JP5127027B2 - Game machine - Google Patents
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本発明は遊技機に関し、詳細には、各種動作を制御するための制御装置が、相互に接続された複数の基板により構成される遊技機に関する。 The present invention relates to a gaming machine, and more particularly, to a gaming machine in which a control device for controlling various operations is composed of a plurality of boards connected to each other.
従来、液晶表示装置やスピーカ、電飾ランプ等を用いて、遊技内容に同期した様々な演出を行う遊技機が知られている。例えば、遊技機の一形態であるパチンコ機では、遊技盤上に設けられた特定の入賞口へ遊技球が入賞すると、液晶表示装置に表示されている複数の図柄を変動させると共に、この図柄の変動に合わせて音や光を発生させることで、遊技者の興趣を惹き付けている。そして、所定時間後に停止する複数の図柄が「大当たり」の組み合わせとなれば、遊技者が多数の遊技球を取得可能な「大当たり状態」へ移行し、大入賞口の開閉部材が開放されて遊技球の入賞が可能な状態となる。また、スロットマシンにおいても、遊技者を楽しませるために画像や音等を用いるものが多数提案されている。 2. Description of the Related Art Conventionally, gaming machines that perform various effects synchronized with game contents using a liquid crystal display device, a speaker, an electric lamp, and the like are known. For example, in a pachinko machine that is one form of gaming machine, when a game ball wins a specific winning opening provided on the gaming board, a plurality of symbols displayed on the liquid crystal display device are changed, and By generating sound and light according to fluctuations, it attracts players' interest. If a plurality of symbols that stop after a predetermined time become a “hit” combination, the game moves to a “hit state” in which a player can acquire a large number of game balls, and the opening / closing member of the big prize opening is opened to play the game The ball is ready for winning. Also, many slot machines have been proposed that use images, sounds, and the like to entertain players.
そして、遊技機の背面側又は内部には、これらの各種動作を制御するための制御装置が備えられている。ここで、遊技機が行う動作は遊技機の種類によって異なるため、制御装置は遊技機の種類に応じて個々に作成しなければならなかった。よって、遊技機の製造コストを削減することが困難であった。 And the control apparatus for controlling these various operation | movement is provided in the back side or inside of the gaming machine. Here, since the operation performed by the gaming machine differs depending on the type of gaming machine, the control device has to be created individually according to the type of gaming machine. Therefore, it has been difficult to reduce the manufacturing cost of the gaming machine.
そこで、複数種類の遊技機に対して共通に使用できる制御基板と、遊技機の種類毎に固有のメモリ基板とを別々に作成し、これらが相互に接続されることで制御装置全体が構成された遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この遊技機によると、古い遊技機の部品を利用して新しい遊技機を製造する場合、共通に使用できる制御基板はそのまま使用することができ、遊技機の種類毎に固有のメモリ基板のみを交換すればよい。具体的には、液晶表示装置の表示を制御する液晶表示制御装置に関して、液晶表示装置へ画像信号を出力するコントローラ等を備えた演出制御基板と、当該演出制御基板に着脱可能に設けられ、遊技機の種類毎に異なる画像データを記憶したメモリ基板とを別々に作成する。このように構成することで、新しい種類の遊技機を製造する場合にはメモリ基板を交換するだけでよく、液晶表示制御装置自体を新たに作成する必要が無くなる。従って、遊技機の製造コストを削減することができる。
しかしながら、このような従来の遊技機では、接続されるべき正規のメモリ基板とは異なるメモリ基板が制御基板に接続された場合に、エラーの報知や演出動作の停止等の適切な動作を行うことができなかった。従って、正規のメモリ基板が接続されないまま遊技機が遊技場に設置される虞があった。また、誤った接続が行われた結果、演出が正常に行われなかった場合には、経験や知識を基に不具合の原因を予測して対処しなければならなかったため、正確且つ迅速な対処を行うことができないという問題点もあった。さらに、メモリ基板を容易に交換することができるため、不正なプログラムが記憶されたメモリ基板へ交換される虞があるが、不正が行われた際に適切な動作を行うことができないという問題点もあった。 However, in such a conventional gaming machine, when a memory board different from the regular memory board to be connected is connected to the control board, an appropriate operation such as error notification or stop of the rendering operation is performed. I could not. Therefore, there is a possibility that the gaming machine is installed in the amusement hall without the regular memory board being connected. In addition, if the production was not performed normally as a result of incorrect connection, the cause of the problem had to be predicted and dealt with based on experience and knowledge. There was also a problem that it could not be done. Furthermore, since the memory board can be easily replaced, there is a possibility that an unauthorized program is replaced with a memory board in which an unauthorized program is stored. However, when an unauthorized operation is performed, an appropriate operation cannot be performed. There was also.
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、正規のメモリ基板とは異なるメモリ基板が制御基板に接続された場合に、エラーの報知や演出動作の停止等の適切な動作を行うことができる遊技機を提供することを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described problem, and performs an appropriate operation such as error notification or stop of a rendering operation when a memory board different from a regular memory board is connected to the control board. An object of the present invention is to provide a gaming machine that can be used.
上記目的を達成するために、請求項1に記載の遊技機は、遊技の主制御を司る主基板と、他の基板と接続される接続部を有し、前記主基板から送信される信号を受けて演出の制御を行う副制御基板と、当該副制御基板の前記接続部に接続され、前記副制御基板によって使用されるデータが記憶されると共に、基板の種類を識別するID情報を記憶するID情報記憶手段を備えるメモリ基板と、前記接続部に接続される適切な前記メモリ基板の情報をあらかじめ記憶する適正メモリ情報記憶手段と、当該適正メモリ情報記憶手段に記憶されている情報と、前記ID情報記憶手段に記憶されている前記ID情報とを用いて、前記適正メモリ情報記憶手段に記憶されている情報と整合する適切な前記メモリ基板が前記接続部に接続されているか否かを判断するメモリ基板整合判断手段と、当該メモリ基板整合判断手段によって適切な前記メモリ基板が接続されていないと判断された場合に行われる所定の動作を制御する不整合時動作制御手段と、前記副制御基板の前記接続部と複数の前記メモリ基板とを接続する中継基板とを備え、前記ID情報記憶手段は、少なくとも前記メモリ基板の記憶容量を示すID情報を記憶しており、前記中継基板は、複数の前記メモリ基板の中の1つを選択する信号を、前記ID情報を用いて生成するデコード回路を備えている。
In order to achieve the above object, the gaming machine according to
また、本発明の請求項2に記載の遊技機は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記副制御基板に適切な前記メモリ基板が接続されていないことを報知するエラー表示手段を備え、前記不整合時動作制御手段は、前記メモリ基板整合判断手段によって適切な前記メモリ基板が接続されていないと判断された場合に、前記エラー表示手段を制御してエラーを表示することを特徴とする。
In addition to the configuration of the invention described in
また、本発明の請求項3に記載の遊技機は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記副制御基板による演出の制御を禁止する演出制御禁止手段を備え、前記不整合時動作制御手段は、前記メモリ基板整合判断手段によって適切な前記メモリ基板が接続されていないと判断された場合に、前記演出制御禁止手段を制御して前記副制御基板による演出の制御を禁止することを特徴とする。
A gaming machine according to claim 3 of the present invention comprises, in addition to the configuration of the invention according to
また、本発明の請求項4に記載の遊技機は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記副制御基板の前記接続部に前記メモリ基板が接続され続けているか否かを検知するメモリ基板接続検知手段を備え、前記メモリ基板整合判断手段は、前記メモリ基板接続検知手段によって前記メモリ基板が接続され続けていないと判断された場合に、適切な前記メモリ基板が前記接続部に接続されていないと判断することを特徴とする。
Further, in the gaming machine according to claim 4 of the present invention, in addition to the configuration of the invention according to any one of
また、本発明の請求項5に記載の遊技機は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記メモリ基板は、基板の種別を識別するID情報を表示するID情報表示部を備えている。
In addition to the configuration of the invention according to any one of
請求項1に記載の遊技機によると、副制御基板の接続部に接続される適切なメモリ基板の情報が適正メモリ情報記憶手段に記憶されており、この適正メモリ情報に記憶されている情報と整合する適切なメモリ基板が接続部に接続されているか否かの判断がメモリ基板整合判断手段によって行われる。そして、適切なメモリ基板が接続されていないと判断された場合には、所定の動作が不整合時動作制御手段によって制御される。従って、接続ミス、故障、不正行為等により不適切なメモリ基板の接続が行われている場合には、所定の動作を行うことで、適切なメモリ基板の接続が行われていないことを作業者や遊技場の従業員等に報知することができる。よって、作業者等は部品の交換や修理等の迅速且つ正確な対処を行うことができる。
また、本発明の遊技機は、メモリ基板のID情報記憶手段に記憶されたID情報を用いることで、適切なメモリ基板の接続が行われているか否かの判断を容易に行うことができる。また、設計者はID情報の記憶内容を適宜変更することで、メモリ基板の整合性の判断の正確性、遊技機の設計のし易さ、及び製造コスト等を適宜変更することができる。
また、メモリ基板には少なくとも自身の記憶容量を示すID情報が記憶されており、中継基板に設けられたデコード回路は、複数のメモリ基板の中の1つを選択する信号を、このID情報を用いて生成することができる。従って、空きを生じさせることのない連続したメモリマップを形成することができる。よって、副制御基板に接続するメモリ基板の容量を変更した場合でも、副制御基板自体の設計を変更する必要がなくなる。また、副制御基板へのメモリ基板の接続の自由度が向上する反面、メモリ基板の接続ミスが生じる虞もあるが、適切なメモリ基板の接続が行われているか否かの判断を行うことで、接続を誤ったまま遊技機が遊技場に設置されることを防止しつつ、メモリ基板の接続の自由度を向上させることができる。
According to the gaming machine of
Moreover, the gaming machine of the present invention can easily determine whether or not an appropriate memory board is connected by using the ID information stored in the ID information storage means of the memory board. Further, the designer can appropriately change the accuracy of judgment of the consistency of the memory board, the ease of designing the gaming machine, the manufacturing cost, and the like by appropriately changing the stored contents of the ID information.
