JP5134081B2 - スパークプラグおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関において電気的に火花を発生させることによって燃料に着火させるスパークプラグ(点火プラグ)に関し、特に、スパークプラグの接地電極に関する。
従来、接地電極に貴金属チップを用いることなくスパークプラグの着火性を向上させるために、プレス加工によって接地電極に突起部を形成する技術が提案されている。特許文献1には、プレス加工の一つである「鍛造プレス」によって接地電極に突起部を形成する技術が開示されている。非特許文献1には、プレス加工の一つである「押出しプレス」によって接地電極に突起部を形成する技術が開示されている。
特開2006−286469号公報
Shin Nishioka他著、「Super Ignition Spark Plug with Wear Resistive Electrode」、SAE TECHNICAL PAPER SERIES 2008−01−0092,2008年4月発行
しかしながら、従来、プレス加工によって接地電極に突起部を形成することに関して十分な考慮がなされていなかった。例えば、プレス加工による塑性域を超える変形によって接地電極に亀裂や欠損が発生すると、接地電極の耐久性が低下してしまうという問題があった。また、プレス加工で形成可能な接地電極の形状に制約がある中、接地電極の形状によっては、内燃機関において過度に蓄熱して接地電極の酸化が進行することにより、接地電極の耐久性が低下してしまうという問題もあった。
本発明は、上記した課題を踏まえ、プレス加工によって接地電極が形成されたスパークプラグの耐久性を向上させることができる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[第1形態] 第1形態のスパークプラグは、軸状の中心電極と、前記中心電極の外周を保持する絶縁碍子と、前記絶縁碍子の外周を保持する主体金具と、前記主体金具に接合され、前記中心電極との間に火花ギャップを形成する接地電極であって、前記中心電極の先端に対向する対向面と、前記中心電極の先端に背を向ける背面と、押出しプレスによって形成され、前記対向面から前記中心電極の先端に向けて突出する突起部と、前記押出しプレスによる前記突起部の形成に伴って前記背面に形成され、前記背面から前記中心電極の先端に向けて窪むプレス凹部とを有する接地電極とを備えるスパークプラグであって、
前記突起部が前記対向面から突出する突出量Aは、0.4mm≦A≦1.0mmを満たし、
前記プレス凹部は、前記接地電極の先端に至り、
前記突起部が前記中心電極に対向する方向から見た場合、前記突起部は、前記プレス凹部の内側に位置することを特徴とする。
[第2形態] 第2形態におけるスパークプラグの製造方法は、軸状の中心電極と、前記中心電極の外周を保持する絶縁碍子と、前記絶縁碍子の外周を保持する主体金具と、前記主体金具に接合され、前記中心電極との間に火花ギャップを形成する接地電極とを備えるスパークプラグを製造する製造方法であって、
前記接地電極において前記中心電極の先端に対向する対向面に、前記対向面から前記中心電極の先端に向けて突出する突起部を、前記突起部が前記対向面から突出する突出量Aが0.4mm≦A≦1.0mmを満たすように、押出しプレスによって形成し、
前記接地電極において前記中心電極の先端に背を向ける背面に、前記背面から前記中心電極の先端に向けて窪むプレス凹部を、該プレス凹部が前記接地電極の先端に至るように形成し、
前記突起部が前記中心電極に対向する方向から見た場合、前記突起部を前記プレス凹部の内側に形成したことを特徴とする。
[適用例1] 適用例1のスパークプラグは、軸状の中心電極と、前記中心電極の外周を保持する絶縁碍子と、前記絶縁碍子の外周を保持する主体金具と、前記主体金具に接合され、前記中心電極との間に火花ギャップを形成する接地電極であって、前記中心電極の先端に対向する対向面と、前記中心電極の先端に背を向ける背面と、押出しプレスによって形成され、前記対向面から前記中心電極の先端に向けて突出する突起部と、前記押出しプレスによる前記突起部の形成に伴って前記背面に形成され、前記背面から前記中心電極の先端に向けて窪むプレス凹部とを有する接地電極とを備えるスパークプラグであって、前記突起部が前記対向面から突出する突出量Aは、0.4mm≦A≦1.0mmを満たし、前記プレス凹部は、前記接地電極の先端に至ることを特徴とする。適用例1のスパークプラグによれば、接地電極の先端における放熱性を向上させることができる。その結果、プレス加工によって接地電極が形成されたスパークプラグの耐久性を向上させることができる。
