JP5137234B2 - 遊技機の基板ケース - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機の制御を司る制御基板を収納する遊技機の基板ケースに関する。
従来、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機では、液晶表示装置、スピーカ、電飾ランプ等を用いて、遊技者の遊技意欲を高めるように遊技内容に同期した様々な演出を行っている。これらの様々な演出は、遊技機の背面側に設けられた基板ケース内に収納された制御基板によって制御されている。
また、遊技機の大当たりの決定も前記制御基板によって行われている。従って、不正行為防止のため、制御基板は合成樹脂製の基板ケースの中に収容され、容易に開閉できないようになっている。この遊技機の基板ケースの一例としては、制御基板が固定されるベース部材(底板)と当該ベース部材に固定された制御基板を覆うカバー部材とを緊締方向にのみ螺回可能な螺子により固定したものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に記載の遊技機の基板ケースでは、一旦、ベース部材にカバー部材を組み合わせると螺子を取り外しての開放は困難になっている。また、この遊技機の基板ケースに収納される制御基板では、データを記憶したメモリ(ROM)が制御基板上に設けられている。
特開2006−34608号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の発明の制御基板では、制御基板とデータを記憶したメモリとが一体化しているため、検査でメモリの不良を検出した場合、制御基板を取り外して、正常なメモリを備えた新規のメモリ基板との交換に手間が掛かるという問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、メモリの不良を発見した場合に、制御基板を取り外すことなしに、メモリのみ交換できる遊技機の基板ケースを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明の遊技機の基板ケースは、遊技機の制御を行う制御基板を収納する遊技機の基板ケースであって、前記遊技機の基板ケースは、前記制御基板が固定されるベースプレートと、前記ベースプレートに係止され、前記制御基板を保護するカバー部材と、データを記憶したメモリを備えたメモリ基板が固定されたメモリ基板ケースとから構成され、前記制御基板には、前記メモリ基板と接続される第一接続部が設けられ、前記メモリ基板には、前記第一接続部に接続される第二接続部が設けられ、前記カバー部材を取り外し、前記制御基板を前記ベースプレートに固定した状態で、前記メモリ基板ケースに固定された前記メモリ基板が前記制御基板から着脱可能であることを特徴とする。
また、請求項に係る発明の遊技機の基板ケースでは、上記発明の構成に加えて、前記ベースプレートは長方形状に形成され、前記ベースプレートの長手方向の一端部側には、前記メモリ基板を収納する直方体形状のメモリ基板ケースが固定されるメモリ基板固定部が設けられ、当該メモリ基板固定部は長方形状であって、その長手方向が前記ベースプレートの長手方向と直交するように形成され、前記メモリ基板固定部の長手方向の両端部には、貫通孔である第一係止孔が各々設けられ、前記メモリ基板ケースの長手方向の両端部には、前記第一係止孔に係止される突起部である第一係止突起が各々設けられ、前記メモリ基板ケースの前記第一係止突起を前記メモリ基板固定部の前記第一係止孔に係止して、前記メモリ基板ケースを前記メモリ基板固定部に固定すると、前記メモリ基板の第二接続部と、前記ベースプレートに固定された制御基板の第一接続部とが接続されることを特徴とする。
また、請求項に係る発明の遊技機の基板ケースでは、上記発明の構成に加えて、前記メモリ基板は、長方形に形成され、前記メモリ基板ケースは、複数の前記メモリ基板を収納可能であり、前記メモリ基板は、その対角線上で一対の螺子により前記メモリ基板ケースに各々固定されることを特徴とする。
