JP5142633B2 - 医用画像表示装置及び医用画像表示方法 - Google Patents

医用画像表示装置及び医用画像表示方法 Download PDF

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Description

本発明は、X線CT装置等の医用画像診断装置で撮影された画像データを基に、経過観察に適した画像を表示する医用画像表示装置及び医用画像表示方法に関する。
従来、医用診断のためにX線CT装置やMRI装置(磁気共鳴イメージング装置)等の医用画像診断装置が利用されている。例えばX線CT装置は、X線を被検体に照射し、スキャンすることで被検体の投影データを収集するもので、この投影データをもとに画像形成処理を行うことで被検体の断層像を再構成することができる。また、再構成された多数の断層像を一定間隔で位置をずらして垂直方向に積み重ねることで断面画像(MPR画像)を構成するようにしている。
特許文献1には、任意断面の断層像データを発生し、断層像データに方位マーカを合成して表示する例が記載されている。
また、こうして得られた医用画像には、患者のID番号や氏名、生年月日、性別、撮影日時、撮影部位等の付帯情報が付加され、医用画像に重ねて表示するようにしている。また、取得した医用画像をフィルムに出力して表示し、医師が診断、読影を行っている。
一方、X線CT装置等による検査では過去の撮影結果による画像を読影することにより、今後の撮影条件や手術時期等を決定することが一般的に行われている。そのためCT画像を読影する際には、経過観察をしやすいことが重要になる。
従来の医用画像表示装置では、経過観察するために過去に撮影した画像と最近撮影した画像をモニター上(又はフィルム上)に別々に並べて表示し、検査者はそれを読影することにより診断を行うようにしている。
しかしながら、複数の過去画像を参照する場合には、同一部位の画像を探し出す作業が煩雑となり、読影に時間がかかるという問題点があった。また、患者に対して治療経過・結果等を説明する場合も、患者に理解させるのに手間がかかっていた。
特開2003−10173号公報
従来の医用画像表示装置では、過去に撮影した複数の画像を参照して経過観察する場合に、同一部位の画像を探し出す作業が煩雑となり、読影に時間がかかるという問題点があった。また、患者に対して治療経過・結果を説明する場合も理解させるのに手間がかかっていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、同じ撮影部位を異なる検査日に撮影して診断する場合に、注目部位の画像を整列して時系列的に表示することにより経過観察をしやすくした医用画像表示装置及び医用画像表示方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載の医用画像表示装置は、医用画像診断装置で所定患者を異なる日時に撮影して得た複数の画像を記憶可能な記憶部と、前記それぞれの撮影日時に撮影された画像のうち、同じ注目部位の画像にマーカー付与するマーキング処理部と、前記マーカーが付与された注目部位の画像及びその前後に位置する画像を前記記憶部から抽出し、撮影日時順に時系列的に並べて出力する画像データ処理部と、前記画像データ処理部から出力された複数の画像を時系列に配置して経過観察画像を表示可能にする出力部と、を具備したことを特徴とする。
又、本発明の請求項11記載の医用画像表示方法は、医用画像診断装置で所定患者を異なる日時に撮影して得た複数の画像を記憶部に記憶し、前記それぞれの撮影日時に撮影された画像のうち、同じ注目部位の画像にマーカー付与し、前記マーカーが付与された注目部位の画像及びその前後に位置する画像を前記記憶部から抽出し、撮影日時順に時系列的に並べて出力し、前記出力された複数の画像を時系列に配置して経過観察画像を表示部に表示又はフィルムに印刷することを特徴とする。
本発明によれば、過去に撮影した画像から同一部位の画像を探し出す作業が大幅に簡便になり、読影の効率が向上する。また、患者への画像の提示・説明が容易になり、患者も治療経過や結果を理解し易くなる医用画像表示装置及び医用画像表示方法を提供することができる。
以下、この発明の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の医用画像表示装置の全体構成を示すブロック図である。図1において、10は医用画像診断装置であり、X線CT装置を例に示している。
X線CT装置10は、架台(ガントリ)11を有し、この架台11内には回転部12が設けられ、図示しない回転機構によって回転する。回転部12内には、X線管13と、X線検出器14が対向して配置されており、回転部12の中心部分は開口して、そこに寝台の天板15に載置された被検体Pが挿入される。
