JP5136554B2 - ファームウェア配布装置、プログラム及び方法 - Google Patents

ファームウェア配布装置、プログラム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5136554B2
JP5136554B2 JP2009520224A JP2009520224A JP5136554B2 JP 5136554 B2 JP5136554 B2 JP 5136554B2 JP 2009520224 A JP2009520224 A JP 2009520224A JP 2009520224 A JP2009520224 A JP 2009520224A JP 5136554 B2 JP5136554 B2 JP 5136554B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
download
firmware
terminal device
request
download request
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009520224A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2009001422A1 (ja
Inventor
義弘 木村
智弘 疋田
育子 橘
俊明 林
岳 谷藤
泰崇 谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Publication of JPWO2009001422A1 publication Critical patent/JPWO2009001422A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5136554B2 publication Critical patent/JP5136554B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F8/00Arrangements for software engineering
    • G06F8/60Software deployment

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)

Description

本発明は、複数の端末装置に対しネットワークを介してファームウェアをダウンロードするファームウェア配布装置、プログラム及び方法に関し、特に、通信回線を共用する複数の端末装置に対するファームウェアのダウンロードを適切に処理するファームウェア配布装置、プログラム及び方法に関する。
従来、複数の端末装置に対しネットワークを介して修正ファームウェアをダウンロードして適用するファームウェア配布システムとしは例えば図26に示すものがある。
図26において、ファームウェア配布システムは、センタ装置200に対しネットワーク204などの通信回線を介して複数の端末装置202−1〜202−nを接続している。端末装置202−1〜202−nはファームウェア206−1〜206−nを格納しており、ファームウェア206−1〜206−nの実行により必要とする端末制御処理を実行している。
端末装置202−1〜202−nに格納されたファームウェア206−1〜206−nを修正する場合には、修正ファームウェア208をセンタ装置200に登録する。端末装置202−1〜202−nのそれぞれは、センタ装置200に対してスケジュールされた一定の時間間隔ごとに或いはオペレータの操作により指示したタイミングでダウンロード要求を送信し、センタ装置200に修正ファームウェア208が登録されているかどうかをチェックする。センタ装置200に修正ファームウェア208が登録されている場合には、修正ファームウェア208をダウンロードして更新することで装置に適用する。
しかしながら、このような従来のファームウェア配布システムにあっては、複数の端末装置がそれぞれ一定周期毎に修正するファームウェアがセンタ装置に登録されているかチェックし、ファームウェアをダウンロードする場合、同じ時間帯に複数の端末装置でファームウェアをダウンロードすると、通信回線を共用する例えば同一顧客サイトの複数の端末装置の場合、ダウンロード時間が非常に長くなり、ダウンロードが通信タイムアウトによって処理が打ち切られる可能性があると同時にその間のセンタ側資源を占有してしまう問題があった。
この問題を解消するため、従来は図27に示すように、通信回線を共用する同一顧客サイトの端末装置202−1〜202−3については、ファームウェアのダウンロード開始時刻を時刻t1,t2,t3のように予めずらして設定しておき、互いのダウンロード時間が重ならないようにして対応している。
特開2005−242447号公報
しかしながら、このような従来の、通信回線を共用する複数の端末装置にいてファームウェアのダウンロード開始時刻を予めずらして設定する方法にあっては、例えば図28に示すように、通信回線を共用する複数の装置202−1〜202−3間で、時刻ずらし方が不十分であった場合にはダウンロード時間が重なってしまう問題がある。
また図27のように、通信回線を共用する複数の装置202−1〜202−3のダウンロード開始時刻のずらし方が当初適切であっても、図29のように、修正するファームウェアが大きくなってダウンロード時間が長くなった場合には、ダウンロード時間が重なってしまう問題がある。
また、オペレータの指示によるファームウェアのダウンロード要求に対しては、修正ファームウェアの登録がある場合には、即時にファームウェアをダウンロードすることになるが、このとき通信回線を共用している他の端末装置がファームウェアをダウンロードしていると、通信回線を共用している分だけダウンロード時間が長くかかり、その分余分にオペレータは待たされるという問題がある。
本発明は、通信回線を共用する端末装置に対しダウンロード要求が重なった場合であっても、ファームウェアのダウンロードを重ならないように制御してダウンロード時間の短縮とセンタ側のファームウェア資源の無駄な占有を防止するファームウェア配布装置、プログラム及び方法を提供することを目的とする。
(装置)
本発明はファームウェア配布装置を提供する。本発明のファームウェア配布装置は、
ファームウェアを登録して管理する登録管理部と、
端末装置からダウンロード要求を受信した際に、端末装置において未更新のファームウェアを判別して、端末装置に判別されたファームウェアをダウンロードするダウンロード実行部と、
ダウンロード要求から得られる利用者識別情報を取得し、利用者識別情報が既にダウンロード中の他の端末装置の利用者識別情報に一致する場合は、ダウンロード要求を発した端末装置に対するダウンロードを停止するダウンロード停止部と、
を備えたことを特徴とする。
ここで、端末装置から受信されるダウンロード要求には、装置識別子、利用者識別情報及び更新済みファームウェア情報が含まれ、
ダウンロード実行部は、ダウンロード要求から得られる更新済みファームウェア情報と登録管理部で管理している登録ファームウェア情報と比較して未更新のファームウェアを判別する。
ダウンロード実行部は、未更新ファームウェアの一覧情報を端末装置に応答送信し、端末装置からの一覧情報に基づくファームウェア単位のダウンロード要求に対し対応する未更新ファームウェアを順次ダウンロードする。
本発明のファームウェア配布装置は、更に、ダウンロード要求をオペレータ操作によるダウンロード要求と判別した場合、ダウンロード停止部によるダウンロード停止を解除してダウンロード実行部によりダウンロードを実行させ、既にダウンロード実行中の他の端末装置に強制終了通知を送信してダウンロードを途中で中断させるオペレータ要求処理部を備えたことを特徴とする。
ダウンロード要求には、更に、ダウンロード予定時刻情報が含まれ、オペレータ要求処理部は、ダウンロード要求から得られた記ダウンロード予定時刻情報と実際の要求時刻を比較し、両者が不一致の場合はオペレータ操作によるダウンロード要求と判別する。
本発明によるファームウェア配布装置の別の形態にあっては、
ファームウェアを登録して管理する登録管理部と、
端末装置からダウンロード要求を受信した際に、未更新のファームウェアを判別して端末装置にダウンロードするダウンロード実行部と、
ダウンロード実行部により未更新のファームウェアを端末装置にダウンロードした際の実行速度を計測し、実行速度が前回のダウンロード実行速度により低下した場合は、端末装置に強制終了通知を送信してダウンロードを途中で中断させるダウンロード強制終了部と、
を備えたことを特徴とする。
ここで、ダウンロード実行部は、未更新ファームウェアの一覧情報を端末装置に応答送信し、端末装置からの一覧情報に基づくファームウェア単位のダウンロード要求に対し対応する未更新ファームウェアを順次ダウンロードし、
ダウンロード強制終了部は、ダウンロード実行部によるファームウェア単位のダウンロード毎に実行速度を計測し、計測した実行速度が前回の実行速度により低下した場合は、記端末装置に強制終了通知を送信して一覧情報の残りの未更新ファームウェアのダウンロードを中断させる。
(プログラム)
本発明はファームウェア配布装置のコンピュータにより実行されるプログラム提供する。本発明のプログラムは、ファームウェア配布装置のコンピュータを、
ファームウェアを登録して管理する登録管理部、
端末装置からダウンロード要求を受信した際に、未更新のファームウェアを判別して端末装置にダウンロードするダウンロード実行部、
ダウンロード要求から得られる利用者識別情報を取得し、利用者識別情報が既にダウンロード中の他の端末装置の利用者識別情報に一致する場合は、ダウンロード要求を発した端末装置に対するダウンロードを停止するダウンロード停止部、
として機能させることを特徴とする。
本発明プログラムは、ファームウェア配布装置のコンピュータを、更に、ダウンロード要求をオペレータ操作によるダウンロード要求と判別した場合、ダウンロード停止部によるダウンロード停止を解除してダウンロード実行部によりダウンロードを実行させ、既にダウンロード実行中の他の端末装置に強制終了通知を送信してダウンロードを途中で中断させるオペレータ要求処理部として機能させることを特徴とする。
本発明のプログラムの別の形態にあっては、ファームウェア配布装置のコンピュータを、
ファームウェアを登録して管理する登録管理部、
端末装置からダウンロード要求を受信した際に、未更新のファームウェアを判別して端末装置にダウンロードするダウンロード実行部、
ダウンロード実行部により未更新のファームウェアを端末装置にダウンロードした際の実行速度を計測し、実行速度が前回のダウンロード実行速度により低下した場合は、端末装置に強制終了通知を送信してダウンロードを途中で中断させるダウンロード強制終了部、
として機能させることを特徴とする。
(方法)
本発明はファームウェア配布方法を提供する。本発明のファームウェア配布方法は、
ファームウェアを登録して管理するステップと、
端末装置からダウンロード要求を受信した際に、未更新のファームウェアを判別して端末装置にダウンロードするステップと、
ダウンロード要求から得られる利用者識別情報を取得し、利用者識別情報が既にダウンロード中の他の端末装置の利用者識別情報に一致する場合は、ダウンロード要求を発した端末装置に対するダウンロードを停止するステップと、
を備えたことを特徴とする。
本発明のファームウェア配布方法は、更に、ダウンロード要求をオペレータ操作によるダウンロード要求と判別した場合、ダウンロードを停止するステップによるダウンロード停止を解除してダウンロードを実行するステップによりダウンロードを実行させ、既にダウンロード実行中の他の端末装置に強制終了通知を送信してダウンロードを途中で中断させるオペレータ要求を処理するステップを備えたことを特徴とする。
本発明のファームウェア配布方法の別の形態にあっては、
ファームウェアを登録して管理するステップと、
端末装置からダウンロード要求を受信した際に、未更新のファームウェアを判別して端末装置にダウンロードを実行するステップと、
ダウンロードを実行するステップにより未更新のファームウェアを端末装置にダウンロードした際の実行速度を計測し、実行速度が前回のダウンロード実行速度により低下した場合は、端末装置に強制終了通知を送信してダウンロードを途中で中断させるダウンロードを強制終了するステップを備えたことを特徴とする。
本ファームウェア配付装置、プログラム及び方法によれば、ある端末装置に対するファームウェアのダウンロード実行中に、別の端末装置からダウンロード要求を受けた際に、ダウンロード要求から得られた顧客等を識別する利用者識別情報が既にダウンロード実行中の装置の利用者識別情報に一致した場合は、通信回線を共用する同一顧客サイトに属する端末装置からのダウンロード要求と判断し、未更新のファームウェアがあってもなしと応答することダウンロードを停止し、通信回線を共用する複数の端末装置のダウンロードが重ならないようし、ダウンロード時間が長くなることによるタイムアウトやファームウェア配布装置側の無駄な資源の占有を防止することができる。
