JP5136125B2 - ソフトウェアサービス事業移管システム及びその移管仲介用サーバ装置 - Google Patents

ソフトウェアサービス事業移管システム及びその移管仲介用サーバ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5136125B2
JP5136125B2 JP2008056458A JP2008056458A JP5136125B2 JP 5136125 B2 JP5136125 B2 JP 5136125B2 JP 2008056458 A JP2008056458 A JP 2008056458A JP 2008056458 A JP2008056458 A JP 2008056458A JP 5136125 B2 JP5136125 B2 JP 5136125B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
server device
service business
service
business
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008056458A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009211638A (ja
Inventor
啓一 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2008056458A priority Critical patent/JP5136125B2/ja
Publication of JP2009211638A publication Critical patent/JP2009211638A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5136125B2 publication Critical patent/JP5136125B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、ソフトウェアサービス事業移管システム、その移管仲介用サーバ装置、その移管元サーバ装置、その移管先サーバ装置、ソフトウェアサービス事業移管方法及びプログラムに関する。
ASP(Application Service Provider)とは、ビジネス用などの各種のアプリケーションソフトウェアをインターネットを通じてクライアントに提供(一般的にはレンタルの形態で提供)する事業者、ないしはそのサービスのことである。
なお、ASPの語は、SaaS(Software As A Service)ともほぼ同意義で用いられる。
ASPの提供を受けるクライアントは、該クライアントの端末装置にて起動したWebブラウザなどを通じて、ASP提供用のサーバに格納されたアプリケーションソフトウェアを利用する。
ASPからアプリケーションソフトウェアの提供を受けると、クライアントの端末装置には個々のアプリケーションソフトウェアをインストールする必要がないので、例えば企業の情報システム部門の大きな負担となっていたインストールや管理、アップグレードにかかる費用・手間を節減することができる。
ところで、事業者としてのASPは、クライアントに提供するアプリケーションソフトウェアによっては、採算が合わないなどの理由により、その提供事業から撤退したいと考える場合がある。
しかし、クライアント側でそのアプリケーションソフトウェアを継続的に利用できることを前提としている場合には、その提供事業を停止するわけにはいかないため、該提供事業を他の事業者に移管する必要がある。
このような分野の技術を開示した先行技術文献としては、例えば、特許文献1がある。
特許文献1には、アプリケーションソフトウェアの提供事業の、事業者間での移管を仲介する仲介システムが開示されている。特許文献1の仲介システムは、移管元と移管先の条件が合致するか否かを判断し、合致の旨を移管元及び移管先に通知する仲介サーバを備える。
特開2002−229661号公報
しかしながら、特許文献1の仲介システムでは、移管元と移管先の条件が合致するか否かを判断し、合致の旨を移管元及び移管先に通知するだけであるため、アプリケーションソフトウェアの提供事業の移管処理は、自動的に行うことができない。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、ソフトウェアの提供事業の移管処理を自動的に行うことが可能なソフトウェアサービス事業移管システム、その移管仲介用サーバ装置、その移管元サーバ装置、その移管先サーバ装置、ソフトウェアサービス事業移管方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のソフトウェアサービス事業移管システムは、ソフトウェアをネットワークを介してクライアントに提供するサービス事業の移管元事業者が有する移管元サーバ装置と、前記サービス事業の移管先事業者が有する移管先サーバ装置と、前記サービス事業の移管を仲介する移管仲介用サーバ装置と、を備え、前記移管仲介用サーバ装置は、前記移管元事業者が移管したいサービス事業に関する条件を示す情報である移管元条件情報と、前記移管先事業者が移管を受けたいサービス事業に関する条件を示す情報である移管先条件情報と、を比較することにより双方の中に互いに条件が合致するものが存在するか否かを判定し、合致するものが存在すると判定した場合にその旨を前記移管元サーバ装置及び前記移管先サーバ装置に通知し、前記移管元サーバ装置は、前記移管仲介用サーバ装置からの通知を受けると、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管先サーバ装置に送信する移管処理を実行することを特徴としている。
また、本発明のソフトウェアサービス事業移管システムは、ソフトウェアをネットワークを介してクライアントに提供するサービス事業の移管元事業者が有する移管元サーバ装置と、前記サービス事業の移管先事業者が有する移管先サーバ装置と、前記サービス事業の移管を仲介する移管仲介用サーバ装置と、を備え、前記移管仲介用サーバ装置は、前記移管元事業者が移管したいサービス事業に関する条件を示す情報である移管元条件情報と、前記移管先事業者が移管を受けたいサービス事業に関する条件を示す情報である移管先条件情報と、を比較することにより双方の中に互いに条件が合致するものが存在するか否かを判定し、合致するものが存在すると判定した場合にその旨を該当する移管元条件情報とともに前記移管先サーバ装置に通知し、前記移管先サーバ装置は、前記移管仲介用サーバ装置からの通知を受けた場合において、前記サービス事業の移管を受諾することを前記移管元条件情報に基づいて判断した場合に、その旨を前記移管仲介用サーバ装置に通知し、前記移管仲介用サーバ装置は、前記移管先サーバ装置からの通知を受けると、その旨を前記移管元サーバ装置に通知し、前記移管元サーバ装置は、前記移管仲介用サーバ装置からの通知を受けると、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管先サーバ装置に送信する移管処理を実行することを特徴としている。
本発明のソフトウェアサービス事業移管システムは、ソフトウェアをネットワークを介してクライアントに提供するサービス事業の移管元事業者が有する移管元サーバ装置と、前記サービス事業の移管先事業者が有する移管先サーバ装置と、前記サービス事業の移管を仲介する移管仲介用サーバ装置と、を備え、前記移管仲介用サーバ装置は、前記移管元事業者が移管したいサービス事業に関する条件を示す情報である移管元条件情報と、前記移管先事業者が移管を受けたいサービス事業に関する条件を示す情報である移管先条件情報と、を比較することにより、双方の中に互いに条件が合致するものが存在するか否かと、前記移管元事業者が前記サービス事業の移管を希望する第1の時期よりも前記移管先事業者が前記サービス事業の移管を希望する第2の時期が後であるか否かと、を判定し、条件が合致するものが存在し、且つ、前記第1の時期よりも前記第2の時期が後である場合に、その旨を前記移管元サーバ装置及び前記移管先サーバ装置に通知し、前記移管元サーバ装置は、前記移管仲介用サーバ装置からの通知を受けると、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管仲介用サーバ装置に送信する第1の移管処理を実行し、前記移管仲介用サーバ装置は、前記移管元サーバ装置から前記コンピュータプログラム及びデータを受信すると、これらコンピュータプログラム及びデータを用いてサービス運用サイトを復元し、該復元したサービス運用サイトを用いて、前記第1の時期から前記第2の時期までの期間において前記サービス事業を代行して運用し、前記第2の時期が近づくと、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管先サーバ装置に送信する第2の移管処理を実行することを特徴としている。
本発明のソフトウェアサービス事業移管システムは、ソフトウェアをネットワークを介してクライアントに提供するサービス事業の移管元事業者が有する移管元サーバ装置と、前記サービス事業の移管先事業者が有する移管先サーバ装置と、前記サービス事業の移管を仲介する移管仲介用サーバ装置と、を備え、前記移管仲介用サーバ装置は、前記移管元事業者が移管したいサービス事業に関する条件を示す情報である移管元条件情報と、前記移管先事業者が移管を受けたいサービス事業に関する条件を示す情報である移管先条件情報と、を比較することにより、双方の中に互いに条件が合致するものが存在するか否かと、前記移管元事業者が前記サービス事業の移管を希望する第1の時期よりも前記移管先事業者が前記サービス事業の移管を希望する第2の時期が後であるか否かと、を判定し、条件が合致するものが存在し、且つ、前記第1の時期よりも前記第2の時期が後である場合には、その旨を示す第1の通知を前記移管元サーバ装置及び前記移管先サーバ装置に送信する一方で、条件が合致するものが存在し、且つ、前記第1の時期よりも前記第2の時期が後ではない場合には、その旨を示す第2の通知を前記移管元サーバ装置及び前記移管先サーバ装置に送信し、前記移管元サーバ装置は、前記移管仲介用サーバ装置から前記第1の通知を受けると、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管仲介用サーバ装置に送信する第1の移管処理を実行し、前記移管仲介用サーバ装置は、前記移管元サーバ装置から前記コンピュータプログラム及びデータを受信すると、これらコンピュータプログラム及びデータを用いてサービス運用サイトを復元し、該復元したサービス運用サイトを用いて、前記第1の時期から前記第2の時期までの期間において前記サービス事業を代行して運用し、前記第2の時期が近づくと、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管先サーバ装置に送信する第2の移管処理を実行し、前記移管元サーバ装置は、前記移管仲介用サーバ装置から前記第2の通知を受けると、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管先サーバ装置に送信する第2の移管処理を実行することを特徴としている。
本発明のソフトウェアサービス事業移管システムは、ソフトウェアをネットワークを介してクライアントに提供するサービス事業の移管元事業者が有する移管元サーバ装置と、前記サービス事業の移管先事業者が有する移管先サーバ装置と、前記サービス事業の移管を仲介する移管仲介用サーバ装置と、を備え、前記移管仲介用サーバ装置は、前記移管元事業者が移管したいサービス事業に関する条件を示す情報である移管元条件情報と、前記移管先事業者が移管を受けたいサービス事業に関する条件を示す情報である移管先条件情報と、を比較することにより、双方の中に互いに条件が合致するものが存在するか否かと、前記移管元事業者が前記サービス事業の移管を希望する第1の時期よりも前記移管先事業者が前記サービス事業の移管を希望する第2の時期が後であるか否かと、を判定し、条件が合致するものが存在し、且つ、前記第1の時期よりも前記第2の時期が後である場合に、その旨を該当する移管元条件情報とともに前記移管先サーバ装置に通知し、前記移管先サーバ装置は、前記移管仲介用サーバ装置からの通知を受けた場合において、前記サービス事業の移管を受諾することを前記移管元条件情報に基づいて判断した場合に、その旨を前記移管仲介用サーバ装置に通知し、前記移管仲介用サーバ装置は、前記移管先サーバ装置からの通知を受けると、その旨を前記移管元サーバ装置に通知し、前記移管元サーバ装置は、前記移管仲介用サーバ装置からの通知を受けると、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管仲介用サーバ装置に送信する第1の移管処理を実行し、前記移管仲介用サーバ装置は、前記移管元サーバ装置から前記コンピュータプログラム及びデータを受信すると、これらコンピュータプログラム及びデータを用いてサービス運用サイトを復元し、該復元したサービス運用サイトを用いて、前記第1の時期から前記第2の時期までの期間において前記サービス事業を代行して運用し、前記第2の時期が近づくと、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管先サーバ装置に送信する第2の移管処理を実行することを特徴としている。
