JP5122252B2 - 生体測定装置用カバーシートとその自動配置装置 - Google Patents

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Description

本発明は、生体に電流を供給し又は生体の2部位間の電位差を測定するための電極を備えた生体測定装置や体重計で使用されるカバーシートに関するものである。
本発明は特に、身体インピーダンスを用いた体組成計で使用するカバーシートに関するものである。
本発明は特に、身体インピーダンスを用いた体組成計で使用するカバーシートと、その自動配置装置(オートシートディスペンサー)に関するものである。
本発明はさらに、上記の単位カバーシートの複数枚を互いに分離自在な状態で連結したカバーシートのストックと、このストックを密封状態に包装した開封自在な容器との組み合わせセットとにも関するものである。
身体の2部位間(例えば、末端部間)のインピーダンス、身長、体重等の身体的条件から体内の脂肪量その他の身体組成組織に関する情報を算出する体組成計は公知である。本出願人は測定条件に影響されずに手軽に測定できる体組成計を製作、販売しており、その原理は例えば下記特許文献に記載されている:
特公平5-49050号公報(特許第1848283号)
身体組成の電気導電性の違いを利用するインピーダンス法を用いた体組成計の原理については下記文献を参照されたい。
計測技術 2004、7、p.14-20 日本臨牀 53巻、1995年特別号、平成7年6月22日発行、第179-182頁
上記各文献の内容は本明細書の一部を成す。
集団健康診断のように不特定多数の人が同じ体組成計や体重計を次から次へと利用する場合には交差感染を予防する手段を用いるのが好ましい。特に、体組成計や体重計には素足で乗るため、交差感染を拡大させる危険がある。
また、上記文献に記載のように、インピーダンス法を用いた体組成計では被検者の身体状態(生物学的変動)が測定結果に大きな影響を与えるので、被検者が不快感や動揺するのを避けるのが好ましい。大勢の人を続けて順番に測定する必要のある集団健康診断や人間ドックでの検診の場合には、他の人が乗った後に同じ測定器に直ぐ乗るのをためらう検診者もいる。この観点から、測定器が清潔であることを検診者に知らせることは正しい測定結果を得るのに役立つことである。
家庭用の体組成計や体重計では上記の問題は少ないが、友人、親類等の来客に清潔な状態で体組成計や体重計を使用してもらうというエチケットシートとしてのカバーシートのニーズもある。
体組成計や体重計のプラットホームの表面を布で拭いて清潔に保つことはできるが、集団健康診断や人間ドックでの検診では常にオペレータが掃除する必要がある。また、プラットホームの表面に不均一に水分が残ると測定誤差を生じる危険もある。体内脂肪量計のように身体組成の電気導電性の微妙な違いを利用する測定機器では簡単な方法で測定面を清潔に保つことは容易ではない。
プラットホームに簡単なカバーをすることも考えられるが、体組成計のプラットホームの場合には複数の電極、一般には2つまたは4つの電極があり、これら電極間は絶縁する必要がある。また、インピーダンスに大きな影響を与えるカバー材料は使用できない。さらに、被検者、特に老人が乗った時に転倒して怪我することは絶対に許されない。しかも、コストが掛かりすぎる方法は実用にならない。
本発明の目的は、交差感染を防ぐことができ、また、安全に使用でき、インピーダンスに大きな影響を与えず、電極間を確実に絶縁でき、しかも低コストで使用可能な身体インピーダンスを用いた体組成計用カバーシートを提供することにある。
本発明の他の目的は、体重計の秤量面上に載置して使用される、少なくとも一部分が滑り止め加工された不織布からなる使い捨てのカバーシートを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、上記の単位カバーシートの複数枚を互いに分離自在な状態で連結したカバーシートのストックと、このストックを密封状態に包装した開封自在な容器との組み合わせセットとを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、上記カバーシートを生体測定装置の電極部分上に自動的に配置(セッティング)するための自動配置装置(オートシートディスペンサー)を提供することにある。
本発明の第1の対象は、生体に電流を供給し又は生体の2部位間の電位差を測定するための電極を備えた生体測定装置の電極部分に対応する導電性面積部分が厚さ方向に導電性を有し、この導電性面積部分の間の絶縁性面積部分は少なくとも面方向に絶縁性を有することを特徴とする生体測定装置で使用するカバーシートにある。
本発明の一つの実施例では、上記の厚さ方向の導電性がシート基材の内部および/または表面上に導電性固体を分散、付着、含有させることによって付与される(以下、「ドライタイプ」という)。この導電性固体は導電性粒子、粉末または繊維にすることができる。
本発明の別の実施例では、上記の厚さ方向の導電性がシート基材の内部および/または表面上に導電性液体を含浸、付着、吸収させて付与される(以下、「ウェットタイプ」という)。この導電性液体は水溶液にすることができる。
「ドライタイプ」と「ウェットタイプ」とを合わせたもの、すなわち、「ドライタイプ」に導電性液体、例えば水分を塗布、噴霧したものでもよい。
シート基材は不織布、繊維ウェブ、フェルト、織布、編成物、フィルム等にすることができる。
本発明のカバーシートは、表面および/または裏面の少なくとも一部分は滑り止め特性を有することが好ましい。
上記導電性面積部分は体組成計のプラットホーム上の被検者の足の裏と接触する部分または被検者の手と接触する手電極の部分にすることができる。
本発明シートは不織布等で作り、使い捨て(ディスポーザブル)にすることができ、上記導電性面積部分は導電加工で形成することができる。
