JP5136819B2 - 画像分類装置、画像分類方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像分類装置、画像分類方法及びプログラムに関し、詳しくは、デジタルカメラ等で撮影された、少なくとも人物を含む大量の画像を分類整理するための画像分類装置、画像分類方法及びプログラムに関する。
今日、写真機は、フィルムを使用する旧来の「銀塩カメラ」から、CCD等の電子撮影デバイスを用いた、いわゆるデジタルカメラまたはカメラ付き携帯電話機、若しくはカメラ付き情報端末等の「電子カメラ」へとシフトしてきており、これに伴い、写真の保存や閲覧及び整理分類等も、パーソナルコンピュータ等の電子機器上において電子的に行われるようになってきた。
電子カメラの大きなメリットの一つは、画像の撮影自体にコストが発生しないことにある。つまり、銀塩カメラのようなフィルム代を必要としないことにある。このため、電子カメラの撮影者は、多くの場合、頻繁に、言い換えれば無造作にシャッターを切ることとなり、その結果、多くの画像が撮影され、結局、パーソナルコンピュータ等の電子機器上には、大量の画像が蓄積保存されることになる。
さて、このような大量の画像は、当然ながら分類整理が必要である。数十枚程度の画像であれば、たとえば、パーソナルコンピュータのサムネイル機能(ある種のOS:オペレーティングシステムにおいてはフォルダに保存された画像のサムネイルを一覧表示する機能が備えられている)を利用するなどして、所望の画像を選び出すことができるが、数百枚あるいはそれ以上の大量画像になると、このような支援機能だけでは、なかなか所望の画像を簡単に見つけ出せないからである。
古典的な画像分類の第一の方法は、ファイル名によって行うというものである。この方法では、カテゴリごとの識別文字列、たとえば、家族写真であれば「FAMILY」などの識別文字列をファイル名の先頭に付加する。ファイル名一覧でソートすることにより、カテゴリごとの画像を一括分類できる。第二の方法は、カテゴリごとのフォルダを作成し、それらのフォルダに画像を振り分けて保存するというものである。
しかし、これらの古典的な分類方法は、いずれも人為的に行う必要があり、手間がかかるうえ、大量の画像をまとめて一度に分類できないといった問題点がある。
下記の特許文献1に記載された画像分類の技術(以下、従来技術)が知られている。この従来技術では、入力された画像データの中から被写体の特徴部分、たとえば、人物TAROの顔の特徴部分、人物HANAKOの同特徴部分、人物JIROの同特徴部分、人物SABUROの同特徴部分・・・・を抽出し、その特徴部分に応じて各画像データを自動分類、たとえば、フォルダ名TARO、フォルダ名HANAKO、フォルダ名JIRO、フォルダ名SABURO・・・・に自動分類する。したがって、この従来技術においては、人手を介することなく、画像の仕分けを行うことができるので、上記の古典的な分類方法の問題点を解消できる。
特開2005−323014号公報
しかしながら、上記の従来技術は、単に画像の特徴部分に基づいて、各画像を仕分けするだけのものに過ぎず、より一層高度な分類の仕組みを実現するという点で、未だ改善の余地がある。
たとえば、人物が写った大量の画像の中から、ある人物が写った全ての画像と、その人物と何らかの関係を有する他の人物が写った全ての画像とを抽出して表示するなどといった分類の仕組みは、より一層高度な分類を実現できる点で有益であり、たとえば、デジタルカメラの保存画像の閲覧補助機能に適用したり、あるいは、パーソナルコンピュータ等の画像管理ソフトウェアに適用したりすれば、それらのデジタルカメラやソフトウェアの差別化を図ることができるから、きわめて産業上好都合であると考えられる。
かかる観点から上記の従来技術を評価すると、従来技術は、画像データの中から被写体の特徴部分、たとえば、人物TAROの顔の特徴部分、人物HANAKOの同特徴部分、人物JIROの同特徴部分、人物SABUROの同特徴部分・・・・を抽出して、フォルダに分類するだけのものに過ぎないから、結局、各々のフォルダ内の画像、すなわち、ある人物が写った全ての画像しか表示できないものである。
したがって、上記の従来技術は、より一層高度な分類の仕組みを実現するという点で、未だ改善の余地がある。
そこで、本発明の目的は、より一層高度な分類の仕組みを実現した画像分類装置、画像分類方法及びプログラムを提供することにある。
請求項1に記載の発明に係る画像分類装置は、人物が写った複数の画像を入力する入力手段と、前記入力手段により入力された画像に写っている人物の顔写真を生成する顔写真生成手段と、前記顔写真から特徴点を抽出する特徴点抽出手段と、前記特徴点抽出手段により抽出された特徴点に基づいて前記人物を特定する人物特定手段と、前記人物特定手段の特定結果に従って各人物ごとの出現回数を表す出現回数値を設定する出現回数値設定手段と、前記入力手段により入力された画像の各々に写っている人物の間において、一つの画像に一緒に写っている頻度が高いほど大きくなる、親しさの度合いを表す相関値を設定する相関値設定手段と、前記出現回数値設定手段により設定された出現回数値に基づいて前記顔写真の表示順を決定する顔写真表示順決定手段と、前記顔写真表示順決定手段によって表示順が決定された顔写真をその表示順で表示部に表示させる第1表示制御手段と、前記第1表示制御手段の制御により前記表示部に表示された顔写真の一つをユーザ操作に応答して選択する顔写真選択手段と、前記顔写真選択手段によって選択された顔写真に対応する人物の画像と、その人物との間の相関値がゼロを超える他の人物の画像とを前記入力手段により入力された画像の中から取り出して前記表示部に表示させる第2表示制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明に係る画像分類装置は、請求項1記載の画像分類装置において、前記第2表示制御手段の制御によって表示部に表示された画像は、前記顔写真選択手段によって選択された顔写真に対応する人物を含む画像のサムネイルと、その人物との間の相関値がゼロを超える人物を含む他の画像のサムネイルとであることを特徴とする。
請求項3に記載の発明に係る画像分類方法は、人物が写った複数の画像を入力する入力手段と、前記入力手段により入力された画像に写っている人物の顔写真を生成する顔写真生成手段とを備えている画像分類装置に用いられる画像分類方法において、前記顔写真から特徴点を抽出する特徴点抽出ステップと、前記特徴点抽出ステップにより抽出された特徴点に基づいて前記人物を特定する人物特定ステップと、前記人物特定ステップの特定結果に従って各人物ごとの出現回数を表す出現回数値を設定する出現回数値設定ステップと、前記入力手段により入力された画像の各々に写っている人物の間において、一つの画像に一緒に写っている頻度が高いほど大きくなる、親しさの度合いを表す相関値を設定する相関値設定ステップと、前記出現回数値設定ステップにより設定された出現回数値に基づいて前記顔写真の表示順を決定する顔写真表示順決定ステップと、前記顔写真表示順決定ステップによって表示順が決定された顔写真をその表示順で表示部に表示させる第1表示制御ステップと、前記第1表示制御ステップの制御により前記表示部に表示された顔写真の一つがユーザ操作に応答して顔写真選択手段により選択されると、この選択された顔写真に対応する人物の画像と、その人物との間の相関値がゼロを超える他の人物の画像とを前記入力手段により入力された画像の中から取り出して前記表示部に表示させる第2表示制御ステップと、を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明に係るプログラムは、コンピュータに、人物が写った複数の画像を入力する入力手段と、前記入力手段により入力された画像に写っている人物の顔写真を生成する顔写真生成手段と、前記顔写真から特徴点を抽出する特徴点抽出手段と、前記特徴点抽出手段により抽出された特徴点に基づいて前記人物を特定する人物特定手段と、前記人物特定手段の特定結果に従って各人物ごとの出現回数を表す出現回数値を設定する出現回数値設定手段と、前記入力手段により入力された画像の各々に写っている人物の間において、一つの画像に一緒に写っている頻度が高いほど大きくなる、親しさの度合いを表す相関値を設定する相関値設定手段と、前記出現回数値設定手段により設定された出現回数値に基づいて前記顔写真の表示順を決定する顔写真表示順決定手段と、前記顔写真表示順決定手段によって表示順が決定された顔写真をその表示順で表示部に表示させる第1表示制御手段と、前記第1表示制御手段の制御により前記表示部に表示された顔写真の一つをユーザ操作に応答して選択する顔写真選択手段と、前記顔写真選択手段によって選択された顔写真に対応する人物の画像と、その人物との間の相関値がゼロを超える他の人物の画像とを前記入力手段により入力された画像の中から取り出して前記表示部に表示させる第2表示制御手段とを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、複数の画像に写っている人物間の親しさの度合いを定量的に把握することができ、より一層高度な分類の仕組みを実現した画像分類装置、画像分類方法及びプログラムを提供することができる。

