JP5133636B2 - 対震ストライク - Google Patents

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Description

本発明は、地震などの災害による外力で縦枠の表面に接近する方向に変位可能なストライク板を備えることで扉の開放を可能とする対震ストライクに関する。
一般に、マンションなどにおいては、建物の開口枠、例えば縦枠にストライクを取付け、このストライクに扉側に設けた施解錠装置の錠ボルト、例えばデッドボルトを進退係脱させることにより、施錠や解錠を行う。近年では、地震などの災害発生時に扉を確実に開放させて室外への避難を可能とするため、扉と縦枠の間に所定のクリアランス、例えば13mm程度を設けることが推奨されている。すなわち、地震発生時には、縦枠周辺の壁が破壊され、縦枠が変形して扉に圧接する外力が発生するので、ストライクは、所定以上の外力が加えられたとき、上記クリアランスが確保される方向に変形可能となることが望ましい。このように、所定以上の外力が発生したとき、ストライクが変形すれば、縦枠と扉との圧接が回避でき、しかもストライクの係止孔に係止されている扉側のデッドボルトも離脱させ易くできるので、扉の開放が補償されて室外への避難が容易となる。
この種のストライクとしては、例えば特許文献1に開示される扉用ストライクが知られている。図8に示すように、この扉用ストライク1は、デッドボルトの係止孔3を形成した本体壁部5と、その上下両側に一体に設けた連結片7,7と、これら連結片7を介して本体壁部5と平行な段状に形成され、縦枠9の内側面に固定する固定片11,11とを備えており、これらは鋼板をプレス加工して形成される。そして、縦枠9の内面に各固定片11を固定ビスなどで固定して、本体壁部5の係止孔3に扉側のデッドボルトを係脱させることにより施錠や解錠を行う。
この扉用ストライク1によれば、地震発生時に、縦枠周辺の壁が破壊され、縦枠が変形して扉に圧接する外力が発生すると、本体壁部5が例えば扉木口に表出する錠箱フロントパネルに押しつけられ、連結片7,7の傾斜角度が小さくなる方向に潰れ、扉用ストライク1が大きな力によって扉に圧接し、扉の開放が不能となる事態を回避できる。このような効果は、扉用ストライク1が扉の室内面に取り付けられる面付け錠タイプの場合においても同様に得ることができた。
特開平11−62337号公報
しかしながら、上記した従来のドア用ストライク1は、鋼板を折曲加工或いはプレス加工して、本体壁部5を傾斜連結片7,7によって嵩上げした板金部材であるため、側面が開口13となり、使用者に軟弱な感じを与えて外観も悪い問題があった。これに対し、縦枠にトロヨケを凹設するとともに、このトロヨケ内に可動コア部材を可動自在に収容し、可動コア部材に固定した変形可能なストライク板を、縦枠から嵩上げして支持する対震ストライクが提案されており、見栄えの向上と地震発生時におけるクリアランス確保の機能を両立しているが、可動コア部材がトロヨケ内に遊嵌されるため、特に縦枠と可動コア部材とが共に金属製であると、取付施工時にストライク板が滑り難く、取付時の位置決め作業性が悪い。また、取付後には悪戯によりストライク板が移動される虞もあった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、災害発生時における変形を阻害せず、取付施工時にはストライク板が滑り難く、取付時の位置決め作業性が良好に行え、しかも、悪戯によるストライク板の移動を防止できる対震ストライクを提供することにある。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の対震ストライクは、扉から突出される錠ボルトが進入する凹状箱部39を有し、該凹状箱部39が建物の開口枠33に凹設されるトロヨケ23と、
該トロヨケ23の前記凹状箱部39内に遊嵌され係合手段27,29を介して前記凹状箱部39からの脱落が規制されるとともに、前記凹状箱部39の底板部39aとの間に形成される後退間隙36を縮める方向へ移動可能な可動コア部材25と、