本発明の第2の対象は、体重計の秤量面上に乗せて使用される少なくとも一部分が滑り止め加工された不織布等からなる使い捨てのシートにある。
本発明の第3の対象は、生体測定装置の電極部分に対応する導電性面積部分が厚さ方向に導電性を有し、この導電性面積部分の間の絶縁性面積部分は少なくとも面方向に絶縁性を有する単位カバーシートの複数枚を、互いに分離自在な状態で連結したカバーシートのストックにある。このストックはロール形状に巻き取ったものであるのが好ましいが、予め互いに分離された単位カバーシートの複数枚を交互に積層したものでもよい。後者の場合には、いわゆる「ティッシュペーパー」のように、前後の単位カバーシートが順次引き出されるように互い違いに折り込んで積層することができる。
本発明の第4の対象は、生体測定装置の電極部分に対応する導電性面積部分が厚さ方向に導電性を有し、この導電性面積部分の間の絶縁性面積部分は少なくとも面方向に絶縁性を有する互いに分離された単位カバーシートの複数枚を互いに積層して貯蔵したカバーシートのストックと、このストックを密封状態に包装した、開封自在な容器との組み合わせセットにある。
この組み合わせセットは上記の厚さ方向の導電性が不織布、繊維ウェブまたはフィルム中および/または上に導電性液体を含浸、付着、吸収させて付与したものである場合に、未使用時または貯蔵中の導電性液体の蒸発を防止する上で有用である。特に、本発明カバーシートを家庭で貯蔵しておく場合には有用である。
本発明の第5の対象は、生体測定装置の電極部分に片側に配置されたカバーシートの供給装置と、上記電極部分に反対側に配置された上記カバーシートの回収装置とを有する本発明のカバーシートを生体測定装置の電極部分上に自動的に配置するための自動配置装置にある。この自動配置装置は医療機関、病院、人間ドック施設等で多数のヒトを連続して生体測定する必要のある場合に特に有利である。カバーシートはロール状に巻き取った状態または互いに積層した状態から供給することができる。
上記供給装置は導電性液体の供給手段を有することができる。導電性液体はカバーシートを導電性液体の浴中に浸すことでカバーシートの導電性面積部分に含浸、浸透および/または付着させることができる。また、連続補水性スポンジロールを用いてカバーシートに導電性液体を供給したり、導電性液体をスプレーすることもできる。
「体組成計」とは身体の2部位間(例えば、末端部間)のインピーダンス、身長、体重等の身体的条件から体内の組成組織に関する情報、例えば脂肪量を算出する計測機械をいう。
「厚さ方向」とはカバーシートの表面から裏面へ向かう方向であり、「面方向」とはカバーシートの表面および裏面に略平行な方向である。
「導電性を有する」とは文字通り電気を通す性質を有することで、理想的には電気抵抗ゼロであるが、一定限度以下の電気抵抗を有していてもよい。ただし、導電性面積部分の全体を通じて電気抵抗は均一であることが望ましい。
「絶縁性を有する」とは身体インピーダンスを用いた体組成計の計測に影響を与えるような電気導電性がないことを意味する。また、較正表等を使用して体組成計の計測を補正することもできる。
「導電性固体」とは使用時に固体の状態をしている導電性を有する導電性の粒子や粉末を意味し、一般にはアルミ、鉄、銀、金等の金属粉末、金属塩、カーボン等の無機粉末、金属繊維、炭素繊維等からなる。カーボンナノチューブにすることもできる。一般には導電性固体を不織布、繊維ウエブ、フェルト等のシート基材を構成するプラスチック材料の製造時に予め練り込むか、繊維形成時に繊維中に練り込むか、シート基材の表面上に塗布、含浸、散布、付着させてシート基材の厚さ方向に導電性を付与する。
「導電性液体」とは使用時に液体の状態をしている導電性を有する液体を意味し、一般には水溶液であり、一般には水道水(塩素を含んでいる)にすることができる。導電性を上げるため、および/または、均一な導電性をシートに付与するための物質、例えば、導電性イオンの発生剤、例えば水溶性塩、例えば塩化ナトリウムを水に添加することができる。また、乾燥を避ける、または遅らせるために、水溶液はアクリルアミド、ポリビニルアセトアミド、ポリアルキレングリコールエステル等の保水剤、加湿剤、乾燥防止剤等を含むことができる。この水溶液に他の添加剤、例えば、抗菌剤、消毒剤、抗微生物性、消臭性、抗酸化性、保湿性、リラクゼーション性、鮮度保持性、消炎鎮痛効果等の機能性を付与する添加剤や、坑カビ菌性、抗アレルギー作用、保湿作用、環境雰囲気改善作用、アロマテラピー作用等の健康や美容に貢献する作用を有するカテキン、殺菌セラミックス、ホウ砂等の添加剤や、酸化チタン等の光触媒、酸化防止剤、芳香剤、難燃剤等を加えることもできる。
「滑り止め特性を有する」とは、怪我の危険が最も大きい老人が乗った場合でもカバーシートが体組成計や体重計からズレない状態を言う。
本発明のカバーシートは強度、絶縁性、衛生面、安全性、コスト等の面から不織布をベースにするのが好ましい。この不織布自体は周知のもので、種々の方法を用いて種々の素材を用いたものが多数市販されている。素材としては天然繊維、例えば、コットン、麻、竹、動物繊維、例えば羊毛、絹;化学繊維、例えば、レーヨン、キュプラ、アセテート、ポリアミド、ポリエステル、ポリアクリロニトリル、ポリビニールアルコール、ポリオレフィン、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリウレタン;無機繊維、例えばガラス繊維、金属繊維、炭素繊維がある。不織布の製造方法も特に限定されず、材料に応じて例えば接着剤法、熱融着法(サーマルボンド法)、超音波接着法、ニードルパンチ法、スパンレース法(水流絡合法)、ステッチボンド法、スパンボンド法、メルトブロー法、遠心力法、フラッシュ紡糸法、電圧乾式紡糸法、フィルム法、エアレイ法、カード法、ガーネット機法等の任意の方法を適用できる。当然ながら電導性の材料は導電性面積部分を主として使用する。
