18から構成されており、フレネルレンズスクリーン11により光路を曲げられた画像光PBの像を結像させるとともに、その画像光PBに発散角度を与えて、その画像光PBを広げる機能を有している。
レンズ要素15は画像光PBに発散角度を与える機能を有している。
光拡散部16は画像光PBの像を結像させる機能を有している。
基盤17はレンズ要素15や光拡散部16などを保持するものであり、例えば、PMMA(Poly Methyl Meth Acrylate)、MS(Methyl methacylate Styrene)、MBS(Methyl metacylate Butadiene Styrene)、PC(Polycarbonate)などの樹脂で形成されている。
表面処理部18は最も観測者側に設けられる各種の層であり、例えば、外光の影響を低減するために光の反射を低減させる反射防止層、見た目のぎらつきを押さえるためのアンチグレア層、静電気による埃の付着を防止するための帯電防止層や、表面を保護するためのハードコート層などが該当する。
この実施の形態1では、基盤17を成形する際に、光拡散部16を層状に練り込んで一対成形することを想定しているが、基盤17がガラスの場合には、フィルム状の光拡散部16を接着層で貼り合わせてもよい。
この実施の形態1では、光源側から観測者側に向かって、光拡散部16、基盤17の順に配置しているが、逆に、基盤17、光拡散部16の順に配置してもよい。また、基盤17と光拡散部16が一体であってもよい。
図1の例では、Oが光学系の光軸であり、画面となる透過型スクリーン10の外に光軸Oが配置された偏心光学系の配置となっている。
図2及び図3に示すように、光軸Oを中心とする同心円状のフレネルレンズが偏心され、光軸Oが画面の中心O’からずれて配置されている。
次に動作について説明する。
透過型スクリーン10のフレネルレンズスクリーン11は、プロジェクタ1から照射された画像光PBを観測者の方向に偏向するフィールドレンズであり、その画像光PBを略平行に揃えるコリメートレンズの機能を持つように設計されている。
ここで、フレネルレンズスクリーン11における光の入出力を逆に考えると、フレネルレンズスクリーン11の入光面側フレネルレンズ12は、観測者の方向から照射された光を投写光学系4の方向に集光させる集光レンズの機能を有している。
テレビの外観を考えると、その大部分が画面を構成する透過型スクリーン10であり、遠隔操作機器であるリモートコントローラ5をテレビに向けて操作することは、透過型スクリーン10に向けて操作することに相当する。
リモートコントローラ5から照射された制御信号光CBを受光する受光器6をプロジェクタ1の近傍に設置すると、リモートコントローラ5から照射された制御信号光CBは、フレネルレンズスクリーン11で効率よく集光され、投写光学系4の方向に導かれる。
しかし、リモートコントローラ5から照射された制御信号光CBは、スクリーン法線からずれた角度で入射されることや、光拡散部16やレンズ要素15などを通過してくることなどを考慮すると、必ずしも投写光学系4まで到達せずに、その手前の受光器6で受光されることが想定される。
ここで、光路を詳細に調べると、リモートコントローラ5から照射された制御信号光CBのうち、プロジェクタ1から照射された画像光PBの光路を逆に通る制御信号光のみが、投写光学系4に向かって集光し、それ以外の光路を通る制御信号光は正しく集光しないことがわかる。
以下、この点を詳細に説明する。
図4はこの発明の実施の形態1による透過型スクリーン10による画像光PB及び制御信号光CBの光路の偏向を示す説明図である。
また、図5は図4の透過型スクリーン10における入光面側フレネルレンズ12の非入射面に、フレネルプリズム12dが配置されていない場合の光路の偏向を示す説明図である。
入光面側フレネルレンズ12は、プロジェクタ1から照射された画像光PBを屈折させる屈折面12bと、その屈折面12bにより屈折された画像光PBを観測者の方向に反射させる反射面12cとを有するフレネルプリズム12aが鋸歯状に複数配置されている構成である。
角度θinで入射された画像光PBは、フレネルプリズム12aの屈折面12bと反射面12cにより、角度θreflで出射される。
この関係は、幾何学とSnell's lawから下記の式(1)で表される。
Figure 0005142963
ただし、τはフレネルプリズム12aの頂角、ξは屈折面12bの角度、αは反射面12cの角度(全反射面角度)である。
また、n0は大気の屈折率、n1はフレネルプリズム12a及び基盤13の屈折率である。
なお、角度ζは、下記の式(2)で表されるものとする。
Figure 0005142963
式(1)を変形すると、全反射面角度αは、下記の式(3)で表すことができる。
Figure 0005142963
式(3)は、全反射面角度αとフレネルプリズム12aの頂角τとの二つの自由度で関数型が決まる入射角θinの関数であることを意味している。
つまり、観測者は、透過型スクリーン10のほぼ正面に居ることから、出光角はθrefl≒0と決まるため、残るフレネルプリズム12aの頂角τを決めれば、入射角θinにおける全反射面角度αが自動的に求まる。
さらに、三角形の内角の和より、屈折面12bの角度ξも、下記の式(4)のように求まるため、入光面側フレネルレンズ12を構成する面の形状(角度)は一意に決まることになる。
Figure 0005142963
