JP5140098B2 - 無線制御装置及び無線通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信システムに関する。
近年、無線通信システムには、3GPP(3rd Generation Partnership Project)において仕様化された、符号分割多元接続(CDMA: Code Division Multiple Access)技術を利用したW-CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)が導入されている(例えば、非特許文献1参照)。また、該W-CDMAには、下りリンクの通信速度を向上させたHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)も導入されている(例えば、非特許文献2参照)。また、該W-CDMAには、上りリンクの通信速度を向上させたエンハンスト・アップリンク(EUL: Enhanced Uplink)も導入されている(例えば、非特許文献3参照)。
W-CDMAでは、移動局装置から無線基地局装置への方向(上りリンク方向)のパケットアクセス方式(上りリンクパケットアクセス方式)として、個別チャネル(DCH: Dedicated Channel)を用いた方式(以下、「DCH方式」と呼ぶ)が用いられる。EULが導入されたW-CDMAでは、上りリンク方向のパケットアクセス方式として、DCH方式に加え、エンハンスト個別チャネル(E-DCH: Enhanced Dedicated Channel)を用いた方式(以下、「E-DCH方式」と呼ぶ)が用いられることもある。E-DCH方式では、移動局装置から単位時間当たりに送信可能なデータサイズの最大値がDCH方式よりも大きく設定される。DCH方式よりも移動局装置から単位時間当たりに送信可能なデータサイズの最大値が大きいため、E-DCH方式は最大伝送速度がDCH方式よりも大きくなる。
EULが導入される無線通信システムでは、上りリンク方向のパケットアクセス方式として、DCH方式とE-DCH方式との2つの上りパケットアクセス方式が併用される。
DCH方式では各パケット呼の最大伝送速度に応じて無線基地局装置のハードウェアリソースが固定的に確保される。無線基地局装置のハードウェアリソースが固定的に確保されるため、間欠的なデータ送信の場合には、確保されているが利用されないハードウェアリソースが生じる。仮に、E-DCH方式のようなDCH方式よりも最大伝送速度の大きいパケット呼に対してDCH方式と同様の方法で無線基地局装置のハードウェアリソースを確保すると、ハードウェアリソースの利用効率が更に悪くなる。
そこで、E-DCH方式では、固定的に確保されるべき無線基地局装置のハードウェアリソースを各パケット呼の実伝送速度に応じて周期的に配分し直す。ハードウェアリソースを周期的に配分し直すことにより、ハードウェアリソースの利用効率をDCH方式よりも高めることができる。該各パケット呼の実伝送速度の制御は、スケジューリングとも呼ばれる。スケジューリングでは、一定周期毎に、各移動局装置に対して上りリンクのパケットデータの送信に使用可能な電力(許容送信電力)を、無線基地局装置が制御することにより実現される。各移動局装置は、無線基地局装置から指示された許容送信電力の範囲内で、送信可能な送信データサイズで上りリンクのパケットデータを送信する。無線基地局装置は、1セル内の全移動局装置からの受信電力を一定に保つようにE-DCH方式で通信中の各移動局装置の許容送信電力を制御する。
上りパケットアクセス方式としてDCH方式とE-DCH方式とが併用される無線通信システムでは、E-DCH方式に使用可能な拡散符号が設定される。換言すれば、E-DCH方式に使用可能な拡散符号が設定されているセルであれば、DCH方式とE-DCH方式との両方を用いることができる。E-DCH方式を用いることにより、パケット呼の最大伝送速度の高速化を図ることができる。
3GPP技術仕様書 TS21.101 V8.2.2 2009-12 3GPP技術仕様書 TS25.308 V9.1.0 2009-09 3GPP技術仕様書 TS25.309 V6.6.0 2006-03
DCH方式で通信中の呼の上りパケットアクセス方式をE-DCH方式に切り替えた場合に、該呼の上りリンクのスループットが、E-DCH方式に切り替えたにも拘らず、DCH方式の上りリンクのスループットよりも低くなる場合がある。また、通信を開始すべき呼の上りリンクのパケットアクセス方式にE-DCH方式を用いた場合に、該呼の上りリンクのスループットが、E-DCH方式を用いたにも拘らず、DCH方式よりも低くなる場合がある。
E-DCH方式による呼の上りリンクのスループットがDCH方式を用いる場合よりも低くなる原因として、上りリンクの干渉電力、移動局装置が設定可能な送信電力がネックになることを挙げることができる。
そこで、本発明は上述した問題点に鑑みてなされたものであり、複数の上りリンクのパケットアクセス方式が併用される符号分割多元接続方式の無線通信システムにおいて、上りリンクのスループットに基づいて、パケットアクセス方式を選択できる無線制御装置、及び無線通信方法を提供することを目的とする。
本無線制御装置は、
呼毎の上りリンクに、個別チャネルと、エンハンスト個別チャネルとが切り替えられて設定される無線通信システムにおける無線制御装置であって、
前記個別チャネルが設定された移動局装置及び/又は通信を開始する移動局装置が前記エンハンスト個別チャネルにより通信を行う候補となる候補セルにおいて送信可能な最大送信電力を取得する最大送信電力情報取得部と、
個別チャネルが設定された移動局装置が送信すべき呼及び/又は通信を開始する移動局装置が送信すべき呼にエンハンスト個別チャネルを設定した場合に期待されるスループットを推定するスループット推定部と、
該スループット推定部により推定されたスループットが、予め設定された閾値以上である場合に、エンハンスト個別チャネルを選択するパケットアクセス方式選択部と、
該パケットアクセス方式選択部によりエンハンスト個別チャネルが選択された場合に、該エンハンスト個別チャネルを設定するパケットアクセス方式設定部と
を有し、
前記スループット推定部は、前記最大送信電力に基づいて、上りリンクのスループットを推定する。
本無線通信方法は、
呼毎の上りリンクに、個別チャネルと、エンハンスト個別チャネルとが切り替えられて設定される無線通信システムにおける無線制御装置における無線通信方法であって、
前記個別チャネルが設定された移動局装置及び/又は通信を開始する移動局装置が前記エンハンスト個別チャネルにより通信を行う候補となる候補セルにおいて送信可能な最大送信電力を取得する最大送信電力情報取得ステップと、
個別チャネルが設定された移動局装置が送信すべき呼及び/又は通信を開始する移動局装置が送信すべき呼にエンハンスト個別チャネルを設定した場合に期待されるスループットを推定するスループット推定ステップと、
該スループット推定ステップにより推定されたスループットが、予め設定された閾値以上である場合に、エンハンスト個別チャネルを選択し、予め設定された閾値未満である場合に個別チャネルを選択するパケットアクセス方式選択ステップと、
該パケットアクセス方式選択ステップによりエンハンスト個別チャネルが選択された場合に、該エンハンスト個別チャネルを設定するパケットアクセス方式設定ステップと
