JP5118429B2 - 電波修正時計 - Google Patents

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Description

本発明は、時刻情報を含む標準電波をアンテナで受信し、その受信した情報に基づいて指針等の表示部材による時刻指示を修正する電波修正時計に関し、詳細には、アンテナとモータとの配置の改良に関する。
近年、いわゆる電波修正時計が広く普及してきている。この電波修正時計は、時刻情報を含む標準電波(時刻修正電波)を、時計に内蔵されたアンテナによって受信し、その受信した時刻情報を処理して、時計の指針が正確な時刻を指し示すように運針駆動用モータを駆動制御することで、非常に精度の高い時刻指示を実現している。
ここで、アンテナによって電波を感度よく受信するためには、アンテナをより大きくすることが好ましい。その一例として、アンテナコアに延長部を設けて受信感度を向上させる技術が提案されている(特許文献1)。
しかし、例えば腕時計のように、内部の収容空間の大きさに限りのある時計においては、指針や運針駆動用モータ、電池などの既存部品等との配置の関係から、アンテナだけを大きくするのは容易ではない。
特に、電波修正時計では、モータや金属製の既存部品等が、アンテナの受信性能に影響を及ぼす虞があることから、部品相互の位置関係も非常に重要であり、アンテナの配置や大きさには制限が多いといえる。
特開平11−64547号公報
ところで、電子時計は、TVなどから放射される磁気ノイズが当該モータの動作に影響を与えることがある。このような磁気ノイズの影響を防ぐためには、モータに対する磁気ノイズの進入を遮るように、モータの上面または下面に耐磁板を配置する必要がある。
そして、電波修正時計の場合も例外ではなく、このような耐磁板が用いられる。この耐磁板は磁性材料から成るため、配置する位置や大きさによっては、アンテナによる電波の受信性能に対して特に影響を及ぼしやすい。
従って、電波修正時計のサイズを大きくせずに電波修正時計の受信性能を向上させようとすると、アンテナを大きくする代わりに耐磁板を小さくする必要があり、反対に、電波修正時計のサイズを大きくせずに電波修正時計の耐磁性能を向上させようとすると、耐磁板を大きくする代わりにアンテナを小さくする必要があった。
このように、従来、受信性能と耐磁性能とは相反する特性と考えられており、一方の性能の制約の下に他方の性能の向上が図られ、受信性能向上と耐磁性能向上とを両立させるのは難しいという制約の問題があった。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、受信性能と耐磁性能との制約の問題を回避して、モータに対する耐磁性能を損なうことなくアンテナによる電波の受信性能を向上させることができる電波修正時計を提供することを目的とする。
本発明に係る電波修正時計は、アンテナのコア延長部としての受信リード板を、耐磁板としても機能させることで、受信リード板の他に耐磁板を別途設ける必要がなく、受信性能と耐磁性能との制約の問題を回避して、モータに対する耐磁性能を損なうことなくアンテナによる電波の受信性能を向上させるものである。
すなわち、本発明に係る電波修正時計は、時刻情報を含む電波を受信するアンテナと所定の情報を表示するための表示部材(指針等)を駆動するモータとを備えた電波修正時計において、前記アンテナは、コアとコイルとを有するアンテナ本体と、前記コアに磁気的に結合された、磁性材料からなる少なくとも一つの受信リード板とを含み、前記電波修正時計の中心と前記アンテナ本体の中心とを通り、かつ前記コアの軸に対して略直交する方向に沿って仮想的に設定された分割線により分割して得られた2つの分割領域のうち、少なくとも一方の分割領域に前記モータが配置され、前記モータのうち少なくとも一部が、前記受信リード板と平面視において重なるように配置され、前記モータは複数のモータであり、前記複数のモータのうち2つのモータは、前記2つの分割領域に各別に配置され、前記2つの分割領域に各別に配置された2つのモータのうち少なくとも一方のモータの少なくとも一部が、前記受信リード板と平面視において重なるように配置され、前記コアおよび前記受信リード板から離れた位置に耐磁板が設けられ、前記耐磁板は、前記2つのモータのうち他方のモータと平面視において重なるように配置されていることを特徴とする。
ここで、受信リード板とは、磁性材料からなる板状体であって、上述した先行技術におけるコアの延長部として機能するものである。本発明においては、細長片状に形成されているのが、占有スペースを抑制するうえで好ましく、また、材質としては耐磁性能および受信性能を確保する上で、アモルファスであることが好ましい。
また、「平面視において」とは、電波修正時計の厚さ方向に沿った矢視による透視図において、の意味である。以下の発明においても同様である。
このように構成された本発明に係る電波修正時計によれば、平面視において、受信リード板がモータの一部を覆うことによって、受信リード板が、モータに与える磁気ノイズの影響を低減させる耐磁板として機能するため、耐磁板を追加することなく、モータの動作精度が低下するのを防止することができる。特に、受信リード板の材質がアモルファスの場合は、耐磁板として高い性能を発揮することができる。
