JP5137536B2 - タッチパネル - Google Patents

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Description

本発明は、額縁部分の内側の入力エリア内でギャップが形成されるように、対向配置されて貼り合わされている固定側基板と操作側基板とを備え、入力エリア内で操作側基板が押されることにより任意の接触点を2次元座標として検出することができるタッチパネルに関する。
近年、タッチパネルの適用範囲は広がり、携帯可能な情報機器への搭載も増えてきている。携帯可能な情報機器である携帯電話や小型ゲーム機などは、当然のことながら軽量、薄型が望まれ、さらに落下衝撃に対しても破損しない構造が望まれている。このため、従来のフィルム−ガラス系のタッチパネルに代わり、耐久性の高いFFP、FF、FPといったプラスチック系のタッチパネルが用いられるようになってきている。
一方で、携帯電話や小型ゲーム機など機器は、全体を小型化するために、折り畳み構造を採用するものが多くなってきている。従来の折り畳み構造の機器では、二つ折りにした一方の面を表示画面とし、他方の面を操作面とし、操作面にキースイッチやポインティングデバイスなどが配列された構造を有しているものが多かった。そして、このような機器にタッチパネルが適用される場合は、一方の面である表示画面にのみ設けられていた。しかしながら、最近では、両面が表示画面としての機能をもつ機器が登場し、その需要が拡大している。このため、二つの表示画面にタッチパネルを適用することが試みられている。
両面が表示画面である機器にタッチパネルを適用するには、図14に示すように、2枚のタッチパネル70,80が必要になる。これにより、タッチパネル用のフレキシブル回路体71,81などを2セット要し、タッチパネルの構造が複雑化するという問題があった。そこで、本出願人は、二つ折りにできる1シートのタッチパネルで2画面の入力操作領域を形成できるものを模索し続けてきた。
なお、本発明に直接に関係するものではないが、複数枚のスイッチシートを有する開閉式の料理注文端末が開示されている(特許文献1)。この料理注文端末は、基板に綴じリングを固定し、複数枚のスイッチシートを綴じリングで拘束してバインダー式にしたものである。各スイッチシートは、5枚の樹脂シートが貼り合わされたものである。スイッチシートには、スイッチを有する回路体が形成されている。
特開平10−340151号公報
従来の抵抗膜式タッチパネルでは、導電膜としてITO膜が形成されている。ITO膜は、薄いガラスのようなものであり、硬く脆い性質があるため、ITO膜を小さなRで曲げると膜にクラックが発生し、導電性が損なわれるという問題があった。すなわち、屈曲部分のITO膜に作用するストレスによって、ITO膜が破損するという問題があった。例えば、コーナ半径R1.0でフィルムを折り返すように曲げた場合、数回ないしは数10回で抵抗変化を生ずることが確認されている(図9参照)。
本発明は、上記した点に鑑み、屈曲性に優れ、耐久性が高く、長期に亘り電気的接続の信頼性を維持することができるタッチパネルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載のタッチパネルは、固定側導電膜を一面に形成した固定側基板と、操作側導電膜を一面に形成した操作側基板とが、該固定側導電膜を形成した該面と該操作側導電膜を形成した該面とが互いに対向するように貼り合わされてなる部材と前記部材の前記固定側基板と前記操作側基板との間に形成された複数のドットスペーサとを備え、前記部材は、屈曲可能な屈曲部と、該屈曲部以外の他の領域とを有し、該屈曲部と該他の領域との双方に前記複数のドットスペーサが形成され、前記屈曲部に形成された前記複数のドットスペーサの間隔が、前記他の領域に形成された前記複数のドットスペーサの間隔よりも狭いことを特徴とする。
また、請求項2記載のタッチパネルは、請求項1に記載のタッチパネルにおいて、前記屈曲部に形成され、前記屈曲部のショートを防止する絶縁層をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項3記載のタッチパネルは、請求項1又は2に記載のタッチパネルにおいて、前記固定側導電膜と前記操作側導電膜とが導電性ポリマーであることを特徴とする。
また、請求項記載のタッチパネルは、請求項3に記載のタッチパネルにおいて、少なくとも前記操作側基板には、前記導電性ポリマーの青色を補正する色調補正膜が成膜されていることを特徴とする。
