JP5120549B2 - 通信システム、通信端末およびその通信制御方法 - Google Patents

通信システム、通信端末およびその通信制御方法 Download PDF

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本発明はネットワークに接続可能な通信端末を含む通信システムに係り、特に認証機能を有する通信端末およびその通信制御方法に関する。
第3世代移動通信システムにおいて採用されるSIM(Subscriber Identity Module)カードは、加入者の電話番号や識別情報を記録したICカードであり、これを差し替えるだけで携帯端末の変更が可能となる。利用形態としては、一人の加入者が複数の携帯端末を使い分けたり、あるいは一台の携帯端末を複数の加入者が共有したりすることもできる。
特許文献1には、SIMカードを差し替える面倒をなくし、SIMカードの紛失を回避するシステムが開示されている。具体的には、SIMカードを赤外線通信装置に取り付けておき、赤外線通信を利用して移動端末とネットワークとの間で認証プロセスを実行する方法である。
また、特許文献2には、SIMカードと端末との間で認証を行い、端末の信頼性を確認しようとする方法が開示されている。
特開2007−134796号公報 特開2004−180310号公報
しかしながら、SIMカードを挿入している携帯端末を紛失すると、端末内の不揮発メモリに格納されている電話帳などの個人情報も同時に紛失することとなり、情報漏洩や不正利用のリスクが発生する。紛失を通信事業者に通知しても、個人情報の遠隔削除や代替端末への移行処理などの事後処理が煩雑であり、通信事業者ならびに利用者の負担が大きい。このようなSIMカードを挿入した携帯端末の紛失による個人情報の漏洩に対するセキュリティ対策は、上記特許文献1および2には全く考慮されていない。
また、特許文献1では、SIMカードを赤外線通信装置に常時挿入しているために、SIMカードの紛失は防止可能であるが、SIMカードを挿入した赤外線通信装置を常時持ち歩くことは実用的でない。
そこで、本発明の目的は、通信端末を使用するユーザの個人情報に対する安全性を向上させると共に通信端末の代替が容易となる通信システム、通信端末およびその通信制御方法を提供することにある。
本発明による通信システムは、ネットワークに接続可能な通信端末を含み、ユーザに割り当てられた識別情報が格納された非接触ICチップと、前記ネットワークに接続され、ユーザごとに情報を格納するサーバ装置と、を有し、前記通信端末は、前記ネットワークとの間で情報の送受信を行う通信手段と、認証情報が格納された格納手段と、前記非接触ICチップから前記識別情報を受信するための非接触インタフェース手段と、前記非接触インタフェース手段により受信した前記識別情報と前記認証情報とが一致するか否かを判定する判定手段と、前記識別情報と前記認証情報とが一致した時に前記通信手段の使用を許可し、前記サーバ装置からの所望の情報提供を可能にする制御手段と、を有し、前記非接触インタフェース手段が他の非接触ICチップから特定の関連識別情報を受信したか否かに応じて、前記制御手段は当該通信端末の機能を制限するか、制限しないか、あるいは拡張するか、を決定することを特徴とする。
上述した本発明により、通信端末を使用するユーザの個人情報に対する安全性が向上し、通信端末の代替が容易となる。
1.第1実施形態
本発明の第1実施形態による通信システムは、通信端末の各種機能(通話関連の機能や電話帳、ブラウザ等のアプリケーションなど)をネットワーク側に保存し、識別情報を記録したICチップが非接触インタフェース技術を用いて携帯端末に接続可能となっている。以下、図1および図2を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施形態による通信システムおよび通信端末の概略的構成を示す図である。ここでは、説明を煩雑にしないために、通信端末として携帯端末Aとその代替機である携帯端末Bを図示し、これら携帯端末AおよびBが非接触ICチップ20Aの識別情報を入力することでネットワーク30を通して個人データサーバ40へアクセス可能になるものとする。