を有し、
前記スループット推定ステップは、前記最大送信電力に基づいて、上りリンクのスループットを推定する。

開示の無線制御装置、及び無線通信方法によれば、複数の上りリンクのパケットアクセス方式が併用される符号分割多元接続方式の無線通信システムにおいて、上りリンクのスループットに基づいて、パケットアクセス方式を選択できる。
本実施例に従った無線通信システムの一例を示す説明図である。 本実施例に従った無線制御装置の一例を示す機能ブロック図である。 本実施例に従った無線制御装置の機能を示す機能ブロック図である。 本実施例に従った無線通信システムの動作を示すフローチャートである。 本実施例に従った無線基地局装置の一例を示す機能ブロック図である。 本実施例に従った無線制御装置の一例を示す機能ブロック図である。 本実施例に従った無線通信システムの動作を示すフローチャートである。 本実施例に従った交換局装置の一例を示す機能ブロック図である。 本実施例に従った無線制御装置の一例を示す機能ブロック図である。 本実施例に従った無線通信システムの動作を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
<第1の実施例>
<無線通信システム>
図1は、本実施例に従った無線通信システムの一例を示す。
本無線通信システムは、無線制御装置100−100(jは、j>0の整数)と、無線基地局装置200−200(kは、k>0の整数)と、移動局装置300−300(mは、m>0の整数)とを有する。無線制御装置100−100は、コアネットワーク(CN: Core Network)10と接続される。コアネットワーク10には、交換局装置20(図示無し)が含まれてもよい。無線制御装置100−100は、無線基地局装置200−200と移動局装置300−300との間において実行される無線通信に関する制御を実行する。
図1には、無線基地局装置200−200によりカバーされるセクタを、それぞれセクタ400−400により示す。各セクタ400−400では、互いにキャリア周波数の異なる有限数のセルがオーバーレイされている。図1には、1つの無線基地局装置により1セクタがカバーされる例が示される。1つの無線基地局装置により複数セクタがカバーされる構成としてもよい。
無線制御装置100−100は同様の機能を有するため、以下、区別する必要がない場合には、無線制御装置100と記載する。無線基地局装置200−200には、E-DCH方式に対応した無線基地局装置と、E-DCH方式に対応していない無線基地局装置とが含まれてもよい。例えば、E-DCH方式に対応した無線基地局装置と、E-DCH方式に対応していない無線基地局装置とが混在していてもよい。本実施例では、主に、E-DCH方式に対応した無線通信装置が説明される。以下、E-DCH方式に対応した無線基地局装置を無線基地局装置200と記載する。移動局装置300−300には、E-DCH方式に対応した移動局装置と、E-DCH方式に対応していない移動局装置とが含まれてもよい。例えば、E-DCH方式に対応した移動局装置と、E-DCH方式に対応していない移動局装置とが混在していてもよい。本実施例では、主に、E-DCH方式に対応した移動局装置が説明される。以下、E-DCH方式に対応した移動局装置を移動局装置300と記載する。
本無線通信システムにはW-CDMAが適用される。無線基地局装置200−200と移動局装置300−300との間は、いずれかのキャリア周波数により通信信号が送受信される。同一キャリア周波数を有する通信信号は、有限数の拡散コードを用いて符号分割多元接続(CDMA)される。さらに、本無線通信システムの上りリンクには、エンハンスト・アップリンク(EUL: Enhanced Uplink)が適用される。該エンハンスト・アップリンクは高速上りリンクパケットアクセス(HSUPA: High Speed Uplink Packet Access)と呼ばれることもある。ここで、上りリンクは移動局装置300から無線基地局装置200の方向である。本無線通信システムの上りリンクのパケットアクセス方式は、トランスポート・チャネルとして、個別チャネル(DCH: Dedicated Channel)を用いるDCH方式と、エンハンスト個別チャネル(E-DCH: Enhanced Dedicated Channel)と用いるE-DCH方式とが併用される。
DCH方式では、無線フレーム(10ms)単位で高速に伝送速度や伝送フォーマットを切り替えることができる。また、スロット(約0.67ms)単位で高速電力制御が行われる。DCHは、移動局装置毎に個別に設定される。DCHの物理チャネルは、個別物理チャネル(DPCH: Dedicated Physical Channel)である。該個別物理チャネルには、個別物理データ・チャネル(DPDCH: Dedicated Physical Data Channel)と、個別物理制御チャネル(DPCCH: Dedicated Physical Control Channel)とが含まれる。
E-DCH方式では、エンハンスト・アップリンク機能を実現する上りリンクのチャネルである。送信すべきデータ量と、無線基地局装置より各ユーザに認められた送信電力の制限に応じて、伝送フォーマットをタイムスロット(TTI=10ms又は2ms)毎に変更できる。E-DCHの物理チャネルは、エンハンスト個別物理チャネル(E-DPCH: Enhanced Dedicated Physical Channel)である。該エンハンスト個別物理チャネルには、エンハンスト個別物理データ・チャネル(E-DPDCH: Enhanced Dedicated Physical Data Channel)と、エンハンスト個別物理制御チャネル(E-DPCCH: Enhanced Dedicated Physical Control Channel)とが含まれる。
本無線通信システムでは、DCH方式により通信中の呼を載せるトランスポート・チャネルをE-DCHに切り替えるかどうかを判定する。換言すれば、DCH方式により通信中の上りリンクの呼をDCH方式により継続して送信するかE-DCH方式に切り替えて送信するかを選択する。また、本無線通信システムでは、通信を開始する際に、通信対象となる呼を載せるトランスポート・チャネルをDCH方式により送信するかE-DCH方式により送信するかを選択する。
本無線通信システムでは、DCH方式により継続して送信するかE-DCH方式により送信するかを選択する際に、E-DCH方式により送信したと仮定した場合に期待される上りリンクのスループットを推定する。本無線通信システムでは、該上りリンクのスループットの推定値が予め設定された閾値以上であるかどうかを判定する。該上りリンクのスループットの推定値が予め設定された閾値以上である場合には上りリンクのパケットアクセス方式としてE-DCH方式を選択する。一方、スループットの推定値が予め設定された閾値未満である場合には上りリンクのパケットアクセス方式としてDCH方式を選択する。該閾値は、DCH方式により送信する場合に得られるスループットを超えることが好ましい。例えば、該閾値として、384[kbit/s]が適用されてもよい。
E-DCH方式により送信したと仮定した場合に期待される上りリンクのスループットの推定値が閾値以上である場合にE-DCH方式を選択し、閾値未満である場合にDCH方式を選択することにより、閾値以上、換言すればDCH方式により送信した場合に得られるスループットよりも高いスループットが得られる場合にE-DCH方式により送信される。従って、E-DCH方式により送信したにもかかわらず、DCH方式よりもスループットが低くなることがない。