また、請求項に係る発明の遊技機の基板ケースでは、請求項に記載の発明に加えて、前記ベースプレートには、長手方向の前記一端部と反対側の他端部に貫通孔である第二係止孔が設けられ、前記カバー部材は直方体形状に形成され、前記カバー部材の長手方向の一端部には前記ベースプレートの前記第二係止孔に係止される第二係止突起部が設けられ、前記ベースプレートの前記第二係止孔に前記カバー部材の前記第二係止突起部を係止させて、前記カバー部材が前記ベースプレートに固定されることを特徴とする。
また、請求項に係る発明の切取部では、請求項に記載の発明の構成に加えて、前記カバー部材の前記一端部と反対側の他端部側の短手方向両端には、前記ベースプレートへの取り付け方向に貫通した貫通孔を有した第一孔部が設けられ、前記メモリ基板ケースの長手方向の両端部には、さらに、前記ベースプレートへの取り付け方向に穿設された第一螺子孔を有する螺子受部と、貫通孔を有した第二孔部とが設けられ、前記カバー部材及び前記メモリ基板ケースを前記ベースプレートに固定した場合に、前記第一孔部前記螺子受部重なるように構成され、前記第二孔部の貫通孔が対向するメモリ基板固定部には、螺子孔が穿設され、当該第二孔部の貫通孔を貫通して当該螺子孔に螺子を挿入して前記メモリ基板ケースを前記メモリ基板固定部に固定し、緊締方向にのみ螺回可能な螺子が前記カバー部材の前記第一孔部から前記螺子受部に挿入されることにより、前記カバー部材が前記メモリ基板ケースを介して前記ベースプレートに固定されることを特徴とする。
また、請求項に係る発明の遊技機の基板ケースでは、請求項に記載の発明の記載に加えて、前記第一孔部と前記カバー部材の本体とを連結する連結部が設けられ、前記連結部を切断することにより前記カバー部材を前記ベースプレートから取り外し可能であることを特徴とする。
請求項1に係る発明の遊技機の基板ケースでは、カバー部材を取り外し、制御基板をベースプレートに固定した状態で、メモリ基板ケースに固定されたメモリ基板をベースプレートから制御基板を取り外すことなしに、交換することができ、メモリ基板の交換作業の時間短縮を図ることができる。
また、上記発明の効果に加えて、メモリ基板を収納するメモリ基板ケースの第一係止突起をベースプレートの第一係止孔に係止して、メモリ基板をベースプレートに固定することによって、メモリ基板と制御基板との接続も同時に行うことができる。従って、メモリ基板の着脱を容易にして、作業の効率化を図ることができる。
また、上記発明の効果に加えて、メモリ基板ケースに収納されたメモリ基板の螺子が対角線状に固定されているので、メモリ基板ケースにメモリ基板を少ない螺子で確実に固定できると共に、メモリ基板ケースからのメモリ基板の取り外しも2箇所の螺子を外すだけで容易にできる。
また、請求項に係る発明の遊技機の基板ケースでは、請求項に記載の発明の効果に加えて、ベースプレートの第二係止孔に、カバー部材の第二係止突起部を係止して、ベースプレートにカバー部材を固定しているので、簡易な構成で固定でき、また、カバー部材の第二係止突起部側からこじ開ける不正行為を防止することができる。
また、請求項に係る発明の遊技機の基板ケースでは、請求項に記載の発明の効果に加えて、緊締方向にのみ螺回可能な螺子が前記カバー部材側から前記第一孔部から前記螺子受部に挿入されることにより、前記カバー部材を前記メモリ基板ケースを介して前記ベースプレートに固定されるので、カバー部材及びメモリ基板ケースを不正にこじ開けることを防止できる。
また、請求項に係る発明の遊技機の基板ケースでは、請求項に記載の発明の効果に加えて、前記第一孔部ではカバー部材を開放する場合に切り取られる切取り部が、複数設けられている。カバー部材の切取り部を切り取る事でカバー部材が開放され、簡易な構成で形成することができ、本発明を容易に実現することができる。
以下、本発明の一実施の形態である遊技機の基板ケース10について、図1乃至図4を参照して説明する。尚、遊技機の一例としては、パチンコ機1を用いる。ここで、図1は、パチンコ機1の背面図であり、図2は、パチンコ機1の基板ケース10の斜視図であり、図3は、基板ケース10の分解斜視図であり、図4は、メモリ基板固定部31の拡大斜視図である。