以下、本発明の実施形態を、デジタルカメラへの適用を例にして、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明における様々な細部の特定ないし実例および数値や文字列その他の記号の例示は、本発明の思想を明瞭にするための、あくまでも参考であって、それらのすべてまたは一部によって本発明の思想が限定されないことは明らかである。また、周知の手法、周知の手順、周知のアーキテクチャおよび周知の回路構成等(以下「周知事項」)についてはその細部にわたる説明を避けるが、これも説明を簡潔にするためであって、これら周知事項のすべてまたは一部を意図的に排除するものではない。かかる周知事項は本発明の出願時点で当業者の知り得るところであるので、以下の説明に当然含まれている。
図1は、本実施形態の適用システムの一例を示すデジタルカメラの構成図である。この図において、デジタルカメラ1は、CPU2やROM3及びRAM4並びに不図示の各種周辺回路等を含む、典型的には1チップ化されたマイクロプロセッサからなる制御部5と、この制御部5を中心にして適宜に配置された、デジタルカメラに必要な、少なくとも、以下の各部を備えて構成されている。
ストロボ発光部6及びストロボ駆動部7は、制御部5からのコントロールにより、画像撮影時の明るさが不足するなどの特定条件下において、ストロボ発光部6から被写体8に向けて所定光量または被写体8までの距離に対応して調節された光量のストロボ光9を発光する。
撮像部10は、撮影レンズや絞り機構、焦点合わせ機構(及び必要であればズーム機構)を含む光学系11と、CCDセンサまたはCMOSセンサなどの二次元イメージセンサからなる撮像デバイス12とで構成される。撮像部21の動作(絞りの大きさやズーム倍率、つまり撮影画角αの調整並びに焦点合わせ、及び、撮像デバイス12の露光並びに読み出し動作)は、制御部5からの撮影動作指示を受けた撮像制御部24からのコントロールによって制御される。制御部5からの撮影動作指示は、撮影構図確認用(いわゆるスルー画像用)または動画撮影用の所定フレームレート(たとえば、毎秒数十乃至は数百枚のフレームレート)のフレーム画像読み出し動作指示、高解像度の静止画撮影動作指示、並びに、それらの動作に必要な絞り値設定やズーム倍率設定等の事前動作指示などを含む。
撮像部21からは、上記の制御部5からの撮影動作指示に応答して、撮影構図確認用や動画用のフレーム画像が上記のフレームレートで周期的に読み出され、あるいは、高解像度の静止画フレーム画像が読み出される。これらのフレーム画像は、画像処理部14において、デジタル信号に変換されると共に、所要の画像処理(たとえば、ガンマ補正処理等)が施された後、制御部5に取り込まれる。
操作部15は、デジタルカメラ1のユーザ操作用入力インターフェースに必要な各種操作子、たとえば、電源スイッチ、画像撮影と画像再生のモード切替スイッチ、静止画撮影や動画撮影を行うためのシャッタボタン、各種設定メニューを表示するためのメニューボタン、そのメニュー項目を選択したり、画像再生モード時に再生を希望する画像を選択したりするための選択ボタン等を含む。
表示制御部16は、制御部5から適宜に出力される様々な表示データ、たとえば、スルー画像用示データ、メニュー画面用表示データ、画像の再生画面用表示データなどを所定の表示形式に変換して、液晶ディスプレイなどの平面表示デバイスで構成された表示部17に出力する。なお、この表示部17は、タッチパネル18付きのものであり、タッチ検出部19は、タッチパネル18への指またはペン等のタッチ座標を検出して、その検出結果を制御部5に出力する。
画像記憶部20は、フラッシュメモリ、ハードディスクまたは光ディスク等の不揮発性(電源をオフにしてもその記憶内容を失わない)の大容量記憶装置によって構成されており、主に、このデジタルカメラ1で撮影された画像を蓄積保存するために用いられる。なお、蓄積保存される各画像は、たとえば、JPEG形式等の圧縮ファイル、または、非圧縮の生データファイル(いわゆるRAWファイル)であり、また、それら画像の保存領域は、ファイルシステムにおけるルート直下であってもよいし、あるいは、そのルート直下に適宜に作成された1階層ないしは多階層構造のフォルダであってもよい。加えて、この画像記憶部20は、固定型であってもよく、あるいは、デジタルカメラ1から取り外して、たとえば、不図示のパーソナルコンピュータに装着可能な汎用形式のメモリデバイスであってもよい。
外部インターフェース21は、たとえば、USBやIEEE1394などの汎用プロトコルに対応したデータ入出力部であり、この外部インターフェース21を介し、必要に応じて、不図示のパーソナルコンピュータ等との間で撮影済み画像の転送(画像記憶部20に蓄積保存されている画像をパーソナルコンピュータに転送する)や読み込み(パーソナルコンピュータから画像記憶部20に画像を読み込む)を行うことができるものである。
電源部22は、充電式の二次電池あるいは使い捨て型の一次電池を含み、制御部5をはじめとした、デジタルカメラ1の各部の動作に必要な電源電圧を供給する。
次に、本実施形態におけるデジタルカメラ1の特有の動作について説明する。すなわち、本実施形態のデジタルカメラ1は、静止画や動画を撮影してその撮影画像を、たとえば、JPEG形式やRAW形式の画像ファイルで画像記憶部20に蓄積保存することができると共に、その蓄積保存画像のうち所望の画像を選択して表示部17に再生表示できる点で、他の公知のデジタルカメラと同様であるが、その画像再生の際に、画像記憶部20に蓄積保存されている大量の画像のうち、特に人物が写った画像について、ある人物が写った全ての画像と、その人物と何らかの関係を有する他の人物が写った全ての画像とを抽出して一覧表示することができる点で、他の公知のデジタルカメラにない独自性を有している。
以下、この独自な点について説明する。
図2は、画像記憶部20に蓄積保存されている大量の画像を示す図である。ただし、この図では、説明の簡単化のために、5枚の画像P1〜P5を代表的に示している。図において、左端の画像P1には二人の人物(人物A、B)が写っており、左から2番目の画像P2には三人の人物(人物A、B、E)が写っている。同様に、中央の画像P3には二人の人物(人物C、D)が写っており、右から2番目の画像P4には三人の人物(人物E、A、C)が写っており、また、右端の画像P5には四人の人物(人物B、C、A、F)が写っている。
ここで、図中の“A”、“B”、“C”、“D”、“E”、“F”は、それぞれ同一人物を示しており、したがって、これら5枚の画像P1〜P5には、全部で6人の人物(A〜F)が写っている。
このような画像P1〜P5は、いわゆる集合写真ということができる。すなわち、画像P1は、人物A、Bをある場所で一緒に撮影した集合写真ということができ、同様に、画像P2は、人物A、B、Eをある場所で一緒に撮影した集合写真ということができる。同じく、画像P3は、人物C、Eをある場所で一緒に撮影した集合写真ということができ、また、画像P4は、人物E、A、Cをある場所で一緒に撮影した集合写真ということができ、さらに、画像P5は、人物B、C、A、Fをある場所で一緒に撮影した集合写真ということができる。
一般的に、集合写真においては、意識的に無関係な人物を一緒に写し込むことはなく、通常は何らかの関係を有する人物を1枚の写真に収める。したがって、上記の例示の画像P1〜P5に写っている各々の人物は、それらの画像P1〜P5ごとに互いに関連のある人物であるということができる。たとえば、一緒に観光地などを訪れた家族や友人等である。
さて、これら画像P1〜P5の全てを横断的に眺めると、人物Aは画像P1、P2、P4、P5の4枚に写っており、人物Bは画像P1、P2、P5の3枚に写っている。同様に、人物Cは画像P2、P4、P5の3枚に写っており、人物Dは画像P3の1枚に写っている。さらに、人物Eは画像P2、P4の2枚に写っており、人物Fは画像P5の1枚に写っている。したがって、これらの人物A〜Fは、お互いに、ある親しさの関係にある間柄である。この親しさの関係のことを相関ということにする。
