JP5133921B2 - 撮像装置および撮像方法 - Google Patents

撮像装置および撮像方法

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本発明は、画像のダイナミックレンジを拡大する機能を備える撮像装置および撮像方法に関する。
画像のダイナミックレンジを拡大する機能を備えた撮像装置が知られている。
特許文献1には、露光時間が異なる2枚の画像を合成することで、ダイナミックレンジを拡大する構成が開示されている。
特許文献2には、γカーブを切り替えて、ダイナミックレンジを拡大する構成が開示されている。具体的には、画像を構成する各画素の階調値(レベル)を変換する階調変換テーブルを、明度に基づいて切り替える。
特開2000−138868号公報 特開2004−363726号公報
しかしながら、従来の技術では、ダイナミックレンジの拡大に伴い、被写体ぶれが加算的に大きくなる問題や、画像のS/Nが劣化する問題がある。
特許文献1の構成では、被写体が動状態である場合、撮像タイミングが異なる2枚の画像を合成することで、画像上の被写体ぶれが加算的に大きくなる問題がある。
特許文献2の構成では、画像の低輝度部のゲインアップにより、画像上のノイズが増えてS/Nが劣化する問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、被写体が動状態である場合には画像上の被写体ぶれを大きくすることなく広ダイナミックレンジ画像を得ることができ、被写体が静止状態である場合にはS/Nが良い広ダイナミックレンジ画像を得ることができる撮像装置および撮像方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段により前記被写体を異なる露出値で連続して撮像することで、第1の画像と、当該第1の画像よりも低い露出値で撮像されたアンダー露出状態の第2の画像とを複数の連写画像として取得する撮像制御手段と、前記複数の連写画像から前記被写体の動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段と、少なくとも前記被写体の動きベクトルに基づいて、前記被写体が静止状態であるか動状態であるかを判定する被写体判定手段と、前記被写体が静止状態であると判定された場合に、前記複数の連写画像を合成することで第1の広ダイナミックレンジ画像を生成する画像合成手段と、前記被写体が動状態であると判定された場合に、前記第1の画像及び前記アンダー露出状態の第2の画像のうちで前記アンダー露出状態の第2の画像をゲインアップすることで第2の広ダイナミックレンジ画像を生成するゲインアップ手段と、前記被写体が静止状態であると判定された場合に前記画像合成手段により生成された前記第1の広ダイナミックレンジ画像を記録媒体に記録し、前記被写体が動状態であると判定された場合には前記ゲインアップ手段により生成された前記第2の広ダイナミックレンジ画像を前記記録媒体に記録する記録制御手段と、を備えることを特徴とする撮像装置を提供する。
この構成によれば、被写体を異なる撮像条件で連続して撮像することでダイナミックレンジが異なる複数の連写画像を取得し、被写体が静止状態であると判定された場合のみ画像合成により広ダイナミックレンジ画像を生成して記録するので、動状態では画像合成に起因する被写体ぶれがなく、且つ、静止状態では画像合成によりS/Nの良い広ダイナミックレンジ画像を得ることができる。
また、被写体が動状態であると判定された場合に被写体ぶれを大きくすることなくダイナミックレンジを拡大することができる。
また、本発明の一態様にて、撮影指示を入力するレリーズスイッチを備え、前記動きベクトル検出手段は、前記撮影指示の入力後に連写して取得した連写画像から、前記動きベクトルを検出する。
この構成によれば、レリーズスイッチによる撮影指示入力前に撮像した画像ではなく、レリーズスイッチによる撮影指示入力後に撮像した連写画像から動きベクトルが検出されるので、被写体が静止状態であるか動状態であるかを、正確に判別できる。
また、本発明の一態様にて、本撮像装置の動きを検出するセンサを備え、前記画像合成手段は、前記センサの検出結果を用いて、前記複数の連写画像を合成する。
この構成によれば、手ぶれを加算すること無く、精度の良い広ダイナミックレンジ画像を記録することが可能になる。
また、本発明の一態様にて、前記動きベクトル検出手段は、前記複数の連写画像と前記センサの検出結果とに基づいて、前記被写体の動きベクトルを検出する。
この構成によれば、手ぶれがあっても、被写体が静止状態であるか否かを確実に判定することが可能となる。
また、本発明の一態様にて、前記動きベクトル検出手段は、前記複数の連写画像から本撮像装置の動きベクトルを検出し、前記画像合成手段は、前記本撮像装置の動きベクトルを用いて、前記複数の連写画像を合成する。
この構成によれば、本撮像装置の動きを検出するセンサ無しでも、手ぶれを加算すること無く、精度の良い広ダイナミックレンジ画像を記録することが可能になる。