本発明のソフトウェアサービス事業移管システムは、ソフトウェアをネットワークを介してクライアントに提供するサービス事業の移管元事業者が有する移管元サーバ装置と、前記サービス事業の移管先事業者が有する移管先サーバ装置と、前記サービス事業の移管を仲介する移管仲介用サーバ装置と、を備え、前記移管仲介用サーバ装置は、前記移管元事業者が移管したいサービス事業に関する条件を示す情報である移管元条件情報と、前記移管先事業者が移管を受けたいサービス事業に関する条件を示す情報である移管先条件情報と、を比較することにより、双方の中に互いに条件が合致するものが存在するか否かと、前記移管元事業者が前記サービス事業の移管を希望する第1の時期よりも前記移管先事業者が前記サービス事業の移管を希望する第2の時期が後であるか否かと、を判定し、条件が合致するものが存在し、且つ、前記第1の時期よりも前記第2の時期が後である場合には、その旨を示す第1の通知を前記移管元サーバ装置及び前記移管先サーバ装置に送信する一方で、条件が合致するものが存在し、且つ、前記第1の時期よりも前記第2の時期が後ではない場合には、その旨を示す第2の通知を前記移管元サーバ装置及び前記移管先サーバ装置に送信し、前記移管先サーバ装置は、前記移管仲介用サーバ装置から前記第1の通知を受けた場合において、前記サービス事業の移管を受諾することを前記移管元条件情報に基づいて判断した場合には、その旨を示す第3の通知を前記移管仲介用サーバ装置に通知し、前記移管仲介用サーバ装置は、前記移管先サーバ装置から第3の通知を受けると、その旨を示す第4の通知を前記移管元サーバ装置に通知し、前記移管元サーバ装置は、前記移管仲介用サーバ装置から前記第4の通知を受けると、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管仲介用サーバ装置に送信する第1の移管処理を実行し、前記移管仲介用サーバ装置は、前記移管元サーバ装置から前記コンピュータプログラム及びデータを受信すると、これらコンピュータプログラム及びデータを用いてサービス運用サイトを復元し、該復元したサービス運用サイトを用いて、前記第1の時期から前記第2の時期までの期間において前記サービス事業を代行して運用し、前記第2の時期が近づくと、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管先サーバ装置に送信する第2の移管処理を実行し、前記移管先サーバ装置は、前記移管仲介用サーバ装置から前記第2の通知を受けた場合において、前記サービス事業の移管を受諾することを前記移管元条件情報に基づいて判断した場合には、その旨を示す第5の通知を前記移管仲介用サーバ装置に通知し、前記移管仲介用サーバ装置は、前記移管先サーバ装置から第5の通知を受けると、その旨を示す第6の通知を前記移管元サーバ装置に通知し、前記移管元サーバ装置は、前記移管仲介用サーバ装置から前記第6の通知を受けると、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管先サーバ装置に送信する第2の移管処理を実行することを特徴としている。
本発明の移管仲介用サーバ装置は、ソフトウェアをネットワークを介してクライアントに提供するサービス事業の移管元事業者が有する移管元サーバ装置から、前記サービス事業の移管先事業者が有する移管先サーバ装置への、前記サービス事業の移管を仲介する移管仲介用サーバ装置であって、前記移管元事業者が移管したいサービス事業に関する条件を示す情報である移管元条件情報と、前記移管先事業者が移管を受けたいサービス事業に関する条件を示す情報である移管先条件情報と、を比較することにより、双方の中に互いに条件が合致するものが存在するか否かと、前記移管元事業者が前記サービス事業の移管を希望する第1の時期よりも前記移管先事業者が前記サービス事業の移管を希望する第2の時期が後であるか否かと、を判定し、条件が合致するものが存在し、且つ、前記第1の時期よりも前記第2の時期が後である場合に、その旨を前記移管元サーバ装置及び前記移管先サーバ装置に通知し、前記通知を受けた前記移管元サーバ装置から、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを受信すると、これらコンピュータプログラム及びデータを用いてサービス運用サイトを復元し、該復元したサービス運用サイトを用いて、前記第1の時期から前記第2の時期までの期間において前記サービス事業を代行して運用し、前記第2の時期が近づくと、前記サービス事業の運用に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管先サーバ装置に送信することを特徴としている。
本発明の移管元サーバ装置は、ソフトウェアをネットワークを介してクライアントに提供するサービス事業の移管元事業者が有する移管元サーバ装置であって、前記サービス事業の移管先事業者が有する移管先サーバ装置への、前記サービス事業の移管を仲介する移管仲介用サーバ装置から、移管の実行の契機となる通知を受けると、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを、前記移管先サーバ装置又は前記移管仲介用サーバ装置に送信する移管処理を実行することを特徴としている。
本発明の移管先サーバ装置は、ソフトウェアをネットワークを介してクライアントに提供するサービス事業の移管先事業者が有する移管先サーバ装置であって、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを受信すると、これらコンピュータプログラム及びデータを用いてサービス運用サイトを復元し、該復元したサービス運用サイトを用いて、前記サービス事業を運用することを特徴としている。
本発明のソフトウェアサービス事業移管方法は、ソフトウェアをネットワークを介してクライアントに提供するサービス事業の移管元事業者が有する移管元サーバ装置と、前記サービス事業の移管先事業者が有する移管先サーバ装置と、前記サービス事業の移管を仲介する移管仲介用サーバ装置と、の協働により、前記サービス事業を前記移管元サーバ装置から前記移管先サーバ装置に移管するソフトウェアサービス事業移管方法であって、前記移管元事業者が移管したいサービス事業に関する条件を示す情報である移管元条件情報と、前記移管先事業者が移管を受けたいサービス事業に関する条件を示す情報である移管先条件情報と、を比較することにより双方の中に互いに条件が合致するものが存在するか否かを判定する第1の過程と、合致するものが存在すると判定した場合にその旨を前記移管仲介用サーバ装置から移管元サーバ装置及び前記移管先サーバ装置に通知する第2の過程と、前記通知を受けた前記移管元サーバ装置が、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管先サーバ装置に送信する第3の過程と、を備えることを特徴としている。
本発明のプログラムは、ソフトウェアをネットワークを介してクライアントに提供するサービス事業の移管元事業者が有する移管元サーバ装置から、前記サービス事業の移管先事業者が有する移管先サーバ装置への、前記サービス事業の移管を仲介する移管仲介用サーバ装置の制御部が実行するプログラムであって、前記移管元事業者が移管したいサービス事業に関する条件を示す情報である移管元条件情報と、前記移管先事業者が移管を受けたいサービス事業に関する条件を示す情報である移管先条件情報と、を比較することにより、双方の中に互いに条件が合致するものが存在するか否かを判定する処理と、前記移管元事業者が前記サービス事業の移管を希望する第1の時期よりも前記移管先事業者が前記サービス事業の移管を希望する第2の時期が後であるか否かを判定する処理と、条件が合致するものが存在し、且つ、前記第1の時期よりも前記第2の時期が後である場合に、その旨を前記移管元サーバ装置及び前記移管先サーバ装置に通知する処理と、前記通知を受けた前記移管元サーバ装置から、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを受信すると、これらコンピュータプログラム及びデータを用いてサービス運用サイトを復元する処理と、前記復元したサービス運用サイトを用いて、前記第1の時期から前記第2の時期までの期間において前記サービス事業を代行して運用する処理と、前記第2の時期が近づくと、前記サービス事業の運用に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管先サーバ装置に送信する処理と、を前記制御部に実行させることを特徴としている。
また、本発明のプログラムは、ソフトウェアをネットワークを介してクライアントに提供するサービス事業の移管元事業者が有する移管元サーバ装置の制御部が実行するプログラムであって、前記サービス事業の移管の実行の契機となる通知を、前記サービス事業の移管を仲介する移管仲介用サーバ装置から前記移管元サーバ装置が受けると、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管先サーバ装置に送信する移管処理を前記制御部に実行させることを特徴としている。
また、本発明のプログラムは、ソフトウェアをネットワークを介してクライアントに提供するサービス事業の移管先事業者が有する移管先サーバ装置の制御部が実行するプログラムであって、前記移管先サーバ装置が、前記サービス事業の移管元事業者が有する移管元サーバ装置から、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを受信すると、これらコンピュータプログラム及びデータを用いてサービス運用サイトを復元する処理と、前記復元したサービス運用サイトを用いて、前記サービス事業を運用する処理と、を前記制御部に実行させることを特徴としている。
本発明によれば、ソフトウェアの提供事業の移管処理を自動的に行うことが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明に係る実施形態について説明する。
〔第1の実施形態〕
図1は第1の実施形態に係るソフトウェアサービス事業移管システム1の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、ソフトウェアサービス事業移管システム1は、移管仲介用サーバ装置100と、移管元サーバ装置110と、移管先サーバ装置120と、を備えて構成されている。
移管元サーバ装置110は、アプリケーションソフトウェアをネットワークを介してクライアントに提供するサービス事業(ASP)の移管元となることを希望する事業者、すなわち、該サービス事業を他の事業者に移管することを希望する事業者(以下、移管元事業者)が有する装置である。
移管元サーバ装置110は、各移管元事業者毎に備えられている。
他方、移管先サーバ装置120は、アプリケーションソフトウェアをネットワークを介してクライアントに提供するサービス事業の移管先となることを希望する事業者、すなわち、他の事業者から該サービス事業の移管を受けることを希望する事業者(以下、移管先事業者)が有する装置である。
移管先サーバ装置120は、各移管先事業者毎に備えられている。
また、移管仲介用サーバ装置100は、移管元事業者から移管先事業者へのサービス事業の移管を仲介する仲介業者が有する装置である。
各移管元サーバ装置110は、ネットワーク130を介して、移管仲介用サーバ装置100との間で、相互に情報通信を行うことが可能とされている。
同様に、移管先サーバ装置120は、ネットワーク130を介して、移管仲介用サーバ装置100との間で、相互に情報通信を行うことが可能とされている。
更に、各移管元サーバ装置110は、ネットワーク130を介して、移管先となる移管先サーバ装置120との間で、相互に情報通信を行うことが可能とされている。