またダウンロード要求から得られた利用者識別情報が既にダウンロード実行中の装置の顧客を識別する利用者識別情報に一致して未更新のファームウェアなしを応答した場合であっても、ダウンロード要求がオペレータ操作要求であることを判別した場合は、未更新ファームウェアのダウンロードを開始し、既に実行中の他の端末装置のダウンロードを途中で強制停止し、通信回線を共用する複数の端末装置の中からオペレータ操作要求があった場合はこれを優先して即時にダウンロードし、他の装置を強制停止してダウンロードが重ならないようし、ダウンロード時間が長くなることによるタイムアウトやファームウェア配布装置側の無駄な資源の占有を防止することができる。
また端末装置に対するダウンロードの実行速度を計測し、前回の実行速度に対し計測した実行速度が低下した場合は、通信回線を共用する複数の端末装置のダウンロードが重なったものと判断して強制停止し、ダウンロードが重ならないようすることで、ダウンロード時間が長くなることによるタイムアウトやファームウェア配布装置側の無駄な資源の占有を防止することができる。
本ファームウェア配布システムの実施形態を示したブロック図 本実施形態のダウンロードセンタ装置と端末装置の機能構成を示したブロック図 本実施形態のダウンロードセンタ装置のプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア環境を示したブロック図 本実施形態のファームウェア登録装置によるウンロードセンタ装置に対する修正ファームウェアの登録処理を示した説明図 本実施形態における登録ファーム管理テーブルを示した説明図 本実施形態におけるダウンロード要求のデータ構造を示した説明図 本実施形態におけるダウンロード要求の概略を示した説明図 本実施形態における最新資源通知を示した説明図 本実施形態におけるファームウェア単位ダウンロード要求を示した説明図 本実施形態の端末装置におけるダウンロード終了通知を示した説明図 本実施形態の端末装置におけるダウンロード中装置テーブルを示した説明図 本実施形態の端末装置におけるダウンロード管理テーブルを示した説明図 図2の実施形態におけるファームウェアのダウンロード処理を示したタイムチャート 図2の実施形態におけるダウンロードセンタ装置のセンタ処理を示したフローチャート 図2の実施形態におけるダウンロードセンタ装置の端末処理を示したフローチャート 他の実施形態のダウンロードセンタ装置と端末装置の機能構成を示したブロック図 図16の実施形態におけるファームウェアのダウンロード処理を示したタイムチャート 図17に続くファームウェアのダウンロード処理を示したタイムチャート 図16の実施形態におけるダウンロードセンタ装置のセンタ処理を示したフローチャート 図16の実施形態における端末装置の端末処理を示したフローチャート 他の実施形態のダウンロードセンタ装置と端末装置の機能構成を示したブロック図 図21の実施形態におけるファームウェアのダウンロード処理を示したタイムチャート 図22に続くファームウェアのダウンロード処理を示したタイムチャート 図23に続くファームウェアのダウンロード処理を示したタイムチャート 図21の実施形態におけるダウンロードセンタ装置のセンタ処理を示したフローチャート 従来のファームウェア配布システムを示した説明図 開始時刻をずらせて複数の端末装置にダウンロードする従来システムの布処理を示したタイムチャート ダウンロード開始時刻のずらし方が不十分な場合の問題を示したタイムチャート 修正ファームアェアが大きくなってダウンロードに時間がかかった場合の問題を示したタイムチャート
図1はファームウェア配布システムの実施形態を示したブロック図である。図1において、本実施形態のファームウェア配布システムは、修正されたファームウェアを登録して管理するダウンロードセンタ装置10を設け、ダウンロードセンタ装置10に対しネットワーク12を介して端末装置18−1〜18−5を接続し、端末装置18−1〜18−5側における予め定めたファームウェアのダウンロードのスケジュール時刻、例えば毎週1回であれば、特定の曜日の特定の時間をスケジュール時刻に設定し、その曜日の時刻に自動的にダウンロードセンタ装置10に対しダウンロード要求を行い、最新のファームウェア即ち未更新のファームウェアがあればこれをダウンロードして、装置に適用するようにしている。
本実施形態において、端末装置18−1〜18−はサイト14−1のネットワーク16−1に接続されており、このため端末装置18−1〜18−3はダウンロードセンタ装置10からファームウェアをダウンロードする際に同じ通信回線を共用することになる。
端末装置18−4、18−5は別の顧客のサイト14−2のネットワーク16−2に接続されており、端末装置18−4、18−5についてもダウンロードセンタ装置10からファームウェアをダウンロードする際に同じ通信回線を共用することになる。
更にダウンロードセンタ装置10に対してはネットワーク12を介してファームウェア登録装置20が接続されている。ファームウェア登録装置20はブラウザ機能により修正されたファームウェアをダウンロードセンタ装置10のウェブサーバ側に送信して登録し、これを端末装置18−1〜18−5からのダウンロード要求に対し、配信することになる。
図2は第1実施形態におけるダウンロードセンタ装置と端末装置の機能構成を示したブロック図である。図2において、ダウンロードセンタ装置10には通信部22、ファームウェア配布部24が設けられる。ファームウェア配布部24に対しては登録ファーム管理テーブル26とダウンロード中装置テーブル28が設けられている。
ファームウェア配布部24にはプログラムの実行により実現される機能として、登録管理部30、ダウンロード実行部32及びダウンロード停止部34が設けられている。
一方、ネットワーク12を介して接続された端末装置18−1〜18−3は、端末装置
18−1に代表して示すように、通信部36、ダウンロード処理部38、ファームウェア格納テーブル40、ダウンロード要求テーブル42及びダウンロード管理テーブル44を備えている。
尚、図2については図1のサイト14−1に設けた端末装置18−1〜18−3を取り出して示しているが、別のサイト14−2に設けた端末装置18−4、18−5についても同じ機能構成を持つ。
ダウンロードセンタ装置10のファームウェア配布部24に設けた登録管理部30は、登録ファームウェア管理テーブル26に図1のファームウェア登録装置から提供された修正済みのファームウェアを登録して管理する。
ダウンロード実行部32は端末装置18−1〜18−3側からダウンロード要求を受信した際に、登録ファーム管理テーブル26を参照して未更新のファームウェアを判別し、これを要求元の端末装置にダウンロードする。
ダウンロード実行部32による未更新ファームウェアの判別は、端末装置からのダウンロード要求から得られる更新済みファームウェア情報と登録管理部30で管理している登録ファーム管理テーブル26の登録ファームウェア情報と比較し、具体的には更新済みファームウェア情報のファームウェア版数と登録ファームウェアのファームウェア版数の比較により未更新のファームウェアを判別する。
またダウンロード実行部32にあっては、ダウンロード要求を受けた際に、登録ファームウェア管理テーブル26から取得した未更新ファームウェアの一覧情報となる最新資源通知を応答送信し、この未更新ファームウェアの一覧情報を受信した端末装置は、一覧情報に基づきファームウェア単位にダウンロードを要求し、一覧表示された未更新ファームウェア一覧情報を順次ダウンロードすることになる。
このようなファームウェア単位のダウンロードは、ダウンロード実行中で中断又は停止する必要が発生した場合、現在実行中のファームウェアのダウンロード完了で処理を中断又は停止し、一覧表示の残りのファームウェアについては、その後のダウンロード要求でダウンロードすることを可能とする。
ダウンロード停止部34は端末装置側からのダウンロード要求から得られる顧客を識別する利用者識別情報を取得し、顧客を識別する利用者識別情報がすでにダウンロード中の他の端末装置の顧客を識別する利用者識別情報に一致する場合、登録ファーム管理テーブル26に未更新のファームウェアが存在しても未更新のファームウェア無しを応答してダウンロードを停止させる。
このダウンロード停止部34による機能は、同じ顧客が保有するサイト14−1に配置した端末装置18−1〜18−3は同じ利用者識別情報を持っており、例えば端末装置18−1からダウンロード要求を受信した際に現在他の端末装置18−2、18−3でダウンロード実行中であった場合にはリクエスト要求された利用者識別情報とダウンロード実行中の利用者識別情報が一致し、このことは通信回線を共用する同じサイト14−1から複数のダウンロード要求があったものと判断することができる。
このような場合には同じ通信回線を共用してダウンロードが重なることを回避するため、未更新のファームウェアが存在してもダウンロード要求に対し未更新ファームウェアなしを応答してダウンロードを停止させる。これによって通信回線を共用するサイト14−1の端末装置18−1〜18−3のダウンロードが重ならないようにし、ダウンロードが時間が長くなることによるタイムアウトや、ダウンロードセンタ装置10側における無駄な資源の占有を防止することができる。
図3は本実施形態のダウンロードセンタ装置のプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア環境を示したブロック図である。図3において、CPU46のバス48に対してはRAM50、ROM52、ハードディスクドライブ54、キーボード58、マウス60、ディスプレイ62を接続するデバイスインタフェース56、更にネットワークアダプタ64が接続されている。
ハードディスクドライブ54には本実施形態のダウンロードセンタ装置に設けたファームウェア配布部24の機能を実現するファームウェア配布プログラムがインストールされている。
コンピュータを起動するとBIOSによる初期化及び診断処理を行った後、ROM52のブートプログラムの実行によりハードディスクドライブ54からRAM50にOSを読出し配置してCPU46により実行する。CPU46によるOSの実行に伴い、ハードディスクドライブ54から本実施形態のファームウェア配布プログラムがRAM52に読出し配置され、CPU46により実行されることになる。
尚、図3のコンピュータのハードウェア環境は図2に示した端末装置18−1〜18−3側についても同様である。
図4は本実施形態のファームウェア登録装置によるダウンロードセンタ装置に対する修正ファームウェアの登録処理を示した説明図である。図4において、ダウンロードセンタ装置10に対し端末装置側で適用しているファームウェアを修正したファームウェアを登録したい場合には、ファームウェア登録装置20のファームウェアテーブル66に修正した最新のファームウェアを格納した後、ウェブブラウザ68を経由してダウンロードセンタ装置10のウェブサーバ80にダウンロード情報70と共にファームウェアをダウンロードし、登録ファームウェア管理テーブル26に登録する。
ファームウェア登録装置20から登録するファームウェアのダウンロード情報70は、対象シリーズ名72、ファームウェア名74、ファームウェア版数76、ファームウェア78で構成されている。もちろんファームウェア登録装置20のウェブブラウザによる登録のみならず、CD−ROMなどの可搬媒体を直接ダウンロードセンタ装置10のコンピュータにセットして登録ファームウェア管理テーブル26に登録するようにしても良い。
図5は本実施形態におけるダウンロードセンタ装置10に設けた登録ファームウェア管理テーブル26を示した説明図である。図5において登録ファームウェア管理テーブル26は対象シリーズ名、ファームウェア名、ファームウェア版数及び実態となるファームウェアを1レコードして複数のファームウェア情報を登録している。
図6は本実施形態におけるダウンロード要求のデータ構造を示した説明図である。図6において、端末装置側から送られるダウンロード要求82のデータ構造は、装置ID84、利用者識別情報ヘッダ86、構成情報ヘッダ88、エージェント設定情報ヘッダ90、利用者識別情報ファイル92、構成情報ファイル94、エージェント設定情報ファイル96及びチェックサム98で構成されている。
装置ID84は右側に取り出して示すように、シリーズ名100、装置型名102及び装置号機104を含んでいる。この装置IDは具体的にはその上に取り出して示すように「00ABCD###PQRY####001###」
であり、シリーズ名100が「00ABCD」であり、装置型名102が「PQRY」であり、更に装置号機104が「001」である。
利用者識別情報ヘッダ6はこれに対応した利用者識別情報ファイル92に対するファイル開始位置、ファイル長、ファイル種別を定義している。構成情報ヘッダ88、エージェント設定情報ヘッダ90についても対応する構成情報ファイル94及びエージェント設定情報ファイル96を特定するファイル開始位置、ファイル長及びファイル種別を同様に定義している。
利用者識別情報ファイル92は顧客名、管理者、連絡先などの利用者識別情報を登録している。この利用者識別情報ファイル92の顧客名を参照することで、複数のダウンロード要求があった際に同一の顧客名即ち通信回線を共用する同一サイトからのダウンロード要求であるか否かが判断できる。
構成情報ファイル94にはファームウェア名やファームウェア版数が記述されている。ファームウェア名とファームウェア版数は図5に示した登録ファームウェア管理テーブル26の登録項目となっている。

