JP5137418B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は受光した光を電気信号に出力する光電変換装置、及び光電変換装置を有する半導体装置に関する。
電磁波の検知に使われる光電変換装置として、紫外線から赤外線にかけて感度を有するものは総括して光センサとも呼ばれている。その中で、波長400nm〜700nmの可視光線領域に感度を持つものは可視光センサとも呼ばれ、生活環境に応じて照度調整やオン/オフ制御などが必要な機器類に数多く用いられている(例えば、特許文献1参照)。
カラーセンサを単結晶珪素(単結晶シリコン(Si))を用いて作製する場合、単結晶珪素基板の表面側で受光するため、カラーフィルタは基板の最表面に設置される。また、単結晶珪素を用いたカラーセンサは、赤外線カットフィルタを用いて赤外線の吸収を防ぎ、所望の分光感度を持つように作製されていることが多い。
一方、非晶質珪素(アモルファスシリコン(a−Si))を用いてセンサを作製する場合、基板上に非晶質珪素膜を成膜できるため、基板表面側からだけでなく、光を基板側から入射させることができる。すなわち基板を透過させてセンサに受光させることができるので、効率的に光の導入ができる。そのため、取り出し電極を光の入射面と別の面に設置でき、センサの小型化を行いやすい。また、非晶質珪素膜は赤外光を吸収しにくいため、赤外線カットフィルタを設ける必要がない。ただし非晶質珪素膜を用いてカラーセンサを作製する場合は、非晶質珪素膜で形成された光電変換層と基板の間にカラーフィルタを設置している。
特開2005−129909号公報
カラーセンサを作製する際に用いられるカラーフィルタには、銅(Cu)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)などの金属汚染を引き起こす物質が含まれている。センサの光電変換層やトランジスタにこのような物質が混入しないよう、汚染防止をする必要がある。
本発明では、光電変換層やトランジスタにこのような汚染物質を混入させず、分光感度特性がよく、かつ出力電流にばらつきのない光電変換装置を得ることを課題とする。さらにこのような光電変換装置を有する半導体装置において、信頼性の高い半導体装置を得ることを課題とする。
カラーフィルタを設けた光電変換装置においては、オーバーコート層を設けることで汚染防止の対策を行うことができる。
しかし、その後の工程において、オーバーコート層がエッチングなどで消失した場合、汚染物質が光電変換層に拡散する可能性がある。
また、汚染物質の拡散を防ぐために、光電変換層の内側の領域にのみカラーフィルタを設置し、その上にオーバーコート層を形成した場合、オーバーコート層端部と光電変換層端部の間において、カラーフィルタを通過しない光が入射してしまう。このような光でもセンシングされてしまうので、光電変換装置の分光感度特性が悪くなる。
また、カラーセンサはその使用用途から特にばらつきを抑える必要があるが、光電変換層として非晶質珪素膜が印刷法を用いたパターンで作製される場合、非晶質珪素膜の面積がばらつきやすく、出力値のばらつきの要因となってしまう。
本発明では、非晶質珪素膜の光電変換層と基板の間に、金属などで遮光層を設け、光電変換層端部付近のみを遮光層で隠す。遮光層の作製には、印刷法よりもデザインルールが細かいフォトリソグラフィーなどで作製することで、フォトリソのばらつきのレベルに入射光のばらつきを抑えることができる。
また、本発明においてカラーフィルタは、少なくとも光が透過する領域の全て及び光電変換層端部より内側に設置されてもよい。またカラーフィルタを覆ってオーバーコート層が形成される。このオーバーコート層は、少なくとも光電変換層の電極との接触部を除いた下面全てと接触するように形成される。これにより、光電変換層である非晶質珪素膜のエッチング工程の際、もしくはそれ以降の工程において、オーバーエッチングによりオーバーコート層がエッチングされてしまっても、カラーフィルタはオーバーコート層に覆われた状態を保つことができるため、汚染を防ぐことができる。
また必要であればオーバーコート層上にパッシベーション膜を形成して、光電変換層への汚染物質混入を抑制してもよい。また、カラーフィルタとトランジスタのゲート絶縁膜の間にパッシべーション膜を形成して、トランジスタへの汚染物質混入を抑制しても良い。パッシベーション膜は、窒化珪素、酸化珪素、窒素を含む酸化珪素、又は、酸素を含む窒化珪素を用いて形成すればよい。
本発明は、遮光層と、一導電型の第1の半導体層と、第2の半導体層と、一導電型と逆の導電型の第3の半導体層を含む光電変換層を有し、遮光層は、少なくとも光電変換層の端部を遮光していることを特徴とする光電変換装置に関するものとである。
本発明は、薄膜トランジスタと、遮光層と、一導電型の第1の半導体層と、第2の半導体層と、一導電型と逆の導電型の第3の半導体層を含む光電変換層を有し、遮光層は、少なくとも光電変換層の端部を遮光していることを特徴とする光電変換装置に関するものである。
本発明において、前記遮光層は、導電性を有しており、前記第1の電極と前記第1の半導体層は電気的に接しているものである。
本発明において、前記遮光層は、導電性と有しており、前記遮光層と前記光電変換層は、間に形成されている絶縁材料により接していないものである。
本発明において、前記遮光層は、前記薄膜トランジスタの少なくともチャネル部を遮光しているものである。
本発明は、遮光層と、カラーフィルタと、前記カラーフィルタを覆うオーバーコート層と、前記オーバーコート層上に、一導電型の第1の半導体層と、第2の半導体層と、一導電型と逆の導電型の第3の半導体層を含む光電変換層を有し、遮光層は、少なくとも、光電変換層の端部、カラーフィルタの端部、及び、オーバーコート層の端部を遮光していることを特徴とする光電変換装置に関するものである。
本発明は、薄膜トランジスタと、遮光層と、カラーフィルタと、前記カラーフィルタを覆うオーバーコート層と、前記オーバーコート層上に、一導電型の第1の半導体層と、第2の半導体層と、一導電型と逆の導電型の第3の半導体層を含む光電変換層を有し、遮光層は、少なくとも、光電変換層の端部、カラーフィルタの端部、及び、オーバーコート層の端部を遮光していることを特徴とする光電変換装置に関するものである。
本発明において、前記薄膜トランジスタのゲート絶縁膜と前記カラーフィルタの間には、パッシベーション層を有するものである。
本発明において、前記パッシベーション層は、窒化珪素、酸化珪素、窒素を含む酸化珪素、酸素を含む窒化珪素のいずれか1つである。
本発明において、前記遮光層は、前記薄膜トランジスタの少なくともチャネル部を遮光しているものである。
本発明において、前記光電変換層の端部は、前記カラーフィルタの端部より外側にあるものである。
本発明において、前記オーバーコート層の端部は、前記光電変換層の端部より外側にあるものである。
本発明において、前記遮光層は、導電性を有しており、前記遮光層と前記第1の半導体層は電気的に接しているものである。
本発明において、前記遮光層は、導電性を有しており、前記遮光層と前記光電変換層は、間に形成されている絶縁材料により接していないものである。
本発明において、前記オーバーコート層は、有機樹脂絶縁材料、無機絶縁材料、又は、有機絶縁材料と無機絶縁材料の積層である。
