JP5136045B2 - 光システム,光モジュールおよび閾値設定方法 - Google Patents

光システム,光モジュールおよび閾値設定方法 Download PDF

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Description

本発明は、光システム,光モジュールおよび閾値設定方法に関するものである。
現在、光ファイバ信号伝送は、社会のインフラを構成しており、不可欠となっている。その光ファイバ信号伝送で使われている光送受信器は、安定した信号供給を目的に標準仕様であるMSA(Multi-source Agreement)に準拠した開発が中心になっている。最近MSAの中でSFP+と言う標準仕様での開発が、各社始まっている。SFP+では、主信号が10Gbpsと非常に高速であるにも関わらず、光モジュール内に、受信信号についてのデータ符号の識別を行なう識別器が内蔵されていない。
したがって、SFP+においては、光モジュールの外部、具体的には当該光モジュールの接続先の装置に上述の識別器をそなえる必要が生じる。
ところで、光モジュールに接続される光伝送路の分散特性や雑音特性等の伝送特性は、識別器に入力される受信信号の伝送波形に影響を与える。一方、識別器の閾値の設定により、識別結果として得られる受信信号の品質特性も大きく左右される。
下記の特許文献1には、受信信号の品質特性を改善するために、受信器の増幅器の出力波形からピーク検出,DC検出器,ボトム検出器から閾値を演算し、識別器の閾値を最適化する技術が記載されている。
特開2004−15587号公報
しかしながら、従来の技術においては、光モジュールの接続先の装置に識別器をそなえる場合における閾値の最適化については考慮されていない。
そこで、本発明は、光モジュールの接続先の装置に識別器をそなえる場合に閾値を最適化することを目的とする。
なお、上記目的に限らず、後述する発明を実施するための最良の形態に示す各構成により導かれる効果であって、従来の技術によっては得られない効果を奏することも本発明の他の目的の1つとして位置づけることができる。
このため、光システムは、入力される光を受信し電気信号として出力しうる光受信部を有する光モジュールと、該光受信部から受信信号路を介して入力される電気信号について閾値に基づく識別処理を行なう識別部を有する処理装置と、をそなえ、該光モジュールは、該光受信部からの電気信号ならびに該光受信部から該識別部に至る前記受信信号路の信号路特性に基づき前記閾値を演算する閾値演算部をそなえ、該処理装置の該識別部は、該閾値演算部で演算された前記閾値をもとに前記識別処理を行なうことを要件としている。
また、光モジュールは、光モジュールと該光モジュールに接続される処理装置とをそなえた光システムにおける前記光モジュールであって、入力される光を受信し電気信号として出力しうる光受信部と、該光受信部からの電気信号ならびに該光モジュールおよび該処理装置の間の信号線路特性に基づき識別処理用の閾値を演算する閾値演算部と、をそなえたことを要件としている。
さらに、閾値設定方法は、入力される光を受信し電気信号として出力しうる光受信部を有する光モジュールと、該光受信部からの電気信号について閾値に基づく識別処理を行なう識別部を有する処理装置と、をそなえた光システムにおける前記閾値設定方法であって、該光モジュールにおいて該光受信部からの前記電気信号の特性を検出し、該光受信部から該識別部に至る前記電気信号の信号路特性を演算し、前記検出した電気信号の特性と、前記演算した信号路特性と、に基づいて、該識別部での識別処理用の閾値を演算することを要件としている。
このように、光モジュールの接続先の装置に識別器をそなえる場合の閾値を最適化させることができるという利点がある。
以下、図面を参照することにより、本発明の実施の形態について説明する。
なお、上述の本願発明の目的のほか、他の技術的課題,その技術的課題を解決する手段及びその作用効果についても、以下の実施の形態による開示によって明らかとなるものである。
〔A〕第1実施形態の説明
図1は第1実施形態にかかる光システム1を示す図である。この図1に示す光システム1は、光送受信モジュール(光モジュール)2をそなえるとともに、光送受信モジュール2に接続された処理装置3をそなえている。光送受信モジュール2は例えばMSAのSFP+(Small Form-Factor Pluggable +)に従った仕様をそなえたものであり、光受信部4,光送信部5,振幅検出部5c及び閾値演算部6をそなえている。一方、処理装置3においては、光受信部4からの電気信号のデータ符号を識別する識別器(識別部)3aをそなえるとともに、光送信部5への信号(送信電気信号)を発生する信号発生器(送信信号発生部)3bをそなえている。
光受信部4は、図示しない伝送路を通じて伝送された光信号を受信し電気信号として出力しうるものであって、光電(O/E)変換部4aとともに増幅部4bをそなえる。光電変換部4aは、伝送路を通じて入力される光信号について電気信号に変換する。増幅部4bは、光電変換部4aからの電気信号について増幅して出力する。
また、光送信部5は、処理装置3の信号発生部3bからの送信電気信号を光信号に変換して図示しない伝送路を通じて出力するものであり、増幅器5aおよび電光(E/O)変換部5bをそなえている。増幅器5aは、処理装置3から入力される送信電気信号を増幅する。電光変換部5bは、増幅器5aからの送信電気信号を光信号に変換し、送信光信号として図示しない伝送路を通じて送出する。
なお、光送受信モジュール2をなす光受信部4の増幅部4bと、処理装置3の識別器3aと、の間は、光送受信モジュール2および処理装置3の間の接続によって形成される受信信号路7aを介して接続される。同様に、処理装置3の信号発生部3bと、光送受信モジュール2をなす光送信部5の増幅部5aと、の間は、光送受信モジュール2および処理装置3の間の接続によって形成される送信信号路7bを介して接続される。
さらに、光送受信モジュール2の閾値演算部6は、光受信部4からの電気信号ならびに光受信部4から処理装置3をなす識別部3aに至る電気信号の受信信号路7aの特性に基づき、識別部3aにおける識別処理のための閾値を演算するものであり、第1振幅検出部6a,平均値検出部6b,信号路特性取得部6cおよび演算部6dをそなえている。尚、本実施形態においては、以下に示すように、送信信号路7bの信号路特性として得られた値を、受信信号路7aの信号路特性として推定している。
ここで、第1振幅検出部6aは、光受信部4からの電気信号のピーク値/ボトム値を、光受信部4からの電気信号の実質的な振幅値を示す値として検出するものであって、図2に示すように、ハイパスフィルタ6a−1およびピーク/ボトム検出回路6a−2をそなえて構成される。
ハイパスフィルタ6a−1は、光受信部4からの電気信号について直流成分を除去する。ピーク/ボトム検出回路6a−2は、ハイパスフィルタ6a−1で直流成分が除去された電気信号についてピーク/ボトムを検出する。尚、振幅値については、上述のピーク値とボトム値との実質的な差として導出される。このようにして検出されるピーク値とボトム値については後段の演算部6dに出力されるようになっている。
さらに、平均値検出部6bは、光受信部4からの電気信号の平均値を検出することにより、光受信部4からの電気信号に含まれる直流成分を検出することができるようになっている。
また、信号路特性取得部6cは、送信信号路7bの特性を演算により求めるものであり、演算結果としての信号路特性の値を、受信信号路7aの信号路特性の推定値として演算部6dに出力する。上述の信号路特性としては、例えば信号発生部3bから出力される電気信号の振幅値Yに対する、光送信部5に入力される時点での当該電気信号の振幅値Zの比Z/Yもしくはその逆比Y/Zの値とすることができる。
ここで、処理装置3は、信号発生器3bから出力される送信電気信号の振幅値Yを検出し、検出結果を例えば制御信号ライン等を通じて信号路特性取得部6cに出力する振幅検出部(第3振幅検出部)3cをそなえている。一方、送受信光モジュール2においては、電光変換部5bに入力される送信電気信号についての振幅値Zを検出し、検出結果を信号路特性取得部6cに出力する振幅検出部(第4振幅検出部)5cをそなえている。
これにより、信号路特性取得部6cにおいては、上述の振幅検出部3c,5cからの検出結果に基づいて、信号路特性としての振幅比(Z/Y又はY/Z)を求めることができるようになる。
なお、第1実施形態においては、受信信号路7aと送信信号路7bとにおける信号伝送による損失特性については同等であると想定し、送信信号路7bの伝送前における信号振幅値(信号発生器3bから出力される電気信号の振幅値)に対する伝送後における信号振幅値(光送信部5の増幅部5aに入力される時点での当該電気信号の振幅値)の変化特性を、受信信号路7aの特性として推定するようになっている。
すなわち、光モジュールが送信部と受信部とで一体で構成されることを前提とするSFP+等においては、光受信部4と識別部3a間の受信信号路7aと、信号発生器3bと光送信部5間の送信信号路7bは、同等の伝送損失であると想定できる。その為、ピーク検出値/ボトム検出値と平均値検出値で算出された閾値に、振幅検出部3c,5cで算出された信号路損出分をオフセットさせることにより、光送受信モジュール2側から処理装置3側に最適閾値を提供する。これにより、受信信号路7aでの信号自体をモニタする必要性を削減させ、モニタによる識別部3aへの入力の波形劣化を抑えることが出来る。
また、演算部6dは、上述の第1振幅検出部6aで検出されるピーク値/ボトム値、平均値検出部6bで検出される平均値、および、信号路特性取得部6cで取得した信号路特性に基づいて、処理装置3をなす識別器3aで用いる閾値を演算するようになっている。即ち、前述の特許文献1に記載された技術とは異なり、ピーク値/ボトム値および平均値のみならず、信号路特性取得部6cで演算される信号路特性をも用いることにより閾値を演算する。
光送受信モジュール2の仕様として採用されるSFP+では、モジュール構成として識別器を内蔵しないものとなっているので、識別器3aとしては光送受信モジュール2とは別装置構成の処理装置3にそなえることが必要になる。この場合には、光受信部4と識別器3aとの間の受信信号路7aの長さは、識別器が送受信モジュール内にそなえられている場合に比べれば長大化することが想定される。
すなわち、光受信部4から出力された受信信号が受信信号路7aを辿り識別器3aに到達する過程において、その信号波形が劣化することが想定されるところ、受信信号路7aを伝搬する前段における受信信号のピーク値/ボトム値および平均値に応じて定められた閾値には、受信信号路7aを伝搬することによる波形劣化分が加味されていない。即ち、これらピーク値/ボトム値および平均値をもとに閾値を演算したとしても、光送受信モジュール2の外部にそなえられた識別器3aへの入力信号に対する閾値として、必ずしも最適ということはできない。
一方、処理装置3に識別器3aがそなえられている場合には、上述のごとき受信信号路7aの劣化を検討する必要をなくすため、当該処理装置3内の識別器3aの前段において、閾値を演算する機能をそなえることも考えられる。しかしながら、閾値の演算としてはやはり受信信号路7aを伝搬する前段階位置における良好な信号品質が推定される箇所での測定値から求めることが望ましい。
また、光送受信モジュール2で受信する信号の信号波形に影響を与える要素である、当該光送受信モジュール2に接続される図示しない光伝送路の分散特性や雑音特性等の伝送特性については、処理装置3側にとってみれば、接続される光送受信モジュール2ごとに異なるものとなる。
上述のごとくピーク値/ボトム値および平均値を用いて閾値を演算するにしても、閾値の演算にあたっての重み付けを、通常は上述の伝送特性から導出することが必要である。処理装置3においては、上述のごとく外部事情に由来する重み付けを導出することは困難であることから、識別器3aの入力で一義的に閾値を演算することは、最も適切な手法とは言えない。
第1実施形態においては、光送受信モジュール2をなす閾値演算部6の信号路特性取得部6cにおいて受信信号路7aの特性を取得し、取得した信号路特性とともにピーク値/ボトム値および平均値を用い、且つ伝送路特性に応じた重み付けを与えることによって、処理装置3にそなえられた識別器3aにおける識別処理に最適な閾値を演算することができるようになっている。
下記の式(1)は、演算部6dにおいて演算される閾値の導出式の一例である。尚、式(1)において、Yは振幅検出部3cで検出した振幅値であり、Zは振幅検出部5cで検出した振幅値である。この場合においては、信号路特性取得部6cで取得する信号路特性の値はY/Zとした場合を想定している。
さらに、PおよびBは、それぞれ、第1振幅検出部6aで検出される受信信号のピーク値およびボトム値であり、Aは、平均値検出部6bで検出された平均値である。又、kは光送受信モジュール2に接続される図示しない光伝送路の分散特性や雑音特性等の伝送特性に応じた重み係数であり、Mは受信信号路7aの特性等に依存する重み係数である。尚、重み係数k,Mは予め演算部6dにおいて保持しておくことができる。
閾値=A+(P−B)×k+(Y/Z)×M …(1)
上述の式(1)に示すように、光送受信モジュール2においては、処理装置3に識別器3aがそなえられている場合において、受信信号路7aの特性を加味した最適な閾値を導出することができる。換言すれば、ピーク値,ボトム値および平均値とともに、図示しない光伝送路の分散特性や雑音特性等の伝送特性に応じた重み係数を用いて算出される値から、受信信号路7aの特性に応じた値がオフセットされた値を閾値としている。
図3は、上述のごとく構成された光システム1において、光受信部4の出力箇所における受信信号のアイパターン(a)と、識別器3aの入力箇所における受信信号のアイパターン(b)を示すとともに、光送受信モジュール2の閾値演算部6において演算した、受信信号路7aの特性を加味した閾値(白丸)と、受信信号路7aの特性を加味せずに(式(1)における(Y/Z)×Mの値を加えずに)算出した閾値(黒丸)と、の対比例を示す図である。
この図3に示すように、光受信部4から出力される受信電気信号は、受信信号路7aを伝搬して識別部3aに入力される段においては振幅が小さくなる。このとき、光送受信モジュール2側において上述のごとき劣化を加味しない閾値算出値をそのまま使用する場合に比して(黒丸)、閾値演算部6において受信信号路7aの特性を加味して演算した閾値(白丸)は、識別部3aに入力される受信電気信号のアイ開口の中心により近づけることができる。
たとえば、識別部3aでの最適閾値が振幅の40%の場合であって、受信信号路7aにより40パーセントの振幅劣化を有する場合を想定する。伝送前の振幅をA、伝送後の振幅をBとする。伝送前の閾値は、Aの中心(振幅Aの中間レベル)からのズレをΔAとするとΔA=A×0.1である。即ち、受信信号路7aでの劣化分を考慮しない場合には、振幅値Aの40パーセントのレベルを閾値して演算されることになる。
したがって、AとBとの関係は、B/A=0.6であることから、識別部3a入力時の振幅関係式を計算すると、その時の閾値は、33%(=50%−0.1/0.6)となる。第1実施形態においては、閾値演算部6において演算される閾値は、上述の場合に比べてB/A=0.6だけ補正されるので 40%(50%−0.1/0.6×0.6)となり、最適閾値を求めることができるようになる。
上述の構成により、第1実施形態の光システム1では、光送受信モジュール2の閾値演算部6をなす第1振幅検出部6aおよび平均値検出部6bにおいて、光受信部4からの電気信号の特性を検出し、信号路特性取得部6cで、光受信部4から識別部3aに至る電気信号の信号路特性を取得し、演算部6dで、検出した電気信号の特性と、前記取得した信号路特性と、に基づいて、識別部3aでの識別処理用の閾値を演算する。
ところで、光モジュール側に識別器がそなえられていた従来技術の構成においては、当該光モジュール内の識別器で識別された雑音の少ないDATA/CLKで処理装置が接続されている為、モジュール側と装置側の信号路の劣化要素については、あまり考慮する必要が無かったが、SFP+のように、光受信モジュールと光送信モジュールとが一体となっており、価格低減の為、モジュール側に識別器が内蔵されていないものを想定する場合、光受信部(図1の符号4参照)の出力がそのまま、処理装置3側の識別部3aに入力される。その為、雑音が多いDATAのみで接続されており、モジュール2側と装置3側の信号路を十分考慮した上で識別部3aに閾値情報を与える必要がある。第1実施形態においては、上述したように、第1実施形態によれば、閾値演算部6により、光送受信モジュール2の接続先の装置3に識別部3aをそなえる場合の閾値を最適化させることができるという利点がある。
〔b〕第2実施形態の説明
図4は第2実施形態にかかる光システム11を示す図である。この図4に示す光システム11は、前述の第1実施形態の場合と異なる光送受信モジュール12および処理装置13をそなえている。光送受信モジュール12は、図1に示す光送受信モジュール2と異なりTr/Tf検出部15cおよび閾値演算部16をそなえ、処理装置13は図1に示す処理装置3と異なるTr/Tf検出部13cをそなえている。尚、図4中、図1と同一の符号はほぼ同様の部分を示している。
処理装置13のTr/Tf検出部(第3立ち上がり立ち下がり時間検出部)13cは、信号発生部(送信信号発生部)3bで発生した送信電気信号(主信号)の立ち上がり立ち下がり時間、即ちTr/Tfを検出するものであり、検出結果については後述する閾値演算部16をなす信号路特性取得部16cに出力されるようになっている。又、光送受信モジュール12のTr/Tf検出部(第4立ち上がり立ち下がり時間検出部)15cは、光送信部5に入力される送信電気信号(主信号)についての立ち上がり立ち下がり時間を検出するものであり、検出結果については後述する信号特性取得部16cに出力されるようになっている。
なお、上述のTr/Tf検出部13c,15cとしては、例えば図5に示すように、ハイパスフィルタ18及びスライス処理部19をそなえている。ハイパスフィルタ18は、入力信号に対してカットオフ周波数が比較的高周波のフィルタであり、入力信号についてこのハイパスフィルタ18を通過させることにより、Tr/Tf時間を検出するための波形成分を抽出することができるようになっている。尚、Tr/Tf検出部13cの場合の上記入力信号は、送信信号発生部3bからの送信電気信号であり、Tr/Tf検出部15cの場合の上記入力信号は、送信信号路7bを伝播し光送信部5に入力される段における送信電気信号である。更に、スライス処理部19は、ハイパスフィルタ18で波形抽出された信号についてLowレベル付近でスライスものであり、このスライス処理を行なった結果の信号は、Tr/Tf情報を有する信号とすることができるようになっている。
信号特性取得部16cは、上述のTr/Tf検出部13c,15cからの検出結果を入力されて、これらの検出結果に基づく演算により、受信信号路7aの信号路特性を取得することができるようになっている。上述の信号路特性としては、例えば信号発生部3bから出力される電気信号のTr/Tf時間Y1に対する、光送信部5に入力される時点での当該電気信号のTr/Tf時間Z2の比Z2/Y2もしくはその逆比Y2/Z2の値とすることができる。
なお、第1実施形態の場合と同様に、受信信号路7aと送信信号路7bとにおける信号伝送による損失特性については同等であると想定し、送信信号路7bの伝送前におけるTr/Tf時間(信号発生器3bから出力される電気信号のTr/Tf時間)に対する伝送後におけるTr/Tf時間(光送信部5の増幅部5aに入力される時点での当該電気信号のTr/Tf時間)の変化特性を、受信信号路7aの特性として推定するようになっている。
これにより、閾値演算部16をなす演算部16dにおいては、上述の第1振幅検出部6aで検出されるピーク値/ボトム値、平均値検出部6bで検出される平均値、および、信号路特性取得部16cで取得した信号路特性に基づいて、前述の式(1)に従って、処理装置13をなす識別器3aで用いる閾値を演算するようになっている。尚、信号路特性取得部16cで取得する信号路特性は、第1実施形態の場合と異なりTr/Tf時間に基づくものとしているので、重み係数Mには、当該特性値に応じた調整が適宜与えられる。
このように構成された第2実施形態にかかる光システム11においても、閾値演算部16により、光送受信モジュール12の接続先の装置13に識別部3aをそなえる場合の閾値を最適化させることができるという利点がある。
〔c〕第3実施形態の説明
図6は第3実施形態にかかる光システム21を示す図である。この図6に示す光システム21は、前述の第1実施形態の場合と異なる光モジュール22および処理装置23をそなえている。光モジュール22は、図1に示すものと同様の光受信部4をそなえるとともに、図1に示すもの(符号6参照)とは異なる閾値演算部26をそなえた光受信モジュールとして構成される。尚、図1に示す光送信部5をそなえることにより光送受信モジュールとして構成することもできる。
閾値演算部26は、前述の第1,第2実施形態の場合と同様の第1振幅検出部6aおよび平均値検出部6bをそなえるとともに、前述の第1,第2実施形態の場合と異なる信号路特性取得部26cおよび演算部26dをそなえている。信号路特性取得部26cは、受信信号路7aの信号路特性を直接的な演算により取得する。演算部26dは、上述の第1振幅値検出部6aからのピーク値およびボトム値、平均値検出部6bからの平均値、および信号路特性取得部26cで取得した信号路特性に基づいて、識別部3aでの閾値を算出するようになっている。
また、処理装置23においては、図1に示すものと同様の識別部3aをそなえているが、図1に示すもの(符号3c参照)とは異なる振幅検出部23cをそなえている。尚、図1に示す信号発生部3bをそなえることとしてもよく、この場合には信号発生部3bからの送信電気信号は送信信号路7bを介して光送信部5に入力されるように構成される(図1参照)。尚、図6中、図1と同一の符号はほぼ同様の部分を示している。
ここで、振幅検出部(第2振幅検出部)23cは、識別部3aへ入力される受信信号路7aを通じて伝搬されてきた受信電気信号の振幅を検出するもので、検出結果については、後述の光モジュール22の閾値演算部26をなす信号路特性取得部26cに出力されるようになっている。
信号路特性取得部26cにおいては、上述の第1振幅検出部6aからのピーク値およびボトム値の差によって特定される、光受信部4からの出力電気信号の振幅値と、振幅検出部23cからの振幅値と、の比の値を、受信信号路7aの信号路特性として直接的に導出するようになっている。換言すれば、信号路特性取得部26cは、第1および第2振幅検出部6a,23cでの検出結果に基づく演算により信号路特性を取得している。
これにより、演算部26dにおいては、上述の第1振幅検出部6aで検出されるピーク値/ボトム値、平均値検出部6bで検出される平均値、および、信号路特性取得部26cで取得した信号路特性に基づき、前述の式(1)に従って、処理装置23をなす識別器3aで用いる閾値を演算することができるようになっている。尚、信号路特性取得部26cで取得する信号路特性は、第1実施形態の場合と異なり受信信号路7aに基づくものを直接的に導出しているので、重み係数Mには、当該特性値に応じた調整が適宜与えられる。
このように構成された第3実施形態にかかる光システム21においても、閾値演算部26により、光モジュール22の接続先の装置23に識別部3aをそなえる場合の閾値を最適化させることができるという利点がある。
〔d〕第4実施形態の説明
図7は第4実施形態にかかる光システム31を示す図である。この図7に示す光システム31は、前述の各実施形態の場合と異なる光モジュール32および処理装置33をそなえている。光モジュール32は、図2に示すものと同様の光受信部4をそなえるとともに、図2に示すもの(符号6参照)とは異なる閾値演算部36をそなえた光受信モジュールとして構成される。尚、図1に示す光送信部5をそなえることにより光送受信モジュールとして構成することもできる。
閾値演算部26は、前述の各実施形態の場合と同様の第1振幅検出部6aおよび平均値検出部6bをそなえるとともに、前述の各実施形態の場合と異なる信号路特性取得部36cおよび演算部36dをそなえている。信号路特性取得部36cは、受信信号路7aの信号路特性を直接的な演算により取得する点は第3実施形態の場合と同様であるが、演算に用いる値が第3実施形態の場合と異なっている。演算部26dは、上述の第1振幅値検出部6aからのピーク値およびボトム値、平均値検出部6bからの平均値、および信号路特性取得部36cで取得した信号路特性に基づいて、識別部3aでの閾値を算出するようになっている。
また、処理装置33においては、図1に示すものと同様の識別部3aをそなえているが、図4に示すもの(符号13c参照)とは異なるTr/Tf検出部33cをそなえている。尚、図1に示す信号発生部3bをそなえることとしてもよく、この場合には信号発生部3bからの送信電気信号は送信信号路7bを介して光送信部5に入力されるように構成される(図1参照)。尚、図7中、図1と同一の符号はほぼ同様の部分を示している。
ここで、Tr/Tf検出部(第1立ち上がり立ち下がり時間検出部)33cは、受信信号路7aを伝搬し識別部3aへ入力される受信電気信号のTr/Tf時間、即ち立ち上がり立ち下がり時間を検出するものであり、前述の図5に示すものと基本的に同様の構成をそなえる(符号15c,13c参照)。尚、検出結果としてのTr/Tf時間の情報については、後述の光モジュール32の閾値演算部36をなす信号路特性取得部36cに出力されるようになっている。
また、光モジュール32においては、光受信部4からの電気信号、即ち受信信号路7aを伝搬して処理装置3側へ出力される前段の受信電気信号のTr/Tf時間、即ち立ち上がり立ち下がり時間を検出するTr/Tf検出部(第2立ち上がり立ち下がり時間検出部)35cをそなえている。このTr/Tf検出部35cにおける検出結果としてのTr/Tf時間の情報についても信号路特性取得部36cに出力されるようになっている。
信号路特性取得部36cにおいては、上述のTr/Tf検出部35c,33cからのTr/Tf時間値の比の値を、受信信号路7aの信号路特性として直接的に導出するようになっている。換言すれば、信号路特性取得部36cは、Tr/Tf検出部35c,33cでの検出結果に基づく演算により信号路特性を取得している。
これにより、演算部36dにおいては、上述の第1振幅検出部6aで検出されるピーク値/ボトム値、平均値検出部6bで検出される平均値、および、信号路特性取得部36cで取得した信号路特性に基づき、前述の式(1)に従って、処理装置33をなす識別器3aで用いる閾値を演算することができるようになっている。尚、信号路特性取得部36cで取得する信号路特性は、第3実施形態の場合と異なりTr/Tf時間に基づくものを導出しているので、重み係数Mには、当該特性値に応じた調整が適宜与えられる。
このように構成された第4実施形態にかかる光システム31においても、閾値演算部36により、光モジュール32の接続先の装置23に識別部3aをそなえる場合の閾値を最適化させることができるという利点がある。
〔e〕その他
上述した実施形態にかかわらず、種々変形して実施することができる。
たとえば、上述の第2実施形態においては、処理装置13のTr/Tf検出部13cは、信号発生部(送信信号発生部)3bで発生した主信号としての送信電気信号の立ち上がり立ち下がり時間を検出する一方、光送受信モジュール12のTr/Tf検出部15cは、光送信部5に入力される主信号としての送信電気信号についての立ち上がり立ち下がり時間を検出しているが、本発明によれば、これに限定されず、図8に示すように主信号に代えてI2C(I spuare C)信号線7cにおけるI2C信号等の監視信号や、図9に示すようにアナログ制御信号線7dにおける制御信号について、それぞれ立ち上がり立ち下がり時間を検出するようにしてもよい。尚、図8,図9中において、図4と同一の符号はほぼ同様の部分を示しており、主信号としての送信信号処理系(符号3b,5参照)については図示を省略している。
ここで、図8に示すものにおいては、処理装置23AにそなえられたI2C信号処理部(送信信号発生部)23Abから出力されるI2C信号が、I2C信号線7cを介して光モジュール22AのI2C信号処理部22Abに入力されるようになっているが、このI2C信号線7cを介しての伝搬前および伝搬後のI2C信号について、それぞれTr/Tf検出部13c,15cでTr/Tf時間を検出することにより、信号路特性取得部16cで信号路特性を導出するためのTr/Tf時間の値とすることができるようになる。
同様に、図9に示すものにおいては、処理装置23Bにそなえられた制御信号処理部(送信信号発生部)23Bbから出力されるアナログ制御信号が、アナログ制御信号線7dを介して光モジュール22Bの制御信号処理部22Bbに入力されるようになっているが、このアナログ制御信号線7dを介しての伝搬前および伝搬後のアナログ制御信号について、それぞれTr/Tf検出部13c,15cでTr/Tf時間を検出することにより、信号路特性取得部16cで信号路特性を導出するためのTr/Tf時間の値とすることができるようになる。
また、図8、図9の場合において、伝搬前および伝搬後の振幅値をそれぞれ検出することとしても信号路特性取得部で信号路特性を導出するためのパラメータとすることができる。
〔f〕付記
(付記1)
入力される光を受信し電気信号として出力しうる光受信部を有する光モジュールと、
該光受信部から受信信号路を介して入力される電気信号について閾値に基づく識別処理を行なう識別部を有する処理装置と、をそなえ、
該光モジュールは、該光受信部からの電気信号ならびに該光受信部から該識別部に至る前記受信信号路の信号路特性に基づき前記閾値を演算する閾値演算部をそなえ、
該処理装置の該識別部は、該閾値演算部で演算された前記閾値をもとに前記識別処理を行なうことを特徴とする、光システム。
(付記2)
該閾値演算部は、
該光受信部からの電気信号の振幅値を検出する第1振幅検出部と、
該光受信部からの電気信号の平均値を検出する平均値検出部と、
前記受信信号路の信号路特性を取得する信号路特性取得部と、
該第1振幅検出部で検出される前記振幅値、該平均値検出部で検出される前記平均値、および、前記信号路特性取得部で演算される前記信号路特性に基づいて、前記閾値を演算する演算部と、をそなえたことを特徴とする、付記1記載の光システム。
(付記3)
該処理装置は、該識別部へ入力される前記電気信号の振幅を検出する第2振幅検出部をそなえ、
該信号路特性取得部は、該第1および第2振幅検出部での検出結果に基づく演算により前記信号路特性を取得することを特徴とする、付記2記載の光システム。
(付記4)
該処理装置は、該識別部へ入力される前記電気信号の立ち上がり立ち下がり時間を検出する第1立ち上がり立ち下がり時間検出部をそなえる一方、
該光モジュールは、該光受信部からの電気信号の立ち上がり立ち下がり時間を検出する第2立ち上がり立ち下がり時間検出部をそなえ、
該信号路特性取得部は、該第1および第2立ち上がり立ち下がり時間検出部での検出結果に基づく演算により前記信号路特性を取得することを特徴とする、付記2記載の光システム。
(付記5)
該処理装置は、送信電気信号を発生させる送信信号発生部と、該送信信号発生部で発生した前記送信電気信号の振幅を検出する第3振幅検出部と、をそなえる一方、
該光モジュールは、該送信信号発生部からの前記送信電気信号について送信光信号に変換し出力する光送信部と、該光送信部に入力される前記送信電気信号についての振幅を検出する第4振幅検出部と、をそなえ、
該信号路特性取得部は、該第3および第4振幅検出部での検出結果に基づく演算により前記信号路特性を取得することを特徴とする、付記2記載の光システム。
(付記6)
該処理装置は、送信電気信号を発生させる送信信号発生部と、該送信信号発生部で発生した前記送信電気信号の立ち上がり立ち下がり時間を検出する第3立ち上がり立ち下がり時間検出部と、をそなえる一方、
該光モジュールは、該送信信号発生部からの前記送信電気信号について送信光信号に変換し出力する光送信部と、該光送信部に入力される前記送信電気信号についての立ち上がり立ち下がり時間を検出する第4立ち上がり立ち下がり時間検出部と、をそなえ、
該信号路特性取得部は、該第3および第4立ち上がり立ち下がり時間検出部での検出結果に基づく演算により前記信号路特性を取得することを特徴とする、付記2記載の光システム。
(付記7)
該送信信号発生部で発生する前記送信電気信号は主信号であることを特徴とする、付記5又は6記載の光システム。
(付記8)
該送信信号発生部で発生する前記送信電気信号は監視信号であることを特徴とする、付記5又は6記載の光システム。
(付記9)
該送信信号発生部で発生する前記送信電気信号は制御信号であることを特徴とする、付記5又は6記載の光システム。
(付記10)
該光受信部は、前記入力される光について電気信号に変換する光電変換部と、該光電変換部の出力を増幅する増幅部と、をそなえたことを特徴とする、付記1記載の光システム。
(付記11)
該光モジュールおよび該処理装置は、MSA(Multi-Source Agreement)に準拠することを特徴とする、付記1記載の光システム。
(付記12)
光モジュールと、該光モジュールに接続される処理装置と、をそなえた光システムにおける前記光モジュールであって、
入力される光を受信し電気信号として出力しうる光受信部と、
該光受信部からの電気信号ならびに該光モジュールおよび該処理装置の間の信号線路特性に基づき識別処理用の閾値を演算する閾値演算部と、をそなえたことを特徴とする、光モジュール。
(付記13)
入力される光を受信し電気信号として出力しうる光受信部を有する光モジュールと、該光受信部からの電気信号について閾値に基づく識別処理を行なう識別部を有する処理装置と、をそなえた光システムにおける前記閾値設定方法であって、
該光モジュールにおいて該光受信部からの前記電気信号の特性を検出し、
該光受信部から該識別部に至る前記電気信号の信号路特性を取得し、
前記検出した電気信号の特性と、前記取得した信号路特性と、に基づいて、該識別部での識別処理用の閾値を演算することを特徴とする、閾値設定方法。
第1実施形態にかかる光システムを示す図である。 第1実施形態にかかる光送受信モジュールの振幅検出部を示す図である。 第1実施形態にかかる光システムの作用効果を示す図である。 第2実施形態にかかる光システムを示す図である。 第2実施形態にかかる光送受信モジュールのTr/Tf検出部を示す図である。 第3実施形態にかかる光システムを示す図である。 第4実施形態にかかる光システムを示す図である。 他の実施形態にかかる光システムを示す図である。 他の実施形態にかかる光システムを示す図である。
符号の説明
1,11,21,31 光システム
2,12,22,22A,32 光モジュール
3,13,23,23A,33 処理装置
3a 識別部
3b 信号発生部
3c 振幅検出部(第3振幅検出部)
4 光受信部
4a 光電変換部
4b 増幅部
5 光送信部
5a 増幅部
5b 電光変換部
5c 第4振幅検出部
6,16,26,36 閾値演算部
6a 第1振幅検出部
6a−1 ハイパスフィルタ
6a−2 ピーク/ボトム検出部
6b 平均値検出部
6c,16c,26c,36c 信号路特性取得部
6d,16d,26d,36d 演算部
7a 受信信号路
7b 送信信号路
13c Tr/Tf検出部(第3立ち上がり立ち下がり時間検出部)
15c Tr/Tf検出部(第4立ち上がり立ち下がり時間検出部)
18 ハイパスフィルタ
19 スライス処理部
22Ab,23Ab I2C信号処理部
22Bb,23Bb 制御信号処理部
23c 第2振幅検出部
33c Tr/Tf検出部(第1立ち上がり立ち下がり時間検出部)
35c Tr/Tf検出部(第2立ち上がり立ち下がり時間検出部)

Claims (11)

  1. 入力される光を受信し電気信号として出力しうる光受信部を有する光モジュールと、
    該光受信部から受信信号路を介して入力される電気信号について閾値に基づく識別処理を行なう識別部を有する処理装置と、をそなえ、
    該光モジュールは、該光受信部からの電気信号ならびに該光受信部から該識別部に至る前記受信信号路の信号路特性に基づき前記閾値を演算する閾値演算部をそなえ、
    該処理装置の該識別部は、該閾値演算部で演算された前記閾値をもとに前記識別処理を行なうことを特徴とする、光システム。
  2. 前記処理装置が、前記光モジュールの外部に設けられた、
    ことを特徴とする、請求項1記載の光システム。
  3. 該閾値演算部は、
    該光受信部からの電気信号の振幅値を検出する第1振幅検出部と、
    該光受信部からの電気信号の平均値を検出する平均値検出部と、
    前記受信信号路の信号路特性を取得する信号路特性取得部と、
    該第1振幅検出部で検出される前記振幅値、該平均値検出部で検出される前記平均値、および、前記信号路特性取得部で演算される前記信号路特性に基づいて、前記閾値を演算する演算部と、をそなえたことを特徴とする、請求項1または2に記載の光システム。
  4. 該処理装置は、該識別部へ入力される前記電気信号の振幅を検出する第2振幅検出部をそなえ、
    該信号路特性取得部は、該第1および第2振幅検出部での検出結果に基づく演算により前記信号路特性を取得することを特徴とする、請求項記載の光システム。
  5. 該処理装置は、該識別部へ入力される前記電気信号の立ち上がり立ち下がり時間を検出する第1立ち上がり立ち下がり時間検出部をそなえる一方、
    該光モジュールは、該光受信部からの電気信号の立ち上がり立ち下がり時間を検出する第2立ち上がり立ち下がり時間検出部をそなえ、
    該信号路特性取得部は、該第1および第2立ち上がり立ち下がり時間検出部での検出結果に基づく演算により前記信号路特性を取得することを特徴とする、請求項記載の光システム。
  6. 該処理装置は、送信電気信号を発生させる送信信号発生部と、該送信信号発生部で発生した前記送信電気信号の振幅を検出する第3振幅検出部と、をそなえる一方、
    該光モジュールは、該送信信号発生部からの前記送信電気信号について送信光信号に変換し出力する光送信部と、該光送信部に入力される前記送信電気信号についての振幅を検出する第4振幅検出部と、をそなえ、
    該信号路特性取得部は、該第3および第4振幅検出部での検出結果に基づく演算により前記信号路特性を取得することを特徴とする、請求項記載の光システム。
  7. 該処理装置は、送信電気信号を発生させる送信信号発生部と、該送信信号発生部で発生した前記送信電気信号の立ち上がり立ち下がり時間を検出する第3立ち上がり立ち下がり時間検出部と、をそなえる一方、
    該光モジュールは、該送信信号発生部からの前記送信電気信号について送信光信号に変換し出力する光送信部と、該光送信部に入力される前記送信電気信号についての立ち上がり立ち下がり時間を検出する第4立ち上がり立ち下がり時間検出部と、をそなえ、
    該信号路特性取得部は、該第3および第4立ち上がり立ち下がり時間検出部での検出結果に基づく演算により前記信号路特性を取得することを特徴とする、請求項記載の光システム。
  8. 光モジュールと、該光モジュールに接続される処理装置と、をそなえた光システムにおける前記光モジュールであって、
    入力される光を受信し電気信号として出力しうる光受信部と、
    該光受信部からの電気信号ならびに該光モジュールおよび該処理装置の間の信号線路特性に基づき識別処理用の閾値を演算する閾値演算部と、をそなえたことを特徴とする、光モジュール。
  9. 前記処理装置が、前記光モジュールの外部に設けられた、
    ことを特徴とする、請求項8記載の光モジュール。
  10. 入力される光を受信し電気信号として出力しうる光受信部を有する光モジュールと、該光受信部からの電気信号について閾値に基づく識別処理を行なう識別部を有する処理装置と、をそなえた光システムにおける前記閾値設定方法であって、
    該光モジュールにおいて該光受信部からの前記電気信号の特性を検出し、
    該光受信部から該識別部に至る前記電気信号の信号路特性を取得し、
    前記検出した電気信号の特性と、前記取得した信号路特性と、に基づいて、該識別部での識別処理用の閾値を演算することを特徴とする、閾値設定方法。
  11. 前記処理装置が、前記光モジュールの外部に設けられた、
    ことを特徴とする、請求項10記載の閾値設定方法。
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