JP5125392B2 - フード跳ね上げ装置及びフード跳ね上げ装置の検出特性補正方法 - Google Patents

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本発明は、車両の障害物との衝突時にフードを跳ね上げることで、障害物の車両への2次衝突による衝撃を低減するフード跳ね上げ装置及びフード跳ね上げ装置の検出特性補正方法に関する。
車両の障害物との衝突時に、ボンネットフード(以下、単にフードと呼ぶ。)を跳ね上げることで障害物の車両への2次衝突による衝撃を低減する装置が考案、実施されている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1では、車両のバンパーに車幅方向に沿って複数の荷重センサを配設し、複数の荷重センサによってそれぞれ検出された各荷重の分布パターンにより車両の障害物への衝突を検出して、障害物への衝突が検出されたとき障害物を保護する技術が開示されている。
特開2005−53425号公報
また、上述した特許文献1では、複数の荷重センサが配設されている環境温度を測定し、測定された環境温度に従って、荷重センサによって検出された検出特性を補正することで、荷重センサの検出精度を良好なものとし、的確に障害物の保護を図ることができるようになっている。
特許文献1では、荷重センサによって検出された検出特性を補正する際に用いる温度として、荷重センサが配設されたバンパーの実際の温度を用いているのではなく、環境温度、つまり、バンパー近傍の雰囲気温度を用いている。
ところで、バンパーの実際の温度は、日射、雨、雪などといった天候によって、バンパー近傍の雰囲気温度と大幅に乖離してしまう可能性が高く、必ずしも一致しているとは言えない。また、一般に、バンパーは、樹脂製であり、温度によってその剛性が大きく変化してしまう。したがって、特許文献1のように、バンパーの実際の温度ではなくバンパー近傍の雰囲気温度を用いて、荷重センサによって検出された検出特性を補正した場合、温度による剛性の変化が無視される虞があり、正確な補正を実行できない場合、的確に障害物を保護することができない虞があるといった問題がある。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、車両の前端部であるバンパーの剛性の温度依存性を考慮して障害物の検出特性の補正をすることで、障害物を衝突から保護する保護性能を向上させることができるフード跳ね上げ装置及びフード跳ね上げ装置の検出特性補正方法を提供することを目的とする。
本発明では、車両の前端部への障害物の衝突を検出し、車両の前端部への障害物の衝突が検出されたことに応じて、車両の前部に設けられたフードを跳ね上げる。このとき、車両の前端部の温度を推定し、推定された車両の前端部の温度に応じて、障害物の衝突を検出する検出特性を補正することにより、上述の課題を解決する。
本発明によれば、車両の前端部であるバンパーの剛性の温度依存性を考慮した障害物の検出特性の補正により、障害物を衝突から保護する保護性能を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。まず、図1、図2を用いて、本発明の実施の形態として示すフード跳ね上げ装置について説明をする。図1は、フード跳ね上げ装置を車両1に搭載した際の様子を示した図であり、図2は、フード跳ね上げ装置の構成を示したブロック図である。
図2に示すようにフード跳ね上げ装置は、右フードアクチュエータ11Rと、左フードアクチュエータ11Lと、左加速度センサ12Lと、中央加速度センサ12Cと、右加速度センサ12Rと、温度センサ13と、日射センサ14と、車速センサ15と、雨滴センサ16と、ワイパースイッチ17と、コントローラ20とを備えている。
右フードアクチュエータ11R、左フードアクチュエータ11Lは、コントローラ20の制御に応じて、図1に示す車両1のフード2を跳ね上げるように駆動させる駆動機構である。図1に示すように右フードアクチュエータ11R、左フードアクチュエータ11Lは、車両1の前進進行方向に対してそれぞれ右側、左側に、フード2を内部から跳ね上げることができるようにフード2の内側に設置されている。
