JP5132775B2 - 回転パーツの位置及び変化を見出す方法及び装置 - Google Patents

回転パーツの位置及び変化を見出す方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、位置及び変化を判定するための技術的な構成及び方法の分野に関し、より詳細には、機械加工動作又は機械制御活動中に生じた位置偏差及び変化を判定するための、請求項1のプリアンブルで定義される装置、及び請求項41のプリアンブルで定義される方法に関する。
さらに、本発明は、請求項66のプリアンブルで定義される、タッチ・プローブの形態の品質管理ツールの位置を回転パーツの位置に関連付けることを可能にする品質管理タッチ・プロービング方法に関する。
機械式品質管理用システムとすることができる、典型的な機械システムに関連する重要なパーツを一意に識別することによってこの開示を単純にするために、以下でいくつかの一般用語の使用を説明する。
「機械」という用語は、切削、穿孔、旋削、研削、研磨、切断、曲げ加工、成形などのためのマシニング・センタ、EDM(放電加工機)、CMM(座標測定機)、タッチ・プローブ及びスタイラス位置検知機械、コンピュータ・ビジョン・システム、さらに単純な機械式のサポート構造、又は類似物など、任意の生産又は品質管理機械を指す。
「ワーク・ピース」は、機械加工しようとするか又は品質管理にかけようとするパーツを指す。機械加工されたか、又は品質管理を受けたワーク・ピース上の実際の領域は、「ワーク・エリア」と示される。
ワーク・エリアの実際の機械加工又は品質管理を実施するパーツ又はデバイスは、「ワーク・ツール」と示される。ワーク・ツールは、(切削、旋削、穿孔などのための)マシニング・ツール、放電加工ツール(EDMツール)、タッチ・プローブ又はスタイラス位置センサ、光学イメージング・センサ、電磁センサ、或いは類似物とすることができる。
本発明の装置の様々なサポート構造、ワーク・ピース、ワーク・ツール、ワーク・ホルダ、及びパーツを含む機械の全ての機械式のパーツを「機械パーツ」と呼ぶ。
機械などのワーク・ツール又は他の様々なパーツの「位置」などは、別段の記述がない限り、本書では、典型的には、他のパーツに対する位置、向き、又は前述のものの両方を意味するものとする。
「汚染物質」という用語は、この文脈では、機械パーツ上に残っている永久的ではない物質を表し、これらの物質は、油、水、切粉残渣、及び同様の特性を有する他の物質のうち1つ又は複数である。
「ビルドアップ」という用語は、より永久的にパーツに付着する物質として定義する。
「磨耗」という用語は、使用による機械パーツの寸法変化に関連する。
位置を見出すか、又は説明不能な位置及び幾何形状の変化が発生する可能性を打ち消すために、機械式タッチ・プローブ及びスタイラス検知、マクロスコープ及び顕微鏡による視検、レーザ・ビーム妨害検知、並びに圧力トランスデューサ検知など、いくつかの技術が一般的に使用されている。非特許文献1及び非特許文献2参照。
多くの場合、位置を静止したか又はほぼ静止した状況に制御するために、機械パーツの回転を遅くする時間はない。レーザ・ビーム妨害を除き、言及した技術は、高速で回転しているツールを制御する能力、及び十分な時間的解決策を有しない。タッチ・プローブは、位置検知用スタイラス先端部の使用によって静止したワーク・ピースの位置を判定する。ただし、マシニング・ツールが反対方向にゆっくり回転するようにされている場合に、様々なタッチ・プローブ手法を用いることができる。その場合は、タッチ・プローブ「先端部」は平坦な表面であり、それに接してマシニング・ツールが回転している。
最高速度で走る、回転しているワーク・ツールの非接触の位置制御のために、ワーク・ツールを、集束レーザ・ビームに近づけ、ビーム妨害の程度を読み取る手段を適用するようにすることができる。回転している機械パーツ、具体的にはワーク・ツール先端部の幾何形状を見出すためには、レーザ・ビーム妨害の繰返しの記録は十分には信頼できない。理論上は、レーザ妨害装置は働くことができるかもしれない。しかし、こうした技術は、時間を浪費することになり、パーツの汚染物質、磨耗、ビルドアップ間の区別が難しくなり、それにより信頼できない位置データを作成してしまうことになる。
本発明の発明者の1人は、特許文献1に、いわゆる基準パターンを光学技術と組み合わせて機械パーツの位置を互いに正確に関連付ける手法を記載している。その発明は、高速で回転している機械パーツの位置制御について説明していない。
国際特許出願番号PCT/2005/000336号
「Modern machine Shop’s Handbook for the Metalworking Industries」、Woodrow Chapman編、ISBN:1−56990−345−X、2002、2368ページ、(Hanser Gardner出版) 「Modern machine Shops Guide to Machining Operations」、Woodrow Chapman編、ISBN:1−56990−357−3、2004、968ページ(Hanser Gardner出版)
本発明の目的は、全体的な位置の読取りの正確さ及び速度、並びに機械の機械パーツ取扱いの信頼性を改善することによって、前述の制限及び欠点の全て又は一部を克服することである。したがって、本発明は、ワーク・ツール及び様々な機械パーツの位置を見出すことによって任意の機械の機械加工及び品質管理位置精度を改善し、汚染の影響を取り除き、ツール上のビルドアップ、磨耗、及び裂断の特徴を描写するために使用されるものである。具体的には、本発明の装置は、回転しているワーク・ツール上で適用するのに有用である。
本発明は、機械式及び光学機械式機械加工及び品質管理システムのパーツのパーツ位置関係を見出し、回転パーツ上の汚染物質の影響を取り除き、回転パーツの機械パーツの磨耗及び裂断、並びに機械加工材料のビルドアップの特徴を描写するための装置を提供し、この装置は、主に添付の独立請求項1に記載の特徴を有する。
本発明は、添付の独立請求項41記載の特徴を有する、機械パーツ、すなわち本発明に従って作られた装置のパーツの位置関係及び幾何形状変化を見出し、汚染物質の影響を取り除くための方法を提供する。
請求項1の装置及び請求項41の方法のさらなる有利な特徴は、それぞれ添付の従属請求項2〜40及び42〜65に記載されている。
品質管理用タッチ・プロービング方法の本発明の特徴は、添付の請求項66で定義され、そのさらなる実施例は、それぞれ請求項67〜70に記載されている。
本発明は、光学的非接触検知技術に依拠しており、外部の品質管理及び較正手段に依拠する必要なしに、鍵となる回転機械パーツに関する位置情報の更新を定期的且つ自動的に行うことができるプロセス内品質管理技術を提供することを目指している。
本発明は、パーツが油、水、機械加工切粉などの残渣によって汚染されているときでも、高速で回転しているパーツの位置及びサイズを判定する。特に、本発明は、基準パターンと呼ばれるパーツ細部の位置及びサイズを判定する。基準パターン・モデルを適用することによって、汚染物質の影響を取り除き、回転パーツの幾何形状変化を判定することも可能である。これは、基準パターン・モデルと基準パターン画像モデルとを注意深く区別することによって位置精度を確実に高める。
図面は必ずしも縮尺が正確ではなく、それらの図面では、同様の数字はいくつかの図を通して実質上同様の構成要素について述べている。接尾語が異なる同様の数字は、実質上同様の構成要素の異なる例を表す。図面は、限定の意図なしに例示によって、本開示で検討する様々な実施例を概略的に示す。
動作中の回転パーツを有する機械で用いる本発明の装置の第1の実例を全体的に示す。 動作中の回転パーツを有する機械で用いる本発明の装置の第1の実例を示す。 動作中の回転パーツを有する機械で用いる本発明の装置の第1の実例を示す。 動作中の回転パーツを有する機械で用いる本発明の装置の第2の実例を全体的に示す。 動作中の回転パーツを有する機械で用いる本発明の装置の第2の実例を示す。 動作中の回転パーツを有する機械で用いる本発明の装置の第2の実例を示す。 動作中の回転パーツを有する機械で用いる本発明の装置の第3の実例を全体的に示す。 動作中の回転パーツを有する機械で用いる本発明の装置の第3の実例を示す。 動作中の回転パーツを有する機械で用いる本発明の装置の第3の実例を示す。 動作中の回転パーツを有する機械で用いる本発明の装置の第4の実例を全体的に示す。 動作中の回転パーツを有する機械で用いる本発明の装置の第4の実例を示す。 動作中の回転パーツを有する機械で用いる本発明の装置の第4の実例を示す。 2対の照明器及び光学式検出器を有する、動作中の回転パーツを有する機械で用いる本発明の装置の第5の実例を全体的に示す。 2対の照明器及び光学式検出器を有する、動作中の回転パーツを有する機械で用いる本発明の装置の第5の実例を示す。 回転しているワーク・ツールを制御するために用いられる同じ構成が、この図のロードしていないタッチ・プローブのような、静止したワーク・ツールを考察するように簡単に適合することができることを示す。 回転しているワーク・ツールを制御するために用いられる同じ構成が、この図のロードしていないタッチ・プローブのような、静止したワーク・ツールを考察するように簡単に適合することができることを示す。 回転しているワーク・ツールを制御するために用いられる同じ構成が、この図のロードしていないタッチ・プローブのような、静止したワーク・ツールを考察するように簡単に適合することができることを示す。 回転しているワーク・ツールを制御するために用いられる同じ構成が、この図のタッチ・プローブの起動位置制御のような、ほぼ静止したワーク・ツールを考察するように簡単に適合することができることを示す。 回転しているワーク・ツールを制御するために用いられる同じ構成が、この図のタッチ・プローブの起動位置制御のような、ほぼ静止したワーク・ツールを考察するように簡単に適合することができることを示す。
次に最初に、図1を参照して本発明を説明する。図1〜図5は、本発明によって包含される機械を概略的に例示し、これらの機械内の回転パーツに組み込まれた基準パターンを34に例示する。これらの基準パターン34は、幾何学的なパーツ細部又はパーツ表面構造とすることができる。
図1に、本発明の鍵となる概念を示す機能上のダイヤグラムを示す。光学式検出器24及び照明器42は、機械パーツ16に固定される。照明器42は、回転している機械パーツ22を光路56Aに沿って照明し、光学式検出器24は、同じ機械パーツを光路56Bに沿って観察する。回転している機械パーツ22の基準パターン・モデル36又は基準パターン画像モデル52の参照を含む、パーツ位置測定器44への要求50に基づいて、パーツ位置測定器44は照明器42の制御54を定義する。照明器42は、回転している機械パーツ22にパルス照明を与えて、回転ぶれを光学的に低減し画像照射タイミングの再構築を可能にする。光学式検出器24からの画像はタイマ38によって制御され、照明器42からの光パルスはタイマ40によって制御され、性能を改善するためにそれらのタイマは同期76される。機械パーツ22の一部を成す基準パターン34の画像は、光学式検出器24によって検出され、基準パターン画像58に変換され、パーツ位置測定器44によって記録される。パーツ変化制約68に基づいて、パーツ位置測定器44は、基準パターン画像モデル52に対する基準パターン画像58の変化から計算される機械パーツの変化72を判定する。機械パーツ変化72を導くために、パーツ位置測定器44は、機械位置データ60を考慮したパーツ幾何形状関係70についての知識を適用する。
図1aは、フライス盤、旋盤、ボール盤、型彫りEDM(放電加工機)、CMMなどの機械を表す、機械の一例を全体的に示す概略図面である。明確にするために光学アセンブリ26はz軸周りを90度回転しており、すなわちワーク・ツール22はむしろ、光学アセンブリ26の開放した隙間、すなわち検出ゾーン78を通って並進すべきであることに留意されたい。この図は、最高速度で回転している切削ツール22の位置制御を示す。図1cの拡大したワーク・ツール先端部は、油、水及び機械加工切粉残渣などの汚染物質62を含むことができる切削ツールを示す。ツールは、確実に特徴を描写する必要がある磨耗66及びビルドアップ64によって影響を受けることもある。
