JP5127633B2 - コンテンツ再生装置および方法 - Google Patents
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Description
映像データのサイズを削減するために、映像データの間引きを行って記録されているコンテンツを再生する際に、
間引いたデータを補間することで、高精細な三次元映像を表示することを可能とするコンテンツ再生装置および再生方法に関するものである。
符号化圧縮された右目用の映像と左目用の映像を復号化して、表示装置に対して出力するコンテンツ再生装置であって、
画素数が1/2に間引かれて符号化圧縮された右目用の映像および左目用の映像を復号化する映像復号化手段と、
復号化された右目用の映像及び左目用の映像の各々の一部をなす各領域の画像データに類似する、前記各領域と同じサイズの領域を、前記復号化された右目用の映像及び左目用の映像の他方から検出する類似領域検出手段と、
前記類似する領域から画素データを抽出して各々の目用の映像補間データを生成する映像補間データ生成手段と、
前記復号化された前記各々の目用の映像を前記各々の目用の映像補間データによって補間するフレーム合成手段とを備える
ことを特徴とする。
図1はこの発明の実施の形態1のコンテンツ再生装置の一例を示すブロック構成図である。図示のコンテンツ再生装置1は、蓄積された三次元映像コンテンツを再生し、映像信号用のインターフェースを経由して三次元映像表示装置に送信する機能を有する装置であり、主な構成要素としてCPU2、ROM3、RAM4、コンテンツ記憶装置5、デコード回路(映像復号化手段)6、分離回路7、R映像補間回路8a、L映像補間回路8b、多重化回路(マルチプレクサ)9、及び出力I/F(出力インターフェース手段)10を備える。
以下の説明で、フレーム上の各画素は、その位置に応じて、P(v,h)で表される。vは縦方向(垂直方向)位置を表し、hは横方向(水平方向)位置を表す。元の、間引く前の映像データにおいては、フレーム上の画素は、図2に示すように、マトリクス状に配列されており、そのような映像データにおいては、フレームの左上隅においてv=0、h=0であり、vの値は下方向に1画素毎に1ずつ増加し、hの値は右方向に1画素毎に1ずつ増加する。
R映像データD2RおよびL映像データD2Lはそれぞれ元の(分離前の)映像データD1に対して横方向の画素数が半分になっている。この半分のものも、以下の説明では、「データフレーム」と呼ぶことがある。
R映像データD2RおよびL映像データD2Lは両方ともR映像補間回路8aに入力される。同様に、L映像補間回路8bにも両方の映像データD2R、D2Lが入力される。
そして、このようにして、順次選択した比較領域の中で、参照領域に対する類似度の最も高かった比較領域を相当領域として選択する。そして、その領域の、L映像データフレーム上の位置(L映像部分内の位置)の、参照領域のR映像データフレーム上の位置(R映像部分内の位置)に対する差(相対位置)をRL差ベクトルとする。
例えば図7(a)及び(b)においてR映像の参照領域BR[32,48]に対して、L映像の領域BL[32,43]が最も類似度が高かった場合のRL差ベクトルはV(43−50,32−32)=V(0,−7)となる。
16画素×16画素の各領域BR(m,n)について求められたRL差ベクトルV(m,n)を元に、L映像データから当該RL差ベクトルV(m,n)が指し示す位置の(当該参照領域に対してRL差ベクトルV(m,n)で表される相対位置にある)16画素×16画素の領域の画素データを取り出して、当該RL差ベクトルV(m,n)が求められた参照領域BR(m,n)と同じサイズの領域に並べることで、R映像補間データD2Riを生成し、フレーム合成回路22に対して出力する。