また、請求項記載のタッチパネルは、請求項に記載のタッチパネルにおいて、前記色調補正膜は、色調補正成分である黄色顔料を含むハードコート層であることを特徴とする。
また、請求項記載のタッチパネルは、請求項1〜の何れか1項に記載のタッチパネルにおいて、前記固定側導電膜と前記操作側導電膜とに、一箇所で接続する外部の回路体が所定の配線パターンを介して電気的に接続することを特徴とする。
また、請求項記載のタッチパネルは、請求項1〜の何れか1項に記載のタッチパネルにおいて、見開き可能な二つの液晶領域を有する折り畳み形式の情報機器に適用され、前記他の領域又は前記第1及び第2入力操作領域が前記二つの液晶領域に貼り合わされていることを特徴とする。
また、請求項記載のタッチパネルは、請求項1〜の何れか1項に記載のタッチパネルにおいて、磁気や電界等の印加により画像を表示する電子ペーパに貼り合わされていることを特徴とする。
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、屈曲部が屈曲自在であるから、屈曲部を支点としてタッチパネルの一方の端部を他方の端部に近づく方向又は離れる方向に繰り返し曲げても、屈曲部にストレスが集中することを回避することができ、使用することができる。これにより、一体形成されたタッチパネルで閉状態又は開状態の二つの状態をとることができる。したがって、屈曲性に優れ、耐久性が高く、長期に亘り電気的接続の信頼性を維持することができる。また、屈曲部には間隔の狭いドットスペーサが形成されているから、相対向する一対の基板間のギャップの均一性を保つことができる。
また、請求項2記載の発明によれば、屈曲部には絶縁層が形成されているから、タッチパネルを曲げたときに屈曲部でショートすることを防止することができる。
また、請求項3記載の発明によれば、屈曲部を支点としてタッチパネルを繰り返し曲げたときに、屈曲部に作用するストレスを緩和することができ、導電膜が損傷を受けることがなくなるため、タッチパネルの耐久性(筆記耐久性)を格段に向上することができる。
また、請求項記載の発明によれば、色調補正膜により導電性ポリマー材の青色が補正されることで、液晶などのカラー表示を忠実に再現でき、画質を高めることができる。
また、請求項記載の発明によれば、色調補正膜をハードコート層とすることで、導電性ポリマー材の青色を効果的に低減することができる。
また、請求項記載の発明によれば、FPCなどの外部の回路体が一箇所でタッチパネルに接続するから、タッチパネルの構造を簡易化することができる。
また、請求項又は記載の発明によれば、折り畳み形式の情報機器の二つの液晶表示画面や電子ペーパにタッチパネルを形成することができるから、情報機器に対する情報入力の操作性を向上することができるとともに、用途の適用範囲を広げることができる。
以下に本発明の実施の形態の具体例を図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明に係るタッチパネルの一実施形態を示すものである。
図1に示すように、本実施形態の抵抗膜式タッチパネル10は、液晶画面に貼り合わされる下側の基板である固定側基板(フィルム)11と、固定側基板11に対向配置されて指やペン等で押圧される側の基板である操作側基板(フィルム)12と、両基板11,12と装置本体とを電気的に相互接続するFPCコネクタ13とから構成されている。このタッチパネル10は、二つの液晶画面領域を有する折り畳み式の情報機器50(図4)に適用されるものであり、一体形成された1枚のシートに二つの入力操作領域14,15と、この二つの入力操作領域14,15の間の屈曲領域(屈曲部)16とを有している。このため、一方の入力操作領域15は屈曲領域16を支点として屈曲可能になっている。
本実施形態のタッチパネル10について詳細に説明する。両基板11,12は、固定側基板11にドットスぺーサ18が形成されている点を除き略同様の構成となっている。両基板11,12は、フレーム部分の内側で100μm程度のギャップ(対向間隔)を有して貼り合わされる。ドットスぺーサ18はエポキシ樹脂などで形成され、φ40μm、高さ数μmの寸法で所定のピッチで設けられている。隣り合うドットスぺーサ18のピッチは、二つの入力操作領域14,15で広く、二つの入力操作領域14,15の間の屈曲領域16で狭くなっている。例えば、二つの入力操作領域14,15のドットスぺーサ18のピッチを2mm、屈曲領域16のドットスぺーサ18のピッチを1mm〜0.5mmとすることができる。屈曲領域16のピッチを狭ピッチに形成することで、タッチパネル10を曲げたときに、相対向する一対の導電膜(抵抗膜シート)20,21間のギャップの均一性が保たれる。また、図2に示すように、屈曲領域16に形成された絶縁膜22と狭ピッチのドットスぺーサ18との協働により、屈曲領域16がショートすることを防止することができる。