移管仲介用サーバ装置100は、プログラム制御により各種の制御動作を行う制御部2と、記憶部6と、ネットワーク130を介して通信を行う通信部7と、を備えている。制御部2は、各種の制御動作を行うCPU(Central Processing Unit)3と、このCPU3の動作用プログラム及びデータを記憶したROM(Read Only Memory)4と、CPU3の作業領域などとして機能するRAM(Random Access Memory)5と、を備えている。
同様に、移管元サーバ装置110は、プログラム制御により各種の制御動作を行う制御部8と、記憶部12と、ネットワーク130を介して通信を行う通信部13と、を備えている。制御部8は、各種の制御動作を行うCPU9と、このCPU9の動作用プログラム及びデータを記憶したROM10と、CPU9の作業領域などとして機能するRAM11と、を備えている。
なお、移管元サーバ装置110の記憶部12には、サービス事業の運用に必要なコンピュータプログラム及びデータが記憶されている。更に、このコンピュータプログラム及びデータには、サービス運用サイト自体を構成するためのプログラム及びデータの他に、クライアントに提供するアプリケーションソフトウェアとしてのプログラム及びデータも含まれる。
移管先サーバ装置120は、プログラム制御により各種の制御動作を行う制御部14と、記憶部18と、ネットワーク130を介して通信を行う通信部19と、を備えている。制御部14は、各種の制御動作を行うCPU15と、このCPU15の動作用プログラム及びデータを記憶したROM16と、CPU15の作業領域などとして機能するRAM17と、を備えている。
図2は移管仲介用サーバ装置100の制御部2の機能的構成を示すブロック図である。
図2に示すように、移管仲介用サーバ装置100の制御部2は、移管元情報受理登録手段101、移管先情報受理登録手段102、マッチング手段103、及び、通知手段104として機能する。
このうち、移管元情報受理登録手段101は、移管元情報送信手段111(後述)から送信された移管元条件情報(後述)を、記憶部6に記憶させることにより、該記憶部6に蓄積させる。
同様に、移管先情報受理登録手段102は、移管先情報送信手段121(後述)から送信された移管先条件情報(後述)を、記憶部6に記憶させることにより、該記憶部6に蓄積させる。
マッチング手段103は、記憶部6に蓄積された移管元条件情報と移管先条件情報とを比較することにより、双方の中に互いに条件が合致するものが存在するか否かを判定し、合致するものがあれば、その移管元条件情報及び移管先条件情報を抽出する。
通知手段104は、マッチング手段103により合致するものが存在すると判定された場合に、その旨を、該当する移管元条件情報及び移管先条件情報とともに、移管元サーバ装置110及び移管先サーバ装置120に通知する。すなわち、通知手段104は、通信部7に指令を出力し、合致した旨と、該当する(抽出した)移管元条件情報及び移管先条件情報とを、ネットワーク130を介して、該当する移管元サーバ装置110及び移管先サーバ装置120に送信させる。
図3は移管元サーバ装置110の制御部8の機能的構成を示すブロック図である。
図3に示すように、移管元サーバ装置110の制御部8は、移管元情報送信手段111、サービス移管送り手段112、及び、移管元サービス運用手段113として機能する。
このうち移管元情報送信手段111は、移管したいサービス事業に関する条件を示す情報を含む移管元条件情報を移管仲介用サーバ装置110に送信する。すなわち、移管元情報送信手段111は、通信部13に指令を出力し、移管元条件情報をネットワーク130を介して移管仲介用サーバ装置100に送信させる。
なお、移管元条件情報には、例えば、以下の各項目が含まれる。
(1−1)当該移管元条件情報の識別情報。
(1−2)移管を希望するサービス事業は、どのようなアプリケーションソフトウェアをクライアントに提供するサービス事業であるか(アプリケーションソフトウェアの名称や種別:種別は、例えば、表計算ソフトウェア、ワープロソフトウェア、描画用ソフトウェアの何れかなど)。
(1−3)移管を希望する時期は、いつからいつまでの間であるか。
(1−4)アプリケーションソフトウェアをクライアントに提供することにより得られる単位期間当たりの収入。
(1−5)現在のクライアントの数。
(1−6)移管を希望するサービス事業のランニングコストの算出に必要なパラメータ(例えば、運用に要するスタッフの数と、単位期間当たりの使用電力量)。
(1−7)当該移管元条件情報の送信元である移管元サーバ装置110が設置されている地域。
(1−8)当該移管元条件情報の送信元である移管元サーバ装置110の通信識別子(例えばIPアドレス)。
(1−9)サービス事業の運用に必要なハードウェア仕様(スペック)。
なお、移管元条件情報の項目をどのようにするかは、適宜に変更可能であることは勿論である。
また、サービス移管送り手段112は、サービス事業を移管先サーバ装置120に移管する処理である移管処理を行う。
この移管処理には、サービス事業の運用中におけるRAM11の記憶内容のスナップショット(移管元サーバ装置110の主記憶イメージのスナップショット)を採取する処理が含まれる。
更に、移管処理には、記憶部12に記憶されているサービス事業の運用に必要なコンピュータプログラム、データ及び上記スナップショットを移管先サーバ装置120に送信する処理が含まれる。すなわち、サービス移管送り手段112は、通信部7に指令を出力し、上記コンピュータプログラム、データ及びスナップショットを、ネットワーク130を介して、該当する移管先サーバ装置120に送信させる。
移管元サービス運用手段113は、移管までの期間は、記憶部12に記憶されているコンピュータプログラム及びデータを用いて、サービス事業を運用する。
図4は移管先サーバ装置120の制御部14の機能的構成を示すブロック図である。
図4に示すように、移管先サーバ装置120の制御部14は、移管先情報送信手段121、サービス移管受け手段122、及び、移管先サービス運用手段123として機能する。
このうち移管先情報送信手段121は、移管を受けたいサービス事業に関する条件を示す情報を含む移管先条件情報を移管仲介用サーバ装置100に送信する。すなわち、移管先情報送信手段121は、通信部19に指令を出力し、移管先条件情報をネットワーク130を介して移管仲介用サーバ装置100に送信させる。
なお、移管先条件情報には、例えば、以下の各項目が含まれる。
(2−1)当該移管先条件情報の識別情報。
(2−2)移管を受けることを希望するサービス事業は、どのようなアプリケーションソフトウェアをクライアントに提供するサービス事業であるか(アプリケーションソフトウェアの種別:種別は、例えば、表計算ソフトウェア、ワープロソフトウェア、描画用ソフトウェアの何れかなど)。
(2−3)移管を希望する時期は、いつからいつまでの間であるか。
(2−4)アプリケーションソフトウェアをクライアントに提供することにより得ることを望む、単位期間当たりの最低利益。
(2−5)クライアントの数の許容範囲。
(2−6)当該移管先条件情報の送信元である移管先サーバ装置120が設置されている地域。
(2−7)当該移管先条件情報の送信元である移管先サーバ装置120の通信識別子(例えばIPアドレス)。
(2−8)サービス事業の運用に用いることができるハードウェア仕様。
なお、移管先条件情報の項目をどのようにするかは、適宜に変更可能であることは勿論である。
また、サービス移管受け手段122は、移管元サーバ装置110のサービス移管送り手段122からサービス事業の移管を受ける処理である移管受け処理を行う。
この移管受け処理には、サービス移管送り手段122からコンピュータプログラム、データ及びスナップショットを受信すると、これらコンピュータプログラム、データ及びスナップショットを用いてサービス運用サイトを復元する処理が含まれる。
移管先サービス運用手段123は、サービス移管受け手段122が移管を受けたサービス事業を運用する。すなわち、サービス移管受け手段122が復元したサービス運用サイトを用いて、サービス事業を運用する。
次に、動作を説明する。
先ず、移管元サーバ装置110のオペレータは、該移管元サーバ装置110に移管元条件情報のうちの必要項目を入力し、移管元条件情報を移管仲介用サーバ装置100に送信する操作を行う。
なお、移管元条件情報のうち、(1−1)当該移管元条件情報の識別情報については、例えば、CPU9が自動的に生成して入力する。移管元条件情報の識別情報は、同一の移管元サーバ装置110から複数のサービス事業の移管を希望する場合に、各サービス事業を区別するために用いられる。
また、移管元条件情報のうち、(1−8)当該移管元条件情報の送信元である移管元サーバ装置110の通信識別子については、例えば、CPU9が自動的に入力する。
移管元サーバ装置110の移管元情報送信手段111は、オペレータによる送信操作を受けると、移管元条件情報を移管仲介用サーバ装置100に送信する。
同様に、移管先サーバ装置120のオペレータは、該移管先サーバ装置120に移管先条件情報のうちの必要項目を入力し、移管先条件情報を移管仲介用サーバ装置100に送信する操作を行う。
なお、移管先条件情報のうち、(2−1)当該移管先条件情報の識別情報については、例えば、CPU15が自動的に生成して入力する。移管先条件情報の識別情報は、同一の移管先サーバ装置120から複数のサービス事業の移管を受けることを希望する場合に、各サービス事業を区別するために用いられる。
また、移管先条件情報のうち、(2−7)当該移管先条件情報の送信元である移管先サーバ装置120の通信識別子については、例えば、CPU15が自動的に入力する。
移管先サーバ装置120の移管先情報送信手段121は、オペレータによる送信操作を受けると、移管先条件情報を移管仲介用サーバ装置100に送信する。
図5は移管仲介用サーバ装置100の制御部2が所定周期毎に繰り返し実行する動作の流れを示すフローチャートである。
移管元情報受理登録手段101は、移管元サーバ装置110から移管元条件情報を受信したか否かを監視する(ステップS1)。
移管元条件情報を受信した場合(ステップS1のYes)、その移管元条件情報を記憶部6に記憶させて(ステップS2)、ステップS3に移行する。
また、移管元条件情報を受信していなければ場合(ステップS1のNo)、ステップS2をスキップしてステップS3に移行する。
ステップS3では、移管先情報受理登録手段102は、移管先サーバ装置120から移管先条件情報を受信したか否かを監視する。
移管先条件情報を受信した場合(ステップS3のYes)、その移管先条件情報を記憶部6に記憶させて(ステップS4)、ステップS5に移行する。
また、移管先条件情報を受信していなければ場合(ステップS3のNo)、ステップS4をスキップしてステップS5に移行する。
ここで、マッチング手段103は、例えば、所定の時間間隔毎(例えば、1日毎、或いは1時間毎など)にマッチング処理を実行するように設定されている。
このため、マッチング手段103は、先ず、ステップS5において、マッチング処理を実行するタイミングが到来したか否かを判定する。
マッチング処理を実行タイミングが到来していなければ(ステップS5のNo)、図5の処理を終了する。
マッチング処理を実行するタイミングが到来した場合(ステップS5のYes)、マッチング手段103は、マッチング処理を実行する(ステップS6)。
すなわち、マッチング処理は、具体的には、例えば、次のような処理である。
先ず、マッチング手段103は、記憶部6に蓄積された移管元条件情報と移管先条件情報とを比較することにより、双方の中に互いに条件が合致するものが存在するか否かを判定する。
ここで、条件が合致するには、例えば、以下の各条件を全て満たす必要がある。
(3−1)移管元条件情報と移管先条件情報とで、移管したいアプリケーションソフトウェアの種別が合致すること。
(3−2)移管を希望する時期が合致する(希望時期に重複部分が存在する)こと。
(3−3)クライアント数が移管先事業者の許容範囲内であること。
(3−4)移管先事業者が望む最低利益(上記2−4)を確保できる見込みがあること。
(3−5)移管先が、サービス事業の運用に必要なハードウェア仕様を備えていること。
なお、上記(3−1)〜(3−5)の条件は一例を例示しただけであり、適宜に変更可能であることは勿論である。
ここで、上記(3−4)の条件判定は、例えば、以下のようにして、マッチング手段103が行う。
マッチング手段103は、各地域の人件費の相場と、各地域の電気料金の単価とを、予めデータとして(ROM4に)記憶保持しているものとする。
