JP5125566B2 - 記号判定装置および記号判定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、被試験対象上に記載された記号の画像を判定する記号判定装置および記号判定方法に関する。
パーソナルコンピュータ等を製造しているメーカーでは、CPUやOSを自社内で開発しているのではなく、専門のメーカーから製造済みのCPUやOS用のソフトウェアを購入して電子機器内に搭載することが一般的である。近年では、同じ機種のパーソナルコンピュータであっても、異なる種類のCPUやOSが搭載されていることもあり、ユーザが好みや用途に合わせてCPUやOSを選ぶことができるようになってきている。
ところで、パーソナルコンピュータには、キーボードの脇などにCPUやOSの種類を表わすラベルが貼り付けられている。デザインや価格だけではなく、CPUやOSの種類でパーソナルコンピュータを選ぶユーザーも多く、パーソナルコンピュータを出荷する前には、正しいラベルが正しい位置に抜けなく貼付されていることが確認される。ラベルの確認方法としては、パーソナルコンピュータに貼り付けられたラベルの絵柄が、パーソナルコンピュータに搭載されているCPUやOSの種類と合っているか否かを人が目視で確認することが行われている。しかし、現在、CPU用のラベルは16種類、OS用のラベルは5種類あり、さらに、同じメーカーで異なるバージョンのラベルは絵柄が似ているため、目視では確認ミスや確認漏れが生じてしまうという問題がある。
この点に関し、ベルトコンベアで運ばれてくる被試験対象物を撮影し、その撮影画像の絵柄を分析して検査を行う検査方法が知られている。例えば、特許文献1には、被試験対象物に機種等を識別するためのバーコードを貼り付けておき、被試験対象物を撮影するとともにバーコードを読み取って、撮影画像の絵柄が識別された機種のものであるか否かを判定する技術について記載されており、特許文献2には、被試験対象物上のバーコードを読み取った後で撮影を行うのにあたり、バーコードを読み取って得られた情報に応じて撮影方法などを制御する技術について記載されている。これらの技術を適用し、パーソナルコンピュータにCPUやOSの種類などを識別するためのバーコードを貼付しておき、パーソナルコンピュータ上のラベルを撮影した撮影画像の絵柄が、バーコードを読み取って識別されたCPUやOSの種類と合っているか否かを自動的に判定することによって、検査精度を向上させることができるとともに、検査の手間を省くことができる。
特開2002−65973号公報 特開平6−201593号公報
しかし、パーソナルコンピュータには、キーボードやマウスパットなどに加えて、個人認証用の指紋センサなどが取り付けられているものもあり、空きスペースの広さや位置、必要なラベルの数や形状などによって、様々な位置にラベルが貼付されている。このため、カメラのシャッタが閉じるタイミングでパーソナルコンピュータ上のラベルが所定の撮影位置に到達するように、試験者がベルトコンベアで運ばれてくるパーソナルコンピュータの向きや位置を手動で調整しているのが現状である。近年、パーソナルコンピュターの小型・軽量化が進んでいるが、ラップトップ型のパーソナルコンピュータでも5kg以上の重量を有するものもあり、試験者の負担を軽減することができる検査方法の開発が要求されている。
上記事情に鑑み、試験者の負担を軽減し、被試験対象に正しい記号が記載されているか否かを精度良く判定することができる記号判定装置および記号判定方法を提供する。
上記目的を達成する記号判定装置の基本形態は、
符号を認識したとき、被試験対象を撮影し、被試験対象の画像を獲得する撮像部と、
上記画像から被試験対象上に記載された記号の位置と画像を認識する記号認識部と、
上記符号を基に記憶装置から被試験対象の情報を取得する情報取得部と、
被試験対象の情報を基に記号の画像を判定する判定部とを有する。
この記号判定装置の基本形態によると、バーコードリーダ等で符号が認識されたタイミングで被試験対象が撮影されるとともに、認識された符号を基に被試験対象が取得されて、その情報に基づいて撮影画像中の記号の画像が正しいか否か判定される。このため、試験者が撮影タイミングに合わせて手動で被試験対象を移動させる手間や負担を省くことができるとともに、記号の確認ミスや確認漏れなどをいった不具合を防止することができる。
また、上述した記号判定装置の基本形態に対して、