両基板11,12は、それぞれ、厚み100〜200μm、好ましくは175μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)を基材45,46としている。なお、基材45,46には、PET以外に可撓性を有する種々のプラスチック材料を適用することができ、例えば、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリカーボネイト(PC)、ポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA)などを適用することもできる。
両基板11,12の対向面には、導電膜20,21としての導電性ポリマーが成膜されている。本実施形態の導電性ポリマーは、ポリチオフェン系のポリマーであり、非常に透明性(光透過性)が高い。タッチパネルでの光透過率は、透過率80%以上で好ましいとされているが、厚みが500nm程度のものは、光透過率が90%以上になるとされている。なお、導電性ポリマーとして透明性が高いものであれば、他のポリマーを使用することができ、例えば、ポリアセチレン系、ポリビロール系、ポリフェニレンピニレン系などを適用することもできる。
膜厚は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、0.01〜10μmが好ましく、0.1〜1μmがより好ましい。厚みが、0.01μm未満であると、膜の抵抗が不安定化することがあり、10μmを超えると、基材45,46との密着性が低下することがあるためである。また、0.1μm未満であると、60℃/95%RHなどの厳しい耐湿性試験で膜の抵抗が不安定になり、1μmを越えると光線透過率が低くタッチパネルとしては好ましくないためである。
導電性ポリマーの表面抵抗率(値)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、5,000Ω/□(ohm/square)以下であることが必要であり、3,000Ω/□以下であるのが好ましく、1、500Ω/□以下であるのがより好ましい。表面抵抗率(値)が、5,000Ω/□を超えると、情報入力時の応答性が低下することがあるためである。なお、表面抵抗率(値)は、例えば、JIS K6911、ASTM D257、などに準拠して測定することができる。
導電性ポリマーの成膜方法としては、特に制限はなく、公知の方法の中から適宜選択することができ、例えば、スピンコート法、ローラコート法、バーコート法、ディップコート法、グラビアコート法、カーテンコート法、ダイコート法、スプレーコート法、ドクターコート法、ニーダーコート法、などが挙げられる。印刷法を採用する場合も、特に制限はなく、公知の方法の中から適宜選択することができ、例えば、スクリーン印刷法、スプレー印刷法、インクジェット印刷法、凸版印刷法、凹版印刷法、平版印刷法、などが挙げられる。
以上のように、両基板11,12が可撓性を有するPETを基材45,46とし、導電性ポリマーを導電膜20,21とすることで、タッチパネル10は屈曲領域16を支点として屈曲できるようになる。本実施形態の屈曲に対する耐久性は非常に高く、コーナ半径R1.0mmで曲げを10000回繰り返しても、クラックを生ずることがなく、また、電気抵抗の変化が非常に小さいことが実験的に確認されている(図9)。これに対して、ガラス質のITO膜が成膜された従来のタッチパネルでは、繰り返しの初期段階で電気抵抗の変化が非常に大きくなり、屈曲に耐えうるものではないことが判明している。また、タッチパネル10の画面を筆記具で押したときの応力集中が導電性ポリマーの弾性により緩和されると共に、導電性ポリマー自身の弾力性により、タッチパネル10の筆記耐久性が高められるようになっている。なお、曲げ試験については後述する。
図3に示すように、両基板11,12のフレーム部分は、タッチパネル10の入力エリアに対する非入力エリアであり、各基板11,12の一対の対向辺には、両基板11,12が合体したときに枠状をなすように、各一対の電極24,25,26,27がそれぞれ設けられている。各一対の電極24〜27は、銀とポリエステル樹脂とから形成されることができる。各一対の電極24〜27により、指やペン等で入力された入力点のX座標又はY座標がFPCコネクタ13を介して検出される仕組みになっている。
