JP5142069B2 - 電子鍵盤楽器 - Google Patents

電子鍵盤楽器 Download PDF

Info

Publication number
JP5142069B2
JP5142069B2 JP2007060612A JP2007060612A JP5142069B2 JP 5142069 B2 JP5142069 B2 JP 5142069B2 JP 2007060612 A JP2007060612 A JP 2007060612A JP 2007060612 A JP2007060612 A JP 2007060612A JP 5142069 B2 JP5142069 B2 JP 5142069B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
key
rotating member
electronic keyboard
support portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007060612A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008224883A (ja
Inventor
一郎 大須賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2007060612A priority Critical patent/JP5142069B2/ja
Publication of JP2008224883A publication Critical patent/JP2008224883A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5142069B2 publication Critical patent/JP5142069B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、電子ピアノ、エレクトーン等の電子鍵盤楽器に関する。
鍵盤楽器の中でも、アコースティックピアノの場合は、低音側の弦を打つためのハンマーが高音側の弦を打つためのハンマーより大きく、これに伴って、鍵の押し下げに要する力(タッチの重さ)は、低音側の鍵の方がより大きくなっており、特に、ハンマーの打弦速度に関係する動的押鍵抵抗はその傾向を強める。タッチの重さが、このように低音から高音へ変化することは、低い音のもつ重量感、並びに高い音の持つ軽快感に対応するのであり、そのマッチングのよい楽器は、演奏者にとって弾きやすく、音楽表現になじみやすい楽器である。このため、アコースティックピアノにおいては、さらに鍵に装着する錘を調整して、押鍵抵抗を適切化している。
一方、電子鍵盤楽器においては、アコースティックピアノに比し、アクションが単純化されているのに伴って、タッチの重さを調節するための構造も簡易化されている傾向にある。そのような電子鍵盤楽器の鍵盤装置としては、例えば、図11に示すように、鍵101の押し下げに連動して、回動支点102を中心に回動する回動ロッド103の先端部に錘104を取付け、打鍵時に錘104がストッパ105に当接するようにしたものがある。この鍵盤装置は、構造が簡単であるが、錘104は、軸方向に延びる中空部を回動ロッド103の先端部に被せ、ロッドとの隙間を樹脂で充填して固定される。したがって、回動ロッドと錘のみでは位置が正確に定まらず、位置決めは取付け治具に頼らざるを得ない。その結果、取付誤差が発生しやすく、また固定が不十分となりがちであり、調整の安定性に欠けていた。
この他、鍵と連動するアーム状の質量体(ハンマーアーム)に複数の切り取り部を設け、必要に応じてその一部を切除することにより、質量の調整を可能にしたものが提案されている(特許文献1、2)。しかしながら、これでは、一旦切除した切り取り部は、復元が困難であり、作業ミスが致命的となるため、調整は容易ではない。
また、連動する質量体と鍵との接触位置を前後方向に移動可能にすることにより、レバー比を変えて、タッチの重さを調節可能にした機構が提案されている(特許文献3)。しかし、この機構は、調節をアクション部材間の移動で行なうため、調整量が僅かであり、必ずしも十分な調整ができるとは限らない。
実公平5−8635号公報 特開2000−99001号公報 特開2005−275167号公報
本発明は、上記従来技術の問題を解決し、タッチの重さの調整を、広い調整幅で簡便且つ安定的に行なうことができる電子鍵盤楽器を提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するため、鍵、鍵と連動する質量体、これらを支持する鍵盤フレーム、鍵の動作を検出する鍵動作検出手段、該鍵動作検出手段での検出に応じて楽音信号を生成する楽音信号生成手段、及び該楽音信号生成手段で生成された楽音信号に基づき楽音を発する楽音発生手段を備えた電子鍵盤楽器であって、前記質量体は、前記鍵盤フレームに保持された回動支点を中心に鍵の動作に伴って回動する、鍵の前後方向に延びた回動部材と、該回動部材に支持された錘とを備えており、前記回動部材は、前記回動支点を中心とする放射方向に沿うように前記回動部材の長手方向に延びた相互に間隔をおいて平行な支持部を備えており、該支持部は、前記錘に対して回動部材の回動方向に向き合う位置において該錘を支持すると共に、該支持部に沿って前記錘の位置を調整可能としたことを特徴とする電子鍵盤楽器を提供するものである。
