JP2008157646A - 光学式測定装置及び加工システム - Google Patents

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Abstract

【課題】加工対象を加工しながら、前記加工対象の形状等を光学的に高精度に測定できるようにすること。
【解決手段】金型部品である測定対象4の測定時に、加工用テーブル2及び主軸ヘッド6の少なくとも一方を相対的に移動させ、光学式測定器18は前記移動に同期させながら測定対象4の測定データを出力する。データ処理装置25は、制御部26を介して受信した前記測定データに基づいて測定対象4の形状を表す形状測定データを算出し、前記形状測定データと加工用形状データとの差異が許容値内にあると判断した場合、及び、既に加工済みで測定対象4と組をなす金型部品との組合せ状態が許容値内に入ると判断した場合に良と判断して合格通知を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、測定対象の形状等の長さに関する特性を光学的に測定する光学式測定装置及び前記測定対象を加工する加工システムに関する。
従来から、マシニングセンタをはじめとして加工対象(加工時には加工対象となり、測定時には測定対象となるため、加工対象と測定対象は同一対象を意味するものとして使用する。)の加工を自動制御によって行うようにした各種の自動制御型加工機が利用されている。前記自動制御型加工機においては、加工対象を載置固定する加工用テーブルと、加工用工具を取り付ける軸である工具主軸位置(工具取付部)を有し前記工具取付部に装着された加工用工具を駆動する主軸ヘッドと、選択された加工用工具を前記工具取付部に対して自動で着脱する自動工具交換装置(ATC)とを備えている。
ATCは、複数の加工用工具を収納する工具マガジンと、前記工具マガジンに収納された複数の加工用工具の中から加工に必要な工具を選択して、前記主軸ヘッドの工具取付部に装着すると共に使用が終了した加工用工具を前記工具取付部から取り外して前記工具マガジンに収納するアームとを備えている。
前記自動制御型加工機によって加工対象を加工する場合、制御手段による自動制御によって、前記加工対象を固定した加工用テーブルと前記主軸ヘッドとを同期させながら相対的にX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向に所定量ずつ移動させて、前記加工用工具によって前記加工対象の加工を行う。
加工に用いる加工用工具を変更する場合は、ATCによって、主軸ベッドの工具取付部に取り付けられた加工用工具の取り外し、前記工具取付部から取り外した加工用工具の前記工具マガジンへの収納、前記工具マガジンに収納されている複数の加工用工具の中から加工に使用する加工用工具の選択、選択した加工用工具の前記工具マガジンからの取り出し、取り出した加工用工具の前記工具取付部への装着を行う。これにより、加工機に対する加工用工具の交換が行われる。
尚、前記加工用工具は、ATCによる装着及び脱着が可能なように、大きさや形状等が所定の規格によって定められたホルダ部に取り付けられており、前記ホルダ部を前記工具取付部に装着することにより、加工用工具は前記工具取付部に取り付けられるように構成されている(特許文献1参照)。
ところで、加工対象をより正確に加工するために、加工対象の加工途中や一応の加工処理が終了した時点で、加工対象の形状等が所定値に加工されたか否かを測定することが行われている。
従来、加工対象(測定する場合には測定対象である。)の測定においては、測定対象を加工用テーブルに加工位置に保持しておくと共に、前記主軸ヘッドの工具取付部に接触式のタッチセンサを装着し、前記タッチセンサを測定対象表面に当接させ、その時の前記加工用テーブルや主軸ヘッドの相対的な位置座標を読み、測定点の三次元座標を得ることによって測定対象の形状測定を行うようにしている。
しかしながら、接触式のタッチセンサを用いた測定では、テーブルや工具取付部が完全に停止した状態で接触式のタッチセンサによって、タッチスイッチのトリガで現在位置を読み取っているため、テーブル等を連続的に移動させながら高速度で測定することは不可能であった。
また接触式では、測定対象表面に対して断続的な走査となるため、測定点数も少なく又、凹凸形状を有する測定対象の詳細な測定が困難である。即ち、走査線上の形状測定は大まかで断続な点群測定となり、より連続的で微細な三次元形状測定を行うことは困難であり、高精度な測定は困難である。
また、接触することによる測定対象の加工表面に損傷の恐れが大であった。
さらに、加工機から得られる加工用テーブルと主軸ヘッドの工具取付部の位置情報と、測定データとが同期していない場合、測定対象上の測定位置と、測定データが得られた測定位置との間に位置ずれが生じるため、高精度な測定ができないという問題がある。
