JP5140799B2 - 液塗布具 - Google Patents

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Description

本発明は液塗布具に関し、特にマスカラブラシや毛染用ブラシのように塗布対象毛にマスカラや毛染液などの塗布液を塗布する場合に適用して好適なものである。
従来この種の液塗布具、例えばマスカラブラシとして、塗布液をブラシに付着させマスカラをまつ毛に塗布するものが用いられている(特許文献1参照)。
図7に示すように、このマスカラブラシとしての液塗布具R1は、塗布液容器R2の取出口R3から、キャップR4に固着されたシャフトR5の先端に設けられたブラシ本体R6を出し入れすることにより、ブラシ本体R6を塗布液としてのマスカラに浸して外部に取り出すようになされている。
取出口R3の内側には、柔軟性をもったゴム材でなる円環状のしごき部材R7が設けられ、ブラシ本体R6を取出口R3から引き抜くとき、ブラシ本体R6の周囲に付着している余分な塗布液を小さい内径を有するしごき部材R7によってしごき落とすことにより、外部に取り出したブラシ本体R6やシャフトR5から塗布液をボタ落ちさせないように構成されている。
特開平5−228018号公報
図7の構成によれば、しごき部材R7としてブラシ本体R6を塗布液容器R2から引き抜いたとき、芯材に植毛されたブラシ毛材R6Aがしごき部材R7によって引抜き方向と逆方向に押し付けられることにより、その方向に一斉に倒れるような動作をし、これによりブラシ本体R6の周囲に付着した余分な塗布液がしごき落とされるので、塗布液のボタ落ちを防止することができる。
このようにブラシ毛材R6Aは、しごき部材R7を通るとき一旦一斉に倒れるが、しごき部材R7を通過した後は、その復元力によって起立するので、塗布液は当該起立したブラシ毛材R6Aの表面に付着したまま残る。
しかしながら、このブラシ毛材R6Aの表面に付着した塗布液は少量なのでまつ毛に塗布できる塗布液の量が不足するため、使用者は5回、6回と塗布動作を繰り返さないと、まつ毛に濃い塗布液を塗布できない結果になる。
この問題を解決する手段として、ブラシ本体R6のブラシ毛材R6Aに縦方向の縦溝を設け、当該縦溝内に塗布液を保持するような手法が提案されている(特許文献2参照)。
特開2005−28026公報
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、塗布液対象毛に対して使用者が好みに応じた濃さの塗布液を塗布できるようにしたブラシ構成の液塗布具を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、一対の線材4A、4Bをねじり合せてなる芯材5によって一対の線材4A、4B間のら旋状保持面に一列に配列した状態で保持した毛材6を放射状に突出させてなるブラシ毛材12を有し、ブラシ毛材12は外周面に縦方向に延長する縦溝でなる3本以上10本までの塗布液保持溝13を形成すると共に、毛材6のうち、隣り合う2本の塗布液保持溝13の間の位置に保持されている第1の毛材部分6Aをブラシ毛材筋部14を形成する第1の要素として用いると共に、第1の毛材部分6Aの一側及び他側の塗布液保持溝13の位置に保持されている第2及び第3の毛材部分6B、6Cをブラシ毛材筋部14を形成する第2及び第3の要素として用いるように第2及び第3の毛材部分6B、6Cを先端が第1の毛材部分6Aと並ぶ位置に移動するように変形加工し、塗布液保持溝13において保持した塗布液によって塗布対象毛に濃い塗布液を塗布すると共に、ブラシ毛材筋部14によって当該塗布した塗布液を修正できるようにし、毛材6は熱可塑性材料で構成され、毛材6を上記一対の線材4A、4B間のら旋状保持面7に一列に配列した状態で放射状に突出させてなる中間ブラシ材料8を加熱金具33を有する溝形成用治具31によって加工する際に、毛材6を加熱金具33の先端面において中央部から両側の筋部加工空間35に下るように形成された一対の傾斜面41A、41Bに干渉させることによって、毛材6のうち加熱金具33の一対の傾斜面41A、41Bとそれぞれ干渉する第2及び第3の毛材部分6B、6Cを熱加工して当該第2及び第3の毛材部分6B、6Cの先端を加熱金具33間に形成されている筋部加工空間35に逃がすように変形させながら位置決めし、毛材6のうち加熱金具33と干渉しない第1の毛材部分6Aを第2及び第3の毛材部分6B、6Cと一緒に用いてブラシ毛材8のブラシ毛材筋部14を形成するようにする。
本発明によれば、一対の線材をねじり合せてなる芯材によって当該一対の線材間のら旋状保持面に一列に配列した状態で保持した毛材を放射状に突出させてなるブラシ毛材の外周面に縦方向に延長する3本以上10本までの塗布液保持溝を形成するようにしたことにより、使用者が塗布対象毛に対して縦方向又はら旋保持面に沿うら旋方向に操作することにより濃い塗布液を塗布できると共に、横方向に操作することにより塗布対象毛に塗布された塗布液を拭き取ることができるようにしたことにより、一段と使用者の好みに応じた塗布をなし得る液塗布具を実現できる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
図1において、1は全体として液塗布具を示し、液塗布具1は図1(A)に示すように、シャフト2の先端に、全体の外観形状として、矢印aで示すように、手元から先端に行く方向(これを縦方向と呼ぶ)に従って先細りになる断面がほぼ円形形状に成形されたブラシ本体3を有する。
ブラシ本体3は図2に示すように、2本のステンレス線材4A及び4Bを互いにねじり合わせてなる直線状の芯材5を有し、当該ねじり合された線材4A及び4B間に形成されたら旋状保持面7に合成樹脂材料(ナイロン、テトロン、ポリエステル、PPなど)でなる剛性を有する毛材6が狭着保持されている。
実際上ブラシ本体3は、図3(A)に示すように、一本のステンレス線を折り返すことにより、一対の線材4A及び4Bを用意し、当該線材4A及び4Bの間に合成繊維でなる毛材6を矢印aで示す縦方向に、間に隙間が生じないように、配設し、この状態で線材4A及び4Bの折り返し点を固定して両端を矢印bで示す方向にねじることにより、互いにねじり合わされた線材4A及び4B間のら旋状保持面7に一列の毛材6を狭着保持する。
ここで、線材4A及び4Bがねじり合わされたとき、ら旋状保持面7に毛材6を一列に配列させるために、折り返えされた一対の線材4A及び4B間に、図3(B)に示すように、毛材6を2段重ねに並べた状態でねじり加工することにより、1段目の毛材6間に2段目の毛材6を割り込ませるようにする。
この結果図2に示すように、線材4A及び4Bの接触面でなるら旋状保持面7が縦方向aに行くに従ってら旋形状を描くようにねじり合わされた芯材5が作られると共に、当該ら旋形状を描く線材4A及び4Bのら旋状保持面7から各毛材6が少しずつ放射角度を変えながら外方に突出するように中心部分を芯材5に狭着保持された状態になり、これにより一列に配列された毛材6が、図3(C)に示すように、縦方向aに行くに従って芯材5のら旋状保持面7と同じようにら旋形状を描きながら毛材6を放射方向に突出させてなる中間ブラシ材料8が得られる。
この中間ブラシ材料8は、図4に示す溝形成用治具31によって加熱加工することにより、図1に示すように、ブラシ毛材12に対して芯材11を中心として円周方向に角等間隔を保ちながら、縦方向aの方向に延長する6本の塗布液保持溝13を形成すると共に、当該塗布液保持溝13の間に縦方向aに延長する6本のブラシ毛材筋部14を形成する。
溝形成用治具31(図4)は、基台32上に断面扇形形状の6本の加熱金具33を立設した構成を有し、加熱金具33は中間ブラシ材料8(図3)の毛材6によって6本のブラシ毛材筋部14を成形加工するように、加熱金具33の相互間に中心加工空間34から毛材6を放射状に突出延長させる6本の筋部加工空間35を形成している。
この実施の形態の場合、加熱金具33は基台32に設けられた電源接続部材36を介して加熱動作する電熱ヒータによって、毛材6をその熱可塑性により変形加工する温度にまで加熱されている。
中間ブラシ材料8は、図5(A)に示すように、先端(又は後端)側から芯材5を溝形成用治具31の中心部加工空間34に差し込むように設定され、これにより芯材5からら旋状に放射状に突出している毛材6のうち6枚の加熱金具33に当接するブラシ毛材6が干渉を受けて筋部加工空間35に逃げることにより、当該ら旋状保持面7に一列に配列保持されている毛材6がブラシ毛材12のブラシ毛材筋部14を形成する。
ここで、図5において溝形成用治具31に中間ブラシ材料8を設定する際に、芯材5を形成する線材4A及び4Bのら旋状保持面7に毛材6を一列に配列するようにしたことにより、図5(B)及び(C)に示すように、毛材6のうち加熱金具33に当接せずに筋部加工空間35を通って干渉なく突出する毛材部分6Aに対して、加熱金具33に当接することにより干渉を受けて曲げ加工されながら筋部加工空間35に逃げた毛材部分6B及び6Cが、筋部加工空間35内において、その先端位置が干渉を受けない毛材部分6Aの先端位置に対して並ぶように、折り曲げ加工される。
かかる毛材部分6A及び6Bによる配列を得るため、加熱金具33の先端面は、図4(C)に示すように、両側にある筋部加工空間35A及び35Bのうち、中央部から一方の筋部加工空間35Aに下るように傾斜する傾斜面41Aと、中央部から他方の筋部加工空間35Bに下るように傾斜する傾斜面41Bとによって構成されている。
これにより比較的広い幅をもつ6枚の加工金具33が、比較的広い幅をもつ筋部加工空間35を間に挟んで順次配列するように構成されている。
これにより溝形成用治具31に中間ブラシ材料8を上方から挿入する際に芯材5からら旋形状を描くように放射状に突出している毛材6のうち、加熱金具33の傾斜面41Aに当接した毛材部分6Bはその傾斜に案内されて一方側の筋部加工空間35A側に逃げると共に、傾斜面41Bに当接した毛材部分6Cはその傾斜に案内されて他方側の筋部加工空間35B側に逃げた状態で、加熱金具33から与えられる熱によって熱可塑加工処理を受ける。
この結果、ブラシ本体3のブラシ毛材12(図1(A))の周面には、当該周面を展開して図6に示すように、ら旋状保持面7上に配列する毛材6のうち、溝形成用治具31の筋部加工空間35に対向している毛材部分6Aは、加熱金具33と干渉しないことにより、ら旋状保持面7上の狭着位置から折り曲げられずにそのまま放射方向に延長して筋部加工空間35に突出する(その突出位置を●で表す)。
これに対してら旋状保持面7上の毛材6のうち、加熱金具33の傾斜面41Aと対向する位置にあるため干渉を受ける毛材部分6B(そのら旋状保持面7上の位置を○で表す)は、加熱金具33の傾斜面41Aを下る側の筋部加工空間35側に折り曲げられてその先端(●によって表す)が当該筋部加工空間35に移動する。
また加熱金具33の傾斜面41Bと対向する位置にあるため干渉を受ける毛材部分6C(そのら旋状保持面7上の位置を○で表す)は、加熱金具33の傾斜面41Bを下る側の筋部加工空間35側に折り曲げられてその先端(●によって表す)が当該筋部加工空間35に移動する。