本発明のカバーシートはディスポーザブル(使い捨て)にするのが好ましいので、製造コストが最も重要なファクターになる。この観点から本発明のカバーシートの材料はポリオレフィン、コットン、ポリオレフィンとコットン、紙等との混合物等の汎用材料を使用するのが好ましい。特に、医療器具やディスポーザルマスク、サージカルドレープ、手術着等の衛生用品の材料として好ましく利用されているポリエステル/パルプの不織布は高強度、低コスト等の多くの優れた面を有する材料で、好ましい。
本発明のカバーシートは体組成計の電極部分に対応する導電性面積部分が導電性でなければならない。この導電性面積部分は(1)導電性材料で直接作るか、(2)非導電性材料、例えば上記の不織布やプラスチック材料を導電加工して作ることができる。大量生産には後者の導電加工が適している。
導電性面積部分を導電性材料で直接作る(1)の場合には、非導電性シートの電極に対応する位置に開口部を開け、この開口部に導電性パッチを配置し、開口部の内周端縁に導電性パッチの外周端縁を接着剤で接着するか、溶着することで本発明のカバーシートを作ることができる。
上記の導電性パッチは任意の導電性材料で作ることができる。不織布に導電性を付与する一般的方法としては不織布材料となるフィラメントに導電性材料を練り込み(混合)してフィラメント自体を導性として導電性不織布にする方法と、不織布の製造後または市販の不織布に導性加工する方法が挙げられる。導電性パッチは編成物(ニット)、織物、不織布、シート等の任意の形態にすることができる。例えば、導電材料を含浸・分散させた繊維の織物や不織布、シートにすることができる。コストが許される場合にはカーボンを分散させたポリアミド、ポリウレタン、アセテート等の合成樹脂のシートや編成物を導電性パッチとして使用することもできる。非導電性面積部分を形成する非導電性シートとしては任意の絶縁材料、例えばポリエチレン、ポリエステル/紙混合物を用いることができる。
非導電性材料を導電加工して導電性面積部分にする上記(2)の場合には周知の導電加工法が適用できる。この場合には導性加工時に絶縁性面積部分をマスクすればよい。導電性を付与する導電性材料も種々公知であり、一般にはアルミ、鉄、銀、金等の金属粉末、金属塩、カーボン等の無機粉末、炭素繊維等が用いられる。コストが比較的安く、量産化に適したカーボンブラック等の導電性フィラーを用いるのが好ましい。導性加工では導電材料を含む溶液を不織布上に電極パターに従って塗布することができる。導電材料を確実に分散し、不織布材料との濡れ性を良くする化合物、例えば界面活性剤、塩等を含む溶剤(水、アルコール、エステル)を用いることもできる。
導電性面積部分および/または絶縁性面積部分を積層材料にすることもできる。例えば、絶縁性面積部分の表面を低密度ポリエチレンのフィルムにし、裏面をゴムまたはエラストマーの不織布にすることができる。厚さ方向の導電性を良くするという観点からは導電性面積部分を積層するメリットは余りないが、導電性面積部分を複数の積層体にすることもできる。例えば、導電性面積部分の表面を導電性ポリアミドのメッシュにし、裏面を導電性ポリアミドの不織布にすることができる。さらに、抗菌性不織布/バクテリア不透過性不織布の組合せや織物/不織布の組み合わせ等の種々の積層体にすることができる。
本発明のカバーシートには抗菌剤や、抗微生物性、消臭性、抗酸化性、保湿性、リラクゼーション性、鮮度保持性、消炎鎮痛効果等の機能性を付与する添加剤や、坑カビ菌性、抗アレルギー作用、保湿作用、環境雰囲気改善作用、アロマテラピー作用等の健康や美容に貢献する作用を有するカテキン、殺菌セラミックス、ホウ砂等の添加剤や、酸化チタン等の光触媒、酸化防止剤、難燃剤等を加えることができる。
本発明のカバーシートの表面および/または裏面の少なくとも一部分は滑り止め特性を有することが好ましい。特に、カバーシートとプラットホームとの間に滑りが生じることは安全性の面から好ましくない。本発明のカバーシートが滑り止め特性を持っていれば、プラットホームに滑り止め処置が施されていなくても安全に使用できる。もちろん、プラットホーム表面の少なくとも一部にウレタンフィルム等を貼付する等の滑り止め処置が施されていてもよく、その場合には、滑り止め特性を有する本発明のカバーシートをより安全に使用することができる。この滑り止め特性は材料自体の特性を利用することもできる。すなわち、例えばポリウレタン等の材料はシート自体が滑らない材料になる。ポリエチレン、ポリエステル、これらとセルロースとの混合物から成る不織布等の場合にはシート表面の少なくとも一部分、好ましくは全面に滑り止め加工をして滑り止め特性を付与するのが好ましい。この滑り止め加工自体は周知の加工法、例えば天然または合成のゴム材料、エラストマー、シリコン樹脂、粘着剤等をドット状、ライン状、平面状等の種々の形状に塗布することで行うことができる。シートの全面に滑り止め加工はしてもかまわないが、測定に影響しないように加工する必要がある。
ロール状のカバーシートを連続的に供給して使用する場合には、本発明のカバーシートの供給装置と回収装置とによってカバーシートは移動しないように保持されるので、カバーシートに滑り止めを無くすか、滑り止め特性を弱くことができる場合もある。
本発明のカバーシートには導電面積部分が一目で分かるようにして、オペレータ、使用者、被験者等が導電面積部分を計測装置の電極部分と容易に一致させることができ、測定誤りが起こらないようにするのが好ましい。そのためには導電面積部分に枠(ウインドー)を印刷しておくのが好ましい。また、センターマーク、設置位置を表すライン等の位置合わせの目印をカバーシートに付けておくのが好ましい。例えば、本発明カバーシートに足の置き場所を示すフットマークを印刷しておくことができる。
以下、本発明のカバーシートの実際の使用法を、図面を参照して説明する。
