JP5140594B2 - Nicam処理方法 - Google Patents

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Description

本発明はステレオ音声エンコーダに関し、より具体的には、NICAMプロセッサ及びNICAM処理を実行する方法に関する。
NICAM(Near-Instantaneously Companded Audio Multiplex)符号化は、他のTV音声システムと比較して、音質を向上させ、多重チャンネルのデジタル音声又はデータを提供する。これは一般に、デジタル多重音声伝送にPAL及びSECAMテレビシステムを利用する国々で使用されている。図1は、従来技術に係るコンポジットビデオ・2チャンネルオーディオ・システム10を概略的に示すブロック図である。このシステム10は、アナログフィルタ12、2チャンネル・アナログ-デジタル変換器(ADC)14、デジタル音声NICAMエンコーダ16、アナログQPSK送信器18、及びRF変調器20を有している。アナログフィルタ12は、2つの音声入力22及び24をフィルタリングし、フィルタリングされた信号を、それぞれ、出力26及び28に出力する。アナログフィルタ12の出力26及び28は、2チャンネルADC14の入力となる。ADC14は34で、32kHzの整数倍である第1のクロック(CLK1)を受信し、ADC入力26及び28上の信号を、それぞれ、ADC出力30及び32上の対応するデジタル信号へと変換する。例示されているように、2チャンネルADC14の出力は14ビットの分解能を有している。デジタル音声エンコーダ16は38で第2のクロック(CLK2)を受信し、エンコーダ入力30及び32上の信号をNICAM規格に従って、エンコーダ出力36上のデジタル的に符号化された信号へと処理する。続いて、エンコーダ出力36はアナログQPSK送信器18へと入力される。QPSKは4相位相変調を意味している。アナログQPSK送信器18は42で第3のクロック(CLK3)を受信し、入力36で受信した信号をQPSK変調して出力40上に出力する。そして、出力40上のこのQPSK変調信号はRF変調器20によって、信号線44上のコンポジットビデオと結合される。そして、RF変調器は結合されたQPSK変調信号及びコンポジットビデオをRF変調し、RF変調器出力46上に出力する。
さらに、図1のシステムに関連して、2つの入力はアナログドメイン又はデジタルドメインの何れかで予め強調(プリエンファシス)されることができる。2つの入力信号は、ADC14によって、32kHzの標本化速度(CLK1、又はCLK1の整数分の1)で14ビットの分解能にデジタル化される。標本群は、Aチャンネル及びBチャンネル用の、1msの期間に等価な、32個の14ビットデータから成るブロック群にグループ分けされる。デジタル音声エンコーダ16において、各ブロックの標本群は同一の倍率を用いて10ビットに圧縮される。そして、誤り検出及び倍率情報伝達のために、各10ビット標本に1つのパリティビットが付加される。そして、Aチャンネル及びBチャンネルのデータは多重化され、ビット群はNICAM規格に記述されたインターリービングパターンに従ってインターリーブされ、それにより704ビットから成るブロックが形成される。そして、704ビットから成るブロックの先頭に8ビットのフレーム・アライメント・ワード、5ビットの制御情報、及び11ビットの付加データが付与され、それにより728ビットから成るフレームが形成される。各フレームは、例えば信号線36上で、ミリ秒ごとに次々と送信される。全体のビットレートは728kビット/秒であり、クロック38(CLK2)に一致する。そして、ビットストリームはQPSK送信器18によって、(フレーム・アライメント・ワードに属するビット群を除いて)スクランブルを掛けられ、364kHz(シンボルレート)で標本化された1ビットの同相データのストリームと、直交データのストリームという2つのストリームに変換され、差動符号化され、且つ、クロック42(CLK3)を用いてTVシステムIの6.552MHz、又はTVシステムB、G、H及びLの5.85MHzの副搬送波上にQPSK変調される。そして、QPSK変調された音声信号40は、RF変調器20を用いてコンポジットビデオと結合され且つRF変調される。RF変調器はVHF及び/又はUHFチャンネル上にRF信号46を生成する。
NICAM符号化システムの従来の実現法は、複数のクロックと、同調を必要とし且つ集積化されるときに容易に移動できないアナログブロックとを必要とするために、音声/映像チップ又は単一チップエンコーダへの集積化の観点であまりコスト効率が良くない。さらに、NICAM符号化システムの従来の実現法は、メモリ要求とビットインターリービング処理の複雑さとのために、あまりコスト効率が良くない。
NICAMアルゴリズムを実装することに関連して、メモリ要求が指示することは、Aチャンネル及びBチャンネルの32個の入力標本の全てが得られたときにしか、圧縮処理及び修正ビット群の計算が実行されることができないということである。従って、このアルゴリズムは、NICAM符号化を実行する前にチャンネルA及びBの各々の32標本が収集されなければならないことを要求する。また、NICAM符号化された728ビットの出力ストリームは、ミリ秒ごとに途切れることなく連続して生成されなければならない。従来の実装法においては、これらの要求を満たすために追加のメモリ及び回路が使用されている。さらに、インターリービング処理は複雑である。NICAM規格に準拠したインターリービング処理は、列ごとに一度に4つの圧縮ワードずつ書き込まれ、行ごとに一度に1ビットずつ読み出される(44×16)マトリクス構造に基づくものである。また、スクランブル装置の従来の実装法は、追加の処理用ハードウェアを必要とする。結果として、特にNICAMアルゴリズムであるNICAMエンコーダのデジタル機能は、デジタル信号プロセッサ(DSP)及びフィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)を用いて実装されている。さらに、プリエンファシス(アナログドメインで実装されない場合)、圧縮、及び倍率符号化はDSPに実装され、その一方で、NICAMビットインターリービング、スクランブル、及び差動符号化はFPGAによって実行されている。このようなDSP及びFPGAチップは大量生産されたとしてもコストが掛かる。
NICAMエンコーダは一般的にテレビ局で使用されており、典型的に、非常に高価なラックマウント型ユニットを含んでいる。その他の用途では、あまりコストが掛からない種類も存在しているかもしれないが、そのような他の用途も、やはり、多数の個別部品を備えたプリント回路基板を必要とする。結果として、コスト及び複雑さの点で、NICAMエンコーダは主として、家庭用機器ではなく放送用機器にて使用されている。
従って、上述の技術的な問題を解決する、改善された方法及び装置が望まれる。
本発明は、上述の技術的な問題を解決するNICAMプロセッサ及びNICAM処理を実行する方法を提供することを目的とする。
一実施形態に従ったNICAMプロセッサは、Aチャンネル及びBチャンネルの入力データを受信し、且つ現フレームのAチャンネル及びBチャンネルの入力データを一時的に格納する第1のメモリであり、現フレームのAチャンネル及びBチャンネルの入力データは当該第1のメモリに第1のクロック速度で格納される、第1のメモリ;先行フレームの圧縮されたAチャンネル及びBチャンネルのデータを、NICAM規格の要求に従ったインターリーブ形式以外の形式で一時的に格納する第2のメモリ、先行フレームの圧縮されたAチャンネル及びBチャンネルのデータを、NICAM規格の要求に従ったインターリーブ形式にインターリーブするようにして、第2のクロック速度で第2のメモリから読み出す読出手段であり、第2のメモリからのこの読み出しによってインターリーブされた先行フレームの圧縮されたAチャンネル及びBチャンネルのデータは、出力ビットストリームのペイロード部分を有する、読出手段;出力ビットストリームの第1部分を作り出し、且つ第1部分をペイロード部分と多重化するビットストリーム生成器であり、出力ビットストリームを出力するための出力を更に有するビットストリーム生成器;及び現フレームのAチャンネル及びBチャンネルの入力データを圧縮し、且つ圧縮された現フレームのAチャンネル及びBチャンネルの入力データを、第3のクロック速度で、且つ上記インターリーブ形式以外の上記形式で、第2のメモリに格納する圧縮格納手段であり、現フレーム内の、第1のメモリへの格納と第2のメモリからの読み出しとに続く期間中に動作する圧縮格納手段を有する。