本発明に係る電子鍵盤楽器においては、鍵と連動する質量体は、前記鍵盤フレームに保持された回動支点を中心に鍵の動作に伴って回動する回動部材と、該回動部材に支持された錘とを備えている。特に、前記回動部材は、前記回動支点を中心とする放射方向に沿うように延びた支持部を備えており、該支持部は、前記錘に対して回動部材の回動方向に向き合う位置において該錘を支持している。したがって、回動部材の回動方向と、支持部が延びる方向とは、垂直又はこれに近い角度となる。その結果、打鍵時に回動部材から錘に作用する力も、支持部が延びる方向に垂直又はこれに近い角度となり、打鍵時の力によっては、錘と回動部材との接触箇所でのずれが生じ難い。これにより、錘は安定的に保持される。また、錘は、回動部材の支持部により直接支持されるので、これにより位置決めも容易に行なわれ、取付が簡便で正確となる。
そして、タッチの重さを変えるには、回動部材に取り付ける錘の重さを変えるか、錘の位置を変えるかすればよい。回動部材は、通常、細長い部材とされ長手方向の寸法の自由度が大きいので、錘の重さを変えるにしても、錘の位置を変えるにしても、広い調整幅を得ることができる。このように、回動部材を共通にして錘を重さの異なるものに変え、或いは回動部材及び錘を共通にして錘の位置を変える、というようにして部品の共通化の下に、タッチの重さの調整をすることが可能となる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。図面中の同一又は同種の部分については、同じ番号を付して説明を省略することがある。以下の実施形態の説明においては、電子鍵盤楽器における演奏者に近い側を「前」、演奏者から遠ざかる側を「後」と称することとする。
図1は、本発明に係る電子鍵盤楽器の一実施形態を前後方向に沿う断面で示している。この電子鍵盤楽器は、鍵盤装置の鍵が押し下げられることにより、楽音を発生するものであり、鍵10の動作を検出する鍵動作検出手段30、該鍵動作検出手段での検出に応じて楽音信号を生成する楽音信号生成手段50、該楽音信号生成手段で生成された楽音信号に基づき楽音を発する楽音発生手段60を備えている。鍵盤装置は、鍵10、鍵と連動する質量体20、及びこれらを支持する鍵盤フレーム40を備えており、その詳細は、図2以下に示す実施形態と共に説明する。鍵動作検出手段30は、機械的、電気的又は光学的なスイッチ、センサ等とされ、鍵自身又はその連動部材の動作に感応することにより、鍵の回動を検出する。楽音信号生成手段50は、電子鍵盤楽器の制御部5に組み込まれており、楽音信号生成手段50の検知信号に基づき、楽音の音高、音色、大きさ、エンベロープ、アフタータッチコントロール等に関する楽音信号を生成する。楽音発生手段60は、スピーカ等の音響放射装置を備え、楽音信号生成手段50の楽音信号に基づき、ピアノ、オルガンその他の楽音を発する。これら楽音発生のための機構は、脚部3に支持された棚板1上に配置され、ケース2に囲まれており、鍵10は、鍵盤蓋4に開閉自在に覆われている。
図2は、本発明の要部を示すもので、図1のものと同様の電子鍵盤楽器に使用される鍵盤装置を概略的に示す断面図であり、(a)は非押鍵状態、(b)は押鍵状態を示す。この鍵盤装置は、鍵10、鍵と連動する質量体20、鍵の動作に起因して楽音発生信号を発する鍵動作検出手段(鍵スイッチ)30、及びこれらを支持する鍵盤フレーム40を備えている。質量体20は、鍵盤フレーム40に保持された回動支点41を中心に鍵の動作に伴って回動する回動部材21と、該回動部材に支持された錘22とを備えている。
回動部材21は、鍵盤装置の前後方向に細長く延びており、前寄り部分(演奏者に近い側)を回動支点41で回動可能に支持されている。鍵10は、後端部を支点12により回動可能に支持されており、前部下面からは、アクチュエータ11が柱状に延びている。アクチュエータ11の下部には、左右両壁間を鍵幅方向に延びるピン110が固定されている。回動部材21の先端部は、上下方向に2股に分岐しており、その分岐部の間にピン110が位置している。これにより、鍵10が上下動すると、ピン110に伴われて回動部材21は回動支点41回りに回動する。
アクチュエータ11の下方には、鍵動作検出手段30が配置されており、押鍵時にアクチュエータ11の下端が接することにより、検知信号を出力し、図外の制御部及びスピーカを通じて楽音が発せられる。
質量体20は、非押鍵時には自重で後端部が下ストッパ42に支持されており、押鍵時には、回動して上ストッパ43に当接し停止する。これにより、押鍵ストロークの最大幅が決まり、アクチュエータ11は最大下降位置の直前で鍵動作検出手段30に接する。
回動部材21は、図3に示すように、板状の本体210と、その一方の側面に設けられた支持部211とを備えている。回動部材21は、樹脂の成形体であり、この例では本体210と支持部211とは一体的に形成されている。支持部211は、相互に間隔をおいて平行に回動部材21の長手方向に延びており、両者の間に錘22が挟持されるようになっている。錘22は、金属製であり、細長い形状をなし、上下面の間隔は支持部211の離反間隔にほぼ等しくされ、支持部211間に緊く嵌合されるようになっている。このように、この実施形態では、錘22の上下面が、支持部211に対し錘22の位置を保持する装着部220となっている。これにより、支持部211は、錘22に対して回動部材21の回動方向に向き合う位置において錘22を支持している。すなわち、図1についてみれば、下側の支持部211は錘22に対して上方に向き合っている。押鍵時の回動で支持部211は上昇するのであるから、下側の支持部211は、錘22に対して、回動方向に向き合う位置にあるということになる。そして、その位置において錘22を支持している。上側の支持部211は、下側の支持部211と共に錘22を挟持するために設けられている。
