JP6901290B2 - クラウド中継装置、クラウド接続処理方法、及びプログラム - Google Patents

クラウド中継装置、クラウド接続処理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、クラウドサービスを利用するエッジ側の装置に関連するものである。
ハードウェアの低廉化により、数万円オーダーで良好なコンピューティング環境が得られるようになってきた。これにより、例えば小売業種の各店舗に、小型のコンピューターボックスを配置することで、ミニクラウド環境を作ることが可能となった。
小売店や、工場等では例えば監視アプリケーションをそれぞれの拠点(エッジ)に配置するケースが多く、これらをデータセンタ(クラウド)に配置することは好まれない。これは、迅速処理、通信料削減等のためである。
このため、エッジ側のミニクラウド環境に、必要となるアプリケーション(監視アプリ等リアルタイム性の高いもの)を配備し、クラウド側には統計解析等に十分な程度のデータのみをフィルタして転送し、バッチ的にAI解析等を行い、経営方針のカイゼンや設備投資計画の立案等に活かすといった、クラウドとエッジ、それぞれに適した役割をもたせたソリューションが注目されるようになった。これは、最近フォグコンピューティングと呼ばれている。
更に、クラウド側の統計解析処理等のアプリケーション機能についても、全てをフルスクラッチで作るのではなく、既存のSaaSサービス等と連携するマルチクラウドプラットフォーム連携によりスピーディーかつ低コストでのソリューション構築が注目されている。
また、最近注目を集めているSD−WANと組み合わせることで、エッジとクラウドの間のVPNをZTP(Zero Touch Provisioning)でスピーディーに構築することが可能となっている。これにより、クラウドとエッジを結ぶ基盤の構築が容易かつ低コストで実現できる。エッジコンピューティングソリューションをこのSD−WAN技術と組み合わせることで、低レイヤからアプリケーションレイヤまで全てのレイヤにまたがるインテグレーションとマネージメントを機動性高く行なうことが可能となる。
特開2015−103094号公報
しかし、上述したフォグコンピューティング等のエッジコンピューティングにおける従来技術では、エッジ側の装置において、クラウドプラットフォームとの連携部分のインテグレーションを個別にコーディングすることによりアプリケーションを開発する必要がある。例えば、プラットフォーム連携のために個別のAPI(Application Program Interface)やSDK(Software Development Kit)をアプリケーションに組み込むことによりアプリケーションを開発する手法が主に使われる。
上記の手法では、プラットフォーム連携部分とアプリケーション本来の機能とが一体化されてしまうため、開発後のアプリケーションのカスタマイズや機能の再利用、プラットフォームを別プラットフォームに変更したり追加すること等が難しい。また、エッジコンピューティングでは、オンライン時の動作とオフライン時の動作を意識してプラットフォーム機能を組み込んでいく必要があるが、個々の連携プラットフォームごとにその点を意識した開発をする必要があり開発に大きな手間がかかる。
すなわち、従来技術では、クラウドサービスを利用するエッジ側の装置において、使用するアプリケーションの開発に大きな手間がかかるとともに、アプリケーションから各種のクラウドサービスを柔軟に利用することができなかった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、クラウドサービスを利用するエッジ側の装置において、アプリケーションを従来より容易に開発でき、アプリケーションから各種のクラウドサービスを柔軟に利用することを可能とする技術を提供することを目的とする。
開示の技術によれば、クラウドサービス装置と接続可能なクラウド接続処理部と、
ユーザインタフェース部を含むアプリケーションと、
前記クラウド接続処理部と前記ユーザインタフェース部との間でデータの中継を行う中継部と、を備えるクラウド中継装置であって、
前記クラウド接続処理部は、
前記クラウドサービス装置と接続し、当該クラウドサービス装置との間でデータの送受信を行う接続部と、
前記接続部が前記クラウドサービス装置に接続されていない場合に、前記中継部から受信したデータを保持し、前記接続部が前記クラウドサービス装置に接続されたときに、前記保持したデータを前記接続部に送信し、前記クラウドサービス装置から前記接続部により受信した受信データを前記接続部から受信して前記中継部に送信するプロキシ部と、を備え、
前記ユーザインタフェース部は、前記中継部から受信した前記受信データの表示処理を行う
ことを特徴とするクラウド中継装置が提供される。
開示の技術によれば、クラウドサービスを利用するエッジ側の装置において、アプリケーションを従来より容易に開発でき、アプリケーションから各種のクラウドサービスを柔軟に利用することを可能とする技術が提供される。
本発明の実施の形態における通信システムの全体構成図である。 クラウド中継装置100の基本構成を示す図である。 クラウド中継装置100の詳細構成を示す図である。 コネクタモジュール111、プロキシモジュール115、及びアプリケーション130の詳細構成を示す図である。 プロキシモジュール115により実行されるオンライン/オフラインに応じた処理を示すフローチャートである。 クラウド中継装置100のハードウェア構成図である。 クラウド中継装置100の構築方法の例を説明するための図である。 デバイス400の自動発見方法の例を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(本実施の形態)を説明する。以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。
(システムの全体構成)
図1に、本実施の形態における通信システムの全体構成図を示す。図1に示すように、本実施の形態に係る通信システムは、各種のクラウドサービス(クラウドプラットフォームと称してもよい)を提供するクラウドサービス装置200、及びエッジ側の装置であるクラウド中継装置100を有する。なお、図1では、3つのクラウドサービス装置200と3つのクラウド中継装置100が示されているが、これらの数は例に過ぎず、それぞれ3以外の数であってもよい。
クラウドサービス装置200とクラウド中継装置100との間はネットワーク300で接続することができる。ネットワーク300は、例えばインターネットである。また、ネットワーク300は、無線ネットワーク(例:無線LAN、移動通信網)とインターネットからなるネットワークであってもよいし、その他のネットワークであってもよい。
クラウド中継装置100には、例えば、1つ又は複数のデバイス400が無線又は有線により接続される。デバイス400は例えばセンサ、カメラ等である。また、クラウド中継装置100は、物理的にはコンピュータであり、当該コンピュータ上でソフトウェア(プログラム)が実行されることでクラウド中継装置100の各機能が実現される。
図1に示す通信システムにより、前述したフォグコンピューティングが行われる。例えば、クラウド中継装置100は、デバイス400から収集したデータのリアルタイムモニタリングを行って、クラウドサービスを利用しない判断(例:閾値超過によるアラーム出力)を行うことが可能である。また、例えば、フィルタリングされたデータ(閾値超過したデータ)がクラウド中継装置100から特定のクラウドサービス装置200に送信され、クラウドサービス装置200が、例えば履歴データ(ビッグデータ)に基づく解析を行って、解析結果をクラウド中継装置100に通知する。
(クラウド中継装置100の基本構成及び基本動作)
図2を参照して、クラウド中継装置100の基本構成と基本動作を説明する。図2に示す例において、クラウドサービス装置200Aは、センサデータの解析等のクラウドサービスを提供し、クラウドサービス装置200Bは、地図上に目的物を表示する等の地図に関わるクラウドサービスを提供し、クラウドサービス装置200Cは、ビデオ通信等のクラウドサービスを提供する。
図2に示すように、クラウド中継装置100は、プロセスコンポーネント110、メッセージハブ120、アプリケーション130を有する。これらの機能部はそれぞれ、ソフトウェアモジュールが、クラウド中継装置100(コンピュータ)上で実行されることにより処理を実行する。
クラウド中継装置100には、プロセスコンポーネント110として、クラウドサービス毎のプロセスコンポーネントが備えられる。図2に示す例では、クラウドサービス装置200Aと接続するメトリクスコンポーネント110A、クラウドサービス装置200Bと接続する地図コンポーネント110B、及び、クラウドサービス装置200Cと接続するビデオコンポーネント110Cが備えられる。
各プロセスコンポーネントは、例えば、Docker(登録商標)コンポーネントとして提供される。ただし、プロセスコンポーネントを、Docker(登録商標)コンポーネントとして提供することは一例に過ぎず、他のソフトウェア技術を使用してプロセスコンポーネントを提供してもよい。
アプリケーション130は、例えば、デバイス400からのデータを収集し、ローカルでのリアルタイム判断を行うとともに、特定のデータ(全てのデータでもよい)をメッセージハブ120を介してプロセスコンポーネント110に送信する機能等を有する。アプリケーション130には、プロセスコンポーネント110が提供する各機能に対応するUI(User Interface)コンポーネントが含まれる。UIコンポーネントは主にデータ表示、ユーザ操作入力等のUIに関わる機能を持つが、UIコンポーネントが、上記のデータ収集、リアルタイム判断、データ送信等の機能も含んでもよい。
