JP2009139200A - 回転中心線の位置変動測定方法および装置 - Google Patents

回転中心線の位置変動測定方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】被検体の回転に伴う回転中心線の位置変動を高精度に測定することが可能な回転中心線の位置変動測定方法および装置を得る。
【解決手段】3つの反射平面を有する測定用治具3を被検体5と一体的に回転し得るように設置し、被検体5が回転する過程の複数の時点において、測定用治具3の形状情報が担持された干渉縞画像を干渉計1によりそれぞれ撮像する。撮像された各々の干渉縞画像に基づき、3つの反射平面から選択された各2つの反射平面同士の各交線を2次元座標平面に正射影したときの各直線同士の交点の軌跡を求め、求められた軌跡に基づき、被検体5の回転中心線Aの位置変動量を算定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、工作機械や電子機器等に用いられる種々の回転部材の回転中心線の位置変動(振れ)を測定する方法および装置に関し、特に、精密工作機械の主軸等の高い回転精度が要求される回転部材の回転中心線の位置変動を測定するのに好適な回転中心線の位置変動測定方法および装置に関する。
研削機等の精密工作機械においては、主軸の回転中心線の位置(主軸の径方向の位置)や傾きが大きく変動すると加工精度が著しく低下するので、出荷時やメンテナンス時において、回転中心線の位置や傾きの変動量をチェックする必要がある。
本願出願人は先に、被検面の回転に伴う傾きの変化を、干渉計を用いて高精度に測定する手法を創案し、既に特許庁に対し開示している(下記特許文献1)。この方法では、2つの反射平面を有する測定用治具を回転する被検面上に設置し、該被検面が移動する過程の複数時点において、2つの反射平面の各傾斜情報が担持された干渉縞画像をそれぞれ撮像する。そして、撮像された各々の干渉縞画像を解析することにより、直交3軸回りの被検面の各回転角度を算定するものである。
特願2007−87625号明細書
上記特許文献1に記載された手法によれば、主軸等の回転中心線の傾き変動を3次元的に高精度に測定することが可能となるが、回転中心線の径方向への位置変動を求めることについては考慮されていなかった。
回転中心線の位置変動を求める手法としては、主軸の先端面に十字線等の目印となるものを設け、回転する先端面を固定カメラにより連続的に撮像するものが知られている。撮像された各画像上において目印の中心位置を特定してその移動軌跡を求め、回転中心線の位置変動が無い場合の移動軌跡(円形となる)と比較することにより回転中心線の位置変動を求めるものである。
しかしながら、先端面に設けた十字線等の目印の中心位置を撮像された画像上において高精度に特定することは困難(中心位置を含む部分が複数の画素に跨って撮像されるため)であり、主軸等の回転中心線の位置変動を高精度に求める方法としては適さない。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、被検体の回転に伴う回転中心線の位置変動を高精度に測定することが可能な回転中心線の位置変動測定方法および装置を提供することを目的とする。
本発明に係る回転中心線の位置変動測定方法は、被検体の回転に伴う該被検体の回転中心線の位置変動を、干渉計を用いて測定するものであって、
前記干渉計の測定光軸と前記回転中心線とが互いに平行となるように設定し、
各々の面法線の傾きが互いに異なるように設定された3つ以上の反射平面からなる反射平面群を有する測定用治具を、前記被検体と一体的に回転し得るように、かつ該被検体の複数の回転位置において前記反射平面群を含む該測定用治具の形状情報が担持された干渉縞画像を前記干渉計により撮像し得るように前記被検体に設置し、
前記被検体が回転する過程の複数の時点において、前記反射平面群を含む前記測定用治具の形状情報が担持された干渉縞画像を、前記干渉計によりそれぞれ撮像し、
撮像された各々の前記干渉縞画像に基づき、前記時点毎に、前記反射平面群の中の所定の各2つの反射平面からなる互いに異なる複数の組合せを選択し、選択された該複数の組合せにおける該各2つの反射平面それぞれに対応した各平面方程式を求め、
求められた前記各平面方程式に基づき、前記時点毎に、前記複数の組合せにおける前記各2つの反射平面同士の各交線を前記測定光軸に垂直な2次元座標平面に正射影したときの各直線に対応した直線方程式をそれぞれ求め、