図2aは、フライス盤、旋盤、ボール盤、型彫りEDM(放電加工機)、CMM、較正ジグなどの機械を表す、機械の一例を全体的に示す概略図面である。この図は、回転している較正ピン22の位置制御が、機械に対する光学式検出器24及び光学アセンブリ26の位置合わせ及び制御の較正を助けることができる手法を示す。
図3aは、フライス盤、旋盤、ボール盤、型彫りEDM(放電加工機)、CMMなどの機械を表す、機械の一例を全体的に示す概略図面である。この図は、回転しているワーク・ツール22の位置制御を示す。図3b〜図3cの拡大図にバー形状のEDMダイ22を示す。破線は基準パターン・モデル36を示し、実線は磨耗したダイの輪郭を示す。基準パターン34A、34Bの画像は、1回転のスキャンで記録され、基準パターン34E、34Fの画像はもう1回転のスキャンで記録される。図3b〜図3cでは、視野74のサイズが矩形で示される。
図4aは、フライス盤、旋盤、ボール盤、型彫りEDM(放電加工機)、CMMなどの機械を表す、機械の一例を全体的に示す概略図面である。この図は、表面からの反射光によってツールが観察される回転ワーク・ツール22の位置制御を示す。単純にするために、図4b〜図4cの拡大図にバー形状のEDMダイ22を示す。基準パターン34A、34Bの画像は1回転のスキャンで記録され、基準パターン34E、34Fの画像はもう1回転のスキャンで記録される。基準パターンは、ダイの表面構造34である。図4b〜図4cでは、視野74のサイズは矩形で示される。
図5aおよび5bに、他で示したものと同様の2つの照明器42/光学式検出器24の構成の組合せを示す。照明器42Aと光学式検出器24Aとの間、及び照明器42Bと光学式検出器24Bとの間の光路の組合せは、回転ワーク・ツール22についての完全な3Dデータを三角法で測定するのを助ける。照明器/検出器の組合せは、図示のような1つの光学アセンブリ26中に配置する必要はない。空間要件に応じて、機械内部で別々に置くことができる。
図6a〜6cは、回転しているワーク・ツール22を制御するために用いられる同じ構成を、この図のロードしていないタッチ・プローブ22のような、静止したワーク・ツールの位置を見出すように簡単に適合させることができることを示す。すなわち、機械ツール及び品質管理ツールに正確に空間中の同じ位置を参照させることができる。
図7は、回転しているワーク・ツール22を制御するために用いられる同じ構造を、この図のタッチ・プローブ22の起動位置制御のような、ほぼ静止したワーク・ツールの位置を簡単に見出すようにすることができることを示す。この図は、タッチ・プローブがそれに接して起動することができるガラス・キューブ100を空気によって視野に導入することによって、起動位置を見出すことができることを示す。この起動位置を見出すために、透明のすりガラス・シート34がガラス・キューブ100に貼り付けられる。機械ツールのための空間を設けるために、ガラス・キューブは、空気制御によって検出ゾーンから引き出される。
以下の詳細な説明で、特有の図によって開示するが単に本発明を実施できる手法の実施例を拡大する、本明細書の一部を成す添付の図面を参照する。これらの実施例を、当業者が本発明を実施できるように十分に詳細に説明し、本発明の概念から逸脱することなく、2つ以上の実施例を組み合わせることができるか、又は他の実施例に到達できるように構造的に、論理的に、且つ電気的に変更することができることを理解されたい。したがって、以下の詳細な説明を限定的にとらえるべきではなく、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲及びそれらの技術的な等価物によって定義される。
機械パーツの「基準パターン」という用語は、そのパーツの表面構造自体を含む幾何形状の特徴である。「基準パターン画像」は、光学式検出器によって与えられるその基準パターンの画像である。「基準パターン画像モデル」は、画像の歪みなどを含む光学式検出器の2D画像投影で見るときに、基準パターン画像の幾何形状の特徴を説明する数学的モデルである。「基準パターン・モデル」は、それが空間中に与えられるか、又は逆方向の投影によって与えられるように見るときに、基準パターンの2D及び3Dの幾何形状を説明する数学的モデルである。すなわち、基準パターン・モデルは、数学的な画像の説明によって基準パターン画像モデルに幾何学的にマップされる数学的モデルである。
以下の実例では、参照座標フレーム位置、又は単にフレームは、構成要素又はより大きい構造の一部の、他の構成要素又はより大きい構造の一部に対する向きを含む位置を表す。フレーム位置の仕様は、公称位置と測定位置の両方を表すことができる。「フレーム関係」という用語は、フレーム位置を表し、また、構成要素又はパーツが機械的又は光学的に接続されること、或いはより大きい構造のパーツが機械的に連結されることを表す。最も単純な形態の1つでは、フレーム関係は、例えば、機械サポート構造、機械内部の移動パーツ、その移動パーツに固定されたパーツ、及びサポート構造に固定された光学式検出器を表す、4つのフレームについてのみ説明することができる。次いで、移動パーツに固定されたパーツの位置を、光学式検出器によって提供されるデータから判定することができる。他の場合には、参照フレーム関係は、より複雑な機械的構造を表すことができる。本書によってカバーされる適用例内のフレーム適用の基本的な原理は、特許文献1に記載されている。
「実例1」
図1aは、フライス盤、ボール盤、旋盤、型彫りEDM、ワイヤEDM、CMM、又は類似物などの機械を表すことができる機械を例示によって示す概略図面である。これらの機械は、ある範囲の異なる機械的構成を備えることができるが、全て本発明による装置を備えることができる。これらの機械の鍵となるいくつかの要素を、(直行する2つの並進x、y及び同じ軸周りの回転のような移動を行う)ワーク・ピース・キャリア28、(この実例ではx及びz方向2つの並進を行う)ワーク・ツール・キャリア10、ワーク・ツール・チャック12、位置エンコーダ14A、14B、14C、並びにサポート構造として示す。このサポート構造は、この実例では、ベース・サポート16、機械サポート・リンク18、及びワーク・ツール・サポート20を含むように示される。この機械の構成及び実例の目的は、光学式検出器24の位置に対するワーク・ツール22のカッタ縁部の位置を見出すことである。光学式検出器24は、光学アセンブリ26を介してベース・サポート16に固定される。この実例では、ワーク・ツール22は、ワーク・ツール・チャック12に固定され、ワーク・ツール22は、回転周に沿って均等に分配された4つのカッタを有する切削ツールである。ワーク・ツール・キャリア10、ワーク・ツール・サポート20、及びワーク・ピース・キャリア28によって、光学アセンブリ26及びベース・サポート16に対して切削ツール22を移動させると、位置及び幾何形状の測定を行うのに必要な変位が実行される。プロセス中に、これらのキャリアの位置は、位置エンコーダ14A、14B、及び14Cの配置で読み取られる。図示を簡単にするために、光学アセンブリ26はz軸の周りを90度回転していることに留意されたい。
図1a〜図1cに、ワーク・ピース30の機械加工のための生産ツールである切削ツール22を示す。その切削ツール22の先端部には、実際に機械加工/切断動作を行うカッタ32がある。本実例は、小径の切削ツール22が高速で、例えば27000rpm(1分当たりの回転)で回転している間の、他の機械パーツに対するカッタ縁部位置の見出し方を示す。切削ツール22が新しく、4つのきれいなカッタ縁部34を有し、パラメトリック基準パターン・モデル36が用いられると仮定する。さらに、光学式検出器24のタイマ38及び照明器42のタイマ40は同期信号76を交換しないと仮定する。本実例では、各カッタ縁部34のラジアル距離及び長さを個別に見出すものとする。ツールを測定するときは、位置エンコーダ14B、及び14Cの位置も読み取られる。これらの位置は、機械の位置60を表す。
本実例を図1a〜図1cに示す。コンピュータ、パーソナル・コンピュータ、専用プロセッサ、又は類似物内のプロセスとして、パーツ位置測定器44を実施することができる。この実例では、パーツ位置測定器44のプロセスは、2つのコンピュータ、すなわち光学アセンブリ26の制御及び監視専用の追加のコンピュータ48と共に機械NC(数値制御)コンピュータ46によって実行されると仮定する。
機械パーツは回転している切削ツール22であるという他のコンピュータ(図1a〜図1cには図示せず)から、要求50が入力される。その要求50は、切削ツール22のタイプ(例えばブル・ノーズ、平坦な端部、カッタ先端部を有する切削ヘッドなど)、カッタ数、公称寸法をパラメータで定義し、こうした情報に基づいて公称内部基準パターン・モデル36を構築し適用すべきである。このNCコンピュータ46は、その要求50に、回転速度が例えば27000rpmであることを追加する。基準パターン・モデル36と基準パターン画像モデル52は区別されることに留意されたい。基準パターン・モデル36は、空間中の2D/3Dモデル特性の説明である。基準パターン画像モデル52は、画像の歪みなどを含む、そのモデルの2D投影画像である。パーツ位置測定器44は、あるモデルの幾何形状データを他のモデルから導くことができる。要求50は、必要とされる測定の質を定義することもできる。照明器42が、基準パターン34のパルス照明を光路56Aに沿って作り出すために必要な制御データ54をコンピュータ48から受け取る。
予測可能な光学式検出器24の照射タイミングを作り出し、回転運動を光学的に静止させるために、照明器42は、本実例では、例えば1マイクロ秒の繰返し率で、内部タイマ40で走る専用の電子回路を含む。光学式検出器24は、1秒当たり60画像の割合でタイマ38の割合で自走する。切削ツールが27000rpmの速度で回転する間に、光路56Bに沿ってカッタ縁部の基準パターン34の基準パターン画像58を記録する。それらの画像はコンピュータ48に中継される。切削ツール22及びそのカッタ縁部34の拡大回転図を図1bおよび図1cに示す。図1aおよび図1bの座標軸は異なる図の向きを示す。カッタ縁部34は照明器42によって後方から照明され、基準パターン画像58は、異なる角度方向でのカッタ縁部34の影の画像である。NCコンピュータ46からの入力した要求50に基づいて、コンピュータ48は、記録する基準パターン画像58の最適な数を計算する。コンピュータ48は、照明の計算を、経験からうまくいくと分かっている画像の標準の数に基づかせることもある。この数が100画像であると仮定する。画像を円周に沿って均等に分配すると、100画像は、360/100=3.6度当たり1画像になる。
次いで、コンピュータ48は、100画像がほぼ均等に間隔を空けて配置された状態で、照明器42がカッタ縁部34の全周を照明できるようになるパルス幅及び繰返し率を計算する。27000rpmは、1秒当たり450回転に等しい。1.66秒(1秒当たり60画像の割合で100画像)で全周をカバーするためには、これは、照明パルス割合が450(100/101)=1秒当たり445.5パルスを与えることになる。回転運動を光学的に静止させるには、パルス幅は、回転サイクルの通過時間の100分の1、すなわち1/(450×100)=0.0000222秒(22.2マイクロ秒)より小さくすべきである。これらの照明パラメータは、コンピュータ48から照明器42に制御54信号として伝達される。照明器42は専用の電子回路を含み、その電子回路は、制御54に基づいて、例えばLED(発光ダイオード)によって、計算した照明パルスを生み出すことができる。
基準パターン画像58は、周知の手段によって、変換/デジタル化され、コンピュータ48の動作のために利用可能である。コンピュータ48は、1.66秒でこれらの100画像を保存する。エンコーダ14B及び14Cの位置によって表される切削ツール22の機械位置60は、NCコンピュータ46によって遅れることなく記録される。光学式検出器24は2D(2次元)配列カメラである。照明器42も光学式検出器24も、光学アセンブリ26によってベース・サポート16に固定される。
