JP5120363B2 - 部品実装機及び部品実装方法 - Google Patents

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Description

本発明は、位置決めした基板に対して部品の装着を行う部品実装機及び部品実装方法に関するものである。
部品実装機は、基板の位置決めを行う基板位置決め手段としての基板搬送路と、基板搬送路により位置決めされた基板に対して部品の装着を行う部品装着手段としての装着ヘッドを備えている。基板上には基板の位置ずれ算出のための基板マークが設けられており、基板が基板搬送路によって所定の位置に位置決めされた後、装着ヘッドに設けられたカメラ(基板カメラ)によって撮像されて画像認識がなされ、その画像認識結果より得られる基板の位置ずれに基づいて、基板上に部品を装着するときの位置補正がなされるようになっている。
また、このような基板マークを基板に設ける代わりに、半田印刷機によって基板上の所定位置に半田を印刷してこれを半田マークとし、その半田マークを基板マークと同様に撮像及び画像認識することによって基板の位置決めを行うこともある。
特開2006−135198号公報
しかしながら、半田印刷機によって印刷された半田マークは、画像認識し易いように精巧に作られた基板マークと異なり、形状が一定しないこと等から画像認識に失敗し易い。半田マークの画像認識が失敗すると認識エラーが発生してその基板には部品の装着が行われず、未完成或いは不良基板として扱われることから、基板生産の歩留まりが低下してしまうおそれがあるという問題点があった。
そこで本発明は、基板に印刷された半田マークの画像認識の成功率を向上させて基板生産の歩留まりの低下を抑えることができるようにした部品実装機及び部品実装方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の部品実装機は、厚みを有する半田マークが印刷された基板の位置決めを行う基板位置決め手段と、基板位置決め手段により位置決めされた基板の前記半田マークの外周の外側のリング状の影部を上方から撮像する撮像手段と、半田マークの画像認識のための認識アルゴリズムが互いに異なる複数の画像認識プログラムを記憶した記憶手段と、撮像手段の撮像により得られた前記半田マークの画像データに対し、記憶手段に記憶された複数の画像認識プログラムの中から選択した一の画像認識プログラムを用いて画像認識を行い、その一の画像認識プログラムを用いた画像認識に失敗した場合には、記憶手段に記憶された複数の画像認識プログラムの中から新たに選択した他の画像認識プログラムを用いて前記半田マークの画像認識を行う画像認識手段と、画像認識手段により画像認識された前記半田マークに基づいて基板の位置ずれを算出する位置ずれ算出手段と、位置ずれ算出手段により算出された基板の位置ずれに基づいて、基板位置決め手段により位置決めされた基板に部品の装着を行う部品装着手段とを備え、前記複数の画像認識プログラムは、前記影部の内周縁を検出する第1の画像認識プログラムと、前記影部の外周縁を検出する第2の認識プログラムと、影部に相当するリング形状を抽出する第3の画像認識プログラムである
請求項2に記載の部品実装方法は、厚みを有する半田マークが印刷された基板の位置決めを行う工程と、位置決めした基板の前記半田マークの外周の外側のリング状の影部を上方から撮像する工程と、撮像により得られた前記半田マークの画像データに対し、記憶手段に記憶された、半田マークの画像認識のための認識アルゴリズムが互いに異なる複数の画像認識プログラムの中から選択した一の画像認識プログラムを用いて画像認識を行い、その一の画像認識プログラムを用いた画像認識に失敗した場合には、記憶手段に記憶された複数の画像認識プログラムの中から新たに選択した他の画像認識プログラムを用いて前記半田マークの画像認識を行う工程と、画像認識した前記半田マークに基づいて基板の位置ずれを算出する工程と、算出した基板の位置ずれに基づいて、位置決めした基板に部品の装着を行う工程とを含み、前記複数の画像認識プログラムは、前記影部の内周縁を検出する第1の画像認識プログラムと、前記影部の外周縁を検出する第2の認識プログラムと、影部に相当するリング形状を抽出する第3の画像認識プログラムである
本発明では、撮像により得られた半田マークの画像データに対し、記憶手段に記憶された、半田マークの画像認識のための認識アルゴリズムが互いに異なる複数の画像認識プログラムの中から選択した一の画像認識プログラムを用いて画像認識を行い、その一の画像認識プログラムを用いた画像認識に失敗した場合には、記憶手段に記憶された複数の画像認識プログラムの中から新たに選択した他の画像認識プログラムを用いて半田マークの画像認識を行うようになっているので、基板に印刷された半田マークの画像認識の成功率を向上させることができ、基板生産の歩留まりの低下を抑えることができる。
本発明の一実施の形態における部品実装システムの斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装システムが備える部品実装機の斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装機が備える基板搬送路及び装着ヘッドの斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装機の制御系統を示すブロック図 本発明の一実施の形態における基板に印刷された半田マークの平面図 本発明の一実施の形態における半田マークの(a)画像認識処理前の画像を示す図(b)画像認識処理後の画像を示す図 本発明の一実施の形態における半田マークの(a)画像認識処理前の画像を示す図(b)画像認識処理後の画像を示す図 本発明の一実施の形態における半田マークの(a)画像認識処理前の画像を示す図(b)画像認識処理後の画像を示す図 本発明の一実施の形態における部品実装機が行う半田マークの画像認識手順を示すフローチャート 本発明の一実施の形態における部品実装機により基板に部品を実装する工程の実行手順を示すフローチャート
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1に示す本発明の一実施の形態における部品実装システム1は、基板Pbの搬送方向に、半田印刷機2、複数台(ここでは2台)の部品実装機3、検査機4及びリフロー炉5が並んで配置された構成となっている。以下、説明の便宜上、この部品実装システム1における基板Pbの搬送方向に沿った水平面内方向をX軸方向とし、X軸方向と直交する水平面内方向をY軸方向とする。また、上下方向をZ軸方向とする。
図1において、半田印刷機2は、図中に示す矢印Aの方向に投入された基板Pbを一対の搬送コンベアから成る基板搬送路2aによって受け取ってX軸方向に搬送し、所定の作業位置への位置決めを行ったうえで、基板Pbに設けられた複数の電極DT上に半田を印刷する。また半田印刷機2は、基板Pbの斜めに対向する2隅のそれぞれにも半田を印刷する。半田印刷機2は基板Pbに半田を印刷した後、その基板Pbをその下流側に配置さ
れた部品実装機3に搬出する。
図2において、部品実装機3は、カバー部材11により覆われた基台12上に基板位置決め手段としての基板搬送路13(図1及び図3も参照)、部品供給手段としての複数のパーツフィーダ14、XYロボットから成るヘッド移動機構15、ヘッド移動機構15を介して基台12に対して互いに独立して移動自在に設けられた部品装着部としての2つの装着ヘッド16を備えている。基板搬送路13は上流側の装置(上流側の部品実装機3では半田印刷機2、下流側の部品実装機3では上流側の部品実装機3)より受け取った基板PbをX軸方向に搬送して基台12の中央の所定の作業位置(図2及び図3に示す位置)に位置決めする。
図2において、複数のパーツフィーダ14は基板搬送路13を挟んでY軸方向に対向する基台12の端部領域にX軸方向に並んで装着されている。これら複数のパーツフィーダ14はオペレータ(図示せず)によって床面上を運転操作される台車CRに保持されており、オペレータが台車CRを基台12に結合させることによって、複数のパーツフィーダ14が一括して基台12に装着される。基台12に装着された各パーツフィーダ14は、基台12の中央部側(基板搬送路13側)の端部に設けられた部品供給口14aに、基板Pbに装着すべき部品Ptを連続的に供給する。
図2において、2つの装着ヘッド16はそれぞれヘッド移動機構15によって水平面内で移動自在であり、各装着ヘッド16は下方に延びた複数の吸着ノズル16aを昇降及び上下軸(Z軸)回りに回転自在に備えている(図3も参照)。ヘッド移動機構15は、基台12上に両端が固定され、基板搬送路13を跨ぐようにY軸方向に延びて設けられたビーム状のY軸テーブル21と、一端側がY軸テーブル21に支持されてX軸方向に延び、Y軸テーブル21に沿って(すなわちY軸方向に)移動自在に設けられたビーム状の2つのX軸テーブル22と、各X軸テーブル22に沿って(すなわちX軸方向に)移動自在に設けられた2つの移動ステージ23から成っており、2つの移動ステージ23にはそれぞれ上記2つの装着ヘッド16がひとつずつ取り付けられている。
図2において、ヘッド移動機構15が備える2つの移動ステージ23のそれぞれには、撮像視野を下方に向けた基板カメラ24が設けられており(図3も参照)、基台12上の基板搬送路13を挟む両領域には、撮像視野を上方に向けた部品カメラ25が設けられている。
図2及び図3に示すように、基板搬送路13は、基台12上にX軸方向に延び、Y軸方向に対向して設けられた一対のフレーム31に支持された一対の搬送コンベア32から成り、これら一対の搬送コンベア32が同期して駆動されると、基板PbがX軸方向に進行する(図2中に示す矢印A)。
基板搬送路13による基板Pbの搬送及び位置決め動作は、部品実装機3が備える制御装置50(図4)の作業実行制御部50aが搬送コンベア駆動部51の作動制御を行うことによってなされる。各パーツフィーダ14による部品供給口14aへの部品Ptの供給動作は、制御装置50の作業実行制御部50aが図示しないアクチュエータ等から成るパーツフィーダ駆動部52(図4)の作動制御を行うことによってなされる。
ヘッド移動機構15による各装着ヘッド16の水平面内での移動動作、すなわちY軸テーブル21に対する各X軸テーブル22のY軸方向への移動動作及び各X軸テーブル22に対する各移動ステージ23のX軸方向への移動動作は、制御装置50の作業実行制御部50aが図示しないアクチュエータ等から成るヘッド移動機構駆動部53(図4)の作動制御を行うことによってなされ、各吸着ノズル16aの装着ヘッド16に対する昇降及び
上下軸回りの回転動作は、制御装置50の作業実行制御部50aが図示しないアクチュエータ等から成るノズル駆動部54(図4)の作動制御を行うことによってなされる。また、各吸着ノズル16aによる部品Ptの吸着及び離脱動作は、制御装置50の作業実行制御部50aが図示しないアクチュエータ等から成る真空圧供給部55(図4)の作動制御を行うことによってなされる。
図4において、実装データ記憶部56aには、部品Ptが装着される基板Pb上の目標装着位置(電極DTの位置)の座標及び各目標装着位置に装着される部品Ptとその部品Ptの供給位置(その部品Ptを供給するパーツフィーダ14の基台12上の位置)とが連結されたデータを時系列(作業順)に並べたスケジュールデータや、基板Pbに装着される部品Ptの形状やサイズ等のデータが記憶されている。
図4において、基板カメラ24及び部品カメラ25による撮像動作は、制御装置50の作業実行制御部50aが基板カメラ24及び部品カメラ25の撮像動作制御を行うことによってなされ(図4)、基板カメラ24及び部品カメラ25の撮像動作によって取得された画像データは画像データ記憶部56bに取り込まれて記憶され、制御装置50が備える画像認識部50bにおいて画像認識される。
前述のように、基板Pbの斜めに対向する2隅のそれぞれには半田印刷機2によって半田が印刷されており、これらの半田は基板Pbの位置決めを行うための半田マークSMとなっている(図3)。制御装置50の作業実行制御部50aは、ヘッド移動機構15の作動制御を行って基板カメラ24を基板搬送路13により位置決めされた基板Pbの半田マークSMの直上に位置させ、基板カメラ24により各半田マークSMの撮像を行ってその画像データを画像データ記憶部56bに記憶させた後、画像認識部50bによって画像認識を行う。また、画像認識プログラム記憶部56c(図4)には、基板カメラ24によって撮像されたこれら半田マークSMの画像認識を実行するための認識アルゴリズムが互いに異なる複数の画像認識プログラムが記憶されている。
図3中の拡大図に示すように、半田マークSMは基板Pbの厚さ方向に一定の厚みtを有しているため、基板カメラ24によって半田マークSMを上方から撮像したときには、その半田マークSMの外周の外側に一定幅の影部SDが認められる(図5)。このため、基板Pbに印刷された半田マークSMを認識するには、この影部SDの内周縁Fi或いは外周縁Foを検出し、或いは影部SDのリング形状を検出してパターンマッチングを行えばよい。
本実施の形態では、基板カメラ24の撮像により得られた画像データに対し、画像の外周部から中心部に向けた8方向について濃度変化の有無を検出し(図6(a)中に示す矢印参照)、黒から白へ濃度値が急激に変化する箇所を抽出することで、影部SDの内周縁Fi(半田マークSMの外周縁でもある)のエッジを検出する(図6(a)→図6(b))認識アルゴリズムに基づく第1の画像認識プログラムと、基板カメラ24の撮像により得られた画像データの黒白を入れ替えた変換画像データに対し、画像の外周部から中心部に向けた8方向について濃度変化の有無を検出し(図7(a)中に示す矢印参照)、黒から白へ濃度値が急激に変化する箇所を抽出することで、影部SDの外周縁Foのエッジを検出する(図7(a)→図7(b))認識アルゴリズムに基づく第2の画像認識プログラムと、基板カメラ24の撮像により得られた画像データの各画素の濃度値を予め定めた閾値と比較して2値化処理を施すことで、影部SDに相当する黒色のリング形状を抽出する(図8(a)→図8(b))認識アルゴリズムに基づく第3の画像認識プログラムが用意されており、これら3つの画像認識プログラムは画像認識プログラム記憶部56cに記憶されている。
ここで、制御装置50の画像認識部50bは、基板カメラ24の撮像によって得られ、画像データ記憶部56bに記憶された半田マークSMの画像データに対し、画像認識プログラム記憶部56cに記憶された複数の画像認識プログラムの中から選択した一の画像認識プログラムを用いてその画像認識を行うが、仮に、この一の画像認識プログラムを用いた画像認識に失敗した場合には、画像認識プログラム記憶部56cに記憶された複数の画像認識プログラムの中から新たに選択した他の画像認識プログラムを用いて半田マークSMの画像認識を再実行するようになっている。
制御装置50の画像認識部50bは、半田マークSMの画像認識を行うときは、先ず、基板カメラ24による半田マークSMの撮像によって得られ、画像データ記憶部56bに記憶された半田マークSMの画像データの読み込みを行う(画像データ読み込み工程。図9に示すステップST1)。そして、画像認識プログラム記憶部56cに記憶された3つの画像認識プログラムのうち、選択した一の画像認識プログラムを用いて半田マークSMの画像認識を行い(画像認識実行工程。図9に示すステップST2)、半田マークSMの画像認識が成功したか否かの判断を行う(第1の判断工程。図9に示すステップST3)。その結果、半田マークSMの画像認識が成功していた場合には、半田マークSMの画像認識処理を終了する。
一方、ステップST3で、半田マークSMの画像認識が成功していなかった(失敗した)場合には、画像認識プログラム記憶部56cに記憶された複数(ここでは3つ)の画像認識プログラムのうち、まだ半田マークSMの画像認識に用いていない画像認識プログラムがあるかどうかの判断を行い(第2の判断工程。図9に示すステップST4)、その結果、まだ半田マークSMの画像認識に用いていない他の画像認識プログラムがあった場合には、その中から新たに選択した他の画像認識プログラムを用いて半田マークSMの画像認識を行う(画像認識再実行工程。図9に示すステップST5)。一方、ステップST4で、まだ半田マークSMの画像認識に用いていない他の画像認識プログラムがなかった場合には、ディスプレイ装置等のエラー報知器57(図4)よりオペレータにエラー報知を行って(エラー報知工程。図9に示すステップST6)、半田マークSMの画像認識処理を終了する。
例えば、はじめに前述の第1の画像認識プログラムを用いて半田マークSMの画像認識を行った場合であって、その第1の画像認識プログラムを用いた画像認識に失敗した場合には、第2の画像認識プログラムを用いて半田マークSMの画像認識を行い、更に、第2の画像認識プログラムを用いた画像認識にも失敗した場合は、第3の画像認識プログラムを用いた画像認識を行う。
このような構成の部品実装機3により上流側の装置(上流側の部品実装機3であれば半田印刷機2、下流側の部品実装機3であれば上流側の部品実装機3)から搬出された基板Pbに部品Ptを実装する工程(部品Ptの実装工程)を実行する場合、制御装置50の作業実行制御部50aは、基板搬送路13を作動させて上流側の装置から基板Pbを受け取り、X軸方向に搬送(搬入)して、作業位置に位置決めする(基板位置決め工程。図10に示すステップST11)。
制御装置50の作業実行制御部50aは、基板Pbを作業位置に位置決めしたら、その基板Pbに設けられた半田マークSMの上方に基板カメラ24を(装着ヘッド16を)移動させて半田マークSMの撮像を行い(撮像工程。図10に示すステップST12)、画像認識部50bに前述の手順によって半田マークSMの画像認識を行わせる(半田マークの画像認識工程。図10に示すステップST13)。そして、画像認識部50bにより半田マークSMの画像認識がなされたら、作業実行制御部50aは、その画像認識結果に基づいて、基板Pbの位置ずれ(基板Pbの正規の作業位置からの位置ずれ)を算出する(
基板位置ずれ算出工程。図10に示すステップST14)。
制御装置50の作業実行制御部50aは、基板Pbの位置ずれの算出が終了したら、部品Ptを基板Pb上に装着する動作(部品装着動作)を繰り返し実行する。この部品装着動作では、制御装置50の作業実行制御部50aは先ず、吸着ノズル16aに部品Ptをピックアップさせる(部品ピックアップ工程。図10に示すステップST15)。この部品ピックアップ工程は、装着ヘッド16をパーツフィーダ14の上方に移動させ、吸着ノズル16aをパーツフィーダ14の部品供給口14aの直上に位置させた後、吸着ノズル16aを装着ヘッド16に対して下降させて部品供給口14aに供給されている部品Ptに接触させ、吸着ノズル16a内に真空圧を供給して吸着ノズル16aに部品Ptを吸着させた状態で吸着ノズル16aを上昇させることによって行う。
制御装置50の作業実行制御部50aは、上記の手順により吸着ノズル16aに部品Ptをピックアップさせる動作を装着ヘッド16が備える各吸着ノズル16aについて行ったら、装着ヘッド16を基板Pb側に移動させながら、各吸着ノズル16aに吸着させた部品Ptが順次部品カメラ25の上方を通過するようにする。そして、部品カメラ25に各部品Ptの撮像を行わせ、部品カメラ25が撮像した各部品Ptの画像データを画像データ記憶部56bに取り込んで、画像認識部50bに画像認識を行わせる(部品画像認識工程。図10に示すステップST16)。そして、作業実行制御部50aは、画像認識部50bにより各部品Ptの画像認識がなされたら、各部品Ptの異常(変形や欠損など)の有無を検査するとともに、各部品Ptの吸着ノズル16aに対する位置ずれ(吸着ずれ)を算出する(吸着ずれ算出工程。図10に示すステップST17)。
制御装置50の作業実行制御部50aは、装着ヘッド16を基板Pbの上方に移動させたら、吸着ノズル16aに吸着させた部品Ptを基板Pb上の目標装着位置(この目標装着位置にある電極DT上には半田印刷機2によって半田が印刷されている)に装着する(部品装着工程。図10に示すステップST18)。制御装置50の作業実行制御部50aは、この部品装着工程を、目標装着位置の直上に位置させた吸着ノズル16aを装着ヘッド16に対して下降させて部品Ptを基板Pb上の目標装着位置に接触させ、部品Ptが基板Pb上に接触したところで吸着ノズル16aへの真空圧の供給を遮断し、吸着ノズル16aから部品Ptを離脱させてから吸着ノズル16aを上昇させることによって行う。なお、部品Ptを基板Pb上に装着するときには、ステップST14で算出した基板Pbの位置ずれとステップST17で算出した部品Ptの吸着ずれが修正されるように、基板Pbに対する吸着ノズル16aの位置補正(回転補正を含む)を行うようにする。すなわち、制御装置50の作業実行制御部50aは、算出した基板Pbの位置ずれに基づいて、基板搬送路13により位置決めされた基板Pbに部品Ptの装着を行う。
制御装置50の作業実行制御部50aは、吸着ノズル16aに吸着させた部品Ptを基板Pb上の目標装着位置に装着する部品装着動作を装着ヘッド16が備える各吸着ノズル16aについて行ったら、現在部品Ptの装着を行っている基板Pbについて、全ての部品装着が終了したかどうかの判断を行う(第3の判断工程。図10に示すステップST19)。そして、その結果、全ての部品装着が終了していなかったときにはステップST15に戻ってまだ基板Pbに装着していない部品Ptについての部品装着動作を実行し、全ての部品装着が終了していたときには基板搬送路13を作動させて、下流側の装置(上流側の部品実装機3であれば下流側の部品実装機3、下流側の部品実装機3であれば検査機4)に基板Pbを搬出する(基板搬出工程。図10に示すステップST20)。
このようにして部品実装機3から搬出された基板Pbはその下流に配置された部品実装機3或いは検査機4に搬入され、部品実装機3であれば基板Pbに対する部品Ptの実装工程を実行し、検査機4であれば基板Pbに装着された部品Ptの検査を行う。検査機4
は検査終了後の基板Pbをリフロー炉5に搬出し、リフロー炉5は検査機4から受け取った基板Pbに対して半田のリフローを実行して下流側に搬出する。
以上説明したように、本実施の形態における部品実装機3は、半田マークSMが印刷された基板Pbの位置決めを行う基板位置決め手段としての基板搬送路13と、基板搬送路13により位置決めされた基板Pbの半田マークSMを上方から撮像する撮像手段としての基板カメラ24と、半田マークSMの画像認識のための認識アルゴリズムが互いに異なる複数の画像認識プログラムを記憶した記憶手段としての画像認識プログラム記憶部56cと、基板カメラ24の撮像により得られた半田マークSMの画像データに対し、画像認識プログラム記憶部56cに記憶された複数の画像認識プログラムの中から選択した一の画像認識プログラムを用いて画像認識を行い、その一の画像認識プログラムを用いた画像認識に失敗した場合には、画像認識プログラム記憶部56cに記憶された複数の画像認識プログラムの中から新たに選択した他の画像認識プログラムを用いて半田マークSMの画像認識を行う画像認識手段としての制御装置50の画像認識部50bと、制御装置50の画像認識部50bにより画像認識された半田マークSMに基づいて基板Pbの位置ずれを算出する位置ずれ算出手段としての制御装置50の作業実行制御部50aと、制御装置50の作業実行制御部50aにより算出された基板Pbの位置ずれに基づいて、基板搬送路13により位置決めされた基板Pbに部品Ptの装着を行う部品装着手段としての装着ヘッド16を備えたものとなっている。
また、本実施の形態における部品実装方法は、半田マークSMが印刷された基板Pbの位置決めを行う工程(ステップST11の基板位置決め工程)と、位置決めした基板Pbの半田マークSMを上方から撮像する工程(ステップST12の撮像工程)と、撮像により得られた半田マークSMの画像データに対し、記憶手段としての画像認識プログラム記憶部56cに記憶された、半田マークSMの画像認識のための認識アルゴリズムが互いに異なる複数の画像認識プログラムの中から選択した一の画像認識プログラムを用いて画像認識を行い、その一の画像認識プログラムを用いた画像認識に失敗した場合には、画像認識プログラム記憶部56cに記憶された複数の画像認識プログラムの中から新たに選択した他の画像認識プログラムを用いて半田マークSMの画像認識を行う工程(ステップST2の画像認識実行工程及びステップST5の画像認識再実行工程)と、画像認識した半田マークSMに基づいて基板Pbの位置ずれを算出する工程(ステップST14の基板位置ずれ算出工程)と、算出した基板Pbの位置ずれに基づいて、位置決めした基板Pbに部品Ptの装着を行う工程(ステップST18の部品装着工程)を含むものとなっている。
このように本実施の形態における部品実装機3(部品実装方法)では、撮像により得られた半田マークSMの画像データに対し、画像認識プログラム記憶部56cに記憶された、半田マークSMの画像認識のための認識アルゴリズムが互いに異なる複数の画像認識プログラムの中から選択した一の画像認識プログラムを用いて画像認識を行い、その一の画像認識プログラムを用いた画像認識に失敗した場合には、画像認識プログラム記憶部56cに記憶された複数の画像認識プログラムの中から新たに選択した他の画像認識プログラムを用いて半田マークSMの画像認識を行うようになっているので、基板Pbに印刷された半田マークSMの画像認識の成功率を向上させることができ、基板生産の歩留まりの低下を抑えることができる。
これまで本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上述したものに限定されない。例えば、上述の実施の形態では、半田マークSMを撮像する撮像手段は装着ヘッド16と一体に移動するカメラ(基板カメラ24)であったが、半田マークSMを撮像する撮像手段は、必ずしも装着ヘッド16と一体に移動するものに限られない。また、上述の実施の形態では、半田マークSMの画像認識のための認識アルゴリズムが互いに異なる3つの画像認識プログラムが予め用意(記憶)された構成となっていたが、予め用意され
る画像認識プログラムの数は、2以上であれば幾つであっても構わない。
基板に印刷された半田マークの画像認識の成功率を向上させて基板生産の歩留まりの低下を抑えることができるようにした部品実装機及び部品実装方法を提供する。
3 部品実装機
13 基板搬送路(基板位置決め手段)
16 装着ヘッド(部品装着手段)
24 基板カメラ(撮像手段)
50a 作業実行制御部(位置ずれ算出手段)
50b 画像認識部(画像認識手段)
56c 画像認識プログラム記憶部(記憶手段)
Pb 基板
SM 半田マーク
Pt 部品

Claims (2)

  1. 厚みを有する半田マークが印刷された基板の位置決めを行う基板位置決め手段と、
    基板位置決め手段により位置決めされた基板の前記半田マークの外周の外側のリング状の影部を上方から撮像する撮像手段と、
    半田マークの画像認識のための認識アルゴリズムが互いに異なる複数の画像認識プログラムを記憶した記憶手段と、
    撮像手段の撮像により得られた前記半田マークの画像データに対し、記憶手段に記憶された複数の画像認識プログラムの中から選択した一の画像認識プログラムを用いて画像認識を行い、その一の画像認識プログラムを用いた画像認識に失敗した場合には、記憶手段に記憶された複数の画像認識プログラムの中から新たに選択した他の画像認識プログラムを用いて前記半田マークの画像認識を行う画像認識手段と、
    画像認識手段により画像認識された前記半田マークに基づいて基板の位置ずれを算出する位置ずれ算出手段と、
    位置ずれ算出手段により算出された基板の位置ずれに基づいて、基板位置決め手段により位置決めされた基板に部品の装着を行う部品装着手段とを備え
    前記複数の画像認識プログラムは、前記影部の内周縁を検出する第1の画像認識プログラムと、前記影部の外周縁を検出する第2の認識プログラムと、影部に相当するリング形状を抽出する第3の画像認識プログラムであることを特徴とする部品実装機。
  2. 厚みを有する半田マークが印刷された基板の位置決めを行う工程と、
    位置決めした基板の前記半田マークの外周の外側のリング状の影部を上方から撮像する工程と、
    撮像により得られた前記半田マークの画像データに対し、記憶手段に記憶された、半田マークの画像認識のための認識アルゴリズムが互いに異なる複数の画像認識プログラムの中から選択した一の画像認識プログラムを用いて画像認識を行い、その一の画像認識プログラムを用いた画像認識に失敗した場合には、記憶手段に記憶された複数の画像認識プログラムの中から新たに選択した他の画像認識プログラムを用いて前記半田マークの画像認識を行う工程と、
    画像認識した前記半田マークに基づいて基板の位置ずれを算出する工程と、
    算出した基板の位置ずれに基づいて、位置決めした基板に部品の装着を行う工程とを含み、
    前記複数の画像認識プログラムは、前記影部の内周縁を検出する第1の画像認識プログラムと、前記影部の外周縁を検出する第2の認識プログラムと、影部に相当するリング形状を抽出する第3の画像認識プログラムであることを特徴とする部品実装方法。
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