また、両基板11,12のフレーム部分で一対の電極24〜27が形成されていない部分には、エポキシ樹脂の絶縁パターン28,29や、銀とポリエステル樹脂とからなり、フレキシブル回路体と電極とを相互接続する配線パターン30,31や、アクリル樹脂の接着剤などで形成されることができる。
両基板11,12は、貼り合わせ材としての両面テープ33を用いて貼り合わされる。両面テープ33(図1)は、各基板11,12のフレーム部分に対応する寸法形状に形成されている。この両面テープ33は、絶縁性を有するプラスチックフィルムの両面に接着層を有するものであるから、枠状をなす電極24〜27の絶縁も兼ねている。両面テープ33の厚さは、用途により異なるが、例えば、30μmのものを使用することができる。
図2に示すFPCコネクタ13は、樹脂成形されたものであり、入力操作領域14の周囲のフレーム部分に圧着接続されている。コネクタ13は、ハウジングと、ハウジングに収容される図示しない4極の雌端子とからなっている。各端子の一端には、信号用のFPC(Flexible printed circuit)34が接続されている。各端子の他端には、両基板11,12に形成されている配線パターンが接続されている。
図4には、本実施形態のタッチパネル10が搭載された見開き可能な二つの液晶領域を有する折り畳み形式の情報機器50が示されている。タッチパネル10の二つの入力操作領域14,15は、情報機器50の二つの液晶領域に貼り合わされている。入力操作を二画面で行うことにより、情報機器50に対する情報入力の操作性を向上することができるとともに、他の用途へ適用することが可能となる。
次に、従来のITO膜を有するフィルムと、本発明の有機導電性ポリマーを有するフィルムの曲げ試験について説明する。
図5には、曲げ試験に使用されたテストフィルム60の概略図が示されている。テストフィルム60は、所定厚み及び所定の長さを有し、長手方向の両端には抵抗を測定するための一対の電極62,62が設けられている。
図6(a)〜(c)には、図5のテストフィルム60のA−A線に沿って切断した断面図が示されている。(a)は下面に有機導電ポリマー20を有する本発明のポリマーフィルム60a、(b)は下面にITO膜43を有する従来のITOフィルム60b、(c)は(b)と同じく下面にITO膜43を有する従来の改良型ITOフィルム60cの断面図である。個々のテストフィルム60a〜60cは、PET樹脂からなる基材45と、PET樹脂45の上面にコーティングされたハードコート層42と、PET樹脂45の下面にコーティングされた透明導電層20,43と有し、積層構造をなしている。(a)において、PET樹脂45の厚みa2は120〜200μm、ハードコート層42の厚みa1は3〜4μm、有機導電ポリマー20の厚みa3は100〜200nmに設定されている。(b)において、PET樹脂45の厚みb2は100〜200μm、ハードコート層42の厚みb1は3〜4μm、ITO膜43の厚みb3は20〜50nmに設定されている。(c)はPET樹脂45がサンドイッチ構造をなしているものである。上層のPET樹脂45aと下層のPET樹脂45bとは、軟質の接着材44で貼りあわされている。このように、PET樹脂45を上下二層とすることで、フィルム60cの曲げに対する耐久性が高められている。(c)において、上層のPET樹脂45aの厚みc2は100〜200μm、接着材44の厚みc3は数μm、下層のPET樹脂45bの厚みc4は約25μm、ハードコート層42の厚みc1は3〜4μm、ITO膜43の厚みc5は20〜50nmに設定されている。
図7には、曲げ試験用の治具63の先端を屈曲点として、テストフィルム60a〜60cを繰り返し曲げる様子が示されている。この試験では、テストフィルム60a〜60cを治具63の先端を屈曲点として曲げ伸ばすことにより、テストフィルム60a〜60cに機械的なストレスを与え、曲げた状態で一対の電極62,62間の抵抗変化を調べたものである。
図8には、治具63先端のコーナ半径Rと、このコーナ半径Rでテストフィルム60a〜60cを曲げたときに測定された抵抗値との関係が示されている。従来のITOフィルム60bは、屈曲性が極めて悪く、コーナ半径R8でも抵抗変化がみられた。改良型ITOフィルム60cは、コーナ半径R8では抵抗変化が見られないものの、コーナ半径R2で抵抗変化がみられ、屈曲部にクラックが発生していることが判明した。一方、ポリマーフィルム60aは、コーナ半径R1の曲げでも抵抗変化がみられず、屈曲部が柔軟に曲げ伸ばしに追従することが判明した。ポリマーフィルム60aのこのような特質は、タッチパネルのようにフィルムに直接打点、ペン筆記などの機械的ストレスを印加する使い方をする際には、極めて有利なものとなる。