本発明において、前記有機樹脂絶縁材料は、アクリル、又は、ポリイミドであることを特徴とする光電変換装置。
本発明において、前記無機絶縁材料は、窒化珪素、酸化珪素、窒素を含む酸化珪素、又は、酸素を含む窒化珪素のいずれか1つである。
本発明において、前記第1の半導体層、第2の半導体層、及び、第3の半導体層のそれぞれは、アモルファス半導体層、又は、セミアモルファス半導体層であるものである。
本発明は、絶縁表面上に、第1の電極と第2の電極と、前記第1の電極と第2の電極との間にカラーフィルタと、前記カラーフィルタを覆ってオーバーコート層と、前記オーバーコート層上に、一導電型を有する第1の半導体膜と、第2の半導体膜と、前記第1の半導体膜とは逆の導電型を有する第3の半導体膜とを有する光電変換層と、前記光電変換層の一方の端部は、前記第1の電極と接しており、前記カラーフィルタの端部は、前記光電変換層の他方の端部より内側にあることを特徴とする光電変換装置に関するものである。
本発明において、前記絶縁表面とは基板の表面であり、前記基板は、透光性を有するガラス基板または可撓性基板であるものである。
本発明において、前記絶縁表面とは、基板上に設けられた絶縁膜の表面であり、前記絶縁膜は、酸化珪素膜、窒化珪素膜、窒素を含む酸化珪素膜、酸素を含む窒化珪素膜のうちのいずれか1つであるものである。
本発明は、基板上に、活性層、ゲート絶縁膜、ゲート電極、ソース電極及びドレイン電極を有する薄膜トランジスタと、前記薄膜トランジスタの活性層、ゲート絶縁膜、ゲート電極を覆う層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜上に形成された、第1の電極及び第2の電極と、前記第1の電極と第2の電極との間にカラーフィルタと、前記カラーフィルタを覆ってオーバーコート層と、前記オーバーコート層上に、一導電型を有する第1の半導体膜と、第2の半導体膜と、前記第1の半導体膜とは逆の導電型を有する第3の半導体膜とを有する光電変換層と、前記光電変換層の一方の端部は、前記第1の電極と接しており、前記カラーフィルタの端部は、前記光電変換層の他方の端部より内側にあることを特徴とする半導体装置に関するものである。
本発明において、前記基板は、透光性を有するガラス基板または可撓性基板であるものである。
本発明において、前記オーバーコート層は、透光性のある有機樹脂絶縁材料であるものである。
本発明において、前記透光性のある有機樹脂絶縁材料は、アクリルまたはポリイミドであるものである。
本発明において前記オーバーコート層は、透光性のある無機絶縁材料であるものである。
本発明において、前記透光性のある無機絶縁材料は、窒化珪素、酸化珪素、窒素を含む酸化珪素膜、酸素を含む窒化珪素のいずれか1つであるものである。
本発明において、前記第1乃至第3の半導体膜のそれぞれは、アモルファス半導体膜またはセミアモルファス半導体膜であるものである。
なお本明細書において、半導体装置とは、半導体を利用することで機能する素子及び装置全般を指し、液晶表示装置等を含む電気光学装置およびその電気光学装置を搭載した電子機器をその範疇とする。すなわち本明細書では光電変換装置も半導体装置の範疇であるともいえる。
入射光を下層電極で遮光することにより、フォトダイオードに入射する光のばらつきを抑え、結果として、出力電流のばらつきを減らすことができる。
プロセス中において、オーバーエッチングが発生した場合も、カラーフィルタ汚染を防ぐことができ、更に、よい分光感度が得られるため、素子特性の向上ができる。
以下に本発明の実施の形態について説明する。ただし本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、以下に説明する本発明の構成において、同じものを指す符号は異なる図面間で共通して用いる。
[実施の形態1]
本実施の形態を、図1、図2(A)〜図2(B)、図3(A)〜図3(B)、図4(A)〜図4(B)、図5(A)〜図5(B)、図6、図7、図8(A)〜図8(B)、図9(A)〜図9(B)、図12、並びに図18(A)〜図18(D)を用いて説明する。
ただし本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、以下に説明する本発明の構成において、同じものを指す符号は異なる図面間で共通して用いる。
図6に本発明の光電変換装置の断面図を示す。本発明の光電変換装置は、絶縁表面100上に、電極101及び電極102、電極101及び電極102の間に形成されたカラーフィルタ103、カラーフィルタ103を覆うように形成されたオーバーコート層104、オーバーコート層104上に形成され、電極101に部分的に接触することにより電気的に接続される光電変換層105を有している。
絶縁表面100は基板表面でもよいし、後述するように基板上に設けられた絶縁膜表面でも構わない。基板を用いるときは、透光性を有する、ガラス基板や、可撓性基板を用いてもよい。基板上に設けられた絶縁膜を用いる場合は、基板及び絶縁膜が透光性を有していることが好ましい。このような絶縁膜としては、酸化珪素膜、窒化珪素膜、窒素を含む酸化珪素膜、酸素を含む窒化珪素膜が挙げられる。
なお、光電変換層105への光が絶縁表面100側から入射する場合、絶縁表面100を構成する材料、例えば、基板や絶縁膜は光の透過率が高いことが望ましい。また、絶縁表面100を構成する材料に可視光の範囲の波長に対して、透過波長の選択性を持たせることで、特定の波長範囲に感度を持つ光センサとすることもできる。
また、電極101及び電極102として、チタン(Ti)を用いる。電極101及び電極102は導電性があればよく、単層膜でも積層膜でもよい。ただし電極101及び電極102は光電変換層105に対する遮光膜としても働くので、遮光性のある材料を用いる必要がある。
カラーフィルタ103を覆うオーバーコート層104は、透光性のある絶縁材料を用いて形成すればよい。例えば、アクリル、ポリイミドというような有機樹脂材料、また窒化珪素、酸化珪素、窒素を含む酸化珪素膜、酸素を含む窒化珪素といった無機材料を用いることが可能である。またこれらの材料を積層した積層膜を用いて形成することが可能である。また電極102は、カラーフィルタ103、絶縁材料を含むオーバーコート層104によって光電変換層105と接しない。
光電変換層105としては、一導電性を有する第1の半導体膜、第2の半導体膜、前記第1の半導体膜とは逆の導電性を有する第3の半導体膜を有する。例えば、本実施の形態では、光電変換層105として、p型半導体膜105p、i型半導体膜(真性半導体層ともいう)105i、n型半導体膜105nを用いる。本実施の形態では、半導体膜としては珪素膜(シリコン膜)を用いる。半導体膜はアモルファスでもセミアモルファスでもよい。なお本明細書においては、i型半導体膜とは、半導体膜に含まれるp型もしくはn型を付与する不純物が1×1020cm−3以下の濃度であり、酸素及び窒素が5×1019cm−3以下の濃度であり、暗伝導度に対して光伝導度が100倍以上である半導体膜を指す。またi型半導体膜には、ホウ素(B)が10〜1000ppm添加されていてもよい。