このときの移動位置は、溝形成用治具31に中間ブラシ材料8を先端側(又は後端側)から矢印bの方向に押し込んだとき、毛材部分6B及び6Cと加熱金具33との摩擦によって、干渉を受けずに筋部加工空間35に突出した毛材部分6Aから矢印b方向又その反対方向にずれた位置、従って毛材部分6Aの周りに集まるように矢印b方向に沿って並んだ位置、にずれる。
因みに、塗布液保持溝13が6本の場合、隣り合う加熱金具33間に形成される筋部加工空間35の幅は十分に大きくなるので、当該筋部加工空間35内に入った毛材6は横並びしながら縦方向に並ぶことになる。
このような加熱金具33による毛材部分6B及び6Cの曲げ動作は、ら旋状保持面7上の毛材6のうち加熱金具33と対向することにより干渉を受ける全ての毛材6B及び6Cについて生ずる。
この結果6本の筋部加工空間35には、加熱金具33の干渉を受けずに放射方向に突出した毛材部分6Aと筋部加工空間35に隣接する加熱金具33の干渉を受ける毛材部分6B及び6Cが筋部加工空間35において縦方向aに沿って十分大きな横幅(筋部加工空間35の間隔に相当する横幅)をもつように並んだ状態に配列される。
これに対してら旋状保持面7によって保持される毛材6のうち、加熱金具33に対向して干渉を受ける位置にある毛材部分6B及び6Cがすべて隣接する筋部加工空間35に移動することにより、ブラシ毛材12の外表面のうち加熱金具33と対向する部分には縦方向に毛材6の先端が存在しない領域が生成され、これが塗布液保持溝13を形成することになる。
このようにして加熱金具33の干渉によって折り曲げられた毛材部分6B及び6Cは、加熱金具33による加熱処理の結果熱可塑変形した後冷却されることにより、当該変形形状を保持することにより、結局ブラシ毛材12上には筋部加工空間35の位置に位置決めされた毛材部分6A、6B及び6Cによってブラシ毛材筋部14を形成すると共に、当該ブラシ毛材筋部14の間に毛材6が存在しない塗布液保持溝13が形成されることになる。
以上の構成において、図1のブラシ本体3を図7について上述したと同様の塗布液容器R2に差し込むことにより塗布液に浸された後、塗布液容器R2から引き出されたとき、ブラシ毛材筋部14の先端部分に保持されていた塗布液がしごき部材R7によってしごき落とされるのに対して、塗布液保持溝13に保持された塗布液のうちしごき部材R7によってしごき落とされない小径部分に存在する塗布液は塗布液保持溝13に保持された状態のまま残る。
従って使用者がブラシ本体3によってまつ毛に塗布液としてマスカラを塗布する操作をすれば、塗布液保持溝13に十分な塗布液を保持しているので、濃い塗布液をまつ毛に塗布することができる。
かかる塗布操作において、使用者が特に芯材5のら旋状保持面7に沿う方向(すなわちら旋方向)にまつ毛に当てるような操作をすれば、当該ら旋状保持面7間の毛材6が存在しない領域をまつ毛が通過することになるので、その間にある塗布液保持溝13に保持されている十分な量の塗布液を用いてまつ毛に濃い塗布液を塗布することができる。
また、使用者がブラシ本体3の塗布液保持溝13に沿う方向(すなわち縦方向)にまつ毛に当てるような操作をすれば、この場合も毛材6が存在しない領域(すなわち塗布液保持溝13内の領域)をまつ毛が通過することになるので、塗布液保持溝13内に保持されている十分な量の塗布液(すなわちマスカラ)を用いてまつ毛に濃い塗布液を塗布することができる。
このように濃い塗布液を塗布した後、まつ毛に対してブラシ本体3を真横に構えてまつ毛を梳くような操作をすると、図6において矢印cで示すようにブラシ本体3のブラシ毛材筋部14の毛材部分6A、6B及び6Cによってまつ毛一本一本を梳くことによりまつ毛を整えるような修正を行うと共に、塗布された濃い塗布液を拭き取るような動作をすることにより濃い塗布液が塗布されたまつ毛一本一本に対する塗布液の塗布量を修正することができる。