またファームウェア版数は端末装置からダウンロード要求を受けた際に、未更新のファームウェアがあるか否かを判断する際に利用する。即ち登録ファームウェア管理テーブル26のファームウェア版数とダウンロード要求から得られた端末装置における更新済みのファームウェア版数を比較し、登録ファームウェア管理テーブル26にあるファームウェア版数の方が大きい場合に未更新のファームウェア(最新資源情報)があるものと判断し、該当する未更新ファームウェアの一覧情報を含む最新資源通知を応答することになる。
エージェント設定情報ファイル96にはファームダウンロードのスケジュール時刻として例えば「毎週土曜17:30」が設定されている。このファームウェアダウンロードのスケジュール時刻は端末装置側で管理されており、設定時刻に達すると自動的にダウンロードセンタ装置10に対しダウンロード要求を行って未更新のファームウェアをダウンロードすることになる。
一方、端末装置からのダウンロード要求にはオペレータが必要に応じて行うオペレータ操作のダウンロード要求があり、オペレータ操作のダウンロード要求の際にも図6のデータ構造を持つダウンロード要求82が送られ、その中のエージェント設定情報ファイル96を参照することで端末装置におけるファームダウンロードのスケジュール時刻を取得することができる。
そして、スケジュール時刻と実際にダウンロード要求を受けた時刻と比較し、両者が一致すればダウンロードスケジュールによるリクエスト要求と判断でき、一方、不一致の場合にはオペレータ操作によるダウンロード要求と判断することができる。
図7は本実施形態におけるダウンロード要求の概略を示した説明図である。図7の概略的に示すダウンロード要求82−1はダウンロード要求コマンド106、装置ID84及びファームウェア名とファームウェア版数の組でなる3つの更新済みファームウェア情報108を含んでいる。
この更新済みファームウェア情報108のファームウェア版数と図5の登録ファームウェア情報ファイル26のファームウェア版数と比較し、登録ファーム管理テーブル26のファームウェア版数の大きければ未更新のファームウェア(最新資源)があると判断する。
図8は本実施形態における最新資源通知を示した説明図である。図8の最新資源通知110は端末装置からのダウンロード要求に対し、ファームウェア版数が大きい最新ファームウェアの存在をファームウェア管理テーブル26から判別した場合、判別した未更新ファームウェア情報114を最新資源通知コマンド112と共に送信する。
ここで図7のダウンロード要求82−1が端末装置から受信されたとすると、更新済みファームウェア情報108における右側のファームウェア版数「01200000」と図5の登録ファームウェア管理テーブル26のファームウェア版数「01300000」を比較し、登録ファームウェア管理テーブル26の版数の方が大きいことから、これを最新のファームウェアと判断し、図8の最新資源通知110にファームウェア名とファームウェア版数を組み合わせた3つの未更新ファームウェア情報114を一覧情報として含めて端末装置に応答する。
図9は本実施形態における端末装置からのファームウェア単位ダウンロード要求を示した説明図である。図9において、ファームウェア単位ダウンロード要求116は、ファームウェア単位ダウンロード要求コマンド118に続いて装置ID84を配置し、続いて図8の最新資源通知110から得られた3つのファームウェアの先頭の例えば先頭のファームウェアについてのファームウェア名とファームウェア版数の組合せからなるファームウェア情報114−1を配置している。
図8の最新資源通知110を受けた端末装置にあっては、複数の未更新ファームウェア情報114の中からファームウェア単位に図9のファームウェア単位ダウンロード要求118をダウンロードセンタ装置10に送って順次ダウンロードさせることになる。
このため、あるファームウェアのダウンロード中に強制終了などの指示を受けた場合、そのファームウェアのダウンロードを終了した時点で処理を停止し、残りの一覧表示のファームウェアについては次のダウンロード要求の際にダウンロードをさせることが可能となる。
図10は本実施形態の端末装置におけるダウンロード終了通知を示した説明図である。図10において、ダウンロード終了通知120はダウンロード終了通知コマンド122と装置ID84で構成されており、図8に示した最新資源通知110による未更新ファームウェア114の一覧につき、図9のようにファームウェア単位ダウンロード要求116を順次行って全てのファームウェアのダウンロードを終了した際に、ダウンロード終了通知120をダウンロードセンタ装置10に送って一連のダウンロード要求に伴う処理を終了させる。
図11は本実施形態のダウンロードセンタ装置10に設けたダウンロード中装置テーブル28の説明図である。図11において、ダウンロード中装置テーブル28は装置IDと顧客名で構成されており、現在ダウンロード実行中の端末装置を保有する顧客名をダウンロード終了まで登録管理している。
ダウンロード中装置テーブル28は新たに端末装置側からダウンロード要求を受けた際に参照され、ダウンロード要求から得られた顧客名とダウンロード中装置テーブル28に登録されている顧客名が一致した場合には図2に示したダウンロード停止部34の機能により、登録ファームウェア管理テーブル26に未更新ファームウェアが登録されていても未更新ファームウェアなしを応答し、ダウンロードを停止させることになる。
図12は本実施形態の端末装置で使用するダウンロード管理テーブルを示した説明図である。図12において、ダウンロード管理テーブル44はファームウェア名、ファームウェア版数及びダウンロード状態で構成されている。
ダウンロード管理テーブル44には、図8に示した最新資源通知110がダウンロードセンタ装置10から送られた際に、受信した未更新ファームウェア114から得られた各ファームウェアのファームウェア名及びファームウェア版数を登録し、図9に示したファームウェア単位ダウンロード要求116を送信して該当するファームウェアのダウンロードが完了するとダウンロード状態を「済み」とする。
また一覧表示された全てのファームウェアのダウンロードが終了して図10に示すダウンロード終了通知120を送った場合には、図12のダウンロード管理テーブル44は消去される。
図13は図2の実施形態におけるファームウェアのダウンロード処理を示したタイムチャートであり、サイト14−1に設けた通信回線を共用する端末装置18−1、18−2とダウンロードセンタ装置10とのダウンロード処理を例にとっている。
図13において、端末装置18−1がステップ101でダウンロード要求をダウンロードセンタ装置10に送信したとする。このダウンロード要求を受けたダウンロードセンタ装置10はステップS1で最新ファームウェアがあるか否か判別する。
即ち端末装置18−1から図7に示したダウンロード要求82−1が送られ、その中には更新済みファームウェア情報108が含まれていることから、その中のファームウェア版数と図5に示した登録ファームウェア管理テーブル26のファームウェア版数と比較し、登録ファームウェア管理テーブル26のファームウェア版数が大きければ最新ファームウェアあり、同一または小さければ最新ファームウェアなしと判定する。
この場合、ステップS1では登録ファームウェア管理テーブル26のファームウェア版数がダウンロード要求から得られた更新済みファームウェア版数以下であることから最新ファームウェアなしと判断している。このためステップS2でダウンロードセンタ装置10は最新資源なしを端末装置18−1に応答する。
その後、ステップS3で図4に示したようにファームウェア登録装置20よりダウンロードセンタ装置10に最新の修正ファームウェアを登録が行われたとする。
続いて、端末装置18−1がステップS102でダウンロードのスケジュールに従ってダウンロード要求を行うと、ステップS4で修正ファームウェアの登録済みであることから修正ファームウェア有りが判別され、ステップS5で図8に示したような最新資源通知110に示すダウンロードリストを応答する。
このダウンロードリストの応答を受けた端末装置18−1はステップS103で図12に示したようなダウンロード管理テーブル44を作成し、テーブル先頭の第1ファームウェアのダウンロード要求をステップS103でダウンロードセンタ装置10に行う。このダウンロード要求は図9に示したファーム単位ダウンロード要求116の形式となる。
第1ファームウェアのダウンロード要求を受けたダウンロードセンタ装置10はステップS6で対応する第1ファームウェアを登録ファームウェア管理テーブル26から読み出して送信することでダウンロードする。
この第1ファームウェアのダウンロードを実行した際に、ダウンロードセンタ装置10にあっては、図11に示したダウンロード中装置テーブル28に現在ダウンロードを実行している端末装置18−1の装置IDとダウンロード要求から得られた顧客名を登録する。
続いて別の端末装置18−2がステップS201でダウンロード要求を送信したとすると、ダウンロードセンタ装置10はステップS7でダウンロード要求から得られた顧客名により図11のダウンロード中装置テーブル28を参照し、この場合端末装置18−1の顧客名と一致することから同一顧客名のために最新ファームウェアが存在していても最新資源なしの応答を端末装置18−に返す。このため端末装置18−2はステップS201でダウンロード要求を行っても最新ファームウェアのダウンロードは行われず、処理を停止する。
続いて端末装置18−1がステップS104で第2ファームウェアのダウンロード要求を行ってダウンロードセンタ装置10がステップS8で第2ファームウェアをダウンロードし、以下ダウンロードリストの最後の第nファームウェアのダウンロード要求がステップS105で行われる。
これに対しダウンロードセンタ装置10からステップS9で第nファームウェアのダウンロードが行われ、ステップS10で端末装置18−1が行ったダウンロード要求に対する一連のファームウェアのダウンロードを終了する。