ここで、図5の斜線部は、プロジェクタ1から照射された画像光PBの光路を示している。
プロジェクタ1から照射された画像光PBは、上記のように入光面側フレネルレンズ12の形状を決めているので、観測者の方向に曲げられる。
反対に、リモートコントローラ5から照射された制御信号光CBのうち、画像光PBの光路(斜線部)を逆向きに通る制御信号光(点線で示す制御信号光)に関しては、プロジェクタ1側に曲げられるが、画像光PBの光路(斜線部)を逆向きに通らない制御信号光(一点鎖線で示す制御信号光)に関しては、複数のフレネルプリズム12aを伝搬して、迷光となるため正しく集光しない。
このときの制御信号光CBの集光効率は、近似的に図5の斜線部の割合に等しくなる。
図5の例では、フレネルプリズム12aの周期mに対して、斜線部が約1/3程度であるため、約1/3の制御信号光CBについては効率よく集光できるが、約2/3の制御信号光CBについては損失となる。
なお、フレネルプリズム12aの周期mに対する斜線部の割合hは、下記の式(5)のように表される。
Figure 0005142963
この実施の形態1では、リモートコントローラ5から照射された制御信号光CBを効率よく集光できるようにするために、透過型スクリーン10における入光面側フレネルレンズ12の非入射面にフレネルプリズム12dを配置している。
即ち、入光面側フレネルレンズ12において、画像光PBの光路(斜線部)となる部分の屈折面12bと反射面12cを残し、画像光PBの光路(斜線部)とならない部分に補助レンズであるフレネルプリズム12dを配置している。
なお、入光面側フレネルレンズ12のうち、レンズ部分として残す割合lは、下記の式(6)として求められる。実際には、割合lを多少の余裕(10%から20%程度)をもって、少し大きめに設定してもよいことは言うまでもない。
Figure 0005142963
補助レンズであるフレネルプリズム12dの役割は、リモートコントローラ5から照射された制御信号光CBを投写光学系4の近傍に導くことであるから、一番簡単な例としては、フレネルプリズム12dの形状が、屈折面12b及び反射面12cからなるフレネルプリズム12aの形状とほぼ相似であればよい。
しかし、そのまま補助レンズであるフレネルプリズム12dを作ると、入光面側フレネルレンズ12のように、制御信号光CBが複数のフレネルプリズム12aを伝搬して、迷光(図4の一点鎖線を参照)となる可能性がある。
そこで、補助レンズであるフレネルプリズム12dは、手前のフレネルプリズム12aで遮られないように、リモートコントローラ5から照射された制御信号光CBを少しずらして(図4の例では、少し上向きにずらしている)出るように設定する(図4の破線を参照)。
例えば、補助レンズであるフレネルプリズム12dのレンズ形状が、フレネルプリズム12aと相似形状である場合、補助レンズであるフレネルプリズム12dの傾きを少し傾ければよい。
図4におけるフレネルプリズム12dのA2部分は、フレネルプリズム12aと相似であり、フレネルプリズム12aを少し傾けたものを例示している。
なお、図4では、効果を説明するために、A1部分とA2部分を一つの入光面側フレネルレンズ12内に並べて図示したが、必ずしも、このようにしなくてよいことは言うまでもない。また、フレネルプリズム12aと補助レンズであるフレネルプリズム12dは、必ずしも相似形状でなくてもよい。これについては図6を用いて説明する。
図6は入光面側フレネルレンズ12を異なる切削バイト52,53で切削して作成する例を示す説明図である。
入光面側フレネルレンズ12は、一般に、そのレンズ形状が刻まれた母型51の表面形状を転写して作られる。
図6の例では、補助レンズ部分を切削バイト52で切削し、フレネルレンズ部分を切削バイト53で切削しており、このことで、補助レンズであるフレネルプリズム12dと、フレネルプリズム12aの形状を必ずしも相似でなく作ることが可能となる。
このように、補助レンズであるフレネルプリズム12dと、フレネルプリズム12aとの形状を相似形状にするという制約をなくすことで、補助レンズであるフレネルプリズム12dは、リモートコントローラ5から照射された制御信号光CBを投写光学系4の近傍に導くことに特化して設計することができるため、制御信号光CBを効率よく集光するようにできる。
補助レンズであるフレネルプリズム12dは、リモートコントローラ5から照射された制御信号光CBを受光器6に導くためのものであり、画像光PBを遮らないようにフレネルプリズム12aの周期mと比べて小さい必要がある。
しかし、補助レンズが波長の数倍から十数倍(5ミクロン)程度になると、幾何光学だけでなく、波動光学の影響(例えば、光の回折現象)を受ける。
したがって、補助レンズの周期は、フレネルプリズム12aの周期mより小さく、波長λより大きい必要がある。
このように手前のフレネルプリズム12aに遮断されて、プロジェクタ1から照射された画像光PBが直接照射されない非入射面に、補助レンズであるフレネルプリズム12dを形成することで、画像光PBに悪影響を与えることなく、リモートコントローラ5から照射された制御信号光CBの受光感度を向上させることが可能になる。