2つの支持部211は、回動支点41を中心とする放射方向に沿うように延びている。その結果、回動部材21の回動方向と、支持部211が延びている方向とは、垂直又はこれに近い角度となり、図2に示すように、打鍵時に回動部材21から錘22作用する力Fは、該支持部211が延びる方向に垂直又はこれに近い角度となる。その結果、打鍵時の力は、錘22と回動部材21との接触箇所でのずれを生じさせ難く、錘の安定した保持が可能となる。なお、支持部211と錘22との接触による位置保持を、より確実にするために、支持部211及び錘22の接触面は、図3(c)に示すように、細かい凹凸面とすることもできる。
図4は、本発明の電子鍵盤楽器に用いる質量体の他の例を示している。この質量体20aは、先に示したのと同様の回動部材21aに対し、長手方向に延びるスリットを形成しこれを支持部211aとしている。錘22aは、スリット状の支持部211aとほぼ同じ厚さとされ、上下面が装着部220となって、該支持部211aに緊く嵌入され、位置を保持される。
この例においても、支持部211aは、回動支点41を中心とする放射方向に沿うように延びている。したがって、先の例と同様に、打鍵時に回動部材21aから錘22aに作用する力Fは、支持部211aが延びる方向に垂直又はこれに近い角度となる結果、打鍵時の力は、錘22aと回動部材21aとの接触箇所でのずれを生じさせ難く、錘の安定した保持が可能となる。
図5は、本発明の電子鍵盤楽器に用いる質量体のさらに他の例を示している。この質量体20bは、先に示したのと同様の回動部材21bの長手方向に延びるスリットを形成しこれを支持部211bとしている。支持部211bを通る直線は、回動支点41から僅かに離れた位置を通って延びている。錘22bを固定する装着部220bは、錘22bから下方へ延びる2本の脚部221と、該脚部下部のビス222とからなり、ビス222の締結により固定がなされている。
この例においては、支持部211bは、該支持部を通る直線が回動支点41から離れた位置を通っているが、の距離は僅かであり、実質的に、回動支点41を中心とする放射方向に沿うように延びている。この場合も、先の例とほぼ同様に、打鍵時に回動部材21bから錘22bに作用する力Fは、支持部211bが延びる方向に垂直又はこれに近い角度となる。したがって、打鍵時の力は、錘22bと回動部材21bとの接触箇所でのずれを生じさせ難く、錘の安定した保持が可能となる。
以下、図6を参照しつつ、支持部211の位置と、打鍵時に錘22に作用する力の方向との関係を説明する。図6の質量体20は、回動部材21にスリット状の支持部211が形成されている。図6(a)は、支持部211が、回動支点41を中心とする放射方向に一致して延びている例を示している(厳格には、スリットの幅分だけ放射方向からずれているが、その距離は僅かである)。したがって、回動部材21の回動方向と、支持部211が延びている方向とは、垂直となり、図に示すように、打鍵時に回動部材21から錘22作用する力Fも、支持部211が延びる方向に垂直となる。その結果、打鍵時に、錘22と回動部材21とは、相互の接触箇所において、ずれを生じさせる力を生じない(錘の遠心力は作用するが、これは接触箇所から受ける力ではない)。
図6(b)は、支持部211が、回動支点41を中心とする放射方向に一致はしていないが、そのずれが僅かであり、支持部による錘の支持中心位置と回動中心とを結ぶ直線が、支持部の延びる方向に対してなす角aが小さく、放射方向に沿っていると言える。したがって、回動部材21の回動方向と、支持部211が延びている方向とは、垂直に近い角度となり、図示のように、打鍵時に回動部材21から錘22作用する力Fも、支持部211が延びる方向に垂直に近い角度となる。その結果、打鍵時に、錘22と回動部材21とが、相互の接触箇所において生じる、ずれを生じさせる力fa,fbは小さい。
図6(c)は、図6(b)よりも回動支点41を中心とする放射方向に一致する位置からずれているが、回動支点41に近い側に錘22を配置しても角aがさほど大きくなく、支持部211は、放射方向に沿うように延びていると言える。したがって、打鍵時に回動部材21から錘22作用する力Fの方向と、支持部211が延びる方向に垂直な方向とのずれは、打鍵時に、錘22と回動部材21とが、相互の接触箇所において生じる、ずれを生じさせる力fa,fbは小さい。
