JP5128404B2 - 電圧増幅回路および駆動回路 - Google Patents

電圧増幅回路および駆動回路 Download PDF

Info

Publication number
JP5128404B2
JP5128404B2 JP2008192236A JP2008192236A JP5128404B2 JP 5128404 B2 JP5128404 B2 JP 5128404B2 JP 2008192236 A JP2008192236 A JP 2008192236A JP 2008192236 A JP2008192236 A JP 2008192236A JP 5128404 B2 JP5128404 B2 JP 5128404B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
circuit
mos transistor
output
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008192236A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010034669A (ja
Inventor
雅司 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2008192236A priority Critical patent/JP5128404B2/ja
Publication of JP2010034669A publication Critical patent/JP2010034669A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5128404B2 publication Critical patent/JP5128404B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Description

本発明は、電圧増幅回路、およびそれを備える駆動回路に関するものであり、特に、高容量性負荷を駆動するために、低電圧〜高電圧領域にて一定の高いスルーレート波形駆動能力を必要とする定電流回路方式の電圧増幅回路に関するものである。
例えば、高容量性負荷の圧電体を有するインクジェットヘッドを備えたインクジェット制御装置では、圧電体に対して電荷の供給および放電を繰り返すことにより圧電体を変形させ、この変形によって生じる吐出圧力によって、インクを吐出している。この動作を行うためには、これまでの評価結果から、0V〜30V前後の任意の高耐圧電位で、かつ100V/μs以上の高いスルーレートをもつ駆動電圧(電圧波形)を圧電体に与える駆動回路が必要であることがわかっている。
図9は、従来の駆動回路100の構成を示す回路ブロック図である。
図9に示すようなディスクリート部品による制御基板回路を使って、チャンネル毎に構成される従来の駆動回路100では、デジタル・アナログ・コンバータ回路(DAC回路)101および増幅回路102により生成された電位が、一旦コンデンサ103に蓄えられ、後段のスイッチ回路(図示せず)の切り替えにより最終出力段(図示せず)から所定のタイミングで出力される。これにより、高精度かつ高耐圧電位を実現した駆動電圧(Vch電位)を出力している。また、上記スイッチ回路を予め設計されたロジック仕様に基づいて制御することで、増幅回路102に負担を掛けずに、高い応答性と高いスルーレート特性とを実現している。
ところで、インクジェット制御装置に搭載される全面描画用ラインヘッド駆動回路では、今後、チャンネル数の増加が必要とされている。このチャンネル数の増加を実現するためには、駆動回路の小型化が必要であることから、駆動回路の集積回路化が急務とされている。
従来の駆動回路100では、高電位で、かつ高スルーレートな駆動電圧を出力するためには、コンデンサ103として、容量値が少なくとも数μF以上の比較的大きなコンデンサを搭載しなければならない。しかし、数μFクラスの大容量のコンデンサを集積回路で実現することは不可能であるため、従来の駆動回路100は適用することができない。
一方、集積回路において高スルーレートを実現する電圧増幅回路が、例えば、特許文献1および特許文献2などに記載されている。このような従来の定電流回路方式の電圧増幅回路では、出力安定化のための位相補償用容量として機能するコンデンサを出力段に配置し、該コンデンサに流れる電流量を前段のカレントミラー回路により制御することで、スルーレートを改善している。
特開平5−63459号公報(1993年3月12日公開) 特開2007−110233号公報(平成19年4月26日公開)
しかしながら、上記従来の定電流回路方式の電圧増幅回路では、出力段のトランジスタ性能に見合った出力電圧範囲でのスルーレートが改善されているのみであり、低電圧から高電圧までの広範囲の出力電圧に対して、一定以上の高いスルーレートを満たすことは困難であるという問題がある。
つまりは、通常、出力端子から取り出される電圧波形は、出力段にあるトランジスタで駆動できる電流容量に左右される。それゆえ、最大30V近い高電圧にて出力段のトランジスタを駆動するためには、該トランジスタの電流駆動能力がそれに見合うように、チャンネル幅やチャンネル長の値を大きくする必要がある。
ところが、チャンネル幅やチャンネル長の調整などでトランジスタサイズを大きくすると、トランジスタの寄生容量が大きくなってしまう。高電圧でトランジスタを駆動するときは、寄生容量が大きい場合であっても、ゲート端子にかかる電圧が比較的高いため、目標とするところの駆動能力は十分達成可能である。しかし、高電圧駆動に照準を合わせて設計した寄生容量が大きいトランジスタを低電圧で駆動するときは、寄生容量が大きいため、電圧波形の立ち上がりおよび立ち下がりのスルーレートが、どうしても低下する傾向にある。
