JP5128085B2 - 薄膜トランジスタ装置およびその製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタ装置およびその製造方法 Download PDF

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本発明は、薄膜トランジスタ装置およびその製造方法に関する。
液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro Luminescence)表示装置等の画素駆動用のトランジスタには、薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)が用いられる。このTFTには、大別して、アモルファスシリコンTFTと多結晶シリコンTFTの2種類がある。多結晶シリコンはアモルファスシリコンに比べ、キャリア移動度が2桁程度も大きいため、TFTの性能を向上させることができる。他方、多結晶シリコンの製造には、約1000℃もの高温を要し、絶縁基板としてガラス基板でなく石英ガラス基板を使用する必要があるため、製造コストに難点があった。しかし、上記問題を解決した低温多結晶シリコン(LTPS:Low-Temperature Polycrystalline Silicon)TFT(以下、LTPS−TFTという)が登場し、表示装置の大型化や高精細化に大きく寄与している。
具体的には、LTPS−TFTでは、駆動回路を同時に形成できるため、従来、別途設けられていたICおよびIC装着基板を削減できる。すなわち、表示装置周辺を簡素化でき、挟額縁で信頼性の高い表示装置を実現できる。また、液晶表示装置の場合、画素毎のTFTを小型化できるだけでなく、ドレイン側に接続するストレージキャパシタの面積も縮小できるため、高解像かつ高開口率の液晶表示装置を実現できる。このため、携帯電話用程度の小型パネルであって、QVGA(画素数:240×320)やVGA(画素数:480×640)の高解像液晶表示装置では、LTPS−TFTが主導的役割を果たしている。
ところで、上記の絶縁基板として一般的に使用されるのはガラスであり、この制約からLTPS−TFTの形成はガラスの歪点以下で行う必要がある。一般的には、500℃以下の低温で形成される。また、ゲート絶縁膜もプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)により低温で形成されたシリコン酸化膜が主に用いられる(特許文献1参照)。なお、下記の非特許文献1〜4については、後述する実施の形態において説明する。
特開2001−274410号公報 S. Maghsoodi et al.、「Transparent Silicon-based Low-k Dielectric Materials for TFT-LTPS Display」、SID 03 DIGEST、2003年、p.1512-1515 Sung-Woong Chung et al.、「Dielectric Properties of Hydrogen Silsesquioxane Films Degraded by Heat and Plasma Treatment」、Jpn. J. Appl. Phys.、Vol. 38、1999年、p.5214-5219 Chang-Chung Yang et al.、「Characterization of Poly(silsesquioxane) by Thermal Curing」、Proc. Natl. Sci. Counc. ROC(A)、Vol. 25、No. 6、2001年、p.339-343 Hae-Jeong Lee et al.、「A New, Low-Thermal-Budget Planarization Scheme for Pre-Metal Dielectric Using Electron-Beam Cured Hydrogen Silsesquioxane in Device」、Jpn. J. Appl. Phys.、Vol. 39、2000年、p.3924-3929
上記のプラズマCVDによるシリコン酸化膜は、特に、ゲート電極と半導体層間に電圧を印加した場合の絶縁耐圧に問題があった。一般に、半導体デバイスの故障率は、その半導体デバイスの動作時間により変化する。故障時間は、短時間側から初期故障時間、偶発故障時間、磨耗故障時間に大別され、初期故障時間経過後に、比較的安定な偶発故障時間が現れる。したがって、初期故障をスクリーニングした後、偶発故障時間から磨耗故障時間までの特性により半導体デバイスの寿命を推定できる。
上記のプラズマCVDによるシリコン酸化膜では、初期故障率が減衰する速度が遅く、初期故障領域の時間が長い。また、同じ厚さの熱酸化によるシリコン酸化膜に比べ、破壊電圧が低い上、破壊電圧が一定にならず、不安定であった。以上の理由から、初期故障領域での絶縁耐圧不良のスクリーニングが困難であり、信頼性が低かった。このため、従来は、ゲート絶縁膜を厚くすることにより、絶縁耐圧の絶対値を大きくしていたが、閾値電圧(Vth)の上昇およびオン電流(Ion)の減少を招来し、TFT特性が犠牲となっていた。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、高性能かつ高信頼性を有する薄膜トランジスタ装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明にかかる薄膜トランジスタ装置は、絶縁基板上にソース領域、ドレイン領域およびチャネル領域を含む半導体層と、前記半導体層を覆う第1のゲート絶縁層と、前記第1のゲート絶縁層上を覆う平坦化膜たる第2のゲート絶縁層と、前記第2のゲート絶縁層上に形成されたゲート電極と、前記ゲート電極を覆う層間絶縁層とを備えたものである。
本発明にかかる薄膜トランジスタ装置の製造方法は、絶縁基板上に半導体層、ゲート絶縁層、ゲート電極の順に形成された薄膜トランジスタ装置の製造方法であって、前記半導体層を覆う第1のゲート絶縁層を形成する工程と、前記第1のゲート絶縁層を覆う平坦化膜たる第2のゲート絶縁層を塗布する工程とを備えたものである。
本発明により、高性能かつ高信頼性を有する薄膜トランジスタ装置およびその製造方法を提供できる。
プラズマCVDにより低温で形成されたシリコン酸化膜が、上述の通り絶縁耐圧に劣る主原因としては、シリコン酸化膜のピンホールであると考えられる。通常、酸化雰囲気中で熱処理することによりピンホール下の半導体層にシリコン酸化膜が形成され、絶縁性が確保される。しかし、LTPS−TFTの製造工程は低温プロセスであるため、上記半導体層に酸化膜がほとんど形成されず、絶縁不良が解消されない。
発明者らは、鋭意研究した結果、プラズマCVDにより低温で形成されたシリコン酸化膜上に所定の平坦化膜を塗布し、コーティングすることにより、低温での熱処理によりピンホールが修復し、絶縁耐圧に優れるゲート絶縁膜が得られることを見出した。
以下に、本発明の実施の形態について説明する。ただし、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載および図面は、適宜、省略および簡略化されている。
図1を用いて、本発明の実施の形態にかかる薄膜トランジスタ装置およびその製造方法について説明する。図1(e)は実施の形態1にかかる薄膜トランジスタ装置の断面図である。実施の形態にかかる薄膜トランジスタは、液晶表示装置、有機EL表示装置等のアクティブマトリクス型表示装置に用いることができる。
実施の形態1にかかる薄膜トランジスタ装置は、図1(e)に示すように、絶縁基板1、半導体層2、ゲート絶縁層3、ゲート電極4、層間絶縁層5、配線6、上部絶縁層7を有している。
絶縁基板1としては、一般に、ガラス基板が用いられるが、石英ガラス基板およびこれらの基板上に一層以上の絶縁保護膜を有する基板も用いることができる。この絶縁保護膜は絶縁基板からの金属不純物の拡散を防止し、かつ、半導体層2との界面準位を抑えるものを備えることが好ましい。
ソース領域2a、ドレイン領域2bおよびチャネル領域2cを含む半導体層2は、絶縁基板1上に形成されている。絶縁基板1と半導体層2との段差を緩和するために、このシリコン膜2の端面はテーパー形状であることが好ましい。半導体層2としては、マイクロクリスタルシリコンを含む多結晶シリコンの他、アモルファスシリコンを用いることもできる。
ゲート絶縁層3は、半導体層2上に形成されている。ゲート絶縁層3は、第1のゲート絶縁層3aおよび第2のゲート絶縁層3bからなり、第1のゲート絶縁層3a上に平坦化膜たる第2のゲート絶縁層3bがコーティングされている。第1のゲート絶縁層3aには、半導体層2との界面で、電子や正孔のトラップ準位をできるだけつくらないことが要求される。また、後工程の熱処理時に、シリコンダングリングボンドを効果的に解消するための水素の供給源としての役割も期待される。具体的には、TEOS(Tetra Ethoxy Ortho Silicate)を材料ガスとして用いる低温プラズマCVDによるシリコン酸化膜が好ましい。
平坦化膜たる第2のゲート絶縁層3bとしては、厚さ100nm以下のシルセスキオキサンが好ましく、特に、ハイドロジェン・シルセスキオキサン(HSQ:Hydrogen Silsesquioxane)またはメチル・シルセスキオキサン(MSQ:Methyl Silsesquioxane)が好ましい。このシルセスキオキサンの性質については非特許文献1〜4に詳しく記載されている。これらの文献に記載されているように、HSQは、400℃以上において、ケージフォーム(Cage Form)からネットワークフォーム(Network Form)へ結合状態が急速に変化する。MSQはHSQよりも高い耐熱性を有すが、炭素を含有するため、TFTの使用条件により信頼性に劣る場合がある。なお、シルセスキオキサンを直接半導体層2上に形成すると、半導体層2との界面において上記トラップ準位の密度が増加するため、好ましくない。すなわち、あくまで、第1のゲート絶縁層3aをコーティングするために用いるべきであり、シルセスキオキサンのみでゲート絶縁層とするのは好ましくない。
シルセスキオキサンはメチル・イソブチル・ケトン(MIBK:Methyl Isobutyl Ketone)やメチル・エチル・ケトン(MEK:Methyl Ethyl Ketone)等の溶媒で希釈でき、100nm以下の薄膜が容易に得られる。すなわち、シルセスキオキサンはプラズマCVDにより低温で形成されたシリコン酸化膜上に薄くコーティングできるため、ゲート絶縁膜の厚さがほとんど増加しない。したがって、VthやIon等のTFT特性が犠牲にならない。コーティングされたシルセスキオキサンは、400℃以上の熱処理により、周囲のシリコンと反応し、上記シリコン酸化膜のピンホールを修復する。これにより、破壊電圧が高く、安定したゲート絶縁膜が得られる。
ゲート電極4は、ゲート絶縁層3上に形成されている。このゲート絶縁層3上とゲート電極4との段差を緩和するために、ゲート電極4の端面もテーパー形状を持たせることが好ましい。ゲート電極4には、当然のことながら、低抵抗であることが要求される。そのため、ゲート電極4としては、Al、Cu、Mo、Cr、Ta、Ti等が考えられる。また、ゲート電極4が水素の拡散を抑制できれば、水素がゲート電極4から散逸することを防止できるため、熱処理時にシリコンのダングリングボンドを効果的に解消することができる。従って、ゲート電極4は、水素の拡散係数がゲート絶縁層3よりも小さいバリアメタルTiN、TaN、MoN、NbN、WN、VN、ZrN、HfN膜の少なくとも一つを備える多層膜であってもよい。
層間絶縁層5は、ゲート電極4上に形成され、ゲート電極4およびゲート絶縁層3を覆っている。この層間絶縁層5には、その上に形成されている配線6との間の電気的絶縁性、配線6とゲート電極4との間の寄生容量の低減などが要求される。層間絶縁層5としては、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸化窒化膜またはこれらの複合膜等が好ましい。
配線6は、層間絶縁層5およびその下のゲート絶縁層3を貫くコンタクトホールを介して、ソース領域2a、ドレイン領域2bおよびゲート電極4に接続されている。この配線6としては、Al、Cu、Mo、Cr、Ta、Ti等が好ましい。また、配線6は、ゲート電極4と同様の理由から、水素の拡散を抑制する効果のあるバリアメタルTiN、TaN、MoN、NbN、WN、VN、ZrN、HfN膜の少なくとも一つを備える多層膜であってもよい。
上部絶縁層7は、配線6および層間絶縁層5上に形成されている。この上部絶縁層7としては、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸化窒化膜またはこれらの複合膜等が好ましい。なお、層間絶縁層5または上部絶縁層7の少なくともいずれか一方は、後工程の熱処理時に、シリコンダングリングボンドを効果的に解消するため、水素の拡散を抑制するシリコン窒化膜またはシリコン酸化窒化膜を備えていることが好ましい。
次に、図1(a)〜(e)を用いて、実施の形態1にかかる薄膜トランジスタ装置の製造方法について説明する。図1(a)〜(e)は、各工程における薄膜トランジスタ装置の断面図である。
図1(a)に示すように、絶縁基板1上に、減圧CVDまたはプラズマCVDにより、半導体層2を堆積する。このとき、半導体層2はアモルファスであるため、レーザーアニール、熱アニール等により多結晶化する。必要であれば、アニール前に脱水素処理を行う。なお、絶縁基板1が通常のガラス基板の場合、500℃以下において半導体層2を形成することが好ましい。一方、500℃以上の温度においてプレアニールされたガラス基板であれば、半導体層2を当該ガラス基板1の歪点付近で形成することもできる。