<無線制御装置>
本無線通信システムにおいて、DCH方式により送信するかE-DCH方式により送信するかを選択する処理は、無線制御装置100により行われてもよいし、無線基地局装置200により行われてもよいし、コアネットワーク側で行われてもよい。本実施例では、一例として無線制御装置100により行われる場合について説明する。無線基地局装置200により行われる場合、コアネットワーク側で行われる場合については後述する。
図2は、本無線通信システムの無線制御装置100を示す。図2には、本実施例と関連する部分について主に説明する。従って、無線制御装置100は、無線制御装置としての機能を実現する上で必須であるが、図示しない或いは説明を省略したブロックを備えることに留意されたい。該説明を省略したブロックには、電源部などが含まれる。
本無線制御装置100は、通信部102を有する。通信部102はコアネットワーク10と接続される。該接続は有線接続でもよいし、無線接続でもよい。有線接続される場合には、光接続であってもよい。通信部102は、当該無線制御装置100とコアネットワーク10との間の通信を行う。換言すれば、通信部102は、コアネットワーク10を介した通信を実行するための通信インタフェースを提供する。
本無線制御装置100は、通信部104を有する。通信部104は、当該無線制御装置100が制御すべき無線基地局装置200と接続される。該接続は有線接続でもよいし、無線接続でもよい。有線接続される場合には、光接続であってもよい。通信部104は、当該無線制御装置100と無線基地局装置200との間の通信を行う。換言すれば、通信部104は、無線基地局装置200との通信を実行するための通信インタフェースを提供する。
本無線制御装置100は、制御部106を有する。制御部106は、通信部102及び104と接続される。制御部106は、無線基地局装置200と移動局装置300との間において実行される無線通信に関する制御を実行する。制御部106には、通信部104により上りリンクの干渉電力が入力される。該上りリンクの干渉電力は、当該無線制御装置100により制御すべき無線基地局装置200により測定されたものでもよい。制御部106は、通信部104により入力された上りリンクの干渉電力を上り干渉電力取得部108に入力する。また、制御部106は、DCH方式で通信中の移動局装置、換言すればDCHが設定された移動局装置に対して、送信すべき呼をDCH方式とE-DCH方式のどちらで送信させるべきかを判断する。また、制御部106は、通信を開始する移動局装置に対して、送信すべき呼をDCH方式とE-DCH方式のどちらで送信させるべきかを判断する。以下、該送信すべき呼を「上りパケットアクセス方式選択対象呼」と呼ぶ。制御部106は、DCH方式とE-DCH方式のどちらで送信させるべきかを判断するために、「上りパケットアクセス方式選択対象呼」を送信すべき移動局装置(以下、「上りパケットアクセス方式選択対象移動局装置」と呼ぶ)に対して、上りパケットアクセス方式選択対象呼をE-DCH方式で通信させる候補となるセル(以下、「E-DCH通信候補セル」と呼ぶ)をカバーする無線基地局装置と上りパケットアクセス方式選択対象移動局装置との間の電波伝搬損失を報告させる。該電波伝搬損失は、パスロス(Pathloss)と呼ばれることもある。
また、制御部106は、上りパケットアクセス方式選択対象移動局装置から電波伝搬損失の報告を受信する。制御部106は、該電波伝搬損失と、上り干渉電力取得部108により取得されたE-DCH通信候補セルの上り干渉電力と、上りパケットアクセス方式選択対象移動局装置が送信可能な最大送信電力とから、上りパケットアクセス方式選択対象移動局装置がE-DCH通信候補セルでE-DCH方式で通信を行う場合に期待される上りスループット(上りE-Tput)を算出する。また、制御部106は、推定した上りE-Tputが情報記憶部110により取得された閾値T以上であれば上りパケットアクセス方式としてE-DCH方式を選択する。
<制御部106の機能>
機能ブロックを用いて、詳細に説明する。
図3は、制御部106の機能ブロックを示す。
制御部106は、電波伝搬損失取得部1062を有する。電波伝搬損失取得部1062は、通信部104と接続される。電波伝搬損失取得部1062は、移動局装置300により測定された電波伝搬損失を取得する。該電波伝搬損失は、無線基地局装置200を経由して取得される。該電波伝搬損失は、電波伝搬損失取得部1062からスループット推定部1064に入力される。
制御部106は、スループット推定部1064を有する。スループット推定部1064は、上り干渉電力取得部108、及び電波伝搬損失取得部1062と接続される。スループット推定部1064には、上り干渉電力取得部108から上り干渉電力が入力され、電波伝搬損失取得部1062から電波伝搬損失が入力され、情報記憶部110から移動局装置(上りパケットアクセス方式選択対象移動局装置)の最大送信電力が入力される。スループット推定部1064は、該上り干渉電力と、該伝搬損失と、該移動局装置の最大送信電力とに基づいて、上り最大Ec/NOを推定する。ここで、Ec/NOは、1チップ当たりの信号電力対雑音電力密度比である。例えば、スループット推定部1064は、式(1)により「推定上り最大Ec/NO[dB]」を求める。
推定上り最大Ec/NO[dB]=A[dBm]-B[dB]-C[dBm] (1)
式(1)において、A[dBm]は移動局装置300がE-DCH通信候補セルで送信可能な最大送信電力を示し、B[dB]は移動局装置300とE-DCH通信候補セルをカバーする無線基地局装置との間の電波伝搬損失を示し、C[dBm]は、E-DCH通信候補セルでの当該移動局装置の寄与分以外の上り干渉電力を示す。
スループット推定部1064は、推定上り最大Ec/NO[dB]に基づいて、上りスループットを推定する。例えば、スループット推定部1064は、上り最大Ec/NO[dB]と、上りスループットとを対応付けた対応表を有していてもよい。スループット推定部1064は、上り最大Ec/NO[dB]を推定すると、該上り最大Ec/NO[dB]に対応する上りスループットを取得する。該対応表は、実測値に基づいて予め導出されてもよい。例えば、実測値を平均化した値に基づいて予め導出されてもよい。スループット推定部1064は、パケットアクセス方式選択部1066に、上りスループットの推定値を入力する。
制御部106は、パケットアクセス方式選択部1066を有する。パケットアクセス方式選択部1066は、スループット推定部1064と接続される。パケットアクセス方式選択部1066は、スループット推定部1064により入力された上りスループットの推定値に基づいて、パケットアクセス方式を選択する。例えば、パケットアクセス方式選択部1066は、上りスループットの推定値が予め設定された閾値以上である場合には、E-DCH方式を選択する。また、パケットアクセス方式選択部1066は、上りスループットの推定値が予め設定された閾値未満である場合には、DCH方式を選択する。パケットアクセス方式選択部1066は、選択したパケットアクセス方式をパケットアクセス方式設定部1068に入力する。