図3は、相関のデータテーブル例を示す図である。このデータテーブル(以下、相関データテーブル23)は、制御部5のCPU2からアクセス可能な記憶要素であって、その記憶内容が不揮発性かつ書き換え可能な、たとえば、画像記憶部20に保持される。あるいは、制御部5のRAM4の記憶空間の一部または全てがバッテリバックアップされている場合には、そのバックアップ領域内に保持される。若しくは、制御部5にフラッシュメモリ等のプログラマブルメモリ(PROM)が設けられている場合には、そのPROMに保持される。いずれにせよ、この相関データテーブル23は、制御部5のCPU2からアクセス可能で、且つ、その記憶内容が不揮発性しかも書き換え可能な任意の記憶要素に保持されていればよい。以下、説明の便宜上、画像記憶部20に保持されるものとする。なお、画像記憶部20に保持される場合、相関データテーブル23の不可視属性をオンにしておくことが望ましい。不可視属性をオンにすると、ファイルリストに表示されないので誤削除を防止できる。
今後の便宜のために、人物A〜Fの一人一人に対応するノードというものを定義する。つまり、ノードAは人物Aのノードであり、ノードBは人物Bのノードである。同様に、ノードCは人物Cのノードであり、ノードDは人物Dのノードである。さらに、ノードEは人物Eのノードであり、ノードFは人物Fのノードである。
図3には、(a)、(b)二つの状態の相関データテーブル23が示されている。(a)はデータが入っていない空の状態、(b)は、後述の図6の相関図の相関データが収められたデータ実装の状態である。まず、(a)の空状態のものを参照して相関データテーブル23の構造を説明する。相関データテーブル23は、ノードごとのレコードを備えており、各レコードは、ノード名フィールド23a、顔写真フィールド23b、ノード値フィールド23c、リンク先ノード名フィールド群23dなどを含む。さらに、リンク先ノード名フィールド群23dは、全てのノードに対応した個別ノード名フィールド23d−1、23d−2、23d−3、23d−4、23d−5、23d−6・・・・を含む。
ノード名フィールド23aには、そのノードの名称(機械的に生成された文字列またはユーザによって任意に入力された文字列)が格納され、顔写真フィールド23bには、そのノードに対応する人物の顔写真(後述の図5の顔認識処理;ステップS5によって抽出された画像)が格納される。また、ノード値フィールド23cには、そのノードに対応する人物の出現回数が格納され、リンク先ノード名フィールド群23dの各々の個別ノード名フィールド23d−1、23d−2、23d−3、23d−4、23d−5、23d−6・・・・には、全てのノードのノード名称が格納される。
ノード名フィールド23aと、リンク先ノード名フィールド群23dの各個別ノード名フィールド23d−1、23d−2、23d−3、23d−4、23d−5、23d−6・・・・との交点のうち、同一ノード名同士の交点(斜線入りの交点)を除く各交点は、「相関値」を格納するためのエリアである。すなわち、これらの交点には、ノードのリンクの数、したがって、その二つのノードに対応する人物同士の親しさを表す「相関値」が格納される。
次に、相関データテーブル23のデータ実装例を説明する。(b)のデータ実装状態において、第1レコードR1から第6レコードR6のそれぞれのノード名フィールドには、“A”、“B”、“C”、“D”、“E”、“F”が格納されており、これらの格納データは、後述の図6の相関図におけるノード名(A、B、C、D、E、F)である。すなわち、これらの格納データは、前出の図2における画像P1〜P5に写っている各人物の便宜的識別名(A、B、C、D、E、F)に相当する。
また、第1レコードR1から第6レコードR6のそれぞれの顔写真フィールドには、人物Aの顔写真24a、人物Bの顔写真24b、人物Cの顔写真24c、人物Dの顔写真24d、人物Eの顔写真24e、人物Fの顔写真24fが格納されている。
また、第1レコードR1のノード値フィールドには、人物Aの出現回数であるノードAのノード値(“4”)が格納され、第2レコードR2のノード値フィールドには、人物Bの出現回数であるノードBのノード値(“3”)が格納されている。以下同様に、第3レコードR3のノード値フィールドには、人物Cの出現回数であるノードCのノード値(“3”)が格納され、第4レコードR4のノード値フィールドには、人物Dの出現回数であるノードDのノード値(“1”)が格納され、第5レコードR5のノード値フィールドには、人物Eの出現回数であるノードEのノード値(“2”)が格納され、第6レコードR6のノード値フィールドには、人物Fの出現回数であるノードFのノード値(“1”)が格納されている。
そして、ノード名フィールド23aと、リンク先ノード名フィールド群23dの各個別ノード名フィールド23d−1、23d−2、23d−3、23d−4、23d−5、23d−6・・・・との交点のうち、同一ノード名同士の交点(斜線入りの交点)を除く各交点には、それぞれ二つのノードに対応する人物同士の親しさを表す「相関値(=リンク数)」が格納されている。すなわち、ノード名Aとそのリンク先ノード名Bの交点には、それらのノードA、B間のリンクの数、したがって、人物Aと人物Bの親しさの度合いを表す「相関値=“3”」が格納されており、また、ノード名Aとそのリンク先ノード名Cの交点には、それらのノードA、C間のリンクの数、したがって、人物Aと人物Cの親しさの度合いを表す「相関値=“2”」が格納されている。
以下同様に、ノード名Aとそのリンク先ノード名Dの交点には、それらのノードA、D間のリンクの数(この場合は0)、したがって、人物Aと人物Dの親しさの度合いを表す「相関値=“0”」が格納されており、ノード名Aとそのリンク先ノード名Eの交点には、それらのノードA、E間のリンクの数、したがって、人物Aと人物Eの親しさの度合いを表す「相関値=“2”」が格納されており、ノード名Aとそのリンク先ノード名Fの交点には、それらのノードA、F間のリンクの数、したがって、人物Aと人物Fの親しさの度合いを表す「相関値=“1”」が格納されている。
なお、説明を省略するが、第2〜第6レコードR2〜R6についても同様に、それぞれ二つのノードに対応する人物同士の親しさを表す「相関値」が格納されている。
親しさの度合いは、相関値=“0”が最低(親しさの関係が全くない)であり、以降、“1”、“2”、“3”、“4”・・・・と相関値が大きくなるにつれて、親しさの度合いが増していく。したがって、親しい関係にある人物同士とは、相関値がゼロを超える二つのノード(リンク元ノードとリンク先ノード)の各々に対応した人物同士のことを意味する。たとえば、第1レコードR1に注目すると、リンク元ノードA(人物A)の相関値は、それぞれ、リンク先ノードBで“3”、リンク先ノードCで“2”、リンク先ノードDで“0”、リンク先ノードEで“2”、リンク先ノードBで“1”となっているので、人物Aに対して親しい関係にある人物は、相関値がゼロを超える人物B、C、E、F(言い換えれば相関値ゼロの人物D以外の人物)であり、且つ、その親しさの度合いの順位は、人物B>人物CまたはE>人物Fとなる。このことは、前出の画像P1〜P5から明らかである。これらの画像P1〜P5において、人物Aと一緒に写っている人物は、人物D以外の人物B、C、E、Fであるからであり、しかも、人物Aと人物Bが一緒に写っている回数が3回(相関値=“3”)、人物Aと人物Cが一緒に写っている回数が2回(相関値=“2”)、人物Aと人物Eが一緒に写っている回数が2回(相関値=“2”)、人物Aと人物Fが一緒に写っている回数が1回(相関値=“1”)であるからである。
図4は、画像リストテーブル25の一例を示す図である。この画像リストテーブル25は、各ノードごとに、そのノードに対応した人物が写った画像ファイル名をリストアップするためのテーブルである。すなわち、前出の図2の画像P1〜P5を例にすれば、人物A(ノードA)は、四つの画像P1、P2、P4、P5に写っているので、そのノードAに関連付けして、それらの画像ファイル名(“P1”、“P2”、“P4”、“P5”)を格納する。また、人物B(ノードB)は、三つの画像P1、P2、P5に写っているので、そのノードBに関連付けして、それらの画像ファイル名(“P1”、“P2”、“P5”)を格納する。
以下同様にして、人物C(ノードC)は、三つの画像P3、P4、P5に写っているので、そのノードCに関連付けして、それらの画像ファイル名(“P3”、“P4”、“P5”)を格納し、人物D(ノードD)は、一つの画像P3に写っているので、そのノードDに関連付けして、その画像ファイル名(“P3”)を格納し、人物E(ノードE)は、二つの画像P2、P4に写っているので、そのノードEに関連付けして、それらの画像ファイル名(“P2”、“P4”)を格納し、人物F(ノードF)は、一つの画像P5に写っているので、そのノードFに関連付けして、その画像ファイル名( “P5”)を格納する。
なお、画像リストテーブル25に格納する“ファイル名”は、画像記憶部20内の画像ファイルの物理的な格納位置を表すリンク情報であり、たとえば、ドライブ番号やフォルダ名を含むフルパス付きファイル名とすることができる。