従って、移管先サーバ装置120が設置されている地域の情報(上記2−6)から、当該地域の人件費の相場と電気料金の単価を認識することができる。
次に、移管先サーバ装置120が設置されている地域の人件費の相場及び電気料金の単価と、ランニングコストの算出に必要なパラメータ(上記1−6)とに基づいて、移管先サーバ装置120が設置されている地域で同じサービス事業を運用した場合の単位期間当たりのランニングコストを試算する。
次に、アプリケーションソフトウェアをクライアントに提供することにより得られる単位期間当たりの収入(上記1−4)から、上記のように試算したランニングコストを差し引くことにより、移管先サーバ装置120が設置されている地域で同じサービス事業を運用した場合の単位期間当たりの利益を試算することができる。
このように試算した利益が、移管先事業者が望む最低利益(上記2−4)以上であれば、上記(3−4)の条件を満たすと判定する。
このようなマッチング処理の結果、条件が合致しなければ(ステップS7のNo)、図5の処理を終了する。
また、条件が合致した場合(ステップS7のYes)、通知手段104は、マッチングが成立した旨を移管元サーバ装置110及び移管先サーバ装置120に通知する(ステップS8)。
ここで、通知手段104は、移管元サーバ装置110及び移管先サーバ装置120に対して、該当する移管元条件情報及び該当する移管先条件情報を併せて通知する。
図6は移管元サーバ装置110の動作の流れを示すフローチャートである。
移管元サーバ装置110では、当初、記憶部12に記憶されているサービス事業の運用に必要なコンピュータプログラム及びデータを用いてサービス運用サイトを構成し、このサービス運用サイトを用いて、所定のアプリケーションソフトウェアをネットワークを介してクライアントに提供(例えば、レンタル)するサービス事業を運用している。
なお、そのアプリケーションソフトウェアの提供を受けるクライアントは、該クライアントの端末装置にて起動したWebブラウザなどを通じて、移管元サーバ装置110の記憶部12に記憶されているアプリケーションソフトウェアとしてのプログラム及びデータを利用する。
図6に示すように、サービス移管送り手段112は、移管仲介用サーバ装置100から通知を受けたか否かの監視(ステップS11)を、通知を受けるまで繰り返す。
通知を受けた場合(ステップS11のYes)に、その後、移管の時期が近づくと(例えば、3日前になると)、サービス移管送り手段112は、サービス事業の運用中におけるRAM11の記憶内容のスナップショット(移管元サーバ装置110の主記憶イメージのスナップショット)を採取する。
続いて、サービス移管送り手段112は、通信部13に指令を出力し、採取したスナップショットと、記憶部12に記憶されているサービス事業の運用に必要なコンピュータプログラム及びデータと、を移管仲介用サーバ装置100から通知された移管先条件情報に含まれる通信識別子の移管先サーバ装置120宛に送信させる(ステップS12)。
続いて、サービス移管送り手段112は、移管元サーバ装置110と移管先サーバ装置120とにより分散クラスタシステムを構成する処理を行う(ステップS13)。
そして、移管元サービス運用手段113は、移管の時期が到来するまでは、移管先サーバ装置120の移管先サービス運用手段123との協働により、サービス事業を運用する。
すなわち、移管元サービス運用手段113は、移管の時期が到来するまでは、該移管の時期が到来したか否かを監視し(ステップS14)、到来すると(ステップS14のYes)、移管元サーバ装置110を上記分散クラスタシステムから離脱させ、サービス事業の運用を終了する(ステップS15)。
これにより、移管先サーバ装置120が単独でサービス事業を運用する状態となる。
図7は移管先サーバ装置120がサービス事業の移管を受ける動作の流れを示すフローチャートである。
図7に示すように、サービス移管受け手段122は、移管元サーバ装置110からコンピュータプログラム、データ及びスナップショットを受信したか否かの監視を行う(ステップS21)。
図7の処理は、移管元サーバ装置110からコンピュータプログラム、データ及びスナップショットを受信しない場合(ステップS21のNo)は終了する。
受信した場合(ステップS21のYes)、サービス移管受け手段122は、コンピュータプログラム、データ及びスナップショットを用いて、サービス運用サイトを復元する(ステップS22)。また、サービス移管受け手段122は、コンピュータプログラム及びデータを記憶部18に記憶させる。
続いて、サービス移管受け手段122は、移管元サーバ装置110側のサービス移管送り手段112によるステップS13の処理を受けて、移管元サーバ装置110と移管先サーバ装置120とにより分散クラスタシステムを構成する処理を行う(ステップS23)。
そして、移管先サービス運用手段123は、移管の時期が到来するまでは、復元したサービス運用サイトを用いて、移管元サーバ装置110の移管元サービス運用手段123との協働によりサービス事業を運用する(ステップS24)。
その後、移管元サーバ装置110が分散クラスタシステムから離脱すると、移管先サービス運用手段123は、単独で(移管先サーバ装置120のみにより)サービス事業を運用するようになる。
こうして、移管元サーバ装置110から移管先サーバ装置120へと、サービス事業を移管することができる。
以上のような第1の実施形態によれば、移管元条件情報と移管先条件情報との比較により条件が合致した場合、その旨を移管元サーバ装置110に通知し、通知を受けた移管元サーバ装置110は、サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム、データ及びスナップショットをネットワーク130経由で移管先サーバ装置120に送信するので、ソフトウェアの提供事業の移管処理を自動的に行うことが可能となる。
なお、例えば、先進国であれば、人件費などのコストが高く、サービス事業の採算が合わないようなケースであっても、途上国であれば、人件費も安く、該サービス事業の採算がとれるというケースが考えられ、例えば、そのようなケースにおいて、マッチングが成立し、移管を行うことができる。
すなわち、本実施形態に係るソフトウェアサービス事業移管システム1によれば、移管元事業者においてサービス事業の採算割れが発生した場合においても、より低価格にサービスを提供可能な移管先事業者を見つけ出し、その移管先事業者がサービス事業の移管を受けて該サービス事業を継続することにより、顧客向けのサービスを継続させることができる。
〔第2の実施形態〕
上記の第1の実施形態では、マッチングが成立すれば必ず移管を行う例を説明したが、第2の実施形態では、マッチングが成立した場合に、先ず、移管先サーバ装置120側において移管を受諾するか否かを判断し、受諾する場合に移管を行う例を説明する。
本実施形態の場合、移管仲介用サーバ装置100、移管元サーバ装置110及び移管先サーバ装置120の構成は、それぞれ上記の第1の実施形態と同様である。
以下、本実施形態の動作を説明する。
先ず、マッチングの成立を通知するまでの移管仲介用サーバ装置100の動作を、図5を用いて説明する。
図5において、ステップS5までの動作は、上記の第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
マッチング処理を実行するタイミングが到来した場合(ステップS5のYes)、マッチング手段103は、マッチング処理を実行する(ステップS6)。
本実施形態の場合も、マッチング手段103は、記憶部6に蓄積された移管元条件情報と移管先条件情報とを比較することにより、双方の中に互いに条件が合致するものが存在するか否かを判定する、というマッチング処理を行う。
ただし、本実施形態の場合、条件が合致するか否かの判定は、上記の第1の実施形態よりも簡略化した判定で良い。具体的には、例えば、以下の各条件を全て満たせば、合致したと判定する。
(3−1)移管元条件情報と移管先条件情報とで移管したいアプリケーションソフトウェアの種別が合致すること。
(3−2)移管を希望する時期が合致する(希望時期に重複部分が存在する)こと。
(3−5)移管先が、サービス事業の運用に必要なハードウェア仕様を備えていること。
このため、本実施形態では、移管先条件情報についても、上記の第1の実施形態よりも簡略化することが出来る。具体的には、例えば、以下の各項目を含んでいればよい。
(2−1)当該移管先条件情報の識別情報。
(2−2)移管を受けることを希望するサービス事業は、どのようなアプリケーションソフトウェアをクライアントに提供するサービス事業であるか(アプリケーションソフトウェアの種別)。
(2−3)移管を希望する時期は、いつからいつまでの間であるか。
(2−7)当該移管先条件情報の送信元である移管先サーバ装置120の通信識別子(例えばIPアドレス)。
(2−8)サービス事業の運用に用いることができるハードウェア仕様。
本実施形態の場合、条件が合致した場合(ステップS7のYes)、通知手段104は、マッチングが成立した旨を、移管先サーバ装置120に通知する(ステップS8)。ここで、通知手段104は、移管先サーバ装置120に対して、該当する移管元条件情報及び移管先条件情報を併せて通知する。
図8は第2の実施形態の場合に、移管先サーバ装置120がマッチングが成立した旨を受信し、移管を受諾するか否かを判定する動作の流れを示すフローチャートである。
移管先サーバ装置120のサービス移管受け手段122は、先ず、移管仲介用サーバ装置100からマッチングが成立した旨の通知を受信したか否かを監視する(ステップS31)。
マッチングが成立した旨の通知を受信しなければ(ステップS31のNo)、図8の処理は終了する。
マッチングが成立した旨の通知を受けた場合(ステップS31のYes)、サービス移管受け手段122は、移管を受諾するか否かの判定を行う(ステップS32)。
ここでの判定は、例えば、上記の第1の実施形態においてマッチング手段103が行うような上記(3−4)の条件を満たすか否かの判定であることが挙げられる。
すなわち、移管先サーバ装置120の記憶部18には、例えば、移管先サーバ装置120のオペレータの操作により、予め、(2−4)アプリケーションソフトウェアをクライアントに提供することにより得ることを望む単位期間当たりの最低利益と、(2−5)クライアントの数の許容範囲の他に、移管先サーバ装置120が設置されている地域の人件費の相場と電気料金の単価が記憶されている。
そして、サービス移管受け手段122は、これらの情報と、通知された移管元条件情報と、に基づいて、上記の第1の実施形態においてマッチング手段103が行うような、上記(3−4)の条件を満たすか否かの判定と同様の判定を行う。
すなわち、上記(3−4)の条件を満たす場合には「受諾」と判定する一方で、該条件を満たさない場合は「非受諾(受諾しない)」と判定する。
続いて、サービス移管受け手段122は、通信部19に指令を出力し、先のステップS32での判定の結果(受諾又は非受諾)を移管仲介用サーバ装置100に通知させる(ステップS33)。
図9は第2の実施形態の場合に、移管仲介用サーバ装置100が移管先サーバ装置120からの判定結果を受信するときの動作の流れを示すフローチャートである。
移管仲介用サーバ装置100の通知手段104は、先ず、移管先サーバ装置120から判定結果(受諾又は非受諾)の通知を受信したか否かを監視する(ステップS41)。
判定結果の通知を受信しなければ(ステップS41のNo)、図9の処理を終了する。
判定結果の通知を受けた場合(ステップS41のYes)、通知手段104は、その判定結果が、受諾又は非受諾の何れであるかを判断する(ステップS42)。
受諾であれば(ステップS42のYes)、通知手段104は、移管が受諾された旨を移管元サーバ装置110に通知する(ステップS43)。この通知では、該当する移管元条件情報及び移管先条件情報を併せて通知する。
なお、非受諾であれば(ステップS42のYes)、移管元サーバ装置110に通知する必要はないので、図9の処理を終了する。
移管元サーバ装置110は、移管仲介用サーバ装置100からの通知を受けると、上記の第1の実施形態と同様に、図6の処理を行う。
また、移管先サーバ装置120は、移管元サーバ装置110による図6の処理を受けて、上記の第1の実施形態と同様に、図7の処理を行う。
第2の実施形態によれば、マッチングが成立した場合に、先ず、移管先サーバ装置120側において移管を受諾するか否かを判断させ、受諾する場合に移管を行うようにできる。
〔第3の実施形態〕