[図1]は本発明のカバーシート(1)の概念的平面図、[図2]は図1のA−A線およびB−B線による概念的断面図である。このカバーシート(1)は体組成計の電極部分に対応する導電性面積部分(2)とこの導電性面積部分(2)の間の絶縁性面積部分(3)とから成る。導電性面積部分(2)は厚さ方向([図2]の上下方向)に導電性を有していなければならない。絶縁性面積部分(3)は少なくとも面方向([図1]の面内)に絶縁性を有していなければならない。このカバーシート(1)の裏面全体にはゴムをドット状に塗布して滑り止め(4)が形成されている。
[図3]は上記の本発明のカバーシート(1)を、身体インピーダンスを用いた体組成計(10)で使用する場合の一つの実施例を示している。[図3]の3Aに示した体組成計(10)は体脂肪率、筋肉量、体水分、体重等が測定可能なマルチ周波数体組成計で、被検者がプラットホーム(11)に立ち、ハンドセット(15)を握ることで上記の種々のデータが表示できるようになっている。プラットホーム(11)上には電極部分(12)(図示した実施例では4つ)と、各電極部分(12)の間に設けられた絶縁部分(13)とがある。
[図3]の3Bに示す本発明カバーシート(1)は上記プラットホーム(11)を介した交差感染を予防するために使用できる。このカバーシート(1)の裏面にはゴムの滑り止め(4)が付いているので、カバーシート(1)に乗った人が滑ることはない。
[図4]は本発明のカバーシート(1)を家庭用体組成計で使用する場合の一つの実施例を示している。[図4]の4A、4Bに示した参照記号は[図3]の3A、3Bと同じものを意味している。しかし、[図4]の4Aでは面ファスナー(14)を体組成計の適当な位置に両面テープで付けてある。使用時には不織布からなるカバーシート(1)をこの面ファスナー(14)に押圧することでカバーシート(1)を確実に固定することができる。家庭用体組成計では同じカバーシート(1)を家族の何人もが使用することが予想され、汚れるまで交換しないことが予想されるので、面ファスナー(14)を使用することによるカバーシート(1)の着脱の手間や面倒は問題にならないことが多い。
[図5]は本発明のカバーシート(1)の変形例を示す概念図である。[図5]の5Aは絶縁性面積部分(3)を積層体にしたもので、例えば、上側の絶縁性面積部分(31)を低密度ポリエチレンのシートにし、下側の絶縁性面積部分(32)をウレタンシートにすることができる。上側および下側の絶縁性面積部分(31、32)の材料はコスト、強度、加工性等のファクターを考慮して任意のプラスチック材料、紙、エラストマー等の中から選択できる。形態は不織布、織物、シート、フィルム、ウエブ等の任意形態の中から選択できる。導電性面積部分(2)も厚さ方向に導電性を有するという要件を満たせば、上記絶縁性面積部分(31、32)と同じく、任意の材料、形態の中から選択できる。
[図5]の5Bは[図5]の5Aのカバーシート(1)をさらに単純化した別の変形例を示す概念図で、この場合は[図5]の5Aに示した下側の絶縁性面積部分(32)は無い。導電性面積部分(2)の外周は接着剤または溶着によって絶縁性面積部分(31、32)に固着されている。
[図6]は[図4]に示した家庭用体組成計において不織布で作ったカバーシート(1)を使用する場合の別の実施例の概念図である。図を明瞭にするために厚さ方向の縮尺は拡大してある。[図6]の6Aは概念的斜視図、[図6]の6Bは[図6]の6AのC−C線による概念的断面図である。この実施例では導電性面積部分(2)は不織布の対応部分を導電加工して形成してある。また、このカバーシート(1)では家庭用体組成計のメータ部分(読取部分)に対応する箇所に窓(5)開けて、測定データの読み取りに支障が生じないようになっている。この窓(5)の部分に透明シートを張り付けることもできる。さらに、足を乗せる位置を示すマーク(6)が印刷されている。このマークを、上下左右を示すマークにしたり、足の形のマークにしてユーザーがカバーシート(1)を間違った方向に配置しないようにすることもできる。
[図7]は[図3]に示した形式の体組成計(10)で使用するハンドセットカバー(40)の概念図で、7Aはその背面概念図、7Bは正面概念図である。図示したハンドセット(15)には2つの電極(16、17)があり、これらの電極は絶縁部(18)によって分離されておいる。ハンドセット(15)はリード線(19)を介して体組成計(10)に接続されている。測定時には、プラットホーム(11)に乗った被検者がハンドセット(15)を把持することで上記電極(16、17)が手電極になる。
[図7]の7Cは本発明のハンドセットカバー(40)をハンドセット(15)に嵌めた時の概念図である。このハンドセットカバー(40)はリード線(19)とは反対側の自由端側から被せることができる。ハンドセットカバー(40)には各電極に対応する場所に導電性面積部分(41、42)が形成されている。図示した実施例ではハンドセット(15)の断面形状が四角であるので、ハンドセットカバー(40)の立体形状をハンドセット(15)の断面形状に合わせた状態でハンドセットカバー(40)をハンドセット(15)に挿入するだけで、導電性面積部分(41、42)を電極(16、17)に正しく整合(対応)させることができる。
変形例(図示せず)ではハンドセットカバーを[図4]に示すような一枚のシートにし、それをハンドセット(15)に巻き付け、適当な箇所に面ファスナーを用いてハンドセット(15)に固定することもできる。
なお、本発明カバーシートは電極のない単なる体重計の秤量面上に載置することで、汚れ防止シートまたはエチケットシートとして使用することもできる。
本発明カバーシートは一枚のカバーシート(単位カバーシート)を個別に使用することもできるが、複数枚の単位カバーシートを互いに分離自在な状態で連結したストックの形でユーザーに供給し、ユーザーはこのストックから一枚づつ取り出して使用するのが便利である。このストックは複数の単位カバーシートを連結して巻き取ったロール形状にするか、予め互いに分離された単位カバーシートの複数枚を交互に積層し、いわゆるティッシュペーパーのように、前後の単位カバーシートが順次引き出されるように互い違いに折り込んで積層することができる。
上記のウェットタイプのカバーシートの場合には乾燥を防ぐために、メーカーは上記ストックを気密な容器中に包装した組み合わせセットの形で販売し、ユーザーは使用時まで容器中に保存するのが好ましい。容器はカバーシートを取り出す出口を備えた透湿防止層を有するプラスチックバックや、プラスチック容器にすることができる。
[図8]と[図9]はカバーシートストックと容器とを組み合わせた本発明の組み合わせセットの2つの実施例を示している。[図8]と[図9]の実施例は「ウェットタイプ」に特に適している。
[図8]の場合には、単位カバーシート(1')の複数枚を交互に積層し、いわゆるティッシュペーパーのように、前後の単位カバーシートが順次引き出されるように互い違いに折り込んで積層したものを、透湿防止層を有する柔らかいプラスチックフィルムからなるバック(50)内に収容した組み合わせセットである。図は単位カバーシート(1')の先端(11')をバック(50)に形成した開口(52)から引き出した状態を示してある。ウエットタイプのカバーシートの乾燥を防ぐために開口(52)を覆う蓋(図示せず)をバック(50)の上面に接着または溶着することもできる。
[図9]の場合には複数の単位カバーシート(1')を分離自在な状態で連結して巻き取ったロール形状のストック(60)が容器(61)、例えば、プラスチック容器内に収容されている。互いに隣接する単位カバーシート(1')の間にはミシン目等の破断線(易破断線、図示せず)が付けてある。ユーザーはヒンジ(63)の所で蓋(62)を回転させることで、容器(61)を容器(61)内にセットできる。容器内でのロールストック(60)の回転がスムーズにいくように、容器(61)の両側面にはロールストック(60)の芯(65)をガイドする縦溝(図示せず)が形成されている。ロールストック(60)の先端(66)が引き出される容器(61)の開口部(67)に密封シールを設けることもできる。
本発明のカバーシートは自動配置装置(オートシートディスペンサー)を用いて生体測定装置の電極部分上に自動的に配置(セット)することができる。この自動配置装置は医療機関、病院、人間ドック等で多数のヒトを連続して生体測定する必要のある場合に特に有利である。この自動配置装置では、生体測定装置の電極部分に片側にカバーシートの供給装置を配置し、反対側にカバーシートの回収装置を配置する。
自動配置装置はカバーシートの供給装置と回収装置を備えているのが好ましい:
供給装置は(1)ロール状に巻き取った状態または互いに積層した状態のカバーシートのストックの貯蔵容器と、(2)ストックからカバーシートを引き出す手段(駆動手段、ガイド等)を備えるのが好ましい。回収装置は(3)供給装置から送られてきたカバーシートを引き取る手段(駆動手段、ガイド等)と、(4)回収したカバーシートを貯めておく回収容器とを備えるのが好ましい。また、供給装置と回収装置の操作、運動を制御、同期する制御・同期手段や、カバーシートの送り運動を開始させるスイッチ、運転状況を示す表示部を設けるのが好ましい。
さらに、自動配置装置は下記の手段をオプションとして備えることができる:
(6)導電度センサー、抵抗測定器(一般に供給装置側に配置される)、
(7)カバーシートを生体測定装置の電極部分上に正しく位置合わせするインデント(割出し)手段(このインデントはカバーシートに印刷したマーク等を目印に光学的に行うことができる)、
(8)生体測定装置の電極部分上でカバーシートがズレるのを防止するためのカバーシートの一時的固定手段、
(9)給水・加湿手段(ウエットタイプのカバーシートの場合)
本発明の自動配置装置は既存の生体測定装置に改良や、変更を加えずに、既存の生体測定装置と単に組み合わせるだけで使用することができる。
[図10]は本発明のカバーシートの自動配置装置(オートシートディスペンサー)の一つの実施例の概念的斜視図で、内部を示すために手前側のハウジングの一部分は破断して示してある。[図11]は[図10]の装置の変形実施例を示している。
[図10]に示すカバーシート自動配置装置は供給装置(A)と回収装置(B)とを有している。供給装置(A)と回収装置(B)の間の相対位置を固定するために、これら2つの装置(A、B)は連結板(C)によって互いに連結することができる。本発明のシート自動配置装置を既存の生体測定装置(10)に簡単に追加できるようにするために、簡単な着脱自在な連結手段(図示せず)、例えばネジ止め、クランプ結合等を用いて供給装置(A)、回収装置(B)および連結板(C)が一体化できるようになっている。
供給装置(A)のハウジングは、ロールストック(60)の貯蔵容器(70)とその容器カバー(71)とで構成され、両者はヒンジ(72)の所で互いに回動自在に連結されている。ユーザーは容器カバー(71)を開け、新しいロールストック(60)を貯蔵容器(70)中にセットし、カバーシート(1)の先端部を生体測定装置(10)のプラットホーム(11)上まで引き出した後、容器カバー(71)を閉じるだけよい。引き出されたカバーシート(1)は容器カバー(71)に支持された上側押圧ロール(73)と貯蔵容器(70)に支持された下側押圧ロール(74)との間に挟持される。これらの押圧ロール(73)(74)を導電度センサー、抵抗測定器の端子として使用することもできる。また、押圧ロール(73)(74)を上下に駆動する機構を設けて、カバーシート(1)の送り時には押圧ロール(73)と(74)との間の間隙を広くして、カバーシート(1)の送りを容易にし、生体測定時にはカバーシート(1)を押圧ロール(73)(74)間に挟持してカバーシート(1)のズレを防止することもできる。