一実施形態に従ったNICAM処理方法は、現フレームのAチャンネル及びBチャンネルの入力データを受信し、第1のクロック速度で第1のメモリに一時的に格納する受信格納段階;先行フレームの圧縮されたAチャンネル及びBチャンネルのデータを、NICAM規格の要求に従ったインターリーブ形式にインターリーブするようにして、第2のクロック速度で第2のメモリから読み出す読出段階であり、先行フレームの圧縮されたAチャンネル及びBチャンネルのデータは、先行フレーム中に、NICAM規格の要求に従ったインターリーブ形式以外の形式で第2のメモリに一時的に格納されている、読出段階;及び現フレームのAチャンネル及びBチャンネルの入力データを圧縮し、且つ圧縮された現フレームのAチャンネル及びBチャンネルの入力データを、上記インターリーブ形式以外の上記形式で、第2のメモリに格納する圧縮格納段階であり、現フレーム内の、第1のメモリへの格納と第2のメモリからの読み出しとの双方に続いて発生する期間中に、第3のクロック速度で行われる圧縮格納段階を有する。
本発明は添付の図面によって限定されるものではなく、例として説明されるものである。図面において、似通った参照符号は同様の要素を指し示している。
相異なる図で使用されている同一の参照符号は、同様あるいは相等しい品目を指し示すものである。当業者に認識されるように、図の中の要素は単純化及び明瞭化のために例示されたものであり、必ずしも縮尺通りに描かれてはいない。例えば、図の中の一部の要素の寸法は、本発明の実施形態の理解を高める助けとなるよう、その他の要素に対して誇張されている場合がある。
図2は、(I)インターリービング前の728ビットフレームの要素構造と、(II)インターリービング後の728ビットフレームのビット群のビットストリームを示している。図2(I)を参照するに、ビットインターリービング処理を実行する前のビットストリーム11の要素群は、8ビットのフレーム・アライメント・ワード(FAW)13、5ビットの制御情報15、11ビットの付加データ17、及び全体として参照符号19によって指し示された64個の11ビットのA及びB処理ワードを含んでいる。この728ビットのフレームはまた、ビット群とワード群との関係、並びにビットの番号付けを示している。すなわち、ビット1はFAW13の最初のビットであり、ビット728はワードB32の最後のビットである。
さらに、図2(I)のフレーム構造全体において、8ビットのFAW13、5個の制御ビット15、及び11個の付加データビット17はペイロード19に付与されており、それにより、参照符号11によって指し示される728ビットのフレームを形成している。例示されているように、FAW13は01001110であり、最も左側のビット(すなわち、ビット1)が最初に伝送される。制御情報15に関し、これはフレームフラグビットC、3つのアプリケーション制御ビット(C、C及びC)、及びリザーブ音声切替フラグCで構成されている。フレームフラグビットCは、8個の連続するフレームに対して1に設定され、次の8個のフレームに対して0に設定され、それにより16フレームのシーケンスを定義する。この16フレームのシーケンスは、チャンネル内で搬送されている情報の種類の変化を同期化するために使用される。アプリケーション制御ビットは、ペイロード19の704ビット音声/データの所望のコンテンツに従って設定される。リザーブ音声切替フラグCに関し、これは、アナログ信号がデジタル信号と同一のプログラムを搬送していない場合には0に設定され、その他の場合には1に設定される。11個の付加データビット17は、将来的な使用のために留保され、故に、11個の付加データビットは任意に0に設定されることができる。
図2(II)は、ビットインターリービング処理の後にフレーム11のビット群がビットレベルでどのように再配置されるかを示している。具体的には、インターリービングは、多重ビットエラーの影響を最小化するために、図2(I)の構造のうちの圧縮された標本群に適用される。これら圧縮標本群は、図2(II)内の参照符号19によって指し示されている規定の(44×16)マトリクス構造に従って再配置される。NICAM規格により、(44×16)マトリクスは、列ごとに一度に4つの圧縮ワードずつ書き込まれ、行ごとに一度に1ビットずつ読み出される。マトリクスの各列の44ビットは参照符号21によって指し示されており、マトリクスの各行の16ビットは参照符号23によって指し示されている。各フレームのビット群は、図2(II)に示された順序で伝送される。図2(II)(すなわち、インターリービング後)において、ビットの番号付けは図2(I)(すなわち、インターリービング前)に使用されたのと同一の番号付けにされている。また、図2(II)のビットストリーム11は、図1のデジタル音声エンコーダ16の出力36を表している。なお、NICAM規格に準拠した差動符号化を実行するのに先立って、図2(II)のビットストリームのビット群はビット対(すなわち、双ビット)にグループ化される必要がある。一実施形態において、NICAMプロセッサはこのようなビット対を直接的に作り出す。
図3は、この開示に係る一実施形態に従った、NICAMエンコーダを有するコンポジットビデオ・2(デュアル)チャンネルシステム50を概略的に示すブロック図である。コンポジットビデオ・2(デュアル)チャンネルシステム50は、第1のアナログフィルタ52、NICAMエンコーダ54、第2のアナログフィルタ56、及びアナログRF変調器58を含んでいる。アナログフィルタ52は、2つの入力60及び62をフィルタリングし、フィルタリングされた信号を、それぞれ、出力64及び66に出力する。このデュアル入力は、独立したチャンネル(すなわち、(A)及び(B))、又はステレオペアの左音声信号及び右音声信号を有し得る。一実施形態において、アナログフィルタ52はアナログのエイリアシング防止フィルタを有する。
アナログフィルタ52の出力64及び66は、NICAMエンコーダ54の入力となる。NICAMエンコーダ54は68で単一のクロック(CLK)を受信し、入力64及び66上の信号を、出力70上の対応するQPSK変調された信号(QPSK変調信号)へと変換する。一実施形態において、参照符号68にあるクロックは水晶発振器を有する。NICAMエンコーダ54はまた、後述されるように、信号線72上にクロック出力を供給する。例示されているように、NICAMエンコーダ54の出力70は第2のアナログフィルタ56の入力となる。フィルタ56はフィルタリングされたQPSK変調信号を、6.552MHz又は5.85MHzの搬送波を用いて出力信号線74上に供給する。一実施形態において、フィルタ56はアナログの再構成フィルタを有する。そして、出力74上のフィルタリングされたQPSK変調信号はRF変調器58によって、信号線76上のコンポジットビデオと結合される。そして、RF変調器58は結合されたQPSK変調信号及びコンポジットビデオをRF変調し、RF信号(VHF/UHF)としてRF変調器出力78上に出力する。RF変調器58は更に、信号線72上でクロック入力を受信する。
図4は、この開示に係る一実施形態に従った図3のNICAMエンコーダをより詳細に示すブロック図である。NICAMエンコーダ54は、フロントエンド入力部80、NICAMプロセッサ82、及びフロントエンド出力部84を含んでいる。上述のように、NICAMエンコーダ54は入力64及び66を含んでおり、単一のクロック(CLK)を68で受信する。一実施形態において、信号線72上のクロック出力は、例えば好適な整数分周器を用いて、信号線68上のクロック入力(CLK)から得られる。NICAMエンコーダ54は、入力64及び66上の信号を出力70上の対応するQPSK変調信号へと変換する。一実施形態において、NICAMエンコーダ54のフロントエンドはフロントエンド入力部80及びフロントエンド出力部84を有している。
入力64及び66上のデータ信号に応答して、またクロック入力68に応答して、フロントエンド入力部80はNICAM規格に従って32kHzで入力を処理し、出力線86及び88上に14ビットデータを作り出す。プリエンファシスがアナログドメイン又はフロントエンド入力部80で実行される。一実施形態において、アナログフィルタのデジタルドメインへのマッピングは標本化周波数に関する制約に起因して正確ではないが、プリエンファシスフィルタリングはNICAMプロセッサ82によって実行されてもよい。
一実施形態において、フロントエンド入力部80の出力86及び88はNICAMプロセッサ82のそれぞれの入力に相当する。入力86及び88上の信号に応答して、またクロック入力68及び信号線94上のプロセッサストローブに応答して、NICAMプロセッサはこれら入力を、それぞれ、出力線90及び92上の同相(in-phase;I)単一ビットデータストリーム信号及び直交(quadrature;Q)単一ビットデータストリーム信号へと処理する。言い換えると、NICAMプロセッサ82は、フロントエンド入力部80によって32kHzで生成された標本群を受け入れる。そして、NICAMプロセッサ82は入力86及び88上でそれぞれデジタル圧縮を実行し、NICAM規格に準拠して364kHzで標本化された、スクランブルを掛けられ且つ差動符号化された同相(I)データ及び直交(Q)データをそれぞれ出力90及び92上に作り出す。代替的な一実施形態においては、信号線90及び92上のIデータ及びQデータは、好適な回路実装を用いて、単一の信号線(図示せず)上に728kHzで供給されてもよい。
先に指し示されたように、NICAM規格に従った様々な態様のNICAM処理が技術的に知られているが、ここでは簡単に説明するだけとする。しかしながら、NICAMプロセッサ82に関しては、この開示に係る実施形態を以下にて一層十分に説明する。