したがって、受信リード板の他に耐磁板を別途設ける必要がなく、受信性能と耐磁性能との制約の問題を回避して、モータに対する耐磁性能を損なうことなくアンテナによる電波の受信性能を向上させることができる。
また、モータが、コアの軸に対して略直交する方向に沿った分割線上に配置されていないため、受信リード板を分割線上まで延長する必要がなく、そのように受信リード板を分割線上まで延長した場合に生じるいびつな形状に形成することがなく、受信リード板の形状の選択自由度を高めることができる。
本発明に係る第二の電波修正時計は、時刻情報を含む電波を受信するアンテナと所定の情報を表示するための表示部材(指針等)を駆動するモータとを備えた電波修正時計において、前記アンテナは、コアとコイルとを有するアンテナ本体と、前記コアに磁気的に結合された、磁性材料からなる少なくとも一つの受信リード板とを含み、前記電波修正時計の中心と前記アンテナ本体の中心とを通り、かつ前記コアの軸に対して略直交する方向に沿って仮想的に設定された分割線により分割して得られた2つの分割領域のうち、少なくとも一方の分割領域に前記モータが配置され、前記受信リード板は、平面視において、前記モータの外側を取り囲むように環状に形成されていることを特徴とする。
このように構成された本発明に係る第二の電波修正時計によれば、平面視において、受信リード板がモータの外側を取り囲むように環状に形成されていることによって、受信リード板が、モータに与える磁気ノイズの影響を低減させる耐磁板として機能するため、耐磁板を追加することなく、モータの動作精度が低下するのを防止することができる。特に、受信リード板の材質がアモルファスの場合は、耐磁板として高い性能を発揮することができる。
したがって、受信リード板の他に耐磁板を別途設ける必要がなく、受信性能と耐磁性能との制約の問題を回避して、モータに対する耐磁性能を損なうことなくアンテナによる電波の受信性能を向上させることができる。
また、モータが、コアの軸に対して略直交する方向に沿った分割線上に配置されていないため、受信リード板を分割線上まで延長する必要がなく、そのように受信リード板を分割線上まで延長した場合に生じるいびつな形状に形成することがなく、受信リード板の形状の選択自由度を高めることができる。
本発明の電波修正時計によれば、受信リード板の他に耐磁板を別途設ける必要がなく、受信性能と耐磁性能との制約の問題を回避して、モータに対する耐磁性能を損なうことなくアンテナによる電波の受信性能を向上させることができる。
以下、本発明に係る電波修正時計の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(実施例)
図1は本発明の一実施形態に係る電波修正時計(腕時計)100を示す、文字板等を除去した状態における平面視による図、図2は図1に示した電波修正時計100におけるアンテナ50を示す模式図(斜視図)、図3は図1におけるA−A線に沿った断面を示す断面図、図4は図1に示した電波修正時計100の特徴を説明する平面図である。
図示の電波修正時計100は、指針駆動ユニット20が時計ケース10の内部の収容空間110に収容されたものであり、図2,3に示すように、コア51aとコイル51bとを有するアンテナ本体51と、フェライトブロック51cを介してコア51aに磁気的に結合された、磁性材料からなる一つの受信リード板52とを含むアンテナ50を有している。
ここで、アンテナ本体51と受信リード板52とは、時計100の厚さ方向Hにおける同一面上にはなく、受信リード板52は、アンテナ本体51のコア51aよりも、フェライトブロック51cの高さH1だけ文字板12側に配置される。
そして、これらアンテナ本体51と受信リード板52とは、アンテナ50と部品の段階で予め一体化されているのものではなく、時計100として組み立てられる段階で、アンテナ本体51のコア51a、フェライトブロック51cと受信リード板52とが当接して磁気的に一体化され、アンテナ50として形成される。
この受信リード板52は、フェライトブロック51cを介してコア51aに連なり、アンテナ50の長さを延長したのと実質的に同等の効果が発揮される。
また、コア51aと受信リード板52との間のフェライトブロック51cの高さH1を変化させることで、アンテナ50は全体の高さ(時計100の厚さ方向Hの高さ)を時計100の狭い収容空間110内での配置の自由度を高めることができる。
すなわち、従来の電波修正時計におけるアンテナのように、受信電波(標準時刻電波)に応じてコアを長くしようとしても、その所望とする長さの空間を狭い収容空間110内で確保するのは難しいが、本実施形態のように、アンテナ本体51のコア51aと受信アンテナ52とはそれぞれ短く形成され、しかもこれらは互いに異なる任意の高さ位置に配置することができるため、配置の自由度を大きく向上させることができる。
なお、フェライトブロック51cの高さH1は、時計100の収容空間110の高さ(深さ)Hよりも低い(短い)(H1<H)ことはいうまでもない。
また、受信リード板52の材質はアモルファスであり、後述する耐磁板60の材質はステンレスである。
さらに、受信リード板52は、図3に示すように、その平板面がアンテナ50、日車駆動用モータ30(一方のモータ)、および指針駆動用モータ40(他方のモータ)が収容される時計ケース10の文字板12に対向するように配されており、受信リード板52による電波の捕捉性能を向上させている。なお、図3において、符号13は時計ケース10の収容空間110を上方から覆う風防ガラスである。
本実施形態の電波修正時計100は、所定の時刻に上述したアンテナ50によって標準電波を受信し、指針駆動ユニット20が備える駆動制御回路21が、この受信された標準電波に基づいて指針駆動用モータ40を駆動制御し、指針(所定の情報を表示するための表示部材)の指し示す時刻等表示を精度よく調整している。
本実施形態における指針駆動用モータ40は、時計100の表示部材である指針のうち所定の情報として秒および分をそれぞれ表示するための秒針および分針の駆動を制御するモータであり、所定の情報として時および日をそれぞれ表示するための時針および日車の駆動は、指針駆動用モータ40とは別異に備えられた日車駆動用モータ30(指針を駆動するモータの一例)によってなされる。
ここで、指針駆動用モータ40は、日車駆動用モータ30よりも駆動頻度の高いモータであるが、この駆動頻度の高い指針駆動用モータ40は、相対的に駆動頻度の低い日車駆動用モータ30よりも一日当たりの消費電力は大きい。
そこで、駆動頻度の高い指針駆動用モータ40は頻度の低い日車駆動用モータ30よりも、その保持力が低く抑えられて消費電力を抑制している。この結果、指針駆動用モータ40は日車駆動用モータ30よりも磁気ノイズの影響を受けやすい。これに対して日車駆動用モータ30は、その保持力が指針駆動用モータ40より大きいため、磁気ノイズの影響を指針駆動用モータ40より受けにくい。
また、日車駆動用モータ30は、電波修正時計100の中心C1とアンテナ本体51の中心C2とを通り、かつコア51aの軸Lに対して略直交する方向に沿って仮想的に設定された分割線L1により分割して得られた平面視における2つの分割領域r1,r2のうち一方の分割領域r1に配置されており、平面視において、この日車駆動用モータ30のうち大部分は受信リード板52と重なるように配置されている。
ここで、「平面視において」とは、電波修正時計100の厚さ方向に沿った矢視による透視図において、の意味である。
このように平面視において受信リード板52が日車駆動用モータ30の一部を覆う(重ねる)ことによって、受信リード板52が日車駆動用モータ30に与える磁気ノイズの影響を低減させる耐磁板としても機能するため、この日車駆動用モータ30に対して、耐磁板を別途追加することなく、日車駆動用モータ30の誤動作を防止することができる。
また、日車駆動用モータ30はコア51aの軸Lに対して略直交する方向に沿った分割線L1上に配置されていないため、受信リード板52を日車駆動用モータ30に重ねるために受信リード板52を分割線L1上まで延長する必要がなく、受信リード板52を分割線L1上まで延長したいびつな形状に形成する必要がなく、受信リード板52の形状の選択自由度を高めることができる。
本実施形態の電波修正時計100の指針駆動用モータ40は、図4に示すように、上記2つの分割領域r1,r2のうち他方の領域r2に配置されている。この結果、2つのモータ30,40は2つの分割領域r1,r2に各別に配置されていることとなる。
これにより、これら2つのモータ30,40は、2つの分割領域r1,r2にそれぞれ分配して配置され、モータ30,40の配置バランスを適切化することができる。
また、それら2つのモータ30,40のうち一方のモータ30については、上述した受信リード板52による耐磁板の機能を発揮させることで、専用の耐磁板の追加を最小限に抑制することができる。
一方、保持力が相対的に小さい指針駆動用モータ40に対しては、アンテナ本体51のコア51aおよび受信リード板52から離れた位置であって、平面視においてこのモータ40に重なる耐磁板60が配置されている。
なお、「耐磁板60がコア51aおよび受信リード板52から離れた位置に設けられる」とは、平面視において耐磁板60がコア51aおよび受信リード板52から離れていることに限るものではなく、電波修正時計100の厚さ方向(平面視方向に沿った方向)において離れた位置であってもよい。すなわち、耐磁板60が、時計100の厚さ方向Hにおいてコア51aおよび受信リード板52から離れて配置されている場合には、平面視において耐磁板60がコア51aまたは受信リード板52に重なっている配置あってもよい。
このように、2つのモータ30,40のうち、電波による影響をより抑制したい側の他方のモータ40、すなわち保持力が相対的に小さい方の指針駆動用モータ40は、専用の耐磁板60によって電波が遮蔽されるため、受信リード板52による耐磁効果よりも強力な耐磁効果を得ることができ、指針駆動用モータ40の動作精度の信頼性を高めることができる。
また、アンテナ本体51におけるコア51aの一方の端部にだけ、受信リード板52を磁気的に結合することにより、アンテナ50の受信指向性を変化させることができる。
受信リード板52をコア51aに磁気的に結合しない場合、アンテナ本体51の受信指向性はコア51aの軸Lとほぼ直交する方向であり、図1に示したアンテナ本体51の姿勢・配置による受信指向性は、仮想的に設定された分割線L1に沿って、時計中心からコア51aの中心に向かう7時方向〜8時方向である。
これに対して、受信リード板52をコア51aに磁気的に結合して図1に示したアンテナ本体51および受信リード板52の姿勢・配置によるアンテナ50(アンテナ本体51と受信リード板52とからなる)の受信指向性は、ほぼ9時方向となる。
このように、受信指向性の観点から見ると、受信リード板52は、アンテナ本体51の受信指向性を調整する受信指向性調整手段として作用する。
なお、受信リード板52は、耐磁板として耐磁性能を向上させるとともにアンテナコア延長部として受信性能を向上させる材料により形成されていればよく、アモルファスに限定されるものではない。
また耐磁板60もステンレスに限定されるものではない。但し、耐磁板60は、受信リード板52のように受信性能を考慮する必要がない代わりに、保持力を低く抑えて消費電力を抑制したモータを使用できるように、受信リード板52よりも最大飽和磁束密度の大きな材料で形成してより、高い耐磁性能を得られるようにすることが好ましい。
耐磁板60よりも最大飽和磁束密度の低い特性を有する材料で形成された受信リード板52は、耐磁板60ほどではないものの耐磁性能を有するため、平面視で日車駆動用モータ30に重ねることにより、このモータ30に対する外部の磁界、すなわち前述の磁気ノイズからの影響を低減することができる。
なお、最大飽和磁束密度とは、単位面積当たりに流すことができる磁束の最大量を意味する。外部磁界によって磁化されない(軟)磁性材の耐磁板60(受信リード板52)をモータ40(モータ30)の付近に配置することで、外部からの磁束を耐磁板60(受信リード板52)に集め、モータ40(特にロータ)(モータ30)に流れる外部からの磁束を減らすことができる。それにより、モータ40(モータ30)が受ける外部からの磁界の影響を少なくし、耐磁性能を高めることができる。
最大飽和磁束密度が高い材料を用いることにより、形状や大きさが同じ耐磁板であっても、それが集めることのできる磁束量を増やすことができ、外部からの磁界の影響を一層減らすことができる。板状の耐磁板60(受信リード板52)を配置する場合は、平面視においてモータ40(モータ30)と重ねることにより、モータ40(モータ30)が外部の磁界から受ける影響を低減することができる。
また、本実施形態の電波修正時計100は、各モータ30,40および駆動制御回路21に電力を供給する電源である電池70を備えているが、この電池70と受信リード板52とは、図4に示すように、平面視において互いに重ならないように配置されている。
さらに、電池70は、電波修正時計100の中心C1を挟んで、アンテナ本体51とは反対側の領域、すなわち、電波修正時計100の中心C1を通り分割線L1に直交する分割線L2によって電波修正時計100を2つの領域r3,r4に分割したとき、電池70が配置された領域r4は、アンテナ本体51が配置された領域r3とは、中心C1を挟んで反対側の領域となっている。
このように、平面視において、電池70が受信リード板52と重ならないため、電池70と受信リード板52とが重なる配置の場合に生じる電波修正時計100の厚さ方向Hの増大を抑制することができる。
また、電池70が受信リード板52と平面視で重なる配置では、アンテナ50による電波の受信性能を低下させる虞があるが、平面視でこれらが重ならない配置であることによって、そのような虞を排除することができる。
さらに、電波修正時計100の中心C1を挟んで、アンテナ本体51とは反対側の領域r4は、アンテナ本体51から最も遠い領域であり、この遠い領域r4に電池70を配置することで、電池70がアンテナ50による電波の受信に与える影響を最小限に抑制することができる。
また、受信リード板52には、図5(b)(図5(a)のD−D線に沿った断面を示す図)に示すように、平面視において日車駆動用モータ30のうちロータ磁石41に対応する部分に孔52aが形成されており、受信リード板52はこのロータ磁石41を除いたコイルやステータに重ねられている。
受信リード板52は磁性体であるため、受信リード板52がロータ磁石41に近接していると、その磁力によってロータ磁石41は受信リード板52に引き寄せられ、この結果、ロータの回転に予期しない負荷が生じる虞がある。
しかし、本実施形態の電波修正時計100においては、平面視において、ロータ磁石41に対応する部分には受信リード板52が重ねられていないため、上述した磁力による負荷がロータに作用することがなく、したがって、日車駆動用モータ30に負荷が発生するのを防止することができ、負荷の発生に伴う消費電力の増大を防止することができる。
ここで、図5(a)に示すように、本実施形態の電波修正時計100は、受信リード板52やアンテナ本体51よりも上方側(文字板12側)に金属製の板状部材91が被されている。この金属製の板状部材91は、文字板12を形成するフィルム状のソーラセルを背面側から保持する部材であり、この板状部材91には、平面視において受信リード板52やアンテナ本体51のコア51aの一部等を文字板12側に露出させる切欠部91a,91b,91c,91dが形成されている。
この板状部材91は、非磁性材料のソーラセル(文字板12)を保持する剛性を確保するため金属製であるが、金属製であるが故に、風防ガラス13および文字板12を通して進行してくる電波を遮蔽する。そして、この金属製の板状部材91の背面側に配置された受信リード板52やコア51aに電波が届きにくくなり、電波の受信性能の低下を招くことになるが、本実施形態においては、板状部材91に、受信リード板52等を文字板12側に露出させる切欠部91a等(91a,91b,91c,91d)が形成されているため、風防ガラス13および文字板12を通して進行した電波は、この切欠部91a等を通して受信リード板52等に到達し、これにより、電波の受信性能が低下するのを防止することができる。
なお、金属製の板状部材91が保持するソーラセルは、太陽光の光エネルギを電気エネルギに変換し、二次電池70に供給するため、省エネルギを実現している。
また、本実施形態の電波修正時計100は、指針や日車の指示を修正したり、秒針を停止させるための外部操作部材80を有しているが、図4に示すように、時計100の中心C1とアンテナ50(受信リード板52を含む)の一方の端部とを結ぶ線L3と、時計100の中心C1とアンテナ50の他方の端部とを結ぶ線L4とによって、アンテナ50を含む領域r5と含まない領域r6とに2分割したとき、外部操作部材80(時計ケース10の外部に突出する図示しない竜頭を含む)は、アンテナ50を含まない領域r6に配置されている。
そして、外部操作部材80が上述したアンテナ50を含まない領域r6に配置されていることによって、平面視において、外部操作部材80がアンテナ50と重ならないため、外部操作部材80とアンテナ50とが重なる配置の場合に生じる電波修正時計100の厚さの増大を抑制することができる。
また、外部操作部材80が金属製の場合は、アンテナ50による電波の受信性能に影響を及ぼすのを抑制することもできる。例えば、外部操作部材が、時計ケース10の外部に突出して配置される金属製のプッシュボタンの場合も、アンテナ50による電波の受信性能に影響を及ぼすのを考慮して、アンテナ50を含まない領域r6の周縁部に配置するのが好ましい。
なお、アンテナ50の端部とは、アンテナ50が受信リード板52を含む側では、その受信リード板52の先端部であり、受信リード板52を含まない側では、アンテナ本体51の端部である。したがって、アンテナ50がアンテナ本体51の両端に受信リード板52をそれぞれ含む構成の電波修正時計にあっては、アンテナ50の端部とは、両受信リード板52の先端部である。
本実施形態の電波修正時計100は、指針駆動用モータ40と日車駆動用モータ30という2つのモータを有しているが、図6に示すように、電波修正時計100の中心C1を通る仮想的な2本の直交する直線L5,L6によって、電波修正時計100を平面視で4つのブロック領域r11,r21,r31,r41に分割したとき、2つのモータ30,40とアンテナ本体51と電池70とが、4つのブロック領域r21,r41,r11,r31に各別に配置されており、この構成によって、アンテナ本体51、電池70および両モータ30,40を、バランスよく電波修正時計100の内部に収容することができる。
また、電池70とアンテナ本体51とは、互いに隣接したブロック領域には配されないため、電池70とアンテナ本体51とを、時計100内部の限られた収容空間110内で最大限に離隔させることができ、電池70が、アンテナ50による電波の受信性能に対して与える影響を最小限に抑制することができる。
さらに、外部操作部材80が金属製の場合、4つのブロック領域r11,r21,r31,r41のうち、外部操作部材80は、受信リード板52およびアンテナ本体51がそれぞれ配置されたブロック領域r21,r11を除いたブロック領域r31に配置されているため、金属製の外部操作部材80が、受信リード板52およびアンテナ本体51による電波の受信性能に対して与える影響を抑制することができる。
例えば、外部操作部材が、時計ケース10の外部に突出して配置される金属製のプッシュボタンの場合も、アンテナ50による電波の受信性能に影響を及ぼすのを考慮して、受信リード板52およびアンテナ本体51が配置されていないブロックr31やr41の周縁部に配置するのが好ましい。
なお、耐磁板60が設置されているブロック領域r41については、外部操作部材80が配設されていてもよい。この場合は、外部操作部材80が耐磁板60の近くに配置されていても、電波の受信性能に影響を与えないからである。
本実施形態の電波修正時計100は、図6におけるE−E線に沿った断面である図7に示すように、アンテナ本体51のアンテナ巻枠51eの端部に、指針駆動ユニット20の駆動制御回路21を有する基板29に向けて凸となるダンパ部51fが形成されており、このダンパ部51fが基板29との当接により、矢印方向(図示上向き)の反力を受けてアンテナ巻枠51eが矢印方向に押圧され撓む。
そして、この撓んだ分の変位量に応じた図示上向きの荷重をコア51aに付与し、この荷重はコア51aから、フェライトブロック51c、受信リード板52に順次伝達される。受信リード板52は、その上面が他部品によって押さえられているため、フェライトブロック51cから伝達された荷重によって上方に変位することができず、この結果、この荷重は、コア51a、フェライトブロック51cおよび受信リード板52を互いに押圧する荷重として作用し、アンテナ本体51と受信リード板52とを強固に圧接させることができ、両者の磁気的な結合を強固に維持することができる。
また、受信リード板52は、図6におけるF−F線に沿った断面である図8に示すように、樹脂部材28a,28c,28dによって固定されている。樹脂部材28aは指針駆動ユニット20の外周壁に相当する部分であり、その上端部が受信リード板52の上面側に屈曲した庇形状を呈しており、この庇形状部分28bが受信リード板52の縁部の上面を押さえている。
さらに、樹脂部材28c,28dは金属製のネジ等締結部材27によって締結されており、受信リード板52は、これら樹脂部材28c,28dの間に配置されて、両樹脂部材28c,28dによって挟持されている。
このように、受信リード板52は、樹脂部材28a,28c,28dによって固定され、金属製の締結部材27と接触しないため、受信リード板52は、その電波の受信性能に影響を与えられることなく保持される。
以上のように、本実施形態に係る電波修正時計100によれば、日車駆動用モータ30に対して、受信リード板52の他に耐磁板を別途設ける必要がなく、受信性能と耐磁性能との制約の問題を回避して、日車駆動用モータ30に対する耐磁性能を損なうことなくアンテナ50による電波の受信性能を向上させることができる。
なお、日車駆動用モータ30と指針駆動用モータ40の両方を、図4の分割領域r1に配置して、平面視において受信リード板52が、日車駆動用モータ30と指針駆動用モータ40との両方を覆うように構成してもよい。
(変形例1)
上述した実施形態の電波修正時計100は、日車駆動用モータ30のみが、平面視において受信リード板52と重なるように配置されている構成であるが、図9に示すように、指針駆動用モータ40の一部も平面視において別異の受信リード板53と重なるように配置されている構成を適用することもできる。
すなわち、図9に示した変形例の電波修正時計100′は、アンテナ50は、アンテナ本体51の両端にそれぞれ受信リード板52,53を有し、2つのモータ30,40のうち日車駆動用モータ30の少なくとも一部が、受信リード板52と平面視において重なるように配置され、指針駆動用モータ40の少なくとも一部が、アモルファスの受信リード板53と平面視において重なるように配置された構成である。
なお、受信リード板53が、受信リード板52と同様に耐磁板の機能を発揮するため、図1の電波修正時計100のように耐磁板60は備えられていない。その他の構成は図1の電波修正時計と同じである。
このように構成された変形例の電波修正時計によれば、2つのモータ30,40のそれぞれの少なくとも一部を、平面視において2つの受信リード板52,53と各別に重ねて配置することで、両モータ30,40が磁気ノイズによって受ける影響を、それぞれ対応する受信リード板52,53による耐磁板の機能によって抑制することができ、しかもこれら2つの受信リード板52,53はコア51aの両端にそれぞれ、フェライトブロック51c、51dを介して各別に結合させることができるため、バランスのよいアンテナ50を形成することができる。
また、電波修正時計100と同様に、日車駆動用モータ30および指針駆動用モータ40に対して、受信リード板52,53の他に耐磁板を別途設ける必要がなく、受信性能と耐磁性能との制約の問題を回避して、日車駆動用モータ30,指針駆動用モータ40に対する耐磁性能を損なうことなくアンテナ50による電波の受信性能を向上させることができる。
なお、電池70や外部操作部材80との位置関係による構成や作用・効果については説明を省略するが、上述した実施形態の電波修正時計100と同じである。
また、この変形例の電波修正時計100′は、図10に示すように、平面視において2つのモータ30,40と各別に重なる2つの耐磁板61,62を有し、2つの耐磁板61,62は、対応する各モータ30,40を時計100′の厚さ方向に沿って挟むように受信リード板52,53とは反対側に配置され、2つの耐磁板61,62同士が離間して配置されているものとすることもできる。
2つの耐磁板61,62同士の離間は、時計100′の厚さ方向Hまたは平面視において、離間していることを意味する。
受信リード板52,53がアンテナ本体51の両端にそれぞれ磁気的に結合し、さらに、モータ30,40を挟んで受信リード板52,53とは反対側に、仮に、耐磁板61,62が一体化されていると、コア51a→受信リード板52→耐磁板61及び耐磁板62→受信リード板53→コア51aという磁気的なループが形成されることがあり、このような磁気的なループが形成されるとアンテナ50の受信性能が低下する。
これに対して、耐磁板61,62が、それぞれの対応するモータ30,40と平面視において重なるだけであって、両耐磁板61,62同士は離間していることで、耐磁板61,62が一体化していると仮定した場合に、この一体化された耐磁板61,62に生じる磁気的なループの発生を防止することができる。
(変形例2)
上述した実施形態の電波修正時計100,100′は、日車駆動用モータ30の一部が、平面視において受信リード板52と重なるように配置されている構成であるが、図11に示すように、受信リード板52に代えて、平面視において、日車駆動用モータ30の外側を取り囲むように環状に形成された受信リード板54を適用することもできる。
このように構成された電波修正時計100″によっても、図1に示した実施形態の電波修正時計100、図9に示した変形例の電波修正時計100′と同様に、日車駆動用モータ30に対して、受信リード板52の他に耐磁板を別途設ける必要がなく、受信性能と耐磁性能との制約の問題を回避して、日車駆動用モータ30に対する耐磁性能を損なうことなくアンテナ50による電波の受信性能を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る電波修正時計(腕時計)を示す、文字板等を除去した状態における平面視による図である。 図1に示した電波修正時計におけるアンテナを示す模式図(斜視図)である。 図1におけるA−A線に沿った断面を示す断面図である。 図1に示した電波修正時計の特徴を説明する平面図である。 (a)は受信リード板やアンテナ本体よりも上方側を金属製の板状部材が覆った様子を示す平面図、(b)は(a)におけるD−D線に沿った断面を示す図である。 アンテナ本体、2つのモータおよび電池の各位置県警を説明する平面図である。 図6におけるE−E線に沿った断面を示す図である。 図6におけるF−F線に沿った断面を示す図である。 二つのモータのそれぞれの一部と平面視において重なる2つの受信リード板を有する電波修正時計の例を示す平面図である。 図9に示した電波修正時計に耐磁板を付加した構成において、2つの耐磁板が離間した状態を示す斜視図である。 受信リード板を環状に形成した例の電波修正時計を示す平面図である。
符号の説明
30 日車駆動用モータ(日車および指針を駆動するモータ)
50 アンテナ
51 アンテナ本体
51a コア
51b コイル
51c フェライトブロック
52 受信リード板
100 電波修正時計
C1 時計の中心(平面視での中心)
C2 アンテナ本体の中心
L1 分割線
r1,r2 分割領域

Claims (23)

  1. 時刻情報を含む電波を受信するアンテナと所定の情報を表示するための表示部材を駆動するモータとを備えた電波修正時計において、
    前記アンテナは、コアとコイルとを有するアンテナ本体と、前記コアに磁気的に結合された、磁性材料からなる少なくとも一つの受信リード板とを含み、
    前記電波修正時計の中心と前記アンテナ本体の中心とを通り、かつ前記コアの軸に対して略直交する方向に沿って仮想的に設定された分割線により分割して得られた2つの分割領域のうち、少なくとも一方の分割領域に前記モータが配置され、
    前記モータのうち少なくとも一部が、前記受信リード板と平面視において重なるように配置され、
    前記モータは複数のモータであり、
    前記複数のモータのうち2つのモータは、前記2つの分割領域に各別に配置され、
    前記2つの分割領域に各別に配置された2つのモータのうち少なくとも一方のモータの少なくとも一部が、前記受信リード板と平面視において重なるように配置され、
    前記コアおよび前記受信リード板から離れた位置に耐磁板が設けられ、前記耐磁板は、前記2つのモータのうち他方のモータと平面視において重なるように配置されていることを特徴とする電波修正時計。
  2. 前記一方のモータにおけるロータの保持力が、他方のモータにおけるロータの保持力よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1に記載の電波修正時計。
  3. 前記他方のモータは前記一方のモータよりも駆動頻度の高いモータであることを特徴とする請求項1または2に記載の電波修正時計。
  4. 前記耐磁板は前記受信リード板よりも最大飽和磁束密度の大きい特性を有する材料により形成されていることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項に記載の電波修正時計。
  5. 前記受信リード板の材質はアモルファスであることを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1項に記載の電波修正時計。
  6. 時刻情報を含む電波を受信するアンテナと所定の情報を表示するための表示部材を駆動するモータとを備えた電波修正時計において、
    前記アンテナは、コアとコイルとを有するアンテナ本体と、前記コアに磁気的に結合された、磁性材料からなる少なくとも一つの受信リード板とを含み、
    前記電波修正時計の中心と前記アンテナ本体の中心とを通り、かつ前記コアの軸に対して略直交する方向に沿って仮想的に設定された分割線により分割して得られた2つの分割領域のうち、少なくとも一方の分割領域に前記モータが配置され、
    前記モータのうち少なくとも一部が、前記受信リード板と平面視において重なるように配置され、
    池を有し、
    前記受信リード板と前記電池とが、平面視において互いに重ならないように配置されていることを特徴とする電波修正時計。
  7. 電池を有し、
    前記受信リード板と前記電池とが、平面視において互いに重ならないように配置されていることを特徴とする請求項1から5のうちいずれか1項に記載の電波修正時計。
  8. 前記電池は、前記電波修正時計の中心を挟んで、前記アンテナ本体とは反対側の領域に配置されていることを特徴とする請求項6または7に記載の電波修正時計。
  9. 前記モータの数は2つであり、
    前記電波修正時計の中心を通る仮想的な2本の直交する直線によって、前記電波修正時計を平面視で4つのブロック領域に分割したとき、前記2つのモータと前記アンテナ本体と前記電池とが、前記4つのブロック領域に各別に配置されていることを特徴とする請求項6から8のうちいずれか1項に記載の電波修正時計。
  10. 少なくとも一部が金属製の一又は複数の外部操作部材を有し、
    前記外部操作部材は、前記4つのブロック領域のうち、前記受信リード板および前記アンテナ本体がそれぞれ配置されたブロック領域を除いたブロック領域に配置されていることを特徴とする請求項9に記載の電波修正時計。
  11. 平面視において前記2つのモータと各別に重なる2つの耐磁板を有し、
    前記2つの耐磁板は、対応する各モータを前記厚さ方向に沿って挟むように前記受信リード板とは反対側に配置され、前記2つの耐磁板同士は離間して配置されていることを特徴とする請求項6から10のうちいずれか1項に記載の電波修正時計。
  12. 前記受信リード板の材質はアモルファスであり、前記耐磁板の材質はステンレスであることを特徴とする請求項6から11のうちいずれか1項に記載の電波修正時計。
  13. 外部操作部材を有し、
    時計中心と前記アンテナの一方の端部とを結ぶ線と、時計中心と前記アンテナの他方の端部とを結ぶ線とによって、前記アンテナを含む領域と含まない領域とに2分割したとき、
    前記アンテナを含まない領域に前記外部操作部材を配置したことを特徴とする請求項1から12のうちいずれか1項に記載の電波修正時計。
  14. 時刻情報を含む電波を受信するアンテナと所定の情報を表示するための表示部材を駆動するモータとを備えた電波修正時計において、
    前記アンテナは、コアとコイルとを有するアンテナ本体と、前記コアに磁気的に結合された、磁性材料からなる少なくとも一つの受信リード板とを含み、
    前記電波修正時計の中心と前記アンテナ本体の中心とを通り、かつ前記コアの軸に対して略直交する方向に沿って仮想的に設定された分割線により分割して得られた2つの分割領域のうち、少なくとも一方の分割領域に前記モータが配置され、
    前記モータのうち少なくとも一部が、前記受信リード板と平面視において重なるように配置され、
    記受信リード板よりも文字板側に金属製の板状部材が配置され、前記金属製の板状部材に、平面視において前記受信リード板を文字板側に露出させる切欠部が形成されていることを特徴とする電波修正時計。
  15. 前記受信リード板よりも文字板側に金属製の板状部材が配置され、前記金属製の板状部材に、平面視において前記受信リード板を文字板側に露出させる切欠部が形成されていることを特徴とする請求項1から13のうちいずれか1項に記載の電波修正時計。
  16. フィルム状のソーラセルを有し、
    前記金属製の板状部材は、前記ソーラセルを保持するものであることを特徴とする請求項14または15に記載の電波修正時計。
  17. 前記受信リード板と前記耐磁板とを、前記分割線を挟んで離間して対向配置したことを特徴とする請求項1に記載の電波修正時計。
  18. 時刻情報を含む電波を受信するアンテナと所定の情報を表示するための表示部材を駆動するモータとを備えた電波修正時計において、
    前記アンテナは、コアとコイルとを有するアンテナ本体と、前記コアに磁気的に結合された、磁性材料からなる少なくとも一つの受信リード板とを含み、
    前記電波修正時計の中心と前記アンテナ本体の中心とを通り、かつ前記コアの軸に対して略直交する方向に沿って仮想的に設定された分割線により分割して得られた2つの分割領域のうち、少なくとも一方の分割領域に前記モータが配置され、
    前記モータのうち少なくとも一部が、前記受信リード板と平面視において重なるように配置され、
    記受信リード板は、平面視において、前記モータのうちロータ磁石を除いた前記コイルおよびステータに重ねられていることを特徴とする電波修正時計。
  19. 前記受信リード板は、平面視において、前記モータのうちロータ磁石を除いた前記コイルおよびステータに重ねられていることを特徴とする請求項1から17のうちいずれか1項に記載の電波修正時計。
  20. 時刻情報を含む電波を受信するアンテナと所定の情報を表示するための表示部材を駆動するモータとを備えた電波修正時計において、
    前記アンテナは、コアとコイルとを有するアンテナ本体と、前記コアに磁気的に結合された、磁性材料からなる少なくとも一つの受信リード板とを含み、
    前記電波修正時計の中心と前記アンテナ本体の中心とを通り、かつ前記コアの軸に対して略直交する方向に沿って仮想的に設定された分割線により分割して得られた2つの分割領域のうち、少なくとも一方の分割領域に前記モータが配置され、
    前記受信リード板は、平面視において、前記モータの外側を取り囲むように環状に形成されていることを特徴とする電波修正時計。
  21. 前記受信リード板の材質はアモルファスであることを特徴とする請求項18から20のうちいずれか1項に記載の電波修正時計。
  22. 時刻情報を含む電波を受信するアンテナと所定の情報を表示するための表示部材を駆動するモータとを備えた電波修正時計において、
    前記アンテナは、コアとコイルとを有するアンテナ本体と、前記コアに磁気的に結合された、磁性材料からなる少なくとも一つの受信リード板とを含み、
    前記電波修正時計の中心と前記アンテナ本体の中心とを通り、かつ前記コアの軸に対して略直交する方向に沿って仮想的に設定された分割線により分割して得られた2つの分割領域のうち、少なくとも一方の分割領域に前記モータが配置され、
    前記モータのうち少なくとも一部が、前記受信リード板と平面視において重なるように配置され、
    記受信リード板は、その平板面が、前記アンテナおよび前記モータが収容される時計ケースの文字板に対向するように、配されていることを特徴とする電波修正時計。
  23. 前記受信リード板は、その平板面が、前記アンテナおよび前記モータが収容される時計ケースの文字板に対向するように、配されていることを特徴とする請求項1から21のうちいずれか1項に記載の電波修正時計。
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