それらの連続した画像は、回転サイクルの任意の角度開始位置で記録されるので、コンピュータ48は最初に、各基準パターン画像58にそれらの正確な角度位置を参照させなければならない。そのようにするには、それらの画像の極度に+yのカッタ縁部位置の関数を画像数の関数として作り出す。この関数から、それらの画像に対する最大の角度位置を計算する。これは、4つのカッタ縁部について、4つの関数の最大値を作る。それらの4つの最大値のそれぞれに最も近くに隣接する画像もある。これらの画像は、カッタ縁部34の第1基準画像58としてマークされる。回転軸が画像の中心の近くに位置し、切削ツールの直径が光学式検出器24の視野の幅より小さいと仮定する。これは、コンピュータ48が上記の計算を−y方向でも繰り返して、カッタ1つ当たり事実上2つの第1基準画像58を作り出すことができることを意味する。
基準パターン・モデル36は、図1cでは破線で示される。明確にするために、カッタ縁部34の1つの影の輪郭を表す実線に比べてわずかに右にシフトしている。本実例はカッタ縁部34が新しくきれいであると仮定され、すなわち汚染物質62が小さく、縁部にビルドアップ64が蓄積されていないか又は磨耗66が始まっていないと仮定され、すなわち、この実例では、影の画像が図1bの拡大図により似ている。本実例では、パーツ変化制約68は、y及びz方向でシフト可能なカッタ縁部位置によって定義される。パーツ変化制約68は、予め定義されコンピュータ48に格納される。このシフトは、チャック12の内側への切削ツール22の位置決めによるか、又はカッタ縁部34の位置が公称モデル36の位置とはわずかに異なるように製造されることによるかもしれない。
NCコンピュータ46は機械位置60を扱う。本実例では、それらは、機械位置60を含むフレーム・ループ評価のためにコンピュータ48に中継される。位置エンコーダ14Bのデータは、ワーク・ツール・サポート20に対するワーク・ツール・キャリア10の位置を表すフレーム位置10に追加される。位置エンコーダ14Cのデータは、機械サポート・リンク18に対するフレーム位置20を表すフレーム20の位置に追加される。
パーツ位置測定器44の初期の状況は、パーツ幾何形状関係70によって定義され、そのパーツ幾何形状関係70は、より早く較正されパーツ位置測定器44のコンピュータ48に格納される。光学アセンブリ26の位置合わせ及び較正時には、光学アセンブリ26に関連するパーツ幾何形状関係70が作られている。例えば実例4参照。これにより、光学式検出器24が基準パーツ画像モデル52を含み切削ツール22が基準パターン・モデル36を含む、初期のパーツ幾何形状関係70は確実に互いに一致し、すなわち例えば全ての座標フレームが幾何形状内の空間位置を正確に再生し、特に、図1aのパーツ幾何形状関係70の閉ループを通した位置の計算が自己再現する。パーツ位置測定器44は、対応する回転参照パーツに関連する少なくとも1つの予め作製された基準パターン・モデル36又は基準パターン画像モデル52を作り出し、受け取り、格納し、それによりこうした回転参照パーツの少なくとも1つの基準パターン・モデルを確立する手段を有している。
カッタ縁部34の第1基準パターン画像58、上記で言及した最大位置からのそれらの画像の角度距離、及び対応する機械位置データ60は、コンピュータ48のパーツ幾何形状関係70を更新することによって対処される(最も単純な場合では、機械位置データ60をNCコンピュータ46からコンピュータ48に転送する必要がない。コンピュータ48は、固定した組の機械位置データ60を仮定することができ、NCコンピュータ46がパーツ変化データ72を受け取るときに、機械位置データ60を考慮に入れる)。コンピュータ48は最初に、生データのバージョンの基準パターン画像58を計算し、次いで、最大の位置にそれらのデータを回転させる。その生データは、従来の画像処理の縁部を見出すルーチンによって見出される。任意選択で、コンピュータ48は、(スプラインを反復して変形し、スプラインと生データとの間の距離の最小二乗和の最小値を見出すことによって)数学的なスプラインを最小二乗法でそれらのデータに適合させる。こうしたスプラインは、適合基準パターン画像モデル52Aと呼ぶものとする。
コンピュータ48は、上記で計算した回転させた生データ位置に最も良くフィットする、基準パターン画像モデル52のy及びz変位を計算する。コンピュータ48は最初に、基準パターン画像モデル52を説明する数学的なスプライン関数を生み出す。次いで、回転させた生データに最も良くフィットするように、この画像モデルをy及びz方向で反復して変位させる。ここでy位置は回転中心部からのラジアル距離を表し、z位置はツール・カッタの長さを表す。y及びz方向に画像モデル・スプラインを反復して並進させ、スプラインと生データとの間の距離の最小二乗和の最小値を見出すことによって、スプライン変位を計算する。或いは、適合基準パターン画像モデル52A及び基準パターン画像モデル52それぞれのy及びz極値を見出し、互いからそれらの値を引くことによって、これらの変位を見出すことができる。上記の計算は、4つ全てのカッタ縁部34に関して繰り返される。
回転させたカッタ縁部画像58を説明する、適合スプライン関数52Aを、この識別したカッタ縁部の幾何形状を具体的に表す新しい基準パターン画像モデル52に変換できることに留意されたい。この新しいモデルにより、現在の状況に対するこの特有のカッタ縁部の磨耗及びビルドアップを後でチェックすることが可能になる。
図1aに示すように、カッタ縁部34は、カッタ32、切削ツール22、ワーク・ツール・チャック12、ワーク・ツール・キャリア10、ワーク・ツール・サポート20、機械サポート・リンク18、及び光学アセンブリ26を介して光学式検出器24に機械的に連結される。カッタ縁部34は、光学式検出器24に光学的にも接続される。これで、フレーム・ループ(24−32−22−12−10−20−18−26−24)と呼ぶものが作り出される。パーツ位置測定器44は、カッタ縁部半径(y)及び長さ(z)位置を見出すために要求50を受け取る。コンピュータ48は、このループの全てのフレーム位置が互いに一致するようになるように基準パターン・モデル36をy及びz方向に並進させることによってカッタ縁部位置を見出す。所与の位置で開始し、閉ループを通してマップされた位置を計算することにより、同じ位置に戻るはずであると分かる。すなわち、本発明のパーツ位置測定器44の鍵となる一目的は、位置がループ全体にわたってマップされたときに、所与の閉ループのメンバである全ての位置がそれらの自体に戻って確実にマップされることである。次に、カッタ縁部が初期の基準パターン・モデル36に対して他の位置にあるときは、ループ(24−32−22−12−10−20−18−26−24)のフレーム位置は、もはや互いに一致しない。次いで、パーツ位置測定器44は、基準パターン・モデル36を表すフレームのみがy及びz方向で並進できるパーツ変化制約68を適用する。機械位置60によって対処されるキャリア14B及び14Cの変位を除き、他のフレームが全て互いに対して移動していないと仮定される。
特許文献1には、ループの不一致を解くために使用できる、ある範囲の数学的方法が記載されている。ここで、一貫性を復元する数学的問題は、異なるフレーム間の変換を説明する1組の一次方程式を解くことによって得られると仮定する。これは、3D(いわゆる同次座標による3次元の並進及び回転)を説明する4×4行列の使用によって実現することができる。本実例では、元の基準パターン画像モデル52位置と新しい位置との間のy−z並進は、(上記のスプライン最小二乗計算によって見出される)2つの周知の値であり、基準パターン・モデル36および探索されたパーツ変化72のy−z並進は、2つの未知の値である。このようにして、パーツ位置測定器44は、基準パターン・モデル36の並進を計算し、それによりカッタ縁部位置も計算する。
基準パターン画像モデル52がシフトする場合は、光学式検出器24のサイズの大部分、光学的歪みが精度に影響を及ぼすことがある。その場合は、基準パターン画像58との基準パターン画像モデル52の比較は、非線形の数学的方法によって見出さなければならないことがある。このような手法の1つは、初期の基準パターン画像モデル52中で基準パターン・モデル36のカウンターパートに位置をマップし、次いで基準パターン・モデル36の位置を変化させ、最後に基準パターン・モデル36から戻って基準パターン画像モデル52に位置をマップすることである。このプロセスは、必ずしもそうではないが、反復して繰り返さなければならないことがある。最後のステップは、上記で説明した線形の手法に基づくことができる。この手法によって、基準パターン画像モデル52がシフトするにつれて、光学的歪みを補償するように形状も変化し、基準パターン画像59との比較がより正確になる。こうした(反復)マップ手法の最終的な結果は、基準パターン画像モデル52の新しい探索位置及び形状と、基準パターン・モデル36の新しい位置との両方になる。この探索したパーツ変化72は、この基準パターン・モデル36の位置変化によって与えられる。
先に、記録した幾何形状に数学的関数、スプラインを適合することによる新しい基準パターン画像モデル52Aの作り方を見た。或いは、各カッタ縁部34がこの切削ツール22に最も良くフィットする代替の適合を表すように、シフトした基準パターン・モデル36をとることができる。ツールがきれいであると仮定する。したがって、この新しいモデルは、そのIDでこうした特定の切削ツール22を説明する新しい基準パターン・モデル36として保存することもでき、後でこの初期状態からの磨耗及びビルドアップをチェックすることが可能になる。
「実例2」
この実例は、実例1と同様であるが、切削ツール22の直径がより大きく、低速で、例えば7200rpm(1分当たりの回転数)で回転している。照明器のパルスは光学式検出器の画像タイミングと同期76される。縁部34は、本実例では、油、水、機械加工切粉などの残渣によって汚染されているかもしれない。切削ツール22は、ID(識別番号)を有するツールである。こうした識別したツールのために特別に作られた基準パターン画像モデル52が適用される。実例1は、こうしたモデルを作製できる手法を示す。
本実例を図1a〜図1cに示す。コンピュータ、パーソナル・コンピュータ、専用プロセッサ、又は類似物内のプロセスとして、パーツ位置測定器44を実施することができる。この実例では、パーツ位置測定器44のプロセスは、光学アセンブリ26の制御及び監視専用のプロセスと機械NC(数値制御)の両方に対処するコンピュータによって実行されると仮定する。機械パーツが、例えば7200rpmの速度で回転している回転切削ツール22であるという要求50がキーボードから入力される。要求50は、切削ツール22のIDを特定し、以前に作った基準パターン画像モデル52を用いるべきであることを特定する。その要求は、例えば3.6度の角度回転分解能から見て必要な測定の質を定義することもできる。照明器42が、基準パターン34のパルス照明を光路56Aに沿って作り出すために制御54を位置測定器44から受け取る。
回転運動を光学的に静止させ、予測可能な基準パターン画像58の照射及び照射タイミングを獲得するために、照明器42は、本実例では、例えば0.1マイクロ秒の繰返し率で、内部タイマ40で走る専用の電子回路である。光学式検出器24が、タイマ38によって提供される1秒当たり45画像のタイミングの割合で自走する。切削ツールが7200rpmの速度で回転する間に、光路58Bに沿ってカッタ縁部の基準パターン34の基準パターン画像58を記録する。それらの画像はパーツ位置測定器44に中継される。
切削ツール22及びそのカッタ縁部34の拡大回転図を図1b〜図1cの拡大図に示す。図1a〜図1bの座標軸は異なる図の向きを示す。図1cに、油、水、及び機械加工切粉残渣による汚染物質62を示す。本実例では、カッタ縁部がビルドアップ64又は磨耗66を含むと仮定しない。カッタ縁部34は照明器42によって後方から照明され、基準パターン画像58は、異なる角度方向でのカッタ縁部34の影の画像である。
