JP5124360B2 - 顕微鏡システム - Google Patents

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Description

本発明は顕微鏡の技術に関わり、さらに詳しくは電気制御システムに関する。
近年、顕微鏡システムにおいて、その観察方法の多様化から、長時間に渡り観察を行う要求が存在する。特にタイムラプス撮影では、標本の変化を長時間に渡って観察する観察方法の代表である。この観察方法では観察時間中にユーザーが所望の撮影タイミング(数秒から数時間)にて標本の撮影を行う。
この様に観察時間が長時間に渡るため、顕微鏡システムを操作するための人員を確保することが困難である。その結果、操作手順の自動化のニーズが多く、顕微鏡システムは多数の電動ユニット(電動部位、照明ユニット)を備えている。そして、これらの多数の電動ユニットの多くが長時間通電するケース(静止トルクが必要な部位や、始動開始から機能が安定するまでの時間を要する機器がある)があり、消費電力とそれに伴った発熱は増加の一途を辿っている。
顕微鏡システムとして消費電力や発熱などが増大しているにも関わらず、顕微鏡装置はその特性上、内部温度の上昇を嫌うケースが多い。例えば、これらのケースとしてLive−Cellの長時間維持や、高分解能化に伴う温度ドリフトのシビア化や、高感度撮像時の暗出力低減等がある。
これまでに消費電力と発熱の両者の観点から上記の課題を解決すべく、電動部位や照明機器を停止する様々な手法が考案されてきた。以下にあげる特許文献1と特許文献2はその例である。
特許第3482247公報 特開2006−195274号公報
しかしながら、上記の先行技術では非稼動部位の停止のみに囚われており、復帰動作に対して詳述されていないため、複数の撮影間隔や観察方法を盛り込んだ複雑なタイムラプス撮影では有効に機能していない。特に始動から安定状態までに時間を要する機器などにおいては、その準備が完了する前に撮影が行われてしまうと、ユーザーが望んでいる装置状況や検鏡法のセッティングが間に合わず、画像が損なわれるばかりか、撮影そのものが無駄になってしまう場合もあり、課題となっていた。
本発明では、顕微鏡システムにおける電動ユニットの初期化所要時間に着目し、最適な電源ON/OFF動作を行うことで、質の高い観察状態を維持しつつ省電力と無駄な発熱を回避することを目的とする。
本発明の上記課題は、標本を撮像するための撮像装置と、電動ユニットの電源ON/OFFの制御を行う制御装置と、前記撮像装置での撮像間隔を入力する操作部と、前記電動ユニットの初期化所要時間を格納した記憶装置と、前記撮像間隔と前記初期化所要時間とから前記電動ユニットの電源ON/OFF時刻を演算する駆動管理演算装置とを備え、前記電動ユニットは、前記標本に照明光を照射する照明装置であり、前記初期化所要時間は、前記照明装置の電源ONから点灯状態が安定するまでの時間であり、前記駆動管理演算装置は、前記撮像間隔と前記照明装置の電源ONから点灯状態が安定するまでの時間の大小を比較して、前記駆動管理演算装置による比較結果に基づき、前記制御装置が前記照明装置の電源のON/OFFを行うことによって解決される。ここで撮像装置は顕微鏡において一般的なCCDカメラを用いればよく、操作部と記憶装置と制御装置と駆動管理演算装置とは一般的なコンピュータを顕微鏡に接続する方式で実施することも可能であり、顕微鏡本体に一体化して構成する方式で実施しても良い。
また、前記撮像間隔は一定間隔であることが考えられる。
このとき、前記照明装置の電源ONから点灯状態が安定するまでの時間をtpsとし、前記撮像間隔をtbとしたとき、tb>tpsである場合は、前記制御装置が前記照明装置の電源をOFFにする制御を含むことがよい。
前記照明装置の電源ONから点灯状態が安定するまでの時間をtpsとし、前記撮像間隔をtbとしたとき、tb>tpsである場合は、前記制御装置がtb−tps秒間の電源OFF状態とtps秒間の電源ON状態とを繰り返す制御を行うことが望ましい。
また、前記撮像間隔は各撮像ごとに独立に定義され、各撮像ごとに、前記駆動管理演算装置は、前記撮像間隔と前記照明装置の電源ONから点灯状態が安定するまでの時間の大小を比較して、前記駆動管理演算装置による比較結果に基づき、前記制御装置が前記照明装置の電源のON/OFFを行うことも望ましい。
