JP5137877B2 - 電子機器 - Google Patents

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この発明は、太陽光発電パネルに代表される発電システムとそれに接続されて動作する電子機器に関するものである。
近年、太陽光発電や風力発電等によって発電された電力を様々な分野で利用するシステムが実用化されてきている。このようなクリーンエネルギーは環境に優しい新エネルギーとして大きな注目を集めているが、周囲環境の変化によりその能力が変化することや、家庭用電力として利用する場合には一度交流に変換してから利用するために効率が落ちる等、その使用方法が大きな課題の一つとなっている。
このような、発電電力の変動に対応した電子機器として、太陽電池及び空気清浄機を備え、太陽電池の出力電圧が所定値を超えているときに、その太陽電池の出力を空気清浄機の集塵ユニットに供給してイオン風運転(ファン停止)を実施する空気調和機がある(例えば、特許文献1参照)。
また、空気調和機において、消費電流の異なる複数の運転パターンを有するものであって、この空気調和機に電力を供給する太陽電池と上記の各運転パターンのうち太陽電池の出力に見合う運転パターンを選択する発電自動運転を実行する制御手段とを備えるものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−309386号公報(第3、4頁、図1) 特開2005−201453号公報(第3〜5頁、図1)
しかしながら、特許文献1に係る太陽電池及び空気清浄機を備えた空気調和機の場合、太陽電池は空気清浄機の電源として使用されているだけであり、天候が悪かったり日射量が少なくて太陽電池の出力電圧が低下した場合は空気清浄機が運転されず、少量ながらも生じる太陽電池の発電出力が何も利用されないという問題がある。
また、特許文献2に係る消費電流が異なる複数の運転パターンを有する空気調和機においては、自動運転モードが選択された場合にのみ太陽電池の出力が利用される構成であり、かつ、DC/DCコンバーターを介して回路に電力を供給する構成であるため、自動運転モードが選択されていない場合には発電電力が無駄になり、また発電電力を利用している場合でも常にDC/DCコンバーターを介してから回路に電力を供給する為、効率が悪いという問題がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、第1の目的は発電システムからの発電電圧を検出し、その発電電圧によって最適な回路に対して効率的に電力を供給することが可能な電子機器を得るものである。
また、第2の目的は電子機器に電力を供給するパワーコントローラーに対して、無線又は有線によって情報を送信し、発電電力を利用するか、交流電圧である系統電力を利用するかを選択することが可能な電子機器を得るものである。
また、第3の目的は電子機器に電力を供給するパワーコントローラーから発電電力を受ける供給端子、及び、交流電圧である系統電圧を受ける供給端子を設け発電電圧と系統電圧とをスイッチ動作によって同時に又は選択的に利用することができる電子機器を得るものである。
本発明に係る電子機器は、発電手段を介して直流電圧である発電電圧を出力する発電電力供給部と、交流電圧である系統電圧を出力する系統電力供給部と、該系統電力供給部から出力される前記系統電圧を整流し電圧変換して直流電圧を出力する整流変換器と、前記発電電力供給部又は前記整流変換器から電圧供給を受け、電子機器本体の駆動を実施する周辺回路と、前記発電電圧を検出する判断器と、前記判断器に接続されたコントローラーと、前記発電電力供給部と前記周辺回路との間に設置された発電電力供給スイッチと、前記系統電力供給部と前記整流変換器との間に設置された系統電力供給スイッチと、前記発電電力供給部から前記発電電力供給スイッチを介して出力される前記発電電圧による電圧供給、又は、前記整流変換器から出力される直流電圧による電圧供給を切り替えるために前記周辺回路の前段に設置された周辺回路スイッチと、を備え、前記判断器は、検出した前記発電電圧に基づいて、前記発電電力供給スイッチ、前記系統電力供給スイッチ及び前記周辺回路スイッチの切替え動作のタイミングを決定し、そのタイミング情報を前記コントローラーに送信し、前記コントローラーは、前記タイミング情報に基づいて、前記発電電力供給スイッチ、前記系統電力供給スイッチ及び前記周辺回路スイッチの切替え動作を実施することを特徴とする。
本発明によれば、発電電圧が判断器によって常時検出されることで、周辺回路部における回路に発電電圧が供給可能かどうかが判断され、周辺回路スイッチが切り替えられることで、DC/DCコンバーターを介すことなく発電電力を供給する事が可能となるので、DC/DCコンバーターでの電力損失が必要最小限に抑えられる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機の全体構成図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機における昇圧部24の構成図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機への電力供給動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機における周辺回路部5への電力供給動作を示すフローチャートである。 発電電圧が余剰である場合の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機の全体構成図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機への電力供給動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る空気調和機の全体構成図である。 本発明の実施の形態3に係る空気調和機における電源部1に備えられた電源端子部の構成例である。
実施の形態1.