L映像補間回路8bの合成回路22も、入力されたL映像データD2LとL映像補間データD2Liを縦方向及び横方向において1画素おきに並べる(交互に配置する)ことによってフレームを合成する。図10(a)〜(c)では、図9(a)〜(c)と同様に、簡略化のために4画素×4画素のサイズのL映像データD2L(=L11〜L44)と、同じく4画素×4画素のサイズのL映像補間データD2Li(=Li11〜Li44)を合成して、8画素×4画素の補間後L映像データD3Lを生成する。合成に際しては、各領域内の上から数えて奇数番目の行では、L映像補間データ(Li11、Li12、…)が、対応するL映像データ(L11、L12、…)の左に位置するように、偶数番目の行では、L映像補間データ(Li21、Li22、…)が、対応するL映像データ(L21、L22、…)の右に位置するように配置される。この結果、L映像データD2LとL映像補間データD2Liの各画素は市松模様状に(縦方向及び横方向に1画素おきに)配置されて、結果的に水平方向の解像度が2倍となった(間引き前と解像度が同じになった)補間後L映像データD3Lが得られる。補間後L映像データD3Lのうち、L映像データ(L11、L12、…)に相当するものは、間引き後に残された画素と同じ位置の画素(図3(b)のデータであり、L映像補間データ(Li11、Li12、…)に相当するものは、間引かれた画素と同じ位置の画素(図3(b))のデータである。
多重化回路9から出力された多重化後の映像データD4は出力I/F10を経由して映像データD5として三次元映像表示装置11に送信される。
同様にL映像補間データを生成するために、L映像の参照領域に対する相当領域をR映像から検出しているが、L映像から最も類似度の高い領域を相当領域として検出しても良い。
実施の形態1のコンテンツ再生装置は、間引き後のR映像の画素とL映像データの画素を1枚のフレームとして圧縮したデータが、コンテンツ記憶装置5に記憶されている場合に適したものであるが、次に、間引き後のR映像を1枚のフレームとし、間引き後のL映像も同様に1枚のフレームとして左右の映像を別々のデータとして所定の映像符号化圧縮方式に従って圧縮し、記憶している場合に適したコンテンツ再生装置について説明する。
R映像データおよびL映像データはそれぞれ実施の形態1と同様に図3(a)及び(b)に示すように、市松模様状に間引かれているものとする。
間引き後のR映像を1枚のフレームとし、間引き後のL映像も同様に1枚のフレームとして、即ち左右の映像を別々のデータとして所定の映像符号化圧縮方式に従って圧縮し、音声データと多重化することで得られるストリームデータがコンテンツ記憶装置5に蓄積されているものとする。
同様に、L映像デコード回路6bは入力された映像データに対して所定の映像符号化圧縮方式に従って伸張処理を行い、伸張後のL映像データD2LをR映像補間回路8aとL映像補間回路8bの両方に入力する。
以降は、実施の形態1の例で説明した処理と同様の処理を行なうことで、実施の形態1と同様に、画素を間引くことでデータ量を削減した三次元映像コンテンツを表示する際に良好な表示品質を実現することが可能となる。
実施の形態1および2では、図3(a)及び(b)に示すとおり、縦方向及び横方向において、1画素おきに市松模様状にデータが間引かれている場合の例を説明したが、図14(a)及び(b)に示す通り、1縦ライン(1列)ごとにデータが間引かれる場合も考えられる。
本実施の形態3のコンテンツ再生装置としては、図1に示すもの或いは図13に示すもののどちらでも用いうるが、以下の図1に示すものを用いる場合について説明する。
また、図5で示したR映像補間回路8aの動作において、画像補間データ生成回路21がR映像補間データD2Riを生成しフレーム合成回路22に対して出力するまでの処理においても、実施の形態1で説明したしたのと同様の処理が行なわれる。