それゆえ、従来の定電流回路方式の電圧増幅回路では、広範囲の電圧領域にて動作するように構成されていても、低電圧領域における出力波形のスルーレート値が、高電圧領域における出力波形のスルーレート値と比較して、十分に確保することができない。なお、費用コストを抑えるためチップサイズを小さくするためには、容量はできるだけ小さい方が好ましいが、出力電圧が低い時には十分な駆動能力が得られず、スルーレートの低下の要因となっている。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、低電圧領域でのスルーレートを改善し、低電圧領域から高電圧領域までの全領域において一定以上の高いスルーレートを満たすことができる電圧増幅回路、およびそれを備える駆動回路を提供することにある。
本発明の電圧増幅回路は、上記課題を解決するために、増幅した電圧を、出力段に構成されているMOSトランジスタのソース端子から出力する電圧増幅回路であって、一方の端子が上記MOSトランジスタのゲート端子に接続され、他方の端子が上記MOSトランジスタのドレイン端子に接続されているコンデンサを備え、上記MOSトランジスタは、ドレイン端子が所定の電位に接続されるとともに、ゲート端子に上記増幅した電圧が供給されることを特徴としている。
上記の構成によれば、MOSトランジスタのゲート・ドレイン間にコンデンサが備えられていることにより、ゲート端子がコンデンサを介して所定の電位に接続される。これにより、一時的に、MOSトランジスタのゲート電位が上がる(または下がる)。それゆえ、MOSトランジスタに流れるドレイン電流を増加させ、特に、増幅した電圧が低電圧(例えば10V以下)のときに、スルーレートを向上することが可能となる。よって、電圧増幅回路では、低電圧領域でのスルーレートを改善し、低電圧領域から高電圧領域までの全領域において一定以上の高いスルーレートを満たすことが可能となる。
また、本発明の電圧増幅回路は、入力電圧を所定の倍率で増幅する増幅回路をさらに備え、上記増幅回路の出力端子は、上記MOSトランジスタのゲート端子に接続されていることが望ましい。さらに、上記入力電圧は、デジタルデータで供給され、上記増幅回路は、上記入力電圧をアナログの電圧に変換して増幅する構成としてもよい。これにより、MOSトランジスタに好適な電圧を供給することが可能となる。
なお、本発明の電圧増幅回路は、上記MOSトランジスタは、N型のMOSトランジスタであることが望ましい。
また、本発明の電圧増幅回路は、上記MOSトランジスタは、最大25Vの電圧を出力可能に構成されていることが好ましい。これにより、低電圧から25Vの高電圧までの全領域において、MOSトランジスタは、一定以上の高いスルーレートをもった出力電圧を作成することが可能となる。
また、本発明の電圧増幅回路は、上記所定の電位は、上記MOSトランジスタのソース端子から出力される電圧波形の立ち上がりスルーレートが少なくとも100V/μsを有するように設定されていることが好ましい。さらに、上記所定の電位は、上記MOSトランジスタのソース端子から出力される電圧波形の立ち下がりスルーレートが少なくとも100V/μsを有するように設定されている構成としてもよい。これにより、MOSトランジスタのソース端子から出力される電圧波形の、立ち上がりスルーレート、および立ち下がりスルーレートは、少なくとも100V/μsを満たすことが可能となる。
本発明の駆動回路は、上記課題を解決するために、駆動電圧を作成する電圧増幅回路として、上記電圧増幅回路を備え、上記電圧増幅回路は、チャンネル毎に設けられるとともに、各々独立に動作することを特徴としている。
上記の構成によれば、低電圧領域から高電圧領域までの全領域において一定以上の高いスルーレートの駆動電圧を作成することが可能になるとともに、チャンネル毎に独立にユニット化することが可能となり、多チャンネル化や集積回路化に有効な回路を実現することが可能となる。
また、本発明の駆動回路は、上記複数の電圧増幅回路は、上記駆動電圧がチャンネル間で均一になるように各々独立に動作することが好ましい。これにより、チャンネル間のばらつき精度を向上することが可能となる。
以上のように、本発明の電圧増幅回路は、増幅した電圧を、出力段に構成されているMOSトランジスタのソース端子から出力する電圧増幅回路であって、一方の端子が上記MOSトランジスタのゲート端子に接続され、他方の端子が上記MOSトランジスタのドレイン端子に接続されているコンデンサを備え、上記MOSトランジスタは、ドレイン端子が所定の電位に接続されるとともに、ゲート端子に上記増幅した電圧が供給される構成である。
それゆえ、MOSトランジスタのゲート・ドレイン間にコンデンサが備えられていることにより、ゲート端子がコンデンサを介して所定の電位に接続されるので、一時的に、MOSトランジスタのゲート電位が上がる(または下がる)。よって、MOSトランジスタに流れるドレイン電流を増加させ、特に、増幅した電圧が低電圧(例えば10V以下)のときに、スルーレートを向上することができる。したがって、電圧増幅回路では、低電圧領域でのスルーレートを改善し、低電圧領域から高電圧領域までの全領域において一定以上の高いスルーレートを満たすことができるという効果を奏する。
本発明の駆動回路は、駆動電圧を作成する電圧増幅回路として、上記電圧増幅回路を備え、上記電圧増幅回路は、チャンネル毎に設けられるとともに、各々独立に動作する構成である。
それゆえ、低電圧領域から高電圧領域までの全領域において一定以上の高いスルーレートの駆動電圧を作成することができるとともに、チャンネル毎に独立にユニット化することが可能となり、多チャンネル化や集積回路化に有効な回路を実現することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。
(電圧増幅回路の構成および出力動作)
図1は、本実施の形態の電圧増幅回路10の一構成例を示す回路図である。