被検体Pを透過したX線はX線検出器14で電気信号に変換され、データ収集部16で増幅され、デジタルデータに変換される。このデジタルデータは、データ伝送装置17を介して投影データとして操作コンソール22に伝送される。また、架台11には架台制御部18、スリップリング19が設けられている。
また天板15は、寝台20に設けた寝台駆動装置201によって架台11の開口部に進退可能であり、寝台駆動装置201には、寝台制御部21から駆動信号が供給される。寝台20には、天板15のスライス方向(被検体Pの体軸方向)の位置を電気的に検出する検出器を備えており、寝台20は寝台制御部21に対して寝台の位置情報を送る。
22は操作コンソールであり、コンピュータシステムを構成する。操作コンソール22は前処理部23を有し、データ伝送装置17からのデータが前処理部23に送られる。前処理部23では、信号強度の補正や信号欠落の補正等の処理を行い、投影データをバスライン200上に出力する。
バスライン200にはシステム制御部24が接続され、システム制御部24には、入力部25が接続されている。またバスライン200には、データ記憶部26、再構成処理部27、画像データ処理部28、表示部29、マーキング処理部30が接続されている。
システム制御部24はホストコントローラとして機能し、操作コンソール22の各部の動作や、架台制御部18及び高電圧発生部31を制御する。さらにバスライン200には、フィルム画像形成部32が接続されることもある。
データ記憶部26は断層画像等のデータを記憶するものであり、再構成処理部27はボリュームデータから関心領域或いは関心臓器を抽出し、3D画像データを再構成する。画像データ処理部28はデータ記憶部26に保存されたデータ、または再構成したあとの画像データを処理する。表示部29は画像データ処理によって得られた画像等を表示する。
入力部25はキーボード、マウス等を有し、ユーザによって操作され、データ処理する上で各種の設定を行う。また、患者の状態や検査方法等の各種情報を入力する。
高電圧発生部31は、スリップリング19を介してX線管13に電力を供給し、X線の曝射に必要な電力(管電圧、管電流)を与える。X線管13は、被検体Pの体軸方向に平行なスライス方向と、それに直交するチャンネル方向の2方向に広がるビームX線を発生する。
フィルム画像形成部32は、データ記憶部26又は医用画像サーバ34(後述)から必要な画像データ及び付帯情報を取得し、選択した画像データを所定のレイアウトで処理してフィルムに出力するものである。またフィルムには画像だけでなく、患者情報、医師のコメント等の付帯情報を付して出力する。尚、画像データ等をフィルムに印刷するための印刷装置については図示を省略している。尚、表示部29又はフィルム画像形成部32は、撮影した画像を表示可能にする出力部を構成する。
またバスライン200には、ネットワークインタフェース33が接続され、X線CT装置10はネットワークNWに接続可能になっている。ネットワークNWには、医用画像情報(画像データや付帯情報を含む)を保管する医用画像サーバ34、読影端末装置(ビューア)35、他のモダリティ36等が接続されている。医用画像サーバ34としては、PACS(Picture Archiving and Communication System)等の画像保管システムが用いられる。
また読影端末装置35は、医用画像サーバ34等に保管された医用画像情報を取り込んで処理し、例えば医用画像リスト、患者リストの作成処理や、ユーザ(医師、技師、オペレータ等)の要求によって各種情報を表示部に表示するものである。尚、付帯情報としては、患者ID、患者名、年齢、性別、検査部位等の情報が含まれ、付帯情報を基に各種の検索が可能になっている。
次に本発明の医用画像表示装置における医用画像の表示例について説明する。本発明は、患者の治療の経過を容易に観察できるようにした点に主眼があり、過去に撮影した画像と最近撮影した画像を時系列的に並べて表示するものであり、注目部位の画像にマーカーを付し、マーカーのある画像を抽出して比較表示する。マーカーの付与は入力部25とマーキング処理部30によって行われる。
そのマーキング処理は、以下のように行われる。先ず患者の初回撮影時に、経過観察したい部位(注目部位)の画像にマーカーを付ける。次回撮影時からは、同じ注目部位の撮影画像に手動又は自動的にマーカーを付ける。
そして、マーカーの付いた過去の撮影画像がデータ記憶部26、又はPACS等のサーバ34にある場合、マーカーが付いている画像をそこから抽出し、過去に撮影した注目部位及びその前後の画像を撮影日時順に時系列的に並べて比較可能に表示する。例えば、行方向にマーカーの付与順に画像を並べ、列方向には撮影日時順に過去から現在の画像を時系列に並べて表示する。