具体的には、アプリケーション130には、メトリクスコンポーネント110Aに対応するUIコンポーネント132A、地図コンポーネント110Bに対応するUIコンポーネント132B、ビデオコンポーネント110Cに対応するUIコンポーネント132Cが含まれる。なお、アプリケーション130に1つのUIコンポーネントを備え、当該1つのUIコンポーネントが、複数のプロセスコンポーネントのUI機能を提供することとしてもよい。
図2には、クラウド中継装置100の表示部上に、もしくはクラウド中継装置100に接続される表示装置上に、150で示す画面が表示されることが示されている。図2の例では、メトリクスコンポーネント110Aに対応するUIコンポーネント132Aにより、Aで示すセンサデータのグラフが表示され、地図コンポーネント110Bに対応するUIコンポーネント132Bにより、Bで示す地図情報が表示され、ビデオコンポーネント110Cに対応するUIコンポーネント132Cにより、ビデオ通話画面が表示されている。
画面Aは、クラウドサービス装置200Aのクラウドサービス(データ分析等)により提供されるデータを表示する画面である。UIコンポーネント132Aは、画面Aとして、クラウドサービスを経ていないリアルタイムデータの表示を行うことも可能である。
画面Bは、クラウドサービス装置200Bのクラウドサービス(位置情報提供等)により提供されるデータを表示する画面であり、画面Cは、クラウドサービス装置200Cのクラウドサービス(ビデオ通話等)により提供されるデータを表示する画面である。
アプリケーション130と、各プロセスコンポーネント(110A、110B、110C)はメッセージハブ120を介して連携する。メッセージハブ120は、例えば、通信プロトコルとしてMQTT(Message Queueing Telemetry Transport)を実装した機能部である。MQTTは、Publish/Subscribe型の通信を使用している。このPublish/Subscribe型では、メッセージの送信側をパブリッシャ、メッセージの受信側をサブスクライバに分け、MQTTブローカであるメッセージハブ120がメッセージの中継を行う。
このように、Publish/Subscribe型のメッセージハブ120を用いることで、アプリケーション130と各プロセスコンポーネントとの間の疎結合性を担保し、プラグアンドプレイによるアプリケーションの機能拡張とカスタマイズが容易になっている。また、再利用性も担保される。
クラウド中継装置100の基本的な動作は以下のとおりである。
まず、プロセスコンポーネント110が、クラウドサービス装置200と接続する。プロセスコンポーネント110は、クラウドサービス装置200から受信した受信データをメッセージハブ120に送信し、メッセージハブ120が、当該受信データをUIコンポーネント132に送信し、UIコンポーネント132が当該受信データの表示処理を行う。
また、メッセージハブ120が、UIコンポーネント132から送信データを受信し、当該送信データをプロセスコンポーネント110に送信し、プロセスコンポーネント110が、当該送信データをクラウドサービス装置200に送信する。
上記の構成により、アプリケーション130には、クラウドサービスとの接続を処理する機能を含める必要がないため、アプリケーション130を容易に開発できるとともに、アプリケーション130は各種のクラウドサービスを柔軟に利用できる。
(クラウド中継装置100の詳細構成)
図3及び図4は、クラウド中継装置100の構成をより詳細に示した図である。図3は、例として、1つのプロセスコンポーネント110が備えられる例を示している。図2の例のように複数のプロセスコンポーネントが備えられる場合でも、各プロセスコンポーネントは、図3及び図4に示す構成を有している。
<プロセスコンポーネント110について>
図3に示すように、プロセスコンポーネント110は、コネクタモジュール111、プロキシモジュール115、及びデータベース119を有する。なお、データベース119はプロキシモジュール115の内部に備えられていてもよい。
コネクタモジュール111は、クラウドサービス装置200と接続する。コネクタモジュール111は、例えば、図4(a)に示すように、認証部112、及びコネクション管理部113を含む。