(空気調和機の構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の全体構成図である。
図1において、電源部1は、発電システムから直流電圧である発電電圧の供給を受ける発電電力供給部11、系統電源等から交流電圧である系統電圧の供給を受ける系統電力供給部12、その系統電力供給部12が出力する交流電圧を整流及び平滑するブリッジ整流回路13、発電電力供給部11から後段に発電電圧を送るための発電電力供給スイッチ14、及び、系統電力供給部12から出力する交流電圧をブリッジ整流回路13に入力させるための系統電力供給スイッチ15によって構成されている。
また、制御部2は、ブリッジ整流回路13から出力される直流電圧を異なるレベルの直流電圧に変換するDC/DCコンバーター21、電源部1及び制御部2の各種スイッチの開閉動作を制御するコントローラー22、発電電力供給部11から出力される発電電力をDC/DCコンバーター21に送るための余剰電力供給スイッチ23、後述する回路54に供給されるDC/DCコンバーター21から出力される直流電圧に対してバイアス動作を実施する昇圧部24、後述する回路51に対して発電電力供給部11から出力される発電電力を供給させるか、DC/DCコンバーター21から出力される直流電圧を供給させるかを切り替える周辺回路スイッチ25、及び、その周辺回路スイッチ25と同様の動作を、後述する回路52〜回路54それぞれに対して実施する周辺回路スイッチ26〜周辺回路スイッチ28によって構成されている。
そして、周辺回路部5は、室内温度・湿度のモニタリング、インバータによる圧縮機の制御、又は、熱交換動作等を実施する回路51〜回路54によって構成されている。
上記の各構成要素の他、発電電力供給部11が出力する発電電圧又は発電電力を検出する判断器3、及び、空気調和機の外部機器等と通信を実施する外部通信部4を備えている。
前述した各構成要素の接続関係を以下で説明する。
発電電力供給部11のプラス側と空調機における回路51との間には、直列に接続された発電電力供給スイッチ14及び周辺回路スイッチ25が設けられている。この直列に接続された発電電力供給スイッチ14及び周辺回路スイッチ25の接続点と回路52との間には、周辺回路スイッチ26が設けられている。同様に、上記の接続点と回路53との間には、周辺回路スイッチ27が設けられている。また、上記の接続点と昇圧部24との間には、周辺回路スイッチ28が設けられている。この昇圧部24は、上記の接続点と電気的に直接接続されてもいて、また、回路54に接続されており、一本のアース線によって接地されている。また、発電電力供給部11のマイナス側及び回路51〜回路54は接地されている。
系統電力供給部12の一方の供給端とブリッジ整流回路13の一方の入力端との間には、系統電力供給スイッチ15が設けられており、系統電力供給部12の他方の供給端はブリッジ整流回路13の他方の入力端に接続されている。ブリッジ整流回路13のプラス側の出力端は、DC/DCコンバーター21の入力側に接続されており、また、そのマイナス側の出力端は接地されている。このDC/DCコンバーター21の出力側は、周辺回路スイッチ25〜周辺回路スイッチ28にそれぞれ接続されている。また、発電電力供給スイッチ14の出力側と、発電電力供給部11から出力される余剰の発電電力を受けるためDC/DCコンバーター21の入力端との間には、余剰電力供給スイッチ23が設けられている。
判断器3は、発電電力供給部11のプラス側及びコントローラー22に接続されている。また、外部通信部4はコントローラー22に接続されている。
なお、請求項記載の「整流変換器」はブリッジ整流回路13及びDC/DCコンバーター21に、「周辺回路」は回路51〜回路54に相当する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機における昇圧部24の構成図である。
図2で示されるように、昇圧部24は、スイッチ241、スイッチ242及びコンデンサー243によって構成されている。周辺回路スイッチ28は、昇圧部24の内部を介して直接、回路54に接続されている。直列に接続されたコンデンサー243及びスイッチ242は、回路54に対して並列に接続されており、スイッチ242の一端は接地されている。また、発電電力供給部11のプラス側と、コンデンサー243及びスイッチ242の接続点との間に、スイッチ241が設けられている。
(空気調和機の電力供給動作)
図3は本発明の実施の形態1に係る空気調和機への電力供給動作を示すフローチャートであり、図4は同空気調和機における周辺回路部5への電力供給動作を示すフローチャートであり、そして、図5は発電電圧が余剰である場合の動作を示すフローチャートである。
まず、図3を参照しながら本実施の形態の空気調和機への電力供給動作について説明する。
(S1)
まず、初期状態として発電電力供給スイッチ14は開状態、そして、系統電力供給スイッチ15は閉状態となっている。また、周辺回路スイッチ25〜周辺回路スイッチ28はいずれも系統電圧側、すなわち、DC/DCコンバーター21の出力側に接続されている。
(S2)
次に、判断器3は、発電電力供給部11から出力される発電電圧を検出する。
(S3)