回収装置(B)の構造も供給装置(A)の構造と基本的に同じであるが、回収装置(B)側ではカバーシート(1)を引取り駆動するためにロールストック(60)を回転駆動する引取り駆動手段(モータ等)と、この駆動手段とロールストック(60)との連結手段が必要である。カバーシート(1)の送りを安定化するために供給装置(A)側にも送り駆動手段(モータ等)を設け、両方のモータを同期させるのが好ましい。
供給装置(A)および/または回収装置(B)のハウジング内にはロールストック(60)の芯の案内手段、導電度センサーや抵抗測定器、送り制御機構、押圧ロール(73)(74)の駆動手段、オートシートディスペンサー全体の運動を制御するコンピュータ(制御ボード)等が収容できるが、これらは図示していない。
[図10]の装置は「ウェットタイプ」および「ドライタイプ」の両方のカバーシート(1)に使用できる。「ウェットタイプ」のカバーシート(1)で使用する時にはカバーシート(1)の導電性面積部分の乾燥を防ぐために容器カバー(71)を閉めておくのが好ましい。
[図11]に示す本発明のカバーシートの自動配置装置(オートシートディスペンサー)は[図10]の装置に導電性液体、例えば、水の供給装置を追加したものである。[図11]では[図10]に示したハウジングは省略してある。導電性液体、例えば水(79)はパン(77)に供給される。この水の供給手段は図示ししていないが、ポータブルな給水タンクを供給装置(A)のハウジング内に配置し、そこから水を供給し、パン(77)中の水を一定レベルに維持することができる。
この場合には、ロールストック(60)から引き出したカバーシート(1)をガイドロール(78)の下側を通して水中を潜らせてから、上記の上側押圧ロール(73)と下側押圧ロール(74)との間に挟持させる。ガイドロール(78)を容器カバー(71)に支持させることで、容器カバー(71)を閉じ動作でカバーシート(1)が水(79)中を通るようにすることができる。
[図12]と[図13]は[図11]に示した導電性液体(例えば水道水)の供給装置(77〜79)を備えた本発明のカバーシートの自動配置装置の小型版または家庭版である。[図12]と[図13]は導電性液体の供給装置の概念的な断面図で、[図10][図11]と同じまたは類似の部材には同じ参照符号を付けてある。
[図12]の導電性液体の供給装置は[図11]の供給装置(A)を単独で使用できるようにしたもので、このハウジングには把手(図示せず)が付いていて、簡単に持ち運びができるようになっている。ユーザーは容器カバー(71)を開け、新しいロールストック(60)を貯蔵容器(70)中にセットし、カバーシート(1)の先端部を引き出し、引き出したカバーシート(1)をガイドロール(78)の下側を通して水中を潜らせてから、容器カバー(71)を閉じる。引き出した一回分のカバーシート(1)をミシン目で破断して、[図3B][図4B]に示すように生体測定装置(10)のプラットホーム(11)上に配置する。
[図13]の導電性液体の供給装置は、[図12]のパン(77)へ水を供給する操作を無くし、また、パン(77)から水がこぼれるのを防止するためにスポンジロールのような給水ロール(80、81)を使用している。少なくとも1方の給水ロール(81)には水の供給調整装置(82)を介して水タンク(83)から水が供給される。給水ロール(80、81)の下側には余分な水が滴下した時のために小さなパン(84)を配置しておくのが好ましい。
このハウジングにも把手(図示さず)が付いていて、簡単に持ち運びができるようになっている。ユーザーは容器カバー(71)を開け、新しいロールストック(60)を貯蔵容器(70)中にセットし、カバーシート(1)の先端部を給水ロール(80)の下側を通してから、容器カバー(71)を閉じる。図示していないが、容器カバー(71)を閉じた時にカバーシート(1)の先端部が給水ロール(80)の下側を通るような配置にすることで、ストックロール(60)の交換作業を簡単にすることもできる。
この場合にも引き出した一回分のカバーシート(1)をミシン目で破断して、[図3B][図4B]に示すように生体測定装置(10)のプラットホーム(11)上に配置する。
[図12]と[図13]のカバーシートの自動配置装置は「ウェットタイプ」の本発明のカバーシート(1)を家庭で使用するのに特に適しているが、「ドライタイプ」で使用することもできる。
[図14]は[図5]に示したカバーシートの変形例で、主として「ウェットタイプ」で使用するのに適した3層構造の本発明カバーシート(1)である。このカバーシートは例えば絶縁材料である上下の低密度ポリエチレンのシート(31、32)の間に例えば不織布(20)をサンドイッチしたものである。[図5]のカバーシートと異なる点は、上下の低密度ポリエチレンのシート(31、32)には導電性面積部分(2)に対応する面積部分が切り抜かれており、真ん中の不織布(20)に導電性を付与する加工を必ずしもする必要としない点である。すなわち、[図14]のカバーシートは「ウエットタイプ」で使用し、導電性面積部分(2)に導電性液体を塗布、付着させることによって導電性面積部分(2)に導電性を付与する。すなわち、この場合の厚さ方向の導電性は主として導電性液体の導電性のみで付与される。低密度ポリエチレンのシート(31、32)と不織布(20)の間は溶着、接着剤等によって互いに接着することができる。
必要な場合には、不織布(20)の導電性面積部分(2)以外の領域に導電性液体が浸透しないような加工をすることによって不織布(20)の面方向の絶縁性を確保することができる。例えば、不織布(20)の長手方向中央部分に液体の浸透を防止する領域を形成することができる。実際には不織布(20)の長手方向中央部分に帯条の撥水処理部分(ライン)を塗布、溶着等で形成するか、不織布(20)の長手方向中央部分(ライン)の材料を液体が浸透しない材料や撥水性材料に代えることもできる。同様に、カバーシート(1)の横断方向([図14]の上下方向)の導電性面積部分(2)の間の浸透を防止する処理をすることもできる。
不織布(20)に導電性材料がわずかに含まれていても大きな問題はない。面方向の電極間距離は厚さ方向に比べてはるかに長いので、不織布(20)の面方向の電気抵抗は大きくなり、測定に影響はなく、必要な場合には、キャリブレーションテーブルを測定回路に組み込む等の対策をとることができる。
[図15]は[図14]のカバーシートに導電性液体を塗布、付着させるのに適した装置の概念断面図で、[図12][図13]と類似の部材には同じ参照符号を付けてある。[図13]の装置と相違する点は給水ロールの代わりにスプレーノズル(85)を用いた点にある。このスプレーノズル(85)から塗布、噴霧される導電性液体、例えば水溶液のスプレー(86)を導電性面積部分(2)のみに制限するために導電性面積部分(2)の形状に対応した部分に孔が開いたパターン板(図示せず)をスプレーノズル(85)とカバーシートとの間に設けたり、カバーシートの送りとスプレーノズルの駆動タイミングを同期させることもできる。スプレーノズル(85)を複数にしたり、カバーシートの上下方向に配置することもできる。
[図14]のカバーシートに導電性液体を塗布、付着させるのに[図12][図13]の装置を用いることもできる。
以下、本発明の具体例を示す。
具体例1
低密度ポエチレンシート(3)に[図1]の「2」の面積部分に対応する4つの位置に13×13mmの正方形の開口部を開ける。市販のポリエステル/紙からなる厚さ方向に導電性のある不織布(厚さ0.3ミリ)から15×15mmの正方形導電性シート(2)を4枚切り抜き、各正方形導電性シート(2)の外周部を上記開口部に市販の接着剤またはヒートシールで張り付けて、[図5B]に示す構造の本発明のカバーシートを作成する。各正方形導電性シート(2)の厚さ方向の抵抗値は400〜500Ωである。
本出願人から市販の体組成計MC−180のプラットホームをこのカバーシートで覆い、試験者の体脂肪等のデータを測定し、カバーシートが無い場合と比較した。データを補正することでカバーシートの有無によって体脂肪等の体組成計側の測定結果に差が生じないようにすることができる。
具体例2
具体例1と同じ操作を繰り返すが、正方形導電性シート(2)として導電性不織布の代わりに市販の導電性発泡ウレタンシート(非圧縮時の厚さ5mm、40kgの加重下での厚さ0.3mm)を用いた。各正方形導電性シート(2)の厚さ方向の抵抗値は数Ωであった。
具体例1と同じ方法でこのカバーシートを評価した。この場合には測定結果を補正なしに使用できる。
具体例3
具体例2と同じ操作を繰り返したが、正方形導電性シート(2)として導電性ポリアミド繊維の織物ウエブを使用した。各正方形導電性シート(2)の厚さ方向の抵抗値は数Ωである。
具体例1と同じ方法で評価したが、測定結果を補正なしに使用できる。
具体例4
ポリプロピレンの不織布に導電加工をして本発明のカバーシートを作成した。
市販のポリプロピレンの不織布(非圧縮時の厚さ3mm)に、[図6]の導電性面積部分(2)に対応する箇所のみに導電塗料を塗布し、ポリプロピレンの不織布の上から下まで導電塗料を貫通させた。導電塗料は平均0.2 μm厚の銀箔を粉砕した平均粒径50μm、見掛密度0.03 g/cm3の銀箔粉砕粉100重量部と、アクリル樹脂1000重量部と、トルエン3000重量部とを10分間攪拌して得た。この導電塗料をポリプロピレンの不織布の上から下まで貫通するように塗布した。乾燥後に測定した比抵抗値は7×10-4Ω・cmと非常に優れた導電性を示した。
具体例1と同じ方法で評価したが、測定結果を補正なしに使用できる。
この不織布の絶縁性面積部分(3)の裏面にゴムの滑り止め(直径が約1〜3mm)をドット状に印刷した(ドット間隔=約1cm)。得られたカバーシートを体組成計(10)のプラットホーム(11)上に敷き滑り状態を観察したが、全く滑ることはなかった。
具体例5
家庭用のウェットタイプカバーシート
[図5]の断面図に示す導電性面積部分(2)の個所にレーヨン・パルプ混紡の不織布のパッチ(非圧縮時の厚さ約1mm、130×130mm)を用い、絶縁性面積部分(31、32)の部分に低密度ポリエチレンフィルム(厚さ15〜40μm)を用い、不織布のパッチの外周を低密度ポリエチレンフィルムに開けた開口分に熱溶着して、本発明カバーシート(1)のロールストック(60)を作成した。
得られたカバーシートを保水剤、抗菌剤、香料を溶解した水溶液中を通してレーヨン・パルプ混紡の不織布パッチの部分にこの水溶液を吸収させた後、ポリエチレンフィルム上に付着した水分を、吸水ロールを通して除去した後、ロールストック(60)に巻き取った。
ロールストック(60)の幅は430mm、全長は約27mで、単位カバーシート(1')(430×450mm)100枚分を巻き取ったものである。互いに隣接する単位カバーシート(1')の間には手で簡単に破断できるようなミシン目が付けられている。
水溶液を吸収させた不織布パッチ部分の電気抵抗はほぼゼロであった。
具体例6
人間ドック用のウェットタイプカバーシート
具体例5と同じ操作でウェットタイプのカバーシートのストックを作った。この場合には破断して使用することはないので、隣接する単位カバーシート(1')(430×450mm)の間に余分な部分を無くし、単位カバーシート(1')を連続させた。100枚分を巻き取ったロールストック(60)の全長は45mである。
このロールストック(60)を[図10]の本発明カバーシートのオートシートディスペンサーで問題なく使用できる。
以上、本発明の好ましい実施例のいくつかを示したが、本発明が上記実施例に限定されるものではない。当業者は本発明の精神を逸脱することなく上記実施例に種の改良、変形、追加を行うことができる。また、特許請求の範囲に記載の参照番号は理解を容易にするために付加したもので、本発明の範囲を何ら限定するものではない。