求められた各々の前記直線方程式に基づき、前記時点毎に、前記2次元座標平面における前記各直線同士の交点の座標値を、着目点の座標値として求め、
求められた前記時点毎の前記着目点の座標値に基づき、該着目点の前記2次元座標平面上での軌跡を求め、求められた該軌跡に基づき、前記回転中心線の位置変動量を算定する、ことを特徴とするものである。
また、本発明に係る回転中心線の位置変動測定装置は、被検体の回転に伴う該被検体の回転中心線の位置変動を測定するものであって、
測定光軸が前記回転中心線と互いに平行となるように設置される干渉計と、
該干渉計により撮像される干渉縞画像を解析する解析装置と、
各々の面法線の傾きが互いに異なるように設定された3つ以上の反射平面からなる反射平面群を有する測定用治具であって、前記被検体と一体的に回転し得るように、かつ該被検体の複数の回転位置において前記反射平面群を含む当該測定用治具の形状情報が担持された干渉縞画像を前記干渉計により撮像し得るように前記被検体に設置される測定用治具と、を備え、前記解析装置は、
前記被検体が回転する過程の複数の時点において前記干渉計により撮像された、前記反射平面群を含む前記測定用治具の形状情報が担持された各々の前記干渉縞画像に基づき、前記時点毎に、前記反射平面群の中から所定の各2つの反射平面からなる互いに異なる複数の組合せを選択し、選択された該複数の組合せにおける該各2つの反射平面それぞれに対応した各平面方程式を求める平面方程式算出手段と、
求められた前記各平面方程式に基づき、前記時点毎に、前記複数の組合せにおける前記各2つの反射平面同士の各交線を前記測定光軸に垂直な2次元座標平面に正射影したときの各直線に対応した直線方程式をそれぞれ求める直線方程式算出手段と、
求められた各々の前記直線方程式に基づき、前記時点毎に、前記2次元座標平面における前記各直線同士の交点の座標値を、着目点の座標値として求める座標値算出手段と、
求められた前記時点毎の前記着目点の座標値に基づき、該着目点の前記2次元座標平面上での軌跡を求め、求められた該軌跡に基づき、前記回転中心線の位置変動量を算定する位置変動量算定手段と、を備えてなることを特徴とするものである。
本発明において回転中心線とは、空間に固定されるものではなく、被検体に固定されるものとして定義する。
本発明に係る回転中心線の位置変動測定方法および装置によれば、上述の構成を備えたことにより、以下のような効果を奏する。
すなわち、被検体に十字線等の目印を設ける従来手法においては、撮像された画像に基づき、目印の中心点の位置を画像処理等により直接的に特定するようにしており、このことが、測定精度が低いことの要因となっている。
これに対し本発明においては、被検体に設置した測定用治具の干渉縞画像に基づき、測定用治具の反射平面に対応した平面方程式を求め、この平面方程式に基づく演算処理により、上記着目点(従来手法の目印の中心点に相当する)の2次元座標平面上における座標値およびその軌跡を求めるので、着目点の軌跡を高精度に求めることができ、したがって、被検体の回転に伴う回転中心線の位置変動を高精度に測定することが可能となる。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に係る回転中心線の位置変動測定装置の概略構成図であり、図2はその解析装置の概略構成を示すブロック図である。また、図3は図1に示す測定用治具の斜視図であり、図4は撮像される干渉縞画像の一例を示す模式図である。
図1に示す姿勢変化測定装置は、被検体5(例えば、旋盤機の主軸)の回転に伴うその回転中心線Aの位置変動量を測定解析するものであり、フィゾータイプの干渉計1と、解析表示部2と、被検体5の先端面5aに載置固定される測定用治具3とを備えてなる。なお、被検体5の回転中心線Aは、被検体5に固定されたものとして扱い、被検体5の先端面5aは、回転中心線Aに対し垂直に形成されているものとする。
上記干渉計1は、図1に示すように、高可干渉性の光束を出力する光源部11と、該光源部11から出力された光束のビーム径を拡大するビーム径拡大用レンズ12と、光束分割面13aを有するビームスプリッタ13と、該ビームスプリッタ13からの光束を平行光束に変換するコリメータレンズ14と、参照基準面15aを有する透過型の参照基準板15とが、上記測定光軸C上において、この順に配置されてなる。また、この干渉計1は、干渉縞画像を撮像するための結像レンズ16およびCCD等の撮像素子17aを有する撮像カメラ17を備えている。なお、上記参照基準板15は、不図示のフリンジスキャンアダプタにより支持されており、該フリンジスキャンアダプタによって干渉計1の光軸Cの方向に微動せしめられることにより、光路上での参照基準面15aの位置を微小変化させ得るように構成されている。
上記解析表示部2は、図1に示すように、画像処理や縞解析等の各種演算処理を行う解析装置21と、キーボード等の入力装置22と、画像表示装置23とを備えてなる。上記解析装置21は、コンピュータ等により構成され、各種プログラムを格納したハードディスク等の記憶装置や、各種演算処理を行うCPUを備えるとともに、これらCPUおよびメモリ内のプログラム等により構成される平面方程式算出手段24、直線方程式算出手段25、座標値算出手段26、および位置変動量算定手段27を備えてなる(図2参照)。
上記測定用治具3は、図3に示すように、各々の面法線N〜Nの傾きが互いに異なるように設定された3つ以上(本実施形態では3つ)の反射平面31〜33からなる反射平面群を有しており、上記被検体5と一体的に回転し得るように、かつ被検体5の複数の回転位置において上記反射平面群を含む当該測定用治具3の形状情報が担持された干渉縞画像を上記干渉計1により撮像し得るように被検体5の先端面5a上に設置固定されるように構成されている(図1参照)。
すなわち、図1に示す参照基準板15を透過して3つの反射平面31〜33に照射された光束の戻り光と、参照基準面15aで反射された参照光との干渉によって、各反射平面31〜33の形状情報およびその相対的な位置関係を解析するのに適した干渉縞画像(例えば、図4に示すように、上記反射平面31〜33各々に対応する干渉縞F31〜F33が互いに連続するように観察され、各々の干渉縞F31〜F33の各縞次数を互いに対応づけることができるような干渉縞画像)が得られるように、各反射平面31〜33の相対的な位置関係や面法線N〜Nの傾きが設定されている。
次に、本発明の一実施形態に係る回転中心線の位置変動測定方法(以下「本実施形態方法」と称する)について説明する。図5は本実施形態方法により求められる着目点の軌跡を示す模式図である。なお、本実施形態方法は、上述の回転中心線の位置変動測定装置を用いて行われる。また、上記干渉計1の角度感度の較正や各光学部材のアライメント調整は、完了しているものとする。
〈1〉図1に示す干渉計1の測定光軸Cと被検体5の回転中心線Aとが互いに平行となるように(例えば、被検体5の先端面5a上に平行平板状の反射板を配置し、該反射板に照射した光束の戻り光と参照光との干渉によって得られる干渉縞がヌル縞状態となるように)、干渉計1と被検体5との相対的な位置調整を行う。
〈2〉図3に示す測定用治具3を、被検体5と一体的に回転し得るように、かつ該被検体5の複数の回転位置において3つの反射平面31〜33を含む該測定用治具3の形状情報が担持された干渉縞画像を干渉計1により撮像し得るように、被検体5の先端面5a上に設置固定する(図1参照)。
〈3〉被検体5が回転する過程の複数の時点において、3つの反射平面31〜33を含む測定用治具3の形状情報が担持された干渉縞画像(図4参照)を、干渉計1の撮像カメラ17によりそれぞれ撮像する。
〈4〉撮像された各々の干渉縞画像に基づき、上記時点毎に、3つの反射平面31〜33の中の所定の各2つの反射平面からなる互いに異なる複数の組合せ(本実施形態方法では、反射平面31、32の組合せと、反射平面31、33の組合せとする)を選択し、選択された該複数の組合せにおける該各2つの反射平面(反射平面31、32と、反射平面31、33)それぞれに対応した各平面方程式を求める。
なお、この手順〈4〉においては、撮像された各々の干渉縞画像を解析するための3次元座標系(直交3軸)を予め設定する。本実施形態方法では、図1に示すように、3次元座標系の直交3軸のうちのZ軸が干渉計1の測定光軸Cと平行となるように設定するとともに、他の2軸(X軸,Y軸)が測定光軸Cに対し垂直となるように(X軸が紙面に対し垂直に、Y軸が紙面と平行に)設定する。
〈5〉上記手順〈4〉において求められた各平面方程式に基づき、上記時点毎に、上記複数の組合せにおける各2つの反射平面同士の各交線(反射平面31、32の交線と、反射平面31、33の交線)を、測定光軸Cに垂直な2次元座標平面(例えば、XY平面)に正射影したときの各直線に対応した直線方程式をそれぞれ求める。
〈6〉上記手順〈5〉において求められた各々の直線方程式に基づき、上記時点毎に、上記2次元座標平面における各直線同士の交点の座標値を、着目点の座標値として求め、求められた上記時点毎の着目点の座標値に基づき、該着目点の2次元座標平面上での軌跡L(図5参照)を求める。
〈7〉上記手順〈6〉において求められた軌跡Lに基づき、被検体5の回転中心線Aの位置変動量を算定する。具体的には、例えば、図5に示す軌跡Lにフィッティングする最小自乗円P(中心点Q)を求め、該最小自乗円Pと上記軌跡Lとの、該最小自乗円Pの径方向への距離の差の量(例えば、図5に示すδ、δ)を、その方向への回転中心線Aの位置変動量として求める。
なお、本実施形態方法において、上記手順〈4〉、〈5〉、〈6〉および〈7〉は、図2に示す平面方程式算出手段24、直線方程式算出手段25、座標値算出手段26、および位置変動量算定手段27においてそれぞれ実行される。
以下、上記手順〈4〉〜〈6〉における具体的な算定手順について、数式を用いて説明する。なお、以下の説明では簡単化のため、被検体5が回転する過程における所定の1つの時点(「第1の時点」と称する)においてそれぞれ撮像された干渉縞画像(「第1の干渉縞画像」と称する)に基づき、各方程式等を算出する場合を例にとって説明する。
まず、上記第1の干渉縞画像を解析することにより、上記3次元座標系において、上記第1の時点における上記3つの反射平面31〜33(具体的には、第1の干渉縞画像から得られる3つの反射平面31〜33の各形状にフィッティングした各最小自乗平面)を表す方程式(下式(1)〜(3))をそれぞれ求める(上記手順〈4〉に相当)。
Figure 2009139200
ここで、x,y,zは上記3次元座標系(図1参照)の座標を示し、a,b,c、a,b,c、a,b,cは、上記第1の時点における上記3つの反射平面31〜33の各面法線N〜Nの傾きに対応する係数を示す。なおd、d、dは、上記第1の干渉縞画像により特定される上記3つの反射平面31〜33の相対的な位置関係(特にZ軸方向の高さ関係)が反映されるように設定される係数である。
次に、上式(1)〜(3)の各平面方程式に基づき、上記第1の時点における反射平面31、32の交線と反射平面31、33の交線を、XY平面に正射影したときの各直線に対応した直線方程式(下式(4)、(5))をそれぞれ求める(上記手順〈5〉に相当)。
Figure 2009139200
そして、上式(4)、(5)の各直線方程式に基づき、上記第1の時点における上記XY平面上での上記各直線同士の交点の座標値(具体的には、上式(4)、(5)を連立して求める)を、着目点の座標値として求める(上記手順〈6〉の前半部に相当)。
なお、上式(1)〜(3)の各平面方程式に基づき、反射平面32、33の交線を、XY平面に正射影したときの直線に対応した直線方程式(下式(6))も求め、式(4)が示す直線と式(6)が示す直線との交点、式(5)が示す直線と式(6)が示す直線との交点、および上述の、式(4)が示す直線と式(5)が示す直線との交点の各座標値を平均した座標値を、上記着目点の座標値として求めるようにしてもよい。
Figure 2009139200
また、反射平面31、32の交線の直線方程式と反射平面31、33の交線の直線方程式をそれぞれ3次元的に求め、さらに、これら2つの交線の交点の座標値を3次元的に求めて、その交点のxy座標値を上記着目点の座標値として求めることも考えられる。しかし、演算上、2つの交線が3次元的に交わらないことも考えられ、このような場合には着目点の座標値を特定し難くなるという難点がある。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、種々に態様を変更することが可能である。
例えば、上記実施形態においては、3つの反射平面31〜33を有する三角錐状の測定用治具3(図3参照)を用いているが、4つ以上の反射平面を有する多角錐状のものや、半球面の一部に3つ以上の反射平面を形成したものなど、種々の形状の測定用治具を用いることが可能である。
また、上記実施形態においては、フィゾータイプの干渉計1を測定に用いているが、本発明は、マイケルソンタイプやマッハツェンダタイプ等の干渉計を用いるものにも適用することが可能である。
また、本発明において使用する測定用治具は、前掲の特許文献1に記載された手法における測定用治具としても用いることが可能である。したがって、本発明において上記特許文献1に記載された手法を併せて適用することにより、被検体の回転中心線の位置変動のみならず、被検体の先端面の直交3軸回りの各回転角度を求めることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る回転中心線の位置変動測定装置の概略構成図 解析装置の概略構成を示すブロック図 測定用治具の斜視図 撮像される干渉縞画像の一例を示す模式図 着目点の軌跡を示す模式図
符号の説明
1 干渉計
2 解析表示部
3 測定用治具
4 干渉縞画像
5 被検体
5a 先端面
11 光源部
12 ビーム径拡大用レンズ
13 ビームスプリッタ
13a 光束分割面
14 コリメータレンズ
15 参照基準板
15a 参照基準面
16 結像レンズ
17 撮像カメラ
17a 撮像素子
21 解析装置
22 入力装置
23 表示装置
24 平面方程式算出手段
25 直線方程式算出手段
26 座標値算出手段
27 位置変動量算定手段
31〜33 反射平面
A 回転中心線
C 測定光軸
〜N 面法線
31〜F33 干渉縞
L 軌跡
P 最小自乗円
Q 中心点
δ,δ 位置変動量

Claims (2)

  1. 被検体の回転に伴う該被検体の回転中心線の位置変動を、干渉計を用いて測定する回転中心線の位置変動測定方法であって、
    前記干渉計の測定光軸と前記回転中心線とが互いに平行となるように設定し、
    各々の面法線の傾きが互いに異なるように設定された3つ以上の反射平面からなる反射平面群を有する測定用治具を、前記被検体と一体的に回転し得るように、かつ該被検体の複数の回転位置において前記反射平面群を含む該測定用治具の形状情報が担持された干渉縞画像を前記干渉計により撮像し得るように前記被検体に設置し、
    前記被検体が回転する過程の複数の時点において、前記反射平面群を含む前記測定用治具の形状情報が担持された干渉縞画像を、前記干渉計によりそれぞれ撮像し、
    撮像された各々の前記干渉縞画像に基づき、前記時点毎に、前記反射平面群の中の所定の各2つの反射平面からなる互いに異なる複数の組合せを選択し、選択された該複数の組合せにおける該各2つの反射平面それぞれに対応した各平面方程式を求め、
    求められた前記各平面方程式に基づき、前記時点毎に、前記複数の組合せにおける前記各2つの反射平面同士の各交線を前記測定光軸に垂直な2次元座標平面に正射影したときの各直線に対応した直線方程式をそれぞれ求め、
    求められた各々の前記直線方程式に基づき、前記時点毎に、前記2次元座標平面における前記各直線同士の交点の座標値を、着目点の座標値として求め、
    求められた前記時点毎の前記着目点の座標値に基づき、該着目点の前記2次元座標平面上での軌跡を求め、求められた該軌跡に基づき、前記回転中心線の位置変動量を算定する、ことを特徴とする回転中心線の位置変動測定方法。
  2. 被検体の回転に伴う該被検体の回転中心線の位置変動を測定する回転中心線の位置変動測定装置であって、
    測定光軸が前記回転中心線と互いに平行となるように設置される干渉計と、
    該干渉計により撮像される干渉縞画像を解析する解析装置と、
    各々の面法線の傾きが互いに異なるように設定された3つ以上の反射平面からなる反射平面群を有する測定用治具であって、前記被検体と一体的に回転し得るように、かつ該被検体の複数の回転位置において前記反射平面群を含む当該測定用治具の形状情報が担持された干渉縞画像を前記干渉計により撮像し得るように前記被検体に設置される測定用治具と、を備え、前記解析装置は、
    前記被検体が回転する過程の複数の時点において前記干渉計により撮像された、前記反射平面群を含む前記測定用治具の形状情報が担持された各々の前記干渉縞画像に基づき、前記時点毎に、前記反射平面群の中から所定の各2つの反射平面からなる互いに異なる複数の組合せを選択し、選択された該複数の組合せにおける該各2つの反射平面それぞれに対応した各平面方程式を求める平面方程式算出手段と、
    求められた前記各平面方程式に基づき、前記時点毎に、前記複数の組合せにおける前記各2つの反射平面同士の各交線を前記測定光軸に垂直な2次元座標平面に正射影したときの各直線に対応した直線方程式をそれぞれ求める直線方程式算出手段と、
    求められた各々の前記直線方程式に基づき、前記時点毎に、前記2次元座標平面における前記各直線同士の交点の座標値を、着目点の座標値として求める座標値算出手段と、
    求められた前記時点毎の前記着目点の座標値に基づき、該着目点の前記2次元座標平面上での軌跡を求め、求められた該軌跡に基づき、前記回転中心線の位置変動量を算定する位置変動量算定手段と、を備えてなることを特徴とする回転中心線の位置変動測定装置。
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