なおセミアモルファス半導体膜とは、非晶質半導体と結晶構造を有する半導体(単結晶、多結晶を含む)膜の中間的な構造の半導体を含む膜である。このセミアモルファス半導体膜は、自由エネルギー的に安定な第3の状態を有する半導体膜であって、短距離秩序を持ち格子歪みを有する結晶質なものであり、その粒径を0.5〜20nmとして非単結晶半導体膜中に分散させて存在せしめることが可能である。セミアモルファス半導体膜は、そのラマンスペクトルが520cm−1よりも低波数側にシフトしており、またX線回折ではSi結晶格子に由来するとされる(111)、(220)の回折ピークが観測される。また、未結合手(ダングリングボンド)を終端化するために水素またはハロゲンを少なくとも1原子%またはそれ以上含ませている。本明細書では便宜上、このような半導体膜をセミアモルファス半導体(SAS)膜と呼ぶ。さらに、ヘリウム、アルゴン、クリプトン、ネオンなどの希ガス元素を含ませて格子歪みをさらに助長させることで安定性が増し良好なセミアモルファス半導体膜が得られる。なお微結晶半導体膜(マイクロクリスタル半導体膜)もセミアモルファス半導体膜に含まれる。
またSAS膜は珪素(シリコン)を含む気体をグロー放電分解することにより得ることができる。代表的な珪素(シリコン)を含む気体としては、SiHであり、その他にもSi、SiHCl、SiHCl、SiCl、SiFなどを用いることができる。また水素や、水素にヘリウム、アルゴン、クリプトン、ネオンから選ばれた一種または複数種の希ガス元素を加えたガスで、この珪素(シリコン)を含む気体を希釈して用いることで、SAS膜の形成を容易なものとすることができる。希釈率は2倍〜1000倍の範囲で珪素(シリコン)を含む気体を希釈することが好ましい。またさらに、珪素(シリコン)を含む気体中に、CH、Cなどの炭化物気体、GeH、GeFなどのゲルマニウム化気体、Fなどを混入させて、エネルギーバンド幅を1.5〜2.4eV、若しくは0.9〜1.1eVに調節しても良い。
図6に示すように、本発明の光電変換装置は、電極102の端部106は、カラーフィルタ103の端部107の内側に位置している。カラーフィルタ103の端部107は、光電変換層105の端部108より内側に位置している。またカラーフィルタ103の端部107は、オーバーコート層104の端部109より内側に位置している。さらに、光電変換層105の端部108は、オーバーコート層104の端部109の内側に位置していると望ましい。
光電変換層105の形成のためのエッチング工程の際に、オーバーコート層104がオーバーエッチングにより必要以上に除去されてしまったとする(図7参照)。その結果端部109がより内側に移動してしまったとしても、端部109が光電変換層105の端部108より内側にいくことはない。そのためカラーフィルタ103の端部107は、オーバーエッチされてしまったオーバーコート層104の端部109より、なお内側にあるのでカラーフィルタ103はオーバーコート層に覆われた状態を保つことができる。
ここで電極102を設けない構造を有する光電変換装置(図8(A)〜図8(B)及び図9(A)〜図9(B)参照)と、本実施の形態の光電変換装置(図6)を比較する。
図8(A)は光電変換装置の作製途中の構造を示している。図8(A)においては、絶縁表面1001上に、電極1002、電極1002の一部に重なるカラーフィルタ1003、カラーフィルタ1003を覆うように形成されたオーバーコート層1004が形成されている。そして電極1002及びオーバーコート層1004上には、p型半導体膜1005p、i型半導体膜1005i及びn型半導体膜1005nからなる半導体膜1005が形成されている。
半導体膜1005をエッチングして、p型半導体膜1015p、i型半導体膜1015i及びn型半導体膜1015nを有する光電変換層1015を形成する。その際にオーバーコート層1004をオーバーエッチングしてしまうと、図8(B)に示すように、カラーフィルタ1003の一部の表面が露出してしまう。またオーバーコート層1014の端部がWoだけ内側になってしまう。
前述したようにカラーフィルタには金属汚染を引き起こす物質が含まれているので、カラーフィルタ1003の表面が露出してしまうのは、光電変換装置の特性に悪影響を与える恐れがある。
これを避けるために、オーバーコート層と光電変換層が形成される領域の内部に、カラーフィルタを形成した例を、図9(A)〜図9(B)に示す。
図9(A)では、絶縁表面1021上に電極1022、カラーフィルタ1023、カラーフィルタ1023を覆ってオーバーコート層1024、電極1022に一部接触することで電気的に接続されている光電変換層1025が形成されている。光電変換層1025は、p型半導体膜1025p、i型半導体層1025i及びn型半導体膜1025nを有している。
図9(A)に示す光電変換装置のオーバーコート層1024が、オーバーエッチングされてしまった構成を、図9(B)に示す。図9(B)の光電変換装置では、カラーフィルタ1023の端部が光電変換層1025の端部よりも内側にあるので、カラーフィルタ1023はオーバーコート層1034に覆われた状態を維持することができる。
ただし、図9(A)及び図9(B)に示す構成では、オーバーコート層1024及び1034の端部から、光がカラーフィルタ1023を通過しないで光電変換層1025に入射してしまう恐れがある。そのためカラーフィルタ1023を通過しない光を光電変換層1025がセンシングしてしまい、分光感度特性が悪くなってしまう恐れがある。
一方、図6に示す光電変換装置では、オーバーコート層104の端部に電極102が形成されているため、外からの光は遮断され、電極102は遮光膜としても働いてしている。すなわちオーバーコート層104の端部から光電変換層105に、カラーフィルタ103を通過しない光が入射することはない。
以上から、図6に示す光電変換装置は、オーバーコート層のオーバーエッチングされたとしても、カラーフィルタの露出を防ぐことができ、かつカラーフィルタを通過しない光が、遮光膜を設けたことでオーバーコート層の端部から光電変換層へ入射することも防ぐことができることがわかる。
次に本発明の光電変換装置を有する半導体装置の作製について、図1、図2(A)〜図2(B)、図3(A)〜図3(B)、図4(A)〜図4(B)、図5(A)〜図5(B)、図12、図18(A)〜図18(D)を用いて説明する。
本実施の形態で示す半導体装置は、薄膜トランジスタで構成される増幅回路と光電変換装置を同一基板上に一体形成している。図12にその構成の一例を回路図で示す。
半導体装置141は、光電変換装置143の出力を増幅する増幅回路142を備えている。増幅回路142としてはさまざまな回路構成を適用することができるが、本実施の形態では薄膜トランジスタ144と薄膜トランジスタ145で増幅回路142であるカレントミラー回路を構成している。薄膜トランジスタ144及び145のソース端子またはドレイン端子の一方は外部電源端子147に接続されており、定電圧、例えば接地電圧に保たれている。。薄膜トランジスタ145のドレイン端子は出力端子146に接続されている。光電変換装置143は、以下に示すとおりである。光電変換装置143としてフォトダイオードを用いた場合、その陽極(p層側)は薄膜トランジスタ144のドレイン端子と接続し、陰極(n層側)は出力端子146と接続している。
光電変換装置143に光が照射されると、陰極(n層側)から陽極(p層側)に光電流が流れる。これによって、増幅回路142の薄膜トランジスタ144に電流が流れ、その電流を流すのに必要な電圧がゲートに発生する。薄膜トランジスタ145のゲート長L、チャネル幅Wが薄膜トランジスタ144と等しければ飽和領域において、薄膜トランジスタ144と薄膜トランジスタ145のゲート電圧が等しいため同じ電流が流れる。もし出力電流を増幅したい場合は、薄膜トランジスタ145として、n個の薄膜トランジスタを並列接続すれば良い。その場合、並列した数(n個)に比例して増幅された電流を得ることができる。
なお、図12はnチャネル型の薄膜トランジスタを用いた場合について示しているが、pチャネル型の薄膜トランジスタを用いても同様の機能を有する光電変換装置を形成することができる。
以下に本実施の形態の半導体装置の作製工程を示す。
まず基板201上に下地膜202を形成し、さらに薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor(TFT))211及び212を形成する。基板201は透光性を有する材料であればよく、例えば透光性を有する、ガラス基板や可撓性基板が用いられる。薄膜トランジスタ211は、ソース領域、ドレイン領域、チャネル形成領域を有する活性層、ゲート絶縁膜、ソース電極またはドレイン電極221を有している。同様に、薄膜トランジスタ212は、ソース領域、ドレイン領域、チャネル形成領域を有する活性層、ゲート絶縁膜、ソース電極またはドレイン電極222を有している。
なお薄膜トランジスタ211及び212の活性層はそれぞれ、低濃度ドレイン(Lightly Doped Drain(LDD))領域を設けてもよい。LDD領域とは、チャネル形成領域と、高濃度に不純物元素を添加して形成するソース領域またはドレイン領域との間に低濃度に不純物元素を添加した領域のことであり、LDD領域を設けると、ドレイン領域近傍の電界を緩和してホットキャリア注入による劣化を防ぐという効果がある。また、ホットキャリアによるオン電流値の劣化を防ぐため、薄膜トランジスタ211を、ゲート絶縁膜を介してLDD領域をゲート電極と重ねて配置させた構造(本明細書では「GOLD(Gate−drain Overlapped LDD)構造」と呼ぶ)としてもよい。
またLDD領域を形成するためのサイドウォールをゲート電極の側面に形成してもよい。
薄膜トランジスタ211及び212の活性層、ゲート絶縁膜、ゲート電極を覆って、層間絶縁膜203を形成する。層間絶縁膜203は、薄膜トランジスタ211及び212の活性層の水素化効果、及びパッシベーション膜としてカラーフィルタからの金属汚染防止のため、窒化珪素膜で形成することが好ましい。また層間絶縁膜203上に形成される層間絶縁膜204は、窒化珪素、酸化珪素、窒素を含む酸化珪素、酸素を含む窒化珪素といった無機材料を用いて形成する。
薄膜トランジスタ211のソース電極またはドレイン電極221、及び、薄膜トランジスタ212のソース電極またはドレイン電極222は、層間絶縁膜204上に形成され、それぞれ薄膜トランジスタの活性層に電気的に接続されている。
また電極115、電極101、電極102、電極121、電極122、電極116も、層間絶縁膜204上に、ソース電極またはドレイン電極221及び222と同様の作製工程で形成される。
本実施の形態では、ソース電極またはドレイン電極221及び222、電極101、電極102、電極121、電極122、電極115、電極116は、以下の工程により形成される。
まず層間絶縁膜204上に、スパッタ法を用いて導電膜、本実施の形態ではチタン(Ti)を400nm成膜する。電極101、電極102、電極121、電極122を形成する導電膜は導電性材料であればよいが、後に形成する光電変換層(代表的にはアモルファスシリコン)と反応して合金になりにくい導電性の金属膜を用いることが望ましい。チタン(Ti)以外には、モリブデン(Mo)、タングステン(W)等を用いてもよい。
次に、導電膜をエッチングしてソース電極またはドレイン電極221及び222、電極101、電極102、電極121、電極122、電極115、電極116を形成するのだが、電極101、電極102、電極121、電極122については特に、それぞれの端部がテーパ形状になるように導電膜をエッチングする。
このとき、電極101、電極102、電極121、電極122のテーパー角は80度以下、望ましくは45度以下になるように形成する。これにより、後に形成する光電変換層のカバレッジがよくなり、信頼性向上ができる(図2(A)参照)。また、後に形成する光電変換層と接する部分について、電極101、電極102、電極121、電極122の平面形状は、頂点の角度が90度より大きく、望ましくは、角が無い形状となるように形成する。
次に、層間絶縁膜204上の電極101と電極102との間に、カラーフィルタ103を形成する(図2(B)参照)
さらに、層間絶縁膜204上の電極121と電極122との間に、カラーフィルタ123を形成する(図3(A)参照)。
なお可視光を色分離して検出するために、カラーフィルタ123には、赤色光に対応する赤色カラーフィルタ123R、緑色光に対応する緑色カラーフィルタ123G、青色光に対応する青色カラーフィルタ123Bが形成されている。ただし単色光を読み取る光電変換装置を作製するなら、カラーフィルタ123は単色カラーフィルタでよい。
カラーフィルタは、原材料を塗布し、露光、現像、焼成によって作製される。
次いでカラーフィルタ103を覆うオーバーコート層104、及びカラーフィルタ123を覆うオーバーコート層124を形成する(図3(B)参照)。
カラーフィルタ103を覆うオーバーコート層104、並びにカラーフィルタ123を覆うオーバーコート層124はそれぞれ、透光性のある絶縁材料を用いて形成すればよい。例えば、アクリル、ポリイミドというような有機樹脂材料、また窒化珪素、酸化珪素、窒素を含む酸化珪素、酸素を含む窒化珪素といった無機材料を用いることが可能である。またこれらの材料を積層した積層膜を用いることも可能である。
オーバーコート層104の端部は、それぞれ電極101及び電極102の端部の内側に位置しており、基板201側からの光がオーバーコート層104の端部に入射することはない。またオーバーコート層124もオーバーコート層104と同様に、端部への光は電極121及び電極122で遮蔽される。
本実施の形態では、電極121、電極122で遮光しているが、薄膜トランジスタのゲート電極で遮光してもよい。また、図19に示すように、薄膜トランジスタと基板の間に遮光層216、基板と光電変換装置111及び112の間に遮光層217〜220を設置してもよいが、光電変換層の端部を遮光すると同時に、薄膜トランジスタを遮光するように設置することで、薄膜トランジスタの信頼性向上も可能となる。なお遮光層216〜220は電極101及び電極102と同様の材料を用いて形成することができる。
次いでオーバーコート層104及びオーバーコート層124上に光電変換層を形成する。ここでは説明を簡便化するためにオーバーコート層104上の光電変換層105の作製工程について説明するが、オーバーコート層124上に光電変換層も同様に形成される。
また前述のように、可視光を色分離して検出するために、カラーフィルタ123を、RGBそれぞれに対応させてカラーフィルタ123R、カラーフィルタ123G、カラーフィルタ123Bを形成させる場合、光電変換層も各カラーフィルタに対応させて形成する。すなわち、RGB用の光電変換層3つに対して、それぞれに対応するRGBのカラーフィルタが形成されている、それらが1つのユニットとして数えられることができる。
オーバーコート層104上に、p型半導体膜105pを形成する。本実施の形態ではp型半導体膜105pとして、例えばp型アモルファス半導体膜を形成する。p型アモルファス半導体膜として、周期表第13族の不純物元素、例えばボロン(B)を含んだアモルファスシリコン膜をプラズマCVD法にて成膜する。
p型半導体膜105pを形成したら、さらに導電型を付与する不純物を含まない半導体膜(真性半導体膜、またはi型半導体膜という)105i及びn型半導体膜105nを順に形成する。本実施の形態では、p型半導体膜105pを10〜50nm、i型半導体膜105iを200〜1000nm、n型半導体膜105nを20〜200nmの膜厚で形成する(図1参照)。以上のようにして、光電変換装置111及び112が作製される。
i型半導体膜105iとしては、例えばプラズマCVD法でアモルファスシリコン膜を形成すればよい。またn型半導体膜105nとしては、15属の不純物元素、例えばリン(P)を含むアモルファスシリコン膜を形成してもよいし、アモルファスシリコン膜を形成後、15属の不純物元素を導入してもよい。
なおp型半導体膜105p、i型半導体膜105i及びn型半導体膜105nは、逆の順番で積層されていてもよく、すなわちn型半導体膜、i型半導体膜及びp型半導体膜の順で積層してもよい。
またp型半導体膜105p、i型半導体膜105i及びn型半導体膜105nとして、アモルファス半導体膜だけではなく、セミアモルファス半導体膜を用いてもよい。
p型半導体膜105p、i型半導体膜105i及びn型半導体膜105n、特に最下層のp型半導体膜105pの一方の端部は、電極101に電気的に接続されている。一方、p型半導体膜105pの他方の端部はオーバーコート層124上にあり、電極102とは絶縁されている。電極102で遮光された光がカラーフィルタ123を通過するので、電極102は光電変換層105に光が達せるのを抑制する遮光膜としての機能も有している。
なお図2(A)、図2(B)、図3(B)および図1では、本実施の形態の光電変換装置の断面図について説明したが、図18(A)〜図18(D)では、それぞれに対応する上面図の例を示す。
図18(A)〜図18(D)中、A−A’の断面図が図2(A)、図2(B)、図3(B)および図1である。図2(A)では、遮光層として働く電極101及び電極102は分断されているかのように示されているが、図18(A)に示すように連続した導電層から形成されていてもよい。
また図18(D)において、光電変換層105は、最上層のn型半導体膜105nしか示していないが、i型半導体膜105i及びp型半導体膜105pはn型半導体膜105nの下に形成されている。
次に、全面を覆って絶縁膜151をスクリーン印刷法、もしくはインクジェット法で形成する。本実施の形態では、絶縁膜151としてエポキシ樹脂を用いたが、他の感光性樹脂を用いてもよい(図4(A)参照)。
次いで絶縁膜151上に、電極115に電気的に接続される電極153を形成する。同様に絶縁膜151上に、光電変換装置111の光電変換層105の最上層(ここではn型半導体膜105n)に接し、光電変換装置112の光電変換層の最上層に接し、電極116に電気的に接続される電極155が形成される(図4(B)参照)。
電極153及び電極155は、チタン(Ti)をスパッタリング及びフォトリソを用いて形成される。また電極153及び電極155はスクリーン印刷法で形成してもよい。スクリーン印刷の場合は、電極153及び電極155はそれぞれ、後の工程で設けられる半田とのぬれ性向上と実装時の強度向上のため、チタン(Ti)単層、もしくはニッケル(Ni)と銅(Cu)の積層構造とする。
次に封止樹脂として絶縁膜161を、絶縁膜151、電極153、電極155上にスクリーン印刷等形成する。絶縁膜161は絶縁膜151と同様の材料で形成すればよい。ただし絶縁膜161は、電極153の一部及び電極155の一部の上には形成されず、電極153及び電極155それぞれには、露出した領域が形成される(図5(A)参照)。
次いで絶縁膜161上に、電極153に電気的に接続される電極165と、電極155に電気的に接続される電極166が形成される。電極165及び電極166は半田電極であり、外部に対する出力電極としての機能を有する。
以上、図6及び図7を用いて本発明の光電変換装置について説明し、さらに図8(A)〜図8(B)及び図9(A)〜図9(B)を用いて、本発明の光電変換装置の利点について説明した。さらに図1、図2(A)〜図2(B)、図3(A)〜図3(B)、図4(A)〜図4(B)、図5(A)〜図5(B)を用いて、本発明の光電変換装置を有する半導体装置の作製工程について説明を行った。
またさらに本実施の形態では、電極102、電極122で遮光しているが、薄膜トランジスタのゲート電極で遮光してもよい。また、図19に示すように、薄膜トランジスタと基板の間に遮光層216を設置してもよいが、光電変換層の端部を遮光すると同時に、薄膜トランジスタを遮光するように設置することで、薄膜トランジスタの信頼性向上も可能となる。また基板と光電変換装置111の間に、遮光層216と同じ層に、光電変換装置111及び112の端部を遮光する遮光層217,218、219、220を形成してもよい。なお遮光層216〜220は電極101及び電極102と同様の材料を用いて形成することができる。
なお本実施の形態は、必要であれば他の実施の形態及び実施例と組み合わせることも可能である。
[実施の形態2]
本実施の形態では、実施の形態1とは違う構成の半導体装置の例を示す。ただし実施の形態1と同じものは同じ符号を用い、特に言及しないものに関するものの説明は、実施の形態1を援用する。
図10に本実施の形態の光電変換装置を有する半導体装置の断面図を示す。図10が図1と異なる点は、図1では層間絶縁膜204上に形成されていた電極102及び電極122が形成されないことである。電極102及び電極122の代わりに、下地膜202上に、薄膜トランジスタ211及び212と同様の材料及び同様の工程で形成された、遮光膜として機能する電極113及び遮光膜として機能する電極114が形成される。遮光膜として機能する電極113及び114は、層間絶縁膜213及び層間絶縁膜204に覆われている。
遮光膜として機能する電極113は光電変換装置111における、カラーフィルタ103を通過せずオーバーコート層104の端部から光電変換層105に入射しようとする光を、遮断することができる。また遮光膜として機能する電極114は光電変換装置112に対して同様の働きを行う。
本実施の形態の光電変換装置も、オーバーコート層104の端部から迷光がカラーフィルタ103を介しないで光電変換層105に入射することを抑制できる。
図10では、カラーフィルタ及び光電変換装置は2つしか示していないが、可視光を色分離して検出する場合は、カラーフィルタ及び光電変換装置はRGB用に2つ設ける必要がある。また図10において、光電変換装置111及び112に設けられるカラーフィルタは、それぞれ違う色のカラーフィルタである。ただし、単色の画像を読み取る際には、カラーフィルタを単色にしてもよい。