図6(d)は、図6(c)の状態から角度を変えずに支持部211を回動支点41側へ距離s(図6(c)の破線部分)だけ延長した状態を示している。この場合は、その延長部分に位置する錘22についての角aは、かなり大きくなっており、この延長部分は、もはや放射方向に沿うように延びているとは言えない。その結果、回動部材21の回動方向と、支持部211が延びている方向とは、垂直から遠ざかり、図示のように、打鍵時に回動部材21から錘22作用する力Fも、支持部211が延びる方向に垂直な角度から大きくずれる。そして、打鍵時に、錘22と回動部材21とが、相互の接触箇所において生じる、ずれを生じさせる力fは大きくなる。このように、支持部がある程度の長さを有している場合、その支持部については、回動支点から遠い側においては、回動支点を中心とする放射方向に沿うように延び、回動支点に近い側においては、放射方向に沿うように延びていないという状態も生じ得る。その場合、本発明の効果を得るには、回動支点から遠い側の支持部を使用することとなる。
図6(a)〜(d)に示されるように、支持部211の延びる方向が回動支点を中心とする放射方向に近い程、回動部材と錘との間に作用する力Fa,Fb,Fの向きは、支持部が延びる方向に垂直に近くなり、しかも、錘が回動中心に近づいたときの力Fbの向きもそのように保たれる。この観点から、回動部材により錘を確実に支持するためには、支持部による錘の支持中心位置と回動中心とを結ぶ直線が、支持部の延びる方向に対してなす角aが、50度未満であるのが望ましく、30度未満であるのがより望ましく、20度未満であるのがさらに望ましい。
図7は、上に述べたものと同様の構造をした質量体20cについて、回動部材21cの支持部211cに取り付ける錘22cの位置を変えた例を示している。すなわち、図7の(a)は後方寄り、(b)は中央、(c)は前方寄りに、錘22cを取り付けている。押鍵時の動作に対する慣性モーメントは、(a)が最も大きく、(b),(c)の順で小さくなる。したがって、タッチの重さも、(a)が最も重く、(b),(c)の順で軽くなる。この特性に従えば、例えば、図8に示すように、電子鍵盤楽器の低音域、中音域、高音域の鍵に対して、各々 (a), (b), (c) の質量体20cを用いることができる。これにより、音高に応じたタッチの重さが付与され、演奏者にとって弾きやすく、音楽表現になじみやすい楽器を得る上で有利となる。
図9は、上に述べたものと同様の構造をした質量体20dについて、回動部材21dの支持部211dに取り付ける錘の大きさを変えた例を示している。すなわち、図9の(a)は大型の錘22d-1、(b)は中型の錘22d-2、(c)は小型の錘22d-3を各々取り付けている。押鍵時の動作に対する慣性モーメントは、(a)が最も大きく、(b),(c)の順で小さくなる。したがって、タッチの重さも、(a)が最も重く、(b),(c)の順で軽くなる。この場合も、電子鍵盤楽器の低音域、中音域、高音域の鍵に対して、例えば、図8に示すように各々 (a), (b), (c) の質量体20dを用いることができる。
図10は、上記とは異なる錘の装着構造有した質量体の例を示している。この質量体20eは、回動部材21eの板状の本体210eに対し、両側に錘22eを装着している。支持部211eは回動部材21eの長手方向に延びるスリットとして形成されている。1対の錘22eは共に細長い形状をなし、一方には2箇所に雌ねじ孔223が設けられ、他方の錘には該雌ねじ孔より僅かに大きい貫通孔224が設けられている。したがって、1対の錘22eを回動部材21eの両側に当てがい、貫通孔224の側からビス225を通し、雌ねじ223に螺合することにより、1対の錘22eを固定することができる。このように、回動部材21eに対し、鍵幅方向の両側に対称に錘22eを配置することにより、質量体の動作の安定性を高めることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、質量体を構成する回動部材は、樹脂の他、木材、金属、及びこれらの複合材で形成することができ、錘にも金属の他、樹脂や他の複合材を用いることもできる。また、回動部材への錘の取付は、嵌合、ねじ止め、接着、溶接等、適宜の手段で行なうことができる。
本発明の一実施形態に係る電子鍵盤楽器の断面図である。 図1に示した電子鍵盤楽器における鍵盤装置を概略的に示す断面図であり、(a)は非押鍵状態、(b)は押鍵時を示す。 図2に示した鍵盤装置における質量体を示す図であり、(a)は正面図、(b)は縦断面図、(c)は錘の装着部の変形態様を示す拡大図である。 本発明の電子鍵盤楽器に使用する質量体の変形例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は縦断面図である。 本発明の電子鍵盤楽器に使用する質量体の他の例を示す正面図である。 本発明の原理の説明図である。 本発明の電子鍵盤楽器に使用する質量体のさらに他の例を示す図であり、錘の取付位置を異にした状態を(a)、(b)、(c)で示す。 本発明を適用した電子鍵盤楽器の一例を示す平面図である。 本発明の電子鍵盤楽器に使用する質量体のさらに他の例を示す図であり、錘の大きさを異にしたものを(a)、(b)、(c)で示す。 本発明の電子鍵盤楽器に使用するさらに他の例を示す図であり、 (a)は正面図、(b)は縦断面図である。 従来の電子鍵盤楽器のための鍵盤装置の一例を示す断面図である。
符号の説明
10:鍵、 20,20a,20b,20c,20d,20e:質量体、 30:鍵動作検出手段、 40:鍵盤フレーム、 41:回動支点、 21,21a,21b,21c,21d,21e:回動部材、 22,22a,22b,22c,22d-1,22d-2,22d-3,22e:錘、 220:装着部、 211,211a,211b,211c,211d,211e:支持部、