[適用例2] 適用例1のスパークプラグにおいて、前記接地電極の側端から前記プレス凹部までの幅Cは、0.4mm≦C≦0.8mmを満たすとしても良い。適用例2のスパークプラグによれば、接地電極の先端に加え、接地電極の側端における放熱性を向上させることができる。その結果、プレス加工によって接地電極が形成されたスパークプラグの耐久性を更に向上させることができる。
[適用例3] 適用例1のスパークプラグにおいて、前記プレス凹部は、前記接地電極の先端および側端に至るとしても良い。適用例3のスパークプラグによれば、接地電極の先端に加え、接地電極の側端における放熱性を向上させることができる。その結果、プレス加工によって接地電極が形成されたスパークプラグの耐久性を更に向上させることができる。
[適用例4] 適用例1ないし適用例3のいずれかのスパークプラグにおいて、前記接地電極の先端から前記突起部までの幅Kは、0mm≦K≦0.4mmを満たすとしても良い。適用例4のスパークプラグによれば、接地電極の先端における放熱性を更に向上させることができる。
[適用例5] 適用例1ないし適用例4のいずれかのスパークプラグであって、前記突起部が前記中心電極に対向する方向から見た場合、前記突起部は、前記プレス凹部の内側に位置することを特徴とするスパークプラグ。適用例5のスパークプラグによれば、接地電極に押出成形を施す際に、プレス凹部の底面の隅から放射状に伝わる剪断力の方向から突起部の位置が外れるため、突起部およびその周囲における亀裂(クラック)の発生を抑制することができる。その結果、プレス加工によって接地電極が形成されたスパークプラグの耐久性を更に向上させることができる。
[適用例6] 適用例6におけるスパークプラグの製造方法は、軸状の中心電極と、前記中心電極の外周を保持する絶縁碍子と、前記絶縁碍子の外周を保持する主体金具と、前記主体金具に接合され、前記中心電極との間に火花ギャップを形成する接地電極とを備えるスパークプラグを製造する製造方法であって、前記接地電極において前記中心電極の先端に対向する対向面に、前記対向面から前記中心電極の先端に向けて突出する突起部を、前記突起部が前記対向面から突出する突出量Aが0.4mm≦A≦1.0mmを満たすように、押出しプレスによって形成し、前記接地電極において前記中心電極の先端に背を向ける背面に、前記背面から前記中心電極の先端に向けて窪むプレス凹部を、該プレス凹部が前記接地電極の先端に至るように形成することを特徴とする。適用例6のスパークプラグの製造方法によれば、プレス加工による亀裂や欠損を抑制しながら、放熱性に優れた接地電極を形成することができる。
本発明の形態は、スパークプラグおよびその製造方法の形態に限るものではなく、例えば、スパークプラグの接地電極およびその製造方法、スパークプラグを備える内燃機関などの種々の形態に適用することも可能である。また、本発明は、前述の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることは勿論である。
スパークプラグの部分断面を主に示す説明図である。 接地電極の詳細構造を主に示す説明図である。 接地電極を先端面側から見た部分拡大図である。 図3における断面Y−Yで接地電極を切断した面を拡大して示す部分断面図である。 接地電極を背面側から見た部分拡大図である。 接地電極の製造工程を示すフローチャートである。 接地電極30を製造する様子を示す説明図である。 接地電極30を製造する様子を示す説明図である。 第1変形例における接地電極の三面図を示す説明図である。 第2変形例における接地電極の三面図を示す説明図である。 第3変形例における接地電極の三面図を示す説明図である。 第4変形例における接地電極の三面図を示す説明図である。 第5変形例における接地電極の三面図を示す説明図である。 第6変形例における接地電極の三面図を示す説明図である。 突出量Aが着火性能に与える影響を調べた評価実験の結果を示す説明図である。 突出量Aが耐久性能に与える影響を調べた評価実験の結果を示す説明図である。 プレス凹部と先端面との位置関係が耐久性能に与える影響を調べた評価実験の結果を示す説明図である。 比較例の接地電極を示す説明図である。 幅Cが耐久性能に与える影響を調べた評価実験の結果を示す説明図である。 幅Kが耐久性能に与える影響を調べた評価実験の結果を示す説明図である。 距離Fが成形性に与える影響を調べた評価実験の結果を示す説明図である。