また、本発明は、被写体を撮像する撮像手段制御して前記被写体を異なる露出値で連続して撮像することで、第1の画像と、当該第1の画像よりも低い露出値で撮像されたアンダー露出状態の第2の画像とを複数の連写画像として取得するステップと、前記複数の連写画像から前記被写体の動きベクトルを検出するステップと、少なくとも前記被写体の動きベクトルに基づいて、前記被写体が静止状態であるか動状態であるかを判定するステップと、前記被写体が静止状態であると判定された場合に、前記複数の連写画像を合成することで第1の広ダイナミックレンジ画像を生成する画像合成ステップと、前記被写体が動状態であると判定された場合に、前記第1の画像及び前記アンダー露出状態の第2の画像のうちで前記アンダー露出状態の第2の画像をゲインアップすることで第2の広ダイナミックレンジ画像を生成するゲインアップステップと、前記被写体が静止状態であると判定された場合には前記画像合成ステップにより生成された前記第1の広ダイナミックレンジ画像を記録媒体に記録し、前記被写体が動状態であると判定された場合には前記ゲインアップステップにより生成された前記第2の広ダイナミックレンジ画像を前記記録媒体に記録する記録制御ステップと、を備えることを特徴とする撮像方法を提供する。
本発明によれば、被写体が動状態である場合には画像上の被写体ぶれを大きくすることなく広ダイナミックレンジ画像を得ることができ、被写体が静止状態である場合にはS/Nが良い広ダイナミックレンジ画像を得ることができる。
本発明を適用したデジタルカメラの正面図 本発明を適用したデジタルカメラの背面図 第1実施形態におけるデジタルカメラの一例の全体構成図 第1実施形態におけるCPUの要部機能ブロック図 第1実施形態における撮像処理例の流れを示すフローチャート (A)は飽和する入出力特性図、(B)は飽和しない入出力特性図、(C)は広ダイナミックレンジ画像の説明に用いる入出力特性図 第2実施形態におけるデジタルカメラの一例の全体構成図 第2実施形態におけるCPUの要部機能ブロック図 第2実施形態における撮像処理例の流れを示すフローチャート
以下、添付図面に従って、本発明の実施形態について、詳細に説明する。
図1は、本発明を適用したデジタルカメラ100の正面図である。
カメラボディ80(デジタルカメラ100の本体)の正面には、レンズ鏡胴81が配置されている。レンズ鏡胴81には、撮影レンズ24が内蔵されている。レンズ鏡胴81は、沈胴機構で構成されており、カメラボディ80に沈胴した状態から繰り出し可能である。また、カメラボディ80には、非撮影時に撮影レンズ24の前面を覆って撮影レンズ24を外界から遮ることで撮影レンズ24を保護するレンズカバー82が設けられている。レンズカバー82は、開閉自在な機構で構成されており、開状態で撮影レンズ24の前面を覆い、閉状態で撮影レンズ24の前面を外界に露出する。レンズ鏡胴81の沈胴機構およびレンズカバーの開閉機構は、周知の機構であり、説明を省略する。
また、カメラボディ80の正面には、フラッシュ60、AF補助光ランプ66、セルフタイマランプ68等が配置されている。フラッシュ60は、被写界に撮影用の光を照射する。例えば、キセノン管で構成される。LEDで構成してもよい。AF補助光ランプ66は後述のAFのために発光するランプであり、セルフタイマランプ68はセルフタイマ撮影を報知するためのランプである。
カメラボディ80の上面には、中央部分にレリーズスイッチ84が配置されたモードダイヤル83(モード切替スイッチ)と、電源スイッチ85とが配置されている。レリーズスイッチ84は、二段ストローク式のハードウェアスイッチで構成されており、いわゆる「半押し」と「全押し」とが可能である。半押しにより撮影準備指示を入力し、全押しにより撮影指示を入力する。レリーズスイッチ84を半押しすると、撮影準備処理、すなわち、AE(Automatic Exposure:自動露出)、AF(Auto Focus:自動合焦)、AWB(Automatic White Balance:自動ホワイトバランス)等、撮影前に行うべき処理を行う。レリーズスイッチ84を全押しすると、撮影処理、すなわち、被写体の本撮像および撮像画像の記録を行う。モードダイヤル83は、デジタルカメラ100のモードを切り替えるスイッチである。
図2は、図1に示したデジタルカメラ100の背面図である。なお、図1に示した構成要素には同じ符号を付してあり、説明を省略する。
デジタルカメラ100の背面には、モニタ50、十字キー86、メニュー/OKキー87、ズームスイッチ88が配置されている。
モニタ50は、公知の表示デバイスを用いて構成することができるが、携帯機器用としては、一般に、LCD(液晶表示デバイス)、有機EL(エレクトロルミネッセンス)表示デバイスなど、薄型の表示デバイスが用いられる。
十字キー86は、上、下、左、右に操作することで、各種設定の指示入力が可能である。例えば、明るさ調整、セルフタイマ設定、マクロ撮影、フラッシュ発光等の指示を入力する。
メニュー/OKキー87は、メニュー画面を表示して設定情報の入力を受け付けるメニュー機能の呼び出しに用いられる。また、メニュー/OKキー87は、メニュー画面上に表示した選択内容の確定や、処理の実行指示の入力に用いられる。
ズームスイッチ88は、撮影レンズ24のズーム操作に用いられる。望遠を示す「T」(テレ)側を押すと、押し続けている間、レンズ鏡胴81がカメラボディ80の外側に繰り出して焦点距離が望遠側に設定される。広角を示す「W」(ワイド)側を押すと、押し続けている間、レンズ鏡胴81がカメラボディ80の内側に引き込んで焦点距離が広角側に設定される。
