JP5134979B6 - 搬送装置及び熱間圧延装置、並びに搬送方法及び熱間圧延方法 - Google Patents

搬送装置及び熱間圧延装置、並びに搬送方法及び熱間圧延方法 Download PDF

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本発明は、搬送装置及び熱間圧延装置、並びに搬送方法及び熱間圧延方法に関する。
従来、鋼板等の被工作物の熱間圧延を行う熱間圧延装置は、粗圧延機及び仕上圧延機を有し、更に、加熱炉や保加熱炉、シャーリングマシン、巻取機等を有している。
上記のような熱間圧延装置は、まず被工作物を加熱炉で加熱し、続いて被工作物を粗圧延機で粗圧延し、被工作物を保加熱炉で再加熱・保温しながら搬送し、被工作物の先端及び終端をシャーリングマシンで切り落とし、仕上圧延機で被工作物を仕上圧延して、巻取機で巻き取る。
ところで、保加熱炉内の搬送ローラは、高温に耐えるよう耐熱鋼製とされている。
しかしながら、粗圧延後の被工作物(特に先端部)には、うねりや反り等の変形があるため、保加熱炉内の搬送ローラは、被工作物から衝撃を受ける。
このため、保加熱炉の内部温度は、搬送ローラの強度を損なわない程度に設定され、且つ、保加熱炉内での被工作物の搬送速度は、搬送ローラが耐え得る衝撃を上回る衝撃が搬送ローラに加わらない程度に設定される。具体的には、内部温度が1000℃以下、搬送速度が100m/分程度とされている。
特開平7−88528号公報
従来は、上記事情から、保加熱炉の内部温度及び搬送速度が制限され、保加熱炉を高温・高速化できていないが、冶金的見地からすると、現在の設定温度よりも高温化することが望ましく、また、作業効率の観点からは、搬送速度を高速化することが望ましい。
しかし、仮に、保加熱炉内の搬送速度を速くすると、被工作物の変形部分から搬送ローラが受ける衝撃が大きくなってしまうという問題が生じる。また、保加熱炉内を高温にすると、搬送ローラの強度が弱まってしまうという問題が生じる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、熱間圧延を高温・高速化しつつも、搬送ローラの破損を防ぐことができる搬送装置及び熱間圧延装置、並びに搬送方法及び熱間圧延方法を提案することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る搬送装置及び熱間圧延装置、並びに搬送方法及び熱間圧延方法では、以下の手段を採用した。
第1の発明としては、所定間隔で並列に支持された複数本の搬送ローラを有し、該搬送ローラによって、圧延機から保加熱炉内へと被工作物を搬送する搬送装置であって、前記保加熱炉の上流で、該保加熱炉内の前記搬送ローラである炉内ローラに前記被工作物が与える衝撃の大きさを予測するためのデータを取得する衝撃予測用データ採集部と、前記衝撃予測用データ採集部が取得した前記データから衝撃の大きさを予測し、該衝撃の大きさに応じて、前記保加熱炉内での前記被工作物の搬送速度を調節する制御部と、を備えることを特徴とするものを採用した。
次に、上記発明において、前記衝撃予測用データ採集部は、前記搬送ローラのうちの少なくとも1本を支持する軸受部に設けられて、該軸受部の変形及び/又は振動に関するデータを、前記データとして取得するものを採用した。
また、上記発明において、前記衝撃予測用データ採集部は、撮像装置を有し、該撮像装置によって、前記保加熱炉の上流を搬送される前記被工作物を撮影した映像を、前記データとするものを採用した。
また、上記発明において、前記保加熱炉は、1000℃以上の温度で前記被工作物を保加熱するものを採用した。
また、上記発明において、前記炉内ローラによる前記被工作物の最高搬送速度は、200m/分以上であるものを採用した。
更に、第2の発明として、加熱炉にて加熱された被工作物を、粗圧延機で圧延し、保加熱炉にて温度調節しつつ仕上圧延機に搬送し、該仕上圧延機によって圧延する熱間圧延装置であって、上記第1の発明に係る搬送装置を備えることを特徴とするものを採用した。
また、第3の発明として、所定間隔で並列に支持された複数本の搬送ローラ上を移動させることにより、圧延機から保加熱炉へと被工作物を搬送する搬送方法であって、前記保加熱炉の上流で、該保加熱炉内の前記搬送ローラである炉内ローラに前記被工作物が与える衝撃の大きさを予測し、当該予測した衝撃の大きさに応じて、前記保加熱炉内での前記被工作物の搬送速度を調節することを特徴とする方法を採用した。