図1(b)に示すように、半導体層2上には、上述の通りTEOSを材料ガスとして用いる低温プラズマCVDにより、シリコン酸化膜からなる第1のゲート絶縁層3aを形成する。また、第1のゲート絶縁層3a上には、スピンコーティングまたはスリットコーティングにより、HSQ膜またはMSQ膜からなる第2のゲート絶縁層3bを塗布し、形成する。これにより、第1のゲート絶縁層3aのピンホールが絶縁体により充満される。所望の膜厚を得るため、適宜MEKやMIBKを溶剤として希釈して用いてもよい。
HSQとしてはFOx−12〜15(ダウコーニング社)およびOCDT−12、OCDT−32(東京応化工業社)が挙げられる。また、MSQとしてはOCDT−9、OCDT−39(東京応化工業社)およびHSG−R7、HSG−RZ25(日立化成工業社)が挙げられる。さらに、HSQとMSQの中間的な構造であり、両者の性質を備えるHOSP(ハネウエルエレクトロニックマテリアルズ社)を用いてもよい。
第2のゲート絶縁層3bを形成した後、熱処理を行う。この熱処理は、150℃のプリベーキングから200℃、300℃、400℃と段階的に熱処理温度を上昇させることが好ましい。HSQやMSQは300℃以上の酸化雰囲気中では、酸化により劣化するおそれがあるため、少なくとも、300℃以上の熱処理は不活性雰囲気中で実施する。不活性ガスとしては窒素、アルゴンまたは両者の混合ガスを用いることが好ましい。HSQは、400℃以上において、急速にSi−O結合のネットワーク化が進行する。第1のゲート絶縁膜3aたるシリコン酸化膜のピンホールは主に400℃以上の熱処理により解消される。したがって、第2のゲート絶縁層3b形成後の熱処理における最終熱処理は400℃〜500℃の温度範囲で実施する。
図1(c)に示すように、第2のゲート絶縁層3b上には、Al、Mo等の金属スパッタリングによりゲート電極4を形成する。ゲート電極4をマスクにし、ゲート絶縁膜3を介し、半導体層2に導電性不純物をイオン注入またはイオンドーピングすることにより、半導体層2にソース領域2aおよびドレイン領域2bを形成する。ゲート電極4によりマスクされた領域がチャネル領域2cとなる。上記マスクには、ゲート電極4のみでなく、ゲート電極4を形成するためのフォトレジストも同時に用いることが好ましい。
図1(d)に示すように、ゲート電極4および第2のゲート絶縁層3b上に、プラズマCVDにより、シリコン窒化膜等の層間絶縁層5を形成する。その後、熱処理を行う。この熱処理は、窒素、アルゴン等の不活性雰囲気中、350℃〜500℃、特に、350℃〜450℃の温度範囲で実施することが好ましい。なお、この熱処理は必須ではない。
図1(e)に示すように、層間絶縁層5およびその下のゲート絶縁層3を貫くコンタクトホールを開口後、Al、Mo等の金属スパッタリングにより配線6を形成する。次に、配線6および層間絶縁層5上に、プラズマCVDにより、シリコン窒化膜等の上部絶縁層7を形成する。その後、熱処理を行う。この熱処理は、窒素、アルゴン等の不活性雰囲気中、350℃〜500℃、特に、350℃〜450℃の温度範囲で実施することが好ましい。なお、この熱処理は必須ではない。
以上説明したとおり、プラズマCVDにより低温で形成されたシリコン酸化膜上にシルセスキオキサンをコーティングし、不活性ガス雰囲気中において熱処理することにより、シリコン酸化膜のピンホールが修復される。これにより、初期故障率が減衰する速度が速くなり、初期故障時間が短くなる。また、破壊電圧が高くなる上、一定になり、安定する。
なお、上記実施の形態ではSA(self-Aligned)−TFT構造について主に説明したが、LDD(lightly doped drain)−TFTおよびGOLD(Gate-Overlapped LDD)−TFTの場合も同様の効果を奏する。
発明の実施の形態にかかる薄膜トランジスタ装置およびその製造方法の工程を示す断面図である。
符号の説明
1 絶縁基板
2 半導体層
2a ソース領域
2b ドレイン領域
2c チャンネル領域
3 ゲート絶縁層
3a 第1のゲート絶縁層
3b 第2のゲート絶縁層
4 ゲート電極
5 層間絶縁層
6 配線
7 上部絶縁層

Claims (18)

  1. 絶縁基板上にソース領域、ドレイン領域およびチャネル領域を含む半導体層と、
    前記半導体層を覆う第1のゲート絶縁層と、
    前記第1のゲート絶縁層上を覆う平坦化膜たる第2のゲート絶縁層と、
    前記第2のゲート絶縁層上に形成されたゲート電極と、
    前記ゲート電極を覆う層間絶縁層とを備え
    前記第2のゲート絶縁層は、シルセスキオキサンであり、前記第1のゲート絶縁層よりも薄い膜厚である薄膜トランジスタ装置。
  2. 前記第2のゲート絶縁層の膜厚が100nm以下であることを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタ装置。
  3. 前記第1のゲート絶縁層が、シリコン酸化膜からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の薄膜トランジスタ装置。
  4. 前記第2のゲート絶縁層が、HSQまたはMSQを含む膜からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタ装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタ装置を備えたアクティブマトリクス型表示装置。
  6. 絶縁基板上に半導体層、ゲート絶縁層、ゲート電極の順に形成された薄膜トランジスタ装置の製造方法であって、
    前記半導体層を覆う第1のゲート絶縁層を形成する工程と、
    前記第1のゲート絶縁層を覆う平坦化膜たる第2のゲート絶縁層を塗布する工程とを備え
    前記第2のゲート絶縁層は、シルセスキオキサンであり、前記第1のゲート絶縁層よりも薄い膜厚とする薄膜トランジスタ装置の製造方法。
  7. 前記第2のゲート絶縁層を塗布後、不活性雰囲気中において熱処理を行う工程を備えたことを特徴とする請求項に記載の薄膜トランジスタ装置の製造方法。
  8. 前記第2のゲート絶縁層を塗布後、不活性雰囲気中において第1の熱処理を行う工程と、
    前記第1の熱処理後、前記第2のゲート絶縁層上に前記ゲート電極を形成する工程と、
    前記ゲート電極を覆う層間絶縁層を形成する工程と、
    前記層間絶縁層を形成後、不活性雰囲気中において第2の熱処理を行う工程を備えたことを特徴とする請求項に記載の薄膜トランジスタ装置の製造方法。
  9. 前記第2のゲート絶縁層を塗布後、不活性雰囲気中において第1の熱処理を行う工程と、
    前記第1の熱処理後、前記第2のゲート絶縁層上に前記ゲート電極を形成する工程と、
    前記ゲート電極を覆う層間絶縁層を形成する工程と、
    前記第1、第2のゲート絶縁層および前記層間絶縁層にコンタクトホールを開口し、前記半導体層のソース領域、ドレイン領域および前記ゲート電極に接続する配線を形成する工程と、
    前記配線を覆う上部絶縁層を形成する工程と
    前記上部絶縁層を形成後、不活性雰囲気中において第2の熱処理を行う工程を備えたことを特徴とする請求項に記載の薄膜トランジスタ装置の製造方法。
  10. 前記第2のゲート絶縁層がHSQまたはMSQを含む膜からなることを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタ装置の製造方法。
  11. 前記第1のゲート絶縁層をプラズマCVDにより形成することを特徴とする請求項6〜10のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタ装置の製造方法。
  12. 前記プラズマCVDによりTEOSを材料ガスとしてシリコン酸化膜を形成することを特徴とする請求項11に記載の薄膜トランジスタ装置の製造方法。
  13. 前記層間絶縁層が、水素の拡散を抑制する膜を含んでいることを特徴とする請求項に記載の薄膜トランジスタ装置の製造方法。
  14. 前記水素の拡散を抑制する膜が、シリコン窒化膜またはシリコン酸化窒化膜であることを特徴とする請求項13に記載の薄膜トランジスタ装置の製造方法。
  15. 前記上部絶縁層が、水素の拡散を抑制する膜を含んでいることを特徴とする請求項に記載の薄膜トランジスタ装置の製造方法。
  16. 前記水素の拡散を抑制する膜が、シリコン窒化膜またはシリコン酸化窒化膜であることを特徴とする請求項15に記載の薄膜トランジスタ装置の製造方法。
  17. 前記熱処理は350℃〜500℃の温度範囲で行うことを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタ装置の製造方法。
  18. 前記第2のゲート絶縁層の膜厚が100nm以下とすることを特徴とする請求項6〜17のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタ装置の製造方法。
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