図9には、治具63先端のコーナ半径をR2.0として、テストフィルム60a〜60cを繰り返し曲げたときの、曲げ回数とテストフィルム60a〜60cを曲げたときに測定された抵抗値との関係を示されている。ITOフィルム60bは、1回の曲げで抵抗変化を生じ、それ以上の曲げでは大きい抵抗変化を生じた。改良型ITOフィルム60cは、1回の曲げでは抵抗変化はみられないものの、10回の曲げで抵抗変化がみられるようになり、100回以上の曲げでは大きい抵抗変化がみられた。一方、ポリマーフィルム60aは、100回の曲げで抵抗変化が全くみられず、10000回の曲げで僅かに抵抗変化がみられることが判明した。
このように、ポリマーフィルム60aは、有機導電ポリマー膜20が高分子材料の特質である柔軟性を有しており、高分子材料でPET基材45との相性も良いため、屈曲を繰り返しても構造の破壊による導電性低下などの不具合を発生することが少ないことが判った。これに対し、従来のITOフィルム60b,60cは、ITO膜43が真空スパッタリングなどの方法で成膜され、PET基材45に薄く脆いセラミックス膜が形成されたものであり、屈曲による耐久性が弱いことが判った。
次に、図10〜13に基づいて、タッチパネルの変形例について説明する。図面では、構成が理解され易いように、厚み方向の寸法が拡大されている。図10〜12には、導電膜20,21としての導電性ポリマーの青色を補正するための色調補正膜41を有するタッチパネル40A〜40Cが示されている。色調補正膜41は、基板11,12の最外層に形成されているハードコート層42が黄色顔料を含んだものとして形成されている。黄色顔料は、例えば、ニッケルイエロー、アゾ系イエローとすることができる。通常のハードコート層42は、基板11,12の表面硬度や耐擦傷性等を高めるために、数μmの厚さで形成されるものである。本発明の色調補正膜41は、ハードコート層42に色調補正機能が付加されたものとされている。
図10では、色調補正膜41が固定側基板11と操作側基板12とに設けられている態様が示されている。各基板11,12において、ハードコート層41,42は上下二層構造をなしており、下層が色調補正膜41として機能するようになっている。上層は色調補正機能を有しない通常のハードコート層42である。色調補正膜41により、タッチパネル40Aの青色味が減少し、やや黄色味を帯びているタッチパネルに慣れている人の違和感を少なくすることができ、タッチパネル40Aの品位を高めることができる。
図11では、色調補正膜41が操作側基板12だけに設けられている態様が示されている。操作側基板12の側で、ハードコート層41,42は上下二層構造をなしており、下層が色調補正膜41であり、上層が色調補正機能を有しない通常のハードコート層42である点は、図10と同様である。このように、色調補正膜41を操作側基板12だけに設けた場合でも効果があることが確認されている。
図12では、図11と同様に色調補正膜41が操作側基板12だけに設けられ、固定側基板11の導電膜がITO膜43であり、操作側基板12の導電膜が導電性ポリマーであるタッチパネル40Cが示されている。このタッチパネル40Cでは、固定側基板11におけるITO膜43の屈曲領域16をエッチングで除去することで、屈曲領域16を支点として曲げることができる。この変形例においても、操作側基板12に成膜された導電性ポリマーによりタッチパネル40Cの筆記耐久性は損なわれないようになっている。
図13では、色調補正膜を有しないタッチパネル40Dが示されている。このタッチパネル40Dでは、固定側基板11に導電性ポリマーが形成され、操作側基板12にITO膜43が形成されている。したがって、このタッチパネル40Dは、今まで説明したタッチパネル10,40A,40B,40Cのように屈曲領域16を支点として曲げることはできない。このタッチパネル40Dの有利な点は、固定側基板11のITO膜43を導電性ポリマーに変えることで、タッチパネル40Dの耐久性が高まることと、ITO膜43の黄色味により導電性ポリマーの青色の補正も同時に行えることである。
以上により、本実施形態のタッチパネルによれば、二つの入力操作領域14,15を画成する屈曲領域16が屈曲自在であるから、屈曲領域16を支点としてタッチパネルの一方の端部を他方の端部に近づく方向又は離れる方向に繰り返し曲げても、屈曲領域16にストレスが集中することを回避することができ、耐久性が高く、電気的接続の信頼性に優れる屈曲可能なタッチパネルを提供することが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。本実施形態では、両基板11,12にPET45,46が適用されているが、固定側基板11の基材に、例えば厚さ0.7mm〜1.8mmのソーダライムガラスを用いることもできる。この場合、基材の屈曲領域16に相当する部分を二つに分離することで、タッチパネルの屈曲性を損なわずに、強度を高めることができる。
本発明に係るタッチパネルの一実施形態を示す断面図である。 図1のタッチパネルをフラットにしたときの平面図である。 (a)はタッチパネルの操作側基板の対向面を示す平面図、(b)タッチパネルの固定側基板の対向面を示す平面図である。 図1に示すタッチパネルが搭載された携帯用情報機器を示す斜視図である。 耐久試験(曲げ試験)に使用されたテストフィルムの斜視図である。 図5のA−A線に沿って切断した断面図であって、(a)は下面に有機導電ポリマーを有するフィルム、(b)は下面にITO膜を有する従来のフィルム、(c)は(b)と同じく下面にITO膜を有する従来の改良フィルムの断面図である。 耐久試験(曲げ試験)用の治具の先端を屈曲点として、テストフィルムを繰り返し曲げる様子を示す斜視図である。 図7に示す治具先端のコーナ半径と、このコーナ半径でテストフィルムを曲げたときに測定された抵抗値との関係を示す図である。 図7に示す治具先端の所定のコーナ半径でテストフィルムを繰り返し曲げたときの、曲げ回数とテストフィルムを曲げたときに測定された抵抗値との関係を示す図である。 色調補正膜(ハードコート層)を有するタッチパネルの変形例を示す断面図である。 操作側基板にのみ色調補正膜を有するタッチパネルの他の変形例を示す断面図である。 操作側基板にのみ色調補正膜を有し、固定側基板の導電膜がITO膜であるタッチパネルの他の変形例を示す断面図である。 操作側基板の導電膜はITO膜であるタッチパネルの他の変形例を示す断面図である。 従来のタッチパネルの一例を示す平面図である。
符号の説明
10 タッチパネル
11 固定側基板
12 操作側基板
14,15 入力操作領域
16 屈曲領域
18 ドットスぺーサ
20,21 導電膜
41 色調補正膜

Claims (8)

  1. 固定側導電膜を一面に形成した固定側基板と、操作側導電膜を一面に形成した操作側基板とが、該固定側導電膜を形成した該面と該操作側導電膜を形成した該面とが互いに対向するように貼り合わされてなる部材と、
    前記部材の前記固定側基板と前記操作側基板との間に形成された複数のドットスペーサとを備え、
    前記部材は、屈曲可能な屈曲部と、該屈曲部以外の他の領域とを有し、該屈曲部と該他の領域との双方に前記複数のドットスペーサが形成され、
    前記屈曲部に形成された前記複数のドットスペーサの間隔が、前記他の領域に形成された前記複数のドットスペーサの間隔よりも狭いこと、
    を特徴とするタッチパネル。
  2. 前記屈曲部に形成され、前記屈曲部のショートを防止する絶縁層をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル。
  3. 前記固定側導電膜と前記操作側導電膜とが導電性ポリマーであることを特徴とする請求項1又は2に記載のタッチパネル。
  4. 少なくとも前記操作側基板には、前記導電性ポリマーの青色を補正する色調補正膜が成膜されていることを特徴とする請求項3に記載のタッチパネル。
  5. 前記色調補正膜は、色調補正成分である黄色顔料を含むハードコート層であることを特徴とする請求項4に記載のタッチパネル。
  6. 前記固定側導電膜と前記操作側導電膜とに、一箇所で接続する外部の回路体が所定の配線パターンを介して電気的に接続することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のタッチパネル。
  7. 見開き可能な二つの液晶領域を有する折り畳み形式の情報機器に適用され、前記他の領域又は前記第1及び第2の入力操作領域が前記二つの液晶領域に貼り合わされていることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のタッチパネル。
  8. 磁気や電界等の印加により画像を表示する電子ペーパに貼り合わされていることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のタッチパネル。
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