上記記号が複数記載された場合、上記判定部は複数の記号の相互の位置関係も判定するという応用形態は好ましい。
この好ましい記号判定装置によると、被試験対象に複数の記号が記載されている場合であっても、それら複数の記号が正しく、かつ正確な位置に記載されているか否かを判定することができる。
また、上述した記号判定装置の基本形態に対して、
上記被試験対象の情報は、撮像部と記号間の距離を算出可能な情報を含み、
上記記号記号認識部は、距離を基に記号の画像を認識するという応用形態は好ましい。
撮像部と記号間の距離が算出されることによって、撮影された被試験対象の画像中における記号の大きさを予測することができ、認識した記号の画像を見本画像と同じ大きさに拡大・縮小して見比べることができる。
また、上述した記号判定装置の基本形態に対して、
上記撮像部は、被試験対象上部を撮影し、
撮像部と記号間の距離を算出可能な情報とは、記号が貼られた被試験対象の高さであり、
撮像部と記号間の距離は、撮像部の固定位置と上記高さから求めるという応用形態は好適である。
この好適な記号判定装置によると、撮像部と記号間の距離を容易かつ正確に算出することができ、記号判定精度を向上させることができる。
また、上述した記号判定装置の基本形態に対して、
上記被試験対象は、移動体によって移動するという応用形態は好ましい。
被試験対象がベルトコンベアなどといった移動体に載せられて移動することによって、効率的に試験を実行することができる。
また、上述した記号判定装置の基本形態に対して、
上記符号は、バーコードが印刷された印刷物であり、
上記記号は、被試験対象に貼り付けられたシールであるという応用形態は好適である。
この好適な記号判定装置によると、試験者は、被試験対象に貼り付けられたシールの位置に合わせてバーコードが印刷された印刷物を移動させればよく、重い被試験対象を移動させる負担を軽減することができる。また、従来から、製品を識別するバーコードが印刷された印刷物を製品とともに製造ラインに載せ、各製造工程でそのバーコードを読み取ることによって、製品の製造進度が管理されている。この好適な記号判定装置によると、進度管理用の印刷物を記号判定試験にも流用することができる。
また、上記目的を達成する記号判定方法の基本形態は、
符号を認識したとき、被試験対象を撮影し、被試験対象の画像を獲得する撮像手段と、
上記画像から被試験対象上に記載された記号の位置と画像を認識する記号認識手段と、
上記符号を基に記憶装置から被試験対象の情報を取得する情報取得手段と、
被試験対象の情報を基に記号の画像を判定する判定手段とを有する。
この記号判定方法の基本形態によると、試験者の負担を軽減して、被試験対象に正しい記号が記載されているか否かを精度良く判定することができる。
以上説明したように、上述した記号判定装置および記号判定方法の基本形態によると、試験者の負担を軽減し、被試験対象に正しい記号が記載されているか否かを精度良く判定することができる。
以下、図面を参照して、上記説明した基本形態および応用形態に対する具体的な実施形態を説明する。
図1は、上述した記号判定装置および記号判定方法が適用されたラベル検査システムの概略構成図である。
図1に示すラベル検査システム1は、被試験対象であるパーソナルコンピュータ10上に、パーソナルコンピュータ10に搭載されているOSやCPUの種類に応じた正しいラベルが正確な位置に貼付されているか否かを検査するシステムである。ラベル検査システム1には、パーソナルコンピュータ10を矢印A方向に移動させるベルトコンベア500と、パーソナルコンピュータ10を撮影するカメラ200と、バーコードを読み取って識別番号を得るバーコードリーダ300と、ラベル検査システム1全体を制御する制御用コンピュータ100と、パーソナルコンピュータ10に関する情報が記憶された記憶装置400とで構成されている。カメラ200は、本実施形態における撮像部の一例にあたり、記憶装置400は、本実施形態における記憶装置の一例にあたり、ベルトコンベア500は、本実施形態における移動体の一例に相当する。
図2は、制御用コンピュータ100の内部構成図である。
制御用コンピュータ100には、各種プログラムを実行するCPU101、ハードディスク装置103に格納されたプログラムが読み出されCPU101での実行のために展開される主メモリ102、各種プログラムやデータ等が保存されたハードディスク装置103、キーボードなどを含む操作子106、情報を表示する表示装置107、フレキシブルディスク61(以下では、FDと省略する)が装填され、装填されたFD61をアクセスするFDドライブ108、CD−ROM62やDVDが装填され、その装填されたCD−ROM62やDVDをアクセスするCD/DVDドライブ109、カメラ200やバーコードリーダ300などからデータを入力する入力インタフェース105、および外部装置へデータを出力する出力インタフェース110などが内蔵されており、これらの各種要素は、バス112を介して相互に接続されている。
ここで、CD−ROM62には、制御・判定プログラム600(図3参照)が記憶されている。
図3は、CD−ROM62を示す概念図である。
図3に示すように、制御・判定プログラム600は、バーコード取得部610、撮影指示部620、撮影画像取得部630、正解データ取得部640、ラベル認識部650、判定部660、およびエラー通知部670で構成されている。
CD−ROM62は、制御用コンピュータ100のCD/DVDドライブ109に装填され、CD−ROM62に記憶されたラベル判定プログラム600が制御用コンピュータ100にアップロードされてハードディスク装置103に記憶される。そして、このラベル判定プログラム600が起動されて実行されることにより、制御用コンピュータ100内に図4に示す制御・判定装置700が構築される。
制御・判定プログラム600の各部の詳細については、制御・判定装置700の各部の作用と一緒に説明する。
図4は、制御・判定装置700の機能ブロック図である。
制御・判定装置700は、バーコードリーダ300で得られた識別番号を取得するバーコード取得部710と、記憶装置400に記憶された情報を取得する正解データ取得部720と、カメラ200に撮影を指示する撮影指示部730と、カメラ200から撮影画像を取得する撮影画像取得部740と、撮影画像を分析してラベルを識別するラベル認識部750と、パーソナルコンピュータ10に正しいラベルが貼付されているか否かを判定する判定部760と、表示画面上にエラーメッセージを表示するエラー通知部770とを備えている。ラベル認識部750は、本実施形態における記号認識部の一例にあたり、正解データ取得部720は、本実施形態における情報取得部の一例にあたり、判定部760は、本実施形態における判定部の一例に相当する。
制御・判定装置700を構成する、バーコード取得部710と、正解データ取得部720と、撮影指示部730と、撮影画像取得部740と、ラベル認識部750と、判定部760と、エラー通知部770は、図3の制御・判定プログラム600を構成する、バーコード取得部610、正解データ取得部640、撮影指示部620、撮影画像取得部630、ラベル認識部650、判定部660、およびエラー通知部670にそれぞれ対応する。
図4の各要素は、コンピュータのハードウェアとそのコンピュータで実行されるOSやアプリケーションプログラムとの組合せで構成されているのに対し、図3に示す制御・判定プログラム600の各要素はそれらのうちのアプリケーションプログラムのみにより構成されている点が異なる。
ここで、一旦、ラベル検査システム1の説明を中断し、実際にパーソナルコンピュータ10に対してラベル検査を行うための前提条件について説明する。
図5は、ラベル検査システム1によって検査される複数のパーソナルコンピュータ10のうちの1つを示す図である。
パーソナルコンピュータ10は、表示画面31が設けられた表示ユニット30と、CPUやハードディスク装置が内蔵された本体ユニット20とで構成されており、連結ユニット40によって、表示ユニット30が本体ユニット20に対し矢印A−A方向に開閉自在に連結されたラップトップ型のパーソナルコンピュータである。
本体ユニット20の上面には、キーボード21、トラックパッド22、左クリックボタン23、右クリックボタン24が備えられている。また、本体ユニット20の、トラックパッド22の脇にあいたスペースには、CPUの種類を示すCPUラベル51や、OSの種類を示すOSラベル52などといった各種ラベル(以下では、各種ラベルを総称してラベル50と記載する。)が貼り付けられている。
図1に示すラベル検査システム1で検査される複数のパーソナルコンピュータ10には、同じ機種であっても異なる種類のCPUやOS等が搭載されていることがあり、それらの種類に応じたラベル50が貼り付けられる。また、CPUラベル51やOSラベル52以外の、ネットワーク用ラベルやグラフィックハードウェア用ラベルなどが貼り付けられることもあり、ラベル50の数や形状、トラックパッド22の脇にあいたスペースの広さなどに応じて、様々な位置にラベル50が貼付されている。CPUラベル51およびOSラベル52は、本実施形態における記号の一例にあたるとともに、本実施形態におけるシールの一例に相当する。
図6は、図1に示すベルトコンベア500に載せられたパーソナルコンピュータ10_1,10_2を上から見た図である。
図6に示すように、各パーソナルコンピュータ10_1,10_2には、相互に異なる位置にラベル50が貼り付けられている。また、パーソナルコンピュータ10_1,10_2には、各パーソナルコンピュータ10_1,10_2を識別するための管理番号が付されており、各パーソナルコンピュータ10_1,10_2の、ラベル50の脇には、管理番号を示すバーコード61が印刷された印刷用紙60が置かれている。バーコード61は、本実施形態における符号の一例にあたるとともに、本実施形態におけるバーコードの一例に相当し、印刷用紙60は、本実施形態における印刷物の一例に相当する。
図7は、印刷用紙60を置く位置を示す図である。
図1に示すラベル検査システム1では、ベルトコンベア500上に載せられたパーソナルコンピュータ10が矢印A方向に移動してくる。試験者は、パーソナルコンピュータ10に貼付されたラベル50よりも進行方向(矢印A方向)に所定距離だけ離れた位置にバーコード61が配置されるように印刷用紙60を置く。本実施形態においては、印刷用紙60上のバーコード61の位置は予め決められており、ラベル50の右端から約1cmに離れた位置に印刷用紙60の左端が配置されるように印刷用紙60が置かれる。図7(A)に示す例では、パーソナルコンピュータ10の右端部分にCPUラベル51とOSラベル52とが縦方向に並べて貼られているため、印刷用紙60がCPUラベル51およびOSラベル52から約1cm離れた位置に配置され、図7(B)に示す例では、パーソナルコンピュータ10の左端部分にCPUラベル51とOSラベル52とグラフィックハードウェア用ラベル63が横方向に並べて貼られているため、印刷用紙60が右端のグラフィックハードウェア用ラベル63から約1cm離れた位置に配置される。
また、図1に示す記憶装置400には、図7のバーコード61が示す管理番号を含み、その管理番号が付されたパーソナルコンピュータ10に貼付されるラベル50の種類や位置を示す正解データが記憶されている。
正解データは、貼付されるラベル50の種類および位置を示す期待値データ(後述する)と、パーソナルコンピュータ10の機種を識別するための機種コード(例えば、K233)と、機種名(例えば、FMVCH147N)と、各パーソナルコンピュータ10に固有のシリアルコード(例えば、R7Y00006)と、機種、機種名、シリアルコードが一意に決まる管理番号(例えば、9桁のコード)とで構成されている。
図8は、ラベル50の配置位置を示す図であり、図9は、ラベル50とカメラ200との間の距離を示す図である。
各パーソナルコンピュータ10には、ラベル50が貼付されるラベル領域が用意されており、そのラベル領域内に複数のラベル50が並べて配置される。図8には、ラベル領域が分割された複数の分割領域P1〜P9が示されており、複数のラベル50は、各分割領域P1〜P9に貼り付けられる。
また、カメラ200とベルトコンベア500との間の距離は固定であるため、図9に示すように、パーソナルコンピュータ10の、ラベル50が貼り付けられた面までの高さhに基づいて、カメラ200とラベル50との間の距離Xを算出することができる。
正解データ中の期待値データは、図8に示す各分割領域P1〜P9に貼付されるラベル50を識別するラベル番号(ただし、ラベル50が貼られない領域には「−1」が設定される)と、図9に示すラベル50が貼り付けられた面までの高さhとで構成されている。例えば、期待値データが「12,−1,−1,2,−1,−1,−1,−1,−1,32」である場合、図8に示す分割領域P1にラベル番号「12」のラベル50が貼られ、分割領域P4にラベル番号「2」のラベル50が貼られ、図9に示す高さhが「32」であることを示している。
また、記憶装置400には、正解データ中のラベル番号をラベルの絵柄と対応付けるためのラベルテーブルも記憶されている。
図10は、記憶装置400に記憶されたラベルテーブルの概念図である。
図10に示すように、ラベルテーブルには、各ラベル50を識別するラベル番号、ラベル50の絵柄を表わす図番、ラベル50のイメージ、およびラベル50の幅および長さが対応付けられている。
続いて、ラベル検査システム1におけるラベル検査の処理について説明する。
図11は、ラベル検査システム1におけるラベル検査の処理の流れを示すフローチャート図である。
以下では、図11のフローチャートに従って、ラベル検査の処理の流れについて説明することによって、図1および図4に示すラベル検査システム1の各要素についても詳しく説明する。
図7に示すように、パーソナルコンピュータ10はベルトコンベア500上に載せられており、試験者によって、パーソナルコンピュータ10に貼り付けられたラベル50の右側に、各パーソナルコンピュータ10を識別する管理番号を示すバーコード60が印刷された印刷用紙61が配置されている。ラベル検査にあたっては、まず、バーコードリーダ300によって、印刷用紙61上のバーコードが読み取られ、管理番号が識別される(図11のステップS11)。識別された管理番号は、図4に示すバーコード取得部710に伝えられる。
バーコード取得部710は、バーコードリーダ300から管理番号を取得すると、その管理番号を正解データ取得部720に伝えるとともに、撮影指示部730に向けて撮影開始トリガを発する。
撮影指示部730は、撮影開始トリガを受けると、カメラ200に撮影指示を伝える。
カメラ200は、撮影指示を受けると、シャッタを切ってパーソナルコンピュータ10を撮影する(図11のステップS12)。図7に示すように、印刷用紙61は、パーソナルコンピュータ10に貼り付けられたラベル50の右端から所定距離(約1cm)だけあけた位置に配置されており、バーコード60が認識されるタイミングで撮影開始トリガが発せられることによって、パーソナルコンピュータ10自体を移動させる手間や負担を省いて、パーソナルコンピュータ10上のラベル50を確実に撮影することができる。このパーソナルコンピュータ10を撮影するステップS12は、本実施形態における撮像手段の一例に相当する。撮影された撮影画像は、カメラ200から撮影画像取得部740に伝えられ、さらに、ラベル認識部750に伝えられる。
また、正解データ取得部720は、記憶装置400から、印刷用紙61上のバーコード60が読み取られて得られた管理番号を含む正解データと、ラベルテーブルとを取得する(図11のステップS13)。管理番号に基づいて正解データを取得するステップS13は、本実施形態における情報取得手段の一例に相当する。正解データおよびラベルテーブルは、正解データ取得部720からラベル認識部750に伝えられる。
ラベル認識部750では、撮影画像中に写っているラベルが認識される(図11のステップS14)。
図12は、図11のステップS14に示すラベル認識処理の流れを示すフローチャート図である。
ラベル認識部750では、まず、撮影画像の輝度とコントラストが調整される(図12のステップS31)。
続いて、図9に示す正解データ中の高さhに基づいてカメラ200とラベル面との間の距離Xが算出され、さらに、距離Xに基づいて、撮影画像中のラベル画像の大きさが、実際のラベル50の大きさと比べてどの程度であるかを示す期待値画像比率が算出される(図12のステップS32)。
さらに、撮影画像に2値化処理が施されて、2値化画像中の輪郭線が抽出され(図12のステップS33)、抽出された輪郭線の中から、ラベル画像の輪郭線であると推定されるラベル候補線が抽出される(図12のステップS34)。
ラベル候補線が抽出されると、元の撮影画像中の、ラベル候補線で囲まれるラベル候補画像が抽出される。また、図10に示すラベルテーブル中のラベルイメージがステップS32で算出された期待値画像比率で拡大・縮小され、ラベル候補画像と、サイズ変更後のラベルイメージとの類似度が算出される。類似度が予め決められた閾値以上である場合(図12のステップS35:Yes)、そのラベル候補画像はラベル画像であると判定される(図12のステップS36)。ラベル候補画像との類似度算出処理は、全てのラベルイメージに対して行われる。また、複数のラベル候補画像が抽出された場合には、全てのラベル候補画像に対してラベル認識処理が行われる。
図13は、ラベル検査においてエラーと判定される場合の撮影画像の一例を示す図である。
図13(A)に示すように、印刷用紙61がラベル50に対して正しい位置に配置されていない場合、撮影タイミングが合わずにラベルが撮影画角から外れてしまい、ステップS34においてラベル候補線が抽出されず、エラーと判定される。
また、図13(B)に示すように、印刷用紙61のみでパーソナルコンピュータ10が配置されていない場合にも、ラベル候補線は抽出されないため、エラーと判定される。
全てのラベル候補画像に対して判定処理が終了すると(図12のステップS37:Yes)、ラベル認識結果が判定部760に伝えられる。ラベル認識処理を実行する図11のステップS14は、本実施形態における記号認識手段の一例に相当する。
図11に戻って説明する。
ラベル画像が認識された場合(図11のステップS15:Yes)、判定部760では、まず、認識されたラベル画像同士の重なりが検出される。ラベル画像同士が重なっている場合には(図11のステップS16:Yes)、類似度が高い方のラベル画像が選択される(図11のステップS17)。
続いて、ラベルテーブルに基づいて、認識されたラベル画像のラベル番号が取得され、正解データ中の期待値データに含まれるラベル番号が取得される。さらに、それらが比較されることによって、パーソナルコンピュータ10に貼付されているラベル50の種類が正しいか否かが判定される(図11のステップS18)。例えば、図13(C)に示すように、パーソナルコンピュータ10に図10に示すラベルテーブル中にはない絵柄のラベル55が貼付されている場合、ラベル50の種類が合っていないためにエラーと判定される。また、図13(D)に示すように、ラベル52上に紙80などが置かれている場合、ラベル52のラベル画像は認識されないため、ラベルの種類が合っていないとしてエラー判定がなされる。
パーソナルコンピュータ10に貼付されているラベル50の種類が正しい場合(図11のステップS18:Yes)、正解データ中の期待値データに基づいて、ラベル50が図8に示す複数の分割領域P1〜P9の正しい位置に貼り付けられているか否かが判定される(図11のステップS19)。図13(E)に示すように、ラベル51,52が誤った分割領域P1〜P9に貼られている場合や、分割領域P1〜P9外に貼られている場合などには、ステップS18においてエラー判定がなされる。
ラベル50が正しい位置に貼られている場合(図11のステップS19)、ラベル数が合っているか否かが判定される(図11のステップS20)。例えば、同じラベルが複数貼られている場合などには、ステップS20においてエラーと判定される。
ラベル数が正しいと判定されると(図11のステップS20)、パーソナルコンピュータ10の正しい位置に正しいラベルが貼られていると判定される(図11のステップS21)。
また、ラベル画像が識別されなかったり(図11のステップS15:No)、ラベル50の種類が合っていなかったり(図11のステップS18:No)、ラベル50の位置が合っていなかったり(図11のステップS19:No)、ラベル50の数が合っていない場合(図11のステップS20:No)、エラー通知部770によって制御用コンピュータ100の表示画面上にエラーメッセージが表示される。
このように、本実施形態によると、試験者の負担を軽減して、パーソナルコンピュータ10上の正しい位置に、CPUやOSの種類に応じた正しいラベル50が貼り付けられているか否かを精度良く検査することができる。
以上で、第1実施形態の説明を終了し、本発明の第2実施形態について説明する。本発明の第2実施形態は、第1実施形態とはラベルの貼り付け位置が異なっているが、それ以外は第1実施形態と同様の構成を有しているため、同じ要素については同じ符号を付して説明を省略し、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
図14は、ベルトコンベア500に載せられたパーソナルコンピュータ10_1,10_2を上から見た図である。
図14に示すように、本実施形態においては、各パーソナルコンピュータ10_1,10_2の側面にラベル50が貼り付けられており、ラベル50を撮影するためのカメラ200は、パーソナルコンピュータ10_1,10_2の上ではなく手前側(側面側)に設置されている。
図6に示す第1実施形態と同様に、試験者が、パーソナルコンピュータ10_1,10_2上の、ラベル50の脇に相当する位置に印刷用紙60を置くと、印刷用紙60に印刷されたバーコード61が読み取られたタイミングでラベル50が撮影され、ラベル50の種類や位置の判定が開始される。
このように、パーソナルコンピュータ10_1,10_2の側面にラベル50が貼られた場合であっても、そのラベルの位置や種類が正しいか否かを確実に試験することができる。
ここで、上記では、「課題を解決するための手段」で説明した被試験対象の一例としてパーソナルコンピュータが示されているが、この被試験対象は、パーソナルコンピュータ以外の電子機器であってもよい。
また、上記では、ラベルがパーソナルコンピュータ10の上面や側面に貼り付けられた例について示されているが、ラベルをパーソナルコンピュータの底面などに貼り付けるものであってもよい。
ラベル検査システムの概略構成図である。 制御用コンピュータの内部構成図である。 CD−ROMを示す概念図である。 制御・判定装置の機能ブロック図である。 ラベル検査システムによって検査される複数のパーソナルコンピュータのうちの1つを示す図である。 ベルトコンベアに載せられたパーソナルコンピュータを上から見た図である。 印刷用紙を置く位置を示す図である。 ラベルの配置位置を示す図である。 ラベルとカメラとの間の距離を示す図である。 記憶装置に記憶されたラベルテーブルの概念図である。 ラベル検査システムにおけるラベル検査の処理の流れを示すフローチャート図である。 ラベル認識処理の流れを示すフローチャート図である。 ラベル検査においてエラーと判定される場合の撮影画像の一例を示す図である。 ベルトコンベアに載せられたパーソナルコンピュータを上から見た図である。
符号の説明
1 ラベル検査システム
10 パーソナルコンピュータ
100 制御用コンピュータ
101 CPU
102 主メモリ
103 ハードディスク装置
105 入力インタフェース
106 操作子
107 表示装置
108 FDドライブ
109 CD/DVDドライブ
110 出力インタフェース
112 バス
200 カメラ
300 バーコードリーダ
400 記憶装置
500 ベルトコンベア
600 制御・判定プログラム
610 バーコード取得部
620 撮影指示部
630 撮影画像取得部
640 正解データ取得部
650 ラベル認識部
660 判定部
670 エラー通知部
700 制御・判定装置
710 バーコード取得部
720 正解データ取得部
730 撮影指示部
740 撮影画像取得部
750 ラベル認識部
760 判定部
770 エラー通知部

Claims (6)

  1. 符号を認識したとき、被試験対象を撮影し、被試験対象の画像を獲得する撮像部と、
    前記画像から前記被試験対象上に記載された記号の位置と画像を認識する記号認識部と、
    前記符号を基に記憶装置から前記被試験対象の情報を取得する情報取得部と、
    前記被試験対象の情報を基に前記記号の画像を判定する判定部とを有し、
    前記被試験対象の情報は、前記撮像部と前記記号間の距離を算出可能な情報を含むものであり、
    前記記号認識部は、前記距離を基に前記記号の画像を認識することを特徴とする記号判定装置。
  2. 前記記号が複数記載された場合、前記判定部は複数の記号の相互の位置関係も判定することを特徴とする請求項1記載の記号判定装置。
  3. 前記撮像部は、前記被試験対象上部を撮影し、
    前記撮像部と前記記号間の距離を算出可能な情報とは、前記記号が貼られた前記被試験対象の高さであり、
    前記撮像部と前記記号間の距離は、該撮像部の固定位置と前記高さから求めることを特徴とする請求項1又は2記載の記号判定装置。
  4. 前記被試験対象は、移動体によって移動することを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項に記載の記号判定装置。
  5. 前記符号は、バーコードが印刷された印刷物であり、
    前記記号は、被試験対象に貼り付けられたシールであることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項に記載の記号判定装置。
  6. 符号を認識したとき、被試験対象を撮影し、被試験対象の画像を獲得する撮像手段と、
    前記画像から前記被試験対象上に記載された記号の位置と画像を認識する記号認識手段と、
    前記符号を基に記憶装置から前記被試験対象の情報を取得する情報取得手段と、
    前記被試験対象の情報を基に前記記号の画像を判定する判定手段とを有し、
    前記被試験対象の情報は、前記撮像部と前記記号間の距離を算出可能な情報を含むものであり、
    前記記号認識手段は、前記距離を基に前記記号の画像を認識することを特徴とする記号判定方法
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