JP5803339B2 - 画像処理装置 - Google Patents
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Description
画像データの各画素の閾値マトリクス上のアドレスを算出するアドレス算出部と、
前記閾値マトリクスに設定された閾値をアドレスに対応付けて記憶する複数のメモリーと、
複数の前記メモリーに記憶された閾値によりスクリーン処理に用いる閾値を決定する閾値決定部と、
決定された前記閾値を用いて各画素のスクリーン処理後の画素値を出力する閾値処理部と、
スクリーン処理モードを、高解像度モードと低解像度モードに切り替える制御部と、を備え、
前記高解像度モード時、画像データより高解像度の閾値マトリクスが用いられ、
複数の前記メモリーは、画像データの1画素が高解像度に解像度変換されたときの複数の画素に対応する閾値を同一アドレスに対応付けてそれぞれ記憶し、前記アドレス算出部によって算出されたアドレスに対応する閾値を各メモリーが同時に出力し、
前記閾値決定部は、各メモリーから出力された閾値を加重平均して得られた閾値を、スクリーン処理に用いる閾値として決定し、
前記低解像度モード時、画像データと同じ解像度の閾値マトリクスが用いられ、
複数の前記メモリーは、各メモリーに割り当てられたアドレスに対応する閾値をそれぞれ記憶し、前記アドレス算出部によって算出されたアドレスに対応する閾値を記憶するメモリーが当該閾値を出力し、
前記閾値決定部は、前記メモリーから出力された閾値をスクリーン処理に用いる閾値として決定する画像処理装置が提供される。
前記制御部は、カラーの画像データをスクリーン処理する場合、カラー毎に前記高解像度モードと前記低解像度モードを切り替える請求項1に記載の画像処理装置が提供される。
前記制御部は、モノクロの画像データを処理する場合は前記高解像度モードに切り替え、カラーの画像データをスクリーン処理する場合はカラーモードに切り替え、
前記カラーモード時、画像データと同じ解像度でカラー毎に異なる閾値マトリクスが用いられ、
複数の前記メモリーは、各メモリーに割り当てられたカラーの閾値マトリクスの閾値を記憶し、スクリーン処理対象の画像データのカラーが割り当てられたメモリーが前記アドレス算出部によって算出されたアドレスに対応する閾値を出力し、
前記閾値決定部は、前記メモリーから出力された閾値をスクリーン処理に用いる閾値として決定する請求項1に記載の画像処理装置が提供される。
画像処理装置1は、図1に示すようにアドレス算出部2、4つのメモリー31〜34、乱数発生部4、閾値決定部5、閾値処理部6、制御部7を備える。画像処理装置1は、入力された画像データを閾値マトリクスを用いてスクリーン処理し、スクリーン処理後の画像データを出力する。ここでは、解像度1200dpiの画像データが入力される例を示す。
画像データ上の画素の位置を主走査方向及び副走査方向の位置座標(i,j)で表すと、図3に示す閾値マトリクス上の画素の位置座標(sai,saj)は、下記式により算出できる。なお、%は剰余の演算を示す演算子である。Mは閾値マトリクスの主走査方向の画素数、Nは閾値マトリクスの副走査方向の画素数である。
sai=i%M
saj=j%N
メモリー31〜34は、制御部7から出力された制御信号CEに応じて、アドレス算出部2から出力されたアドレスAdsに対応する閾値Th1〜Th4をそれぞれ出力する。
画像データの最小値が0、最大値が255であるとすると、2値化の場合、閾値処理部6は画素値Cinが閾値Thより小さければ0、閾値Thより大きければ255の画素値Coutを出力する。
多値化の場合、閾値処理部6は閾値Thに所定値を加算して2つ目の閾値ThHを取得する。閾値処理部6は画素値Cinが閾値Thより小さければ0、閾値ThHより大きければ255の画素値Coutを出力する。画素値Cinが閾値Th以上閾値ThH以下であれば、閾値処理部6は閾値Thと閾値ThHの1次補間関数に画素値Cinを入力して得られる中間調の画素値Coutを出力する。
以下、高解像度モード、低解像度モードのそれぞれに用いられる閾値マトリクスを、画像処理装置1のスクリーン処理動作とともに説明する。
図4は、高解像度モード時に用いられる解像度2400dpiの閾値マトリクスの一部を示す。
図4に示すように、解像度2400dpiの閾値マトリクスには、解像度1200dpiの1画素に対し、解像度2400dpiの4画素分の閾値が設定されている。アドレス(図4の閾値マトリクス中に示す数字)は解像度1200dpiの画素単位で付され、メモリー31〜34は同一のアドレスに対応する4つの閾値をそれぞれ記憶する。例えば、1つのアドレスが付された解像度1200dpiの1画素に対応する解像度2400dpiの4つの画素のうち、メモリー31は左上の画素の閾値、メモリー32は右上の画素の閾値、メモリー33は左下の画素の閾値、メモリー34は右下の画素の閾値を記憶する。メモリー31〜34の容量が8ビットであり、それぞれ255個の閾値を保持できるのであれば、アドレス0〜255に対応する4つの閾値のそれぞれを各メモリー31〜34が記憶する。
(20+40+5×45+60)/8=43
閾値処理部6は、図5に示すように注目画素の画素値Cin=75と閾値Th=43とを比較し、スクリーン処理後の画素値Cout=255を出力する。
図6は、低解像度モード時に用いられる解像度1200dpiの閾値マトリクスの一部を示す。
図6に示すように、解像度1200dpiの閾値マトリクスには、解像度1200dpiの1画素に対し、1画素分の閾値が設定されている。アドレス(図6の閾値マトリクス中に示す数字)は高解像度モードと同様に、解像度1200dpiの画素単位で付される。各メモリー31〜34は、各メモリー31〜34に割り当てられたアドレスの閾値を記憶する。例えば、メモリー31〜34の容量が8ビットであり、256個の閾値を保持できるのであれば、メモリー31はアドレス0〜255に対応する閾値、メモリー32はアドレス256〜511に対応する閾値、メモリー33はアドレス512〜767に対応する閾値、メモリー34はアドレス768〜1023に対応する閾値を記憶する。メモリー31〜34全体として1024個の閾値を保持でき、高解像度モード時の4倍の大きさの閾値マトリクスを形成できる。
閾値処理部6は、アドレス25の注目画素の画素値Cin=75と閾値Th=55とを比較し、スクリーン処理後の画素値Cout=255を出力する。
例えば、高解像度モード時に用いられる閾値マトリクスの解像度は、画像データの解像度に対して整数倍であればその倍数は特に限定されない。上記実施の形態では、解像度1200dpiの画像データに対し、主走査方向及び副走査方向に2倍の解像度2400dpiの閾値マトリクスを用いる例を示したが、3倍の解像度3600dpiにしてもよいし、主走査方向と副走査方向で異なる倍数としてもよい。画像データに対し主走査方向にa倍、副走査方向にb倍の閾値マトリクスを用意する場合、画像データの1画素を高解像度化したときの画素数はa×b個である。a×b個の画素に対する閾値が高解像度の閾値マトリクスとして設定されるので、当該閾値を保持するためのメモリーはa×b個準備する必要がある。この場合、低解像度モードでは高解像度モードよりa×b倍の大きさの閾値マトリクスを形成できる。
一方、モノクロの画像データの場合、制御部7は高解像度モードに切り替えればよい。モノクロつまりKのカラーは視覚感度が高く、斜線の画像部分等はジャギーと呼ばれる画質劣化が視認されやすい。ジャギーの防止には高線数のスクリーンが効果的である。よって、高線数に設計された高解像度の閾値マトリクスを用いてモノクロの画像データをスクリーン処理することにより、高線数のスクリーンを実現することができ、ジャギーを抑えたスクリーン処理が可能となる。
2 アドレス算出部
31〜34 メモリー
4 乱数発生部
5 閾値決定部
6 閾値処理部
7 制御部
Claims (3)
- 画像データの各画素の閾値マトリクス上のアドレスを算出するアドレス算出部と、
前記閾値マトリクスに設定された閾値をアドレスに対応付けて記憶する複数のメモリーと、
複数の前記メモリーに記憶された閾値によりスクリーン処理に用いる閾値を決定する閾値決定部と、
決定された前記閾値を用いて各画素のスクリーン処理後の画素値を出力する閾値処理部と、
スクリーン処理モードを、高解像度モードと低解像度モードに切り替える制御部と、を備え、
前記高解像度モード時、画像データより高解像度の閾値マトリクスが用いられ、
複数の前記メモリーは、画像データの1画素が高解像度に解像度変換されたときの複数の画素に対応する閾値を同一アドレスに対応付けてそれぞれ記憶し、前記アドレス算出部によって算出されたアドレスに対応する閾値を各メモリーが同時に出力し、
前記閾値決定部は、各メモリーから出力された閾値を加重平均して得られた閾値を、スクリーン処理に用いる閾値として決定し、
前記低解像度モード時、画像データと同じ解像度の閾値マトリクスが用いられ、
複数の前記メモリーは、各メモリーに割り当てられたアドレスに対応する閾値をそれぞれ記憶し、前記アドレス算出部によって算出されたアドレスに対応する閾値を記憶するメモリーが当該閾値を出力し、
前記閾値決定部は、前記メモリーから出力された閾値をスクリーン処理に用いる閾値として決定する画像処理装置。 - 前記制御部は、カラーの画像データをスクリーン処理する場合、カラー毎に前記高解像度モードと前記低解像度モードを切り替える請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記制御部は、モノクロの画像データを処理する場合は前記高解像度モードに切り替え、カラーの画像データをスクリーン処理する場合はカラーモードに切り替え、
前記カラーモード時、画像データと同じ解像度でカラー毎に異なる閾値マトリクスが用いられ、
複数の前記メモリーは、各メモリーに割り当てられたカラーの閾値マトリクスの閾値を記憶し、スクリーン処理対象の画像データのカラーが割り当てられたメモリーが前記アドレス算出部によって算出されたアドレスに対応する閾値を出力し、
前記閾値決定部は、前記メモリーから出力された閾値をスクリーン処理に用いる閾値として決定する請求項1に記載の画像処理装置。
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JP2011143655A JP5803339B2 (ja) | 2011-06-29 | 2011-06-29 | 画像処理装置 |
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Family Applications (1)
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JP2011143655A Active JP5803339B2 (ja) | 2011-06-29 | 2011-06-29 | 画像処理装置 |
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