図5は、相関データテーブル23及び画像リストテーブル25に所要のデータを登録するための動作プログラム(以下単にプログラムという。)の概略フローチャートである。このプログラムは、制御部5のROM3に予め格納されており、必要に応じて、RAM4に読み出され、CPU2によって実行される。なお、図示のフローチャートは、相関データテーブル23や画像リストテーブル25に所要のデータを登録できることを立証するための単なる一例に過ぎず、当然ながら、このフローチャートの構造から本件発明の外縁を把握してはならない。
このプログラムを開始すると、まず、画像記憶部20に蓄積保存されている画像ファイルの総数(n)を取得する(ステップS1)。なお、一般的に写真を数える際の単位は「枚」であるので、総数(n)を枚数(n)と読み替えても構わない。次いで、n=0であるか否かを判定する(ステップS2)。n=0の場合、画像記憶部20に画像が全く保存されていないので、プログラムを終了する。
n=0でない場合は、画像記憶部20に1枚またはそれ以上の数(n)の画像が保存されているものと判断して、画像カウンタiを1に初期化し(ステップS3)、i枚目の画像を画像記憶部20から読み込む(ステップS4)。今、iは初期値の1であるから、この段階では1枚目の画像を画像記憶部20から読み込むことになる。便宜的に1枚目の画像を図2の画像P1とする。すなわち、二人の人物A、Bが写った画像P1とする。
次に、この画像P1に対して顔認識処理を実行する(ステップS5)。ここで、顔認識処理とは、画像内に人間の顔の部分が写っているか否かを判定し、写っている場合に、その顔の部分を顔画像(図3の顔写真24a〜24fとして登録される画像)として切り出す処理のことをいう。たとえば、画像内の所定サイズの肌色エリアを顔部分として認識する。
このようにして、画像P1に対する顔認識処理を実行すると、次いで、認識された顔の数(jmax)をセットし(ステップS6)、jmax=0であるか否かを判定する(ステップS7)。jmax=0の場合、その画像には人物が写っていない(つまり、風景写真等の画像である)と判断し、i=nであるか否か、すなわち、画像カウンタiが、画像記憶部20に蓄積保存されている画像ファイルの総数(n)に達したか否かを判定する(ステップS17)。そして、達していればプログラムを終了し、達していなければ、画像カウンタiを+1し(ステップS18)、上記のステップS4に復帰する。
ここで、画像P1には、二人の人物A、Bが写っている。したがって、この画像P1に対して顔認識処理を実行した結果、jmaxには人物A、Bの数、すなわち“2”がセットされる。このため、ステップS7の判定結果が“NO”となるので、次に、ノード変数jを1に初期化(ステップS8)し、j番目の顔の識別を行う。
顔の識別とは、先のステップS5で切り出しておいた顔画像の特徴点に基づいて、各人物を特定する処理のことである。この識別技術については、既に多種多様な技術が知られている。たとえば、特開平7−128031号公報には、人物の顔の特徴点(目や鼻、口など)を抽出する技術が記載されており、また、特開平5−266173号公報などにも、人物の顔の特徴点の抽出技術が記載されているから、これらの技術を単独で、または組み合わせて用いてもよい。
ステップS9でj番目の顔の識別を完了すると、次に、そのj番目の顔が作成済みのノードとして、相関データテーブル23に既に登録されているか否かを判定する(ステップS10)。今、i=1且つj=1であるので、この段階の判定対象の顔は、画像P1の1番目の顔である。便宜的に、この顔を人物Aの顔であるとすると、この場合は、相関データテーブル23にノードA(人物A)が登録済みであるか否かを判定する。そして、この段階では、まだ、相関データテーブル23にノードA(人物A)が登録されていないので、新ノードを作成する(ステップS11)。すなわち、相関データテーブル23に第1レコードを新規追加し、そのノード名フィールドに“A”を登録すると共に、その顔写真フィールドに人物Aの顔写真24aを登録し(ステップS12)、且つ、画像リストテーブル25に新規レコードを追加して、そのノード名に“A”を、また、その登録画像リストに画像P1のファイル名(“P1”)を登録(ステップS13)した後、そのノード値を+1する(ステップS14)。
このように、ステップS10で、j番目の顔が作成済みのノードとして相関データテーブル23に既に登録されているか否かを判定して、登録済みでなければ、ステップS11で新ノードを作成し、ステップS12で顔写真登録を行うが、ステップS10で、j番目の顔が作成済みのノードであると判定された場合は、これらのステップS11やステップS12をパスして、ステップS14で、そのノード値を+1する。
次いで、所定のフラグに1がセットされているか否かを判定する(ステップS15)。このフラグは、後述するように、一つの画像内に二人以上の人物の顔が写っているときに1にセットされるものである。ただし、現段階では、まだフラグに1がセットされていない。したがって、ステップS15の判定結果は“NO”である。次いで、j=jmaxであるか否かを判定する(ステップS16)。今、画像P1の人物Aの顔を処理しており、j=1である。これに対して、jmaxには、画像P1の二人の人物A、Bに対応した“2”がセットされているので、ステップS16の判定結果は“NO”となり、先に説明したフラグに1をセットし(ステップS19)、jを+1(ステップS20)した後、ステップS9に復帰する。
これにより、ステップS20で、画像P2の二人目の人物(人物B)に対する顔の識別が行われる。そして、この人物Bのノードも未登録であるので、ステップS11でノードを作成する。すなわち、相関データテーブル23に第2レコードを新規追加し、そのノード名フィールドに“B”を登録すると共に、その顔写真フィールドに人物Bの顔写真24bを登録し(ステップS12)、且つ、画像リストテーブル25に新規レコードを追加して、そのノード名に“B”を、また、その登録画像リストに画像P1のファイル名(“P1”)を登録した後、そのノード値を+1する(ステップS14)。
次に、フラグに1がセットされているので、ステップS15の判定結果が“YES”となり、先に登録したノードAとノードBのノード間の相関値を+1する(ステップS21)。すなわち、この場合は、図3の相関データテーブル23の第1レコードR1のノード名Aとリンク先ノード名Bとの交点に相関値=1をセットすると共に、第2レコードR2のノード名Bとリンク先ノード名Aとの交点に相関値=1をセットする。なお、図3の相関データテーブル23のこれらの交点には相関値=3がセットされているが、この相関値=3は画像P1〜P5の全てに対する処理を完了した後の最終的な値である。画像P1を処理している途中の段階では、まだ、相関値=1である。
相関値をセットすると、次に、フラグをリセット(フラグ=0)(ステップS22)した後、i=nであるか否か、すなわち、画像カウンタiが、画像記憶部20に蓄積保存されている画像ファイルの総数(n)に達したか否かを判定する(ステップS17)。そして、達していればプログラムを終了し、達していなければ、画像カウンタiを+1し(ステップS18)、上記のステップS4に復帰する。
以上の説明は、図2の5つの画像のうち最初の画像P1(つまり、二人の人物A、Bが写った画像P1)に対する処理である。この処理を完了した段階で、相関データテーブル23に人物A、Bのノード(ノードA、B)が作成され、且つ、それぞれのノード値に“1”がセットされると共に、それらのリンク先ノードとの交点に相関値=1がセットされる。加えて、画像リストテーブル25にノードAとノードBのレコードが追加され、それらのレコードに画像P1のファイル名(“P1”)が登録される。
そして、画像カウンタiを+1して、以上のステップS4〜ステップS22を繰り返す度に、画像P2(つまり、三人の人物A、B、Eが写った画像P2)に対する処理、画像P3(つまり、二人の人物C、Dが写った画像P3)に対する処理、画像P4(つまり、三人の人物E、A、Cが写った画像P4)に対する処理、及び、画像P5(つまり、四人の人物B、C、A、Fが写った画像P5)に対する処理が逐次に行われる。
したがって、最終的には、前出の図3に示すように、相関データテーブル23に全ての人物A〜Fのノード(ノードA〜F)が作成され、且つ、それぞれのノード値に“4”、“3”、“3”、“1”、“2”、“1”がセットされると共に、それらのリンク先ノードとの交点に適切な「相関値」がセットされる。加えて、前出の図4に示すように、画像リストテーブル25に全てのノードA〜Fのレコードが追加され、それらのレコードに画像P1〜P5のファイル名(“P1”〜“P5”)が登録される。
図6は、このようにして得られた「相関」をグラフ化したのものである。従って、図6は、画像P1〜P5における人物A〜Fの相関を示す図となっている。この図において、楕円はノードであり、各々のノードは人物A〜Fの一人一人に対応する。つまり、楕円内にAを記したノードは人物Aのノードであり、楕円内にBを記したノードは人物Bのノードである。同様に、楕円内にCを記したノードは人物Cのノードであり、楕円内にDを記したノードは人物Dのノードである。さらに、楕円内にEを記したノードは人物Eのノードであり、楕円内にFを記したノードは人物Fのノードである。
各ノード内の数字は、画像P1〜P5において、その人物が出現した回数を示す。つまり、上記のとおり、人物Aは画像P1、P2、P4、P5の4枚に写っており、人物Bは画像P1、P2、P5の3枚に写っており、人物Cは画像P2、P4、P5の3枚に写っており、人物Dは画像P3の1枚に写っており、人物Eは画像P2、P4の2枚に写っており、人物Fは画像P5の1枚に写っているのであるから、それぞれの人物の出現回数は、人物A=4回、人物B=3回、人物C=3回、人物D=1回、人物E=2回、人物F=1回となる。
ノード間を結ぶ線(以下、リンク)は、画像P1〜P5の各々において、その画像に一緒に写っている人物同士であることを示す。すなわち、画像P1においては、二人の人物A、Bが一緒に写っているので、それらの人物A、Bの各ノード間にリンクが引かれており、同様に、画像P2においては、三人の人物A、B、Eが一緒に写っているので、それらの人物A、B、Eの各ノード間にリンクが引かれている。さらに、画像P3においては、二人の人物C、Dが一緒に写っているので、それらの人物C、Dの各ノード間にリンクが引かれており、画像P4においては、三人の人物E、A、Cが一緒に写っているので、それらの人物E、A、Cの各ノード間にリンクが引かれており、画像P5においては、四人の人物B、C、A、Fが一緒に写っているので、それらの人物B、C、A、Fの各ノード間にリンクが引かれている。
各々のリンク上の四角図形内に記されている数字は、上記のようにして引かれたリンクの数を示しており、この数字(リンクの数)は、そのリンクの二つのノードに対応する人物同士の親しさを表す「相関値」である。
この相関値は、画像P1〜P5において、それらの人物が一緒に写っている回数を表しており、一般的にその回数が多いほど、たとえば、観光地等に一緒に出かける頻度が高く、したがって、親しさの度合いが高いものといえるから、この相関値(各々のリンク上の四角図形内に記されている数字)によって、人物間の親しさの度合いを直接的に表すことができる。
たとえば、図6の相関図においては、人物Aと人物Bの間の相関値が「3」となっており、また、人物Aと人物Cの間、及び、人物Aと人物Eの間の相関値が各々「2」となっており、残りの他の相関値が全て「1」となっている。したがって、これらの相関値より、人物Aと人物Bの親しさが最大で、人物Aと人物Eの親しさがそれに次ぎ、残りの人物間の親しさが最低であることが分かる。
このように、図6の相関図を参照することにより、画像P1〜P5に写っている人物A〜Fの間の親しさの度合いを定量的に把握することができる。
本実施形態では図6に示した相関図を表示部に表示することでユーザに対し、集合写真に写った人物間の親しさをわかりやすく示すことができる。図6では各ノードは楕円と人物名で示されているが、この楕円部分に各人物の顔画像を表示することも可能である。
さらに本実施形態は、このようにして作成された相関データテーブル23や画像リストテーブル25を利用して、より一層高度な画像分類の仕組みをも実現する。好ましくは、人物が写った大量の画像の中から、ある人物が写った全ての画像と、その人物と何らかの関係を有する他の人物が写った全ての画像とを抽出して一覧表示できるようにする。
以下、その具体例について説明する。
図7は、本実施形態における画像分類のユーザインターフェース画面の一例を示す図である。この図において、登録顔写真一覧画面26、関連写真一覧画面27、及び、拡大写真画面28は、いずれも、必要に応じて、デジタルカメラ1の表示部17(図1参照)に表示される高度な画像分類のためのユーザインターフェース画面である。
まず、登録顔写真一覧画面26について説明する。この登録顔写真一覧画面26は、デジタルカメラ1の操作部15において、所定のボタン操作を行ったときに表示部17に表示される。すなわち、画像再生モードを選択して、当該モード用の不図示のメニュー画面を表示させ、且つ、そのメニュー画面中の、たとえば、「人物相関分類表示」などといったメニュー項目を選択した際に表示される。
図示の登録顔写真一覧画面26には、複数の人物の顔写真が表示されている。これらの顔写真は、前出の図3の相関データテーブル23の顔写真フィールドに格納されている顔写真であり、図3の実際のデータに従えば、人物Aの顔写真24a、人物Bの顔写真24b、人物Cの顔写真24c、人物Dの顔写真24d、人物Eの顔写真24e、人物Fの顔写真24fである。また、各々の顔写真の上には、ノード名A〜F(人物名でもある)が識別のために表示されており、これらのノード名は、前出の図3の相関データテーブル23のノード名フィールドに格納されているデータである。さらに、登録顔写真一覧画面26の下隅には、終了ボタン26aと関連写真表示ボタン26bが表示されており、終了ボタン26aを押す(タッチパネル17のタッチ操作のことであるが、便宜的に「押す」と表現する;以下同様)と、この登録顔写真一覧画面26を閉じて、元の画面(たとえば、メニュー画面)に復帰するようになっている。
また、関連写真表示ボタン26bを押すと、黒く縁取りされた選択中の顔写真に関連する関連写真一覧画面27を表示する。今、登録顔写真一覧画面26における選択中の顔写真が人物Aの顔写真24aであったとすると、関連写真一覧画面27には、人物Aに関連する全ての画像のサムネイルが表示される。すなわち、前出の画像P1〜P5を例にすれば、これらの画像P1〜P5のうち人物Aに関連する画像は、P1、P2、P4、P5であるから、これら四つの画像P1、P2、P4、P5のサムネイルが表示される。
かかるサムネイルの表示は、前出の図4に示す画像リストテーブル25に基づくものである。すなわち、この画像リストテーブル25のノードA(人物A)のレコードには、その登録画像としてファイル名P1、P2、P4、P5がリストアップされているので、これらのファイル名を手がかりにして、該当する画像P1、P2、P4、P5を画像記憶部20から読み出し、それぞれのサムネイルを作成して、関連写真一覧画面27に表示するのである。なお、画像記憶部20に画像P1、P2、P4、P5と一緒にそれらのサムネイルが保存されていれば、すなわち、画像P1、P2、P4、P5がサムネイル付きのものであれば、それらのサムネイルを読み出して、関連写真一覧画面27に表示してもよい。
関連写真一覧画面27の下隅には、戻るボタン27aと拡大表示ボタン27bが表示されており、戻るボタン27aを押すと、この関連写真一覧画面27を閉じて登録顔写真一覧画面26に復帰するようになっている。また、拡大表示ボタン27bを押すと、黒く縁取りされた選択中のサムネイルの元画像を画像記憶部20から読み出し、拡大写真画面28に表示するようになっている。たとえば、選択中のサムネイルが、画像P1のサムネイルであったとすると、この場合、拡大写真画面28には、画像記憶部20から読み出された画像P1が拡大表示される。
なお、拡大表示とは、拡大写真画面28の有効表示領域一杯になるように、画像P1のサイズを調節して表示することをいい、このサイズ調節は必ずしも“拡大”方向のみに限らない。元画像(画像P1)の画素数が拡大写真画面28の有効表示領域の画素数よりも大きい場合は、元画像(P1)のサイズを縮小して拡大写真画面28の有効表示領域に収まるように調節することもあるからである。
なお、拡大写真画面28の有効表示領域とは、この拡大写真画面28の全表示領域の内、たとえば、関連写真一覧画面27に復帰するための戻るボタン28aの表示エリアなどを除いた残りの領域のことをいい、要するに、実質的に利用可能な画像の表示領域のことをいう。
図8は、登録顔写真一覧画面26、関連写真一覧画面27及び拡大写真画面28の表示動作プログラムの概略フローチャートである。このプログラムも、前出の図5のプログラムと同様に、制御部5のROM3に予め格納されており、必要に応じて、RAM4に読み出され、CPU2によって実行される。なお、図5と同様に、このプログラムも、登録顔写真一覧画面26、関連写真一覧画面27及び拡大写真画面28の表示動作を立証するための単なる一例に過ぎず、当然ながら、このプログラムの構造から本件発明の外縁を把握してはならない。
このプログラムは、デジタルカメラ1の操作部15によって、画像再生モードを選択して、当該モード用の不図示のメニュー画面を表示部17に表示させ、且つ、そのメニュー画面中の、たとえば、「人物相関分類表示」などといったメニュー項目を選択した際に、CPU2で実行される。
このプログラムを開始すると、まず、登録顔写真一覧画面26を表示する(ステップS31)。そして、顔写真の選択(ステップS32)を経た後、その選択された顔写真の関連写真を一覧表示するか否かを判定する(ステップS33)。この判定は、登録顔写真一覧画面26の関連写真表示ボタン26bが押されたか否かで行われる。押されなかった場合は、終了ボタン26aの操作を判定し(ステップS34)、終了ボタン26aが操作された場合はプログラムを終了する。
登録顔写真一覧画面26の関連写真表示ボタン26bが押された場合は、次に、選択中の顔写真(便宜的に人物Aの顔写真24a)に関連する全ての画像(画像P1、P2、P4、P5)のサムネイルを関連写真一覧画面27に表示し(ステップS35)、次いで、サムネイルの選択(ステップS36)を経た後、その選択されたサムネイルの元画像(画像P1)を拡大表示するか否かを判定する(ステップS37)。この判定は、関連写真一覧画面27の拡大表示ボタン27bが押されたか否かで行われる。押されなかった場合は、戻るボタン27aの操作を判定し(ステップS38)、戻るボタン27aが操作された場合はステップS32に復帰し、操作されなかった場合は、ステップS36に復帰する。
以上のとおり、図8のプログラムによれば、登録顔写真一覧画面26を表示して、その登録顔写真一覧画面26に、図3の相関データテーブル23に登録されている各ノードの顔写真(人物A〜Fの顔写真24a〜24f)を一覧表示することができる。そして、画像記憶部20に保存されている全画像の中から、所望の人物、たとえば、人物Aが写ったすべての画像を抽出したい場合は、登録顔写真一覧画面26に表示されている人物Aの顔写真24aを選択し、関連写真表示ボタン26bを押すという簡単な操作を実行するだけで、関連写真一覧画面27に、人物Aが写ったすべての画像(P1、P2、P4、P5)のサムネイルを表示することができる。
したがって、画像記憶部20に大量の画像が保存されていたとしても、きわめて簡単な操作で、それらの画像の中から、ある人物が写った全ての画像を一覧表示することができるという従来技術にない格別独自性のある画像分類技術を提供することができる。また、希望の人物選択は、もっぱら顔写真24a〜24fを見ながら直感的に行うことができるので、操作ミスが少なく、誰でも容易に使いこなせるというメリットもある。
さらに、登録顔写真一覧画面26への顔写真24a〜24fの表示順を、それら顔写真24a〜24fの元になっている人物A〜Fの出現回数(つまりノード値)に従って降順ソートで行うようにすれば、出現回数の多い人物の顔写真から順に表示されるので、具体的には、人物A(出現回数4)の顔写真24a→人物B(出現回数3)の顔写真24b→人物C(出現回数3)の顔写真24c→人物E(出現回数2)の顔写真24e→人物D(出現回数1)の顔写真24d→人物F(出現回数1)の顔写真24fの順に表示されるので、所望の人物を見つけ出しやすくなり、より一層の操作性向上を望めるから好ましい。
また、同様に、関連写真一覧画面27へのサムネイルの表示も相関性の高い順番にしてもよい。たとえば、人物Aに関連する画像P1、P2、P4、P5のサムネイルを表示する場合、単に、画像記憶部20からの読み出し順(P1→P2→P4→P5)に従って機械的に表示するのではなく、その人物との関連性(相関値)の順番で表示してもよい。たとえば、その人物を人物Aとした場合、人物Aとの関連性が高い人物B(相関値=3)が写った画像P1、P2、P5のサムネイルを最初の方に表示し、人物Aとの関連性が低い人物C、E(相関値=2)が写った画像P4、P5のサムネイルを後の方に表示してもよい。ちなみに、ここでは、高々5枚の少ない画像P1、P2、P4、P5しか例にしていないため、なかなか実感が湧かないが、数百またはそれ以上の大量のサムネイルを表示する場合には、かかる表示順の工夫は大きな効果が期待される。
なお、以上の実施形態は、人物が写った大量の画像の中から、ある人物が写った全ての画像と、その人物と何らかの関係を有する他の人物が写った全ての画像とを抽出して一覧表示するようにしたものであるが、これに限定されない。かかる実施の形態を変形し、または、発展させた様々な態様が含まれる。
次に説明するものは、その第1の態様を示すものであり、前出の図6の相関図を発展させてノード(人物)のグルーブ化を行うようにしたものである。
図9は、第1の態様に係る相関図である。この図において、楕円は人物一人一人に対応するノードであり、全てのノードにはノード名(便宜的にNa、Nb・・・・Np)が記されている。なお、この図では省略しているが、前出の相関図(図6)と同様に、全てのノードには、そのノードに対応する人物の出現回数(ノード値)が記されている。
ノード間を結ぶ線はリンクである。この図では省略しているが、前出の相関図(図6)と同様に、それらのリンク上にはリンクの数、つまり、そのリンクの二つのノードに対応する人物同士の親しさを表す「相関値」が記されている。
さて、この第1の態様に係る相関図において、ノードNa、Nb、Nc、Nd、Ne、Nf、Ng、Nhの間には互いを結ぶ、少なくとも1本以上のリンクが引かれており、また、ノードNg、Nh、Ni、Njの間にも互いを結ぶ、少なくとも1本以上のリンクが引かれている。さらに、ノードNa、Nk、Nl、Nm、Nnの間にも互いを結ぶ、少なくとも1本以上のリンクが引かれており、同様に、ノードNd、No、Npの間にも互いを結ぶ、少なくとも1本以上のリンクが引かれている。
このように、全てのノード間で、互いを結ぶ、少なくとも1本以上のリンクが引かれているノードの集合を「グループ」ということにすると、図示の例では、ノードNa、Nb、Nc、Nd、Ne、Nf、Ng、Nhをメンバ(構成員)とする第1のグループG1と、ノードNg、Nh、Ni、Njをメンバとする第2のグループG2と、ノードNa、Nk、Nl、Nm、Nnをメンバとする第3のグループG3と、ノードNd、No、Npをメンバとする第4のグループG4とが形成されている。
第1〜第4のグループG1〜G4の各々のメンバは、そのグループ内で互いに、少なくとも1本以上のリンクで結ばれているから、グループ内のメンバ同士は、そのリンクの数(つまり、相関値)で度合いが表される親密な関係を有している。
したがって、上記の「グループ」は、大量の画像の各々に写っている人物の間に設定される相関値がゼロを超える人物同士をまとめたものということができる。
加えて、第1〜第4のグループG1〜G4の一部のメンバは、複数のグループのメンバでもある。たとえば、第1のグループG1のメンバNaは、第3のグループG3のメンバでもあり、同様に、第1のグループG1のメンバNg、Nhは、第2のグループG2のメンバでもある。さらに、第1のグループG1のメンバNdは、第4のグループG4のメンバでもある。したがって、第1〜第4のグループG1〜G4は、一部のメンバを介して相互に関係している。
第1の態様では、図9に示したグループ化図を表示部に表示することでユーザに対し、集合写真に写った人物間のグループ構成をわかりやすく示すことができる。図9では各ノードは楕円と人物名で示されているが、この楕円部分に各人物の顔画像を表示することも可能である。
このようなグルーブ化された相関図を利用すると、より一層高度な分類の仕組みを提供することができる。
図10は、グルーブ化された相関図に適用できる画像分類のユーザインターフェース画面の一例を示す図である。この図において、グループリスト画面29は、必要に応じて、デジタルカメラ1の表示部17(図1参照)に表示される高度な画像分類のためのユーザインターフェース画面である。
このグループリスト画面29には、グループG1〜G4ごとの表示エリア29a〜29dが設けられている。それらの表示エリア29a〜29dには、グループのメンバごとの顔写真(Na、Nb、Nc・・・・)が一覧表示されるようになっており、その下の終了ボタン29eを押すと、グループリスト画面29を閉じ、また、関連写真表示ボタン29fを押すと、選択中のグループの各メンバに関連する全ての画像のサムネイルを、たとえば、図7(b)の関連写真一覧画面27のような画面で表示するようになっている。
図11は、グループリスト画面29の表示動作プログラムの概略フローチャートである。このプログラムを開始すると、まず、全てのノードについて、互いにリンクが張られているノードをメンバとしてグループ化し(ステップS41)、グループリスト画面29を表示して、グループごとに各々のグループメンバの顔写真を表示する(ステップS42)。そして、グループの選択(ステップS43)を経た後、その選択されたグループのメンバに関連する全ての画像のサムネイルを表示するか否かを判定する(ステップS44)。この判定は、グループリスト画面29の関連写真表示ボタン29fが押されたか否かで行われる。押されなかった場合は、終了ボタン29eの操作を判定し(ステップS45)、終了ボタン29eが操作された場合はプログラムを終了する。