該可動コア部材25の表面部に前記開口枠33を覆うように固定された上下方向に長い長板よりなるストライク板21であって、中央には前記錠ボルトの進入する係止孔37を有し、上下部は開口枠33から浮上するように対称上方向に折曲される傾斜板部71,71とされ、傾斜板部71の上下先端部は開口枠33と略平行となるように折曲される折曲裾部42とされ、上下一対の傾斜板部71の折曲裾部42を前記開口枠33に支持することで該開口枠33から浮上して配置されるとともに、外力によって前記傾斜板部71が前記開口枠33に接近する方向に変形可能なストライク板21と、
を具備し、
前記傾斜板部71と前記開口枠33とがゴムシート24を介在させて当接されることを特徴とする。
この対震ストライクでは、ゴムシート24が介在することで開口枠33とストライク板21との摩擦係数が大きくなり、取付施工時にストライク板21が滑り難くなる。取付後においては、ストライク板21が容易に滑らなくなり、故意によっても位置ズレし難くなる。また、地震などの災害発生時にはゴムシート24が変形かつ滑り、傾斜板部71の変形を許容する。さらに、ゴムシート24を設けない場合に生じる開口枠33と傾斜板部71との間隙がゴムシート24によって塞がれる。
請求項2記載の対震ストライクは、前記可動コア部材25の上下には、該可動コア部材25を前記凹状箱部39の上下中央位置に配置する弾性変形可能な一対の支持部材63が設けられたことを特徴とする。
この対震ストライクでは、上下の支持部材63が凹状箱部39の上下内壁面に当たり、ストライク板21が凹状箱部39の上下中央位置に位置決めされる。災害発生時には支持部材63が変形して、ストライク板21の上下方向の移動が許容される。
請求項記載の対震ストライクは、前記傾斜板部71と前記ゴムシート24が前記折曲裾部42を一辺とする矩形状に形成され、
前記ゴムシート24が前記折曲裾部42に沿う一辺で前記開口枠33に略線接触することを特徴とする。
この対震ストライクでは、災害発生時に、傾斜板部71が開口枠33に接近する方向に変形すると、ゴムシート24がこの一辺に直交する方向で開口枠33に線接触しながら摺接し、一辺に沿う方向で摺接する構成の場合より大きく、かつ面接触する構成の場合より小さい好適な摩擦力が確保される。
請求項記載の対震ストライクは、前記ゴムシート24の素材が、エチレン−プロピレン−ジエンゴムからなることを特徴とする。
この対震ストライクでは、好適な弾性および滑り性が得られるとともに、耐油性、耐熱老化性、耐オゾン性、耐薬品性に優れ、耐久性が高まる。また、難燃性により安全性も高まる。さらに、加工性、大量生産も良好となる。
本発明に係る請求項1記載の対震ストライクによれば、トロヨケの凹状箱部内に遊嵌され凹状箱部の底板部との後退間隙を縮める方向へ移動可能な可動コア部材と、上下一対の傾斜板部の上下先端部の折曲裾部を開口枠に支持することで開口枠から浮上して配置されるとともに傾斜板部が開口枠に接近する方向に変形可能な上下方向に長い長板よりなるストライク板とを備え、傾斜板部の折曲裾部と開口枠とをゴムシートを介在させて当接したので、開口枠とストライク板との摩擦係数が大きくなり、取付施工時にストライク板が滑り難くなり、取付時の位置決め作業性を良好にできる。そして、容易に滑らなくできるので、悪戯によるストライク板の移動を防止できる。また、地震などの災害発生時にはゴムシートが変形かつ滑るので、傾斜板部の変形を阻害することがない。さらに、開口枠と傾斜板部との間隙をゴムシートによって塞ぐことができるので、凹状箱部内へのゴミなどの侵入も防止できる。
請求項2記載の対震ストライクによれば、可動コア部材の上下には、可動コア部材を凹状箱部の上下中央位置に配置する弾性変形可能な一対の支持部材を設けたので、取付施工時にストライク板を凹状箱部の上下中央位置に位置決めでき、作業が良好に行えるとともに、災害発生時には支持部材が変形するので、ストライク板の上下方向の移動を阻害することがない。
請求項記載の対震ストライクによれば、ゴムシートが折曲裾部に沿う一辺で開口枠に略線接触するので、傾斜板部が開口枠に接近する方向に変形すると、ゴムシートがこの一辺に直交する方向で開口枠に線接触しながら摺接し、一辺に沿う方向で摺接するより大きく、かつ面接触するより小さく、ストライク板の位置ズレを防止してストライク板の変形を阻害しない好適な摩擦力を得ることができる。
請求項記載の対震ストライクによれば、ゴムシートの素材が、エチレン−プロピレン−ジエンゴムからなるので、好適な弾性および滑り性が得られるとともに、耐油性、耐熱老化性、耐オゾン性、耐薬品性に優れ、耐久性を向上させることができる。また、難燃性であることから安全性も確保することができる。さらに、加工がしやすく、大量生産が容易なので、高精度なゴムシートを安価に得ることができる。