左加速度センサ12L、中央加速度センサ12C、右加速度センサ12Rは、図1に示す車両1の前端部に設けられたバンパー3の車両進行方向に対して左位置、中央位置、右位置に設置され、バンパー3への障害物の衝突時に発生する加速度をそれぞれ検出する。左加速度センサ12L、中央加速度センサ12C、右加速度センサ12Rで検出された加速度は、コントローラ20に出力され、バンパー3へ障害物が衝突したかどうかを判断する要素として用いられる。なお、加速度センサの配置位置、数は、左加速度センサ12L、中央加速度センサ12C、右加速度センサ12Rのように、バンパー3に対して左位置、中央位置、右位置の3つに限定されるものではなく、バンパー3の構造などに応じて適宜、最適な配置位置、数を決定するようにする。
温度センサ13は、図1に示す車両1周囲の外気温度を計測するセンサである。温度センサ13によって計測された外気温度は、コントローラ20に出力される。
日射センサ14は、図1に示す車両1に照射される日射量を計測するセンサである。日射センサ14によって計測された日射量は、コントローラ20に出力される。
車速センサ15は、図1に示す車両1の車速を計測するセンサである。車速センサ15によって計測された車速は、コントローラ20に出力される。
雨滴センサ16は、図1に示す車両1へ降雨する雨量を計測するセンサである。雨滴センサ16によって計測された雨量は、コントローラ20に出力される。
この雨滴センサ16は、後述するように、温度依存性のあるバンパー3の剛性をより正確に考慮するために用いられるため、当該フード跳ね上げ装置においては必ずしも必要ではない。したがって、コントローラ20と雨滴センサ16間の接続の有無を切り替えることができるように構成する。
ワイパースイッチ17は、図1に示す車両1に備えられたワイパー4の作動、停止を運転者が操作するためのスイッチである。運転者によってワイパースイッチ17が操作されると、操作された旨を伝える操作信号がコントローラ20へと出力される。
このワイパースイッチ17は、上述した雨滴センサ16と同様に、後述するように、温度依存性のあるバンパー3の剛性をより正確に考慮するために用いられるため、当該フード跳ね上げ装置においては必ずしも必要ではない。したがって、コントローラ20とワイパースイッチ17間の接続の有無を切り替えることができるように構成する。
コントローラ20は、当該フード跳ね上げ装置を統括的に制御する制御手段である。コントローラ20は、左加速度センサ12L、中央加速度センサ12C、または右加速度センサ12Rによって検出される加速度に基づき、バンパー3への障害物の衝突を判断する際に用いる障害物の検出特性を、温度センサ13、日射センサ14、車速センサ15、雨滴センサ16から出力される計測値、ワイパースイッチ17から出力される操作信号を用いて、温度依存性のあるバンパー3の剛性を考慮した検出特性へと補正する。
そして、コントローラ20は、温度依存性のあるバンパー3の剛性を考慮して補正を施した障害物を検出する検出特性に基づき、バンパー3に障害物が衝突したかどうかを判断し、右フードアクチュエータ11R、左フードアクチュエータ11Lを制御してフード2を跳ね上げる。
続いて、図3に示すフローチャートを用いて、コントローラ20による温度依存性のあるバンパー3の剛性を考慮した障害物の検出特性の補正処理動作について説明をする。なお、図3に示すフローチャートでは、温度センサ13、日射センサ14、車速センサ15から出力される計測値を用いた補正処理動作となるため、コントローラ20と雨滴センサ16間、コントローラ20とワイパースイッチ17間との接続が遮断されるように切り替えられているものとする。
ステップS1において、コントローラ20は、温度センサ13によって計測された車両1周囲の外気温度を取得する。
ステップS2において、コントローラ20は、温度センサ13によって計測された車両1周囲の外気温度の計測値と判断しきい値変更温度Tthとを比較する(計測値<Tth)。コントローラ20は、判断しきい値変更温度Tthより計測値の方が低い場合にはステップS3へと処理を進める一方、計測値が判断しきい値変更温度Tth以上の場合にはステップS4へと処理を進める。
判断しきい値変更温度Tthは、コントローラ20によってバンパー3に障害物が衝突したかどうかを判断する際に用いる判断しきい値を決定するための基準となる温度であり、車両1周囲の外気温度とバンパー3の温度との乖離が大きいかどうかに基づき定められる値である。