コネクション管理部113は、例えば、設定に基づく所定時間間隔で、クラウドサービス装置200との接続を行う。接続を行うタイミングにおいて、コネクション管理部113は、接続開始から予め定めた時間だけ、あるいは、接続開始から、データベース119に格納されたデータが全てアップロードされるまでの時間だけ接続を維持し、当該時間が経過した時点でクラウドサービス装置200との接続を切断する。なお、この接続動作は一例であり、コネクション管理部113に対する設定等により、他の接続動作も可能である。また、コネクション管理部113は、クラウドサービス装置200との接続状態(接続中、切断中等)をプロキシモジュール115に通知する。
認証部112は、接続の際に、クラウドサービス装置200にID/パスワードを送信することで、クラウドサービス装置200から接続許可を得る機能部である。
図3に示すプロキシモジュール115は、メッセージハブ120と接続し、アプリケーション130から送信されたデータ(例:処理の要求)をメッセージハブ120から受信し、当該データをコネクタモジュール111に送信する処理を行う。また、プロキシモジュール115は、コネクタモジュール111からデータ(例:クラウドサービスにより得られたデータ)を受信し、当該データをメッセージハブ120に送信する処理を行う。
プロキシモジュール115は、例えば、図4(b)に示すように、データ変換部116、及びデータ中継部117を有する。データ中継部117は、メッセージハブ120からデータを受信し、当該データをコネクタモジュール111に送信する中継処理、及び、コネクタモジュール111からデータを受信し、当該データをメッセージハブ120に送信する中継処理を行う。データ変換部116は、これらの中継処理を行う際に、メッセージフォーマットやヘッダ等の変換が必要であれば、当該変換を実施する。
また、プロキシモジュール115は、オンライン/オフラインに応じた処理も行う。この処理は例えばデータ中継部117により実行される。この処理の例を図5のフローチャートを参照して説明する。
ステップS101において、プロキシモジュール115は、メッセージハブ120を介してアプリケーション130からのデータを受信する。
ステップS102において、プロキシモジュール115は、コネクタモジュール111から通知される接続状態の情報に基づいて、現時点でコネクタモジュール111がクラウドサービス装置200と接続中か否か(オンラインか否か)を判定する。
ステップS102においてオンラインであると判定された場合(ステップS102のYesの場合)、ステップS103に進み、プロキシモジュール115は、メッセージハブ120を介して受信したアプリケーション130からのデータをコネクタモジュール111に送信するとともに、データベース119にデータが格納されている場合には、当該データもコネクタモジュール111に送信する。コネクタモジュール111は、プロキシモジュール115から受信したデータをクラウドサービス装置200に送信する。
ステップS102においてオンラインでないと判定された場合(ステップS102のNoの場合)、ステップS104に進み、プロキシモジュール115は、メッセージハブ120を介して受信したアプリケーション130からのデータをデータベース119に格納する。その後、プロキシモジュール115は、例えば予め定めた時間間隔で、ステップS102の判定を行い、ステップS102の判定がYesになった時点で、ステップS103に進み、データベース119に格納されたデータをコネクタモジュール111に送信する。なお、アプリケーション130からのデータがない場合にステップS104に進む場合には、データベース119へのデータ格納は実施されない。
<メッセージハブ120について>
既に説明したように、図3に示すメッセージハブ120は、Publish/Subscribe型のプロトコルを用いてデータ(メッセージ)の中継を行う。具体的には、メッセージハブ120は、アプリケーション130からクラウドサービス側に向けて送信されるデータを受信する。当該データには、トピックが指定されている。当該トピックの指定は、UIコンポーネント132が行ってもよいし、UIコンポーネント132以外のアプリケーション130内部の機能部が行ってもよい。メッセージハブ120は、当該トピックのデータをサブスクライブする宛先のプロセスコンポーネント110に当該データを送信する。例えば、図2の例で、当該トピックが「地図サービス」であるとすると、メッセージは、地図コンポーネント110Bに送信される。
また、図3に示すメッセージハブ120は、プロセスコンポーネント110からデータを受信する。当該データには、トピックが指定されている。当該トピックの指定は、例えばプロキシモジュール115により行われる。また、当該トピックは、コネクタモジュール111が接続するクラウドサービスに対応するトピックである。そして、メッセージハブ120は、例えば、当該トピックのデータをサブスクライブするUIコンポーネント132に当該データを送信する。当該UIコンポーネント132は、例えば、コネクタモジュール111が接続するクラウドサービスに対応するUIコンポーネントである。
プロセスコンポーネント110と、アプリケーション130との間でやり取されるデータの形式は、例えばテキスト形式(JSONフォーマット)である。当該テキスト形式のデータに関しては、最低限の情報(transaction_id等)を除き、内部フォーマットを特に規定しないこととしてよい。最低限の内部フォーマットの規定として、例えば、認証に関する共通のAPI(Application Program Interface)がある。ただし、それ以外の内部フォーマットは特に規定しないこととしてよい。
<アプリケーション130について>
図3に示すアプリケーション130は、例えば、図4(c)に示すように、デバイスデータ処理部131、及びUIコンポーネント132を有する。デバイスデータ処理部131は、デバイス400からのデータ収集、収集データのリアルタイム解析、収集データのメッセージハブ120への送信等を行う。
UIコンポーネント132は、メッセージハブ120から受信するデータの表示処理、ユーザによる操作入力処理、操作入力データ(例:処理の要求)のメッセージハブ120への送信等を行う。本実施の形態では、UIコンポーネント132はプロセスコンポーネント毎に備えられる。ただし、複数のプロセスコンポーネントに対して1つのUIコンポーネント132が備えられてもよい。
また、UIコンポーネント132が、表示機能や操作入力機能のみでなく、デバイス400からのデータ収集、リアルタイム解析、収集データのメッセージハブ120への送信等を行う機能を含んでもよい。
アプリケーション開発者は、基本的にUIコンポーネント132をアプリケーション130の画面に埋め込むようにしてアプリケーション130の開発を行う。これにより、プロセスコンポーネント110を介したクラウドサービスを利用可能なアプリケーション130が実現される。アプリケーション130をカスタマイズする場合には、個別のAPIを使い、コーディングすることも可能である。
(ハードウェア構成)
クラウド中継装置100は、例えば、コンピュータに、本実施の形態で説明する処理内容を記述したプログラムを実行させることにより実現可能である。すなわち、クラウド中継装置100が有する機能は、当該コンピュータに内蔵されるCPUやメモリ、ハードディスク等のハードウェア資源を用いて、当該クラウド中継装置100で実施される処理に対応するプログラムを実行することによって実現することが可能である。上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(可搬メモリ等)に記録して、保存したり、配布したりすることが可能である。また、上記プログラムをインターネットや電子メール等、ネットワークを通して提供することも可能である。
図6は、クラウド中継装置100をコンピュータで実現する場合におけるハードウェア構成例を示す図である。図6に示すコンピュータは、それぞれバスで相互に接続されているドライブ装置500、補助記憶装置502、メモリ装置503、CPU504、インタフェース装置505、表示装置506、及び入力装置507等を有する。
当該コンピュータでの処理を実現するプログラムは、例えば、CD−ROM又はメモリカード等の記録媒体501によって提供される。プログラムを記憶した記録媒体501がドライブ装置500にセットされると、プログラムが記録媒体501からドライブ装置500を介して補助記憶装置502にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体501より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置502は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置503は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置502からプログラムを読み出して格納する。CPU504(プロセッサ)は、メモリ装置503に格納されたプログラムに従って当該コンピュータに係る機能を実現する。インタフェース装置505は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。当該インタフェース装置505は、デバイス400との通信機能と、クラウドサービス装置20との通信機能を含む。
表示装置506はプログラムによるGUI(Graphical User Interface)等を表示する。入力装置507はキーボード及びマウス、ボタン、又はタッチパネル等で構成され、様々な操作指示を入力させるために用いられる。なお、クラウド中継装置100は、表示装置506及び/又は入力装置507を備えないこととしてもよい。
(その他)
エッジ側で上述したようなクラウド中継装置100を実現するためには、コンピュータへのソフトウェアインストールや設定、運用管理を行う必要がある。これらを効率的に行うために、本実施の形態では、一例として、Dockerベースのdeploymentシステムを活用し、etcdやansible等の自動設定手法と連携することで、ZTPの仕組みを実装することとしている。
例えば図7に示すように、Dockerベースのdeploymentシステムを実装する所定のコントローラ600から、アプリケーションや各コンポーネントがクラウド中継装置100に送信され、インストールされる(ステップS201)。そして、ansible等により、アプリケーションや各コンポーネントの設定がなされる(ステップS202)。その後の保守運用については、例えばFoghorn(登録商標)のクラウドサービスを利用して実施することができる。
センサ等の各デバイス400に関しては、例えば、各デバイス400のIPアドレスをシリアルインタフェース経由で探し、その上で個別の設定を行う。また、本実施の形態では、標準技術(例:UPnP、TDL in W3C等)によるDiscovery機能及び設定機能を用いることで自動的な設定も可能としている。
例えば図8に示すように、クラウド中継装置100は、ブロードキャストによる問い合わせに対してデバイス400から発信される信号(IPアドレスを含む)を受信することで、デバイス400の存在とIPアドレスを知る(ステップS301)。そして、クラウド中継装置100は、当該デバイス400に対して設定(例:トピックの設定)を行う(ステップS302)。
(実施の形態のまとめ)
本実施の形態によれば、クラウドサービス装置と接続可能なクラウド接続処理部と、前記クラウド接続処理部に対応するユーザインタフェース部と、前記クラウド接続処理部と前記ユーザインタフェース部との間でデータの中継を行う中継部とを備えることを特徴とするクラウド中継装置が提供される。
実施の形態におけるプロセスコンポーネント110はクラウド接続処理部の例であり、UIコンポーネント132はユーザインタフェース部の例であり、メッセージハブ120は中継部の例である。
前記クラウド接続処理部は、前記クラウドサービス装置と接続し、当該クラウドサービス装置との間でデータの送受信を行う接続部と、前記中継部から受信したデータを前記接続部に送信し、前記接続部から受信したデータを前記中継部に送信するプロキシ部とを備えることとしてもよい。
実施の形態におけるコネクタモジュール111は接続部の例であり、プロキシモジュール115はプロキシ部の例である。
前記プロキシ部は、前記接続部が前記クラウドサービス装置に接続されていない場合に、前記中継部から受信したデータを保持し、前記接続部が前記クラウドサービス装置に接続されたときに、前記保持したデータを前記接続部に送信することとしてもよい。
前記中継部は、トピックを指定したデータを受信し、当該トピックをサブスクライブする宛先に当該データを送信することとしてもよい。
また、本実施の形態により、クラウド接続処理部と、中継部と、ユーザインタフェース部とを備えるクラウド中継装置が実行するクラウド接続処理方法であって、前記クラウド接続処理部が、クラウドサービス装置と接続するステップと、前記クラウド接続処理部が、前記クラウドサービス装置から受信した受信データを前記中継部に送信するステップと、前記中継部が、前記受信データを前記ユーザインタフェース部に送信し、ユーザインタフェース部が当該受信データの表示処理を行うステップとを備えることを特徴とするクラウド接続処理方法が提供される。
上記のクラウド接続処理方法において、前記中継部が、前記ユーザインタフェース部から送信データを受信し、当該送信データを前記クラウド接続処理部に送信するステップと、前記クラウド接続処理部が、前記送信データを前記クラウドサービス装置に送信するステップとを備えることとしてもよい。
本実施の形態の技術により、クラウドサービスを利用するエッジ側の装置において、アプリケーションを従来より容易に開発でき、アプリケーションから各種のクラウドサービスを柔軟に利用することが可能となる。
<付記>
(第1項)
クラウドサービス装置と接続可能なクラウド接続処理部と、
前記クラウド接続処理部に対応するユーザインタフェース部と、
前記クラウド接続処理部と前記ユーザインタフェース部との間でデータの中継を行う中継部と
を備えることを特徴とするクラウド中継装置。
(第2項)
前記クラウド接続処理部は、
前記クラウドサービス装置と接続し、当該クラウドサービス装置との間でデータの送受信を行う接続部と、
前記中継部から受信したデータを前記接続部に送信し、前記接続部から受信したデータを前記中継部に送信するプロキシ部と
を備えることを特徴とする第1項に記載のクラウド中継装置。
(第3項)
前記プロキシ部は、
前記接続部が前記クラウドサービス装置に接続されていない場合に、前記中継部から受信したデータを保持し、前記接続部が前記クラウドサービス装置に接続されたときに、前記保持したデータを前記接続部に送信する
ことを特徴とする第2項に記載のクラウド中継装置。
(第4項)
前記中継部は、トピックを指定したデータを受信し、当該トピックをサブスクライブする宛先に当該データを送信する
ことを特徴とする第1項ないし第3項のうちいずれか1項に記載のクラウド中継装置。
(第5項)
クラウド接続処理部と、中継部と、ユーザインタフェース部とを備えるクラウド中継装置が実行するクラウド接続処理方法であって、
前記クラウド接続処理部が、クラウドサービス装置と接続するステップと、
前記クラウド接続処理部が、前記クラウドサービス装置から受信した受信データを前記中継部に送信するステップと、
前記中継部が、前記受信データを前記ユーザインタフェース部に送信し、ユーザインタフェース部が当該受信データの表示処理を行うステップと
を備えることを特徴とするクラウド接続処理方法。
(第6項)
前記中継部が、前記ユーザインタフェース部から送信データを受信し、当該送信データを前記クラウド接続処理部に送信するステップと、
前記クラウド接続処理部が、前記送信データを前記クラウドサービス装置に送信するステップと
を備えることを特徴とする第5項に記載のクラウド接続処理方法。
(第7項)
コンピュータを、第1項ないし第4項のうちいずれか1項に記載のクラウド中継装置における各部として機能させるためのプログラム。
以上、本実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
100 クラウド中継装置
200 クラウドサービス装置
300 ネットワーク
400 デバイス
600 コントローラ
110 プロセスコンポーネント
110A メトリクスコンポーネント
110B 地図コンポーネント
110C ビデオコンポーネント
120 メッセージハブ
130 アプリケーション
111 コネクタモジュール
112 認証部
113 コネクション管理部
115 プロキシモジュール
116 データ変換部
117 データ中継部
119 データベース
131 デバイスデータ処理部
132 UIコンポーネント
500 ドライブ装置
501 記録媒体
502 補助記憶装置
503 メモリ装置
504 CPU
505 インタフェース装置
506 表示装置
507 入力装置

Claims (4)

  1. クラウドサービス装置と接続可能なクラウド接続処理部と、
    ユーザインタフェース部を含むアプリケーションと、
    前記クラウド接続処理部と前記ユーザインタフェース部との間でデータの中継を行う中継部と、を備えるクラウド中継装置であって、
    前記クラウド接続処理部は、
    前記クラウドサービス装置と接続し、当該クラウドサービス装置との間でデータの送受信を行う接続部と、
    前記接続部が前記クラウドサービス装置に接続されていない場合に、前記中継部から受信したデータを保持し、前記接続部が前記クラウドサービス装置に接続されたときに、前記保持したデータを前記接続部に送信し、前記クラウドサービス装置から前記接続部により受信した受信データを前記接続部から受信して前記中継部に送信するプロキシ部と、を備え、
    前記ユーザインタフェース部は、前記中継部から受信した前記受信データの表示処理を行う
    ことを特徴とするクラウド中継装置。
  2. 前記中継部は、前記クラウドサービス装置により提供されるクラウドサービスに対応するトピックを指定したデータを受信し、当該トピックをサブスクライブする宛先に当該データを送信する
    ことを特徴とする請求項に記載のクラウド中継装置。
  3. クラウドサービス装置と接続可能なクラウド接続処理部と、ユーザインタフェース部を含むアプリケーションと、前記クラウド接続処理部と前記ユーザインタフェース部との間でデータの中継を行う中継部と、を備えるクラウド中継装置が実行するクラウド接続処理方法であって、
    前記クラウド接続処理部前記クラウドサービス装置に接続されていない場合に、前記中継部から受信したデータを保持し、前記クラウドサービス装置に接続されたときに、前記保持したデータを前記クラウドサービス装置に送信し、
    前記クラウド接続処理部、前記クラウドサービス装置から受信した受信データを前記中継部に送信し、
    前記中継部、前記受信データを前記ユーザインタフェース部に送信し、当該ユーザインタフェース部が当該受信データの表示処理を行う
    クラウド接続処理方法。
  4. コンピュータを、請求項1又は2に記載のクラウド中継装置における各部として機能させるためのプログラム。
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