なおも図4を参照するに、NICAMプロセッサ82の出力90及び92はフロントエンド出力部84のそれぞれの入力に相当する。入力90及び92上の同相(I)及び直交(Q)単一ビットデータストリーム(すなわち、ビット対)に応答して、またクロック入力68に応答して、フロントエンド出力部84は入力を、出力70上の対応するQPSK変調信号へと処理する。出力70上のQPSK変調信号は、NICAM規格を満たす信号を有する。さらに、ここで説明されるように、フロントエンド出力部84は信号線94上にプロセッサストローブを生成する。一実施形態において、フロントエンド入力部80及びフロントエンド出力部84は、2005年4月29日に出願された同時継続中の米国特許出願第11/117820号(Zoso等、「FRONT-END METHOD FOR NICAM ENCODING」)及び第11/118211号(Zoso等、「NICAM ENCODER WITH A FRONT END」)にて開示されているようなフロントエンド入力・出力部を有する。なお、これらの文献は参照することによりここに組み込まれる。説明の簡略化のため、フロントエンド入力部80及びフロントエンド出力部84の更なる詳細はここでは説明しないこととする。他の一実施形態においては、信号線94上のプロセッサストローブは、如何なる好適な制御ロジック又は回路実装によって提供されてもよい。
再びNICAMプロセッサ82を参照するに、このプロセッサは、入力部80によって供給された、32kHzで標本化された14ビットのAデータ及びBデータ(それぞれ、信号線86及び88上)を処理し、NICAM規格に準拠して364kHzで標本化された同相データ及び直交データ(それぞれ、信号線90及び92上)を作り出す。具体的には、この開示に係る一実施形態に従って、NICAMプロセッサ82は、データ収集、倍率係数の計算、14ビット入力データの10ビット分解能への圧縮、パリティビットの計算、倍率係数を用いてパリティビットを符号化すること、ビットインターリービング、728ビットのビットストリームの生成、32サイクルのシステムクロックで実行されるフレームの全データのスクランブル、ビットストリームの2つの1ビット同相データ及び直交データのストリームへの変換、及び差動符号化、の組み合わせを実行する。プロセッサ82は、フロントエンド出力部84からの信号線94上のストローブの発生ごとに、それに応答して出力信号線90及び92上にビット対を出力する。一実施形態において、ストローブ94は、約364kHz程度の周波数で発生し、フロントエンド出力部84内、あるいはその他どこかに含まれる好適な制御ロジックによって生成されることができる。一実施形態において、Aチャンネル及びBチャンネルの圧縮データにスクランブルをかけることは、ストローブ94の発生ごとに実行される。
図5は、この開示に係る一実施形態に従った図4のNICAMプロセッサ82をより詳細に示すブロック図である。プロセッサ82は、1)それぞれデータ収集及び倍率係数の計算のためのブロック100及び102、2)圧縮、パリティビット計算、倍率係数を用いてパリティビットを符号化すること、及びスクランブルのためのブロック104、3)ビットインターリービングのためのブロック105、並びに4)ビットストリーム生成のためのブロック114を含む幾つかの主要なブロックを有している。
より具体的には、入力信号線86上の(32kHzで標本化された)14ビットのAチャンネル及びBチャンネルデータは、28ビットワードにまとめられ、32×28入力用RAM100に格納される。RAM100に格納された14ビットのAチャンネル及びBチャンネルデータは、ここで説明されるように、出力データバス122を介してブロック104に与えられる。一実施形態において、入力用RAMのデータフォーマットは、図8に参照符号252で示されているようなフォーマットを有する。図8に示されているように、RAMデータフォーマット252の32ビット容量は参照符号260によって指し示されており、28ビット容量は参照符号262によって指し示されている。
一実施形態において、NICAMプロセッサ82はまた、プリエンファシスフィルタ(図示せず)を含むことができる。すなわち、Aチャンネル及びBチャンネルのデータは、28ビットワードに結合されて入力用RAM100に格納される前にプリエンファシスフィルタによってフィルタリングされることができる。プリエンファシスフィルタリングは、NICAM規格の要求に従ってプリエンファシスフィルタリングを実行する如何なる好適な回路又は実装を用いて実現されてもよい。
再び図5を参照するに、NICAMプロセッサ82はまた、倍率係数ブロック102を含んでいる。倍率係数ブロック102は入力120上のデータを受信し、Aチャンネル及びBチャンネルの倍率係数出力R及びRをそれぞれ信号線124及び126上に供給する。具体的には、データ標本の収集と同時に、倍率係数ブロック102内で最大絶対値の計算が実行される。すなわち、フレームの先頭で、Aチャンネル及びBチャンネルの最初のデータ標本の絶対値がブロック102内の2つのレジスタ(図示せず)に格納される。Aチャンネル及びBチャンネルの2番目の標本の大きさがレジスタのコンテンツと比較され、後の標本が大きい場合、レジスタのコンテンツがそれで置き換えられる。この処理はAチャンネル及びBチャンネルの32個全ての入力標本に対して繰り返される。Aチャンネル及びBチャンネルの最後の入力標本がRAM100に格納されると、2つのレジスタにて最大値が得られる。そして、倍率係数ブロック102は、例えば2つのレジスタ内に格納された最大値を多数の閾値と比較することによって、倍率係数を決定する。一実施形態において、上記の多数の閾値は7個の閾値を有し、Aチャンネル及びBチャンネルの倍率係数R及びRはそれぞれ信号線124及び126上で3ビットを有する。
ブロック104は、図7を参照してここで更に説明されるように、圧縮、パリティビット計算、及び倍率係数を用いてパリティビットを符号化することのために、信号線122上の入力データと、信号線124及び126上のそれぞれAチャンネル及びBチャンネルの倍率係数R及びRとに応答する。ブロック104は22ビットの圧縮データを出力信号バス130上に提供するとともに、書き込みイネーブル信号を参照符号128及び132によってそれぞれ指し示されるWRITE_EN(1)及びWRITE_EN(0)上に提供する。他の一実施形態においては、書き込みイネーブル信号は如何なる好適な制御ロジック又は回路実装によって提供されてもよい。一実施形態においてスクランブルはブロック104で実行されるが、ここで更に説明されるように、(N×22のROM183によって)ブロック104の外部であるがブロック104に結合されたところで、あるいは(M×2のROM138によって)図5のブロック114内で、実行されることも可能である。一実施形態において、スクランブルはルックアップテーブルを用いて達成され、そのとき、スクランブルは全てのフレームの先頭で再初期化される。ルックアップテーブルを実装することは、例えばNICAM規格に記載されているような従来のハードウェアスクランブラよりコスト効率に優れる。何故なら、ルックアップテーブルが必要とする処理用ハードウェアは一層少なく、ルックアップテーブルのアドレスは例えばアドレス生成器160によって容易に利用できるからである。言い換えると、ルックアップテーブル用のアドレス生成は、アドレスを生成するためのカウンタを実装することを特に必要とせずに得ることができる。ビットストリーム生成器114は、図2(II)に示された処理されたAチャンネル及びBチャンネルのデータから成るビットストリーム11に、FAW13、制御情報15及び付加データ17を付与する。ここで説明されるように、NICAMプロセッサ82は、NICAMアルゴリズムを実装するためのメモリが限られた量又は最小限の量でありながら非常に効率的に動作する。故に、NICAMプロセッサ82は単一チップへの集積化に一層と適したものにされる。
一実施形態において、プロセッサ82は、入力データ用の1つの32×28RAM(100)と、ブロック105内の圧縮データ用の2つの16×22RAM(106及び108)とを含んでいる。プロセッサ82のブロック105は、(i)変更されたパリティビットを伴う圧縮データを圧縮データ用RAM106及び108内に特定の順序で格納すること、及び(ii)RAMへのアクセス当たり2つのビット(すなわちビット対)を抽出するビットエクストラクタ110及び112を用いて、それぞれRAM106及び108から多数回にわたって読み出すことによって、複雑なインターリービング処理を実行する。RAM106及び108は、それぞれ、22ビットの信号バス134及び136を介してビットエクストラクタ110及び112に結合されている。また、ビットストリーム生成器114は、図9に関連して更に説明されるように、信号線111及び113上の抽出された圧縮インターリーブドデータビットに応答して、それぞれ、信号線90及び92上にIデータ及びQデータを生成する。他の一実施形態においては、ビットストリーム生成器114は、抽出された圧縮インターリーブドデータビットから単一のビットストリームを生成するように構成されていてもよく、そのとき、圧縮インターリーブドデータビットは圧縮データメモリから単一ビットストリームの形態で抽出される。