Claims (4)

  1. 鍵、鍵と連動する質量体、これらを支持する鍵盤フレーム、鍵の動作を検出する鍵動作検出手段、該鍵動作検出手段での検出に応じて楽音信号を生成する楽音信号生成手段、及び該楽音信号生成手段で生成された楽音信号に基づき楽音を発する楽音発生手段を備えた電子鍵盤楽器であって、前記質量体は、前記鍵盤フレームに保持された回動支点を中心に鍵の動作に伴って回動する、鍵の前後方向に延びた回動部材と、該回動部材に支持された錘とを備えており、前記回動部材は、前記回動支点を中心とする放射方向に沿うように前記回動部材の長手方向に延びた相互に間隔をおいて平行な支持部を備えており、該支持部は、前記錘に対して回動部材の回動方向に向き合う位置において該錘を支持すると共に、該支持部に沿って前記錘の位置を調整可能としたことを特徴とする電子鍵盤楽器。
  2. 前記錘が、前記支持部への固定のための装着部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の電子鍵盤楽器。
  3. 前記支持部が、異なる重さの錘を選択的に支持し得ることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子鍵盤楽器。
  4. 前記錘が、前記回動部材に対し鍵幅方向の両側に支持されていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の電子鍵盤楽器。
JP2007060612A 2007-03-09 2007-03-09 電子鍵盤楽器 Expired - Fee Related JP5142069B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007060612A JP5142069B2 (ja) 2007-03-09 2007-03-09 電子鍵盤楽器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007060612A JP5142069B2 (ja) 2007-03-09 2007-03-09 電子鍵盤楽器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008224883A JP2008224883A (ja) 2008-09-25
JP5142069B2 true JP5142069B2 (ja) 2013-02-13