以上説明した本発明の構成および作用を一層明らかにするために、以下本発明を適用したスパークプラグについて説明する。
A.実施例:
A−1.スパークプラグの構成:
図1は、スパークプラグ100の部分断面を主に示す説明図である。スパークプラグ100は、絶縁碍子10と、中心電極20と、接地電極30と、端子金具40と、主体金具50とを備える。絶縁碍子10の一端から突出する棒状の中心電極20は、絶縁碍子10の内部を通じて、絶縁碍子10の他端に設けられた端子金具40に電気的に接続されている。中心電極20の外周は、絶縁碍子10によって絶縁され、絶縁碍子10の外周は、端子金具40から離れた位置で主体金具50によって保持されている。主体金具50に電気的に接続された接地電極30は、火花を発生させる隙間である火花ギャップGを中心電極20の先端との間に形成する。スパークプラグ100は、内燃機関(図示しない)のエンジンヘッド200に設けられた取付ネジ孔201に主体金具50を介して取り付けられ、2万〜3万ボルトの高電圧が端子金具40に印加されると、中心電極20と接地電極30との間に形成された火花ギャップGに火花が発生する。
スパークプラグ100の絶縁碍子10は、アルミナを始めとするセラミックス材料を焼成して形成された絶縁体である。絶縁碍子10は、中心電極20および端子金具40を収容する軸孔12が中心に形成された筒状体である。絶縁碍子10の軸方向中央には外径を大きくした鍔部19が形成されている。鍔部19よりも端子金具40側には、端子金具40と主体金具50との間を絶縁する後端側胴部18が形成されている。鍔部19よりも中心電極20側には、後端側胴部18よりも外径が小さい先端側胴部17が形成され、先端側胴部17の更に先には、先端側胴部17よりも小さい外径であって中心電極20側へ向かうほど外径が小さくなる脚長部13が形成されている。
スパークプラグ100の主体金具50は、絶縁碍子10の後端側胴部18の一部から脚長部13に亘る部位を包囲して保持する円筒状の金具であり、本実施例では、低炭素鋼から成る。主体金具50は、工具係合部51と、取付ネジ部52と、シール部54と、先端面57とを備える。主体金具50の工具係合部51は、スパークプラグ100をエンジンヘッド200に取り付ける工具(図示しない)が嵌合する。主体金具50の取付ネジ部52は、エンジンヘッド200の取付ネジ孔201に螺合するネジ山を有する。主体金具50のシール部54は、取付ネジ部52の根元に鍔状に形成され、シール部54とエンジンヘッド200との間には、板体を折り曲げて形成した環状のガスケット5が嵌挿される。主体金具50の先端面57は、取付ネジ部52の先端に形成された中空円状の面であり、先端面57の中央には、脚長部13に包まれた中心電極20が突出する。
スパークプラグ100の中心電極20は、有底筒状に形成された電極母材21の内部に、電極母材21よりも熱伝導性に優れる芯材25を埋設した棒状の電極である。本実施例では、電極母材21は、インコネル(登録商標)を始めとするニッケルを主成分とするニッケル合金から成り、芯材25は、銅または銅を主成分とする合金から成る。中心電極20は、電極母材21の先端が絶縁碍子10の軸孔12から突出した状態で絶縁碍子10の軸孔12に挿入され、セラミック抵抗3およびシール体4を介して端子金具40に電気的に接続されている。
スパークプラグ100の接地電極30は、主体金具50の先端面57に接合され、中心電極20の軸方向に交差する方向に屈曲して中心電極20の先端に対向する電極である。本実施例では、接地電極30は、インコネル(登録商標)を始めとするニッケルを主成分とするニッケル合金から成る。
図2は、接地電極30の詳細構造を主に示す説明図である。接地電極30は、接地電極30の先端を構成する先端面31と、接地電極30の表面のうち中心電極20に対向する対向面32と、対向面32とは反対側の面であり接地電極30に背を向ける背面33とを備える。接地電極30の対向面32には、中心電極20の先端に対向して突出する突起部36が、押出しプレスによって形成されている。突起部36と中心電極20との間には、火花ギャップGが形成される。突起部36の重心は、中心電極20の中心軸の延長線上に略沿って位置する。接地電極30の背面33には、押出しプレスによる突起部36の形成に伴って突起部36の背後にプレス凹部37が形成されている。プレス凹部37は、中心電極20の先端に向けて窪むと共に、先端面31にまで至る。本実施例では、突起部36は、円形の断面を有する円柱状の突起であり、プレス凹部37は、四角形の断面を有する四角柱状の窪みである。