本発明のカバーシートの概念的平面図。 図1のA−A断念およびB−B断面の概念的断面図。 本発明カバーシートを、身体インピーダンスを用いた体組成計で使用する場合の一つの実施例を示す図で、3Bは3Aに示す体組成計に本発明カバーシートを使用した場合を示す概念図。 本発明のカバーシートを家庭用体組成計で使用する場合の一つの実施例を示し、4A、4Bの意味は[図3]と同じ。 の5A、5Bはそれぞれ本発明カバーシートの変形例の概念的断面図。 不織布で作った本発明カバーシートの別の実施例の概念図で、6Aは概念的斜視図、6Bは概念的断面。 体組成計のハンドセットカバーの概念図で、7Aは背面概念図、7Bは正面概念図、7Cは本発明ハンドセットカバーを嵌めた時の概念図。 本発明カバーシートのストックと容器とを組み合わせた組み合わせセットの実施例の図。 「ウェットタイプ」に特に適した本発明カバーシートのストックと容器とを組み合わせた組み合わせセットの実施例の図。 本発明のカバーシートの自動配置装置(オートシートディスペンサー)の一つの実施例の概念的斜視図で、内部を示すために手前側のハウジングの一部分は破断して示してある。 加湿手段を備えた[図10]の変形例を示す図。 小型版または家庭版の本発明カバーシートの自動配置装置を示す概念的断面図。 図12の変形例を示す概念的断面図。 図5のカバーシートの変形例を示す概念的斜視図。 図14のカバーシートに適した図13の変形例の概念的断面図。
符号の説明
1 カバーシート
2 導電性面積部分
3 絶縁性面積部分
4 滑り止め
5 窓
6 マーク
10 体組成計
11 プラットホーム
12 電極部分
13 絶縁部分
14 面ファスナー
15 ハンドセット
30 ハンドセットカバー
60 ロールストック
(A) カバーシートの供給装置
(B) カバーシートの回収装置
70、71 ハウジング
73、74 押圧ロール

Claims (22)

  1. 生体に電流を供給し又は生体の2部位間の電位差を測定するための電極を備えた生体測定装置の電極部分に対応する導電性面積部分(2)が厚さ方向に導電性を有し、この導電性面積部分(2)の間の絶縁性面積部分(3)が少なくとも面方向に絶縁性を有することを特徴とする前記生体測定装置で使用するカバーシート(1)。
  2. 上記の厚さ方向の導電性がシート基材の内部および/または表面上に導電性固体を分散、付着、含有させることによって付与されたものである請求項1に記載のカバーシート。
  3. 上記の導電性固体が導電性の粒子、粉末または繊維である請求項2に記載のカバーシート。
  4. 上記の厚さ方向の導電性がシート基材の内部および/または表面上に導電性液体を含浸、付着、吸収させて付与したものである請求項1に記載のカバーシート。
  5. 上記導電性液体が水溶液である請求項4に記載のカバーシート。
  6. シートの基材が不織布、繊維ウェブ、フェルト、織布、編成物またはフィルムである請求項1〜5のいずれか一項に記載のカバーシート
  7. カバーシート(1)の少なくとも一部分が滑り止め特性を有する請求項1〜6のいずれか一項に記載のカバーシート。
  8. 前記生体測定装置が、身体インピーダンスを用いた体組成計である請求項1〜7のいずれか一項に記載のカバーシート。
  9. 上記導電性面積部分(2)が体組成計のプラットホーム(11)上の被検者の足の裏と接触する部分である請求項8に記載のプラットホーム用のカバーシート。
  10. 上記導電性面積部分(2)が被検者の手と接触する手電極の部分(15)である請求項8に記載の手電極用のカバーシート。
  11. 上記導電性面積部分(2)および/または絶縁性面積部分(3)が不織布で作られている請求項1〜9のいずれか一項に記載のカバーシート。
  12. 上記導電性面積部分(2)および/または絶縁性面積部分(3)が積層体である請求項1〜11のいずれか一項に記載のカバーシート。
  13. 使い捨て(ディスポーザブル)である請求項1〜12のいずれか一項に記載のカバーシート。
  14. 請求項1〜13のいずれか一項に記載のカバーシートを単位カバーシート(1')とし、この単位カバーシート(1')の複数枚を互いに連結したカバーシート(1)のストック(60)。
  15. ロール形状をした請求項14に記載のストック。
  16. 請求項1〜13のいずれか一項に記載のカバーシートを単位カバーシート(1')とし、この単位カバーシート(1')の複数枚を互いに積層して貯蔵したカバーシート(1)のストック。
  17. 請求項16に記載のカバーシート(1)のストックと、このストックを包装した開封自在な容器(70、71)との組み合わせセット。
  18. 上記の厚さ方向の導電性が不織布、繊維ウェブまたはフィルム上および/または内部へ導電性液体を付着、吸収、含浸させて付与したものである請求項17に記載の組み合わせセット。
  19. 生体測定装置の電極部分の片側に配置されたカバーシート(1)の供給装置(A)と、上記カバーシート(1)の回収装置(B)とを有することを特徴とする生体測定装置で使用する請求項1〜9および11〜13のいずれか一項に記載のカバーシート(1)の自動配置装置(オートディスペンサー)。
  20. 上記供給装置(A)からロール状または積層した連続したカバーシート(1)が供給される請求項19に記載の自動配置装置。
  21. 上記供給装置(A)が導電性液体の供給手段(77〜79、80〜84)をさらに有する請求項19または20に記載の自動配置装置。
  22. 厚さ方向に導電性を有する、体組成計の電極部分に対応する導電性面積部分(2)と、少なくとも面方向に絶縁性を有する、上記導電性面積部分(2)の間の絶縁性面積部分(3)とを有し、表面および/または裏面の少なくとも一部分が滑り止め特性を有するカバーシート(1)の身体インピーダンスを用いた体組成計での使用。
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