ここで、ブラシ毛材筋部14を形成する毛材は、ら旋状保持面7に配列された1列の毛材6のうち、加熱金具33の干渉を受けずにブラシ毛材筋部14となった毛材部分6Aと、干渉を受けて変形された毛材部分6B及び6Cとで実質上縦方向に筋部加工空間35の間隔に相当する横幅で配列されていることにより、横方向から見たとき毛材6が互いに僅かな間隔をもちながら奥行方向にまばらに重なり合った状態で立設した構成のブラシ毛材筋部14が得られる。
この構成のブラシ毛材筋部14を用いて横方向からまつ毛を梳く操作をすると、奥行方向にまばらに重なり合って立設された毛材6によってまつ毛を一本一本梳く際にまつ毛に塗布された塗布液を拭き取ることができ、これによりまつ毛に塗布された塗布液の濃さを薄めることができる。
かくして使用者は、まつ毛一本一本について、好みに応じた濃さの塗布液を塗布することができる。
(2)実施例
上述のブラシ本体3として、次の仕様のものを製作したところ、まつ毛に対して濃いマスカラを塗布する同時に、当該マスカラを塗布したまつ毛の一本一本を使用者が好みに応じた濃さに修正操作できる塗布具を実現できた。
(2−1)ブラシ本体3の仕様
ブラシ本体3の外径:7.0〔mmφ〕
ブラシ本体3の長さ:28.0〔mm〕
(2−2)中間ブラシ材料8の仕様
芯材5の線材4A、4Bの太さ:0.85〔mmφ〕
毛材6:ナイロン0.08〔mmφ〕
芯材5の巻数:16〔山〕
ブラシ本体3の長さ:28.0〔mm〕
毛材6の配列:1〔列〕
毛材6の横視間隔:0.033〔mm〕
(2−3)塗布液保持溝13の加工仕様
1山の縦方向長さ:1.75〔mm〕
1山の毛材6の本数26〔本〕
1山の毛材6の放射数:52〔本〕
縦溝:6〔本〕
縦溝に対する毛材6の割り当本数:8.6〔本〕
(2−4)毛材6のピッチ
ブラシ本体3の円周上のピッチ:0.84〔mm〕
しごき径の毛材6のピッチ:0.26〔mm〕
ブラシ本体3の縦方向のピッチ:0.21〔mm〕
(3)他の実施の形態
(3−1)上述の実施の形態においては、縦方向の塗布液保持溝13を、ブラシ毛材12の円周方向に、角等間隔を保って6本形成した場合について述べたが、塗布液保持溝13としては、これに限らず、3本以上9本まで増減させても、上述の場合と同様の効果を得ることができる。
因に、縦方向の塗布液保持溝13を3本以上9本までであれば、筋部加工空間35の幅を広くとれるので、一対の線材4A及び4B間に一列に配列させた毛材6をら旋状保持面7によって狭着保持した中間ブラシ材料8について、溝形成治具31の加熱金具33の加熱処理をすることによりブラシ毛材筋部14を形成する際に、ブラシ毛材筋部14として加熱金具33の干渉を受けた毛材部分6B及び6Cの変形加工の結果干渉を受けない毛材部分6Aと共に、横方向から見たとき毛材6が互いに僅かな間隔をもちながら奥行方向にまばらに重なり合った状態で立設した構成を形成加工することができる条件を満たしている。
この結果ブラシ毛材筋部14として縦方向にら旋形状に順次続くら旋状保持面7上の毛材6について、当該ら旋状保持面7が塗布液保持溝13を横切るごとに、当該ら旋状保持面7によって保持されている毛材部分6A及び6Bを溝形成用治具31の広い筋部加工空間35を利用して、横方向から見たとき毛材6が互いに僅かな間隔をもちながら奥行方向にまばらに重なり合った状態で立設した構成を得ることができるような加工処理を行い得る。
(3−2)上述の実施の形態においては、塗布液保持溝13として、ブラシ毛材12の円周面において、縦方向に直線的に形成した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、塗布液保持溝13をブラシ本体3の縦方向に対して斜め方向に形成したり、蛇行形状に形成したりするようにしても、上述の場合と同様の効果を得ることができる。