また、ネットワーク30は、移動体通信ネットワークとコアネットワークとを含むものとし、移動体通信ネットワークに加入しているユーザには加入者IDとしての識別情報を記録した非接触ICチップ20Aが発行されるものとする。非接触ICチップ20Aは、典型的にはSIMカードに搭載されたICチップであるが、非接触インタフェースを有している。非接触インタフェースとしては、望ましくは、RFID(Radio Frequency IDentification)、Felica(登録商標)あるいはBluetooth(登録商標)などの既存の近距離無線インタフェースを用いることができる。非接触ICチップ20AはSIMカードのようのカードである必要はない。この非接触ICチップ20は、紛失しないように、なるべく加入者が日常所持する物あるいは身に着ける物に組み込んだり、差し込んだりしておくことが望ましい。たとえば、指輪やネックレスのようなウエアラブル形状のアクセサリなどへ加工したり、財布や携帯用ベルトポーチのような紛失する可能性がきわめて低い物に挿入したりしておく。
携帯端末Aは、移動体通信ネットワークの基地局と通信するための無線通信部10を有し、いわゆる携帯通信端末として通話あるいはデータ通信が可能である。さらに、携帯端末Aには判定部11、認識情報メモリ12、非接触インタフェース13およびそれらを制御する制御部14が設けられ、非接触インタフェース13により非接触ICチップ20Aから識別情報を入力することができる。
判定部11は、非接触インタフェース13を通して非接触ICチップ20Aから識別情報を入力すると、認識情報メモリ12に予め記録されている認識情報との一致/不一致を判定し(認証プロセス)、一致するときのみ制御部14は無線通信部10によるネットワーク30との通信を許可する。また、判定部11は、制御部14の制御の下で、携帯端末Aが起動された時あるいはユーザがサービスを要求した時、非接触インタフェース13を通して非接触ICチップ20Aとの間で認証プロセスを実行するが、サービスが要求されていない場合であっても、定期的に非接触ICチップ20Aとの間で認証プロセスを実行することが望ましい。
本実施形態による携帯端末Aには、後述するように、いわゆる電話帳などのユーザ個人に属するデータや、ブラウザなどの通信機能関連アプリケーションおよび通信機能関連のデータなどは格納されていない。必要なサービスはネットワーク側から提供される。なお、携帯端末Aは、その他に、制御部14により制御される記憶部、表示部、操作部などを有するが、ここでは省略されている。また、携帯端末Bは携帯端末Aと同じ構成を有する。
個人データサーバ40は、登録したユーザごとに個人データを格納し、ユーザからの要求に応じたサービスを提供する。個人データとしては、たとえば電話帳データ、ブラウザなどの通信関連アプリケーションあるいは通信関連のデータなどが含まれる。上述したように、非接触ICチップ20Aにより通信が許可された携帯端末Aからサービス(たとえばブラウザのダウンロード)の要求があると、個人データサーバ40は、要求されたサービスに必要なデータや機能関連情報などを携帯端末Aへ送信する。たとえばブラウザおよび当該ユーザのアドレスデータがダウンロードされると、ユーザは携帯端末Aからインターネット上の所望サイトへアクセス可能となる。
図2は本実施形態による通信端末の通信制御方法を含む通信システムの動作を示すシーケンス図である。ここでは、携帯端末Aのユーザが非接触ICチップ20Aを身に着けた状態で携帯端末Aを起動したとする。
携帯端末Aが起動されると(ステップS100)、制御部14は非接触インタフェース13を駆動して相互認証プロセスを開始する(ステップS101)。非接触インタフェース13から送信された電磁波信号に対して所定時間内に非接触ICチップ20Aから識別情報を含む応答が返ってくると、判定部11は認証情報メモリ12に記録されている認証情報と、非接触インタフェース13から入力した識別情報とを比較する。これらが一致すると(ステップS102)、制御部14は無線通信部10の使用を許可し、これによって無線通信部10は、制御部14の制御の下で、ネットワーク30(ここでは、移動体通信ネットワーク)の基地局(図示せず)と通信を行い、携帯端末Aの認証および位置登録が行われる(ステップS103)。
ネットワーク30に接続されると、制御部14は、ユーザが操作部(図示せず)から指示した機能(たとえば電話帳からの発呼)に用いる機能関連情報の要求を当該ユーザの加入者IDと共に個人データサーバ40へ送信する(ステップS104)。個人データサーバ40は、当該ユーザの個人データのうち要求されたサービスに用いる機能関連情報(たとえば電話帳データ)を当該携帯端末Aへ返す(ステップS105)。
必要な機能関連情報を受信すると、制御部14はそれを用いて所望の機能(たとえば、電話帳からの発呼)を実行する(ステップS106)。インターネット上のサイトへのアクセス要求の場合には、制御部14はブラウザおよびアドレスデータを個人データサーバ40へ要求し、ブラウザおよびアドレスデータを受信すれば、ブラウザを起動し無線通信部10を通して所望のサイトへアクセスすることができる。
非接触ICチップ20Aとの間の相互認証プロセスは、上述したように起動時あるいは所望のサービス要求時に行われるが、通常、定期的に実行されることが望ましい。相互認証プロセスが開始され(ステップS107)、タイマに設定された所定時間が経過(タイムアウト)しても非接触ICチップ20Aから識別情報を含む応答が返なければ、制御部14はダウンロードして記憶部に一時的に格納されたユーザ情報などがあれば、それらを全て消去する(ステップS108)。すなわち、非接触ICチップ20Aを身に着けているはずのユーザが所定範囲にいないのであるから、携帯端末Aが紛失した可能性があり、ユーザ情報が漏洩しないように携帯端末A内のユーザ情報を消去するのである。
仮にユーザが携帯端末Aを紛失し、現在身に着けている非接触ICチップ20Aを提供した通信事業者に対して通知し、代替の携帯端末Bを提供されたとする(ステップS200)。代替携帯端末Bは、携帯端末Aと同じ構成および動作を行うものであるから、携帯端末Bを起動すると、上述したステップS100〜S105と同様に認証プロセスが実行され、ネットワーク30に対する認証および位置登録を経て、所望の機能に用いるサービスデータの要求および提供が行われる。こうして、非接触ICチップ20Aを身に着けているユーザは、代替携帯端末Bを提供されると、電源を入れるだけで、SIMカードの差し替えなどの作業をすることなく、直ぐに所望の機能を使用することが可能となる。
すなわち、本実施形態によるサービス提供システムは、SIMカードなどに関連付けられる個人データを携帯端末内に保存せず、ネットワーク側の個人データサーバ40に保存している。これにより、紛失時の個人情報の漏洩を防止するとともに、紛失時の端末交換や一時的な端末変更などにおいても、その設定変更を即座に行うことができ、必要な個人データ(電話帳など)をどの端末からでも使用可能となる。
なお、上述した判定部11および制御部14と同等の機能は、プログラムをCPU等のプログラム制御プロセッサ上で実行することにより実現することもできる。
2.実施例
2.1)システム構成
次に、本発明の一実施例による通信システムおよび通信端末について図3および図4を参照しながら説明する。
図3は本発明の一実施例による通信システムの全体的な構成図である。ここでは、各携帯端末に対応するSIMカードがあり、そのSIMカードは非接触インタフェースを通して対応する携帯端末に接続可能であるものとする。また、携帯端末AのSIMカード20Aは、携帯端末Bと固定通信端末Cとで利用可能に設定されているものとする。この場合、もし携帯端末Aが紛失しても、SIMカード20Aを持っているユーザは、携帯端末Bあるいは固定通信端末Cの近くに(非接触インタフェースでの接続が可能となる距離内に)移動するだけで、これら通信端末を用いて所望の機能を個人データサーバ40からダウンロードして使用することが可能となる。この意味でも、SIMカード20Aを身に着けて紛失しにくい物(アクセサリや財布など)に組み込んだり、離れないように紐でくくりつけたりしておくことが望ましい。
また、携帯端末AおよびBに設けられた個人データ一時保管領域にダウンロードした個人データが一時的に格納された場合であっても、上述したように、SIMカード20Aとの相互認証ができない状態が所定時間以上継続すると、個人データ一時保管領域内のデータは全て消去されるので、たとえ携帯端末を紛失したとしても、個人データが漏洩する可能性は極めて低くなる。また、既存の遠隔個人データ削除機能で削除することも可能である。
