JP5138295B2 - 人工膝関節および人工股関節 - Google Patents

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Description

本発明は、多孔層を形成するメッシュシートを備えた人工膝関節および人工股関節に関する。
整形外科に用いられる人工関節は、生体親和性に加え、使用状況に応じた負荷や摺動に耐える構成であることが要求される。これら要求を満たす金属材料として、SUS316、Co−Cr合金、チタン、チタン合金がある。
人工膝関節は、大腿骨遠位部に接する内面を有し、内面に骨セメント層として作用するポリメチルアクリレートを塗布し、内面を骨セメント層を介して大腿骨の大腿骨遠位部に接合することで大腿骨に固定される。
人工股関節は、大腿骨近位部の骨髄腔に装着されるステム部を有し、ステム部の外面に骨セメント層として作用するポリメチルアクリレートを塗布し、ステム部を骨セメント層を介して大腿骨の近位部骨髄腔に装着することで大腿骨に固定される。
人工膝関節は、内面を骨セメント層を介し大腿骨に固定しているので、長期間の使用で骨セメント層が劣化し、内面と大腿骨の骨皮質との間にゆるみが生じ、大腿骨に対する結合力が低下してしまうことがある。
人工股関節は、ステム部を骨セメント層を介し大腿骨に固定しているので、長期間の使用で骨セメント層が劣化し、ステム部と大腿骨の骨皮質との間にゆるみが生じ、大腿骨に対する結合力が低下してしまうことがある。
大腿骨に対する結合力を高めるために、大腿骨に対する支持面に多孔質金属パッドを接合し、多孔質金属パッドの多孔面に形成される細孔に大腿骨の新生骨を侵入させることで大腿骨に結合するようにした人工膝関節は知られている(例えば、特許文献1)。
上記人工膝関節は、人工膝関節本体をCo−Cr−Mo合金により成形し、多孔質金属パッドをチタンまたはチタン合金により成形し、人工膝関節本体と多孔質金属パッドをレーザー光線による接合手段により接合することで構成される。
上記人工膝関節は、人工膝関節本体と多孔質金属パッドをレーザー光線による接合手段により接合しているので、人工膝関節本体と多孔質金属パッドの接合面の接合強度を高くすることができず、また、多孔質金属パッドの多孔面における新生骨の育成が難しいため、大腿骨に安定して固定することができないという問題がある。
奔出願人は、上記人工膝関節の問題点を解決するために、人工膝関節本体をCo−Cr−Mo合金により成形し、人工膝関節本体の内面にSiC粉末を介在してチタンまたはチタン合金のメッシュシート積層体を配置し、メッシュシート積層体をSiC粒子からでる炭素を用いて人工膝関節本体の内面に接合することで人工膝関節本体の内面に大腿骨遠位部に接する多孔質表面を形成する人工膝関節を開発した(例えば、特許文献2)。
特開平10−43216号公報 特開平2006−20775号公報
上記人工膝関節は、人工膝関節本体の内面にメッシュシート積層体による多孔面を形成したことで、多孔面における新生骨の育成により大腿骨へ安定して固定することができるが、人工膝関節本体とメッシュシート積層体はメッシュシートの側壁部分で接しているので、人工膝関節本体とメッシュシート積層体との接合面績を大きくすることに制限があり、異種金属である人工膝関節本体とメッシュシート積層体との接合面の接合強度を高くすることが必ずしも十分でない。
本発明は、上記した点をに考慮してなされたもので、メッシュシート積層体との接合面の接合強度を高くすることができるとともに、メッシュシート積層体の多孔層への新生骨の均一な育成を可能にする人工膝関節および人工股関節を提供することを目的とする。