図3は、接地電極30を先端面31側から見た部分拡大図である。図4は、図3における断面Y−Yで接地電極30を切断した面を拡大して示す部分断面図である。図5は、接地電極30を背面33側から見た部分拡大図である。ここで、断面Y−Yは、中心電極20の中心軸を通る面であって、接地電極30が主体金具50から中心電極20に突出する方向に略沿った面である。
接地電極30は、先端面31,対向面32,背面33に加え、側端面34,35を更に備える。接地電極30の側端面34,35は、先端面31,対向面32,背面33の各々に交差する面であり、接地電極30の側端を構成する。本実施例では、対向面32と背面33との間の距離、すなわち、接地電極30の厚みTは、1.5mm(ミリメートル)であり、側端面34と側端面35との間の距離、すなわち、接地電極30の電極幅Wは、2.8mmである。
図3および図4に示すように、接地電極30の突起部36は、側面362と、根元部364とを備える。突起部36の側面362は、突起部36が対向面32から突出する方向、すなわち中心電極20に向かう方向に略沿った面である。突起部36の根元部364は、突起部36が対向面32から立ち上がり側面362へと繋がる部位である。本実施例では、突起部36の側面362は、対向面32に対して略垂直であり、突起部36の根元部364は、略直角な角部として形成されている。突起部36が対向面32から突き出す突出量Aは、0.4mm≦A≦1.0mmを満たすことが好ましい。突起部36の側面362から接地電極30の先端面31までの幅Kは、0mm≦K≦0.4mmを満たすことが好ましい。突出量Aおよび幅Kの評価値については後述する。
図3および図4に示すように、接地電極30のプレス凹部37は、底面371と、側面372と、隅部374とを備える。プレス凹部37の底面371は、背面33に略平行な面であって、プレス凹部37の底を構成する面であり、先端面31にまで広がる。プレス凹部37と先端面31との位置関係の評価値については後述する。
プレス凹部37の側面372は、プレス凹部37が背面33から対向面32に向かって窪む方向、すなわち中心電極20に向かう方向に略沿った面である。プレス凹部37の隅部374は、プレス凹部37の底面371から側面372へと繋がる部位である。本実施例では、プレス凹部37の側面372は、プレス凹部37の底面371および接地電極30の背面33に対して略垂直であり、プレス凹部37の隅部374は、略直角な角部として形成されている。プレス凹部37の側面372から接地電極30の側端面34,35までの幅Cは、C=0(すなわち、プレス凹部37が側端面34,35に至る)、または0.4mm≦C≦0.8mmを満たすことが好ましい。幅Cの評価値については後述する。
図5に示すように、接地電極30を背面33側から見た場合、すなわち突起部36が中心電極20に対向する方向から見た場合、突起部36は、プレス凹部37の内側に位置する。つまり、図3に示すように、突起部36の根元部364がプレス凹部37の側面372から内側に位置する距離Fは、0mm以上を満たすことが好ましい。距離Fの評価値については後述する。
A−2.スパークプラグの製造方法:
次に、スパークプラグ100を製造する製造工程の一部である接地電極30の製造工程について説明する。図6は、接地電極30の製造工程を示すフローチャートである。図7および図8は、接地電極30を製造する様子を示す説明図である。接地電極30を製造する際には、まず、接地電極30の材料である電極部材301を主体金具50に溶接する(ステップS110)。本実施例では、電極部材301は、略長方形の断面を有する棒状のニッケル合金である。
電極部材301を主体金具50に溶接した後(ステップS110)、押さえ型610と受け型620との間に電極部材301を配置する(ステップS120)。押さえ型610および受け型620は、押出しプレスに用いられる金型である。図7に示すように、受け型620には、電極部材301と略同じ形状である成形溝部622が形成されており、電極部材301は、受け型620の成形溝部622に収容される。受け型620に形成された成形溝部622の位置に合わせて、押さえ型610には、接地電極30のプレス凹部37に対応する位置にピン孔部614が形成され、受け型620には、接地電極30の突起部36に対応する位置にピン孔部624が形成されている。
押さえ型610と受け型620との間に電極部材301を配置した後(ステップS120)、受け型620のピン孔部624に受けピン630を挿入する(ステップS130)。受けピン630は、受け型620のピン孔部624の径と略同じ大きさのピンであり、ピン孔部624に受けピン630を挿入する挿入量に応じて、突起部36の突出量Aを調整することが可能である。
