JP5135199B2 - 電流検出回路およびそれを用いた電圧コンバータ - Google Patents

電流検出回路およびそれを用いた電圧コンバータ Download PDF

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Description

本発明は、電流検出回路およびそれを用いた電圧コンバータに関し、さらに詳しくは、携帯機器で用いられ、半導体集積回路で構成された電源回路の出力電流を検出する回路に関する。
近年、各種電子機器に使用され、負荷へ安定な直流電力を供給する電源回路では、主にその出力電流を検出する電流検出回路が設けられている。
例えば、特許文献1では図4に示すような電流検出回路が開示されている。図4では、入力端子Inpから、Nチャンネルの主トランジスタ1pおよび出力端子Outpを介して、出力電流Iopが負荷2pへ供給され、出力電流Iopに比例した電流が制御回路8pへ流される。補助トランジスタ3pは、主トランジスタ1pと同じNチャンネルMOSトランジスタである。補助トランジスタ3pのドレイン端子は主トランジスタ1pと同じく入力端子Inpに接続され、ゲート端子も主トランジスタ1pと同じく端子Vgpに接続されている。調整回路4pは、増幅器40pおよびPチャンネルMOSトランジスタ41pから構成される。増幅器40pの非反転入力端子は主トランジスタ1pのソース端子に接続され、反転入力端子は補助トランジスタ3pのソース端子に接続される。増幅器40pの出力は、トランジスタ41pのゲート端子へ接続される。トランジスタ41pのソースは補助トランジスタ3pのソースに接続され、ドレインは制御回路8pへ検出電流Ispを流す。
以上の構成によって、主トランジスタ1pは、端子Vgpへの印加電圧に基づき、入力端子Inpから出力端子Outpを介して負荷2pへ出力電流Iopを供給する。同時に、補助トランジスタ3pも、同じ端子Vgpへの印加電圧に基づき、トランジスタ41pを介して制御回路8pへ検出電流Ispを流す。この時、増幅器40pは、主トランジスタ1pのソース電位と、補助トランジスタ3pのソース電位が等しくなるように、トランジスタ41pのゲート端子を制御し、トランジスタ41pのインピーダンスを調整するフィードバック動作を行う。このフィードバック動作によって、主トランジスタ1pおよび補助トランジスタ3pの各端子電位は、互いに等しくなる。補助トランジスタ3pおよび主トランジスタ1pの各ドレイン・ソース間抵抗(オン抵抗)の比は、各トランジスタのサイズの比に精度よく反比例する。補助トランジスタ3pおよび主トランジスタ1pに流れる各電流の比は、各トランジスタのサイズの比に比例する。すなわち、主トランジスタ1pのサイズが補助トランジスタ3pのN倍である場合、制御回路8に流れる検出電流Ispは出力電流Iopの1/N倍(Isp=Iop/N)となる。
米国特許第4,885,477号明細書
しかしながら、上述した従来例では、出力端子Outpの電圧が低下した場合、増幅器40pの反転入力端子の電位も低下するようにフィードバック動作が生じる。出力端子Outpの電圧は、出力端子Outpの出力電流Iopが過大となったり、出力端子Outpがグランドに短絡されたりすることにより、低下する。その結果、トランジスタ41pのソース電位が下がり、トランジスタ41pのドレイン・ソース間の動作電圧を確保することが困難となる。それゆえに、制御回路8pに流す検出電流Ispは、出力電流Iopを正しく検出できないという課題があった。
本発明は、上述した従来の課題を解決するもので、出力端子の電圧が低下しても正確に出力電流を検出し、制御回路に検出電流を供給する電流検出回路およびそれを用いた電圧コンバータを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明に係る電流検出回路は、電源回路から受ける出力電流を、オンされることにより、負荷とやり取りすることが可能な主スイッチ回路と、前記主スイッチ回路の一端および第1端子に接続され、オンされることにより、前記出力電流よりも小さく、かつ前記出力電流に大略比例する第1副検出電流を生成する第1補助スイッチ回路と、前記主スイッチ回路の他端および第2端子に接続され、オンされることにより、前記出力電流よりも小さく、かつ前記出力電流に大略比例する第2副検出電流を生成する第2補助スイッチ回路と、電流調整検出回路と、を有し、前記電流調整検出回路は、第1調整回路、第2調整回路、および検出電流生成回路を含み、前記第1調整回路は、前記他端と、前記第1端子とが等電位になるように、前記第1副検出電流を調整し、調整された前記第1副検出電流を、前記第1補助スイッチ回路から受ける方向に流し、前記第2調整回路は、前記一端と前記第2端子とが等電位になるように、前記第2副検出電流を調整し、調整された前記第2副検出電流を、前記第2補助スイッチ回路へ出力する方向に流し、前記検出電流生成回路は、調整された前記第1副検出電流および調整された前記第2副検出電流に基づいて、前記出力電流よりも小さく、かつ前記出力電流に大略比例する検出電流を生成する。
本発明に係る電圧コンバータは、直流電源から供給される直流電源電圧を昇圧または降圧し、出力電流を生成することが可能な電圧変換回路と、上記に記載の電流検出回路と、を有し、前記電圧変換回路は、前記電源回路に含まれる。
本発明の電流検出回路によれば、第1調整回路は第1副検出電流を第1補助スイッチ回路から受ける方向に流すように構成され、第2調整回路は第2副検出電流を第2補助スイッチ回路へ出力する方向に流すように構成される。第1副検出電流および第2副検出電流のそれぞれは、電源電位から接地電位へまたは接地電位から電源電位へ、一方向に流れる。また、主スイッチ回路、第1補助スイッチ回路、および第2補助スイッチ回路における各電源側端子の電位は互いに大略等電位となり、各接地側端子の電位は互いに大略等電位となる。したがって、第1調整回路および第2調整回路の各電位は、主スイッチ回路の両端電位を境として、電源電位側と接地電位側のうち、互いに異なる電位側に分かれて構成されていることになる。これにより、負荷両端の電圧が低下し、主スイッチ回路の接地側端子の電位と接地電位との差が低下する状態であっても、第1調整回路または第2調整回路のいずれか一方は充分な動作電圧を確保することができるため、出力電流を正確に検出することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態に関するいくつかの例について、図面を参照しながら説明する。図面において、実質的に同一の構成、動作、および効果を表す要素については、同一の符号を付す。回路配線上の一点を参照するひとつの符号を用いて、電圧および電位の両方を表す場合がある。この場合、電圧はこの電位とたとえば接地電位との電位差を表す。また、以下において記述される数字は、すべて本発明を具体的に説明するために例示するものであり、本発明は例示された数字に制限されない。さらに、ハイ/ローにより表される論理レベルまたはオン/オフにより表されるスイッチング状態は、本発明を具体的に説明するために例示するものであり、例示された論理レベルまたはスイッチング状態の異なる組み合わせにより、同等な結果を得ることも可能である。また、構成要素間の接続関係は、本発明を具体的に説明するために例示するものであり、本発明の機能を実現する接続関係はこれに限定されない。さらに、以下の実施の形態は、ハードウェアおよび/またはソフトウェアを用いて構成されるが、ハードウェアを用いる構成は、ソフトウェアを用いても構成可能であり、ソフトウェアを用いる構成は、ハードウェアを用いても構成可能である。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における電流検出回路とそれを用いた電圧コンバータの構成を示す回路図である。図1において、電流検出回路は、主スイッチ回路1、補助スイッチ回路3、補助スイッチ回路5、調整回路4、調整回路6、検出電流生成回路9、および選択回路7を含む。電圧コンバータは、上述した電流検出回路、制御回路8、直流電源10、電圧変換回路2、および負荷11を含む。主スイッチ回路1および各補助スイッチ回路3、5は、NMOSトランジスタである。調整回路4は、増幅器40およびPMOSトランジスタ41を含む。調整回路6は、増幅器60、PMOSトランジスタ61を含む。検出電流生成回路9は、PMOSトランジスタ90およびPMOSトランジスタ91を含む。選択回路7は、基準電圧源70および比較器71を含む。
調整回路4、6、および検出電流生成回路9は、電流調整検出回路を構成する。各PMOSトランジスタ41、61は、調整器の一例である。PMOSトランジスタ90、91は、カレントミラー回路を構成する。直流電源10および電圧変換回路2は、電源回路を構成する。NMOSトランジスタは、NチャンネルMOS(Negative channel Metal Oxide Semiconductor:Nチャンネル金属酸化膜半導体)トランジスタとも呼ばれる。PMOSトランジスタは、PチャンネルMOS(Positive channel Metal Oxide Semiconductor:Pチャンネル金属酸化膜半導体)トランジスタとも呼ばれる。
電圧変換回路2の電源端子は、端子Pcを介して直流電源10の正極に接続され、直流電源10Aの負極は接地される。主スイッチ回路1のドレイン端子は、端子Pnを介して電圧変換回路2の出力端子に接続され、主スイッチ回路1のソース端子は、出力端子Ptを介して負荷11の一端に接続され、負荷11の他端は接地される。補助スイッチ回路3のドレイン端子は端子Pnに接続され、補助スイッチ回路3のソース端子は、端子Pqを介して調整回路4に接続される。補助スイッチ回路5のドレイン端子は、端子Prを介して調整回路6に接続され、補助スイッチ回路5のソース端子は出力端子Ptに接続される。
調整回路4において、増幅器40の非反転入力端子は出力端子Ptに接続され、増幅器40の反転入力端子は端子Pqに接続され、増幅器40の出力端子はPMOSトランジスタ41のゲート端子に接続される。PMOSトランジスタ41のソース端子は端子Pqに接続され、PMOSトランジスタ41のドレイン端子は調整回路4の端子となり、検出電流生成回路9に接続される。調整回路6において、増幅器60の反転入力端子は端子Pnに接続され、増幅器60の非反転入力端子は端子Prに接続され、増幅器60の出力端子はPMOSトランジスタ61のゲート端子に接続される。PMOSトランジスタ61のドレイン端子は端子Prに接続され、PMOSトランジスタ61のソース端子は調整回路6の端子となり、検出電流生成回路9に接続される。
検出電流生成回路9において、カレントミラー回路に含まれるPMOSトランジスタ90のドレイン端子は、PMOSトランジスタ61のソース端子に接続され、同じくカレントミラー回路に含まれるPMOSトランジスタ91のドレイン端子は、PMOSトランジスタ41のドレイン端子に接続されるとともに、制御回路8に接続される。PMOSトランジスタ90、91の各ソース端子は、端子Pcに接続される。選択回路7において、比較器71の非反転入力端子は出力端子Ptに接続され、比較器71の反転入力端子は基準電圧源70の正極に接続され、基準電圧源70の負極は接地される。比較器71の出力端子は、増幅器40のイネーブル(enable)端子に接続されるとともに、増幅器60のディセーブル(disenable)端子に接続される。
直流電源10は、正の直流電源電圧Vcを生成する。電圧変換回路2は、直流電源電圧Vcを昇圧または降圧し、出力電圧Vnおよび出力電流Inを生成する。主スイッチ回路1は、オンされることにより、出力電流Inに大略等しい出力電流Itを負荷11へ流す。
補助スイッチ回路3は、オンされることにより、出力電流Inの一部を分流し、副検出電流Iqを生成する。調整回路4は、出力端子Ptにおける出力電位Vtと、端子Pqにおける電位Vqとが等しくなるように、負帰還動作を用いて副検出電流Iqを調整する。さらに詳しくは、増幅器40は、出力電位Vtと電位Vqとの差に対して、線形的に変化する増幅信号V40を生成する。PMOSトランジスタ41は、増幅信号V40により制御され、出力電位Vtと電位Vqとの差が大略ゼロになるように、補助スイッチ回路3から流れ込む副検出電流Iqを調整する。電位Vqが出力電位Vtよりも高い場合、増幅信号V40の電位は低くなり、PMOSトランジスタ41は副検出電流Iqを増加させ、結果として電位Vqは下降する。電位Vqが出力電位Vtよりも低い場合、増幅信号V40の電位は高くなり、PMOSトランジスタ41は副検出電流Iqを減少させ、結果として電位Vqは上昇する。
補助スイッチ回路5は、オンされることにより、出力電流Itの一部を分流し、副検出電流Irを生成する。調整回路6は、端子Pnにおける電位Vnと、端子Prにおける電位Vrとが等しくなるように、負帰還動作を用いて副検出電流Irを調整する。さらに詳しくは、増幅器60は、電位Vnと電位Vrとの差に対して、線形的に変化する増幅信号V60を生成する。PMOSトランジスタ61は、増幅信号V60により制御され、電位Vnと電位Vrとの差が大略ゼロになるように、補助スイッチ回路5へ流れ出る副検出電流Irを調整する。電位Vrが電位Vnよりも低い場合、増幅信号V60の電位は低くなり、PMOSトランジスタ61は副検出電流Irを増加させ、結果として電位Vrは上昇する。電位Vrが電位Vnよりも高い場合、増幅信号V60の電位は高くなり、PMOSトランジスタ61は副検出電流Irを減少させ、結果として電位Vrは下降する。
カレントミラー回路は、副検出電流Irに大略等しいカレントミラー電流Iwを生成する。検出電流生成回路9は、カレントミラー電流Iwと副検出電流Iqとの和を表す検出電流Isを生成する。
制御回路8は、検出電流Isに基づいて、制御電圧V8を生成する。制御電圧V8に基づいて電圧変換回路2内のスイッチング用トランジスタがオン/オフされることにより、電圧変換回路2は直流電源電圧Vcを昇圧または降圧し、出力電流Inを生成する。制御電圧V8は、制御されるスイッチング用トランジスタの数に応じて、複数系統であってもよい。さらに、制御回路8は、検出電流Isに基づいて制御電圧Vgを生成し、制御端子Pgを介して主スイッチ回路1および補助スイッチ回路3、5の各ゲート端子に制御電圧Vgを印加する。主スイッチ回路1および各補助スイッチ回路3、5は、制御電圧Vgに基づいて同時にオン/オフされる。主スイッチ回路1および各補助スイッチ回路3、5は、降圧時には常時オンされ、昇圧時には電圧変換回路2に含まれるインダクタの放電時にオンされる。
このように、検出電流Isに応じて出力電流Inが生成されることにより、たとえば検出電流Isが所定値を越えると、制御回路8は電圧変換回路2の動作を停止し、出力電流Inを低下させることができる。これにより、電圧コンバータの過電流保護を実現することができる。さらに、負荷8に高速なインピーダンス変動が生じる場合に、出力電流Inが所望の過渡応答で追従できるように、制御回路8は制御電圧V8を設定することができる。
各補助スイッチ回路3、5は、主スイッチ回路1と比較して、大略同等な半導体構造およびより小さい半導体サイズを有する。それゆえに各補助スイッチ回路3、5は、主スイッチ回路1と比較して、より大きいオン抵抗を有する。ここで、半導体構造には、回路の構成、レイアウト上の相対的ディメンジョン関係、半導体材料、および製造プロセスが含まれる。また、半導体サイズは、半導体上で回路が占めるサイズを表す。主スイッチ回路1および補助スイッチ回路3、5における各半導体サイズの比を、Sn:1:Sm(ここでSnは1およびSmよりも充分に大きい)とする。この場合、補助スイッチ回路3、5は、主スイッチ回路1と比較して、それぞれ1/Sn、Sm/Sn倍の大きさの半導体サイズを有し、それぞれSn、Sn/Sm倍の大きさのオン抵抗を有する。
上述したように、調整回路6は、電位Vnと電位Vrとを大略等しくするから、主スイッチ回路1および補助スイッチ回路3、5における各ドレイン端子の電位は互いに大略等しくなる。また、調整回路4は、電位Vtと電位Vqとを大略等しくするから、主スイッチ回路1および補助スイッチ回路3、5における各ソース端子の電位は互いに大略等しくなる。さらに、主スイッチ回路1および補助スイッチ回路3、5における各ゲート端子の電位は、互いに等しい。
それゆえに、オン時に、補助スイッチ回路3、5のドレイン端子からソース端子へそれぞれ流れる副検出電流Iq、Irは、主スイッチ回路1のドレイン端子からソース端子へ流れる出力電流Itよりも小さく(それぞれ1/Sn、Sm/Sn倍)、かつ出力電流Itに大略比例する。その結果、検出電流Isは、出力電流Itよりも小さく、かつ出力電流Itに大略比例する。副検出電流Iqと出力電流Itとの比は、補助スイッチ回路3の半導体サイズと主スイッチ回路1の半導体サイズとの比1:Snに一致し、補助スイッチ回路3のオン抵抗と主スイッチ回路1のオン抵抗との比の逆数になる。同様に、副検出電流Irと出力電流Itとの比は、補助スイッチ回路5の半導体サイズと主スイッチ回路1の半導体サイズとの比Sm:Snに一致し、補助スイッチ回路5のオン抵抗と主スイッチ回路1のオン抵抗との比の逆数になる。このように、電流検出回路は、出力電流Itに大略比例し、かつ出力電流Itに対して悪影響を及ぼさない程度に小さい副検出電流Iq、Irおよび検出電流Isを生成することができる。これにより、出力電流Itの正確な検出が可能になる。
選択回路7は、出力電圧Vtが基準電圧源70により生成される正の基準電圧V70以上の場合、ハイレベルを表し、出力電圧Vtが基準電圧V70未満の場合、ローレベルを表す選択信号V7を生成する。電流調整検出回路は、選択信号V7がハイレベルの場合、副検出電流Iqに基づいて検出電流Isを生成し、選択信号V7がローレベルの場合、副検出電流Irに基づいて検出電流Isを生成する。さらに詳しくは、選択回路7は、選択信号V7がハイレベルの場合、調整回路4のイネーブル端子をハイレベルにし、調整回路4を有効化する一方、調整回路6のディセーブル端子をハイレベルにし、調整回路6を無効化する。選択信号V7がローレベルの場合、調整回路4のイネーブル端子をローレベルにし、調整回路4を無効化する一方、調整回路6のディセーブル端子をローレベルにし、調整回路6を有効化する。調整回路4、6は、無効化されると、それぞれ副検出電流Iq、Irを大略ゼロにする。基準電圧V70は、調整回路4が充分に動作可能な、出力電圧Vtの範囲の下限値に設定される。
調整回路4は副検出電流Iqを補助スイッチ回路3のソース端子から受ける方向に流すように構成され、調整回路6は副検出電流Irを補助スイッチ回路5のドレイン端子へ出力する方向に流すように構成される。各副検出電流Iq、Irは、正の電源電位Vcから接地電位へ、一方向に流れる。また、互いに大略等しい、主スイッチ回路1、補助スイッチ回路3、5の各ソース電位は、互いに大略等しい、主スイッチ回路1、補助スイッチ回路3、5の各ドレイン電位よりも、主スイッチ回路1のオン電圧だけ低い。したがって、調整回路4の電位は、主スイッチ回路1のソース電位から接地電位までの電位範囲(すなわち、接地電位側の電位範囲)内に存在する。接地電位側の電位範囲には、負荷11の電位が存在するため、負荷電位側の電位範囲とも呼ばれる。一方、調整回路6の電位は、電源電位Vcから主スイッチ回路1のドレイン電位までの電位範囲(すなわち、電源電位Vc側の電位範囲)内に存在する。
出力電位Vtが充分高い状態では、接地電位側の電位範囲は充分広いため、調整回路4が有効化されることにより、副検出電流Iqが正確に生成される。一方、出力電位Vtが低くなり、接地電位側の電位範囲が狭くなると、調整回路4は動作電圧を確保することができなくなるが、逆に電源電位Vc側の電位範囲は充分広くなるため、調整回路6は充分な動作電圧を確保することができるようになる。したがって、調整回路6が有効化されることにより、副検出電流Irが正確に生成される。
このように、第1の実施形態の電流検出回路およびそれを用いた電圧コンバータによれば、調整回路4の電位を接地電位側の電位範囲、および調整回路6の電位を電源電位Vc側の電位範囲に分けるように構成する。これにより、いずれか一方では正確に副検出電流を生成することができ、出力電流Itを正確に検出することが可能となる。
なお、主スイッチ回路1および各補助スイッチ回路3、5は、シリーズレギュレータのようにリニア動作する素子であっても、スイッチングレギュレータのようにスイッチング動作する素子であってもよい。また、主スイッチ回路1および各補助スイッチ回路3、5は、NMOSトランジスタとしたが、PMOSトランジスタであってもよい。さらに、各MOSトランジスタ41、61はPMOSトランジスタとしたが、NMOSトランジスタであってもよい。この場合、増幅器40、60の各入力端子における正負の極性は、互いに逆にする必要がある。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。その他の構成、動作、および効果は、第1の実施形態と同等であるので、説明を省略する。
図2は、第2の実施形態における電流検出回路とそれを用いた電圧コンバータの構成を示す回路図である。図2において、電流検出回路は、主スイッチ回路1A、補助スイッチ回路3A、補助スイッチ回路5A、調整回路4A、調整回路6A、検出電流生成回路9A、および選択回路7Aを含む。電圧コンバータは、上述した電流検出回路、制御回路8A、直流電源10A、電圧変換回路2A、および負荷11Aを含む。主スイッチ回路1Aおよび各補助スイッチ回路3A、5Aは、PMOSトランジスタである。調整回路4Aは、増幅器40AおよびNMOSトランジスタ41Aを含む。調整回路6Aは、増幅器60A、NMOSトランジスタ61Aを含む。検出電流生成回路9Aは、NMOSトランジスタ90AおよびNMOSトランジスタ91Aを含む。選択回路7Aは、基準電圧源70Aおよび比較器71Aを含む。
調整回路4A、6A、および検出電流生成回路9Aは、電流調整検出回路を構成する。各NMOSトランジスタ41A、61Aは、調整器の一例である。NMOSトランジスタ90A、91Aは、カレントミラー回路を構成する。直流電源10Aおよび電圧変換回路2Aは、電源回路を構成する。
電圧変換回路2Aの電源端子は、端子PcAを介して直流電源10Aの負極に接続され、直流電源10Aの正極は接地される。主スイッチ回路1Aのドレイン端子は、端子PnAを介して電圧変換回路2Aの出力端子に接続され、主スイッチ回路1Aのソース端子は、出力端子PtAを介して負荷11Aの一端に接続され、負荷11Aの他端は接地される。補助スイッチ回路3Aのドレイン端子は端子PnAに接続され、補助スイッチ回路3Aのソース端子は、端子PqAを介して調整回路4Aに接続される。補助スイッチ回路5Aのドレイン端子は、端子PrAを介して調整回路6Aに接続され、補助スイッチ回路5Aのソース端子は出力端子PtAに接続される。
調整回路4Aにおいて、増幅器40Aの非反転入力端子は出力端子PtAに接続され、増幅器40Aの反転入力端子は端子PqAに接続され、増幅器40Aの出力端子はNMOSトランジスタ41Aのゲート端子に接続される。NMOSトランジスタ41Aのソース端子は端子PqAに接続され、NMOSトランジスタ41Aのドレイン端子は調整回路4Aの端子となり、検出電流生成回路9Aに接続される。調整回路6Aにおいて、増幅器60Aの反転入力端子は端子PnAに接続され、増幅器60Aの非反転入力端子は端子PrAに接続され、増幅器60Aの出力端子はNMOSトランジスタ61Aのゲート端子に接続される。NMOSトランジスタ61Aのドレイン端子は端子PrAに接続され、NMOSトランジスタ61Aのソース端子は調整回路6Aの端子となり、検出電流生成回路9Aに接続される。
検出電流生成回路9Aにおいて、カレントミラー回路に含まれるNMOSトランジスタ90Aのドレイン端子は、NMOSトランジスタ61Aのソース端子に接続され、同じくカレントミラー回路に含まれるNMOSトランジスタ91Aのドレイン端子は、NMOSトランジスタ41Aのドレイン端子に接続されるとともに、制御回路8Aに接続される。NMOSトランジスタ90A、91Aの各ソース端子は、端子PcAに接続される。選択回路7Aにおいて、比較器71Aの非反転入力端子は出力端子PtAに接続され、比較器71Aの反転入力端子は基準電圧源70Aの負極に接続され、基準電圧源70Aの正極は接地される。比較器71Aの出力端子は、増幅器40Aのイネーブル端子に接続されるとともに、増幅器60Aのディセーブル端子に接続される。
直流電源10Aは、負の直流電源電圧VcAを生成する。電圧変換回路2Aは、直流電源電圧VcAを昇圧または降圧し、出力電圧VnAおよび出力電流InAを生成する。主スイッチ回路1Aは、オンされることにより、出力電流InAに大略等しい出力電流ItAを負荷11Aへ流す。
補助スイッチ回路3Aは、オンされることにより、出力電流InAの一部を分流し、副検出電流IqAを生成する。調整回路4Aは、出力端子PtAにおける出力電位VtAと、端子PqAにおける電位VqAとが等しくなるように、負帰還動作を用いて副検出電流IqAを調整する。さらに詳しくは、増幅器40Aは、出力電位VtAと電位VqAとの差に対して、線形的に変化する増幅信号V40Aを生成する。NMOSトランジスタ41Aは、増幅信号V40Aにより制御され、出力電位VtAと電位VqAとの差が大略ゼロになるように、補助スイッチ回路3Aへ流れ出る副検出電流IqAを調整する。電位VqAが出力電位VtAよりも低い場合、増幅信号V40Aの電位は高くなり、NMOSトランジスタ41Aは副検出電流IqAを増加させ、結果として電位VqAは上昇する。電位VqAが出力電位VtAよりも高い場合、増幅信号V40Aの電位は低くなり、NMOSトランジスタ41Aは副検出電流IqAを減少させ、結果として電位VqAは下降する。
補助スイッチ回路5Aは、オンされることにより、出力電流ItAの一部を分流し、副検出電流IrAを生成する。調整回路6Aは、端子PnAにおける電位VnAと、端子PrAにおける電位VrAとが等しくなるように、負帰還動作を用いて副検出電流IrAを調整する。さらに詳しくは、増幅器60Aは、電位VnAと電位VrAとの差に対して、線形的に変化する増幅信号V60Aを生成する。NMOSトランジスタ61Aは、増幅信号V60Aにより制御され、電位VnAと電位VrAとの差が大略ゼロになるように、補助スイッチ回路5Aから流れ込む副検出電流IrAを調整する。電位VrAが電位VnAよりも高い場合、増幅信号V60Aの電位は高くなり、NMOSトランジスタ61Aは副検出電流IrAを増加させ、結果として電位VrAは下降する。電位VrAが電位VnAよりも低い場合、増幅信号V60Aの電位は低くなり、NMOSトランジスタ61Aは副検出電流IrAを減少させ、結果として電位VrAは上昇する。
カレントミラー回路は、副検出電流IrAに大略等しいカレントミラー電流IwAを生成する。検出電流生成回路9Aは、カレントミラー電流IwAと副検出電流IqAとの和を表す検出電流IsAを生成する。
制御回路8Aは、検出電流IsAに基づいて、制御電圧V8Aを生成する。制御電圧V8Aに基づいて電圧変換回路2A内のスイッチング用トランジスタがオン/オフされることにより、電圧変換回路2Aは直流電源電圧VcAを昇圧または降圧し、出力電流InAを生成する。制御電圧V8Aは、制御されるスイッチング用トランジスタの数に応じて、複数系統であってもよい。さらに、制御回路8Aは、検出電流IsAに基づいて制御電圧VgAを生成し、制御端子PgAを介して主スイッチ回路1Aおよび補助スイッチ回路3A、5Aの各ゲート端子に制御電圧VgAを印加する。主スイッチ回路1Aおよび各補助スイッチ回路3A、5Aは、制御電圧VgAに基づいて同時にオン/オフされる。主スイッチ回路1Aおよび各補助スイッチ回路3A、5Aは、降圧時には常時オンされ、昇圧時には電圧変換回路2Aに含まれるインダクタの放電時にオンされる。
このように、検出電流IsAに応じて出力電流InAが生成されることにより、たとえば検出電流IsAが所定値を越えると、制御回路8Aは電圧変換回路2Aの動作を停止し、出力電流InAを低下させることができる。これにより、電圧コンバータの過電流保護を実現することができる。さらに、負荷8Aに高速なインピーダンス変動が生じる場合に、出力電流InAが所望の過渡応答で追従できるように、制御回路8Aは制御電圧V8Aを設定することができる。
各補助スイッチ回路3A、5Aは、主スイッチ回路1Aと比較して、大略同等な半導体構造およびより小さい半導体サイズを有する。それゆえに各補助スイッチ回路3A、5Aは、主スイッチ回路1Aと比較して、より大きいオン抵抗を有する。主スイッチ回路1Aおよび補助スイッチ回路3A、5Aにおける各半導体サイズの比を、Sn:1:Sm(ここでSnは1およびSmよりも充分に大きい)とする。この場合、補助スイッチ回路3A、5Aは、主スイッチ回路1Aと比較して、それぞれ1/Sn、Sm/Sn倍の大きさの半導体サイズを有し、それぞれSn、Sn/Sm倍の大きさのオン抵抗を有する。
上述したように、調整回路6Aは、電位VnAと電位VrAとを大略等しくするから、主スイッチ回路1Aおよび補助スイッチ回路3A、5Aにおける各ドレイン端子の電位は互いに大略等しくなる。また、調整回路4Aは、電位VtAと電位VqAとを大略等しくするから、主スイッチ回路1Aおよび補助スイッチ回路3A、5Aにおける各ソース端子の電位は互いに大略等しくなる。さらに、主スイッチ回路1Aおよび補助スイッチ回路3A、5Aにおける各ゲート端子の電位は、互いに等しい。
それゆえに、オン時に、補助スイッチ回路3A、5Aのソース端子からドレイン端子へそれぞれ流れる副検出電流IqA、IrAは、主スイッチ回路1Aのソース端子からドレイン端子へ流れる出力電流ItAよりも小さく(それぞれ1/Sn、Sm/Sn倍)、かつ出力電流ItAに大略比例する。その結果、検出電流IsAは、出力電流ItAよりも小さく、かつ出力電流ItAに大略比例する。副検出電流IqAと出力電流ItAとの比は、補助スイッチ回路3Aの半導体サイズと主スイッチ回路1Aの半導体サイズとの比1:Snに一致し、補助スイッチ回路3Aのオン抵抗と主スイッチ回路1Aのオン抵抗との比の逆数になる。同様に、副検出電流IrAと出力電流ItAとの比は、補助スイッチ回路5Aの半導体サイズと主スイッチ回路1Aの半導体サイズとの比Sm:Snに一致し、補助スイッチ回路5Aのオン抵抗と主スイッチ回路1Aのオン抵抗との比の逆数になる。このように、電流検出回路は、出力電流ItAに大略比例し、かつ出力電流ItAに対して悪影響を及ぼさない程度に小さい副検出電流IqA、IrAおよび検出電流IsAを生成することができる。これにより、出力電流ItAの正確な検出が可能になる。
選択回路7Aは、出力電圧VtAが基準電圧源70Aにより生成される負の基準電圧V70A以上の場合、ハイレベルを表し、出力電圧VtAが基準電圧V70A未満の場合、ローレベルを表す選択信号V7Aを生成する。電流調整検出回路は、選択信号V7Aがハイレベルの場合、副検出電流IrAに基づいて検出電流IsAを生成し、選択信号V7Aがローレベルの場合、副検出電流IqAに基づいて検出電流IsAを生成する。さらに詳しくは、選択回路7Aは、選択信号V7Aがハイレベルの場合、調整回路6Aのイネーブル端子をハイレベルにし、調整回路6Aを有効化する一方、調整回路4Aのディセーブル端子をハイレベルにし、調整回路4Aを無効化する。選択信号V7Aがローレベルの場合、調整回路6Aのイネーブル端子をローレベルにし、調整回路6Aを無効化する一方、調整回路4Aのディセーブル端子をローレベルにし、調整回路4Aを有効化する。調整回路4A、6Aは、無効化されると、それぞれ副検出電流IqA、IrAを大略ゼロにする。基準電圧V70Aは、調整回路4Aが充分に動作可能な、出力電圧VtAの範囲の上限値に設定される。
調整回路6Aは副検出電流IrAを補助スイッチ回路5Aのドレイン端子から受ける方向に流すように構成され、調整回路4Aは副検出電流IqAを補助スイッチ回路3Aのソース端子へ出力する方向に流すように構成される。各副検出電流IqA、IrAは、接地電位から負の電源電位VcAへ、一方向に流れる。また、互いに大略等しい、主スイッチ回路1A、補助スイッチ回路3A、5Aの各ドレイン電位は、互いに大略等しい、主スイッチ回路1A、補助スイッチ回路3A、5Aの各ソース電位よりも、主スイッチ回路1Aのオン電圧だけ低い。したがって、調整回路6Aの電位は、主スイッチ回路1Aのドレイン電位から電源電位VcAまでの電位範囲(すなわち、電源電位VcA側の電位範囲)内に存在する。一方、調整回路4Aの電位は、接地電位から主スイッチ回路1Aのソース電位までの電位範囲(すなわち、接地電位側の電位範囲)内に存在する。接地電位側の電位範囲には、負荷11Aの電位が存在するため、負荷電位側の電位範囲とも呼ばれる。
出力電位VtAが充分低い状態では、接地電位側の電位範囲は充分広いため、調整回路4Aが有効化されることにより、副検出電流IqAが正確に生成される。一方、出力電位VtAが高くなり、接地電位側の電位範囲が狭くなると、調整回路4Aは動作電圧を確保することができなくなるが、逆に電源電位VcA側の電位範囲は充分広くなるため、調整回路6Aは充分な動作電圧を確保することができるようになる。したがって、調整回路6Aが有効化されることにより、副検出電流IrAが正確に生成される。
このように、第2の実施形態の電流検出回路およびそれを用いた電圧コンバータによれば、調整回路4Aの電位を接地電位側の電位範囲、および調整回路6Aの電位を電源電位VcA側の電位範囲に分けるように構成する。これにより、いずれか一方では正確に副検出電流を生成することができ、出力電流ItAを正確に検出することが可能となる。
なお、主スイッチ回路1Aおよび各補助スイッチ回路3A、5Aは、シリーズレギュレータのようにリニア動作する素子であっても、スイッチングレギュレータのようにスイッチング動作する素子であってもよい。また、主スイッチ回路1Aおよび各補助スイッチ回路3A、5Aは、PMOSトランジスタとしたが、NMOSトランジスタであってもよい。さらに、各MOSトランジスタ41A、61AはNMOSトランジスタとしたが、PMOSトランジスタであってもよい。この場合、増幅器40A、60Aの各入力端子における正負の極性は、互いに逆にする必要がある。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、第1および第2の実施形態と異なる点を中心に説明する。その他の構成、動作、および効果は、第1および第2の実施形態と同等であるので、説明を省略する。
図3は、第3の実施形態における電流検出回路とそれを用いた電圧コンバータの構成を示す回路図である。図3において、電流検出回路は、主スイッチ回路1B、補助スイッチ回路3B、補助スイッチ回路5B、調整回路4BP、調整回路4BN、調整回路6B、検出電流生成回路9B、および選択回路7Bを含む。電圧コンバータは、上述した電流検出回路、制御回路8B、直流電源10B、電圧変換回路2B、および負荷11Bを含む。
主スイッチ回路1Bおよび各補助スイッチ回路3B、5Bは、PMOSトランジスタおよびNMOSトランジスタの並列回路である。調整回路4BPは、増幅器40BPおよびNMOSトランジスタ41BPを含む。調整回路4BNは、増幅器40BNおよびNMOSトランジスタ41BNを含む。調整回路6Bは、反転増幅器60B、NMOSトランジスタ61Bを含む。検出電流生成回路9Bは、PMOSトランジスタ90B、PMOSトランジスタ91B、NMOSトランジスタ92B、およびNMOSトランジスタ93Bを含む。選択回路7Bは、基準電圧源70Bおよび比較器71Bを含む。
電圧変換回路2Bは、PMOSトランジスタ20、NMOSトランジスタ21、NMOSトランジスタ22、およびインダクタL1を含む。負荷11Bは、コンデンサC1を含む。
調整回路4BP、4BN、6B、および検出電流生成回路9Bは、電流調整検出回路を構成する。各NMOSトランジスタ41BP、41BN、61Bは、調整器の一例である。PMOSトランジスタ90B、91Bは、カレントミラー回路を構成する。直流電源10Bおよび電圧変換回路2Bは、電源回路を構成する。
電圧変換回路2Bの電源端子は、端子PcBを介して直流電源10Bの正極に接続され、直流電源10Bの負極は接地される。電圧変換回路2Bにおいて、PMOSトランジスタ20のソース端子は電圧変換回路2Bの電源端子に接続される。PMOSトランジスタ20のドレイン端子は、インダクタL1の一端およびNMOSトランジスタ21のドレイン端子に接続され、NMOSトランジスタ21のソース端子は接地される。インダクタL1の他端は電圧変換回路2Bの出力端子およびNMOSトランジスタ22のドレイン端子に接続され、NMOSトランジスタ22のソース端子は接地される。
主スイッチ回路1Bは、端子P1nBと端子P1tBとの間に挿入される。端子P1nBはPMOSトランジスタのドレイン端子およびNMOSトランジスタのソース端子に接続され、端子P1tBはPMOSトランジスタのソース端子およびNMOSトランジスタのドレイン端子に接続される。端子P1nBは、端子PnBを介して電圧変換回路2Bの出力端子に接続され、端子P1tBは、出力端子PtBを介して負荷11B(すなわち、コンデンサC1)の一端に接続され、負荷11B(すなわち、コンデンサC1)の他端は接地される。
補助スイッチ回路3Bは、端子P3nBと端子P3qBとの間に挿入される。端子P3nBはPMOSトランジスタのソース端子およびNMOSトランジスタのドレイン端子に接続され、端子P3qBはPMOSトランジスタのドレイン端子およびNMOSトランジスタのソース端子に接続される。端子P3qBは端子PqBを介して調整回路4BPに接続され、端子P3nBは端子PnBに接続される。補助スイッチ回路5Bは、端子P5rBと端子P5tBとの間に挿入される。端子P5rBはPMOSトランジスタのドレイン端子およびNMOSトランジスタのソース端子に接続され、端子P5tBはPMOSトランジスタのソース端子およびNMOSトランジスタのドレイン端子に接続される。端子P5rBは端子PrBを介して各調整回路4BN、6Bに接続され、端子P5tBは出力端子PtBに接続される。
調整回路4BPにおいて、増幅器40BPの反転入力端子は出力端子PtBに接続され、増幅器40BPの非反転入力端子は端子PqBに接続され、増幅器40BPの出力端子はNMOSトランジスタ41BPのゲート端子に接続される。NMOSトランジスタ41BPのドレイン端子は端子PqBに接続され、NMOSトランジスタ41BPのソース端子は接地される。調整回路4BNにおいて、増幅器40BNの反転入力端子は出力端子PnBに接続され、増幅器40BNの非反転入力端子は端子PrBに接続され、増幅器40BNの出力端子はNMOSトランジスタ41BNのゲート端子に接続される。NMOSトランジスタ41BNのドレイン端子は端子PrBに接続され、NMOSトランジスタ41BNのソース端子は接地される。
調整回路6Bにおいて、反転増幅器60Bの反転入力端子は端子PnBに接続され、反転増幅器60Bの非反転入力端子は端子PrBに接続され、反転増幅器60Bの出力端子はNMOSトランジスタ61Bのゲート端子に接続される。NMOSトランジスタ61Bのソース端子は端子PrBに接続され、NMOSトランジスタ61Bのドレイン端子は調整回路6Bの端子となり、検出電流生成回路9Bに接続される。
検出電流生成回路9Bにおいて、カレントミラー回路に含まれるPMOSトランジスタ90Bのドレイン端子は、NMOSトランジスタ61Bのドレイン端子およびNMOSトランジスタ92Bのドレイン端子に接続される。同じくカレントミラー回路に含まれるNMOSトランジスタ91Bのドレイン端子は、NMOSトランジスタ93Bのドレイン端子に接続されるとともに、制御回路8Bに接続される。PMOSトランジスタ90B、91Bの各ソース端子は端子PcBに接続され、NMOSトランジスタ92B、93Bの各ソース端子は接地される。NMOSトランジスタ92Bのゲート端子はNMOSトランジスタ41BPのゲート端子に接続され、NMOSトランジスタ93Bのゲート端子はNMOSトランジスタ41BNのゲート端子に接続される。
選択回路7Bにおいて、比較器71Bの非反転入力端子は出力端子PtBに接続され、比較器71Bの反転入力端子は基準電圧源70Bの正極に接続され、基準電圧源70Bの負極は接地される。比較器71Bの出力端子は、増幅器40BP、40BNの各イネーブル端子に接続されるとともに、反転増幅器60Bのディセーブル端子に接続される。
直流電源10Bは、正の直流電源電圧VcBを生成する。電圧変換回路2Bは、直流電源電圧VcBを昇圧または降圧し、出力電圧VnBおよび出力電流InBPを生成する。主スイッチ回路1Bは、電圧変換回路2Bから出力電流InBPを受け、オンされることにより、出力電流InBPに大略等しい出力電流ItBPを負荷11Bへ流す。一方、主スイッチ回路1Bは、負荷11Bから出力電流ItBNを受け、オンされることにより、出力電流ItBNに大略等しい出力電流InBNを電圧変換回路2Bへ流す。すなわち、主スイッチ回路1Bは、オンされることにより、各出力電流InBP、InBN、ItBP、ItBNを負荷11Bとやり取りする。
上述したように、主スイッチ回路1Bは、PMOSトランジスタとNMOSトランジスタとの並列構成になっている。このため、出力電圧VtBが低くPMOSトランジスタが充分にオンすることができない場合であっても、NMOSトランジスタが直流電源電圧VcBと出力電圧VtBとの差により充分にオンすることができる。したがって、主スイッチ回路1Bは、各端子P1nB、P1tBにおける電圧がどのような場合であっても、各制御電圧VgB1、VgB2によりオン/オフすることができる。
補助スイッチ回路3Bは、オンされることにより、出力電流InBPの一部を分流し、副検出電流IqBを生成する。調整回路4BPは、出力端子PtBにおける出力電位VtBと、端子PqBにおける電位VqBとが等しくなるように、負帰還動作を用いて副検出電流IqBを調整する。さらに詳しくは、増幅器40BPは、出力電位VtBと電位VqBとの差に対して、線形的に変化する増幅信号V40BPを生成する。NMOSトランジスタ41BPは、増幅信号V40BPにより制御され、出力電位VtBと電位VqBとの差が大略ゼロになるように、補助スイッチ回路3Bから流れ込む副検出電流IqBを調整する。出力電位VnBが出力電位VtBよりも高い場合、すなわち出力電流ItBPが流れる場合に、副検出電流IqBが補助スイッチ回路3Bから流れ込むので、出力電流ItBNが流れる場合には副検出電流IqBは流れない。電位VqBが出力電位VtBよりも高い場合、増幅信号V40BPの電位は高くなり、NMOSトランジスタ41BPは副検出電流IqBを増加させ、結果として電位VqBは下降する。電位VqBが出力電位VtBよりも低い場合、増幅信号V40BPの電位は低くなり、NMOSトランジスタ41BPは副検出電流IqBを減少させ、結果として電位VqBは上昇する。
補助スイッチ回路5Bは、オンされることにより、出力電流ItBPの一部を分流し、副検出電流IrBPを生成する。調整回路6Bは、端子PnBにおける電位VnBと、端子PrBにおける電位VrBとが等しくなるように、負帰還動作を用いて副検出電流IrBPを調整する。さらに詳しくは、反転増幅器60Bは、電位VnBと電位VrBとの差に対して、線形的に変化する増幅信号V60Bを生成する。NMOSトランジスタ61Bは、増幅信号V60Bにより制御され、電位VnBと電位VrBとの差が大略ゼロになるように、補助スイッチ回路5Bへ流れ出る副検出電流IrBPを調整する。出力電位VnBが出力電位VtBよりも高い場合、すなわち出力電流ItBPが流れる場合に、副検出電流IrBPが補助スイッチ回路5Bへ流れ出るので、出力電流ItBNが流れる場合には副検出電流IrBPは流れない。電位VrBが電位VnBよりも高い場合、増幅信号V60Bの電位は低くなり、NMOSトランジスタ61Bは副検出電流IrBPを増加させ、結果として電位VrBは下降する。電位VrBが電位VnBよりも低い場合、増幅信号V60Bの電位は高くなり、NMOSトランジスタ61Bは副検出電流IrBPを減少させ、結果として電位VrBは上昇する。
補助スイッチ回路5Bは、オンされることにより、出力電流ItBNの一部を分流し、副検出電流IrBNを生成する。調整回路4BNは、端子PnBにおける電位VnBと、端子PrBにおける電位VrBとが等しくなるように、負帰還動作を用いて副検出電流IrBNを調整する。さらに詳しくは、増幅器40BNは、電位VnBと電位VrBとの差に対して、線形的に変化する増幅信号V40BNを生成する。NMOSトランジスタ41BNは、増幅信号V40BNにより制御され、電位VnBと電位VrBとの差が大略ゼロになるように、補助スイッチ回路5Bから流れ込む副検出電流IrBNを調整する。出力電位VnBが出力電位VtBよりも低い場合、すなわち出力電流ItBNが流れる場合に、副検出電流IrBNが補助スイッチ回路5Bから流れ込むので、出力電流ItBPが流れる場合には副検出電流IrBNは流れない。電位VrBが電位VnBよりも高い場合、増幅信号V40BNの電位は高くなり、NMOSトランジスタ41BNは副検出電流IrBNを増加させ、結果として電位VrBは下降する。電位VrBが電位VnBよりも低い場合、増幅信号V40BNの電位は低くなり、NMOSトランジスタ41BNは副検出電流IrBNを減少させ、結果として電位VrBは上昇する。
検出電流生成回路9Bにおいて、NMOSトランジスタ92Bは、NMOSトランジスタ41BPと比較して、大略同等な半導体構造および半導体サイズを有する。したがって、NMOSトランジスタ92Bは、NMOSトランジスタ41BPと同様に増幅信号V40BPにより制御され、ドレイン端子からソース端子へ流れる副検出電流IqBを生成する。NMOSトランジスタ93Bは、NMOSトランジスタ41BNと比較して、大略同等な半導体構造および半導体サイズを有する。したがって、NMOSトランジスタ93Bは、NMOSトランジスタ41BNと同様に増幅信号V40BNにより制御され、ドレイン端子からソース端子へ流れる副検出電流IrBNを生成する。
カレントミラー回路は、副検出電流IqBと副検出電流IrBPとの和に大略等しいカレントミラー電流IwBを生成する。検出電流生成回路9Bは、カレントミラー電流IwBから副検出電流IrBNを差し引いた電流を表す検出電流IsBを生成する。上述したように、出力電流ItBPが流れる場合、各副検出電流IqB、IrBPが流れ、副検出電流IrBNは流れない。一方、出力電流ItBNが流れる場合、副検出電流IrBNが流れ、各副検出電流IqB、IrBPは流れない。このように、検出電流生成回路9Bは、出力電流ItBPに対応してカレントミラー電流IwBを検出電流IsBとし、出力電流ItBNに対応して副検出電流IrBNを検出電流IsBとする。
制御回路8Bは、検出電流IsB、直流電源電圧VcB、および出力電圧VtBに基づいて、制御電圧V80、制御電圧V81、および制御電圧V82を生成する。制御電圧V80、V81、V82に基づいてそれぞれMOSトランジスタ20、21、22がオン/オフされることにより、電圧変換回路2Bは直流電源電圧VcBを昇圧または降圧し、各出力電流InBP、InBNを生成する。さらに、制御回路8Bは、検出電流IsBに基づいて制御電圧VgB1、VgB2を生成し、それぞれ制御端子PgB1、PgB2を介して、主スイッチ回路1Bおよび補助スイッチ回路3B、5Bの各ゲート端子に、それぞれ制御電圧VgB1、VgB2を印加する。主スイッチ回路1Bおよび各補助スイッチ回路3B、5Bは、各制御電圧VgB1、VgB2に基づいて、同時にオン/オフされる。
制御回路8Bが出力電圧VtBを直流電源電圧VcBよりも低い所望の電圧に制御する場合、NMOSトランジスタ22はオフ状態に保持され、主スイッチ回路1Bはオン状態に保持される。この状態で、PMOSトランジスタ20およびNMOSトランジスタ21が交互にオンされることにより、電圧変換回路2Bは降圧動作を行う。PMOSトランジスタ20におけるオン期間のデューティ比DT20に対して、出力電圧VtBは、VtB=VcB×DT20となる。御回路8Bは、デューティ比DT20を調整することにより、出力電圧VtBを所望の降圧電圧に制御する。
制御回路8Bが出力電圧VtBを直流電源電圧VcBよりも高い所望の電圧に制御する場合、PMOSトランジスタ20はオン状態に保持され、NMOSトランジスタ21はオフ状態に保持される。この状態で、NMOSトランジスタ22がオンされ主スイッチ回路がオフされることにより、インダクタL1が充電される一方、NMOSトランジスタ22がオフされ主スイッチ回路がオンされることにより、インダクタL1が放電される。電圧変換回路2Bは、このように昇圧動作を行う。NMOSトランジスタ22におけるオン期間のデューティ比DT22に対して、出力電圧VtBは、VtB=VcB/(1−DT22)となる。制御回路8Bは、デューティ比DT22を調整することにより、出力電圧VtBを所望の昇圧電圧に制御する。
このように、検出電流IsBに応じて各出力電流InBP、InBNが生成されることにより、たとえば検出電流IsBが所定値を越えると、制御回路8Bは電圧変換回路2Bの動作を停止し、各出力電流InBP、InBNを低下させることができる。これにより、電圧コンバータの過電流保護を実現することができる。さらに、負荷8Bに高速なインピーダンス変動が生じる場合に、各出力電流InBP、InBNが所望の過渡応答で追従できるように、制御回路8Bは各制御電圧V80、V81、V82を設定することができる。
各補助スイッチ回路3B、5Bは、主スイッチ回路1Bと比較して、大略同等な半導体構造およびより小さい半導体サイズを有する。それゆえに各補助スイッチ回路3B、5Bは、主スイッチ回路1Bと比較して、より大きいオン抵抗を有する。主スイッチ回路1Bおよび補助スイッチ回路3B、5Bにおける各半導体サイズの比を、Sn:1:Sm(ここでSnは1およびSmよりも充分に大きい)とする。この場合、補助スイッチ回路3B、5Bは、主スイッチ回路1Bと比較して、それぞれ1/Sn、Sm/Sn倍の大きさの半導体サイズを有し、それぞれSn、Sn/Sm倍の大きさのオン抵抗を有する。
上述したように、調整回路6Bは、電位VnBと電位VrBとを大略等しくするから、主スイッチ回路1Bおよび補助スイッチ回路3B、5Bにおける各ドレイン端子の電位は互いに大略等しくなる。また、調整回路4BPは、電位VtBと電位VqBとを大略等しくするから、主スイッチ回路1Bおよび補助スイッチ回路3B、5Bにおける各ソース端子の電位は互いに大略等しくなる。さらに、主スイッチ回路1Bおよび補助スイッチ回路3B、5Bにおける各ゲート端子の電位は、互いに等しい。
それゆえに、オン時に、補助スイッチ回路3Bの端子P3nBから端子P3qBへ流れる副検出電流IqBは、主スイッチ回路1Bの端子P1nBから端子P1tBへ流れる出力電流ItBPよりも小さく(1/Sn倍)、かつ出力電流ItBPに大略比例する。また、オン時に、補助スイッチ回路5Bの端子P5rBから端子P5tBへ流れる副検出電流IrBPは、出力電流ItBPよりも小さく(Sm/Sn倍)、かつ出力電流ItBPに大略比例する。さらに、オン時に、補助スイッチ回路5Bの端子P5tBから端子P5rBへ流れる副検出電流IrBNは、主スイッチ回路1Bの端子P1tBから端子P1nBへ流れる出力電流ItBNよりも小さく(Sm/Sn倍)、かつ出力電流ItBNに大略比例する。その結果、検出電流IsBは、出力電流ItBP、ItBNよりも小さく、かつ出力電流ItBP、ItBNに大略比例する。
副検出電流IqBと出力電流ItBPとの比は、補助スイッチ回路3Bの半導体サイズと主スイッチ回路1Bの半導体サイズとの比1:Snに一致し、補助スイッチ回路3Bのオン抵抗と主スイッチ回路1Bのオン抵抗との比の逆数になる。同様に、副検出電流IrBP、IrBNと出力電流ItBP、ItBNとのそれぞれの比は、補助スイッチ回路5Bの半導体サイズと主スイッチ回路1Bの半導体サイズとの比Sm:Snに一致し、補助スイッチ回路5Bのオン抵抗と主スイッチ回路1Bのオン抵抗との比の逆数になる。このように、電流検出回路は、出力電流ItBPに大略比例し、かつ出力電流ItBPに対して悪影響を及ぼさない程度に小さい副検出電流IqB、IrBPおよび検出電流IsBを生成することができる。同様に、電流検出回路は、出力電流ItBNに大略比例し、かつ出力電流ItBNに対して悪影響を及ぼさない程度に小さい副検出電流IrBNおよび検出電流IsBを生成することができる。これにより、出力電流ItBP、ItBNの正確な検出が可能になる。
選択回路7Bは、出力電圧VtBが基準電圧源70Bにより生成される正の基準電圧V70B以上の場合、ハイレベルを表し、出力電圧VtBが基準電圧V70B未満の場合、ローレベルを表す選択信号V7Bを生成する。電流調整検出回路は、選択信号V7Bがハイレベルの場合、副検出電流IqBまたは副検出電流IrBNに基づいて検出電流IsBを生成し、選択信号V7Bがローレベルの場合、副検出電流IrBPに基づいて検出電流IsBを生成する。さらに詳しくは、選択回路7Bは、選択信号V7Bがハイレベルの場合、各調整回路4BP、4BNのイネーブル端子をハイレベルにし、各調整回路4BP、4BNを有効化する一方、調整回路6Bのディセーブル端子をハイレベルにし、調整回路6Bを無効化する。選択信号V7Bがローレベルの場合、各調整回路4BP、4BNのイネーブル端子をローレベルにし、各調整回路4BP、4BNを無効化する一方、調整回路6Bのディセーブル端子をローレベルにし、調整回路6Bを有効化する。調整回路4BP、6B、4BNは、無効化されると、それぞれ副検出電流IqB、IrBP、IrBNを大略ゼロにする。基準電圧V70Bは、調整回路4BPが充分に動作可能な、出力電圧VtBの範囲の下限値に設定される。
調整回路4BPは、副検出電流IqBを補助スイッチ回路3Bの端子P3qBから受ける方向に流すように構成される。調整回路4BNは、副検出電流IrBNを補助スイッチ回路5Bの端子P5rBから受ける方向に流すように構成される。調整回路6Bは、副検出電流IrBPを補助スイッチ回路5Bの端子P5rBへ出力する方向に流すように構成される。出力電流ItBPが流れる場合、各副検出電流IqB、IrBPは、正の電源電位VcBから接地電位へ、一方向に流れる。一方、出力電流ItBNが流れる場合、副検出電流IrBNは、出力電位VtB(すなわち、負荷11Bの電位)から接地電位へ、一方向に流れる。また、出力電流ItBPが流れる場合、互いに大略等しい、端子P1tBの電位および端子P3qBの電位は、互いに大略等しい、端子P1nBの電位および端子P3nBの電位よりも、主スイッチ回路1Bのオン電圧だけ低い。一方、出力電流ItBNが流れる場合、互いに大略等しい、端子P1nBの電位および端子P5rBの電位は、互いに大略等しい、端子P1tBの電位および端子P5tBの電位よりも、主スイッチ回路1Bのオン電圧だけ低い。したがって、出力電流ItBPが流れる場合、調整回路4BPの電位は、主スイッチ回路1Bの端子P1tBの電位から接地電位までの電位範囲(すなわち、接地電位側の電位範囲)内に存在する。接地電位側の電位範囲には、負荷11Bの電位が存在するため、負荷電位側の電位範囲とも呼ばれる。また、調整回路6Bの電位は、電源電位VcBから主スイッチ回路1Bの端子P1nBの電位までの電位範囲(すなわち、電源電位VcB側の電位範囲)内に存在する。一方、出力電流ItBNが流れる場合、調整回路4BNの電位は、主スイッチ回路1Bの端子P1nBの電位から接地電位までの電位範囲内に存在する。
出力電位VtBが充分高い状態では、接地電位側の電位範囲は充分広いため、調整回路4BP、4BNが有効化されることにより、それぞれ副検出電流IqB、IrBNが正確に生成される。一方、出力電位VtBが低くなり、接地電位側の電位範囲が狭くなると、調整回路4BPは動作電圧を確保することができなくなるが、逆に電源電位VcB側の電位範囲は充分広くなるため、調整回路6Bは充分な動作電圧を確保することができるようになる。したがって、調整回路6Bが有効化されることにより、副検出電流IrBPが正確に生成される。出力電位VtBが低い場合には出力電流ItBNは流れないので、調整回路4BNの動作電圧不足に対応する回路は必要としない。
このように、第3の実施形態の電流検出回路およびそれを用いた電圧コンバータによれば、各調整回路4BP、4BNの電位を接地電位側の電位範囲、および調整回路6Bの電位を電源電位VcB側の電位範囲に分けるように構成する。これにより、いずれか一方では正確に副検出電流を生成することができ、各出力電流ItBP、ItBNを正確に検出することが可能となる。
なお、主スイッチ回路1Bおよび各補助スイッチ回路3B、5Bは、シリーズレギュレータのようにリニア動作する素子であっても、スイッチングレギュレータのようにスイッチング動作する素子であってもよい。また、各MOSトランジスタ41BP、41BN、61BはNMOSトランジスタとしたが、PMOSトランジスタであってもよい。この場合、各増幅器40BP、40BN、および反転増幅器60Bの各入力端子における正負の極性は、互いに逆にする必要がある。
以上のように、本発明の電流検出回路によれば、調整回路(4;6A;4BP、4BN)は副検出電流(Iq;IrA;IqB、IrBN)を補助スイッチ回路(3;5A;3B、5B)から受ける方向に流すように構成され、調整回路(6;4A;6B)は副検出電流(Ir;IqA;IrBP)を補助スイッチ回路(5;3A;5B)へ出力する方向に流すように構成される。副検出電流(Iq;IrA;IqB、IrBN)および副検出電流(Ir;IqA;IrBP)のそれぞれは、電源電位から接地電位へまたは接地電位から電源電位へ、一方向に流れる。また、主スイッチ回路(1;1A;1B)、補助スイッチ回路(3;5A;3B、5B)、および補助スイッチ回路(5;3A;5B)における各電源側端子の電位は互いに大略等電位となり、各接地側端子の電位は互いに大略等電位となる。したがって、調整回路(4;6A;4BP、4BN)および調整回路(6;4A;6B)の各電位は、主スイッチ回路(1;1A;1B)の両端電位を境として、電源電位側と接地電位側のうち、互いに異なる電位側に分かれて構成されていることになる。これにより、負荷両端の電圧が低下し、主スイッチ回路(1;1A;1B)の接地側端子の電位と接地電位との差が低下する状態であっても、調整回路(4;6A;4BP、4BN)または調整回路(6;4A;6B)のいずれか一方は充分な動作電圧を確保することができるため、出力電流(In;InA;InBP、InBN)を正確に検出することが可能となる。
以上、実施の形態におけるこれまでの説明は、すべて本発明を具体化した一例であって、本発明はこれらの例に限定されず、本発明の技術を用いて当業者が容易に構成可能な種々の例に展開可能である。
本発明は、電流検出回路およびそれを用いた電圧コンバータに利用できる。
本発明の第1の実施形態における電流検出回路とそれを用いた電圧コンバータの構成を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態における電流検出回路とそれを用いた電圧コンバータの構成を示す回路図である。 本発明の第3の実施形態における電流検出回路とそれを用いた電圧コンバータの構成を示す回路図である。 従来例の電流検出回路の構成を示す回路図である。
符号の説明
1、1A、1B 主スイッチ回路
2、2A、2B 電圧変換回路
3、5、3A、5A、3B、5B 補助スイッチ回路
4、6、4A、6A、4BP、4BN、6B 調整回路
7、7A、7B 選択回路
8、8A、8B 制御回路
9、9A、9B 検出電流生成回路
10、10A、10B 直流電源
11、11A、11B 負荷
40、60、40A、60A、40BP、40BN、60B 増幅器
20、41、61、90、91、90B、91B PMOSトランジスタ
21、22、41A、61A、41BP、41BN、61B、90A、91A、92B、93B NMOSトランジスタ
70、70A、70B 基準電圧源
71、71A、71B 比較器

Claims (22)

  1. 電源回路から受ける出力電流を、オンされることにより、負荷とやり取りすることが可能な主スイッチ回路と、
    前記主スイッチ回路の一端および第1端子に接続され、オンされることにより、前記出力電流よりも小さく、かつ前記出力電流に大略比例する第1副検出電流を生成する第1補助スイッチ回路と、
    前記主スイッチ回路の他端および第2端子に接続され、オンされることにより、前記出力電流よりも小さく、かつ前記出力電流に大略比例する第2副検出電流を生成する第2補助スイッチ回路と、
    電流調整検出回路と、を有し、
    前記電流調整検出回路は、第1調整回路、第2調整回路、および検出電流生成回路を含み、
    前記第1調整回路は、前記他端と、前記第1端子とが等電位になるように、前記第1副検出電流を調整し、調整された前記第1副検出電流を、前記第1補助スイッチ回路から受ける方向に流し、
    前記第2調整回路は、前記一端と前記第2端子とが等電位になるように、前記第2副検出電流を調整し、調整された前記第2副検出電流を、前記第2補助スイッチ回路へ出力する方向に流し、
    前記検出電流生成回路は、調整された前記第1副検出電流および調整された前記第2副検出電流に基づいて、前記出力電流よりも小さく、かつ前記出力電流に大略比例する検出電流を生成する、電流検出回路。
  2. さらに、前記主スイッチ回路の前記負荷側の端子における電圧が所定電圧以上の場合、第1レベルを表し、同端子における電圧が所定電圧未満の場合、第2レベルを表す選択信号を生成する選択回路を有し、
    前記電流調整検出回路は、前記選択信号が前記第1レベルの場合、前記第1副検出電流に基づいて前記検出電流を生成し、前記選択信号が前記第2レベルの場合、前記第2副検出電流に基づいて前記検出電流を生成する、請求項1に記載の電流検出回路。
  3. 前記選択回路は、前記選択信号が前記第1レベルの場合、前記第2調整回路を無効化し、前記選択信号が前記第2レベルの場合、前記第1調整回路を無効化する、請求項2に記載の電流検出回路。
  4. 前記第1調整回路は、無効化されると、前記第1副検出電流を大略ゼロにし、
    前記第2調整回路は、無効化されると、前記第2副検出電流を大略ゼロにする、請求項3に記載の電流検出回路。
  5. 前記検出電流生成回路は、前記第1副検出電流と前記第2副検出電流との和を表す前記検出電流を生成する、請求項1に記載の電流検出回路。
  6. 前記検出電流生成回路は、
    前記第1副検出電流、前記第2副検出電流、または前記第1副検出電流と前記第2副検出電流との和のうち、いずれか1つに大略等しいカレントミラー電流を生成するカレントミラー回路を含み、
    前記カレントミラー電流に基づいて、前記検出電流を生成する、請求項1に記載の電流検出回路。
  7. 前記第1補助スイッチ回路および前記第2補助スイッチ回路は、前記主スイッチ回路と比較して、大略同等な半導体構造およびより小さい半導体サイズを有する、請求項1に記載の電流検出回路。
  8. 前記第1補助スイッチ回路および前記第2補助スイッチ回路は、前記主スイッチ回路と比較して、より大きいオン抵抗を有する、請求項1に記載の電流検出回路。
  9. 前記第1補助スイッチ回路および前記第2補助スイッチ回路は、前記主スイッチ回路がオンされる場合に、オンされる、請求項1に記載の電流検出回路。
  10. 前記第1補助スイッチ回路および前記第2補助スイッチ回路の各制御端子は、前記主スイッチ回路の制御端子における電圧に大略等しい電圧を受ける、請求項9に記載の電流検出回路。
  11. 前記主スイッチ回路は、前記電源回路とコンデンサとの間において、前記出力電流をやり取りすることが可能である、請求項1に記載の電流検出回路。
  12. 前記第1補助スイッチ回路および前記第2補助スイッチ回路は、少なくとも1つのMOSトランジスタを含む、請求項1に記載の電流検出回路。
  13. 前記第1補助スイッチ回路および前記第2補助スイッチ回路は、NチャンネルMOSトランジスタおよびPチャンネルMOSトランジスタを含む、請求項12に記載の電流検出回路。
  14. 前記第1調整回路は、増幅器および調整器を含み、
    前記増幅器は、前記他端および前記第1端子の両電位の差に対して、線形的に変化する増幅信号を生成し、
    前記調整器は、前記増幅信号により制御され、前記両電位の差が大略ゼロになるように、前記第1副検出電流を調整する、請求項1に記載の電流検出回路。
  15. 前記第2調整回路は、増幅器および調整器を含み、
    前記増幅器は、前記一端および前記第2端子の両電位の差に対して、線形的に変化する増幅信号を生成し、
    前記調整器は、前記増幅信号により制御され、前記両電位の差が大略ゼロになるように、前記第2副検出電流を調整する、請求項1に記載の電流検出回路。
  16. 前記第1補助スイッチ回路は、前記主スイッチ回路の前記電源回路側の端子に接続され、
    前記第2補助スイッチ回路は、前記主スイッチ回路の前記負荷側の端子に接続される、請求項1に記載の電流検出回路。
  17. 前記第1補助スイッチ回路は、前記主スイッチ回路の前記負荷側の端子に接続され、
    前記第2補助スイッチ回路は、前記主スイッチ回路の前記電源回路側の端子に接続される、請求項1に記載の電流検出回路。
  18. 前記第1補助スイッチ回路は、前記主スイッチ回路の前記電源回路側の端子に接続され、
    前記第2補助スイッチ回路は、前記主スイッチ回路の前記負荷側の端子に接続される、請求項1に記載の電流検出回路。
  19. 前記第1補助スイッチ回路は、前記主スイッチ回路の前記負荷側の端子に接続される、請求項1に記載の電流検出回路。
  20. 直流電源から供給される直流電源電圧を昇圧または降圧し、出力電流を生成することが可能な電圧変換回路と、
    請求項1に記載の電流検出回路と、を有し、
    前記電圧変換回路は、前記電源回路に含まれる、電圧コンバータ。
  21. 前記電圧変換回路は、インダクタ、第1トランジスタ、および第2トランジスタを含み、
    前記第1トランジスタは、
    前記直流電源および前記インダクタの一端に接続され、
    前記直流電源電圧をスイッチングすることにより降圧し、
    前記第2トランジスタは、
    前記インダクタの他端および接地端子に接続され、
    スイッチングすることにより前記インダクタを充放電し、前記直流電源電圧を昇圧する、請求項20に記載の電圧コンバータ。
  22. 前記第1トランジスタは、PチャンネルMOSトランジスタであり、
    前記第2トランジスタは、NチャンネルMOSトランジスタである、請求項21に記載の電圧コンバータ。
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