図2は、注目部位の画像に対するマーカーの付与の仕方を説明する図である。図2(a)は、本撮影の前にマーカーを付与する例であり、X線CT装置10によりスキャノ画像を取得し、このスキャノ画像にラインカーソル42を表示し、このラインカーソル42を移動して注目部位を指定し、マーカーを付す場合を示している。
周知のように、X線CT装置ではX線管13(図1)をある回転角度に固定して天板15を移動させ、被検体Pを広範囲にスキャンすることで、X線像のような平面透過像(スキャノ画像)41を得ることができる。そしてユーザ(医師等)は、入力部25のマウス等を操作してスキャノ画像41上のラインカーソル42を移動することにより断面位置を指定し、その位置を注目部位として設定する。
ラインカーソル42の位置情報は、データ記憶部26に記憶され、被検体Pをヘリカルスキャンして実際に撮影したとき、マーキング処理部30はこの位置情報に該当する撮影部位の画像を注目部位として認識し、ボリュームデータから注目部位の断層像データ(例えばアキシャル画像)が切り出されたとき自動的にマーカー画像を合成する。
以降、同一患者を撮影するときは、データ記憶部26から位置情報が読み出され、該当する注目部位の画像を参照して、同一部位の画像にマーカーが自動的に付与される。
図2(b)は、X線CT装置10による実際の撮影中にリアルタイムにマーカーを付与する例を示している。この例では、X線CT装置10によって撮影している画像50を順次に表示部29に表示するとともに、その画像にチェックボックス51を表示し、医師が入力部25のマウス等を操作してチェックボックス51をチェックすることでマーカー52を付与する。マーカー52が付与された場合、付帯情報にマーカー有りとして記録される。
こうして、順次に表示ざれる画像50を見ながらマーカー52を付与することができる。また、マーカー52が付与されたとき、そのときの寝台位置情報がデータ記憶部26に記憶される。したがって、以降、同じ患者を撮影するときは、マーカーが付与された注目画像を参照して、データ記憶部26から寝台位置情報が読み出され、寝台が該当する位置にきたときの撮影画像に自動的にマーカーが付与される。
図2(c)はX線CT装置10による撮影後にマーカー付与する例を示している。この例では、X線CT装置10によって被検体を撮影したあと、複数の画像60を並べて表示し、それらの画像60にチェックボックス61を表示し、医師が入力部25のマウス等を操作してチェックボックス61をチェックすることでマーカー62を付与する。マーカー62が付与された場合、付帯情報にマーカー有りとして記録される。
また、マーカー52が付与された画像の座標情報がデータ記憶部26に記憶される。以降、マーカーが付与された注目画像を参照して、データ記憶部26から座標情報を読み出すことにより、同じ座標にある撮影画像に自動的にマーカーが付与される。
尚、図2(b),(c)の場合、マーキング処理部31は、マーカーの付与アルゴリズムを備えている。
また、撮影画像にはマーカーの付与だけでなく、過去の検査時の検査履歴・被曝履歴等を付加しても良い。
図3は、経過観察用の医用画像の表示例を示す図である。図3(a)において、上部に表示された画像群70は、X線CT装置10で撮影して取得した複数の画像を示している。この画像群は例えば最近撮影された画像データで構成される。この画像群70が多数の画像で構成される場合は、例えば横方向にスクロール表示され、マーカーが付与された画像71、及びマーカーが付与された画像71と前後する画像72,73は、他の画像と区別可能に表示されている。
図3(a)のマトリクス状の画像群80は、経過観察用の画像であり、例えば行方向にマーカーの付された注目部位の画像71と、それに前後する画像72,73が順に拡大表示されている。また2列目には、別の日に撮影した同一の注目部位の画像71及びそれに前後する画像72,73が表示されている。3列目には、さらに別の日に撮影した同一の注目部位の画像71及びそれに前後する画像72,73表示されている。
画像データ処理部28は、データ記憶部26(又は医用画像サーバ34)に保存されている過去に撮影した画像データ及び最近撮影した画像データの中から、マーカーの付与された注目部位の画像と、それに前後する画像を抽出し、時系列的に並べて表示部29に出力する。
これにより、過去に撮影した注目部位の画像と、最近撮影した注目部位の画像を同時に撮影日時順に並べて表示することができるため、治療の経過を明瞭に確認することができる。
また、図3(a)のマトリクス状の画像群80には、撮影日時を示す画像81,82,83が表示されており、いずれかの撮影日時を入力部25のマウス操作によって指定することにより、その指定した撮影日時の画像のみを拡大して表示することもできる。