本実施の形態では、電極113、電極114で遮光しているが、薄膜トランジスタのゲート電極で遮光してもよい。また、図20に示すように、薄膜トランジスタと基板の間に遮光層216を設置してもよいが、光電変換層の端部を遮光すると同時に、薄膜トランジスタを遮光するように設置することで、薄膜トランジスタの信頼性向上も可能となる。なお遮光層216は電極101及び電極102と同様の材料を用いて形成することができる。
なお本実施の形態は、必要であれば他の実施の形態及び実施例のと組み合わせることも可能である。
[実施の形態3]
本実施の形態では、図10に示す構成にさらに、下地膜202と層間絶縁膜204との間にカラーフィルタ133を設けた構成について図11及び図21を用いて説明する。
図11では、可視光を色分離して検出する半導体装置で、カラーフィルタ133、遮光層である電極113、オーバーコート層135は、下地膜202上に形成されている。薄膜トランジスタ211及び212の活性層、ゲート電極、ゲート絶縁膜を覆っている層間絶縁膜213は、オーバーコート層135及び電極113を覆っている。同様に、層間絶縁膜213は、光電変換装置112の下に設けられ、下地膜202上に設けられた、カラーフィルタ134、遮光膜としても働く電極114、オーバーコート層136を覆っている。層間絶縁膜213上には、層間絶縁膜204が形成されており、薄膜トランジスタ211のソース電極またはドレイン電極221は、層間絶縁膜204上に形成され、層間絶縁膜204に形成されたコンタクトホールを介して、薄膜トランジスタ211及び212それぞれの活性層に接続されている。
光電変換装置111において、p型半導体膜125p、i型半導体膜125i及びn型半導体膜125nを有する光電変換層125の一方の端部は電極101に接触されかつ電気的に接続されている。一方光電変換層125の他方の端部は、薄膜トランジスタのゲート電極と同様の材料及び作製工程で形成された電極113により、光電変換層125の端部に迷光が入射されるのを抑制することができる。なお光電変換装置112に対する電極114も同様の機能を有する。
光電変換装置111及び112は、層間絶縁膜204によって、カラーフィルタ133から分離されている。層間絶縁膜204は、上記のように窒化珪素、酸化珪素、窒素を含む酸化珪素、酸素を含む窒化珪素といった無機材料を用いて形成する。
図11では、カラーフィルタ及び光電変換装置は2つしか示していないが、可視光を色分離して検出する場合は、カラーフィルタ及び光電変換装置はRGB用に3つ設ける必要がある。また図11において、カラーフィルタ133及び134は、それぞれ違う色のカラーフィルタである。ただし、単色光を読み取る際には、図21にような構成にしても構わない。図11のカラーフィルタ133は単色のカラーフィルタである。
本実施例では、本発明の光電変換装置を様々な電子機器について応用した例を示す。具体例としては、コンピュータ、ディスプレイ、携帯電話機、テレビなどが挙げられる。それらについて図13、図14(A)〜図14(B)、図15(A)〜図15(B)、図16及び図17を参照して説明する。
図13は携帯電話機であり、本体(A)701、本体(B)702、筐体703、操作キー704、音声出力部705、音声入力部706、回路基板707、表示パネル(A)708、表示パネル(B)709、蝶番710、透光性材料部711があり、光電変換装置を含む半導体装置712が筐体703の内側に設けられている。
半導体装置712は透光性材料部711を透過した光を検知し、検知した外部光の照度に合わせて表示パネル(A)708及び表示パネル(B)709の輝度コントロールを行ったり、半導体装置712で得られる照度に合わせて操作キー704の照明制御を行ったりする。これにより携帯電話機の消費電流を抑えることができる。この半導体装置712を有することにより、携帯電話機の特性を向上させることができる。
図14(A)及び図14(B)に、携帯電話の別の例を示す。図14(A)及び図14(B)において、本体721は、筐体722、表示パネル723、操作キー724、音声出力部725、音声入力部726、光電変換装置を含む半導体装置727及び728を含んでいる。
図14(A)に示す携帯電話では、本体721に設けられた光電変換装置を有する半導体装置727により外部の光を検知することにより表示パネル723及び操作キー724の輝度を制御することが可能である。
また図14(B)に示す携帯電話では、図14(A)の構成に加えて、本体721の内部に光電変換装置を有する半導体装置728を設けている。光電変換装置を有する半導体装置728により、表示パネル723に設けられているバックライトの輝度を検出することも可能となる。
図13及び図14では、携帯電話機に光電流を増幅して電圧出力として取り出す回路を備えた光電変換装置が用いられているので、回路基板に実装する部品点数を削減することができ、携帯電話機本体の小型化を図ることができる。
図15(A)はコンピュータであり、本体731、筐体732、表示部733、キーボード734、外部接続ポート735、ポインティングマウス736等を含む。
また図15(B)は表示装置でありテレビ受像器などがこれに当たる。本表示装置は、筐体741、支持台742、表示部743などによって構成されている。
図15(A)のコンピュータに設けられる表示部733、及び図15(B)に示す表示装置の表示部743として、液晶パネルを用いた場合の詳しい構成を図16に示す。
図16に示す液晶パネル762は、筐体761に内蔵されており、基板751a及び751b、基板751a及び751bに挟まれた液晶層752、偏光フィルタ755a及び755b、及びバックライト753等を有している。また筐体761には光電変換装置を有する半導体装置754が形成されている。
本発明を用いて作製された光電変換装置を有する半導体装置754はRGBのLEDバックライト753からの光量をRGBそれぞれに対して感知して、その情報がフィードバックされて液晶パネル762の輝度が調節される。具体的には、RGBそれぞれのLEDの温度依存性が異なるので、RGBLEDバックライトの光量を、それぞれ検知して、LEDのばらつきの補正を行い。またLEDの劣化の補正を行うことにより、ホワイトバランスを調節する。
図17(A)及び図17(B)は、本発明の光電変換装置、または光電変換装置を有する半導体装置をカメラ、例えばデジタルカメラに組み込んだ例を示す図である。図17(A)は、デジタルカメラの前面方向から見た斜視図、図17(B)は、後面方向から見た斜視図である。図17(A)において、デジタルカメラには、リリースボタン801、メインスイッチ802、ファインダ窓803、フラッシュ804、レンズ805、鏡胴806、筺体807が備えられている。
また、図17(B)において、ファインダ接眼窓811、モニタ812、操作ボタン813が備えられている。リリースボタン801は、半分の位置まで押下されると、焦点調整機構および露出調整機構が作動し、最下部まで押下されるとシャッターが開く。メインスイッチ802は、押下又は回転によりデジタルカメラの電源のオンとオフを切り替える。
ファインダ窓803は、デジタルカメラの前面のレンズ805の上部に配置されており、図17(B)に示すファインダ接眼窓811から撮影する範囲やピントの位置を確認するための装置である。フラッシュ804は、デジタルカメラの前面上部に配置され、被写体輝度が低いときに、リリースボタン801が押下されてシャッターが開くと同時に補助光を照射する。レンズ805は、デジタルカメラの正面に配置されている。レンズ805は、フォーカシングレンズ、ズームレンズ等により構成され、図示しないシャッター及び絞りと共に撮影光学系を構成する。また、レンズの後方には、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子が設けられている。
鏡胴806は、フォーカシングレンズ、ズームレンズ等のピントを合わせるためにレンズの位置を移動するものであり、撮影時には、鏡胴806を繰り出すことにより、レンズ805を手前に移動させる。また、携帯時は、レンズ805を沈銅させてコンパクトにする。なお、本実施例においては、鏡胴806を繰り出すことにより被写体をズーム撮影することができる構造としているが、この構造に限定されるものではなく、筺体807内での撮影光学系の構成により鏡胴806を繰り出さずともズーム撮影が可能なデジタルカメラでもよい。
ファインダ接眼窓811は、デジタルカメラの後面上部に設けられており、撮影する範囲やピントの位置を確認する際に接眼するために設けられた窓である。操作ボタン813は、デジタルカメラの後面に設けられた各種機能ボタンであり、セットアップボタン、メニューボタン、ディスプレイボタン、機能ボタン、選択ボタン等により構成されている。
本発明の光電変換装置を図17(A)及び図17(B)に示すカメラに組み込むと、光電変換装置が光の有無及び強さを感知することができ、これによりカメラの露出調整等を行うことができる。また本発明の光電変換装置はその他の電子機器、例えばプロジェクションテレビ、ナビゲーションシステム等に応用することが可能である。
また本発明の光電変換装置は、上記に限定されるものではなく、光を検出する必要があるもの、例えばファクシミリ装置や自動販売機等に用いることが可能である。
なお本実施例は、必要であれば実施の形態、実施例と組み合わせることも可能である。
本発明は、バラツキが小さく、特性の向上した光電変換装置、及び光電変換装置を有する半導体装置を提供することが可能である。
本発明の光電変換装置を有する半導体装置の作製工程を示す図。 本発明の光電変換装置を有する半導体装置の作製工程を示す図。 本発明の光電変換装置を有する半導体装置の作製工程を示す図。 本発明の光電変換装置を有する半導体装置の作製工程を示す図。 本発明の光電変換装置を有する半導体装置の作製工程を示す図。 本発明の光電変換装置の断面図。 本発明の光電変換装置の断面図。 本発明の光電変換装置との比較図。 本発明の光電変換装置との比較図。 本発明の光電変換装置を有する半導体装置の断面図。 本発明の光電変換装置を有する半導体装置の断面図。 本発明の光電変換装置を有する半導体装置回路図。 本発明の光電変換装置を組み込んだ電気機器の例を示す図。 本発明の光電変換装置を組み込んだ電気機器の例を示す図。 本発明の光電変換装置を組み込んだ電気機器の例を示す図。 本発明の光電変換装置を組み込んだ電気機器の例を示す図。 本発明の光電変換装置を組み込んだ電気機器の例を示す図。 本発明の光電変換装置の作製工程を示す上面図。 本発明の光電変換装置を有する半導体装置の断面図。 本発明の光電変換装置を有する半導体装置の断面図。 本発明の光電変換装置を有する半導体装置の断面図。
符号の説明
100 絶縁表面
101 電極
102 電極
103 カラーフィルタ
104 オーバーコート層
105 光電変換層
105p p型半導体膜
105i i型半導体膜
105n n型半導体膜
106 端部
107 端部
108 端部
109 端部
111 光電変換装置
112 光電変換装置
113 電極
114 電極
115 電極
116 電極
121 電極
122 電極
123 カラーフィルタ
123R カラーフィルタ
123G カラーフィルタ
123B カラーフィルタ
124 オーバーコート層
125 光電変換層
125p p型半導体膜
125i i型半導体膜
125n n型半導体膜
133 カラーフィルタ
134 カラーフィルタ
135 オーバーコート層
136 オーバーコート層
141 半導体装置
142 増幅回路
143 光電変換装置
144 薄膜トランジスタ
145 薄膜トランジスタ
146 端子
147 端子
151 絶縁膜
153 電極
155 電極
161 絶縁膜
165 電極
166 電極
201 基板
202 下地膜
203 層間絶縁膜
204 層間絶縁膜
211 薄膜トランジスタ
212 薄膜トランジスタ
213 層間絶縁膜
221 ソース電極またはドレイン電極
222 ソース電極またはドレイン電極
701 本体(A)
702 本体(B)
703 筐体
704 操作キー
705 音声出力部
706 音声入力部
707 回路基板
708 表示パネル(A)
709 表示パネル(B)
710 蝶番
711 透光性材料部
712 半導体装置
721 本体
722 筐体
723 表示パネル
724 操作キー
725 音声出力部
726 音声入力部
727 半導体装置
728 半導体装置
731 本体
732 筐体
733 表示部
734 キーボード
735 外部接続ポート
736 ポインティングマウス
741 筐体
742 支持台
743 表示部
761 筐体
751a 基板
751b 基板
752 液晶層
755a 偏光フィルタ
755b 偏光フィルタ
753 バックライト
754 半導体装置
762 液晶パネル
801 リリースボタン
802 メインスイッチ
803 ファインダ窓
804 フラッシュ
805 レンズ
806 鏡胴
807 筺体
811 ファインダ接眼窓
812 モニタ
813 操作ボタン
1001 絶縁表面
1002 電極
1003 カラーフィルタ
1004 オーバーコート層
1005 半導体膜
1005p p型半導体膜
1005i i型半導体膜
1005n n型半導体膜
1014 オーバーコート層
1015 光電変換層
1015p p型半導体膜
1015i i型半導体膜
1015n n型半導体膜
1021 絶縁表面
1022 電極
1023 カラーフィルタ
1024 オーバーコート層
1025 光電変換層
1025p p型半導体膜
1025i i型半導体層
1025n n型半導体膜
1034 オーバーコート層

Claims (16)

  1. 絶縁表面上に形成された第1の電極及び第2の電極と、
    前記第1の電極と前記第2の電極との間にカラーフィルタと、
    前記カラーフィルタを覆うオーバーコート層と、
    前記オーバーコート層上に、一導電型を有する第1の半導体膜と、第2の半導体膜と、前記第1の半導体膜とは逆の導電型を有する第3の半導体膜とを有する光電変換層とを有し、
    前記光電変換層の一方の端部は、前記第1の電極と接しており、
    前記第1の電極は、少なくとも、前記光電変換層の一方の端部、前記カラーフィルタの一方の端部、及び前記オーバーコート層の一方の端部と重なり