また、仮に測定対象の形状等を正確に測定できる場合でも、前記測定対象を所定の基準値範囲内に加工できなかった場合には、当該測定対象を廃棄処理し、新たな材料を使用して再度測定対象の加工作業を行うようにしているため、測定対象の歩留まりが悪く又、測定対象を作成するための材料が無駄になったり、結果として総加工作業時間が長くなるという問題がある。
特開平10−80834号公報
本発明は、測定対象を加工位置に保持した状態で、前記測定対象の形状等を光学的に高精度に測定できるようにすることを課題としている。
また、本発明は、測定対象を加工位置に保持した状態で、前記測定対象の形状等を測定した場合に、前記測定対象の形状等が所定範囲に入らない場合でも、歩留まりを向上することを課題としている。
本発明によれば、加工機の主軸ヘッドに対して着脱が可能な形状を有するホルダ部と、前記ホルダ部と一体的に設けられ、測定用光を出力する光源及び前記加工機の加工用テーブルに取り付けられ前記加工機によって加工された組製品用組部品で反射した前記測定用光の検出を行って対応する測定データを出力する光検出手段とを有する光学式測定手段と、前記組部品の加工目標形状を表す加工用形状データを記憶する加工用形状データ記憶手段と、既に加工済みで前記組部品と組をなす他の組部品の形状測定データを記憶する記憶手段と、前記加工用テーブル及び主軸ヘッドの相対的な駆動パターンを指示する駆動パターン指示手段と、前記駆動パターン指示手段によって指示された駆動パターンに対応するように前記加工用テーブル及び主軸ヘッドの少なくとも一方を相対的に移動させる移動制御手段と、前記加工用テーブルと主軸ヘッドの相対的移動データに同期する前記測定データに基づいて前記組部品の形状を表す形状測定データを算出する算出手段と、前記組部品の形状の合否を判断する合否判断手段と、通知手段とを備え、前記組部品の測定時に、前記移動制御手段は、前記駆動パターン指示手段によって指示された駆動パターンに対応するように前記加工用テーブル及び主軸ヘッドの少なくとも一方を相対的に移動させ、前記光学式測定手段は前記移動に同期させながら前記組部品の測定データを出力し、前記算出手段は前記測定データに基づいて前記組部品の形状を表す形状測定データを算出し、前記合否判断手段は、前記算出手段が算出した前記組部品の測定形状データと前記加工用形状データの差が所定の許容値内にあると判断した場合、及び、既に加工済みで前記組部品と組をなす他の組部品との組合せ状態が所定の許容値内に入ると判断した場合に合格と判断し、前記通知手段は前記合否判断手段が合格と判断した場合に合格通知を行い、不合格と判断した場合には不合格通知を行うことを特徴とする光学式測定装置が提供される。
組部品の測定時に、移動制御手段は、駆動パターン指示手段によって指示された駆動パターンに対応するように加工用テーブル及び主軸ヘッドの少なくとも一方を相対的に移動させ、光学式測定手段は前記移動に同期させながら前記組部品の測定データを出力し、算出手段は前記測定データに基づいて前記組部品の形状を表す形状測定データを算出し、合否判断手段は、前記算出手段が算出した前記組部品の測定形状データと加工用形状データの差が所定の許容値内にあると判断した場合、及び、既に加工済みで前記組部品と組をなす他の組部品との組合せ状態が所定の許容値内に入ると判断した場合に合格と判断し、通知手段は前記合否判断手段が合格と判断した場合に合格通知を行い、不合格と判断した場合には不合格通知を行う。
また、本発明によれば、前記光学式測定装置を有し、加工後の組部品が削り過ぎの場合、前記組部品と前記組部品と組をなす他の組部品との組み合わせ状態が所定の許容値内に入るように前記他の組部品の加工用形状データを修正し、前記修正した加工用形状データに基づいて前記他の組部品の加工を行うことを特徴とする加工システムが提供される。
加工後の組部品が削り過ぎの場合、組部品と前記組部品と組をなす他の組部品との組み合わせ状態が所定の許容値内に入るように前記他の組部品の加工用形状データを修正し、前記修正した加工用形状データに基づいて前記他の組部品の加工を行う。
また、本発明によれば、前記光学式測定装置を有し、加工後の組部品が加工残りを有すると共に、前記組部品と組をなす他の組部品が削り過ぎの場合、前記両組部品の組み合わせ状態が所定の許容値内に入るように前記組部品を追加工することを特徴とする加工システムが提供される。
加工後の組部品が加工残りを有すると共に、前記組部品と組をなす他の組部品が削り過ぎの場合、前記両組部品の組み合わせ状態が所定の許容値内に入るように前記組部品を追加工する。
ここで、前記組部品又は他の組部品の加工によって、各組部品の測定形状データ又は両組部品の組み合わせ状態が所定の許容値内に入ると前記合否判断手段が判断した場合に前記通知手段は合格通知を行い、前記所定の許容値内に入らないと前記合否判断手段が判断した場合には不合格通知を行うことを特徴とする請求項2又は3記載の加工システム。
本発明に係る光学式測定装置によれば、加工機の主軸ヘッドに光学式測定手段を装着して測定対象についての長さに関する特性を測定することにより、測定対象を加工位置に保持した状態で、前記測定対象の形状等を光学的に高精度に測定することが可能である。
また、本発明に係る加工システムによれば、測定対象を加工位置に保持した状態で、前記測定対象の形状等を測定した場合に、測定対象の形状等が所定の許容値範囲内に入らない場合でも、追加工によって歩留まりを向上することが可能になる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係る光学式測定装置及び前記光学式測定装置を利用した加工システムについて説明する。
図1、図2は、各々、本発明の実施の形態に係る光学式測定装置及び前記光学式測定装置を利用した加工システムの概略構成を示す正面図、側面図である。尚、図1及び図2には、自動制御型加工機の一種であるNC(数値)制御型加工機(NC加工機)の例を示している。
図1及び図2において、NC加工機1は、設置部としてのベッドフレーム14に設置されている。ベッドフレーム14は移動しない固定系であり又、所定の基準位置でもある。
測定対象(ワーク:加工時には加工対象となり、測定時には測定対象となるものであり、本実施の形態では測定対象と称する。)4は、加工用及び測定用を兼ねたNC加工機1の加工用テーブル2の上面に載置した状態で固定具3によって固定される。加工用テーブル2と隔てられた位置に、測定対象4の加工を行うための加工用工具(例えば切削工具)5を装着する主軸ヘッド6が配設されている。
主軸ヘッド6は、加工用工具5を取り付ける軸である工具主軸20を通る所定位置(工具主軸位置)に加工用工具5を装着する工具取付部10を有しており、工具主軸20方向(垂直方向であるZ軸方向)に移動制御されると共に工具取付部10に取り付けられた加工用工具5を工具主軸20を中心軸として回転駆動する。尚、詳細は図示していないが、主軸ヘッド6は、加工用工具5をZ軸方向に直線的上下動する機構と、工具主軸20を中心として加工用工具5に回転動作を与える機構を備えている。工具主軸20は、加工用工具5が回転する回転軸であると共に測定用光の光軸に一致している。
加工用テーブル2は、水平面内の直交する2方向であるX軸方向及びY軸方向に沿って移動制御され、これにより、固定具3によって加工用テーブル2に固定された測定対象4を、Z軸と直交するX軸方向及びY軸方向に直線的に移動させる。尚、詳細は図示していないが、加工用テーブル2をX軸方向及びY軸方向に直線的に移動する機構を備えている。
以上のように構成することにより、主軸ヘッド6と加工用テーブル2を相対的に移動させながら、加工用工具5を加工する。
加工用工具5は手動によって、主軸ヘッド6への装着及び主軸ヘッド6からの脱着が可能である。また、自動工具交換装置(ATC)7は、NC制御部9の制御の下で、アーム17を用いて、加工用工具5を収納する工具収納部である工具マガジン8からの加工用工具5の取り出し、主軸ヘッド6への加工用工具5の装着、主軸ヘッド6からの加工用工具5の脱着、工具マガジン8への加工用工具5の収納を行う機構を備えており、これにより、工具マガジン8に収納されている加工用工具5の主軸ヘッド6に対する着脱を自動で行う。
主軸ヘッド6のZ軸方向への移動制御、加工用テーブル2のX軸方向及びY軸方向への移動制御、主軸ヘッド6に装着された加工用工具5の駆動制御や交換制御等、切削等の加工処理等に関わる一連の制御は、NC制御部9がその内部に記憶している加工用プログラムを実行することによって行われる。
また、NC制御部9は、測定対象4の形状や所定位置からの測定対象の測定対象位置までの距離等の測定を行う際に、主軸ヘッド6のZ軸方向への移動制御、加工用テーブル2のX軸方向及びY軸方向への移動制御等の制御も、その内部に記憶したプログラムを実行することによって行う。NC制御部9は制御手段を構成している。19は、NC制御部9を制御するための表示部や入力操作部を有する制御操作部であり、制御操作部19は加工用テーブル2及び主軸ヘッド6の相対的な駆動パターンを指示するための駆動パターン指示手段を構成している。
工具マガジン8に格納可能に構成された光学式測定器18は、加工用工具5と同様に、NC制御部9がプログラムを実行することによって、ATC7により自動で主軸ヘッド6に対して着脱できるように構成されている。
光学式測定器18は、光学式測定器18を主軸ヘッド6の工具取付部10に装着する部分であるホルダ部11及びホルダ部11と一体的に構成された収容部41を有している。
ホルダ部11は、加工用工具5の規格に準じた形状や寸法を有しており又、円周状に設けられた溝部40を有し、溝部40はATC7のアーム17に係合可能な係合部を構成している。
また、ホルダ部11は、主軸ヘッド6に設けられ所定形状の有底穴によって構成された工具取付部10に係合するテーパ状の形状を有しており、工具取付部10との係合により、ホルダ部11は主軸ヘッド6に装着される。
光学式測定器18のホルダ部11の構成を加工用工具5の規格にあうように構成しているため、加工用工具5と同じ様に取り扱って、加工用工具5と同じ装着位置である主軸ヘッド6の工具取付部10に自動や手動で容易に取り付けることが可能になる。このように、ホルダ部11は、加工用工具5の規格に準じて用いられている公知の構成を採用することが可能である。
ATC7のアーム17はその両端に係合部としての1対のコ字形状部を有しており、溝部40とアーム17の前記コ字状部を係合させることによってATC7で光学式測定器18を保持した状態でアーム17を動かす。これにより、光学式測定器18は、加工用工具5を収納する工具マガジン8に対して格納、取出し及び搬送が可能に構成されると共に、主軸ヘッド6の工具取付部10に対して着脱されるように構成されている。
このように、光学式測定器18の主軸ヘッド6への装着、脱着を自動で行う場合には、ATC7によって工具5の着脱を行うのと同じようにして行うことができる。
ホルダ部11と一体的に構成された収容部41には、測定に使用する所定波長の光である測定用光を出力する光源21及び測定用光の検出を行う光検出素子22が配設されている。光源21は赤外線発光ダイオードや半導体レーザ等の所定波長の光を出力する発光素子が使用可能である。光検出素子22は、例えば、PSD(Position Sensitive Detector)によって構成することが可能であり又、CCD(Charge Coupled Device)センサ等も使用可能である。光検出素子22は、光検出手段を構成している。
また、収容部41には、光源21及び光検出素子22への電源供給、光源21及び光検出素子22の制御及び光検出素子22によって検出した測定用光に対応する測定データの取り出し等を行うための電気ケーブル47が接続されており、光学式測定器18はケーブル47を介して制御部26に接続されている。制御部26は電気ケーブル48を介して制御操作部19にも接続されている。
光学式測定器18は、三角測量方式によって測定対象4の形状や所定位置から測定対象4の測定対象位置までの距離等、測定対象4についての長さに関する特性を測定する。
25はコンピュータによって構成されたデータ処理装置であり、制御部26及び制御操作部19を介してNC制御部9に対して測定対象4の形状等の測定指示を行ったり、光学式測定器18によって測定したデータを演算処理して測定対象4の形状(形状測定データ)の算出処理や加工された測定対象4の形状等が所定の許容範囲内にあるか否かの判定処理等を行う。
制御部26は、データ処理装置25からの指示を制御操作部19や光学式測定器18に伝達することによってNC制御部9や光学式18の制御を行ったり、光学式測定装置18によって測定したデータをデータ処理装置25に送信する。
図3は、図1及び図2に示した光学式測定装置及び加工システムの回路ブロック図で、図1及び図2と同一部分には同一符号を付している。
図3において、データ処理装置25は制御部26に接続されている。
データ制御装置25は、パーソナルコンピュータによって構成されており、キーボード等によって構成された操作部31、中央処理装置(CPU)32、インタフェース(I/F)33、記憶部34及び表示部39を有している。記憶部34にはプログラムや制御部26からのデータが記憶される。
CPU32は、前記プログラムを実行することによって後述するように、光学式測定器18からの測定データ及びこれに同期するNC制御部9からの位置情報に基づいて、測定対象4の形状等の長さに関する特性を算出する等のデータ処理を行ったり、加工機1の制御指示等の処理を行う。
尚、測定対象4の長さに関する特性とは、測定対象4の形状、所定位置から測定対象4上の所定点までの距離、所定位置を基準とする測定対象4上の所定点の3次元座標値等、長さについての測定対象の特性を意味している。
インタフェース33には制御部26が接続されている。制御部26には、光学式測定器18の光源21及び光検出素子22が接続されると共に、加工機1(具体的には、制御操作部19)が接続されている。
制御部26は、データ制御装置25からの測定指示に応答して光学式測定器18の光源21及び光検出素子22の制御を行ったり、制御操作部19を介してNC制御部19の制御を行う。また、光学式測定器18が測定したデータをデータ制御装置25に送信する。
加工機1は、制御操作部19、NC制御部9、主軸ヘッド6をZ軸方向に移動させるための主軸駆動部37、加工用テーブル2をX軸方向及びY軸方向に移動させるためのテーブル駆動部38を有する公知の加工機である。NC制御部9はCPU35及びCPU35が実行するプログラムを記憶した記憶部36を有しており、CPU35は前記プログラムを実行することによって、主軸駆動部37やテーブル駆動部38の制御等の後述する処理を行う。
また、NC制御部9は測定対象4の測定時に主軸ヘッド6と加工用テーブル2の相対的な位置関係を表す情報(位置情報)を、制御部26に送信する。制御部26は、光学式測定器18で測定したデータと前記位置情報とを同期させてデータ制御装置25に送信する。これにより、データ処理装置25では、測定対象4の形状等を正確に算出することが可能になる。
尚、本実施の形態では、測定対象4の加工時や測定時に、主軸ヘッド6をZ軸方向に移動制御すると共に、加工用テーブル2をX軸及びY軸方向に移動制御するように構成しているが、加工用テーブル2を所定位置に固定すると共に主軸ヘッド6を相互に直交するX軸、Y軸、Z軸方向に移動させるように構成してもよく又、その逆でもよい。即ち、加工用テーブル2と主軸ヘッド6の少なくとも一方を相対的に移動制御するように構成することが可能であり、前記位置情報としては主軸ヘッド6と加工用テーブル2の相対的な位置の情報であればよい。
測定時には、主軸ヘッド6の先端である工具取付部10には、加工用工具5に代わって光学式測定器18がATC7によって同軸上に装着される。データ処理装置25から計測指令が制御部26を介して、NC制御部9のCPU35に送られる。光学式測定器18の光源21から照射された測定用光15は測定対象4表面に照射される。測定対象4で反射した測定用光15は光検出素子22によって検出され、対応する測定データが出力される。
制御部26は、光検出素子22によって検出した測定用光(測定データ)及びこれに同期する主軸ヘッド6と加工用テーブル2の相対的な位置情報をデータ処理装置25に送信する。
データ処理装置25は前記測定データ及びこれに同期する位置情報に基づいて、走査された測定対象4表面の三次元形状等の長さに関する特性を算出する。
主軸ヘッド6(換言すれば工具取付部10)の位置は主軸駆動部37の内蔵エンコーダ(図示せず)によってその現在値が実時間で連続して読めるようになっている。
このようにして、主軸ヘッド6とテーブル2の相対的な位置情報と、測定対象4の測定点の測定データとを同期をとりながら測定対象4の形状等の測定が行われる。
測定対象4の測定状態では、データ処理装置25は、測定対象4の加工時と同様にCNC制御部9が主軸駆動部37を制御するように、操作制御部10を介してCNC制御部9に対して、主軸ヘッド6の工具取付部10の移動を制御するための制御信号を供給する。CNC制御部9は、制御部26を介して受信したデータ処理装置25からの制御信号に対応する位置に主軸ヘッド6を移動させるように、主軸駆動部37を制御する。これにより、主軸ヘッド6の工具取付部10は前記制御信号に対応する位置に移動される。
同時に、データ処理装置25のCPU32は、インタフェース33を介して制御部26に測定制御指示を行う。制御部26はデータ処理装置25からの測定制御指示に応答して、ケーブル47を介して光源21及び光検出素子22を制御して、光源21から測定用光を出力させると共に測定対象4で反射した測定用光を光検出素子22によって検出させる。光学式測定器18は、光検出素子21によって検出した測定用光のデータ(測定データ)を制御部26に出力する。
制御部26は、光検出素子22によって検出した測定データ及びテーブル2と主軸ヘッド6の工具取付部10の相対的な位置情報を対応付けて、データ処理装置25に送信する。データ処理装置25は、制御部26からの測定データ及びこれに同期する位置情報を記憶部34に記憶する。このとき記憶部34記憶した測定対象4の測定データと前記位置情報は同期がとれたものになるため、測定対象4の各測定位置に対応する測定データが記憶されることになる。
測定対象4の形状等の長さに関する特性の測定は、記憶部36に記憶された測定対象4の加工用プログラムと同一のプログラムを用いて、主軸ヘッド6を移動制御しながら行い、随時、位置情報及び前記位置情報に同期する測定データは記憶部34に記憶される。
データ処理装置25のCPU32は、このよにして得られた前記位置情報に同期する複数の測定データに基づいて、測定対象4の形状等の長さについての特性を算出する。
ここで、操作部31は操作手段を構成し、CPU32は算出手段及び合否判断手段を構成し、制御操作部19は駆動パターン指示手段を構成し、表示部39は通知手段を構成している。また、CPU35、主軸駆動部37及びテーブル駆動部38は移動制御手段を構成している。記憶部34、36は、加工用形状データ記憶手段及び形状測定データ記憶手段を構成している。
図4は、本発明の実施の形態の処理を示すフローチャートである。
図5は、本発明の実施の形態において作成する金型部品を説明するための説明図である。
図5において、本実施の形態では、目的とする最終の成型品501を製造するための組金型(本実施の形態では2個の金型部品によって構成される組金型)用金型部品502、503を加工する例をしてしている。組金型は、第1金型部品502及び第2金型部品503によって構成されており、両金型部品502、503は位置決め片504によって位置合わせを行い、組み合わさて使用される。
図5(A)に示すように、成型品501を位置決め片504によって位置関係が決められた第1金型部品502と第2金型部品503によって成型する。
同図(B)の加工図面データ(CAD図面データ)に示すように、雄型の第1金型部品502の加工図面データはZad(X,Y)、雌型の第2金型部品の加工図面データはZbd(X,Y)としている。
同図(C)に示すように、前記加工用図面データに基づいて加工機1によって加工された後の実際の第1金型部品502、第2金型部品503の形状データは、各々、Zaw(X,Y)、Zbw(X,Y)としている。各金型部品502、503には双方の組合せ位置を特定する位置決め用の機構形状504a、504bが設けられており、位置決め片504によって位置決めされて成型される。
同図(D)に示すように、金型部品502、503から成る組金型によって、成型品501が作成される。
以下、図1〜図5を用いて、本発明の実施の形態に係る光学式測定装置及び加工システムの動作を詳細に説明する。
組製品の一種である組金型を製造する場合、制御操作部19を操作することによって、組金型を構成する第1金型部品502の加工用形状データZad(X,Y)及び第2金型部品503の加工用形状データZbd(X,Y)を入力すると、CPU35は前記加工用形状データZad(X,Y)、Zbd(X,Y)を記憶部36に記憶する(図4のステップS301、S302)。また、前記加工用形状データZad(X,Y)、Zbd(X,Y)は、制御部26を介してデータ処理部25に送信され、CPU32の制御の下、記憶部34にも記憶される。
尚、本実施の形態では、複数の部品を組み合わせて使用する製品(組製品)の一種として組金型の例を示しており、くむ製品を構成する複数の部品(組部品)として、第1金型部品502及び第2金型部品503を使用する例を示している。
また、図4及び図5において、符号「a」は第1金型部品502に関する表示であり、符号「b」は第2金型部品503に関する表示である。符号「d」は加工目標である図面データを示し、符号「w」は実際に加工された値のデータを示している。
加工用形状データZad(X,Y)、Zbd(X,Y)は、各々、第1金型部品502、503の加工目標形状を表す加工用形状データ(設計図面のCADデータ)であり、各金型部品502、503における複数の点のX軸座標値、Y軸座標及びZ軸座標値が含まれている。
次に、第1金型部品502を作成するための金型作成用材料を固定具3によって加工用テーブル2に取り付ける。この状態で、制御操作部19からNC制御部9に加工指示を行うと、CPU35は記憶部36に記憶した第1金型部品502の加工用形状データZad(X,Y)に基づいて加工用プログラムを生成し、ATC7を制御することによって主軸ヘッド6に所定の加工用工具5を装着し、前記加工用プログラムに基づいて主軸駆動部37及びテーブル駆動部38を制御する。これにより、主軸ヘッド6をZ軸方向に移動させると共に加工用テーブル2をX軸及びY軸方向に移動させながら、主軸ヘッド6に装着されている加工用工具5によって前記金型作成用材料を加工し、第1金型部品502を作成する(ステップS303)。
第1金型部品502の加工終了後、データ処理装置25を操作することによって、制御部26を介してNC制御部9に対して、加工した第1金型部品502の形状測定指示を行う。
CPU35は、前記測定指示に応答して、ATC7を制御して主軸ヘッド6に装着されている加工用工具5を光学式測定器18に交換し、第1金型部品502の作成時と同一の前記加工用プログラムを用いて、主軸駆動部37及びテーブル駆動部38を制御する。
制御部26は、CPU35による前記主軸駆動部37及びテーブル駆動部38の制御に同期して、光源21から第1金型部品502に所定波長の測定用光を出力すると共に第1金型部品502で反射した測定用光を光検出素子22によって検出し、前記位置情報とともに加工済みの第1金型部品502の形状を測定した測定データZaw(X,Y)をデータ処理装置25に送信する。
データ処理装置25は、制御部26からの前記位置情報及び第1金型部品の測定データZaw(X,Y)を記憶部34に記憶する(ステップS304)。記憶部34に記憶されるデータは、加工用テーブル2及び主軸ヘッド6の相対的移動な移動データ及び第1金型部品の測定データZaw(X,Y)であり、加工用テーブル2及び主軸ヘッド6の相対的移動に同期した第1金型部品の測定データZaw(X,Y)である。
次に、CPU32は、記憶部34に記憶した加工用形状データZad(X,Y)と測定データZaw(X,Y)との差をとり(ステップS305)、評価を行う(ステップS306)。
CPU32は、処理ステップS306において、第1金型部品502が所定の許容値外れ(即ち、削り過ぎ)と判断した場合、後に加工する第2金型部品503の加工用形状データZbd(X,Y)を、第2金型部品503が第1金型部品502に合うように、所定量だけ修正した後(ステップS307)、処理ステップS308に移行する。前記第2加工部品503の修正したデータは、記憶部34、36に記憶される。
また、CPU32は、処理ステップ306において、第1金型部品502は所定の許容値内に加工されていると判断した場合も、処理ステップS308に移行する。
また、CPU32は、第1金型部品502の切削量が少ない(即ち、加工残りがある)と判断した場合には、処理ステップS312に移行する。
次に、第1金型部品に代えて第2金型部品503製造用材料を固定具3によって加工用テーブル2に取り付ける。この状態で、制御操作部19からNC制御部9に加工指示を行うと、CPU35は記憶部36に記憶した第2金型部品503の加工用形状データZbd(X,Y)に基づいて加工用プログラムを生成し、ATC7を制御することによって光学式測定器18に代えて主軸ヘッド6に所定の加工用工具5を装着し、前記加工用プログラムに基づいて主軸駆動部37及びテーブル駆動部38を制御する。
これにより、主軸ヘッド6をZ軸方向に移動させると共に加工用テーブル2をX軸Y軸方向に移動させながら、主軸ヘッド6に装着されている加工用工具5によって前記製造用材料を加工し、第2金型部品503を作成する(ステップS308)。
ここで、処理ステップS306において第1金型部品が許容値外れ(削り過ぎ)と判断された場合には、第2金型部品503は第1金型部品に合うように形状に少なめに削られる。また、処理ステップS306において第1金型部品が許容値内と判断された場合には、第2金型部品503は加工用形状データZbd(X,Y)の許容値内に入るように加工される。
第2金型部品503の作成完了後、データ処理装置25を操作することによって、制御部26を介してNC制御部9に対して、加工した第2金型部品503の形状測定指示を行う。
CPU35は、前記測定指示に応答して、ATC7を制御して、主軸ヘッド6に装着されている加工用工具5を光学式測定器18に交換し、第2金型部品502の作成時と同一の前記加工用プログラムを用いて、主軸駆動部37及びテーブル駆動部38を制御する。
制御部26は、CPU35による前記主軸駆動部37及びテーブル駆動部38の制御に同期して、光源21から第2金型部品503に所定波長の測定用光を出力すると共に第2金型部品503で反射した測定用光を光検出素子22によって検出することにより、加工済みの第2金型部品503の形状を測定し、第2金型部品の測定データZbw(X,Y)を記憶部34に記憶する(ステップS309)。記憶部34に記憶される前記データは、加工用テーブル2及び主軸ヘッド6の相対的移動な移動データ及び第2金型部品の測定データZbw(X,Y)であり、加工用テーブル2及び主軸ヘッド6の相対的移動に同期した第2金型部品の測定データZbw(X,Y)である。
次に、CPU32は、記憶部34に記憶した加工用形状データZbd(X,Y)と測定データZbw(X,Y)との差をとり(ステップS310)、評価を行う(ステップS311)。
CPU32は、処理ステップS311において、第2金型部品502の切削量が少ないと判断した場合には処理ステップS308に戻って追加工を行い、第2金型部品503が所定の許容値外れ(即ち蹴り過ぎ)の場合には、処理ステップS312に移行する。
処理ステップS312では、処理ステップS306において加工残りがあるために要追加工と判断した第1金型部品502と、処理ステップS311において削り過ぎたために許容値外れと判断した第2金型部品502とを組み合わせてみて、即ち、第1金型部品502の測定データZaw(X,Y)と第2金型部品503の測定データZbw(X,Y)の差を取り(ステップS312)、組金型が適正に加工されたか否かを判断する(ステップS313)。
CPU32は、前記差が所定の許容値範囲内の場合には組金型が適正に加工されたと判断して、表示部39に「合」を表示して合格通知を行う。CPU32は、前記差が所定の許容値範囲該の場合であって是正できない場合には、組金型が適正に加工されなかったと判断して、表示部39に「否」を表示して不合格通知を行う。
一方、CPU32は、処理ステップS313において、前記差が所定の許容値範囲外ではあるが、追加工によって是正可能と判断した場合、第2加工部品503の追加工を行えばよい場合には処理ステップS308に戻って第2金型部品503の追加工を行い、第1加工部品502の追加工を行えばよい場合には、第2金型部品503を第1金型部品502に代えてテーブル2に固定した後(ステップS314)、処理ステップS303に戻って追加工を行う。
以上のように、本発明の実施の形態に係る光学式測定装置によれば、測定対象(例えば、組金型用の金型部品)を加工位置に保持した状態で、前記加工対象の形状等を光学的に高精度に測定することが可能になる。また、測定対象の形状等が所定の許容値内に入るか否かの判定や通知が可能になる。
また、本発明の実施の形態に係る加工システムによれば、測定対象の形状等が所定範囲に入らない場合でも、前記測定対象の歩留まりを向上することが可能になる。
尚、本実施の形態では、複数の部品(組部品)を組み合わせて使用する製品(組製品)の一種として第1金型部品及び第2金型部品によって構成された組み金型の例で説明したが、他の組製品についても適用可能である。
NCフライス盤、マシニングセンタ、NC旋盤、NC放電加工機等の各種自動制御型加工機とともに光学式測定器を使用して、組製品の光学的測定を行う光学式測定装置や組製品用の組部品を加工する加工システムに適用できる。
本発明の実施の形態に係る光学式測定装置及び加工システムの概略構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る光学式測定装置及び加工システムの概略構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る光学式測定装置及び加工システムの回路ブロック図である。 本発明の実施の形態の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態において作成する金型部品の使用方法を説明するための説明図である。
符号の説明
1・・・NC加工機
2・・・加工用テーブル
3・・・固定具
4・・・測定対象
5・・・加工用具
6・・・主軸ヘッド
7・・・ATC
8・・・工具マガジン
9・・・制御手段を構成するNC制御装置
10・・・工具取付部
11・・・ホルダ部
14・・・ベッドフレーム
15・・・測定用光
17・・・アーム
18・・・光学式測定手段を構成する光学式測定器
19・・・駆動パターン指示手段を構成する制御操作部
20・・・工具主軸
21・・・光源
22・・・光検出手段を構成する光検出素子
25・・・データ処理装置
26・・・制御部
31・・・操作手段を構成する操作部
32・・・算出手段及び合否判断手段を構成するCPU
33・・・インタフェース
34・・・加工用形状データ記憶手段及び形状測定データ記憶手段を構成する記憶部
35・・・移動制御手段を構成するCPU
36・・・加工用形状データ記憶手段及び形状測定データ記憶手段を構成する記憶部
37・・・移動制御手段を構成する主軸駆動部
38・・・移動制御手段を構成するテーブル駆動部
39・・・通知手段を構成する表示部
41・・・収容部
47、48・・・電気ケーブル

Claims (4)

  1. 加工機の主軸ヘッドに対して着脱が可能な形状を有するホルダ部と、前記ホルダ部と一体的に設けられ、測定用光を出力する光源及び前記加工機の加工用テーブルに取り付けられ前記加工機によって加工された組製品用組部品で反射した前記測定用光の検出を行って対応する測定データを出力する光検出手段とを有する光学式測定手段と、
    前記組部品の加工目標形状を表す加工用形状データを記憶する加工用形状データ記憶手段と、
    既に加工済みで前記組部品と組をなす他の組部品の形状測定データを記憶する記憶手段と、
    前記加工用テーブル及び主軸ヘッドの相対的な駆動パターンを指示する駆動パターン指示手段と、
    前記駆動パターン指示手段によって指示された駆動パターンに対応するように前記加工用テーブル及び主軸ヘッドの少なくとも一方を相対的に移動させる移動制御手段と、
    前記加工用テーブルと主軸ヘッドの相対的移動データに同期する前記測定データに基づいて前記組部品の形状を表す形状測定データを算出する算出手段と、
    前記組部品の形状の合否を判断する合否判断手段と、
    通知手段とを備え、
    前記組部品の測定時に、前記移動制御手段は、前記駆動パターン指示手段によって指示された駆動パターンに対応するように前記加工用テーブル及び主軸ヘッドの少なくとも一方を相対的に移動させ、前記光学式測定手段は前記移動に同期させながら前記組部品の測定データを出力し、前記算出手段は前記測定データに基づいて前記組部品の形状を表す形状測定データを算出し、前記合否判断手段は、前記算出手段が算出した前記組部品の測定形状データと前記加工用形状データの差が所定の許容値内にあると判断した場合、及び、既に加工済みで前記組部品と組をなす他の組部品との組合せ状態が所定の許容値内に入ると判断した場合に合格と判断し、前記通知手段は前記合否判断手段が合格と判断した場合に合格通知を行い、不合格と判断した場合には不合格通知を行うことを特徴とする光学式測定装置。
  2. 請求項1記載の光学式測定装置を有し、加工後の組部品が削り過ぎの場合、前記組部品と前記組部品と組をなす他の組部品との組み合わせ状態が所定の許容値内に入るように前記他の組部品の加工用形状データを修正し、前記修正した加工用形状データに基づいて前記他の組部品の加工を行うことを特徴とする加工システム。
  3. 請求項1記載の光学式測定装置を有し、加工後の組部品が加工残りを有すると共に、前記組部品と組をなす他の組部品が削り過ぎの場合、前記両組部品の組み合わせ状態が所定の許容値内に入るように前記組部品を追加工することを特徴とする加工システム。
  4. 前記組部品又は他の組部品の加工によって、各組部品の測定形状データ又は両組部品の組み合わせ状態が所定の許容値内に入ると前記合否判断手段が判断した場合に前記通知手段は合格通知を行い、前記所定の許容値内に入らないと前記合否判断手段が判断した場合には不合格通知を行うことを特徴とする請求項2又は3記載の加工システム。
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