In addition, at least ID information indicating its own storage capacity is stored in the memory board, and the decoding circuit provided in the relay board outputs a signal for selecting one of the plurality of memory boards as the ID information. Can be used. Therefore, it is possible to form a continuous memory map that does not cause an empty space. Therefore, even when the capacity of the memory board connected to the sub control board is changed, it is not necessary to change the design of the sub control board itself. In addition, although the degree of freedom of connection of the memory board to the sub control board is improved, there is a possibility that a connection error of the memory board may occur, but it is possible to determine whether or not an appropriate memory board is connected. Further, it is possible to improve the degree of freedom of connection of the memory board while preventing the gaming machine from being installed in the game arcade with incorrect connection.
また、本発明の請求項2に記載の遊技機は、請求項1に記載の発明の効果に加え、不適切なメモリ基板の接続が行われている場合にはエラー表示手段によりエラーが表示されるため、作業者等は適切なメモリ基板の接続が行われていないことをエラーにより容易に把握することができる。
Further, in the gaming machine according to
また、本発明の請求項3に記載の遊技機は、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、不適切なメモリ基板の接続が行われている場合には、演出制御禁止手段により副制御基板の演出の制御が禁止されるため、作業者等は適切なメモリ基板の接続が行われていないことを容易に把握することができる。また、演出自体が行われないため、演出が乱れて遊技者に不快を感じさせることを防止することができる。さらに、不正なプログラムが記憶されたメモリ基板が接続されたまま遊技が継続して行われることを防止することもできる。
In addition to the effect of the invention described in
また、本発明の請求項4に記載の遊技機は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の効果に加え、副制御基板の接続部にメモリ基板が接続され続けているか否かがメモリ基板接続検知手段によって検知され、この検知結果に基づいて、適切なメモリ基板が接続部に接続され続けているか否かの判断を行うことができる。従って、副制御基板に接続されているメモリ基板が1回でも取り外されると、メモリ基板が整合していないと判断されるため、不正行為や接続不良等をより確実に把握することができる。
Further, in the gaming machine according to claim 4 of the present invention, in addition to the effect of the invention according to any one of
また、本発明の請求項5に記載の遊技機は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の構成に加え、基板の種類を識別するID情報がID情報表示部に設けられているため、作業者等は、ID情報表示部を見てメモリ基板を副制御基板へ接続することで接続ミスを減らすことができる。また、ID情報表示部を確認することで、適切なメモリ基板が接続されているか否かの確認を行うことができる。
In addition, in the gaming machine according to claim 5 of the present invention, in addition to the configuration of the invention according to any one of
以下、本発明の第一の実施形態であるパチンコ機1について、図面を参照して説明する。まず、図1及び図2を参照して、パチンコ機1の機械的構成について説明する。図1は、パチンコ機1の表枠14及び中枠13が開いた状態を斜め前方から見た斜視図であり、図2は、パチンコ機1の正面図である。尚、以下の説明において、図2の紙面手前側を「パチンコ機1の正面側」、紙面奥行き側を「パチンコ機1の背面側」とする。
Hereinafter, the
はじめに、パチンコ機1の概略構成について説明する。図1に示すように、パチンコ機1は、遊技場の島設備(図示外)に配設され、パチンコ機1の本体を支持する正面視略長方形状の外枠12を備えている。外枠12は、パチンコ機1の本体を支持し、遊技場の島設備(図示外)に取り付けられる枠部材である。そして、この外枠12の外枠左柱部12a近傍に、中枠13の左柱部近傍が軸支されるようになっている。
First, a schematic configuration of the
この中枠13は、正面視略長方形状の金属製のアングル部材からなる。この中枠13の左柱部が、上ヒンジ22及び下ヒンジ21を介して外枠12の外枠左柱部12a近傍に軸支されることにより、中枠13が外枠12に対して略水平方向に回動可能(開閉可能)となっている。そして、中枠13の上半分には遊技盤2が配設されている。さらに、中枠13の正面側における遊技盤2の下方には、発射機に遊技球を供給し、且つ賞品球を受け入れる上皿5が設けられており、上皿5の直下には、賞品球を受ける下皿6が設けられている。当該下皿6の右側には、発射機による遊技球の発射を調節する発射ハンドル7が設けられている。また、当該遊技盤2の正面側には、正面視略矩形状の表枠14が設けられている。
The
また、パチンコ機1の中枠13の背面側にはセンターカバー27が設けられており、当該パチンコ機1を構成する各部を制御するための後述する主基板41、サブ統合基板58、演出制御基板43、電源基板42等の多数の制御装置(図3参照)を保護している。そして、センターカバー27の右側面には、演出制御基板43と該演出制御基板43に接続されるメモリ基板120,130(図3参照)との間で生じるエラーを表示するエラー表示部38が設けられている。このエラー表示部38は7セグメントLEDによって構成されており、数字やアルファベット等を表示することで、パチンコ機1に対応した適切な容量のメモリ基板が演出制御基板43に接続されていない場合等に、エラーの発生及びその内容を使用者に報知する。この表示方法については後述する。
A
また、図示しないが、センターカバーの背面側には、演出制御基板43に接続されているメモリ基板の同一性を確認する同一性確認モードを設定するためのモード設定ボタン34(図3参照)と、同一性確認モードを解除するためのモード解除ボタン35(図3参照)とが設けられている。そして、センターカバー27の下方には下部カバー28が設けられており、パチンコ機1を動作させるための様々な部品が保護されている。さらに、センターカバー27の上方には、遊技機設置島から供給される遊技球を貯留する遊技球タンク29が設けられている。
Although not shown, a mode setting button 34 (see FIG. 3) for setting an identity confirmation mode for confirming the identity of the memory board connected to the
次に、表枠14について説明する。図2に示すように、表枠14は正面視略長方形状であり、遊技盤2の遊技領域4を前側から視認し得るように、略中央に開口部が開設されている。この開口部には透明版であるガラス窓23(図1参照)が嵌め込まれており、該ガラス窓23を介して遊技領域4を視認可能となっている。そして、表枠14の表枠左側端部14a(図1参照)が中枠13の左柱部の近傍に軸支されることにより、表枠14が中枠13に対して略水平方向に回動可能(開閉可能)となっている。また、表枠14の左上部にはスピーカ32が、右上部にはスピーカ33がそれぞれ配設されており、2つのスピーカ32,33は配線によってサブ統合基板58(図3参照)に接続されている。そして、スピーカ32,33からはサブ統合基板58の制御によって様々な音が発生する。また、表枠14の前面には演出用の電飾ランプ63(図3参照)が多数設けられている。
Next, the
次に、遊技盤2について説明する。発射ハンドル7の操作により、発射手段である発射機(図示外)から発射された遊技球が遊技盤2及びガラス窓23によって形成された空間を流下する。この遊技盤2は、中枠13の裏面側に固定された遊技盤固定枠の遊技盤用開口部(図示外)の正面側に支持され、ガラス窓23を略中央に保持した表枠14によって保護されている。図1に示すように、遊技盤2の正面には、外レール3に囲まれ、発射手段によって発射された遊技球が流下する正面視略円形状の遊技領域4が設けられている。
Next, the
そして、図2に示すように、この遊技領域4の略中央には、液晶表示装置36や各種ランプ及びLEDを備えた図柄表示装置8が設けられている。また、この図柄表示装置8の下側には特別図柄始動電動役物15が設けられており、当該特別図柄始動電動役物15の左右には普通図柄始動ゲート19,20がそれぞれ配設されている。そして、普通図柄始動ゲート19の左方には普通入賞口10が、普通図柄始動ゲート20の右方には普通入賞口11が設けられている。さらに、特別図柄始動電動役物15の下方には大入賞口16が設けられており、当該大入賞口16の下方には、何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球が回収されるアウト口30が設けられている。
As shown in FIG. 2, a
次に、図柄表示装置8について説明する。図2に示すように、図柄表示装置8の下部には4つのLEDから構成される特別図柄記憶数表示LED60が設けられており、その右隣には、2つの7セグメントLEDから構成される特別図柄表示部25が設けられている。また、図柄表示装置8の上部には4つのLEDから構成される普通図柄記憶数表示LED59が設けられており、その上方には普通図柄表示部24が設けられている。そして、図柄表示装置8は、中央に液晶表示装置36を備えている。この液晶表示装置36には動画やメッセージ等様々な映像が表示されるが、特に大当たり判定の結果を報知するために、3つのデモ図柄を表示する。そして、このデモ図柄には、遊技者の目を惹くように特別図柄表示部25に表示される特別図柄よりも大きい図柄が用いられている。
Next, the
次に、図3を参照して、パチンコ機1の電気的構成について説明する。図3は、パチンコ機1の電気的構成を示すブロック図である。図3に示すように、制御部40は、主に主基板41、電源基板42、演出制御基板43、払出制御基板45、電飾基板46、中間基板47、及びサブ統合基板58から構成されている。そして、演出制御基板43には、中継基板100を介して第一メモリ基板120及び第二メモリ基板130が接続されている。この制御部40は、パチンコ機1の裏側(背面側)に設けられており、センターカバー27(図1参照)によって保護されている。
Next, the electrical configuration of the
はじめに、主基板41について説明する。パチンコ機1の主制御を司る主基板41には、プログラムに従って各種の処理を行う主基板CPUユニット50が設けられている。この主基板CPUユニット50には、各種の演算処理を行うCPU51と、演算処理中に発生するデータの値等を一時的に記憶するRAM52と、制御プログラム、各種データの初期値、他の基板への指示を行うコマンド等を記憶したROM53とが設けられており、これらは1つのLSIとして一体にモールディングされている。また、CPUユニット50には割込信号発生回路57が接続されており、CPU51は、この割込信号発生回路57から割込信号が入力される毎に、ROM53に記憶されている制御プログラムを実行する。
First, the main substrate 41 will be described. The main board 41 that performs main control of the