まず、図1を参照して、パチンコ機1について概略的に説明する。図1に示すように、パチンコ機1は、本体を支持する正面視略長方形状の外枠2を備えており、この外枠2により遊技場の遊技機設置島(図示外)に設置される。また、パチンコ機1の背面の右下部には、払出制御基板(図示外)を収納した払出制御基板ボックス5が設けられている。そして、その払出制御基板ボックス5の上部には、カードユニット(図示外)と接続されるカードユニット接続装置6が設けられている。このカードユニットは、現金やプリペイドカードと、パチンコ機1で使用する遊技球とを交換し、パチンコ機1に遊技球を供給するための装置である。
また、カードユニット接続装置6の上部には、遊技球を払い出す(排出する)ための払出装置7が設けられている。そして、パチンコ機1の背面上部には、遊技機設置島から供給された遊技球を貯留する遊技球タンク3が設けられており、この遊技球タンク3は、遊技球を払出装置7へ供給している。
また、パチンコ機1の前面の上半分には、図示外の各種入賞口や役物、液晶画面を備えた遊技盤が設けられている。この遊技盤の背面には、液晶画面(図示外)の制御を行う図柄表示基板(図示外)や、各種ランプや照明の制御を行う電飾基板等の多数の制御基板(図示外)やパチンコ機1の当たりの判断や主制御を司る制御基板(図示外)が設けられている。更に、この遊技盤の背面の各制御基板は、パチンコ機1の背面の中央部に設けられたセンターカバー4によって、覆われて保護されている。
次に、図1を参照して、パチンコ機1のセンターカバー4について説明する。図1に示すように、センターカバー4は、遊技機の背面中央部に設けられ、透明な樹脂で箱型形状に形成されている。従って、外部からセンターカバー4の内部を視認することが可能である。このセンターカバー4の内部には、パチンコ機1の図柄表示の制御を行う制御基板40を格納した基板ケース10が収容されているが、センターカバー4の外部から内部に格納された後述する遊技機の基板ケース10を確認することができる。
次に、図2及び図3を参照して、遊技機の基板ケース10の構成について説明する。パチンコ機1の基板ケース10は、金属製の板材をプレス成型した平面視長方形状のベースプレート30と、当該ベースプレート30に固定された制御基板40を覆い保護する直方体形状のカバー部材20と、図柄等の演出の制御を行う制御基板40と、演出データを記憶したメモリであるROM60を有するメモリ基板13と、そのメモリ基板13を格納した直方体形状のメモリ基板ユニット11とから構成されている。
まず、図3を参照して、ベースプレート30の構造を説明する。図3に示すように、ベースプレート30は平面視、長方形状にプレス成型され、その大部分は、制御基板40が載置される制御基板載置部37となっている。この制御基板載置部37は、平面視、長方形状に形成され、制御基板40を支える複数の突起部37A,37Bが形成されている。また、制御基板載置部37の四隅には、制御基板40が螺子46A〜46Dにより固定される螺子孔が穿設された第二螺子孔部34A〜34Dがベースプレート30を構成する板材の一部を上方に屈曲させて凸設されている。
さらに、ベースプレート30には、その長手方向の一端部側(図1に於ける左斜め下側)に、平面視長方形状のメモリ基板固定部31が形成されている。このメモリ基板固定部31は、その長手方向をベースプレート30の長手方向と直交するように設けられている。このメモリ基板固定部31の長手方向の両端部には、メモリ基板ユニット11を構成するメモリ基板ケース12の後述する第一係止突起15A〜15Dが各々係止される第一係止孔32A〜32Dが設けられている。図4に示すように、この第一係止孔32A、32Bは、平面視、L字形状に形成され、第一係止孔32C、32Dは、平面視、逆L字形状に形成され、メモリ基板ケース12の後述する第一係止突起15A〜15Dが係止可能となっている。また、第一係止孔32A、32Bの間には、螺子孔35Aが穿設され、第一係止孔32C、32Dの間には、螺子孔35Bが穿設されている。
また、ベースプレート30のメモリ基板固定部31と反対側の端部には、カバー部材20の後端部に設けられた3つの第二係止突起部22A〜22Cが各々挿入係止される第二係止孔36A,36B,36Cが長方形に穿設されている。尚、第二係止突起部22A〜22Cは、第二係止孔36A〜36Cに各々挿入可能な直方体形状に形成されている。