本発明の人工膝関節は、Co−Cr合金またはCo−Cr−Mo合金により成形された人工膝関節本体と、複数枚のチタンまたはチタン合金のメッシュシートを積層して形成され人工膝関節本体の内面に接合されたメッシュシート積層体とを有し、メッシュシート積層体は、人工膝関節本体に対向する側に位置するメッシュシートを両面を除く側面に陽極酸化皮膜を形成したメッシュシートで構成し、人工膝関節本体とメッシュシート積層体との間にチタンまたはチタン合金の薄板を配置し、メッシュシート積層体を拡散接合手段により人工膝関節本体に結合することで構成される。
本発明の人工股関節は、Co−Cr合金またはCo−Cr−Mo合金により成形されたステム部を有する人工股関節本体と、複数枚のチタンまたはチタン合金のメッシュシートを積層して形成され人工膝関節本体のステム部の外面に接合されたメッシュシート積層体とを有し、メッシュシート積層体は、最内層に位置するメッシュシートを両面を除く側面に陽極酸化皮膜を形成したメッシュシートで構成し、ステム部とメッシュシート積層体との間にチタンまたはチタン合金の薄板を配置し、メッシュシート積層体を拡散接合手段によりステム部に結合することで構成される。
本発明によれば、Co−Cr合金またはCo−Cr−Mo合金製人工関節本体とチタンまたはチタン合金製メッシュシートの積層体をチタンまたはチタン合金製薄板を介在して拡散接合したことで、異種金属である人工膝関節本体と薄板との接合面の接合面積を大きくでき、人工膝関節本体とメッシュシート積層体と接合強度をより高くすることができるとともに、メッシュシート積層体の人工関節本体に対向するメッシュシートを両面を除く側面に陽極酸化皮膜を形成したメッシュシートとしたことで、骨の骨髄で生成される新生骨のメッシュシートの多孔層への誘導促進を図ることができ、メッシュシート積層体の多孔層への新生骨の均一な育成を可能にする。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は本発明による人工膝関節を示す斜視図である。図2は本発明による人工膝関節の人工膝関節本体メッシュシート積層体の拡散接合を示す模式図である。
本発明による人工膝関節10は、Co−Cr合金またはCo−Cr−Mo合金で成形された膝関節本体10aと、膝関節本体10aの内面11に結合されたチタンまたはチタン合金製メッシュシート積層体12とをから構成される。人工膝関節本体10aは、全体形状が大腿骨の遠位部を囲む形状であり、凹状内面11に図示しない大腿骨の遠位部が配置される。
メッシュシート積層体12は、図2に示すように、4枚のチタンまたはチタン合金製メッシュシート13,13,13,13と、1枚の陽極酸化皮膜を含むチタンまたはチタン合金製メッシュシート14を積層することで構成される。各メッシュシート13は、縦方向および横方向に規則的に配列した略円形の細孔13aを有する。メッシュシート14は、メッシュシート13と同様に、縦方向および横方向に規則的に配列した略円形の細孔14aを有する。メッシュシート13およびメッシュシート14の厚さおよび細孔の孔径は、使用条件に応じて選定される。
メッシュシート積層体12は、4枚の同じ細孔13aのメッシュシート13と1枚のメッシュシート14を細孔13aと細孔14aが一致するように積層するか、4枚の異なる細孔13aのメッシュシート13とメッシュシート14を細孔13aと細孔14aが重なるように積層することで形成される。メッシュシート積層体12は、メッシュシート13の枚数を変更することで厚さを調節することができる。
人工膝関節本体10aの内面11とメッシュシート積層体12との間には、チタンまたはチタン合金材料の薄板16が配置されている。人工膝関節本体10aの内面11に接するように薄板16を配置したのは、異種金属である人工膝関節本体10aと薄板16との接合面の接合面積を大きくするためである。
好ましくは、メッシュシート積層体12は、人工膝関節本体10aの内面11に形成した溝15に配置される。この場合、人工膝関節本体10aの溝15に薄板16を配置し、この薄板16の上に、メッシュシート積層体12を陽極酸化皮膜を含むメッシュシート14が薄板16に接するようにする。メッシュシート積層体12の厚さは、溝15に配置したメッシュシート積層体12の上面が人工膝関節本体10aの内面11と同一面内に位置するよように選定される。
メッシュシート積層体12のメッシュシート14は、細孔14aを画成する側壁と側壁に形成された陽極酸化皮膜とを有する。メッシュシート14の陽極酸化皮膜は、メッシュシート母材を高温熱処理することでメッシュシート母材の全面に酸化チタン皮膜を形成し、酸化チタン皮膜を形成したメッシュシート母材を0.02mol/Lのグリセロリン酸カルシウムと0.15mol/Lの酢酸カルシウムを含む水溶液中に配置し、DC400Vの条件で電気化学的処理することでメッシュシート母材の酸化チタン皮膜の上にハイドロキシアパタイトを含む陽極酸化皮膜を形成し、研磨処理することによりメッシュシート母材の両面に形成された陽極酸化皮膜を除去し側壁に陽極酸化皮膜が残るようにすることで形成される。メッシュシート14は、メッシュシート13に接する面および薄板16に接する面にチタンまたはチタン合金の素地が露出している。
メッシュシート14は、メッシュシート母材に陽極酸化皮膜を形成するための電解電圧を上昇させることおよび研磨処理する前に750〜1100℃で加熱処理することで、陽極酸化皮膜に生成されるハイドロキシアパタイトの結晶性が向上する。ハイドロキシアパタイトの結晶性の向上は、赤外分光装置およびレーザーラマン分光分析装置により計測することで確認された。
つぎに、本発明による人工膝関節の製造方法を説明する。
図2は本発明による人工膝関節の拡散接合を示すための模式図であり、拡散接合に用いられる加圧装置17は一対の加圧治具18,19を有する。
人工膝関節10の拡散接合の準備段階において、人工膝関節本体10aを加圧装置17の一方の加圧治具18の上に内面11が上側に位置するように配置し、人工膝関節本体10aの内面11に形成した溝15に薄板16を配置し、薄板16の上にメッシュシート積層体12を陽極酸化皮膜を含むメッシュシート14が薄板16に接するように配置し、メッシュシート積層体12の上に加圧装置17の他方の加圧治具19を配置する。
つぎに、人工膝関節本体10aおよびメッシュシート積層体12を組み込んだ加圧装置17を図示しない搬送装置により拡散接合室内に搬送し、密閉した拡散接合室内の雰囲気を10−4Paにに設定する。
人工膝関節本体10aとメッシュシート積層体12の拡散接合は、拡散接合室内の雰囲気を10−4Paにした条件下で、接合温度を650〜800℃に、加圧装置17の加圧力を1〜10MPaに、拡散接合時間を30分とすることで行われる。
本発明による人工膝関節10は、Co−Cr合金またはCo−Cr−Mo合金製人工膝関節本体10aとチタンまたはチタン合金製メッシュシート積層体12の間にチタンまたはチタン合金製薄板16が配置したことで、人工膝関節本体10aと薄板16との異種金属接合の接合面積を従来の人工膝関節本体とメッシュシートの異種金属接合の接合面積より大きくできるととも、薄板16とメッシュシート積層体12の両面を除く側壁に陽極酸化皮膜を形成したメッシュシート14およびメッシュシート14とメッシュシート13を同種金属で接合することで、人工膝関節本体10aとメッシュシート積層体12の接合強度をより高くすることができる。
また、本発明による人工膝関節10は、メッシュシート積層体12の人工膝関節本体10aに対向する側を両面を除く側壁に陽極酸化皮膜を形成したメッシュシート14としたことで、骨の骨髄で生成される新生骨のメッシュシート積層体12のメッシュシート13への誘導促進を図ことができ、メッシュシート積層体12の多孔層への新生骨の均一な育成を可能にする。
図3は、本発明による人工股関節を示す斜視図である。本発明による人工股関節20は、Co−Cr−Mo合金製股関節本体20aを有する。股関節本体20aは、大腿骨の近位部骨髄腔に固定されるステム部21と、ステム部21の近位端にオフセット連接されたネック部22と、ネック部22に結合された球状部23を有する。股関節本体20aのネック部22に近い部位にメッシュシート積層体24が配置されている。