また、図5のアドレス生成器160は何らかの好適なアドレス生成器を有している。さらに、アドレス生成器160は、この開示に係るNICAM符号化及びNICAMエンコーダの実施形態を実行するために、必要に応じて、NICAMプロセッサ82の様々な要素にアドレスを提供するように構成されている。
図6は、入力標本群とビット対(ここでは、“双ビット”とも呼ばれる)との間のタイミング関係と、ここで更に説明されるように、圧縮標本を作り出すように入力メモリデータを処理するタイミングとを例示している。タイミング表示140において、また入力標本のタイミングに関し、Aチャンネル入力及びBチャンネル入力の各々にはフレーム当たり32個の標本が存在している。タイミング表示140は、フレーム142、144、及び更なるフレーム(参照符号145で指し示された“・・・”によって示されている)を含んでいる。1つのフレームは32kHzの32個の入力標本に等しく、これは364kHzの364個の双ビットに等価である。期間146は、フレーム142の最後に収集された入力標本データと、次のフレーム144の最初に収集された入力標本データとの間の期間を表している。標本31の期間146の拡大図148には、およそ11.375個の双ビットが含まれている。さらに、拡大図148において、出力双ビット353は標本31の先頭に正確には揃っていない。言い換えると、フレーム内の如何なる所与の出力双ビットも、入力標本のタイミングとは異なるタイミングで発生し得る。すなわち、出力双ビットは入力標本の発生と正確に一致しないことがあり得る。また、期間150はフレーム142における最後の出力双ビットと次のフレーム144の最初の出力双ビットとの間の期間を表している。双ビット363の期間150の拡大図152には、入力用RAMデータ(すなわち、RAM100内の標本化されたAチャンネル及びBチャンネルの入力データ)のNICAM処理と圧縮データ用RAM(106及び108)への格納とが達成され得る部分期間154が含まれている。部分期間154は、期間150の端部を除いて、全体期間150の如何なる部分又は部分群をも有し得る。一実施形態において、最上レベルのシステムクロックは24MHzのクロックを有し、期間150はおよそ65.93サイクルの24MHzクロックを有する。また、24MHzクロックの場合、2チャンネルのデータが並行して処理されると仮定すると、期間154は32サイクルの24MHzクロックを含むことになる。上記は、次のフレーム144の期間156内など、後続のフレーム群に対して繰り返される。期間156はフレーム144の最後に収集された入力標本データと、その次のフレーム(図示せず)の最初に収集された入力標本データとの間の期間を表している。
プロセッサ82はデータを収集しながら、364kHzの速度でビット対を連続的に、すなわち、途切れることなく出力しなければならない。タイミング図140の参照符号148によって指し示されている部分は、フレーム142の最後の部分のビット対群のタイミングを示している。また、この開示に係る実施形態に従って、収集されたデータのNICAM処理は期間150中に実行される。期間150は、(i)現フレームの全ての入力データが収集されており、(ii)同時に、先行フレームから圧縮データ用メモリ(106及び108)に格納された全ての圧縮データが出力されている点で非常に重要なものである。このことは、現フレームの収集データ(すなわち、入力Aチャンネルデータ及びBチャンネルデータ)が(NICAM規格に従って)処理されることができ、且つ結果が圧縮データ用メモリ(RAM106及び108)に直接的に格納されることができることを意味する。結果として、更なるメモリは必要とされない。プロセッサ82はまた、最後のビット対が圧縮データ用メモリから出力された後、且つ新たな入力標本が収集される前に全ての入力データを処理するのに十分なように、高速でなければならない。
一実施形態において、各Aチャンネル標本及びBチャンネル標本の圧縮は、パリティビットの計算、及び倍率係数を用いてパリティビットを符号化することとともに、図7に示される回路によって実行される。圧縮標本のフォーマットも参照符号211によって指し示されているように例示されている。具体的には、フォーマット211は22ビットを有しており、MSBからLSBまで図示されている。(参照符号213によって指し示された)変更されたパリティビットPの後に、(参照符号215によって指し示された)符号ビットAが続き、更にその後にA−Aに相当する圧縮されたAデータの残りが続いている。Aに続いているのは(参照符号217によって指し示された)変更されたパリティビットPであり、その後に(参照符号219によって指し示された)符号ビットBが続いている。そして、B−Bに相当する圧縮されたBデータの残りが符号ビットBに続いている。変更されたパリティビットPは圧縮標本のフォーマット211のMSBに相当し、BデータビットBはLSBに相当する。各標本は、例示されたフォーマット211又は別の好適フォーマットを用いて、システムクロックの1サイクルで、入力用RAMから読み出され、処理され、圧縮データ用RAMに書き込まれる。この開示に係る一実施形態によれば、入力用RAM100の全体を処理するには、各フレームの末端の期間150中に32サイクルのシステムクロックを要する。上述のように、図6は入力標本群と双ビット群との間のタイミング関係、及び圧縮標本群を作り出すために入力用RAMデータがいつ処理されるかを示している。
一実施形態において、図7のブロック104は、(i)圧縮するための手段、(ii)パリティビット計算を実行するための手段、(iii)倍率係数を用いてパリティビットを符号化するための手段、及び(iv)スクランブルを掛けるための手段を有している。各倍率係数が3ビットを有する場合の倍率係数(R、R)の望ましいビット群の選択がNICAM規格に記載されている。一実施形態において、倍率係数ビットの選択は、3を法とする(モジュロ3)カウンタ180によって行われる。他の例では、倍率係数関数は、例えば好適なルックアップテーブルを用いるなど、その他の手法で実現され得る。また、倍率係数ビットはNICAM規格に記載されているように、パリティビットと排他的論理和演算される。一実施形態において、選択された倍率係数(R、R)のビットは、ここで更に説明されるように、それぞれ多機能ブロック168及び178内の排他的論理和(EX−OR)ゲートによって、パリティビットとEX−OR演算される。
一実施形態において、図7のブロック104は、全体として参照符号162によって指し示されたAチャンネル処理部と、全体として参照符号172によって指し示されたBチャンネル処理部とを有している。Aチャンネル処理部162はライトシフタ(right shifter)164、EX−ORツリー166、多機能ブロック168、及びEX−ORゲートブロック170を含んでいる。ただし、EX−ORゲートブロック170はBチャンネル処理部172と共有されている。信号バス122上の入力用RAM100から、14個のMSBが信号バス190を介してライトシフタに送られる。ライトシフタ164は、信号バス190上の14個のMSB及び信号線192上の倍率係数Rに応答して、シフトされた出力を信号バス194上に提供するように動作する。シフトされた出力のうちの4個のMSBは信号バス196上で廃棄され、シフトされた出力のうちの10個のLSBは信号バス198上に送られる。信号バス198上の10個のLSBのうちの6個のMSBは、信号バス200を介してEX−ORツリー166に送られる。EX−ORツリー166は、信号バス200上の6個のMSBに応答して、出力をライン202上に提供するように動作する。すなわち、EX−ORツリー166は6個全ての入力のEX−ORを実行して単一ビット出力を作り出す。ライン202上の信号は多機能ブロック168への入力となる。多機能ブロック168は、ライン202上の信号、モジュロ3カウンタ180の出力204、及び信号線192上の倍率係数Rに応答して、MSBを出力信号バス206上に提供するように動作する。言い換えると、多機能ブロック168は、後述の等式1及び表1に従ってモジュロ3カウンタ180によって生成された制御信号204に基づいて倍率係数Rの1つのビットを選択する。さらに、多機能ブロック168はRのうちの選択されたビットとEX−ORツリー166の出力とのEX−ORを計算し、それにより、ライン206上の出力であるフォーマット211の変更されたパリティビットP213を作り出す。バス206上のこのMSBはバス198上の10個のLSBと結合され、信号バス208上の対応する圧縮標本の11個のMSBが作り出される。バス208上の11個のMSBはバス238上の対応する圧縮標本の11個のLSB(後述)と結合され、それにより、圧縮標本の22ビットが信号バス210上に作り出され、EX−ORゲートブロック170に入力される。一実施形態において、EX−ORゲートブロック170は22個のEX−ORゲートを含んでおり、各ゲートは信号210のビットと信号212の対応するビットとのEX−ORを実行し、それにより22ビット出力をライン130上に作り出す。