ここで、前記照明装置の電源ONから点灯状態が安定するまでの時間をtpsとし、第n番目の撮像と第n+1番目の撮像の間の撮像間隔をtbnとしたとき、tbn>tpsである場合は、前記制御装置が第n番目の撮像と第n+1番目の撮像の間に前記照明装置の電源をOFFにする制御を含むことが考えられる。ただし、nは自然数とする。
上記構成において、前記電動ユニットは照明装置であることが考えられる。また、前記電動ユニットとして、電動レボルバや電動ステージや電動蛍光ミラーキューブカセットや電動NDフィルターユニットなどを利用する構成も考えられる。
なお、本発明は顕微鏡システムの構成そのものに限定されるものではなく、顕微鏡システムの制御方法およびその制御プログラムなどの様々な形態を含む。
本発明によれば、顕微鏡システムにおける電動ユニットの初期化所要時間に着目し、最適な電源ON/OFF動作を行うことで、質の高い観察状態を維持しつつ省電力と無駄な発熱を回避することができる。
以下では、本発明の実施の形態を図面に基づきながら説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る顕微鏡システムの一例を示した概念図である。図1の顕微鏡システムは、顕微鏡装置本体101と、顕微鏡システム全体の制御を行う制御装置102と、各電動ユニットのON/OFFタイミングを管理する駆動管理演算装置103と、標本の画像を取得する撮像装置と104、制御装置102からの指示信号により照明ユニットを制御する照明制御部113と、落射照明と透過照明の検鏡方法を切り替えるために光学素子の駆動制御を行う光学素子制御部114と、倍率切り替えの際にレボルバを駆動して対物レンズの切り替えを行うレボルバ駆動制御部115と、標本を載せ対物レンズと標本とを結ぶ光軸方向および水平方向に駆動可能な電動ステージの駆動部を制御する
ステージ駆動制御部116から構成されている。また、制御装置102はユーザーからの操作を受け付けるための操作部119を備えるものとする。
撮像装置104は一般的なCCD方式のデジタルカメラであり、電源のON/OFF、撮像のタイミング、露出時間、シャッタースピード等、すべての機能を制御装置102から制御することが可能である。
顕微鏡本体101は標本を載せて光軸方向と水平方向に駆動可能な電動ステージを有している。電動ステージはステージ駆動制御部116からの制御信号をアクチュエータ109、110に入力することで、電動駆動可能であり、図示しない原点センサによる原点検出機能を用いて、標本の各部に対して座標を設定することができる。
顕微鏡本体101は標本を照明するための照明ユニットを有している。本実施例では照明ユニットとして、蛍光観察を行うための蛍光観察ランプ105と、標本を透過した光線により観察を行うための透過観察ランプ106の2種類が存在し、照明制御部113からの制御信号により電源のON/OFFを行うことが可能である。なお、顕微鏡で一般的に用いられる蛍光観察ランプ105や透過観察ランプ106はハロゲンランプやアーク光源などであり、電源をONにしてから安定した発光を得るために時間を要する。
顕微鏡本体101は複数の対物レンズを取り付けて回転可能な電動レボルバ108を有している。前記電動レボルバ108の内部にはアクチュエータを有しており、アクチュエータはレボルバ駆動制御部115の制御信号によって任意の角度に回転し、所望の対物レンズを切り替えて、観察光路中に挿入することができる。
顕微鏡本体101は、蛍光観察の際に標本に照射する励起光と標本から発せられる蛍光をそれぞれ所望の光路へと導く、電動蛍光ミラーキューブカセット107と、蛍光観察ランプ105から発せられる光を遮断する電動シャッターと、蛍光観察ランプ105の光強度を光路上で調節する電動NDフィルターユニットと、蛍光観察ランプから得られた光の開口数を調節する開口絞りと、顕微鏡の視野を調整する視野絞りとから構成される電動蛍光観察光学系117と、透過照明観察の際に、標本に照射する照明光の開口数を電動で調節可能な電動コンデンサ111と、透過観察ランプの強度を光路上で調節する電動NDフィルターユニットと、顕微鏡の視野を調節する視野絞りとから構成される電動透過観察光学系112とを有しており、各部位に内蔵されるアクチュエータや、センサへの制御信号の送受信を行う光学素子制御部114を有している。光学素子制御部114は、制御装置102により制御可能である。