上記の第1及び第2の実施形態では、移管元が移管を希望する時期と移管先が移管を希望する時期とが一致する場合にのみ移管を行う例を説明した。しかしながら、これらの場合には、移管元が移管を希望する第1の時期よりも、移管先が移管を希望する第2の時期の方が後であると、顧客向けにサービスを提供できない期間が発生してしまう。
そこで、第3の実施形態では、移管元が移管を希望する第1の時期よりも、移管先が移管を希望する第2の時期の方が後である場合に、第1の時期から第2の時期までの期間は、移管仲介用サーバ装置100にてサービス事業を代行する例を説明する。
本実施形態の場合も、ソフトウェアサービス事業移管システム1の構成は、上記の第1の実施形態(図1)と同様である。
本実施形態の場合、移管元サーバ装置110及び移管先サーバ装置120の構成は、それぞれ上記の第1の実施形態と同様であるが、移管仲介用サーバ装置100の構成が、上記の第1の実施形態と相違する。
図10は第3の実施形態の場合の移管仲介用サーバ装置100の制御部2の機能的構成を示すブロック図である。
図10に示すように、本実施形態の場合、移管仲介用サーバ装置100の制御部2は、移管元情報受理登録手段101、移管先情報受理登録手段102、マッチング手段103、及び、通知手段104として機能する他に、サービス移管受け手段105、サービス代行手段106及びサービス移管送り手段107としても機能する。
このうちサービス移管受け手段105は、移管元サーバ装置110のサービス移管送り手段122からサービス事業の移管を受ける処理である移管受け処理を行う。
この移管受け処理には、サービス移管送り手段122からコンピュータプログラム、データ及びスナップショットを受信すると、これらコンピュータプログラム、データ及びスナップショットを用いてサービス運用サイトを復元する処理が含まれる。
また、サービス代行手段106は、サービス移管受け手段105が移管を受けたサービス事業を代行して運用する。すなわち、サービス移管受け手段105が復元したサービス運用サイトを用いて、サービス事業を代行して運用する。
また、サービス移管送り手段107は、サービス事業を移管先サーバ装置120に移管する処理である移管処理(第2の移管処理)を行う。
この移管処理には、サービス事業の運用中におけるRAM5の記憶内容のスナップショット(移管仲介用サーバ装置100の主記憶イメージのスナップショット)を採取する処理が含まれる。
更に、この移管処理には、記憶部12に記憶されているサービス事業の運用に必要なコンピュータプログラム、データ及び上記スナップショットを移管先サーバ装置120に送信する処理が含まれる。すなわち、サービス移管送り手段107は、通信部7に指令を出力し、上記コンピュータプログラム、データ及びスナップショットを、ネットワーク130を介して、該当する移管先サーバ装置120に送信させる。
次に、動作を説明する。
先ず、移管仲介用サーバ装置100が行う図5の動作については、本実施形態の場合も、上記第1の実施形態と同様である。
ただし、本実施形態の場合、マッチング手段103によるマッチングの条件には、(3−2)移管を希望する時期が合致する(希望時期に重複部分が存在する)は、必要ないので、この点は判定しない。その代わりに、(3−6)移管元が移管を希望する第1の時期よりも、移管先が移管を希望する第2の時期の方が後であること、を条件とする。
また、マッチングの成立の通知を受けた移管元サーバ装置110の動作についても、上記の第1の実施形態と同様に、図6を用いて説明することができる。
ただし、本実施形態の場合、図6のステップS12にてサービス移管送り手段112がコンピュータプログラム、データ及びスナップショットを送信する相手は、移管先サーバ装置120ではなく、移管仲介用サーバ装置100である。
また、本実施形態の場合、図6のステップS13では、サービス移管送り手段112は、移管元サーバ装置110と移管仲介用サーバ装置100とにより分散クラスタシステムを構成する処理を行う。そして、移管元サービス運用手段113は、移管の時期が到来するまでは、移管仲介用サーバ装置100のサービス代行手段106との協働により、サービス事業を運用する。
すなわち、移管元サービス運用手段113は、移管の時期(第1の時期)が到来するまでは、該移管の時期が到来したか否かを監視し(ステップS14)、到来すると(ステップS14のYes)、移管元サーバ装置110を上記分散クラスタシステムから離脱させ、サービス事業の運用を終了する(ステップS15)。
これにより、移管仲介用サーバ装置100が単独でサービス事業を運用する状態となる。
図11は移管仲介用サーバ装置100がサービス事業を代行する動作の流れを示すフローチャートである。
図11に示すように、サービス移管受け手段105は、移管元サーバ装置110からコンピュータプログラム、データ及びスナップショットを受信したか否かの監視を行う(ステップS51)。
図11の処理は、移管元サーバ装置110からコンピュータプログラム、データ及びスナップショットを受信しない場合(ステップS51のNo)は終了する。
受信した場合(ステップS51のYes)、サービス移管受け手段105は、コンピュータプログラム、データ及びスナップショットを用いて、サービス運用サイトを復元する(ステップS52)。また、サービス移管受け手段105は、コンピュータプログラム及びデータを記憶部6に記憶させる。
続いて、サービス移管受け手段105は、移管元サーバ装置110側の移管送り手段112によるステップS13(図6)の処理を受けて、移管元サーバ装置110と移管仲介用サーバ装置100とにより分散クラスタシステムを構成する処理を行う(ステップS53)。
そして、サービス代行手段106は、移管先サーバ装置120への移管の時期(第2の時期)が到来するまでは、復元したサービス運用サイトを用いて、サービス事業を代行して運用する処理を開始する(ステップS54)。
その後、移管元サーバ装置110が分散クラスタシステムから離脱すると、サービス代行手段106は、単独で(移管仲介用サーバ装置100のみにより)サービス事業を運用するようになる。
また、サービス代行手段106は、移管先サーバ装置120への移管の時期(第2の時期)が近づいたか否かの監視(ステップS55)を、該第2の時期が近づくまで(例えば、第2の時期の3日前になるまで)繰り返す。
その後、第2の時期が近づいたら(ステップS55のYes)、サービス移管送り手段107は、サービス事業の運用中におけるRAM5の記憶内容のスナップショット(移管仲介用サーバ装置100の主記憶イメージのスナップショット)を採取する。
続いて、サービス移管送り手段107は、通信部7に指令を出力し、採取したスナップショットと、記憶部6に記憶されているサービス事業の運用に必要なコンピュータプログラム及びデータと、を移管先サーバ装置120宛に送信させる(ステップS56)。
続いて、サービス移管送り手段107は、移管仲介用サーバ装置100と移管先サーバ装置120とにより分散クラスタシステムを構成する処理を行う(ステップS57)。
そして、サービス代行手段106は、移管の時期(第2の時期)が到来するまでは、移管先サーバ装置120の移管先サービス運用手段123との協働により、サービス事業を運用する。
すなわち、サービス代行手段106は、移管の時期(第2の時期)が到来するまでは、該移管の時期が到来したか否かを監視し(ステップS58)、到来すると(ステップS58のYes)、移管仲介用サーバ装置100を上記分散クラスタシステムから離脱させ、サービス事業の運用を終了する(ステップS59)。
これにより、移管先サーバ装置120が単独でサービス事業を運用する状態となる。
また、本実施形態の場合、移管先サーバ装置120がサービス事業の移管を受ける動作については、上記の第1の実施形態と同様に、図7を用いて説明することができる。
ただし、本実施形態の場合、サービス移管受け手段122は、移管仲介用サーバ装置100からコンピュータプログラム、データ及びスナップショットを受信したか否かの監視を行う(ステップS21)。
また、サービス移管受け手段122は、移管仲介用サーバ装置100側のサービス移管送り手段107によるステップS57(図11)の処理を受けて、移管仲介用サーバ装置100と移管先サーバ装置120とにより分散クラスタシステムを構成する処理を行う(ステップS23)。
そして、移管先サービス運用手段123は、移管の時期が到来するまでは、復元したサービス運用サイトを用いて、移管仲介用サーバ装置100のサービス代行手段106との協働によりサービス事業を運用する(ステップS24)。
その後、移管仲介用サーバ装置100が分散クラスタシステムから離脱すると、移管先サービス運用手段123は、単独で(移管先サーバ装置120のみにより)サービス事業を運用するようになる。
こうして、移管元サーバ装置110から、移管仲介用サーバ装置100による代行期間を経て、移管先サーバ装置120へと、サービス事業を移管することができる。
以上のような第3の実施形態によれば、移管元が移管を希望する第1の時期よりも、移管先が移管を希望する第2の時期の方が後である場合に、第1の時期から第2の時期までの期間は、移管仲介用サーバ装置100にてサービス事業を代行するので、第1の時期から第2の時期までの期間においても、顧客向けのサービスを途絶えさせないようにして、移管元サーバ装置110から移管先サーバ装置120へとサービス事業を移管することができる。
〔第4の実施形態〕
第4の実施形態では、第3の実施形態のように移管仲介用サーバ装置100がサービス運用を代行する場合において、その代行費用(代行価格)について交渉する動作を、移管仲介用サーバ装置100が行う例を説明する。交渉する内容は、例えば、移管元事業者と移管先事業者との負担割合である。
本実施形態の場合、以下に説明する点でのみ、上記の第3の実施形態と相違する。
図12は第4の実施形態の場合の移管仲介用サーバ装置100の制御部2の機能的構成を示すブロック図である。
図12に示すように、本実施形態の場合、移管仲介用サーバ装置100の制御部2は、移管元情報受理登録手段101、移管先情報受理登録手段102、マッチング手段103、通知手段104、サービス移管受け手段105、サービス代行手段106及びサービス移管送り手段107として機能する他に、サービス代行価格交渉手段108としても機能する。
サービス代行価格交渉手段108は、移管元サーバ装置110及び移管先サーバ装置120との間で、サービス運用の代行価格の交渉を行う。サービス運用の代行価格とは、移管仲介用サーバ装置100がサービス運用を代行することの対価として、仲介業者が、移管元事業者及び移管先事業者のうち少なくとも一方に対して請求する代金を意味する。
次に、動作を説明する。
図13は第4の実施形態の場合の移管仲介用サーバ装置100の制御部2の動作の流れを示すフローチャートである。
本実施形態では、移管仲介用サーバ装置100は、図5の動作の代わりに、図13の動作を行う。
図13において、ステップS1〜S8までの動作は、上記の第3の実施形態と同様である。
ステップS8に続いては、サービス代行価格交渉手段108が、移管元サーバ装置110及び移管先サーバ装置120との間で、サービス運用の代行価格の交渉を行う(ステップS9)。
交渉する内容は、例えば、移管元事業者と移管先事業者との負担割合である。
この交渉に先立って、サービス代行価格交渉手段108は、代行価格の金額を算出する。すなわち、例えば、上記(1−6)のパラメータ(例えば、運用に要するスタッフの数と、単位期間当たりの使用電力量)と、移管仲介用サーバ装置100が設定されている地域の人件費の相場及び電気料金の単価とに基づいて、ランニングコストを算出する。次に、算出したランニングコストに、所定の代行手数料(例えば、代行する期間の長さに応じて算出した代行手数料)を加算することにより、代行価格の金額を求める。
次に、ステップS9では、例えば、次のような処理を行うことにより、交渉を進める。
先ず、上記のようにして求めた代行価格を移管元サーバ装置110及び移管先サーバ装置120に通知する。
その後、サービス代行価格交渉手段108は、移管元サーバ装置110からは移管元事業者が希望する負担割合を取得する。すなわち、例えば、代行価格を確認した移管元サーバ装置110のオペレータが、負担割合を入力し、該負担割合を移管仲介用サーバ装置100に送信させる操作を行う結果として、負担割合を取得する。
同様に、サービス代行価格交渉手段108は、移管先サーバ装置120からは移管先事業者が希望する負担割合を取得する。
そして、これらの負担割合の合計が100%に満たなければ、合計が100%となるように、移管元及び移管先と、それぞれ負担割合の交渉を行う。