なお、携帯端末A、Bおよび据置型の固定通信端末Cは同一の通信事業者により提供されてもよいし、異なってもよい。固定通信端末Cの通信機能は携帯端末同様の無線通信でも有線通信でもよい。固定通信端末Cは、たとえば据え置き型の公衆共有端末である。
2.2)携帯通信端末
図4は本実施例による通信端末の一例を示すブロック構成図である。ここでは、非接触インタフェースとして、RFID、Felica(登録商標)あるいはBluetooth(登録商標)などの近距離無線インタフェースを用いるものとする。
本実施例による通信端末としての携帯通信端末300は、プログラム制御により動作し、通信機能(通話、メール送受信、インターネット接続)を備えた携帯型の情報処理装置であり、通信ネットワーク30を介してサーバ40やその他の携帯通信端末と相互に接続されうる。
携帯通信端末300は、アンテナを介して図示しない無線基地局装置との間で無線により情報の送受を行う無線通信部301を有する。さらに、課金用加入者情報(ID情報)が記録された無線ICチップ400(RFIDタグ)が所定範囲内(数m以内)に存在すれば、そこから無線によりID情報を取得する近距離通信部(RFIDリーダ)302と、画像情報の取得(撮影)を行うカメラ部303と、送話部(マイク)305および受話部(スピーカ)306を介して入出力された音声信号の処理を行う音声処理部304と、画像、図形、文字、記号などの情報表示出力を行う表示部307と、各種情報入力を行う入力キーとしてテンキーや4方向キー等から構成される操作部308と、楽音や報知音などの鳴音出力を行うスピーカ309と、利用者を識別するための認証情報、通信ネットワークを介して取得したダウンロード情報およびプログラム等を格納する記憶部310と、電話、メール、Web接続(ブラウザ)、カメラ、コンテンツ再生、その他の端末の有する機能や各部の制御を行う制御部311と、を備えている。
なお、無線ICチップ400(RFIDタグ)の課金用加入者情報(ID情報)は、他の非接触インタフェース搭載のICカード類のID情報と共用することも可能である。
また、記憶部310内の個人データ一時保管領域内に格納されたダウンロードデータなどのユーザ情報は、既存の遠隔個人データ削除機能で削除しても良いし、無線ICチップ400あるいはSIMカードとの通信が一定時間以上できない場合に自動的にネットワーク上の個人データと同期して削除してもよい。
2.3)動作
先ず、ユーザが携帯通信端末300を使用する時、自分の保有するSIMカードの無線ICチップ400と携帯通信端末300と間で非接触インタフェースを用いた相互認証が行われる。上述したように、この認証プロセスを定期的に行うことも可能である。
認証が成功すると、携帯通信端末300はネットワーク30に対してユーザの顧客認証を行い、これによって、ネットワーク30は、ユーザに一般の携帯電話サービスおよびネットワーク上の個人データサーバ40へのアクセス機能を提供する。
次に、ユーザはネットワーク30上の個人データサーバ40にアクセスし、たとえば自分の電話帳情報を検索してダウンロードすることで、通話など希望するサービスの利用が可能となる。
携帯通信端末300の記憶部310に個人データの一時保管領域が有り、それを使用する設定になっているならば、個人データが未格納(初期状態)状態あるいはネットワーク上の個人データが更新されている場合には、ネットワーク上の個人データサーバ40から個人データをダウンロードして一時保管領域に格納する。その際、ユーザの直近の利用サービスを邪魔しないようにバックグラウンドで処理を行うことが望ましい。
もしユーザが携帯通信端末300を紛失した場合、ユーザは通信事業者に対してその旨連絡し、上述したように、代替機の提供を受けたり、家族の保有する別携帯通信端末を借用したり、通信事業者が提供する据え置き型の公衆共有端末を用いて、SIMカードとネットワーク上の個人データとを組み合わせることでサービスの利用を継続することができる。
紛失した携帯通信端末では、予め設定された期間、SIMカードとの相互認証が不可能になれば、自動的に携帯通信端末内の個人データ保護領域とネットワーク上の個人データとの同期を取り、携帯通信端末内の個人データを消去する。なお、ネットワーク30との通信が不可能な場合、電池の残容量が少ない場合などは即時データ消去を行うように設定することも可能である。
2.4)他の例