図1に示すように、本実施の形態の電圧増幅回路10は、例えば、図9に示したDAC回路101の後段に接続されるものであり、DAC回路101からの出力を、デジタル・アナログ・コンバータアンプ(DACアンプ)11(増幅回路)に入力して増幅し、出力段に構成されているNMOSトランジスタ12(MOSトランジスタ)のソース端子から出力するものである。
DACアンプ11は、前段のDAC回路101から出力された電圧(電位)を、所定の倍率で増幅する回路である。またこのとき、DACアンプ11は、DAC回路101から出力された電圧のデジタルデータを、アナログの電圧に変換して増幅する。DACアンプ11は、非反転入力端子がDAC回路101に接続され、出力端子が、抵抗を介して反転入力端子に接続されるとともに、NMOSトランジスタ12のゲート端子に接続されている。
NMOSトランジスタ12は、ドレイン端子が、PMOSトランジスタ14を介して回路電源VHAに接続され、ソース端子が、NMOSトランジスタ16を介してGNDに接続されている。また、NMOSトランジスタ12のソース端子は、出力端子21に接続されている。出力端子21には、外部負荷容量素子22が接続されている。
PMOSトランジスタ14は、PMOSトランジスタ15とカレントミラー回路を構成している。これにより、NMOSトランジスタ12のドレイン電流が制御される。なお、PMOSトランジスタ14およびPMOSトランジスタ15からなる高電位側のカレントミラー回路は、オン/オフの切替可能に構成されている。
NMOSトランジスタ16は、NMOSトランジスタ17とカレントミラー回路を構成している。NMOSトランジスタ16およびNMOSトランジスタ17からなる低電位側のカレントミラー回路は、オン/オフの切替可能に構成されている。
上記構成を有する電圧増幅回路10の出力動作について簡単に説明する。
電圧増幅回路10では、DAC回路101から供給される電圧に応じて、DACアンプ11の出力電圧が設定される。そして、DACアンプ11の出力電圧すなわちゲート電位がしきい値を超えるとNMOSトランジスタ12がオン状態になり、ゲート電位に応じてNMOSトランジスタ12にドレイン電流が流れる。なお、高電位側のカレントミラー回路は、オン状態に切り替えられているとする。
NMOSトランジスタ12のドレイン電流は、矢印Aで示す方向に流れる。このとき、NMOSトランジスタ16がオフ状態に切り替えられていたとすると、ドレイン電流は外部負荷容量素子22に流れ込む。これにより、出力端子21に現れる電圧波形が立ち上がる。
続いて、NMOSトランジスタ12がオン状態からオフに切り替わり、NMOSトランジスタ16がオフ状態からオンに切り替わると、外部負荷容量素子22が放電し、出力端子21に現れる電圧波形が立ち下がる。
このように、電圧増幅回路10では、DAC回路101から供給される電圧に応じて変化するNMOSトランジスタ12のゲート電位により、NMOSトランジスタ12のオン/オフが交互に切り替わるとともに、NMOSトランジスタ16のオフ/オンが交互に切り替わることにより、出力端子21から出力波形を得ることが可能となる。
なお、高電位側のカレントミラー回路、詳細にはPMOSトランジスタ14は、常にオン状態にしておくことが好ましい。これにより、出力端子21における出力波形の立上り時間を短縮することが可能となる。
つまりは、PMOSトランジスタ14が常時オン状態でない場合は、NMOSトランジスタ12のゲート電位が立ち上がった後、PMOSトランジスタ14をオンに切り替え、その後NMOSトランジスタ12をオンにさせることになる。このため、PMOSトランジスタ14が安定した状態になるまでには、一定の時間が必要となる。また、回路電源VHAの電位が高ければ、その時間はさらに増加する。
これに対し、PMOSトランジスタ14が常時オン状態である場合は、NMOSトランジスタ12のゲート電位が立ち上がってから、出力端子21において出力電圧が立ち上がり始める時間を短縮することが可能となる。なお、いずれの場合も、出力波形のスルーレート性能は同じである。
ここで、電圧増幅回路10には、電位ブースト用コンデンサ13(以下、コンデンサ13と略記する)が備えられている。コンデンサ13は、一方の端子が、NMOSトランジスタ12のドレイン端子に接続され、他方の端子が、NMOSトランジスタ12のゲート端子に接続されている。すなわち、コンデンサ13は、NMOSトランジスタ12のゲート・ドレイン間に設けられている。電圧増幅回路10では、コンデンサ13を備えることにより、以下に説明するように、出力波形のスルーレートが改善されている。
(電圧増幅回路のスルーレート改善効果)
次に、上記構成を有する電圧増幅回路10のスルーレート改善効果について説明する。
一般的なNMOSトランジスタは、図2に示すように、ゲート電位がある一定電位に達してから、ゲート電位に比例してドレイン電流が増加する特性を持ち、NMOSトランジスタ12も同様の特性を持っている。電圧増幅回路10に構成されているNMOSトランジスタ12は、DAC回路101から供給される電圧に応じて変化するDACアンプ11の出力電位VCHによって、ゲート電位が設定される。
NMOSトランジスタ12は、ゲート電位が高い場合、図2に示すように、ドレイン電流が多く流れるので、出力端子21から得る出力電圧波形の立上りは、そのゲート電位に応じて早くなる。ところが、ゲート電位が低い場合は、ドレイン電流が少ないため、出力端子21から得る出力電圧波形の立上りが遅くなる。このため、ゲート電位が低電圧の場合、出力電圧のスルーレート特性が悪化する。
線形領域において、NMOSトランジスタ12に流すことが可能なドレイン電流Idは、以下の式(1)で示される。
Id=1/2・μox・W/L・(Vgs−Vth) ・・・式(1)
μ:電子の実効移動度[m/V・s]
ox:単位面積当りの酸化膜容量[F/m
W:チャンネル幅[μm]
L:チャンネル長[μm]