グループリスト画面29の関連写真表示ボタン29fが押された場合は、次に、選択中のグループ(便宜的に第1のグループG1とする)のメンバ(Na、Nb、Nc、Nd、Ne、Nf、Ng、Nh)に関連する全ての画像のサムネイルを、たとえば、図8のステップS35以降を流用して一覧表示する。ただし、この場合、図8のステップS35の「選択中の顔写真に関連する全ての写真のサムネイルを一覧表示」という記載を、「選択中の“グループのメンバ”に関連する全ての写真のサムネイルを一覧表示」と読み替えるものとする。
以上のとおり、図11のプログラムによれば、全てのノードをグルーブ化して、各グループごとにそのメンバーの顔写真を一括表示することができる。したがって、特定のグループの写真を見たい場合には、そのグループを選択して、関連写真表示ボタン29fを押すだけのきわめて簡単な操作で、当該グループのメンバに関連する全ての写真のサムネイルを表示させることができる。また、所望により、その中の任意のサムネイルの元画像を拡大表示することもができる。したがって、人物が写った大量の画像の中から、各グループごとの写真を一覧表示することができ、より一層高度な画像分類の仕組みを提供することができる。
図12は、第2の態様に係る相関図である。この図において、四つの円図形30〜33は、それぞれグループごとのノードである。以下、これらのノードのことをグループノード30〜33という。説明の便宜上、第1のグループノード30を図9の第1のグループG1のノード、第2のグループノード31を同第2のグループG2のノード、第3のグループノード32を同第3のグループG3のノード、第4のグループノード33を同第4のグループG4のノードとする。
第1〜第4のグループノード30〜33の括弧内に記された数値は、そのグループ内のメンバ同士の総合的な親しさの度合い(以下、グループ結束値という)を示し、このグループ結束値は、そのグループに含まれるメンバ間の「相関値」を積算したものである。たとえば、図示の例では、第1のグループノード30の「グループ結束値」として“70”が、また、第2のグループノード31の「グループ結束値」として“40”が記されており、同様に、第3のグループノード32の「グループ結束値」として“20”が、第4のグループノード33の「グループ結束値」として“30”が記されている。
つまり、グループ結束値の順番が「第1のグループノード30>第2のグループノード31>第4のグループノード33>第3のグループノード32」となっている。
第2の態様では、図12に示したグループ結束図を表示部に表示することでユーザに対し、集合写真に写った人物グループ間の結束の強弱をわかりやすく示すことができる。
このような「グループ結束値」を前記の第1の態様に利用することにより、より一層高度な画像分類を実現できる。たとえば、前記の第1の態様におけるグループリスト画面29(図10参照)は、単に、グループG1〜G4ごとの表示エリア29a〜29dを有しているに過ぎず、それらのグループG1〜G4ごとの表示エリア29a〜29dの表示の順番については特に言及していなかったが、「グループ結束値」の高い方から順に表示するようにすれば、より親しさの度合いが高いグループを見つけ出しやすくなり、一層高度な画像分類の仕組みを提供できる。
また、この第2の態様を改良し、グループ同士の結合の度合い(結合の強さ)を定量的に把握するようにしてもよい。つまり、図12において、第1のグループノード30と第2〜第4のグループノード31〜33との間に引かれた矢印線34〜39は、その矢印の向きで結合方向を示し、また、それらの矢印線34〜39上の矩形枠40〜45内に記された数値は、結合度合いを示している。たとえば、第1のグループノード30から第2のグループノード31に向かう矢印線34は、第1のグループG1から第2のグループG1への結合関係を示し、同矢印線34上の矩形枠40内の数値(“0.25”)は、その結合度合いを示している。
結合度合いは、結合元グループの構成メンバのうち結合先グループにも含まれるメンバの割合で与えられる。たとえば、第1のグループG1から第2のグループG2への結合を例にすると、図9において、結合元グループは第1のグループG1であり、結合先グループは第2のグループG2である。そして、第1のグループG1は八つのメンバ(Na、Nb、Nc・・・・Nh)で構成されており、そのうちの二つのメンバ(Ng、Nh)が第2のグループG2の構成メンバでもあるから、この場合の結合度合いは「2÷8=0.25」となる。
また、その逆方向の結合(第2のグループG2から第1のグループG1への結合)を例にすると、図9において、第2のグループG2は四つのメンバ(Ng、Nh、Ni、Nj)で構成されており、そのうちの二つのメンバ(Ng、Nh)が第1のグループG1の構成メンバでもあるから、この場合の結合度合いは「2÷4=0.5」となる。
同様に、第1のグループG1から第3のグループG3への結合度合いは「1÷8=0.125」となり、その逆方向の結合度合い(第3のグループG3から第1のグループG1への結合度合い)は「1÷5=0.2」となる。さらに、第1のグループG1から第4のグループG4への結合度合いは「1÷8=0.125」となり、その逆方向の結合度合い(第4のグループG4から第1のグループG1への結合度合い)は「1÷3=0.33」となる。
このように、グループ間の結合度合いを定量的に把握することによって、たとえば、特定のグループから見た他のグループの表示順を、結合の高い順とすることができるようになり、さらに、一層高度な画像分類技術を提供できる。
次に、第3の態様について説明する。先の実施形態においては、1枚の写真に、たとえば、人物A、Bが写っている場合に、それらの人物A、Bの相関値を共に+1していた。しかし、このような相関値の設定は、次の点で改善すべき余地がある。前記のとおり、「相関値」は、1枚の写真に写っている人物同士の親しさの度合いを表す値であるが、“1枚の写真に写っている”といっても、その親しさの度合いはまちまちである。たとえば、1枚の写真に人物A、Bが写っている場合であっても、その人物A、Bが夫婦や恋人のようにきわめて親しい間柄であることもあるし、単なる知人に過ぎないこともある。かかる温度差が否めない人物同士に一定の相関値を適用することは、不適切であるといえなくもない。第3の態様は、1枚の写真に写り込んでいる複数の人物間の親しさの度合いを、より正確に把握し、それを適用して確度の高い相関値を設定しようとするものである。
図13は、第3の態様を示す図である。この図においては、1枚の写真に写り込んでいる複数の人物間の親しさの度合いを、より正確に把握するための二つの方法が示されている。(a)は第1の方法、(b)は第2の方法を示す図である。
第1の方法は、1枚の写真に写り込んでいる人物の数(人数)に基づいて、人物間の親しさの度合いに差を付けるというものである。(a)には、多人数の集合写真46と二人だけの集合写真47の二例が示されている。これら二例の集合写真46、47を見比べると、二人だけの集合写真47に写っている人物間の親しさの度合いの方が高いということがいえる。つまり、人数が多くなるほど単なる知人の集まりである可能性が高くなり、一方、二人だけの集合写真47のように、少ない人数の場合は、そこに写っている人物同士が相当な親しさの関係にあるということができるからである。このような観点から、1枚の写真に写っている人数(図5のjmaxの値は、その人数に相当する)に応じて人物間の親しさの度合いに差を付けることが好ましい。具体的には、二人の人物が写っている場合の親しさの度合いを最大とし、以降、三人、四人・・・・と人数が増えるにつれて親しさの度合いを低くしていけばよい。たとえば、1枚の写真に、人物A、Bが二人だけで写っている場合に、それらの人物A、Bの相関値を共に+1し、他の人も写っていて全体の人数が三人、四人・・・・と増えるにつれて相関値の増やし方を+0.9、+0.8・・・・と少なくしていけばよい。
第2の方法は、1枚の写真に写り込んでいる人物間の距離に基づいて、人物間の親しさの度合いに差を付けるというものである。(b)には、いずれも二人だけの集合写真48、49が示されており、一方の集合写真48の人物間の距離は大きく、他方の集合写真49の人物間の距離は小さい。通常、二人で写真を撮る場合、その人物が親しい間柄であればあるほど、互いにふれ合う程度に接近することが多い。これに対して、単なる知人程度の間柄である場合は、若干の距離を保って並ぶことが多い。このような事実を踏まえると、1枚の写真に写り込んでいる人物間の距離は、その人物相互の親しさの度合いを表しているとみなすことができる。したがって、人物間距離がゼロのときに親しさの度合いを最大とし、距離が離れるほど親しさの度合いを低くしていけばよい。たとえば、1枚の写真に、人物A、Bが写っている場合に、AとBの距離が所定値(たとえば肩幅)以下ならそれらの人物A、Bの相関値を共に+1し、AとBの距離が所定値の2倍3倍・・・・と増えるにつれて相関値の増やし方を+0.9、+0.8・・・・と少なくしていけばよい。