さらに、図3(b)は他の表示例を示すものである。この例では、メインの注目部位の画像71に対する多断面画像を時系列的に表示したものである。X線CT装置では、MPR(Multi Planer Reconstruction)と呼ばれる多断面再構成により様々な方向から観察した断面画像を得ることができる。
例えば、図3(a)の3断面表示ボタン84をマウス操作でクリックすることにより表示が切り替わり、メインの注目部位の画像71がアキシャル(Axial)画像として表示され、さらに注目部位の他の断面画像としてサジタル(Sagittal)画像74とコロナル(Coronal)画像75が表示される。これらの多断面の画像群80も撮影日時順に表示される。
このとき画像データ処理部28は、データ記憶部26(又は医用画像サーバ34)に保存されている過去に撮影した画像データ及び最近撮影した画像データの中から、マーカーの付与された注目部位のアキシャル画像と、サジタル画像及びコロナル画像を抽出し、時系列的に並べて表示部29に出力する。
例えば腫瘍の位置関係や大きさ等を診断する際にはMPR画像を用いるのが有効であり、マーカー位置においてMPRの3断面(Axial,Sagittal,Coronal)画像を表示することで、医師又は技師は任意のタイミングでMPR画像の経過観察ができる。尚、図3(b)の戻りボタン85をマウス操作でクリックすることにより、図3(a)の表示状態に戻る。
図4は、経過観察画面を表示する際の表示処理のフローチャートを示している。
この表示処理は、入力部25の入力操作に応答してシステム制御部24が画像データ処理部28を制御することによって行われる。
図4においてステップS1は、表示処理のスタートステップであり、経過観察したい患者を指定する。例えば患者名と患者IDを入力する。
次のステップS2では、ステップS1で指定した患者の検査リストを表示する。図5(a)は、検査リストの一例を示すものであり、指定患者の撮影日時、撮影部位、マーカーの有無、撮影位置等のデータを含むリスト90が表示部25に表示される。
ステップS3は、対象となる患者の観察部位を指定するステップであり、例えば入力部25のマウス操作により所定の撮影日時と撮影部位のチェックボックス91,92をチェックする。そして一覧表示ボタン93をクリックすると、指定した撮影日時に撮影した特定部位(例えば腹部)の一覧画像96が図5(b)のように表示される。また戻りボタン94をクリックして別の撮影日時に撮影した特定部位(例えば腹部)を指定することで、別の日に撮影した画像も同様にして一覧表示することができる。
図5(b)において、マーカーが付与されている画像については、マーカー97が表示される。これにより、リスト90だけでなく、一覧画像96からもマーカーの有無を確認することができる。
次のステップS4は、図5(a)の経過観察ボタン95を操作するステップである。経過観察ボタン95が操作されると、次のステップS5では指定した観察部位の過去及び最近に撮影した画像データからマーカーの付与された画像、及びそれに前後する画像データのみを抽出して経過観察画面(図3(a))を時系列的にマトリクス状に表示する。
或いはステップS5では、図3(a)で示す画像群80のデータをフィルムに出力する。フィルム画像形成部32は、データ記憶部26又は医用画像サーバ34から必要な画像データ及び付帯情報を取得し、選択した画像データを所定のレイアウトで処理してフィルムに出力する。
図6は、特定患者についての経過観察がどのような段階で実施されるかを説明するワークフローである。
ステップS11は、治療内容を特定するステップであり、例えば胸部悪性腫瘍の治療を行うものとする。
次のステップS12では、初回のX線CT撮影を行い、腫瘍の位置・大きさ等を確認し、治療方針を決定する。また、このステップS12では、医師または技師等は、経過観察したい部位数箇所の画像にマーカーを付与する。マーカーの付け方は、図2で説明した方法を取る。
ステップS13は、外科的手術が可能か否かを判断し、外科的手術が困難な患者に対しては、ステップS14で化学療法を施術する。化学療法では決められた回数で治療を終わらせる必要があるため、初回のCT検査を元にプロトコルを決定する。例えば化学療法を3回行うというプロトコルを決定する。
次のステップS15とS16では、プロトコルで決められた回数の化学療法が施術され、その都度、治療結果を診断するためにCT検査を行う。そのCT検査では、初回に付したマーカー情報を元に自動的に経過観察したい注目部位にマーカーが付与される。但し、医師または技師がそのマーカーを手動で位置調整できるようにしている。