制御部106は、パケットアクセス方式設定部1068を有する。パケットアクセス方式設定部1068は、パケットアクセス方式選択部1066と接続される。パケットアクセス方式設定部1068は、パケットアクセス方式選択部1066により入力されたパケットアクセス方式を設定する。例えば、DCH方式により通信中の移動局装置300に対してE-DCH方式が選択された場合には、該移動局装置300にE-DCHが設定される。また、例えば、DCH方式により通信中の移動局装置300に対してDCH方式が選択された場合には、該移動局装置300に設定されている上りパケットアクセス方式は変更されない。既に、設定されているためである。また、例えば、通信を開始する移動局装置300に対してE-DCH方式が選択された場合には、該移動局装置300にE-DCHが設定される。また、例えば、通信を開始する移動局装置300に対してDCH方式が選択された場合には、該移動局装置300にDCHが設定される。
パケットアクセス方式設定部1068は、移動局装置300に、該移動局装置300に設定された上りパケットアクセス方式を示す信号(以下、「上りパケットアクセス方式設定信号」と呼ぶ)を送信する。該上りパケットアクセス方式設定信号により、DCH方式により通信中の移動局装置300に対して、DCHにより送信すべきか、E-DCHにより送信すべきかを通知できる。また、該上りパケットアクセス方式設定信号により、通信を開始する移動局装置300に対して、DCHにより送信すべきか、E-DCHにより送信すべかを通知できる。該上りパケットアクセス方式設定信号は、無線基地局装置200を介して、移動局装置300へ送信される。
制御部106は、最大送信電力情報取得部1070を有する。最大送信電力情報取得部1070は、通信部104と接続される。最大送信電力情報取得部1070は、E -DCH方式通信候補セルに在圏する上りパケットアクセス方式選択対象移動局装置から、送信可能な最大送信電力情報を取得する。最大送信電力取得部1070は、情報記憶部110に、該最大送信電力情報を格納する。
本無線制御装置100は、上り干渉電力取得部108を有する。上り干渉電力取得部108は、制御部106と接続される。上り干渉電力取得部108は、当該無線制御装置100により取得されるべき上りリンクの干渉電力を取得する。該上りリンクの干渉電力は、当該無線制御装置100により制御すべき無線基地局装置200により取得されたものであってもよい。上り干渉電力取得部108は、セクタ400−400に含まれる各セルでの上りリンクの干渉電力を取得する。例えば、上り干渉電力取得部108は、各無線基地局装置200−200が、当該無線基地局装置がカバーするセクタから、DCH方式又はE-DCH方式により送信された呼を受信することにより拡散信号の総受信電力を取得する。該送受信電力は、セル毎に取得されてもよい。また、該送受信電力は、周期的に取得されてもよい。上り干渉電力取得部108は、制御部106に、上り干渉電力を入力する。
本無線制御装置100は、情報記憶部110を有する。情報記憶部110は、制御部106と接続される。情報記憶部110には、当該無線制御装置100により制御すべき無線基地局装置200によりカバーされるセクタに在圏する移動局装置が送信可能な最大送信電力の情報が記憶される。例えば、情報記憶部110には、当該無線制御装置100により制御すべき無線基地局装置200のうち、E-DCH方式により送信された上りリンクの信号を受信できる無線基地局装置200によりカバーされるセクタに在圏する移動局装置が送信可能な最大送信電力の情報が記憶されてもよい。情報記憶部110は、制御部106による要求に応じて、上りパケットアクセス方式選択対象移動局装置の最大送信電力を制御部106に入力する。また、情報記憶部110は、当該無線制御装置100により推定された上りスループットからE-DCH方式を選択するかどうかを判定するための判定閾値Tを記憶する。
<上りリンクのパケットアクセス方式選択方法>
図4は、上りリンクのパケットアクセス方式選択方法を示す。本実施例では、無線制御装置100は、DCH方式で通信中の移動局装置及び/又は通信を開始する移動局装置により送信されるべき呼(上りパケットアクセス方式選択対象呼)が上りパケットアクセス方式としてDCH方式とE-DCH方式のどちらを用いるかを選択する。
無線制御装置100は、上りリンクパケットアクセス方式を選択すべき移動局装置(上りパケットアクセス方式選択対象移動局装置)が在圏するセクタ内にオーバーレイされているセルのうち、E-DCH方式に対応したセルをE-DCH通信候補セルとする。無線制御装置100は、上りパケットアクセス方式選択対象移動局装置に対して、E-DCH通信候補セルに在圏する移動局装置と、該移動局装置と信号の送受信を行うべき基地局装置との間の電波伝搬損失を報告するように指示する(ステップS402)。該指示の結果、E-DCH通信候補セルに在圏する上りパケットアクセス方式選択対象移動局装置から、該移動局装置と該E-DCH通信候補セルをカバーする無線基地局装置との間の電波伝搬損失が報告される。
例えば、移動局装置300は、上りリンクにより送信すべきデータが所定の閾値を超えた場合、上りリンクの送信レートのアップを要求する信号(以下、「送信レートアップ信号」と呼ぶ)を送信する。無線制御装置100は、移動局装置300からの送信レートアップ信号を受信すると、該送信レートアップ信号を送信した移動局装置を上りパケットアクセス方式選択対象移動局装置とし、電波伝搬損失取得部1062は、該上りパケットアクセス方式選択対象移動局装置に、E-DCH方式に対応したセルに在圏する移動局装置と、無線基地局装置との間の電波伝搬損失を報告するように指示する。該電波伝搬損失は、パスロス(Pathloss)と呼ばれることもある。
無線制御装置100は、上りパケットアクセス方式選択対象移動局装置から、電波伝搬損失報告を受信する(ステップS404)。例えば、電波伝搬損失取得部1062は、上りパケットアクセス方式選択対象移動局装置により送信された電波伝搬損失報告を受信する。
無線制御装置100は、各E-DCH通信候補セルの上り干渉電力を取得する(ステップS406)。例えば、上り干渉電力取得部108は、当該無線制御装置100により制御されるべき無線基地局装置200により取得された上り干渉電力を取得する。
無線制御装置100は、E-DCH方式に対応したセルで、上りリンクパケットアクセス方式選択対象移動局装置から、送信可能な最大送信電力を取得する(ステップS408)。例えば、最大送信電力情報取得部1070は、E-DCH方式に対応したセルに在圏する上りリンクパケットアクセス方式選択対象移動局装置から、該移動局装置が送信可能な最大送信電力情報を取得する。最大送信電力情報取得部1070は、情報記憶部110に、該最大送信電力情報を格納する。
無線制御装置100は、各E-DCH方式に対応したセルで、上りリンクパケットアクセス方式選択対象移動局装置がE-DCH方式により通信を行う場合に期待される上りリンクのスループットを推定する(ステップS410)。例えば、スループット推定部1064には、上り干渉電力取得部108により上り干渉電力が入力され、電波伝搬損失取得部1062により電波伝搬損失が入力され、情報記憶部1070により最大送信電力情報が入力される。スループット推定部1064は、入力された情報に基づいて、上りスループット(E-Tput)を推定する。該上りスループットは、パケットアクセス方式選択部1066に入力される。
無線制御装置100は、E-DCH通信候補セルのうち、ステップS410により推定された上りスループット(E-Tput)が閾値T以上となるセルがあるかどうかを判定する。例えば、パケットアクセス方式選択部1066は、E-DCH通信候補セルのうち、スループット推定部1064により入力された上りスループット(E-Tput)が閾値T以上となるセルがあるかどうかを判定する。
上りスループット(E-Tput)が閾値T以上となるセルがある場合(ステップS412:YES)、無線制御装置100は、上りアクセス方式としてE-DCH方式を選択する(ステップS414)。例えば、パケットアクセス方式選択部1066は、上りスループットが閾値T以上となるセルがある場合、該セルに在圏する上りパケットアクセス方式選択対象移動局装置に対する上りアクセス方式としてE-DCH方式を選択する。
一方、上りスループットが閾値T以上となるセルがない場合(ステップS412:NO)、無線制御装置100は、上りアクセス方式としてDCH方式を選択する(ステップS416)。例えば、パケットアクセス方式選択部1066は、上りスループットが閾値T以上となるセルがない場合、該セルに在圏する上りパケットアクセス方式選択対象移動局装置に対する上りアクセス方式としてDCH方式を選択する。
上りアクセス方式として、E-DCH方式又はDCH方式が選択された後、無線制御装置100は、該選択した上りアクセス方式を設定する。例えば、パケットアクセス方式設定部1068は、パケットアクセス方式選択部1066により選択されたE-DCH方式又はDCH方式に設定する。
本実施例によれば、上りパケットアクセス方式としてDCH方式、E-DCH方式が併用される符号分割多元接続方式(CDMA)の無線通信システムが提供される。該無線通信システムでは、DCH方式で通信中の移動局装置、通信を開始する移動局装置に対して、送信すべき呼をDCH方式とE-DCH方式のどちらで送信させるべきかを判断することができる。E-DCH方式により通信を行う場合に期待される上りリンクのスループットが予め設定されたスループットの閾値以上である場合にはE-DCH方式が選択され、閾値未満である場合にはDCH方式が選択される。閾値未満である場合にはE-DCH方式が選択されないため、E-DCH方式が選択されたにも拘らず、DCH方式よりもスループットが低くなることがない。
本無線通信システムにおいて、DCH方式で通信中の移動局装置、通信を開始する移動局装置に対して、送信すべき呼をDCH方式とE-DCH方式のどちらで送信させるべきかを判断する処理は周期的に行ってもよい。
<変形例(その1)>
上述した実施例では、無線制御装置100により上りパケットアクセス方式が選択される処理が行われる例を示したが、無線基地局装置200により行われるようにしてもよい。
<無線通信システム>
本無線通信システムは、図1を参照して説明したものと同様である。
<無線基地局装置>
本無線基地局装置200は、E-DCH通信候補セルを収容し、DCH方式で通信中の移動局装置、通信を開始する移動局装置に対して、送信すべき呼をDCH方式とE-DCH方式のどちらで送信させるべきかを判断する。換言すれば、本無線基地局装置200は、DCH方式とE-DCH方式との2つの上りパケットアクセス方式が併用される。
図5は、本無線基地局装置200の機能を示す。図5には、本実施例と関連する部分について主に説明する。従って、無線基地局装置200は、無線基地局装置としての機能を実現する上で必須であるが、図示しない或いは説明を省略したブロックを備えることに留意されたい。該説明を省略したブロックには、電源部などが含まれる。
本無線基地局装置200は、上り干渉電力測定部202を有する。上り干渉電力測定部202は、当該無線基地局装置200がカバーするセクタから、DCH方式又はE-DCH方式により送信された呼を受信することにより拡散信号の総受信電力を測定する。該送受信電力は、セル毎に測定されてもよい。また、該送受信電力は、周期的に測定されてもよい。上り干渉電力測定部202は、スループット推定部204に、上り干渉電力を入力する。
本無線基地局装置200は、スループット推定部204を有する。スループット推定部204は、上り干渉電力測定部202と接続される。上り干渉電力測定部202には、無線制御装置100から電波伝播損失と、移動局装置(上りパケットアクセス方式選択対象移動局装置)の最大送信電力が入力される。また、他の無線基地局装置により測定された上り干渉電力が入力されてもよい。該上り干渉電力は、他の無線基地局装置から無線制御装置に送信され、該無線制御装置から当該無線基地局装置に送信されてもよい。スループット推定部204は、該上り干渉電力と、該電波伝搬損失と、該移動局装置の最大送信電力とに基づいて、上り最大Ec/NOを推定する。例えば、スループット推定部1064は、上述した式(1)により「推定上り最大Ec/NO[dB]」を求める。
スループット推定部204は、推定上り最大Ec/NO[dB]に基づいて、上りスループットを推定する。例えば、スループット推定部204は、上り最大Ec/NO[dB]と、上りスループットとを対応付けた対応表を有していてもよい。スループット推定部204は、上り最大Ec/NO[dB]を推定すると、該上り最大Ec/NO[dB]に対応する上りスループットを取得する。該対応表は、実測値に基づいて予め導出されてもよい。例えば、実測値を平均化した値に基づいて予め導出されてもよい。スループット推定部204は、パケットアクセス方式選択部206に、上りスループットの推定値を入力する。
本無線基地局装置200は、パケットアクセス方式選択部206を有する。パケットアクセス方式選択部206は、スループット推定部204と接続される。パケットアクセス方式選択部206は、スループット推定部204により入力された上りスループットの推定値に基づいて、パケットアクセス方式を選択する。例えば、パケットアクセス方式選択部206は、上りスループットの推定値が予め設定された閾値以上である場合には、E-DCH方式を選択する。また、パケットアクセス方式選択部206は、上りスループットの推定値が予め設定された閾値未満である場合には、DCH方式を選択する。パケットアクセス方式選択部206は、選択したパケットアクセス方式を無線制御装置100に送信する。
<無線制御装置>
図6は、本無線制御装置100の制御部106の機能を示す。図6には、本実施例と関連する部分について主に説明する。従って、無線制御装置100は、無線制御装置としての機能を実現する上で必須であるが、図示しない或いは説明を省略したブロックを備えることに留意されたい。該説明を省略したブロックには、電源部などが含まれる。
本無線制御装置100は、図3を参照して説明した制御部106において、電波伝搬損失取得部1062と、パケットアクセス方式設定部1068と、最大送信電力情報取得部1070とを有する。
電波伝搬損失取得部1062は、通信部104と接続される。電波伝搬損失取得部1062は、移動局装置300により測定された電波伝搬損失を取得する。該電波伝搬損失は、無線基地局装置200を経由して取得される。該電波伝搬損失は、無線基地局装置200に送信される。
パケットアクセス方式設定部1068は、通信部104と接続される。パケットアクセス方式設定部1068は、無線基地局装置200により送信されたパケットアクセス方式を設定する。例えば、DCH方式により通信中の移動局装置300に対してE-DCH方式が選択された場合には、該移動局装置300にE-DCHが設定される。また、例えば、DCH方式により通信中の移動局装置300に対してDCH方式が選択された場合には、該移動局装置300に設定されている上りパケットアクセス方式は変更されない。既に、設定されているためである。例えば、通信を開始する移動局装置300に対してE-DCH方式が選択された場合には、該移動局装置300にE-DCHが設定される。また、例えば、通信を開始する移動局装置300に対してDCH方式が選択された場合には、該移動局装置300にDCHが設定される。
パケットアクセス方式設定部1068は、移動局装置300に、該移動局装置300に上りパケットアクセス方式設定信号を送信する。該上りパケットアクセス方式設定信号により、DCH方式により通信中の移動局装置300に対して、DCHにより送信すべきか、E-DCHにより送信すべきかを通知できる。また、該上りパケットアクセス方式設定信号により、通信を開始する移動局装置300に対して、DCHにより送信すべきか、E-DCHにより送信すべかを通知できる。該上りパケットアクセス方式設定信号は、無線基地局装置200を介して、移動局装置300へ送信される。
最大送信電力情報取得部1070は、通信部104と接続される。最大送信電力情報取得部1070は、E -DCH方式通信候補セルに在圏する上りパケットアクセス方式選択対象移動局装置から、送信可能な最大送信電力情報を取得する。最大送信電力取得部1070は、情報記憶部110に、該最大送信電力情報を格納する。
<上りリンクのパケットアクセス方式選択方法>
図7は、本変形例に従った本上りリンクのパケットアクセス方式選択方法を示す。本変形例では、無線基地局装置200は、DCH方式で通信している移動局装置及び/又は通信を開始する移動局装置により送信されるべき呼(上りパケットアクセス方式選択対象呼)が上りパケットアクセス方式としてDCH方式とE-DCH方式のどちらを用いるかを選択する。
ステップS702−S706は、図4に示されるステップS402−S406と同様である。ステップS706の処理の終了後、無線制御装置100は、無線基地局装置200に電波伝搬損失と、最大送信電力を通知する(ステップS708)。
無線基地局装置200は、各E-DCH通信候補セルの上り干渉電力を取得する(ステップS710)。例えば、上り干渉電力取得部202は、当該無線基地局装置200によりカバーされるべきセクタに在圏する移動局装置により送信される上りリンクの信号に基づいて上り干渉電力を取得する。ステップS708とS710の処理は逆であってもよい。
無線基地局装置200は、各E-DCH方式に対応したセルで、上りリンクパケットアクセス方式選択対象移動局装置がE-DCH方式により通信を行う場合に期待される上りリンクのスループットを推定する(ステップS712)。例えば、スループット推定部204には、上り干渉電力取得部202により上り干渉電力が入力され、無線制御装置100により電波伝搬損失及び最大送信電力情報が通知される。スループット推定部204は、入力された情報に基づいて、上りスループット(E-Tput)を推定する。該上りスループットは、パケットアクセス方式選択部206に入力される。
無線基地局装置200は、E-DCH通信候補セルのうち、ステップS712により推定された上りスループット(E-Tput)が閾値T以上となるセルがあるかどうかを判定する。例えば、パケットアクセス方式選択部206は、E-DCH通信候補セルのうち、スループット推定部204により入力された上りスループット(E-Tput)が閾値T以上となるセルがあるかどうかを判定する。
上りスループット(E-Tput)が閾値T以上となるセルがある場合(ステップS714:YES)、無線基地局装置200は、上りアクセス方式としてE-DCH方式を選択する(ステップS716)。例えば、パケットアクセス方式選択部206は、上りスループットが閾値T以上となるセルがある場合、該セルに在圏する上りパケットアクセス方式選択対象移動局装置に対する上りアクセス方式としてE-DCH方式を選択する。
一方、上りスループットが閾値T以上となるセルがない場合(ステップS714:NO)、無線基地局装置200は、上りアクセス方式としてDCH方式を選択する(ステップS718)。例えば、パケットアクセス方式選択部206は、上りスループットが閾値T以上となるセルがない場合、該セルに在圏する上りパケットアクセス方式選択対象移動局装置に対する上りアクセス方式としてDCH方式を選択する。
上りアクセス方式として、E-DCH方式又はDCH方式が選択された後、無線基地局装置200は、該選択した上りアクセス方式を無線制御装置100に通知する。無線制御装置100は、無線基地局装置200により通知された上り無線アクセス方式に設定する。例えば、パケットアクセス方式設定部1068は、パケットアクセス方式選択部1066により選択されたE-DCH方式又はDCH方式に設定する。
<変形例(その2)>
上述した実施例では、無線制御装置100により上りパケットアクセス方式が選択される処理が行われる例を示したが、交換局装置20により行われるようにしてもよい。
<無線通信システム>
本無線通信システムは、図1を参照して説明したものと同様である。
<交換局装置>
本交換局装置20は、DCH方式で通信中の移動局装置、通信を開始する移動局装置に対して、送信すべき呼をDCH方式とE-DCH方式のどちらで送信させるべきかを判断する。
図8は、本交換局装置20の機能を示す。図8には、本実施例と関連する部分について主に説明する。従って、交換局装置20は、交換局装置としての機能を実現する上で必須であるが、図示しない或いは説明を省略したブロックを備えることに留意されたい。該説明を省略したブロックには、電源部などが含まれる。
本交換局装置20は、スループット推定部22を有する。上り干渉電力測定部22には、無線制御装置100から移動局装置の最大送信電力と、電波伝播損失と、上り干渉電力が入力される。スループット推定部22は、該上り干渉電力と、該電波伝搬損失と、該移動局装置の最大送信電力とに基づいて、上り最大Ec/NOを推定する。例えば、スループット推定部22は、上述した式(1)により「推定上り最大Ec/NO[dB]」を求める。
スループット推定部22は、推定上り最大Ec/NO[dB]に基づいて、上りスループットを推定する。例えば、スループット推定部22は、上り最大Ec/NO[dB]と、上りスループットとを対応付けた対応表を有していてもよい。スループット推定部22は、上り最大Ec/NO[dB]を推定すると、該上り最大Ec/NO[dB]に対応する上りスループットを取得する。該対応表は、実測値に基づいて予め導出されてもよい。例えば、実測値を平均化した値に基づいて予め導出されてもよい。スループット推定部22は、パケットアクセス方式決定部24に、上りスループットの推定値を入力する。
本無線基地局装置200は、パケットアクセス方式選択部24を有する。パケットアクセス方式選択部24は、スループット推定部22と接続される。パケットアクセス方式選択部24は、スループット推定部22により入力された上りスループットの推定値に基づいて、パケットアクセス方式を選択する。例えば、パケットアクセス方式選択部24は、上りスループットの推定値が予め設定された閾値以上である場合には、E-DCHを選択する。また、パケットアクセス方式選択部24は、上りスループットの推定値が予め設定された閾値未満である場合には、DCHを選択する。DCHを選択する場合には、上りアクセス方式を変更しない。選択したパケットアクセス方式は、無線制御装置100に送信される。
<無線制御装置>
図9は、本無線制御装置100の制御部106の機能を示す。図9には、本実施例と関連する部分について主に説明する。従って、無線制御装置100は、無線制御装置としての機能を実現する上で必須であるが、図示しない或いは説明を省略したブロックを備えることに留意されたい。該説明を省略したブロックには、電源部などが含まれる。
本無線制御装置100は、図3を参照して説明した制御部106において、電波伝搬損失取得部1062と、パケットアクセス方式設定部1068と、最大送信電力情報取得部1070とを有する。
電波伝搬損失取得部1062は、通信部104と接続される。電波伝搬損失取得部1062は、移動局装置300により測定された電波伝搬損失を取得する。該電波伝搬損失は、無線基地局装置200を経由して取得される。該電波伝搬損失は、交換局装置20に送信される。
パケットアクセス方式設定部1068は、交換局装置20により送信されたパケットアクセス方式を設定する。例えば、DCH方式により通信中の移動局装置300に対してE-DCH方式が選択された場合には、該移動局装置300にE-DCHが設定される。また、例えば、DCH方式により通信中の移動局装置300に対してDCH方式が選択された場合には、該移動局装置300に設定されている上りパケットアクセス方式は変更されない。既に、設定されているためである。例えば、通信を開始する移動局装置300に対してE-DCH方式が選択された場合には、該移動局装置300にE-DCHが設定される。また、例えば、通信を開始する移動局装置300に対してDCH方式が選択された場合には、該移動局装置300にDCHが設定される。
パケットアクセス方式設定部1068は、移動局装置300に、該移動局装置300に上りパケットアクセス方式設定信号を送信する。該上りパケットアクセス方式設定信号により、DCH方式により通信中の移動局装置300に対して、DCHにより送信すべきか、E-DCHにより送信すべきかを通知できる。また、該上りパケットアクセス方式設定信号により、通信を開始する移動局装置300に対して、DCHにより送信すべきか、E-DCHにより送信すべかを通知できる。該上りパケットアクセス方式設定信号は、無線基地局装置200を介して、移動局装置300へ送信される。
最大送信電力情報取得部1070は、通信部104と接続される。最大送信電力情報取得部1070は、E-DCH方式通信候補セルに在圏する上りパケットアクセス方式選択対象移動局装置から、該移動局装置が送信可能な最大送信電力情報を取得する。最大送信電力取得部1070は、情報記憶部110に、該最大送信電力情報を格納する。
<上りリンクのパケットアクセス方式選択方法>
図10は、本変形例に従った本上りリンクのパケットアクセス方式選択方法を示す。本変形例では、交換局装置20は、DCH方式で通信している移動局装置及び/又は通信を開始する移動局装置により送信されるべき呼(上りパケットアクセス方式選択対象呼)が上りパケットアクセス方式としてDCH方式とE-DCH方式のどちらを用いるかを選択する。
ステップS1002−S1008は、図4に示されるステップS402−S408と同様である。ステップS1008の処理の終了後、無線制御装置100は、無線基地局装置200に電波伝搬損失と、最大送信電力と、上り干渉電力を通知する(ステップS1010)。
交換局装置200は、各E-DCH方式に対応したセルで、上りリンクパケットアクセス方式選択対象移動局装置がE-DCH方式により通信を行う場合に期待される上りリンクのスループットを推定する(ステップS1012)。例えば、スループット推定部22には、無線制御装置100から、上り干渉電力、電波伝搬損失、及び最大送信電力情報が通知される。スループット推定部22は、入力された情報に基づいて、上りスループット(E-Tput)を推定する。該上りスループットは、パケットアクセス方式選択部24に入力される。
交換局装置200は、E-DCH通信候補セルのうち、ステップS1012により推定された上りスループット(E-Tput)が閾値T以上となるセルがあるかどうかを判定する。例えば、パケットアクセス方式選択部24は、E-DCH通信候補セルのうち、スループット推定部22により入力された上りスループット(E-Tput)が閾値T以上となるセルがあるかどうかを判定する。
上りスループット(E-Tput)が閾値T以上となるセルがある場合(ステップS1014:YES)、交換局装置200は、上りアクセス方式としてE-DCH方式を選択する(ステップS1016)。例えば、パケットアクセス方式選択部24は、上りスループットが閾値T以上となるセルがある場合、該セルに在圏する上りパケットアクセス方式選択対象移動局装置に対する上りアクセス方式としてE-DCH方式を選択する。
一方、上りスループットが閾値T以上となるセルがない場合(ステップS1014:NO)、交換局装置200は、上りアクセス方式としてDCH方式を選択する(ステップS1018)。例えば、パケットアクセス方式選択部24は、上りスループットが閾値T以上となるセルがない場合、該セルに在圏する上りパケットアクセス方式選択対象移動局装置に対する上りアクセス方式としてDCH方式を選択する。
上りアクセス方式として、E-DCH方式又はDCH方式が選択された後、交換局装置200は、該選択した上りアクセス方式を無線制御装置100に通知する。無線制御装置100は、無線基地局装置200により通知された上り無線アクセス方式に設定する。例えば、パケットアクセス方式設定部1068は、パケットアクセス方式選択部1066により選択されたE-DCH方式又はDCH方式に設定する。
以上の実施例を含む実施形態に関し、以下の項目を開示する。
(1)呼毎の上りリンクに、個別チャネルと、エンハンスト個別チャネルとが切り替えられて設定される無線通信システムにおける無線制御装置であって、
個別チャネルが設定された移動局装置が送信すべき呼及び/又は通信を開始する移動局装置が送信すべき呼にエンハンスト個別チャネルを設定した場合に期待されるスループットを推定するスループット推定部と、
該スループット推定部により推定されたスループットが、予め設定された閾値以上である場合に、エンハンスト個別チャネルを選択するパケットアクセス方式選択部と、
該パケットアクセス方式選択部によりエンハンスト個別チャネルが選択された場合に、該エンハンスト個別チャネルを設定するパケットアクセス方式設定部と
を有する。
(2)(1)に記載の無線制御装置において、
前記パケットアクセス方式選択部は、前記スループット推定部により推定されたスループットが、予め設定された閾値未満である場合に、個別チャネルを選択する。
(3)(1)又は(2)に記載の無線制御装置において、
前記エンハンスト個別チャネル方式により通信を行う候補となる候補セルにおける、上り干渉電力を取得する上り干渉電力取得部と、
前記個別チャネルが設定された移動局装置及び/又は通信を開始する移動局装置が前記候補セルにおいて送信可能な最大送信電力を取得する最大送信電力情報取得部と、
前記個別チャネルが設定された移動局装置及び/又は通信を開始する移動局装置と、前記候補セルをカバーする無線基地局装置との間の電波伝搬損失を取得する伝搬損失取得部と
を有し、
前記スループット推定部は、前記上り干渉電力と、前記最大送信電力と、前記電波伝搬損失とに基づいて、上りリンクのスループットを推定する。
(4)呼毎の上りリンクに、個別チャネルと、エンハンスト個別チャネルとが切り替えられて設定される無線通信システムにおける無線制御装置における無線通信方法であって、
個別チャネルが設定された移動局装置が送信すべき呼及び/又は通信を開始する移動局装置が送信すべき呼にエンハンスト個別チャネルを設定した場合に期待されるスループットを推定するスループット推定ステップと、
該スループット推定ステップにより推定されたスループットが、予め設定された閾値以上である場合に、エンハンスト個別チャネルを選択し、予め設定された閾値未満である場合に個別チャネルを選択するパケットアクセス方式選択ステップと、
該パケットアクセス方式選択ステップによりエンハンスト個別チャネルが選択された場合に、該エンハンスト個別チャネルを設定するパケットアクセス方式設定ステップと
を有する。
(5)(4)に記載の無線通信方法において、
前記エンハンスト個別チャネル方式により通信を行う候補となる候補セルにおける、上り干渉電力を取得する上り干渉電力取得ステップと、
前記個別チャネルが設定された移動局装置及び/又は通信を開始する移動局装置が前記候補セルにおいて送信可能な最大送信電力を取得する最大送信電力情報取得ステップと、
前記個別チャネルが設定された移動局装置及び/又は通信を開始する移動局装置と、前記候補セルをカバーする無線基地局装置との間の電波伝搬損失を取得する伝搬損失取得ステップと
を有し、
前記スループット推定ステップは、前記上り干渉電力と、前記最大送信電力と、前記電波伝搬損失とに基づいて、上りリンクのスループットを推定する。
説明の便宜上、発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明されるが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてよい。
以上、本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、各実施例は単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。説明の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウエアで、ソフトウエアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が包含される。
1 無線通信システム
10 コアネットワーク
20 交換局装置
22 スループット推定部
24 パケットアクセス方式選択部
100、・・・、100(jは、j>0の整数) 無線制御装置
102 通信部
104 通信部
106 制御部
1062 電波伝搬損失取得部
1064 スループット推定部
1066 パケットアクセス方式選択部
1068 パケットアクセス方式設定部
1070 最大送信電力情報取得部
108 上り干渉電力情報取得部
110 情報記憶部
200、・・・、200(kは、k>0の整数) 無線基地局装置
202 上り干渉電力測定部
204 スループット推定部
206 パケットアクセス方式選択部
300、・・・、300(mは、m>0の整数) 移動局装置
400、・・・、400(kは、k>0の整数) セクタ

Claims (5)

  1. 呼毎の上りリンクに、個別チャネルと、エンハンスト個別チャネルとが切り替えられて設定される無線通信システムにおける無線制御装置であって、
    前記個別チャネルが設定された移動局装置及び/又は通信を開始する移動局装置が前記エンハンスト個別チャネルにより通信を行う候補となる候補セルにおいて送信可能な最大送信電力を取得する最大送信電力情報取得部と、
    個別チャネルが設定された移動局装置が送信すべき呼及び/又は通信を開始する移動局装置が送信すべき呼にエンハンスト個別チャネルを設定した場合に期待されるスループットを推定するスループット推定部と、
    該スループット推定部により推定されたスループットが、予め設定された閾値以上である場合に、エンハンスト個別チャネルを選択するパケットアクセス方式選択部と、
    該パケットアクセス方式選択部によりエンハンスト個別チャネルが選択された場合に、該エンハンスト個別チャネルを設定するパケットアクセス方式設定部と
    を有し、
    前記スループット推定部は、前記最大送信電力に基づいて、上りリンクのスループットを推定する無線制御装置。
  2. 請求項1に記載の無線制御装置において、
    前記パケットアクセス方式選択部は、前記スループット推定部により推定されたスループットが、予め設定された閾値未満である場合に、個別チャネルを選択する無線制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載の無線制御装置において、
    記候補セルにおける、上り干渉電力を取得する上り干渉電力取得部と
    記個別チャネルが設定された移動局装置及び/又は通信を開始する移動局装置と、前記候補セルをカバーする無線基地局装置との間の電波伝搬損失を取得する伝搬損失取得部と
    を有し、
    前記スループット推定部は、前記上り干渉電力と、前記最大送信電力と、前記電波伝搬損失とに基づいて、上りリンクのスループットを推定する無線制御装置。
  4. 呼毎の上りリンクに、個別チャネルと、エンハンスト個別チャネルとが切り替えられて設定される無線通信システムにおける無線制御装置における無線通信方法であって、
    前記個別チャネルが設定された移動局装置及び/又は通信を開始する移動局装置が前記エンハンスト個別チャネルにより通信を行う候補となる候補セルにおいて送信可能な最大送信電力を取得する最大送信電力情報取得ステップと、
    個別チャネルが設定された移動局装置が送信すべき呼及び/又は通信を開始する移動局装置が送信すべき呼にエンハンスト個別チャネルを設定した場合に期待されるスループットを推定するスループット推定ステップと、
    該スループット推定ステップにより推定されたスループットが、予め設定された閾値以上である場合に、エンハンスト個別チャネルを選択し、予め設定された閾値未満である場合に個別チャネルを選択するパケットアクセス方式選択ステップと、
    該パケットアクセス方式選択ステップによりエンハンスト個別チャネルが選択された場合に、該エンハンスト個別チャネルを設定するパケットアクセス方式設定ステップと
    を有し、
    前記スループット推定ステップは、前記最大送信電力に基づいて、上りリンクのスループットを推定する無線通信方法。
  5. 請求項4に記載の無線通信方法において、
    記候補セルにおける、上り干渉電力を取得する上り干渉電力取得ステップと
    記個別チャネルが設定された移動局装置及び/又は通信を開始する移動局装置と、前記候補セルをカバーする無線基地局装置との間の電波伝搬損失を取得する伝搬損失取得ステップと
    を有し、
    前記スループット推定ステップは、前記上り干渉電力と、前記最大送信電力と、前記電波伝搬損失とに基づいて、上りリンクのスループットを推定する無線通信方法。
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