このように、第1の方法または第2の方法もしくはそれらの方法を組み合わせることにより、1枚の写真に写っている人物間の親しさの度合いを、より正確に把握することができるようになり、画像分類の正確さを一層高めることができる。
なお、以上の説明では、デジタルカメラ1への適用を例にしたが、これに限定されない。カメラ付き携帯電話機やカメラ付き情報端末等の撮像装置であってもよく、あるいは、パーソナルコンピュータ等の電子機器上で実行される画像管理ソフトウェアであってもよい。
また、画像管理ソフトウェアに適用する場合は、その画像管理ソフトウェアをパーソナルコンピュータ等の電子機器上で実行することによって始めて、以上説明した独自性のある画像分類機能を実現できるのであり、すなわち、上記の画像管理ソフトウェアやオペレーティングシステム等のソフトウェア資源と、パーソナルコンピュータ等の電子機器を構成する様々なハードウェア資源との有機的結合によって、その独自性のある画像分類機能を実現できるのであるが、上記ハードウェア資源は、汎用品(パーソナルコンピュータ等)で提供されるから、実質的に、その独自性のある画像分類機能に必須の事項は、もっぱら上記の画像管理ソフトウェアに含まれているというべきである。したがって、本発明は、かかる画像管理ソフトウェアそれ自体を包含し、また、かかる画像管理ソフトウェアの提供媒体(磁気ディスク等の物理的媒体やネットワーク上に存在する記憶手段等)も包含する。
加えて、デジタルカメラ1やカメラ付き携帯電話機、カメラ付き情報端末等の撮像装置に適用する場合、一般的に、それらの撮像装置内に組み込まれた制御プログラムによって、上記の独自性のある画像分類機能が提供されるので、当該制御プログラムそれ自体も本発明に包含され、また、その制御プログラムの提供媒体も本発明に包含される。
本実施形態の適用システムの一例を示すデジタルカメラの構成図である。 画像記憶部20に蓄積保存されている大量の画像を示す図である。 相関のデータテーブル例を示す図である。 画像リストテーブル25の一例を示す図である。 相関データテーブル23及び画像リストテーブル25に所要のデータを登録するための動作プログラムの概略フローチャートである。 画像P1〜P5における人物A〜Fの相関図である。 本実施形態における画像分類のユーザインターフェース画面の一例を示す図である。 登録顔写真一覧画面26、関連写真一覧画面27及び拡大写真画面28の表示動作プログラムの概略フローチャートである。 第1の態様に係る相関図である。 グルーブ化された相関図に適用できる画像分類のユーザインターフェース画面の一例を示す図である。 グループリスト画面29の表示動作プログラムの概略フローチャートである。 第2の態様に係る相関図である。 第3の態様を示す図である。
符号の説明
A〜F:人物
P1〜P5:画像
1:デジタルカメラ(画像分類装置)
5:制御部(顔認識手段、人物特定手段、相関値設定手段、グループ化手段、結束度算定手段化手段、相関値補正手段、顔写真生成手段、特徴点抽出手段、ノード値設定手段、顔写真表示順決定手段、第1表示制御手段、顔写真選択手段、第2表示制御手段)
15:操作部(入力手段)
17:表示部
18:タッチパネル(入力手段)
24a〜24f:顔写真

Claims (4)

  1. 人物が写った複数の画像を入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力された画像に写っている人物の顔写真を生成する顔写真生成手段と、
    前記顔写真から特徴点を抽出する特徴点抽出手段と、
    前記特徴点抽出手段により抽出された特徴点に基づいて前記人物を特定する人物特定手段と、
    前記人物特定手段の特定結果に従って各人物ごとの出現回数を表す出現回数値を設定する出現回数値設定手段と、
    前記入力手段により入力された画像の各々に写っている人物の間において、一つの画像に一緒に写っている頻度が高いほど大きくなる、親しさの度合いを表す相関値を設定する相関値設定手段と、
    前記出現回数値設定手段により設定された出現回数値に基づいて前記顔写真の表示順を決定する顔写真表示順決定手段と、
    前記顔写真表示順決定手段によって表示順が決定された顔写真をその表示順で表示部に表示させる第1表示制御手段と、
    前記第1表示制御手段の制御により前記表示部に表示された顔写真の一つをユーザ操作に応答して選択する顔写真選択手段と、
    前記顔写真選択手段によって選択された顔写真に対応する人物の画像と、その人物との間の相関値がゼロを超える他の人物の画像とを前記入力手段により入力された画像の中から取り出して前記表示部に表示させる第2表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像分類装置。
  2. 前記第2表示制御手段の制御によって表示部に表示された画像は、前記顔写真選択手段によって選択された顔写真に対応する人物を含む画像のサムネイルと、その人物との間の相関値がゼロを超える人物を含む他の画像のサムネイルとであることを特徴とする請求項1記載の画像分類装置。
  3. 人物が写った複数の画像を入力する入力手段と、前記入力手段により入力された画像に写っている人物の顔写真を生成する顔写真生成手段とを備えている画像分類装置に用いられる画像分類方法において、
    前記顔写真から特徴点を抽出する特徴点抽出ステップと、
    前記特徴点抽出ステップにより抽出された特徴点に基づいて前記人物を特定する人物特定ステップと、
    前記人物特定ステップの特定結果に従って各人物ごとの出現回数を表す出現回数値を設定する出現回数値設定ステップと、
    前記入力手段により入力された画像の各々に写っている人物の間において、一つの画像に一緒に写っている頻度が高いほど大きくなる、親しさの度合いを表す相関値を設定する相関値設定ステップと、
    前記出現回数値設定ステップにより設定された出現回数値に基づいて前記顔写真の表示順を決定する顔写真表示順決定ステップと、
    前記顔写真表示順決定ステップによって表示順が決定された顔写真をその表示順で表示部に表示させる第1表示制御ステップと、
    前記第1表示制御ステップの制御により前記表示部に表示された顔写真の一つがユーザ操作に応答して顔写真選択手段により選択されると、この選択された顔写真に対応する人物の画像と、その人物との間の相関値がゼロを超える他の人物の画像とを前記入力手段により入力された画像の中から取り出して前記表示部に表示させる第2表示制御ステップと、
    を備えたことを特徴とする画像分類方法。
  4. コンピュータに、
    人物が写った複数の画像を入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力された画像に写っている人物の顔写真を生成する顔写真生成手段と、
    前記顔写真から特徴点を抽出する特徴点抽出手段と、
    前記特徴点抽出手段により抽出された特徴点に基づいて前記人物を特定する人物特定手段と、
    前記人物特定手段の特定結果に従って各人物ごとの出現回数を表す出現回数値を設定する出現回数値設定手段と、
    前記入力手段により入力された画像の各々に写っている人物の間において、一つの画像に一緒に写っている頻度が高いほど大きくなる、親しさの度合いを表す相関値を設定する相関値設定手段と、
    前記出現回数値設定手段により設定された出現回数値に基づいて前記顔写真の表示順を決定する顔写真表示順決定手段と、
    前記顔写真表示順決定手段によって表示順が決定された顔写真をその表示順で表示部に表示させる第1表示制御手段と、
    前記第1表示制御手段の制御により前記表示部に表示された顔写真の一つをユーザ操作に応答して選択する顔写真選択手段と、
    前記顔写真選択手段によって選択された顔写真に対応する人物の画像と、その人物との間の相関値がゼロを超える他の人物の画像とを前記入力手段により入力された画像の中から取り出して前記表示部に表示させる第2表示制御手段と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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