コントローラ20は、まず、温度センサ13によって計測される車両1周囲の外気温度から、判断しきい値を決定するが、ステップS3へと処理ステップを進める場合には、車両1周囲の外気温度とバンパー3の温度との乖離が大きい可能性を含んでいると判断した場合であり、ステップSへと処理ステップを進める場合には、車両1周囲の外気温度とバンパー3の温度との乖離がほぼないと判断した場合である。
つまり、車両1周囲の外気温度が、判断しきい値変更温度Tthよりも小さい場合、日射量によっては、バンパー3の温度が高くなってしまうことが想定されるため、車両1周囲の外気温度とバンパー3の温度との乖離が大きい可能性を含んでいると判断される。
逆に、車両1周囲の外気温度が、判断しきい値変更温度Tth以上の場合には、日射量による影響を無視できるため、車両1周囲の外気温度とバンパー3の温度との乖離がほぼないと判断される。
ステップS3において、コントローラ20は、バンパー3に障害物が衝突したかどうかを判断する際に用いる判断しきい値として、判断しきい値Dth1に設定する。判断しきい値Dth1は、バンパー3の温度が低温時である場合に、バンパー3に対する障害物の衝突を検出する検出特性として用いられる値である。
ステップS4において、コントローラ20は、バンパー3に障害物が衝突したかどうかを判断する際に用いる判断しきい値として、判断しきい値Dth2に設定する。判断しきい値Dth2は、バンパー3の温度が高温時である場合に、バンパー3に対する障害物の衝突を検出する検出特性として用いられる値である。
ステップS5において、コントローラ20は、日射センサ14によって計測された車両1に照射される日射量Wn(n=1,2,3…)を取得する。
ステップS6において、コントローラ20は、ステップS5で取得した日射量Wnに応じた照射時間に対するバンパー3の温度変化を示した関数を選択する。例えば、この関数は、図示しないメモリなどに、図4に示すようなマップとして記憶されている。
図4には、相異なる2つの日射量である日射量W1、日射量W2(日射量W1>日射量W2)、それぞれの照射時間に対するバンパー3の温度変化の様子が示されている。図4において、温度Tsは、温度センサ13によって計測される車両1周囲の外気温度を示しており、時間tw1は、日射量W1にて車両1を照射した場合に、バンパー3の温度が判断しきい値変更温度Tthまで上昇する時間を示しており、時間tw2は、日射量W2にて車両1を照射した場合に、バンパー3の温度が判断しきい値変更温度Tthまで上昇する時間を示している。
ここでは、説明のため、図4に示すように日射量W1、日射量W2という相異なる2つの日射量Wnの照射時間に対するバンパー3の温度変化のみを示しているが、当該フード跳ね上げ装置に搭載する図示しないメモリの容量に応じて2つ以上の日射量Wnに対応した照射時間に対するバンパー3の温度変化を記憶させるようにしてもよい。図示しないメモリに記憶させる日射量Wnに対応した照射時間に対するバンパー3の温度変化の数が多いほど、バンパー3の実際の温度をより正確に推定することができる。
また、図4では、日射量を一定の値に固定しているが、値にある程度の幅を持たせるようにし、その範囲内にステップS5で取得された日射量Wnが含まれていれば、該当する関数を選択するようにしてもよい。
ステップS7において、コントローラ20は、図示しないタイマによりステップS5で日射量Wnの計測が開始されてから計測されている照射時間を取得する。
ステップS8において、コントローラ20は、ステップS6で選択された、ステップS5で取得した日射量Wnに応じた照射時間に対するバンパー3の温度変化を示した関数から、判断しきい値変更温度Tthとなる時間twn(n=1,2,3…)を求める。コントローラ20は、ステップS7にて図示しないタイマにより取得された照射時間と、判断しきい値変更温度Tthとなる時間twnとを比較する。コントローラ20は、照射時間が時間twn以上となった場合にはステップS9へと処理を進める一方、照射時間が時間twnに満たない場合にはステップS1へと処理を戻す。
ステップS9において、コントローラ20は、日射量Wnでの照射時間が判断しきい値変更温度Tthとなる時間twn以上となったことに応じて、判断しきい値Dth1を判断しきい値Dth2へと変更する。
このように、コントローラ20は、日射センサ14で計測された車両1に照射される日射量Wnと、その照射時間に応じて上昇傾向となるバンパー3の温度を推定し、推定したバンパー3の温度に応じて、当該バンパー3に障害物が衝突したかどうかを判断する際に用いる判断しきい値を判断しきい値Dth1から判断しきい値Dth2へと変更する。