Vgs:ゲート・ソース間電位[V]
Vth:しきい値電位[V]
式(1)の「μox・W/L」は、利得係数β[A/V]と呼ばれ、利得係数βはドレイン電流Idと比例関係にある。それゆえ、NMOSトランジスタ12のドレイン電流を大きくするためには、利得係数を大きくすることが必要であることがわかる。
利得係数を大きくするためには、「単位面積当りの酸化膜容量Coxを大きくして、ゲート酸化膜厚tox(=εox/Cox)を小さくする。」、「チャンネル長Lを小さくする。」、「チャンネル幅Wを大きくする。」というような方法がある。
ここで、一例として、出力端子21から得る出力電位の最小電位を5V、最大電位を25Vとした場合、最小電位の出力時と最大電位の出力時とにおけるNMOSトランジスタ12のドレイン電流(駆動電流)について示す。このとき、5V〜25Vまでの電圧範囲で、同一のNMOSトランジスタ12を駆動することになる。
なお、出力電位が最大値の25Vのとき、スルーレート値が100V/μsを満足するように、NMOSトランジスタ12は、チャンネル長Lが4μm、チャンネル幅Wが3600μmに設定され、ドレイン電流Idが最大120mA流すことが可能となるように設計されているとする。
また、出力端子21からは、DACアンプ11の出力電位VCHからNMOSトランジスタ12のしきい値電位Vth(ここでは0.5Vとする)を差し引いた値が出力される。それゆえ、DACアンプ11の出力電位VCHは、出力端子21の出力電位の最大値が25V、最小値が5Vの仕様を満足するように、その値が設定されているものとする。
まず、最大電位(25V)を出力する場合における、定常時のNMOSトランジスタ12の利得係数を計算する。Vgs=25.5[V]、Vth=0.5[V]、IdV25=120[mA]とした場合、これらの値を上記式(1)に代入すると、
IdV25=1/2・μox・W/L・(25.5−0.5)=120
となり、このとき、利得係数β=μox・W/Lを代入すると、
β=384[μA/V] ・・・式(2)
となる。よって、NMOSトランジスタ12の利得係数は、式(2)で表される能力を持っていると言える。
次いで、上記利得係数を持ったNMOSトランジスタ12を使って、同様に最小電位(5V)を出力する場合における、定常時のNMOSトランジスタ12のドレイン電流IdV5を計算してみる。Vgs=5.5[V]、Vth=0.5[V]とした場合、上記式(1)および式(2)から、
IdV5=1/2・384 ・(5.5V−0.5V)=4.8[mA]
となる。
よって、最大電位25Vの出力時と最小電位5Vの出力時とにおける定常時のドレイン電流を比較すると、ドレイン電流IdV25は120mAであり、ドレイン電流IdV5は4.8mAであることから、
IdV25/IdV5=120/4.8=25
となる。これにより、最小電位5Vのときのドレイン電流、すなわちNMOSトランジスタ12の駆動電流は、最大電位25Vのときのドレイン電流と比較して、25分の1であることがわかる。
つまりは、電圧増幅回路10のような定電流回路方式の回路では、最大電位25Vの条件で駆動できるように設計したにも拘らず、最小電位5Vの条件の場合は、最大電位25V時の25分の1の駆動電流しか流せないことになる。このため、最小電位5Vの場合は、最大電位25Vの場合に比較して駆動電流が小さいので、どうしても駆動能力、すなわちスルーレートが低下してしまう。
なお、スルーレートとは、図3に示すように、立上りまたは立下りの波形の傾きであって、単位時間当たりの出力電圧変化のことを表す。スルーレート[V/μs]は、次の式(3)で示される。
スルーレート=(VOUT(80%)−VOUT(10%))/(T(80%)−T(10%)) ・・・式(3)
VOUT(80%):出力電圧のハイレベルに対して80%のときの電圧
VOUT(10%):出力電圧のハイレベルに対して10%のときの電圧
T(80%):VOUT(80%)の出力電圧になる時刻
T(10%):VOUT(10%)の出力電圧になる時刻
よって、スルーレートが高いとは、単位時間当たりに変化する出力電位ΔVが高いことを表し、言い換えれば、所定の電圧までに達する遅延時間Δtが短いほど、スルーレートが高いことになる。
NMOSトランジスタ12における動作速度、つまり、遅延時間Tpdは、通常下記の式(4)に示す関係で表される。
:負荷容量、Vt:出力電位、I:駆動電流
上記式(4)から、遅延時間を短くする、すなわちスルーレートを高くするためには、負荷容量Cおよび出力電位Vtが決まっている場合、駆動電流I(ドレイン電流)を大きくすることによって、達成することができることがわかる。
また、MOSトランジスタのチャンネル長Lおよびチャンネル幅Wと、ゲート遅延時間Tgとの関係は、次の式(5)で示される。
よって、ゲート電位Vgsをさらに大きくすることでも、トランジスタのゲート遅延時間Tgを短くすることが可能である。
これにより、ゲート電位とドレイン電流とは、図2に示すように比例関係にあることから、NMOSトランジスタ12のゲート電位Vgsを高くすれば、ドレイン電流、すなわちMOSトランジスタ12の駆動電流は増加する。
よって、本実施の形態の電圧増幅回路10では、NMOSトランジスタ12のゲート・ドレイン間にコンデンサ13を配置し、ドレイン側に接続されている回路電源VHAとゲート端子とをコンデンサ13で結合することにより、ゲート電位Vgsを一時的に高くし、NMOSトランジスタ12のドレイン電流を増加させている。これにより、低電圧出力時の出力電圧波形の立上りのスルーレートを改善することが可能となっている。したがって、電圧増幅回路10では、低電圧領域でのスルーレートを改善し、低電圧から高電圧領域における広範囲において、一定以上の高いスルーレートをもった出力電圧を確保することが可能となる。