以下、本発明に係る対震ストライクの好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る対震ストライクの外観斜視図、図2は図1に示した対震ストライクの正面図、図3はストライク板を外した対震ストライクの正面図、図4は図2のA−A断面図、図5は図4のB−B断面図である。
対震ストライク100は、トロヨケ23と、係合手段を構成するピン係合穴27及び脱落規制ピン29と、可動コア部材25と、ストライク板21と、ゴムシート24とを主要な構成として有している。また、本実施の形態による対震ストライク100は、さらに支持部材としての縦枠方向支持部材63を備えている。
トロヨケ23は、中央部に凹状箱部39を有し、この凹状箱部39が開口枠33に凹設される。凹状箱部39の上下には図3に示す固定鍔41,43が形成され、固定鍔41,43は固定穴45,45に挿通されたネジ47,47によって開口枠33の表面に固定される。つまり、固定鍔41,43が開口枠33に固定されたトロヨケ23は、開口枠33と略同一平面で凹状箱部39の開口部49を開放する。この開口部49は、ストライク板21によって覆われ、図1に示すように、係止孔37のみを介して内部が表出される。つまり、トロヨケ23は、不図示の扉から突出される不図示の錠ボルト、例えばデッドボルトの進入する凹状箱部39を有し、この凹状箱部39が建物の開口枠33に凹設されている。
図4に示すように、ストライク板21の裏面側には、スペーサ板51を介して可動コア部材25が固定される。可動コア部材25の上下には開口を相互に対向させたコ字形状の係止部53,53が形成される。スペーサ板51、可動コア部材25は、係止孔37と一致する図3に示す開口55を形成している。係止部53,53にはストライク板21と平行な固定板57,57が形成され、固定板57,57は雌ネジ59,59を有している。ストライク板21、スペーサ板51、可動コア部材25は、ストライク板21の表面から挿通されたネジ61,61が雌ネジ59,59に螺合されることで一体固定されている。つまり、ストライク板21の裏面に可動コア部材25が固定される。ストライク板21に一体固定された可動コア部材25は、トロヨケ23の凹状箱部39内に可動自在に嵌合(遊嵌)される。
可動コア部材25は、係止部53,53の両側部に、係合手段であるピン係合穴27,27を穿設している。ピン係合穴27は、図3に示すように、上下左右の合計4箇所に形成されている。ピン係合穴27は、トロヨケ23に固定された係合手段である脱落規制ピン29を、図4の上下、右方向へ相対移動可能となって係合、実質的にはトロヨケ23に固定された脱落規制ピン29に対して可動コア部材25が移動可能となるように矩形状に形成される。ここで、脱落規制ピン29が図4に示すピン係合穴27の左縁部27aに当接しているのは、可動コア部材25、ストライク板21の図4右側への飛び出し(脱落)を規制するためである。
脱落規制ピン29は、頭部が、トロヨケ23における凹状箱部39の上下両側部に固定されてている。つまり、4本の脱落規制ピン29が両側から内側に突出して固定される。頭部の固定された脱落規制ピン29は、上記のように、先端をピン係合穴27内に配置し、可動コア部材25を上下、奥側へ移動可能にしつつ、可動コア部材25をトロヨケ23から脱落規制している。図4に示すように、可動コア部材25の係止部53,53と、トロヨケ23の底板部39aとの間には、後退間隙36が形成されている。可動コア部材25は、この後退間隙36を縮める方向へ後退可能となっている。つまり、脱落規制ピン29は、後退間隙36を縮める方向へ可動コア部材25を移動可能に保持している。
ストライク板21は、可動コア部材25に固定され錠ボルトの進入する係止孔37を有し少なくとも一対の傾斜板部71,71の裾部42を開口枠33に支持することで、開口枠33から浮上して配置される。すなわち、ストライク板21の上下縁部には、開口枠33に接近する方向に折り曲げられた傾斜板部71,71が設けられ、開口枠33とに間隙35を確保している。この傾斜板部71,71は、ストライク板21の後退間隙36を縮める方向への変位を変形により許容可能にしている。つまり、ストライク板21は、外力によって傾斜板部71,71が開口枠33に接近する方向に変形可能となっている。換言すれば、ストライク板21は、間隙35の分、開口枠33から浮上し、左縁部27aが脱落規制ピン29に当接するよう可動コア部材25を図4の右方へ引き上げている。
傾斜板部71,71と開口枠33とは、ゴムシート24を介在させて当接されている。傾斜板部71,71とゴムシート24とは、裾部42を一辺とする矩形状に形成される。ゴムシート24は、裾部42に沿う一辺で開口枠33に略線接触している。災害発生時に、傾斜板部71,71が開口枠33に接近する方向に変形すると(平坦化されると)、ゴムシート24がこの一辺に直交する方向で開口枠33の表面に線接触しながら摺接し、一辺に沿う方向で摺接する構成の場合より大きく、かつ面接触する構成の場合より小さい好適な摩擦力が確保される。これにより、取付施工時におけるストライク板21の滑りや、取付後のストライク板21の位置ズレを防止し、ストライク板21の変形を阻害しない好適な摩擦力を得ることができるようになっている。
ゴムシート24は、素材としてエチレン−プロピレン−ジエンゴムを好適に用いることができる。エチレン−プロピレン−ジエンゴムを用いることで、好適な弾性および滑り性が得られるとともに、耐油性、耐熱老化性、耐オゾン性、耐薬品性に優れ、耐久性を向上させることができる。また、難燃性であることから安全性も確保することができる。さらに、加工がしやすく、大量生産が容易なので、高精度なゴムシート24を安価に得ることができる。
また、ストライク板21におけるデッドボルトの衝接する側の縦縁部73には衝接座部75が設けられている。衝接座部75は、図5に示すように、ストライク板21に略垂直に折り曲げられて形成され、間隙35を覆う。これにより、ストライク板21と開口枠33とに間隙35を確保しながら、この間隙35を覆って見栄えを良くすることができる。また同時に、デッドボルトの衝接部をストライク板21と一体に形成できる。
可動コア部材25の上下部には弾性変形可能な一対の縦方向支持部材63,63が設けられている。縦方向支持部材63は、基端63aがネジ65によって可動コア部材25に固定されるとともに、先端63bが凹状箱部39の内部上面67、内部下面69に当接して、可動コア部材25を凹状箱部39内の上下中央位置に配置させる。上下の縦枠方向支持部材63が凹状箱部39の上下内壁面に当たることで、可動コア部材25は凹状箱部39の上下中央位置に位置決めされる。災害発生時には縦枠方向支持部材63が変形して、ストライク板21の上下方向の移動が許容される。つまり、取付施工時にはストライク板21を位置決めでき、災害発生時にはストライク板21の上下方向の移動を阻害することがない。
次に、上記した対震ストライク100の作用を説明する。
図6はストライク板が後退間隙を縮める方向へ変位した作用説明図、図7はストライク板が後退間隙を縮める方向および下方向へ変位した作用説明図である。
対震ストライク100では、トロヨケ23を開口枠33に凹設した後、係合手段を介してトロヨケ23の凹状箱部39に係合状態となった可動コア部材25に、ストライク板21をネジ61,61によって締結する。このとき、ゴムシート24が介在することで開口枠33とストライク板21との摩擦係数が大きくなり、取付施工時にストライク板21が滑り難くなる。また、対震ストライク100の取付後においては、ストライク板21が容易に滑らなくなり、故意によっても位置ズレし難くなる。さらに、ゴムシート24を設けない場合に生じる開口枠33と傾斜板部71,71との間隙がゴムシート24によって塞がれることとなる。
一方、対震ストライク100の取り付けられた開口枠33が、地震等により変形し、ストライク板21と不図示の扉木口との間隔を狭める変形が生じ、ストライク板21に開口枠33へ接近する方向の圧力が加わると、傾斜板部71,71が変形し、ストライク板21が開口枠33へ接近する。この際、傾斜板部71,71と開口枠33との間に介在するゴムシート24が変形かつ滑り、傾斜板部71,71の変形を許容する。
そして、ストライク板21に開口枠33へ接近する方向の圧力が加わると、図6に示すように、傾斜板部71,71が、傾斜角度を小さくする方向に変形する。この変形は、ストライク板21が開口枠33に接触するまで可能となる。つまり、ストライク板21は、間隙35の距離分、移動が可能となる。可動コア部材25の後退と同時に、上下の縦方向支持部材63,63は、凹状箱部39の内部上面67、内部下面69を先端63bが摺動することとなる。これらの結果、脱落規制ピン29と、ピン係合穴27の左縁部27aには隙間sが形成されることとなる。
また、トロヨケ23とストライク板21とに、上下方向の相対圧力、例えば図7に示す例では可動コア部材25が下がる方向の圧力が加わると、下部の縦方向支持部材63が変形するとともに、上部の縦方向支持部材63の先端63bが内部上面67から離反して、トロヨケ23と可動コア部材25とに生じた上下方向の相対変位が吸収されることとなる。これにより、係止孔37が錠ボルトに圧接することがなくなる。
したがって、本実施の形態による対震ストライク100によれば、トロヨケ23の凹状箱部39内に遊嵌され凹状箱部39の底板部39aとの後退間隙36を縮める方向へ移動可能な可動コア部材25と、一対の傾斜板部71,71を開口枠に支持することで開口枠33から浮上して配置されるとともに傾斜板部71,71が開口枠33に接近する方向に変形可能なストライク板21とを備え、傾斜板部71,71と開口枠33とをゴムシート24を介在させて当接したので、開口枠33とストライク板21との摩擦係数が大きくなる。これにより、取付施工時にストライク板21が滑り難くなり、取付時の位置決め作業性を良好にできる。
そして、取付後には、容易に滑らなくできるので、悪戯によるストライク板21の移動を防止できる。また、地震などの災害発生時にはゴムシート24が変形かつ滑るので、傾斜板部71,71の変形を阻害することがない。さらに、ゴムシート24が設けられない場合に生じる、開口枠33と傾斜板部71,71との間隙をゴムシート24によって塞ぐことができるので、凹状箱部39内へのゴミなどの侵入も防止することができる。
本発明に係る本発明に係る対震ストライクの外観斜視図である。 図1に示した対震ストライクの正面図である。 ストライク板を外した対震ストライクの正面図である。 図2のA−A断面図である。 図4のB−B断面図である。 ストライク板が後退間隙を縮める方向へ変位した作用説明図である。 ストライク板が後退間隙を縮める方向および下方向へ変位した作用説明図である。 従来の対震ストライクの斜視図である。
符号の説明
21…ストライク板
23…トロヨケ
25…可動コア部材
24…ゴムシート
27…係合手段(ピン係合穴)
29…係合手段(脱落規制ピン)
33…開口枠
36…後退間隙
37…係止孔
39…凹状箱部
39a…底板部
42…裾部
63…支持部材(縦方向支持部材)
71…傾斜板部
100…対震ストライク

Claims (3)

  1. 扉から突出される錠ボルトが進入する凹状箱部を有し、該凹状箱部が建物の開口枠に凹設されるトロヨケと、
    該トロヨケの前記凹状箱部内に遊嵌され係合手段を介して前記凹状箱部からの脱落が規制されるとともに、前記凹状箱部の底板部との間に形成される後退間隙を縮める方向へ移動可能な可動コア部材と、
    該可動コア部材の表面部に前記開口枠を覆うように固定された上下方向に長い長板よりなるストライク板であって、中央には前記錠ボルトの進入する係止孔を有し、上下部は開口枠から浮上するように対称上方向に折曲される傾斜板部とされ、傾斜板部の上下先端部は開口枠と略平行となるように折曲される折曲裾部とされ、上下一対の傾斜板部の折曲裾部を前記開口枠に支持することで該開口枠から浮上して配置されるとともに、外力によって前記傾斜板部が前記開口枠に接近する方向に変形可能なストライク板と、
    を具備し、
    前記傾斜板部の折曲裾部と前記開口枠とがゴムシートを介在させて当接され、前記傾斜板部と前記ゴムシートが前記折曲裾部を一辺とする矩形状に形成され、前記ゴムシートが前記折曲裾部に沿う一辺で前記開口枠に略線接触したことを特徴とする対震ストライク。
  2. 前記可動コア部材の上下には、該可動コア部材を前記凹状箱部内の上下中央位置に配置する弾性変形可能な一対の支持部材が設けられたことを特徴とする請求項1記載の対震ストライク。
  3. 前記ゴムシートの素材が、エチレン−プロピレン−ジエンゴムからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の対震ストライク。
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