また、主基板41にはI/Oインタフェイス54が設けられており、サブ統合基板58、払出制御基板45、中間基板47等のサブ基板、及び特別図柄始動電動役物15に入賞した遊技球を検出する始動口スイッチ72が接続されている。また、主基板41のI/Oインタフェイス54には、図示外の遊技場管理用コンピュータにパチンコ機1の情報を出力する出力ポート55が接続されている。
Further, the main board 41 is provided with an I /
次いで、払出制御基板45及び中間基板47について説明する。払出制御基板45には、CPU45aや図示外の入力インタフェイス、RAM及びROMが内蔵されており、賞品球払出装置49に接続されている。そして、主基板41から送信されるコマンドに従って、賞品球払出装置49の制御を行う。また、中間基板47には、大入賞口16の開閉部材を開放・閉鎖する大入賞口開放ソレノイド70、特別図柄始動電動役物15の開閉部材を開放・閉鎖する電動役物開放ソレノイド71、普通図柄始動ゲート19,20を通過した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ73,74、大入賞口16に入賞した遊技球数を計数するためのカウントスイッチ75、普通入賞口10,11に入賞した遊技球を検出するための入賞口スイッチ76,77、4個のLEDから構成された普通図柄記憶数表示LED59及び特別図柄記憶数表示LED60、1つのLEDで構成された普通図柄表示部24、2つの7セグメントLEDから構成された特別図柄表示部25が接続されている。そして、中間基板47は、スイッチやソレノイドの配線の中継と、主基板41から直接制御を受ける表示部等への中継とを行っている。
Next, the
次いで、サブ統合基板58及び電飾基板46について説明する。サブ統合基板58には、CPU581、RAM582、及びROM583が設けられており、演出制御基板43、電飾基板46、スピーカ32,33、モード設定ボタン34、及びモード解除ボタン35に接続されている。そして、主基板41から送信されるコマンドに従って、演出制御基板43、電飾基板46、及びスピーカ32,33の総合的な制御を行っている。また、モード設定ボタン34が押下されながらパチンコ機1へ電源が投入されることにより、演出制御基板43に接続されているメモリ基板の同一性を確認するための同一性確認モードの設定が行われ、モード解除ボタン35が押下されながら電源が投入されることで、同一性確認モードの解除が行われる。この同一性確認モードについては、図6を参照して後述する。そして、電飾基板46はCPU46aや図示外の入力インタフェイス、RAM及びROMを内蔵し、電飾ランプ63の制御を行っている。
Next, the sub integrated
次いで、電源基板42について説明する。電源基板42は、パチンコ機1に直流の安定化した電力を供給しており、電源回路65、バックアップ電池66、電源監視回路67を備えている。電源回路65には交流24Vが供給されている。そして、図示外のシリコンダイオードブリッジからなる整流器、電界コンデンサからなる平滑回路、レギュレータICからなる安定化回路等が設けられており、安定化された直流の12V及び5V等を生成して各基板へ供給できるようになっている。また、バックアップ電池66はコンデンサからなるものであり、電源回路65で生成された直流の5Vを充電し、パチンコ機1に電源が供給されていない場合に、バックアップ対象(主基板41、サブ統合基板58、及び演出制御基板43のRAM等)にバックアップ用の電源を供給する。これにより、パチンコ機1は電源遮断時の種々の内容を記憶しておくことができる。また、電源監視回路67は、電源回路65に供給されている電源の電圧が遊技中に所定電圧以下(本実施の形態では12V以下)まで降下すると、主基板41、サブ統合基板58、及び演出制御基板43に電源断信号を出力する。そして、バックアップ電池66からバックアップ対象へバックアップ用の電源(5V)の供給が開始されて、パチンコ機1の記憶内容がバックアップされる。一方、電圧が所定電圧以上に上昇すると、電源断信号の出力が停止されて、所定の処理が行われる。
Next, the
次いで、演出制御基板43について説明する。演出制御基板43は、CPU、RAM,ROM等を有し、サブ統合基板58から受信するコマンドに従って表示制御データを出力する表示制御ユニット48と、該表示制御ユニット48から入力される信号に従って液晶表示装置36へ画像信号を出力する画像表示プロセッサ(Video Display Proceccor、以下「VDP」という。)80とを備えている。また、演出制御基板43には1GBのROM121〜124(図4参照)を備えた4GBの第一メモリ基板120と、1GBのROM131,132(図4参照)を備えた2GBの第二メモリ基板130とが、中継基板100を介して接続されている。そして、VDP80は、表示制御ユニット48から入力される表示制御データに応じて、2つのメモリ基板120,130内の複数のROMに記憶されている画像生成データの中から必要なデータを読み出し、パチンコ機1の遊技状態に応じた画像データ(RGBデータ)を生成する。この画像データをVRAM82(図4参照)に展開して一時的に記憶させ、表示制御データに応じて液晶表示装置36へ出力する。尚、演出制御基板43にはエラー表示部38及び液晶表示装置36が接続されているが、この詳細は図4を参照して後述する。
Next, the
次に、図4を参照して、演出制御基板43及びその周辺の制御回路の詳細について説明する。図4は、演出制御基板43及びその周辺の制御回路の詳細を示すブロック図である。
Next, the details of the
まず、演出制御基板43について説明する。演出制御基板43は、表示制御ユニット48、VDP80、発振器81、及びVRAM82から構成されている。そして、表示制御ユニット48は、表示制御CPU91、表示制御RAM92、表示制御ROM93からなる。表示制御ROM93は、液晶表示装置36の表示制御プログラムや、画像の表示態様を制御するデータ等を記憶しており、表示制御CPU91へ信号やデータを送信する。また、表示制御RAM92も同様に表示制御CPU91へ接続されており、各種カウンタ、フラグ、データ、信号等が一時的に記憶されるが、第一の実施形態のパチンコ機1では、同一のメモリ基板120,130が取り外されたり交換されたりすることなく演出制御基板43に接続され続けていることを示すメモリ基板同一性確認フラグが表示制御RAM92に記憶される。この詳細は後述する。
First, the
また、表示制御CPU91は、記憶容量が8GBのメモリに対応可能なCPUであり、サブ統合基板58から液晶表示装置36の表示態様を制御するコマンドを受信し、受信した制御コマンドに基づいて画像の表示態様を選定する。そして、選定した表示態様を表示させるための表示制御データを、接続されているVDP80へ送信する。また、表示制御CPU91にはアドレスバス及びデータバスが接続されており、アドレス信号及びデータ信号を出力する。このアドレス信号には、複数のメモリ基板の内の1つを選択するためのメモリ基板選択用信号と、メモリ基板に設けられた複数のROMの内の1つを選択するためのチップセレクト信号とが含まれており、後述する第一デコード回路125,135及び第二デコード回路101によりデコードされる。そして、各ROMは入力されたチップセレクト信号によってアクセスされているか否かを認識し、アクセスされている場合にデータアクセスが可能となる。ここで、第一の実施形態の表示制御CPU91は、演出制御基板43に接続されているメモリ基板の容量を、メモリ基板に記憶されているID情報を用いて認識する。さらに、表示制御CPU91は、メモリ基板のID情報を用いて、適切なメモリ基板が演出制御基板43に接続されているか否かを確認するが、この詳細は図6を参照して後述する。
The display control CPU 91 is a CPU that can handle a memory with a storage capacity of 8 GB. The display control CPU 91 receives a command for controlling the display mode of the liquid
また、発振器81は一定のドットクロック周波数を発振しており、VDP80へ接続されている。そして、VDP80は、発振器81により発振されたドットクロック周波数を基準として、映像表示のタイミングを取るために必要な同期信号を液晶表示装置36へ送信する。また、VDP80は、表示制御CPU91から送信された表示制御データに応じて、後述するメモリ基板120,130内のROMから必要な画像生成データを読み出し、パチンコ機1の遊技状態に応じた画像データ(RGBデータ)を生成する。この画像データをVRAM82に展開して一時的に記憶させ、表示制御データに応じてVRAM82から画像データを読み出して、同期信号に合わせて液晶表示装置36へ送信する。また、VDP80には、レジスタ等をチェックするためのLSIが内蔵されている。そして、以上説明した演出制御基板43にはコネクタ88が設けられており、このコネクタ88を介して中継基板100又はメモリ基板120,130が接続可能となっている。
The
次いで、第一メモリ基板120について説明する。第一メモリ基板120には、記憶容量が1GBであるROM121〜124と、第一デコード回路125とが設けられており、コネクタ118により他の基板に接続される。第一デコード回路125は、アドレスバスにより送信されるチップセレクト信号に応じて、4つのROM121〜124の中の1つを選択するための回路である。そして、第一デコード回路125とROM121〜124とはチップセレクト信号線により接続されており、コネクタ118から第一デコード回路125へはアドレスバスの一部であるデコード回路入力線が接続されている。さらに、コネクタ118からROM121〜124へはアドレスバス及びデータバスが接続されている。ここで、図4に示すブロック図ではコネクタ118から延びる線を一本で表現しているが、実際は複数のアドレスバス及びデータバスからなる。そして、説明の簡略化のため、以下でも同様に複数の信号線を1本の線で表現するものとする。また、第一メモリ基板120に搭載されているROM121〜124が4つであるため、コネクタ118から第一デコード回路125へ接続されているデコード回路入力線は、実際は2本である。
Next, the
また、第一メモリ基板120には、自身の記憶容量を示すID情報を記憶しているID情報格納部126が設けられている。このID情報格納部126内におけるID0信号線127は電源電位に、ID1信号線128はグランド電位に接続されており、これにより自身の記憶容量が4GBであることを示すが、この詳細は後述する。そして、ID0信号線127及びID1信号線128は共にコネクタ118に接続されている。
In addition, the
次いで、第二メモリ基板130について説明する。第二メモリ基板130には、記憶容量が1GBであるROM131,132と、第一デコード回路135とが設けられており、コネクタ119により他の基板に接続される。第二メモリ基板130における第一デコード回路135は、第一メモリ基板120における第一デコード回路125とは異なり、2つのROM131,132のいずれかを選択するための回路である。そして、コネクタ119からROM131,132へはアドレスバス及びデータバスが、コネクタ119から第一デコード回路135へはアドレスバスの一部であるデコード回路入力線が、第一デコード回路135からROM131,132へはチップセレクト信号線がそれぞれ接続されている。
Next, the
また、第二メモリ基板130にも第一メモリ基板120と同様に、自身の記憶容量を示すID情報格納部136が設けられている。そして、コネクタ119からID情報格納部136へID0信号線137及びID1信号線138が接続されており、これら2本の信号線が共にグランド電位に接続されることで、自身の記憶容量が2GBであることを示す。この詳細は後述する。
Similarly to the
尚、第一メモリ基板120に設けられているROM121〜124、及び第二メモリ基板130に設けられているROM131,132は、いずれも電気的書き換えが可能なフラッシュROMである。従って、古い遊技機の部品を利用して新しい種類の遊技機を製造する際に、ROM121〜124、及びROM131,132の内容を書き換えて用いることで、コストの削減を行うことができる。また、メモリ基板120,130の表面には、自身の基板の種別を示すID情報を表示するID情報表示部が設けられている。第一の実施形態では、ID情報は記憶容量を示す情報であるため、メモリ基板120,130の表面には「2GB」、「4GB」の情報が表示されている。よって、このID情報表示部を見てメモリ基板120,130を演出制御基板43へ接続することで、接続ミスを減少させることができる。
The
次いで、中継基板100について説明する。中継基板100には、第二デコード回路101及びID情報デコード回路102が設けられている。そして、演出制御基板43のコネクタ88へ接続されるコネクタ115、メモリ基板120,130が接続されるコネクタ116及びコネクタ117を備えている。
Next, the
そして、ID情報デコード回路102は、第一メモリ基板120のID情報格納部126及び第二メモリ基板130のID情報格納部136から、端子1A,1B,2A,2Bを介して入力されるID情報をデコードし、モード信号を生成して第二デコード回路101へ出力する。このモードとしては、コネクタ116及びコネクタ117に接続されているメモリ基板の記憶容量に応じて4種類のモードが設定されており、モードに対応したモード信号が出力される。具体的には、コネクタ116及びコネクタ117の両方に2GBのメモリ基板が接続されている場合に「モード0」、コネクタ116に4GB且つコネクタ117に2GBのメモリ基板が接続されている場合に「モード1」、コネクタ116に2GB且つコネクタ117に4GBのメモリ基板が接続されている場合に「モード2」、コネクタ116及びコネクタ117の両方に4GBのメモリ基板が接続されている場合に「モード3」を示すモード信号が出力される。第一の実施形態では、コネクタ116に4GBの第一メモリ基板120が、また、コネクタ117に2GBの第二メモリ基板130が接続されているため、ID情報デコード回路102から第二デコード回路101へは「モード1」を示す信号が出力される。
The ID
また、ID情報デコード回路102から表示制御CPU91へは、中継基板100に接続されている2つのメモリ基板の記憶容量を示すID情報が出力される。表示制御CPU91は、コネクタ88を介して接続されているメモリ基板の記憶容量を、このID情報に基づいて認識する。
Further, ID information indicating the storage capacities of the two memory boards connected to the
そして、第二デコード回路101は、演出制御基板43の表示制御CPU91、第一メモリ基板120の第一デコード回路125、及び第二メモリ基板130の第一デコード回路135にアドレスバスを介して接続されている。この第二デコード回路101は、ID情報デコード回路102から入力されるモード信号に応じてマッピングを決定する。ここで、第二デコード回路101は、アドレスに空きが生じることなく連続するようにマッピングを決定する。そして、チップセレクト信号の上位ビットに位置するメモリ基板選択用信号に応じて、第一メモリ基板120及び第二メモリ基板130のいずれか一方を選択する。尚、中継基板100において、コネクタ116,117からコネクタ115へはデータバスが接続されている。
The
次に、図4及び図5を参照して、表示制御CPU91に入力されるID情報と、メモリ基板120,130の記憶容量との関係について説明する。図5は、表示制御CPU91に入力されるID情報と、表示制御CPU91が認識する記憶容量との関係を示す図である。図4に示すように、表示制御CPU91からコネクタ88へは、ID0及びID1の2つの端子が接続されている。そして、演出制御基板43へは、4GBの第一メモリ基板120若しくは2GBの第二メモリ基板130を直接接続することができ、中継基板100を介して2つのメモリ基板を接続することもできる。また、先述したように、4GBの第一メモリ基板120のID情報格納部126において、ID0信号線127は電源電位(High)に、ID1信号線128はグランド電位(Low)に接続されている。また、2GBの第二メモリ基板130のID情報格納部136において、ID0信号線137及びID1信号線138は共にグランド電位(Low)に接続されている。
Next, the relationship between the ID information input to the display control CPU 91 and the storage capacity of the
そして、中継基板100を介さずにメモリ基板120,130を直接演出制御基板43へ接続した場合、ID0信号線127,137が表示制御CPU91のID0へ接続され、ID1信号線128,138が表示制御CPU91のID1へ接続される。すると表示制御CPU91は、図5に示すように、ID0及びID1が共に「Low」である場合はメモリ基板の容量が2GBであると認識し、ID0が「High」、ID1が「Low」である場合はメモリ基板の容量が4GBであると認識する。
When the
また、中継基板100を介して2つのメモリ基板を演出制御基板43へ接続した場合、第一メモリ基板120のID0信号線127は1Aに、ID1信号線128は1Bに入力される。また、第二メモリ基板130のID0信号線137は2Aに、ID1信号線138は2Bに入力される。そして、2つのメモリ基板120,130のID情報がID情報デコード回路102により変換されて、表示制御CPU91のID0及びID1へ出力される。
When two memory boards are connected to the
そして、図5に示すように、中継基板100のコネクタ116,117の両方に2GBの第二メモリ基板130が接続されると、表示制御CPU91のID0には「High」が、ID1には「Low」が入力され、表示制御CPU91はメモリ基板の容量を4GBであると認識する。また、コネクタ116に4GBの第一メモリ基板120が接続され、コネクタ117に2GBの第二メモリ基板130が接続されると、ID0には「Low」が、ID1には「High」が入力され、容量が6GBであると認識される。また、コネクタ116に4GB、コネクタ117に2GBのメモリ基板が接続された場合にも同様に、ID0には「Low」が、ID1には「High」が入力される。そして、コネクタ116,117の両方に4GBの第一メモリ基板120が接続されると、ID0及びID1には共に「High」が入力されて、容量が8GBであると認識される。このように、表示制御CPU91は、ID0及びID1により入力されるID情報に基づいてメモリ基板の記憶容量を認識する。
As shown in FIG. 5, when the 2 GB
このような構成により、パチンコ機1では、中継基板100においてデコードする際にID情報を使用することで、アドレスに空きを生じさせることなく連続してマッピングを決定することができる。従って、例えば4GBの第一メモリ基板120を1つ使用した場合と、2GBの第二メモリ基板130を2つ使用した場合とでメモリマップが同一となる。また、4GBの第一メモリ基板120及び2GBの第二メモリ基板130を1つずつ使用した場合には、コネクタ116,117のどちらに4GBの第二メモリ基板130を接続してもメモリマップが同一となる。よって、演出制御基板43に接続するメモリ基板の種類や数を変更した場合でも、演出制御基板43を再設計する必要が無い。すなわち、演出制御基板43に汎用性を持たせることができる。
With such a configuration, the
さらに、パチンコ機1では、適切な容量のメモリ基板が接続されているか否かをID情報により判断し、この判断結果に基づいてエラーの報知等の動作を行うことで、異なる容量のメモリ基板が接続されたままパチンコ機1が遊技場に設置されることを防止すると共に、メモリ基板を交換することによる不正行為を防いでいる。
Further, the
次に、本発明の要部であるメモリ基板整合確認処理について説明する。このメモリ基板整合確認処理は、サブ統合基板58から送信されるコマンド及び情報に基づいて、演出制御基板43の表示制御CPU91において実行される。表示制御CPU91は、接続されるべき適切なメモリ基板の情報である適正メモリ情報が示す容量と、実際にコネクタ88に接続されたメモリ基板のID情報が示す容量とが整合しているか否かの判断を行い、判断結果に基づいてエラー表示部38の表示を制御する。さらに、遊技場の従業員等(以下、「従業員」と言う。)によって同一性確認モードが設定されると、メモリ基板がコネクタ88から取り外されたか否かを監視し、取り外された場合には液晶表示装置36の表示を禁止することで、従業員にメモリ基板の確認を促す。
Next, a memory substrate alignment confirmation process that is a main part of the present invention will be described. This memory board alignment confirmation process is executed by the display control CPU 91 of the
まず、サブ統合基板58から演出制御基板43へ送信される情報について説明する。サブ統合基板58のROM583(図3参照)には、演出制御基板43に接続されるべき適切なメモリ基板に関する情報である適正メモリ情報が記憶されている。そして、パチンコ機1に電源が投入されると、適正メモリ情報の内容を示す信号である適正メモリ情報通知信号が演出制御基板43へ送信される。
First, information transmitted from the sub integrated
次いで、サブ統合基板58から演出制御基板43へ送信されるコマンドについて説明する。サブ統合基板58から演出制御基板43へは、適正メモリ情報通知信号が送信された後に、同一性確認モードに関する動作を指示するコマンドが送信される。第一の実施形態のパチンコ機1では、演出制御基板43からメモリ基板が取り外されたか否かを監視するモードである同一性確認モードを実行するか否かの設定が従業員により行われる。具体的には、モード設定ボタン34(図3参照)が押下されながらパチンコ機1の電源が投入されると、サブ統合基板58のRAM582に記憶されている同一性確認モードフラグに、同一性確認モードの実行中であることを示す「1」が記憶される。そして、同一性確認モードの設定を指示する同一性確認設定コマンドが、サブ統合基板58から演出制御基板43へ送信される。一方で、モード解除ボタン35(図3参照)が押下されながらパチンコ機1の電源が投入されると、同一性確認モードの実行中でないことを示す「0」が同一性確認モードフラグに記憶される。そして、同一性確認モードを実行しないことを指示する同一性確認非実行コマンドが演出制御基板43へ送信される。
Next, a command transmitted from the sub integrated
また、先述したように、パチンコ機1へ電源が供給されていない場合であっても、バックアップ電池66(図3参照)によりバックアップ用の電源が主基板41、サブ統合基板58、及び演出制御基板43へ供給される。よって、同一性確認モードフラグを記憶するRAM582の記憶内容は、パチンコ機1への電源の供給が遮断されても保存される。そして、パチンコ機1への電源の投入時にモード設定ボタン34及びモード解除ボタン35のいずれも押下されていない場合、RAM582に記憶されている同一性確認モードフラグに「1」が記憶されて「ON」となっていれば、同一性確認モードを実行することを示す同一性確認実行コマンドが演出制御基板43へ送信される。また、ボタン34,35が押下されておらず、同一性確認モードフラグに「0」が記憶されて「OFF」となっている場合には、同一性確認非実行コマンドが送信される。
In addition, as described above, even when power is not supplied to the
次に、図6を参照して、演出制御基板43で行われるメモリ基板整合確認処理の詳細について説明する。図6は、演出制御基板43の表示制御CPU91で行われるメモリ基板整合確認処理のフローチャートである。ここで用いられるフラグには同一性フラグがあり、表示制御RAM92に記憶されている。そして、この同一性フラグは、コネクタ88を介して接続されているメモリ基板が取り外されることなく同一であれば「1」が記憶されて「ON」となり、メモリ基板が1度でも取り外された場合には「0」が記憶されて「OFF」となる。尚、同一性フラグの初期値は「0」である。
Next, with reference to FIG. 6, details of the memory substrate alignment confirmation process performed in the
パチンコ機1への電源の供給が行われると、表示制御CPU91ではメモリ基板整合確認処理が開始される。まず、適正メモリ情報通知信号をサブ統合基板58から受信し、受信した信号により示されている適性メモリ情報が表示制御RAM92に記憶される(S1)。第一の実施形態では、適正メモリ情報はメモリ基板の記憶容量の情報であり、演出制御基板43に接続されるべき適切なメモリ基板の記憶容量が表示制御RAM92に記憶されることとなる。
When power is supplied to the
次いで、コネクタ88を介して接続されているメモリ基板から入力されるID情報により示されている記憶容量が、表示制御RAM92に記憶される(S2)。先述したように、演出制御基板43の表示制御CPU91では、接続されているメモリ基板の枚数に関わらず、演出制御基板43に接続されているメモリ基板の記憶容量が2GB、4GB、6GB、8GBのいずれであるのかが、メモリ基板120,130のID情報格納部126,136のID情報によって認識される(図5参照)。
Next, the storage capacity indicated by the ID information input from the memory board connected via the
次いで、メモリ基板から入力されたID情報と、サブ統合基板58から通知された適性メモリ情報とが整合しているか否かの判断が行われる(S3)。整合していないと判断された場合には(S3:NO)、接続されるべきメモリ基板とは異なる記憶容量のメモリ基板が演出制御基板43に接続されている。そこで、容量の異なるメモリ基板が接続されていることを示す「E」がエラー表示部38に表示されて(S4)、メモリ基板整合確認処理を終了する。このような構成により、遊技場の従業員や工場でチェックを行う者等は、演出制御基板43に容量の異なるメモリ基板が接続されていることを容易に把握して、修理や交換等の迅速な対応を行うことができる。そして、修理や交換等により適切なメモリ基板を接続し、パチンコ機1に電源を投入することで、メモリ基板整合確認処理が再び行われる。
Next, it is determined whether or not the ID information input from the memory board matches the appropriate memory information notified from the sub-integrated board 58 (S3). If it is determined that they are not matched (S3: NO), a memory board having a storage capacity different from that of the memory board to be connected is connected to the
一方で、メモリ基板のID情報とサブ統合基板の適正メモリ情報とが整合していると判断された場合には(S3:YES)、接続されるべきメモリ基板と同じ記憶容量のメモリ基板が演出制御基板43に接続されていることを示す「8」がエラー表示部38に表示される(S5)。よって、従業員は、適切な容量のメモリ基板が接続されていることを容易に把握することができる。さらに、7セグメントLEDであるエラー表示部38に「8」が表示されるため、エラー表示部38の各セグメントが全て正常に動作していることを確認することができる。
On the other hand, if it is determined that the ID information of the memory board matches the appropriate memory information of the sub-integrated board (S3: YES), the memory board having the same storage capacity as the memory board to be connected is produced. “8” indicating that it is connected to the
次いで、サブ統合基板58から同一性確認設定コマンドを受信したか否かの判断が行われる(S6)。従業員によって同一性確認モードを設定する指示が行われ、サブ統合基板58から同一性確認設定コマンドを受信した場合には(S6:YES)、接続されているメモリ基板が取り外されることなく同一であることを示す「1」が同一性フラグに記憶されて「ON」とされる(S7)。そして、同一性フラグが「ON」であるか否かにより、メモリ基板が同一であるか否かの判断が行われる(S8)。 Next, it is determined whether or not an identity confirmation setting command has been received from the sub-integrated board 58 (S6). When an instruction to set the identity confirmation mode is given by an employee and an identity confirmation setting command is received from the sub-integrated board 58 (S6: YES), the connected memory boards are the same without being removed. “1” indicating the presence is stored in the identity flag and is set to “ON” (S7). Then, whether or not the memory boards are the same is determined based on whether or not the identity flag is “ON” (S8).
ここで、メモリ基板がコネクタ88から取り外された際の同一性フラグの値について説明する。先述したように、演出制御基板43にはバックアップ電池66からバックアップ用の電源が供給されるため、パチンコ機1への電源の供給が無い場合でも表示制御RAM92の記憶内容は保持される。そして、パチンコ機1への電源の供給があるか否かに関わらず、「ON」とされた同一性フラグはその状態が維持される。一方で、電源基板42(図3参照)から表示制御RAM92へ接続されるバックアップ電源供給のための接続線は、中継基板100及びメモリ基板120,130を経由する構造となっている。よって、コネクタ88に接続されている中継基板100、若しくは中継基板100に接続されているメモリ基板120,130(メモリ基板120,130がコネクタ88へ直接接続されている場合には、メモリ基板120,130)が取り外された際に、表示制御RAM92へ供給されている電源は遮断される。これにより、表示制御RAM92に記憶されている内容は消去され、同一性フラグには初期値である「0」が記憶されて「OFF」とされる。これにより、簡易な構成でメモリ基板が取り外されたか否かの判断を行うことができる。
Here, the value of the identity flag when the memory board is removed from the
図6のフローチャートの説明に戻り、同一性フラグが「ON」となっている場合には(S8:YES)、メモリ基板が取り外されずに同一のものが接続されていると判断されて、この判断が繰り返し行われる。また、メモリ基板若しくは中継基板100が取り外されて同一性フラグが「OFF」となっている場合には(S8:NO)、表示制御データのVDP80への送信を禁止して(S9)、VDP80による演出の制御を停止させる。さらに、メモリ基板が演出制御基板43から取り外されたことを示す「1」がエラー表示部38に表示されて(S10)、メモリ基板整合確認処理を終了する。従って、従業員は不正行為、接続不良、接続ミス等の問題がパチンコ機1に発生したことを容易に把握することができる。また、液晶表示装置36に乱れた画像が表示されることがないため、遊技者等に不快感を与える虞を低くすることができる。そして、メモリ基板の確認等の処理を行い、パチンコ機1に電源を投入すると、メモリ基板整合確認処理が再び行われる。
Returning to the description of the flowchart of FIG. 6, if the identity flag is “ON” (S8: YES), it is determined that the same one is connected without removing the memory board, and this determination is made. Is repeated. When the memory board or the
また、サブ統合基板58から同一性確認設定コマンドを受信していない場合には(S6:NO)、同一性確認実行コマンドを受信したか否かの判断が行われる(S11)。先述したように、パチンコ機1への電源投入時に、サブ統合基板58のRAM582に記憶されている同一性確認モードフラグが「ON」となっている場合には、同一性確認実行コマンドが演出制御基板43へ送信される。そして、表示制御CPU91では、同一性確認実行コマンドを受信した場合には(S11:YES)、S8の判断へ移行し、メモリ基板の同一性の確認が行われる。
If the identity confirmation setting command has not been received from the sub-integrated board 58 (S6: NO), it is determined whether or not the identity confirmation execution command has been received (S11). As described above, when the power to the
また、サブ統合基板58から同一性確認実行コマンドを受信していない場合には(S11:NO)、同一性確認非実行コマンドを受信したか否かの判断が行われる(S12)。受信していない場合には(S12:NO)、S6の判断へ戻る。一方で、サブ統合基板58の同一性確認モードフラグが「OFF」となっており、同一性確認非実行コマンドを受信した場合には(S12:YES)、メモリ基板の同一性の確認は行われずに、メモリ基板整合確認処理を終了する。
If no identity confirmation execution command has been received from the sub-integrated board 58 (S11: NO), it is determined whether an identity confirmation non-execution command has been received (S12). If not received (S12: NO), the process returns to S6. On the other hand, when the identity confirmation mode flag of the
以上説明したように、第一の実施形態のパチンコ機1によると、あらかじめサブ統合基板58のROM583に記憶されている適性メモリ情報と、演出制御基板43に実際に接続されているメモリ基板のID情報とが整合していなければエラーが表示される。また、メモリ基板若しくは中継基板100が取り外されたか否かが監視され、取り外された場合にはエラーの表示が行われると共に、液晶表示装置36による演出を禁止する制御が行われる。よって、適切なメモリ基板が演出制御基板43に接続されているか否かを従業員は容易に把握することができ、修理、交換、確認等の迅速且つ的確な対処を行うことができる。さらに、中継基板100ではID情報を利用してデコードが行われるため、演出制御基板43に接続できるメモリ基板の種類や数等は、メモリ基板の在庫量や設計のし易さ等の条件に合わせて様々な変更ができる。そして、変更を行った場合でも、空きを生じさせることのない連続したメモリマップを形成することができる。このように、中継基板100を介して複数のメモリ基板を演出制御基板43に接続した場合には、接続の自由度が向上する反面、接続間違いの発生頻度が多くなる虞がある。しかし、本発明によると、接続間違いが生じた場合であってもエラーの報知及び演出の禁止を行うことができる。よって、メモリ基板の接続を誤ったまま遊技機が遊技場で稼動することを防止しつつ、メモリ基板の接続の自由度を向上させることができる。
As described above, according to the
尚、第一の実施形態の演出制御基板43及びサブ統合基板58が本発明の「副制御基板」に相当し、コネクタ88が「接続部」に相当し、サブ統合基板58のROM583が「適正メモリ情報記憶手段」に相当する。また、図6に示すS3において、適正メモリ情報と整合する適切なメモリ基板がコネクタ88に接続されているか否かの判断を行う表示制御CPU91が「メモリ基板整合判断手段」として機能する。また、S4及びS10において、適切なメモリ基板が接続されていないと判断された際にエラー表示部38にエラーを表示させる制御を行う表示制御CPU91が「不整合時動作制御手段」として機能し、S9において、適切なメモリ基板が接続されていないと判断された際に液晶表示装置36による演出を禁止する表示制御CPU91が「演出制御禁止手段」として機能する。また、エラー表示部38が「エラー表示手段」に相当し、ID情報を記憶するID情報格納部126,136が「ID情報記憶手段」に相当する。また、メモリ基板が取り外されることで「OFF」となる同一性フラグを記憶する表示制御RAM92が「メモリ基板接続検知手段」に相当する。
The
次に、本発明の第二の実施形態であるパチンコ機について、図7を参照して説明する。図7は、第二の実施形態のパチンコ機における演出制御基板243及びその周辺の制御回路の詳細を示すブロック図である。
Next, a pachinko machine according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 7 is a block diagram showing details of the
第二の実施形態のパチンコ機では、第一の実施形態のパチンコ機1とは異なり、演出制御基板243に2つのコネクタ216,217が設けられており、中継基板を介さずに2つのメモリ基板を接続することができる。また、第一の実施形態のID情報は2ビットの情報であり、4種類の記憶容量を識別するための簡易な構成であった。これに対し、第二の実施形態のメモリ基板220,230に設けられているID情報格納部226,236には、自身の記憶容量だけでなくメモリ基板の種類毎に固有の識別番号が記憶されている。尚、第二の実施形態のパチンコ機を構成する要素は、演出制御基板43及びメモリ基板120,130の構造が異なっている点、そして中継基板100及びエラー表示部38が設けられていない点以外は第一の実施形態のパチンコ機1と同じである。よって、パチンコ機1と共通する構成要素については同一の符号を付し、図1乃至図3に示す機械的、電気的構成の説明についてはこれを省略又は簡略化する。
In the pachinko machine of the second embodiment, unlike the
まず、演出制御基板243について説明する。演出制御基板243には、メモリ基板若しくは中継基板を接続するための2つのコネクタ216,217が設けられている。そして、表示制御ユニット248に設けられている表示制御CPU291とコネクタ216,217との間には、アドレスバス及びデータバスと、ID情報を入力するための接続線とがそれぞれ設けられている。
First, the
次いで、メモリ基板220,230について説明する。メモリ基板220には、2つのROM221,222と、ROM221,222の一方を選択するための第一デコード回路225と、メモリ基板の種類毎に付された識別番号を記憶するID情報格納部226と、他の基板に接続するためのコネクタ229とが設けられている。そして、ROM221,222及び第一デコード回路225はコネクタ229,216を介して表示制御CPU291へ接続され、ID情報格納部226もコネクタ229,216を介して表示制御CPU291へ接続される。また、メモリ基板230もメモリ基板220と同様に、ROM231,232、第一デコード回路235、ID情報格納部236、及びコネクタ239を備えている。尚、第二の実施形態のID情報格納部226,236はROMにより構成されている。そして、2つのメモリ基板220,230は、記憶容量は同じであるが記憶されている内容が異なるため、ID情報格納部226,236に記憶されている識別番号は異なる。
Next, the
次いで、メモリ基板の整合性の確認についての表示制御CPU291の動作について説明する。パチンコ機に電源が投入されると、メモリ基板220,230のID情報格納部226,236から表示制御CPU291へ識別番号を示す情報が出力される。また、サブ統合基板58のROM583にはコネクタ216に接続されるべき適切なメモリ基板の識別番号、及びコネクタ217に接続されるべき適切なメモリ基板の識別番号がそれぞれ記憶されており、これらの識別番号を示す情報が表示制御CPU291へ送信される。そして、表示制御CPU291は、実際に演出制御基板243に接続されたメモリ基板220,230の識別番号と、サブ統合基板58に記憶されている適切なメモリ基板の識別番号とが整合しているか否かの判断を行い、整合している場合にはVDP80へ通常の表示制御データの送信を行う。一方で、識別番号が異なる場合や、2つのコネクタ216,217へのメモリ基板220,230の接続が逆の順番で行われている場合には、VDP80への表示制御データの送信を禁止して液晶表示装置36による演出を停止させると共に、スピーカ32,33及び電飾ランプ63による演出を禁止させる信号をサブ統合基板58へ送信する。
Next, the operation of the
以上説明したように、第二の実施形態のパチンコ機では、メモリ基板220,230のID情報格納部226,236に記憶されているID情報に、メモリ基板の種類を識別するための識別番号が含まれている。そして、表示制御CPU291は、コネクタ216,217に実際に接続されたメモリ基板の記憶容量に加えて、識別番号が整合しているか否かの判断を行うことによって、メモリ基板220,230とコネクタ216,217との対応関係(接続の順番)を含めたメモリ基板の整合性の判断を正確に行うことができる。
As described above, in the pachinko machine according to the second embodiment, the identification information for identifying the type of the memory board is included in the ID information stored in the ID
尚、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、様々な変形が可能であることは言うまでもない。以下、図8を参照して、上記実施の形態の変形例について説明する。図8は、変形例のパチンコ機の表示制御CPU91で行われるメモリ基板整合確認処理のフローチャートである。第一の実施形態では、メモリ基板120,130若しくは中継基板100の接続が外されると表示制御RAM92の全ての内容が消去される構成とすることで、構造の単純化、及びパチンコ機1への電源の供給が遮断されている際の消費電力の低下を実現している。これに対し、図8に示す変形例では、メモリ基板120,130若しくは中継基板100の接続が外された場合でも、表示制御RAM92の内容が消去されることなく、メモリ基板120,130の同一性を担保できない旨が記憶される点に特徴を有する。尚、以下に示す変形例では、表示制御CPU91で行われるメモリ基板同一性監視処理の内容、及び表示制御RAM92周辺の構造(電源供給のための接続線等)が第一の実施形態のパチンコ機1と異なるのみである。よって、第一の実施形態と共通する構成については同一の符号を付し、説明を省略又は簡略化する。
Needless to say, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications are possible. Hereinafter, a modification of the above embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 8 is a flowchart of a memory board alignment confirmation process performed by the display control CPU 91 of the pachinko machine according to the modification. In the first embodiment, when the
図8に示すメモリ基板同一性監視処理は、パチンコ機への電源の供給があるか否かに関わらず、表示制御CPU91において常に行われる。この処理を行うための電源は、パチンコ機への電源の供給がある場合には電源回路65(図3参照)から供給される。一方で、パチンコ機への電源の供給が無い場合にはバックアップ電池66(図3参照)から供給される。そして、バックアップ電池66使用時の電源の消費を抑えつつメモリ基板の同一性を正確に把握するために、メモリ基板同一性監視処理は500msec毎に行われるようにプログラムされており、この処理自体は1msecで終了する。また、演出制御基板43の表示制御RAM92には、メモリ基板の同一性を記憶するための同一性記憶エリアが設けられている。この同一性記憶エリアには、メモリ基板若しくは中継基板100の接続が外されずに同一性が保たれている場合には「Z」が記憶され、同一性を担保できていない場合には「5」が記憶される。尚、同一性記憶エリアに一旦「5」が記憶されると、特殊な処理が行われるまでこの記憶内容が変更されない構成となっており、パチンコ機への電源投入時の初期化処理等で記憶内容が変更されることはない。
The memory board identity monitoring process shown in FIG. 8 is always performed in the display control CPU 91 regardless of whether power is supplied to the pachinko machine. The power for performing this process is supplied from the power supply circuit 65 (see FIG. 3) when power is supplied to the pachinko machine. On the other hand, when no power is supplied to the pachinko machine, the power is supplied from the backup battery 66 (see FIG. 3). The memory board identity monitoring process is programmed to be performed every 500 msec in order to accurately grasp the identity of the memory board while suppressing the consumption of power when the
そして、図8に示すメモリ基板同一性監視処理が開始されると、まず、メモリ基板120,130内の全てのROMへのアクセスが行われ、ROMの内容を読み込む処理が行われる(S21)。この処理は約100nsec程度の時間で終了する。次いで、全てのROMの内容が読み込まれたか否かの判断が行われる(S22)。ROMの内容が消去されている場合や、メモリ基板120,130若しくは中継基板100の接続が外されている場合、接続不良が生じている場合等には、表示制御CPU91ではROMの内容を読み込むことができない。そこで、内容を読み込むことができないROMが1つでも存在した場合には(S22:NO)、メモリ基板120,130の同一性を担保できないと判断されて、表示制御RAM92の同一性記憶エリアに「5」が記憶される(S23)。そして、メモリ基板同一性監視処理を終了する。一方で、全てのROMの内容が読み込まれた場合には(S22:YES)、そのままこの処理を終了する。
When the memory board identity monitoring process shown in FIG. 8 is started, first, all ROMs in the
そして、パチンコ機を遊技場から回収したメーカーは、演出制御基板43にテスト用の装置を装着し、表示制御CPU91へテストコマンドを送信させる。そして、表示制御CPU91は、テストコマンドを受信した場合のみ表示制御RAM92における同一性記憶エリアの記憶内容を読み出し、読み出した内容をテスト用の装置に出力する。これにより、メーカーはメモリ基板120,130の同一性を確認することができる。そして、同一性が担保されていない(同一性記憶エリアに「5」が記憶されている)場合には、メモリ基板120,130を再利用せずに破棄してもよいし、不正行為が行われているか否か、又は故障が生じているか否かの確認を行って、メモリ基板120,130を再利用するか否かを判断してもよい。
Then, the manufacturer who has collected the pachinko machine from the game hall attaches a test device to the
以上説明した変形例のパチンコ機は、メモリ基板120,130若しくは中継基板100の接続が外された場合でも、表示制御RAM92の内容を消去することなく、メモリ基板120,130の同一性を担保できないことを記憶することができる。そして、第一及び第二の実施形態と同様に、ID情報と適正メモリ情報とが整合しているか否かの確認を同時に行うことが望ましい。これにより、メモリ基板120,130が不正に交換された場合にはエラー表示及び演出の禁止等を行うことができる。さらに、コネクタの軽微な接触不良等が生じた場合には、遊技場では表示制御RAM92の記憶内容が保持されてスムーズな遊技が行われる一方で、メーカーでは故障を検出することができる。すなわち、スムーズな遊技進行を行いつつ、不正行為及び故障の確認を行うことができる。また、外部から供給される電力を充電可能な二次電池であるバックアップ電池66を搭載することで、充電が不可能な電池を用いる場合よりも、RAMのバックアップ及びメモリ基板同一性監視処理を長い期間行うことができる。
The pachinko machine of the modified example described above cannot guarantee the identity of the
尚、変形例のメモリ基板同一性監視処理は500msec毎に行われるようにプログラムされているが、この形態に限られるものではなく、消費電力の消耗度や不正なROMの交換に要する時間等に応じて適宜変更することが可能である。例えば、メモリ基板同一性監視処理を1日に1回又は所定回数行う構成としてもよいし、1週間に1回又は所定回数行う構成としてもよい。さらに、遊技場の営業時間外に所定の間隔を空けて行われる構成としてもよい。このように、特定の間隔を設定して、若しくは処理を行う特定の時刻を設定して、メモリ基板同一性監視処理を実行するタイミングを決定してもよい。そして、所定時間内に行われる処理回数を少なく設定する程、消費電力を減少させることができ、一方で、処理回数を多くする程、故障や不正行為を正確に検出することができる。また、変形例ではメモリ基板同一性監視処理は1msecで終了するように設定されているが、この処理時間はCPUの処理速度等に応じて変更することができる。 The memory board identity monitoring process of the modified example is programmed to be performed every 500 msec, but is not limited to this form, and is based on the degree of power consumption, the time required for illegal ROM replacement, etc. It can be changed as appropriate. For example, the memory substrate identity monitoring process may be performed once or a predetermined number of times per day, or may be configured to be performed once or a predetermined number of times per week. Furthermore, it is good also as a structure performed at predetermined intervals outside the business hours of a game hall. In this manner, the timing for executing the memory board identity monitoring process may be determined by setting a specific interval or setting a specific time for processing. The power consumption can be reduced as the number of processes performed within a predetermined time is set to be smaller, while the failure and the fraud can be accurately detected as the number of processes is increased. In the modification, the memory board identity monitoring process is set to end in 1 msec, but this processing time can be changed according to the processing speed of the CPU.
また、変形例では、メモリ基板同一性監視処理を行うための500msecの時間間隔を計測するために、モータ及び軸を利用したアナログ方式のプログラムタイマーを使用している。しかし、時間を計測するプログラムタイマーはアナログ方式及びデジタル方式のいずれであってもよく、プログラムタイマーの種類は適宜選択すればよい。また、デジタル方式のプログラムタイマーを使用する場合には、表示制御CPU91とプログラムタイマーとを別々に制御してもよい。 In the modification, an analog program timer using a motor and a shaft is used to measure a time interval of 500 msec for performing the memory substrate identity monitoring process. However, the program timer for measuring time may be either an analog method or a digital method, and the type of the program timer may be selected as appropriate. When a digital program timer is used, the display control CPU 91 and the program timer may be controlled separately.
また、プログラムタイマーを使用している場合、RAMのバックアップ用の電池と、プログラムタイマーの動作及びメモリ基板同一性監視処理を実行するための電池とを別々に設けることもできる。変形例のメモリ基板同一性監視処理の処理時間は、消費電力を抑えるために短い時間で行われるように設定されているが、仮にバックアップ電池に充電されている電力を全て消費してしまうと、表示制御RAM92等のバックアップ内容が失われてしまう。そこで、RAMのバックアップ用の電池と、プログラムタイマーの動作及びメモリ基板同一性監視処理を実行するための電池とを別々に設けることで、RAMのバックアップ内容が失われる虞を低下させることができる。また、メモリ基板同一性監視処理を行うCPUと、表示制御CPU91等の他のCPUとを別々に設けてもよい。
When a program timer is used, a battery for RAM backup and a battery for executing the operation of the program timer and the memory board identity monitoring process can be provided separately. The processing time of the memory board identity monitoring process of the modified example is set to be performed in a short time in order to suppress power consumption, but if all the power charged in the backup battery is consumed temporarily, The backup contents such as the
また、変形例におけるバックアップ電池66は、詳細には各RAMの記憶内容をバックアップするための電気二重層コンデンサと、表示制御CPU91等を動作させる電池とにより構成されているが、RAMのバックアップ用のコンデンサは、例えばアルミニウム電界コンデンサ等の他のコンデンサでもよい。また、バックアップ電池66に用いる電池としては、ニッケルカドミウム電池、リチウムイオン電池、鉛シール電池、空気亜鉛電池、アルカリ乾電池、マンガン乾電池、酸化銀電池、リチウム電池、ニッケル水素電池等、種々の電池が使用可能である。
In addition, the
また、変形例では、メモリ基板の同一性が担保できている場合には表示制御RAM92に「Z」が、担保できていない場合には「5」が記憶されるが、これを変更することもできる。例えば、メモリ基板同一性監視処理の結果を2回分記憶し、「5」が2回連続で記憶された場合のみ同一性が担保できていないと判断する構成としてもよい。これにより、バグや軽微な不具合(例えば、静電気)により「5」が記憶された場合でも、連続しなければ同一性が担保できていると判断されるため、バグや軽微な不具合がメモリ基板同一性監視処理に与える悪影響を低減させることができる。
Further, in the modified example, “Z” is stored in the
そして、第一及び第二の実施形態においても、種々の変更が可能である。まず、第一及び第二の実施形態では液晶表示装置36の表示を制御する演出制御基板43へのメモリ基板の接続について説明したが、本発明は他の制御基板にも適用できる。例えば、サブ統合基板58にメモリ基板を接続する場合や、電飾ランプ63にメモリ基板を接続する場合等、CPU等のコントローラを有する基板にメモリ基板を接続する構造の制御装置であれば、本発明を適用することができる。
In the first and second embodiments, various changes can be made. First, in the first and second embodiments, the connection of the memory board to the
また、第一の実施形態の中継基板100は2枚のメモリ基板を演出制御基板43に接続させるための基板であるが、中継基板100の構造を変形することで、3枚以上のメモリ基板を演出制御基板43に接続することもできる。また、第一の実施形態では4GBの第一メモリ基板120及び2GBの第二メモリ基板130を演出制御基板43に接続する場合について説明したが、6GBや8GB等、様々な容量のメモリ基板を用いる場合であっても本発明が適用できるのは勿論である。すなわち、3種類以上のメモリ基板を1つの制御基板に接続する際に本発明を適用できる。
In addition, the
また、演出制御基板43,243が有するメモリ基板接続用のコネクタの数は、第一の実施形態では1つ、第二の実施形態では2つであったが、この数を変更することもできる。また、第一デコード回路125,135,225,235を有さないメモリ基板を使用できることは言うまでもない。
In addition, the number of connectors for connecting the memory boards included in the
また、ID情報格納部126,136,226,236に記憶されているID情報は、第一の実施形態では記憶容量を示し、第二の実施形態では識別番号を示しているが、ID情報の内容や記憶態様は適宜変更することができる。遊技機を遊技場に設置するにあたり、各基板の種類や、どのコネクタにどの基板を接続するか等を含めた多数の事項を所定の機関に申請する必要があり、許可が下りた遊技機のみ遊技場に設置することができる。そして、申請した内容とは異なる遊技機を設置すると罰せられる。ここで、遊技機の製造時等に、申請された基板とは異なる種類又は異なる接続態様で遊技機が誤って構成される場合があるが、この場合でも、所定の条件が整合すると遊技が正常に行われる。そこで、基板の種類を細かく識別できるID情報を用いてメモリ基板の整合性を判断することで、申請内容とは異なる仕様の遊技機が遊技場に設置されることを防止することができる。一方で、第一の実施形態に示したように、記憶容量を示すID情報のみを用いれば、整合性の判断及び記憶容量に応じたデコード等の制御を簡易な構成で行うことができる。このように、ID情報の内容や記憶態様は遊技機の仕様等に合わせて適宜選択することができる。
The ID information stored in the ID
また、適切でないメモリ基板が接続されていると判断された場合に行われる動作も変更が可能である。例えば、第一の実施形態では、メモリ基板の容量が異なればエラー表示のみを行い、メモリ基板が演出制御基板43から取り外されるとエラー表示及び液晶表示装置36による演出の禁止を同時に行っているが、容量が異なる場合にも演出を禁止する構成としてもよい。また、第一の実施形態においても、第二の実施形態と同様にエラー表示部38を設けず、演出の禁止のみを行う構成としてもよい。さらに、第一の実施形態のエラー表示部38は演出制御基板43のエラーのみを表示する構成となっているが、払出制御基板45のエラー等、他のエラーを表示するための表示部と共用される構成とすることもできるし、スピーカ32,33や電飾ランプ63等を用いてエラー表示を行ってもよい。
The operation performed when it is determined that an inappropriate memory board is connected can also be changed. For example, in the first embodiment, only the error display is performed if the capacity of the memory board is different, and when the memory board is removed from the
また、エラー表示部38を7セグメントLED以外の部品により構成することもできるし、エラー表示部38に表示されるエラーの内容を変更することもできる。例えば、第一の実施形態では、メモリ基板のID情報とサブ統合基板58の適正メモリ情報とが整合していると判断された場合に、エラー表示部38の7セグメントにおける全てのセグメントを点灯させている(S5、図6参照)。これにより、7セグメントが故障しているか否かの判断を行うことができる。しかし、7セグメントであるエラー表示部38の表示形態はこれに限られるものではなく、他の数字、記号、文字を表示してもよい(S4及びS5、S10参照)。また、液晶表示装置36の表示が可能である場合には、液晶表示装置36に表示される図柄やキャラクター等によりエラーを区別できる構成としてもよい。この場合、メモリ基板が整合していると判断された際に液晶表示装置36による表示を行うと、遊技者等に誤解を招く虞があるため、整合していると判断された際には表示を行わないことが望ましい。
Moreover, the
また、第一の実施形態では、演出制御基板43に接続されているメモリ基板の同一性を確認するための同一性確認モードが実行されると、メモリ基板が演出制御基板43から取り外された時点で同一性が担保できないと判断され、エラーの表示等が行われるが、この動作を変更することもできる。例えば、メモリ基板が演出制御基板43から取り外された回数をフラッシュROM等の記憶媒体に記憶させ、この回数を読み出して確認することにより、不正行為が行われたか否かの判断やコネクタの消耗度の判断等を行うこともできる。
In the first embodiment, when the identity confirmation mode for confirming the identity of the memory board connected to the
また、第一の実施形態では、適切な容量のメモリ基板が演出制御基板43に接続されている場合にはエラー表示部38に「8」が表示されるが、これを変更することもできる。例えば、接続されるべき適切なメモリ基板の記憶容量が合計6GBであれば「6」を、4GBであれば「4」をエラー表示部38に表示して、メモリ基板が正常であることの表示に加えてメモリ基板の容量の表示を行う構成としてもよい。
Further, in the first embodiment, when a memory board having an appropriate capacity is connected to the
また、第一の実施形態では、演出制御基板43に接続されているメモリ基板の同一性を確認するための同一性確認モードの設定及び解除は、モード設定ボタン34及びモード解除ボタン35を押下しながらパチンコ機1に電源が投入されることで行われているが、これを変更することもできる。例えば、同一性確認モードの設定及び解除を行うためのキーを作製し、このキーを所定の鍵穴に挿入して回しながらパチンコ機1に電源を投入することでモードの設定及び解除が行われる構成とすれば、不正行為が行われることをより確実に防止することができる。
In the first embodiment, the setting and release of the identity confirmation mode for confirming the identity of the memory board connected to the
本発明の遊技機は、パチンコ機に限られず、パチコン機、パチスロ機等の各種遊技機及びその液晶表示制御装置に適用可能である。 The gaming machine of the present invention is not limited to a pachinko machine, but can be applied to various gaming machines such as a pachikon machine and a pachislot machine, and its liquid crystal display control device.
1 パチンコ機
32,33 スピーカ
36 液晶表示装置
38 エラー表示部
41 主基板
43,243 演出制御基板
46 電飾基板
58 サブ統合基板
63 電飾ランプ
80 VDP
88,216,217 コネクタ
91,291 表示制御CPU
92 表示制御RAM
93 表示制御ROM
100 中継基板
101 第二デコード回路
102 ID情報デコード回路
115,116,117 コネクタ
118,119,229,239 コネクタ
120,130,220,230 メモリ基板
126,136,226,236 ID情報格納部
581 CPU
583 ROM
DESCRIPTION OF
88, 216, 217
92 Display control RAM
93 Display control ROM
100
583 ROM
Claims (5)
他の基板と接続される接続部を有し、前記主基板から送信される信号を受けて演出の制御を行う副制御基板と、
当該副制御基板の前記接続部に接続され、前記副制御基板によって使用されるデータが記憶されると共に、基板の種類を識別するID情報を記憶するID情報記憶手段を備えるメモリ基板と、
前記接続部に接続される適切な前記メモリ基板の情報をあらかじめ記憶する適正メモリ情報記憶手段と、
当該適正メモリ情報記憶手段に記憶されている情報と、前記ID情報記憶手段に記憶されている前記ID情報とを用いて、前記適正メモリ情報記憶手段に記憶されている情報と整合する適切な前記メモリ基板が前記接続部に接続されているか否かを判断するメモリ基板整合判断手段と、
当該メモリ基板整合判断手段によって適切な前記メモリ基板が接続されていないと判断された場合に行われる所定の動作を制御する不整合時動作制御手段と、
前記副制御基板の前記接続部と複数の前記メモリ基板とを接続する中継基板とを備え、
前記ID情報記憶手段は、少なくとも前記メモリ基板の記憶容量を示すID情報を記憶しており、
前記中継基板は、
複数の前記メモリ基板の中の1つを選択する信号を、前記ID情報を用いて生成するデコード回路を備えたことを特徴とする遊技機。 A main board that controls the main control of the game,
A sub-control board having a connection part connected to another board, receiving a signal transmitted from the main board and controlling the production;
A memory board that is connected to the connection portion of the sub control board and stores data used by the sub control board and includes ID information storage means for storing ID information for identifying the type of the board ;
Appropriate memory information storage means for storing in advance information on the appropriate memory substrate connected to the connection unit;
Using the information stored in the appropriate memory information storage means and the ID information stored in the ID information storage means, the appropriate information that matches the information stored in the appropriate memory information storage means Memory substrate alignment determining means for determining whether a memory substrate is connected to the connection unit;
Non-matching operation control means for controlling a predetermined operation performed when the memory board matching judgment means judges that the appropriate memory board is not connected ;
A relay board for connecting the connection portion of the sub-control board and a plurality of the memory boards;
The ID information storage means stores at least ID information indicating a storage capacity of the memory board,
The relay board is
A gaming machine comprising: a decoding circuit that generates a signal for selecting one of the plurality of memory boards using the ID information .
前記不整合時動作制御手段は、前記メモリ基板整合判断手段によって適切な前記メモリ基板が接続されていないと判断された場合に、前記エラー表示手段を制御してエラーを表示することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 An error display means for notifying that the appropriate memory board is not connected to the sub-control board;
The non-matching operation control means controls the error display means to display an error when the memory board matching judgment means judges that the appropriate memory board is not connected. The gaming machine according to claim 1.
前記不整合時動作制御手段は、前記メモリ基板整合判断手段によって適切な前記メモリ基板が接続されていないと判断された場合に、前記演出制御禁止手段を制御して前記副制御基板による演出の制御を禁止することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。 Production control prohibiting means for prohibiting production control by the sub-control board,
The operation control means at the time of inconsistency controls the effect control prohibiting means to control the effect by the sub control board when the memory substrate alignment determining means determines that the appropriate memory substrate is not connected. The gaming machine according to claim 1, wherein the gaming machine is prohibited.
前記メモリ基板整合判断手段は、前記メモリ基板接続検知手段によって前記メモリ基板が接続され続けていないと判断された場合に、適切な前記メモリ基板が前記接続部に接続されていないと判断することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の遊技機。 A memory board connection detecting means for detecting whether or not the memory board is continuously connected to the connection portion of the sub-control board;
The memory substrate alignment determining unit determines that the appropriate memory substrate is not connected to the connection unit when the memory substrate connection detecting unit determines that the memory substrate is not continuously connected. The gaming machine according to any one of claims 1 to 3 , characterized in that
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