制御装置102はCPU回路であり、図2に示すように、CPU201と、システムを制御するためのプログラムを格納するROM202と、制御に必要なデータを格納するRAM203と、制御信号の入出力を行うI/Oポート204と外部ホストコンピュータなどを接続するI/F205と、撮像装置の制御および取得データの転送を行う撮像装置I/F206と、データバス207により、各々の周辺装置の制御を行っている。また、制御装置102は、操作部119によりユーザーの操作を受け付けることとしたが、当然のことながら、外部ホストコンピュータと外部I/F205を接続することにより操作可能である。
駆動管理演算装置103はCPU回路であり、図3に示すように、CPU301と、電動ユニットの電源をON/OFFするタイミングを演算するプログラムを格納するROM302と、演算に用いるデータを格納するRAM303と、制御装置102との信号、データの入出力を行うI/Oポート304と、駆動管理演算装置103内部での信号をやり取りするデータバス305により構成されている。I/Oポート304は制御装置102
のI/Oポート204と接続され、制御装置102のRAM203に記憶されているデータや各種I/Fにアクセス可能である。また、ROM302は電動ユニットのON/OFFの演算を行うプログラムのみならず、電動ユニット毎に個別に有している初期化所要時間や始動から安定までに要する時間や始動から停止までの許容時間などがパラメータテーブルとして格納されており、これらの値も考慮して演算が行われる。
顕微鏡システムは以上の機器、光学素子により構成され、電動ステージに載せられた標本は蛍光観察ランプ105または透過観察ランプ106により照明される。標本から得られる蛍光や反射光や透過光は電動レボルバに搭載されている対物レンズを通して各観察光学系を経たのち、撮像装置104へと導かれ、画像データとして制御装置102へ送信され、モニタ118により画像として表示される。
〔動作例1〕
次に上記のように構成された顕微鏡のシステムの動作についてフローチャートを用いて説明する。図4は本実施例において、撮像間隔が一定である場合の照明装置の電源ON/OFFを行う際の流れを示したフローチャートである。また、図5は本動作例の時系列動作の例である。まずは本動作例において重要となる下記の変数を説明する。
撮像トリガtrn:撮像を行う際のトリガとなる変数を示す。制御装置102から撮像装置104へ送信することで撮像が可能である。本動作例では、このトリガの送信時刻を基準としてランプの安定時間と撮像間隔の両者を比較し、電源のON/OFFの判断を行う。撮像間隔tb:複数枚の撮像を行う際に、制御装置102より複数回に亘り撮像トリガが送信される際の各々の間隔を示す。この撮像間隔よりもランプの安定時間が長い場合、ランプの電源をOFFにしない。
点灯が安定するまでの時間tps:ランプの電源ONから点灯状態が安定するまでの時間を示す。この時間に到達するまでは点灯状態が安定しないために、輝度や発光スペクトルなどが安定しない。
トリガ送信時刻変数t:撮像トリガを送信した時刻(撮像を行った時刻)を記憶する変数。
ユーザーが制御装置102と駆動管理演算装置103の電源スイッチをONにすることで、顕微鏡システム制御用のプログラムが、ROM202よりそれぞれRAM203とRAM303に読み込まれる。さらに、各電動ユニットの初期化が行われ、これが完了した後に、操作部119より顕微鏡システム全体の操作を行うことが可能となる。
次に、図4のフローチャートに従い本動作例の処理の手順を説明する。
STEP1−1:制御装置102と駆動管理演算装置103のRAM203、RAM303に格納されている変数の初期化が行われ、STEP1−2へ進む。
STEP1−2:制御装置102に接続された操作部119より、撮像したい回数mを入力した後に、その撮像回数に応じた一定の撮像間隔tbを入力する。入力したm、tbは制御装置102内部のRAM203に格納され、STEP1−3へ進む。
STEP1−3:前記操作部はタイムラプス開始ボタンを有しており、ユーザーによりこのボタンが押されると(図5中tr0)ランプの電源がONになり、その時刻がトリガ送信時刻変数tとしてRAM203に格納される。このトリガ送信時刻変数tはデータバス207とI/Oポート204を介して、駆動管理演算装置103のRAM303へ格納され、STEP1−4へ進む。
STEP1−4:タイムラプス開始ボタンが押されると、CPU201はデータバス207、I/Oポート204を介して、駆動管理演算装置103のCPU301へ照明ユニ
ットのパラメータtpを読み出される指示信号を送出する。CPU301は指示信号を受けてROM302より照明ユニット固有のパラメータtpを読み出し、RAM303に格納し、STEP1−5へ進む。
STEP1−5:CPU301はトリガ送信時刻変数tに格納されている時刻からtps後にCPU201へ撮像トリガ送信指示を送信する。この信号を受けてCPU201は、撮像装置I/F206から撮像トリガtrnを撮像装置104へ送信し、標本の撮像を行う。また、CPU201は撮像トリガの送信時刻にて変数tを更新する。すなわちt=t+tbを実行する。その後に、更新されたトリガ送信時刻変数tをRAM203へ格納し、STEP1−6へ進む。
STEP1−6:CPU301はSTEP1−5の完了後に、撮像トリガカウント変数nをインクリメントし、RAM303へ格納する。その後、STEP1−7へ進む。
STEP1−7:駆動管理演算装置103はデータバス305とI/Oポート304を介して制御装置102のRAM202よりtbを読み出し、RAM303に格納する。CPU301はRAM303に格納されている値のtb,tpsの比較により、tb>tpsであればSTEP1−8へ、それ以外であればSTEP1−14へ進む。
STEP1−8:ランプの電源をOFFにして、STEP1−12へ進む。
STEP1−9:CPU301はRAM203に格納されているトリガ送信時刻変数tを読み出し、その時刻からtb−tps経過後、CPU201へランプの電源をONにする指示信号を送信して、ランプをONにする。
STEP1−10:CPU301はトリガ送信時刻変数tを読み出し、その時刻からtb後にCPU201へ撮像トリガ送信指示信号を送信する。この信号を受けてCPU201は撮像装置I/F206から撮像トリガtrnを撮像装置104へ送信し、標本の撮像を行う。また、CPU201は撮像トリガの送信時刻にてトリガ送信時刻変数tを更新した後に、これをRAM203へ格納し、STEP1−11へ進む。
STEP1−11:ランプの電源をOFFにして、STEP1−12へ進む。
STEP1−12:CPU301はSTEP1−11完了後に、撮像トリガカウント変数nをインクリメントし、RAM303へ格納する。STEP1−13へ進む。
STEP1−13:CPU301はRAM303に格納されている値n,mにより撮像回数が所望の回数mに到達したかの判別を行う。n=mであればシーケンスを完了し、到達していなければSTEP1−9からSTEP1−13のシーケンスを繰り返す。
STEP1−14:CPU301は変数tに格納されている時刻からtb後にCPU201へ撮像トリガ送信指示信号を送信する。この信号をうけてCPU201は、撮像装置I/F206から撮像トリガtrnを撮像装置104へ送信し、標本の撮像を行う。また、CPU201は撮像トリガの送信時刻にて変数tを更新した後に、これをRAM203へ格納し、STEP1−15へ進む。
STEP1−15:CPU301はSTEP1−14完了後、撮像トリガカウント変数nをインクリメントし、RAM303へ格納する。STEP1−16へ進む。
STEP1−16:CPU301はRAM303に格納されている値n,mにより撮像回数が所望の回数mに到達したかの判別を行う。n=mであればシーケンスを完了し、到達していなければSTEP1−17へ進み、STEP1−14からSTEP1−16のシーケンスを繰り返す。
STEP1−17:ランプの電源をOFFし、シーケンスを完了とする。
本動作例では、電動ユニット固有のパラメータとしてランプの安定時間を初期化所要時間として、ランプの電源ON/OFFを行うこととしたが、このパラメータにランプ点灯開始から消灯までの時間や他の電動駆動部の初期化所要時間を含めても良い。
〔動作例2〕
図6は本実施の形態において、撮像間隔を可変として照明装置の電源ON/OFFを行う際の流れを示したフローチャートである。また、図7は撮像間隔を可変とした場合の時系列動作の例である。まずは本動作例において用いる変数の説明をする。