このように図2の実施形態にあっては端末装置18−1に対するファームウェアのダウンロード実行中に別の端末装置18−2からダウンロード要求を受けた際に、ダウンロード要求から得られた顧客名がすでにダウンロード実行中の端末装置18−1の顧客名に一致した場合には、通信回線を共用する同一顧客サイトに属する端末装置18−2からのダウンロード要求と判断し、未更新のファームウェアがあってもなしを応答し、通信回線を共用する端末装置18−1、18−2のダウンロードが重ならないようにしている。
図14は図2の実施形態におけるダウンロードセンタ装置10のセンタ処理を示したフローチャートである。図14において、センタ処理はステップS1で端末装置からのダウンロード要求の受信の有無をチェックしており、ダウンロード要求を受信するとステップS2でダウンロード要求から要求対象を特定するシリーズ名を抽出し、シリーズ名により図5の登録ファーム管理テーブル26を参照し、ファームウェア情報としてファームウェア版数を読み出す。
続いてステップS3でステップS2でファームウェア管理テーブル26から読出したファームウェア版数とダウンロード要求から得られた更新済みファームウェアのファームウェア版数とを比較し、ステップS3で登録ファームウェア管理表に最新資源があるか否かをファームウェア版数が大きいか否かで判別する。
登録ファームウェア管理表のファームウェア版数が大きければ最新の資源があると判別し、ステップS4で現在ダウンロード中の顧客名とダウンロード要求から得られた顧客名が一致するか否か判別する。
この場合には図11のダウンロード中装置テーブル28を参照して現在ダウンロード中の装置の顧客名を取得してダウンロード要求から得られた顧客名と比較する。現在ダウンロード中の顧客名とダウンロード要求の顧客名が一致した場合にはステップS5に進み最新資源なしを応答する。
一方、ステップS4で顧客名が不一致の場合にはステップS6で図8に示した最新資源通知110からなるダウンロードリストを作成し応答する。続いてステップS7で端末装置側からファームウェア単位のダウンロード要求の受信の有無をチェックしており、これを受信するとステップS8で図11のダウンロード中装置テーブル28に装置IDと顧客名を記録した後、ステップS9で要求ファームウェアのダウンロードをチェックする。
続いてステップS10でダウンロード終了通知の受信の有無をチェックし、受信しなければステップ7に戻り次のファームウェア単位のダウンロード要求を待つ。
端末装置側でダウンロードリストの全てのファームウェアがダウンロードされるとダウンロード終了通知を送ってくることから、これをステップS10で受信するとステップS11に進み、図11のダウンロード中装置テーブルから装置ID、装置名を削除してダウンロード要求に対する処理を終了する。このようなステップS1〜S11の処理をステップS12で停止指示があるまで繰り返す。
図15は図2の実施形態における端末装置の端末処理を示したフローチャートである。図15において、端末処理はステップS1で予め設定したダウンロードのスケジュール時刻か否か判別し、スケジュール時刻に達するとステップS3に進み、ダウンロード要求を送信する。
またスケジュール時刻で無い場合にはステップS2でオペレータ要求操作の有無をチェックしており、オペレータ要求操作があると同じくステップS3に進み、ダウンロード要求を送信する。
このダウンロード要求の送信に対しステップS4でダウンロードセンタ装置からダウンロードリストが受信されるとステップS5に進み、ダウンロードリストの内容から最新資源の有無をチェックする。
最新資源があればステップS6で図12に示したダウンロード管理テーブル44を生成した後、ステップS7でリストからファームウェア情報をひとつ取り出して図9に示したファームウェア単位ダウンロード要求116を送信し、ステップS8で要求ファームウェアのダウンロードを行う。
続いてステップS9でリストのファームウェアを全てダウンロードしたか否かチェックしており、全てダウンロードしていない場合にはステップS7からの処理を繰り返す。
全てのファームウェアのダウンロードが終了するとステップS10でダウンロード管理テーブルを破棄した後、ステップS11で図10に示したダウンロード終了通知120を送信し、ダウンロードセンタ装置側におけるダウンロード要求応答処理を終了させる。このようなステップS1〜S11の処理をステップS12で停止指示があるまで繰り返す。
図16は第2実施形態におけるダウンロードセンタ装置と端末装置の機能構成を示したブロック図である。
16において、ダウンロードセンタ装置10は、通信部22、ファームウェア配布部24、登録ファームウェア管理テーブル26及びダウンロード中装置テーブル28を備え、ファームウェア配布部24に登録管理部30、ダウンロード実行部32及びダウンロード停止部34を設けている点は、図2の実施形態と同じである。
これに加えて図16の第2実施形態にあっては、オペレータ要求処理部124を更に設けている。オペレータ要求処理部124は、端末装置側から受信したダウンロード要求についてオペレータ操作によるダウンロード要求と判別した場合、同一顧客名であっても、ダウンロード停止部34によるダウンロード停止を解除してダウンロード実行部32によりダウンロードを実行させ、既にダウンロード実行中の他の端末装置に強制終了通知を送信してダウンロードを途中で停止させる。
このオペレータ要求処理部124におけるダウンロード要求が、ファームダウンロードスケジュールにより自動的に行われるダウンロード要求であるか、オペレータ操作によるダウンロード要求であるかを判別するため、図6に示したダウンロード要求82のデータ構造におけるエージェント設定情報ファイル96から得られたファームウェアダウンロードのスケジュール時刻、例えば「毎週土曜日17:30」と実際のダウンロード要求時刻を比較し、両者が不一致の場合はオペレータ操作によるダウンロード要求と判別する。
このようにオペレータ操作のダウンロード要求を判別した場合には、同一サイトに属する他の通信回線を共用する端末装置でダウンロードが実行中であっても、オペレータ操作によるダウンロード要求を優先して即時処理するため、ダウンロードを開始すると同時に、現在実行中の他の端末装置に対し強制終了通知を送信してダウンロードを停止させ、オペレータ操作に伴うダウンロード要求を優先的に実行し、他の端末装置のダウンロードを強制的に停止してダウンロードが重ならないようにしている。
なお端末装置18−1〜18−3側については、端末装置18−1に示すように、図2の実施形態と同じ機能構成となる。
図17及び図18は、図16の第2実施形態におけるファームウェアのダウンロード処理を示したタイムチャートであり、同一サイトに属する端末装置18−1,18−2と、ダウンロードセンタ装置10のダウンロード処理を例に取っている。
図17において、端末装置18−1のステップS101,S102,S103及び、これに対応したダウンロードセンタ装置10のステップS1〜S6の処理は、図13に示した第1実施形態の場合と同じである。
端末装置18−1のステップS103による第1ファームウェアのダウンロード要求に対し、ダウンロードセンタ装置10が第1ファームウェアのダウンロードをステップS6で行うダウンロード実行中に、別の同一サイトに属する端末装置18−2がステップS201でオペレータ操作のダウンロード要求を行ったとする。
端末装置18−2からのダウンロード要求に対し、ダウンロードセンタ装置10は、ダウンロード要求から得られたスケジュール時刻と実際の要求時刻を比較し、両者が不一致となることでオペレータ操作のダウンロード要求即ち非スケジュール要求であることを判別し、現在ダウンロード実行中の端末装置18−1と同じ顧客名のダウンロード要求であっても、最新資源ありを示すダウンロードリストを応答する。
続いてステップS8で、現在ダウンロード実行中の端末装置18−1に対し強制終了通知を送信し、これを受けて端末装置18−1は、ステップS104でダウンロード終了処理を実行し、例えばステップS5で送信されたダウンロードリストとして第1ファームウェアから第nファームウェアが最新資源として通知されていた場合、最初の第1ファームウェアのダウンロードでダウンロードを中断することになる。
続いて、オペレータ操作のダウンロード要求を行った端末装置18−2は、ステップS202で第1ファームウェアのダウンロード要求を行い、ダウンロードセンタ装置10はステップS9で第1ファームウェアのダウンロードを端末装置18−2に対し行う。
続いて図18に進み、端末装置18−2はステップS203からステップS204にかけて、残りの第2ファームウェアから最後の第nファームウェアまでのダウンロード要求をファームウェア単位に行い、これに対応してダウンロードセンタ装置10はステップS10〜S11から、それぞれの要求に対しファームウェア単位にダウンロードを実行する。
ステップS204で最後の第nファームウェアのダウンロードが終了すると、ステップS205でダウンロード終了通知を通知し、これを受けてダウンロードセンタ装置10はステップS12で、ステップS201で受けた端末装置18−2からのダウンロード要求に対する一連の処理を終了するダウンロード終了処理を実行する。
その後、ステップS104で強制終了通知を受けてダウンロードを中断した端末装置18−1について、スケジュール時刻への到達で、ステップS105でダウンロード要求を送信すると、ダウンロードセンタ装置10は、ステップS13で第2ファームウェア〜第nファームウェアが未更新であることから最新ファームウェアありを判別し、ステップS14で第2ファームウェアから第nファームウェアを含むダウンロードリストを送信する。
これを受けて端末装置18−1は、ステップS106からステップS107にかけて第2ファームウェアから最後の第nファームウェアまでのダウンロード要求を行い、ダウンロードセンタ装置10は、ステップS15〜S16にかけて第2ファームウェアから最後の第nファームウェアのダウンロードをファームウェア単位に実行する。