ピン孔部624に受けピン630を挿入した後(ステップS130)、押さえ型610のピン孔部614に加工ピン640をプレス挿入することによって、押出しプレスが電極部材301に施される(ステップS140)。図8に示すように、ピン孔部614に加工ピン640がプレス挿入されると、電極部材301において押さえ型610のピン孔部614に隣接する部位は、加工ピン640に押されて窪むことによってプレス凹部37を形成し、電極部材301において受け型620のピン孔部624に隣接する部位は、加工ピン640によってピン孔部624に押し出されて突起部36を形成する。
電極部材301を押出しプレスで加工した後(ステップS140)、電極部材301に突起部36およびプレス凹部37を形成した電極部材301を、金型から取り出す(ステップS150)。その後、金型から取り出された電極部材301を折り曲げることによって(ステップS160)、接地電極30が完成する。本実施例では、主体金具50に予め溶接した電極部材301に押出しプレスおよび折り曲げを施して接地電極30を製造したが、他の実施形態において、主体金具50に溶接する前に押出しプレスおよび折り曲げを施して接地電極30を製造しても良いし、主体金具50に溶接する前に押出しプレスを施した電極部材301を、主体金具50に溶接してから折り曲げを施しても良い。
A−3.変形例:
図9は、第1変形例における接地電極30の三面図を示す説明図である。図9には、第1変形例の接地電極30を示す三面図として、接地電極30を側端面34側から見た図と、接地電極30を先端面31側から見た図と、接地電極30を背面33側から見た図とが示されている。第1変形例の接地電極30は、背面33に向かうに従って拡がるように傾斜した傾斜部378がプレス凹部37に形成されている点を除き、前述した実施例と同様である。
図10は、第2変形例における接地電極30の三面図を示す説明図である。図10には、第2変形例の接地電極30を示す三面図として、接地電極30を側端面34側から見た図と、接地電極30を先端面31側から見た図と、接地電極30を背面33側から見た図とが示されている。第2変形例の接地電極30は、プレス凹部37が背面33に至る手前で拡張する拡張部379がプレス凹部37に形成されている点を除き、前述した実施例と同様である。本実施例では、拡張部379は、底面371の四角形よりも一回り大きな四角形の断面を有し、拡張部379から接地電極30の側端面34,35までの幅Cは、0.4mm≦C≦0.8mmを満たすことが好ましい。
図11は、第3変形例における接地電極30の三面図を示す説明図である。図11には、第3変形例の接地電極30を示す三面図として、接地電極30を側端面34側から見た図と、接地電極30を先端面31側から見た図と、接地電極30を背面33側から見た図とが示されている。第3変形例の接地電極30は、プレス凹部37が先端面31および側端面34,35にまで至る点を除き、前述した実施例と同様である。プレス凹部37と先端面31との位置関係、およびプレス凹部37と側端面34,35との位置関係の評価値については後述する。
図12Aは、第4変形例における接地電極30の三面図を示す説明図である。図12Aには、第4変形例の接地電極30を示す三面図として、接地電極30を側端面34側から見た図と、接地電極30を先端面31側から見た図と、接地電極30を背面33側から見た図とが示されている。第4変形例の接地電極30は、先端面31に向かうに従って接地電極30の幅が狭くなる漸減部342,352が側端面34,35に形成されている点、第3変形例と同様にプレス凹部37が先端面31および側端面34,35にまで至る点、接地電極30を背面33側から見た場合に突起部36の形状が四角形である点を除き、前述した実施例と同様である。
図12Bは、第5変形例における接地電極30の三面図を示す説明図である。図12Bには、第5変形例の接地電極30を示す三面図として、接地電極30を側端面34側から見た図と、接地電極30を先端面31側から見た図と、接地電極30を背面33側から見た図とが示されている。第5変形例の接地電極30は、先端面31が背面33に向かうに従ってプレス凹部37側に傾斜している点、接地電極30を背面33側から見た場合に突起部36の形状が四角形である点、突起部36の側面が先端面31に至る点を除き、前述した実施例と同様である。
図12Cは、第6変形例における接地電極30の三面図を示す説明図である。図12Cには、第6変形例の接地電極30を示す三面図として、接地電極30を側端面34側から見た図と、接地電極30を先端面31側から見た図と、接地電極30を背面33側から見た図とが示されている。第6変形例の接地電極30は、地電極30を背面33側から見た場合に、突起部36およびプレス凹部37における先端面31側とは反対側の側面が半円形状である点を除き、上述した第5変形例と同様である。
A−4.突出量Aの評価値:
図13は、突出量Aが着火性能に与える影響を調べた評価実験の結果を示す説明図である。図13では、横軸に突出量Aをとり、縦軸に燃焼変動率20%の点火時期をとって、実験値が示されている。ここで、燃焼変動率とは、燃焼圧力から図示平均有効圧力(IMEP、Indicated Mean Effective Pressure)を求め、500サンプルの平均値と標準偏差に基づいて、「(燃焼変動率)=(標準偏差/平均値)×100(%)」として求められた値である。図13では、燃焼変動率20%となる点火時期が、内燃機関のクランク角度を用いて示されている。図13の評価実験では、突起部36の直径を1.5mmとし、突起部36の突出量Aが異なる複数のスパークプラグ100を用意した。これらのスパークプラグ100を、排気量2000cc、DOHC型ガソリンエンジンに装着した上で、吸気圧−550mmHg、エンジン回転数750rpmでアイドリング運転を行うことによって、図13の実験値を得た。図13の実験値によれば、突出量Aが0.4mmよりも小さくなると、急着火性能が急激に低下することが分かった。
図14は、突出量Aが耐久性能に与える影響を調べた評価実験の結果を示す説明図である。図14では、横軸に突出量Aをとり、縦軸に火花ギャップGの増加量をとって、実験値が示されている。図14の評価実験では、突起部36の直径を1.5mmとし、突起部36の突出量Aが異なる複数のスパークプラグ100を用意した。これらのスパークプラグ100を、排気量2000cc、DOHC型ガソリンエンジンに装着した上で、スロットル全開状態、エンジン回転数5000rpmにて、400時間運転した後、火花ギャップGの増加量を測定することによって、図14の実験値を得た。図14の実験値によれば、突出量Aが1.0mmを超えると、火花ギャップGの増加量が急激に増加し許容限界値である0.2mm以上になることが分かった。
突出量Aは、図13の結果による着火性能の面から、0.4mm以上を満たすことが好適であり、図14の結果による耐久性能の面から、1.0mm以下を満たすことが好適である。すなわち、突出量Aは、0.4mm≦A≦1.0mmを満たすことが好適である。
A−5.プレス凹部37と先端面31との位置関係の評価:
図15は、プレス凹部37と先端面31との位置関係が耐久性能に与える影響を調べた評価実験の結果を示す説明図である。図16は、比較例の接地電極30cを示す説明図である。比較例の接地電極30では、プレス凹部37は、先端面31から離れた位置に形成され、プレス凹部37の側面372から先端面31までの間に幅Bを有する。図15では、プレス凹部37が先端面31に至る実施例の接地電極30では、幅B=0として取り扱うことによって、横軸に幅Bをとり、縦軸に先端面31の温度をとって、実験値が示されている。図15の評価実験では、プレス凹部37が先端面31に至る実施例の接地電極30を備えるスパークプラグ100と、プレス凹部37から先端面31までの幅Bが異なる比較例の接地電極30cを備える複数のスパークプラグ100とを用意した。これらのスパークプラグ100において、接地電極30,30cの厚みTを1.5mm、接地電極30,30cの電極幅Wを2.8mm、突起部36の突出量Aを0.7mm、突起部36の直径を1.5mm、プレス凹部37の深さを0.7mm、プレス凹部37の幅を1.7mm、接地電極30の側端面34,35からプレス凹部37までの幅Cを0.5mmとした。実施例の接地電極30では、突起部36から先端面31までの幅Kを0.1mmとした。これらのスパークプラグ100を、バーナーで950℃に2分間加熱した後に室温で1分間冷却する工程を1000サイクル実施した後、接地電極30の場合は、先端面31における底面371寄りの部分の温度を測定し、接地電極30cの場合は、先端面31における背面33寄りの部分の温度を測定することによって、図15の実験値を得た。
図15の実験値によれば、幅Bが0mmよりも大きいと、先端面31の温度が急激に増加し許容限界値である1000℃以上になることが分かった。したがって、プレス凹部37と先端面31との位置関係は、幅B=0、すなわち、プレス凹部37が先端面31に至ることが好適である。
A−6.幅Cの評価値:
図17は、幅Cが耐久性能に与える影響を調べた評価実験の結果を示す説明図である。図17では、プレス凹部37が側端面34,35に至る接地電極30では、幅C=0として取り扱うことによって、横軸に幅Cをとり、縦軸に側端面34,35の温度をとって、実験値が示されている。図17の評価実験では、接地電極30の側端面34,35からプレス凹部37までの幅Cが異なる複数のスパークプラグ100を用意した。これらのスパークプラグ100において、接地電極30の厚みTを1.5mm、接地電極30の電極幅Wを2.8mm、突起部36の突出量Aを0.7mm、プレス凹部37の深さを0.7mm、プレス凹部37の幅を(電極幅W−(2×幅C))mm、突起部36の直径を((プレス凹部37の幅)−0.2)mm(最大値1.7mm)とした。これらのスパークプラグ100を、バーナーで950℃に2分間加熱した後に室温で1分間冷却する工程を1000サイクル実施した後、接地電極30の側端面34,35における背面33寄りまたは底面371寄りの部分の温度を測定することによって、図17の実験値を得た。
図17の実験値によれば、幅Cが0mmよりも大きく0.4mmよりも小さいと、側端面34,35の温度が急激に増加し許容限界値である1000℃以上になることが分かった。幅Cが0.8mmを超える接地電極30は、押出しプレスによって良好に加工することができなかった。したがって、幅Cは、図17の結果による耐久性能および成形性の面から、C=0(すなわち、プレス凹部37が側端面34,35に至る)、または0.4mm≦C≦0.8mmを満たすことが好適である。
A−7.幅Kの評価値:
図18は、幅Kが耐久性能に与える影響を調べた評価実験の結果を示す説明図である。図18では、突起部36の側面362が先端面31に至る場合を幅K=0として取り扱うことによって、横軸に幅Kをとり、縦軸に先端面31の温度をとって、実験値が示されている。図18の評価実験では、突起部36から先端面31までの幅Kが異なる接地電極30を備える複数のスパークプラグ100を用意した。これらのスパークプラグ100において、接地電極30の厚みTを1.5mm、接地電極30の電極幅Wを2.8mm、突起部36の突出量Aを0.7mm、突起部36の直径を1.5mm、プレス凹部37の深さを0.7mm、プレス凹部37の幅を1.7mm、接地電極30の側端面34,35からプレス凹部37までの幅Cを0.5mmとした。これらのスパークプラグ100を、バーナーで950℃に2分間加熱した後に室温で1分間冷却する工程を1000サイクル実施した後、先端面31における底面371寄りの部分の温度を測定することによって、図18の実験値を得た。
図18の実験値によれば、幅Kが0.4mmよりも大きいと、先端面31の温度が急激に増加し許容限界値である1000℃以上になることが分かった。したがって、幅Kは、0mm≦K≦0.4mmを満たすことが好適である。
A−8.距離Fの評価値:
図19は、距離Fが成形性に与える影響を調べた評価実験の結果を示す説明図である。図19には、突起部36の根元部364がプレス凹部37の側面372から内側に位置する距離Fと、その距離Fにて接地電極30を押出しプレスで加工した場合に、接地電極30にクラックが発生する割合を示すクラック発生率とが示されている。なお、接地電極30を背面33側から見た場合に、突起部36がプレス凹部37の外側に飛び出た状態では、距離Fはマイナスの値をとる。図19の評価実験において、突起部36の直径を変更することによって距離Fを変化させ、接地電極30の厚みTを1.5mm、接地電極30の電極幅Wを2.8mm、プレス凹部37の深さを1.0mm、プレス凹部37の幅を1.7mmとした。図19の評価実験では、距離Fが異なる複数の接地電極30を押出しプレスで加工した後、接地電極30に発生したクラックの有無を検査した。
図19の実験値によれば、距離Fがマイナスになるとクラック発生率が急激に増加することが分かった。したがって、距離Fは、0mm以上を満たすことが好適である。
A−9.効果:
以上説明したスパークプラグ100によれば、突起部36の突出量Aが0.4mm≦A≦1.0mmを満たし、プレス凹部37は、接地電極30の先端面31に至ることから、接地電極30の先端面31における放熱性を向上させることができる。その結果、プレス加工によって接地電極30が形成されたスパークプラグ100の耐久性を向上させることができる。
また、接地電極30の側端面34,35からプレス凹部37までの幅Cが0.4mm≦C≦0.8mmを満たすことから、接地電極30の先端面31からプレス凹部37までの部位に加え、接地電極30の側端面34,35からプレス凹部37までの部位における放熱性を向上させることができる。その結果、プレス加工によって接地電極30が形成されたスパークプラグ100の耐久性を更に向上させることができる。
また、プレス凹部37が接地電極30の先端面31および側端面34,35に至ることから、接地電極30の先端面31に加え、接地電極30の側端面34,35における放熱性を向上させることができる。その結果、プレス加工によって接地電極30が形成されたスパークプラグ100の耐久性を更に向上させることができる。
また、接地電極30の先端面31から突起部36までの幅Kが0mm≦K≦0.4mmを満たすため、接地電極30の先端面31における放熱性を更に向上させることができる。
また、突起部36が中心電極20に対向する方向から見た場合、突起部36がプレス凹部37の内側に位置することから、接地電極30に押出しプレスを施す際に、プレス凹部37の隅部374から放射状に伝わる剪断力の方向から突起部36の位置が外れるため、突起部36およびその周囲におけるクラックの発生を抑制することができる。その結果、プレス加工によって接地電極30が形成されたスパークプラグ100の耐久性を更に向上させることができる。
B.他の実施形態:
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることは勿論である。例えば、接地電極30における突起部36の根元部364およびプレス凹部37の隅部374の形状は、約45°の角度で面取りされた角部であっても良いし、湾曲した丸角部であっても良い。また、接地電極30における突起部36およびプレス凹部37の形状は、接地電極30を背面33側から見た場合、実施の形態に応じて、円形,四角形,楕円形,三角形など種々の多角形や複数の曲線で構成された形状であっても良い。

Claims (5)

  1. 軸状の中心電極と、
    前記中心電極の外周を保持する絶縁碍子と、
    前記絶縁碍子の外周を保持する主体金具と、
    前記主体金具に接合され、前記中心電極との間に火花ギャップを形成する接地電極であって、
    前記中心電極の先端に対向する対向面と、
    前記中心電極の先端に背を向ける背面と、
    押出しプレスによって形成され、前記対向面から前記中心電極の先端に向けて突出する突起部と、
    前記押出しプレスによる前記突起部の形成に伴って前記背面に形成され、前記背面から前記中心電極の先端に向けて窪むプレス凹部と
    を有する接地電極と
    を備えるスパークプラグであって、
    前記突起部が前記対向面から突出する突出量Aは、0.4mm≦A≦1.0mmを満たし、
    前記プレス凹部は、前記接地電極の先端に至り、
    前記突起部が前記中心電極に対向する方向から見た場合、前記突起部は、前記プレス凹部の内側に位置することを特徴とするスパークプラグ。
  2. 請求項1に記載のスパークプラグであって、前記接地電極の側端から前記プレス凹部までの幅Cは、0.4mm≦C≦0.8mmを満たすことを特徴とするスパークプラグ。
  3. 請求項1に記載のスパークプラグであって、前記プレス凹部は、前記接地電極の先端および側端に至ることを特徴とするスパークプラグ。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のスパークプラグであって、前記接地電極の先端から前記突起部までの幅Kは、0mm≦K≦0.4mmを満たすことを特徴とするスパークプラグ。
  5. 軸状の中心電極と、
    前記中心電極の外周を保持する絶縁碍子と、
    前記絶縁碍子の外周を保持する主体金具と、
    前記主体金具に接合され、前記中心電極との間に火花ギャップを形成する接地電極と
    を備えるスパークプラグを製造する製造方法であって、
    前記接地電極において前記中心電極の先端に対向する対向面に、前記対向面から前記中心電極の先端に向けて突出する突起部を、前記突起部が前記対向面から突出する突出量Aが0.4mm≦A≦1.0mmを満たすように、押出しプレスによって形成し、
    前記接地電極において前記中心電極の先端に背を向ける背面に、前記背面から前記中心電極の先端に向けて窪むプレス凹部を、該プレス凹部が前記接地電極の先端に至るように形成し、
    前記突起部が前記中心電極に対向する方向から見た場合、前記突起部を前記プレス凹部の内側に形成したことを特徴とするスパークプラグの製造方法。
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