すなわち、移管元サーバ装置110には移管元が希望する負担割合よりも多い割合を提示(送信)する一方で、移管先サーバ装置120には移管先が希望する負担割合よりも多い割合を提示(送信)し、その提示に対する返答(提示された割合を受諾するか否か)が移管元サーバ装置110及び移管先サーバ装置120から送信されるのを待つ。
その結果、移管元及び移管先により受諾された負担割合の合計が100%となれば、最終的な負担割合を移管元サーバ装置110及び移管先サーバ装置120に通知する(ステップS10)。
また、移管元及び移管先により受諾された負担割合の合計が100%に満たなければ、引き続き交渉を続ける。
また、最初に移管元及び移管先から取得した負担割合の合計が100%以上であれば、合計が100%となるようにそれぞれの負担割合を減らした上で、最終的な負担割合を移管元サーバ装置110及び移管先サーバ装置120に通知する(ステップS10)。
なお、上記の第3の実施形態では、マッチングの成立の通知(ステップS8)を契機として、移管を開始する説明としたが、第4の実施形態では、最終的な負担割合の通知(ステップS10)を契機として、移管を開始することが好ましい。
すなわち、マッチングの成立の通知を受けた移管元サーバ装置110の動作についても、上記の第3の実施形態と同様に、図6を用いて説明することができるが、第4の本実施形態の場合、図6のステップS11では、移管仲介用サーバ装置100から、最終的な負担割合の通知を受けたか否かの監視を行い、その通知を受けた場合に(ステップS11のYes)、ステップS12からの処理を行う。
移管元サーバ装置110による図6の処理を受けた移管仲介用サーバ装置100の動作(図11)と、移管仲介用サーバ装置100による図11の処理を受けた移管先サーバ装置120の動作(図7)については、上記の第3の実施形態と同様である。
以上のような第4の実施形態によれば、移管仲介用サーバ装置100によるサービス運用に要する代行価格の、移管元及び移管先での負担割合の交渉を、移管仲介用サーバ装置100のサービス代行価格交渉手段108が行うので、その代行価格の負担割合を合理的に決定できる。
なお、上記の第4の実施形態では、代行価格の負担割合のみをサービス代行価格交渉手段108が交渉する説明としたが、代行価格自体の交渉も行うようにしても良い。
また、上記の第3及び第4の実施形態の場合においても、上記の第2の実施形態と同様に、移管先サーバ装置120にて移管を受けることを受諾した場合にのみ、移管を行うようにしても良い。
また、上記の第3及び第4の実施形態では、第1の時期よりも第2の時期の方が後であることを前提としており、それ以外の場合の動作を省略した例を説明したが、マッチングにおいて第1の時期よりも第2の時期の方が後であるか否かを判定し、第1の時期よりも第2の時期の方が後である場合には、上記の第3及び第4の実施形態と同様に、移管仲介用サーバ装置100による代行期間を経て、移管元サーバ装置110から移管先サーバ装置120へとサービス事業を移管する一方で、第1の時期よりも第2の時期の方が後ではない場合(具体的には、例えば、第1の時期と第2の時期とが合致する場合)には、上記の第1の実施形態と同様に移管元サーバ装置110から移管先サーバ装置120へとサービス事業を直接移管するようにすれば良い。また、この場合にも、上記の第2の実施形態と同様に、移管先サーバ装置120にて移管を受けることを受諾した場合にのみ、移管を行うようにしても良い。
実施形態に係るソフトウェアサービス事業移管システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の場合における移管仲介用サーバ装置の制御部の機能的構成を示すブロック図である。 移管元サーバ装置の制御部の機能的構成を示すブロック図である。 移管先サーバ装置の制御部の機能的構成を示すブロック図である。 移管仲介用サーバ装置の制御部の動作の流れを示すフローチャートである。 移管元サーバ装置の動作の流れを示すフローチャートである。 移管先サーバ装置がサービス事業の移管を受ける動作の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態の場合に、移管先サーバ装置がマッチング成立通知を受信し、移管を受諾するか否かを判定する動作の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態の場合に、移管仲介用サーバ装置が移管先サーバ装置からの判定結果を受信するときの動作の流れを示すフローチャートである。 第3の実施形態の場合の移管仲介用サーバ装置の制御部の機能的構成を示すブロック図である。 移管仲介用サーバ装置がサービス事業を代行する動作の流れを示すフローチャートである。 第4の実施形態の場合の移管仲介用サーバ装置の制御部の機能的構成を示すブロック図である。 第4の実施形態の場合の移管仲介用サーバ装置の制御部の動作の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 ソフトウェアサービス事業移管システム
100 移管仲介用サーバ装置
101 移管先情報受理登録手段
102 移管先情報受理登録手段
103 マッチング手段
104 通知手段
105 サービス移管送り手段
106 サービス代行手段
107 サービス移管送り手段
108 サービス代行価格交渉手段
110 移管元サーバ装置
111 移管元情報送信手段
112 サービス移管送り手段
113 移管元サービス運用手段
120 移管先サーバ装置
121 移管先情報受理登録手段
122 サービス移管受け手段
123 移管先サービス運用手段

Claims (26)

  1. ソフトウェアをネットワークを介してクライアントに提供するサービス事業の移管元事業者が有する移管元サーバ装置と、前記サービス事業の移管先事業者が有する移管先サーバ装置と、前記サービス事業の移管を仲介する移管仲介用サーバ装置と、を備え、
    前記移管仲介用サーバ装置は、前記移管元事業者が移管したいサービス事業に関する条件を示す情報である移管元条件情報と、前記移管先事業者が移管を受けたいサービス事業に関する条件を示す情報である移管先条件情報と、を比較することにより双方の中に互いに条件が合致するものが存在するか否かを判定し、合致するものが存在すると判定した場合に、その旨を前記移管元サーバ装置及び前記移管先サーバ装置に通知し、
    前記移管元サーバ装置は、前記移管仲介用サーバ装置からの通知を受けると、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管先サーバ装置に送信する移管処理を実行することを特徴とするソフトウェアサービス事業移管システム。
  2. ソフトウェアをネットワークを介してクライアントに提供するサービス事業の移管元事業者が有する移管元サーバ装置と、前記サービス事業の移管先事業者が有する移管先サーバ装置と、前記サービス事業の移管を仲介する移管仲介用サーバ装置と、を備え、
    前記移管仲介用サーバ装置は、前記移管元事業者が移管したいサービス事業に関する条件を示す情報である移管元条件情報と、前記移管先事業者が移管を受けたいサービス事業に関する条件を示す情報である移管先条件情報と、を比較することにより双方の中に互いに条件が合致するものが存在するか否かを判定し、合致するものが存在すると判定した場合にその旨を該当する移管元条件情報とともに前記移管先サーバ装置に通知し、
    前記移管先サーバ装置は、前記移管仲介用サーバ装置からの通知を受けた場合において、前記サービス事業の移管を受諾することを前記移管元条件情報に基づいて判断した場合に、その旨を前記移管仲介用サーバ装置に通知し、
    前記移管仲介用サーバ装置は、前記移管先サーバ装置からの通知を受けると、その旨を前記移管元サーバ装置に通知し、
    前記移管元サーバ装置は、前記移管仲介用サーバ装置からの通知を受けると、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管先サーバ装置に送信する移管処理を実行することを特徴とするソフトウェアサービス事業移管システム。
  3. ソフトウェアをネットワークを介してクライアントに提供するサービス事業の移管元事業者が有する移管元サーバ装置と、前記サービス事業の移管先事業者が有する移管先サーバ装置と、前記サービス事業の移管を仲介する移管仲介用サーバ装置と、を備え、
    前記移管仲介用サーバ装置は、前記移管元事業者が移管したいサービス事業に関する条件を示す情報である移管元条件情報と、前記移管先事業者が移管を受けたいサービス事業に関する条件を示す情報である移管先条件情報と、を比較することにより、双方の中に互いに条件が合致するものが存在するか否かと、前記移管元事業者が前記サービス事業の移管を希望する第1の時期よりも前記移管先事業者が前記サービス事業の移管を希望する第2の時期が後であるか否かと、を判定し、条件が合致するものが存在し、且つ、前記第1の時期よりも前記第2の時期が後である場合に、その旨を前記移管元サーバ装置及び前記移管先サーバ装置に通知し、
    前記移管元サーバ装置は、前記移管仲介用サーバ装置からの通知を受けると、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管仲介用サーバ装置に送信する第1の移管処理を実行し、
    前記移管仲介用サーバ装置は、前記移管元サーバ装置から前記コンピュータプログラム及びデータを受信すると、これらコンピュータプログラム及びデータを用いてサービス運用サイトを復元し、該復元したサービス運用サイトを用いて、前記第1の時期から前記第2の時期までの期間において前記サービス事業を代行して運用し、前記第2の時期が近づくと、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管先サーバ装置に送信する第2の移管処理を実行することを特徴とするソフトウェアサービス事業移管システム。
  4. ソフトウェアをネットワークを介してクライアントに提供するサービス事業の移管元事業者が有する移管元サーバ装置と、前記サービス事業の移管先事業者が有する移管先サーバ装置と、前記サービス事業の移管を仲介する移管仲介用サーバ装置と、を備え、
    前記移管仲介用サーバ装置は、前記移管元事業者が移管したいサービス事業に関する条件を示す情報である移管元条件情報と、前記移管先事業者が移管を受けたいサービス事業に関する条件を示す情報である移管先条件情報と、を比較することにより、双方の中に互いに条件が合致するものが存在するか否かと、前記移管元事業者が前記サービス事業の移管を希望する第1の時期よりも前記移管先事業者が前記サービス事業の移管を希望する第2の時期が後であるか否かと、を判定し、条件が合致するものが存在し、且つ、前記第1の時期よりも前記第2の時期が後である場合には、その旨を示す第1の通知を前記移管元サーバ装置及び前記移管先サーバ装置に送信する一方で、条件が合致するものが存在し、且つ、前記第1の時期よりも前記第2の時期が後ではない場合には、その旨を示す第2の通知を前記移管元サーバ装置及び前記移管先サーバ装置に送信し、
    前記移管元サーバ装置は、前記移管仲介用サーバ装置から前記第1の通知を受けると、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管仲介用サーバ装置に送信する第1の移管処理を実行し、
    前記移管仲介用サーバ装置は、前記移管元サーバ装置から前記コンピュータプログラム及びデータを受信すると、これらコンピュータプログラム及びデータを用いてサービス運用サイトを復元し、該復元したサービス運用サイトを用いて、前記第1の時期から前記第2の時期までの期間において前記サービス事業を代行して運用し、前記第2の時期が近づくと、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管先サーバ装置に送信する第2の移管処理を実行し、
    前記移管元サーバ装置は、前記移管仲介用サーバ装置から前記第2の通知を受けると、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管先サーバ装置に送信する第2の移管処理を実行することを特徴とするソフトウェアサービス事業移管システム。
  5. ソフトウェアをネットワークを介してクライアントに提供するサービス事業の移管元事業者が有する移管元サーバ装置と、前記サービス事業の移管先事業者が有する移管先サーバ装置と、前記サービス事業の移管を仲介する移管仲介用サーバ装置と、を備え、