Bチャンネル処理部172はライトシフタ174、EX−ORツリー176、多機能ブロック178、及びAチャンネル処理部162と共有するEX−ORゲートブロック170を含んでいる。信号バス122上の入力用RAM100から、14個のLSBが信号バス220を介してライトシフタに送られる。ライトシフタ174は、信号バス220上の14個のLSB及び信号線222上の倍率係数Rに応答して、シフトされた出力を信号バス224上に提供するように動作する。シフトされた出力のうちの4個のMSBは信号バス226上で廃棄され、シフトされた出力のうちの10個のLSBは信号バス228上に送られる。信号バス228上の10個のLSBのうちの6個のMSBは、信号バス230を介してEX−ORツリー176に送られる。EX−ORツリー176は、信号バス230上の6個のMSBに応答して、出力をライン232上に提供するように動作する。すなわち、EX−ORツリー176は6個全ての入力のEX−ORを実行して単一ビット出力を作り出す。ライン232上の信号は多機能ブロック178への入力となる。多機能ブロック178は、ライン232上の信号、モジュロ3カウンタ180の出力204、及び信号線222上の倍率係数Rに応答して、MSBを出力信号バス236上に提供するように動作する。言い換えると、多機能ブロック178は、後述の等式1及び表1に従ってモジュロ3カウンタ180によって生成された制御信号204に基づいて、倍率係数R222の1つのビットを選択する。さらに、多機能ブロック178はRのうちの選択されたビットとEX−ORツリー176の出力とのEX−ORを計算し、それにより、ライン236上の出力であるフォーマット211の変更されたパリティビットP217を作り出す。バス236上のこのMSBはバス228上の10個のLSBと結合され、信号バス238上の対応する圧縮標本の11個のLSBが作り出される。バス238上の11個のLSBはバス208上の対応する圧縮標本の11個のMSB(上述)と結合され、それにより、圧縮標本の22ビットが信号バス210上に作り出され、EX−ORゲートブロック170に入力される。上述のように、一実施形態において、EX−ORゲートブロック170は22個のEX−ORゲートを含んでおり、各ゲートは信号210のビットと信号212の対応するビットとのEX−ORを実行し、それにより22ビット出力をライン130上に作り出す。
なお、図7においては、ブロック104はチャンネルAデータ及びチャンネルBデータをそれぞれ処理するために別個の区別可能な処理部162及び172を含むように示され且つ説明された。しかしながら、他の一実施形態においては、図7のブロック104は、2つのチャンネル間で多重化された単一の処理ユニット(162又は172の何れか)を有していてもよく、それにより、NICAMプロセッサ82の全体的なハードウェアの複雑さは更に低減されることができる。
一実施形態において、スクランブルを掛けることは、N×22のROMの形態をしたスクランブラ182(図7)によって実現される。ただし、この例ではNは32である。スクランブラ182は、アドレス入力線161上の入力用RAMアドレスに応答して、スクランブルを掛けられた22ビットの出力をバス212上に提供する。アドレス線161上のアドレスは必要に応じてアドレス生成器(図5)によって提供される。EX−ORゲート170はバス210及び212上のビット群に応答して、スクランブルを掛けられた22ビットの圧縮データを出力信号バス130上に提供する。信号バス130は図5の圧縮データ用RAM(106及び108)への入力である。ブロック104は更に、図5のアドレス生成器160により提供されたアドレスを用いて例えば図8に示されるように圧縮されたAチャンネル及びBチャンネルのワード対の格納を可能にする(図5及び図8の)圧縮データ用RAM(1)106及びRAM(0)108に、それぞれ、(図5及び図7の)好適な書き込みイネーブル信号WRITE_EN(1)128及びWRITE_EN(0)132を提供する。
現フレームの全ての入力標本は新たな入力標本が収集される前に処理され、且つ現フレームの圧縮標本は先行フレームに関する最後の双ビットが出力された後で圧縮データ用RAMに格納されるので、入力標本及び圧縮標本を格納するために、それぞれ、1つの32×28RAM(100)及び2つの16×22RAM(106、108)のみが必要とされる。従って、入力データ又は処理されたデータを格納するための追加のメモリは不要である。
さらに、図7に関連して、シフタ(164及び174)は、対応する倍率係数(192のR、222のR)に基づいて、(それぞれ、162及び172の)14ビットAチャンネル標本及びBチャンネル標本を右にシフトさせる。シフタ(164、174)は係数4、3、2、1又は0によって入力を右にシフトさせることができる。例えば、倍率係数が7である場合、入力は4ビットだけ右にシフトされる。符号ビットは自動的にシフトされ、常に(それぞれ、198及び228の)10個のLSBのMSBにされる。故に、4個のMSBは(それぞれ、196及び226で)廃棄されることができる。各チャンネルのパリティビットは、(それぞれ、200及び230の)6個のMSBのEX−ORをとることによって計算され、(それぞれ、202及び232の)得られたビットは等式1に従って、(それぞれ、192及び222の)倍率係数R及びRの倍率係数ビットとのEX−ORを計算される。(それぞれ、206及び236の)変更されたパリティビットP’iは、倍率係数ワードを以下のように用いてパリティビットPiを符号化することによって得られる。
Figure 0005140594
ただし、iは(図2(I)の参照符号19によって指し示された)64個の標本構造の索引であり、R2A、R1A、R0A及びR2B、R1B、R0BはそれぞれR及びRのビットであり、囲い文字の“+”はEX−OR演算を表している。ペイロードブロック内で、パリティビット55乃至64は範囲(range)ビット群を伝達することに関与しない。等式1において、奇数番号の索引を有するPi及びP’iはチャンネルAに関するものであり、偶数番号の索引を有するPi及びP’iはチャンネルBに関するものである。
Figure 0005140594
等式1から得られる表1は、各RAMアドレスを対応する倍率係数ビットに結び付けるものである。Aチャンネルデータ及びBチャンネルデータの現パリティビットとEX−ORをとられる必要がある倍率係数ビットは、アドレスカウンタと同期化されたモジュロ3カウンタ(180)又は好適なルックアップテーブルによって選択される。そして、変更されたパリティビットは圧縮データのMSBの前に挿入される。2つの11ビットデータは結合され、図7に示された出力130上の22ビットワードが形成される。この実施形態においては、スクランブルはインターリービング処理の前に標本群に直接的に掛けられる。
Nが32(図7)に選択された一実施形態においては、疑似ランダムシーケンス生成器又はスクランブラは、32×22のルックアップテーブル(ROM182)を有し、このルックアップテーブルには、事前に計算された1ビットの疑似乱数が、インターリービング前の圧縮データに対して正確な時間に出力されるように格納されている。疑似ランダムシーケンスの反復周期は511であるとしても、設計を簡略化するために22×32=704個の値が格納される。斯くして、事前に計算された1ビットの疑似乱数は(EX−ORゲート170によって)、プロセッサ82によって作り出された22ビット圧縮標本とEX−OR演算されることができる。一実施形態においては、幾つかの所定条件の結果として、圧縮データのみがスクランブルを掛けられればよいと決定されている。この所定条件は:
1)NICAM規格の要求によって、FAWはスクランブルを掛けられる必要はない;
2)NICAM規格における定義により、5ビットの制御情報は、疑似ランダムシーケンスのうちの0のみを含む最初の部分中に出力される;及び
3)11個の付加データビットの値は、任意の値(例えば、0)に設定されることができ、前もってスクランブルを掛けておくことができる;
を含む。他の一実施形態においては、704個の疑似乱数が、例えばROM138等のM×2のルックアップテーブルに格納され(ここで、Mは352である)、スクランブルはビットストリーム生成器114(図5及び9)にて実行される。