これにより、障害物を検出する検出特性を、温度依存性のあるバンパー3の剛性を考慮して適切に補正することができるため、コントローラ20による右フードアクチュエータ11R、左フードアクチュエータ11Lの制御タイミングも適切になることから、確実に障害物を衝突から保護することができる。
ステップS10において、コントローラ20は、車速センサ15によって計測された車両1の車速Vm(m=1,2,3…)を取得する。
ステップS11において、コントローラ20は、ステップS10で取得した車両1の車速Vmと、バンパー3の温度を走行風の影響により下降させる最低車速である最低車速V0とを比較する。コントローラ20は、車両1の車速Vmが最低車速V0以上である場合にはステップS12へと処理を進める一方、車両1の車速Vmが最低車速V0よりも遅い場合にはステップS1へと処理を戻す。
ステップS12において、コントローラ20は、ステップS10で取得した車速Vmに応じた走行時間に対するバンパー3の温度変化を示した関数を選択する。例えば、この関数は、図示しないメモリなどに、図5に示すようなマップとして記憶されている。
図5には、上述したようにバンパー3の温度を走行風の影響により下降させる最低車速V0、最低車速V0よりも速い速度である車速V1(V1>V0)、それぞれの走行時間に対するバンパー3の温度変化の様子が示されている。図5において、Tpは、車速の計測を開始した時点での温度を示しており、時間tv0は、最低車速V0にて車両1が走行している場合に、走行風によりバンパー3の温度が判断しきい値変更温度Tthまで下降する時間を示しており、時間tv1は、車速V1にて車両1が走行している場合に、走行風によりバンパー3の温度が判断しきい値変更温度Tthまで下降する時間を示している。
ここでは、説明のため、図5に示すように走行風によるバンパー3の温度下降の基準となる最低車速V0と、ある車速V1という2つの車速の走行時間に対するバンパー3の温度変化のみを示しているが、当該フード跳ね上げ装置に搭載する図示しないメモリの容量に応じて2つ以上の車速に対応した走行時間に対するバンパー3の温度変化を記憶させるようにしてもよい。図示しないメモリに記憶させる車速に対応した走行時間に対するバンパー3の温度変化の数が多いほど、バンパー3の実際の温度をより正確に推定することができる。
また、図5では、車速を一定の値に固定しているが、値にある程度の幅を持たせるようにし、その範囲内にステップS10で取得された車速Vmが含まれていれば、該当する関数を選択するようにしてもよい。
ステップS13において、コントローラ20は、図示しないタイマによりステップS10で車速の計測が開始されてから計測されている走行時間を取得する。
ステップS14において、コントローラ20は、ステップS12で選択された、ステップS10で取得した車速Vmに応じた走行時間に対するバンパー3の温度変化を示した関数から、判断しきい値変更温度Tthとなる時間tvm(m=0,1,2…)を求める。そして、コントローラ20は、ステップS13にて図示しないタイマにより取得された走行時間と、判断しきい値変更温度Tthとなる時間tvmとを比較する。コントローラ20は、走行時間がtvm以上となった場合にはステップS15へと処理を進める一方、走行時間が時間tvmに満たない場合にはステップS1へと処理を戻す。
ステップS15において、コントローラ20は、車速Vmでの走行時間が判断しきい値変更温度Tthとなる時間tvm以上となったことに応じて、判断しきい値Dth2を判断しきい値Dth1へと変更する。
なお、この図3に示すフローチャートを用いて説明した制御処理動作は、コントローラ20によって、障害物との衝突が判断されるまで継続される。
このように、コントローラ20は、車速センサ15で計測された車両1の車速Vmと、その走行時間に応じて下降傾向となるバンパー3の温度を推定し、推定したバンパー3の温度に応じて、当該バンパー3に障害物が衝突したかどうかを判断する際に用いる判断しきい値を判断しきい値Dth2から判断しきい値Dth1へと変更する。