またステップS15では、図3(a)又は(b)に示すような画面を表示して、注目部位の経過観察及びMPR経過観察を行う。これにより医師または技師は、化学療法の効果を効率よく診断できるようになる。腫瘍の位置関係、大きさなどの診断のためにはMPR画像が有効であるので、マーカー位置においてMPR3断面(Sagittal, Axial, Coronal)を表示することで、化学療法の効果をより確実に確認することができる。
ステップS17,S18は外科的手術の施術ステップと、術後の確認と経過観察のステップを示している。
ステップS19は患者の退院に際して検査終了後の結果を説明するステップであり、経過観察結果を操作コンソール22又は読影室等の表示部に表示して行う。この場合は、患者名、患者ID等を指定して特定の患者の画像情報を画像サーバ34から抽出し、マーカーが付いている画像だけを図3(a),(b)で示したような形態で表示する。したがって、注目部位とその前後の画像を時系列的に提示することで、患者への説明を間便に行うことができる。
ステップS20は、化学療法を終えた患者が退院した後の定期健診で同様の経過観察を行うステップであり、ここでも図3(a),(b)のような画面が表示される。このとき医師は最終結果だけではなく、経過観察用画面を表示して患者に治療の経過と結果を効率よく説明することができる。また退院後、定期的に腫瘍の転移、再発がないかを確認するためにCT検査を行うが、経過観察機能を使用することにより、同一部位の診断が容易になる。
以上説明したように、本発明の医用画像表示装置では、過去の撮影画像から最近の撮影画像における注目部位の画像を探し出す作業が大幅に簡便になる。また注目部位の経過を効率よく表示することができるため、読影の効率が向上する。また患者への説明が容易になり、患者も治療経過や結果を理解し易くなる。
尚、以上説明した実施形態は、あくまでも一例を説明したものであり、種々の変形が可能である。
例えば、注目部位の画像に対してマーカーを付し、その画像と前後の画像を用いて経過観察画像を表示する例を説明したが、注目部位の画像に対してメインマーカーを付し、そのメインマーカーを付した画像の前後任意の画像にサブマーカーを付すようにしても良い。この場合、サブマーカーは、メインマーカーを付した画像の直前および直後の画像に限らず、メインマーカーを付した画像から所定の間隔を置いた画像に対してサブマーカーを付すように、ユーザが予め設定できるようにしても良い。例えばメインマーカーを付した画像の2つ前後の画像に対してサブマーカーを付すようにしても良い。そして、メインマーカーとサブマーカーを付した画像を抽出して経過観察画像を時系列的に表示するようにしても良い。
また、経過観察画像をX線CT装置10の表示部29に表示する例を説明したが、読影端末装置35に表示するようにしても良い。さらに、図3、図5の表示画面も一例を示したに過ぎず、発明の趣旨から逸脱しない範囲であれば他の表示形態であっても良い。
また、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の実施形態が考えられる。
本発明の医用画像表示装置の一実施形態を説明する構成図。 同実施形態における注目部位の画像に対するマーカーの付与例を説明する説明図。 同実施形態における経過観察画像の一例を説明する説明図。 同実施形態における経過観察画像の表示処理を示すフローチャート。 同実施形態における患者の検査リストの一例を説明する説明図。 同実施形態における治療経過のワークフローを示すフローチャート。
符号の説明
10…医用画像診断装置(X線CT装置)
11…架台
12…回転部
13…X線菅
14…X線検出器
15…天板
16…データ収集部
17…データ伝送装置
18…架台制御部
19…スリップリング
20…寝台
21…寝台制御部
22…操作コンソール
23…前処理部
24…システム制御部
25…入力部
26…データ記憶部
27…再構成処理部
28…画像データ処理部
29…表示部
30…マーキング処理部
31…高圧発生部
32…フィルム画像形成部
33…ネットワークインタフェース
34…医用画像サーバ
35…読影端末装置
36…モダリティ

Claims (16)

  1. 医用画像診断装置で所定患者を異なる日時に撮影して得た複数の画像を記憶可能な記憶部と、
    前記それぞれの撮影日時に撮影された画像のうち、同じ注目部位の画像にマーカー付与するマーキング処理部と、
    前記マーカーが付与された注目部位の画像及びその前後に位置する画像を前記記憶部から抽出し、撮影日時順に時系列的に並べて出力する画像データ処理部と、
    前記画像データ処理部から出力された複数の画像を時系列に配置して経過観察画像を表示可能にする出力部と、を具備したことを特徴とする医用画像表示装置。