そしてステップS108で端末装置18−1はダウンロード終了通知を送信し、ダウンロードセンタ装置10はステップS17でステップS105のダウンロード要求に対するダウンロード終了処理を実行する。
図19は図16の第2実施形態におけるダウンロードセンタ装置のセンタ処理を示したフローチャートである。図19のセンタ処理は、図14に示した第1実施形態のセンタ処理に対し、ステップS5,S10,S11の処理が加わっている。
図19において、第2実施形態のセンタ処理は、ステップS1でダウンロード要求の受信を判別すると、ステップS2で要求対象のファームウェア情報を登録ファーム管理テーブルから読み出し、ステップS3で登録ファーム管理テーブルに最新の資源があるか否か判別し、最新資源があれば、ステップS4で現在ダウンロード中装置の顧客名とダウンロード要求の顧客名が一致するか否か判別する。
顧客名が一致した場合には、ステップS5でスケジュール時刻による要求か否か、即ちスケジュール時刻による自動要求かオペレータ操作による要求かを判別する。スケジュール時刻によるダウンロード要求であった場合には、ステップS6で最新資源があっても最新資源なしを応答する。
一方、オペレータ操作によるダウンロード要求であった場合、即ちスケジュール時刻のダウンロード要求でなかった場合には、顧客名が一致していてもステップS7に進み、最新資源を示すダウンロードリストを応答する。
続いてステップS8に進み、端末装置側からファームウェア単位のダウンロード要求の受信を判別すると、ステップS9で図11に示したダウンロード中装置テーブル28に装置IDと顧客名を記録した後、ステップS10で同じ顧客名の他の装置がダウンロード中か否か判別する。他の装置がダウンロード中であれば、ステップS11でダウンロード実行中の他の装置に対し強制終了を通知する。
続いてステップS12で要求ファームウェアのダウンロードを行い、ステップS13で端末装置側からダウンロード終了通知を受信するまで、ステップS8からのファームウェア単位のダウンロードを繰り返す。
ステップS13で端末装置側からダウンロード終了通知を受信すると、ステップS14に進み、図11に示したダウンロード中装置テーブル28から装置ID及び顧客名を削除して、ステップS1で受信したダウンロード要求に対する一連の処理を終了し、このステップS1〜ステップS14の処理を、ステップS15で停止指示があるまで繰り返す。
図20は図16の第2実施形態における端末装置の端末処理を示したフローチャートである。この図20の端末処理にあっては、図15の第1実施形態の端末処理に対し、ステップS9における強制終了通知を受信した際の処理が追加されており、それ以外は図15の第1実施形態と同じである。
即ち、図20のステップS1〜S8は図15のステップS1〜S8と同じであり、ファームウェア単位となる要求ファームウェアのダウンロードが終了した後に、ステップS9で強制終了通知を受信しているか否かチェックし、もし強制終了通知を受信していた場合には、ステップS10〜S12をスキップしてステップS13に進み、ダウンロード終了通知をダウンロードセンタ装置10に送信して強制終了通知を受信した段階でダウンロードを停止する。
このとき、図12に示したダウンロード管理テーブル44については、ステップS12のダウンロード管理テーブルの破棄をスキップしていることから、強制終了通知による中断時点におけるダウンロード管理テーブル44の内容がそのまま残っており、次にタイムスケジュールに従ってダウンロード要求を行う際に、最初と同じダウンロードリストの応答を受けても、既にダウンロード済のファームウェアについてはダウンロード要求を行わず、中断した残りのファームウェアについてダウンロードを再開することになる。
図21は第3実施形態におけるダウンロードセンタ装置と端末装置の機能構成を示したブロック図である。図21の第3実施形態において、ダウンロードセンタ装置10は、通信部22、ファームウェア配布部24、登録ファーム管理テーブル26及びダウンロード中装置テーブル28を有し、ファームウェア配布部24には登録管理部30、ダウンロード実行部32が設けられており、これは図2の第1実施形態と同じである。
これに加えて図21の第3実施形態にあっては、実行速度測定部126とダウンロード強制終了部128を設けている。実行速度測定部126は、ダウンロード実行部32によりファームウェア単位にダウンロードを実行した際に実行速度を計測する。具体的には、ファームウェアダウンロードの開始時刻と終了時刻を計測し、そのときダウンロードしたファームウェアのバイト数から実行速度(bps)を測定する。
ダウンロード強制終了部128は、ファームウェアをダウンロードした際に、実行速度測定部126で測定された実行速度が前回のファームウェアダウンロードで測定された実行速度に対し低下した場合、リクエスト要求元の端末装置に強制終了通知を送信してダウンロードを途中で中断させる。
この第3実施形態におけるダウンロード実行速度に基づくダウンロード強制終了は、例えば同じサイト14−1に属する端末装置18−1,18−2のダウンロードが重なった場合の同じ通信回線を共用することによる実行速度の低下を判別し、実行速度が前回に対し低下した装置のダウンロードを停止し、通信回線を共用する複数の端末装置におけるダウンロードが重ならないようにしている。
図22,図23及び図24は、図21の第3実施形態におけるファームウェアのダウンロード処理を示したタイムチャートである。
図22において、端末装置18−1におけるステップS101〜S103、及びこれに対応したダウンロードセンタ装置10におけるステップS1〜S6の処理は、図13に示した第1実施形態と基本的に同じであるが、ダウンロードセンタ装置10におけるステップS6の第1ファームウェアのダウンロードについて、この第1ファームウェアのダウンロードの実行速度を計測している。そして第1ファームウェアのダウンロードが終了したならば、ステップS7で実行速度が低下したか否か判別する。
ここでステップS6の実行速度の計測は端末装置18−1における最初のダウンロードによる実行速度であることから、前回の実行速度は存在せず、ステップS7の実行速度の低下判断は前回の実行速度がないことから必ず実行速度の低下でないものと判断される。
もちろん実行速度の初期値として所定値を予めセットしておき、ステップS7で計測した第1ファームウェアのダウンロードによる実行速度と初期値を比較し、実行速度が低下したか否かを判断するようにしてもよい。
続いてステップS104で端末装置18−1は第2ファームウェアのダウンロードを要求し、ダウンロードセンタ装置10はステップS8で第2ファームウェアをダウンロードし、その実行速度を計測する。
続いてステップS9で前回のステップSの第1ファームウェアのダウンロードの実行速度と今回の第2ファームウェアのダウンロードの実行速度を比較し、実行速度が低下したか否か判別する。この場合、ダウンロードを実行しているのは端末装置18−1のみであることから、実行速度は低下しない。
続いて、同じ通信回線を利用する別の端末装置18−2がステップS201でダウンロード要求を行ったとすると、ダウンロードセンタ装置10はステップS10で最新ファームウェアありを判別し、図23のステップS11でダウンロードリストを応答し、これを受けて端末装置18−2はステップS202で第1ファームウェアのダウンロード要求を行い、ダウンロードセンタ装置10はステップS12で第1ファームウェアをダウンロードし、その実行速度を計測する。
そしてステップS13で端末装置18−2の第1ファームウェアのダウンロードで得られた実行速度について実行速度の低下の有無を検出するが、これは端末装置18−の最初の実行速度の計測であることから、実行速度の低下は判別されない。
続いて、現在ダウンロードの実行中の端末装置18−1がステップS105で第3ファームウェアのダウンロード要求を行うと、ダウンロードセンタ装置10はステップS14で第3ファームウェアをダウンロードして実行速度を計測する。
この場合、同じ通信回線を共用する2つの端末装置18−1,18−2がダウンロード実行中であるため、ステップS14で計測した実行速度は前回のステップS8の第2ファームウェアのダウンロードで計測した実行速度に対し低下しており、ステップS15で実行速度の低下が判別され、ステップS16で端末装置18−1に対し強制終了通知が送信される。これを受けて端末装置18−1は、ステップS106で強制終了処理を実行し、ダウンロードを中断する。
続いて端末装置18−2がステップS203で第2ファームウェアのダウンロード要求を行い、ダウンロードセンタ装置10はステップS17で、要求された第2ファームウェアをダウンロードして実行速度を計測する。このときダウンロード実行中であった端末装置18−1は強制終了によりダウンロードを中断しているため、端末装置18−2によるダウンロードが他の装置のダウンロードと重ならず、ステップS18で前回に対し実行速度は低下しない。
この状態で端末装置18−2は第3ファームウェア以降のダウンロードと実行速度の計測判定を順次繰り返し、ステップS204で最後の第nダウンロード要求し、ダウンロードセンタ装置10のステップS19で最後の第nファームウェアのダウンロードが済むと、ステップS205でダウンロード終了通知を出し、これを受けてダウンロードセンタ装置10は、ステップS20で端末装置18−2からのダウンロード要求に対する一連の処理を終了する。
その後、図24に示すように、ダウンロードを中断した端末装置18−1がステップS107でスケジュール時刻に従ったダウンロード要求を行うと、ダウンロードセンタ装置10のステップS21で最新ファームウェアありが判別されてステップS22でダウンロードリストが送信され、端末装置18−1はステップS108で、既にダウンロードした第3ファームウェアに続く次の第4ファームウェアのダウンロード要求を行い、これを受けてダウンロードセンタ装置10が第4ファームウェアのダウンロードをステップS23で実行して実行速度を計測する。

続いてステップS24で実行速度低下を判別するが、このときダウンロードを実行しているのは端末装置18−1のみであることから、実行速度は前回に対し低下しておらず、強制終了通知を出すことなく処理を継続する。
そして端末装置18−1は、ステップS109からステップS110に亘り、残りの第5ファームウェアから最後の第nのファームウェアのダウンロード要求を順次行い、これを受けてダウンロードセンタ装置10はステップS25〜S26で第5ファームウェアから最後の第nファームウェアのダウンロードを実行し、それぞれ実行速度の計測と実行速度の低下を判別し、ステップS111でダウンロード終了通知を行って、これを受けると、ステップS27で端末装置18−1からのダウンロード要求に対する一連のダウンロードを終了して終了処理を行う。
なお図22〜図24の実施形態にあっては、同一サイトに存在する2台の端末装置18−1,18−2のダウンロード要求を例にとっているが、例えば図23における端末装置18−2のダウンロード実行中に、同じサイトに属する別の端末装置18−3から同様にしてダウンロード要求が出された場合には、現在実行中の端末装置18−2に対し実行速度の低下を判別した段階で強制終了通知を送ってダウンロードを停止させ、新たにダウンロード要求を行った端末装置18−3について、他の装置とのダウンロードと重なることなくファームウェアのダウンロードを行わせることになる。
図25は図21の第3実施形態におけるダウンロードセンタ装置のセンタ処理を示したフローチャートである。図25において、第3実施形態のセンタ処理は、ステップS1でダウンロード要求の受信を判別すると、ステップS2で要求対象のファームウェア情報を登録ファーム管理テーブルから読み出し、ステップS3で登録ファーム管理テーブルに最新の資源があるか否か判別し、最新の資源があれば、ステップS4でダウンロードリストを応答する。最新の資源がなければ、ステップS5で最新資源なしを応答する。
ステップS4でダウンロードリストを応答した場合には、ステップS6でファームウェア単位のダウンロード要求の受信を判別すると、ステップS7でダウンロード開始時刻を記録し、ステップS8で要求ファームウェアのダウンロードを実行する。
ダウンロードを終了すると、ステップS9でダウンロード終了時刻を記録し、ダウンロード実行時間を開始時刻と終了時刻から求め、実行時間によりファームウェアのデータ量を割って実行速度(bps)を計算する。
続いてステップS10で前回の実行速度より所定割合以上、低下したか否か判別する。具体的には、前回の実行速度と今回の実行速度との速度比を求め、この速度比が所定比率以上、低下した場合に、実行速度が低下したと判断する。
また最初のダウンロードについては前回の実行速度がないことから、最初については実行速度の低下は判別されず、2回目以降について前回の実行速度との比較による実行速度の低下判断を実質的に行うことができる。
この実行速度低下の判断のより具体的な例としては、最初のダウンロードで測定された実行速度を基準速度として保持し、2回目については計測された実行速度と基準速度の比率(基準速度/計測実行速度)を求め、この比率が所定比率以下となったときに実行速度の低下を検出する。そして2回目以降については、そのときのダウンロードの実行速度で基準速度を更新し、基準速度を常に前回の実行速度として、次の実行速度との低下検出を行うようにする。
ステップS10で実行速度の低下が判別された場合には、ステップS11に進み、ダウンロード強制終了を対応する端末装置に通知してダウンロードを強制終了させる。実行速度が前回の実行速度より低下していない場合にはステップS11をスキップする。
続いてステップS12でダウンロード終了通知が受信されるか否かチェックし、受信されるまでステップS6からの処理を繰り返し、更にステップS1〜S12の処理を、ステップS13で停止指示があるまで繰り返す。
一方、図21の第3実施形態における端末装置における端末処理は、図20に示した第2実施形態の端末処理のフローチャートと同じであり、ダウンロード実行速度の低下に伴う強制終了通知をステップS9で判別すると、ステップS10〜S12をスキップして、ステップS13でダウンロード終了通知を送信して、その時点でダウンロードを中断することになる。
本実施形態は図2,図16及び図21に示した各実施形態のダウンロードセンタ装置10のコンピュータで実行されるファームウェア配布プログラムを提供するものであり、このプログラムは図14,図19及び図25のセンタ処理のフローチャートに示した内容となる。
また本実施形態は、図14,図19及び図25のセンタ処理の内容を持つプログラムを記録したコンピュータ記録媒体を提供する。この記録媒体は、CD−ROM、フロッピィディスク(R)、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの可般型記憶媒体や、コンピュータシステムの内外に備えられたハードディスクドライブなどの記憶装置の他、回線を介してプログラムを保持するデータベース、あるいは他のコンピュータシステム並びにそのデータベースや、更に回線上の伝送媒体を含むものである。
なお本ファームウェア配付装置、プログラム及び方法は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含む。また本ファームウェア配付装置、プログラム及び方法は上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。

Claims (5)

  1. ファームウェアを登録して管理する登録管理部と、
    端末装置からダウンロード要求を受信した際に、前記端末装置における未更新のファームウェアを判別して、前記端末装置に判別されたファームウェアをダウンロードするダウンロード実行部と、
    前記ダウンロード要求から得られる全ての利用者に共通な利用者識別情報を取得し、前記利用者識別情報が既にダウンロード中の他の端末装置の利用者識別情報に一致する場合は、前記ダウンロード要求を発した前記端末装置に対するダウンロードを停止するダウンロード停止部と、
    を備えたことを特徴とするファームウェア配布装置。
  2. 請求項1記載のファームウェア配布装置に於いて、前記ダウンロード実行部は、未更新ファームウェアの一覧情報を前記端末装置に応答送信し、前記端末装置からの前記一覧情報に基づくファームウェア単位のダウンロード要求に対し対応する未更新ファームウェアを順次ダウンロードすることを特徴とするファームウェア配布装置。
  3. 請求項1記載のファームウェア配布装置に於いて、更に、前記ダウンロード要求をオペレータ操作によるダウンロード要求と判別した場合、前記ダウンロード停止部によるダウンロード停止を解除して前記ダウンロード実行部によりダウンロードを実行させ、既にダウンロード実行中の他の端末装置に強制終了通知を送信してダウンロードを途中で中断させるオペレータ要求処理部を備えたことを特徴とするファームウェア配布装置。
  4. コンピュータを、
    ファームウェアを登録して管理する登録管理部、
    端末装置からダウンロード要求を受信した際に、前記端末装置における未更新のファームウェアを判別して前記端末装置に判別されたファームウェアをダウンロードするダウンロード実行部、
    前記ダウンロード要求から得られる全ての利用者に共通な利用者の利用者識別情報を取得し、前記利用者識別情報が既にダウンロード中の他の端末装置の利用者識別情報に一致する場合は、前記ダウンロード要求を発した前記端末装置に対するダウンロードを停止するダウンロード停止部、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  5. コンピュータが、
    ファームウェアを登録して管理するステップと、
    端末装置からダウンロード要求を受信した際に、未更新のファームウェアを判別して前記端末装置にダウンロードするステップと、
    前記ダウンロード要求から得られる全ての利用者に共通な利用者識別情報を取得し、前記利用者識別情報が既にダウンロード中の他の端末装置の利用者識別情報に一致する場合は、前記ダウンロード要求を発した前記端末装置に対するダウンロードを停止するステップと、
    を実行することを特徴とするファームウェア配布方法。
JP2009520224A 2007-06-25 2007-06-25 ファームウェア配布装置、プログラム及び方法 Expired - Fee Related JP5136554B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2007/062669 WO2009001422A1 (ja) 2007-06-25 2007-06-25 ファームウェア配布装置、プログラム及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2009001422A1 JPWO2009001422A1 (ja) 2010-08-26
JP5136554B2 true JP5136554B2 (ja) 2013-02-06

Family

ID=40185256

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009520224A Expired - Fee Related JP5136554B2 (ja) 2007-06-25 2007-06-25 ファームウェア配布装置、プログラム及び方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8595140B2 (ja)
EP (1) EP2182434A4 (ja)
JP (1) JP5136554B2 (ja)
WO (1) WO2009001422A1 (ja)

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7044546B2 (en) 2002-08-14 2006-05-16 Johnson Safety, Inc. Headrest-mounted monitor
JP2010000636A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Canon Inc 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法
US9146726B2 (en) * 2010-12-16 2015-09-29 Netapp, Inc. System and method for firmware update for network connected storage subsystem components
US8972966B2 (en) * 2012-01-05 2015-03-03 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. Updating firmware in a hybrid computing environment
US9070153B2 (en) * 2012-03-30 2015-06-30 Ebay Inc. Digital proof of delivery
US9986696B2 (en) * 2013-08-26 2018-06-05 Et Water Systems, Inc. Irrigation smart controllers with programming and firmware updating
WO2015189702A2 (en) * 2014-04-30 2015-12-17 Schneider Electric Industries Sas Systems and methods for delivering and accessing software components
JP6163475B2 (ja) * 2014-12-09 2017-07-12 キヤノンItソリューションズ株式会社 画面共有システム、画面共有サーバ、画面共有システムの制御方法、およびプログラム
JP6559539B2 (ja) * 2015-10-28 2019-08-14 シャープ株式会社 通信サーバ、通信システム、通信制御方法、および通信制御プログラム
US10601955B2 (en) * 2017-02-09 2020-03-24 Intel Corporation Distributed and redundant firmware evaluation
DE102017209369A1 (de) * 2017-06-02 2018-12-06 Sivantos Pte. Ltd. Verfahren zur Anpassung der Firmware eines Hörgerätes eines Hörgerätesystems
US11947489B2 (en) 2017-09-05 2024-04-02 Robin Systems, Inc. Creating snapshots of a storage volume in a distributed storage system
JP7073654B2 (ja) * 2017-09-14 2022-05-24 富士通株式会社 情報処理システム、情報処理装置およびプログラム
US11392363B2 (en) 2018-01-11 2022-07-19 Robin Systems, Inc. Implementing application entrypoints with containers of a bundled application
US11748203B2 (en) 2018-01-11 2023-09-05 Robin Systems, Inc. Multi-role application orchestration in a distributed storage system
US11582168B2 (en) 2018-01-11 2023-02-14 Robin Systems, Inc. Fenced clone applications
JP6718483B2 (ja) * 2018-06-29 2020-07-08 株式会社Subaru 車両
US10558453B1 (en) * 2018-12-13 2020-02-11 Dell Products, Lp System and method to achieve shared drive firmware version consistency via ESRT update
US11086725B2 (en) 2019-03-25 2021-08-10 Robin Systems, Inc. Orchestration of heterogeneous multi-role applications
US11256434B2 (en) 2019-04-17 2022-02-22 Robin Systems, Inc. Data de-duplication
US11226847B2 (en) 2019-08-29 2022-01-18 Robin Systems, Inc. Implementing an application manifest in a node-specific manner using an intent-based orchestrator
US11249851B2 (en) 2019-09-05 2022-02-15 Robin Systems, Inc. Creating snapshots of a storage volume in a distributed storage system
US11520650B2 (en) 2019-09-05 2022-12-06 Robin Systems, Inc. Performing root cause analysis in a multi-role application
US11113158B2 (en) 2019-10-04 2021-09-07 Robin Systems, Inc. Rolling back kubernetes applications
US11347684B2 (en) 2019-10-04 2022-05-31 Robin Systems, Inc. Rolling back KUBERNETES applications including custom resources
US11403188B2 (en) 2019-12-04 2022-08-02 Robin Systems, Inc. Operation-level consistency points and rollback
US11108638B1 (en) 2020-06-08 2021-08-31 Robin Systems, Inc. Health monitoring of automatically deployed and managed network pipelines
US11528186B2 (en) * 2020-06-16 2022-12-13 Robin Systems, Inc. Automated initialization of bare metal servers
US11740980B2 (en) 2020-09-22 2023-08-29 Robin Systems, Inc. Managing snapshot metadata following backup
US11743188B2 (en) 2020-10-01 2023-08-29 Robin Systems, Inc. Check-in monitoring for workflows
US11271895B1 (en) 2020-10-07 2022-03-08 Robin Systems, Inc. Implementing advanced networking capabilities using helm charts
US11456914B2 (en) 2020-10-07 2022-09-27 Robin Systems, Inc. Implementing affinity and anti-affinity with KUBERNETES
US11750451B2 (en) 2020-11-04 2023-09-05 Robin Systems, Inc. Batch manager for complex workflows
US11556361B2 (en) 2020-12-09 2023-01-17 Robin Systems, Inc. Monitoring and managing of complex multi-role applications

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001344130A (ja) * 2000-03-31 2001-12-14 Fujitsu Ltd リモートメンテナンス装置と、その装置に接続される端末と、リモートメンテナンス処理用プログラム及びそのプログラムの記録媒体
JP2002132368A (ja) * 2000-10-24 2002-05-10 Canon Inc ファームウェアのバージョンアップシステムおよび方法
JP2003005991A (ja) * 2001-06-25 2003-01-10 Toshiba Tec Corp ファームウェアアップデートシステム、ファームウェア配信プログラムおよび電子機器
JP2004005585A (ja) * 2002-04-23 2004-01-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd サーバ装置及びプログラム管理システム
JP2005063420A (ja) * 2003-07-28 2005-03-10 Sharp Corp コンテンツ配信サーバ、通信端末、コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法、コンテンツ配信プログラム、端末制御プログラムおよび該プログラムを記録した記録媒体

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10053214A1 (de) 2000-10-26 2002-05-02 Siemens Ag Verfahren zur Installation von Software
EP1243998B1 (en) * 2001-03-21 2017-04-19 Excalibur IP, LLC A technique for license management and online software license enforcement
JP2005122704A (ja) 2003-09-22 2005-05-12 Fujitsu Ltd プログラム
JP2005130134A (ja) * 2003-10-22 2005-05-19 Sony Corp 通信速度制御システム及び方法、端末装置、通信速度サーバ、並びにコンテンツサーバ
JP2005242447A (ja) 2004-02-24 2005-09-08 Nec Saitama Ltd ファイルダウンロード方法およびリモート装置
EP1767031B1 (en) * 2004-05-24 2009-12-09 Computer Associates Think, Inc. System and method for automatically configuring a mobile device
US8204963B2 (en) * 2005-01-18 2012-06-19 Seiko Epson Corporation Download control of information from server connected to network
US8230414B1 (en) * 2005-06-16 2012-07-24 Infinera Corporation Software distribution and cache management across client machines on a network
JP5023596B2 (ja) * 2006-07-26 2012-09-12 富士通株式会社 プログラム配布装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001344130A (ja) * 2000-03-31 2001-12-14 Fujitsu Ltd リモートメンテナンス装置と、その装置に接続される端末と、リモートメンテナンス処理用プログラム及びそのプログラムの記録媒体
JP2002132368A (ja) * 2000-10-24 2002-05-10 Canon Inc ファームウェアのバージョンアップシステムおよび方法
JP2003005991A (ja) * 2001-06-25 2003-01-10 Toshiba Tec Corp ファームウェアアップデートシステム、ファームウェア配信プログラムおよび電子機器
JP2004005585A (ja) * 2002-04-23 2004-01-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd サーバ装置及びプログラム管理システム
JP2005063420A (ja) * 2003-07-28 2005-03-10 Sharp Corp コンテンツ配信サーバ、通信端末、コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法、コンテンツ配信プログラム、端末制御プログラムおよび該プログラムを記録した記録媒体

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
CSND200501172003; ネットランナー 2004年2月号(第6巻、第2号), 20040201, 第26〜29頁, ソフトバンクパブリッシング(株) *
JPN6011064371; ネットランナー 2004年2月号(第6巻、第2号), 20040201, 第26〜29頁, ソフトバンクパブリッシング(株) *

Also Published As

Publication number Publication date
US20110119664A1 (en) 2011-05-19
EP2182434A4 (en) 2012-07-18
EP2182434A1 (en) 2010-05-05
WO2009001422A1 (ja) 2008-12-31
JPWO2009001422A1 (ja) 2010-08-26
US8595140B2 (en) 2013-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5136554B2 (ja) ファームウェア配布装置、プログラム及び方法
US10817279B1 (en) Providing different upgrade paths for upgrading a server
US7127635B2 (en) Method for correcting a program running on a computer system
US10802815B1 (en) Managing upgrades of clients having different installed versions of a software product
JP6011479B2 (ja) アプリケーション管理装置、アプリケーション管理システムおよびプログラム
JP2001331232A (ja) ライセンス・アプリケーション・インストーラ
JP2002278906A (ja) アップデート管理システム、アップデート・クライアント装置、アップデート・サーバ装置及びプログラム
JPWO2002075525A1 (ja) ソフトウエア更新システム、ソフトウエア更新方法、およびソフトウエア更新プログラム
JP2004295270A (ja) 共用記憶システム
JP2002132742A (ja) サービス実行方法および装置
JP2011233063A (ja) データ管理プログラム及び方法、並びにノード装置
JP2008287633A (ja) Hba情報提供プログラム、hba情報提供方法及びhba情報提供装置
CN111897558A (zh) 容器集群管理系统Kubernetes升级方法和装置
US11449350B2 (en) Systems and methods for automatically updating compute resources
WO2016116013A1 (zh) 软件升级方法和系统
JP2008176722A (ja) ソフトウェア動作実績管理システム、方法及びプログラム
CN109857579B (zh) 一种数据处理方法及相关装置
JP2017091330A (ja) 計算機システム及び計算機システムのタスク実行方法
CN111045789B (zh) 一种虚拟机开机方法、装置及电子设备和存储介质
CN114866517A (zh) 一种安装文件执行方法、装置及存储介质
JP4678342B2 (ja) 印刷制御プログラム
JP4232606B2 (ja) ファイル配信システム、クライアントプログラム、クライアント、サーバプログラム、サーバ、及び方法
JP5056346B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、仮想サーバの移動処理の制御方法、及び、プログラム
JP2007164642A (ja) 資源管理装置および資源管理方法
JP2008146204A (ja) サービス管理システム、サービス管理装置およびサービス管理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121016

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121029

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151122

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees