JP5120424B2 - シーケンス制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定型処理機能ブロックを所定の制御周期で実行する定周期実行型シーケンス制御部と、ユーザにより生成された非定型機能ブロックを保持する非定型機能ブロック格納部と、前記制御周期中の空き時間に前記非定型機能ブロック格納部より呼び出される前記非定型機能ブロックを実行するタイムシェア実行型シーケンス制御部と、を具備するシーケンス制御装置に関するものである。
図7は、従来のシーケンス制御装置を有するプロセス制御システムの構成例を示す機能ブロック図である。分散型制御システムを構成する制御ステーション10は、制御アプリケーション20及び本発明の対象となるシーケンス制御装置30を実装する。
制御ステーション10は、制御バス40を介して分散型制御システムを構成する上位装置50と通信すると共に、フィールドバス60を介してフィールド機器71,72,…7Nと通信し、これらを制御する。
制御バス40上には、制御ステーション10及び上位装置50と通信するエンジニアリングステーション80が接続され、ビルダ81により上位装置50で稼動する操作・監視用アプリケーションや制御ステーション10で稼動する制御アプリケーション20及びシーケンス制御装置30で稼動するシーケンス機能ブロックを生成してダウンロードする。
シーケンス制御装置30は、タイマー制御部31、イベント制御部32、定周期実行型シーケンス制御部33、タイムシェア実行型シーケンス制御部34、非定型処理機能ブロック格納部35を備え、登録されている複数の機能ブロックを、テーブルに規定されている実行順序や処理優先度に応じて実行する。
イベント制御部32は、タイマー制御部31から通知されたイベントタイミングで、シーケンスの実行順序や処理優先度等に基づいて、定周期実行型シーケンス制御部33及びタイムシェア実行型シーケンス制御部34に所定のシーケンス制御の実行要求をする。
定周期実行型シーケンス制御部33は、所定の制御周期で定型処理機能ブロックを実行する。定型処理機能ブロックは、処理機能が固定化されており、与えられた定型処理を高速で実行するが、ユーザによるカスタマイズには対応していない。
タイムシェア実行型シーケンス制御部34は、制御周期中の空き時間を利用して、前記非定型処理機能ブロック格納部35より呼び出される非定型機能ブロックを実行する。非定型処理機能ブロックは、ビルダ81でユーザにより自由にカスタマイズでき、前記非定型処理機能ブロック格納部35にダウンロードされ、タイムシェア実行型シーケンス制御部34から呼び出されて実行される。
所定の制御周期で確実に実行される定型処理機能ブロックは、定期的に決められた処理を行うシーケンスを制御し、非定型処理機能ブロックは、制御周期中の空き時間を利用して時間的な制約が低く、自由なカスタマイズを必要とするシーケンスを制御する。
以後、非定型処理機能ブロックは、SEBOL(SEquence and Batch Oriented Language)機能ブロックと呼称する。SEBOLは、一般的な汎用プログラミング言語が持つ操作のほかに、バッチ制御に特化した特性を備えたプログラミング言語である。
図8は、従来のシーケンス制御装置における実行リンク生成部の動作を説明する機能ブロック図である。エンジニアは、実行順序定義画面91に定型処理機能ブロック(PID,SIO,PVI01,PVI02)とSEBOL機能ブロック(SEBOL01,SEBOL02)の実行順を記述する。
更に制御ドローイング画面92上に、部品化された機能ブロックを部品パレット(図示せず)等から選択して実行順に貼り付けて記述することにより、シーケンスを構築することが可能である。
エンジニアが制御ドローイング92上に記述した内容を実行リンク生成部93に渡して処理することにより、定周期実行型シーケンス処理部33で処理される定型処理機能ブロック(PID,SIO,PVI01,PVI02)の実行順序を規定した定周期実行リンク94並びにタイムシェア実行型シーケンス制御部34で処理されるSEBOL機能ブロック(SEBOL01,SEBOL02)の実行順序を規定したタイムシェア実行リンク95が生成される。
図9は、従来のシーケンス制御装置のシーケンス処理の流れを説明するタイムチャートである。定周期実行型シーケンス制御部33は、基本制御周期とこれよりは速い中速制御周期及び高速制御周期の少なくともいずれかの制御周期で実行される。