図5は本実施例による通信端末の他の例を示すブロック構成図である。ここでは、非接触インタフェースの代わりに生体認証インタフェースを用い、生体情報をSIMカードの代替としている。
図5に示す携帯通信端末は、基本的には図4と同じ構成であるが、非接触インタフェースの代わりに、指紋などを読み取る生体認証入力部302aと生体認証部302bとを有する生体認証インタフェースを用いている点が異なっている。ユーザは携帯通信端末300を使用する時、たとえば指紋などの生体認証を行うことで、記憶部310に格納されている認証情報との一致/不一致を判定し、制御部311は、認証情報と一致する場合のみ無線通信部301の使用を許可する。その他の動作は上記図4に示す例と同じである。
2.5)効果
上述した実施例によれば、SIMカードを携帯通信端末とは別に身に着けておくことができ、携帯通信端末に常時挿入しておく必要がない。したがって、端末紛失時に同時に紛失することが無く、代替端末を使って即時に利用を再開できるという効果がある。
また、SIMカードを携帯通信端末に常時挿入しておく必要がないので、SIMカードの形状に対する自由度が増し、ウエアラブル形状(指輪、ネックレス)への加工や、容易に紛失の危険性の無い物(財布、携帯用ベルトポーチ等)への挿入が容易となり、SIMカード自体の紛失防止にも寄与する。
また、個人情報は、携帯通信端末内ではなく、ネットワーク上のサーバに常時保持される。一時的に携帯端末内に保持したとしてもあくまでバックアップとして保持されるだけであるから、紛失した時などには遠隔操作で、あるいは自動的に削除することができ、個人情報に対する安全性が向上する。
また、個人データをネットワーク上に保管することで、紛失時の漏洩を防ぎ、端末変更時の再設定を迅速に行うことが可能となる。また、他人の携帯端末や、レンタル型共用携帯端末、公衆電話型共有据置端末などの利用シーンを拡大することができる。
3.第2実施形態
本発明の第2実施形態による通信システムは、第1実施形態と同様に、携帯端末Aの各種機能をネットワーク側の個人データサーバ40に保存し、無線ICチップ20Aが近距離無線インタフェースを用いて携帯端末Aに接続可能となっている。この機能に加えて、第2実施形態では、当該携帯端末Aの近くに存在する無線局あるいは無線ICチップ、または他人が所持する無線ICチップなどから関連識別情報を受け取ることができ、この関連識別情報の有無に応じて、通信機能(電話、メール、web接続等)を制限/拡張、或いは通信機能の許可や個人データサーバ40へのアクセス制限/拡張などの制御を行うことができる。以下、図6および図7を用いて詳細に説明する。
図6は本発明の第2実施形態による通信システムの概略的構成を示す図である。ただし、図1に示す第1実施形態と同一機能のブロックには同一参照番号を付して説明は省略する。
図6に示すように、本実施形態によれば、ユーザAが所持する携帯端末Aの認証情報メモリ12には、第1実施形態と同じ認証情報の他に、関連識別情報を格納することができ、判定部11は認証情報に加えて関連識別情報を用いた判定も行う。また、非接触インタフェースとして近距離無線通信部13を有し、識別情報を記録した無線ICチップ20Aからの応答信号の他に、近くにいる他のユーザBが所持する無線ICチップ50から関連識別情報を受信することもできる。
ユーザBが所持する無線ICチップ50だけでなく、特定の場所に無線ICチップ50を設置しておくことも可能である。ユーザAの携帯端末Aがその特定の場所に近づけば、携帯端末Aに対して関連識別情報を与えることができる。逆に、携帯端末Aがその特定の場所から離れている場合には、関連識別情報を受信することができない。
このようにして受信可能な関連識別情報が認証情報メモリ12に格納されているか否かによって、提供される機能やサービスを制限するか、制限しないか、あるいは拡張するかを決定することができる。
図7は本発明の第2実施形態による通信端末の通信制御方法を示すフローチャートである。まず、携帯端末Aの電源を投入すると(ステップS401)、制御部14は所望の機能の利用が開始されたか否かを判定する(ステップS402)。利用が開始されると(ステップS402:YES)、制御部14は近距離無線通信部13を駆動して無線ICチップ20Aの識別情報と特定の無線ICチップ50の関連識別情報との受信動作を実行する(ステップS403)。ただし、制御部14は近距離無線通信部13を定期的に駆動するので、そのときに関連識別情報を受信すれば、それを認証情報メモリ12に格納しておく。