    前記第2の電極は、少なくとも、前記光電変換層の他方の端部、前記カラーフィルタの他方の端部、及び前記オーバーコート層の他方の端部と重なり
    前記カラーフィルタの他方の端部は、前記光電変換層の他方の端部より内側にあることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1において、
    前記第1の半導体膜は前記オーバーコート層に接して設けられ、
    前記第2の半導体膜は前記第1の半導体膜に接して設けられ、
    前記第3の半導体膜は前記第2の半導体膜に接して設けられ、
    前記第1の電極と前記第1の半導体膜は電気的に接していることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記絶縁表面とは基板表面であり、
    前記基板は、透光性を有するガラス基板または可撓性基板であることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1または2において、
    前記絶縁表面とは、基板上に設けられた絶縁膜の表面であり、
    前記絶縁膜は、酸化珪素膜、窒化珪素膜、窒素を含む酸化珪素膜、酸素を含む窒化珪素膜のうちのいずれか1つであることを特徴とする半導体装置。
  5. 基板上に形成された遮光層と、
    前記遮光層上に形成された絶縁膜と、
    前記絶縁膜上に形成された電極と、
    前記絶縁膜上に形成され、前記電極に一部が接するカラーフィルタと、
    前記カラーフィルタを覆うオーバーコート層と、
    前記オーバーコート層上に一導電型を有する第1の半導体膜と、第2の半導体膜と、前記第1の半導体膜とは逆の導電型を有する第3の半導体膜とを有する光電変換層とを有し、
    前記光電変換層の一方の端部は、前記電極と接しており、
    前記電極は、少なくとも、前記光電変換層の一方の端部、前記カラーフィルタの一方の端部、及び前記オーバーコート層の一方の端部と重なり
    前記遮光層は、少なくとも、前記光電変換層の他方の端部、前記カラーフィルタの他方の端部、及び前記オーバーコート層の他方の端部と重なり
    前記カラーフィルタの他方の端部は、前記光電変換層の他方の端部より内側にあることを特徴とする半導体装置。
  6. 基板上に形成された第1及び第2の遮光層と、
    前記第1及び第2の遮光層上に形成された絶縁膜と、
    前記絶縁膜上に薄膜トランジスタと、
    前記薄膜トランジスタを覆う層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜上に形成された電極と、
    前記層間絶縁膜上に形成され、前記電極に一部が接するカラーフィルタと、
    前記カラーフィルタを覆うオーバーコート層と、
    前記オーバーコート層上に一導電型を有する第1の半導体膜と、第2の半導体膜と、前記第1の半導体膜とは逆の導電型を有する第3の半導体膜とを有する光電変換層とを有し、
    前記光電変換層の一方の端部は、前記電極と接しており、
    前記電極は、少なくとも、前記光電変換層の一方の端部、前記カラーフィルタの一方の端部、及び前記オーバーコート層の一方の端部と重なり
    前記第1の遮光層は、少なくとも前記薄膜トランジスタと重なり、
    前記第2の遮光層は、少なくとも、前記光電変換層の他方の端部、前記カラーフィルタの他方の端部、及び前記オーバーコート層の他方の端部と重なり
    前記カラーフィルタの他方の端部は、前記光電変換層の他方の端部より内側にあることを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項6において、
    前記第1の遮光層は、前記薄膜トランジスタの少なくともチャネル部と重なることを特徴とする半導体装置。
  8. 請求項5乃至のいずれか1項において、
    前記第1の半導体膜は前記オーバーコート層に接して設けられ、
    前記第2の半導体膜は前記第1の半導体膜に接して設けられ、
    前記第3の半導体膜は前記第2の半導体膜に接して設けられ、
    前記電極と前記第1の半導体膜は電気的に接していることを特徴とする半導体装置。
  9. 基板上に形成された第1及び第2の遮光層、前記第1及び第2の遮光層に接するカラーフィルタ、及び薄膜トランジスタと、
    前記カラーフィルタを覆うオーバーコート層と、
    前記第1及び第2の遮光層、前記カラーフィルタ、及び前記薄膜トランジスタを覆う層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜上に形成された電極と、
    前記層間絶縁膜上に形成され、前記電極に一部が接する光電変換層とを有し、
    前記光電変換層は、一導電型を有する第1の半導体膜、第2の半導体膜、及び前記第1の半導体膜とは逆の導電型を有する第3の半導体膜を有し、
    前記光電変換層の一方の端部は、前記電極と接しており、
    前記電極は、少なくとも、前記光電変換層の一方の端部と重なり
    前記第1の遮光層は、少なくとも、前記カラーフィルタの一方の端部及び前記オーバーコート層の一方の端部と重なり
    前記第2の遮光層は、少なくとも、前記光電変換層の他方の端部、前記カラーフィルタの他方の端部、及び前記オーバーコート層の他方の端部と重なり、
    前記カラーフィルタの他方の端部は、前記光電変換層の他方の端部より内側にあることを特徴とする半導体装置。
  10. 請求項9において、
    前記第1の半導体膜は前記層間絶縁膜に接して設けられ、
    前記第2の半導体膜は前記第1の半導体膜に接して設けられ、
    前記第3の半導体膜は前記第2の半導体膜に接して設けられることを特徴とする半導体装置。
  11. 請求項5乃至10のいずれか1項において、
    前記基板は、透光性を有するガラス基板または可撓性基板であることを特徴とする半導体装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項において、
    前記光電変換層の一方の端部及び他方の端部は、前記カラーフィルタの一方の端部及び他方の端部より外側にあることを特徴とする半導体装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1項において、
    前記オーバーコート層は、有機樹脂絶縁材料を含む層、無機絶縁材料を含む層、又は、有機絶縁材料と無機絶縁材料とを含む層であることを特徴とする半導体装置。
  14. 請求項13において、
    前記有機樹脂絶縁材料は、アクリル又はポリイミドであることを特徴とする半導体装置。
  15. 請求項13において、
    前記無機絶縁材料は、窒化珪素、酸化珪素、窒素を含む酸化珪素、又は、酸素を含む窒化珪素のいずれか1つであることを特徴とする半導体装置。
  16. 請求項1乃至15のいずれか1項において、
    前記第1の半導体膜、前記第2の半導体膜、及び、前記第3の半導体膜のそれぞれは、アモルファス半導体膜、又は、セミアモルファス半導体膜であることを特徴とする半導体装置。
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