次に、図3、図5及び図6を参照して、メモリ基板ユニット11の構造を説明をする。図5は、メモリ基板ユニット11を分解した状態を底面側から見た斜視図であり、図6は、メモリ基板ユニットの底面側から見た斜視図である。
図3、図5及び図6に示すように、メモリ基板ユニット11は、直方体形状であって、衝撃や静電気などから収容基板を保護する直方体の箱形状の合成樹脂製のメモリ基板ケース12に、メモリであるROM60を複数備えた平面視、長方形状のメモリ基板13を嵌めた基板ユニットである。このメモリ基板ユニット11は、ベースプレート30のメモリ基板固定部31に固定されるようになっている。メモリ基板ケース12の長手方向の両端部の側面の下部には、メモリ基板固定部31の第一係止孔32A〜32Dに係止される第一係止突起15A〜15Dが側面視、L字形状に各々2個づつ外側に延設されている。具体的には、第一係止突起15A〜15Dは、メモリ基板ケース12の長手方向の両端部の側壁部の下端部から下方に向けて一旦、ベースプレート30の厚さより少し長く突出され、その後、メモリ基板ケース12の長手方向に沿って、外側に向けて延設されている。この延設部が、第一係止孔32A〜32DのL字又は逆L字の下部を構成する四角形状の孔部を通過して、第一係止突起15A〜15Dは第一係止孔32A〜32Dに係止されるようになっている。
そして、図4及び図5に示すように、メモリ基板ケース12の長手方向の両端に各々設けられた第一係止突起15A、15B及び、15C、15Dの各中間部には、平面視、長方形状に形成された第二孔部16A、16Bが、メモリ基板ケース12の長手方向と平行に延設されている。この第二孔部16A、16Bには、貫通孔が各々穿設され、図3に示すように螺子25A,25Bを第二孔部16A、16Bの貫通孔を介してベースプレート30のメモリ基板固定部31の螺子孔35A,35Bに螺合することにより、メモリ基板ケース12をメモリ基板固定部31に固定できるようになっている。
また、メモリ基板ケース12に嵌め込まれているメモリ基板13は、平面視、長方形状の板状に形成されており、メモリ基板ケース12には、その長手方向に沿って、メモリ基板13が直列に二枚格納可能となっている。また、各メモリ基板13の短手方向の一端部(制御基板40側)には、当該制御基板40に設けられたコネクタ41A,41Bと嵌合するコネクタ14が各々設けられている。さらに、メモリ基板13の四隅には、貫通孔51A〜51Dが穿設されている。尚、コネクタ41A,41Bが「第一接続部」に相当し、コネクタ14が、「第二接続部」に相当する。
また、図5及び図6に示すように、直方体形状であるメモリ基板ケース12の底面部には、長方形状であるメモリ基板13を縦に二つ格納するための長方形の空間がメモリ基板ケース12の長手方向に沿って2つ設けられている。尚、このメモリ基板13が格納される1つの空間には、メモリ基板13をメモリ基板ケース12に固定するための固定突起部18A,18Bが1つ収納部の対角線の両端部に凸設され、当該収納部の他の対角線の両端部に螺子孔が穿設された支持部19A,19Bが形成されている。また、他の1つ収納部の対角線の両端部に固定突起部18C,18Dが凸設され、当該収納部の他の対角線の両端部に螺子孔が穿設された支持部19C,19Dが形成されている。
そして、1つのメモリ基板13は、貫通孔51A,51Dに固定突起部18A,18Bの先端の突起が挿入され、貫通孔51B,51Cに螺子52B,52C(図6参照)が貫通されて螺子止めされメモリ基板13がメモリ基板ケース12に固定される。また、他の1つのメモリ基板13は、貫通孔51B,51Cに固定突起部18C,18Dの先端の突起が挿入され、貫通孔51A,51Dに螺子52A,52Dが貫通されて螺子止めされメモリ基板13がメモリ基板ケース12に固定される。
さらに、メモリ基板ケース12には、メモリ基板13のコネクタ14を貫通させる開口部が2つ、制御基板40に対向する側に形成されている。
また、図3、図5及び図6に示すように、メモリ基板ケース12の長手方向の両端に各々設けられた第一係止突起15A及び15Cの近傍の角部には、螺子孔が穿設された螺子受部17A,17Bが各々凸設されている。
次に、図3及び図7を参照して、制御基板40の説明をする。図7は、ベースプレート30に制御基板40を載置した状態の斜視図である。図4及び図7に示すように制御基板40は平面視、長方形状をなし、制御基板40の四隅には、ベースプレート30の第二螺子孔部34A〜34Dに螺合される螺子46A〜46Dが挿入される貫通孔45A〜45Dが設けられている。また、制御基板40の長手方向の左方である一端部側(メモリ基板ケース12側)には、メモリ基板13のコネクタ14に嵌合するコネクタ41A,41Bが設けられている。
次に、図2及び図3を参照して、カバー部材20の構造について説明する。図2及び図3に示すように、カバー部材20は、下方及び左方が開放された直方体の箱形状に形成された合成樹脂製の透明部材であり、制御基板40を覆い保護するケースとなっている。そして、カバー部材20の後端側(図2及び図3に於ける右側)の下端部には、ベースプレート30の長方形に開口された第二係止孔36A,36B,36Cに各々挿入される平面視、長方形状の板状に形成された第二係止突起部22A〜22Cが3つ、カバー部材20の長手方向に沿って延設されている。
また、カバー部材20の長手方向の左方である端部の短手方向両端には、メモリ基板ケース12の長手方向両端の角部に設けられた螺子受部17A、17Bと重なる第一孔部26、27が設けられている。第一孔部26、27には、後述するワンウェイ螺子21Bが貫通する貫通孔27A(図14参照)が穿設されている。このワンウェイ螺子21Bは、遊技機の基板ケースに使用される、緊締方向にのみ螺回可能な周知の螺子である。尚、ワンウェイ螺子21A,21Bの一例としては、ドライバー等の緊締用の工具の先端部が緊締方向にしか掛からない窪みや溝が形成された頭部を有する螺子を用いることができる。また、第一孔部26、27には、カバー部材20の開放時に切断する連結部27Bが3箇所設けられている。
次に、図7乃至図14を参照して、ベースプレート30への制御基板40、メモリ基板ユニット11及びカバー部材20の固定方法について説明する。図8及び図9は、メモリ基板ユニット11のメモリ基板固定部31への固定を示す部分拡大斜視図であり、図10及び図11は、ベースプレート30へ制御基板40及び、メモリ基板ユニット11を固定した状態の斜視図である。また、図12及び図13は、ベースプレート30へカバー部材20を固定する状態を示す斜視図であり、図14は、ワンウェイ螺子21Bの螺合を示す斜視図である。
まず、図3及び図7に示すように、ベースプレート30へ制御基板40を螺子46A〜46Dにより固定する。次いで、図8に示すように、メモリ基板13が嵌め込まれたメモリ基板ユニット11の第一係止突起15A〜15Dをベースプレート30のメモリ基板固定部31に穿設された第一係止孔32A〜32Dに挿入する。次いで、メモリ基板ユニット11を制御基板40方向に移動すると、制御基板40のコネクタ41A,41Bに各メモリ基板13のコネクタ14が嵌合する。次いで、図3,図9乃至図11に示すように、螺子25A,25Bにより、メモリ基板ユニット11をメモリ基板固定部31に固定する。
その後、図12に示すように、カバー部材20の後端部の第二係止突起部22A,22B,22Cをベースプレート30の後端側の第二係止孔36A,36B,36Cに各々挿入して、図13に示すように、カバー部材20により制御基板40を覆う。このときに、カバー部材20の第一孔部26、27がメモリ基板ケース12の螺子受部17A,17Bに重なることになる。その後、図14に示すように、ワンウェイ螺子21Bをカバー部材20の第一孔部27の貫通孔27Aに挿入して、カバー部材20がメモリ基板ケース12の螺子受部17Bに螺子止めされる。尚、カバー部材20の第一孔部26についても同様にワンウェイ螺子21Aにより、メモリ基板ケース12の螺子受部17Aに螺子止めされる(図3、図13参照)。
次に、図3、図11、図12及び図15を参照してカバー部材20及びメモリ基板ユニット11の取り外しについて説明する。図15は、カバー部材20の第一孔部27の部分拡大斜視図である。カバー部材20を取り外す場合には、まず、図15に示す第一孔部27の連結部27B,27B,27Bをニッパー等で切断する。尚、第一孔部26についても同様に切断する。その後、図12に示すように、カバー部材20を引き起こし、カバー部材20を外すと、図11に示す状態となる。ここで、図3に示す螺子25A,25Bを取り外すと、ベースプレート30から制御基板40を取り外すことなく、ベースプレート30のメモリ基板固定部31からメモリ基板ユニット11を取り外すことができる。従って、出荷検査時等にメモリ基板ユニット11のメモリ基板13の異常を検出した場合には、ベースプレート30から制御基板40を取り外す工程を省くことができ、メモリ基板13の交換の作業性が向上できる。尚、連結部27B,27B,27Bを切断したカバー部材20は再使用できないので、メモリ基板13の交換の後は、未使用のカバー部材20を使用する。
尚、本発明は、以上詳述した実施の形態に限定されるものではなく、各種の変形が可能なことはいうまでもない。例えば、メモリ基板ユニット11に収納されるメモリ基板13は、2個に限られず、1個でも、3個、4個等でも良い。
また、メモリ基板13に搭載されるROM60の数は、4個に限られるものではなく、他の個数により搭載されたメモリ基板13であっても良い。また、搭載されるROM60も全て同じ容量のROMに限られるものではなく、異なる容量のROMを搭載して構成しても良い。
また、メモリ基板ユニット11に収納されるメモリ基板13に接続される、制御基板40のコネクタ41A,41Bの数も2個に限られるものではなく、他の数であっても良い。また、複数のメモリ基板13、ROM60又はコネクタ14等が設置される場合に、メモリ基板13に収納することが可能であれば、各メモリ基板で、ROM60又はコネクタ14等の大きさをそれぞれ同じにしなくても良い。
また、上記実施の形態では、遊技機の基板ケース10のカバー部材20の第二係止突起部22A〜22Cは、3つ設けられているが、第二係止突起部22A〜22Cは2つ以下でも良いし、4つ以上設けてもよい。また、ベースプレート30の第二係止孔36A〜36Cとカバー部材20の第二係止突起部22A〜22Cとは、一対になるのであれば、第二係止孔36A〜36Cと、第二係止突起部22A〜22Cとを逆に設置してもよいし、カバー部材20及びベースプレート30の短手方向である側面部を一対としてもよい。
また、カバー部材20の第一孔部26、27は、長手方向の他端部側の短手方向両端に設けられているが、カバー部材20の短手方向に、複数設けても良いし長手方向に設けてもよい。また、カバー部材20を固定するワンウェイ螺子21A,21Bは、挿入すると抜くことが不可能なピン(矢尻タイプ、圧着タイプなど)や、所定トルク以上かかると頭部が切断される破断螺子などを利用してもよい。
本発明の遊技機の基板ケース10は、パチンコ機1に用いられる遊技機の基板ケース10に限られず、パチコン機やパチスロ機、ゲーム機等の各種の遊技機に用いられる遊技機の基板ケース10に適用可能である。
パチンコ機1の背面図である。 パチンコ機1の基板ケース10の斜視図である。 基板ケース10の分解斜視図である。 メモリ基板固定部31の拡大斜視図である。 メモリ基板ユニット11を分解した状態を底面側から見た斜視図である。 メモリ基板ユニットの底面側から見た斜視図である。 ベースプレート30に制御基板40を載置した状態の斜視図である。 メモリ基板ユニット11のメモリ基板固定部31への固定を示す部分拡大斜視図である。 メモリ基板ユニット11のメモリ基板固定部31への固定を示す部分拡大斜視図である。 ベースプレート30へ制御基板40及び、メモリ基板ユニット11を固定した状態の斜視図である。 ベースプレート30へ制御基板40及び、メモリ基板ユニット11を固定した状態の斜視図である。 ベースプレート30へカバー部材20を固定する状態を示す斜視図である。 ベースプレート30へカバー部材20を固定する状態を示す斜視図である。 ワンウェイ螺子21Bの螺合を示す斜視図である。 カバー部材20の第一孔部27の部分拡大斜視図である。
1 パチンコ機
4 センターカバー
10 基板ケース
11 メモリ基板ユニット
12 メモリ基板ケース
13 メモリ基板
14 コネクタ
15A〜15D 第一係止突起
16A,16B 第二孔部
17A,17B 螺子受部
18A〜18D 固定突起部
19A〜19D 支持部
20 カバー部材
21A,21B ワンウェイ螺子
22A〜22 第二係止突起部
25A,25B 螺子
26,27 第一孔部
27A 貫通孔
27B 連結部
30 ベースプレート
31 メモリ基板固定部
32A〜32D 第一係止孔
34A〜34D 第二螺子孔部
35A,35B 螺子孔
36A,36B,36C 第二係止孔
37 制御基板載置部
40 制御基板
41A,41B コネクタ
45A〜45D 貫通孔
46A〜46D 螺子
51A〜51D 貫通孔
60 ROM

Claims (4)

  1. 遊技機の制御を行う制御基板を収納する遊技機の基板ケースであって、
    前記遊技機の基板ケースは、
    前記制御基板が固定されるベースプレートと、
    前記ベースプレートに係止され、前記制御基板を保護するカバー部材と、
    データを記憶したメモリを備えたメモリ基板が固定されたメモリ基板ケースとから構成され、
    前記制御基板には、前記メモリ基板と接続される第一接続部が設けられ、
    前記メモリ基板には、前記第一接続部に接続される第二接続部が設けられ、
    前記カバー部材を取り外し、前記制御基板を前記ベースプレートに固定した状態で、前記メモリ基板ケースに固定された前記メモリ基板が前記制御基板から着脱可能であり、
    前記ベースプレートは長方形状に形成され、
    前記ベースプレートの長手方向の一端部側には、前記メモリ基板を収納する直方体形状のメモリ基板ケースが固定されるメモリ基板固定部が設けられ、
    当該メモリ基板固定部は長方形状であって、その長手方向が前記ベースプレートの長手方向と直交するように形成され、
    前記メモリ基板固定部の長手方向の両端部には、貫通孔である第一係止孔が各々設けられ、
    前記メモリ基板ケースの長手方向の両端部には、前記第一係止孔に係止される突起部である第一係止突起が各々設けられ、
    前記メモリ基板ケースの前記第一係止突起を前記メモリ基板固定部の前記第一係止孔に係止して、前記メモリ基板ケースを前記メモリ基板固定部に固定すると、前記メモリ基板の第二接続部と、前記ベースプレートに固定された制御基板の第一接続部とが接続され、
    前記メモリ基板は、長方形に形成され、
    前記メモリ基板ケースは、複数の前記メモリ基板を収納可能であり、
    前記メモリ基板は、その対角線上で一対の螺子により前記メモリ基板ケースに各々固定されることを特徴とする遊技機の基板ケース。
  2. 前記ベースプレートには、長手方向の前記一端部と反対側の他端部に貫通孔である第二係止孔が設けられ、
    前記カバー部材は直方体形状に形成され、
    前記カバー部材の長手方向の一端部には前記ベースプレートの前記第二係止孔に係止される第二係止突起部が設けられ、
    前記ベースプレートの前記第二係止孔に前記カバー部材の前記第二係止突起部を係止させて、前記カバー部材が前記ベースプレートに固定されることを特徴とする請求項に記載の遊技機の基板ケース。
  3. 前記カバー部材の前記一端部と反対側の他端部側の短手方向両端には、前記ベースプレートへの取り付け方向に貫通した貫通孔を有した第一孔部が設けられ、
    前記メモリ基板ケースの長手方向の両端部には、さらに、前記ベースプレートへの取り付け方向に穿設された第一螺子孔を有する螺子受部と、貫通孔を有した第二孔部とが設けられ、
    前記カバー部材及び前記メモリ基板ケースを前記ベースプレートに固定した場合に、前記第一孔部前記螺子受部重なるように構成され、
    前記第二孔部の貫通孔が対向するメモリ基板固定部には、螺子孔が穿設され、
    当該第二孔部の貫通孔を貫通して当該螺子孔に螺子を挿入して前記メモリ基板ケースを前記メモリ基板固定部に固定し、
    緊締方向にのみ螺回可能な螺子が前記カバー部材の前記第一孔部から前記螺子受部に挿入されることにより、前記カバー部材が前記メモリ基板ケースを介して前記ベースプレートに固定されることを特徴とする請求項に記載の遊技機の基板ケース。
  4. 前記第一孔部と前記カバー部材の本体とを連結する連結部が設けられ、
    前記連結部を切断することにより前記カバー部材を前記ベースプレートから取り外し可能であることを特徴とする請求項に記載の遊技機の基板ケース。
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