撮像トリガtrn:撮像を行う際のトリガとなる変数を示す。制御装置102から撮像装置104へ送信することで撮像が可能である。本動作例では、このトリガの送信時刻を基準としてランプの安定時間と撮像間隔の両者を比較し、電源のON/OFFの判断を行う。撮像間隔tbn:複数枚の撮像を行う際に、制御装置102より複数回に亘り撮像トリガが送信され、その第n回目と第n+1回目の間隔を示す。この撮像間隔よりもランプの安定時間が長い場合、ランプの電源をOFFにしない。
点灯が安定するまでの時間tps:ランプの電源ONから点灯状態が安定するまでの時間を示す。この時間に到達するまでは点灯状態が安定しないために、輝度や発光スペクトルなどが安定しない。また、安定するまでの時間はランプの種類に応じて異なるものである。トリガ送信時刻変数t:撮像トリガを送信した時刻(撮像を行った時刻)を記憶する変数。
ユーザーが制御装置102と駆動管理演算装置103の電源スイッチをONにすることで、顕微鏡システム制御用のプログラムが、ROM202よりそれぞれRAM203とRAM303に読み込まれる。さらに、各電動ユニットの初期化が行われ、これが完了した後に、操作部119より顕微鏡システム全体の操作を行うことが可能となる。
次に、図6のフローチャートに従い本動作例の処理の手順を説明する。
STEP2−1:制御装置102と駆動管理演算装置103のRAM203、RAM303に格納されている変数の初期化が行われ、STEP2−2へ進む。
STEP2−2:制御装置102に接続された操作部119より、撮像したい回数mを入力した後に、その撮像回数に応じたm個の撮像間隔tbnを入力する。入力したm、tbnは制御装置102内部のRAM203に格納され、STEP2−3へ進む。
STEP2−3:前記操作部はタイムラプス開始ボタンを有しており、ユーザーによりこのボタンが押されると(図7中tr0)ランプの電源がONになり、その時刻がトリガ送信時刻変数tとしてRAM203に格納される。この時刻を示す変数tはデータバス207とI/Oポート204を介して、駆動管理演算装置103のRAM303へ格納され、STEP2−4へ進む。
STEP2−4:タイムラプス開始ボタンが押されると、CPU201はデータバス207、I/Oポート204を介して、駆動管理演算装置103のCPU301へ照明ユニットのパラメータtpsを読み出される指示信号を送出する。CPU301は指示信号を受けてROM302より照明ユニット固有のパラメータtpsを読み出し、RAM303に格納し、STEP2−5へ進む。
STEP2−5:CPU301は変数tに格納されている時刻からtps後にCPU201へ撮像トリガ送信指示を送信する。この信号を受けてCPU201は、撮像装置I/F206から撮像トリガtrnを撮像装置104へ送信し、標本の撮像を行う。また、CPU201は撮像トリガの送信時刻にて変数tを更新した後に、更新された変数tをRAM2
03へ格納し、STEP2−6へ進む。
STEP2−6:CPU301はSTEP2−5の完了後に、撮像トリガカウント変数nをインクリメントし、RAM303へ格納する。その後、STEP2−7へ進む。
STEP2−7:駆動管理演算装置103はデータバス305とI/Oポート304を介して制御装置102のRAM202よりtbnを読み出し、RAM303に格納する。CPU301はRAM303に格納されている値のtbn,tpsの比較により、tbn>tpsであればSTEP2−8へ、それ以外であればSTEP2−10へ進む。
STEP2−8:ランプの電源をOFFにし、STEP2−9へ進む。
STEP2−9:CPU301はRAM203に格納されているトリガ送信時刻変数を読み出し、その時刻からtbn-tps経過後、CPU201へランプの電源をONにする指示信号を送信して、ランプをONにする。
STEP2−10:CPU301はトリガ送信時刻変数tを読み出し、その時刻からtbn後にCPU201へ撮像トリガ送信指示信号を送信する。この信号を受けてCPU201は撮像装置I/F206から撮像トリガtrnを撮像装置104へ送信し、標本の撮像を行う。また、CPU201は撮像トリガの送信時刻にて変数tを更新した後に、これをRAM203へ格納し、STEP2−11へ進む。
STEP2−11:CPU301はSTEP2−10完了後に、撮像トリガカウント変数nをインクリメントし、RAM303へ格納する。STEP1−13へ進む。
STEP2−12:CPU301はRAM303に格納されている値n,mにより撮像回数が所望の回数mに到達したかの判別を行う。n=mであればSTEP2−13へ進みシーケンスを完了し、到達していなければSTEP2−7からSTEP2−12のシーケンスを繰り返す。