また、外観形状として、先細り形状に限らず、一定の太さのストレート型、太鼓型、ひょうたん型、弾丸型など、種々の形状のものを用いても、上述の場合と同様の効果を得ることができる。
本発明は塗布対象毛に塗布液を塗布する場合に利用できるものである。
(A)及び(B)は本発明による液塗布具の一実施の形態を示す全体構成図及びA1−A1断面図である。 図1のブラシ本体3の縦断面構造を示す端面図である。 (A)、(B)及び(C)は中間ブラシ材料8について、毛材の挟み込み、毛材の配列及び毛材のら旋状保持の説明に供する斜視図、側面図及び斜視図である。 (A)、(B)及び(C)は溝形成治具、加熱金具の配置及び加熱金具の先端構造を示す斜視図、平面図及び略線的縦断面図である。 (A)、(B)及び(C)は溝形成用治具31に対する中間ブラシ材料8の設定、毛材部分6A、6B及び6Cの横方向の干渉及び毛材部分6A、6B及び6Cの縦方向の干渉の説明に供する斜視図、略線的横断面図及び略線的縦断面図である。 溝形成用治具31によって中間ブラシ材料8を加工する際に、毛材部分6A、6B及び6Cを横方向から見て重なり合った状態で立設させることにより、ブラシ毛材筋部14を形成することの説明に供するブラシ毛材12の展開構成を示す略線図である。 液塗布具の基本構成の説明に供する斜視図である。
符号の説明
1……液塗布具、2……シャフト、3……ブラシ本体、4A、4B……線材、5……芯材、6……毛材、6A、6B、6C……毛材部分、7……ら旋状保持面、8……中間ブラシ材料、12……ブラシ毛材、13……塗布液保持溝、14……ブラシ毛材筋部、31……溝形成用治具、32……基台、33……加熱金具、34……中心部加工空間、35、35A、35B……筋部加工空間、36……電源接続部材、R1……液塗布具、R2……塗布液容器、R3……取出口、R4……キャップ、R5……シャフト、R6……ブラシ本体、R6A……ブラシ毛材、R7……しごき部材。

Claims (1)

  1. 一対の線材をねじり合せてなる芯材によって上記一対の線材間のら旋状保持面に一列に配列した状態で保持した毛材を放射状に突出させてなるブラシ毛材を有し、
    上記ブラシ毛材は外周面に縦方向に延長する縦溝でなる3本以上10本までの塗布液保持溝を形成すると共に、上記毛材のうち、隣り合う2本の上記塗布液保持溝の間の位置に保持されている第1の毛材部分をブラシ毛材筋部を形成する第1の要素として用いると共に、上記第1の毛材部分の一側及び他側の上記塗布液保持溝の位置に保持されている第2及び第3の毛材部分を上記ブラシ毛材筋部を形成する第2及び第3の要素として用いるように上記第2及び第3の毛材部分を先端が上記第1の毛材部分と並ぶ位置に移動するように変形加工し、
    上記塗布液保持溝において保持した塗布液によって塗布対象毛に濃い塗布液を塗布すると共に、上記ブラシ毛材筋部によって当該塗布した塗布液を修正できるようにし
    上記毛材は熱可塑性材料で構成され、
    上記毛材を上記一対の線材間のら旋状保持面に一列に配列した状態で放射状に突出させてなる中間ブラシ材料を加熱金具を有する溝形成用治具によって加工する際に、上記毛材を上記加熱金具の先端面において中央部から両側の筋部加工空間に下るように形成された一対の傾斜面に干渉させることによって、上記毛材のうち上記加熱金具の上記一対の傾斜面とそれぞれ干渉する上記第2及び第3の毛材部分を熱加工して当該第2及び第3の毛材部分の先端を上記加熱金具間に形成されている筋部加工空間に逃がすように変形させながら位置決めし、
    上記毛材のうち上記加熱金具と干渉しない上記第1の毛材部分を上記第2及び第3の毛材部分と一緒に用いて上記ブラシ毛材の上記ブラシ毛材筋部を形成する
    ことを特徴とする液塗布具。
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