すなわち、出力段のNMOSトランジスタ12において、回路電源VHAに接続されるドレイン端子とゲート端子と間にコンデンサ13を追加し、該コンデンサ13を低電圧時の電位ブースト用として機能させることによって、ゲート電位の立上りを改善し、特に低電圧時(10V以下)のスルーレート特性を改善することが可能となっている。それゆえ、電圧増幅回路10では、低電圧領域から高電圧領域までの全領域で、所定の高スルーレート駆動波形性能を実現でき、かつ高いスルーレート性能で安定した出力波形を生成することができる。
ここで、コンデンサ13を配置した効果を確認するために、電圧増幅回路10の出力電圧のスルーレートをSPICEシミュレータにて検証した。
図4は、ゲート電位VCHを5Vに設定したときの、出力電位VOUTのシミュレーション結果を示す図である。図5は、ゲート電位VCHを25Vに設定したときの、出力電位VOUTのシミュレーション結果を示す図である。図6は、ゲート電位VCHを19Vに設定したときの、出力電位VOUTのシミュレーション結果を示す図である。
図4〜図6では、コンデンサ13の容量値が14pFの場合(すなわちコンデンサ13が配置されている場合)と、コンデンサ13の容量値が0pFの場合(すなわちコンデンサ13が配置されていない場合)とを示しており、横軸は時間[sec]、縦軸は出力電位(出力電圧)[V]を示している。
また、このシミュレーションは、回路電源VHAが34V、外部負荷容量素子22が1000pF、温度が25℃の条件で実施した。なお、PMOSトランジスタ14は常時ON状態とした。
NMOSトランジスタ12は、ゲート・ソース間およびゲート・ドレイン間が絶縁されているために、ゲート・ソース間およびゲート・ドレイン間は一種のコンデンサのような働きを持っている。このゲートのコンデンサ(入力容量)は、駆動電流が大きいほど大きくなり、NMOSトランジスタ12のオン/オフの立上りが鈍くなってしまう要因にある。
そこで、電圧増幅回路10では、NMOSトランジスタ12のゲート・ドレイン間にコンデンサ13を配置し、ゲート電位VCHをドレイン端子に接続されている回路電源VHA(34V)に一時的に導通させることで、ゲート電位VCHを高くしている。
これにより、図4に示すように、出力電位VOUTの立上り時、コンデンサ13が14pFのときのゲート電位VCHに鋭い波形が現れている。このとき、ゲート電位VCHは、一時的に9.3V近くまで立ち上っており、最終出力電位5.3Vに対し、4.0V前後高い電位に達している。この一時的に増加したゲート電位VCHは、コンデンサ13が0pFのときのゲート電位VCHに比べて、格段に高い。
また、コンデンサ13が0pFのときの出力電位VOUTが4.2Vであるのに対して、コンデンサ13が14pFのときでは、ゲート電位VCHの増加に比例して、出力電位VOUTが5.3Vとなり高くなっている。これにしたがって、コンデンサ13が0pFのときの立上り時のスルーレートが27.7V/μsecであるのに対して、コンデンサ13が14pFのときの立上り時のスルーレートが113.8V/μsecと、300%以上向上している。表1に、ゲート電位VCHを5Vに設定したときの、出力電位VOUTとスルーレート値との比較を示す。なお、条件1はコンデンサ13が14pFの場合を示し、条件2はコンデンサ13が0pFの場合を示している。
よって、コンデンサ13が配置されていないときでは、スルーレートは100V/μsec以下であり、仕様を満足できていないが、コンデンサ13を配置し、NMOSトランジスタ12のゲート電位を一時的に高くすることで、駆動電流が増加し、スルーレートを大幅に改善することができることがわかる。
また、図5を参照すると、出力電位VOUTの立上り時、コンデンサ13が14pFのときのゲート電位VCHは、一時的に29V近くまで立ち上っており、最終出力電位25.1Vに対し、4V程度増加している。
しかしながら、ゲート電位VCHが、本来25Vで高いため、駆動電流は十分確保できており、立上り時のスルーレートは、コンデンサ13が14pFのときでは215.4V/μsecであるのに対し、コンデンサ13が0pFのときでは214.2V/μsecとなっている。それゆえ、ゲート・ドレイン間のコンデンサ容量差による誤差は、1.0%以内に収まっている。表2に、ゲート電位VCHを25Vに設定したときの、出力電位VOUTとスルーレート値との比較を示す。
また、図6を参照すると、出力電位VOUTの立上り時、コンデンサ13が14pFのときのゲート電位VCHは、一時的に23V近くまで立ち上っており、最終出力電位19.0Vに対し、4V程度増加している。
しかしながら、ゲート電位VCHが、本来19Vで高いため、駆動電流は十分確保できており、立上り時のスルーレートは、コンデンサ13が14pFのときでは207.9V/μsecであるのに対し、コンデンサ13が0pFのときでは199.0V/μsecとなっている。それゆえ、ゲート・ドレイン間のコンデンサ容量差による誤差は、5.0%以下に収まっている。表3に、ゲート電位VCHを19Vに設定したときの、出力電位VOUTとスルーレート値との比較を示す。
以上の結果から、出力段のNMOSトランジスタ12のゲート・ドレイン間にコンデンサ13を追加することにより、低電圧時の駆動電流(ドレイン電流)を増加させ、スルーレートを改善することができることがわかる。
図7は、表1〜表3に示される結果をまとめた、出力電圧に対するスルーレートを示すグラフである。図7では、横軸は出力電圧[V]を示し、縦軸はスルーレート[V/μsec]を示している。
図7に示すように、低電圧(5V)から高電圧(25V)までの電圧領域において、14pFのコンデンサ13を配置する場合では、特に、低電圧領域(10V以下)でのスルーレートを向上し、所定の高いスルーレート(100V/μsec)を達成することが可能となっている。
また、上記シミュレーションでは、回路電源VHAを34Vとしたが、NMOSトランジスタ12のドレイン端子に接続される電位は、駆動電流(ドレイン電流)を増加させ、所定の立ち上がりスルーレート、および/または、立ち下がりスルーレートを満たすように設定すればよい。
なお、上述した電圧増幅回路10では、出力段に構成するトランジスタとして、NMOSタイプのNMOSトランジスタ12を用いたが、これに限らず、PMOSタイプのトランジスタを用いてもよく、同様の効果を奏することが可能である。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態について図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1と同じである。また、説明の便宜上、前記の実施の形態1の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態では、前記実施の形態1の電圧増幅回路10の使用例として、インクジェット制御装置に搭載される駆動回路について説明する。
図8は、本実施の形態の駆動回路50の一構成例を示すブロック図である。
図8に示すように、駆動回路50は、スイッチング回路51、電圧生成回路52、共通電圧発生回路部53、制御部54、高容量性負荷素子55、スイッチング制御回路56、画像データラッチ手段57、画像データシリアルパラレル変換手段58、および電圧データシリアルパラレル変換手段59を備えており、高容量性負荷素子55に対して電荷の供給および放電を繰り返し、高容量性負荷素子55を駆動するものである。
駆動回路50では、制御部54から、電圧データが電圧データシリアルパラレル変換手段59に、画像データが画像データシリアルパラレル変換手段58に、データラッチ信号が画像データラッチ手段57に、駆動タイミング信号がスイッチング制御回路56に、それぞれ所定のタイミングで出力されている。
スイッチング回路51および電圧生成回路52は、高容量性負荷素子55の駆動に必要なチャンネル数に応じて設けられている。電圧生成回路52としては、図1に示した電圧増幅回路10が用いられている。各電圧生成回路52には、電圧データシリアルパラレル変換手段59から、電圧値を示すデジタルデータが、所定のタイミングで供給されている。各電圧生成回路52は、上記電圧値を示すデジタルデータに応じて増幅した電圧を生成し、スイッチング回路51に出力する。
一方、制御部54は、共通電圧発生回路部53から、共通電圧を各スイッチング回路51に出力させている。スイッチング回路51は、スイッチング制御回路56から供給される制御信号に基づいて、電圧生成回路52から出力された電圧、および共通電圧発生回路部53から出力された電圧のいずれか一方を、高容量性負荷素子55に与えている。
これにより、駆動回路50では、チャンネル毎に生成された電圧と、各チャンネルに共通する電圧との少なくとも2種類の異なる駆動電圧波形を、高速応答性と高耐圧を保持したまま、高容量性負荷素子55に、タイムシーケンシャルに供給することが可能となっている。
ここで、電圧生成回路52は、全てのチャンネル毎に独立に設けられ、各々独立に制御することが可能であるので、駆動回路50のように、チャンネル間のばらつき精度および調整を必要とする回路や、それに相当する装置に応用することが可能である。例えば、各電圧生成回路52が、作成する駆動電圧がチャンネル間で均一になるように各々独立に動作することにより、チャンネル間のばらつき精度を向上することが可能となる。また、1つの電圧生成回路52(1チャンネル)が故障しても、独立しているため、他の電圧生成回路52には影響を及ぼさない利点を有する。
つまりは、電圧生成回路52をチャンネル個別に持つことで、チャンネル毎に独立にユニット化することが可能となり、多チャンネル化や集積回路化に有効な回路を実現することが可能となる。また、多チャンネル化に対する制御装置の信頼性向上に有効な手段となる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、低電圧領域から高電圧領域までの広範囲な電圧領域において、一定の高いスルーレート特性を満たすことが望まれる電圧増幅回路に関する分野に好適に用いることができるだけでなく、電圧増幅回路の製造方法に関する分野にも好適に用いることができ、さらには、電圧増幅回路を備える駆動装置や電子機器などの分野にも広く用いることができる。
本発明における電圧増幅回路の実施の一形態を示す回路図である。 NMOSトランジスタの一般的特性を示すグラフである。 スルーレートを説明するためのグラフである。 上記電圧増幅回路の出力段に構成されているNMOSトランジスタのゲート電位を5Vに設定したときの、出力電位のシミュレーション結果を示す図である。 上記電圧増幅回路の出力段に構成されているNMOSトランジスタのゲート電位を25Vに設定したときの、出力電位のシミュレーション結果を示す図である。 上記電圧増幅回路の出力段に構成されているNMOSトランジスタのゲート電位を19Vに設定したときの、出力電位のシミュレーション結果を示す図である。 上記シミュレーション結果を用いて、上記電圧増幅回路における電位ブースト用コンデンサの有無によるスルーレート特性を示したときのグラフである。 上記電圧増幅回路を備える駆動回路の一構成例を示すブロック図である。 従来の駆動回路の構成を示す回路ブロック図である。
符号の説明
10 電圧増幅回路
11 デジタル・アナログ・コンバータアンプ(増幅回路)
12 NMOSトランジスタ(MOSトランジスタ)
13 電位ブースト用コンデンサ(コンデンサ)
14 PMOSトランジスタ
15 PMOSトランジスタ
16 NMOSトランジスタ
17 NMOSトランジスタ
21 出力端子
22 外部負荷容量素子
50 駆動回路
51 スイッチング回路
52 電圧生成回路(電圧増幅回路)
53 共通電圧発生回路部
54 制御部
55 高容量性負荷素子
56 スイッチング制御回路
57 画像データラッチ手段
58 画像データシリアルパラレル変換手段
59 電圧データシリアルパラレル変換手段

Claims (9)

  1. 増幅した電圧を、出力段に構成されているMOSトランジスタのソース端子から出力する電圧増幅回路であって、
    一方の端子が上記MOSトランジスタのゲート端子に接続され、他方の端子が上記MOSトランジスタのドレイン端子に接続されているコンデンサと、
    上記MOSトランジスタのドレイン端子を回路電源に接続するためにオン/オフ切替可能に構成された回路電源側MOSトランジスタと、
    上記MOSトランジスタのソース端子をグランドに接続するためにオン/オフ切替可能に構成されたグランド側MOSトランジスタとを備え、
    上記MOSトランジスタは、ドレイン端子が前記回路電源側MOSトランジスタを介して所定の電位に接続されるとともに、上記ゲート端子に上記増幅した電圧が供給されることを特徴とする電圧増幅回路。
  2. 入力電圧を所定の倍率で増幅する増幅回路をさらに備え、
    上記増幅回路の出力端子は、上記MOSトランジスタのゲート端子に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の電圧増幅回路。
  3. 上記入力電圧は、デジタルデータで供給され、
    上記増幅回路は、上記入力電圧をアナログの電圧に変換して増幅することを特徴とする請求項2に記載の電圧増幅回路。
  4. 上記MOSトランジスタは、N型のMOSトランジスタであることを特徴とする請求項1に記載の電圧増幅回路。
  5. 上記MOSトランジスタは、最大25Vの電圧を出力可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電圧増幅回路。
  6. 上記所定の電位は、上記MOSトランジスタのソース端子から出力される電圧波形の立ち上がりスルーレートが少なくとも100V/μsを有するように設定されていることを特徴とする請求項5に記載の電圧増幅回路。
  7. 上記所定の電位は、上記MOSトランジスタのソース端子から出力される電圧波形の立ち下がりスルーレートが少なくとも100V/μsを有するように設定されていることを特徴とする請求項5に記載の電圧増幅回路。
  8. 駆動電圧を作成する電圧増幅回路を備える駆動回路であって、
    上記電圧増幅回路は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の電圧増幅回路であり、チャンネル毎に設けられるとともに、各々独立に動作することを特徴とする駆動回路。
  9. 数の上記電圧増幅回路は、上記駆動電圧がチャンネル間で均一になるように各々独立に動作することを特徴とする請求項8に記載の駆動回路。

JP2008192236A 2008-07-25 2008-07-25 電圧増幅回路および駆動回路 Expired - Fee Related JP5128404B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008192236A JP5128404B2 (ja) 2008-07-25 2008-07-25 電圧増幅回路および駆動回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008192236A JP5128404B2 (ja) 2008-07-25 2008-07-25 電圧増幅回路および駆動回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010034669A JP2010034669A (ja) 2010-02-12
JP5128404B2 true JP5128404B2 (ja) 2013-01-23

Family

ID=41738690

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008192236A Expired - Fee Related JP5128404B2 (ja) 2008-07-25 2008-07-25 電圧増幅回路および駆動回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5128404B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04316851A (ja) * 1991-04-16 1992-11-09 Sharp Corp インクジェットマルチノズルヘッドの駆動回路
JP3414454B2 (ja) * 1993-10-01 2003-06-09 ソニー株式会社 アンプのバイアス回路
JP2000325882A (ja) * 1999-05-24 2000-11-28 Nec Corp ピエゾ駆動回路と駆動方法
EP1821313A1 (en) * 2006-02-17 2007-08-22 Sicon Semiconductor AB Track and hold circuit
JP2009302820A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Toppan Printing Co Ltd 電流駆動型ドライバ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010034669A (ja) 2010-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5119894B2 (ja) ドライバ回路
JP5280176B2 (ja) ボルテージレギュレータ
US7113412B2 (en) Drive circuit and power supply apparatus
TW529240B (en) Feedback type amplifier and driver
US7960953B2 (en) Regulator circuit and car provided with the same
JP6007040B2 (ja) 電源装置
JP5394968B2 (ja) 差動増幅回路
WO2007033045A2 (en) Stacked mosfets
US8040165B2 (en) Semiconductor integrated circuit
CN108832900B (zh) 运算放大电路及其过流保护方法
KR101353670B1 (ko) 삼각파 생성 회로
US20150229304A1 (en) Semiconductor device
JP6761361B2 (ja) 電源装置
US11334102B2 (en) Power supply circuitry
JPWO2004077673A1 (ja) 半導体集積回路
EP2846211A1 (en) Reduction in on-resistance in pass device
CN103580674A (zh) 输出缓冲器及半导体装置
JP6719233B2 (ja) 出力回路
JP5128404B2 (ja) 電圧増幅回路および駆動回路
JPWO2009096192A1 (ja) バッファ回路及びそれを備えたイメージセンサチップ並びに撮像装置
TWI681277B (zh) 電壓調整器
JP2018098848A (ja) パワーモジュール及び半導体装置
JP6035824B2 (ja) 昇圧回路
Schindler et al. Gate driver with 10/15ns in-transition variable drive current and 60% reduced current dip
JP5601176B2 (ja) スイッチングレギュレータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100826

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111004

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111205

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20111205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120619

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121002

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121031

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151109

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees