JP5803339B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置に関する。
プリンターや複写機ではスクリーン処理が行われることが一般的である。スクリーン処理としてはディザ法が知られ、閾値マトリクスに設定された閾値と各画素の画素値の比較によって画素値が2値化又は多値化される。
従来、画像データと同じ解像度ではなく、画像データより高解像度の閾値マトリクスによってスクリーン処理が行われている(例えば、特許文献1参照)。高解像度の閾値マトリクスを用いることにより閾値マトリクスにより形成されるスクリーンの線数と角度の設計の幅が広がり、スクリーン処理の自由度が向上する。例えば、ラインスクリーンの傾き(角度)として傾き2/5(角度36°)付近の設計を予定している場合、ある解像度の閾値マトリクスによれば傾き1/5(角度18°)や傾き3/5(角度54°)では差が大きいため傾き2/5のみの選択となるが、解像度が2倍の閾値マトリクスによれば傾き2/5だけでなく、傾き1.5/5(角度27°)や傾き2.5/5(角度45°)の選択もできる。設計できる線数や角度の選択の自由度が高ければ、スクリーン処理後の周期的なパターンを持つ画像の重ね合わせによって生じる干渉パターンを回避しやすくなる。
特許第3726470号公報
しかしながら、上記特許文献1によれば、画像データを閾値マトリクスの高解像度に合わせて解像度変換し、スクリーン処理した後、再度解像度変換によって元の低解像度に戻している。この場合、高解像度化によって増えた画素数分だけ、スクリーン処理の演算回路が必要となる。例えば、画像データの解像度が1200dpiであり、閾値マトリクスの解像度が2400dpiである場合、1画素の画像データをスクリーン処理するのに、4画素分の演算回路が必要となる。閾値マトリクスの解像度が高ければ高いほど、設計できるスクリーンの線数や角度も増え、スクリーン処理の自由度が向上するが、従来の方法ではスクリーン処理の回路規模も増大し、コストがかかる。
本発明の課題は、簡易な構成によりスクリーン処理の自由度を向上させることである。
請求項1に記載の発明によれば、
画像データの各画素の閾値マトリクス上のアドレスを算出するアドレス算出部と、
前記閾値マトリクスに設定された閾値をアドレスに対応付けて記憶する複数のメモリーと、
複数の前記メモリーに記憶された閾値によりスクリーン処理に用いる閾値を決定する閾値決定部と、
決定された前記閾値を用いて各画素のスクリーン処理後の画素値を出力する閾値処理部と、
スクリーン処理モードを、高解像度モードと低解像度モードに切り替える制御部と、を備え、
前記高解像度モード時、画像データより高解像度の閾値マトリクスが用いられ、
複数の前記メモリーは、画像データの1画素が高解像度に解像度変換されたときの複数の画素に対応する閾値を同一アドレスに対応付けてそれぞれ記憶し、前記アドレス算出部によって算出されたアドレスに対応する閾値を各メモリーが同時に出力し、
前記閾値決定部は、各メモリーから出力された閾値を加重平均して得られた閾値を、スクリーン処理に用いる閾値として決定し、
前記低解像度モード時、画像データと同じ解像度の閾値マトリクスが用いられ、
複数の前記メモリーは、各メモリーに割り当てられたアドレスに対応する閾値をそれぞれ記憶し、前記アドレス算出部によって算出されたアドレスに対応する閾値を記憶するメモリーが当該閾値を出力し、
前記閾値決定部は、前記メモリーから出力された閾値をスクリーン処理に用いる閾値として決定する画像処理装置が提供される。
請求項2に記載の発明によれば、
前記制御部は、カラーの画像データをスクリーン処理する場合、カラー毎に前記高解像度モードと前記低解像度モードを切り替える請求項1に記載の画像処理装置が提供される。
請求項3に記載の発明によれば、
前記制御部は、モノクロの画像データを処理する場合は前記高解像度モードに切り替え、カラーの画像データをスクリーン処理する場合はカラーモードに切り替え、
前記カラーモード時、画像データと同じ解像度でカラー毎に異なる閾値マトリクスが用いられ、