シーケンス制御装置30では、複数のプログラム単位がその処理優先度に応じて処理を行う。ここでいう複数のプログラム単位とは、高速制御周期T1、中速制御周期T2、基本制御周期T3(例:1秒)のそれぞれで実行されるプログラムである。
図9(A)に示す高速制御周期T1では、定型処理機能ブロックA,B,Cが周期的に実行される。図9(B)に示す中速制御周期T2では、定型処理機能ブロックA´,B´,C´が周期的に実行される。図9(C)に示す基本制御周期T3では、定型処理機能ブロックa,b,cが周期的に実行される。
高速、中速、基本制御周期の個々のプログラム単位は、複数の制御ドローイング(図8:92)から構成される。例えば、基本制御周期で実行される定型処理機能ブロックaの制御ドローイング100は、複数の機能ブロック101乃至105から構成される。
各制御周期の機能ブロックは、それぞれ定期的に決められた処理を実行し、処理が完了する前に優先度の高い機能ブロックの処理タイミングに到達したら現在の処理を中断して優先度の高い処理を行った後に中断した処理を再開する。処理の中断は、機能ブロック(例:101乃至105)の境界で行われる。
図9(D)は、高速、中速、基本制御周期で実行される定型処理機能ブロック間に生じる空き時間を利用する空き時間プロセスであり、高速、中速、基本制御周期における定型処理機能ブロックが稼動していないタイミングでプログラム単位中最も低い優先度で処理される。
空き時間処理のプログラム単位は、複数の機能ブロック200から構成される。各機能ブロックは、複数行のプログラミング言語よりなるSEBOL機能ブロックから構成される。
SEBOL機能ブロックの実行単位は機能ブロック単位ではなく、各機能ブロックを構成するSEBOL複数行(例:20行)単位で行い、SEBOL20行の実行後は、次の機能ブロックのSEBOL20行を順次実行することにより処理を進める。
高速、中速、基本制御周期では、一定量の処理を一定間隔で行いたい処理(SEBOL機能ブロック以外のブロック)を実行し、空き時間処理では時間的な制約の低い処理(SEBOL機能ブロック)を実行する。空き時間処理の中断はSEBOL20行の境界で行われる。
特開平08−076836号公報
CENTUM VP リファレンス SEBOL編、資料番号 IM 33M01A30-40、横河電機株式会社
SEBOL機能ブロックは、ユーザによる記述、設定の自由度が高く処理時間の変動のブレが大きい。そのため空き時間処理で実行し、空き時間処理で処理しきれない場合は次基本周期の空き時間処理へ処理を持ち越させることを前提とし、それを利点としてきた。
しかしその反面、高速、中速、基本制御周期の処理負荷が重く、空き時間が発生しない場合には長時間に亘り処理できない可能性があり、SEBOL機能ブロックで定期的に決められた処理を行いたい場合に実行保証ができない問題があった。
本発明の目的は、定周期実行型シーケンス制御部が定型処理機能ブロックを実行する制御周期中でSEBOL機能ブロックを動作させることを可能とするシーケンス制御装置を実現することにある。
このような課題を達成するために、本発明は次の通りの構成になっている。
(1)定型処理機能ブロックを所定の制御周期で実行する定周期実行型シーケンス制御部と、
ユーザにより生成された非定型処理機能ブロックを保持する非定型処理機能ブロック格納部と、
前記制御周期中の空き時間に前記非定型処理機能ブロック格納部より呼び出される前記非定型処理機能ブロックを実行するタイムシェア実行型シーケンス制御部と、
を具備するシーケンス制御装置において、
前記非定型処理機能ブロック格納部に保持され、タイムシェア実行型シーケンス制御部で実行するタイムシェア実行型非定型処理機能ブロックと、
前記非定型処理機能ブロック格納部に保持され、定期的に決められた処理を行いたい場合に用いる定周期実行型非定型処理機能ブロックと、
エンジニアにより記述された、前記定型処理機能ブロックとタイムシェア実行型非定型処理機能ブロックと定周期実行型非定型処理機能ブ ロックの実行順序に基づき、定周期実行型シーケンス処理部で処理される定型処理機能ブロックと定周期実行型非定型処理機能ブロックが混在した機能ブロック の実行順序を規定した定周期実行リンク並びにタイムシェア実行型シーケンス制御部で処理されるタイムシェア実行型非定型処理機能ブロックの実行順序を規定 したタイムシェア実行リンクとを生成する実行リンク生成部と、を備え、
前記定周期実行型シーケンス制御部は、前記定周期実行リンクに基づいてシーケンス制御を実行することを特徴とするシーケンス制御装置。
(2)前記定周期実行型シーケンス制御部は、基本制御周期とこれよりは速い中速制御周期及び高速制御周期の少なくともいずれかの制御周期で実行されることを特徴とする(1)に記載のシーケンス制御装置。
(3)前記非定型処理機能ブロックは、所定行のプログラム単位で実行され、前記制御周期中に前記前記定周期実行型シーケンス制御部より呼び出されて実行される前記非定型処理機能ブロックから前記定型処理機能ブロックへの切換えは、前記プログラム単位の最終行の処理の終了後に実行されることを特徴とする(1)または(2)に記載のシーケンス制御装置。
(4)前記制御周期中に前記定周期実行型シーケンス制御部より呼び出されて実行される前記非定型処理機能ブロックは、繰り返し処理を前記基本制御周期内で1ループに制限したことを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかに記載のシーケンス制御装置。
(5)前記制御周期中に前記定周期実行型シーケンス制御部より呼び出されて実行される前記非定型処理機能ブロックは、前方の指定アドレスへジャンプ処理した際にその基本制御周期での処理を中断することを特徴とする(1)乃至(4)のいずれかに記載のシーケンス制御装置。
本発明によれば、次のような効果を期待することができる。
(1)本発明により、SEBOL機能ブロックの実行形態として、時間的な制約が低く、SEBOL機能ブロックの処理内容が多い場合に用いる既存のタイムシェア実行型SEBOLに加えて、SEBOL機能ブロックで定期的に決められた処理を行いたい場合に用いる定周期実行型SEBOLを新たな実行形態として追加することができる。
(2)ユーザは、プロセス制御の要件に合わせて、タイムシェア実行型SEBOLと定周期実行型SEBOLの2種類の実行形態を選択することができ、SEBOL機能ブロックの汎用性を向上させることができる。
本発明を適用したシーケンス制御装置を有するプロセス制御システムの一実施例を示す機能ブロック図である。 本発明のシーケンス制御装置における実行リンク生成部の動作を説明する機能ブロック図である。 本発明シーケンス制御装置のシーケンス処理の流れを説明するタイムチャートである。 タイムシェア実行型SEBOLが備えるバッファの一般構成を示す機能ブロック図である。 タイムシェア実行型SEBOLと定周期実行型SEBOLのバッファ競合を説明する機能ブロック図である。 バッファ競合を生じないタイムシェア実行型SEBOLと定周期実行型SEBOLのバッファ構成を示す機能ブロック図である。 従来のシーケンス制御装置を有するプロセス制御システムの構成例を示す機能ブロック図である。 従来のシーケンス制御装置における実行リンク生成部の動作を説明する機能ブロック図である。 従来のシーケンス制御装置のシーケンス処理の流れを説明するタイムチャートである。図である。
以下本発明を、図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明を適用したシーケンス制御装置を有するプロセス制御システムの一実施例を示す機能ブロック図である。図7で説明した従来構成と同一要素には同一符号を付して説明を省略する。
図1において、図7の従来構成に追加される本発明の特徴部は、定周期実行型シーケンス制御部300が、非定型処理機能ブロック格納部35にアクセスし、格納されているSEBOL機能ブロックを呼び出して実行可能とした構成にある。
図2は、本発明のシーケンス制御装置における実行リンク生成部の動作を説明する機能ブロック図である。図8に示す従来の動作との差を説明する。エンジニアは、実行順序定義画面91´に定型処理機能ブロック(PID,SIO,PVI01,PVI02)とSEBOL機能ブロック(SEBOL(P),SEBOL(T))の実行順を記述する。
ここで、SEBOL機能ブロックSEBOL(P)は、定周期実行型シーケンス制御部300が非定型処理機能ブロック格納部35から呼び出して実行するSEBOL機能ブロックである。SEBOL機能ブロックSEBOL(T)は、従来同様にタイムシェア実行型シーケンス制御部34が非定型処理機能ブロック格納部35から呼び出して実行するSEBOL機能ブロックである。
更に制御ドローイング画面92´上に、部品化された機能ブロックを部品パレット(図示せず)等から選択して実行順に貼り付けて記述することによりシーケンスを構築することが可能である。
エンジニアが制御ドローイング92´上に記述した内容を実行リンク生成部93´に渡して処理することにより、定周期実行型シーケンス処理部300で処理される定型処理機能ブロックとSEBOL機能ブロックが混在した機能ブロック(PID, SEBOL(P),SIO,PVI01,PVI02)の実行順序を規定した定周期実行リンク94´並びにタイムシェア実行型シーケンス制御部34で処理されるSEBOL機能ブロック(SEBOL(T))の実行順序を規定したタイムシェア実行リンク95´が生成される。