図3は、第1実施形態におけるデジタルカメラ100の内部構成例を示すブロック図である。なお、図1および図2に示した要素には同じ符号を付してあり、説明を省略する。
図3において、デジタルカメラ100は、画像を電子的に記録するカメラであり、CPU(中央処理装置)10、操作部12、ROM14、SDRAM16、VRAM18、EEPROM20、バス22、撮影レンズ24、撮像素子30、タイミングジェネレータ32、アナログ信号処理部34、A/D変換器36、画像入力コントローラ38、画像信号処理部40、圧縮/伸張処理部42、メディアインタフェース44、メモリカード46、モニタドライバ48、モニタ50、AE検出部52、AF検出部54、手振れ補正部56、フラッシュドライバ58、フラッシュ60、電源制御部62、バッテリ64等を備えて構成されている。
CPU10は、デジタルカメラ100の全体の動作を制御する制御手段として機能し、操作部12からの入力に基づきプログラムに従ってデジタルカメラ100の各部を制御する。また、CPU10は、デジタルカメラ100の制御に必要な各種制御値を算出するための演算処理手段として機能し、プログラムに従って各種演算処理を実行する。デジタルカメラ100の各部は、バス22を介してCPU10と接続されている。
本実施形態のCPU10は、AE制御、AF制御、ダイナミックレンジ判定、撮像制御、動きベクトル検出、被写体判定、画像合成、ゲインアップ、記録制御等の機能を有する。これらの各種機能については、後に詳説する。
操作部12は、図1および図2に示した、モードダイヤル83、レリーズスイッチ84、電源スイッチ85、十字キー86、メニュー/OKキー87、ズームスイッチ88等のハードウェアスイッチを含んで構成され、これらハードウェアスイッチの操作に応じた信号をCPU10に出力する。デジタルカメラ100は、被写体の本撮像および画像の記録を行う撮影モードに加えて、記録した画像を再生する再生モードを備えており、この撮影モードと再生モードとの切り替えが、モードダイヤル83等によって行われる。なお、各種の詳細なモードの切り替えを行うため、モードダイヤル83以外のモード切り替え用スイッチを設けてもよい。また、メニューによりモード切り替え可能である。
ROM14には、このCPU10が実行するプログラム及び制御に必要な各種データ等が格納されている。SDRAM16は、CPU10の作業用領域として利用されるとともに、画像データの一時記憶領域として利用される。VRAM18は、表示用の画像データ専用の一時記憶領域として利用される。また、EEPROM20には、ユーザ固有の各種設定情報等が格納される。
撮影レンズ24は、ズームを行うズームレンズ24zと、焦点合わせを行うフォーカスレンズ24fと、光量調節を行うアイリス24iを含んで構成される。本例の撮影レンズ24は、沈胴式であり、電源スイッチ85によりデジタルカメラ100の電源をオンすると、カメラボディから繰り出される。
ズームレンズ24zは、ズームモータ26zにより駆動されて、光軸上を移動する。これにより、撮像素子30の受光面上に結像される被写体像が光学的に変倍される。CPU10は、ズームモータドライバ28zを介してズームモータ26zの駆動を制御することにより、ズームレンズ24zの移動を制御し、光学的なズーム切り替えを行う。
フォーカスレンズ24fは、フォーカスモータ26fにより駆動されて、光軸上を前後移動する。これにより、焦点合わせが行われる。CPU10は、フォーカスモータドライバ28fを介してフォーカスモータ26fの駆動を制御することにより、フォーカスレンズ24fの移動を制御し、焦点合わせを行う。
アイリス24iは、例えば、アイリス絞りで構成され、アイリスモータ26iにより駆動されて、その開口量(絞り値)が変化する。CPU10は、アイリスモータドライバ28iを介してアイリスモータ26iの駆動を制御することにより、アイリス24iの開口量を制御し、撮像素子30の受光面に入射する被写体光の光量を制御する。
撮像素子30は、RGBのカラーフィルタ配列を有するカラーCCDで構成されており、タイミングジェネレータ(TG)32により駆動されて動作する。すなわち、タイミングジェネレータ32から与えられる駆動パルスによって、各画素(フォトセンサ)に蓄積された信号電荷を読み出し、RGBの画像信号として出力する。CPU10は、このタイミングジェネレータ32の駆動を制御することにより、撮像素子30の電荷蓄積時間(シャッター速度)、画像信号の読み出しを制御する。
アナログ信号処理部34は、撮像素子30から出力されたアナログの画像信号に対して相関二重サンプリング処理を行い、増幅して出力する。
A/D変換器36は、アナログ信号処理部34から出力されたアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換して出力する。
画像入力コントローラ38は、所定容量のラインバッファを内蔵しており、CPU10の制御の下、A/D変換器36から出力された1コマ分の画像信号を取り込んで、SDRAM16に格納する。
画像信号処理部40は、CPU10による制御の下、SDRAM16に格納された画像信号を取り込み、所要の信号処理を施して、輝度信号(Y)と色差信号(Cr,Cb)とからなる画像信号(Y/C信号)を生成して、VRAM18に書き込む。
圧縮/伸張処理部42は、CPU10による制御の下、画像信号(Y/C信号)を取り込み、所定の圧縮処理を施して、圧縮画像データ(例えば、JPEG)を生成する。また、CPU10による制御の下、圧縮画像データを取り込み、所定の伸張処理を施して、非圧縮の画像信号(Y/C信号)を生成する。
メディアインタフェース44は、CPU10による制御の下、メモリカード46にデータを読み/書きする。例えば、CPU10からの記録指示に応じて、撮影により得られた画像データをメモリカード46に記録する。また、CPU10からの読み出し指示に応じて、メモリカード46から該当する画像データを読み出す。メモリカード46は、撮影装置本体に設けられたカードスロットに着脱自在に装填される。
モニタ50は、再生モード時には記録済み画像の再生表示部として使用されるほか、撮影モード時には撮像素子30で生成されて画像入力コントローラ38によりSDRAM16に取り込んだ画像を、時系列に連続したスルー画像として表示する。
モニタドライバ48は、CPU10による制御の下、モニタ50の表示を制御する。本例では、画像信号(Y/C信号)をVRAM18から取り込み、表示用の信号形式に変換して、モニタ50に出力する。
AE検出部52は、CPU10による制御の下、SDRAM16に格納されたR、G、Bの画像信号を取り込み、AE制御に必要な、撮像画像の明るさを示すAE評価値(測光値)を算出し、CPU10に対し出力する。
AF検出部54は、CPU10による制御の下、SDRAM16に格納されたR、G、Bの画像信号を取り込み、AF制御に必要な、撮像画像のコントラストを示すAF評価値(コントラスト値)を算出し、CPU10に対し出力する。本例のAF検出部54は、G信号の高周波成分のみを通過させるハイパスフィルタ、絶対値化処理部、操作部12により設定された所定のフォーカスエリア内の信号を切り出すフォーカスエリア抽出部、及び、そのフォーカスエリア内の絶対値データを積算する積算部を含み、積算部で積算されたフォーカスエリア内の絶対値データをAF評価値としてCPU10に出力する。
手ぶれ補正部56は、CPU10からの指示に従い、手ぶれ補正を行う。
フラッシュドライバ58は、CPU10による制御の下、フラッシュ60を駆動する。すなわち、CPU10から指示された発光タイミング、発光量でフラッシュ60を発光させる。
電源制御部62は、CPU10からの指示に従い、装置本体に装填されたバッテリ64からデジタルカメラ100の各部への電源の供給を制御する。
なお、図3にて符号24〜36のデバイス(撮影レンズ24、撮像素子30、アナログ信号処理部34およびA/D変換器36を含む)により、撮像部23が構成される。
図4は、第1実施形態におけるCPU10の要部機能ブロック図である。
AE制御部102は、AE検出部52により算出されたAE評価値に基づいて、自動露出(AE)制御を行う。
AF制御部104は、AF検出部54により算出されたAF評価値に基づいて、自動合焦(AF)制御を行う。
ダイナミックレンジ判定部106は、撮像部23から出力される撮像画像のダイナミックレンジが目的の範囲内であるか否かを判定する。本例では、撮像画像における明るさを示すAE評価値が大きいほどダイナミックレンジが大きいとして、AE評価値が閾値以上であればダイナミックレンジが過大である、つまり本撮像にてダイナミックレンジが飽和すると推定し、AE評価値が閾値未満であればダイナミックレンジが目的の範囲内である、つまり本撮像にてダイナミックレンジは飽和しないと判定する。ここで、本撮像は、レリーズスイッチ84に撮影指示が入力された後に記録する画像を得るための撮像である。
撮像制御部108は、撮像部23により被写体を異なる撮像条件で連続して撮像することで、ダイナミックレンジが異なる複数枚の画像(以下「連写画像」という)を取得する。つまり撮像条件を切り替えながら連写を行う。連写画像は、本例にて、SDRAM16に格納される。
動きベクトル検出部110は、複数枚の連写画像から被写体の動きベクトルを検出する。本実施形態の動きベクトル検出部110は、被写体の動きベクトルとともに、カメラボディ80の動きベクトルを、複数枚の連写画像から検出する。
被写体判定部112は、被写体の動きベクトルに基づいて、連写中の被写体が静止状態であるか動状態であるかを判定する。以下では、静止状態である被写体を「静止体」、動状態である被写体を「動体」ということもある。
画像合成部114は、被写体判定部112により連写中の被写体が静止状態であると判定された場合に、複数の連写画像を合成することで、広ダイナミックレンジ画像を生成する。画像合成部114の画像合成により生成された広ダイナミックレンジ画像を、以下では「合成画像」という。
本明細書では、ダイナミックレンジを拡大した画像を「広ダイナミックレンジ画像」という。「飽和」とは、入射光量が大きくなっても、撮像素子30の画素にて蓄積電荷が飽和することにより、撮像素子30の画素の蓄積電荷量に対応する撮像画像の画素値が限界値(飽和点)に達した状態をいう。本明細書では、撮像画像中の画素値が飽和点に達して入射光量に対し大きくならない状態を、「撮像画像が飽和」、あるいは、「ダイナミックレンジが飽和」ということもある。
本例にて、広ダイナミックレンジ画像は、画素値の最大値が、飽和点(例えば255)、または、飽和点に近い(少なくとも飽和点の50%以上の値である)。また、本例にて、広ダイナミックレンジ画像は、飽和した画素が無い、または、飽和した画素が少ない(少なくとも飽和した画素が50%未満である)。
また、本実施形態の画像合成部114は、動きベクトル検出部110にて検出されたカメラボディ80の動きベクトルを用いて、複数枚の連写画像を合成する。
ゲインアップ部116は、被写体判定部112により被写体が動状態であると判定された場合に、複数枚の連写画像のうちダイナミックレンジが飽和していない一枚の連写画像をゲインアップすることで、広ダイナミックレンジ画像を生成する。ゲインアップ部116によりゲインアップされた広ダイナミックレンジ画像を、以下では、「ゲインアップ画像」という。
本例では、2回連続して撮像し、2枚の連写画像のうち露出値が小さい方の連写画像(アンダー露出画像)に対して、ゲインアップを行う。3回以上連写する場合には、複数枚の連写画像のうち、ダイナミックレンジが飽和しておらず、且つ、ダイナミックレンジが最も大きい連写画像を選択し、これをゲインアップすることが、好ましい。
記録制御部120は、広ダイナミックレンジ画像を、メディアインタフェース44を介してメモリカード46に記録する。
本例の記録制御部120は、被写体判定部112により被写体が静止状態であると判定された場合に、画像合成部114により生成された合成画像を、メモリカード46に記録する。また、記録制御部120は、被写体判定部112により被写体が動状態であると判定された場合に、ゲインアップ部116により生成されたゲインアップ画像を、メモリカード46に記録する。
なお、被写体が動状態であると判定された場合に、複数枚の連写画像のうち少なくとも一枚の連写画像をゲインアップしないでメモリカード46に記録するようにしてもよい。
システム制御部122は、CPU10内の各部およびCPU10外の各部を統括して制御する。
図5は、第1実施形態における撮像処理例の流れを示すフローチャートである。本処理は図3のCPU10によりプログラムに従って実行される。
レリーズスイッチ84が半押しされると、ステップS1にて、AE制御部102により、AE処理を行う。AE処理では、AE検出部52にて算出されたAE評価値に基づいて、撮像画像における明るさ(輝度)を求め、露光時間(またはシャッター速度)および絞り値の基準値を決定する。例えば、プログラム線図を利用して決定する。
ステップS2にて、AF制御部104により、AF処理を行う。AF処理では、フォーカスモータドライバ28fによりフォーカスレンズ24fを至近距離に合焦した至近レンズ位置から無限遠に合焦した無限遠レンズ位置まで小刻みに移動させながら、AF検出部54により撮像画像のコントラストを示すAF評価値を算出し、フォーカスレンズ24fをコントラストがピークとなるレンズ位置を合焦レンズ位置(主要被写体に合焦するフォーカスレンズ24fの位置)と決定する焦点検出処理を行う。そして、決定した合焦レンズ位置にフォーカスレンズ24fを移動させる。
レリーズスイッチ84が全押しされると、ステップS3にて、ダイナミックレンジ判定部106により、撮像画像のダイナミックレンジが閾値以上であるか、閾値未満であるかを判定する。これにより、ダイナミックレンジが目的の範囲外であるか、それともダイナミックレンジが目的の範囲内であるかを判定する。本例では、ステップS1にて求めたAE評価値を、感度(撮像部23のゲイン)を固定とした場合の適正露出値(適正EV値)に換算し、これを閾値(例えば6EV)と比較する。例えば、撮像画像を複数のエリアに分割し、AE検出部52により、各分割エリア毎に輝度の積算値(または平均値)を算出し、全部のエリアにおける最大値を求め、これを適正露出値に換算する。
撮像画像のダイナミックレンジが閾値以上であれば、レリーズスイッチ84を全押し後に行う本撮像にてダイナミックレンジが飽和すると推定し、閾値未満であれば、本撮像にてダイナミックレンジは飽和しないと推定する。そして、ダイナミックレンジが閾値(例えば6EV)以上であればステップS4に進み、ダイナミックレンジが閾値未満であればステップS9に進む。
ステップS4にて、撮像制御部108により撮像部23を制御して、被写体を異なる撮像条件で連続して撮像することで、ダイナミックレンジが異なる複数枚の連写画像を取得する。本例では、異なる露出値(EV値)で連写する。
ダイナミックレンジが異なる複数枚の連写画像を取得するための撮像条件の切り替え態様には各種ある。本例では、タイミングジェネレータ32により、シャッタ速度を切り替えることで露光時間を切り替える。アイリスモータドライバ28iにより、絞り値を切り替えてもよい。
ステップS5にて、動きベクトル検出部110により、複数枚の連写画像から被写体の動きベクトルおよびカメラボディ80の動きベクトルを検出する。動きベクトルは、公知技術を用いて検出すればよい。
例えば、主要被写体が人と特定されている場合、各連写画像にて顔部分を検出し、複数枚の連写画像間で顔部分の動きベクトルを検出し、これを被写体の動きベクトルとする態様がある。ここで、顔部分の周囲(または撮像画像の周辺部分)を背景と推定して、背景の動きベクトルを検出し、これをカメラボディ80の動きベクトル(すなわち手ぶれ量)と推定してもよい。
また、主要被写体が人等に特定されず任意である場合でも、被写体およびカメラボディ80の動きベクトルを検出可能である。例えば、撮像画像の各分割エリア毎に、複数枚の連写画像間で動きベクトルを検出し、分割エリア間で動きベクトル間の相関関係を求め、その相関関係に基づいて、各分割エリアの動きベクトルが被写体の動き及びカメラボディ80の動きのうち何れを示すか、または、加算されているかを判定することで、被写体の動きベクトル及びカメラボディ80の動きベクトルを抽出することが可能である。
これら以外の方法を用いて被写体の動きベクトルおよびカメラボディ80の動きベクトルを検出してもよいことは、勿論である。
ステップS6にて、被写体判定部112により、被写体の動きベクトルに基づいて、後述する連写中における被写体が、静止体(すなわち静止状態)であるか動体(すなわち動状態)であるかを判定する。
静止体であると判定された場合、ステップS7にて、画像合成部114により、複数枚の連写画像を合成することで、ダイナミックレンジを拡大した合成画像を生成する。
例えば、連写により、図6(A)に示す第1の入出力特性201で撮像されたオーバー露出状態の第1の連写画像、すなわちダイナミックレンジが低輝度部にて飽和せず高輝度部にて飽和した第1の連写画像と、図6(B)に示す第2の入出力特性202で撮像されたアンダー露出状態の第2の連写画像、すなわちダイナミックレンジが高輝度部でも飽和しない第2の連写画像とを取得し、第1の連写画像と第2の連写画像とを合成する。これらの第1の連写画像と第2の連写画像とを単純に加算すると、つまり画素値を単純加算すると、図6(C)に符号203で示す入出力特性にて撮像された場合と同じ合成画像が生成されることになる。この場合には飽和点Sを超えた合成画像となるため、実際には、γテーブルを用いて図6(C)に符号204で示す入出力特性にて撮像された場合と同じ合成画像を生成する。つまり、γテーブルを用いた重み付け加算により、飽和点Sを超えない広ダイナミック画像を生成する。これにより、低輝度部においても高輝度部においても入射光量(すなわち入力値)の変化に応じて画素値(すなわち出力値)が変化する良好な入出力特性の撮像画像(広ダイナミックレンジ画像)が得られる。
なお、静止体であっても、カメラボディ80が動いた場合には、複数枚の連写画像を合成すると、いわゆる手ぶれが加算的に大きくなる。そこで、画像合成の際、カメラボディ80の動きベクトルを用いて、手ぶれ成分を加えないように複数枚の連写画像を合成する。具体的には、一枚の連写画像に対し他の連写画像を画像処理により相対的にシフトした後、合成する。ここで、連写画像の相対的シフトは、カメラボディ80の動きベクトルの逆ベクトルに相当する。
動体であると判定された場合、ステップS8にて、ゲインアップ部116により、複数枚の連写画像のうちアンダー露出画像(すなわちダイナミックレンジが飽和していない連写画像)をゲインアップすることで、ダイナミックレンジを拡大したゲインアップ画像を生成する。
例えば、連写により、図6(A)に示す第1の入出力特性201で撮像された第1の連写画像、すなわち高輝度部にて飽和した第1の連写画像と、図6(B)に示す第2の入出力特性202で撮像された第2の連写画像、すなわち高輝度部でも飽和していない第2の連写画像とを取得した場合、第2の連写画像を選択する。このままアンダー露出状態の第2の連写画像を記録する態様としてもよいが、第2の連写画像の明暗(すなわちダイナミックレンジの大小)を判定し、暗いと判定した場合(すなわちダイナミックレンジが小さい場合)には、第2の連写画像の低輝度部のダイナミックレンジをゲインアップにより拡大することが、好ましい。例えば、図6(C)に示す符号204の入出力特性にて撮像されたと同じゲインアップ画像を生成する。つまり、特に低輝度部のダイナミックレンジを拡大して、飽和点Sを超えない広ダイナミック画像を生成する。
広ダイナミックレンジ画像(合成画像またはゲインアップ画像)は、ステップS10にて画像信号処理部40により所定の画像処理が施され、ステップS11にて圧縮/伸張処理部42により圧縮され、ステップS12にて記録制御部120によりメモリカード46に記録される。
ステップS3にて、ダイナミックレンジが閾値未満であると判定された場合には、ステップS9にて、規定の露出値で1回撮像することで1枚の撮像画像を取得する。例えば、シャッタ速度および絞り値をステップS1で算出した基準値にして撮像する。ステップS10の画像処理、ステップS11の圧縮処理、および、ステップS12の記録処理は、前述の連写の場合と同様である。
図7は、第2実施形態におけるデジタルカメラ100の一例を示す全体構成図である。なお、図3に示した要素には同じ符号を付してあり、既に説明した内容については、その説明を省略する。
図7において、角速度センサ70は、カメラボディ80の動きを検出することで、撮像部23の動きベクトル(すなわち手ぶれ量)を検出する。
図8は、第2実施形態におけるCPU10の要部機能ブロック図である。なお、図4に示した要素には同じ符号を付してあり、既に説明した内容については、その説明を省略する。
本実施形態の動きベクトル検出部110は、異なる撮像条件で撮像された複数枚の連写画像と、角速度センサ70により検出されたカメラボディ80の動きとに基づいて、被写体の動きベクトルを検出する。また、本実施形態の画像合成部114は、角速度センサ70の検出結果を用いて、複数枚の連写画像を合成する。
図9は、第2実施形態における撮像処理例の流れを示すフローチャートである。本処理は図7のCPU10によりプログラムに従って実行される。
ステップS21〜S24は、図5に示した第1実施形態におけるS1〜S4と同様である。
ステップS25にて、本実施形態では、動きベクトル検出部110により、複数枚の連写画像と角速度センサ70の検出結果とに基づいて、被写体の動きベクトルを検出する。本実施形態では、角速度センサ70によりカメラボディ80の動き(すなわち手ぶれ量)が検出される。よって、複数枚の連写画像間での動きベクトルから、角速度センサ70により検出されたカメラボディ80の動きベクトルを減算した結果が、被写体の動きベクトルに相当する。
ステップS26にて、被写体判定部112により、被写体の動きベクトルに基づいて、被写体が静止状態であるか動状態であるかを判定する。
ステップS27にて、本実施形態では、角速度センサ70の検出結果を用いて、複数枚の連写画像を合成する。
前述の第1実施形態では、動きベクトル検出部110により検出されたカメラボディ80の動きベクトルを用いて、手ぶれ成分を加えないように画像合成を行ったが、本実施形態では、角速度センサ70により検出されたカメラボディ80の動きベクトルを用いることで、確実に手ぶれの加算を排除することが可能である。具体的には、一枚の連写画像に対し、他の連写画像を画像処理により相対的にシフトした後、合成する。ここで連写画像の相対的シフトのベクトルは、角速度センサ70により検出されたカメラボディ80の動きベクトルの逆ベクトルに相当する。
ステップS28〜32は、図5に示した第1実施形態におけるS8〜S12と同様である。
以上説明した第1実施形態および第2実施形態にて、連写画像の枚数は2枚には特に限定されない。3枚以上の連写画像を用いることにより、動きベクトルの検出精度の向上や、広ダイナミックレンジ画像の精度向上を図ってもよいことは、言うまでもない。
また、動きベクトルの検出精度を高めるため、同じ撮像条件で連写してもよい。例えば、1枚目と3枚目とを同じ露出値にて撮像するとともに、1枚目と2枚目、および、2枚目と3枚目とで異なる露出値にて撮像してもよい。この場合、例えば、1枚目および3枚目の連写画像を用いて、動きベクトルを検出し、1枚目と2枚目、または、2枚目と3枚目を用いて、画像合成を行う。
また、1〜n枚目の連写画像を用いて動きベクトルを検出後、n+1枚目以後の連写画像を用いて画像合成やゲインアップを行ってもよい。
また、画像合成やゲインアップをCPU10の演算により行う場合を例に説明したが、このような場合に特に限定されない。ハードウェア回路により、画像合成やゲインアップを行ってもよいことは、言うまでもない。
また、撮像条件の切り替えとして、露光時間や絞り値を切り替える場合を例に説明したが、このような場合に本発明は特に限定されない。例えば、フラッシュ60として発光量可変の光源を用い、被写体に対する照度を切り替えることで、ダイナミックレンジが異なる複数枚の連写画像を取得してもよい。また、撮影レンズ24にフィルタを設け、撮影レンズ24の光透過率を切り替えてもよい。また、アナログ信号処理部34におけるゲインを切り替えることで、いわゆる感度を切り替えてもよい。
また、第1実施形態にて、画像解析により電子的にカメラボディ80の動きを検出する場合を例に説明し、第2実施形態にて、角速度センサ70によりカメラボディ80の動きを検出する場合を例に説明したが、画像解析とセンサとを併用してカメラボディ80の動きを精度よく検出してもよいことは、勿論である。
また、第2実施形態にて、カメラボディ80の動きを検出するセンサとして、角速度センサ(ジャイロセンサ)を用いた場合を例に説明したが、角速度センサには特に限定されない。カメラボディ80の動き量を検出可能なセンサであればよい。
また、手ぶれ補正部56の詳細な説明を省略したが、公知の技術を用いて手ぶれ補正を行うことができる。手ぶれ補正は、ハードウェアおよびソフトウェアのいずれで行ってもよい。例えば、手ぶれ量に応じて撮像素子30や撮影レンズ24を移動させる公知のハードウェアを用いることにより、手ぶれ補正を行うことができる。ハードウェア回路を用い、画像信号に対して手ぶれ補正を行ってもよい。また、被写体ぶれ補正についての説明を省略したが、公知の技術を用いて被写体ぶれ補正を行ってよいことは、言うまでもない。これらのぶれ補正の際に、動きベクトル検出部110により検出した動きベクトル、および、角速度センサ70の検出結果のうち、少なくともいずれかを用いることができる。
また、本明細書では、デジタルカメラを例に説明したが、本発明は、デジタルカメラには特に限定されず、カメラ付き携帯電話等、撮像機能を備えたあらゆる撮像装置に適用可能である。
なお、本発明は、本明細書において説明した例や図面に図示された例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の設計変更や改良を行ってよいのはもちろんである。
10…CPU、12…操作部、16…SDRAM、23…撮像部、24…撮影レンズ、24i…アイリス、30…撮像素子、32…タイミングジェネレータ、34…アナログ信号処理部、36…A/D変換器、38…画像入力コントローラ、44…メディアインタフェース、46…メモリカード、52…AE検出部、54…AF検出部、70…角速度センサ、100…デジタルカメラ、106…ダイナミックレンジ判定部、108…撮像制御部、110…動きベクトル検出部、112…被写体判定部、114…画像合成部、116…ゲインアップ部、118…画像補正部、120…記録制御部、122…システム制御部

Claims (7)

  1. 被写体を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により前記被写体を異なる露出値で連続して撮像することで、第1の画像と、当該第1の画像よりも低い露出値で撮像されたアンダー露出状態の第2の画像とを複数の連写画像として取得する撮像制御手段と、
    前記複数の連写画像から前記被写体の動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段と、
    少なくとも前記被写体の動きベクトルに基づいて、前記被写体が静止状態であるか動状態であるかを判定する被写体判定手段と、
    前記被写体が静止状態であると判定された場合に、前記複数の連写画像を合成することで第1の広ダイナミックレンジ画像を生成する画像合成手段と、
    前記被写体が動状態であると判定された場合に、前記第1の画像及び前記アンダー露出状態の第2の画像のうちで前記アンダー露出状態の第2の画像をゲインアップすることで第2の広ダイナミックレンジ画像を生成するゲインアップ手段と、
    前記被写体が静止状態であると判定された場合に前記画像合成手段により生成された前記第1の広ダイナミックレンジ画像を記録媒体に記録し、前記被写体が動状態であると判定された場合には前記ゲインアップ手段により生成された前記第2の広ダイナミックレンジ画像を前記記録媒体に記録する記録制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像制御手段は、前記複数の連写画像として、前記第1の画像と、前記第2の画像と、前記第1の画像と同じ露出値で撮像した第3の画像とを取得し、
    前記動きベクトル検出手段は、前記第1の画像及び前記第3の画像から前記被写体の動きベクトルを検出し、
    前記画像合成手段は、前記第1の画像と前記第2の画像との合成、又は前記第2の画像と前記第3の画像との合成を行って、前記第1の広ダイナミックレンジ画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 撮影指示を入力するレリーズスイッチを備え、
    前記動きベクトル検出手段は、前記撮影指示の入力後に連写して取得した連写画像から、前記動きベクトルを検出することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 本撮像装置の動きを検出するセンサを備え、
    前記画像合成手段は、前記センサの検出結果を用いて、前記複数の連写画像を合成することを特徴とする請求項1ないしのうちいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記動きベクトル検出手段は、前記複数の連写画像と前記センサの検出結果とに基づいて、前記被写体の動きベクトルを検出することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  6. 前記動きベクトル検出手段は、前記複数の連写画像から本撮像装置の動きベクトルを検出し、
    前記画像合成手段は、前記本撮像装置の動きベクトルを用いて、前記複数の連写画像を合成することを特徴とする請求項1ないしのうちいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 被写体を撮像する撮像手段制御して前記被写体を異なる露出値で連続して撮像することで、第1の画像と、当該第1の画像よりも低い露出値で撮像されたアンダー露出状態の第2の画像とを複数の連写画像として取得するステップと、
    前記複数の連写画像から前記被写体の動きベクトルを検出するステップと、
    少なくとも前記被写体の動きベクトルに基づいて、前記被写体が静止状態であるか動状態であるかを判定するステップと、
    前記被写体が静止状態であると判定された場合に、前記複数の連写画像を合成することで第1の広ダイナミックレンジ画像を生成する画像合成ステップと、
    前記被写体が動状態であると判定された場合に、前記第1の画像及び前記アンダー露出状態の第2の画像のうちで前記アンダー露出状態の第2の画像をゲインアップすることで第2の広ダイナミックレンジ画像を生成するゲインアップステップと、
    前記被写体が静止状態であると判定された場合には前記画像合成ステップにより生成された前記第1の広ダイナミックレンジ画像を記録媒体に記録し、前記被写体が動状態であると判定された場合には前記ゲインアップステップにより生成された前記第2の広ダイナミックレンジ画像を前記記録媒体に記録する記録制御ステップと、
    を備えることを特徴とする撮像方法。
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