また、フレネルレンズスクリーン11は、スクリーン法線方向の光を効率よく集光するため、蛍光灯などのノイズは集光することなく、ほぼスクリーン法線方向に居ると思われる観測者が操作するリモートコントローラ5から照射された制御信号光CBのみを選択して集光することができる。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、手前のフレネルプリズム12aに遮断されて、プロジェクタ1から照射された画像光PBが直接照射されない入光面側フレネルレンズ12の非入射面に、そのフレネルプリズム12aより小さい略相似形状のフレネルプリズム12dが鋸歯状に複数配置されているように構成したので、偏心光学系のフレネルレンズスクリーン11を使用する場合でも、リモートコントローラ5から照射された制御信号光を効率よく受光器6に導くことができる効果を奏する。
なお、この実施の形態1では、フレネルレンズスクリーン11がプロジェクタ1から照射された画像光PBを直接入射するものについて示したが、図7に示すように、プロジェクタ1とフレネルレンズスクリーン11の間に、少なくとも一つ以上の反射鏡19を配置して、フレネルレンズスクリーン11が反射鏡19により反射された画像光PBを入射するようにしてもよい。
また、これに加えて、保持機構、空調、スピーカー、テレビ台、電気回路、幾何学補正回路、色補正回路などのいずれかを構成要素に持っていてもよい。
また、光源となる発光体は、ランプのような連続スペクトル、レーザ、LED(Light Emitting diode)のような離散的スペクトルを持つもののいずれでもよい。
この発明の実施の形態1による投写型表示装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による投写型表示装置を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による投写型表示装置の内部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による透過型スクリーン10による画像光PB及び制御信号光CBの光路の偏向を示す説明図である。 図3の透過型スクリーン10における入光面側フレネルレンズ12の非入射面に、フレネルプリズム12dが配置されていない場合の光路の偏向を示す説明図である。 入光面側フレネルレンズ12を異なる切削バイト52,53で切削して作成する例を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による他の投写型表示装置を示す構成図である。
符号の説明
1 プロジェクタ(発光体)、2 照明光学系、3 ライトバルブ、4 投写光学系、5 リモートコントローラ(遠隔操作機器)、6 受光器、7 筐体、10 透過型スクリーン、11 フレネルレンズスクリーン、12 入光面側フレネルレンズ(フレネル光学素子)、12a フレネルプリズム、12b 屈折面、12c 反射面、12d フレネルプリズム、13 基盤、14 像表示要素、15 レンズ要素、16 光拡散部、17 基盤、18 表面処理部、19 反射鏡、51 母型、52,53 切削バイト。

Claims (5)

  1. 発光体から照射された光線を屈折させる屈折面と、上記屈折面により屈折された光線を反射させる反射面とを有するフレネルプリズムが鋸歯状に複数配置されているフレネル光学素子を備えている透過型スクリーンにおいて、手前のフレネルプリズムに遮断されて、上記発光体から照射された光線が直接照射されない上記フレネル光学素子の非入射面に、上記フレネルプリズムより小さい略相似形状のフレネルプリズムが鋸歯状に複数配置されていることを特徴とする透過型スクリーン。
  2. フレネル光学素子の非入射面に配置されているフレネルプリズムが遠隔操作機器から照射された制御信号光を入射して、上記制御信号光を受光器に向けて出射することを特徴とする請求項1記載の透過型スクリーン。
  3. 画像光である光線を照射する発光体と、上記発光体から照射された光線を入射して、上記光線を所定の方向に出射する透過型スクリーンとを備えた投写型表示装置において、上記透過型スクリーンが、上記発光体から照射された光線を屈折させる屈折面と、上記屈折面により屈折された光線を反射させる反射面とを有するフレネルプリズムが鋸歯状に複数配置されているフレネル光学素子を備えており、手前のフレネルプリズムに遮断されて、上記発光体から照射された光線が直接照射されない上記フレネル光学素子の非入射面に、上記フレネルプリズムより小さい略相似形状のフレネルプリズムが鋸歯状に複数配置されていることを特徴とする投写型表示装置。
  4. フレネル光学素子の非入射面に配置されているフレネルプリズムが遠隔操作機器から照射された制御信号光を入射して、上記制御信号光を受光器に向けて出射することを特徴とする請求項3記載の投写型表示装置。
  5. 発光体から照射された光線を屈折させる屈折面と、上記屈折面により屈折された光線を反射させる反射面とを有するフレネルプリズムが鋸歯状に複数配置されているフレネル光学素子を備えている透過型スクリーンが、遠隔操作機器から照射された制御信号光を入射して、上記制御信号光を受光器に向けて出射する制御信号光の受光方法において、手前のフレネルプリズムに遮断されて、上記発光体から照射された光線が直接照射されない上記フレネル光学素子の非入射面に、上記フレネルプリズムより小さい略相似形状のフレネルプリズムを鋸歯状に複数配置することで、上記フレネルプリズムが遠隔操作機器から照射された制御信号光を入射して、上記制御信号光を上記受光器に向けて出射することを特徴とする制御信号光の受光方法。
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