STEP2−13:ランプの電源をOFFし、シーケンスを完了とする。
本動作例では、電動ユニット固有のパラメータとしてランプの安定時間を初期化所要時間として、ランプの電源ON/OFFを行うこととしたが、このパラメータにランプ点灯開始から消灯までの時間や他の電動駆動部の初期化所要時間を含めても良い。
なお、ランプは消灯されていた時間が短いほど、安定状態に復帰するまでの時間も短くてすむ。この性質を考慮して、ランプの消灯時間によってランプの安定時間tpsを変更する方法も考えられる。
本発明の一実施形態に係る顕微鏡システムを示した図。 制御装置の構成を表す概念図。 駆動管理演算装置の構成を表す概念図。 撮像間隔が一定である場合のフローチャート。 撮像間隔が一定である場合の時系列動作図。 撮像間隔が一定でない場合のフローチャート。 撮像間隔が一定でない場合の時系列動作図。
符号の説明
101・・・顕微鏡本体
102・・・制御装置
103・・・駆動管理演算装置
109・・・アクチュエータ
110・・・アクチュエータ
111・・・電動コンデンサ
112・・・電動透過観察光学系
113・・・照明制御部
114・・・光学素子制御部
115・・・レボルバ駆動制御部
116・・・ステージ駆動制御部
117・・・電動蛍光観察光学系
118・・・モニタ
119・・・操作部
201・・・CPU
202・・・ROM
203・・・RAM
204・・・I/Oポート
205・・・外部I/F
206・・・撮像装置I/F
207・・・データバス
301・・・CPU
302・・・ROM
303・・・RAM
304・・・I/Oポート
305・・・データバス

Claims (6)

  1. 標本を撮像するための撮像装置と、
    電動ユニットの電源ON/OFFの制御を行う制御装置と、
    前記撮像装置での撮像間隔を入力する操作部と、
    前記電動ユニットの初期化所要時間を格納した記憶装置と、
    前記撮像間隔と前記初期化所要時間とから前記電動ユニットの電源ON/OFF時刻を演算する駆動管理演算装置とを備え
    前記電動ユニットは、前記標本に照明光を照射する照明装置であり、
    前記初期化所要時間は、前記照明装置の電源ONから点灯状態が安定するまでの時間であり、
    前記駆動管理演算装置は、前記撮像間隔と前記照明装置の電源ONから点灯状態が安定するまでの時間の大小を比較して、
    前記駆動管理演算装置による比較結果に基づき、前記制御装置が前記照明装置の電源のON/OFFを行うことを特徴とする顕微鏡システム。
  2. 前記撮像間隔は一定間隔であることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡システム。
  3. 前記照明装置の電源ONから点灯状態が安定するまでの時間をtpsとし、前記撮像間隔をtbとしたとき、
    tb>tpsである場合は、前記制御装置が前記照明装置の電源をOFFにする制御を含むことを特徴とする請求項に記載の顕微鏡システム。
  4. 前記照明装置の電源ONから点灯状態が安定するまでの時間をtpsとし、前記撮像間隔をtbとしたとき、
    tb>tpsである場合は、前記制御装置がtb−tps秒間の電源OFF状態とtps秒間の電源ON状態とを繰り返す制御を行うことを特徴とする請求項に記載の顕微鏡システム。
  5. 前記撮像間隔は各撮像ごとに独立に定義され、
    各撮像ごとに、前記駆動管理演算装置は、前記撮像間隔と前記照明装置の電源ONから点灯状態が安定するまでの時間の大小を比較して、
    前記駆動管理演算装置による比較結果に基づき、前記制御装置が前記照明装置の電源のON/OFFを行うことを特徴とする請求項に記載の顕微鏡システム。
  6. 前記照明装置の電源ONから点灯状態が安定するまでの時間をtpsとし、第n番目の撮像と第n+1番目の撮像の間の撮像間隔をtbnとしたとき、
    tbn>tpsである場合は、前記制御装置が第n番目の撮像と第n+1番目の撮像の間に前記照明装置の電源をOFFにする制御を含むことを特徴とする請求項に記載の顕微鏡システム。ただし、nは自然数とする。
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