    前記移管仲介用サーバ装置は、前記移管元事業者が移管したいサービス事業に関する条件を示す情報である移管元条件情報と、前記移管先事業者が移管を受けたいサービス事業に関する条件を示す情報である移管先条件情報と、を比較することにより、双方の中に互いに条件が合致するものが存在するか否かと、前記移管元事業者が前記サービス事業の移管を希望する第1の時期よりも前記移管先事業者が前記サービス事業の移管を希望する第2の時期が後であるか否かと、を判定し、条件が合致するものが存在し、且つ、前記第1の時期よりも前記第2の時期が後である場合に、その旨を該当する移管元条件情報とともに前記移管先サーバ装置に通知し、
    前記移管先サーバ装置は、前記移管仲介用サーバ装置からの通知を受けた場合において、前記サービス事業の移管を受諾することを前記移管元条件情報に基づいて判断した場合に、その旨を前記移管仲介用サーバ装置に通知し、
    前記移管仲介用サーバ装置は、前記移管先サーバ装置からの通知を受けると、その旨を前記移管元サーバ装置に通知し、
    前記移管元サーバ装置は、前記移管仲介用サーバ装置からの通知を受けると、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管仲介用サーバ装置に送信する第1の移管処理を実行し、
    前記移管仲介用サーバ装置は、前記移管元サーバ装置から前記コンピュータプログラム及びデータを受信すると、これらコンピュータプログラム及びデータを用いてサービス運用サイトを復元し、該復元したサービス運用サイトを用いて、前記第1の時期から前記第2の時期までの期間において前記サービス事業を代行して運用し、前記第2の時期が近づくと、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管先サーバ装置に送信する第2の移管処理を実行することを特徴とするソフトウェアサービス事業移管システム。
  6. ソフトウェアをネットワークを介してクライアントに提供するサービス事業の移管元事業者が有する移管元サーバ装置と、前記サービス事業の移管先事業者が有する移管先サーバ装置と、前記サービス事業の移管を仲介する移管仲介用サーバ装置と、を備え、
    前記移管仲介用サーバ装置は、前記移管元事業者が移管したいサービス事業に関する条件を示す情報である移管元条件情報と、前記移管先事業者が移管を受けたいサービス事業に関する条件を示す情報である移管先条件情報と、を比較することにより、双方の中に互いに条件が合致するものが存在するか否かと、前記移管元事業者が前記サービス事業の移管を希望する第1の時期よりも前記移管先事業者が前記サービス事業の移管を希望する第2の時期が後であるか否かと、を判定し、条件が合致するものが存在し、且つ、前記第1の時期よりも前記第2の時期が後である場合には、その旨を示す第1の通知を前記移管元サーバ装置及び前記移管先サーバ装置に送信する一方で、条件が合致するものが存在し、且つ、前記第1の時期よりも前記第2の時期が後ではない場合には、その旨を示す第2の通知を前記移管元サーバ装置及び前記移管先サーバ装置に送信し、
    前記移管先サーバ装置は、前記移管仲介用サーバ装置から前記第1の通知を受けた場合において、前記サービス事業の移管を受諾することを前記移管元条件情報に基づいて判断した場合には、その旨を示す第3の通知を前記移管仲介用サーバ装置に通知し、
    前記移管仲介用サーバ装置は、前記移管先サーバ装置から第3の通知を受けると、その旨を示す第4の通知を前記移管元サーバ装置に通知し、
    前記移管元サーバ装置は、前記移管仲介用サーバ装置から前記第4の通知を受けると、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管仲介用サーバ装置に送信する第1の移管処理を実行し、
    前記移管仲介用サーバ装置は、前記移管元サーバ装置から前記コンピュータプログラム及びデータを受信すると、これらコンピュータプログラム及びデータを用いてサービス運用サイトを復元し、該復元したサービス運用サイトを用いて、前記第1の時期から前記第2の時期までの期間において前記サービス事業を代行して運用し、前記第2の時期が近づくと、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管先サーバ装置に送信する第2の移管処理を実行し、
    前記移管先サーバ装置は、前記移管仲介用サーバ装置から前記第2の通知を受けた場合において、前記サービス事業の移管を受諾することを前記移管元条件情報に基づいて判断した場合には、その旨を示す第5の通知を前記移管仲介用サーバ装置に通知し、
    前記移管仲介用サーバ装置は、前記移管先サーバ装置から第5の通知を受けると、その旨を示す第6の通知を前記移管元サーバ装置に通知し、
    前記移管元サーバ装置は、前記移管仲介用サーバ装置から前記第6の通知を受けると、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管先サーバ装置に送信する第2の移管処理を実行することを特徴とするソフトウェアサービス事業移管システム。
  7. 前記移管先サーバ装置は、前記移管仲介用サーバ装置から前記コンピュータプログラム及びデータを受信すると、これらコンピュータプログラム及びデータを用いてサービス運用サイトを復元し、前記第2の時期が到来すると、該復元したサービス運用サイトを用いて前記サービス事業を運用することを特徴とする請求項3乃至6のいずれか一項に記載のソフトウェアサービス事業移管システム。
  8. 前記移管元サーバ装置から前記移管仲介用サーバ装置への前記サービス事業の移管に際して、一時的に前記移管元サーバ装置と前記移管仲介用サーバ装置とにより分散クラスタシステムを構成した状態で、前記移管元サーバ装置と前記移管仲介用サーバ装置との協働により前記サービス事業を運用した後で、
    前記移管元サーバ装置が前記分散クラスタシステムから離脱することにより、前記移管仲介用サーバ装置が単独で前記サービス事業を運用する状態に移行することを特徴とする請求項3乃至7のいずれか一項に記載のソフトウェアサービス事業移管システム。
  9. 前記移管元サーバ装置から前記移管仲介用サーバ装置への前記サービス事業の移管に際して行う移管処理には、前記サービス事業の運用に用いられている前記移管元サーバ装置の主記憶イメージのスナップショットを前記移管仲介用サーバ装置に送信する処理も含まれ、
    前記移管仲介用サーバ装置は、前記移管元サーバ装置から前記コンピュータプログラム、前記データ及び前記スナップショットを受信すると、これらコンピュータプログラム、データ及びスナップショットを用いてサービス運用サイトを復元することを特徴とする請求項3乃至8のいずれか一項に記載のソフトウェアサービス事業移管システム。
  10. 前記移管仲介用サーバ装置から前記移管先サーバ装置への前記サービス事業の移管に際して、一時的に前記移管仲介用サーバ装置と前記移管先サーバ装置とにより分散クラスタシステムを構成した状態で、前記移管仲介用サーバ装置と前記移管先サーバ装置との協働により前記サービス事業を運用した後で、
    前記移管仲介用サーバ装置が前記分散クラスタシステムから離脱することにより、前記移管先サーバ装置が単独で前記サービス事業を運用する状態に移行することを特徴とする請求項3乃至9のいずれか一項に記載のソフトウェアサービス事業移管システム。
  11. 前記移管仲介用サーバ装置から前記移管先サーバ装置への前記サービス事業の移管に際して行う移管処理には、前記サービス事業の運用に用いられている前記移管仲介用サーバ装置の主記憶イメージのスナップショットを前記移管先サーバ装置に送信する処理も含まれ、
    前記移管先サーバ装置は、前記移管仲介用サーバ装置から前記コンピュータプログラム、前記データ及び前記スナップショットを受信すると、これらコンピュータプログラム、データ及びスナップショットを用いてサービス運用サイトを復元することを特徴とする請求項3乃至10のいずれか一項に記載のソフトウェアサービス事業移管システム。
  12. 前記移管仲介用サーバ装置は、前記サービス事業の代行費用を、前記移管元サーバ装置と前記移管先サーバ装置とのうちの少なくとも一方と交渉する処理を行うことを特徴とする請求項3乃至11のいずれか一項に記載のソフトウェアサービス事業移管システム。
  13. 前記移管先サーバ装置は、前記移管元サーバ装置から前記コンピュータプログラム及びデータを受信すると、これらコンピュータプログラム及びデータを用いてサービス運用サイトを復元し、該復元したサービス運用サイトを用いて、前記サービス事業を運用することを特徴とする請求項1、2、4、6のいずれか一項に記載のソフトウェアサービス事業移管システム。
  14. 前記移管元サーバ装置から前記移管先サーバ装置への前記サービス事業の移管に際して、一時的に前記移管元サーバ装置と前記移管先サーバ装置とにより分散クラスタシステムを構成した状態で、前記移管元サーバ装置と前記移管先サーバ装置との協働により前記サービス事業を運用した後で、
    前記移管元サーバ装置が前記分散クラスタシステムから離脱することにより、前記移管先サーバ装置が単独で前記サービス事業を運用する状態に移行することを特徴とする請求項13に記載のソフトウェアサービス事業移管システム。
  15. 前記移管元サーバ装置から前記移管先サーバ装置への前記サービス事業の移管に際して行う移管処理には、前記サービス事業の運用に用いられている前記移管元サーバ装置の主記憶イメージのスナップショットを前記移管先サーバ装置に送信する処理も含まれ、
    前記移管先サーバ装置は、前記移管元サーバ装置から前記コンピュータプログラム、前記データ及び前記スナップショットを受信すると、これらコンピュータプログラム、データ及びスナップショットを用いてサービス運用サイトを復元することを特徴とする請求項13又は14に記載のソフトウェアサービス事業移管システム。
  16. ソフトウェアをネットワークを介してクライアントに提供するサービス事業の移管元事業者が有する移管元サーバ装置から、前記サービス事業の移管先事業者が有する移管先サーバ装置への、前記サービス事業の移管を仲介する移管仲介用サーバ装置であって、
    前記移管元事業者が移管したいサービス事業に関する条件を示す情報である移管元条件情報と、前記移管先事業者が移管を受けたいサービス事業に関する条件を示す情報である移管先条件情報と、を比較することにより、双方の中に互いに条件が合致するものが存在するか否かと、前記移管元事業者が前記サービス事業の移管を希望する第1の時期よりも前記移管先事業者が前記サービス事業の移管を希望する第2の時期が後であるか否かと、を判定し、条件が合致するものが存在し、且つ、前記第1の時期よりも前記第2の時期が後である場合に、その旨を前記移管元サーバ装置及び前記移管先サーバ装置に通知し、
    前記通知を受けた前記移管元サーバ装置から、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを受信すると、これらコンピュータプログラム及びデータを用いてサービス運用サイトを復元し、該復元したサービス運用サイトを用いて、前記第1の時期から前記第2の時期までの期間において前記サービス事業を代行して運用し、
    前記第2の時期が近づくと、前記サービス事業の運用に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管先サーバ装置に送信することを特徴とする移管仲介用サーバ装置。
  17. 前記サービス事業の代行費用を、前記移管元サーバ装置と前記移管先サーバ装置とのうちの少なくとも一方と交渉する処理を行うことを特徴とする請求項16に記載の移管仲介用サーバ装置。
  18. ソフトウェアをネットワークを介してクライアントに提供するサービス事業の移管元事業者が有する移管元サーバ装置であって、
    前記サービス事業の移管先事業者が有する移管先サーバ装置への、前記サービス事業の移管を仲介する移管仲介用サーバ装置から、移管の実行の契機となる通知を受けると、
    前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを、前記移管先サーバ装置又は前記移管仲介用サーバ装置に送信する移管処理を実行することを特徴とする移管元サーバ装置。
  19. 当該移管元サーバ装置から前記移管先サーバ装置への前記サービス事業の移管に際して、一時的に、当該移管元サーバ装置及び前記移管先サーバ装置により、又は、当該移管元サーバ装置及び前記移管仲介用サーバ装置により、分散クラスタシステムを構成した状態で、これら両サーバ装置の協働により前記サービス事業を運用した後で、