Family

ID=39843604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007060612A Expired - Fee Related JP5142069B2 (ja) 2007-03-09 2007-03-09 電子鍵盤楽器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5142069B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5747808Y2 (ja) * 1976-10-22 1982-10-20
JPH04204797A (ja) * 1990-11-30 1992-07-27 Casio Comput Co Ltd 鍵盤装置
JP3206048B2 (ja) * 1991-10-18 2001-09-04 カシオ計算機株式会社 鍵盤装置
JP2005196091A (ja) * 2004-01-09 2005-07-21 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 電子楽器のハンマー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008224883A (ja) 2008-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6682945B2 (ja) 回動機構および鍵盤装置
JP6485082B2 (ja) 鍵盤楽器
CN106023957B (zh) 支撑组件和键盘设备
JP2018072532A (ja) 鍵盤装置
JP2000089761A (ja) 鍵盤装置
JP5142069B2 (ja) 電子鍵盤楽器
JP6617514B2 (ja) サポートアセンブリおよび鍵盤装置
CN108780632B (zh) 键盘装置
JP2009244507A (ja) 鍵盤装置
JP6597786B2 (ja) 鍵盤装置
JP5212024B2 (ja) 電子鍵盤楽器
JP6160644B2 (ja) サポートアセンブリ及び鍵盤装置
CN106023955B (zh) 支撑组件和键盘设备
JP6464867B2 (ja) サポートアセンブリおよび鍵盤装置
JP2019056781A (ja) 鍵盤装置
JP3700622B2 (ja) バネ機構
JP6707942B2 (ja) 回動機構および鍵盤装置
JP6428889B2 (ja) サポートアセンブリおよび鍵盤装置
JP6464868B2 (ja) サポートアセンブリおよび鍵盤装置
JP3912415B2 (ja) バネ機構
JP2008026404A (ja) 電子鍵盤楽器
JP3920234B2 (ja) グランド型ピアノのウィッペン
JP6554967B2 (ja) サポートアセンブリおよび鍵盤装置
JP6511904B2 (ja) サポートアセンブリおよび鍵盤装置
JP3204566U (ja) サポートアセンブリおよび鍵盤装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080808

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080812

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080812

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120425

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20120425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121029

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151130

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5142069

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121111

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees