JP5135297B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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本発明は、画像処理装置および画像処理方法に関するものである。
プリンタ、コピー機などのカラー画像処理装置において色変換を行う際にルックアップテーブルが使用される。ルックアップテーブルは、色空間内の所定の色領域において配列された各格子点についての色変換後の値を有する。
格子点は、直交座標系や円柱座標系の各座標に沿って配列される。図8は、格子点の配列について説明する図である。図8における線の交点に格子点が設定される。図8(A)は、直交座標系において、直方体の色領域において均等に格子点が配列される場合を示す。図8(B)は、円柱座標系において、円柱形の色領域において各座標について均等に格子点が配列される場合を示す。また、図8(C)に示すように、色座標において格子点が取り得る値を減少させて、格子点を不均等に配置させることもできる。
その他、色領域を不均等に分割し、分割領域ごとに格子点の密度を変えているもの(例えば特許文献1参照)、円柱座標系において彩度方向に沿って格子点の密度を変えているもの(例えば特許文献2参照)などがある。
特開2000−125144号公報 特開2008−067138号公報
図9は、L色空間における色領域の一例を示す図であり、図10は、L色空間における色領域の断面の一例を示す図である。
図9および図10に示すようにルックアップテーブルで色変換を行う色領域が複雑な形状をしている場合には、その領域をすべて含む直方体や円柱形といった基本形状の色領域が設定される。このため、上記技術では、ルックアップテーブルで色変換を行う色領域の外部となる領域に不要な格子点が設定されてしまい、ルックアップテーブルのデータサイズが大きくなってしまう。
また、上記技術では、視覚的に色の差異を認識しやすい箇所に対して局所的に細かく格子点を配列させることが困難である。つまり、ある箇所に対して格子点の密度を高くしようとすると別の箇所における格子点の密度も併せて高くなってしまう。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、必要な箇所に必要な密度で格子点を配置したルックアップテーブルを使用して画像処理を行う画像処理装置および画像処理方法を得ることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明では以下のようにした。
本発明に係る画像処理装置は、ある色領域についてのルックアップテーブルである基本テーブル、および色領域の部分領域について基本テーブルより細かい格子点を定義したルックアップテーブルである詳細テーブルを記憶する記憶装置と、入力データの値に応じて、基本テーブルおよび/または詳細テーブルを選択し、選択した基本テーブルおよび/または詳細テーブルを使用して入力データの値に対応する補間値を計算する演算処理装置とを備える。そして、基本テーブルは、色領域内の各格子点についてLUTデータを有し、部分領域の外縁における所定の格子点についてのLUTデータは、詳細テーブルのアドレス情報を含み、所定の格子点以外の格子点についてのLUTデータは、色変換後の値を含む。演算処理装置は、入力データの値に対応する色領域内の格子点を特定し、特定した格子点についてのLUTデータに詳細テーブルのアドレス情報が含まれている場合には、そのアドレス情報に基づいて詳細テーブルを読み出し、詳細テーブルを使用して入力データの値に対応する補間値を計算する。
これにより、必要な箇所に必要な密度で格子点を配置したルックアップテーブルを使用して画像処理を行うことができる。このため、必要な色領域のみにおいて格子点の密度を高くしたり、視覚的に色の差異を認識しやすい箇所に対して局所的に細かく格子点を配列させたりすることができる。ひいては、不要な部分の格子点は粗くなるため、ルックアップテーブルのデータサイズを小さくすることができる。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記の画像処理装置に加え、次のようにしてもよい。この場合、記憶装置は、部分領域内の部分領域について詳細テーブルより細かい格子点を定義したルックアップテーブルである他の詳細テーブルを記憶する。そして、詳細テーブルは、部分領域内の各格子点についてLUTデータを有し、部分領域内の部分領域の外縁における所定の格子点についてのLUTデータは、他の詳細テーブルのアドレス情報を含み、その所定の格子点以外の格子点についてのLUTデータは、色変換後の値を含む。演算処理装置は、詳細テーブルにおいて入力データの値に対応する色領域内の格子点についてのLUTデータに他の詳細テーブルのアドレス情報が含まれている場合には、そのアドレス情報に基づいて他の詳細テーブルを読み出し、他の詳細テーブルを使用して入力データの値に対応する補間値を計算する。
これにより、多段階の密度で詳細テーブルを設定することができ、より要求に応じたルックアップテーブルを使用することができる。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記の画像処理装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、演算処理装置は、基本テーブルにおいて補間値の演算に必要な格子点を特定し、その格子点についてのLUTデータに詳細テーブルのアドレス情報が含まれている場合には、そのアドレス情報に基づいて詳細テーブルを読み出し、詳細テーブルにおけるその格子点についてのLUTデータを読み出して、その格子点についての色変換後の値を特定し、補間値の演算に必要な格子点についての色変換後の値を使用して補間値を計算する。
これにより、ルックアップテーブルのデータ構造を一様なものとすることができる。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記の画像処理装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、アドレス情報を含むLUTデータは、1または複数の上位ビットに所定の値が設定されている。
これにより、アドレス情報および色変換後の値のいずれが含まれているかを示すフラグなどの識別用データを別途追加する必要がない。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記の画像処理装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、LUTデータは、色変換後の色成分ごとに複数の色データを有し、複数の色データにおける上記上位ビットには、すべて同一の所定の値が設定されている。
これにより、アドレス情報および色変換後の値のいずれが含まれているか確実に区別することができる。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記の画像処理装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、記憶装置は、データ書き換え可能な記憶装置である。
これにより、基本テーブルのLUTデータを書き換え、詳細テーブルを記憶装置に追加記憶することで、詳細テーブルを容易に追加することができる。
本発明に係る画像処理方法は、ある色領域についてのルックアップテーブルである基本テーブル、および色領域の部分領域について基本テーブルより細かい格子点を定義したルックアップテーブルである詳細テーブルから、入力データの値に応じて、基本テーブルおよび/または詳細テーブルを選択し、選択した基本テーブルおよび/または詳細テーブルを使用して入力データの値に対応する補間値を計算する画像処理方法である。そして、基本テーブルは、色領域内の各格子点についてLUTデータを有し、部分領域の外縁における所定の格子点についてのLUTデータは、詳細テーブルのアドレス情報を含み、所定の格子点以外の格子点についてのLUTデータは、色変換後の値を含み、入力データの値に対応する色領域内の格子点を特定し、特定した格子点についてのLUTデータに詳細テーブルのアドレス情報が含まれている場合には、そのアドレス情報に基づいて詳細テーブルを読み出し、詳細テーブルを使用して入力データの値に対応する補間値を計算する。
これにより、必要な箇所に必要な密度で格子点を配置したルックアップテーブルを使用して画像処理を行うことができる。このため、必要な色領域のみにおいて格子点の密度を高くしたり、視覚的に色の差異を認識しやすい箇所に対して局所的に細かく格子点を配列させたりすることができる。ひいては、不要な部分の格子点は粗くなるため、ルックアップテーブルのデータサイズを小さくすることができる。
本発明によれば、必要な箇所に必要な密度で格子点を配置したルックアップテーブルを使用して画像処理を行うことができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 図2は、色領域における格子点の配列と部分領域における格子点の配列の例を示す図である。 図3は、図1に示す画像処理装置における記憶装置に記憶されている基本テーブルと詳細テーブルの一例を示す図である。 図4は、部分領域と部分領域の外縁の格子点を示す斜視図である。 図5は、図3に示す基本テーブルおよび詳細テーブルにおけるLUTデータの構造を示す図である。 図6は、図1における基本テーブルおよび詳細テーブルの対応関係の一例を示す図である。 図7は、図1に示す画像処理装置の動作について説明するフローチャートである。 図8は、格子点の配列について説明する図である。 図9は、L色空間における色領域の一例を示す図である。 図10は、L色空間における色領域の断面の一例を示す図である。
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。
図1において、記憶装置1は、ルックアップテーブルを格納する記憶装置である。この実施の形態では、記憶装置1には、フラッシュメモリなどといった書き換え可能な記憶装置が使用される。記憶装置1は、ルックアップテーブルとして、1つの基本テーブル11および1または複数の詳細テーブル12を記憶している。
基本テーブル11は、ある色領域についてのルックアップテーブルである。
詳細テーブル12は、その色領域の部分領域について基本テーブルより細かい格子点を定義したルックアップテーブルである。
基本テーブル11は、色領域内の各格子点についてLUTデータを有する。基本テーブル11において、その部分領域の外縁における所定の格子点についてのLUTデータは、詳細テーブルのアドレス情報を含み、その所定の格子点以外の格子点についてのLUTデータは、色変換後の値を含む。
詳細テーブル12は、部分領域内の各格子点についてLUTデータを有する。詳細テーブル12において、その部分領域内の更なる部分領域の外縁における所定の格子点についてのLUTデータは、他の詳細テーブルのアドレス情報を含み、その所定の格子点以外の格子点についてのLUTデータは、色変換後の値を含む。
図2は、色領域における格子点の配列と部分領域における格子点の配列の例を示す図である。図2(A)は、直交座標系の色空間内の直方体の色領域41における格子点の配列と、その色領域41の部分領域51,52における格子点の配列の一例を示す。図2(B)は、円柱座標系の色空間内の円柱形の色領域42における格子点の配列と、その色領域の部分領域53における格子点の配列の一例を示す。
図2(A)において、部分領域51,52は、色領域41における8個の格子点で囲まれる直方体の領域であり、色領域41における格子点についてのLUTデータは基本テーブル11に含まれ、部分領域51,52における格子点についてのLUTデータは、詳細テーブル12に含まれる。例えば、図2(A)に示す色領域41には、均等に配列された125個の格子点があるため、基本テーブル11は、125個のLUTデータを有する。また、部分領域51には、125個の格子点があるため、部分領域51についての詳細テーブル12は、125個のLUTデータを有する。部分領域52には、27個の格子点があるため、部分領域52についての詳細テーブル12は、27個のLUTデータを有する。
また、図2(B)において、部分領域53は、色領域42における8個の格子点で囲まれる扇形の領域であり、色領域42における格子点についてのLUTデータは基本テーブル11に含まれ、部分領域53における格子点についてのLUTデータは、詳細テーブル12に含まれる。
このように、この実施の形態では、色領域41,42における任意の部分領域についてより密度の高い格子点の配列を設定することができる。
図3は、図1に示す画像処理装置における記憶装置1に記憶されている基本テーブルと詳細テーブルの一例を示す図である。図3に示すように、記憶装置1においては、基本テーブル61に続いて詳細テーブル71,72が記憶される。
ここで、基本テーブル11(61)と詳細テーブル12(71,72)との関連付けについて説明する。
図4は、部分領域と部分領域の外縁の格子点を示す斜視図である。図4に示す部分領域81について詳細テーブル12に格子点配列が定義されている場合、部分領域81の外縁の格子点P0〜P7についてのLUTデータは、基本テーブル11に格納されている。それらの格子点P0〜P7のうち、各座標において最も低い座標値を有する格子点P0のLUTデータに、詳細テーブル12の先頭アドレスの情報が含められている。
また、その格子点P0のLUTデータに、その部分領域81について詳細テーブル12に格子点配列が定義されているか否かを示す情報が含められている。
図5は、図3に示す基本テーブル11および詳細テーブル12におけるLUTデータの構造を示す図である。例えば図5に示すように、ある格子点のLUTデータは、色空間でのその格子点の座標値フィールドと色データフィールド(ここではCMYKの4つのフィールド)を有する。色データの各フィールドは、8ビット長であり、この8ビットのうちの上位3ビットが、部分領域81について詳細テーブル12に格子点配列が定義されているか否かの判定のためのデータ種別識別ビットとして使用される。部分領域81について詳細テーブル12に格子点配列が定義されている場合、すべての色データにおけるこの3ビットのデータ種別識別ビットの値が「111」に設定され、各色の残りの5ビット(CMYKの場合、合計で20ビット)の値が、その詳細テーブル12の先頭アドレスの値に設定される。
なお、CMYKの4色の色変換後の値の合計は、CMYKの4色の色変換後の最大値の合計の87.5パーセントを超えることがないため、色データの上位3ビットをこのようにデータ種別識別ビットとして使用しても問題ない。
このようにして、基本データ11と詳細テーブル12とが、つまり色空間41の格子点配列と部分領域51,52の格子点配列とが、関連付けられている。
図6は、図1における基本テーブルおよび詳細テーブルの対応関係の一例を示す図である。図6に示す基本テーブル91において、座標値(16,0,0)のLUTデータには色変換後の値が含まれているが、座標値(48,0,0)および座標値(16,16,0)のLUTデータには、詳細テーブル92,93の先頭アドレスの値が含まれている。つまり、格子点P0の座標値が(48,0,0)である部分領域内に、詳細テーブル92により格子点配列が定義されており、格子点P0の座標値が(16,16,0)である部分領域内に、詳細テーブル93により格子点配列が定義されている。さらに、詳細テーブル92において、座標値(52,0,0)のLUTデータには、より高密度の格子点配列についての詳細テーブル94の先頭アドレスの値が含まれている。
図1に戻り、演算処理装置2は、入力データ(色データ)に対して、ルックアップテーブルを使用して色変換を行う装置である。演算処理装置2としては、コンピュータやデジタルシグナルプロセッサなどが使用され、各処理部が実現される。この演算処理装置1では、格子点選択部21、データ識別部22および補間演算部23が実現される。
格子点選択部21は、基本テーブル11および詳細テーブル12を参照して、入力データに対応する格子点、および補間演算に使用するその他の格子点を特定する処理部である。入力データに対応する格子点としては、入力データにより指定された色空間内の座標値を含む部分領域81の外縁における格子点P0が、入力データによる座標値および格子点の座標値から特定される。また、補間演算に使用する他の格子点の数およびP0からの相対位置は、補間演算の方式に応じて決定される。例えば、四面体補間の場合、格子点P0の他に3つの格子点の色変換後の値が必要となり、立方体補間の場合、格子点P0の他に7つの格子点の色変換後の値が必要となる。
データ識別部22は、格子点選択部21により指定された格子点についてLUTデータを読み出し、そのLUTデータに、色変換後の値および詳細テーブル12のアドレス情報のいずれが含まれているかを判定する処理部である。
補間演算部23は、格子点選択部21により特定された格子点についての色変換後の値および入力データの値から補間演算を行い、出力データの値を得る処理部である。
次に、上記装置の動作について説明する。図7は、図1に示す画像処理装置の動作について説明するフローチャートである。
まず、格子点選択部21は、入力データの含まれる部分領域(8個の格子点で囲まれる最小単位の領域)の格子点P0を特定し(ステップS1)、データ識別部22は、その格子点P0についてのLUTデータを基本テーブル11から読み出し(ステップS2)、そのLUTデータの値(つまり、各色データの上位3ビットの値)に基づいて、そのLUTデータに、詳細テーブル12のアドレス情報および色変換後の値のいずれが含まれているかを判定する(ステップS3)。
そのLUTデータに、詳細テーブル12のアドレス情報が含まれている場合、データ識別部22は、そのアドレス情報から詳細テーブル12の先頭アドレスを特定し(ステップS4)、格子点選択部21およびデータ識別部22は、その詳細テーブル12を基本テーブル11の代わりに使用して、ステップS1〜S3の処理を行う。
その詳細テーブル12から読み出されたLUTデータに、詳細テーブル12のアドレス情報が含まれている場合、格子点選択部21およびデータ識別部22は、さらに、ステップS4,S5,S1〜S3の処理を行う。
このようにして、入力データに対応する格子点についての色変換後の値が得られるまで、格子点選択部21およびデータ識別部22は、ステップS1〜S5の処理を行う。
さらに、格子点選択部21は、補間演算部23による補間演算に必要なその他の格子点を特定し(ステップS6)、ステップS7〜S11において、それらの格子点についての色変換後の値を取得する。
特定したある格子点について、データ識別部22は、まず、基本テーブル11または詳細テーブルにおけるその格子点についてのLUTデータを読み出し(ステップS7)、そのLUTデータにアドレス情報が含まれているか否かを判定する(ステップS8)。
そのLUTデータにアドレス情報が含まれていない場合には、データ識別部22は、そのLUTデータからその格子点についての色変換後の値を取得する。一方、そのLUTデータにアドレス情報が含まれている場合には、データ識別部22は、そのアドレス情報を特定し(ステップS9)、そのアドレス情報により指定される詳細テーブル12からその格子点のLUTデータを読み出す(ステップS10)。例えば、詳細テーブル12において、基本テーブル11に対応する色領域における格子点P0と同一の格子点についてのLUTデータを先頭に記憶しておき、詳細テーブル12の先頭アドレスから直ちにそのLUTデータを読み出せるようにしてもよい。このようにすることでアドレス演算が少なくて済む。
そして、ステップS8〜ステップS10の処理が、色変換後の値を含むLUTデータに辿り着くまで繰り返し行われる。
このようにして、ステップS7〜S10の処理が、補間演算に必要な格子点についての色変換の値が得られるまで、各格子点について実行される(ステップS11)。
そして、入力データ、ステップS3において入力データに対応する格子点P0についての座標値および色変換後の値、および補間演算に必要なその他の格子点の座標値および色変換後の値が補間演算部23に供給され、補間演算部23は、それらのデータに基づいて補間演算を行い、入力データに対する色変換後の値を求め、出力データとして出力する(ステップS12)。
以上のように、上記実施の形態によれば、記憶装置1は、ある色領域についてのルックアップテーブルである基本テーブル11、および色領域の部分領域について基本テーブル11より細かい格子点を定義したルックアップテーブルである詳細テーブル12を記憶する。演算処理装置2は、入力データの値に応じて、基本テーブル11および/または詳細テーブル12を選択し、選択した基本テーブル11および/または詳細テーブル12を使用して入力データの値に対応する補間値を計算する。
そして、基本テーブル11は、色領域内の各格子点についてLUTデータを有し、部分領域の外縁における所定の格子点についてのLUTデータは、詳細テーブル12のアドレス情報を含み、所定の格子点以外の格子点についてのLUTデータは、色変換後の値を含む。
演算処理装置2は、入力データの値に対応する色領域内の格子点P0を特定し、基本テーブル11においてその格子点P0についてのLUTデータに詳細テーブル12のアドレス情報が含まれている場合には、そのアドレス情報に基づいて詳細テーブル12を読み出し、詳細テーブル12を使用して入力データの値に対応する補間値を計算する。
これにより、基本テーブル11に、要求に応じて詳細テーブル12を追加することで、必要な箇所に必要な密度で格子点を配置したルックアップテーブルを使用して画像処理を行うことができる。このため、必要な色領域のみにおいて格子点の密度を高くしたり、視覚的に色の差異を認識しやすい箇所に対して局所的に細かく格子点を配列させたりすることができる。ひいては、不要な部分の格子点は粗くなるため、ルックアップテーブルのデータサイズを小さくすることができる。
なお、上述の実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、基本テーブルおよび詳細テーブルによる格子点密度の段階数は2または3であるが、4以上としてもよい。
また、上記実施の形態では、LUTデータの上位3ビットをデータ種別識別ビットとして使用しているが、上位2ビットしてもよいし、その他のビット数としてもよい。
本発明は、例えば、プリンタ、コピー機、複合機などの画像形成装置に適用可能である。
1 記憶装置
2 演算処理装置
11,61,91 基本テーブル
12,71,72,92,93 詳細テーブル
41,42 色領域
51,52,53,81 部分領域
94 詳細テーブル(他の詳細テーブルの一例)

Claims (7)

  1. ある色領域についてのルックアップテーブルである基本テーブル、および前記色領域の部分領域について前記基本テーブルより細かい格子点を定義したルックアップテーブルである詳細テーブルを記憶する記憶装置と、
    入力データの値に応じて、前記基本テーブルおよび/または前記詳細テーブルを選択し、選択した前記基本テーブルおよび/または前記詳細テーブルを使用して前記入力データの値に対応する補間値を計算する演算処理装置とを備え、
    前記基本テーブルは、前記色領域内の各格子点についてLUTデータを有し、前記部分領域の外縁における所定の格子点についてのLUTデータは、前記詳細テーブルのアドレス情報を含み、前記所定の格子点以外の格子点についてのLUTデータは、色変換後の値を含み、
    前記演算処理装置は、前記入力データの値に対応する前記色領域内の格子点を特定し、特定した格子点についてのLUTデータに前記詳細テーブルのアドレス情報が含まれている場合には、そのアドレス情報に基づいて前記詳細テーブルを読み出し、前記詳細テーブルを使用して前記入力データの値に対応する補間値を計算すること、
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 前記記憶装置は、前記部分領域内の部分領域について前記詳細テーブルより細かい格子点を定義したルックアップテーブルである他の詳細テーブルを記憶し、
    前記詳細テーブルは、前記部分領域内の各格子点についてLUTデータを有し、前記部分領域内の部分領域の外縁における所定の格子点についてのLUTデータは、前記他の詳細テーブルのアドレス情報を含み、その所定の格子点以外の格子点についてのLUTデータは、色変換後の値を含み、
    前記演算処理装置は、前記詳細テーブルにおいて前記入力データの値に対応する前記色領域内の格子点についてのLUTデータに前記他の詳細テーブルのアドレス情報が含まれている場合には、そのアドレス情報に基づいて前記他の詳細テーブルを読み出し、前記他の詳細テーブルを使用して前記入力データの値に対応する補間値を計算すること、
    特徴とする請求項1記載の画像処理装置。



  3. 前記演算処理装置は、前記基本テーブルにおいて前記補間値の演算に必要な格子点を特定し、その格子点についてのLUTデータに前記詳細テーブルのアドレス情報が含まれている場合には、そのアドレス情報に基づいて前記詳細テーブルを読み出し、前記詳細テーブルにおけるその格子点についてのLUTデータを読み出して、その格子点についての色変換後の値を特定し、前記補間値の演算に必要な格子点についての色変換後の値を使用して前記補間値を計算することを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記アドレス情報を含む前記LUTデータは、1または複数の上位ビットに所定の値が設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像処理装置。
  5. 前記LUTデータは、色変換後の色成分ごとに複数の色データを有し、
    前記複数の色データにおける前記上位ビットには、すべて前記所定の値が設定されていること、
    を特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  6. 前記記憶装置は、データ書き換え可能な記憶装置であることを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の画像処理装置。
  7. ある色領域についてのルックアップテーブルである基本テーブル、および前記色領域の部分領域について前記基本テーブルより細かい格子点を定義したルックアップテーブルである詳細テーブルから、入力データの値に応じて、前記基本テーブルおよび/または前記詳細テーブルを選択し、選択した前記基本テーブルおよび/または前記詳細テーブルを使用して前記入力データの値に対応する補間値を計算する画像処理方法であって、
    前記基本テーブルは、前記色領域内の各格子点についてLUTデータを有し、前記部分領域の外縁における所定の格子点についてのLUTデータは、前記詳細テーブルのアドレス情報を含み、前記所定の格子点以外の格子点についてのLUTデータは、色変換後の値を含み、
    前記入力データの値に対応する前記色領域内の格子点を特定し、特定した格子点についてのLUTデータに前記詳細テーブルのアドレス情報が含まれている場合には、そのアドレス情報に基づいて前記詳細テーブルを読み出し、前記詳細テーブルを使用して前記入力データの値に対応する補間値を計算すること、
    を特徴とする画像処理方法。
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