判断器3は、検出した発電電圧が、周辺回路部5における回路51〜回路54のいずれかを駆動させるのに必要な所定の電圧に達しているかどうか判定する。
(S4)
判断器3は、検出した発電電圧が所定の電圧に達していると判定した場合、電源部1及び制御部2に備えられている各スイッチの動作タイミングの情報(以下、タイミング情報という)、ここでは、発電電力供給スイッチ14を閉状態にさせるタイミング情報を決定しコントローラー22に送信する。コントローラー22は、受信したタイミング情報に基づいて、発電電力供給スイッチ14を閉状態にする。発電電力供給スイッチ14が閉状態になることで、発電電力供給部11が出力する発電電圧が後段に印加される。
(S5)
判断器3は、検出した発電電圧が前述の所定の電圧に達していないと判定した場合、発電電力供給スイッチ14を開状態にさせるタイミング情報を決定しコントローラー22に送信する。コントローラー22は、受信したタイミング情報に基づいて、発電電力供給スイッチ14を開状態にする。発電電力供給スイッチ14が開状態になると、発電電力供給部11が出力する発電電圧が後段に印加されず、系統電力供給スイッチ15が閉状態であることによってDC/DCコンバーター21からの直流電圧のみが後段に印加される。
以後、ステップS2〜ステップS5が繰り返される。
次に、図4を参照しながら、図3におけるステップS4において発電電圧が後段に印加される場合における周辺回路部5への電力供給動作について説明する。
(S11)
まず、判断器3は、検出した発電電圧が、回路51を駆動させるのに必要な電圧に達しているかどうか判定する。
(S12)
判断器3は、検出した発電電圧が必要電圧に達していると判定した場合は、回路51の前段に接続されている周辺回路スイッチ25を、発電電圧側に切り替えるタイミング情報を決定しコントローラー22に送信する。そして、コントローラー22が受信したタイミング情報に基づいて周辺回路スイッチ25を発電電圧側に切り替えることによって、回路51は発電電圧が印加され駆動する。
(S13)
判断器3は、発電システムにおける発電状況、又は、回路51における発電電力の消費等によって、検出した発電電圧が必要電圧に達していないと判定した場合は、周辺回路スイッチ25を、系統電圧側に切り替えさせるタイミング情報を決定しコントローラー22に送信する。そして、コントローラー22が受信したタイミング情報に基づいて、周辺回路スイッチ25を系統電圧側に切り替える。
(S14)
次に、判断器3は、検出した発電電圧が、回路52を駆動させるのに必要な電圧に達しているかどうか判定する。
(S15、S16)
以下、ステップS12及びステップS13と同様に、判断器3は周辺回路スイッチ26についてその開閉動作のタイミング情報を決定し、コントローラー22はそのタイミング情報に基づいて周辺回路スイッチ26の切り替え動作を実施する。
(S17)
次に、判断器3は、検出した発電電圧が、回路53を駆動させるのに必要な電圧に達しているかどうか判定する。
(S18、S19)
以下、ステップS12及びステップS13と同様に、判断器3は周辺回路スイッチ27についてその開閉動作のタイミング情報を決定し、コントローラー22はそのタイミング情報に基づいて周辺回路スイッチ27の切り替え動作を実施する。
(S20)
さらに、判断器3は、検出した発電電圧が、回路54を駆動させるのに必要な電圧に達しているかどうか判定する。
(S21)
判断器3は、検出した発電電圧が必要電圧に達していると判定した場合は、周辺回路スイッチ28を発電電圧側に切り替えさせ、昇圧部24におけるスイッチ241を開状態及びスイッチ242を閉状態にさせるタイミング情報を決定しコントローラー22に送信する。そして、コントローラー22が受信したタイミング情報に基づいて周辺回路スイッチ28を発電電圧側に切り替え、スイッチ241を開状態及びスイッチ242を閉状態にすることによって、回路54は発電電圧が印加され駆動する。
(S22)
判断器3は、検出した発電電圧が必要電圧に達していないと判定した場合は、周辺回路スイッチ28を系統電圧側に切り替えさせ、昇圧部24におけるスイッチ241を閉状態及びスイッチ242を開状態にさせるタイミング情報を決定しコントローラー22に送信する。そして、コントローラー22は、受信したタイミング情報に基づいて周辺回路スイッチ28を系統電圧側に切り替え、スイッチ241を開状態及びスイッチ242を閉状態にする。この状態では、周辺回路スイッチ28が系統電圧側に切り替えられているので、DC/DCコンバーター21による直流電力が回路54において消費される。このとき、発電電圧は、回路54を駆動させるには不足してる電圧であるが、DC/DCコンバーター21の出力電圧に対してバイアス作用に寄与され消費される。このとき発電電圧は、DC/DCコンバーター21を介していないので、DC/DCコンバーター21における電力損失を発生させることなく、高効率で発電電力が消費される。
以上の動作のように、発電電圧が判断器3によって常時検出されることで、周辺回路部5においてどの回路に発電電圧を供給するかが判断され、周辺回路スイッチ25〜周辺回路スイッチ28が切り替えられることで、DC/DCコンバーター21を介すことなく最適な回路に発電電力を供給する事が可能となるので、DC/DCコンバーター21での電力損失が必要最小限に抑えられる。