  2. 前記出力部は、前記経過観察画像を表示する表示部でなることを特徴とする請求項1記載の医用画像表示装置。
  3. 前記画像データ処理部は、前記マーカーが付与された注目部位の画像及びその前後に位置する画像を前記記憶部から抽出するとともに、所定の撮影日時に撮影された画像を順次に抽出し、
    前記表示部に、前記経過観察画像と、前記順次に抽出した画像を同時に表示することを特徴とする請求項2記載の医用画像表示装置。
  4. 前記出力部は、前記経過観察画像をフィルムに印刷するためのフィルム画像形成部を含むことを特徴とする請求項1記載の医用画像表示装置。
  5. 前記マーキング処理部は、最初にマーカーが付与された注目画像を参照して、それぞれ異なる撮影日時に撮影された画像に対して前記参照用画像と同じ部位の画像に自動的にマーカーを付与することを特徴とする請求項1記載の医用画像表示装置。
  6. 前記マーキング処理部は、前記被検体を撮影する前、撮影中、撮影後のいずれかのタイミングで前記最初のマーカーを付与することを特徴とする請求項5記載の医用画像表示装置。
  7. 前記マーキング処理部は、前記注目部位の画像に付与する前記マーカーの位置をユーザ操作に応じて修正可能であることを特徴とする請求項1記載の医用画像表示装置。
  8. 前記マーキング処理部は、前記注目部位の画像にメインマーカーを付与し、その前後に位置する画像にサブマーカーを付与し、
    前記メインマーカー及びサブマーカーが付与された画像を前記記憶部から抽出し、撮影日時順に時系列的に並べて出力することを特徴とする請求項1記載の医用画像表示装置。
  9. 前記画像データ処理部は、前記マーカーが付与された注目部位の画像とその前後に位置する画像からなる第1の画像群、及び前記注目部位の任意の多断面画像からなる第2の画像群を前記記憶部から選択的に抽出し、撮影日時順に時系列的に並べて出力し、
    前記出力部は、前記画像データ処理部から出力された前記第1又は第2の画像群の画像を時系列に配置して経過観察画像を表示可能にすることを特徴とする請求項1記載の医用画像表示装置。
  10. 前記画像データ処理部は、前記第2の画像群として、前記注目部位のアキシャル画像、サジタル画像、コロナル画像を前記記憶部から抽出し、これら多断面画像を撮影日時順に時系列的に並べて前記出力部に出力することを特徴とする請求項9記載の医用画像表示装置。
  11. 医用画像診断装置で所定患者を異なる日時に撮影して得た複数の画像を記憶部に記憶し、
    前記それぞれの撮影日時に撮影された画像のうち、同じ注目部位の画像にマーカー付与し、
    前記マーカーが付与された注目部位の画像及びその前後に位置する画像を前記記憶部から抽出し、撮影日時順に時系列的に並べて出力し、
    前記出力された複数の画像を時系列に配置して経過観察画像を表示部に表示又はフィルムに印刷することを特徴とする医用画像表示方法。
  12. 前記マーカーが付与された注目部位の画像及びその前後に位置する画像を前記記憶部から抽出するとともに、所定の撮影日時に撮影された画像を順次に抽出し、
    前記表示部に、前記経過観察画像と、前記順次に抽出した画像を同時に表示することを特徴とする請求項11記載の医用画像表示方法。
  13. 前記マーカーの付与は、最初にマーカーが付与された注目画像を参照して、それぞれ異なる撮影日時に撮影された画像に対して前記参照用画像と同じ部位の画像に自動的にマーカーを付与することを特徴とする請求項11記載の医用画像表示方法。
  14. 前記被検体を撮影する前、撮影中、撮影後のいずれかのタイミングで前記最初のマーカーを付与することを特徴とする請求項13記載の医用画像表示方法。
  15. 前記マーカーの付与は、前記注目部位の画像にメインマーカーを付与し、その前後に位置する画像にサブマーカーを付与し、
    前記メインマーカー及びサブマーカーが付与された画像を前記記憶部から抽出し、撮影日時順に時系列的に並べて前記表示部に表示又はフィルムに印刷することを特徴とする請求項11記載の医用画像表示方法。
  16. 前記マーカーが付与された注目部位の画像とその前後に位置する画像からなる第1の画像群、及び前記注目部位の任意の多断面画像からなる第2の画像群を前記記憶部から選択的に抽出し、
    抽出した第1の画像列又は第2の画像群の画像を撮影日時順に時系列的に並べて出力し、
    前記第1又は第2の画像群の画像を時系列に配置して経過観察画像を前記表示部に表示又はフィルムに印刷することを特徴とする請求項11記載の医用画像表示方法。
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