    当該移管元サーバ装置が前記分散クラスタシステムから離脱することにより、前記移管先サーバ装置又は前記移管仲介用サーバ装置が単独で前記サービス事業を運用する状態に移行させることを特徴とする請求項18に記載の移管元サーバ装置。
  20. ソフトウェアをネットワークを介してクライアントに提供するサービス事業の移管先事業者が有する移管先サーバ装置であって、
    前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを受信すると、これらコンピュータプログラム及びデータを用いてサービス運用サイトを復元し、該復元したサービス運用サイトを用いて、前記サービス事業を運用することを特徴とする移管先サーバ装置。
  21. 前記移管元サーバ装置から当該移管先サーバ装置への前記サービス事業の移管を受諾するか否かの問い合わせを、該移管を仲介する移管仲介用サーバ装置から受けると、該移管を受諾するか否かを判断し、その判断結果を前記移管仲介用サーバ装置に通知し、
    その後、前記移管元サーバ装置又は前記移管仲介用サーバ装置から、前記コンピュータプログラム及びデータを受信すると、これらコンピュータプログラム及びデータを用いてサービス運用サイトを復元し、該復元したサービス運用サイトを用いて、前記サービス事業を運用することを特徴とする請求項20に記載の移管先サーバ装置。
  22. ソフトウェアをネットワークを介してクライアントに提供するサービス事業の移管元事業者が有する移管元サーバ装置と、前記サービス事業の移管先事業者が有する移管先サーバ装置と、前記サービス事業の移管を仲介する移管仲介用サーバ装置と、の協働により、前記サービス事業を前記移管元サーバ装置から前記移管先サーバ装置に移管するソフトウェアサービス事業移管方法であって、
    前記移管元事業者が移管したいサービス事業に関する条件を示す情報である移管元条件情報と、前記移管先事業者が移管を受けたいサービス事業に関する条件を示す情報である移管先条件情報と、を比較することにより双方の中に互いに条件が合致するものが存在するか否かを判定する第1の過程と、
    合致するものが存在すると判定した場合にその旨を前記移管仲介用サーバ装置から移管元サーバ装置及び前記移管先サーバ装置に通知する第2の過程と、
    前記通知を受けた前記移管元サーバ装置が、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管先サーバ装置に送信する第3の過程と、
    を備えることを特徴とするソフトウェアサービス事業移管方法。
  23. 前記移管元サーバ装置から前記コンピュータプログラム及びデータを受信した前記移管先サーバ装置が、これらコンピュータプログラム及びデータを用いてサービス運用サイトを復元し、該復元したサービス運用サイトを用いて、前記サービス事業を運用する第4の過程を備えることを特徴とする請求項22に記載のソフトウェアサービス事業移管方法。
  24. ソフトウェアをネットワークを介してクライアントに提供するサービス事業の移管元事業者が有する移管元サーバ装置から、前記サービス事業の移管先事業者が有する移管先サーバ装置への、前記サービス事業の移管を仲介する移管仲介用サーバ装置の制御部が実行するプログラムであって、
    前記移管元事業者が移管したいサービス事業に関する条件を示す情報である移管元条件情報と、前記移管先事業者が移管を受けたいサービス事業に関する条件を示す情報である移管先条件情報と、を比較することにより、双方の中に互いに条件が合致するものが存在するか否かを判定する処理と、
    前記移管元事業者が前記サービス事業の移管を希望する第1の時期よりも前記移管先事業者が前記サービス事業の移管を希望する第2の時期が後であるか否かを判定する処理と、
    条件が合致するものが存在し、且つ、前記第1の時期よりも前記第2の時期が後である場合に、その旨を前記移管元サーバ装置及び前記移管先サーバ装置に通知する処理と、
    前記通知を受けた前記移管元サーバ装置から、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを受信すると、これらコンピュータプログラム及びデータを用いてサービス運用サイトを復元する処理と、
    前記復元したサービス運用サイトを用いて、前記第1の時期から前記第2の時期までの期間において前記サービス事業を代行して運用する処理と、
    前記第2の時期が近づくと、前記サービス事業の運用に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管先サーバ装置に送信する処理と、
    を前記制御部に実行させることを特徴とするプログラム。
  25. ソフトウェアをネットワークを介してクライアントに提供するサービス事業の移管元事業者が有する移管元サーバ装置の制御部が実行するプログラムであって、
    前記サービス事業の移管の実行の契機となる通知を、前記サービス事業の移管を仲介する移管仲介用サーバ装置から前記移管元サーバ装置が受けると、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを前記移管先サーバ装置に送信する移管処理を前記制御部に実行させることを特徴とするプログラム。
  26. ソフトウェアをネットワークを介してクライアントに提供するサービス事業の移管先事業者が有する移管先サーバ装置の制御部が実行するプログラムであって、
    前記移管先サーバ装置が、前記サービス事業の移管元事業者が有する移管元サーバ装置から、前記サービス事業の運用に用いられるサービス運用サイトの動作に必要なコンピュータプログラム及びデータを受信すると、これらコンピュータプログラム及びデータを用いてサービス運用サイトを復元する処理と、
    前記復元したサービス運用サイトを用いて、前記サービス事業を運用する処理と、
    を前記制御部に実行させることを特徴とするプログラム。
JP2008056458A 2008-03-06 2008-03-06 ソフトウェアサービス事業移管システム及びその移管仲介用サーバ装置 Active JP5136125B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008056458A JP5136125B2 (ja) 2008-03-06 2008-03-06 ソフトウェアサービス事業移管システム及びその移管仲介用サーバ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008056458A JP5136125B2 (ja) 2008-03-06 2008-03-06 ソフトウェアサービス事業移管システム及びその移管仲介用サーバ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009211638A JP2009211638A (ja) 2009-09-17
JP5136125B2 true JP5136125B2 (ja) 2013-02-06

Family

ID=41184687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008056458A Active JP5136125B2 (ja) 2008-03-06 2008-03-06 ソフトウェアサービス事業移管システム及びその移管仲介用サーバ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5136125B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101737578B1 (ko) * 2015-11-27 2017-05-18 한국비앤에스시스템 주식회사 자동 생성된 sql 구문에 대한 자동 튜닝 방법 및 장치

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002049783A (ja) * 2000-08-07 2002-02-15 Gci:Kk 事業売買仲介システム
JP2002229661A (ja) * 2001-02-06 2002-08-16 Konica Corp ライセンスソフトウェアの譲渡仲介サーバ、譲渡仲介システム及び譲渡仲介方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009211638A (ja) 2009-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101535978B (zh) 分布式服务器系统中的消息转发备份管理器
US7490153B1 (en) Smart nodes for providing interoperability among a plurality of web services in a chain and dynamically orchestrating associated processes
US10735262B1 (en) System and method for self-orchestrated canary release deployment within an API gateway architecture
CN108681777B (zh) 一种基于分布式系统的机器学习程序运行的方法和装置
JPWO2007148562A1 (ja) 共有管理システム、共有管理方法およびプログラム
CN102823221A (zh) 网络资源租赁
JP6901290B2 (ja) クラウド中継装置、クラウド接続処理方法、及びプログラム
CN101014019A (zh) 一种系统间消息转发的通讯方法
WO2013097363A1 (zh) 一种调度数据共享装置的方法及系统
JP5136125B2 (ja) ソフトウェアサービス事業移管システム及びその移管仲介用サーバ装置
JP5353714B2 (ja) サーバシステムとそのイベントメッセージ送信方法
JP2015225405A (ja) 通信システムおよびその制御方法、端末およびその制御方法、並びにプログラム
JP2006243985A (ja) メッセージ通知システム及びその方法並びにそれに用いるサーバ
CN102939598A (zh) 基于http的客户机-服务器通信系统和方法
JP6368157B2 (ja) 通信システムとその制御方法
JP2009157786A (ja) メッセージ送信制御方法、メッセージ送信制御装置、及びメッセージ送信制御プログラム
JP5348907B2 (ja) サービス監視システムおよび方法
CN109062599A (zh) 微服务架构下代码更新的管理方法和装置
JP6577907B2 (ja) 通信監視装置および通信監視方法
JP2005182445A (ja) 保守管理システムおよび電子機器および保守管理方法およびプログラムおよび記録媒体
US20110167006A1 (en) Method and system for a real-time case exchange in a service management environment
JP5577140B2 (ja) 情報処理システム及び情報処理方法
US20120072545A1 (en) Remote maintenance and monitoring service framework for heterogeneous device and system
KR20130007508A (ko) 대리운전 서비스 중개 시스템 및 방법
JP2019061450A (ja) 情報処理装置、情報処理システム及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20090701

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100702

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121016

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121029

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5136125

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151122

Year of fee payment: 3