また、発電電圧によって駆動させる回路51〜回路54において、駆動させるのに必要な電圧が高い方から優先的に発電電圧を供給して駆動させることによって、高効率な電力供給が可能となる。
なお、上記の動作において、発電電圧が低下していく場合において周辺回路スイッチ25〜周辺回路スイッチ28を切り替える動作を説明したが、これに限られるものではなく、発電電圧が上昇した場合、上記の動作順序とは逆の順序で発電電力を供給する回路が切り替えられるものとしてもよい。すなわち、例えば、回路53に発電電圧が供給されている場合に、発電電力が回路52を駆動するのに必要な電圧に達した場合、周辺回路スイッチ27は系統電圧側に切り替えさせ、周辺回路スイッチ26を発電電圧側に切り替えて、回路52に発電電圧が供給されるというような動作としてもよい。
また、回路51から回路52若しくは回路52から回路53、又は、回路54から回路53若しくは回路53から回路52というように、発電電圧を供給する回路を順番に切り替えるのではなく、回路51から回路53、又は、回路54から回路52のように、回路の状況に応じて、任意の回路に発電電圧が供給される構成としてもよい。
また、上記の動作においては、発電電圧が、回路51〜回路54のいずれか1つに供給される動作を説明したが、これに限られるものではなく、判断器3によって検出される発電電力の大きさに応じて複数の回路に発電電圧が供給されるように、周辺回路スイッチ25〜周辺回路スイッチ28が制御される動作としてもよい。
また、周辺回路部5が収容する回路として回路51〜回路54の4つの回路としたが、これに限られるものではなく、1つの回路でもよいし、異なる数の回路が収容され駆動される構成としてもよい。
さらに、上記においては、昇圧部24が、回路54の前段のみに備えられている構成としたが、これに限られるものではなく、異なる回路に昇圧部24が接続される構成としてもよく、複数の回路にそれぞれ昇圧部24が接続される構成としてもよい。
次に、図5を参照しながら、周辺回路部5に発電電圧が供給されながらも、なお発電電力供給部11が出力する発電電力に余剰が生じている場合についての動作を説明する。
(S31)
周辺回路部5において、例えば回路51に発電電圧が供給されている場合に、判断器3によって、発電電力供給部11から出力される発電電力に余剰があるかどうか判断される。
(S32)
判断器3は、検出した発電電力に余剰があると判断した場合、余剰電力供給スイッチ23を閉状態にするタイミング情報を決定しコントローラー22に送信する。コントローラー22は、受信したタイミング情報に基づいて、余剰電力供給スイッチ23を閉状態にする。このとき余剰と判断された発電電力が、余剰電力供給スイッチ23を介してDC/DCコンバーター21に供給され、DC/DCコンバーター21が出力する直流電圧に寄与される。このとき、この余剰の発電電力がDC/DCコンバーター21を介することによって出力される直流電圧は、発電電圧が直接供給されている回路以外の回路に供給される。
(S33)
判断器3は、検出した発電電力に余剰がないと判断した場合は、余剰電力供給スイッチ23を開状態にするタイミング情報を決定しコントローラー22に送信する。コントローラー22は、受信したタイミング情報に基づいて、余剰電力供給スイッチ23を開状態にし、DC/DCコンバーター21への発電電力の供給を停止させる。
なお、判断器3が、検出する発電電力に余剰があると判断するための閾値を予め設定されている構成としてもよく、空気調和機の稼働状況等によって適宜設定される構成としてもよい。
また、上記において、余剰の発電電力がDC/DCコンバーター21を介することによって出力される直流電圧が、発電電圧が直接供給されている回路以外の回路に供給される構成を説明したが、この供給される回路は特定の回路としてもよく、また、複数の回路に供給される構成としてもよい。
(実施の形態1の効果)
以上の構成及び動作のように、判断器3によって発電電力が検出され、DC/DCコンバーター21を介することなくその発電電力に応じて最適な回路に発電電力を供給するようにしているので、発電システムである太陽光発電、風力発電、圧電素子又は熱発電等のように、太陽光の日射具合又は風速等の周囲環境に応じて発電電力が変動するような発電方式においても、DC/DCコンバーター21における電力損失を発生させることを抑制し、さらに高効率で発電電力の利用を可能とする空気調和機を提供することができる。
なお、上記の構成においては、判断器3が、発電電圧又は発電電力を検出してタイミング情報を決定し、そのタイミング情報をコントローラー22に送信し、コントローラー22はそのタイミング情報に基づいて各スイッチの制御を実施する構成としたが、これに限られるものではなく、判断器3は、発電電圧又は発電電力を検出するのみとし、コントローラー22が、その検出された発電電圧又は発電電力に基づいて、各スイッチの動作タイミングを決定し動作を制御する構成としてもよい。
また、本実施の形態においては、空気調和機において発電電力を高効率で利用する構成を説明したが、空気調和機に限られるものではなく、上記の構成及び動作がその他の電子機器に実装されるものとしてもよい。
実施の形態2.
(空気調和機の構成)
図6は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の全体構成図である。以下、前述の実施の形態1に係る空気調和機と相違する構成を中心に説明する。
本実施の形態における電源部1は、実施の形態1に係る電源部1における発電電力供給部11及び系統電力供給部12は備えておらず、それらの代替として、主電源16を備えている。主電源16の一方の供給端は、発電電力供給スイッチ14の入力側に接続されている。また、主電源16のその一方の供給端とブリッジ整流回路13の一方の入力端との間には、系統電力供給スイッチ15が設けられており、主電源16の他方の供給端はブリッジ整流回路13の他方の入力端に接続されている。
また、電源部1の外部にはパワーコントローラー6が備えられており、そのパワーコントローラー6は主電源16に接続されて、内部に備える発電システムが出力する発電電圧、又は、系統電源等からの交流電圧である系統電圧を主電源16に対して供給し、その主電源16は、パワーコントローラー6から供給される発電電圧又は系統電圧を出力する。
上記のパワーコントローラー6及び外部通信部4は、それぞれ無線通信部(図示せず)を備えており、互いに、情報通信が可能となっている。
(空気調和機の電力供給動作)
図7は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機への電力供給動作を示すフローチャートである。
まず、図7を参照しながら本実施の形態の空気調和機への電力供給動作について説明する。
(S41)
まず、初期状態として発電電力供給スイッチ14は開状態、系統電力供給スイッチ15は閉状態、そして、パワーコントローラー6から主電源16に対し系統電圧が供給されている。また、周辺回路スイッチ25〜周辺回路スイッチ28はいずれも系統電圧側、すなわち、DC/DCコンバーター21の出力側に接続されている。
(S42)
判断器3は、周辺回路部5における回路51〜回路54のいずれかを駆動させるのに必要な電力量を算出し、その必要電力量をコントローラー22に送信する。コントローラー22は、受信した必要電力量を外部通信部4に送信する。
(S43)
外部通信部4は、受信した必要電力量を、無線によってパワーコントローラー6に送信する。
(S44)
パワーコントローラー6は、内部に備える発電システムが出力する発電電力を確認し、その発電電力量が、受信した必要電力量に達しているかどうか判定する。
(S45)
パワーコントローラー6は、確認した発電電力量が必要電力量に達していると判定した場合、発電電力供給スイッチ14を閉状態及び系統電力供給スイッチ15を開状態にさせるタイミング情報を決定し、そのタイミング情報を外部通信部4に送信する。さらに、パワーコントローラー6は主電源16に供給する電圧を発電電圧に切り替え、主電源16は発電電圧を出力する。
(S46)
コントローラー22は、外部通信部4を介してタイミング情報を受信し、そのタイミング情報に基づいて、発電電力供給スイッチ14を閉状態、及び、系統電力供給スイッチ15を開状態にする。主電源16が発電電力を出力すること及び発電電力供給スイッチ14が閉状態となることによって、発電電力供給スイッチ14を介して後段に発電電圧が印加される。
(S47)
パワーコントローラー6は、確認した発電電力量が必要電力量に達していないと判定した場合、発電電力供給スイッチ14を開状態及び系統電力供給スイッチ15を閉状態にさせるタイミング情報を決定し、そのタイミング情報を外部通信部4に送信する。さらに、パワーコントローラー6は主電源16に供給する電圧を系統電圧に切り替え、主電源16は系統電圧を出力する。
(S48)
コントローラー22は、外部通信部4を介してタイミング情報を受信し、そのタイミング情報に基づいて、発電電力供給スイッチ14を開状態、及び、系統電力供給スイッチ15を閉状態にする。主電源16が系統電力を出力すること及び系統電力供給スイッチ15が閉状態となることによって、系統電圧がブリッジ整流回路13によって整流及び平滑され、DC/DCコンバーター21から直流電圧が出力され、その直流電圧が後段に印加される。
以後、ステップS42〜ステップS48が繰り返される。
図7におけるステップS46において発電電圧が後段に印加される場合における周辺回路部5への電力供給動作については、実施の形態1における図4で示されたフローチャートと同様であるが、以下、その相違点を中心に説明する。
ステップS11、ステップS14、ステップS17及びステップS20において、発電電圧が周辺回路部5の各回路を駆動させるのに必要な電圧に達しているかどうかの判定は、パワーコントローラー6が、内部に備える発電システムが出力する発電電力量、及び、図7におけるステップS43によって受信した必要電力量を比較することによって実施される。
また、ステップS12、ステップS13、ステップS15、ステップS16、ステップS18及びステップS19において、周辺回路スイッチ25〜周辺回路スイッチ28の切替え動作は、パワーコントローラー6が、前述のように発電電力量及び必要電力量を比較判定し、その判定結果に基づいて周辺回路スイッチ25〜周辺回路スイッチ28の切替え動作のタイミング情報決定し、コントローラー22がそのタイミング情報を外部通信部4を介して受信することによって実施される。
そして、ステップS21及びステップS22において、周辺回路スイッチ28、並びに、昇圧部24におけるスイッチ241及びスイッチ242の切替え動作は、パワーコントローラー6が、前述のように発電電力量及び必要電力量を比較判定し、その判定結果に基づいて周辺回路スイッチ28、並びに、昇圧部24におけるスイッチ241及びスイッチ242の切替え動作のタイミング情報決定し、コントローラー22がそのタイミング情報を外部通信部4を介して受信することによって実施される。このときのバイアス作用の動作についてはステップS22と同様である。
以上の動作のように、パワーコントローラー6から供給される発電電力はDC/DCコンバーター21を介すことなく、周辺回路部5に供給されことで高効率を維持し、さらにその必要な電力量に応じて最適な回路に発電電力が供給される構成となるので、DC/DCコンバーター21での電力損失が必要最小限に抑えられる。
また、周辺回路部5に発電電圧が供給されながらも、なお発電電力供給部11が出力する発電電力に余剰が生じている場合についての動作についても、実施の形態1における図5で示されたフローチャートと同様であるが、以下、その相違点を中心に説明する。
ステップS31において、周辺回路部5において、例えば回路51に発電電圧が供給されている場合に、パワーコントローラー6によって、内部に備える発電システムが出力する発電電力に余剰があるかどうか判断される。
ステップS32及びステップS33において、余剰電力供給スイッチ23の切替え動作は、パワーコントローラー6が内部に備える発電システムが出力する発電電力に余剰があるかどうか判断して、余剰電力供給スイッチ23の切替え動作のタイミング情報を決定し、コントローラー22がそのタイミング情報を外部通信部4を介して受信することによって実施される。
以上の構成及び動作のように、空気調和機における外部通信部4とパワーコントローラー6が通信を実施し、パワーコントローラー6によって発電電力及び系統電力の供給を切り替え動作が実施されることによって、DC/DCコンバーター21を介すことなく発電電力が供給可能であり、さらに、DC/DCコンバーター21における電力損失が必要最小限に抑えられるので、高効率で発電電力を使用することが可能となる。
なお、上記の構成において、外部通信部4はパワーコントローラー6と無線によって通信を実施する構成としたが、これに限られるものではなく、有線、又は無線及び有線の双方を使用して通信する構成としてよい。
また、上記の構成においては、パワーコントローラー6によって主電源16に供給される電力として系統電力又は発電電力に切り替え、供給する電力に基づいて発電電力供給スイッチ14及び系統電力供給スイッチ15の切替えのタイミング情報を、外部通信部4を介してコントローラー22に通信する構成としているが、これに限られるものではなく、判断器3が主電源16が出力する電圧を検出し、発電電圧及び系統電圧のどちらが供給されているかを判断する構成であっても構わない。このとき、判断器3は、検出した電圧に基づいて、発電電力供給スイッチ14及び系統電力供給スイッチ15の切替えのタイミング情報を決定し、コントローラー22にそのタイミング情報を送信する。
実施の形態3.
(空気調和機の構成)
図8は、本発明の実施の形態3に係る空気調和機の全体構成図であり、図9は、同空気調和機における電源部1に備えられた電源端子部の構成例である。以下、前述の実施の形態1に係る空気調和機と相違する構成を中心に説明する。
図8で示されるように、電源部1の外部にはパワーコントローラー6が備えられている。その電源部1には、パワーコントローラー6から供給される電力を受けるための電源端子部18が備えられている。パワーコントローラー6及び発電電力供給部11は、その電源端子部18を介して、2本の発電電力供給線61によって接続されている。発電電力供給部11は、この発電電力供給線61を介して発電電圧が供給される。また、パワーコントローラー6及び系統電力供給部12は、同じく電源端子部18を介して、2本の系統電力供給線62によって接続されている。系統電力供給部12は、この系統電力供給線62を介して系統電圧が供給される。
図9で示されるように、電源端子部18は、前述したようにパワーコントローラー6から発電電力及び系統電力を供給するための、それぞれ独立した2本の供給線、すなわち、発電電力供給線61及び系統電力供給線62を接続するための4つの電源端子18aを備えている。この4つの電源端子18aは、図9(a)で示されるように全て同じ形状であってもよく、図9(b)で示されるように2つずつが同形状であってもよく、図9(c)で示されるように、3つが同一形状で、残りの1つが異なる形状とするものでもよく、又は、図9(d)で示されるように、全てが異なった形状であってもよい。
なお、図9(a)〜図9(d)のいずれにおいても、発電電力供給線61が接続される電源端子18aと、系統電力供給線62が接続される電源端子18aはそれぞれ向かい合っている必要はなく、隣り合って配置される構成としてもよい。
(空気調和機の電力供給動作)
本実施の形態における空気調和機においては、パワーコントローラー6は発電電力供給線61を介して発電電力供給部11に発電電力を供給し、発電電力供給部11はその後段に発電電圧を出力する。また、パワーコントローラー6は系統電力供給線62を介して系統電力供給部12に系統電力を供給し、系統電力供給部12はその後段に系統電圧を出力する。この発電電力供給部11及び系統電力供給部12によって後段に電力供給される動作は、実施の形態1において図3を参照しながら説明した動作と同様である。
また、本実施の形態に係る空気調和機の周辺回路部5への電力供給動作、及び、発電電力供給部11が出力する発電電圧が余剰である場合の動作は、それぞれ実施の形態1において図4及び図5を参照しながら説明した動作と同様である。
以上の構成及び動作によって、実施の形態1と同様にDC/DCコンバーター21を介することなく発電電力に応じて最適な回路に発電電力を供給するようにしているので、発電システムである太陽光発電、風力発電、圧電素子又は熱発電等のように、太陽光の日射具合又は風速等の周囲環境に応じて発電電力が変動するような発電方式においても、DC/DCコンバーター21における電力損失を発生させることを抑制し、さらに高効率で発電電力の利用を可能とする空気調和機を提供することができる。
また、パワーコントローラー6から発電電力及び系統電力をそれぞれの専用の供給線を介して供給しているので、外部通信部4とパワーコントローラー6との通信機能等の特別な機能を備える必要がない簡易なシステムを構成することができる。
1 電源部、2 制御部、3 判断器、4 外部通信部、5 周辺回路部、6 パワーコントローラー、11 発電電力供給部、12 系統電力供給部、13 ブリッジ整流回路、14 発電電力供給スイッチ、15 系統電力供給スイッチ、16 主電源、18 電源端子部、18a 電源端子、21 DC/DCコンバーター、22 コントローラー、23 余剰電力供給スイッチ、24 昇圧部、25〜28 周辺回路スイッチ、51〜54 回路、61 発電電力供給線、62 系統電力供給線、241、242 スイッチ、243 コンデンサー。

Claims (13)

  1. 発電手段を介して直流電圧である発電電圧を出力する発電電力供給部と、
    交流電圧である系統電圧を出力する系統電力供給部と、
    該系統電力供給部から出力される前記系統電圧を整流し電圧変換して直流電圧を出力する整流変換器と、
    前記発電電力供給部又は前記整流変換器から電圧供給を受け、電子機器本体の駆動を実施する周辺回路と、
    前記発電電圧を検出する判断器と、
    前記判断器に接続されたコントローラーと、
    前記発電電力供給部と前記周辺回路との間に設置された発電電力供給スイッチと、
    前記系統電力供給部と前記整流変換器との間に設置された系統電力供給スイッチと、
    前記発電電力供給部から前記発電電力供給スイッチを介して出力される前記発電電圧による電圧供給、又は、前記整流変換器から出力される直流電圧による電圧供給を切り替えるために前記周辺回路の前段に設置された周辺回路スイッチと、
    を備え、
    前記判断器は、検出した前記発電電圧に基づいて、前記発電電力供給スイッチ、前記系統電力供給スイッチ及び前記周辺回路スイッチの切替え動作のタイミングを決定し、そのタイミング情報を前記コントローラーに送信し、
    前記コントローラーは、前記タイミング情報に基づいて、前記発電電力供給スイッチ、前記系統電力供給スイッチ及び前記周辺回路スイッチの切替え動作を実施する
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 前記判断器は、検出した前記発電電圧が前記周辺回路を動作させるのに必要な電圧に達した場合、前記整流変換器から出力される直流電圧より優先的に前記周辺回路に対して前記発電電圧を供給させるための前記タイミング情報を前記コントローラーに送信し、
    前記コントローラーは、前記タイミング情報に基づいて、前記発電電力供給スイッチを閉動作させ、前記周辺回路スイッチを前記発電電圧側に切り替える
    ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記周辺回路は、複数であり、
    該周辺回路のそれぞれに対応する前記周辺回路スイッチを備え、
    前記判断器は、
    検出した前記発電電圧が複数の前記周辺回路のうちいずれかを動作させるのに必要な電圧に達した場合、前記整流変換器から出力される直流電圧より優先的に前記周辺回路に対して前記発電電圧を供給させるための前記タイミング情報、さらに、前記発電電圧によって動作させることが可能となった前記周辺回路が複数である場合、その動作に必要となる電圧が最も高い前記周辺回路に対して優先的に前記発電電圧を供給させるための前記タイミング情報を前記コントローラーに送信し、
    前記コントローラーは、前記タイミング情報に基づいて、前記発電電力供給スイッチを閉動作させ、動作に必要となる電圧が最も高い前記周辺回路に対応する前記周辺回路スイッチを前記発電電圧側に切り替える
    ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  4. 前記判断器は、前記発電電圧が複数の前記周辺回路のうち動作させるのに必要な電圧に達しない前記周辺回路に対して、前記整流変換器から出力される直流電圧を供給させるための前記タイミング情報を前記コントローラーに送信し、
    前記コントローラーは、前記タイミング情報に基づいて、前記系統電力供給スイッチを閉動作させ、そして、前記周辺回路に対応する前記周辺回路スイッチを前記整流変換器から出力される直流電圧側に切り替える
    ことを特徴とする請求項3記載の電子機器。
  5. 前記周辺回路とその前段に設置された前記周辺回路スイッチとの間に設置された昇圧部を備え、
    前記判断器は、検出した前記発電電圧が前記周辺回路を動作させるのに必要な電圧に達しないと判定した場合、前記周辺回路が前記整流変換器から出力される直流電圧から電圧供給を受けるための前記タイミング情報を前記コントローラーに送信し、
    前記昇圧部は、前記判断器によって検出された前記発電電圧が、前記周辺回路を動作させるのに必要な電圧に達しないと判定された場合、前記発電電圧を前記整流変換器から出力される直流電圧のバイアスとして使用する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電子機器。
  6. 複数の前記周辺回路のうちいずれか又は全てとその前段に設置された前記周辺回路スイッチとの間に設置された昇圧部を備え、
    前記判断器は、検出した前記発電電圧が前記昇圧部が設置されている前記周辺回路のうちいずれかを動作させるのに必要な電圧に達しないと判定した場合、その周辺回路が前記整流変換器から出力される直流電圧から電圧供給を受けるための前記タイミング情報を前記コントローラーに送信し、
    前記判断器によって検出された前記発電電圧が前記昇圧部が設置されている前記周辺回路のうちいずれかを動作させるのに必要な電圧に達しないと判定された場合、その昇圧部は、前記発電電圧を前記整流変換器から出力される直流電圧のバイアスとして使用する