メッシュシート積層体24は、図4に示すように、2枚のチタンまたはチタン合金製メッシュシート25,26と、1枚の陽極酸化皮膜を含むチタンまたはチタン合金製メッシュシート27を積層することで構成される。人工股関節本体20aとメッシュシート積層体24との間に薄板28が配置される。メッシュシート積層体24のメッシュシート25,26の積層枚数は必要に応じて可変する。
メッシュシート27は、細孔を画成する側壁と側壁に形成された陽極酸化皮膜とを有する。メッシュシート27の陽極酸化皮膜は、メッシュシート母材を高温熱処理することでメッシュシート母材の全面に酸化チタン皮膜を形成し、酸化チタン皮膜を形成したメッシュシート母材を0.02mol/Lのグリセロリン酸カルシウムと0.15mol/Lの酢酸カルシウムを含む水溶液中に配置し、DC400Vで電気化学的処理することでメッシュシート母材の酸化チタン皮膜の上にハイドロキシアパタイトを含む陽極酸化皮膜を形成し、メッシュシート母材の両面に形成された陽極酸化皮膜を除去し、側壁に陽極酸化皮膜が残るように研磨処理することで形成される。
好ましくは、人工股関節本体20aのステム部21のネック部22に近い部位に環状溝27が形成され、環状溝27に薄板28を配置し、薄板28の上にメッシュシート積層体24を陽極酸化皮膜を含むメッシュシート27が薄板28に接するように配置する。メッシュシート積層体24の厚さは、環状溝27に配置したメッシュシート積層体24の上面が人工股関節本体20aのステム部21のネック部22の外面と同一面内に位置するように選定される。
つぎに、本発明による人工股関節の製造方法を説明する。
本発明による人工股関節の拡散接合方法は、図2に示す人工膝関節の拡散接合方法と同様であるから必要部分のみを説明する。
人工股関節本体20aを加圧装置17の一方の加圧治具18の上に配置し、人工股関節本体20aの環状溝27に薄板28を配置し、薄板28の上にメッシュシート積層体24を陽極酸化皮膜を含むメッシュシート27が薄板28に接するように配置し、メッシュシート積層体24の上に加圧装置17の他方の加圧治具19を配置する。
つぎに、人工股関節本体20aおよびメッシュシート積層体24を組み込んだ加圧装置17を図示しない搬送装置により拡散接合室内に搬送し、密閉した拡散接合室内の雰囲気を10−4Paにする。
人工股関節本体20aとメッシュシート積層体24の拡散接合は、雰囲気を10−4Paにした条件下で、加圧装置17の加圧力を1〜10MPaにし、接合温度を650〜800℃にし、接合時間を30分とすることで行われる。
本発明による人工股関節20は、人工股関節本体20aとメッシュシート積層体24の間に薄板28を配置したことで、人工股関節本体20aと薄板28との異種金属接合の接合面積を従来の人工股関節本体とメッシュシートの異種金属接合の接合面積より大きくすることができ、薄板286とメッシュシート積層体24の両面を除く側壁に陽極酸化皮膜を形成したメッシュシート27およびメッシュシート27とメッシュシート26を同種金属で接合することで、人工股関節本体20aとメッシュシート積層体24の接合強度をより高くすることができる。
上記人工膝関節10の実施の形態では、メッシュシート積層体12の陽極酸化皮膜を含むメッシュシート14を薄板16に接合しているが、メッシュシート積層体12の陽極酸化皮膜を含むメッシュシート14とこれに隣接するメッシュシート13を入れ替えることができるのはもちろんである。
上記人工股関節20の実施の形態では、メッシュシート積層体24の陽極酸化皮膜を含むメッシュシート27を薄板28に接合しているが、メッシュシート積層体24の陽極酸化皮膜を含むメッシュシート27とこれに隣接するメッシュシート26を入れ替えることができるのはもちろんである。
本発明による人工膝関節を示す斜視図である。 本発明による人工膝関節の拡散接合を示す模式図である。 本発明による人工股関節を示す斜視図である。 図3の人工股関節の一部を破いて示す拡大図である。
符号の説明
10 人工膝関節
10a 人工膝関節本体
11 内面
12 メッシュシート積層体
13 メッシュシート
14 陽極酸化皮膜を含むメッシュシート
16 薄板
20 人工股関節
20a 人工股関節本体
21 ステム部
24 メッシュシート積層体
27 陽極酸化皮膜を含むメッシュシート
28 薄板

Claims (8)

  1. Co−Cr合金またはCo−Cr−Mo合金により成形された人工膝関節本体と、複数枚のチタンまたはチタン合金のメッシュシートを積層して形成され、人工膝関節本体の内面に接合されたメッシュシート積層体とを有する人工膝関節において、
    上記メッシュシート積層体は、前記人工膝関節本体に対向する側に位置する第1メッシュシートと前記人工膝関節本体に対向する側と反対側に位置し前記第1メッシュシートに積層された第2メッシュシートとを有し、前記第1メッシュシートの両面を除く側壁には陽極酸化皮膜が形成されており、
    チタンまたはチタン合金の薄板が前記人工膝関節本体と前記メッシュシート積層体との間に配置されており、
    拡散接合手段により、前記人工膝関節本体と前記薄板とを拡散接合するとともに前記薄板と前記メッシュシート積層体とを拡散接合して前記メッシュシート積層体と前記人工膝関節本体とを拡散接合し、前記メッシュシート積層体を前記人工膝関節本体に結合した
    ことを特徴とする人工膝関節。
  2. 第1メッシュシートに形成された陽極酸化皮膜は、母材上の酸化チタン皮膜上に形成されたハイドロキシアパタイトを含むことを特徴とする請求項1に記載の人工膝関節。
  3. 人工膝関節本体の内面にメッシュシート積層体を収容する溝を形成し、この溝に上面が人工膝関節本体の内面と同一面内に位置するようメッシュシート積層体を配置したことを特徴とする請求項1または2に記載の人工膝関節。
  4. メッシュシート積層体は、4枚の第1メッシュシートと、1枚の陽極酸化皮膜を含む第2メッシュシートから構成されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の人工膝関節。
  5. Co−Cr合金またはCo−Cr−Mo合金により成形されたステム部を有する人工股関節本体と、複数枚のチタンまたはチタン合金のメッシュシートを積層して形成され、人工膝関節本体のステム部の外面に接合されたメッシュシート積層体とを有する人工股関節において、
    上記メッシュシート積層体は、最内層に位置する第1メッシュシートと前記最内層の外側に位置し前記第1メッシュシートに積層された第2メッシュシートとを有し、前記第1メッシュシートの両面を除く側壁には陽極酸化皮膜が形成されており、
    チタンまたはチタン合金の薄板が前記ステム部と前記メッシュシート積層体との間に配置されており、
    拡散接合手段により、前記ステム部と前記薄板とを拡散接合するとともに前記薄板と前記メッシュシート積層体とを拡散接合して前記メッシュシート積層体と前記ステム部とを拡散接合し、前記メッシュシート積層体を前記ステム部に結合した
    ことを特徴とする人工股関節。
  6. 第1メッシュシートに形成された陽極酸化皮膜は、母材上の酸化チタン皮膜上に形成されたハイドロキシアパタイトを含むことを特徴とする請求項5に記載の人工股関節。
  7. ステム部に環状溝を形成し、この環状溝に上面がステム部の外面と同一面内に位置するようにメッシュシート積層体を配置したことを特徴とする請求項5または6に記載の人工股関節。
  8. メッシュシートの積層体は、3枚の第2メッシュシートと、1枚の陽極酸化皮膜を含む第1メッシュシートから構成されることを特徴とする請求項5ないし7のいずれか1項に記載の人工股関節。
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