判定部11は、受信した識別情報が識別情報メモリ12に予め格納されている認証情報と一致するか否かを判定し(ステップS404)、不一致であればステップS403へ戻り、一致すれば(ステップS404のYES)、続いて関連識別情報が認証情報メモリ12に格納されているか否かを判定する(ステップS405)。
関連識別情報が認証情報メモリ12に格納されていれば(ステップS405:YES)、制御部14は携帯端末Aを拡張機能に設定し(ステップS406)、関連識別情報がなければ(ステップS405:NO)、基本的機能に設定する(ステップS407)。逆に、関連識別情報があれば機能を制限し、なければ拡張あるいは基本機能に設定することも可能である。たとえば、拡張機能に設定されれば個人データサーバ40から得られるサービスの範囲を通常よりも広くし、基本的機能であればデフォルトのサービス範囲に制限する。
具体的には、関連識別情報が確認されると、ユーザに携帯電話サービスおよびネットワーク上の個人データサーバ40へのアクセス機能を許可し、関連識別情報がなければ制限する。すなわち、関連識別情報を保持する特定の場所や特定の人の有無で、通信機能(電話、メール、web接続等)を制限したり許可したり、データサーバ40へのアクセスを制限したり許可したりすることが可能となる。
本発明は、SIMカードなどの識別情報を利用する携帯電話システムに適用可能である。
本発明の第1実施形態による通信システムの概略的構成を示す図である。 本実施形態による通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 本発明の一実施例による通信システムの全体的な構成図である。 本実施例による通信端末の一例を示すブロック構成図である。 本実施例による通信端末の他の例を示すブロック構成図である。 本発明の第2実施形態による通信システムの概略的構成を示す図である。 本発明の第2実施形態による通信端末の通信制御方法を示すフローチャートである。
符号の説明
10 無線通信部
11 判定部
12 認証情報メモリ
13 非接触インタフェース
14 制御部
20A 非接触ICチップ
30 ネットワーク
40 個人データサーバ
50 他人の無線ICチップ

Claims (14)

  1. ネットワークに接続可能な通信端末を含む通信システムにおいて、
    ユーザに割り当てられた識別情報が格納された非接触ICチップと、
    前記ネットワークに接続され、ユーザごとに情報を格納するサーバ装置と、
    を有し、前記通信端末は、
    前記ネットワークとの間で情報の送受信を行う通信手段と、
    認証情報が格納された格納手段と、
    前記非接触ICチップから前記識別情報を受信するための非接触インタフェース手段と、
    前記非接触インタフェース手段により受信した前記識別情報と前記認証情報とが一致するか否かを判定する判定手段と、
    前記識別情報と前記認証情報とが一致した時に前記通信手段の使用を許可し、前記サーバ装置からの所望の情報提供を可能にする制御手段と、
    を有し、
    前記非接触インタフェース手段が他の非接触ICチップから特定の関連識別情報を受信したか否かに応じて、前記制御手段は当該通信端末の機能を制限するか、制限しないか、あるいは拡張するか、を決定することを特徴とする通信システム。
  2. 前記非接触インタフェース手段は前記非接触ICチップから近距離無線インタフェースにより前記識別情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記サーバ装置に格納されたユーザごとの情報は、前記通信端末で所望の機能を実行するための情報であることを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 前記非接触インタフェース手段が他の非接触ICチップから特定の関連識別情報を受信した場合、前記制御手段は当該通信端末の機能を標準より拡張あるいは制限することを特徴とする請求項1−3のいずれか1項に記載の通信システム。
  5. ネットワークに接続可能な通信端末において、