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の電子機器。
  7. 前記発電電力供給スイッチと前記整流変換器との間に設置された余剰電力供給スイッチを備え、
    前記判断器によって、前記周辺回路に前記発電電圧が供給されている場合でもなお、前記発電電圧による電力に余剰が生じていると判定した場合、前記余剰電力供給スイッチを閉動作させる前記タイミング情報を前記コントローラーに送信し、
    前記コントローラーは、前記タイミング情報に基づいて、前記余剰電力供給スイッチを閉動作させ、
    前記整流変換器は、前記余剰電力供給スイッチが閉状態になることによって供給される前記余剰電力を直流電圧の出力に寄与させる
    ことを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれかに記載の電子機器。
  8. 前記発電手段を有し前記発電電力供給部の入力側に前記発電電圧を供給し、及び、前記系統電力供給部の入力側に前記系統電圧を供給するパワーコントローラーを備える
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の電子機器。
  9. 前記パワーコントローラーが供給する前記発電電圧及び前記系統電圧を受けるための4つの電源端子を備え、
    前記発電電力供給部は、前記パワーコントローラーから4つの前記電源端子のうち2つの前記電源端子を介して前記発電電圧の供給を受け、
    前記系統電力供給部は、前記パワーコントローラーから残りの2つの前記電源端子を介して前記系統電圧の供給を受ける
    ことを特徴とする請求項8記載の電子機器。
  10. 発電手段を介して直流電圧である発電電圧を供給し、又は、交流電圧である系統電圧を供給するパワーコントローラーと、
    該パワーコントローラーから前記発電電圧又は前記系統電圧を供給される主電源と、
    該主電源から出力される前記系統電圧を整流し電圧変換して直流電圧を出力する整流変換器と、
    前記主電源と前記周辺回路との間に設置された発電電力供給スイッチと、
    前記主電源と前記整流変換器との間に設置された系統電力供給スイッチと、
    前記主電源から出力される前記発電電圧又は前記整流変換器から出力される直流電圧の供給を受け、電子機器本体の駆動を実施する周辺回路と、
    前記主電源に接続され該周辺回路の動作に必要な電力量を算出する判断器と、
    前記判断器に接続されたコントローラーと、
    前記コントローラーに接続され、前記パワーコントローラーと情報の通信を実施する外部通信部と、
    前記主電源から前記発電電力供給スイッチを介して出力される前記発電電圧による電圧供給、又は、前記整流変換器から出力される直流電圧による電圧供給を切り替えるために前記周辺回路の前段に設置された周辺回路スイッチと、
    を備え、
    前記外部通信部は、前記判断器によって算出された前記必要電力量を前記コントローラーを介して受信し、前記パワーコントローラーに前記必要電力量を送信し、
    前記パワーコントローラーは、受信した前記必要電力量に基づいて、
    前記主電源に前記発電電圧を供給するか、又は、前記系統電圧を供給するかを切り替え、
    前記発電電力供給スイッチ、前記系統電力供給スイッチ及び前記周辺回路スイッチの切替え動作のタイミングを決定し、そのタイミング情報を前記外部通信部に送信し、
    前記コントローラは、前記外部通信部を介して受信した前記タイミング情報に基づいて、前記発電電力供給スイッチ、前記系統電力供給スイッチ及び前記周辺回路スイッチの切替え動作を実施する
    ことを特徴とする電子機器。
  11. 前記パワーコントローラーは、
    前記発電電圧に基づく発電電力量が前記必要電力量を超えた場合、前記発電電圧を前記主電源に供給し、前記発電電力供給スイッチを閉動作、前記系統電力供給スイッチを開動作、及び、前記周辺回路スイッチを前記発電電圧側に切り替えるための前記タイミング情報を前記外部通信部に送信し、
    前記必要電力量を超えていない場合、前記系統電圧を前記主電源に供給し、前記発電電力供給スイッチを開動作、前記系統電力供給スイッチを閉動作、及び、前記周辺回路スイッチを前記整流変換器から出力される直流電圧側に切り替えるための前記タイミング情報を前記外部通信部に送信する
    ことを特徴とする請求項10記載の電子機器。
  12. 前記周辺回路は、複数であり、
    該周辺回路のそれぞれに対応する前記周辺回路スイッチを備え、
    前記パワーコントローラーは、
    前記発電電圧に基づく発電電力量が複数の前記周辺回路のうちいずれかを動作させるのに必要な電力量に達した場合、前記発電電圧を前記主電源に供給し、前記発電電力供給スイッチを閉動作及び前記系統電力供給スイッチを開動作させるための前記タイミング情報、及び、前記発電電力量によって動作させることが可能となった前記周辺回路が1つの場合は、その周辺回路に対応する前記周辺回路スイッチを前記発電電圧側に切り替える、又は、前記動作可能となった周辺回路が複数の場合は、前記必要電力量が最も高い前記周辺回路に対応する前記周辺回路スイッチを前記発電電圧側に切り替える前記タイミング情報を前記外部通信部に送信する
    ことを特徴とする請求項10記載の電子機器。
  13. 前記外部通信部は、有線、無線又はその双方によって前記パワーコントローラーと情報の通信を実施する
    ことを特徴とする請求項10〜請求項12のいずれかに記載の電子機器。
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