図8は、この開示に係る一実施形態に従った収集及び圧縮のためのメモリマッピング250の一例を示している。ブロック252は、Aチャンネル及びBチャンネルのデータの収集のためのメモリマッピングを示している。マトリクスの各列の32個の標本は参照符号260によって指し示されており、マトリクスの各行の28ビットは参照符号262によって指し示されている。32個の14ビットのAチャンネルデータ及びBチャンネルデータは、それらが図4の入力部によって生成されるときに格納される。ブロック254はフレーム・アライメント・ワード(FAW)、制御情報(C)、及びLSBからMSBまでの付加データ(AD)から成る24ビットを表している。ブロック256は図2(II)から得られ、ビットインターリービング処理を記述するためにNICAM規格にて定義されているものに対応している。ブロック256は、ビット群の代わりにデータワード群を用いてビットインターリービングを実行するために使用されるマトリクス構造を示している。マトリクスの各列の44ビット(又は4つの圧縮ワード)は参照符号264によって指し示されており、マトリクスの各行の16ビットは参照符号266によって指し示されている。マトリクス256の第1及び第2の列はそれぞれ参照符号268及び270によって指し示されている。マトリクス256の最後の列は参照符号272によって指し示されている。より具体的には、ブロック256は、列ごとに(一度に4つの圧縮ワード)書き込まれ行ごとに(一度に1ビット)読み出される44×16のマトリクス構造を有するものとして図8に例示されている。従来においては、このようなブロック256の構造は、(i)列ごとに書き込まれ行ごとに読み出される特別なRAM、又は(ii)FPGAの何れかを必要とするので、あまりコスト効率の良いものにはならなかった。しかしながら、この開示に係る実施形態はそのような問題を技術的に解決することができる。
この開示に係る一実施形態に従って、ビットインターリービング処理は、メモリマッピング(ブロック106及び108、図8)とビット抽出(ブロック110及び112、図5)との組み合わせを含んでいる。言い換えると、NICAMプロセッサ82はビットインターリービング処理を二段階で実行する。
第1に、圧縮標本は、図8に示されているように編成された、参照符号258によって集合的に指し示された2つの16×22RAM(106及び108)に格納される。図示されているように、RAM(106及び108)の各列の16ビットは参照符号274によって指し示されており、RAM106及び108の(Aチャンネル及びBチャンネルの圧縮標本を格納している)各行の22ビットは、それぞれ、参照符号276及び278によって指し示されている。
第2に、RAMの位置は複数回にわたって読み出され、RAMアクセスごとに1つのビットがRAM1(106)から抽出され、1つのビットがRAM0(108)から抽出される。これは、インターリービング処理を簡略化し、双ビット(又はビット対)を直接的に生成することを可能にする。具体的には、アドレス0乃至7のRAM1及びRAM0の11個のMSBは図8に示されたマトリクス256の第1の行に対応し、アドレス0乃至7のRAM1及びRAM0の11個のLSBはマトリクス256の第2の行に対応する。アドレス8のRAM1及びRAM0の11個のMSB及び11個のLSBは、それぞれ、マトリクス256の第3及び第4の行の標本群を含んでいる。言い換えると、RAM1及びRAM0はそれぞれ各双ビット(例えば、双ビット(A1,A3)、双ビット(A5,A7)、・・・、双ビット(A29,A31);双ビット(B1,B3)、双ビット(B5,B7)、・・・、双ビット(B29,B31);双ビット(A2,A4)、双ビット(A6,A8)、・・・、双ビット(A30,A32);双ビット(B2,B4)、双ビット(B6,B8)、・・・、双ビット(B30,B32))のMSB及びLSBを含んでいる。ただし、jはビットの索引であり、その範囲は0から10である。
RAM1(106)及びRAM0(108)のアドレスカウンタは、プロセッサがフロントエンド出力部84からストローブ94を出力する度にインクリメントされる。ストローブ94はほぼシンボルレートで発生される。RAM1(106)及びRAM0(108)のアドレス0乃至7の位置は、22回にわたって読み出される。完全なワードが読み出されるが、各回に2つのビットのみが実際に使用(すなわち、抽出)される。1回目に、ワードAの全LSB(図2(II)のビット25、69、113、157、・・・、685に対応)が読み出され、2回目に、ワードAのLSBの隣の全ビット(ビット26、70、114、158、・・・、686に対応)が読み出され、等々と続けられる。11回目の後、ワードAの全ビットが読み出されている。この処理は、ワードBの全ビットを読み出すために更なる11回にわたって繰り返される。そして、同一の処理がアドレス8乃至15にも適用される。RAM1(106)及びRAM0(108)から抽出された双ビット群は、それぞれ、図5のビットエクストラクタ110及び112の出力111及び113上で利用可能にされる。
図9は、この開示に係る一実施形態に従った図5のビットストリーム生成器114をより詳細に示すブロック図である。ビットストリーム生成器114は、ペイロードに結合されるように8ビットFAW、5ビット制御情報及び11ビット付加データを処理するタスクを実行する。得られる出力ビットストリームは図2(II)に示されたものに等しく、ビット群はビット対にグループ化され、奇数番号のビットはMSBに、偶数番号のビットはLSBにされている。さらに、一実施形態において、ビットストリーム生成器114は差動符号化を実行し、それにより、図4の出力部84に伝送される同相データ及び直交データを作り出す。他の一実施形態においては、ビットストリーム生成器114はまた、ここで更に説明されるように、ROM138並びにEX−ORゲート1110及び1130によって、インターリーブド圧縮データビットにスクランブルを掛ける。
図9に例示されているように、ビットストリーム生成器114は2つのマルチプレクサ912及び914、プリフェース生成器900、並びに差動エンコーダ916を含んでいる。プリフェース生成器900は好適な制御信号に応答して、FAW、制御情報及び付加データの1つをビット対にして出力する。具体的には、信号線902上のビット対カウンタ入力、信号線904上のフレームカウンタ入力、及び信号線906上のプログラム可能制御情報入力に応答して、プリフェース生成器900は、ビット対にグループ化されたFAW、制御情報及び付加データを、MSB出力908及びLSB出力910上に作り出す。信号線917上のマルチプレクサ(MUX)制御信号に応答して、マルチプレクサ912は入力111及び908の1つをMUX出力913上に多重化し、マルチプレクサ914は入力113及び910の1つをMUX出力915上に多重化する。
マルチプレクサの出力は、ビット対0乃至11に対してはプリフェース生成器900の出力に結合され、ビット対12乃至363に対しては信号111及び113に結合される。プリフェース生成器900によってビット対として生成されたFAW、制御情報及び付加データは、斯くして、出力ビットストリームのペイロードの前の先頭部に挿入される。思い起こしになるが、ペイロードは、図5の信号線111及び113上のビット抽出ブロック110及び112の出力を有する。また、プロセッサストローブ94と入力913及び915上のデータに応答して、差動エンコーダ916は差動符号化された同相データ及び直交データをそれぞれ出力I(90)及びQ(92)上に作り出す。出力I及びQ(90及び92)は図4の出力部84に伝送され、そこで出力ビットストリームは364kHzで標本化される。この開示に係る実施形態に従ったNICAMエンコーダ処理に関連して同一のものを実現するために、好適回路又はその他の手段によって様々な制御信号(ビット対カウンタ、フレームカウンタ、プログラム可能制御情報、MUX制御、及びプロセッサストローブ)が提供される。
上述のように、他の一実施形態においては、ビットストリーム生成器はまた、(M×2)ROM(又はルックアップテーブル)138の形態をしたスクランブラ、並びにEX−ORゲート1110及び1130を含むことができる。ROM138はアドレス入力161を介してアドレス情報を受信する。ROM(ルックアップテーブル)及びEX−ORゲートは、必要に応じて、ブロック114の入力データのスクランブルを実行するように構成されている。具体的には、ROM138はEX−ORゲート1110及び1130の第1の入力に、それぞれ信号線1380及び1381を介して結合されている。EX−ORゲート1110及び1130の第2の入力は、それぞれMSB線111及びLSB線113に結合されている。この実施形態においては、ライン111及び113はそれぞれMUX912及び914の第1の入力に直接的に結合されない。ゲート1110及び1130の出力がそれぞれMUX912及び914の第1の入力に結合される。また、この実施形態においてはMの値は352である。
更なる他の一実施形態においては、ビット抽出回路ブロック110及び112の出力が、例えば、パラレル−シリアル変換器(図示せず)によって、あるいはビット群が圧縮データ用RAM106及び108から一度に1つずつ抽出されることにより、単一のビットストリームに結合される。プリフェースデータ(FAW、制御情報、及び付加データ)は、プリフェース生成器900と同様であるが単一ビット出力を備えた、変更されたプリフェース生成器によって作り出される。プリフェースデータ(FAW、制御情報、及び付加データ)は、パラレル−シリアル変換器の出力と多重化され、それにより、図2(II)に示されたビットストリームが作り出される。このような実施形態においては、およそ728kHzで標本化されたビットストリームが出力部84に送られ、そこでパラレル−シリアル変換器(図示せず)によってビット対群に変換される。そして、ビット対群はQPSK変調を行うのに先立って差動符号化される。
一実施形態において、NICAMプロセッサ82は1msフレームごとに、それぞれ信号線90及び92に提供される364個の同相データ及び364個の直交データを生成する。
一実施形態において、システムクロック周波数は、水晶発振器によって直接的に生成された24MHzであり、その他全てのクロックは整数分周器を用いて、このシステムクロック68から得られる。従って、PLLは不要である。NICAMエンコーダの単一チップ実装は図4に示されている。代替的な一実施形態においては、フロントエンド部(80、84)及びNICAMプロセッサ82は、音声/映像集積回路チップ内に組み込まれることも可能である。
ここで説明されるように、この開示に係る実施形態は、限られた量のメモリ・回路と削減された全システム実装コストとを必要とするだけの、NICAMアルゴリズムの非常に効率的な実現を可能にする。また、このような実施形態は更に、VCR、DVD再生機、デコーダ、セットトップボックス及びその他の音声/映像機器に、この開示に従ったNICAMエンコーダを装備することを可能にすることにより、技術的な問題を解決する。実際、RF変調器に連結されたNICAMエンコーダは、21ピンSCARTコネクタ又は3本の音声/映像コネクタ(映像、左音声及び右音声)に代えて、単一のRFコネクタを介してコンポジットビデオ及び高品質ステレオ音声を提供することができるので、NICAMエンコーダはDVD再生機、ステレオVCR、セットトップボックス、ゲーム機、及び単独型ユニットに採用されることができ、それにより、典型的な家庭用娯楽機器の配線技術を単純化し、また遠隔テレビセットに接続することを単純化することを可能にする。この開示に係る実施形態に従った内蔵型NICAMエンコーダを備えた機器を用いることにより、多数の音声/映像アプリケーションが、同軸ケーブルを介してセットトップボックスに接続され、ステレオ音声を受信することができる。さらに、典型的な家庭用娯楽機器の配線が大幅に単純化され得る。
この開示に係る実施形態は、エンコーダが低価格で生産されることを可能にする。従って、これは、NICAMエンコーダが家庭用電化製品用途で幅広く使用されるようになることを実現する。さらに、この開示に係る実施形態は、既知のものより遙かにコスト効率の良いNICAMエンコーダの実装を可能にする限られた量の回路及びメモリを有するNICAMプロセッサを組み込むことによって、この課題を解決する。
一実施形態に従って、NICAMプロセッサは、Aチャンネル及びBチャンネルの入力データを受信し、且つ現フレームのAチャンネル及びBチャンネルの入力データを一時的に格納する第1のメモリを有し、現フレームのAチャンネル及びBチャンネルの入力データは第1のメモリに第1のクロック速度で格納される。NICAMプロセッサは更に、先行フレームの圧縮されたAチャンネル及びBチャンネルのデータを、NICAM規格の要求に従ったインターリーブ形式以外の形式で一時的に格納する第2のメモリを有する。インターリービング回路が、先行フレームの圧縮されたAチャンネル及びBチャンネルのデータを、NICAM規格の要求に従ったインターリーブ形式にインターリーブするようにして、第2のクロック速度で第2のメモリから読み出す。ビットストリーム生成器が出力ビットストリームを生成する。さらに、出力ビットストリームは、728kHzの単一ビットストリーム又は364kHzの双ビットのビットストリームにそれぞれ対応する単一ビット群又は双ビット群を有し得る。
ビットストリーム生成器は、(i)出力ビットストリームの第1部分を生成するプリフェース生成器であり、第1部分は、フレーム・アライメント・ワード(FAW)、制御情報、及び付加データを含む、プリフェース生成器、及び(ii)出力ビットストリームの第1部分を出力ビットストリームのペイロード部分と多重化するマルチプレクサを有する。さらに、双ビット群が生成されるとき、ビットストリーム生成器はまた、該ビットストリーム生成器によって出力される前に出力ビットストリームを差動的に符号化する差動エンコーダを有する。ペイロード部分は、第2のメモリからの読み出しによってインターリーブされた先行フレームの圧縮されたAチャンネル及びBチャンネルのデータを有する。圧縮回路が、現フレームのAチャンネル及びBチャンネルの入力データを圧縮し、圧縮された現フレームのAチャンネル及びBチャンネルの入力データを、第3のクロック速度で且つインターリーブ形式以外の形式で、第2のメモリに格納する。一実施形態において、出力ビットストリームの第1部分は、(a)フレーム・アライメント・ワード(FAW)、(b)制御情報、及び(c)付加データの双ビット群を有し、出力ビットストリームのペイロード部分は、インターリーブされた先行フレームの圧縮されたAチャンネル及びBチャンネルのデータの双ビット群を有する。また、第1のクロック速度、第2のクロック速度、及び第3のクロック速度は互いに異なる。一実施形態において、圧縮格納回路は、現フレーム内の、第1のメモリへの格納と第2のメモリからの読み出しとに続く期間中にのみ動作可能である。
更なる他の一実施形態において、NICAM規格の要求に従ったインターリーブ形式以外の上記形式は、デュアルワード・プリインターリーブ形式を有する。また、デュアルワード・プリインターリーブ形式の2つのワード(デュアルワード)は、22ビットの圧縮されたAチャンネルワード及び圧縮されたBチャンネルワードの対を有する。
他の一実施形態において、先行フレームの圧縮されたAチャンネル及びBチャンネルのデータを第2のメモリから読み出すインターリービング回路は:(i)圧縮されたAチャンネルワード対又は圧縮されたBチャンネルワード対の、MSBワードに相当する第1ワード、及びLSBワードに相当する第2ワードを読み出す手段、及び(ii)双ビットを形成するために、第1ワードから1ビット、第2ワードから1ビットを抽出する手段を有し、読み出す手段及び抽出する手段は、第2のメモリ内に格納された全ての双ビットが読み出され且つ抽出されるまで、読み出し及び抽出を繰り返すように構成されている。さらに、読み出され且つ抽出された全ての双ビットは、一緒になって、NICAM規格の要求に適合した、インターリーブされ且つ圧縮された704ビットのAチャンネル及びBチャンネルのデータから成るビットストリームを形成する。
他の一実施形態において、NICAMプロセッサの第2のメモリは、第1及び第2の圧縮データ用RAMを有し、圧縮格納回路は更に、圧縮されたデータを所定の順序で第1及び第2の圧縮データ用RAMに格納する手段を有する。さらに、インターリービング回路の読出手段は更に、第1及び第2の圧縮データ用RAMのアクセス当たり2ビットを抽出するように、それぞれ第1及び第2の圧縮データ用RAMからの読み出しを行う第1及び第2のビットエクストラクタを有する。アクセス当たり抽出される2ビットは双ビットに相当する。また、現フレームのうちの圧縮格納回路が動作可能である期間は、第2のメモリから最後の双ビットを読み出すことの後、且つ後続フレームの先頭前である期間中である。
更なる他の実施形態において、第1のメモリは、インターリービング回路の読出手段が先行フレームの圧縮されたAチャンネル及びBチャンネルのデータを第2のメモリから読み出すのと同時に、現フレームのAチャンネル及びBチャンネルの入力データを格納する。第1のクロック速度は32kHzを有し、第2のクロック速度はおよそ364kHz(双ビット実装の場合)又は728kHz(単一ビット実装の場合)を有し、第3のクロック速度はおよそ24MHzを有する。NICAMプロセッサは単一の集積回路実装を有する。第1のメモリは(32×28)のRAMを有し、第2のメモリは第1及び第2の(16×22)のRAMを有する。後者の実施形態においては、第1及び第2の(16×22)RAMは、圧縮されたAチャンネル及びBチャンネルのワード対をプリインターリーブ的に格納し、このとき、インターリービング回路の読出手段は、圧縮されたAチャンネル及びBチャンネルのワード対を第1及び第2の(16×22)RAMからインターリーブ的に読み出す。
更なる一実施形態において、圧縮された現フレームのAチャンネル及びBチャンネルのデータは、各々22ビットのワード対群を有し、NICAMプロセッサは更に、圧縮格納回路に結合された、22ビットの圧縮されたAチャンネル及びBチャンネルのデータワード対群の各々にスクランブルを掛けるスクランブル回路を有し、このスクランブラは、Nは32に等しいとして、(N×22)のROM及びEX−ORゲートを有し、(N×22)のROMの22ビット出力はEX−ORゲートの第1の入力に結合され、22ビットの圧縮されたAチャンネル及びBチャンネルのデータワード対群が、一度に1つのワード対ずつ、EX−ORゲートブロックの第2の入力に結合される。後者の実施形態において、スクランブラはルックアップテーブルを有し、スクランブルを掛けることは全てのフレームの先頭で再初期化される。また、現フレームの圧縮格納回路は更にこのスクランブラを含む。
他の更なる一実施形態においては、NICAMプロセッサは更に、インターリーブされた先行フレームの圧縮されたAチャンネル及びBチャンネルのデータにスクランブルを掛けるスクランブラを有し、スクランブラは、Mは352に等しいとして、(M×2)のROM及びEX−ORゲートを有する。また、(M×2)のROMの2ビット出力はEX−ORゲートの第1の入力に結合され、インターリーブされた圧縮されたAチャンネル及びBチャンネルのデータの2ビットのMSB部分及びLSB部分が、一度に2ビットずつ、EX−ORゲートの第2の入力に結合される。この後者の実施形態においては、ビットストリーム生成器はまたルックアップテーブルを有していてもよく、そのとき、スクランブルを掛けることは全てのフレームの先頭で再初期化される。
以上の明細書にて、この開示は様々な実施形態を参照しながら説明された。しかしながら、当業者に認識されるように、添付の特許請求の範囲にて説明される本発明に係る実施形態の範囲を逸脱することなく様々な変更及び変形が為され得る。従って、この明細書及び図面は限定的な意味ではなく例示的な意味で考慮されるべきであり、このような全ての変更は本発明に係る実施形態の範囲に含まれるものである。例えば、この開示に係る一実施形態は、音声/映像家庭用電化製品に使用されるステレオ音響の音声エンコーダを含む。この開示に係る実施形態は更に、単一チップのNICAMエンコーダから成るNICAMプロセッサを備えたNICAMエンコーダを含む。この開示に係る実施形態は更に、上述のNICAMプロセッサを備えたNICAMエンコーダを含む集積回路を有する。さらに、第1及び第2のメモリに関してここで開示された実施形態に加え、具体的なNICAM処理及び/又はNICAMプロセッサ実装の要求に従った適当な変更及び/又は変形により、その他のサイズ、種類、及びメモリ容量が用いられてもよい。
利点、その他の効果、及び問題の解決策が、具体的な実施形態に関して説明されてきた。しかしながら、利点、効果若しくは問題の解決策、及び利点、効果若しくは解決策を生じさせる或いは一層顕著にさせる如何なる要素も、何れか又は全ての請求項についての決定的な、必要な、あるいは不可欠な特徴又は要素として解されるべきではない。ここでは、用語“有する”、“有している”、又はこれらの如何なる変形も、非排他的に含有することに及ぶものであり、故に、要素リストを有するプロセス、方法、品目又は装置は、それらの要素のみを含むわけではなく、明示的に列挙されていない、あるいはそのようなプロセス、方法、品目又は装置に本来備わっているその他の要素を含み得るものである。
アナログRF変調器を備えたNICAMエンコーダを有する従来技術に係るコンポジットビデオ・2チャンネルオーディオ・システムを概略的に示すブロック図である。 (I)インターリービング前の728ビットフレームの要素構造と、(II)インターリービング後の728ビットフレームのビット群のビットストリームを示す図である。 この開示に係る一実施形態に従った、単一チップNICAMエンコーダを有するコンポジットビデオ・2チャンネルオーディオ・システムを概略的に示すブロック図である。 この開示に係る一実施形態に従った図3のNICAMエンコーダをより詳細に示すブロック図である。 この開示に係る一実施形態に従った図4のNICAMプロセッサをより詳細に示すブロック図である。 この開示に係る一実施形態に従ったNICAMエンコーダ処理のデータ圧縮部における、入力標本群とビット対との間のタイミング関係を示すタイミングチャートである。 この開示に係る一実施形態に従った図4のNICAMプロセッサの圧縮、パリティ計算、倍率係数を用いたパリティビット符号化、及びスクランブルブロックをより詳細に示すブロック図である。 この開示に係る一実施形態に従った、入力用RAMコンテンツ、FAW/C/AD部分フレーム、インターリービング後の圧縮された標本群、及び圧縮データ用RAMの、マトリクス構造を示す図である。 この開示に係る一実施形態に従った図5のビットストリーム生成器ブロックをより詳細に示すブロック図である。

Claims (5)

  1. 現フレームのAチャンネル及びBチャンネルの入力データを受信し、第1のクロック速度で第1のメモリに一時的に格納する受信格納段階;
    先行フレームの圧縮されたAチャンネル及びBチャンネルのデータを、NICAM規格の要求に従ったインターリーブ形式にインターリーブするようにして、第2のクロック速度で第2のメモリから読み出す読出段階であり、前記先行フレームの圧縮されたAチャンネル及びBチャンネルのデータは、前記先行フレーム中に、前記NICAM規格の要求に従ったインターリーブ形式以外の形式で前記第2のメモリに一時的に格納されており、前記NICAM規格の要求に従ったインターリーブ形式以外の前記形式は、デュアルワード・プリインターリーブ形式を有し、前記デュアルワード・プリインターリーブ形式の各デュアルワードは、圧縮されたAチャンネルワード及び圧縮されたBチャンネルワードの対からなる22ビットを有する、読出段階;及び
    前記現フレームのAチャンネル及びBチャンネルの入力データを圧縮し、且つ圧縮された現フレームのAチャンネル及びBチャンネルの入力データを、前記インターリーブ形式以外の前記形式で、前記第2のメモリに格納する圧縮格納段階であり、前記現フレーム内の、前記第1のメモリへの格納と前記第2のメモリからの読み出しとの双方に続いて発生する期間中に、第3のクロック速度で行われる圧縮格納段階;
    を有するNICAM処理方法。
  2. 前記先行フレームの圧縮されたAチャンネル及びBチャンネルのデータを前記第2のメモリから読み出す前記読出段階は:
    (i)前記第2のメモリの1つのアドレスから第1のデュアルワード及び第2のデュアルワードを読み出す段階、
    (ii)双ビットを形成するように、前記第1のデュアルワードの第1ワードから1ビット、且つ前記第2のデュアルワードの第2ワードから1ビットを抽出する段階であり、前記第1ワードからの前記1ビットは前記双ビットのMSBとなり、前記第2ワードからの前記1ビットは前記双ビットのLSBとなる段階、及び
    (iii)前記先行フレームの圧縮されたAチャンネル及びBチャンネルのデータからの全ての双ビットが形成されるまで、前記読み出す段階及び前記抽出する段階を繰り返す段階であり、前記双ビットは、一緒になって、NICAM規格の要求に従ってインターリーブされ且つ圧縮されたAチャンネル及びBチャンネルのデータから成る、704ビットのビットストリームを形成する、繰り返す段階、
    を有する、請求項1に記載のNICAM処理方法。
  3. 前記期間は、前記先行フレームの圧縮されたAチャンネル及びBチャンネルのデータから最後の双ビットを形成することの後、且つ後続フレームの先頭前である、請求項1に記載のNICAM処理方法。
  4. 前記圧縮された現フレームのAチャンネル及びBチャンネルのデータは、各々22ビットのワード対群を有し、当該NICAM処理方法は更に:
    前記圧縮格納段階に付随して、前記22ビットの圧縮されたAチャンネル及びBチャンネルのデータワード対群の各々にスクランブルを掛けるスクランブル段階であり、Nは32に等しいとして、(N×22)のROM及びEX−ORゲートブロックを使用することを有し、前記(N×22)のROMの22ビット出力は前記EX−ORゲートブロックの第1の入力に結合され、前記22ビットの圧縮されたAチャンネル及びBチャンネルのデータワード対群が、一度に1つのワード対ずつ、前記EX−ORゲートブロックの第2の入力に結合される、スクランブル段階、
    を有する、請求項1に記載のNICAM処理方法。
  5. 前記第2のメモリは第1のRAM及び第2のRAMを含み、各デュアルワードは前記第1のRAM又は前記第2のRAMの一方に格納され、前記先行フレームの圧縮されたAチャンネル及びBチャンネルのデータを前記第2のメモリから読み出す前記読出段階は:
    (i)前記第1のRAMの1つのアドレスから第1のデュアルワード、且つ前記第2のRAMの1つのアドレスから第2のデュアルワードを読み出す段階であり、前記第1のRAMの前記アドレス及び前記第2のRAMの前記アドレスは同一のアドレス値を有する、段階、
    (ii)双ビットを形成するように、前記第1のデュアルワードの第1ワードから1ビット、且つ前記第2のデュアルワードの第2ワードから1ビットを抽出する段階であり、前記第1ワードからの前記1ビットは前記双ビットのMSBとなり、前記第2ワードからの前記1ビットは前記双ビットのLSBとなる段階、及び
    (iii)前記先行フレームの圧縮されたAチャンネル及びBチャンネルのデータからの全ての双ビットが形成されるまで、前記読み出す段階及び前記抽出する段階を繰り返す段階であり、前記双ビットは、一緒になって、NICAM規格の要求に従ってインターリーブされ且つ圧縮されたAチャンネル及びBチャンネルのデータから成る、704ビットのビットストリームを形成する、繰り返す段階、
    を有する、請求項1に記載のNICAM処理方法。
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