    ユーザに割り当てられた識別情報が格納され、前記通信端末と物理的に分離し非接触インタフェースを通して通信可能な非接触ICチップと、
    前記ネットワークとの間で情報の送受信を行う通信手段と、
    認証情報が格納された格納手段と、
    前記非接触ICチップから前記識別情報を受信するための非接触インタフェース手段と、
    前記非接触インタフェース手段により受信した前記識別情報と前記認証情報とが一致するか否かを判定する判定手段と、
    前記識別情報と前記認証情報とが一致した時に前記通信手段の使用を許可し、前記ネットワークからの所望の情報提供を可能にする制御手段と、
    を有し、
    前記非接触インタフェース手段が他の非接触ICチップから特定の関連識別情報を受信したか否かに応じて、前記制御手段は当該通信端末の機能を制限するか、制限しないか、あるいは拡張するか、を決定することを特徴とする通信端末。
  6. 前記非接触インタフェース手段は前記非接触ICチップから近距離無線インタフェースにより前記識別情報を取得することを特徴とする請求項5に記載の通信端末。
  7. 前記ネットワークにはユーザごとの情報が格納されたサーバ装置が設けられ、前記情報は、通信端末で所望の機能を実行するための情報であることを特徴とする請求項5または6に記載の通信端末。
  8. 前記非接触インタフェース手段が他の非接触ICチップから特定の関連識別情報を受信した場合、前記制御手段は当該通信端末の機能を標準より拡張あるいは制限することを特徴とする請求項5−7のいずれか1項に記載の通信端末。
  9. ネットワークとの間で情報の送受信を行う通信手段を有する通信端末の通信制御方法において、
    認証情報を格納手段に予め格納し、
    ユーザに割り当てられた識別情報が格納され前記通信端末と物理的に分離した非接触ICチップと非接触インタフェースを通して前記識別情報を受信し、
    前記識別情報と前記認証情報とが一致するか否かを判定し、
    前記識別情報と前記認証情報とが一致した時に前記通信手段の使用を許可し、前記ネットワークからの所望の情報提供を可能にし、
    前記非接触インタフェースにより他の非接触ICチップから特定の関連識別情報を受信したか否かに応じて、当該通信端末の機能を制限するか、制限しないか、あるいは拡張するか、を決定する、
    ことを特徴とする通信端末の通信制御方法。
  10. 前記非接触インタフェースは近距離無線インタフェースであることを特徴とする請求項9に記載の通信端末の通信制御方法。
  11. 前記ネットワークにはユーザごとの情報が格納されたサーバ装置が設けられ、前記情報は、前記通信端末で所望の機能を実行するための情報であることを特徴とする請求項9または19に記載の通信端末の通信制御方法。
  12. 前記非接触インタフェースにより他の非接触ICチップから特定の関連識別情報を受信した場合、当該通信端末の機能を標準より拡張あるいは制限することを特徴とする請求項9−11のいずれか1項に記載の通信端末の通信制御方法。
  13. 請求項3−8のいずれか1項に記載された通信端末の前記非接触インタフェースに対応した非接触インタフェースを有する非接触ICチップ。
  14. ネットワークとの間で情報の送受信を行う通信手段を有する通信端末の通信制御をコンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
    認証情報を格納手段に予め格納する機能と、
    ユーザに割り当てられた識別情報が格納され前記通信端末と物理的に分離した非接触ICチップと非接触インタフェースを通して前記識別情報を受信する機能と、
    前記識別情報と前記認証情報とが一致するか否かを判定する機能と、
    前記識別情報と前記認証情報とが一致した時に前記通信手段の使用を許可し、前記ネットワークからの所望の情報提供を可能にする機能と、
    前記非接触インタフェースにより他の非接触ICチップから特定の関連識別情報を受信したか否かに応じて、当該通信端末の機能を制限するか、制限しないか、あるいは拡張するか、を決定する機能と、
    を前記コンピュータで実現することを特徴とするプログラム。
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