次に、上記発明において、前記衝撃の予測は、前記搬送ローラのうち少なくとも1本を支持する軸受部の変形及び/又は振動に基づいて行う方法を採用した。
また、上記発明において、前記衝撃の予測は、前記保加熱炉の上流を搬送される前記被工作物を撮影した撮影映像に基づいて行う方法を採用した。
また、上記発明において、前記保加熱炉は、1000℃以上の温度で前記被工作物を保加熱する方法を採用した。
また、上記発明において、前記炉内ローラによる前記被工作物の最高搬送速度は、200m/分以上である方法を採用した。
そして、第4の発明として、被工作物を熱間圧延する熱間圧延方法であって、上記第3の発明に係る搬送方法により前記被工作物を搬送することを特徴とする方法を採用した。
本発明によれば、保加熱炉の上流で、炉内ローラが被工作物から受ける衝撃の大きさを予測し、この予測した衝撃の大きさに応じて、保加熱炉内での被工作物の搬送速度を調節するので、衝撃が小さいと予測された場合には搬送速度を速め、衝撃が大きいと予測された場合には搬送速度を遅くすることができる。
したがって、保加熱炉の内部温度を高温化して、仮に炉内ローラの強度が従来の設定温度の場合よりも弱くなったとしても、炉内ローラの強度が耐え得る衝撃の大きさを把握し、それ以上の衝撃が加わることのないように搬送速度を調節することにより、適切に搬送速度を高速化できる。
よって、熱間圧延の特に粗圧延後から仕上圧延前までにおいて、処理温度を高温化し、搬送速度を適切に高速化することにより、熱間圧延を全体的には高温・高速化しつつも、炉内ローラの破損を防ぐことができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態である搬送装置及びこれを備える熱間圧延装置の概略構成及び機能構成を示す図である。
この図に示すように本実施形態の熱間圧延装置1は、加熱炉2、前面テーブル3、粗圧延機4、後面テーブル5、保加熱炉6、シャーリングマシン7、仕上圧延機8、冷却装置9、巻取機10、制御部11及び衝撃予測用データ採集部12を備えている。
加熱炉2は、粗圧延機4にて圧延する前に、銅を含有すると共に主成分が鋼からなるスラブX(被工作物の一)を粗圧延処理に適した温度に加温するものである。
前面テーブル3は、加熱炉2の後段に配置されており、ライン方向に配列された複数の搬送ローラ3aを備えている。
この前面テーブル3は、加熱炉2から搬出されたスラブXを粗圧延機4に搬送すると共に、後述する粗圧延機4にてスラブXが往復されて繰り返し圧延される際に、スラブXを下方から支持するものである。
粗圧延機4は、回転される一対の圧延ローラ41,42を備えており、圧延ローラ41,42間にてスラブXを圧延することによって、スラブXを金属板Y(被工作物の一)に成形するものである。圧延ローラ41,42は同期して回転駆動されるが、その回転方向は可逆とされている。このため、スラブXを往復させながら、繰り返し圧延処理することが可能とされている。
ここで、図1に加えて図2をも参照して説明を続ける。図2は、後面テーブル5と保加熱炉6の斜視図である。
後面テーブル5は、ライン方向に配列された複数の搬送ローラ5a、軸箱50,51、駆動軸52、モータ53及び歯車箱54を備えており、粗圧延機4から搬出される金属板Yを保加熱炉6に搬送すると共に、粗圧延機4にてスラブXが往復された繰り返し圧延される際に、スラブXを下方から支持するものである。
軸箱50,51は、搬送ローラ5aを回転自在に支持する。駆動軸52は、搬送ローラ5aに連結されており、この駆動軸52に、モータ53の駆動力が、歯車箱54に収納されている歯車を介して伝達される。
後面テーブル5の長さは、粗圧延機4から保加熱炉6に向かうスラブXの最終往復移動における粗圧延機4からスラブXが突出する長さよりも長く設定されている。
なお、ここで言う最終往復移動とは、粗圧延機4から仕上圧延機8に最後にスラブXが送られる前の往復移動(最終パスの前パス)のことを言う。即ち、最終往復移動における粗圧延機4からスラブXが突出する長さとは、粗圧延機4から仕上圧延機8に最後にスラブXが送られる前(最終パスの前パス)において、粗圧延機4から突出されるスラブXの長さである。
つまり、本熱間圧延装置1では、最後往復移動において、スラブXが粗圧延機4から保加熱炉6方向に最も突出された場合のスラブXの突出長さよりも、後面テーブル5の長さが長く設定されている。
このため、粗圧延機4におけるスラブXの圧延処理において、スラブXの先端が保加熱炉6に到達されることはなく、粗圧延機4におけるスラブXの圧延処理期間にて、スラブXが保加熱炉6の内部雰囲気に晒されることがない。
保加熱炉6は、トンネル炉61及び加熱バーナー62を備えており、加熱炉2とは別に金属板Yを保加熱保持するものであって、本熱間圧延装置1においては、1100℃程度にて金属板Yの保温を行う。
この保加熱炉6は、粗圧延機4から搬出される金属板Yの全長に近い長さ(例えば60〜70m)で、金属板Yを曲げることなく保温することが可能となっている。
なお、保加熱炉6の内部には、ライン方向に複数の搬送ローラ6a(炉内ローラ)が配列されており、これらの搬送ローラ6aによって金属板Yが移動可能に支持されている。搬送ローラ6aは、駆動モータ6bの駆動力により回転駆動される。また、本熱間圧延装置1においては、保加熱炉6内での金属板Yの搬送速度は、金属板Yのうねりや反りが少ないとき300m/分程度であり、うねりや反りが多いときには最も遅くて100m/分程度である。
上記搬送ローラ6aは、1100℃でも所定の強度を保つ耐熱鋼製である。
そして、本熱間圧延装置1が備える搬送装置は、前面テーブル3、後面テーブル5、搬送ローラ6a及び駆動モータ6bにより構成されている。
図1に戻り、シャーリングマシン7は、保加熱炉6の後段に設置されており、保加熱炉6から搬出される金属板Yの先端を切断するためのものである。
仕上圧延機8は、複数の圧延ローラ8aによって構成される圧延機81がラインに沿って複数配列されることによって構成されており、保加熱炉6から搬出された金属板Yのさらに圧延処理することによって形状を整えるものである。
冷却装置9は、仕上圧延機8の後段に設置されており、仕上圧延機8によって形状が整えられた金属板Yを冷却処理するものであり、本実施形態においては、水冷によって金属板Yを冷却処理する。
巻取機10は、冷却装置9の後段に設置されており、冷却装置9によって冷却された金属板Yを巻き取るものである。
制御部11は、本熱間圧延装置1の動作全体を統括するものであり、加熱炉2、前面テーブル3、粗圧延機4、後面テーブル5、保加熱炉6、シャーリングマシン7、仕上圧延機8、冷却装置9、巻取機10及び衝撃予測用データ採集部12と、電気的に接続されている。
この制御部11は、図2に示すように、データ処理器111及びデータ格納器112を備えている。
データ処理器111は、衝撃予測用データ採集部12から入力されるデータによって、搬送ローラ6aの回転速度を決定し、駆動モータ6bを制御する。データ格納器112は、データ処理器111を介して、衝撃予測用データ採集部12から入力されるデータを格納する。
次に、衝撃予測用データ採集部12について、図3をも参照して説明する。図3は、軸箱50(軸受部)の正面図及び側面図である。
衝撃予測用データ採集部12は、軸箱50、板検知用HMD121及び速度検出器122からなる。
軸箱50は、環状部501及び台座部502とからなる。
環状部501は、搬送ローラ5aの端部を把持する環状の部分である。
台座部502は、環状部501の下部から軸の幅方向へ延出した略台形の形状であって、環状部501を支える部分である。この台座部502は、下面に凹部502aが形成されることにより、肉薄に形成されている。
凹部502aの中央部は、環状部501の曲率に略沿って形成されている。また、台座部502は、凹部502aの両脇に、肉薄な台座部502を必要に応じて補強するための着脱自在な支持ボルト502bを備えている。
そして、台座部502は、凹部502aの中央部に貼付された歪ゲージ502cと、凹部502a内の歪ゲージ502cと重ならない位置に配された加速度計502dとを備えている。
歪ゲージ502cは、凹部502aの中央部に生じる歪に応じた信号を、データ処理器111に出力する。加速度計502dは、測定値をデータ処理器111に出力する。
板検知用HMD(Hot Metal Detector)121は、軸箱50の上流に設置され、金属板Yを検知すると、軸箱50に金属板Yが近づいてきたことを示す信号をデータ処理器111に出力するものである。
速度検出器122は、歯車箱54に取り付けられており、駆動軸の回転速度を検知してデータ処理器111に出力するものである。データ処理器111は、速度検出器122から入力される駆動軸の回転速度に基づいて、金属板Yの搬送速度を算出する。
次に、このようにして構成された本実施形態の熱間圧延装置1の動作について説明する。なお、熱間圧延装置1の動作は、上述の制御部11が主体となって行われる。
まず、加熱炉2においてスラブXが所定温度まで加熱されると、加熱されたスラブXは、粗圧延機4に供給される。
粗圧延機4に供給されたスラブXは、粗圧延機4にて複数回(例えば3回)往復移動され、繰り返し圧延されることによって金属板Yに成形される。
ここで、本熱間圧延装置1では、粗圧延機4にてスラブXが圧延処理されている間、スラブXは、前面テーブル3あるいは後面テーブル5によって下方から支持されると共に左右に移動可能とされている。
粗圧延機4にて成形された金属板Yは、後面テーブル5を介して保加熱炉6に100〜300m/分で供給されて1100℃程度にて保温される。
保加熱炉6から搬出された金属板Yは、シャーリングマシン7にて先端部が切断された後、仕上圧延機8によってさらに圧延処理されて所望の厚さとされる。
そして、仕上圧延機8によって圧延処理された金属板Yは、冷却装置9にて冷却処理された後、巻取機10にて巻き取られる。
保加熱炉6内での金属板Yの搬送速度は、制御部11により制御される。その過程を以下に詳述する。
まず、後面テーブル5を搬送されてくる金属板Yが搬送ローラ5aに与える衝撃の大きさを、衝撃予測用データ採集部12により採集したデータに基づいて、制御部11が予測する。
具体的には、板検知用HMD121が金属板Yを検知し、データ処理器111に信号を出力すると、データ処理器111は、歪ゲージ502cから入力される信号により、台座部502に生じている歪を算出すると共に、加速度計502dから入力される信号により、台座部502に生じている振動を算出する。そして、データ処理器111は、上記歪及び振動から、金属板Yが搬送ローラ5aに与えている衝撃の大きさを算出し、該算出値を、搬送ローラ6aに金属板Yが与える衝撃の大きさの予測値とする。
次に、データ処理器111は、上記予測値に基づいて、保加熱炉6内での金属板Yの搬送速度の適正値を決定する。
そして、データ処理器111は、駆動モータ6bを制御することにより、保加熱炉6内での金属板Yの搬送速度を調節し、これと共に、速度検出器122から入力される回転速度から算出される搬送速度が上記適正値に近づくように、モータ53を制御する。
このような実施形態によれば、保加熱炉6内が1100℃という従来よりも高温に設定されると共に、金属板Yの搬送速度が300m/分という従来の約3倍の高速に設定されていても、金属板Yによって搬送ローラ6aに与えられる衝撃の大きさが、1100℃に保温(ないし加熱)された搬送ローラ6aが耐え得る値を超える場合には、金属板Yの搬送速度を遅くすることによって、搬送ローラ6aに与えられる衝撃の大きさを小さくすることができる。
つまり、保加熱炉6の上流で、搬送ローラ6aが金属板Yから受ける衝撃の大きさを予測し、この予測した衝撃の大きさに応じて、保加熱炉6内での金属板Yの搬送速度を調節するので、衝撃が小さいと予測された場合には搬送速度を速め、衝撃が大きいと予測された場合には搬送速度を遅くすることができる。
したがって、保加熱炉6の内部温度を高温化して、仮に搬送ローラ6aの強度が従来の設定温度の場合よりも弱くなったとしても、搬送ローラ6aの強度が耐え得る衝撃の大きさを把握し、それ以上の衝撃が加わることのないように搬送速度を調節することにより、適切に搬送速度を高速化できる。
よって、熱間圧延の特に粗圧延後から仕上圧延前までにおいて、処理温度を高温化し、搬送速度を適切に高速化することにより、熱間圧延を全体的には高温・高速化しつつも、炉内ローラの破損を防ぐことができる。
以上、図面を参照しながら本発明に係る熱間圧延装置の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
上記実施形態の変形例として、図4に示す次のようなものが考えられる。図4は、該変形例における衝撃予測用データ採集部212を示す斜視図である。
この変形例における衝撃予測用データ採集部212は、上記実施形態の衝撃予測用データ採集部12が備える軸箱50及び板検知用HMD121に代えて、撮像装置212aを備えている。また、衝撃予測用データ採集部212は、撮像装置212aの他に、上記実施形態の衝撃予測用データ採集部12が備えるものと同様の速度検出器122を備えている。
そして、この変形例における上記実施形態との差異は以上であって、その他の部分は上記実施形態と同様である。
撮像装置212aは、後面テーブル5上を撮影し、撮影した映像をデータ処理器111に出力するものである。
データ処理器111は、撮像装置212aから入力された映像に基づいて、金属板Yのうねりや反り、振動状態を分析し、該分析結果に基づいて、保加熱炉6内での金属板Yの搬送速度の適正値を決定する。
このような構成によれば、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明の一実施形態における搬送装置及びこれを備える熱間圧延装置の概略構成及び機能構成を示す図である。 上記実施形態における後面テーブルと保加熱炉の斜視図である。 上記実施形態における軸箱の正面図及び側面図である。 上記実施形態の変形例における衝撃予測用データ採集部を示す斜視図である。
符号の説明
1…熱間圧延装置、 3,5,6a,6b…搬送装置、 2…加熱炉、 3a…搬送ローラ、 4…粗圧延機、 5a…搬送ローラ、 50…軸箱(軸受部) 6…保加熱炉、 6a…搬送ローラ(炉内ローラ)、 11…制御部、 12…衝撃予測用データ採集部、 X…スラブ(被工作物)、 Y…金属板(被工作物) 212…衝撃予測用データ採集部、 212a…撮像装置

Claims (12)

  1. 所定間隔で並列に支持された複数本の搬送ローラを有し、該搬送ローラによって、圧延機から保加熱炉内へと被工作物を搬送する搬送装置であって、
    前記搬送ローラのうち該保加熱炉内のものである炉内ローラに前記被工作物が与える衝撃の大きさを予測するためのデータを、前記保加熱炉の上流で取得する衝撃予測用データ採集部と、
    前記衝撃予測用データ採集部が取得した前記データから衝撃の大きさを予測し、該衝撃の大きさに応じて、前記保加熱炉内での前記被工作物の搬送速度を調節する制御部と、を備えることを特徴とする搬送装置。
  2. 前記衝撃予測用データ採集部は、前記搬送ローラのうちの少なくとも1本を支持する軸受部に設けられて、該軸受部の変形及び/又は振動に関するデータを、前記データとして取得することを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記衝撃予測用データ採集部は、撮像装置を有し、該撮像装置によって、前記保加熱炉の上流を搬送される前記被工作物を撮影した映像を、前記データとすることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  4. 前記保加熱炉は、1000℃以上の温度で前記被工作物を保加熱する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の搬送装置。
  5. 前記炉内ローラによる前記被工作物の最高搬送速度は、200m/分以上である
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の搬送装置。
  6. 加熱炉にて加熱された被工作物を、粗圧延機で圧延し、保加熱炉にて温度調節しつつ仕上圧延機に搬送し、該仕上圧延機によって圧延する熱間圧延装置であって、
    請求項1から5のいずれかに記載の搬送装置を備えることを特徴とする熱間圧延装置。
  7. 所定間隔で並列に支持された複数本の搬送ローラ上を移動させることにより、圧延機から保加熱炉へと被工作物を搬送する搬送方法であって、
    前記保加熱炉の上流で、該保加熱炉内の前記搬送ローラである炉内ローラに前記被工作物が与える衝撃の大きさを予測し、当該予測した衝撃の大きさに応じて、前記保加熱炉内での前記被工作物の搬送速度を調節することを特徴とする搬送方法。
  8. 前記衝撃の予測は、前記搬送ローラのうち少なくとも1本を支持する軸受部の変形及び/又は振動に基づいて行うことを特徴とする請求項7に記載の搬送方法。
  9. 前記衝撃の予測は、前記保加熱炉の上流を搬送される前記被工作物を撮影した撮影映像に基づいて行うことを特徴とする請求項7に記載の搬送方法。
  10. 前記保加熱炉は、1000℃以上の温度で前記被工作物を保加熱する
    ことを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載の搬送方法。
  11. 前記炉内ローラによる前記被工作物の最高搬送速度は、200m/分以上である
    ことを特徴とする請求項7から10のいずれかに記載の搬送方法。
  12. 被工作物を熱間圧延する熱間圧延方法であって、
    請求項7から11のいずれかに記載の搬送方法により前記被工作物を搬送する
    ことを特徴とする熱間圧延方法。
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