ユーザは、定周期実行型シーケンス制御部300が非定型処理機能ブロック格納部35から呼び出して実行するSEBOL機能ブロックについては、SEBOL(P)のように識別表記をして実行順序定義91´及び制御ドローイング92´に登録することにより、実行リンク生成部93´が制御周期実行リンク94´に登録する。
定周期実行型シーケンス制御部300は、SEBOL機能ブロックを直接実行することができないため、高速、中速、基本制御周期の実行リンクでSEBOL機能ブロックが出現した場合に、非定型処理機能ブロック格納部35からSEBOL機能ブロック呼び出して実行する。
図3は、本発明シーケンス制御装置のシーケンス処理の流れを説明するタイムチャートである。図9に示した従来構成と同様に、基本制御周期T3で実行される定型処理機能ブロックaの制御ドローイング100は、複数の機能ブロック101乃至105から構成される。従来技術との相違は、機能ブロック102がSEBOL機能ブロックSEBOL(P)である点である。
SEBOL機能ブロックは、定周期実行型シーケンス制御部300から処理される場合も、タイムシェア実行型シーケンス制御部34から処理される場合も、基本的には同一の動作を行うが、以下の点で処理が異なる。
高速、中速、基本制御周期で動作するSEBOL機能ブロック(SEBOL(P))では、SEBOL20行単位で処理を中断せず最後まで処理を継続する。ただし、優先度の高い制御周期の処理タイミング、外部デバイスへのアクセス、プログラミング言語で中断を意味する命令文が出現した場合には中断する。
中断は、SEBOL20行の境界で行われ、優先度の高い制御周期による中断に関しては、同一周期内で優先度の高い制御周期の実行完了後に中断されていたSEBOL機能ブロックの処理を再開する。
また、従来のSEBOL機能ブロックは、プログラミング言語の記述内容によらず、基本周期時間の枯渇時には処理を中断するが、定周期実行型シーケンス制御部300で実行される定周期実行型SEBOLは、基本周期時間が枯渇しても処理を最後まで行う仕様であるため、プログラミング言語の記述内容によっては無限ループが発生し処理が終わらなくなる可能性がある。
定周期実行型SEBOLにおいて、無限ループ発生の要因として考えられる文処理は、特定条件下での繰り返し処理(while、repeat、for)及び指定アドレスへのジャンプ処理(goto)である。
そこで、これらの文処理に対して、定周期実行型SEBOLでは、繰り返し処理(while、repeat、for)は、基本制御周期内に1ループまでとし、指定アドレスへのジャンプ処理(goto)に関しては、前方アドレスにジャンプした際にその基本周期での処理を中断する仕様とすることで、定周期実行型SEBOLでの無限ループを回避することができる。
図4は、タイムシェア実行型SEBOLが備えるバッファの一般構成を示す機能ブロック図である。従来の空き時間処理で発生した外部デバイスへのアクセスを行ったSEBOL機能ブロック400は、要求の応答があるまで止まる。デバイスからの応答を待つ間バッファ500を用いてアクセス要求を保持することにより処理を保留し、他のSEBOL機能ブロックの処理を行う。
バッファは、要求の応答があった際に解放される仕様である。バッファ数は有限であるため、応答までに時間がかかる場合や、外部デバイスへの要求がバッファサイズ越えて頻発する場合などにおいてはバッファあふれが発生する。あふれた要求は待ち行列600に記憶され、バッファFULL状態が外部デバイスからの応答により改善される際にあふれた要求は待ち行列600からバッファ500に積み替えられる処理が行われる。
図5は、タイムシェア実行型SEBOLと定周期実行型SEBOLのバッファ競合を説明する機能ブロック図である。これは、本発明で高速、中速、基本制御周期で動作する定周期実行型SEBOLを追加した場合の問題である。
図4に示すように、タイムシェア実行型SEBOL400の場合は、単一のプログラム単位でバッファ500及び待ち行列600を管理していたため問題にならなかったが、定周期実行型SEBOL700とタイムシェア実行型SEBOL400の2つのプログラム単位から1つのバッファの管理を行った場合に、処理タイミングが早い処理、例えば定周期実行型SEBOL700が全てのバッファ500を占有してしまう。