複数の前記メモリーは、各メモリーに割り当てられたカラーの閾値マトリクスの閾値を記憶し、スクリーン処理対象の画像データのカラーが割り当てられたメモリーが前記アドレス算出部によって算出されたアドレスに対応する閾値を出力し、
前記閾値決定部は、前記メモリーから出力された閾値をスクリーン処理に用いる閾値として決定する請求項1に記載の画像処理装置が提供される。
本発明によれば、高解像度モードに切り替えることにより、高解像度の閾値マトリクスでなければ形成できない線数や角度のスクリーンを実現することができる。スクリーン処理の演算は画像データの解像度の画素単位で行うことができるため、スクリーン処理の回路構成の拡大を伴わずに、簡易な構成によりスクリーン処理の自由度を向上させることができる。また、低解像度モードによれば、高解像度モードのために用意された複数のメモリーを使用して高解像度モードよりも大きなサイズの閾値マトリクスを形成でき、スクリーン処理の自由度が向上するとともに、メモリー資源を有効活用できる。
本実施の形態に係る画像処理装置を示す図である。 画像データと閾値マトリクスの位置関係を示す図である。 閾値マトリクスを示す図である。 高解像度モード時の閾値マトリクスとその閾値を記憶する複数のメモリーとを示す図である。 高解像度モード時のスクリーン処理を説明する図である。 低解像度モード時の閾値マトリクスとその閾値を記憶する複数のメモリーとを示す図である。 低解像度モード時のスクリーン処理を説明する図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像処理装置1を示す。
画像処理装置1は、図1に示すようにアドレス算出部2、4つのメモリー31〜34、乱数発生部4、閾値決定部5、閾値処理部6、制御部7を備える。画像処理装置1は、入力された画像データを閾値マトリクスを用いてスクリーン処理し、スクリーン処理後の画像データを出力する。ここでは、解像度1200dpiの画像データが入力される例を示す。
閾値マトリクスは、図2に示すようにM×N画素からなり、主走査方向にM画素、副走査方向にN画素の単位でシフトされ繰り返し用いられる。副走査方向にシフトする際には主走査方向にL画素ずれるので、閾値マトリクスはタイル状に画像データの各画素と照合される。
図3に示すように、閾値マトリクスには閾値マトリクス上の位置を示す0からM×N−1までのアドレスが付されており、各アドレスに対応付けてM×N個の閾値が設定されている。
アドレス算出部2は、画像データの各画素の閾値マトリクス上のアドレスAdsを算出し、各メモリー31〜34と制御部7に出力する。
画像データ上の画素の位置を主走査方向及び副走査方向の位置座標(i,j)で表すと、図3に示す閾値マトリクス上の画素の位置座標(sai,saj)は、下記式により算出できる。なお、%は剰余の演算を示す演算子である。Mは閾値マトリクスの主走査方向の画素数、Nは閾値マトリクスの副走査方向の画素数である。
sai=i%M
saj=j%N
アドレス算出部2は、位置座標(sai,saj)に対応するアドレスの変換テーブルを備え、当該変換テーブルによって上記式から求めた位置座標(sai,saj)に対応するアドレスAdsを出力する。例えば、(sai,saj)=(1,2)であれば、アドレスAds=1が出力される。
メモリー31〜34は、閾値マトリクスに設定された閾値を閾値マトリクスのアドレスに対応付けて記憶する。メモリー31〜34としては例えばRAM(Random Access Memory)等を用いることができる。
メモリー31〜34は、制御部7から出力された制御信号CEに応じて、アドレス算出部2から出力されたアドレスAdsに対応する閾値Th1〜Th4をそれぞれ出力する。
乱数発生部4は1〜4の数値範囲内で乱数を発生して閾値決定部5に出力する。
閾値決定部5は、制御部7から出力された制御信号CEに応じて、メモリー31〜34からそれぞれ出力された閾値Th1〜Th4により、スクリーン処理に用いる閾値Thを決定し、出力する。閾値決定部5としてはマルチプレクサー等を用いることができる。
閾値処理部6は、閾値決定部5から出力された閾値Thを用いて各画素の画素値Cinを2値化又は多値化する。閾値処理部6は、2値化又は多値化によって得られた画素値Coutをスクリーン処理後の画像データとして出力する。
画像データの最小値が0、最大値が255であるとすると、2値化の場合、閾値処理部6は画素値Cinが閾値Thより小さければ0、閾値Thより大きければ255の画素値Coutを出力する。
多値化の場合、閾値処理部6は閾値Thに所定値を加算して2つ目の閾値ThHを取得する。閾値処理部6は画素値Cinが閾値Thより小さければ0、閾値ThHより大きければ255の画素値Coutを出力する。画素値Cinが閾値Th以上閾値ThH以下であれば、閾値処理部6は閾値Thと閾値ThHの1次補間関数に画素値Cinを入力して得られる中間調の画素値Coutを出力する。
制御部7は、各メモリー31〜34と閾値決定部5に制御信号CEを出力し、スクリーン処理モードを高解像度モードと低解像度モードの何れかに切り替える。高解像度モードは、画像データの解像度1200dpiよりも高解像度の2400dpiの閾値マトリクスを用いてスクリーン処理するモードである。低解像度モードは、画像データと同じ解像度1200dpiの閾値マトリクスを用いてスクリーン処理するモードである。
好ましくは、制御部7は画像データのカラー毎に高解像度モードと低解像度モードを切り替える。Y(イエロー)、M(マジェンタ)、C(シアン)、K(黒)の4色のカラーの画像データをスクリーン処理する場合、C、Yのように比較的視覚感度が低いカラーは各カラーの画像を重ね合わせたときに干渉パターンが生じたとしても視認されにくい。一方、M、Kは視覚感度が高く干渉パターンが視認されやすい。高解像度モードによれば、低解像度モードに比べスクリーン処理の自由度が向上するので、干渉パターンによる影響が小さいC、Yの画像データは低解像度モードでスクリーン処理し、干渉パターンの影響が大きいMやKのカラーは高解像度モードに切り替えて角度や線数が異なるスクリーンが形成されやすいようにすればよい。
制御部7は、高解像度モードへの切り替え時、各メモリー31〜34及び閾値決定部5に制御信号CE=1111を出力する。低解像度モードへの切り替え時、制御部7はアドレス算出部2から出力されたアドレスAdsに応じた制御信号CEを各メモリー31〜34及び閾値決定部5に出力する。
高解像度モードと低解像度モードとで異なる解像度の閾値マトリクスが用いられるので、制御部7はスクリーン処理モードの切り替えと同時に、メモリー31〜34に保持する閾値マトリクスの閾値を入れ替える。
以下、高解像度モード、低解像度モードのそれぞれに用いられる閾値マトリクスを、画像処理装置1のスクリーン処理動作とともに説明する。
〈高解像度モード〉
図4は、高解像度モード時に用いられる解像度2400dpiの閾値マトリクスの一部を示す。
図4に示すように、解像度2400dpiの閾値マトリクスには、解像度1200dpiの1画素に対し、解像度2400dpiの4画素分の閾値が設定されている。アドレス(図4の閾値マトリクス中に示す数字)は解像度1200dpiの画素単位で付され、メモリー31〜34は同一のアドレスに対応する4つの閾値をそれぞれ記憶する。例えば、1つのアドレスが付された解像度1200dpiの1画素に対応する解像度2400dpiの4つの画素のうち、メモリー31は左上の画素の閾値、メモリー32は右上の画素の閾値、メモリー33は左下の画素の閾値、メモリー34は右下の画素の閾値を記憶する。メモリー31〜34の容量が8ビットであり、それぞれ255個の閾値を保持できるのであれば、アドレス0〜255に対応する4つの閾値のそれぞれを各メモリー31〜34が記憶する。
高解像度の閾値マトリクスは低解像度の閾値マトリクスに比較して、閾値マトリクスによって形成されるスクリーンの線数や角度等の設計の自由度が高い。例えば、ラインスクリーンの角度は画素数の整数比(副走査方向の画素数/主走査方向の画素数)で決定される。低解像度の閾値マトリクスの角度を整数比2/5の角度に設計するとき、高解像度の閾値マトリクスによれば整数比1.5/5や整数比2.5/5の角度も設計することができる。高解像度の閾値マトリクスは高解像度でなければ形成できない線数や角度の設計が可能であり、高解像度モードによって自由度の高いスクリーン処理が可能となる。
高解像度モードへの切り替え時、制御部7は各メモリー31〜34が保持する閾値を入れ替え、各メモリー31〜34は上述した高解像度モード用の閾値マトリクスの閾値を記憶する。制御部7にはアドレス算出部2からアドレスAdsが入力されるが、制御部7はアドレスAdsに関係なく、制御信号CE=1111を各メモリー31〜34と閾値決定部5に出力する。
アドレス算出部2は解像度1200dpiの画像データの注目画素の位置座標(i,j)から閾値マトリクス上の位置座標(sai,saj)を算出し、この位置座標(sai,saj)に対応するアドレスAdsを出力する。
メモリー31〜34は、制御部7からの制御信号CE=1111に応じて、アドレス算出部2から出力された同一のアドレスAdsに対応する解像度2400dpiの閾値Th1〜Th4をそれぞれ出力する。これにより、図5に示すように、解像度1200dpiの注目画素が解像度2400dpiに解像度変換されたときの4つの画素に対応する4つの閾値が各メモリー31〜34から同時に出力される。
閾値決定部5は、制御信号CE=1111に応じて、各メモリー31〜34から出力された4つの閾値Th1〜Th4を加重平均し、スクリーン処理に用いる閾値Thを得る。閾値Th1〜Th4のうち何れを加重するかは乱数発生部4から出力された乱数によって決定され、乱数が1であれば閾値Th1、乱数が2であれば閾値Th2、乱数が3であれば閾値Th3、乱数が4であれば閾値Th4が加重される。
例えば、図5に示すように、アドレス25の注目画素に対して、閾値Th1=20、閾値Th2=40、閾値Th3=45、閾値Th4=60が各メモリー31〜34から出力され、乱数発生部4から乱数3が出力された場合、閾値決定部5は下記式のように閾値Th3を加重した4つの閾値Th1〜Th4の平均値(小数点以下は切り捨て)を算出する。下記式で加重係数として5が用いられているが、加重係数は適宜設定可能である。
(20+40+5×45+60)/8=43
閾値決定部5は算出した平均値をスクリーン処理に用いる閾値Thとして閾値処理部6に出力する。
閾値処理部6は、図5に示すように注目画素の画素値Cin=75と閾値Th=43とを比較し、スクリーン処理後の画素値Cout=255を出力する。
〈低解像度モード〉
図6は、低解像度モード時に用いられる解像度1200dpiの閾値マトリクスの一部を示す。
図6に示すように、解像度1200dpiの閾値マトリクスには、解像度1200dpiの1画素に対し、1画素分の閾値が設定されている。アドレス(図6の閾値マトリクス中に示す数字)は高解像度モードと同様に、解像度1200dpiの画素単位で付される。各メモリー31〜34は、各メモリー31〜34に割り当てられたアドレスの閾値を記憶する。例えば、メモリー31〜34の容量が8ビットであり、256個の閾値を保持できるのであれば、メモリー31はアドレス0〜255に対応する閾値、メモリー32はアドレス256〜511に対応する閾値、メモリー33はアドレス512〜767に対応する閾値、メモリー34はアドレス768〜1023に対応する閾値を記憶する。メモリー31〜34全体として1024個の閾値を保持でき、高解像度モード時の4倍の大きさの閾値マトリクスを形成できる。
低解像度モードへの切り替え時、制御部7は各メモリー31〜34が保持する閾値を入れ替え、各メモリー31〜34は上述した低解像度モード用の閾値マトリクスの閾値を記憶する。
アドレス算出部2は、解像度1200dpiの画像データの注目画素の位置座標(i,j)から閾値マトリクス上の位置座標(sai,saj)を算出し、この位置座標(sai,saj)に対応するアドレスAdsを出力する。
制御部7は、アドレスAdsに応じた制御信号CEを各メモリー31〜34と閾値決定部5に出力する。制御部7は、アドレスAdsが0〜255であれば制御信号CE=0001、アドレスAdsが256〜511であれば制御信号CE=0010、アドレスAdsが512〜767であれば制御信号CE=0100、アドレスAdsが768〜1023であれば制御信号CE=1000を出力する。
メモリー31は、制御部7から出力された制御信号CEがCE=0001のとき、アドレスAdsはメモリー31に割り当てられたアドレス0〜255の何れかであるので、アドレスAdsに対応する解像度1200dpiの閾値Th1を出力する。同様に、メモリー32は制御信号CEがCE=0010のとき、256〜511のアドレスAdsに対応する解像度1200dpiの閾値Th2を出力する。メモリー33は制御信号CEがCE=0100のとき、512〜767のアドレスAdsに対応する解像度1200dpiの閾値Th3を出力する。メモリー34は制御信号CEがCE=1000のとき、768〜1023のアドレスAdsに対応する解像度1200dpiの閾値Th4を出力する。
すなわち、4つのメモリー31〜34のうち、アドレス算出部2によって算出されたアドレスAdsに対応する閾値を記憶するメモリー31〜34のみ当該閾値を出力する。
閾値決定部5は、制御信号CEに応じて各メモリー31〜34から出力された閾値Th1〜Th4のうちの何れかを選択し、スクリーン処理に用いる閾値Thとして決定する。閾値決定部5は、制御信号CEがCE=0001のときメモリー31から出力された閾値Th1、CE=0010のときメモリー32から出力された閾値Th2を選択する。また、閾値決定部5は、制御信号CEがCE=0100のときメモリー33から出力された閾値Th3、CE=1000のときメモリー34から出力された閾値Th4を選択する。
例えば、アドレス25の注目画素のアドレスAdsがAds=25であった場合、0から255までのアドレスの閾値はメモリー31が記憶しているので、図7に示すように、メモリー31からアドレス25に対応する閾値55が閾値Th1として出力される。閾値決定部5はアドレス25の閾値Thとして当該閾値Th1を出力する。
閾値処理部6は、アドレス25の注目画素の画素値Cin=75と閾値Th=55とを比較し、スクリーン処理後の画素値Cout=255を出力する。
以上のように、本実施の形態によれば、画像処理装置1は、画像データの各画素の閾値マトリクス上のアドレスAdsを算出するアドレス算出部2と、閾値マトリクスに設定された閾値をアドレスに対応付けて記憶する複数のメモリー31〜34と、複数のメモリー31〜34に記憶された閾値によりスクリーン処理に用いる閾値Thを決定する閾値決定部5と、決定された閾値Thを用いて各画素のスクリーン処理後の画素値Coutを出力する閾値処理部6と、スクリーン処理モードを、高解像度モードと低解像度モードに切り替える制御部7と、を備える。高解像度モード時、画像データより高解像度の閾値マトリクスが用いられ、複数のメモリー31〜34は、画像データの1画素が高解像度に解像度変換されたときの複数の画素に対応する閾値を同一アドレスに対応付けてそれぞれ記憶し、アドレス算出部2によって算出されたアドレスAdsに対応する閾値Th1〜Th4を各メモリー31〜34が同時に出力し、閾値決定部5は、各メモリー31〜34から出力された閾値Th1〜Th4を加重平均して得られた閾値を、スクリーン処理に用いる閾値Thとして決定する。低解像度モード時、画像データと同じ解像度の閾値マトリクスが用いられ、複数のメモリー31〜34は、各メモリー31〜34に割り当てられたアドレスに対応する閾値をそれぞれ記憶し、アドレス算出部2によって算出されたアドレスAdsに対応する閾値を記憶する何れかのメモリー31〜34が当該閾値を出力し、閾値決定部5は、何れかのメモリー31〜34から出力された閾値をスクリーン処理に用いる閾値Thとして決定する。
高解像度モードによれば、高解像度2400dpiの閾値マトリクスの閾値Th1〜Th4から画像データの解像度1200dpiに合わせた閾値Thがスクリーン処理に用いられる。スクリーン処理の演算を画像データの解像度1200dpiの画素単位で行うことができ、スクリーン処理の回路構成を拡大せずにスクリーン処理できる。また、閾値Th1〜Th4の加重平均により閾値Thが求められるので、閾値Thに高解像度の閾値Th1〜Th4の特徴を残すことができ、高解像度の閾値マトリクスでなければ形成できない線数や角度のスクリーンを実現することができる。従って、解像度に制約されることなく、簡易な構成により自由度の高いスクリーン処理を行うことができる。
低解像度モードによれば、1つの閾値マトリクスのアドレスを各メモリー31〜34に割り当てて、高解像度モードよりも大きな閾値マトリクスを形成することができる。また、高解像度モードのために用意された4つのメモリー31〜34の全てを使用するので、メモリー資源の有効活用が可能である。
また、制御部7は、画像データのカラー毎に高解像度モードと低解像度モードを切り替えることができる。上述のように、C、Yのように比較的視覚感度が低いカラーは低解像度モードでスクリーン処理し、視覚感度が高いMやKのカラーは高解像度モードでスクリーン処理することにより、視認されやすい干渉パターンの発生を抑えることが可能になる。
他にも、高解像度モードと低解像度モードを切り替えることにより、用途に応じたスクリーン処理が可能であり、スクリーン処理の自由度が向上する。例えば、低解像度モードによれば、特性上、大きなサイズの閾値マトリクスを要するFMスクリーンを実現することが可能であり、AMスクリーンの場合は高解像度モード、FMスクリーンの場合は低解像度モードに切り替えることにより、回路構成をそのままにして閾値マトリクスのサイズが異なるAMスクリーンとFMスクリーンの両方を実現できる。
なお、上記実施の形態は本発明の好適な一例であり、これに限定されない。
例えば、高解像度モード時に用いられる閾値マトリクスの解像度は、画像データの解像度に対して整数倍であればその倍数は特に限定されない。上記実施の形態では、解像度1200dpiの画像データに対し、主走査方向及び副走査方向に2倍の解像度2400dpiの閾値マトリクスを用いる例を示したが、3倍の解像度3600dpiにしてもよいし、主走査方向と副走査方向で異なる倍数としてもよい。画像データに対し主走査方向にa倍、副走査方向にb倍の閾値マトリクスを用意する場合、画像データの1画素を高解像度化したときの画素数はa×b個である。a×b個の画素に対する閾値が高解像度の閾値マトリクスとして設定されるので、当該閾値を保持するためのメモリーはa×b個準備する必要がある。この場合、低解像度モードでは高解像度モードよりa×b倍の大きさの閾値マトリクスを形成できる。
また、上記実施の形態において、低解像度モード時、使用しないメモリーが無いようにメモリー31〜34の全てにアドレスを割り当てて1つの閾値マトリクスを形成し、メモリー資源を有効活用する例を挙げた。有効活用の観点からすれば、カラー毎に異なる閾値マトリクスの閾値を各メモリー31〜34が記憶し、カラー毎に各メモリー31〜34が閾値を出力することとしてもよい。AMスクリーンの場合、カラーによって好適なスクリーンの角度や線数が異なるため、異なる閾値マトリクスがカラー毎に切り替えられてスクリーン処理されることが多い。よって、各メモリー31〜34がカラー毎に異なる閾値マトリクスの閾値を出力する構成であれば、メモリーを増設することなく閾値マトリクスの切り替えができスクリーン処理の自由度が向上するし、高解像度モードのために準備された複数のメモリー31〜34を有効活用できる。
例えば、高解像度モード、低解像度モードとは別のスクリーン処理モードとしてカラーモードを設け、カラーの画像データをスクリーン処理する場合、制御部7はカラーモードに切り替える。カラーモードのスクリーン処理動作は基本的に低解像度モードと同じであり、各メモリー31〜34が保持する閾値が異なる。低解像度モードでは各メモリー31〜34が1つの閾値マトリクスのアドレス0〜1023のうち割り当てられたアドレスの閾値を記憶するのに対し、カラーモードではメモリー31〜34が4色のカラーのうち割り当てられたカラーの閾値マトリクスの閾値を記憶する。
カラーモードへの切り替え時、制御部7は各メモリー31〜34が保持する閾値を、各カラーに好適な閾値マトリクスとして用意された閾値マトリクスの閾値に入れ替える。 例えば、メモリー31はY用の閾値マトリクスの閾値、メモリー32はM用の閾値マトリクスの閾値、メモリー33はC用の閾値マトリクスの閾値、メモリー34はK用の閾値マトリクスの閾値を記憶する。各カラー用の閾値マトリクスは画像データと同じ解像度であり、アドレスも画像データの解像度の画素単位で付されている。
制御部7はスクリーン処理対象の画像データのカラーがYであればCE=0001、MであればCE=0010、CであればCE=0100、KであればCE=1000の制御信号CEを出力する。この制御信号CEに応じて、各メモリー31〜34はアドレスAdsに対応する閾値Th1〜Th4を出力し、閾値決定部5は閾値Th1〜Th4の何れかを選択してスクリーン処理に用いる閾値Thとして出力する。
すなわち、CE=0001であればメモリー31がアドレスAdsに対応する閾値Th1を出力し、閾値決定部5は閾値Th1を選択する。CE=0010であればメモリー32が閾値Th2を出力し、閾値決定部5は閾値Th2を選択する。CE=0100であればメモリー33が閾値Th3を出力し、閾値決定部5は閾値Th3を選択する。CE=1000であればメモリー34が閾値Th4を出力し、閾値決定部5は閾値Th4を選択する。
これにより、カラー毎に異なる閾値マトリクスを用いる場合も、閾値マトリクスの閾値を保持するためのメモリーを増設することなく、スクリーン処理することができ、スクリーン処理の自由度が向上する。
一方、モノクロの画像データの場合、制御部7は高解像度モードに切り替えればよい。モノクロつまりKのカラーは視覚感度が高く、斜線の画像部分等はジャギーと呼ばれる画質劣化が視認されやすい。ジャギーの防止には高線数のスクリーンが効果的である。よって、高線数に設計された高解像度の閾値マトリクスを用いてモノクロの画像データをスクリーン処理することにより、高線数のスクリーンを実現することができ、ジャギーを抑えたスクリーン処理が可能となる。
1 画像処理装置
2 アドレス算出部
31〜34 メモリー
4 乱数発生部
5 閾値決定部
6 閾値処理部
7 制御部

Claims (3)

  1. 画像データの各画素の閾値マトリクス上のアドレスを算出するアドレス算出部と、
    前記閾値マトリクスに設定された閾値をアドレスに対応付けて記憶する複数のメモリーと、
    複数の前記メモリーに記憶された閾値によりスクリーン処理に用いる閾値を決定する閾値決定部と、
    決定された前記閾値を用いて各画素のスクリーン処理後の画素値を出力する閾値処理部と、
    スクリーン処理モードを、高解像度モードと低解像度モードに切り替える制御部と、を備え、
    前記高解像度モード時、画像データより高解像度の閾値マトリクスが用いられ、
    複数の前記メモリーは、画像データの1画素が高解像度に解像度変換されたときの複数の画素に対応する閾値を同一アドレスに対応付けてそれぞれ記憶し、前記アドレス算出部によって算出されたアドレスに対応する閾値を各メモリーが同時に出力し、
    前記閾値決定部は、各メモリーから出力された閾値を加重平均して得られた閾値を、スクリーン処理に用いる閾値として決定し、
    前記低解像度モード時、画像データと同じ解像度の閾値マトリクスが用いられ、
    複数の前記メモリーは、各メモリーに割り当てられたアドレスに対応する閾値をそれぞれ記憶し、前記アドレス算出部によって算出されたアドレスに対応する閾値を記憶するメモリーが当該閾値を出力し、
    前記閾値決定部は、前記メモリーから出力された閾値をスクリーン処理に用いる閾値として決定する画像処理装置。
  2. 前記制御部は、カラーの画像データをスクリーン処理する場合、カラー毎に前記高解像度モードと前記低解像度モードを切り替える請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記制御部は、モノクロの画像データを処理する場合は前記高解像度モードに切り替え、カラーの画像データをスクリーン処理する場合はカラーモードに切り替え、
    前記カラーモード時、画像データと同じ解像度でカラー毎に異なる閾値マトリクスが用いられ、
    複数の前記メモリーは、各メモリーに割り当てられたカラーの閾値マトリクスの閾値を記憶し、スクリーン処理対象の画像データのカラーが割り当てられたメモリーが前記アドレス算出部によって算出されたアドレスに対応する閾値を出力し、
    前記閾値決定部は、前記メモリーから出力された閾値をスクリーン処理に用いる閾値として決定する請求項1に記載の画像処理装置。
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