切削ツールが7200/60=1秒当たり120回転の速度で回転し、光学式検出器24が1秒当たり45画像で動作するときに、1画像当たり通過する縁部の数が非整数になる。すなわち、照明パルスが、均等に間隔を空けて配置された連続パルスとして作られた場合は、基準パターン画像58は、輝度がちらつき、照射の中心時間はわずかに予測不能な形で変動することになる。その問題に取り組むために、本実例では、照明器のパルス・タイミングが、照明器タイマ40の0.1マイクロ秒以内の精度で光学式検出器のタイミング38に同期76されると仮定する。パーツ位置測定器44は、1画像当たりのパルスの数を同じにする照明パルス列を計算し、ここで、それらのパルスの正確な照射中心時間により、切削ツールの円周に沿った角度間隔記録が予測可能であるがわずかに不均一になる。本実例では、1画像当たりのパルスの数は切り捨てられて2である。7200rpmのツール回転速度、及び入力要求3.6度の角度回転分解能を定義することに基づいて、パーツ位置測定器44は、各画像内のパルス幅及びパルス距離を計算する。7200rpmは、1秒当たり120回転に等しい。2.22秒(1秒当たり45画像の割合で360/3.6=100画像)で全周をカバーするためには、これは、各画像内で、照明パルス距離を1/120秒に等しくすることになる。回転運動を光学的に静止させるためには、パルス幅は、角度分解能幅の通過時間、すなわち(1/120)×(3.6/360)=0.000083(83マイクロ秒)より小さくすべきである。
これらの照明パラメータは、パーツ位置測定器44から照明器42に制御54信号として与えられる。パーツ位置測定器44の内部パルス計算により、画像シフト付近(「ブランキング」期間)では確実にパルスが作られない。ツールの全周は100角度位置(100画像)に分割される。パーツ位置測定器44は、100の位置全てがほぼ均等に間隔を空けて配置された記録でカバーされるまで、各画像のパルス列のタイミングが同じ角度位置を参照し、次の画像がツールの円周に沿って他の角度位置を参照することも確実にする。回転速度が画像の割合より遅い場合は、この計算は、各画像間の角度位置の、100より小さい素数をとばすことに依拠することができる。基準パターン画像58は、周知の手段によって、変換/デジタル化され、パーツ位置測定器44の動作のために利用可能である。パーツ位置測定器44は、所与の2.22秒でこれらの100画像を保存する。エンコーダ14B及び14Cの位置によって表される切削ツール22位置、すなわち機械位置60は、パーツ位置測定器44によって遅れることなく記録される。
本発明の概念は、光学式検出器24のタイマ38及び/又は照明器42のタイマ40がツール22の回転に同期される必要がない、すなわち回転計の読取りの必要がないことである。それらの連続した画像は、回転サイクルの任意の角度開始位置で記録されるので、パーツ位置測定器44は最初に、各基準パターン画像58に識別した角度位置を参照させなければならない。そのようにするには、パーツ位置測定器44は、全ての画像の極度に+yのカッタ縁部位置の関数を画像数の関数として作り出す。この関数から、それらの画像に対する最大の角度位置を計算する。これは、4つのカッタ縁部について、4つの関数の最大値を作る。それらの4つの最大値のそれぞれに最も近くに隣接する画像もある。これらの画像は、カッタ縁部34の第1基準パターン画像58としてマークされる。ツールの直径が大きいので回転軸が光学式検出器24の視野の外側に位置し、カッタ縁部の極度に+yの位置が画像の中心の近くに置かれると仮定する。この位置にツールがある状態で、4つの第1縁部画像が記録される。
次いで、もう一方の面でそれらの4つの画像を記録するために、他の連続した画像が記録及び分析される前に、機械は、切削ツールをそれ自体の直径だけy方向に移動させることになる。これらの片側のラジアル位置測定の場合は、回転軸の位置を知る必要がある。回転軸の位置は、より早くパーツ位置測定器44中に較正されると仮定し、そうでない場合はとりわけその種の較正の一例を説明する実例4を参照されたい。基準パターン・モデル36は、図1cでは破線で示される。明確にするために、第1基準パターン画像58の1つを表す実線に比べてわずかに右にずらしている。本実例は、カッタ縁部34が汚染物質62含むと仮定している。本実例では、パーツ変化制約68は、y及びz方向で径方向にシフトすることが可能なカッタ縁部位置によって定義される。このシフトは、チャック12の内側への切削ツール22の位置決め、又はカッタ縁部34の位置が公称モデルの位置とはわずかに異なるように製造されることによるかもしれない。
先に説明したように、機械位置データ60は、対応するフレーム位置に追加される。パーツ位置測定器44の初期の状況は、パーツ幾何形状関係70によって定義され、そのパーツ幾何形状関係70は、より早くパーツ位置測定器44中に較正される。光学アセンブリ26の位置合わせ及び較正時に、光学アセンブリ26のパーツ幾何形状関係70が作られる。例えば実例4参照。これにより、光学式検出器24が基準のパーツ画像モデル52を含み、切削ツール22が基準パターン・モデル36を含む、図1aの初期のパーツ幾何形状関係70が確実に互いに一致する。この実例では、基準パターン画像モデル52は、視野の中心に置かれ、全ての座標フレームが幾何形状内の空間位置を正確に再生するように作られ、特に、図1aのパーツ幾何形状関係70の閉ループを通した位置の計算が自己再現することを保証する。
カッタ縁部34の第1基準パターン画像58、上記で言及した最大位置からのそれらの画像の角度距離、及び対応する機械位置データ60は、パーツ位置測定器44のパーツ幾何形状関係70中に供給される。パーツ位置測定器44は最初に、生データのバージョンの第1基準パターン画像58を計算し、最大の位置にそれらのデータを回転させる。その生データは、従来の画像処理の縁部を見出すルーチンによって見出される。次いで、パーツ位置測定器44は、上記で計算した回転させた生データ位置に最も良くフィットする、基準パターン画像モデル52のy及びz変位を計算する。パーツ位置測定器44は、基準パターン画像モデル52を説明する数学的スプライン関数を生み出す。次いで、回転させた生データに最も良くフィットするように、この画像モデルをy及びz方向で反復して変位させる。y及びz方向にモデル・スプラインを反復して並進させ、スプラインと生データとの間の距離の最小二乗和の最小値を見出すことによって、スプライン変位を計算する。
次いで、汚染物質62の影響を取り除くには、パーツ位置測定器44は、両方ともスプラインに沿った特定の長さより小さく画像モデル52からの特定の閾値距離の外側にある全ての生データを取り除く。精度を改善するためには、こうした取り除くプロセスを数回繰り返すことができる。最終結果は、わずかに変位した基準パターン画像モデル52である。
任意選択で、パーツ位置測定器44は、スプラインを反復して変形し、スプラインと生データとの間の距離の最小二乗和の最小値を見出すことによって、最小二乗法で数学的なスプラインを残りの生データに適合させる。こうしたスプラインを適合基準パターン画像モデル52Aと呼ぶものとする。或いは、次いで、適合基準パターン画像モデル52A及び基準パターン画像モデル52スプラインそれぞれのy及びz極値を見出し、それらの値を互いから引くことによって、変位を見出すことができる。4つ全てのカッタ縁部に関して上記の計算を繰り返す。回転カッタ縁部画像58を説明し汚染物質62の影響を取り除いた、適合基準パターン画像スプライン関数52Aは、特に、識別したカッタ縁部の幾何形状を表す新しい基準パターン画像モデル52に変換できることに留意されたい。この新しいモデルにより、こうした特定のカッタ縁部の磨耗及びビルドアップを後でチェックすることが可能になる。本実例の全てのスプライン計算の代わりに、他のいくつかの平滑適合関数が働くこともできることに留意されたい。
図1aに示すように、カッタ縁部34は、カッタ32、切削ツール22、ワーク・ツール・チャック12、ワーク・ツール・キャリア10、ワーク・ツール・サポート20、機械サポート・リンク18、及び光学アセンブリ26を介して光学式検出器24に機械的に連結される。基準パターン34は、光学式検出器24に光学的にも接続される。これで、フレーム・ループ(24−32−22−12−10−20−18−26−24)と呼ぶものが作り出される。パーツ位置測定器44は、カッタ縁部半径(y)及び長さ(z)位置を見出すために要求50を受け取るか又は発行する。基準パターン画像モデル52の画像変位の結果、パーツ位置測定器44は、基準パターン・モデル36をy及びz方向に並進させることによって、またこのループの全てのフレーム位置を再度確実に互いに一致させことによってカッタ縁部位置34を見出す。カッタ縁部が初期の基準パターン画像モデル52に対して並進する場合は、ループ(24−32−22−12−10−20−18−26−24)のフレーム位置は、もはや互いに一致しない。次いで、パーツ位置測定器44は、基準パターン・モデル36を表すフレームのみがy及びz方向で並進できるパーツ変化制約68を適用する。機械位置60によって対処されるキャリア変位14B及び14Cを除き、他のフレームが全て互いに対して移動していないと仮定される。
いわゆる同次座標によって3次元の並進及び回転を説明する先の4×4行列を適用する。本実例では、基準パターン画像モデル52を基準パターン画像58にフィットさせるy−z並進は、(上記のスプライン最小二乗計算によって見出される)周知の2つの値であり、基準パターン・モデル36のy−z並進、探索されたパーツ変化72は、2つの未知の値である。このようにして、パーツ位置測定器44は、基準パターン・モデル36の並進を計算し、それによりカッタ縁部位置も計算する。
先に、数学的関数、すなわちスプラインの幾何形状を適合させることによって新しい基準パターン画像モデル52の作り方を説明した。或いは、識別した切削ツール22に最も良くフィットする代替の適合を表すように、各カッタ縁部34に関するシフトした基準パターン・モデル36をとることができる。汚染物質62の影響は取り除かれている。したがって、この新しいモデルは、汚染物質を運んでいてもよい、こうした特定の切削ツール22を説明するが、なお、後でツールの磨耗及びビルドアップをチェックできる基準パターン・モデル36として保存することができる。
「実例3」
この実例は、実例1及び2と同様であるが、光学式検出器24のタイミングが照明器42によって同期76され、切削ツール22は、7つのカッタ32を有する使用ツールである。すなわち、油、水、機械加工の切粉などの残渣によってカッタ縁部が汚染されている可能性に加えて、カッタ縁部の幾何形状は、ビルドアップ64及び磨耗66によって歪んでいる可能性がある。本実例はまた、前のステージの同じツールの幾何形状から適合された基準パターン画像モデル52がこの使用ツールの特徴の描写を助ける手法も示す。
本実例を図1a〜図1cに示す。コンピュータ、パーソナル・コンピュータ、専用プロセッサ、又は類似物内のプロセスとして、パーツ位置測定器44を実施することができる。この実例では、パーツ位置測定器44のプロセスは、メッセージを交換する2つのコンピュータによって実行されると仮定し、その際一方のコンピュータは機械NC(数値制御)46に対処し、他方48は、光学アセンブリ26の制御及び監視専用のプロセスを制御する。機械パーツが回転している切削ツール22であるという要求50が、キーボードから入力される。NCコンピュータは、回転速度を例えば5000rpmに制御する。要求50は、切削ツール22をIDで識別し、先に定義したID基準パターン画像モデル52を使うべきである。先に定義したモデルは、元々、CAD図面又は例えば実例1及び2によって輪郭を描かれたものと同様の測定値から来ている可能性がある。要求は、例えば1.8度の角度回転分解能から見て必要な測定の質を定義することができ、そうでなければパーツ位置測定器の内部パラメータが使用される。
照明器42が、基準パターン34のパルス照明を光路56Aに沿って作るために位置測定器44から制御54を受け取る。回転運動を光学的に静止させ、正確な画像照射タイミングを獲得するために、照明器42は、本実例では、例えば1.6マイクロ秒の繰返し率で、内部タイマ40で走る専用の電子回路である。本実例では、光学式検出器24は、1秒当たり50画像を作るためにタイマ38を照明器内部タイマ40のダウン変換に同期する入力を有する。切削ツールが5000rpmの速度で回転する間に、光学式検出器24は、光路56Bに沿ってカッタ縁部の基準パターン34の基準パターン画像58を記録する。それらの画像はパーツ位置測定器44に中継される。切削ツール22及びそのカッタ縁部34の拡大回転図を図1cに示す。図1a〜図1bの座標軸は異なる図の向きを示す。図1cに、油、水、及び機械加工切粉残渣による汚染物質62を示す。同じ図で、ビルドアップ64及び磨耗66を概略的に示す。カッタ縁部34は照明器42によって後方から照明され、基準パターン画像58は、異なる角度方向でのカッタ縁部34の影の画像である。
切削ツールが5000/60=1秒当たり83.33回転の速度で回転し、光学式検出器24が1秒当たり50画像で動作するときに、1画像当たり通過する縁部の数が非整数になる。すなわち、照明パルスが、均等に間隔を空けて配置された連続パルスとして作られた場合は、検出器22の画像は、輝度がちらつき、照射の平均時間は予測不能な形で変動することになる。その問題に取り組むために、本実例では、光学式検出器タイマ38が、照明器タイマ40に同期76されると仮定する。次いで、パーツ位置測定器44は、1画像当たりのパルスの数を同じにする照明パルス列を計算し、それらのパルスの正確な平均照射により、切削ツールの円周に沿った角度間隔に対して予測可能であるがわずかに不均一な画像参照になる。しかし、このようなわずかな変動は、パーツ位置測定器44によって制御及び考慮される。本実例では、1画像当たりのパルス数は切り捨てられて1である。5000rpmのツール回転速度及び1.8度の角度回転分解能を定義する入力要求に基づいて、パーツ位置測定器44は、各画像内のパルス幅及びパルス位置を計算する。5000rpmは、1秒当たり83.33回転に等しい。4秒(1秒当たり50画像の割合で360/1.8=200画像)で全周をカバーするためには、これは、照明パルスの割合を1秒当たり83.33パルスに近づけることになる。回転運動を光学的に静止させるためには、パルス幅は、典型的には、1回転サイクルの一部(1.8/360)に対応する通過時間より小さく、すなわち(1/88.33)×(1.8/360)=0.000056(56マイクロ秒)より小さくすべきである。
これらの照明パラメータは、パーツ位置測定器44から照明器42に制御54信号として与えられる。パーツ位置測定器44の内部パルス計算により、画像シフト付近(「ブランキング」期間)では確実にパルスが作られない。ツールの全周は200角度位置(200画像)に分割される。パーツ位置測定器44は、200の位置全てがカバーされるまで、次の画像がツールの円周に沿って次の角度位置を参照することも確実にする。回転速度が画像割合より遅い場合は、この計算は、各画像間の角度位置の、200より小さい素数をとばすことに依拠することができる。基準パターン画像58は、周知の手段によって、変換/デジタル化され、パーツ位置測定器44の動作のために利用可能である。パーツ位置測定器は、これらの200画像を4秒で格納する。エンコーダ14B及び14Cの位置によって表される切削ツール22の機械位置60は、パーツ位置測定器44によって遅れることなく記録される。
それらの連続した画像は、回転サイクルの任意の角度開始位置で記録されるので、パーツ位置測定器44は最初に、各基準パターン画像58に識別した角度位置を参照させなければならない。そのようにするには、パーツ位置測定器44は、それらの画像の極度に+yのカッタ縁部位置の関数を画像数の関数として作り出す。この関数から、それらの画像に対する最大の角度位置を計算する。これは、7つのカッタ縁部について、7つの関数の最大値を作る。それらの7つの最大値のそれぞれに最も近くに隣接する画像もある。しかし、これらのデータが汚染物質62及びビルドアップ64の影響を含むことがあるので、パーツ位置測定器44は最初に、生データのバージョンの基準パターン画像58を計算する(その生データは、従来の縁部を見出すルーチンによって計算することができる)。画像縁部投影の信頼できる最大位置を見出すために、全ての画像に関して、画像周囲に沿った局部的な突出を探索することによって、汚染物質62及びビルドアップ64の影響を取り除く。このプロセスを助けるために、最小二乗距離でそれ自体を周辺の生データに適合する平滑数学的スプライン関数も作り、実例2で説明したプロセスのように、スプラインの特定の閾値距離の外側に突出するそれらの生データを取り除く。次いで、極度に+yのカッタ縁部位置を見出すことができる。見出された最大値に最も近いそれらの画像は、カッタ縁部34の第1基準画像58としてマークされる。
ツールの直径が大きいので回転軸が光学式検出器24の視野の外側に位置し、カッタ縁部の極度に+yの位置が画像の中心の近くに置かれると仮定する。この位置にツールがある状態で、7つの第1縁部画像が記録される。次いで、もう一方の面でそれらの7つの画像を記録するために、他の連続した画像が記録及び分析される前に、機械は、切削ツールをそれ自体の直径だけy方向に移動させることになる。これらの片側のラジアル位置測定の場合は、回転軸の位置を知る必要がある。この実例では、回転軸の位置は、先にパーツ位置測定器44中に較正されているか、又はこれらの2つの面による測定から計算されている。実例4は、その種の較正の一例を説明する。基準パターン・モデル36は、図1cでは破線で示される。明確にするために、第1基準パターン画像58の1つを表す実線に比べてわずかに右にシフトしている。本実例は、カッタ縁部34が場合によっては、汚染物質62、ビルドアップ64、及び磨耗66を含むと仮定する。本実例では、パーツ変化制約68は、y及びz方向でシフト可能なカッタ縁部位置によって定義される。このシフトは、チャック12の内側への切削ツール22の位置決め、カッタ縁部の位置がそのモデルとはわずかに異なるように製造されること、又は可能性のある他の原因によるかもしれない。
先に説明したように、機械位置60は、対応するフレーム位置に追加される。正確な歪みの較正に基づいて、基準パターン画像モデル52及び基準パターン・モデル36は互いにマップするようにされる。単純にするために、基準パターン画像モデル52は視野の中心に置かれる。これにより、光学式検出器24が基準のパーツ画像モデル52を含み切削ツール22が基準のパーツ・モデル36を含む、初期のパーツ幾何形状関係70が互いに一致し、特に、パーツ幾何形状関係70の閉ループを通した位置の計算が自己再現することが保証される。
基準パターン画像のシフトを見出すために、計算は例えば実例2とほとんど同じ手順に従う。最終結果は、変位したID基準パターン画像モデル52である。このモデルは、今や、ビルドアップ64及び磨耗66の特徴を描写するために使用される。画像モデルの外側に突出するそれらの生データは、可能性のあるビルドアップ64として識別され、位置測定器44は、突出の数、突出の位置、モデルからの最大突出距離、突出の面積、突出の長さなどのような測定値によってそれらの特徴を描写する。モデルの内側に行くそれらの生データは、可能性のある磨耗66として識別され、位置測定器44は、磨耗の数、磨耗の位置、モデルからの最大磨耗距離、磨耗の面積、磨耗の長さなどのような測定値によってそれらの特徴を描写する。前述のように、本実例の全てのスプライン計算の代わりに、いくつかの平滑適合関数が同様に良好に働くこともできることに留意されたい。
基準パターン画像のシフトに対応する基準パターン・モデルのシフトを見出すために、本実例の計算は例えば実例2とほとんど同じ手順に従う。フレーム・ループが識別され、パーツ変化制約68が適用され、先に見出された画像のシフトを作るそれらの基準パターン・モデル36のシフトが計算される。こうした手段によって、パーツ位置測定器44は、基準パターン・モデル36の並進を計算し、それによりカッタ縁部位置も計算する。さらに、イメージングを反対にすることによって、パーツ位置測定器44は、可能なビルドアップ64及び磨耗66の寸法を計算し、その情報をパーツ変化72データに追加する。
「実例4」
図2a〜図2cは、フライス盤、ボール盤、旋盤、型彫りEDM、ワイヤEDM、CMM、又は単純に固定した位置合わせ/較正ジグなどの機械を表すことができる機械を、一例として示す概略図面である。この機械の構成及び実例の目的は、光学式検出器24の位置及び光路56Bの位置(方向軸)を機械の位置に対して位置合わせし、且つ/又は初期化/較正するのを助けることである。この実例では、ワーク・ツール22は較正ピンである。本実例は、設置、再較正、又は修理時に、機械の位置に対する光学アセンブリ26のy及びz位置での制御法、x及びy軸の周りでの傾斜法を示す。これは、長さが予め較正された較正ピン22を用いて行われる。この実例は、形状がより複雑な回転しているワーク・ツールの位置及び幾何形状の制御できる手法も示す。図2b〜図2cに示すように、ピンの先端部は、z軸周りの傾斜の較正を含むのを助けるために非対称にされている。このピンは、ある範囲の様々な形状を有することもできるが、本実例では、光学的視野の深さに近いある距離だけ離れた基本的に2つのブレード22’及び22’’から構成される。これを図2b〜図2cの2つの突起物の図で示す。ブレードの縁部は、平行であり、基本的にピンのステム22’’’に対して同じ長さを有する。それらの長さは、高い精度まで測定される(予め較正される)。較正ピン22は、ツール・チャック12に取り付けられ、チャック及びピンのベース上のなんらかの機械的位置決め点の使用によって、又はフランジ間の機械的接触によって、z方向にそれ自体を配置するようになされている。ピンは、所与の速度3610rpmで回転するようになされている。較正が較正装置、EDM、又はCMM機械で行われる場合は、回転速度はずっと遅く、例えば60rpmの範囲であることがある。
本実例を図2a〜図2cに示す。コンピュータ、パーソナル・コンピュータ、専用プロセッサ、又は類似物内のプロセスとして、パーツ位置測定器44を実施することができる。この実例では、パーツ位置測定器44のプロセスは、機械NC(数値制御)46から制御を受け取る1つのコンピュータ48によって実行され、そのコンピュータは、光学アセンブリ26を制御及び監視する。これらの2つのコンピュータは、ローカル・ネットワークを介して接続される。こうした接続は要求50を扱う。或いは、要求50をキーボードによってパーツ位置測定器44入力することができる。パーツ幾何形状関係70及びパーツ変化制約68は、前のステージでパーツ位置測定器44にロードされている。要求50は、較正ピン22を識別し、(z軸周りの)例えば3610rpmの回転速度を指定する。3D(3次元の)ピンの先端部の幾何形状を説明する、予め較正された内部基準パターン画像モデル52が、パーツ位置測定器44で先に較正され保存されると仮定する。較正ピン22の位置は、基準パターン34、この場合は回転ピンの先端部の幾何形状の360画像を記録することによって見出される。照明器42が、基準パターン34のパルス照明を光路56Aに沿って作るために位置測定器44から制御54を受け取る。
鮮明な画像を作り、運動を光学的に静止させるためには、照明器42のパルス生成は、この場合は、基準パターン画像58を監視する同じコンピュータ48の内側のリアル・タイム・カーネルである。光学式検出器24は、タイマ38によってもたらされる1秒当たり60画像の割合のタイマで自走する。ピンが3610rpmの速度で回転する間に、光路56Bに沿って較正ピン先端部の基準パターン34の基準パターン画像58を記録する。それらの画像はパーツ位置測定器44に中継される。ピンの先端部34は、照明器の光源80、例えばLEDによって後方から照射され、基準パターン画像58は、異なる角度方向でピンの先端部34の影の画像を表す(図面、図2aを簡単にするために、光源80は、照明器42の一部であっても照明器42の外側に描く)。
較正ピン22が3610/60=1秒当たり60.1667回転の速度で回転しカメラが1秒当たり60画像で動作するときは、記録位置は、1画像当たり円周の1/360だけシフトする。照明器42のパルスが光学式検出器タイマ38に同期されると仮定するために、パーツ位置測定器のリアル・タイム・カーネルが照明器42のパルスを、受け取った基準パターン画像58に同期させると仮定する。3610rpmのツール回転速度、及び360/360=1度の角度回転分解能を定義する入力要求に基づいて、パーツ位置測定器44は各画像内のパルス幅及びパルス距離を計算する。3610rpmは、1秒当たり60.1667回転に等しい。6秒(1秒当たり60画像の割合で360画像)で全周をカバーする。回転運動を光学的に静止させるには、パルス幅は、角度分解能距離の通過時間より小さく、すなわち(1/60)×(1/360)=0.000046(46マイクロ秒)より小さくすべきである。これらの照明パラメータは、パーツ位置測定器44から照明器42に制御54信号として与えられる(図1aには図示せず)。パーツ位置測定器44の内部パルス計算により、画像シフト付近(「ブランキング」期間)では確実にパルスが作られない。ツールの全周は360(360画像)の均等に間隔を空けて配置された角度位置に分割される。
基準パターン34の2つの拡大図を図2b〜図2cに示す。図2a〜図2cの座標軸は異なる図の向きを示す。ほとんどの場合は、例えば、較正ピン22がツール交換器からツール・チャック12に固定される場合は、z軸周りのその初期の向きは未知である。回転により、連続した画像を記録し後で最適なものを選択することが可能になる。図2b〜図2cの2つの図は、最も関心のある向きを示す。観察路56Bの光学軸がy軸周りで偏心して傾斜するように取り付けられる場合に、基準パターン画像58は図2cの図によって示すようにz高さが異なる2つの縁部を示す。同じ図では、22’及び22’’縁部の平均z位置がz位置をもたらす。全ての回転角度からデータを収集することによって、x軸の周りのスピンドル軸の向き、及びその心振れを、較正ピン・ステム22’’’の向きから見出すことができる。ステム22’’’は円筒形である。
それらの連続した画像を回転サイクルの任意の角度開始位置で記録することができるので、パーツ位置測定器44は最初に、各基準パターン画像58を、識別した角度位置に参照させなければならない。そのようにするには、パーツ位置測定器44は22’ブレードと22’’ブレードとの間のy距離の関数を作る。この関数から、その距離が図2b〜図2cの拡大図の、図の方向に対応する予め較正した値に等しいときに角度位置を計算する。これらの位置に最も近くに隣接する画像が2つある。これらの画像は、ピンの先端部34の第1基準パターン画像58としてマークされる。
ピンの直径が小さいので光学式検出器24の視野の内側にフィットすると仮定する。本実例では、パーツ変化制約68は、y及びz方向でシフトしx及びy軸の周りを回転可能なピンの先端部の位置によって定義される。こうしたシフトは、視野内側の較正ピン22のy及びzの位置決めによるものである。回転は、x軸周りの光学式検出器24の向き、及び観察路56Bのy軸周りでの機械に対する傾斜が、完全には位置合わせされないことによるものである。
初期化により、フレーム・ループの一貫性が先に説明した全体の輪郭に確実に従うようになる。ピンの先端部34の第1基準パターン画像58、上記で説明した所与の22’〜22’’ブレードのy距離からの画像角度距離、及び対応する機械位置データ60は、パーツ位置測定器44のパーツ幾何形状関係70に供給される。パーツ位置測定器44は最初に、生データのバージョンの第1基準パターン画像58を計算し、所与の位置の向きにそれらのデータを回転させる。次いで、パーツ位置測定器44は、y及びz変位、ブレード22’及び22’’のz位置の平均及び差、並びに上記で計算した回転した生データ位置に最も良くフィットする基準パターン画像モデル52のピン・ステム22’’’の角度方向を計算する。パーツ位置測定器44は、別々の3つの副次的要素を含む基準パターン画像モデル52を説明する数学的スプライン関数を作る。生データを最も良くフィットさせるためには、最初に、画像モデル全体をy及びz方向並びにx軸周りで反復して変位させる。次いで、それぞれに関して反復プロセスを繰り返すことによって副次的要素の位置を微調整する。モデル・スプラインをy及びz方向で反復して並進させ、x軸周りを回転させ、スプラインと生データとの間の距離の最小二乗和の最小値を見出すことによって、スプライン変位が計算される。このプロセスは、z軸周りの180度の回転で分けられる、2つの第1基準パターン画像それぞれについて繰り返される。
代替形態では、実例1の最後で説明したモデル間の位置をマップすることによって反復的手法を用いることができる。次いで、副次的要素は個別にではなくグループとしてシフトされる。
図2aに示すように、較正ピン22は、ワーク・ツール・チャック12、ワーク・ツール・キャリア10、ワーク・ツール・サポート20、機械サポート・リンク18、及び光学アセンブリ26を介して光学式検出器24に機械的に連結される。基準パターン34は、光学式検出器24に光学的にも接続される。これで、ループ(24−22−12−10−20−18−26−24)と呼ぶものが作り出される。パーツ位置測定器44は、較正ピン22のy及びz変位、並びにx及びy回転を見出すために要求50を受け取る。基準パターン画像モデル52の副次的要素は、その初期状況の位置から変位する。パーツ位置測定器44は、このループ中の全てのフレーム位置が再度互いに一致するようになることを獲得するために、(副次的要素を別々にではなく)集合させた基準パターン・モデル36をy及びz方向で3Dにシフトし、x及びy軸周りを回転させることによって、較正ピン22の新しい位置を見出す。所与の位置で開始し、特定の閉ループを通してマップした位置を計算することによって、同じ位置に戻るべきであることが分かる。すなわち、本発明のパーツ位置測定器44により、ループ全体を通して位置がマップされるときに、所与の閉ループのメンバである全ての位置をそれ自体に戻って確実にマップすべきである。基準パターン画像58が初期の基準パターン画像モデル52に対して並進、回転、及び歪曲される場合は、ループ(24−22−12−10−20−18−26−24)のフレーム位置は、もはや互いに一致しない。次いで、パーツ位置測定器44は、基準パターン・モデル36を表すフレームのみがy及びz方向で並進し、x及びy軸周りを回転可能なパーツ変化制約68を適用する。機械位置60によって対処されるキャリア14B及び14Cの変位を除き、他のフレームが全て互いに対して移動していないと仮定される。
ループの一貫性を復元する数学的問題は、異なるフレーム間の変換を説明する1組の一次方程式を解くことによって得られる。これは、いわゆる同次座標によって3次元並進及び回転を説明する4×4行列の使用によって実現することができる。本実例では、基準パターン画像モデル52と基準パターン画像58との間のステム22’’’副次的要素のy並進及びx回転、ブレード22’副次的要素のzシフト、並びにブレード22’’副次的要素のzシフトは、(上記のスプライン最小二乗計算によって見出される)4つの周知の値である。基準パターン・モデル36及び探索したパーツ変化72の3D(次元の)y及びz並進、並びにx及びy回転は、4つの未知の値である。こうした手段によって、パーツ位置測定器44は、基準パターン・モデル36の変位を計算し、それにより較正ピン22位置も計算する。上記のプロセスは、2つの第1基準パターン画像58から発生する両方のデータ・セットに関して完了する。見出された値から、平均x回転は回転軸の角度を表し、平均y並進は回転軸yの位置を表し、平均z並進は較正ピン34の長さを表す。平均y回転角度は、機械に対する光学軸の回転を表す。パーツ位置測定器44は、これらのデータ全てをパーツ変化72として、光学アセンブリ26の生産、位置合わせ、又は修理の位置合わせで働くオペレータへのフィードバックとして例えばモニタに出力する。最終的なデータは、パーツ幾何形状関係70の一部として保存される。この較正ピン22の基準パターン・モデル36の新しい位置を、後からの参照、位置合わせ、較正、及び制御のために保存することもできる。
「実例5」
この実例は、残渣で汚染されている可能性があるEDMダイ22の位置及び磨耗の制御法を説明する。カッタ・ツール及びタッチ・プローブ先端部と比較して、EDMダイは、ラジアル位置が画定されていない複雑な形状を有する。図3b〜図3cの図は、2つの所与の回転角度の単純なダイ22の影の画像を示す。図示のために、多くの中から2つの回転位置を選択しており、それらの回転位置は、1回転のスキャンのダイ22制御の一部である2つの基準パターン34A及び34Bと、もう1回転のスキャンのダイ制御の一部である他の2つの基準パターン34E及び34Fとを示す。実線は磨耗したダイ22を示し、破線は基準パターン・モデル36の幾何形状を示す。基準パターン・モデル36は、CAD図面又は磨耗していない同じダイの以前の記録から来ることがある。ダイは、例えば70rpmの速度で回転する。
本実例を図3a〜図3cに示す。コンピュータ、パーソナル・コンピュータ、専用プロセッサ、又は類似物内のプロセスとして、パーツ位置測定器44を実施することができる。この実例では、パーツ位置測定器44のプロセスは、2つのコンピュータ、すなわち機械NCコンピュータ46、及び光学アセンブリ26を制御及び監視するコンピュータ48によって実行されると仮定する。これらの2つのコンピュータはローカル・ネットワークを介して接続される。この接続は要求50及び結果として得られるパーツ変化72データを扱う。パーツ幾何形状関係70は、前のステージでパーツ位置測定器44にロードされている。要求50はダイ22を識別し、例えば70rpmの(z軸周りの)回転速度を指定する。3D(次元の)のダイの幾何形状を現す基準パターン・モデル36が要求50の一部としてコンピュータ48にロードされる(基準パターン・モデル36からパーツ位置測定器44が基準パターン画像モデル52を導く)と仮定する。
単純な用語で制御の原理を説明するために、本実例では、角柱形状のダイ22とのx−y平面断面が四角形を作り、回転の中心からのラジアル距離が等しい4つの角を表す、外周に沿った4つの基準パターン34を考察する。
図3b及び図3cでは、パターン34A及び34Bは、それらの4つのパターン34A、34B、34C、及び34Dのうち2つを示す。ダイ22がz軸の周りを回転するので、全ての基準パターンは、34A及び34Bに示すように同じz高さを基準とする。視野74のサイズを図3b〜図3cの小さい矩形で示す。ダイ22が円筒形であり、すなわち断面が円形の場合は、例えば円に沿った360パターンのような、円周全体のパターン考察することもできる。照明器42が、基準パターン34A、34B、34C、及び34Dのパルス照明を光路56Aに沿って作るために位置測定器44から制御54を受け取る。鮮明な画像を作るには、運動を光学的に静止するために、照明器42はこの場合は光源を調整する電子回路である。光学式検出器24が、タイマ38によってもたらされる1秒当たり60画像の割合で自走する。ダイが70rpmの速度で回転する間に、光路56Bに沿ってダイ22の角の基準パターン34の基準パターン画像58を記録する。360画像が記録される。
それらの画像はパーツ位置測定器44に中継される。ダイ22は照明器42によって後方から照明され、基準パターン画像58は異なる角度方向のダイの影の画像を表す。ダイ22が70/60=1秒当たり1.1667回転の速度で回転し、光学式検出器が1秒当たり60画像で動作すると、記録位置は、1画像当たり円周の7/360だけシフトする。連続した画像で円周全体を満たすには、この分数の分子は、この実例での7のように常に素数になるべきであり、この素数で画像の総数を割ったものは整数になるべきではない。照明器42のパルスは、光学式検出器タイマ38で番号76によって示されるように同期される。70rpmのツール回転速度、及び360/360=1度の角度回転分解能を定義する入力要求に基づいて、パーツ位置測定器44はパルス幅及びパルス距離を計算する。60rpmは1秒当たり1.1667回転に等しい。6秒(1秒当たり60画像の割合で360画像)で全周をカバーする。回転運動を光学的に静止するために、パルス幅は、角度分解能距離の通過時間より小さく、すなわち(1/60)×(1/360)=0.000046(46マイクロ秒)より小さくすべきである。
これらの照明パラメータは、パーツ位置測定器44からの制御54信号として照明器42に与えられる。パーツ位置測定器44の内部パルス計算により、画像シフト付近(「ブランキング」期間)では確実にパルスが作られない。ツールの全周は均等に間隔を空けて配置された360の角度位置(360画像)に分割される。基準パターン画像58は、周知の手段によって、変換/デジタル化され、パーツ位置測定器44の動作のために利用可能である。パーツ位置測定器は、6秒でこれらの360画像を保存する。ダイ22の機械位置60は、パーツ位置測定器44によって遅れることなく記録される。
基準パターン34の2つの図を図3b〜図3cに示す。図3a〜図3cの座標軸は異なる図の向きを示す。図3a及び図3bの図は記録された360画像を2つ示す。回転により、連続した画像を記録し後で最も関心のある画像を選択することが可能になる。図3b及び図3cの2つの図は、基準パターン34A及び34Bの角の検出に関して選択した向きを示す。他の2つの角の向きを表す34C及び34Dは示さない。それらの連続した画像を回転サイクルの任意の角度開始位置で記録することができるので、パーツ位置測定器44は最初に、各基準パターン画像58の正しい角度位置を見出さなければならない。そのようにするには、パーツ位置測定器44は、極度に+yの影の距離の切捨て関数(truncated function)を作り出す。3D基準パターン・モデル36から適切な切捨てを計算することができる。次いで、基準パターン画像58から同様の+y距離を計算する。これらの関数は、最良の共通点を見出すようにシフトされる。見出されたシフトの使用によって、パーツ位置測定器44は、記録した画像58の角度方向を計算する。シフトは、画像と同時に起きないかもしれないが、4つの角の位置のそれぞれに最も近くに隣接する画像、及びそれらの角の位置からの対応する角度距離がある。これらの4つの画像は、パターン34A、34B、34C、及び34Dの第1基準パターン画像58としてマークされる。本実例では、パーツ変化制約68は、y及びz方向で径方向にシフト可能なダイの角のモデル36の位置のそれぞれによって定義される。このシフトは、y及びzダイ磨耗66によるものである。
先に説明したように、機械位置データ60は、対応するフレーム位置に追加される。正確な歪みの較正に基づいて、基準パターン画像モデル52及び基準パターン・モデル36は互いにマップするようにされる。単純にするために、基準パターン画像モデル52は視野の中心に置かれる。これにより、光学式検出器24が基準のパーツ画像モデル52を含みダイ22が基準のパーツ・モデル36を含む、初期のパーツ幾何形状関係70が互いに一致し、特に、図2aのパーツ幾何形状関係70の閉ループを通した位置の計算が自己再現することが保証される。
角の第1基準パターン画像58、上記で言及した理想的な向きからの距離の角度距離、及び対応する機械エンコーダ位置60は、パーツ位置測定器44のパーツ幾何形状関係70に供給される。パーツ位置測定器44は最初に、生データのバージョンの第1基準パターン画像58を計算し、それらのデータを理想の位置の角度方向に回転する。それらの生データは、従来の画像処理の縁部を見出すルーチンによって見出される。次いで、パーツ位置測定器44は、上記で計算した回転させた生データ位置に最も良くフィットする、基準パターン画像モデル52の角要素の個々のy及びz変位を計算する。パーツ位置測定器44は、別々の4つの副次的要素を含む基準パターン画像モデル52を説明する数学的スプライン関数を生み出す。次いで、それぞれに関して反復的プロセスを繰り返すことによって副次的要素の位置を微調整する。モデル・スプラインをy及びz方向で反復して並進させ、スプラインと生データとの間の距離の最小二乗和の最小値を見出すことによって、スプライン変位が計算される。このプロセスは、第1基準パターン画像58のそれぞれについて繰り返される。
図3aに示すように、ダイ22は、ワーク・ツール・チャック21、ワーク・ツール・キャリア10、ワーク・ツール・サポート20、機械サポート・リンク18、及び光学アセンブリ26を介して光学式検出器24に機械的に連結される。基準パターン34は、光学式検出器24に光学的にも接続される。これで、フレーム・ループ(24−22−21−10−20−18−26−24)と呼ぶものが作り出される。パーツ位置測定器44は、ダイの角34のy及びz磨耗を見出すために要求50を受け取る。基準パターン画像モデル52の副次的要素は変位する。パーツ位置測定器44は、個々の基準パターン・モデル36の3Dの角位置を、法線が観察方向に平行な平面でシフトし、このループ中の全てのフレーム位置を再度互いに確実に一致させることによって、角34の新しい位置を見出す。所与の位置で開始し、図3a特定の閉ループを通してマップした位置を計算することによって、同じ位置に戻るべきであることが分かる。すなわち、本発明のパーツ位置測定器44の一目的は、ループ全体を通して位置がマップされるときに、所与の閉ループのメンバである全ての位置をそれ自体に戻って確実にマップすべきことである。基準パターン画像58が初期の基準パターン画像モデル52に対して並進される場合は、フレーム・ループ(24−22−21−10−20−18−26−24)のフレーム位置は、もはや互いに一致しない。次いで、パーツ位置測定器44は、基準パターン・モデル36の個々の角を表すフレームのみがy及びz方向で並進できるパーツ変化制約72を適用する。
ループの一貫性を復元する数学的問題は、異なるフレーム間の変換を説明する1組の一次方程式を解くことによって得られる。これは、いわゆる同次座標によって3D(3次元の)並進及び回転を説明する4×4行列の使用によって実現することができる。本実例では、基準パターン画像モデル52の副次的要素と基準パターン画像58との間の各角の副次的要素のy−z並進は、(上記のスプライン最小二乗計算によって見出された)4対の周知の値である。4対の基準パターン・モデル36の副次的要素、探索したパーツ変化72の事実上の2D並進は、4対の未知の値である。こうした手段によって、パーツ位置測定器44は、基準パターン・モデル36の副次的要素の変位を計算し、それによりダイ22の磨耗も計算する。コンピュータ48は、磨耗が許容可能か否かをNCコンピュータが判定できるように、これらのデータ全てをパーツ変化72としてNCコンピュータ46に出力する。パーツ変化72は、パーツ幾何形状関係70の一部として保存される。このダイ22の基準パターン・モデル36の新しい位置を、後からの参照のために格納することもできる。
本実例は、基準パターン34A〜Dの記録を説明する。ダイ22をz方向に移動させ、回転軸位置をy方向にシフトさせ、回転プロセスを繰り返すことによって、図3aに基準パターン34E〜Fによって示すように他の基準パターンを記録することができる。必要な場合は、こうした回転プロセスをダイ22全体にわたって何度も繰り返すことができる。
「実例6」
この実例を図4a〜図4cに示す。目的は、機械から取り出した後、及び元に戻した後で、ダイの位置を制御することである。記録の点から、この実例は、他の場合には実例5と同様であるが、ここでは、実例5の影の構成ではなく、EDMダイ22が反射の幾何形状で照明及び観察される。基準パターン34A〜Dは、ダイ自体の表面構造である。基準パターン画像モデル52は、実際に、ダイ22が取り出される前の表面構造34A〜Dの画像である。次いで、基準パターン画像58は、ダイが戻された後で記録される。例えば52のシフトなど、基準パターン画像モデルのシフトを見出す技術は、特許文献1に記載されている。モデルの副次的要素が独立に移動可能である実例5と比較すると、ダイの位置の新しい自由度6を見出すために、この場合は、基準パターン・モデル36を全体として3Dで並進及び回転させる。
実例5でも6でも、EDMダイの回転速度は、回転している切削ツールに関してより小さい。これにより、ダイを回転させ基準パターン画像58をステップ・アンド・リピート式に記録することが可能になる。z回転角度を正確に定義するダイがチャックに位置する場合は、基準パターン画像58を正しいz角度回転位置に参照させる手法の上記の説明をより単純にする。
「実例7」
実例1〜6は、基本的に1つの照明器42及び1つの光学式検出器24が使用される、本発明による構成を説明する。完全な3D制御を獲得するためには、画像のy−z位置のみを記録する必要があるだけではない。これを図5に示し、図5では2つの照明器42−光学式検出器24の組合せ構成が、照明器42A−光学式検出器24A及び照明器42B−光学式検出器24Bとして示される。照明器−検出器の組合せは、図示のように1つの光学アセンブリ26中に配置する必要はない。空間要件に応じて、それらを別々に置くことができる。図5bに、添付の座標軸によって示すように、図5aの光学的構成を図の異なる方向から示す。54A及び54Bは、検出器24A及び24Bそれぞれとパーツ位置測定器44との間のリンクを指す。58A及び58Bは、パーツ位置測定器44と検出器24A及び24Bそれぞれとの間のリンクを指す。
回転しているツールの位置に対する品質管理ツールの位置
品質管理を行うために、タッチ・プローブが機械の内側で適切に使用される。特許文献1の発明を本発明と組み合わせることによって、品質管理ツールの位置を回転している機械加工ツールの位置に関連付けることができる。位置制御中に、タッチ・プローブ22は、ツール・チャック12によって静止した姿勢で保持される。図6に、図1の切削ツール22をタッチ・プローブ22と交換した実例を示す。タッチ・プローブ22は、内部プロセスが特定の接触状態の獲得を起動し、次いで機械の移動が止まるまで、ワーク・ピース30の表面を特定の力で触ることによって、ワーク・ピース30上の位置を見出す。タッチ・プローブの先端部は、球体の硬質材料、例えばルビーである。起動時に、位置エンコーダ14B及び14Cの位置が読み取られる。それらの位置は、タッチ・プローブ先端部34の位置を表す。タッチ・プローブ34先端部のロードしていない位置は、起動時の位置とは異なる。図7は、前記特許文献1に記載されておりタッチ・プローブのロードしていない位置を見出すために使用可能であるような構成の修正形態を示す。
図7に、タッチ・プローブの起動位置の見出し方を示す。タッチ・プローブ22の起動位置を試験するために、空気ロッド102が、基準パターン34Aが取り付けられているガラス・キューブ100を光学式検出器24の視野に運ぶ。タッチ・プローブは、起動し次いで止まるまでガラス・キューブに接して移動する。次いで、例えば前記特許文献1に記載されているようにして、ガラス・キューブ100の位置を見出すことができる。
タッチ・プローブ22のロードしていない位置と起動位置との間の距離が、時間が経っても変化しないと仮定する場合は、タッチ・プローブを使用する度に図7の起動タッチ・プローブの較正を繰り返す必要はない。今や起動している間にタッチ・プローブ22の位置を較正することができ、その位置に光学式検出器24の位置を確実に参照させることができるので、後でタッチ・プローブ22の位置の較正を単純にすることができる。タッチ・プローブ較正を全て完了するためには、タッチ・プローブ先端部の画像58を記録し、画像処理によって光学式検出器24に対する位置を計算する必要があるだけである。そのようにするためには、ガラス・キューブ100及び基準パターン34Aが光学式検出器24の視野の外になるように空気ロッド102を引き戻す。機械の使用によって、図6によって示されるように、ロードしていないタッチ・プローブ22を視野に運ぶ。後で、タッチ・プローブ22を他のものと交換しないか、又は較正がずれない場合は、ロードしていないタッチ・プローブ22の位置を読み取り、起動時の偏心を加え、タッチ・プローブ位置較正に関するそれらのデータを使用することができる。タッチ・プロービング方法では、起動位置を見出すことは、ガラス・キューブに取り付けられた透明な艶消しガラス・プレート、及びガラス・キューブ自体を艶消しにすることの一方を用いることを含むことに留意されたい。
送風することによって、又は洗剤を送った後で送風することによって、回転パーツの基準パターンを洗浄する基準パターン洗浄デバイスによって支持されるように、本発明の装置を適合することが考えられる。さらに、パーツ位置測定器44、パーツ変化制約68、パーツ幾何形状関係70、及び要求50の入力は、コンピュータ、電子プロセッサ、埋込み式プロセッサ、及びハード・ワイヤード電子装置の群から選択された様々なユニットの装備に分配されることが考えられ、前記ユニットは、パーツ変化72を見出すためにデータを交換することができる。

Claims (21)

  1. 機械に取り付けられる少なくとも1つの回転パーツの位置関係及び幾何形状変化を、前記パーツが回転モードのときに見出して、前記回転パーツ上の汚染物質を呈する位置を判定し、続いて、前記回転パーツ上に存在するこうした汚染物質の影響を取り除くか又は補償するように構成された装置であって、前記パーツの前記変化が、生産及び使用の状態によって引き起こされ、
    装置が、
    前記回転パーツ(22)が位置すべき検出ゾーン(78)と、
    前記検出ゾーン(78)に面した少なくとも1対の光学式検出器(24)及び照明器(42)と、
    前記光学式検出器(24)に動作可能に接続された第1のタイマ(38)と、
    前記照明器(42)に動作可能に接続された第2のタイマ(40)と、
    前記照明器(42)の光変調の特徴を定義し制御(54)を発行する手段を有するパーツ位置測定器(44)とを備え、
    前記照明器(42)が、前記制御(54)を解釈し、その解釈から前記回転パーツ(22)の調整した照明を生成するように構成され、
    前記パーツ位置測定器(44)が、対応する回転参照パーツに関連する少なくとも1つの予め作製された基準パターン・モデル(36)又は基準パターン画像モデル(52)を作り出し、受け取り、格納し、それによりこうした回転参照パーツの少なくとも1つの基準パターン・モデルを確立する手段を有し、
    装置がさらに、
    前記少なくとも1対の照明器(42)及び光学式検出器(24)が取り付けられた共通のサポート(16)機械パーツを備え、
    前記光学式検出器(24)が、前記照明された回転パーツの少なくとも1つの基準パターン(34)の1組の画像(58)を作り出すように構成され、
    前記パーツ位置測定器(44)が、
    基準パターン画像モデル(52)から基準パターン・モデル(36)を、前記2つのモデル間の位置をマップすることによって作り出し、逆も同様であることが可能であるように、前記検出ゾーン(78)と前記検出器(24)との間の光学式イメージングの特徴を数学的に描写し、
    前記光学式検出器(24)から、前記照明された回転パーツ(22)の少なくとも1つの基準パターン(34)の前記の組の画像(58)を受け取り、
    前記の組の画像(58)に関連した基準パターン画像モデル(52)を作り出し、
    前記回転パーツ(22)、前記機械パーツ、前記照明器(42)及び前記検出器(24)の幾何形状の位置相互関係(70)を適用し、
    前記回転パーツ(22)、前記機械パーツ、前記照明器(42)並びに前記検出器(24)に関係する変化制約(68)を定義及び適用し、
    前記回転パーツ(22)の回転の状態を定義する要求(50)、及び前記基準パターン・モデル(36)又は基準パターン画像モデル(52)のいずれかについての適用すべき情報を受け取り解釈するように構成され、
    前記パーツ位置測定器(44)がさらに、
    前記基準パターン画像(58)に関連する前記汚染物質(62)の影響を取り除いて、汚染物質(62)によって影響を受けにくい基準パターン画像の表現を作り出し、
    前記回転パーツ(22)の変化制約(68)、前記幾何形状の位置相互関係(70)のうち少なくとも1つに従って修正することによって、前記回転パーツの前記基準パターン画像の表現と前記基準パターン画像モデル(52)との間の差及び変位を判定し、
    前記基準パターン画像モデル(52)に対する前記基準パターン画像の差及び変位を生み出す機械パーツの変化(72)を判定し、
    機械又は機械のオペレータに前記機械パーツ変化(72)を考慮に入れさせ
    前記パーツ位置測定器(44)が、基準パターン画像モデル(52)から特定の閾値距離の外側にある基準パターン画像データを取り除くことによって前記汚染物質の影響を取り除くように構成されることを特徴とする装置。
  2. 前記タイマ(38、40)が、同期(76)動作のために互いに接続されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記パーツ位置測定器(44)が、機械位置(60)を前記パーツ幾何形状関係(70)に追加するために入力を有することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  4. ある範囲の基準パターン(34)が、前記回転パーツの表面全体にわたって規則的に又は不規則に分配されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  5. 前記パーツ位置測定器(44)が、キーボード、キーパッド・ユニット、機械コンピュータ数値制御ユニット、プロセッサ及びコンピュータのうち1つから前記要求(50)を受け取るための入力を有することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  6. 前記パーツ位置測定器(44)が、キーボード、キーパッド・ユニット、コンピュータ数値制御ユニット、プロセッサ及びコンピュータのうち1つから前記機械位置(60)を受け取るための入力を有することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  7. 前記パーツ位置測定器(44)が、モニタ、コンピュータ数値制御ユニット、プロセッサ及びコンピュータのうち1つに前記パーツ変化(72)を出力するように構成されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  8. 前記基準パターン・モデル(36、52)が、順序付き離散的位置データ、数学的パラメトリック曲線、数学的パラメトリック曲面、画像、2D CAD図面、3D CAD図面、及びアルゴリズムのうち1つによって表されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  9. 前記パーツ位置測定器(44)が、基準パターン画像(58)又は数学的なパラメータの記述から基準パターン画像モデル(52)を作り出すように構成されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  10. 前記パーツ位置測定器(44)が、前記基準パターン画像モデル(52)の外側に突出する細部の基準パターン画像の距離及び面積を計算することによって、前記パーツ変化(72)のビルドアップ(64)部分の特徴を描写するように構成されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  11. 前記パーツ位置測定器(44)が、前記基準パターン画像モデル(52)の内側に延びる細部の基準パターン画像(58)の距離及び面積を計算することによって、前記パーツ変化(72)の磨耗(66)部分の特徴を描写するように構成されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  12. 前記パーツ位置測定器(44)が、汚染物質の影響を取り除くことにより、決定した機械パーツ変化(72)を補償するために必要な変化を、選択した機械パーツにもたらすように更に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の装置
  13. 機械に取り付けられるか又は前記機械の一部を成す少なくとも1つの回転パーツの位置関係及び幾何形状変化を、前記パーツが回転モードのときに見出し、前記回転パーツ上の不具合又は汚染物質を呈する位置を判定し、続いて、前記回転パーツ上に存在するこうした汚染物質の影響を取り除く方法であって、前記パーツの前記変化が、生産及び使用の状態によって引き起こされ、
    方法が、
    a)回転参照パーツの予め作製された組の基準パターン・モデル又は基準パターン画像モデルを、パーツ位置測定器中に作り出し格納して、前記回転参照パーツの基準パターン・モデルを内部に確立するステップと、
    b)共通のサポート機械パーツに取り付けられた少なくとも1対の照明器及び光学式検出器を有する検出領域に、前記回転パーツを配置するステップと、
    c)前記照明器が時間制御ライトで前記回転パーツを照明するステップと、
    d)前記光学式検出器に、前記照明された回転パーツの1組の基準パターン画像を作らせるステップであって、前記光学式検出器が時間制御して前記画像を出力する、ステップと、
    e)前記回転パーツの前記の組の画像を前記パーツ位置測定器に格納するステップと、
    f)前記パーツ位置測定器によって、前記の組の画像に関連する基準パターン・モデル及び基準パターン画像モデル提供するステップと、
    g)前記パーツ位置測定器によって、前記回転パーツ、及び前記機械パーツ、前記照明器並びに前記検出器の、幾何形状及び位置相互関係適用するステップと、
    h)前記パーツ位置測定器によって、前記回転パーツ、及び前記機械パーツ、前記照明器並びに前記検出器に関連する、変化制約定義し適用するステップと、
    i)前記パーツ位置測定器に、前記回転パーツの回転の状態、及び前記回転パーツに関連する前記基準パターン・モデル又は画像モデルについての情報を定義する要求を入力するステップと、
    j)前記パーツ位置測定器によって、前記回転パーツ上の関連する汚染物質を取り除くことを含む、前記回転パーツの前記基準パターン画像モデルと基準パターン画像との間の幾何形状の変位及び差を判定するステップと、
    k)前記基準パターン画像の差及び変位を生み出すことができる少なくとも1つの機械パーツ変化を判定するために、前記変化制約による前記パーツ位置測定器によって、前記幾何形状及び位置相互関係のうち少なくとも一方を修正するステップと、を含み、
    汚染物質の影響が、基準パターン画像モデルから特定の閾値距離の外側にある基準パターン画像のデータを取り除くことによって取り除かれることを特徴とする方法。
  14. 前記照明器及び前記光学式検出器のタイマの動作が同期されることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 機械位置が、前記パーツ幾何形状関係に前記パーツ位置測定器によって追加されることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  16. 前記基準パターン・モデル(36、52)が、順序付き離散的位置データ、数学的パラメトリック曲線、数学的パラメトリック曲面、画像、2D CAD図面、3D CAD図面、及びアルゴリズムのうち1つによって表されることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  17. 前記パーツ変化のビルドアップ部分が、前記基準パターン画像モデルの外側に突出する細部の基準パターン画像の距離及び面積を計算することを特徴とする請求項13に記載の方法。
  18. 前記パーツ変化の磨耗部分が、前記基準パターン画像モデルの内側に延びる細部の基準パターン画像の距離及び面積を計算することを特徴とする請求項13に記載の方法。
  19. 前記基準パターンの輪郭を見出すためにアルゴリズムが用いられ、この輪郭から基準パターン画像モデル(52)及びその初期位置を計算し、この初期基準パターン画像モデル(52)と前記基準パターン画像(58)との間の差及び変位を判定することを特徴とする請求項13に記載の方法。
  20. 初期の基準パターン・モデル(36)が、前記初期の基準パターン画像モデル(52)から、前記初期の基準パターン画像モデル(52)に対する前記基準パターン画像(58)の差及び変位を生み出す前記パーツ変化(72)を判定するための基盤として作り出されることを特徴とする請求項19に記載の方法。
  21. 汚染物質の影響を取り除くことにより、判定した機械パーツ変化(72)を補償するために、選択した機械パーツに必要な変化を有効にする段階を更に含むことを特徴とする請求項13に記載の方法
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