その結果、タイムシェア実行型SEBOL400の処理が全く行えなくなる可能性がある。これにより、定周期実行型SEBOL700とタイムシェア実行型SEBOL400)の処理パフォーマンスに極端な差が発生する可能性がある。
図6は、バッファ競合を生じないタイムシェア実行型SEBOLと定周期実行型SEBOLのバッファ構成を示す機能ブロック図である。基本的な構成や動作は従来と同じであるが、タイムシェア実行型SEBOL400専用のバッファ500と待ち行列600に追加して、定周期実行型SEBOL700専用のバッファ800と待ち行列900をそれぞれ独立して設けた構成を特徴とする。
タイムシェア実行型SEBOL400は、タイムシェア型SEBOL用のバッファ500と待ち行列600で要求の送受信を行ない、定周期実行型SEBOL700は定周期実行型SEBOL用のバッファ800と待ち行列900で要求の送受信を行なう。
このように、タイムシェア実行型SEBOLと定周期実行型SEBOLがそれぞれに専用バッファ及び待ち行列を持つことにより、片側の要求が全てのバッファを占有することがなくなる。これにより、タイムシェア実行型SEBOLと定周期実行型SEBOLの処理効率に差が発生する問題が解決される。
10 制御ステーション
20 制御アプリケーション
30 シーケンス制御装置
31 タイマー制御部
32 イベント制御部
34 タイムシェア実行型シーケンス制御部
35 非定型処理機能ブロック格納部
40 制御バス
50 上位装置
60 フィールドバス
71,72,…7N フィールド機器
80 エンジニアリングステーション
81 ビルダ
300 定周期実行型シーケンス制御部

Claims (5)

  1. 定型処理機能ブロックを所定の制御周期で実行する定周期実行型シーケンス制御部と、
    ユーザにより生成された非定型処理機能ブロックを保持する非定型処理機能ブロック格納部と、
    前記制御周期中の空き時間に前記非定型処理機能ブロック格納部より呼び出される前記非定型処理機能ブロックを実行するタイムシェア実行型シーケンス制御部と、
    を具備するシーケンス制御装置において、
    前記非定型処理機能ブロック格納部に保持され、タイムシェア実行型シーケンス制御部で実行するタイムシェア実行型非定型処理機能ブロックと、
    前記非定型処理機能ブロック格納部に保持され、定期的に決められた処理を行いたい場合に用いる定周期実行型非定型処理機能ブロックと、
    エンジニアにより記述された、前記定型処理機能ブロックとタイムシェア実行型非定型処理機能ブロックと定周期実行型非定型処理機能ブ ロックの実行順序に基づき、定周期実行型シーケンス処理部で処理される定型処理機能ブロックと定周期実行型非定型処理機能ブロックが混在した機能ブロック の実行順序を規定した定周期実行リンク並びにタイムシェア実行型シーケンス制御部で処理されるタイムシェア実行型非定型処理機能ブロックの実行順序を規定 したタイムシェア実行リンクとを生成する実行リンク生成部と、を備え、
    前記定周期実行型シーケンス制御部は、前記定周期実行リンクに基づいてシーケンス制御を実行することを特徴とするシーケンス制御装置。
  2. 前記定周期実行型シーケンス制御部は、基本制御周期とこれよりは速い中速制御周期及び高速制御周期の少なくともいずれかの制御周期で実行されることを特徴とする請求項1に記載のシーケンス制御装置。
  3. 前記非定型処理機能ブロックは、所定行のプログラム単位で実行され、前記制御周期中に前記前記定周期実行型シーケンス制御部より呼び出されて実行される前記非定型処理機能ブロックから前記定型処理機能ブロックへの切換えは、前記プログラム単位の最終行の処理の終了後に実行されることを特徴とする請求項1または2に記載のシーケンス制御装置。
  4. 前記制御周期中に前記定周期実行型シーケンス制御部より呼び出されて実行される前記非定型処理機能ブロックは、繰り返し処理を前記基本制御周期内で1ループに制限したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のシーケンス制御装置。
  5. 前記制御周期中に前記定周期実行型シーケンス制御部より呼び出されて実行される前記非定型処理機能ブロックは、前方の指定アドレスへジャンプ処理した際にその基本制御周期での処理を中断することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のシーケンス制御装置。
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