このとき、温度センサ13によって計測された車両1周囲の外気温度に基づき判断しきい値Dth1が設定(ステップS3)され、車両1への日射量Wnの照射時間に応じてバンパー3の温度が上昇したと推定されたことで(ステップS5乃至ステップS9)、判断しきい値Dth2へと変更された場合、コントローラ20は、車速センサ15で計測された車両1の車速Vmと、その走行時間に応じて走行風によりバンパー3の温度が下降したため、日射によるバンパー3の温度上昇がキャンセルされ、バンパー3の温度が、温度センサ13によって計測された車両1周囲の外気温度に近似したと判断し、判断しきい値を判断しきい値Dth2から判断しきい値Dth1へと戻す。
これにより、障害物を検出する検出特性を、温度依存性のあるバンパー3の剛性を考慮して適切に補正することができるため、コントローラ20による右フードアクチュエータ11R、左フードアクチュエータ11Lの制御タイミングも適切になることから、確実に障害物を衝突から保護することができる。
次に、図6に示すフローチャートを用いて、車両1の降雨時の走行も想定し、コントローラ20による温度依存性のあるバンパー3の剛性を考慮した障害物の検出特性の補正処理動作について説明をする。なお、図6に示すフローチャートでは、温度センサ13、日射センサ14、車速センサ15から出力される計測値に加え、雨滴センサ16から出力される計測値、またはワイパースイッチ17から出力される操作信号を用いた補正処理動作となるため、車両1に雨滴センサ16を搭載している場合には、コントローラ20と雨滴センサ16間とを接続し、車両1に雨滴センサ16を搭載していない場合には、コントローラ20とワイパースイッチ17間とを接続するように切り替えられるものとする。
また、図6に示すフローチャートは、図3に示すフローチャートのステップS4以降に、ステップS21乃至ステップS27を付加しただけでであるため、同一の処理ステップには、同一のステップ番号を付し説明を省略する。
車両1に降雨がある場合、雨により車両の温度、つまりバンパー3の実際の温度は低下すると考えることができる。したがって、温度センサ13で計測された車両1周囲の外気温度と、バンパー3の温度とに乖離が生ずることになる。これは、温度センサ13で計測された車両1周囲の外気温度が低い場合には、バンパー3の温度との乖離を無視することができるが、逆に温度センサ13で計測された車両1周囲の外気温度が高い場合には、バンパー3の温度との乖離を無視することができない。したがって、温度センサ13で計測された車両1周囲の外気温度が高く、ステップS4へと進んだ場合、コントローラ20は、車両1の降雨時の走行を想定して、以下に示すような温度依存性のあるバンパー3の剛性を考慮した障害物の検出特性の補正処理動作を実行する。
ステップS21において、コントローラ20は、雨滴センサ16が車両1に搭載されているかどうかを判断する。コントローラ20は、雨滴センサ16が車両1に搭載されている場合、ステップS22へと処理を進める一方、雨滴センサ16が車両1に搭載されていない場合、ステップS24へと処理を進める。
ステップS22において、コントローラ20は、雨滴センサ16によって計測される車両1への雨量を取得し、図示しないタイマにより、雨滴センサ16による雨量の計測が開始されてからの降雨時間を計測する。
ステップS23において、コントローラ20は、ステップS22で雨滴センサ16から取得した雨量と、図示しないタイマにより計測された降雨時間とから車両1への降雨量を求める。そして、コントローラ20は、求めた降雨量と、バンパー3の温度を低下させる最低雨量である所定の雨量(所定雨量)とを比較する。コントローラ20は、降雨量が所定雨量以上である場合、降雨によってバンパー3の温度が低下すると推定してステップS26へと処理を進める一方、降雨量が所定雨量よりも少ない場合、降雨によってバンパー3の温度が低下しないと推定してステップS10へと処理を進める。
ステップS24において、コントローラ20は、ワイパースイッチ17から出力される操作信号を取得したかどうかを判断し、操作信号を取得した場合にはワイパー4が動作した回数を計測する。
ステップS25において、コントローラ20は、ワイパー4が動作した回数と、バンパー3の温度を低下させる最低雨量が降雨していることと同義となるワイパー4の動作回数を規定した所定値とを比較する。
コントローラ20は、ワイパー動作回数が所定値以上である場合、降雨によってバンパー3の温度が低下すると推定してステップS26へと処理を進める一方、ワイパー動作回数が所定値よりも少ない場合、降雨によってバンパー3の温度が低下しないと推定してステップS10へと処理を進める。この所定値は、例えば、10回などであり、コントローラ20は、ワイパー4の動作回数が10回以上である場合、バンパー3の温度が低下する程度の雨量が車両1に降雨していると推定し、ワイパー4の動作回数が10回未満である場合、バンパー3の温度を低下させることのない程度の雨量が車両1に降雨していると推定する。
なお、ステップS24、ステップS25の処理ステップは、車両1に雨滴センサ16が搭載されていない場合であっても、車両1に対して所定雨量以上の降雨量があることを推定し、判断しきい値の変更が必要かどうかを判断するために設けられている。したがって、ワイパー4の動作回数以外にも、例えば、ワイパー4の作動速度や、ワイパー4の操作頻度などによって車両1に対して所定雨量以上の降雨量があることを推定するようにしてもよい。
しかしながら、雨量を計測することを目的とする雨滴センサ16と比較した場合、間接的に雨量を推定していることから雨量の検出精度が低くなってしまう可能性が高いため、判断基準となる所定値を高めに設定する必要がある。
ステップS26において、コントローラ20は、車両1への降雨によってバンパー3の温度が低下すると推定したことに応じて、判断しきい値Dth2を判断しきい値Dth1へと変更する。
ステップS27において、コントローラ20は、雨滴センサ16による計測値、またはワイパー動作回数から、車両1に対して所定の雨量での降雨があり、まだ雨が検出されているかどうかを判断する。コントローラ20は、まだ雨が検出されている場合には、判断しきい値Dth1の状態を保ち、雨が検出されなくなった場合には、降雨によるバンパー3の温度低下の影響がなくなったとして、ステップS1へと処理を戻す。
なお、この図6に示すフローチャートを用いて説明した制御処理動作は、コントローラ20によって、障害物との衝突が判断されるまで継続される。
このように、コントローラ20は、雨滴センサ16で計測された雨量から、下降傾向となるバンパー3の温度を推定し、推定したバンパー3の温度に応じて、当該バンパー3に障害物が衝突したかどうかを判断する際に用いる判断しきい値を判断しきい値Dth2から判断しきい値Dth1へと変更する。
これにより、障害物を検出する検出特性を、温度依存性のあるバンパー3の剛性を考慮して適切に補正することができるため、コントローラ20による右フードアクチュエータ11R、左フードアクチュエータ11Lの制御タイミングも適切になることから、確実に障害物を衝突から保護することができる。
また、コントローラ20は、車両1に雨滴センサ16が搭載されていない場合には、ワイパースイッチ17から出力された操作信号から下降傾向となるバンパー3の温度を推定し、推定したバンパー3の温度に応じて、当該バンパー3に障害物が衝突したかどうかを判断する際に用いる判断しきい値を判断しきい値Dth2から判断しきい値Dth1へと変更する。
これにより、雨滴センサ16を別途搭載させることなく、障害物を検出する検出特性を、温度依存性のあるバンパー3の剛性を考慮して適切に補正することができるため、コントローラ20による右フードアクチュエータ11R、左フードアクチュエータ11Lの制御タイミングも適切になることから、低コストとしながら、確実に障害物を衝突から保護することができる。
また、上述した、図4に示すマップを設定する要素として、車両1のボディカラーも考慮するようにする。これにより、ボディカラーの違いによる温度上昇時間の速さの違いが反映されるため、温度依存性のあるバンパー3の剛性を極めて正確に考慮できることから、障害物を検出する検出特性をさらに適切に補正することができる。
また、図4、図5に示したマップを利用する以外に、温度、車速、時間を関数とした方程式を利用し、一定のしきい値を超えたか否かに応じて、上述した判断しきい値の切り替え判断をするようにしてもよい。これにより、日射量Wn、車速Vmによる影響を段階的に判断する必要がなくなるため、よりリニアな判断、制御が可能となる。また、同様の手法を用いて、加速度センサなどの出力を補正するようにした場合にも、確実に障害物を衝突から保護することができる。
また、加速度センサ(例えば、左加速度センサ12L、中央加速度センサ12C、右加速度センサ12R)の温度特性を利用して、バンパー3の温度を推定するようにしてもよい。これにより、上述したような温度センサ13を設ける必要がなくなるため、部品点数の削減よるコスト低減を図ることができる。
また、コントローラ20は、車両1に搭載されている図示しないナビゲーションシステムを利用して、日射、雨以外の風雪といった天候情報を幅広く取得して、車両1周囲の外気温度と、バンパー3の温度との乖離を推定し、障害物を検出する検出特性を補正するようにしてもよい。これにより、温度依存性のあるバンパー3の剛性をさらに正確に考慮できることから、障害物を検出する検出特性をさらに適切に補正することができる。
さらに、コントローラ20は、車両1に搭載されている図示しないナビゲーションシステムを利用して、地域情報や、日時・時刻情報、天候情報を取得し、各地域や、その時点の季節、時間、天候状態に応じて、車両1周囲の外気温度と、バンパー3の温度との乖離を推定し、その状態に応じて障害物を検出する検出特性を補正するようにしてもよい。
これにより、地域毎に異なる日射の強さや、季節、時間の情報も反映されるため、温度依存性のあるバンパー3の剛性をさらに正確に考慮できることから、障害物を検出する検出特性をさらに適切に補正することができる。また、日射以外の天候情報も地域毎、季節による雨、雪、風などの頻度、状況に応じて反映されるため、温度依存性のあるバンパー3の剛性をさらに正確に考慮できることから、障害物を検出する検出特性をさらに適切に補正することができる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態として示すフード跳ね上げ装置を搭載した車両を示した図である。 前記フード跳ね上げ装置の構成について説明するためのブロック図である。 前記フード跳ね上げ装置のコントローラによる障害物の検出特性の補正処理動作について説明をするためのフローチャートである。 前記コントローラによる補正処理において用いられる日射量に応じた照射時間に対するバンパーの温度変化を示したマップの一例について説明するための図である。 前記コントローラによる補正処理において用いられる車速に応じた走行時間に対するバンパーの温度変化を示したマップの一例について説明するための図である。 車両の降雨時の走行も想定した、前記フード跳ね上げ装置のコントローラによる障害物の検出特性の補正処理動作について説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 車両
2 フード
3 バンパー
4 ワイパー
11L 左フードアクチュエータ
11R 右フードアクチュエータ
12C 中央加速度センサ
12L 左加速度センサ
12R 右加速度センサ
13 温度センサ
14 日射センサ
15 車速センサ
16 雨滴センサ
17 ワイパースイッチ
20 コントローラ

Claims (5)

  1. 車両の前端部への障害物の衝突を検出する障害物衝突検出手段と、
    前記障害物衝突検出手段によって、車両の前端部への障害物の衝突が検出されたことに応じて、車両の前部に設けられたフードを跳ね上げるフード跳ね上げ手段と、
    前記車両の前端部の温度を推定する前端部温度推定手段と、
    前記車両に照射される日射量を計測する日射量計測手段と、
    前記日射量計測手段によって計測された日射量で前記車両に照射される照射時間を計測する照射時間計測手段と、
    前記車両への降雨量を計測する降雨量計測手段と、
    前記降雨量計測手段で計測された車両への降雨量が所定の降雨量以上となったかどうかを判断する降雨量判断手段と、
    を備え、
    前記前端部温度推定手段は、前記照射時間計測手段によって計測された前記照射時間に応じて上昇傾向を示す前記車両の前端部の温度を推定し、且つ、前記降雨量判断手段によって車両への降雨量が所定の降雨量以上と判断されたことに応じて下降傾向を示す前記車両の前端部の温度を推定し、
    更に、
    前記前端部温度推定手段によって推定された車両の前端部の温度に応じて、前記障害物衝突検出手段の検出特性を補正する検出特性補正手段とを備えること
    を特徴とするフード跳ね上げ装置。
  2. 車両の前端部への障害物の衝突を検出する障害物衝突検出手段と、
    前記障害物衝突検出手段によって、車両の前端部への障害物の衝突が検出されたことに応じて、車両の前部に設けられたフードを跳ね上げるフード跳ね上げ手段と、
    前記車両の前端部の温度を推定する前端部温度推定手段と、
    前記車両に照射される日射量を計測する日射量計測手段と、
    前記日射量計測手段によって計測された日射量で前記車両に照射される照射時間を計測する照射時間計測手段と、
    前記車両に搭載されたワイパーの作動状態を検出する作動状態検出手段と、
    前記作動状態検出手段によって検出されたワイパーの作動状態から前記車両への降雨量を推定する降雨量推定手段と、
    を備え、
    前記前端部温度推定手段は、前記照射時間計測手段によって計測された前記照射時間に応じて上昇傾向を示す前記車両の前端部の温度を推定し、且つ、前記降雨量推定手段によって推定された前記降雨量に応じて下降傾向を示す前記車両の前端部の温度を推定し、
    更に、
    前記前端部温度推定手段によって推定された車両の前端部の温度に応じて、前記障害物衝突検出手段の検出特性を補正する検出特性補正手段とを備えること
    を特徴とするフード跳ね上げ装置。
  3. 前記車両の速度を計測する車両速度計測手段と、
    前記車両速度計測手段で計測された車両の速度が所定の速度以上となったかどうかを判断する車両速度判断手段と、
    前記車両速度判断手段によって、車両の速度が所定の速度以上であると判断されたことに応じて、前記所定の速度以上で車両が走行した走行時間を計測する走行時間計測手段とを備え、
    前記前端部温度推定手段は、前記走行時間計測手段によって計測された前記走行時間に応じて下降傾向を示す前記車両の前端部の温度を推定すること
    を特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のフード跳ね上げ装置。
  4. 車両の前端部への障害物の衝突を検出する障害物衝突検出工程と、
    前記障害物衝突検出工程によって、車両の前端部への障害物の衝突が検出されたことに応じて、車両の前部に設けられたフードを跳ね上げるフード跳ね上げ工程と、
    前記車両の前端部の温度を推定する前端部温度推定工程と、
    前記車両に照射される日射量を計測する日射量計測工程と、
    前記日射量計測工程によって計測された日射量で前記車両に照射される照射時間を計測する照射時間計測工程と、
    前記車両への降雨量を計測する降雨量計測工程と、
    前記降雨量計測工程で計測された車両への降雨量が所定の降雨量以上となったかどうかを判断する降雨量判断工程と、
    を備え、
    前記前端部温度推定工程は、前記照射時間計測工程によって計測された前記照射時間に応じて上昇傾向を示す前記車両の前端部の温度を推定し、且つ、前記降雨量判断工程によって車両への降雨量が所定の降雨量以上と判断されたことに応じて下降傾向を示す前記車両の前端部の温度を推定し、
    更に、
    前記前端部温度推定工程によって推定された車両の前端部の温度に応じて、前記障害物衝突検出工程の検出特性を補正する検出特性補正工程とを備えること
    を特徴とするフード跳ね上げ装置の検出特性補正方法。
  5. 車両の前端部への障害物の衝突を検出する障害物衝突検出工程と、
    前記障害物衝突検出工程によって、車両の前端部への障害物の衝突が検出されたことに応じて、車両の前部に設けられたフードを跳ね上げるフード跳ね上げ工程と、
    前記車両の前端部の温度を推定する前端部温度推定工程と、
    前記車両に照射される日射量を計測する日射量計測工程と、
    前記日射量計測工程によって計測された日射量で前記車両に照射される照射時間を計測する照射時間計測工程と、
    前記車両に搭載されたワイパーの作動状態を検出する作動状態検出工程と、
    前記作動状態検出工程によって検出されたワイパーの作動状態から前記車両への降雨量を推定する降雨量推定工程と、
    を備え、
    前記前端部温度推定工程は、前記照射時間計測工程によって計測された前記照射時間に応じて上昇傾向を示す前記車両の前端部の温度を推定し、且つ、前記降雨量推定工程によって推定された前記降雨量に応じて下降傾向を示す前記車両の前端部の温度を推定し、
    更に、
    前記前端部温度推定工程によって推定された車両の前端部の温度に応じて、前記障害物衝突検出工程の検出特性を補正する検出特性補正工程とを備えることを
    特徴とするフード跳ね上げ装置の検出特性補正方法。
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