L映像補間回路8bの合成回路22も、入力されたL映像データD2LとL映像補間データD2Liを横方向において1縦ライン(1列)おきに並べる(交互に配置する)ことによってフレームを合成する。図16(a)〜(c)では、図15(a)〜(c)と同様に、簡略化のために、図16(a)に示される、4画素×4画素のサイズのL映像データD2L(=L11〜L44)と、図16(b)に示される、同じく4画素×4画素のサイズのL映像補間データD2Li(=Li11〜Li44)を合成して、図16(c)に示される、8画素×4画素の補間後L映像データD3Lを生成する。合成に際しては、L映像補間データ(Li11、Li12、…)が、対応するL映像データ(L11、L12、…)の左に位置するように配置される。この結果、L映像データD2LとL映像補間データD2Liの各画素は1列おきに配置されて、結果的に水平方向の解像度が2倍となった(間引き前と解像度が同じになった)補間後L映像データD3Lが得られる。補間後L映像データD3Lのうち、L映像データ(L11、L12、…)に相当するものは、間引き後に残された画素と同じ位置の画素(図14(b)の白色部分の画素)のデータであり、L映像補間データ(Li11、Li12、…)に相当するものは、間引かれた画素と同じ位置の画素(図14(b)ハッチングを施した位置の画素)のデータである。
本実施の形態で説明した方法は、実施の形態2で説明したように間引き後のR映像を1枚のフレームとし、間引き後のL映像も同様に1枚のフレームとして左右の映像を別々のデータとして所定の映像符号化圧縮方式に従って圧縮されている場合にも適用することができる。
実施の形態3では、図14(a)及び(b)に示すとおり、縦方向に1ラインごとにデータが間引かれる場合を説明したが、図17(a)及び(b)に示す通り、1横ライン(1行)ごとにデータが間引かれる場合も考えられる。
本実施の形態3のコンテンツ再生装置としては、図1に示すもの或いは図13に示すもののどちらでも用いうるが、以下の図1に示すものを用いる場合について説明する。
また、図5で示したR映像補間回路8aの動作において、画像補間データ生成回路21がR映像補間データD2Riを生成しフレーム合成回路22に対して出力するまでの処理においても、実施の形態1で説明したのと同様の処理が行なわれる。
L映像補間回路8bの合成回路22も、入力されたL映像データD2LとL映像補間データD2Liを縦方向において1横ライン(1行)おきに並べる(交互に配置する)ことによってフレームを合成する。図19(a)〜(c)では、図18(a)〜(c)と同様に、簡略化のために、図19(a)に示される、4画素×4画素のサイズのL映像データD2L(=L11〜L44)と、図19(b)に示される、同じく4画素×4画素のサイズのL映像補間データD2Li(=Li11〜Li44)を合成して、図19(c)に示される、8画素×4画素の補間後L映像データD3Lを生成する。合成に際しては、L映像補間データ(Li11、Li12、…)が、対応するL映像データ(L11、L12、…)の上に位置するように配置される。この結果、L映像データD2LとL映像補間データD2Liの各画素は1行おきに配置されて、結果的に垂直方向向の解像度が2倍となった(間引き前と解像度が同じになった)補間後L映像データD3Lが得られる。補間後L映像データD3Lのうち、L映像データ(L11、L12、…)に相当するものは、間引き後に残された画素と同じ位置の画素(図17(b)の白色部分の画素)のデータであり、L映像補間データ(Li11、Li12、…)に相当するものは、間引かれた画素と同じ位置の画素(図17(b)ハッチングを施した位置の画素)のデータである。
本実施の形態で説明した方法は、実施の形態2で説明したように間引き後のR映像を1枚のフレームとし、間引き後のL映像も同様に1枚のフレームとして左右の映像を別々のデータとして所定の映像符号化圧縮方式に従って圧縮されている場合にも適用することができる。
本実施の形態は、類似領域検出部20で、各参照領域について、類似する比較領域がないと判断されたときに、代わりの補間方向(参照領域のデータを用いた補間方法以外の方法)で補間を行なうものである。
本実施の形態5のコンテンツ再生装置としては、図1に示すもの或いは図13に示すもののどちらでも用いうるが、以下の図1に示すものを用いる場合について説明する。また、R映像補間回路8aとしては、図20に示すものが用いられる。図20に示されるR映像補間回路8aは、図5に示されるものと概して同じであるが、以下の点で異なる。実施の形態5のコンテンツ再生装置のL映像補間回路8bも、図20に示されるR映像補間回路8aと同様に構成されている。
この場合、類似領域検出部20が各参照領域に類似する領域がないと判断したときは、補間データ生成回路21が、当該参照領域内の各画素の補間データの代わりに、補間データが無効であることを示すデータを生成することとしても良い。
また、この場合、フレーム合成回路22は、各画素について補間データが無効であることを示すデータを受けたときは、画像補間データ生成回路から供給される補間データの代わりに、各画素(補間後に当該画素が配置される位置)の周辺の画素のデータから算出した補間データを用いて補間を行なう。例えば、各画素の周辺の画素として、当該画素(補間後に当該画素が配置される位置)の上、下、左、右に隣接する画素の画素値の平均値を、補間データとして算出する。
類似度の指標として、式(1)で示した差分絶対値和Dsを用いる場合には、差分絶対値和Dsに対する閾値Dstを設定しておき、差分絶対値和Dsが閾値Dst以下である比較領域が見つからなかった場合には、類似する領域がないとの判断を行なうこととする。
以下、詳細に説明する。
即ち、Dsmin≦Dstの場合は、その領域(差分絶対値和Dsが最小であった領域)のL映像データフレーム上の位置の、R映像データフレーム上の参照領域に対する相対位置(横方向の差)を、RL差ベクトルとして出力する。
画像補間データ生成回路21はさらに、RL差ベクトルが無効の領域(RL差ベクトルV(m,n)の代わりにVDI(m,n)が生成された領域)に含まれる各画素に対してはフラグ等の設定することでR映像補間データD2Ri(図21(c))の当該の領域のデータが無効であることを示す。
フレーム合成回路22は、入力されたR映像データD2R(図21(b))とR映像補間データD2Ri(図21(c))を横方向及び縦方向に1画素おきに並べることによってフレームを合成する際に、R映像補間データD2Riに無効なデータが存在する場合、補間後の画素配置において、当該画素の上、下、左、右に隣接する画素の値の平均を算出し、その結果を当該画素の画素値とする。フレーム合成回路22は、このような平均補間データを生成するための平均演算回路23を内蔵している。
また、RL差ベクトルが無効である領域に含まれる各画素に対してフラグ等の設定することでR映像補間データの当該の領域のデータが無効であることを表すこととしているが、独立したファイルやデーターベースの形式で当該の領域のデータが無効であることを表しても良い。
Claims (24)
- 符号化圧縮された右目用の映像と左目用の映像を復号化して、表示装置に対して出力するコンテンツ再生装置であって、
画素数が1/2に間引かれて符号化圧縮された右目用の映像および左目用の映像を復号化する映像復号化手段と、
復号化された右目用の映像及び左目用の映像の各々の一部をなす各領域の画像データに類似する、前記各領域と同じサイズの領域を、前記復号化された右目用の映像及び左目用の映像の他方から検出する類似領域検出手段と、
前記類似する領域から画素データを抽出して各々の目用の映像補間データを生成する映像補間データ生成手段と、
前記復号化された前記各々の目用の映像を前記各々の目用の映像補間データによって補間するフレーム合成手段とを備える
ことを特徴とするコンテンツ再生装置。 - 前記類似領域検出手段は、前記類似する領域として、前記各領域の画像データに対する類似度が最大の領域を検出することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
- 前記画素数が1/2に間引かれて符号化圧縮された右目用の映像および左目用の映像として、マトリクス状に配列された画素のうちの各水平ラインの画素を1画素おきに、かつ各垂直ラインの画素を1画素おきに間引いて、市松模様状に配列された画素から成る映像を、符号化圧縮した映像が用いられ、
前記フレーム合成手段は、
前記復号化された各々の目用の映像を前記各々の目用の映像補間データによって補間する際に前記各々の目用の映像の画素と前記各々の目用の映像補間データの画素を縦方向に1画素おきに交互に、かつ横方向に1画素おきに交互に配置する
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ再生装置。 - 前記画素数が1/2に間引かれて符号化圧縮された右目用の映像および左目用の映像として、マトリクス状に配列された画素のうちの1垂直ラインおきに間引き、符号化圧縮した映像が用られ、
前記フレーム合成手段は、前記復号化された各々の目用の映像を前記各々の目用の映像補間データによって補間する際に前記各々の目用の映像の画素と前記各々の目用の映像補間データの画素を横方向に1垂直ラインずつ交互に配置する
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ再生装置。 - 前記画素数が1/2に間引かれて符号化圧縮された右目用の映像および左目用の映像として、マトリクス状に配列された画素のうちの1水平ラインおきに間引き、符号化圧縮した映像が用いられ、
前記フレーム合成手段は、前記復号化された各々の目用の映像を前記各々の目用の映像補間データによって補間する際に前記各々の目用の映像の画素と前記各々の目用の映像補間データの画素を縦方向に1水平ラインずつ交互に配置する
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ再生装置。 - 前記類似領域検出手段は、前記復号化された各々の目用の映像の各領域の画像データに類似する領域を検出する際に、前記各々の目用の映像の上記各領域と縦方向の同じ位置にある複数の領域の各々との比較を行い、類似度が最大のものを前記類似する領域として選択することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のコンテンツ再生装置。
- 前記類似領域検出手段は、前記復号化された各々の目用の映像の各領域の画像データに類似する領域を検出する際に、前記各々の目用の映像の前記各領域と縦方向の同じ位置にあるすべての領域の各々との比較を行い、類似度が最大のものを前記類似する領域として選択することを特徴とする請求項6に記載のコンテンツ再生装置。
- 前記類似領域検出手段は、前記復号化された各々の目用の映像の各領域の画像データに類似する領域がないと判断したときは、そのことを示すデータを生成することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のコンテンツ再生装置。
- 前記類似領域検出手段は、前記類似度の最大値が所定の閾値よりも小さいときは、前記復号化された各々の目用の映像の各領域の画像データに類似する領域がないと判断し、そのことを示すデータを生成することを特徴とする請求項6又は7に記載のコンテンツ再生装置。
- 前記類似領域検出手段が、前記各領域に類似する領域がないと判断したときは、前記映像補間データ生成手段は、前記当該領域内の各画素の補間データの代わりに、補間データが無効であることを示すデータを生成することを特徴とする請求項8又は9に記載のコンテンツ再生装置。
- 前記フレーム合成手段は、各画素について前記補間データが無効であることを示すデータを受けたときは、前記補間データの代わりに、当該画素の補間後に当該画素の周辺に位置することになる画素のデータから算出した補間データを用いて補間を行なう
ことを特徴とする請求項10に記載のコンテンツ再生装置。 - 前記各画素の周辺の画素として、補間後に当該画素の上、下、左、右に隣接することになる画素の画素値の平均値を、補間データとして算出することを特徴とする請求項11に記載のコンテンツ再生装置。
- 符号化圧縮された右目用の映像と左目用の映像を復号化して、表示装置に対して出力するコンテンツ再生方法であって、
画素数が1/2に間引かれて符号化圧縮された右目用の映像および左目用の映像を復号化する映像復号化ステップと、
復号化された右目用の映像及び左目用の映像の各々の一部をなす各領域の画像データに類似する、前記各領域と同じサイズの領域を、前記復号化された右目用の映像及び左目用の映像の他方から検出する類似領域検出ステップと、
前記類似する領域から画素データを抽出して各々の目用の映像補間データを生成する映像補間データ生成ステップと、
前記復号化された前記各々の目用の映像を前記各々の目用の映像補間データによって補間するフレーム合成ステップとを備える
ことを特徴とするコンテンツ再生方法。 - 前記類似領域検出ステップは、前記類似する領域として、前記各領域の画像データに対する類似度が最大の領域を検出することを特徴とする請求項13に記載のコンテンツ再生方法。
- 前記画素数が1/2に間引かれて符号化圧縮された右目用の映像および左目用の映像として、マトリクス状に配列された画素のうちの各水平ラインの画素を1画素おきに、かつ各垂直ラインの画素を1画素おきに間引いて、市松模様状に配列された画素から成る映像を、符号化圧縮した映像が用いられ、
前記フレーム合成ステップは、前記復号化された各々の目用の映像を前記各々の目用の映像補間データによって補間する際に前記各々の目用の映像の画素と前記各々の目用の映像補間データの画素を縦方向に1画素おきに交互に、かつ横方向に1画素おきに交互に配置する
ことを特徴とする請求項13に記載のコンテンツ再生方法。 - 前記画素数が1/2に間引かれて符号化圧縮された右目用の映像および左目用の映像として、マトリクス状に配列された画素のうちの1垂直ラインおきに間引き、符号化圧縮した映像が用られ、
前記フレーム合成ステップは、前記復号化された各々の目用の映像を前記各々の目用の映像補間データによって補間する際に前記各々の目用の映像の画素と前記各々の目用の映像補間データの画素を横方向に1垂直ラインずつ交互に配置する
ことを特徴とする請求項13に記載のコンテンツ再生方法。 - 前記画素数が1/2に間引かれて符号化圧縮された右目用の映像および左目用の映像として、マトリクス状に配列された画素のうちの1水平ラインおきに間引き、符号化圧縮した映像が用いられ、
前記フレーム合成ステップは、前記復号化された各々の目用の映像を前記各々の目用の映像補間データによって補間する際に前記各々の目用の映像の画素と前記各々の目用の映像補間データの画素を縦方向に1水平ラインずつ交互に配置する
ことを特徴とする請求項13に記載のコンテンツ再生方法。 - 前記類似領域検出ステップは、前記復号化された各々の目用の映像の各領域の画像データに類似する領域を検出する際に、前記各々の目用の映像の上記各領域と縦方向の同じ位置にある複数の領域の各々との比較を行い、類似度が最大のものを前記類似する領域として選択することを特徴とする請求項13乃至17のいずれかに記載のコンテンツ再生方法。
- 前記類似領域検出ステップは、前記復号化された各々の目用の映像の各領域の画像データに類似する領域を検出する際に、前記各々の目用の映像の前記各領域と縦方向の同じ位置にあるすべての領域の各々との比較を行い、類似度が最大のものを前記類似する領域として選択することを特徴とする請求項18に記載のコンテンツ再生方法。
- 前記類似領域検出ステップは、前記復号化された各々の目用の映像の各領域の画像データに類似する領域がないと判断したときは、そのことを示すデータを生成することを特徴とする請求項13乃至19のいずれかに記載のコンテンツ再生方法。
- 前記類似領域検出ステップは、前記類似度の最大値が所定の閾値よりも小さいときは、前記復号化された各々の目用の映像の各領域の画像データに類似する領域がないと判断し、そのことを示すデータを生成することを特徴とする請求項18又は19に記載のコンテンツ再生方法。
- 前記類似領域検出ステップが、前記各領域に類似する領域がないと判断したときは、前記映像補間データ生成ステップは、前記当該領域内の各画素の補間データの代わりに、補間データが無効であることを示すデータを生成することを特徴とする請求項20又は21に記載のコンテンツ再生方法。
- 前記フレーム合成ステップは、各画素について前記補間データが無効であることを示すデータを受けたときは、前記補間データの代わりに、当該画素の補間後に当該画素の周辺に位置することになる画素のデータから算出した補間データを用いて補間を行なう
ことを特徴とする請求項22に記載のコンテンツ再生方法。 - 前記各画素の周辺の画素として、補間後に当該画素の上、下、左、右に隣接することになる画素の画素値の平均値を、補間データとして算出することを特徴とする請求項23に記載のコンテンツ再生方法。
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